JP2003508536A - ラクトン含有高分子量化合物の分離方法 - Google Patents

ラクトン含有高分子量化合物の分離方法

Info

Publication number
JP2003508536A
JP2003508536A JP2001522230A JP2001522230A JP2003508536A JP 2003508536 A JP2003508536 A JP 2003508536A JP 2001522230 A JP2001522230 A JP 2001522230A JP 2001522230 A JP2001522230 A JP 2001522230A JP 2003508536 A JP2003508536 A JP 2003508536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactone
molecular weight
high molecular
containing high
weight compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001522230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3925198B2 (ja
Inventor
知臣 檜垣
貴史 吉安
法弘 橋本
啓二 本田
洋 畑中
道雄 山下
Original Assignee
藤沢薬品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 藤沢薬品工業株式会社 filed Critical 藤沢薬品工業株式会社
Publication of JP2003508536A publication Critical patent/JP2003508536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3925198B2 publication Critical patent/JP3925198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/12Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D498/18Bridged systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物の混合物を、非イオン性吸着樹脂へ吸着させて、銀イオン含有水性溶媒で溶離する工程(A)と、その混合物を塩基性活性アルミナへ吸着させて、有機溶媒で溶離する工程(B)のいずれか一方または両方の工程に、いずれかの順序で付して、上記化合物のそれぞれを分離することからなるラクトン含有高分子量化合物の分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は、類似のラクトン含有高分子量化合物を分離する方法、より詳しく
は、異なった側鎖を有するラクトン含有高分子量化合物を、非イオン性吸着樹脂
および/または塩基性活性アルミナを用いて分離する方法に関する。
【0002】 (背景技術) 従来、同じ数の炭素原子を有する不飽和脂肪酸のシス−トランス異性体を分離
するのに銀イオンを用いることが知られていた(J. Chromatography, 149(1978)
417-)。ところが、分子構造の一部がわずかに異なる類似化合物は、同数また
はほぼ同数の炭素原子を有しており、従って溶媒に対する溶解性や親和性のよう
な物理的性質が互いに似ているため、通常の方法では分離することが困難であっ
た。
【0003】 (発明の開示) 本発明者らは、物理的性質が互いに類似した類似化合物を、その化合構造を変
化させないで効率よく分離する方法を見出すため、鋭意検討した。意外にも、非
イオン性吸着樹脂と適当な溶離液および/または塩基性活性アルミナと適当な溶
離液を用いることにより、異なる側鎖を有するラクトン含有高分子量化合物を分
離する方法を見出した。
【0004】 本発明は、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖とし
て有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物の混合物を、 非イオン性吸着樹脂へ吸着させて、銀イオン含有水性溶媒で溶離する工程(A)
および 塩基性活性アルミナへ吸着させて、有機溶媒で溶離する工程(B) の一方または両方の工程にいずれかの順序で付して、上記化合物のそれぞれを分
離することからなるラクトン含有高分子量化合物を分離する方法を提供する。
【0005】 本発明によれば、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の両方を側鎖として有
するラクトン含有高分子量化合物をその類似化合物から分離するためには両方の
工程(A)および(B)を行うのが好ましい。この工程(A)および(B)はい
ずれを先に行ってもよいが、通常、工程(A)を先に行うのが好ましい。
【0006】 工程(A)は、低級アルケニル基を側鎖として有するラクトン含有高分子量化
合物を、その類似化合物から分離するために行うのが好ましい。
【0007】 工程(B)は、低級アルコキシ基を側鎖として有するラクトン含有高分子量化
合物を、その類似化合物から分離するために行うのが好ましい。
【0008】 この発明の分離方法が適用されるラクトン含有高分子量化合物とは、分子内に
ラクトン環を1つ以上有し、約400以上の分子量を有するものを意味する。そ
れらは、単環式、二環式、三環式等の基本化学構造を有していてもよい。該基本
化学構造を形成する原子の数は12以上のものがより好ましい。そのような単環
式化合物には、エリスロマイシン類、ロイコマイシン類、メチマイシン類等が含
まれる。ラクトン環を有するそのような三環式化合物には、EP0184162
号に示されるような三環式化合物;EP0427680号、EP0532088
号またはWO93/04680号に示されるようなヘテロ原子含有三環式化合物
が含まれる。ラクトン環を有する好ましい三環式化合物は、1,14−ジヒドロ
キシ−12−[2−(4−ヒドロキシ―シクロヘキシル)−1−メチルビニル]
−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,2
8−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18
−エン−2,3,10,16−テトラオン(以下「化合物Z」という)(17位
がアリル基で置換され、3位がメトキシ基で置換されているときはタクロリムス
であり、17位がエチル基で置換され、3位がメトキシ基で置換されているとき
はアスコマイシンである)、ラパマイシン類等である。これらの化合物のうち、
三環式化合物が好ましく、化合物Zがより好ましい。
【0009】 ラクトン含有高分子量化合物の側鎖としての低級アルケニル基は、ビニル、プ
ロペニル(アリルまたは1−プロペニル)、ブテニル、イソブテニル、ペンテニ
ル、ヘキセニル等のような2〜6の炭素原子を有する直鎖状または分岐状のアル
ケニル基であってよく、これらの中ではビニルおよびプロペニルが好ましい。
【0010】 ラクトン含有高分子量化合物の側鎖としての低級アルコキシ基は、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブ
トキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ヘキシル
オキシ等のような1〜6の炭素原子を有する直鎖状または分岐状のアルコキシ基
であってよく、これらの中で好ましいのは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ等のような1〜4の炭素原子を有する
ものである。
【0011】 とりわけ、本発明により分離される、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の
少なくとも一つを側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物は、低級アルケ
ニル基がプロペニル基であり、低級アルコキシ基がメトキシ基であり、化合物Z
をその基本化学構造として有するもの、低級アルケニル基がプロペニル基であり
、化合物Zをその基本化学構造として有するもの、または低級アルコキシ基がメ
トキシ基であり、化合物Zをその基本化学構造として有するものが好ましい。
【0012】 この発明の分離方法が適用されるラクトン含有高分子量化合物に類似化合物と
は、上記のラクトン含有高分子量化合物と同一のまたは実質的に同一の基本化学
構造を有するが、側鎖として異った置換基を有する化合物類を意味する。例えば
、側鎖として低級アルケニル基を有するものの類似化合物は、同一の基本化学構
造を有するが、同一部位に低級アルケニル基の代わりに低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ヒドロキシ基等を有するものであってよい。そのような類似化合物
には、上記の置換位置以外の部分で若干異なった基本化学構造を有するが、全体
として類似の物性を示すものを含む。
【0013】 側鎖として低級アルケニル基を有するラクトン含有高分子量化合物に類似の特
に好ましい化合物は、低級アルケニル基の代わりに低級アルキル基を有するもの
であり、側鎖として低級アルコキシ基を有するものに類似の化合物は、低級アル
コキシ基の代わりにヒドロキシ基を有するものであり、そして、異なった側鎖と
して低級アルケニル基と低級アルコキシ基とを有するラクトン含有高分子量化合
物に類似化合物は、低級アルケニル基の代わりに低級アルキル基および/または
低級アルコキシ基の代わりにヒドロキシ基を有するものであってよい。
【0014】 ラクトン含有高分子量化合物の側鎖としての低級アルキル基は、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル等のような1〜6の炭素原子を有
する直鎖状または分岐状のアルキル基であってよく、これらの中でもメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルなどのような1〜4の炭素
原子を有するものが好ましい。
【0015】 この発明による、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側
鎖として有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物を含有する混合物
の、非イオン性吸着樹脂または塩基性活性アルミナへの吸着、および吸着剤から
の目的化合物の溶離は、以下のようにして行うことができる。
【0016】 例えば、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖として
有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物の混合物が発酵によって得
られる場合、この混合物を分離方法に付す仕方は、該化合物類が菌体外、すなわ
ち細胞外に産生されるか、菌体内、すなわち細胞内に産生されるかによる。それ
らが細胞外に産生される場合、発酵混合液をこの発明の分離方法に付す。化合物
が細胞内に産生される場合、菌体を適当な溶媒で処理し、次いで得られる抽出混
合液をこの発明の分離方法に付す。発酵混合液または抽出混合液は、そのままか
あるいは濃縮後、吸着剤を充填したカラム等に注入することができる。その代わ
りに、発酵液または抽出液を濃縮乾固して残渣とし、次いでこの残渣を適当な溶
媒に溶解して溶液とし、それをカラム等に注入することもできる。
【0017】 また、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖として有
するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物の混合物が合成によって得ら
れる場合には、その反応液または抽出液を、そのままかあるいは濃縮後に、吸着
剤を充填したカラム等に注入することができる。その代わりに、反応液または抽
出液を濃縮乾固して残渣とし、次いでこの残渣を適当な溶媒に溶解して溶液とし
、それをカラム等に注入することができる。
【0018】 混合物に含有される低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを
側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物は、吸着剤や溶
離液に対するそれらの親和性により選択的に溶離され、所望の化合物を含有する
溶出液を合わせて濃縮乾固する。そのようにして、所望のラクトン含有高分子量
化合物が分離される。
【0019】 吸着剤として使用される非イオン性吸着樹脂は、式:
【化2】 [式中、Rは水素またはハロゲン原子である] で表される部分構造を有するポリエチレン樹脂であってよい。具体的には、ダイ
ヤイオン(登録商標)HP20、ダイヤイオン(登録商標)HP20SS、セパ
ビーズ(登録商標)SP207(日本、三菱化学株式会社製)などを使用するの
が好ましい。例えば、ラクトン含有高分子量化合物の基本化学構造が化合物Zで
ある場合、ダイヤイオン(登録商標)HP20SSを用いるのが通常好ましい。
【0020】 非イオン性吸着樹脂に吸着されたラクトン含有高分子量化合物を溶離するのに
、銀イオン含有水性溶媒が用いられる。銀イオン含有水性溶媒に含まれる銀塩と
しては、硝酸銀、過塩素酸銀等、水中において銀イオンで存在するものが好まし
い。これらのうち、例えばラクトン含有高分子量化合物の基本化学構造が化合物
Zである場合には、硝酸銀が好ましい。銀イオンの濃度は、分離されるラクトン
含有高分子量化合物の性質によって異なるが、一般にAg+として、0.059
〜1.18mol/L、好ましくは0.12〜0.59mol/L、さらに好ま
しくは0.18〜0.47mol/L、最も好ましくは0.24〜0.35mo
l/Lである。
【0021】 銀イオン含有水性溶媒の水性媒体としては、アセトン水溶液、アルコール(例
えばメタノールやエタノール)水溶液、アセトニトリル水溶液等が挙げられる。
例えば、ラクトン含有高分子量化合物の基本化学構造が化合物Zである場合には
、アセトン水溶液を使用するのが好ましい。
【0022】 吸着剤として使用される塩基性活性アルミナは、例えば、ラクトン含有高分子
量化合物の基本化学構造が化合物Zである場合には、AC12(商標、日本、住
友化学工業株式会社製)が好ましい。
【0023】 塩基性活性アルミナに吸着されたラクトン含有高分子量化合物を溶離するのに
有機溶媒を用いる。溶離液として用いられる有機溶媒は、酢酸エチル、アセトン
、ジクロロメタン、クロロホルムとメタノールの混液、酢酸エチルとn−ヘキサ
ンの混液等のような常用のものであってよい。例えば、ラクトン含有高分子量化
合物の基本化学構造が化合物Zである場合には、酢酸エチルを使用するのが好ま
しい。
【0024】 溶離液の種類、および溶離液が混合溶媒である場合の混合比は、薄層クロマト
グラフィー(TLC)などのような予備的な分析を通して、分離されるラクトン
含有高分子量化合物の性質に応じて選択するのが好ましい。
【0025】 吸着剤の量は、吸着剤が非イオン性吸着樹脂である場合には、ラクトン含有高
分子量化合物類の重量の50倍が好ましく、吸着剤が塩基性活性アルミナである
場合には、ラクトン含有高分子量化合物類の重量の70倍が好ましい。
【0026】 溶離溶媒の流速SVは、吸着剤の粒度により変動し、非イオン性吸着樹脂の場
合には通常、約3〜5mL/分であり、塩基性活性アルミナの場合には通常約3
〜5mL/分である。
【0027】 低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖として有するラ
クトン含有高分子量化合物を含む画分は、紫外・可視検出器あるいは示差屈折率
検出器により、あるいはいくつかのフラクションを分取した後のTLCにより検
出することができる。所望の物質を含むフラクションを合わせて、減圧下に濃縮
乾固することにより、所望の物質が精製される。
【0028】 本発明は、低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖とし
て有するラクトン含有高分子量化合物の分離方法であるが、ラクトン含有高分子
量化合物を分離した後のその他の類似化合物から、残存する類似化合物をさらに
分離することも可能である。例えば、低級アルコキシ基を側鎖として有するラク
トン含有高分子量化合物を、そのラクトン含有高分子量化合物および、実質的に
同一の基本化学構造を有し、側鎖としてヒドロキシ基を有する類似化合物を含む
混合物から分離し、その後、異なる極性の溶媒を用いて溶離することにより、そ
の類似化合物を分離するのに、本発明を再度適用してもよい。
【0029】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、この発明を実施例により詳細に説明するが、実施例はこの発明を説明す
るためだけのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。製造例1 低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側鎖に有するラクトン
含有高分子量化合物とその類似化合物を含む混合物の発酵による調製
【0030】 コーンスターチ(1%)、グリセリン(1%)、グルコース(0.5%)、綿
実粉(1%)、乾燥酵母(0.5%)、コーン・スティープ・リカー(0.5%
)および炭酸カルシウム(0.2%)を含む培地(100mL)をpH6.5に
調整し、500mLのエルレンマイヤーフラスコ8個に注ぎ、120℃で30分
間滅菌した。ストレプトマイセス・ツクバエンシス第9993号(ブタペスト条
約のもと、日本、産業技術総合研究所、生命工学工業技術研究所での寄託番号:
FERM BP−927)の斜面培養物の1白金耳を、各フラスコ中の培地に接
種して、回転振とう器上、30℃で72時間培養した。予め120℃で30分間
滅菌しておいた200Lのジャーファーメンター中の、アデカノール(消泡剤、
商標、日本、旭電化工業株式会社製)(0.05%)およびシリコーン(日本、
信越化学工業株式会社製)(0.05%)を加えた同じ培地(160L)に、こ
の培養物を培養物として移した。これを、160L/分の通気下、200rpm
の攪拌下に、30℃で48時間培養した。この培養物(30L)を、可溶性スタ
ーチ(3%)、小麦胚芽(0.8%)、乾燥イースト(0.4%)、コーン・ス
ティープ・リカー(0.6%)、炭酸カルシウム(0.1%)、アデカノール(
商標)(0.05%)およびシリコーン(0.05%)を含み、予め120℃で
30分間滅菌した、4,000Lのタンク中の生産培地(pH6.8、3000
L)に接種し、1,500L/分の通気下、140rpmの攪拌下に、25℃で
168時間培養した。
【0031】 このようにして得られた培養ブロスをケイソウ土(50kg)を用いてろ過し
た。菌糸体の塊をアセトン(1,000L)で抽出して抽出液1,000Lを得
た。菌糸体からのアセトン抽出液とろ液(2,700L)とを合わせて、粗試料
を得た。
【0032】実施例1 非イオン性吸着樹脂としてのダイヤイオン(登録商標)HP20SSおよび硝酸
銀含有溶離液を使用するカラムクロマトグラフィーによる分離 50%アセトン水溶液中のタクロリムス、アスコマイシンおよび17−プロピ
ル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシシ
クロヘキシル)−1−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,
21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ−[2
2.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオ
ン(以下、「化合物A」という)の混合物(200mg)を、ダイヤイオン(登
録商標)HP20SS(20mL)を使用するカラムクロマトグラフィーに付し
て、混合物中に含まれる物質を吸着させた。次いで、溶離液として0.294m
ol/Lの硝酸銀を含有する50%(v/v)アセトン水溶液および60%(v
/v)アセトン水溶液を用い、原料負荷量をタクロリムスとして9.5g/L−
Rとして、タクロリムス、アスコマイシンおよび化合物Aを室温で溶離した。対
照実験を、溶離液として硝酸銀を含まないアセトン水溶液を使用して、同様にし
て行った。その結果を図1および図2に示す。
【0033】実施例2 非イオン性吸着樹脂としてのダイヤイオン(登録商標)HP20SSおよび硝酸
銀溶離液を使用するカラムクロマトグラフィーによる分離
【0034】 製造例1で得られた粗試料(300mL)をダイヤイオン(登録商標)HP2
0SS(20mL)を使用するカラムクロマトグラフィーに付して、含有物質を
吸着させた。そのカラムを40%アセトン水溶液(100mL)で洗浄した。そ
の後、タクロリムスと17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2−(
3,4−ジヒドロキシシクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23,25−ジ
メトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4
−アザトリシクロ−[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3
,10,16−テトラオン(以下、「化合物B」という)との混合物を、溶離液
として硝酸銀(0.294mol/L)を含有する50%(v/v)アセトン水
溶液を用いて、室温で溶離した。続いて、同条件下で60%(v/v)アセトン
水溶液を用いて、アスコマイシンおよび化合物Aを別々に溶離した。
【0035】 こうして得られた分離画分に含まれる各化合物の量を、HPLC分析(移動相
:アセトニトリル/ポリオキシエチレンラウリルアルコールエーテル(日本、京
都、ナカライタスク社製)の10%水溶液/水=40/10/50;カラム:T
OSOH TSK−gel ODS−80Tm(5μm、4.6φ×150mm
);温度75℃;検出波長:210nm;流速:1.0mL/分;注入量:20
μL)で測定した。タクロリムスと化合物Bとの混合物、アスコマイシンおよび
化合物Aの分離結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】 表1から明らかなように、タクロリムス、化合物B、アスコマイシンおよび化
合物Aはパス液(画分1)または洗浄液(画分2)中には溶離しなかった。それ
らは樹脂に完全に吸着された。硝酸銀溶液による溶離(画分3)によって、タク
ロリムスおよび化合物Bはほぼ100%回収され、化合物Aの溶離は検出限界以
下であった。60%アセトン水溶液による押出区(画分4)には、アスコマイシ
ンおよび化合物Aが選択的にほぼ100%回収された。
【0038】 すなわち、低級アルケニル基を側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物
(タクロリムスおよび化合物B)ならびにそれらの類似化合物(アスコマイシン
および化合物A)の混合物を、非イオン性吸着樹脂に吸着させ、銀イオン含有水
性溶媒で溶離することにより、低級アルケニル基を側鎖として有するラクトン含
有高分子量化合物を分離することができた。 さらに、上記の結果は、側鎖として低級アルキル基を有するラクトン含有高分
子量化合物(アスコマイシンおよび化合物A)も分離されることを示している。
【0039】実施例3 塩基性活性アルミナ、AC12を使用するカラムクロマトグラフィーによる分離
【0040】 実施例2で得られたタクロリムスと化合物Bとの混合物を含有する画分を濃縮
し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後に濃縮乾固
した。得られた残渣を、酢酸エチルで充填した塩基性活性アルミナAC12(2
0mL)を使用するカラムクロマログラフィーに付した。室温下、溶離液として
酢酸エチル(400mL)を用いて溶離を行い、分離画分(20mL×1および
200mL×2)を得た。
【0041】 こうして得られた分離画分に含まれる各化合物の量を、実施例2と同様にして
HPLC分析で測定した。タクロリムスと化合物Bとの分離結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】 表2から明らかなように、低級アルコキシ基を側鎖として有するラクトン含有
高分子量化合物(タクロリムス)とその類似化合物(化合物B)との混合物を、
塩基性活性アルミナに吸着させ、有機溶媒で溶離することにより、低級アルコキ
シ基を側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物を分離することができた。 さらに、上記の結果は、側鎖としてヒドロキシ基を有するラクトン含有高分子
量化合物(化合物B)も分離されたことを示している。
【0044】 タクロリムスおよびその類似化合物の混合物を含有する溶液に、実施例2およ
び3を行うことにより、すなわち、非イオン性吸着樹脂への吸着および銀イオン
含有水性溶媒での溶離を行う工程と、塩基性活性アルミナへの吸着および有機溶
媒での溶離を行う工程とを、この順序でまたは逆の順序で行うことにより、低級
アルケニル基と低級アルコキシ基を側鎖として有するラクトン含有高分子量化合
物であるタクロリムスが分離された。
【0045】 (産業上の利用の可能性) 本発明によれば、非イオン性吸着樹脂への吸着および銀イオン含有水性溶媒で
の溶離を行う工程と、塩基性活性アルミナへの吸着および有機溶媒での溶離を行
う工程のどちらか一方または両方を行うことにより、低級アルケニル基と低級ア
ルコキシ基の少なくとも一つを側鎖として有するラクトン含有高分子量化合物を
、類似化合物から、予期できなかったほどに効率よく分離できた。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダイヤイオン(登録商標)HP20SSおよび溶離液としてのアセトン水溶液
を用いたカラムクロマトグラフィーによる分離を表わすチャートである。
【図2】 ダイヤイオン(登録商標)HP20SSおよび溶離液としての硝酸銀含有アセ
トン水溶液(0.294mol/L)を用いたカラムクロマトグラフィーによる
分離を表わすチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 本田 啓二 大阪府大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢薬品工業株式会社内 (72)発明者 畑中 洋 大阪府大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢薬品工業株式会社内 (72)発明者 山下 道雄 大阪府大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢薬品工業株式会社内 Fターム(参考) 4B064 AE54 CA04 CE09 CE10 DA02 4C072 AA03 BB03 CC01 CC12 DD07 EE09 FF07 GG07 HH01 JJ05 UU10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級アルケニル基と低級アルコキシ基の少なくとも一つを側
    鎖として有するラクトン含有高分子量化合物とその類似化合物の混合物を、 非イオン性吸着樹脂へ吸着させて、銀イオン含有水性溶媒で溶離する工程(A)
    および、 その混合物を塩基性活性アルミナへ吸着させて、有機溶媒で溶離する工程(B)
    の一方または両方の工程にいずれかの順序で付して、 上記化合物のそれぞれを分離することからなるラクトン含有高分子量化合物の分
    離方法。
  2. 【請求項2】 ラクトン含有高分子量化合物が、その側鎖として低級アルケ
    ニル基と低級アルコキシ基の両方を有し、工程(A)および(B)をこの順序で
    、または逆の順序で行うことにより分離される請求項1による方法。
  3. 【請求項3】 ラクトン含有高分子量化合物が、その側鎖として低級アルケ
    ニル基を有し、工程(A)を行うことにより分離される請求項1による方法。
  4. 【請求項4】 ラクトン含有高分子量化合物が、その側鎖として低級アルコ
    キシ基を有し、工程(B)を行うことにより分離される請求項1による方法。
  5. 【請求項5】 ラクトン含有高分子量化合物およびその類似化合物が、三環
    式化合物である請求項1〜4のいずれか一つによる方法。
  6. 【請求項6】 ラクトン含有高分子量化合物が、1,14−ジヒドロキシ−
    12−[2−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23
    ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン
    −2,3,10,16−テトラオンの基本化学構造を有する請求項5による方法
  7. 【請求項7】 ラクトン含有高分子量化合物が、1,14−ジヒドロキシ−
    12−[2−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23
    ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン
    −2,3,10,16−テトラオンの基本化学構造を有し、側鎖としての低級ア
    ルケニル基がプロペニル基であり、かつ側鎖としての低級アルコキシ基がメトキ
    シ基である請求項2による方法。
  8. 【請求項8】 ラクトン含有高分子量化合物が、1,14−ジヒドロキシ−
    12−[2−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23
    ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン
    −2,3,10,16−テトラオンの基本化学構造を有し、側鎖としての低級ア
    ルケニル基がプロペニル基である請求項3による方法。
  9. 【請求項9】 ラクトン含有高分子量化合物が、1,14−ジヒドロキシ−
    12−[2−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23
    ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ
    オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン
    −2,3,10,16−テトラオンの基本化学構造を有し、側鎖としての低級ア
    ルコキシ基がメトキシ基である請求項4による方法。
  10. 【請求項10】 非イオン性吸着樹脂が、式: 【化1】 [式中、Rは水素原子またはハロゲン原子である]により表される部分構造を有
    する請求項1、2、3、5、6、7および8のいずれか一つによる方法。
  11. 【請求項11】 非イオン性吸着樹脂が、ダイヤイオン(登録商標)HP2
    0、ダイヤイオン(登録商標)HP20SSまたはセパビーズ(登録商標)SP
    207である請求項10による方法。
  12. 【請求項12】 塩基性活性アルミナが、AC12である請求項1、2、4
    、5、6、7および9のいずれか一つによる方法。
  13. 【請求項13】 類似化合物が、側鎖として、低級アルケニル基と低級アル
    コキシ基の代わりに、低級アルキル基とヒドロキシ基をそれぞれ有するラクトン
    含有高分子量化合物である請求項2による方法。
  14. 【請求項14】 類似化合物が、側鎖として、低級アルケニル基の代わりに
    低級アルキル基を有するラクトン含有高分子量化合物である請求項3による方法
  15. 【請求項15】 類似化合物が、側鎖として、低級アルコキシ基の代わりに
    ヒドロキシ基を有するラクトン含有高分子量化合物である請求項4による方法。
JP2001522230A 1999-09-08 2000-09-05 ラクトン含有高分子量化合物の分離方法 Expired - Lifetime JP3925198B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25381399 1999-09-08
JP11-253813 1999-09-08
PCT/JP2000/006023 WO2001018007A2 (en) 1999-09-08 2000-09-05 Method for separating lactone-containing high-molecular weight compounds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003508536A true JP2003508536A (ja) 2003-03-04
JP3925198B2 JP3925198B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=17256507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001522230A Expired - Lifetime JP3925198B2 (ja) 1999-09-08 2000-09-05 ラクトン含有高分子量化合物の分離方法

Country Status (24)

Country Link
US (2) US6576135B1 (ja)
EP (1) EP1210351B1 (ja)
JP (1) JP3925198B2 (ja)
CN (1) CN1195760C (ja)
AR (1) AR025598A1 (ja)
AT (1) ATE263773T1 (ja)
AU (1) AU779331B2 (ja)
BR (1) BR0014016B1 (ja)
CA (1) CA2384440C (ja)
CZ (1) CZ302625B6 (ja)
DE (1) DE60009723T2 (ja)
DK (1) DK1210351T3 (ja)
ES (1) ES2214307T3 (ja)
HK (1) HK1048991A1 (ja)
HU (1) HU230126B1 (ja)
MX (1) MXPA02002370A (ja)
NO (1) NO328422B1 (ja)
NZ (1) NZ517473A (ja)
PL (1) PL195650B1 (ja)
PT (1) PT1210351E (ja)
RU (1) RU2245338C2 (ja)
TR (1) TR200200593T2 (ja)
TW (1) TW553946B (ja)
WO (1) WO2001018007A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262065A (ja) * 2006-03-15 2007-10-11 Ivax Pharmaceuticals Spolecnost Sro タクロリマスの精製方法
JP2009502993A (ja) * 2005-08-05 2009-01-29 アンティビオーティコス エッセ.ピ.ア. 植物由来の担体上のタクロリムスの精製

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW553946B (en) * 1999-09-08 2003-09-21 Fujisawa Pharmaceutical Co Method for separating lactone-containing high-molecular weight compounds
US7452692B2 (en) 2002-02-13 2008-11-18 Teva Gyógyszergyár Zártkörüen Müködö Részvénytársaság Method for extracting a macrolide from biomatter
KR20040086369A (ko) 2002-02-13 2004-10-08 비오갈 기오기스제르갸르 알티. 바이오매터로부터 마크롤라이드를 추출하는 방법
KR20060052874A (ko) * 2003-07-24 2006-05-19 테바 기오기스제르갸르 레스즈베니타르사사그 마크로라이드의 정제 방법
CA2548297C (en) * 2003-12-05 2011-06-14 Biocon Limited Process for the purification of macrolides
DK1756290T3 (en) * 2004-04-12 2016-08-22 Biocon Ltd Streptomyces sp. BICC 7522 AND THE USE THEREOF FOR THE PRODUCTION OF MACRO-LIDER
US20080312447A1 (en) * 2004-09-10 2008-12-18 Ivax Pharmaceuticals S.R.O. Process for Isolation of Crystalline Tacrolimus
ITMI20042098A1 (it) * 2004-11-03 2005-02-03 Antibioticos Spa Processo per la purificazione di tacrolimus
WO2006060616A1 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Teva Gyógyszergyár Zàrtköruen Muködo Rèszvènytàrsasàg Processes for producing crystalline macrolides
MX2007005868A (es) * 2004-12-22 2007-07-04 Teva Gyogyszergyar Zartkoeruen Mukoedo Reszvenytarsasag Metodo de purificar tacrolimus.
MX2007006119A (es) * 2005-01-05 2007-07-19 Teva Gyogyszergyar Zartkoruen Tacrolimus amorfo y preparacion de el.
WO2007013017A1 (en) * 2005-07-29 2007-02-01 Ranbaxy Laboratories Limited A process for purification of macrolides
WO2007106587A2 (en) * 2006-03-15 2007-09-20 Teva Gyogyszergyar Zartköruen Muködo Reszvenytarsasag Process for purifying tacrolimus
WO2009006318A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-08 Artificial Muscle, Inc. Electroactive polymer transducers for sensory feedback applications
KR101022067B1 (ko) 2008-05-30 2011-03-17 이연제약주식회사 고순도 타크로리무스의 회수방법
KR100910165B1 (ko) 2008-09-18 2009-07-30 (주) 제노텍 은 이온 용액 추출을 이용한 불포화 알킬기를 가진 락톤 화합물 정제방법
WO2011163600A2 (en) 2010-06-25 2011-12-29 Apt Pharmaceuticals, Inc. Tacrolimus compositions for aerosol administration
EP2871188B1 (en) 2012-07-06 2017-04-19 Godo Shusei Co., Ltd. Method for separating cyclic macrolide compound
RU2694354C1 (ru) * 2018-09-25 2019-07-11 Закрытое акционерное общество "БиоХимМак СТ" Способ сорбционно-хроматографического выделения и очистки такролимуса

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8406218D0 (en) 1984-03-09 1984-04-11 Glaxo Group Ltd Process
AU600187B2 (en) * 1987-12-15 1990-08-02 Unilever Plc Process for concentrating lactones, as well as the use of the concentrate thus obtained for flavouring foodstuffs
NO176766C (no) * 1989-02-07 1995-05-24 Meiji Seika Kaisha Fremgangsmåte for fremstilling av en forbindelse med anthelmintaktivitet
JPH03191788A (ja) 1989-12-19 1991-08-21 Nippon Kayaku Co Ltd 新規抗生物質nk155141およびその製造法
TW553946B (en) * 1999-09-08 2003-09-21 Fujisawa Pharmaceutical Co Method for separating lactone-containing high-molecular weight compounds

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009502993A (ja) * 2005-08-05 2009-01-29 アンティビオーティコス エッセ.ピ.ア. 植物由来の担体上のタクロリムスの精製
JP2007262065A (ja) * 2006-03-15 2007-10-11 Ivax Pharmaceuticals Spolecnost Sro タクロリマスの精製方法
JP4700022B2 (ja) * 2006-03-15 2011-06-15 アイバックス ファーマシューティカルズ スポレツノスト エス ルチェニム オメゼニム タクロリマスの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1210351B1 (en) 2004-04-07
TR200200593T2 (tr) 2002-07-22
US20030168409A1 (en) 2003-09-11
AU779331B2 (en) 2005-01-20
CZ302625B6 (cs) 2011-08-10
HUP0203196A3 (en) 2003-12-29
US6881341B2 (en) 2005-04-19
NO20021024D0 (no) 2002-03-01
PT1210351E (pt) 2004-08-31
PL195650B1 (pl) 2007-10-31
NZ517473A (en) 2004-01-30
US6576135B1 (en) 2003-06-10
AU6871300A (en) 2001-04-10
ES2214307T3 (es) 2004-09-16
BR0014016A (pt) 2002-05-21
CZ2002860A3 (cs) 2002-08-14
ATE263773T1 (de) 2004-04-15
DK1210351T3 (da) 2004-08-02
HU230126B1 (hu) 2015-08-28
CN1373764A (zh) 2002-10-09
PL353802A1 (en) 2003-12-01
AR025598A1 (es) 2002-12-04
WO2001018007A3 (en) 2001-07-26
CN1195760C (zh) 2005-04-06
BR0014016B1 (pt) 2011-07-12
TW553946B (en) 2003-09-21
EP1210351A2 (en) 2002-06-05
CA2384440C (en) 2009-02-17
NO328422B1 (no) 2010-02-15
DE60009723D1 (de) 2004-05-13
WO2001018007A2 (en) 2001-03-15
CA2384440A1 (en) 2001-03-15
HK1048991A1 (en) 2003-04-25
MXPA02002370A (es) 2002-08-20
JP3925198B2 (ja) 2007-06-06
DE60009723T2 (de) 2005-04-28
RU2245338C2 (ru) 2005-01-27
NO20021024L (no) 2002-05-02
HUP0203196A2 (hu) 2002-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3925198B2 (ja) ラクトン含有高分子量化合物の分離方法
KR930010708B1 (ko) 트리사이클로 화합물의 제조방법
EP0589703B1 (en) Proline derivative of rapamycin, production and application thereof
JP3750527B2 (ja) 類似有機化合物を分離する方法
JPH07624B2 (ja) Bmy―41950抗腫瘍抗生物質
US20130267692A1 (en) Procedure for the purification of tiacumicin b
EP1558622B1 (en) Method of purifying macrolides
JP2007523200A (ja) マクロライドを精製する方法
WO2007013017A1 (en) A process for purification of macrolides
US8193345B2 (en) Purification method of lactone compounds containing unsaturated alkyl group by extraction with silver ion solution
KR101033845B1 (ko) 은 이온 용액 결정화에 의한 불포화 알킬기를 가진 락톤 화합물 정제방법
KR101022067B1 (ko) 고순도 타크로리무스의 회수방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061206

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3925198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term