JP2003506746A - 偏光ビーム・スプリッタを備えたイメージ投影システム - Google Patents

偏光ビーム・スプリッタを備えたイメージ投影システム

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Abstract

(57)【要約】 システム内で偏光子及びアナライザーの両方として機能する、ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタ(4)を有するイメージ投影システム。光源(20)は、一方の偏光を反射し他方の偏光を透過するビーム・スプリッタ(14)に方向づけられた光ビームを生成する。液晶アレイ(26)は、反射光ビームまたは透過光ビームの何れかの中に設けられる。該アレイは、光ビームの偏光を変調し、そのイメージ情報を符号化して、変調光ビームをビーム・スプリッタに戻す。ビーム・スプリッタは、符号化されたイメージが反射されるか、あるいはスクリーン(25)へ透過されるように、再度、一方の偏光を反射して他方の偏光を透過する。ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタは、光源光ビームおよび変調光ビームに対して様々な角度で配向されることが可能であり、比較的発散性の光を受け入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 1.発明の分野 本発明は、光の一方の直線偏光を反射し、他方の直線偏光を透過する偏光ビー
ム・スプリッタを備えた、可視スペクトル内で動作可能なイメージ投影システム
に関する。特に、本発明は、光源光の電磁波と相互作用し、概して一方の偏光の
光を透過または通過させ、他方の偏光の光を反射する複数の長い反射素子から構
成された、小型で軽量なビーム・スプリッタを備えたイメージ投影システムに関
する。
【0002】 2.先行技術 偏光は、投影液晶ディスプレイ(LCD)などの特定の用途において必要であ
る。かかるディスプレイは通常、光源と、光を集めて焦点を合わせるレンズなど
の光学素子と、一方の偏光の光を液晶アレイに透過する偏光子と、光の偏光を操
作してそのイメージ情報を符号化する液晶アレイと、該アレイの各ピクセルをア
ドレス指定して偏光を変更するか保持する手段と、選択されたピクセルからの不
要な光を拒絶する第2の偏光子(アナライザーと呼ばれる)と、イメージが合焦
されるスクリーンとから構成されている。
【0003】 単一の偏光ビーム・スプリッタ(PBS)を用いて、第1の偏光子および第2
の偏光子(アナライザー)の両方としての役割を果たさせることが可能である。
液晶アレイが反射型、たとえばリキッド・クリスタル・オン・シリコン(LCO
S)光弁である場合には、選択されたピクセルの偏光を変えることによりイメー
ジを符号化した後に、偏光子から来るビームを直接偏光子に反射することができ
る。かかるシステムはTakanashi(米国特許第5,239,322号)
によって予見されていた。その概念はFritz and Gold(米国特許
第5,513,023号)によって精巧にされた。これらの類似のアプローチは
、光学的なレイアウトおよび性能における重要な利点を提供する。しかし、従来
の偏光ビーム・スプリッタの欠陥のために、何れも実際に実現はされていない。
投影液晶ディスプレイに従来の偏光ビーム・スプリッタを用いることの欠点は、
明るくなくコントラストが悪く、カラーバランスが不均一で強度も均一でない(
光円錐上で性能が不均一であるため)イメージを含む。また、多数の従来の偏光
ビーム・スプリッタは、過熱のために寿命が短く、非常に高価である。
【0004】 かかるイメージ投影システムは従来のブラウン管(CRT)技術よりも高価に
なる可能性が高いので、かかるシステムが商業的に成功を収めるためには、従来
のCRTテレビ・ディスプレイによって提供されるイメージよりも遥かに優れた
イメージを提供しなければならない。したがって、イメージ投影システムは(1
)適切な色またはカラーバランスのある明るいイメージを提供し、(2)良好な
イメージコントラストを有しており、(3)できるだけ安価でなければならない
。改良型の偏光ビーム・スプリッタ(PBS)は、表示システムの潜在的性能を
決定する限定的な構成部品であるので、この目標を達成する重要な部分である。
【0005】 表示性能に大きく影響するPBSの特性は、(1)偏光子が機能できる開口角
すなわちf数、(2)PBSの使用と関連づけられた吸収すなわちエネルギー損
失および(3)PBSの耐久性である。光学において、開口角すなわちf数は、
PBSが所望の性能レベルを用いかつ維持できる光円錐の角度を示している。円
錐が大きい方がより多くの光を光源から集めることができ、より大きいエネルギ
ー効率およびより小型のシステムにつながるので、より大きい円錐すなわちより
小さいf数が望ましい。
【0006】 より多くの光が失われるほど、ビュー・スクリーンに投影することができる光
はより僅かしか残らないので、PBSの使用と関連づけられた吸収およびエネル
ギー損失はシステムの明るさに影響することは明らかである。また、特に光学系
を通過する光が1平方センチメートル当たりのワット数で非常に強いイメージ投
影システムにおいては、偏光子によって吸収される光エネルギーの量はその耐久
性に影響する。この強度の光は、ポラロイド・シートなどの一般的な偏光子に容
易に損傷を与え得る。実際に、耐久性の問題は、これらの用途において用いるこ
とができる偏光子を限定する。
【0007】 投影システムを小型で軽量にできるほどその製品は安価になり耐久性が高くな
るので、耐久性も重要である。しかし、この目標を達成するためには、光の強度
をさらに高くしなければならず、PBSをさらに圧迫してその寿命を短くしてし
まう。
【0008】 従来のPBS装置の問題をはらむ欠点は、ディスプレイにおける主たる重要な
性能要因である変換効率の悪さである。変換効率は、光源が必要とする電力(el
ectrical power)のうちどれほどが、見る人が目に留めるスクリーン上またはパ
ネル上の光強度パワーに変換されるかを示す尺度である。それは、スクリーン上
の全光パワーを光源が必要とする電力で割った比率として表示される。従来の単
位はルーメン/ワットである。多くの理由で高い比率が望ましい。たとえば、低
い変換効率はより明るい光源を必要とし、それに付随してパワー供給が大きくな
ったり、過熱されたり、収容部やキャビネットが大きくなったりする。また、低
変換効率のこれらの結果の全てが投影システムのコストを上げることになる。
【0009】 低変換効率の根本的な原因は、光学系のf数に直接関係する光効率が悪いこと
である。その点を除いて均等なシステムのf数の半分のf数を有するシステムは
、光源から光を集める効率としては4倍になる潜在性を有している。したがって
、遥かに小さい潜在的なf数(より大きい開口角)を提供することにより光エネ
ルギーをより効率的に取り入れることを可能にし、したがってルーメン/ワット
で測定された変換効率を高める、改良型の偏光ビーム・スプリッタ(PBS)を
提供することが望ましい。
【0010】 投影システムにおけるビーム・スプリッタとして用いられたときに、変換効率
に関して従来の偏光ビーム・スプリッタの性能が悪いのにはいくつかの理由があ
る。第1に、現在のビーム・スプリッタは、光が特定の角度で(あるいは、少な
くとも、この主入射角を中心にした狭い角度円錐内で)、それらに当たらない場
合にはうまく作用しない。この角度からの主要な光ビームの屈曲は、各種類の偏
光ビーム・スプリッタに、強度、偏光の純度および/またはカラーバランスを低
下させる。このことは、光源から来るビームにも、液晶アレイから反射されるビ
ームにも当てはまる。この主入射角は、これらの多様なビーム・スプリッタに採
用される、PBSの設計および構成ならびに偏光メカニズムの物理的性質に左右
される。現在利用可能な偏光ビーム・スプリッタは、電磁スペクトルの可視部分
におけるそれらの主要な偏光角度から遠い角度では効率的に動作することはでき
ない。このような制限は、特定の有望な光学的レイアウトや商業的に有望なディ
スプレイ設計を実施することを不可能にする。
【0011】 主要な光ビームが2つの偏光を分離するのに最良の角度で偏光子に当たる場合
でも、他の光ビームはこの角度から遠くへは分散できず、あるいはそれらの視覚
品質は低下してしまう。典型的な光源によって発せられる光を効率的に利用する
には、偏光子に当たる光は収束性または発散性が強くなければならないので、こ
のことは表示装置における深刻な欠陥である。これは通常、光学系のf数として
表される。単一のレンズについては、f数は開口の焦点距離に対する比率である
。光学素子一般については、F数は、 F/#=1/(2 n sin θ) として定義され、ここで、nは光学素子が設けられた空間の反射率であり、θは
半円錐角である。F数が小さいほど、より多くの放射束Φcがレンズによって集
められ、明るいイメージを表示することに関して装置はより効率的になる。放射
束はF/#の逆二乗として増加する。光学列においては、最大のF/#を有する
光学素子がその光学的効率における限定要因になる。伝統的な偏光子を用いたデ
ィスプレイについては、限定的な要素はほとんど常に偏光子であり、そのためP
BSは変換効率を限定する。現在利用可能であるあらゆるものよりも小さいF/
#を有する種類のPBSを開発することが、明らかに利益となるであろう。
【0012】 F/#が小さい伝統的な偏光子は利用可能ではなかったので、設計者は通常、
より小さくより明るい光源を指定することにより変換効率の問題に取り組んでき
た。通常はランプであるかかる光源は利用可能であるが、これらは重くてかさば
り、動作中は常に冷却が必要である高価な電源を必要とする。冷却ファンは望ま
しくない雑音や振動を発生させる。これらの特徴はプロジェクタや類似のディス
プレイの有用性を害するものである。F/#が小さいPBSは、低出力で静かな
従来の光源から光を効率的に集めることも可能にする。
【0013】 従来の偏光ビーム・スプリッタの別の主たる欠点は低消光であり、これはイメ
ージのコントラストが悪いことにつながる。消光は、所望の偏光の偏光子を透過
された光の、所望でない偏光に拒絶された光に対する比率である。効率的なディ
スプレイにおいては、この比率はPBSを通過する光円錐全体にわたって最小値
を維持されなければならない。したがって、高コントラストのイメージをもたら
す光消光率を有する偏光ビーム・スプリッタを提供することが望ましい。
【0014】 従来の偏光ビーム・スプリッタの第3の欠点は、可視スペクトル全体にわたる
反応が不均一であること、すなわち色忠実度が低いことである。その結果、カラ
ーバランスが悪くなり、明るい色からの光は偏光ビーム・スプリッタにおける短
所を調整するために無駄にされなければならないので、このことは投影表示シス
テムにおけるさらなる非効率につながる。したがって、可視スペクトル全体にわ
たって均一な反応を有しており(すなわち色忠実度がよい)、イメージに良好な
カラーバランスを効率よく与える、改良型の偏光ビーム・スプリッタを提供する
ことが望ましい。このビーム・スプリッタは、投影された色を歪めるのではなく
収色性でなければならず、偏光間のクロストークはイメージの鋭さやコントラス
トを低下させるので、このクロストークを許容してはならない。これらの特性は
、偏光子の全ての部分および、偏光子で発生する光の入射のあらゆる角度にわた
って適用されなければならない。スパシック(spathic)という語は、偏光ビー
ムの断面積、立体角、および波長の相対的強度分布を維持する偏光子を説明する
ために作り出された(R.C. Jones, Jour. Optical Soc. Amer. 39, 1058, 1949
)。偏光子およびアナライザーの両方としての役割を果たすPBSは、広開口角
の光ビームにおいてさえ、透過および反射の両方にスパシックでなければならな
い。
【0015】 従来の偏光ビーム・スプリッタの第4の欠点は耐久性が低いことである。多く
の従来の偏光ビーム・スプリッタは、過熱および光化学反応によって引き起こさ
れる劣化を受ける。したがって、劣化の兆候を示すことなく数千時間にわたって
強烈な光子束に耐えることができる、改良型の偏光ビーム・スプリッタを提供す
ることが望ましい。また、経済的な大規模製造になじみやすい偏光ビーム・スプ
リッタを提供することが望ましい。
【0016】 これらの基準および他の基準を満たす必要性の結果、投影システムにおける実
際の用途を見出した数種類の偏光子のみをもたらした。広開口角と高忠実度の偏
光の両方を同じビーム分光装置に組み込むために、多くの試みが行われてきた。
このような努力による比較的成功したものを以下に記載する。薄膜干渉フィルタ
は、アナライザーとしても用いられている偏光ビーム・スプリッタを製造する努
力において、最も頻繁に言及された種類の偏光子である。MacNeilleは
、広いスペクトル範囲にわたって有効であるかかる偏光子を説明した最初の者で
あった(米国特許第2,403,731号)。それは、通常はガラス キューブ中で、入射光に斜めに置かれた薄膜多層から構成されているので、シー
ト・ポラライザに比べてかさばっていて重い。さらに、それは単一の入射角用に
設計されなければならず、2度程度でもこれと異なる角度で光が入射した場合に
、その性能は落ちる。他の者はその設計を改善した(たとえば、J. Mouchart, J
. Begel, and E. Duda, Applied Optics 28, 2847-2853, 1989; and L. Li and
J. A. Dobrowolski, Applied Optics 13, 2221-2225, 1996)。彼らは全て、開
口角を増すのであれば波長範囲を大幅に削減することが必要であることを発見し
た。これは、光が偏光ビーム・スプリッタに達する前に光学設計がその光を適切
な色帯に分割する特定の設計(米国特許第5,658,060号および第5,7
98,819号)において行うことができる。このようにして、ビーム・スプリ
ッタ上でのスペクトル波長の必要性を削減し、その開口角を拡張することは可能
になるが、付加的な構成部品や複雑性はシステムのコストを大幅に高め、システ
ムを大幅にかさばらせその重量を増すことになる。
【0017】 そのようであっても、これらの改善型のビーム・スプリッタ・キューブは市場
に現れてきており、BalzersやOCLTなどのよく知られたベンダーから
現在入手可能である。これらのキューブは通常、f/2.5〜f/2.8のF/
#を提供するが、これは2年前に入手可能であったものに対して大幅な改善では
あるものの、確かに光投影システムの他の主要構成部品が到達できるF/1.2
〜F/2.0の範囲からは依然として遠い。これらのf数に到達することは、4
倍ほどもシステム効率を改善する潜在性を有する。これらは、投影表示システム
のエンジニアが、予め不可能な設計の妥協を行って、物理的サイズおよび重量や
コストの削減などの他の目標を達成することも可能にする。
【0018】 可視光学からかけ離れた技術、すなわちレーダーにおいては、長い波長のレー
ダー波を偏光するために、ワイヤ・グリッドが成功裏に用いられてきた。これら
のワイヤ・グリッド偏光子は反射器としても用いられてきた。これらは赤外部(
IR)における光学構成部品としてもよく知られており、そこでこれらは主とし
て透過偏光子素子として用いられている。
【0019】 まだ論証されてはいないが、スペクトルの可視部分での表示用途におけるワイ
ヤ・グリッド偏光子の可能な使用を仮定している者もいる。たとえば、Grin
berg(米国特許第4,688,897号)は、ワイヤ・グリッド偏光子が液
晶ディスプレイ用の反射器および電極の両方として役立つ(しかし、同時にアナ
ライザーとしては役立たない)ことを示唆している。
【0020】 他の者は、仮想イメージディスプレイの効率を改善するために、二色性偏光子
に代わるワイヤ・グリッド偏光子の可能な使用を述べている(米国特許第5,3
83,053号を参照)。しかし、グリッド偏光子におけるコントラストまたは
消光に対する必要性は明示的に捨て去られており、グリッドは基本的に偏光感応
ビーム・ステアリング装置として用いられている。それは、第5,383,05
3号特許におけるアナライザーまたは偏光子の何れの目的にもかなわない。また
、その本文から、広帯域幅の偏光キューブ・ビーム・スプリッタが入手可能であ
ったならば、その目的にもかなったであろうことも明らかである。しかし、この
技術は、機能的であるには受光角度が制限されすぎており、法外に高価でもある
として退けられた。
【0021】 別の特許(米国特許第4,679,910号)は、IRカメラおよび他のIR
機器の試験用に設計されたイメージングシステムでのグリッド偏光子の使用を説
明している。この場合に、この用途は長い波長の赤外部用のビーム・スプリッタ
を必要としており、その場合にグリッド偏光子は唯一の実際的な解決策である。
この特許は可視範囲に関する有用性も示唆していなければ、広開口角に対する必
要性を述べさえしていない。それは、可視イメージへの光の効率的変換に対する
必要性も、広帯域幅の性能に対する必要性も述べていない。
【0022】 スペクトルの赤外部におけるワイヤ・グリッド偏光子に関する他の特許も存在
する(たとえば、米国特許第4,514,479号、第4,743,093号お
よび第5,177,635号)。今引用したばかりの例外を除いて、IRスペク
トルにおける偏光子の透過性能のみが強調されている。
【0023】 これらの参考文献は、ワイヤ・グリッド・アレイが一般的に偏光子として機能
できることが長年にわたり知られてきたことを論証している。それにもかかわら
ず、それらはイメージ投影システム用には明らかに提案されておらず、開発され
ていない。ワイヤ・グリッド偏光子が可視スペクトルに適用されていない1つの
可能性のある理由は、製造の困難さである。米国特許第4,514,479号は
、近赤外部領域用のワイヤ・グリッド偏光子を製造するための、フォトレジスト
のホログラム露出およびそれに続くイオン・ミルにおけるエッチングの方法を教
示しており、米国特許第5,122,907号においては、金属の小さく長い楕
円物体が、それらの長軸とある程度まで整列させるために実質的に引き伸ばされ
た透明なマトリックスに埋め込まれている。透過ビームは偏光されているが、装
置はうまく反射しない。さらに、楕円物体粒子は、電磁スペクトルの可視部分に
おいて役立つほど十分には小さく作られていない。したがって、実用的な用途は
一般的に、IRスペクトルのより長い波長に限定されている。
【0024】 別の先行技術の偏光子は、かすめ角蒸着によって遙かに細かい線を達成してい
る(米国特許第4,456,515号)。残念ながら、これらの線は断面が小さ
いため可視光ビームとの相互作用は弱く、そのため光効率はイメージの生成に用
いるには低すぎる。これらの先行技術の努力のいくつかにおけるのと同様に、こ
の装置はほとんど任意の形状および間隔のワイヤを有している。素子の間隔が狭
い領域はあまり透過せず、素子の間隔が広い領域は反射性が悪いので、かかる任
意性は性能を低下させる。その結果として得られる偏光度(消光)は、その配置
が任意であるならば必ず発生するに違いない、これらの効果の何れかまたは両方
が発生する場合に最大よりも小さくなる。
【0025】 完璧な(およびほぼ完璧な)規則性のためには、格子について開発された数学
的処理が良好に適用される。逆に、任意のワイヤについては(それらが全て同じ
方向性を有しているとしても)、散乱理論が最も分かり易い説明となる。単一の
円柱形ワイヤからの散乱は既に説明されている(H. C. Van de Hulst, Light Sc
attering by Small Particles, Dover, 1981)。現在の任意ワイヤ・グリッドは
基板全体にわたって埋め込まれたワイヤを有している。ワイヤの位置が幾分か任
意であるだけでなく、直径も任意である。散乱光ビームの位相は任意になるので
、反射は厳密に正反射性であり、透過は高い空間またはイメージの忠実度を保持
しないことは明らかである。かかる光ビームの低質化は、高解像度の高情報密度
イメージの転送にそれを用いることを妨げる。
【0026】 先行技術においては、ワイヤの整然としたアレイを、それが少なくとも偏光子
およびアナライザーの両方としての役割を果たすときに必要な角度で、可視領域
全体にわたってスパシックなPBSとして動作するように製造することができる
か製造すべきであることを示すか、あるいは示唆するものはない。実際に、かか
る動作に必要とされる狭くて高く、均等に間隔が空いたワイヤを製造することの
困難さは多々強調されてきた(Zeitner, et. al. Applied Optics, 38, 11 pp.
2177-2181 (1999)およびSchnabel, et. al., Optical Engineering 38, 2 pp. 2
20-226 (1999))。したがって、イメージ投影に関する先行技術が同様に、表示装
置の一部としてのスパシックなPBSの使用について何も示唆していないことは
驚くべきことではない。
【0027】 TamadaおよびMatsumoto(米国特許第5,748,368号)
は、赤外部および可視スペクトルの部分の両方において動作するワイヤ・グリッ
ド偏光子を開示しているが、それは大型で広く間隔が空いたワイヤが可視部分に
おいて予期しないほどに短い波長で共振および偏光を作り出すという概念に基づ
いている。残念ながら、この素子は、可視波長の狭い帯域にわたってのみ良好に
作用するが、可視スペクトル全体にわたって良好に作用するわけではない。した
がって、それはフルカラーでイメージを生成する際に用いるには適していない。
それゆえ、偏光子はイメージ投影システムについて実質的に収色性でなければな
らないので、かかる素子はイメージ表示については実用的ではない。
【0028】 ワイヤ・グリッド偏光子が見落とされてきた別の理由は、典型的なワイヤ・グ
リッド偏光子の性能は光ビームの入射角が大きくなると低下するという、一般的
で長年の確信である(G. R. Bird and M. Parrish, Jr., "The Wire Grid as a
Near-Infrared Polarizer," J. Opt. Soc. Am., 50, pp. 886-891, (1960); the
Handbook of Optics, Michael Bass, Volume II, p. 3-34, McGraw-Hill (1995
))。スペクトルの可視部分において35°を超える入射角について良好に動作す
る設計の報告はない。また、入射角に関するこの限定を生じさせる重要な設計要
因は誰も特定していない。この認識された設計上の限定は、うまく機能するビー
ム・スプリッタは透過および反射の両方で同時に適切な性能を必要とすることが
理解されたときにさらに大きくなる。
【0029】 この重要なポイントは強調に値する。IRおよび可視スペクトルにおけるワイ
ヤ・グリッド偏光子に関する現存する文献および特許審査記録は、透過偏光子と
してのそれらの使用にほぼ全てが焦点を合わせられていて、反射偏光子には焦点
を合わせられていない。ワイヤ・グリッド偏光子は数十年にわたり試されて技術
文献で報告されており、1960年以来ますます一般的になった。この分野にお
いて行われた広範囲にわたる作業にもかかわらず、反射偏光子としてのワイヤ・
グリッド偏光子の製造および使用に関する詳細な説明は、あるとしても非常に少
なく、文献には、イメージング装置における使用のためにスパシックな偏光ビー
ム・スプリッタにおいて必要とされる、透過偏光子および反射偏光子の両方とし
て同時にそれらを使用することに関するものはない。文献における解説がないこ
とから、理性的な発明者は、広帯域幅の可視ビーム・スプリッタとしてのワイヤ
・グリッド偏光子のあらゆる潜在的使用は自明ではないと結論を下すか、当該技
術分野においてはかかる用途におけるそれらの使用は実用的ではなかったと一般
的に理解されていたと結論を下すであろう。
【0030】 上記の従来の偏光子は入手可能な唯一のものであったので、Takanash
i(米国特許第5,239,322号)がその投影装置を縮小化して、最も不十
分な結果を少しも得ずに実用化することは不可能であった。Takanashi
の発明に必要とされた性能、すなわち、スペクトルの可視部分全体にわたる収色
性、広い受光角、所望の偏光の透過および反射における低い損失および高い消光
率を提供する偏光子は入手可能ではなかった。
【0031】 透過特性および反射特性に関する特殊化された性能を必要とするイメージ表示
システムには、いくつかの重要な特徴がある。プロジェクタについては、光源光
がスクリーンに効率的に当てられる場合に、p偏光透過とs偏光反射との積(R sp)は大きくなければならない。一方、スクリーン上の高情報密度を達成する
のに必要な解像度およびコントラストについては、逆積(Rps)が非常に小さ
いことが重要である(すなわち、s偏光の透過とp偏光の反射との積は小さくな
ければならない)。
【0032】 別の重要な特徴は広い受光角度である。光源から集まる光、ひいては変換効率
が最大化される場合に、受光角度は大きくなければならない。20°よりも大き
い半角の光円錐(分散性であっても収束性であっても)が受け入れられることが
望ましい。
【0033】 より大きい光円錐を受け入れてより大きい角度で良好に働く能力の重要な結果
は、イメージングシステムの光学設計がもはや制限されないことである。そして
、従来の光源を用いて、低コスト、冷却動作、小型軽量というそれらの利点をも
たらすことができる。広い範囲の角度は、設計者が、ディスプレイのサイズおよ
び動作を改善するために、他の光学素子を好ましい位置に置くことを可能にする
【0034】 別の重要な特徴はサイズと重量である。従来技術はガラス・キューブの使用を
必要とする。このキューブはシステムに特定の要件と損失を課す。課される要件
は、この大きなガラス片の熱負荷に対処する必要性と、応力複屈折などのない高
品質な素材に対する必要性を含み、これらは付加的なコストを課すことになる。
また、キューブ自体の余分な重量および体積が難問となる。そのため、ビーム・
スプリッタはあまり容積を占めず、あまり重くないことが望ましい。
【0035】 別の重要な特徴は強固なことである。現在の光源は、スイッチを入れられた直
後に、偏光子において非常に高い温度勾配を生成する。よく言っても、これは、
偏光間でクロストークを生じさせる熱複屈折を誘導し得る。さらに、強い光に長
時間曝されることで、いくつかの素材の特性を変化させることになる(典型的に
は、光酸化から生ずる黄変)。そのため、ビーム・スプリッタは、高温ならびに
光源からの長時間にわたる強い放射に耐えることが望ましい。
【0036】 さらに別の重要な特徴は、入射光円錐全体にわたるビーム・スプリッタの均一
な消光(またはコントラスト)性能である。McNeilleタイプの薄膜スタ
ック偏光子は、P偏光に対するS偏光の反射度の相違による偏光を生ずる。Sお
よびPの偏光の鮮明度は、偏光子に入射する光円錐内で向きを変える光ビームの
入射平面に左右されるので、McNeilleタイプの偏光子は円錐全体にわた
って等しく良好には働かない。McNeilleタイプの偏光子のこの弱点はよ
く知られている。それは、光円錐の角サイズを制限することおよび、付加的な光
学部品の使用を介する光学系の何れかにおける補償により、投影システム設計に
おいて解決されなければならない。McNeilleプリズムのこのような根本
的な弱点は、現在の投影システムのコストおよび複雑性を高め、ビーム・スプリ
ッタのf数すなわち光効率に対する限定によりシステム性能を制限している。
【0037】 他の重要な特徴はアライメントの容易さを含む。製造コストおよびメンテナン
スは共に、組立基準によって直接影響を受ける。これらのコストは、許容差の低
いアライメントを必要としない構成部品を用いて大幅に削減できる。
【0038】 したがって、明るいイメージと良好なイメージコントラストを提供することが
可能で 安価なイメージ投影システムを開発することが有利である。また、発散光を利用
する(すなわち、より小さいF/#を有する)ことが可能であるか、光エネルギ
ーの効率的利用が可能であるか、高い変換効率を有し、耐久性が高い偏光ビーム
・スプリッタを備えたイメージ投影システムを開発することも有利である。また
、高い消光率、可視スペクトル全体にわたる均一な反応、良好な色忠実度を有し
、スパシックで強固であり温度勾配に抵抗可能である偏光ビーム・スプリッタを
備えた、イメージ投影システムを開発することも有利である。また、イメージ投
影システムに大きな設計上の制約が課されず、十分な設計上の柔軟性が許容され
るように、ほぼあらゆる入射角で設けることができる偏光ビーム・スプリッタを
備えた、イメージ投影システムを開発することも有利である。また、入射光円錐
全体における全ての角度にわたってp偏光を効率的に透過し、s偏光を効率的に
反射する偏光ビーム・スプリッタを備えた、イメージ投影システムを開発するこ
とも有利である。また、軽量かつ小型の偏光ビーム・スプリッタを備えたイメー
ジ投影システムを開発することも有利である。また、容易に整列する偏光ビーム
・スプリッタを備えたイメージ投影システムを開発することも有利である。これ
らの特徴の全てを単一の投影装置に結合することにより、技術の現状の範囲内に
おける大きな進歩が提供される。
【0039】 発明の目的および概要 したがって、良好なイメージコントラストを有する明るいイメージを提供する
、安価なイメージ投影システムを提供することが本発明の目的である。
【0040】 本発明の別の目的は、発散光を利用し(すなわち、より小さいF/#を有し)
、光エネルギーを効率的に用い、良好な変換効率を有し、耐久性の高い偏光ビー
ム・スプリッタを備えた、イメージ投影システムを提供することである。
【0041】 本発明の別の目的は、消光率が高く、可視スペクトル全体にわたって反応が均
一であり、色忠実度が高く、スパシックで強固であり温度勾配に抵抗する偏光ビ
ーム・スプリッタを備えた、イメージ投影システムを提供することである。
【0042】 本発明の別の目的は、透過または反射された偏光の何れかあるいはそれらの両
方をほぼあらゆる角度で選択的に配向することが可能な偏光ビーム・スプリッタ
を備えた、イメージ投影システムを提供することである。
【0043】 本発明のさらに別の目的は、ほぼあらゆる入射角で光源光ビームに対して配置
されていながら適切に機能する偏光ビーム・スプリッタを備えた、イメージ投影
システムを提供することである。
【0044】 本発明のさらに別の目的は、光円錐内の全ての角度にわたってp偏光を効率的
に透過しs偏光を反射するが、同様にs偏光を透過しp偏光を反射するように機
能することもできる偏光ビーム・スプリッタを備えた、イメージ投影システムを
提供することである。
【0045】 本発明のさらに別の目的は、軽量、小型、強固であり容易に整列する偏光ビー
ム・スプリッタを備えた、イメージ投影システムを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、イメージ投影システムに用いる偏光ビーム・スプ
リッタを提供することである。
【0046】 本発明のこれらの目的および利点ならびに他の目的および利点は、ワイヤ・グ
リッド偏光子であることが有利な偏光ビーム・スプリッタを備えたイメージ投影
システムで実現される。ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタは、薄く長い
素子の一般的に平行な配置を有する。この配置は、光源光の電磁波と相互作用し
て、概して一方の偏光の光をそれらの素子を通して透過し他方の偏光の光をそれ
らの素子から反射するように構成され、素子はそのような大きさに作られている
。素子の少なくとも1つを含む平面および入射光の方向に垂直に配向された偏光
を有する光は透過されて、透過光ビームを定める。逆の偏光、すなわち、素子の
少なくとも1つを含む平面および入射光の方向と平行に配向された偏光を有する
光は反射され、反射光ビームを定める。
【0047】 このシステムは、ほとんど偏光されていない可視光ビームを生成する光源を備
えている。偏光ビーム・スプリッタは光ビームの光源付近に設けられる。このシ
ステムは反射液晶アレイも備えている。このアレイは反射光ビームまたは透過光
ビームの何れかの偏光ビーム・スプリッタ付近に設けることができる。このアレ
イは光ビームの偏光を変調して変調光ビームを作り出す。このアレイは変調光ビ
ームをビーム・スプリッタに戻るように配向する。ビーム・スプリッタの素子の
配列は、変調光ビームの電磁波と相互作用して、再度、概して一方の偏光の光を
透過し他方の偏光の光を反射する。そのため、変調光ビームの被反射部分は第2
の反射光ビームを定め、被透過部分は第2の透過光ビームを定める。アレイは光
ビームの偏光を修正して、変調光ビーム上のイメージ情報を符号化する。ビーム
・スプリッタは非変調ビームから変調偏光を分離することによって、スクリーン
上でイメージが見えるようにする。
【0048】 スクリーンは、第2の反射光ビームまたは第2の透過光ビームの何れかの中に
配置される。アレイが反射光ビーム内に配置されると、スクリーンは第2の透過
光ビーム内に配置される。アレイが透過光ビーム内に配置されると、スクリーン
は第2の反射光ビーム内に配置される。
【0049】 先行技術のかさばって重いビーム・スプリッタとは異なり、本発明のビーム・
スプリッタは概して平面のシートである。ビーム・スプリッタは効率的でもある
ので、より大きいシステムの視感度効率を提供する。
【0050】 本発明の一態様によれば、ビーム・スプリッタは、約0から80度の間の入射
角で光ビームおよび変調光ビームに対して配向することができる。 本発明の別の態様によれば、光ビームは約12から25度の間の半角を備えた
有用な発散円錐を有する。ビーム・スプリッタは、約1.2から2.5の間であ
ることが好ましい小さいF数で用いられる。
【0051】 本発明の別の態様によれば、ビーム・スプリッタはs偏光反射光とp偏光透過
光との積(Rsp)によって定められる、少なくとも50%の変換効率を有する
。また、s偏光透過光およびp偏光反射光は共に5%未満である。さらに、変調
光ビームの反射光の割合と透過光の割合は約67%よりも高い。
【0052】 本発明の別の態様によれば、システムは、光源とビーム・スプリッタとの間に
設けられた前偏光子および/または、ビーム・スプリッタとスクリーンとの間に
設けられた後偏光子を備えてもよい。
【0053】 本発明のこれらの目的、特徴、利点および代替的態様ならびに他の目的、特徴
、利点および代替的特徴は、以下の詳細な説明を付属の図面を参照して検討する
ことにより、当業者には明らかになるであろう。
【0054】 発明の詳細な説明 ここで、本発明の多様な構成要素に符号が付されており、当業者が本発明を製
造して用いることを可能にするように本発明が解説されている図面を参照する。
【0055】 図1aに図示したように、符号10で概して指示された、本発明のイメージ投
影システムの表示光学列が示されている。イメージ投影システム10は、符号1
4で概して指示された、ビーム・スプリッタとしてのワイヤ・グリッド偏光子を
有することが有利である。ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタ14(WG
P−PBS)は、光源20から反射液晶アレイ26に1つの偏光の光を効率的に
反射し、そして逆の偏光の反射光をディスプレイ・スクリーン25に効率的に透
過する。
【0056】 適切な光効率のために、WGP−PBS14は、光源20からの所望の偏光の
高い反射率(Rs)有していなければならず、液晶アレイ26からの逆の偏光の
高い透過率(Tp)を有していなければならない。変換効率はこれら2つの積Rspに比例するので、一方の係数の欠陥は他の係数の改善によってある程度補償
することができる。
【0057】 本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタ14の例は、スペクトルの
可視部分について、表示装置における偏光子およびアナライザーの両方として本
発明のWGP−PBS14を用いることの利点を実証する以下の特徴を示すこと
が有利である。さらなる改良の理論的計算は、さらに優れた偏光ビーム・スプリ
ッタが入手可能になることを示している。
【0058】 図2aおよび図2bを参照すると、WGP−PBSのSおよびP両方の偏光に
関する、計測された透過度および反射度がそれぞれ示されている。図2cにおい
て、WGP−PBSの効率は透過度および反射度の積として示されている。また
、図2cには消光も示されている。図2aないし図2cにおいて、WGP−PB
Sは、30°、45°および60°の入射角でs偏光を反射してp偏光を透過す
るように配向されている。プロジェクタなどのイメージ投影システムについて、
光源光がスクリーン上に効率的に当たるのであれば、反射されたs偏光と透過さ
れたp偏光との積(Rsp)は大きくなければならない。一方、スクリーン上で
高い情報密度を達成するのに必要とされる解像度については、逆積(Rps)が
非常に小さいことが重要である(すなわち、s偏光の透過とp偏光の反射との積
は小さくなければならない)。本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッ
タは、レイリー共振または他の現象による低質化なしに、スペクトル全体にわた
ってこれらの基準を満たすことが図から明らかである。
【0059】 別の重要な特徴は広い受光角度である。光源から集まる光が最大化され、した
がって変換効率が最大化される場合に、これは大きくなければならない。図3を
参照すると、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの性能が、45
°に傾いた光軸を中心にした光円錐の様々な部分について示されている。図3に
おいて、第1の基準角度は入射平面における角度であり、第2の基準角度は入射
平面に垂直な平面の角度である。本発明のWGP−PBSは、約12から25°
の間の半角を有する光円錐(発散性または収束性の何れか)を受け入れることが
できることが明らかである。
【0060】 図4aないし図4cを参照すると、ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタ
の代替的実施形態に関する理論的計算は、大幅に大きい光円錐および/または他
の拡張が可能であることを示している。図4aおよび図4bは、130nmに短
縮された周期pでのワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの理論的スループ
ットと消光をそれぞれ示している。また、グリッド高すなわち厚さは130nm
であり、線間隔率は0.48であり、基板溝深度は50nmであり、基板はBK
7ガラスである。図4aにおいて、スループットは図2cに示したスループット
よりも遙かに密接にグループ分けされていることに留意されたい。したがって、
性能は周期pを短縮することにより改善できる。図4bにおいて、消光は図2c
に比べて大幅に増加していることに留意されたい。
【0061】 図4cは、周期pがさらに短縮されたワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッ
タの別の代替的実施形態の理論的消光を示している。波長は420nmであり、
入射角は30°である。周期pが短縮されると消光は顕著に増加することに留意
されたい。
【0062】 上記のように、大きい角度で良好に働くWGP−PBSでより大きい光円錐を
受け入れる能力の重要な結果は、PBSがイメージングシステムの光学設計をも
はや制限しないことである。そのため、低コスト、冷却動作、小型および軽量と
いう利点を備えた、従来の光源を用いることができる。WGP−PBSが良好に
働く広い範囲の角度は、設計者が、ディスプレイのサイズおよび動作を改善する
ために他の光学素子を好ましい位置に設けることを可能にする。図1bおよび図
1cを参照すると、本発明のPBSの広い範囲の角度によって提供される設計の
柔軟性が実証されている。図1bに示したように、光源20およびアレイ26を
互いにより近く配置して、共にPBS14に対して比較的小さい入射角を有する
ようにすることができる。かかる構成はシステム10の構成部品のコンパクトな
設計に有利である。あるいは、図1cに示したように、光源20およびアレイ2
6はより遠く離して、共に比較的大きい入射角を有するようにしてもよい。何れ
の場合においても、入射角は伝統的なビーム・スプリッタによって通常必要とさ
れる45度角からは大きく異なることに留意されたい。
【0063】 ワイヤ・グリッドのさらに他の特徴はディスプレイ・ユニットのための利点を
提供する。従来の技術はガラス・キューブの使用を必要とする。このキューブは
システムに特定の要件と損失を課す。課される要件はこの大きなガラス片の熱負
荷に対処する必要性や、応力複屈折のない高品質な素材に対する必要性などを含
み、これらは付加的コストならびに、キューブ自体の余分な重量および体積を課
す。本発明のWGP−PBSは、あまり容積を占めずあまり重量がない分割また
はパターニングされた薄膜であることが有利である。それは、カラーフィルタな
どの他の光学素子と一体化するかそれらに組み込んで、投影システムの部品数、
重量および容積をさらに削減することさえ可能である。
【0064】 本発明のWGP−PBSは非常に強固でもある。現在の光源は、ライトがスイ
ッチを入れられた直後に、偏光子において非常に高い温度勾配を生成する。よく
言っても、これは、偏光間でクロストークを生じさせる熱および応力複屈折を誘
導できるだけである。最悪の場合には、多層偏光子を薄層に裂くか、キューブ・
ビーム・スプリッタにおける接合された界面を分離させることになり得る。さら
には、強い光に長時間曝されることで、いくつかの素材の特性を変化させること
になる(典型的には、光酸化から生ずる黄変)。しかし、ワイヤ・グリッド偏光
ビーム・スプリッタは、ガラスまたは他の基板材料に良好に接着された化学的に
不活性な金属からできている。これらは、高温ならびに光源からの長時間にわた
る強い放射に耐えることが示されている。
【0065】 また、本発明のWGP−PBSは容易に整列する。それは、光源光ビームを液
晶アレイ上に向けるために調整する必要がある唯一の部分である。これは平面鏡
に用いられるのと同じ単純な手順である。別の調整パラメータ、すなわち、法線
を中心にしたWGP表面への角回転がある。これは、光ビームにおける偏光の向
きを決定する。WGPはそれ独自のアナライザーとして機能し、この意味で整列
しないことはありえないので、この調整は重要ではない。光学列において他の偏
光素子がある場合には、WGP−PBSはそれらの偏光に対して配向されるべき
であるが、マリュス則によれば、偏光子の偏光軸が平行(または直交)に近い場
合には、角度変化は偏光子によって透過される強度における非常に僅かの相違し
か作り出さないので、少々の位置ずれは重要ではない。
【0066】 従来の偏光子と張り合えるようになるためには、積Rspは約50%を超えな
ければならない。これは、WGP−PBSが光源から従来の偏光ビーム・スプリ
ッタよりも遙かに多くの光を集めることができる場合にのみ実用的である、より
低い見積もりを表している。50%という見積もりは、最もよい従来のビーム・
スプリッタである、現在のMacNeilleキューブ・ビーム・スプリッタは
、せいぜい約f/2.5のf/#しか発することができないとの仮定から得られ
たものである。そして、2倍速く、2倍の光を集めることが可能な光学系は、こ
の値の1/√2のf/#、すなわち約f/1.8を有し、これは光イメージ投影
システムにおいては確かに合理的なf/#である。2倍速く、したがって光源か
ら2倍の光を集めることが可能なシステムは、従来のキューブ・ビーム・スプリ
ッタに比べてRsp積の2倍の低下をほぼ補償し、同等な投影システム性能につ
ながる。実際に、WGP−PBSは潜在的にf/1.2(4倍の増加)未満で用
いることができるので、この低いと思われる限界は依然として非常に明るいイメ
ージを生成できる。もちろん、この最小値を超えるRsp積はさらに良好な性能
を示す。
【0067】 別の重要な性能要因は、光の強度の暗ピクセルに対する比率によって定められ
るイメージのコントラストである。WGP−PBSの重要な利点の1つは、Mc
Neilleプリズムなどの先行技術のキューブ・ビーム・スプリッタと比較し
て、合成入射角全体にわたりコントラストが改善されていることである。McN
eilleプリズムの物理的性質は、特定の角度でのSおよびPの偏光の反射度
の相違を利用することにより光を偏光させる。SおよびPの偏光は入射平面に対
して定められるので、光円錐における特定の光ビームに関する効果的なSおよび
Pの偏光は、光円錐内の様々な光ビームを考慮すると、光軸に沿った光ビームに
対して回転する。この挙動の結果は、偏光子の消光が、偏光ビーム・スプリッタ
を通過する光円錐内の角度の特定範囲について大幅に削減され、その円錐全体に
わたる平均コントラストを大幅に削減することになるという、よく知られた合成
角の問題である。
【0068】 一方、WGP−PBSは異なった物理的メカニズムを用いて、この問題をおお
むね回避する光の偏光を達成する。挙動におけるこの相違は、光円錐におけるあ
らゆる特定の光ビームについて、入射平面にかかわらず同じ向きを有するビーム
・スプリッタのワイヤ・グリッドによって、偏光が発生するという事実による。
したがって、あらゆる特定の光ビームに関する入射平面は、McNeilleプ
リズムまたはWGPに入射するときには同じであっても、偏光効果はMcNei
lleプリズムの場合における入射平面にのみ依存し、これはWGPの合成角性
能はキューブ・ビーム・スプリッタによって提供される合成角性能に対して遙か
に改善されることを意味する。
【0069】 WGP−PBSの機能が入射平面から独立しているという事実は、実際にはW
GP−PBSはあらゆる方向に向けられたワイヤまたは素子と共に用いることが
できることを意味する。本発明の好適な実施形態は、光がWGP−PBSにある
角度で当たるように偏光子を傾斜させる中心の軸に平行な向きにされた素子を有
する。この特定の向きは、基板からの表面反射の偏光効果をグリッドからの偏光
効果に付加させるので好適である。しかし、WGP−PBSの傾斜軸に垂直にな
るようにグリッド素子を回転させることにより、入射角の特定の範囲にわたって
P偏光を反射してS偏光を透過する(本明細書において一般的に説明したものと
は全く逆である)ように機能するWGP−PBSを製作することが可能である。
同様に、光ビームにおける波面上への任意の角度の投影と整列された偏光のある
光を透過し反射するように機能するWGP−PBSを得るために、グリッド素子
は傾斜軸に対してこの任意の角度で設けることができる。したがって、P偏光を
反射しS偏光を透過するか、任意の角度で方向づけられた偏光のある光を反射し
透過するWGP−PBSが、本発明に含まれていることは明らかである。
【0070】 WGP−PBSの合成角性能の利点は、光円錐全体にわたって本来的により均
一なコントラストを提供し、WGPが非常に小さいf数に適している理由の1つ
である。しかし、もちろん、それはイメージコントラストに影響する唯一の要因
ではない。イメージコントラストは望まない偏光の低い漏れによってほとんど決
定されるが、ビーム・スプリッタとの最初の接触の後で2回目の接触の前に連続
して設けられたイメージ生成アレイも、イメージコントラストの生成に関与する
ので、この場合には積Tspは重要なパラメータではない。したがって、最終的
なシステム・コントラストは、光弁性能ならびに偏光子の消光に左右される。し
かし、必要なビーム・スプリッタ性能に関するより低い限界は、光弁性能は、そ
れが根本的に無限のコントラストを有すると推定できるのに十分であるとの仮定
で求めることができる。この場合に、システム・コントラストは完全にビーム・
スプリッタ性能に左右される。
【0071】 図1aを参照すると、ビーム・スプリッタ14によって遂行される2つの異な
った機能がある。第1の機能は、液晶アレイ26または他の適切なイメージ生成
素子に当たる前に、偏光を調製することである。この場合の要件は、最終的なイ
メージが所望レベルの性能を満足するように、光弁によって作り出される光ビー
ムの偏光のあらゆる変化を適切に検出または分析できるほどに、光が十分に偏光
されることである。同様に、ビーム・スプリッタ14は、所望のシステム・コン
トラスト性能が達成されるように、光弁によってビーム・スプリッタに戻るよう
に方向づけられた光を分析する十分な性能を有していなければならない。
【0072】 これらのより低い限界はかなり容易に求めることができる。有用性およびイメ
ージ品質を理由として、10:1(明ピクセル対隣接する暗ピクセル)未満のコ
ントラストを有するイメージは、高い有用性を有するとは思えない。かかるディ
スプレイは、たとえば濃い活字には有用ではない。10:1という最低限のディ
スプレイ・システム・コントラストを仮定すると、望まない偏光状態の光の少な
くとも10倍の所望の偏光状態の光を有する入射光ビームが必要である。偏光子
性能の点では、これは10:1のまたは単に10の消光を有するとして説明され
る。
【0073】 イメージを分析しようとするビーム・スプリッタ14との2番目の接触は、望
まない状態の光のほとんどを抹消しながら、正しい偏光状態の光を通すことがで
きなければならない。やはり、上記から偏光状態で符号化されたイメージを有す
る光ビームを仮定し、この光ビームが10:1の比を有すると仮定すると、10
:1のシステム・コントラストという目標を満足するためにこの10:1の比を
保持するビーム・スプリッタが望ましい。換言すれば、望まない偏光の光を正し
い偏光の光に対して10倍削減することが望ましい。これはやはり、ビーム・ス
プリッタの分析機能について10:1の最低消光性能に結びつく。
【0074】 明らかに、ビーム・スプリッタの偏光子およびアナライザーの機能の何れかま
たは両方がより高い消光性能を有する場合には、より高いシステム・コントラス
トが発生する。ビーム・スプリッタのアナライザー機能および偏光子機能の両方
の性能を、イメージ投影システムが適切に働くように合わせることは必要ではな
いことも明らかである。ビーム・スプリッタの偏光子およびアナライザーの性能
に関するより高い限界は求めることはさらに困難であるが、この用途において約
20,000を超える消光は必要でないことは明らかである。高級な劇場にある
高品質の映画投影システムは通常、約1000を超えるイメージコントラストは
有しておらず、数千の範囲にあるコントラストのイメージと10,000を超え
るコントラストのイメージとを、人間の目が確かに区別できるとは思えない。数
千のコントラストのイメージを生成する必要性を考え、この離れ業をやってのけ
る光弁が存在すると仮定すると、10,000〜20,000の範囲にあるビー
ム・スプリッタ消光に関するより高い限界で十分であろう。
【0075】 ワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタに関する最小限界および最大限界の上
記の記述は有益であるが、上記のようなワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ
の実証済みかつ理論的な性能から明らかなように、これよりも遙かによいものを
達成できる。この情報によれば、好適な実施形態では、図2a〜2cに示したよ
うに、Rsp≧65%ならびに、RpまたはTsあるいは両方が≧67%である。
さらに好適な実施形態は、反射光ビームがイメージ生成アレイに向けられ、アレ
イは、光がビーム・スプリッタを通過するか透過させられるように光をビーム・
スプリッタに戻すモードにおいて、ワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタを
採用する。この好適な実施形態は図1aに示した。
【0076】 あるいは、図5aのイメージ表示システム60に示したように、ワイヤ・グリ
ッド偏光ビーム・スプリッタ14は、光源20からの1つの偏光の光を反射液晶
アレイ26に効率的に伝播させて、逆の偏光の反射光をディスプレイ・スクリー
ン25に効率的に反射することができる。イメージ投影システム60の第2の実
施形態は、光源光ビームがビーム・スプリッタ14を通って伝導させらるか通過
させられ、イメージ生成アレイ26に向けられて、ビーム・スプリッタ14へと
反射されて戻され、そこでビーム・スプリッタによって反射されて、分析されて
から、スクリーン25上に表示されるようにビーム・スプリッタ14が採用され
ることを除いて、図1aに示した好適な実施形態のイメージ投影システムと類似
である。
【0077】 図5bおよび5cを参照すると、本発明のPBSの広範な角度によってもたら
される設計上の柔軟性が示されている。図5bに示したように、アレイ26およ
びスクリーン25は、互いにより近くに配置されて、PBS14に対して共に比
較的小さい入射角を有していてもよい。あるいは、図5cに示したように、アレ
イ26およびスクリーン25はより遠く離して位置づけられ、共に比較的大きい
入射角を有していてもよい。
【0078】 図6に示したように、イメージ投影システム80の第3の実施形態は、所望レ
ベルのシステム性能を達成する際に役立つことができる代替的なシステム設計を
提供する。この第3の実施形態は、連続してワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプ
リッタと協動し、偏光および分析の機能の何れかまたは両方の消光を高めて必要
なシステム・コントラスト性能を達成する、1つまたは複数の付加的な透過また
は反射偏光子を備えている。付加的な偏光子を設ける別の理由は、システム効率
を高めるための偏光回復スキームの実施である。前偏光子82を光源20とWG
P−PBS14との間で光源光内に設ける。後偏光子すなわちクリーンアップ偏
光子84を、アレイ26とスクリーン25との間またはWGP−PBS14とス
クリーン25との間で、変調光ビームまたはアレイ26から反射された光ビーム
内に設ける。やはり、第3の実施形態は上記のワイヤ・グリッド・ビーム・スプ
リッタのより大きい光円錐、耐久性の利点および他の利点を実現する。
【0079】 これらの図に示したように、イメージ表示システムは集光光学系90および投
影光学系92を利用することもできる。 図7および8を参照すると、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッ
タ14がさらに詳細に示されている。偏光ビーム・スプリッタは、参照すること
により本明細書に援用される、「Polarizing Beam splitter」という名称の19
99年9月7日出願の同時係属米国出願第09/390,833号でもさらに詳
細に解説されている。
【0080】 同時係属出願で説明されているように、偏光ビーム・スプリッタ14は、基板
40上に設けられたグリッド30または平行で伝導性の素子のアレイを有する。
光源20によって生成された光源光ビーム130は、好ましくは入射平面が伝導
性素子に直交した状態で、法線から角度θの光軸で偏光ビーム・スプリッタ14
に入射する。代替的な実施形態は、伝導性素子の平面に角度θで入射平面を設け
、θは約45°である。さらに別の実施形態は、伝導性素子に平行に入射平面を
設ける。偏光ビーム・スプリッタ14はこの光ビーム130を正反射成分140
と透過成分150とに分割する。SおよびPの偏光に関する標準的な定義を用い
ると、偏光Sの光は入射平面に直交の、したがって伝導性素子に平行な偏光ベク
トルを有する。逆に、偏光Pの光は入射平面に平行な、したがって伝導性素子に
直交の偏光ベクトルを有する。
【0081】 偏光ビーム・スプリッタ14はS偏光に対して完璧な鏡として機能することが
理想的であり、P偏光に対しては完全に透過性であることが好ましい。しかし、
実際には、鏡として用いられる最も反射性が高い金属でさえ、入射光のある部分
を吸収し、そのためWGPは90%から95%しか反射せず、ただのガラスは表
面反射のために入射光の100%は透過しない。
【0082】 必要とされる性能レベルに達成するために、一群として最適化しなければなら
ないワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ14の主要な物理的パラメータは、
ワイヤ・グリッド30の周期p、グリッド素子30の高さすなわち厚さt、グリ
ッド素子30の幅wおよびグリッド素子側面の傾斜を含む。図8を検討すると、
グリッド素子30の一般的な断面は本質的に台形または矩形であることが分かる
であろう。この一般的な形状も好適な実施形態の偏光ビーム・スプリッタ14に
必要な特徴であるが、角50の丸みやグリッド素子30の基部の面取り54など
の製造工程による自然な小さい変形が考慮される。
【0083】 ワイヤ・グリッド30の周期pは、ビーム・スプリッタ14のイメージング忠
実度要件を満たすのに必要な正反射性能を達成するために、規則的でなければな
らないことにも留意されたい。完全に規則的で均一なグリッド30を有すること
が明らかに好ましいが、用途によっては、これがそれほど重要ではない緩和され
た要件でよいものもある。しかし、必要な性能を達成するには、周期pの変化は
イメージにおける重要な寸法(文章表示における1つの文字のサイズや、イメー
ジにおける数個のピクセルなど)の全体にわたり10%未満であることが求めら
れると思料する。
【0084】 同様に、よくあるように、特にビーム・スプリッタ14が光学系におけるイメ
ージ平面にない場合には、グリッド素子30の幅w、グリッド素子の高さt、側
面の傾斜または角の丸み50および面取り54などの、説明した他のパラメータ
の、ビーム・スプリッタ14全体にわたる合理的変化も、表示性能にあまり影響
を与えずに発生し得る。これらの変化は、縞や、透過効率、反射効率、色の均一
性の変化などとして、完成したビーム・スプリッタ14で目に見える場合さえあ
るが、依然として投影イメージングシステムにおける特定の用途にとっては有用
な部分を実現する。
【0085】 これらのパラメータの最適化によって満たされなければならない設計上の目標
は、用途のコントラスト要件を満たしながら、できる限り最高の効率またはスル
ープットを生み出すことである。上記のように、偏光ビーム・スプリッタ14に
必要な最小の実用的消光は10程度である。有益な製品を得るためにビーム・ス
プリッタ14に求められる最小スループット(Rsp)は約50%であることが
分かっており、このことはRpおよびTsのいずれかまたは両方が約67%を超
えなければならないことを意味する。もちろん、ビーム・スプリッタのスループ
ットおよび消光の両方におけるより高い性能には価値があり、その性能により、
より優れた製品が提供される。これらのパラメータがワイヤ・グリッド・ビーム
・スプリッタの性能にどのように影響するかを理解するために、45°の入射角
および、おそらく他の重要な角度について、各パラメータによってもたらされる
性能の変化を検討することが必要である。
【0086】 ワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ14の性能は周期pの関数である。可
視スペクトル全体にわたって合理的性能を有するビーム・スプリッタ14を製作
するために、ワイヤ・グリッド素子30の周期pは約0.21μm未満にならな
ければならないが、単に赤、赤および緑などの、完全な可視スペクトルよりも少
なく表示することが期待されるシステムにおいては、より大きい周期のビーム・
スプリッタが有用であることが、当業者には明らかであろう。
【0087】 ワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ14の性能は、素子の高さすなわち厚
さtの関数である。必要な性能を提供するために、ワイヤ・グリッド高tは約0
.04から0.5μmの間になければならない。
【0088】 ワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ14の性能は、素子30の幅対周期比
(w/p)の関数である。必要な性能を提供するために、周期pに対するグリッ
ド素子30の幅wは約0.3から0.76の範囲になければならない。
【0089】 ワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタ14の性能は、素子30の側面の傾斜
の関数である。必要な性能を提供するために、グリッド素子30の側面の傾斜は
水平から68度よりも大きいことが好ましい。
【0090】 説明した本発明の実施形態は例示的にすぎないことおよび、その変形が当業者
に想起される場合があることを理解されたい。たとえば、グリッド・ビーム・ス
プリッタが他の素子と結合するか一体化して、必要な光学系の数、システム重量
、システム容積を削減するか、あるいは他の望ましい属性を達成するように、光
パワーを有する基板上にワイヤ・グリッド・ビーム・スプリッタを含めることで
ある。本発明によって達成される、先行技術に対する設計の柔軟性の大幅な向上
を考えれば、当業者には他の変更が確実に想起されるであろう。したがって、本
発明は開示した実施形態に限定されるものと考えられるべきではなく、本明細書
に添えた特許請求の範囲によって定義されたようにのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタを用いた、本発
明のイメージ投影システムの好適な実施形態の一般的動作の模式図である。 図1bは、異なった構成の、本発明のイメージ投影システムの模式図である。 図1cは、異なった構成の、本発明のイメージ投影システムの模式図である。
【図2】 図2aは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの好適な実施形
態のSおよびP両方の偏光に関する、波長と透過度との間の関係を示したグラフ
図である。 図2bは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの好適な実施形
態のSおよびP両方の偏光に関する、波長と反射度との間の関係を示したグラフ
図である。 図2cは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの好適な実施形
態の、波長、効率および透過消光の間の関係を示したグラフ図である。
【図3】 本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの好適な実施形態の性能を
、入射角の関数として示したグラフ図である。
【図4】 図4aは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの代替的実施形
態の、理論的スループット性能を示したグラフ図である。 図4bは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの代替的実施形
態の、理論的消光性能を示したグラフ図である。 図4cは、本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの代替的実施形
態の、理論的消光性能を示したグラフ図である。
【図5】 図5aは、本発明のイメージ投影システムの代替的実施形態の一般的動作の模
式図である。 図5bは、異なった構成の、本発明のイメージ投影システムの模式図である。 図5cは、異なった構成の、本発明のイメージ投影システムの模式図である。
【図6】 本発明のイメージ投影システムの代替的実施形態の一般的動作の模式図である
【図7】 本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの斜視図である。
【図8】 本発明のワイヤ・グリッド偏光ビーム・スプリッタの断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/00 G03B 21/00 Z 33/12 33/12 H04N 5/74 H04N 5/74 K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ガードナー,エリック アメリカ合衆国ユタ州84604,プロヴォ, ノース 800 ウエスト 2495 (72)発明者 ランド,マーク・ダブリュー アメリカ合衆国ユタ州84094,オレム,イ ースト 200 ノース 969 Fターム(参考) 2H049 BA05 BA45 BC22 2H088 EA12 HA18 HA20 HA21 HA24 HA28 MA20 2H091 FA08X FA08Z FA10X FA14Z FA26X FA41Z LA30 MA07 5C058 BA05 BA08 EA11 EA13 EA26 EA51

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明るく明瞭なイメージを提供するイメージ投影システムにお
    いて、 可視光ビームを生成する光源と、 前記光ビーム内で前記光源の付近に設けられ、前記光ビームに対してある角度
    で配向されている偏光ビーム・スプリッタであって、 前記光ビーム内に設けられた第1の表面を有し、前記光ビームが該第1の表
    面にある角度で当たる、透明な基板と、 前記基板によって支持された、一般的に平行な配列をした薄く細長い素子で
    あって、該配列は、前記光源光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)
    前記素子の少なくとも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する
    方向に配向された偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、透過光ビー
    ムを定め、(ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光
    ビームの方向に平行に配向された偏光を有する光を、前記素子から反射させて、
    反射光ビームを定めるように構成され、前記素子はそのような大きさに製作され
    ている、素子と、含む偏光ビーム・スプリッタと、 前記反射光ビームまたは透過光ビームの何れかの中で前記偏光ビーム・スプリ
    ッタ付近に設けられた反射アレイであって、前記光ビームの前記偏光を選択的に
    変更することにより前記光ビームの前記偏光を変調してそのイメージ情報を符号
    化し、かつ変調光ビームを作り出し、前記変調光ビームが前記偏光ビーム・スプ
    リッタの方に戻るように配向されているアレイと、 前記偏光ビーム・スプリッタはさらに、前記変調光ビーム内に設けられ、前記
    変調光ビームに対してある角度で配向されており、前記偏光ビーム・スプリッタ
    の前記素子の配列が前記変調光ビームの電磁波と相互作用して、概して(i)前
    記素子の少なくとも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する方
    向に配向された偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、第2の透過光
    ビームを定め、(ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入
    射光ビームの方向に平行な偏光を有する光を、前記素子から反射させて、第2の
    反射光ビームを定めて、前記変調光ビームから未変更の偏光を分離し、 前記第2の反射光ビームまたは前記第2の透過光ビームの何れかの中に設けら
    れ、前記符号化されたイメージ情報を表示するスクリーンと、 を含むシステム。
  2. 【請求項2】 前記ビーム・スプリッタは一般的に平面のシートであること
    を特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記ビーム・スプリッタは、約0から80度の間の入射角で
    前記光ビームまたは前記変調光ビームに対して配向されていることを特徴とする
    、請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記ビーム・スプリッタは、47度よりも大きいか、または
    43度よりも小さい入射角で前記光ビームまたは前記変調光ビームに対して配向
    されていることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記光ビームは約12から25°の間の半角を備えた有用な
    発散円錐を有することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記ビーム・スプリッタは約f/2.5未満のF数で用いら
    れることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記ビーム・スプリッタは、p偏光透過光の部分量とs偏光
    反射光の部分量との積によって定められる少なくとも50%のスループットを有
    し、前記s偏光透過光およびp偏光反射光は共に5%未満であることを特徴とす
    る、請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記ビーム・スプリッタは、前記s偏光透過光の部分量と前
    記p偏光反射光の部分量との積によって定められる少なくとも50%のスループ
    ットを有し、前記p偏光透過光およびs偏光反射光は共に5%未満であることを
    特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記ビーム・スプリッタは、前記反射光の部分量と前記透過
    光の部分量との積によって定められる少なくとも65%の光ビームに関するスル
    ープットを有し、前記反射光の割合または前記透過光の割合は約67%よりも大
    きいことを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記光源と前記ビーム・スプリッタとの間に設けられた前
    偏光子をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記ビーム・スプリッタと前記スクリーンとの間に設けら
    れた後偏光子をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記アレイは前記反射光ビーム内に設けられ、前記スクリ
    ーンは前記第2の透過光ビーム内に設けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記アレイは前記透過光ビーム内に設けられ、前記スクリ
    ーンは前記第2の反射光ビーム内に設けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記素子の配列は約0.21ミクロン未満の周期を有し、 前記素子は約0.04から0.5ミクロンの間の厚さを有し、 前記素子は前記周期の約30から76%の間の幅を有することを特徴とする、
    請求項1に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記素子はそれぞれ、基部、該基部の反対位置にある頂部
    および、反対位置にある左右側面を有し、前記側面は約68度よりも大きい前記
    基部に対する角度を形成することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 約0.4から0.7ミクロンの間の波長を有する可視光ビ
    ームを生成する光源と、 前記光ビーム内で前記光源の付近に設けられ、前記光ビームに対してある角度
    で配向されいる偏光ビーム・スプリッタであって、 前記光ビーム内に設けられた表面を有し、前記光ビームが該表面にある角度
    で当たる透明な基板と、 前記基板によって支持された、一般的に平行な配列をした薄く細長い素子で
    あって、該配列は、前記光源光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)
    前記素子の少なくとも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する
    方向に配向された偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、透過光ビー
    ムを定め、(ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光
    ビームの方向に平行に配向された偏光を有する光を、前記素子から反射させて、
    反射光ビームを定めるように構成され、前記素子はそのような大きさに製作され
    ている、素子と、を含む偏光ビーム・スプリッタと、 前記反射光ビーム内で前記偏光ビーム・スプリッタ付近に設けられた反射アレ
    イであって、前記反射光ビームの前記偏光を選択的に変更することにより前記反
    射光ビームの前記偏光を変調してそのイメージ情報を符号化し、かつ変調光ビー
    ムを作り出し、前記変調光ビームが前記偏光ビーム・スプリッタの方に戻るよう
    に配向されているアレイと、 前記偏光ビーム・スプリッタはさらに、前記変調光ビーム内に設けられ、前記
    変調光ビームに対してある角度で配向されており、前記素子の配列が前記変調光
    ビームの電磁波と相互作用して、概して(i)前記素子の少なくとも1つを含む
    平面および前記入射光ビームの方向に直交する方向に配向された偏光を有する光
    を、前記素子を通して透過させて、透過光ビームを定め、(ii)前記素子の少
    なくとも1つを含む前記平面および前記入射光ビームの方向に平行な偏光を有す
    る光を、前記素子から反射させて、前記変調光ビームから未変更の偏光を分離し
    、 前記透過光ビーム内に設けられ、前記符号化されたイメージ情報を表示するス
    クリーンと、 を含むイメージ投影システム。
  17. 【請求項17】 前記ビーム・スプリッタは、約0から80度の間の入射角
    で前記光ビームまたは前記変調光ビームに対して配向されていることを特徴とす
    る、請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記光ビームは約12から25°の間の有用な半角を備え
    た発散円錐を有することを特徴とする、請求項16に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記ビーム・スプリッタは約f/2.5未満のF数で用い
    られることを特徴とする、請求項16に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記ビーム・スプリッタは、前記反射光の部分量と前記透
    過光の部分量との積によって定められる少なくとも65%の光ビームに関するス
    ループットを有し、前記変調光ビームの前記反射光の部分量または前記透過光の
    部分量は約0.67よりも大きいことを特徴とする、請求項16に記載のシステ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記素子の配列は約0.21ミクロン未満の周期を有し、 前記素子は約0.04から0.5ミクロンの間の厚さを有し、 前記素子は前記周期の約30から76%の間の幅を有することを特徴とする、
    請求項16に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 約0.4から0.7ミクロンの間の波長を有する可視光ビ
    ームを生成する光源と、 前記光ビーム内で前記光源の付近に設けられ、前記光ビームに対してある角度
    で配向されている偏光ビーム・スプリッタであって、 前記光ビーム内に設けられた表面を有し、前記光ビームが該表面にある角度
    で当たる透明な基板と、 前記基板によって支持された、一般的に平行な配列をした薄く細長い素子で
    あって、該配列は、前記光源光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)
    前記素子の少なくとも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する
    方向に配向された偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、透過光ビー
    ムを定め、(ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光
    ビームの方向に平行な方向に配向された偏光を有する光を、前記素子から反射さ
    せるように構成され、前記素子はそのような大きさに製作されている、素子と、
    を含む偏光ビーム・スプリッタと、 前記透過光ビーム内で前記偏光ビーム・スプリッタ付近に設けられた反射アレ
    イであって、前記透過光ビームの前記偏光を選択的に変更することにより前記透
    過光ビームの前記偏光を変調してそのイメージ情報を符号化し、かつ変調光ビー
    ムを作り出し、前記変調光ビームが前記偏光ビーム・スプリッタの方に戻るよう
    に配向されているアレイと、 前記偏光ビーム・スプリッタはさらに、前記変調光ビーム内の前記イメージ情
    報を抽出するために前記変調光ビーム内に設けられ、前記変調光ビームに対して
    ある角度で配向されており、前記素子の配列が前記変調光ビームの電磁波と相互
    作用して、概して(i)前記素子の少なくとも1つを含む平面および前記入射光
    ビームの方向に直交する方向に配向された偏光を有する光を、前記素子を通して
    透過させ、(ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光
    ビームの方向に平行な偏光を有する光を、前記素子から反射させて、反射光ビー
    ムを定め、前記変調光ビームの未変更の偏光から変更された偏光を分離し、 前記反射光ビーム内に設けられ、前記変調光ビーム内の前記抽出されたイメー
    ジ情報を表示するスクリーンと、 を含むイメージ投影システム。
  23. 【請求項23】 前記ビーム・スプリッタは、約0から80度の間の入射角
    で前記光ビームまたは前記変調光ビームに対して配向されていることを特徴とす
    る、請求項22に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記光ビームは約12から25°の間の有用な半角を備え
    た発散円錐を有することを特徴とする、請求項22に記載のシステム。
  25. 【請求項25】 前記ビーム・スプリッタは約f/2.5未満のF数で用い
    られることを特徴とする、請求項22に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記ビーム・スプリッタは、反射光の部分量と透過光の部
    分量との積によって定められる、少なくとも65%の光ビームに関するスループ
    ットを有し、前記反射光の部分量または前記透過光の部分量は約0.67よりも
    大きいことを特徴とする、請求項22に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記素子の配列は約0.21ミクロン未満の周期を有し、 前記素子は約0.04から0.5ミクロンの間の厚さを有し、 前記素子は前記周期の約30から76%の間の幅を有することを特徴とする、
    請求項22に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 光源を用いて、約0.4から0.7ミクロンの間の波長を
    有する光源光ビームを生成するステップと、 前記光源光ビーム内に設けられた偏光ビーム・スプリッタを用いて前記光源光
    ビームの偏光をほぼ分離するステップであって、前記偏光ビーム・スプリッタは
    、 前記光源光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)前記素子の少なく
    とも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する方向に配向された
    偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、透過光ビームを定め、(ii
    )前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光ビームの方向にあ
    る偏光の向きを有する光を、前記素子から反射させて、反射光ビームを定めるよ
    うに構成されそのような大きさに製作された、一般的に平行な配列をした薄く細
    長い素子を含む、ステップと、 前記透過または反射光ビームの何れかの中に設けられたアレイを用いて、前記
    光ビームの偏光を選択的に変更することにより、前記透過または反射光ビームの
    何れかを変調し、かつ変調光ビームを作成するステップと、 前記変調光ビーム内に設けられた前記偏光ビーム・スプリッタを用いて、前記
    変調光ビームの偏光をほぼ分離するステップであって、前記素子は前記変調光ビ
    ームの電磁波と相互作用して、概して(i)前記素子の少なくとも1つを含む平
    面および前記入射光ビームの方向に直交する方向に配向された偏光を有する光を
    、前記素子を通して透過させて、第2の透過光ビームを定め(ii)前記素子の
    少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光ビームの方向にある偏光の向き
    を有する光を、前記素子から反射させて、第2の反射光ビームを定める、ステッ
    プと、 前記第2の透過光ビームまたは前記第2の反射光ビームの何れかをスクリーン
    上に表示するステップを含む、 イメージを投影する方法。
  29. 【請求項29】 可視イメージを生成するためのイメージ表示システムであ
    って、 約0.4から0.7ミクロンの間の範囲にある波長を有する光源光ビームを放
    出する光源と、 前記光源光ビームの少なくとも一部を受けて変調し、変調光ビームを作成する
    ように位置づけられ配向された液晶アレイであって、前記変調光ビームはイメー
    ジ情報を含む、液晶アレイと、 前記変調光ビームの少なくとも一部を受けて表示するように位置づけられ配向
    されたスクリーンと、 前記光源光ビームおよび前記変調光ビームの両方の中に設けられ、約f/2.
    5未満のF数で用いられる偏光ビーム・スプリッタであって、 前記光源光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)前記素子の少な
    くとも1つを含む平面および前記入射光ビームの方向に直交する方向に配向され
    た偏光を有する光を、前記素子を通して透過させて、透過光ビームを定め、(i
    i)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記入射光ビームの方向に
    ある偏光の向きを有する光を、前記素子から反射させて、反射光ビームを定め、
    前記変調光ビームの電磁波と相互作用して、概して、(i)前記素子の少なくと
    も1つを含む平面および前記変調光ビームの方向に直交する方向に配向された偏
    光を有する光を、前記素子を通して透過させて、第2の透過光ビームを定め、(
    ii)前記素子の少なくとも1つを含む前記平面および前記変調光ビームの方向
    にある偏光の向きを有する光を、前記素子から反射させて、第2の反射光ビーム
    を定めるように構成され、そのように大きさを定められた、一般的に平行な配列
    をした薄く細長い素子を含むビーム・スプリッタと、 を含み、 前記ビーム・スプリッタは、約10から80度の間の入射角で前記光源光ビー
    ムに対して配向されることを特徴とする、システム。
  30. 【請求項30】 前記素子の配列は約0.21ミクロン未満の周期を有し、 前記素子は約0.04から0.5ミクロンの間の厚さを有し、 前記素子は前記周期の約30から76%の間の幅を有する、請求項29に記載
    のシステム。
  31. 【請求項31】 前記アレイは前記反射光ビーム内に設けられ、前記スクリ
    ーンは前記第2の透過光ビーム内に設けられていることを特徴とする、請求項2
    9に記載のシステム。
  32. 【請求項32】 前記アレイは前記透過光ビーム内に設けられ、前記スクリ
    ーンは前記第2の反射光ビーム内に設けられていることを特徴とする、請求項2
    9に記載のシステム。
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