JP2003347427A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2003347427A JP2002148915A JP2002148915A JP2003347427A JP 2003347427 A JP2003347427 A JP 2003347427A JP 2002148915 A JP2002148915 A JP 2002148915A JP 2002148915 A JP2002148915 A JP 2002148915A JP 2003347427 A JP2003347427 A JP 2003347427A
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forming
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conductive
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Yoshikazu Tokimine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダマシンプロセスでスタックトキャパシタを
形成する際に、電極形成材料に熱処理を加えたときでも
電極形状に変形が生じにくい半導体装置およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 導電性プラグ4の上面にキャパシタ下部
電極6と同じ材料の導電膜5を、熱処理にて固着して形
成しておく。例えば下部電極6がルテニウム等の貴金属
で構成されておれば、導電膜5も同じ貴金属で構成され
る。導電膜5と下部電極6とが同じ材料で構成されてい
ることにより両者間の結合力は強まり、下部電極6に熱
処理を加えたときに、両者間の接続が維持されやすく、
電極形状に変形が生じにくい。そのため、導電性プラグ
4に下部電極6が直接、接続される場合に比べて導電性
プラグ4と下部電極6との間の接続をより強固にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、高誘電率材料を誘電体膜
に用いたスタックトキャパシタを含む半導体装置とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、DRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)は、多数の記憶情報を蓄積する記憶領域で
あるメモリセルアレイ部と、外部との入出力に必要な周
辺回路部とから構成されている。そのうち半導体チップ
上で大きな面積を占めるメモリセルアレイ部には、単位
記憶情報を蓄積するメモリセルがマトリックス状に複数
個配置されている。
【0003】一つのメモリセルは一般に、一つのMOS
(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとこれに
接続された一つのキャパシタとから構成されている。こ
のようなメモリセルを、1トランジスタ1キャパシタ型
のメモリセルと呼んでいる。このタイプのメモリセルは
構成が簡単なため、メモリセルアレイの集積度を向上さ
せることが容易になる。そのため、大容量のDRAMに
おいて広く用いられている。
【0004】キャパシタにはいくつかのタイプが存在す
る。そのうちスタックトキャパシタと呼ばれるタイプの
キャパシタがある。スタックトキャパシタは、キャパシ
タの電極および誘電体膜をフィールド酸化膜やトランジ
スタのゲート電極の上方にまで延在させることによっ
て、キャパシタの電極間の対向面積を増大させたもので
ある。スタックトキャパシタはこのような特徴を有する
ため、半導体記憶装置の集積化に伴って素子の微細化が
進んだ場合でも、キャパシタの静電容量を確保しやす
い。よって、半導体記憶装置の高集積化に伴ってスタッ
クトキャパシタが多く用いられるようになった。
【0005】さて、素子の微細化が進んだ場合、横方向
への広がりを抑えつつ電極間の対向面積を確保するた
め、スタックトキャパシタを高く形成してゆけばよい。
しかし、構造を改善するこのような方法によって一定の
静電容量を確保することは、微細化がかなり進んだ現在
ではもはや困難になりつつある。この状況は他の代表的
な3次元キャパシタ構造であるトレンチキャパシタや円
筒型キャパシタでも同様である。
【0006】そこで、キャパシタの静電容量を増大させ
るため、誘電体膜としてBST(チタン酸バリウムスト
ロンチウム)等の高誘電率材料を使用する試みがなされ
ている。図17は、誘電体膜としてBST等の高誘電率
材料を用いたDRAMメモリセルのキャパシタ部分を示
す断面図である。
【0007】図17において、高誘電率材料からなる誘
電体膜7が、上部電極8および下部電極6に挟まれてい
る。なお、下部電極6は導電性プラグ4に接続されてい
る。そして、導電性プラグ4は、半導体基板1上に形成
された第1および第2層間絶縁膜2,3の積層構造を貫
通して半導体基板1の表面に接続されている。また、上
部電極8上には第3層間絶縁膜9が形成されている。以
上の要素によってスタックトキャパシタが構成されてい
る。
【0008】このうち、上部電極8および下部電極6に
は例えばルテニウム等の貴金属が採用され、導電性プラ
グ4にはバリアメタルとして機能する窒化チタンが例え
ば採用される。また、第1および第3層間絶縁膜2,9
は例えばシリコン酸化膜で形成され、第2層間絶縁膜3
は例えばシリコン窒化膜で形成される。BST等の高誘
電率材料からなる誘電体膜8は、反応性スパッタ法やC
VD(Chemical VaporDeposition)法等で形成される。
【0009】なお、図17においては図示を省略した
が、半導体基板1の表面にはトランジスタや活性領域の
ほか、シリコン酸化膜による素子分離領域等が形成され
ている。また、スタックトキャパシタの上部にはアルミ
配線も形成されるが、これも図示を省略している。
【0010】従来のDRAMのメモリセルのキャパシタ
においては、上部および下部電極には多結晶シリコンを
採用し、その誘電体膜にはシリコンを熱酸化したシリコ
ン酸化膜やCVD法により形成したシリコン窒化膜など
を用いていた。これらの膜はいずれもシリコン化合物で
あり、多結晶シリコンからなる下部電極上に容易に形成
できた。
【0011】しかし、図17のスタックトキャパシタに
おいては、上述したように上部電極8および下部電極6
に貴金属を採用する。例えばBSTからなる誘電体膜を
従来のキャパシタ構造に適用して、多結晶シリコンから
なる下部電極上に形成しようとすると、電気化学的に卑
である多結晶シリコンがBSTの有する酸素原子により
容易に酸化される。その結果、誘電体膜と下部電極との
界面にシリコン酸化膜が形成されてしまう。シリコン酸
化膜は誘電率が低いため、高誘電率材料の効果を打ち消
してキャパシタの静電容量の大幅な低下をもたらす。ま
た、下部電極としての多結晶シリコンの抵抗値の上昇を
ももたらす。これらの問題は上部電極においても同様で
ある。
【0012】よって、BST等の高誘電率材料を誘電体
膜に使用する場合には、電気化学的に貴で耐酸化性の強
い貴金属が上部および下部電極に用いられる。そのよう
な貴金属として、白金、イリジウム、パラジウム等があ
る。図17に示したスタックトキャパシタにおいて、上
部電極9および下部電極7の材料にルテニウムを例示し
たのはそのためである。
【0013】なお、図17に示したスタックトキャパシ
タにおいて、導電性プラグ4に窒化チタン等のバリア性
を有する材料を採用したのは、下部電極6と半導体基板
1との間でシリサイド化反応が生じて抵抗値が上昇する
のを防止したり、誘電体膜7等から分離して下部電極6
を透過した酸素原子が半導体基板1へと到達して酸化す
るのを防止するためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、貴金属膜を
フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて
所望のパターンにエッチングすることは難しい。よっ
て、図17中の下部電極6のような微細構造を貴金属で
形成するには困難が伴う。
【0015】そこで、貴金属膜のパターニングにはダマ
シンプロセスが採用される。すなわち、エッチングが比
較的容易なシリコン酸化膜等からなる型枠を基板上に形
成して、その型枠に所望の電極形状の開口を行う。そし
て、その開口部に貴金属膜を埋め込んで、その表面をC
MP(Chemical Mechanical Polishing)等により平坦
化し、型枠を除去して微細な電極を形成するのである。
ダマシンプロセスでは、微細加工の対象がシリコン酸化
膜であるため、貴金属膜に微細加工を直接施す場合に比
べて製造工程が容易となる。
【0016】貴金属膜を型枠の開口部に埋め込んで図1
7中の下部電極6を形成する場合、貴金属膜に電極形状
を維持させるための熱処理を加えていた。ところが、こ
の熱処理の際に、貴金属膜が型枠の開口部内で収縮を起
こして下部電極6の形状が変形してしまうという問題が
あった。
【0017】図18はこの問題を説明する断面図であ
り、下部電極6として型枠10に埋め込んだ貴金属膜6
dが開口部内で収縮を起こしてしまい、貴金属膜6dと
導電性プラグ4との間に空隙10cが生じてしまった場
合を示している。この現象は、埋め込まれた貴金属膜6
d中に含まれていた酸素等が熱処理によりガスとして放
出されることに起因すると考えられている。もちろん、
この状態では導電性プラグ4とのコンタクトが取れてい
ないので、貴金属膜6dは下部電極6としての機能を果
たさない。
【0018】この問題を防ぐために、型枠10の除去後
に貴金属膜6dに対して熱処理を行うことが考えられ
る。しかしながら、その場合には図19に示すように、
部分により異なる収縮が貴金属膜に発生しやすく、変形
した下部電極6eが生成されてしまう。この状態では、
下部電極が倒れたり、また、近接した他の下部電極と接
触したりするという新たな問題が生じてしまう。
【0019】また、仮に貴金属膜6dと導電性プラグ4
との間に空隙10cが生じなかった場合であっても、貴
金属膜の収縮が両者間の結合力を弱めていることもあり
得る。その場合は、製品の完成後に振動や衝撃等が加わ
ったときに下部電極6が導電性プラグ4から乖離する可
能性もあり、衝撃等に対する耐性の低い半導体装置とな
ってしまう。
【0020】そこで、この発明の課題は、ダマシンプロ
セスでスタックトキャパシタを形成する際に、電極形成
材料に熱処理を加えたときでも電極形状に変形が生じに
くい半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された層間
絶縁膜と、前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の
表面に接続する接続孔と、前記接続孔内に形成され、前
記半導体基板の表面に接続する導電性プラグと、前記接
続孔内において、前記導電性プラグの上面に固着して形
成された導電膜と、前記導電膜に接続された第1キャパ
シタ電極と、前記第1キャパシタ電極に接触するキャパ
シタ誘電体膜と、前記第1キャパシタ電極との間に前記
キャパシタ誘電体膜を挟んでキャパシタを構成する第2
キャパシタ電極とを備え、前記導電膜と前記第1キャパ
シタ電極とは同じ材料で構成された半導体装置である。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の半導体装置であって、前記第1キャパシタ電極は、前
記接続孔内の前記導電膜の表面を完全に覆うことなく、
かつ、前記導電膜に食い込んで接続された半導体装置で
ある。
【0023】請求項3に記載の発明は、半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、前記層間
絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面に接続する接続
孔と、前記接続孔内に形成され、前記半導体基板の表面
に接続する導電性プラグと、前記層間絶縁膜の上方に形
成されたシリコン層間膜と、前記シリコン層間膜を貫通
し、前記導電性プラグに電気的に接続された金属キャパ
シタ電極と、前記金属キャパシタ電極に接触するキャパ
シタ誘電体膜と、前記金属キャパシタ電極との間に前記
キャパシタ誘電体膜を挟んでキャパシタを構成する他の
キャパシタ電極とを備え、前記シリコン層間膜と前記金
属キャパシタ電極との界面においてシリサイド化反応が
生じている半導体装置である。
【0024】請求項4に記載の発明は、(a)表面に層
間絶縁膜が形成された半導体基板を準備する工程と、
(b)前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面
に接続する第1接続孔を形成する工程と、(c)前記半
導体基板の表面に接続する導電性プラグを前記第1接続
孔内に形成する工程と、(d)前記第1接続孔内におい
て、前記導電性プラグの上面に導電膜を形成する工程
と、(e)熱処理を加えて前記導電膜を前記導電性プラ
グに固着させる工程と、(f)前記層間絶縁膜および前
記導電膜上にダマシンプロセス用の型枠を形成する工程
と、(g)前記型枠を貫通し、前記導電膜に接続する第
2接続孔を形成する工程と、(h)前記導電膜に接続す
るキャパシタ電極を前記第2接続孔内に形成する工程
と、(i)前記キャパシタ電極に熱処理を加える工程と
を備え、前記導電膜と前記キャパシタ電極とは同じ材料
で構成された半導体装置の製造方法である。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の半導体装置の製造方法であって、前記工程(g)にお
いて、前記第2接続孔は、前記第1接続孔内の前記導電
膜の表面を完全に覆うことなく、かつ、前記導電膜に食
い込んで形成される半導体装置の製造方法である。
【0026】請求項6に記載の発明は、(a)表面に層
間絶縁膜が形成された半導体基板を準備する工程と、
(b)前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面
に接続する第1接続孔を形成する工程と、(c)前記半
導体基板の表面に接続する導電性プラグを前記第1接続
孔内に形成する工程と、(d)前記層間絶縁膜および前
記導電性プラグ上にダマシンプロセス用の型枠を形成す
る工程と、(e)前記型枠内の所定の高さ位置にシリコ
ン層間膜を形成する工程と、(f)前記型枠および前記
シリコン層間膜を貫通し、前記導電性プラグに接続する
第2接続孔を形成する工程と、(g)前記導電性プラグ
に電気的に接続する金属キャパシタ電極を前記第2接続
孔内に形成する工程と、(h)前記シリコン層間膜と前
記金属キャパシタ電極との界面においてシリサイド化反
応を生じさせつつ、前記金属キャパシタ電極に熱処理を
加える工程とを備える半導体装置の製造方法である。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の半導体装置の製造方法であって、(i)前記工程
(h)の後に、前記型枠および前記シリコン層間膜を除
去する工程をさらに備える半導体装置の製造方法であ
る。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の半導体装置の製造方法であって、(i)前記工程
(h)の後に、前記型枠のうち前記シリコン層間膜より
も上部に位置する部分を除去する工程をさらに備える半
導体装置の製造方法である。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の半導体装置の製造方法であって、前記工程(e)にて
前記シリコン層間膜が形成される前記所定の高さ位置
は、前記層間絶縁膜の直上に位置し、(i)前記工程
(h)の後に、前記シリコン層間膜をエッチングストッ
パとして用いつつ前記型枠を除去する工程をさらに備え
る半導体装置の製造方法である。
【0030】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>本実施の形態
は、導電性プラグの上面にキャパシタ電極と同じ材料の
導電膜を固着して形成し、キャパシタ電極をダマシンプ
ロセスで形成する際に、電極形成材料に熱処理を加えた
ときでも電極形状に変形が生じにくいようにした半導体
装置およびその製造方法である。
【0031】図1は、本実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図であり、図2〜図13は、図1の半導体装置
の製造方法の各工程を示す図である。なお、図1〜図1
3において、図17に示した半導体装置と同様の機能を
有する要素については同一符号を付している。
【0032】図1に示すように、本実施の形態に係る半
導体装置においても図17に示した半導体装置と同様、
BST等の高誘電率材料からなる誘電体膜7が、上部電
極8および下部電極6に挟まれている。そして、導電性
プラグ4は、半導体基板1上に形成された第1および第
2層間絶縁膜2,3の積層構造を貫通して半導体基板1
の表面に接続されている。また、上部電極8上には第3
層間絶縁膜9が形成されている。
【0033】そして、上部電極8および下部電極6には
例えばルテニウム等の貴金属が採用され、導電性プラグ
4にはバリアメタルとして機能する窒化チタンが例えば
採用される。また、第1および第3層間絶縁膜2,9は
例えばシリコン酸化膜で形成され、第2層間絶縁膜3は
例えばシリコン窒化膜で形成される。BST等の高誘電
率材料からなる誘電体膜8は、反応性スパッタ法やCV
D法等で形成される。
【0034】一方、本実施の形態に係る半導体装置にお
いては、図17の半導体装置と異なり、導電性プラグ4
の上面には導電膜5が固着して形成されている。そし
て、下部電極6はこの導電膜5を介して導電性プラグ4
に電気的に接続されている。
【0035】導電膜5の材料には、キャパシタ電極たる
下部電極6と同じ材料が採用され、下部電極6がルテニ
ウム等の貴金属で構成されておれば、導電膜5も同じ貴
金属で構成される。
【0036】以上の要素によってスタックトキャパシタ
が構成されている。なお、図1においても図示を省略し
たが、半導体基板1の表面にはトランジスタや活性領
域、素子分離領域等が形成されている。また、スタック
トキャパシタの上部にはアルミ配線も形成されるが、こ
れも図示を省略している。
【0037】次に、本実施の形態に係る半導体装置の製
造方法について説明する。
【0038】まず、シリコン基板等の半導体基板1内
に、素子分離領域、活性領域およびトランジスタ等(い
ずれも図示せず)を設ける。次に、シリコン酸化膜から
なる第1層間絶縁膜2およびシリコン窒化膜からなる第
2層間絶縁膜3を、この順に積層してCVD法等により
半導体基板1上に形成する。そして、第1および第2層
間絶縁膜2,3を貫通し、半導体基板1表面の活性領域
や素子につながる接続孔2aを形成する。
【0039】そして、接続孔2aを埋め込むように、第
1および第2層間絶縁膜2,3を貫通する窒化チタンか
らなる導電性プラグ4を形成する(図2)。なお、窒化
チタンからなる導電性プラグ4は例えば、四塩化チタン
とアンモニアガスとを使用して熱CVD法により成膜
し、その後CMPやエッチバックを行なうことで形成す
る。なお、第2層間絶縁膜3はCMPやエッチバックの
際のストッパとして機能する。
【0040】次に、埋め込んだ導電性プラグ4の上面を
選択的にエッチングして開口部4aを形成する(図
3)。ここでは塩素ガスをエッチングガスとして採用
し、RIE(Reactive Ion Etching)によりエッチング
を行えばよい。
【0041】なお、第1および第2層間絶縁膜2,3の
膜厚は、形成すべき下部電極6の高さやその形成方法に
応じて異なるが、例えば、第1層間絶縁膜2を500〜
1000[nm]とし、第2層間絶縁膜3を50〜10
0[nm]とすればよい。また、開口部4aの深さは5
0〜200[nm]とすればよい。
【0042】次に、開口部4a内に導電膜5を埋め込む
(図4)。導電膜5にルテニウムを採用する場合はスパ
ッタ法にて200[nm]程度の膜厚で膜形成し、アル
ゴンガスをエッチングガスとして第2層間絶縁膜3上の
膜をスパッタエッチすればよい。
【0043】この導電膜5には熱処理を加えて、導電性
プラグ4との界面で互いの構成原子の相互拡散を生じさ
せ、両者の間の密着性を高めておく。すなわち、導電膜
5を導電性プラグ4に固着させておく。
【0044】そして、第2層間絶縁膜3および導電膜5
を覆うように、下部電極6形成のためのダマシンプロセ
ス用型枠10を形成する(図5)。型枠10の材料には
例えばシリコン酸化膜を採用すればよい。なお、型枠1
0は、TEOS(tetraethoxysilane)と酸素ガスとを
原料ガスとする熱CVD法により成膜すればよい。その
成膜時の温度は例えば680℃とすればよく、その膜厚
は下部電極6の高さに応じて例えば1000〜5000
[nm]とすればよい。
【0045】続いて、型枠10上にフォトレジスト11
を形成し、これをパターニングして開口部11aを設け
る(図6)。なお、開口部11aの開口幅は、形成すべ
き下部電極6の大きさにもよるが、例えば200[n
m]とすればよい。
【0046】次に、フォトレジスト11をマスクとして
型枠10をエッチングし、型枠10を貫通して導電膜5
に接続する接続孔10aを形成する(図7)。このと
き、接続孔10aは、導電膜5の表面を完全に覆うこと
なく(すなわち、導電膜5と型枠10との接触面をいく
らか残置させて)、かつ、導電膜5に食い込むように形
成される。この場合、接続孔10aは導電膜5に食い込
んで形成されるので、下部電極6の底部近傍側面に相当
する部分たる導電膜5の側面10bが接続孔10aに露
出する。
【0047】なお、接続孔10aの形成に際しては、四
フッ化炭素/酸素/アルゴンの混合ガスを用いて型枠1
0および第2層間絶縁膜3を主にエッチングし、酸素ガ
スを用いて導電膜5を主にエッチングすればよい。そし
て、エッチングが終了すれば、フォトレジスト11を酸
素プラズマアッシング等により除去する(図8)。
【0048】そして、下部電極6の材料となる貴金属膜
6aを接続孔10a内に埋め込むように例えばCVD法
で形成する(図9)。貴金属膜6aの膜厚は例えば15
0[nm]とすればよい。そして、型枠10上の貴金属
膜6aを例えばエッチバックにより除去し、接続孔10
a内にのみ貴金属膜6bが残るようにする(図10)。
このエッチバックは、例えば酸素ガスを用いたRIEに
より行えばよい。
【0049】次に、下部電極6が電極形状を維持できる
ように、貴金属膜6bに熱処理を加える(図11)。貴
金属膜6bへの熱処理においては、この後に形成する誘
電体膜7の形成プロセスにおける最高温度と同程度以上
の温度が採用されることが一般的であるが、ここでは例
えば700[℃]で60[秒]の熱処理を施せばよい。
なお、この熱処理により貴金属膜6bは若干、開口部内
で収縮を起こして貴金属膜6cのようになる。
【0050】その後、型枠10をエッチングにより除去
する(図12)。ここでは、C48ガスと酸素ガスとの
混合ガスを用いるRIEによりエッチングを行えばよ
い。なお、このエッチング時には貴金属膜6cの肩部分
も若干エッチングされてテーパーが付くようになり、下
部電極6が形成される。
【0051】次に、高誘電率材料からなる誘電体膜7
を、下部電極6、第2層間絶縁膜3および導電膜5上に
形成し、さらにその上に貴金属からなる上部電極8を形
成する(図13)。誘電体膜7および上部電極8の形成
方法については任意の手法を採用すればよいが、ここで
は例えばスパッタ法を採用すればよい。なお、下部電極
6の側面部のカバレッジ不足を回避するために、誘電体
膜7および上部電極8の両膜を平坦部で80[nm]程
度の膜厚となるよう形成すればよい。
【0052】この後、第3層間絶縁膜9を形成して、そ
の上部に図示を省略したアルミ配線を形成することによ
り、図1の半導体装置が得られる。
【0053】本実施の形態に係る半導体装置およびその
製造方法においては、導電膜5と貴金属膜6bとが同じ
材料で構成されている。これにより両者間の結合力は強
まり、貴金属膜6bに熱処理を加えたときに、両者間の
接続が維持されやすく、電極形状に変形が生じにくい。
そのため、従来の図17の半導体装置のように、導電性
プラグ4に下部電極6が直接、接続される場合に比べて
導電性プラグ4と下部電極6との間の接続をより強固に
することができる。つまり、下部電極6と導電性プラグ
4との間には図18に示したような空隙10cは生じに
くい。よって、本実施の形態に係る半導体装置およびそ
の製造方法によれば、振動や衝撃等に対する耐性の高い
半導体装置が得られる。
【0054】なお、導電膜5と貴金属膜6bとに同じ材
料を採用せずに、下部電極6と導電性プラグ4との結合
力を高めさせる他の材料を導電膜5に用いることも考え
られる。しかしながら、導電膜5と下部電極6とが異な
る材料で構成された場合には、導電膜5を構成する物質
が下部電極6を介して拡散し、例えば下部電極6に接触
するキャパシタ誘電体膜7に悪影響を及ぼす可能性も考
えられる。
【0055】一方、本発明によれば、導電膜5と貴金属
膜6bとに同じ材料を採用するので、下部電極6に適切
な材料を選択しておくことで、そのような悪影響を生じ
させないようにすることができる。
【0056】また、本実施の形態に係る半導体装置およ
びその製造方法によれば、下部電極6は、接続孔10a
内の導電膜5の表面を完全に覆うことなく、かつ、導電
膜に食い込んで接続されている。よって、下部電極6の
底部だけでなく、その側面も導電膜5の側面10bに接
することになり、両者の接続をより強固にすることがで
きる。
【0057】<実施の形態2>本実施の形態は、実施の
形態1に係る半導体装置およびその製造方法の変形例で
あって、下部電極6が接続孔10a内の導電膜5の表面
を完全に覆う場合を示すものである。
【0058】図14は、本実施の形態に係る半導体装置
を示す図である。なお、図14では実施の形態1に係る
半導体装置と同様の機能を有する要素については同一符
号を付している。
【0059】本実施の形態の半導体装置においては、図
14に示すように、導電性プラグ41および導電膜51
が実施の形態1の場合に比べて細く、導電膜51の表面
が下部電極6に完全に覆われてしまっている。なお、そ
の他の構成は実施の形態1に係る半導体装置と同様のた
め、説明を省略する。
【0060】このように、導電膜51の表面が下部電極
6に完全に覆われている場合には、下部電極6の底部の
みが導電膜51と接続するだけなので、両者間の結合力
が実施の形態1の場合に比べて弱い。しかしながら、従
来の図17の半導体装置に比べれば、実施の形態1の場
合と同様、導電性プラグ4と下部電極6との間の接続を
強固にできる。
【0061】<実施の形態3>本実施の形態も、実施の
形態1に係る半導体装置およびその製造方法の変形例で
あって、ダマシンプロセス用の型枠内の所定の層に、下
部電極に密着するシリコン層間膜を設けるものである。
【0062】本実施の形態においては、図15に示すよ
うに、ダマシンプロセス用の型枠10内の所定の層に、
下部電極6に密着するシリコン層間膜12が設けられて
いる。シリコン層間膜12の膜厚は例えば50[nm]
とすればよい。なお、シリコン層間膜12の形成は、型
枠10の形成途中でCVDガスを切り替えること等で容
易に行える。また、下部電極6にルテニウムを採用する
場合、このシリコン層間膜12には例えばポリシリコン
膜が採用される。
【0063】シリコン膜と金属との間では、熱処理が加
えられることによりシリサイド化反応が生じる。よっ
て、シリサイド化部分がシリコン膜と金属とを密着させ
る。よって、このように型枠10内の所定の高さ位置に
シリコン層間膜12としてポリシリコン膜が設けられて
おれば、導電膜5が果たす機能と同様に、その密着面1
2aにおいて下部電極6を固定させる作用がある。
【0064】すなわち、シリコン層間膜12と下部電極
6との界面においてシリサイド化反応を生じさせつつ下
部電極6に熱処理を加えれば、下部電極6と導電性プラ
グ4との接続が維持されやすく、電極形状に変形が生じ
にくい。そのため、導電性プラグとキャパシタ電極との
間の接続をより強固にして、振動や衝撃等に対する耐性
の高い半導体装置が得られる。
【0065】なお、シリコン層間膜12は型枠10とと
もに除去しても良いし、残置させても良い。残置させて
おけば、製品完成後も層間膜12が下部電極6を固定し
て、導電性プラグ4と下部電極6との間の接続をより強
固にすることができる。なお、シリコン層間膜12を残
置させる場合には、図15において、型枠10のうちシ
リコン層間膜12よりも上部に位置する部分のみを除去
するようにすればよい。
【0066】一方、下部電極6形成後の他の工程でシリ
コン層間膜12が処理を受けて、半導体装置の製造に悪
影響を及ぼすことも考えられる(例えばシリコン層間膜
12が熱処理を受けて、その構成成分が下部電極6を介
して拡散し、例えば下部電極6に接触するキャパシタ誘
電体膜7に悪影響を及ぼす等)。そのような場合はシリ
コン層間膜12を型枠10とともに除去すればよい。そ
うすれば、シリコン層間膜12が他の工程で処理を受け
ることはなく、シリコン層間膜12が残置して半導体装
置の製造に影響を及ぼすことはない。
【0067】また、図16に示すように、第2層間絶縁
膜3の形成を省略し、第1層間絶縁膜2の直上に、ポリ
シリコン膜からなるシリコン層間膜121を形成するよ
うにしてもよい。この場合も図15の場合と同様、シリ
コン層間膜121には、その密着面12aにおいて下部
電極6を固定させる作用がある。
【0068】さらに、型枠10の材料に対してエッチン
グ選択性を有する材料をシリコン層間膜12,121の
材料に採用しておけば、型枠10を除去する際のエッチ
ングストッパの機能をシリコン層間膜12,121に持
たせることができる。よって、第2層間絶縁膜3の形成
を省略できる。型枠10にシリコン酸化膜を採用する場
合、シリコン層間膜12,121にポリシリコン膜を採
用すれば、シリコン層間膜12,121は上記のエッチ
ングストッパの機能を果たす。
【0069】なお、図15および図16においては、導
電膜5とシリコン層間膜12,121とを併用する場合
を示したが、導電膜5を設けずに、シリコン層間膜1
2,121のみに下部電極6を固定する機能を担わせる
ようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、接続孔
内において導電性プラグの上面に固着して形成された導
電膜と第1キャパシタ電極とが同じ材料で構成されてい
る。よって、ダマシンプロセスを採用する製造工程にお
いて第1キャパシタ電極に熱処理を加えたときに、第1
キャパシタ電極と導電膜との接続が維持されやすく、電
極形状に変形が生じにくい。そのため、導電性プラグに
第1キャパシタ電極が直接、接続される場合に比べて両
者の接続をより強固にすることができる。すなわち、振
動や衝撃等に対する耐性の高い半導体装置が得られる。
また、導電膜と第1キャパシタ電極とが異なる材料で構
成された場合には、導電膜を構成する物質が第1キャパ
シタ電極を介して拡散し、例えば第1キャパシタ電極に
接触するキャパシタ誘電体膜に悪影響を及ぼす可能性が
あるが、本発明によれば、第1キャパシタ電極に適切な
材料を選択しておくことで、そのような悪影響を生じさ
せないようにすることができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、第1キャ
パシタ電極は、接続孔内の導電膜の表面を完全に覆うこ
となく、かつ、導電膜に食い込んで接続されている。よ
って、第1キャパシタ電極の底部だけでなく、側面も導
電膜に接することになり、両者の接続をより強固にする
ことができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、シリコン
層間膜と金属キャパシタ電極との界面においてシリサイ
ド化反応が生じている。よって、両者が密着し、シリコ
ン層間膜に金属キャパシタ電極を固定させる作用があ
る。そのため、ダマシンプロセスを採用する製造工程に
おいて金属キャパシタ電極に熱処理を加えたときに、金
属キャパシタ電極と導電性プラグとの接続が維持されや
すく、電極形状に変形が生じにくい。その結果、導電性
プラグと金属キャパシタ電極との間の接続をより強固に
することができる。すなわち、振動や衝撃等に対する耐
性の高い半導体装置が得られる。
【0073】請求項4に記載の発明によれば、第1接続
孔内において導電性プラグの上面に固着して形成された
導電膜とキャパシタ電極とが同じ材料で構成されてい
る。よって、キャパシタ電極に工程(i)の熱処理を加
えたときに、キャパシタ電極と導電膜との接続が維持さ
れやすく、電極形状に変形が生じにくい。そのため、導
電性プラグにキャパシタ電極が直接、接続される場合に
比べて両者の接続をより強固にすることができる。すな
わち、振動や衝撃等に対する耐性の高い半導体装置が得
られる。また、導電膜とキャパシタ電極とが異なる材料
で構成された場合には、導電膜を構成する物質がキャパ
シタ電極を介して拡散し、例えばキャパシタ電極に接触
するキャパシタ誘電体膜に悪影響を及ぼす可能性がある
が、本発明によれば、キャパシタ電極に適切な材料を選
択しておくことで、そのような悪影響を生じさせないよ
うにすることができる。
【0074】請求項5に記載の発明によれば、工程
(g)において、第2接続孔は、第1接続孔内の導電膜
の表面を完全に覆うことなく、かつ、導電膜に食い込ん
で形成される。よって、キャパシタ電極が導電膜に食い
込んで接続されることになり、キャパシタ電極の底部だ
けでなく、側面も導電膜に接するので、両者の接続をよ
り強固にすることができる。
【0075】請求項6に記載の発明によれば、工程
(h)でシリコン層間膜と金属キャパシタ電極との界面
においてシリサイド化反応を生じさせつつ、金属キャパ
シタ電極に熱処理を加える。よって、両者が密着し、シ
リコン層間膜に金属キャパシタ電極を固定させる作用が
ある。そのため、金属キャパシタ電極に工程(h)の熱
処理を加えたときに、金属キャパシタ電極と導電性プラ
グとの接続が維持されやすく、電極形状に変形が生じに
くい。その結果、導電性プラグとキャパシタ電極との間
の接続をより強固にすることができる。すなわち、振動
や衝撃等に対する耐性の高い半導体装置が得られる。
【0076】請求項7に記載の発明によれば、工程
(h)の後に、型枠およびシリコン層間膜を除去する。
よって、工程(h)以降に他の工程を行う場合であって
も、シリコン層間膜が当該他の工程で処理を受けること
はなく、シリコン層間膜が残置して半導体装置の製造に
影響を及ぼすことはない。
【0077】請求項8に記載の発明によれば、工程
(h)の後に、型枠のうちシリコン層間膜よりも上部に
位置する部分を除去する。よって、シリコン層間膜が金
属キャパシタ電極と導電性プラグとの接続をより強固に
する半導体装置を得ることができる。また、シリコン層
間膜を型枠除去のためのエッチングストッパとして機能
させることもできる。
【0078】請求項9に記載の発明によれば、シリコン
層間膜を層間絶縁膜の直上に形成し、工程(i)でシリ
コン層間膜をエッチングストッパとして用いつつ型枠を
除去する。よって、シリコン層間膜が、エッチングスト
ッパの機能を果たしつつ、金属キャパシタ電極と導電性
プラグとの接続をより強固にする半導体装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る半導体装置を示す図であ
る。
【図2】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図3】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図4】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図5】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図6】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図7】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図8】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図9】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図10】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図11】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図12】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図13】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図14】 実施の形態2に係る半導体装置を示す図で
ある。
【図15】 実施の形態3に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図16】 実施の形態3に係る半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図17】 従来の半導体装置を示す図である。
【図18】 従来の半導体装置の問題点を示す図であ
る。
【図19】 従来の半導体装置の問題点を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 第1層間絶縁膜、3 第2層間絶
縁膜、4,41 導電性プラグ、5,51 導電膜、6
下部電極、7 誘電体膜、8 上部電極、9第3層間
絶縁膜、10 ダマシンプロセス用型枠、11 フォト
レジスト、12,121 層間膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面に接続
    する接続孔と、 前記接続孔内に形成され、前記半導体基板の表面に接続
    する導電性プラグと、 前記接続孔内において、前記導電性プラグの上面に固着
    して形成された導電膜と、 前記導電膜に接続された第1キャパシタ電極と、 前記第1キャパシタ電極に接触するキャパシタ誘電体膜
    と、 前記第1キャパシタ電極との間に前記キャパシタ誘電体
    膜を挟んでキャパシタを構成する第2キャパシタ電極と
    を備え、 前記導電膜と前記第1キャパシタ電極とは同じ材料で構
    成された半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置であって、 前記第1キャパシタ電極は、前記接続孔内の前記導電膜
    の表面を完全に覆うことなく、かつ、前記導電膜に食い
    込んで接続された半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面に接続
    する接続孔と、 前記接続孔内に形成され、前記半導体基板の表面に接続
    する導電性プラグと、 前記層間絶縁膜の上方に形成されたシリコン層間膜と、 前記シリコン層間膜を貫通し、前記導電性プラグに電気
    的に接続された金属キャパシタ電極と、 前記金属キャパシタ電極に接触するキャパシタ誘電体膜
    と、 前記金属キャパシタ電極との間に前記キャパシタ誘電体
    膜を挟んでキャパシタを構成する他のキャパシタ電極と
    を備え、 前記シリコン層間膜と前記金属キャパシタ電極との界面
    においてシリサイド化反応が生じている半導体装置。
  4. 【請求項4】 (a)表面に層間絶縁膜が形成された半
    導体基板を準備する工程と、 (b)前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面
    に接続する第1接続孔を形成する工程と、 (c)前記半導体基板の表面に接続する導電性プラグを
    前記第1接続孔内に形成する工程と、 (d)前記第1接続孔内において、前記導電性プラグの
    上面に導電膜を形成する工程と、 (e)熱処理を加えて前記導電膜を前記導電性プラグに
    固着させる工程と、 (f)前記層間絶縁膜および前記導電膜上にダマシンプ
    ロセス用の型枠を形成する工程と、 (g)前記型枠を貫通し、前記導電膜に接続する第2接
    続孔を形成する工程と、 (h)前記導電膜に接続するキャパシタ電極を前記第2
    接続孔内に形成する工程と、 (i)前記キャパシタ電極に熱処理を加える工程とを備
    え、 前記導電膜と前記キャパシタ電極とは同じ材料で構成さ
    れた半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置の製造方法
    であって、 前記工程(g)において、前記第2接続孔は、前記第1
    接続孔内の前記導電膜の表面を完全に覆うことなく、か
    つ、前記導電膜に食い込んで形成される半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 (a)表面に層間絶縁膜が形成された半
    導体基板を準備する工程と、 (b)前記層間絶縁膜を貫通し、前記半導体基板の表面
    に接続する第1接続孔を形成する工程と、 (c)前記半導体基板の表面に接続する導電性プラグを
    前記第1接続孔内に形成する工程と、 (d)前記層間絶縁膜および前記導電性プラグ上にダマ
    シンプロセス用の型枠を形成する工程と、 (e)前記型枠内の所定の高さ位置にシリコン層間膜を
    形成する工程と、 (f)前記型枠および前記シリコン層間膜を貫通し、前
    記導電性プラグに接続する第2接続孔を形成する工程
    と、 (g)前記導電性プラグに電気的に接続する金属キャパ
    シタ電極を前記第2接続孔内に形成する工程と、 (h)前記シリコン層間膜と前記金属キャパシタ電極と
    の界面においてシリサイド化反応を生じさせつつ、前記
    金属キャパシタ電極に熱処理を加える工程とを備える半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置の製造方法
    であって、 (i)前記工程(h)の後に、前記型枠および前記シリ
    コン層間膜を除去する工程をさらに備える半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の半導体装置の製造方法
    であって、 (i)前記工程(h)の後に、前記型枠のうち前記シリ
    コン層間膜よりも上部に位置する部分を除去する工程を
    さらに備える半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の半導体装置の製造方法
    であって、 前記工程(e)にて前記シリコン層間膜が形成される前
    記所定の高さ位置は、前記層間絶縁膜の直上に位置し、 (i)前記工程(h)の後に、前記シリコン層間膜をエ
    ッチングストッパとして用いつつ前記型枠を除去する工
    程をさらに備える半導体装置の製造方法。
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