JPH11233737A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11233737A
JPH11233737A JP10028241A JP2824198A JPH11233737A JP H11233737 A JPH11233737 A JP H11233737A JP 10028241 A JP10028241 A JP 10028241A JP 2824198 A JP2824198 A JP 2824198A JP H11233737 A JPH11233737 A JP H11233737A
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JP
Japan
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insulating film
film
semiconductor device
forming
conductor plug
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JP10028241A
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Osamu Tsuboi
修 壷井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/033Making the capacitor or connections thereto the capacitor extending over the transistor
    • H10B12/0335Making a connection between the transistor and the capacitor, e.g. plug
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
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    • H01L28/90Electrodes with an enlarged surface, e.g. formed by texturisation having vertical extensions
    • H01L28/91Electrodes with an enlarged surface, e.g. formed by texturisation having vertical extensions made by depositing layers, e.g. by depositing alternating conductive and insulating layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/48Data lines or contacts therefor
    • H10B12/482Bit lines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留りの低下を防止することができ、また、
キャパシタの高さを低く抑えることができる半導体装置
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 下地基板と、下地基板上に形成された配
線54と、配線54の上面及び側面を覆う第1の絶縁膜
48、56と、下地基板、及び第1の絶縁膜48、56
上に形成されたエッチングストッパ膜58と、エッチン
グストッパ膜58を貫いて下地基板に接続され、下地基
板上に突出する導体プラグ36bと、導体プラグ36b
の上面及び側面に一方の電極68が接続されたキャパシ
タ79とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特にキャパシタを有する半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)は、1個のメモリセルが1個の転送トランジスタと
1個のキャパシタとにより構成され、小さい面積ですむ
ため、大容量化に適した半導体メモリである。近年の電
子機器等の情報処理量の増大に伴い、電子機器等に用い
られるDRAMには更なる微細化、大容量化が求められ
ている。
【0003】従来のDRAMの製造方法を図19乃至図
23を用いて説明する。図19乃至図23において、左
側はDRAMのビット線方向に沿った断面図であり、右
側はDRAMのワード線方向に沿った断面図である。図
19(a)に示すように、まず、LOCOS(LOCal Ox
idation of Silicon)法により、シリコン基板110表
面に素子分離膜112を形成する。
【0004】次に、シリコン基板110表面にゲート酸
化膜(図示せず)を形成する。次に、CVD(Chemical
Vapor Deposition)法により、全面に、ポリシリコン
膜114、タングステンシリサイド膜116、シリコン
酸化膜118、シリコン窒化膜120、シリコン窒化酸
化膜122を順に成膜し、これらより成る積層膜123
を形成する(図19(b)参照)。
【0005】次に、積層膜123を所定の形状にパター
ニングすることにより、ポリシリコン膜114及びタン
グステンシリサイド膜116より成るポリサイド構造の
ゲート電極124を形成する。このゲート電極124
は、図19(c)の左側の図において紙面垂直方向に延
在する他の転送トランジスタのゲート電極を兼ねるワー
ド線として機能する。
【0006】次に、積層膜123をマスクとしてシリコ
ン基板110に不純物イオンを注入し、積層膜123に
自己整合でソース/ドレイン拡散層126a、126b
を形成する(図19(c)参照)。次に、全面にシリコ
ン窒化膜を形成し、シリコン基板110、素子分離膜1
12、及び積層膜123の表面が露出するまで異方性エ
ッチングを行い、これにより積層膜123の側壁にサイ
ドウォール絶縁膜128を形成する。
【0007】次に、全面に、シリコン窒化膜より成るス
トッパ膜130を形成する。次に、CVD法により、膜
厚約0.5μmのBPSG(Boro-Phospho-Silicate Gl
ass)膜より成る層間絶縁膜132を形成する。この
後、リフロー法とCMP(Chemical Mechanical Polish
ing、化学的機械的研磨)法により、層間絶縁膜132
の表面を平坦化する(図19(d)参照)。
【0008】次に、ソース/ドレイン拡散層126bを
露出するコンタクトホール134をサイドウォール絶縁
膜128に自己整合で形成する(図20(a)参照)。
次に、コンタクトホール134内に導体プラグ136a
を形成する(図20(b)参照)。次に、全面に、CV
D法により、膜厚約0.1μmのシリコン酸化膜138
を形成する(図20(c)参照)。
【0009】次に、ソース/ドレイン拡散層126aを
露出するコンタクトホール140をサイドウォール絶縁
膜128に自己整合で形成する(図21(a)参照)。
次に、全面に、CVD法により、ポリシリコン膜14
2、タングステンシリサイド膜144、シリコン酸化膜
146、シリコン窒化膜148、シリコン窒化酸化膜1
50を順に成膜し、これらより成る積層膜152を形成
する。この後、積層膜152を所定の形状にパターニン
グすることにより、ポリシリコン膜142及びタングス
テンシリサイド膜144より成るポリサイド構造のビッ
ト線154を形成する(図21(b)参照)。
【0010】次に、全面にシリコン窒化膜を形成し、シ
リコン酸化膜138及び積層膜152の表面が露出する
まで異方性エッチングを行い、これにより積層膜152
の側壁にサイドウォール絶縁膜156を形成する。この
サイドウォール絶縁膜156は、微細コンタクトの位置
ずれマージンを大きく確保するために、SAC(Selfal
igned Contact、自己整合コンタクト)を形成するため
のものである。
【0011】次に、全面に層間絶縁膜160を形成す
る。この後、CMP法により、層間絶縁膜160の表面
を平坦化する。この後、層間絶縁膜160上に、CVD
法によりシリコン窒化膜161を形成する(図21
(c)参照)。次に、導体プラグ136a上面を露出す
るコンタクトホール162を形成する。この後、コンタ
クトホール162内に導体プラグ136bを形成する
(図22(a)参照)。
【0012】次に、全面に、CVD法により、膜厚約
1.7μmのBPSG膜164を形成する。この後、B
PSG膜164に、導体プラグ136b上面を露出する
開口部166を形成する。開口部166は、後工程でキ
ャパシタの蓄積電極168(図23(a)参照)を形成
するためのものである。このときシリコン窒化膜161
がエッチングストッパとなる(図22(b)参照)。
【0013】次に、全面に、CVD法により、膜厚約
0.05μmのポリシリコン膜を形成する。この後、全
面に、レジストを塗布しレジスト膜170を形成する。
この後、CMP法によりBPSG膜164表面が露出す
るまでポリシリコン膜及びレジスト膜170を研磨す
る。こうして開口部166の内側に形成されたポリシリ
コン膜より成る蓄積電極168が形成される。
【0014】次に、HF系のウェットエッチングにより
BPSG膜164を除去する。このときシリコン窒化膜
161がエッチングストッパとなる(図23(a)参
照)。次に、アッシングにより、蓄積電極168の内側
に残されたレジスト膜170を除去する。この後、全面
に、CVD法により、膜厚約8nmのタンタル酸化膜1
72を形成する。このタンタル酸化膜172は、キャパ
シタの誘電体として機能するものである。この後、CV
D法により、膜厚0.05μmのチタン窒化膜174、
膜厚0.1μmのポリシリコン膜176を順に形成し、
チタン窒化膜174及びポリシリコン膜176より成る
キャパシタの対向電極177を形成する(図23(b)
参照)。
【0015】このようにして、転送トランジスタにキャ
パシタが接続された従来のDRAMが製造されていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DRAMの製造方法においては、蓄積電極168と導体
プラグ136bとの密着性が十分に確保できていないた
め、HF系のウエットエッチングによりBPSG膜16
4を除去する際に、蓄積電極168が導体プラグ136
bから剥離してしまったり、導体プラグ136b上面の
近傍から薬液が染み込んでエッチングされるべきでない
領域までもがエッチングされてしまうことがあり、これ
によりDRAMの歩留りが悪くなっていた。
【0017】また、DRAMの更なる微細化を図るにあ
たっては、キャパシタの容量を従来とほぼ同等に維持す
るためにキャパシタの高さを高くしなければならず、ひ
いては周辺回路領域との段差が大きくなりコンタクトホ
ールの開口や配線の形成が困難となるという問題があっ
た。本発明の目的は、歩留りの低下を防止することがで
き、また、キャパシタの高さを低く抑えることができる
半導体装置及びその製造方法に関する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下地基板
と、前記下地基板上に形成された配線と、前記配線の上
面及び側面を覆う第1の絶縁膜と、前記下地基板、及び
前記第1の絶縁膜上に形成されたエッチングストッパ膜
と、前記エッチングストッパ膜を貫いて前記下地基板に
接続され、前記下地基板上に突出する導体プラグと、前
記導体プラグの上面及び側面に一方の電極が接続された
キャパシタとを有することを特徴とする半導体装置によ
り達成される。これにより、キャパシタの一方の電極
が、導体プラグの上面のみならず側面でも接続されてい
るので、キャパシタの一方の電極を導体プラグに確実に
固定することができる。また、導体プラグ近傍におい
て、導体プラグの上面のみならず側面にもキャパシタの
一方の電極が形成されているので、導体プラグの側面近
傍においてキャパシタの一方の電極の表面積を大きくす
ることができ、これによりキャパシタの一方の電極の高
さを低く抑えることが可能となり、ひいてはキャパシタ
の高さを低く抑えることが可能となる。
【0019】また、上記の半導体装置において、前記配
線は、ワード線であり、前記キャパシタを覆う第2の絶
縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成されたビット線とを
更に有することが望ましい。また、上記の半導体装置に
おいて、前記配線は、ビット線であり、前記ビット線
は、前記下地基板に形成された転送トランジスタの一方
のソース/ドレイン拡散層に接続されていることが望ま
しい。
【0020】また、上記の半導体装置において、前記キ
ャパシタの前記一方の電極は、同一導電層より成る前記
導体プラグにより前記転送トランジスタの他方のソース
/ドレイン拡散層に接続されていることが望ましい。ま
た、上記の半導体装置において、前記キャパシタの前記
一方の電極は、前記エッチングストッパ膜から離間して
形成されていることが望ましい。
【0021】また、上記の半導体装置において、前記キ
ャパシタは、シリンダ型のキャパシタであることが望ま
しい。また、上記の半導体装置において、前記導体プラ
グの上面には凹部が形成されており、前記キャパシタの
前記一方の電極は、前記凹部内において前記導体プラグ
に接続されていることが望ましい。
【0022】また、上記目的は、下地基板上に、上面及
び側面に第1の絶縁膜が形成された配線を形成する配線
形成工程と、前記下地基板上及び前記配線上に、第2の
絶縁膜を形成する第2絶縁膜形成工程と、前記第2の絶
縁膜上に、エッチング特性が前記第2の絶縁膜と異なる
第3の絶縁膜を形成する第3絶縁膜形成工程と、前記第
2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜に、前記下地基板に達
するコンタクトホールを形成するコンタクトホール形成
工程と、前記コンタクトホール内に導体プラグを形成す
る導体プラグ形成工程と、前記第3の絶縁膜上及び前記
導体プラグ上に、エッチング特性が前記第2の絶縁膜と
異なる第4の絶縁膜を形成する第4絶縁膜形成工程と、
前記導体プラグが形成された領域を含む領域の、前記第
3の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜に開口部を形成する開
口部形成工程と、前記開口部の内面に形成され、前記導
体プラグの上面及び側面において前記導体プラグに接続
された蓄積電極を形成する蓄積電極形成工程と、前記第
3の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜を前記第2の絶縁膜を
エッチングストッパとしてエッチングするエッチング工
程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法に
より達成される。これにより、導体プラグの上面のみな
らず側面にまで蓄積電極が形成されるので、蓄積電極が
導体プラグに確実に固定されることとなり、エッチング
を行った際に蓄積電極が導体プラグから剥離してしまう
のを防止することができる。また、蓄積電極が導体プラ
グに確実に固定されているので、エッチングされるべき
でない領域にまで薬液が染み込んでしまうことがなく、
これにより半導体装置の製造における歩留りを向上する
ことができる。また、導体プラグの上面のみならず側面
にまで蓄積電極が形成されるので、導体プラグ近傍にお
ける蓄積電極の面積を大きくすることができ、蓄積電極
の高さを低く抑えることができるので、ひいてはキャパ
シタの高さを低く抑えることができる。
【0023】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記コンタクトホール形成工程では、前記配線に自
己整合で前記コンタクトホールを形成することが望まし
い。また、上記の半導体装置の製造方法において、前記
コンタクトホール形成工程は、前記第2の絶縁膜に対し
て高い選択比で前記第3の絶縁膜をエッチングする工程
と、前記コンタクトホール内に露出した前記第2の絶縁
膜をエッチングする工程とを有することが望ましい。
【0024】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記導体プラグ形成工程では、上面に凹部を有する
前記導体プラグを形成することが望ましい。また、上記
の半導体装置の製造方法において、前記コンタクトホー
ル形成工程では、前記下地基板に形成された転送トラン
ジスタのソース/ドレイン拡散層に達する前記コンタク
トホールを形成し、前記導体プラグ形成工程では、前記
コンタクトホール内に前記ソース/ドレイン拡散層に達
する前記導体プラグを形成することが望ましい。
【0025】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記蓄積電極を一方の電極とするキャパシタを形成
するキャパシタ形成工程と、前記キャパシタ上方に、前
記キャパシタから離間してビット線を形成するビット線
形成工程とを有することが望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法を図1乃至図
8を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体
装置の構造を示す断面図である。図2は、本実施形態に
よる半導体装置を示す平面図である。図3は、本実施形
態による半導体装置を示す他の平面図である。図4乃至
図8は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す
工程断面図である。本実施形態による半導体装置はDR
AMである。図1及び図3乃至図8の紙面左側は、図2
及び図3のA−A′線断面図、即ちDRAMのビット線
に沿った断面図であり、紙面右側は、図2及び図3のB
−B′線断面図、即ちDRAMのワード線に沿った断面
図である。
【0027】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図1乃至図3を用いて説明する。図1に示す
ように、シリコン基板10表面には、素子領域11(図
2参照)を画定する素子分離膜12が形成されており、
画定された素子領域11には、図1の左側の図において
紙面垂直方向に延在するゲート電極24と、ソース/ド
レイン拡散層26a、26bとを有する転送トランジス
タが形成されている。転送トランジスタのゲート電極2
4は、ポリシリコン膜14及びタングステンシリサイド
膜16より成るポリサイド構造を為すものであり、他の
転送トランジスタのゲート電極を兼ねるワード線として
も機能するものである(図2参照)。ゲート電極24上
には、シリコン酸化膜18、シリコン窒化膜20、及び
シリコン窒化酸化膜22が順に積層されており、これら
の側壁には、サイドウォール絶縁膜28が形成されてい
る。そして、転送トランジスタは、積層したストッパ膜
30、層間絶縁膜32、及びシリコン酸化膜38により
覆われている。
【0028】シリコン酸化膜38上には、コンタクトホ
ール40を介して転送トランジスタの一方のソース/ド
レイン拡散層26aに接続されると共に、図1の左側の
図において紙面水平方向に延在するビット線54(図3
参照)が形成されている。ビット線54は、ポリシリコ
ン膜42及びタングステンシリサイド膜44より成るポ
リサイド構造を為すものであり、ビット線54上には、
シリコン酸化膜46、シリコン窒化膜48、及びシリコ
ン窒化酸化膜50が順に積層されている。そして、これ
らの側壁には、サイドウォール絶縁膜56が形成されて
おり、サイドウォール絶縁膜56及びシリコン酸化膜3
8はストッパ膜58により覆われている。
【0029】一方、転送トランジスタの他方のソース/
ドレイン拡散層26bには、上方まで延在する導体プラ
グ36a、36bが接続されており、ストッパ膜58か
ら突出した導体プラグ36bの上面及び側面には蓄積電
極68が接続されている。キャパシタ79は、蓄積電極
68と、誘電体として機能するタンタル酸化膜72と、
対向電極77とから成るものであり、対向電極77はチ
タン窒化膜74とポリシリコン膜76とより構成されて
いる。
【0030】このように本実施形態によれば、導体プラ
グ36bの上面のみならず側面にまでも蓄積電極68を
形成するようにしたので、蓄積電極68を導体プラグ3
6bに確実に固定することができる。これにより、半導
体装置の製造方法において、後述するような利点が生じ
ることとなる。また、本実施形態によれば、導体プラグ
36b近傍において導体プラグ36bの上面のみならず
側面にも蓄積電極68を形成するようにしたので、導体
プラグ36bの側面近傍において蓄積電極68の表面積
を大きくすることができ、これにより蓄積電極68の高
さを低く抑えることが可能となる。
【0031】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図4乃至図8を用いて
説明する。まず、図4(a)に示すように、LOCOS
法により、シリコン基板10表面に素子分離膜12を形
成する。この後、シリコン基板10表面に、ゲート酸化
膜(図示せず)を形成する。
【0032】次に、CVD法により、ポリシリコン膜1
4、タングステンシリサイド膜16、シリコン酸化膜1
8、シリコン窒化膜20、及びシリコン窒化酸化膜22
を順に成膜し、積層膜23を形成する(図4(b)参
照)。次に、積層膜23を所定の形状にパターニングす
ることにより、ポリシリコン膜14及びタングステンシ
リサイド膜16より成るポリサイド構造のゲート電極2
4を形成する。この後、積層膜23をマスクとしてシリ
コン基板10に不純物イオンを注入し、積層膜23に自
己整合でソース/ドレイン拡散層26a、26bを形成
する(図4(c)参照)。
【0033】次に、全面にシリコン窒化膜を形成し、シ
リコン基板10、素子分離膜12、積層膜23の表面が
露出するまで異方性エッチングを行い、これにより積層
膜23の側壁にサイドウォール絶縁膜28を形成する。
次に、全面に、膜厚約20nmのシリコン窒化膜より成
るストッパ膜30を形成する。この後、CVD法によ
り、膜厚約0.5μmのBPSG膜より成り、エッチン
グ特性がストッパ膜30と異なる層間絶縁膜32を形成
する。この後、リフロー法とCMP法により、層間絶縁
膜32の表面を平坦化する(図4(d)参照)。
【0034】次に、ストッパ膜30に対して高い選択比
で層間絶縁膜32をエッチングし、この後、露出したス
トッパ膜30をエッチングすることにより、ソース/ド
レイン拡散層26b表面を露出するコンタクトホール3
4を形成する(図5(a)参照)。次に、CVD法によ
り、全面にポリシリコン膜を形成する。この後、CMP
法により層間絶縁膜32表面が露出するまでポリシリコ
ン膜を研磨し、これによりコンタクトホール34内に埋
め込まれ、ポリシリコン膜より成る導体プラグ36aを
形成する(図5(b)参照、図2参照)。
【0035】次に、全面に、CVD法により、膜厚約
0.1μmのシリコン酸化膜38を形成する(図5
(c)参照)。次に、ストッパ膜30に対して高い選択
比でシリコン酸化膜38及び層間絶縁膜32をエッチン
グし、この後、露出したストッパ膜30をエッチングす
ることにより、ソース/ドレイン拡散層26a表面を露
出するコンタクトホール40を形成する(図6(a)参
照)。
【0036】次に、全面に、CVD法により、ポリシリ
コン膜42、タングステンシリサイド膜44、シリコン
酸化膜46、シリコン窒化膜48、シリコン窒化酸化膜
50を順に成膜することにより、これらより成る積層膜
52を形成する。この後、積層膜52を所定の形状にパ
ターニングすることにより、ポリシリコン膜42及びタ
ングステンシリサイド膜44より成るポリサイド構造の
ビット線54を形成する(図6(b)参照)。
【0037】次に、全面にシリコン窒化膜を形成し、シ
リコン酸化膜38、及び積層膜52の表面が露出するま
で異方性エッチングを行い、これにより積層膜52の側
壁にサイドウォール絶縁膜56を形成する。このサイド
ウォール絶縁膜56は、微細コンタクトの位置ずれマー
ジンを大きく確保するためにSACを形成するためのも
のである。
【0038】なお、この後、サイドウォール絶縁膜56
をマスクとしてシリコン酸化膜38をエッチングするこ
とにより、導体プラグ36aの上面を露出してもよい。
次に、全面に、CVD法により、膜厚約20nmのシリ
コン窒化膜より成るストッパ膜58を形成する。次に、
全面に、CVD法により、膜厚約0.5μmのBPSG
膜より成り、ストッパ膜58とエッチング特性が異なる
層間絶縁膜60を形成する。この後、CMP法により、
層間絶縁膜60の表面を平坦化する(図6(c)参
照)。
【0039】次に、ストッパ膜58に対して高い選択比
で層間絶縁膜60をエッチングし、この後、露出したス
トッパ膜58をエッチングし、更に露出したシリコン酸
化膜38をエッチングすることにより、導体プラグ36
a上面を露出するコンタクトホール62を形成する。次
に、全面に、CVD法により、ポリシリコン膜を形成す
る。この後、CMP法により層間絶縁膜60表面が露出
するまでポリシリコン膜を研磨し、これによりコンタク
トホール62内に埋め込まれ、ポリシリコン膜より成る
導体プラグ36bを形成する(図7(a)参照)。
【0040】次に、全面に、CVD法により、膜厚約
1.7μmのBPSG膜64を形成する。この後、スト
ッパ膜58に対して高い選択比でBPSG膜64及び層
間絶縁膜60をエッチングし、導体プラグ36bの上面
及び側面を露出する開口部66を形成する。エッチング
ストッパとして機能するストッパ膜58が導体プラグ3
6bの下面近傍に位置しているので、このエッチングに
より導体プラグ36bの側面までもが大きく露出するこ
ととなる。従来の半導体装置では導体プラグの上面しか
露出しなかったため、導体プラグの上面より上方に蓄積
電極が形成されていたが、本実施形態では導体プラグ3
6bの上面のみならず側面までもが露出されるので、後
工程で蓄積電極68を形成する際に、導体プラグ36b
側面近傍において蓄積電極68の表面積が大きくなり、
これにより容量の大きいキャパシタ79が形成されるこ
ととなる(図7(b)参照)。
【0041】次に、全面に、CVD法により、膜厚約
0.05μmのポリシリコン膜を形成する。この後、全
面に、レジストを塗布しレジスト膜70を形成する。こ
の後、CMP法によりBPSG膜表面が露出するまでポ
リシリコン膜及びレジスト膜70を研磨する。これによ
り、開口部66の内側に、ポリシリコン膜より成る蓄積
電極68が形成される。ポリシリコン膜を形成する際、
開口部66の内側においては導体プラグ36bの側面ま
でもが十分露出しているため、蓄積電極68は導体プラ
グ36bの上面のみならず側面にも形成される。これに
より、導体プラグ36bの上面のみならず側面にも蓄積
電極68が形成されるので、蓄積電極68が導体プラグ
36bに確実に固定されることとなる。また、導体プラ
グ36bの上面のみならず側面にまでも蓄積電極68が
形成されるので、導体プラグ36b近傍における蓄積電
極68の表面積が大きくなり、これにより蓄積電極68
の高さを低く抑えることが可能となり、ひいてはキャパ
シタ79の高さを低く抑えることが可能となる。
【0042】次に、ストッパ膜58をエッチングストッ
パとして、HF系のウェットエッチングによりBPSG
膜64を除去する。蓄積電極68が導体プラグ36bに
確実に固定されているため、このウエットエッチングに
おいて蓄積電極68が導体プラグ36bから剥離してし
まうことが防止され、また、薬液がエッチングされるべ
きでない領域にまで染み込んでしまうことも防止される
(図8(a)参照)。
【0043】次に、アッシングにより、蓄積電極68の
内側に残されたレジスト膜70を除去する。次に、キャ
パシタ79の特性改善のため、RTN(Rapid Thermal
Nitridation、高速窒化)処理によりポリシリコン膜よ
り成る蓄積電極68の表面を約2nm窒化する。この
後、全面に、CVD法により、膜厚約8nmのタンタル
酸化膜72を形成する。このタンタル酸化膜72は、キ
ャパシタ79の誘電体としての機能するものである。
【0044】次に、キャパシタ79の特性改善のため、
約800℃の酸化熱処理又はO2プラズマアニール等を
行う。この後、CVD法により、膜厚0.05μmのチ
タン窒化膜74を形成し、この後、膜厚0.1μmのポ
リシリコン膜76を形成することにより、チタン窒化膜
74及びポリシリコン膜76より成る対向電極77を形
成する(図8(b)参照、図3参照)。こうして、最小
線幅0.2μm程度の微細な半導体装置が形成される。
【0045】なお、開口部66を形成する工程では、高
いアスペクト比の開口部66を形成するため、エッチン
グ時にフォトレジストまでもがエッチングされて薄くな
ってしまうことが課題である。しかし、フォトレジスト
に対して高い選択比でBPSG膜64及び層間絶縁膜6
0をエッチングすることによりフォトレジストがエッチ
ングされてしまうのを低減することができる。
【0046】フォトレジストに対して高い選択比でBP
SG膜64及び層間絶縁膜60をエッチングすると、図
9に示すように、ストッパ膜58と導体プラグ36bと
の間の領域67では、エッチング面積が小さいためにエ
ッチストップが起こる場合がある。エッチストップが起
こると、層間絶縁膜60の一部がエッチングされずにス
トッパ膜58上に残ってしまうが、導体プラグ36b側
面の露出面積が十分に確保できているので、開口部66
内でストッパ膜58が完全に露出するまでエッチングし
なくてもよい。
【0047】そして、図9に示すようなエッチストップ
が起こった場合には、図10に示すような半導体装置が
製造されることとなる。このように本実施形態によれ
ば、導体プラグの上面のみならず側面にまで蓄積電極が
形成されるので、蓄積電極が導体プラグに確実に固定さ
れることとなり、これによりウエットエッチングを行っ
た際に蓄積電極が導体プラグから剥離してしまうのを防
止することができる。また、蓄積電極が導体プラグに確
実に固定されているので、エッチングされるべきでない
領域にまで薬液が染み込んでしまうことがなく、これに
より半導体装置の製造における歩留りを向上することが
できる。また、導体プラグの上面のみならず側面にまで
蓄積電極が形成されるので、導体プラグ近傍におけるキ
ャパシタの電極面積を大きくすることができ、これによ
りキャパシタの高さを低く抑えることができる。
【0048】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図11乃至図14を
用いて説明する。図11は、本実施形態による半導体装
置の構造を示す断面図である。図12乃至図14は、本
実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図
である。図1乃至図9に示す第1実施形態による半導体
装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符
号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0049】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図11を用いて説明する。本実施形態による
半導体装置は、第1実施形態で形成した導体プラグ36
bを形成することなく、導体プラグ36aに直接蓄積電
極68が接続されている。そして、キャパシタ79が層
間絶縁膜80により覆われており、層間絶縁膜80上に
ビット線54が形成されている。
【0050】層間絶縁膜80上に形成されたビット線5
4は、層間絶縁膜80に形成されたコンタクトホール4
0、及び開口部78を介して転送トランジスタのソース
/ドレイン拡散層26aに接続されている。このよう
に、本実施形態によれば、キャパシタの上方にビット線
が形成されている半導体装置であっても、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0051】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図12乃至図14を用
いて説明する。本実施形態による半導体装置の製造方法
は、図5(b)に示す導体プラグ36aを形成する工程
までは第1実施形態と同様であるので、説明を省略す
る。
【0052】導体プラグ36aを形成した後、全面に、
CVD法により、膜厚約1.0μmのBPSG膜64を
形成する。次に、ストッパ膜30に対して高い選択比で
BPSG膜64及び層間絶縁膜32をエッチングし、導
体プラグ36aの上面及び側面を露出する開口部66を
形成する。エッチングストッパとして機能するストッパ
膜30が導体プラグ36aの下面近傍に位置しているの
で、このエッチングにより導体プラグ36aの側面まで
もが大きく露出することとなる(図12(a)参照)。
【0053】次に、第1実施形態と同様にして、全面に
ポリシリコン膜を形成し、全面にレジスト膜70を形成
し、この後、ポリシリコン膜及びレジスト膜70を研磨
することにより、蓄積電極68を形成する。ポリシリコ
ン膜を形成する際、開口部66内においては導体プラグ
36aの側面までもが十分露出しているため、蓄積電極
68は導体プラグ36aの上面のみならず側面にも形成
されることとなる。これにより、導体プラグ36aの側
面にも蓄積電極68が形成されるので、蓄積電極68が
導体プラグ36aに確実に固定されることとなる。ま
た、蓄積電極68が導体プラグ36aの上面のみならず
側面にも形成されるので、導体プラグ36a近傍におけ
る蓄積電極68の表面積が大きくなり、これにより蓄積
電極68の高さを低く抑えることが可能となり、ひいて
はキャパシタ79の高さを抑制することが可能となる。
【0054】次に、第1実施形態と同様にして、層間絶
縁膜32及びBPSG膜64を除去する(図12(b)
参照)。次に、第1実施形態と同様に、蓄積電極68の
内側に残されたレジスト膜70を除去する。この後、蓄
積電極68の表面を窒化し、この後、タンタル酸化膜7
2を形成する。この後、酸化熱処理又はO2プラズマア
ニール等を行う。この後、チタン窒化膜74、ポリシリ
コン膜76より成る対向電極77を形成する。
【0055】次に、後工程でコンタクトホール40を形
成するため、コンタクトホール40が形成される領域の
近傍のタンタル酸化膜72、チタン窒化膜74、ポリシ
リコン膜76は事前に除去しておく必要がある。そこ
で、ストッパ膜30をストッパとしてタンタル酸化膜7
2、チタン窒化膜74、ポリシリコン膜76をエッチン
グし、開口部78を形成する(図13(a)参照)。
【0056】次に、CVD法により、膜厚約2.0μm
のBPSG膜より成る層間絶縁膜80を形成する。次
に、リフロー法とCMP法により、層間絶縁膜80の表
面を平坦化する。次に、ストッパ膜30に対して高い選
択比で層間絶縁膜80をエッチングし、この後、露出し
たストッパ膜30をエッチングすることにより、ソース
/ドレイン拡散層26aに達するコンタクトホール40
を形成する(図13(b)参照)。
【0057】次に、第1実施形態と同様にして、全面
に、ポリシリコン膜42、タングステンシリサイド膜4
4、シリコン酸化膜46、シリコン窒化膜48、シリコ
ン窒化酸化膜50を順に成膜して積層膜52を形成す
る。この後、積層膜52を所定の形状にパターニング
し、ポリシリコン膜42及びタングステンシリサイド膜
44より成るビット線54を形成する(図14参照)。
【0058】こうして、最小線幅0.2μm程度の微細
な半導体装置が形成される。このように本実施形態によ
れば、キャパシタの上方にビット線を形成される半導体
装置の製造方法であっても、第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態による半導体装
置及びその製造方法を図15乃至図17を用いて説明す
る。図15は、本実施形態による半導体装置の構造を示
す断面図である。図16及び図17は、本実施形態によ
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1
乃至図14に示す第1又は第2実施形態による半導体装
置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号
を付して説明を省略または簡潔にする。
【0059】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図15を用いて説明する。本実施形態による
半導体装置は、ビット線54に自己整合でソース/ドレ
イン拡散層26b表面まで形成されたコンタクトホール
34内に、同一導電膜より成る導体プラグ36が形成さ
れている点、及びシリコン酸化膜38が形成されていな
い点の他は、第1実施形態による半導体装置と同様であ
る。
【0060】本実施形態によれば、導体プラグ36が同
一導電層より成るので、簡略な工程で形成することがで
きる。 (半導体装置の製造方法)本実施形態による半導体装置
の製造方法は、図4(d)に示す層間絶縁膜32を平坦
化する工程までは第1実施形態と同様であるので、説明
を省略する。
【0061】次に、第1実施形態と同様にして、ソース
/ドレイン拡散層26aに達するコンタクトホール40
をサイドウォール絶縁膜28に自己整合で形成する(図
16(a)参照)。次に、第1実施形態と同様にして、
積層膜52を形成する(図16(b)参照)。
【0062】次に、サイドウォール絶縁膜56、ストッ
パ膜58、層間絶縁膜60を形成し、層間絶縁膜60の
表面を平坦化する(図16(c)参照)。次に、ソース
/ドレイン拡散層26b表面を露出するコンタクトホー
ル34を形成するため、ストッパ膜58に対して高い選
択比で層間絶縁膜60をエッチングし、この後、露出し
たストッパ膜58をエッチングする(図17(a)参
照)。
【0063】そして更に、ストッパ膜30に対して高い
選択比で層間絶縁膜32をエッチングし、この後、露出
したストッパ膜30をエッチングすることにより、ソー
ス/ドレイン拡散層26bに達するコンタクトホール3
4を形成する。次に、CVD法により、全面にポリシリ
コン膜を形成する。この後、CMP法により層間絶縁膜
60表面が露出するまでポリシリコン膜を研磨し、これ
によりコンタクトホール34内に埋め込まれ、ポリシリ
コン膜より成る導体プラグ36を形成する(図17
(b)参照)。
【0064】この後の工程は、図7(b)以降に示した
第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様であ
る。本実施形態によれば、層間絶縁膜60表面からソー
ス/ドレイン拡散層26bに達するコンタクトホール3
4を形成し、このコンタクトホール34内に導体プラグ
36を1つの工程で形成するので、製造工程を簡略化す
ることができる。
【0065】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、第1実施形態
において、導体プラグ36bを形成する際に、ポリシリ
コン膜を薄く形成することにより導体プラグ36bの上
面に凹部が形成されるようにしてもよい(図18(a)
参照)。これにより、蓄積電極68が凹部の中にまでも
形成されるので、蓄積電極68を導体プラグ36bに確
実に固定することができる(図18(b)参照)。
【0066】また、第2実施形態において、導体プラグ
36aを形成する際に、ポリシリコン膜を薄く形成する
ことにより導体プラグ36aに凹部が形成されるように
してもよい。これにより、後工程で形成される蓄積電極
68が凹部の中にまでも形成されるので、蓄積電極68
を導体プラグ36aに確実に固定することができる。ま
た、第1及び第2実施形態では、シリンダ型のキャパシ
タを例に説明したが、導体プラグに蓄積電極を接続した
後、蓄積電極の周囲の絶縁膜を除去して蓄積電極の表面
を露出するような半導体装置の製造方法であれば、いか
なる半導体装置の製造方法にも適用することができ、例
えばフィン型のキャパシタを形成する場合などにも適用
することができる。
【0067】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、導体プラ
グの上面のみならず側面にまでも蓄積電極を形成するよ
うにしたので、蓄積電極を導体プラグに確実に固定する
ことができ、これによりウエットエッチングを行った際
に蓄積電極が導体プラグから剥離してしまうのを防止す
ることができる。
【0068】また、本発明によれば、蓄積電極が導体プ
ラグに確実に固定されているので、エッチングされるべ
きでない領域にまで薬液が染み込んでしまうことがな
く、これにより半導体装置の製造における歩留りを向上
することができる。また、本発明によれば、導体プラグ
の上面のみならず側面にまで蓄積電極が形成されるの
で、導体プラグ近傍におけるキャパシタの電極面積を大
きくすることができ、これによりキャパシタの高さを低
く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置を示す
平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置を示す
他の平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図5】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図6】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図7】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その4)である。
【図8】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その5)である。
【図9】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法の他の例を示す工程断面図(その1)である。
【図10】本発明の第1実施形態による半導体装置の製
造方法の他の例を示す工程断面図(その2)である。
【図11】本発明の第2実施形態による半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図13】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図14】本発明の第2実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図15】本発明の第3実施形態による半導体装置の構
造を示す断面図である。
【図16】本発明の第3実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図17】本発明の第3実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図18】本発明の変形実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図である。
【図19】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その1)である。
【図20】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その2)である。
【図21】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その3)である。
【図22】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その4)である。
【図23】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その5)である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 11…素子領域 12…素子分離膜 14…ポリシリコン膜 16…タングステンシリサイド膜 18…シリコン酸化膜 20…シリコン窒化膜 22…シリコン窒化酸化膜 23…積層膜 24…ゲート電極 26a、26b…ソース/ドレイン拡散層 28…サイドウォール絶縁膜 30…ストッパ膜 32…層間絶縁膜 34…コンタクトホール 36、36a、36b…導体プラグ 38…シリコン酸化膜 40…コンタクトホール 42…ポリシリコン膜 44…Si膜 46…シリコン酸化膜 48…シリコン窒化膜 50…シリコン窒化酸化膜 52…積層膜 54…ビット線 56…サイドウォール絶縁膜 58…ストッパ膜 60…層間絶縁膜 62…コンタクトホール 64…BPSG膜 66…開口部 67…領域 68…蓄積電極 70…レジスト膜 72…タンタル酸化膜 74…チタン窒化膜 76…ポリシリコン膜 77…対向電極 78…開口部 79…キャパシタ 80…層間絶縁膜 110…シリコン基板 112…素子分離膜 114…ポリシリコン膜 116…タングステンシリサイド膜 118…シリコン酸化膜 120…シリコン窒化膜 122…シリコン窒化酸化膜 123…積層膜 124…ゲート電極 126a、126b…ソース/ドレイン拡散層 128…サイドウォール絶縁膜 130…ストッパ膜 132…層間絶縁膜 134…コンタクトホール 136a、136b…導体プラグ 138…シリコン酸化膜 140…コンタクトホール 142…ポリシリコン膜 144…タングステンシリサイド膜 146…シリコン酸化膜 148…シリコン窒化膜 150…シリコン窒化酸化膜 152…積層膜 154…ビット線 156…サイドウォール絶縁膜 160…層間絶縁膜 161…シリコン窒化膜 162…コンタクトホール 164…BPSG膜 166…開口部 168…蓄積電極 170…レジスト膜 172…タンタル酸化膜 174…チタン窒化膜 176…ポリシリコン膜 177…対向電極

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地基板と、 前記下地基板上に形成された配線と、 前記配線の上面及び側面を覆う第1の絶縁膜と、 前記下地基板、及び前記第1の絶縁膜上に形成されたエ
    ッチングストッパ膜と、 前記エッチングストッパ膜を貫いて前記下地基板に接続
    され、前記下地基板上に突出する導体プラグと、 前記導体プラグの上面及び側面に一方の電極が接続され
    たキャパシタとを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記配線は、ワード線であり、 前記キャパシタを覆う第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成されたビット線とを更に有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置において、 前記配線は、ビット線であり、 前記ビット線は、前記下地基板に形成された転送トラン
    ジスタの一方のソース/ドレイン拡散層に接続されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置において、 前記キャパシタの前記一方の電極は、同一導電層より成
    る前記導体プラグにより前記転送トランジスタの他方の
    ソース/ドレイン拡散層に接続されていることを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記キャパシタの前記一方の電極は、前記エッチングス
    トッパ膜から離間して形成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記キャパシタは、シリンダ型のキャパシタであること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記導体プラグの上面には凹部が形成されており、前記
    キャパシタの前記一方の電極は、前記凹部内において前
    記導体プラグに接続されていることを特徴とする半導体
    装置。
  8. 【請求項8】 下地基板上に、上面及び側面に第1の絶
    縁膜が形成された配線を形成する配線形成工程と、 前記下地基板上及び前記配線上に、第2の絶縁膜を形成
    する第2絶縁膜形成工程と、 前記第2の絶縁膜上に、エッチング特性が前記第2の絶
    縁膜と異なる第3の絶縁膜を形成する第3絶縁膜形成工
    程と、 前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜に、前記下地基
    板に達するコンタクトホールを形成するコンタクトホー
    ル形成工程と、 前記コンタクトホール内に導体プラグを形成する導体プ
    ラグ形成工程と、 前記第3の絶縁膜上及び前記導体プラグ上に、エッチン
    グ特性が前記第2の絶縁膜と異なる第4の絶縁膜を形成
    する第4絶縁膜形成工程と、 前記導体プラグが形成された領域を含む領域の、前記第
    3の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜に開口部を形成する開
    口部形成工程と、 前記開口部の内面に形成され、前記導体プラグの上面及
    び側面において前記導体プラグに接続された蓄積電極を
    形成する蓄積電極形成工程と、 前記第3の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜を前記第2の絶
    縁膜をエッチングストッパとしてエッチングするエッチ
    ング工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記コンタクトホール形成工程では、前記配線に自己整
    合で前記コンタクトホールを形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記コンタクトホール形成工程は、前記第2の絶縁膜に
    対して高い選択比で前記第3の絶縁膜をエッチングする
    工程と、前記コンタクトホール内に露出した前記第2の
    絶縁膜をエッチングする工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法において、 前記導体プラグ形成工程では、上面に凹部を有する前記
    導体プラグを形成することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法において、 前記コンタクトホール形成工程では、前記下地基板に形
    成された転送トランジスタのソース/ドレイン拡散層に
    達する前記コンタクトホールを形成し、 前記導体プラグ形成工程では、前記コンタクトホール内
    に前記ソース/ドレイン拡散層に達する前記導体プラグ
    を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法において、 前記蓄積電極を一方の電極とするキャパシタを形成する
    キャパシタ形成工程と、 前記キャパシタ上方に、前記キャパシタから離間してビ
    ット線を形成するビット線形成工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
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