JP2850833B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2850833B2
JP2850833B2 JP8036890A JP3689096A JP2850833B2 JP 2850833 B2 JP2850833 B2 JP 2850833B2 JP 8036890 A JP8036890 A JP 8036890A JP 3689096 A JP3689096 A JP 3689096A JP 2850833 B2 JP2850833 B2 JP 2850833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に配線のコンタクト孔の形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化及び高密度化は依然
として精力的に進められ、現在では0.25μmの寸法
基準で設計された256メガビットあるいはそれ以下の
設計基準で設計される1ギガビットDRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリー)等の超高集積の
半導体デバイスが開発試作されている。このような半導
体デバイスの高集積化に伴い、半導体素子構造の形成に
必須となっているリソグラフィー工程でのマスク合わせ
マージンの更なる縮小化あるいは不要化が強く要求され
るようになってきた。
【0003】通常、半導体デバイスの製造では、半導体
基板上に金属膜、半導体膜、絶縁体膜等の各種材料で形
成されたパターンが順次積層され、微細構造の半導体素
子が形成される。この半導体素子用のパターンを積層す
る場合には、リソグラフィー工程において、前工程で形
成した下層のパターンにマスク合わせし次の上層パター
ンを形成することが要求される。しかしこのリソグラフ
ィー工程で上層/下層パターン間の位置ズレが発生す
る。そこで、当位置ズレを見込してマスク上のパターン
間隔に余裕をもたせ、パターン間隔にマージンを設定す
ることが必要とされる。しかし、当マージンはパターン
の高密度化の阻害要因となる。
【0004】そこで、上述のようなマージンを不要とす
るマージンレス化の技術手法が種々に検討され始めた。
その中で特に重要なものにコンタクト孔の形成における
マージンレス化がある。このコンタクト孔は半導体基板
上、半導体膜上、金属膜上の各種の層に形成され且つ多
用されるため、これをマージンレス化することは半導体
デバイスの高密度化/高集積化に最も効果がある。この
マージンレス化技術の中で有力な方法に自己整合型コン
タクト孔の形成法があり、その具体的方法が種々に検討
されている。その一例としては、層間絶縁膜に対してエ
ッチング選択性のあるエッチングストッパ層を配線上に
設けておき、コンタクト孔形成のエッチングで配線がエ
ッチングされないようにするものがある。
【0005】例えば、特開平3−106027号公報に
は、メモリセル領域に隣接して配置された複数のゲート
電極にそれぞれエッチングストッパ層を設けておき、こ
のエッチングストッパ層及びゲート電極の側面を覆うよ
うに全面に層間絶縁膜を形成し、この複数のゲート電極
間の層間絶縁膜にコンタクト孔を形成することが記載さ
れている。この開示によると、コンタクト孔はゲート電
極上のエッチングストッパ層をマスクとして自己整合的
に形成され、ゲート電極の側面には層間絶縁膜よりなる
サイドウォール層を形成することにより、ゲート電極と
コンタクト孔とを絶縁している。しかしながら、このよ
うな製造方法では、層間絶縁膜よりなるサイドウォール
層が除去されやすく或いはゲート電極がコンタクト孔内
に露出しやすいために、ゲート電極とコンタクト孔との
間の絶縁不良の発生を十分に抑制することができない。
【0006】次に、このような問題を解決する他の従来
の技術について、図10〜図11を参照しながら、自己
整合性コンタクト孔の形成方法を256メガビット級の
DRAMに適用した場合を想定して説明する。
【0007】図10(a)に示すように、シリコン基板
101の表面に素子分離絶縁膜102が形成される。そ
して、DRAMのメモリセル部100aと周辺回路部1
00bとが電気的に分離される。次に、ゲート絶縁膜1
03が形成される。ここで、このゲート絶縁膜は膜厚が
8nm程度のシリコン酸化膜である。メモリセル部10
0aには、1個のトランジスタと1個のキャパシタとで
構成されるメモリセルが多数配列して形成される。周辺
回路部100bはn型とp型のトランジスタの両方を用
いたCMOS回路で構成され、トランジスタ性能向上の
ためライトリー・ドープト・ドレイン(LDD)構造の
トランジスタが採用される。メモリセル部100aに形
成されるトランスファトランジスタのゲート電極104
aはタングステン・ポリサイドあるいはチタン・ポリサ
イドで形成され、その寸法は0.25μm程度である。
このゲート電極104aはこのメモリデバイスのワード
線である。また、隣接するゲート電極104a間隔は
0.2〜0.25μm程度になる。さらに、このゲート
電極104aの膜厚も0.2〜0.25μm程度にな
る。周辺回路部100bに形成されるCMOSのトラン
ジスタのゲート電極104bの寸法は、一般に、メモリ
セル部のトランスファトランジスタのゲート電極の寸法
より大きくなり、0.4μm程度に設定される。これら
のゲート電極104a,104b上にバッファ層106
とエッチングストッパ層107が積層して形成される。
次に、MOSトランジスタのソース・ドレインを構成す
る浅い拡散層108,108aが形成される。ここで、
この浅い拡散層108,108aの不純物の濃度は1×
1018原子/cm3 程度に設定される。
【0008】次に、図10(b)に示すように全体を被
覆するように膜厚が100〜150nmの被覆絶縁膜1
09が堆積される。ここで、この被覆絶縁膜109は公
知のCVD(化学気相成長)法によるSiO2 である。
【0009】次に、この被覆絶縁膜109を異方性のリ
アクティブ・イオン・エッチング(RIE)で全面エッ
チング(以下、エッチバックと呼称する)する。このよ
うなエッチバックにより、図10(c)に示すようにゲ
ート電極104a,104bの側壁にサイドウォール層
110a,110bが形成されるようになる。このサイ
ドウォール層110bは、ゲート電極104b端部から
離れたところに深い拡散層108bを形成するためのイ
オン注入のマスクとして用いられ、このサイドウォール
層の膜厚は100〜150nmに設定される。
【0010】次に、図示しないレジストをマスクに用い
た公知の選択的イオン注入により、周辺回路部100b
のCMOSトランジスタの浅い拡散層にのみ再度不純物
が導入され、熱処理が加えられて深い拡散層108bが
形成される。ここで、この深い拡散層108bの不純物
濃度は1×1019〜1×1020原子/cm3 に設定され
る。このように、周辺回路部のCMOSトランジスタの
ソース・ドレインの拡散層は、よく知られたLDD構造
になる。
【0011】次に、図11(a)に示すように、ボロン
及びリンを含有する酸化シリコン膜(BPSG膜)など
の層間絶縁膜113を全面に堆積させ、ゲート電極10
4a,104bなどにより生じた段差を平坦化する。次
に、レジストパターン114をマスクにコンタクト孔1
15を開孔する。このコンタクト孔開孔のエッチングに
は、エッチングストッパ層107と選択性のあるエッチ
ング法を用いる。
【0012】例えば、エッチングストッパ層107が窒
化シリコン膜の場合、フッ化炭素と一酸化炭素の混合ガ
スを用いることにより、窒化シリコン膜に対して、酸化
シリコン膜を選択的にドライエッチングできることが知
られている。この場合、酸化シリコン膜と窒化シリコン
膜のエッチング選択比は、5:1〜15:1が得られて
いる。このエッチングストッパ層107はゲート電極1
04aの上部を覆うだけであるので、コンタクトエッチ
ングの後、ゲート電極104aの側壁は、コンタクト孔
115に露出している。そこで、レジストパターン11
4を剥離した後、図11(b)のように酸化シリコン膜
などの絶縁膜117を堆積する。さらに図11(c)の
ように、異方性のエッチングでコンタクト孔115側壁
とゲート電極104a側壁に第2のサイドウォール層1
08を形成する。
【0013】このようにして、ゲート電極104aから
自己整合的に絶縁されたコンタクト孔115を得ること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
以下のような新たな問題が生じると考えられる。
【0015】周辺回路部100bのLDD構造のトラン
ジスタを形成するために用いられるサイドウォール層1
10bの膜厚は、トランジスタ特性や信頼性に直接影響
する。この膜厚は、不純物の拡散係数とデバイス製造過
程における熱処理温度と時間により決定されるため、素
子の微細化に対応して薄くしていくことは容易ではな
い。特に、p型トランジスタのソース・ドレイン不純物
には、拡散係数の大きいボロンが用いられるために、2
56Mや1G DRAMでも、この膜厚は、100〜2
00nmで設計されている。このメモリデバイスのメモ
リセル部100aのトランジスタはLDD構造にする必
要がないため、サイドウォール層110aは不要なもの
である。しかしながら、サイドウォール層110bを形
成すると必然的にサイドウォール層110aは形成され
てしまう。この集積度のメモリセルのゲート電極104
a間隔は、0.15〜0.25μmであるために、ゲー
ト電極104a間は、サイドウォール層110aでほと
んど埋め込まれてしまうことになる。すなわち、隣接す
るワード線間はサイドウォール層110aで埋め込まれ
てしまう。このようなワード線間にコンタクト孔115
を開孔するには、層間絶縁膜113の他に、サイドウォ
ール層110aもエッチングしなければならない。しか
し、通常、サイドウォール層110aとして用いられて
いるHTO膜は、BPSG膜に比べ、2〜3分の1程度
のエッチング速度である。したがって、ワード線上部の
エッチングストッパ層107が、コンタクト孔115に
露出してから、拡散層108が露出するまでのエッチン
グ時間が長くなってしまう。このため、長時間、エッチ
ング雰囲気にさらされた配線上部のエッチングストッパ
層107は、選択性の低い角部からエッチングされてし
まい、図11(a)に示すように薄くなったエッチング
ストッパ層116となってしまう。このため、コンタク
ト孔115とワード線104aの絶縁不良の原因とな
る。
【0016】エッチングストッパ層107を予め厚く形
成することにより、絶縁不良を防ごうとすることも考え
られる。しかしながら、このようにエッチングストッパ
層107を厚くしたのでは、ワード線104aとエッチ
ングストッパ層107により生じる段差が大きくなりコ
ンタクト孔115の深さを深くしなければならなくな
る。コンタクト孔115が深くなると、開孔が難しくな
ったり平坦化が悪化してその後に形成される膜のカバレ
ッジが悪くなるという別の問題が発生する。
【0017】したがって、本願発明の目的は、さらに改
良された自己整合型コンタクト孔の形成方法を提供する
ことにある。
【0018】本発明による半導体装置の製造方法は、半
導体基板上に複数の配線を形成する工程と、前記複数の
配線の側面にサイドウォール層を形成する工程と、前記
複数の配線及び前記サイドウォール層を覆う層間絶縁膜
を形成する工程と、前記サイドウォール層のエッチング
速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度と同等以上とす
ることによって、前記配線間の前記層間絶縁膜及び前記
サイドウォール層を除去しコンタクト孔を形成する工程
とを備え、前記サイドウォール層が、不純物ドープのシ
リコン酸化膜と、前記複数の配線の側壁及び前記半導体
基板の表面を覆うことにより前記不純物ドープのシリコ
ン酸化膜を前記半導体基板から遠ざけるコート絶縁膜と
を備えていることを特徴とする。
【0019】本発明による半導体装置の製造方法は、半
導体基板上に複数の配線を形成する工程と、前記複数の
配線上にそれぞれエッチングストッパ層を形成する工程
と、前記複数の配線の側面にサイドウォール層を形成す
る工程と、前記複数の配線及び前記サイドウォール層を
覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記複数の配線間の
前記層間絶縁膜にコンタクト孔を形成する工程であっ
て、前記エッチングストッパ層のエッチング速度を前記
層間絶縁膜のエッチング速度よりも遅く、前記サイドウ
ォール層のエッチング速度を前記層間絶縁膜のエッチン
グ速度と同等以上とすることによりコンタクト孔を形成
する工程とを備え、前記サイドウォール層が、不純物ド
ープのシリコン酸化膜と、前記複数の配線の側壁及び前
記半導体基板の表面を覆うことにより前記不純物ドープ
のシリコン酸化膜を前記半導体基板から遠ざけるコート
絶縁膜とを備えていることを特徴とする。
【0020】本発明によれば、サイドウォール層のエッ
チング速度を層間絶縁膜のエッチング速度と同等以上と
することによって、複数の配線間の層間絶縁膜及びサイ
ドウォール層を除去しコンタクト孔を形成するから、サ
イドウォール層のエッチング時間が短くなり、コンタク
ト孔形成に要するエッチング時間を短縮することができ
る。
【0021】さらに、本発明によれば、エッチングスト
ッパ層のエッチング速度を層間絶縁膜のエッチング速度
よりも遅く、サイドウォール層のエッチング速度を層間
絶縁膜のエッチング速度と同等以上とすることによりコ
ンタクト孔を形成しているから、サイドウォール層のエ
ッチング時間が短くなるとともに、エッチングストッパ
層がエッチャントに曝されている時間を短縮できる。こ
れにより、エッチャントによるエッチングストッパ層の
エッチング量を減らすことができる。よって、複数の配
線上に形成するエッチングストッパ層を薄くしながら、
配線とコンタクト孔との絶縁不良の発生を防止すること
ができる。これにより、形成したコンタクト孔の深さを
浅くしながら、複数の配線とコンタクト孔との絶縁不良
をなくすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1及び図2は、本発明の第1の実施形態
を説明するための製造工程順の断面図である。
【0024】図1(a)に示すように、半導体基板の一
例としてのp型シリコン基板1の表面に素子分離絶縁膜
2を形成する。これにより、DRAMのメモリセル部1
aと周辺回路部1bとが区画され、電気的に分離され
る。次に、ゲート絶縁膜3が形成される。ここで、この
ゲート絶縁膜3は膜厚が6〜8nm程度のシリコン酸化
膜或いはシリコンオキシナイトライド膜である。このよ
うにした後、メモリセル部1aにはMOSトランジスタ
すなわちトランスファトランジスタが多数配列して形成
される。さらに、周辺回路部1bにはCMOSトランジ
スタが形成される。次に、膜厚が0.2μm程度のチタ
ン・ポリサイド膜を全面に形成し、さらに膜厚が10n
m程度のシリコン酸化膜を全面に形成し、さらに膜厚が
50nm程度のシリコン窒化膜を全面に形成する。次
に、これらシリコン窒化膜、シリコン酸化膜及びチタン
・ポリサイド膜を順にパターニングすることにより、シ
リコン窒化膜のエッチングストッパ層7、シリコン酸化
膜のバッファ層6及びチタン・ポリサイド膜のゲート電
極4,4a,5をそれぞれ形成する。メモリセル部1a
に形成されたゲート電極4,4aの寸法は、0.2μm
程度である。また、隣接するゲート電極4・ゲート電極
4a間の間隔は、0.2μm程度である。このメモリセ
ル部1aに形成されたゲート電極4,4aは、このDR
AMのワード線(配線)である。周辺回路部1bに形成
されたゲート電極5の寸法は、メモリセル部1aに形成
されたゲート電極4,4aの寸法よりも大きく、0.4
μm程度に設定される。
【0025】次に、エッチングストッパ層7、バッファ
層6及びゲート電極4,4a,5をマスクに不純物が半
導体基板1に導入され、MOSトランジスタのソース・
ドレインを構成するn型の浅い拡散層8,8aがゲート
電極4,4a,5にそれぞれ整合して形成される。ここ
で、この浅い拡散層8,8aの不純物の濃度は1×10
18原子/cm3 程度に設定される。
【0026】次に、図1(b)に示すように、全体を被
覆するように膜厚が150nmの第1被覆絶縁膜9が堆
積される。ここでは、この第1被覆絶縁膜9の一例とし
て、LPCVD(減圧の化学気相成長)法によるPSG
膜(リンガラスを含有するシリコン酸化膜)としてい
る。そして、このPSG膜に含まれるリン原子の濃度は
10モル%程度である。
【0027】次に、この第1被覆絶縁膜9に異方性のエ
ッチバックを加える。ここで、このエッチバックは反応
ガスとしてC4 8 とCOの混合したガスを用いるRI
E法で行われる。このようなエッチバックにより、図1
(c)に示すようにゲート電極4,4a,5の側壁に第
1サイドウォール層10,10aがそれぞれ形成され
る。ここで、この第1サイドウォール層10,10aの
膜厚は100nmに設定される。このエッチバックの工
程により、先述した第1サイドウォール層10,10a
と共に、メモリセル部1aで離間距離の小さいゲート電
極4と4a間は第1サイドウォール層10からなる埋込
み絶縁層11が残されている。
【0028】次に、図2(a)に示すように公知のリソ
グラフィ技術でイオン注入用レジストマスク12が形成
される。そして、これをマスクに用いた公知の選択的イ
オン注入により、周辺回路部1bのMOSトランジスタ
の浅い拡散層8aにのみ再度不純物が導入され、熱処理
が加えられてn型の深い拡散層8bが形成される。ここ
で、この深い拡散層8bの不純物濃度は1×1019〜1
×1020原子/cm3に設定される。このようにして、
周辺回路部1bのMOSトランジスタはソース・ドレイ
ン領域が拡散層8a,8bから構成されたLDD構造と
なる。
【0029】次に、レジストマスク12を除去した後で
全面に層間絶縁膜13を形成しゲート電極4,4a,5
などにより生じた段差を平坦化する。ここでは、この層
間絶縁膜13は膜厚が400nmのBPSG膜(ボロン
ガラス、リンガラスを含むシリコン酸化膜)である。こ
の場合にこのBPSG膜に含まれるボロンおよびリン原
子の濃度は例えばモル濃度でそれぞれ5モル%、10モ
ル%程度に設定される。次にコンタクト孔用レジストマ
スク14が所定の形状にパターニングされて形成され
る。そして、これをドライエッチングのマスクにして、
層間絶縁膜13、サイドウォール層からなる埋込み絶縁
層11、及び拡散層8表面のゲート絶縁膜3がエッチン
グされる。このようにして、コンタクト孔15が形成さ
れる。ここで、ゲート電極4,4a上にはエッチングス
トッパ層7が形成されているため、先述したようにゲー
ト電極4,4aに自己整合して拡散層8上にコンタクト
孔15が形成される。この層間絶縁膜13と埋込み絶縁
層11のドライエッチングにおいては、これらの層間絶
縁膜13および埋込み絶縁層11とエッチングストッパ
層7とのエッチング速度比を大きくするのがより好まし
い。このためにRIEにおける反応ガスとして、C4
8 にCOを混合したガスが用いられる。このようなガス
を選択することで、このエッチング速度比が20程度に
なり、エッチングストッパ層7のエッチングマスクとし
ての役割が確保されるようになる。
【0030】次に、レジストマスク14を除去した後
で、図2(c)に示すように第2被覆絶縁膜16が前述
のコンタクト孔15および層間絶縁膜13を被覆するよ
うに全面に堆積される。ここで、この第2の被覆絶縁膜
16は膜厚が60nm程度のシリコン酸化膜である。こ
のシリコン酸化膜は、例えば段差被覆性に優れる、成膜
の温度が800℃程度と高い温度でのCVD法で形成し
たHTO膜である。
【0031】次にこの第2被覆絶縁膜16の全面エッチ
バックが行われる。ここで、このエッチバックにおいて
は、例えば異方性のRIEの反応ガスとしてCHF3
COの混合ガスあるいはC4 8 とCOの混合ガスが用
いられる。このようにして、図2(d)に示すようにメ
モリセル部のトランスファトランジスタのゲート電極
4,4aの側壁部に第2サイドウォール層17が形成さ
れる。また、層間絶縁膜13に形成されたコンタクト孔
15の側壁部にもサイドウォール層17′が形成され
る。この場合の第2サイドウォール層17の膜厚は50
nm程度である。そして、最終的なコンタクト孔15′
の寸法は100nm程度になる。
【0032】以上のようにして、周辺回路部1bのMO
Sトランジスタのゲート電極5の側壁には膜厚が100
nmの第1サイドウォール層10aが形成され、メモリ
セル部1aのトランスファトランジスタのゲート電極
4,4aの側壁に第2サイドウォール層17が形成さ
れ、この第2サイドウォール層17を有するゲート電極
4,4aに自己整合したコンタクト孔15′が拡散層8
上に形成される。
【0033】さらに、このコンタクト孔15′を埋め込
む不純物ドープのポリシリコンプラグ18が形成され
る。このポリシリコンプラグ18はポリシリコンの選択
成長あるいは全面成長後のエッチバックによって形成で
きる。次に、層間絶縁膜13及びポリシリコンプラグ1
8を覆う膜厚が0.15μm程度のタングステンシリサ
イド膜19を形成する。このタングステンシリサイド1
9は高沸点金属シリサイド膜の一例である。このタング
ステンシリサイド膜19はこのDRAMのディジット線
であり、ポリシリコンプラグ18をを介してゲート電極
4,4a間に位置する拡散層8に接続され、ディジット
線が自己整合型コンタクト孔15′を介して拡散層8に
接続される。
【0034】本実施形態によれば、第1サイドウォール
層10,10aをエッチング速度が層間絶縁膜13を構
成するBPSG膜のエッチング速度と同等以上である材
質のPSG膜としている。よって、コンタクト孔15形
成のための層間絶縁膜13のエッチングが終了したとき
には、第1サイドウォール層10からなる埋込み絶縁層
11も除去されるようにしている。これにより、コンタ
クト孔15形成に要するエッチング時間を短縮できる。
さらに、コンタクト孔15形成のための層間絶縁膜13
のエッチングが終了したときには、第1サイドウォール
層10からなる埋込み絶縁層11も除去されるようにし
ているから、エッチングストッパ層7がエッチャントに
曝される時間を短縮することができる。これによって、
エッチングストッパ層7の膜減りを防止することができ
る。膜減りが防止されることによって、ワード線(配
線)を構成するゲート電極4,4aの角部でのコンタク
ト孔15′との絶縁不良の発生を防止することができ
る。すなわち、ワード線とディジット線とのショート発
生を防止できる。さらに、本実施例によって、エッチン
グストッパ層7の膜減りを少なくすることが可能になっ
たので、ゲート電極4,4a上に形成しておくエッチン
グストッパ層7の膜厚を薄くすることができる。これに
より、エッチングストッパ層7の薄膜化によりコンタク
ト孔15の深さを浅くすること、及びワード線を構成す
るゲート電極4,4aとコンタクト孔15′とのショー
ト不良の発生を防止することを両立させることができ
る。
【0035】なお、本実施形態では、BPSG膜の層間
絶縁膜13に対して第1サイドウォール層10としてP
SG膜を選んで説明した。しかしながら、他の膜を用い
ることもできる。層間絶縁膜13にPSG膜、BSG
膜、BPSG膜或いはこれらの積層膜などの不純物ドー
プのシリコン酸化膜を用いた場合には、第1サイドウォ
ール層10にはPSG膜、BSG膜、BPSG膜或いは
これらの積層膜などの不純物ドープのシリコン酸化膜を
用いることができ、第1サイドウォール層のエッチング
速度を層間絶縁膜13のエッチング速度と同等以上にで
きる。特に、PSG膜の層間絶縁膜に対して第1サイド
ウォール層としてBPSG膜を用いると、コンタクト孔
形成の同じエッチャントに対して第1サイドウォール層
のエッチング速度を層間絶縁膜のエッチング速度より高
くすることができる。
【0036】また、本実施形態では、コンタクト孔1
5′を埋め込むポリシリコンプラグ18を介してディジ
ット線のタングステンシリサイド膜19を拡散層8に接
続した。これは、コンタクト孔15′が微細になってい
るため金属膜がコンタクト孔15′内にうまく成膜でき
なくなるためである。よって、コンタクト孔が特に微細
でない場合には、例えば、ポリサイド構造のディジット
線を層間絶縁膜13、第2サイドウォール17,17′
及び拡散層8の表面を覆うように薄く形成してディジッ
ト線を拡散層8に接続することも考えられる。すなわ
ち、ポリシリコン膜を全面に薄く形成した後でタングス
テンシリサイド膜を全面に薄く形成してポリサイド構造
のディジット線が形成される。
【0037】次に、第2の実施形態を図3及び図4に基
づいて説明する。図3(a)に示すように、半導体基板
の一例としてのシリコン基板21の表面に素子分離絶縁
膜22が形成される。そして、ゲート絶縁膜23が形成
される。ここで、このゲート絶縁膜は膜厚が8nm程度
のシリコン酸化膜あるいはシリコンオキシナイトライド
膜である。このようにした後、メモリセル部20aのM
OSトランジスタすなわちトランスファトランジスタが
多数配列して形成される。さらに、周辺回路部20bに
はCMOSトランジスタが形成される。メモリセル部2
0aに形成されるトランスファトランジスタのゲート電
極24,24aはチタン・ポリサイドで形成され、その
寸法は0.15〜0.2μmである。このゲート電極2
4,24aはメモリデバイスのワード線である。また、
隣接するゲート電極24と24aとの間隔は0.2μm
程度設定される。さらに、このゲート電極24,24a
の膜厚も0.2μm程度に設定される。周辺回路部20
bに形成されるMOSのトランジスタのゲート電極25
の寸法は、一般に、メモリセル部20aのトランスファ
トランジスタのゲート電極24,24aの寸法より大き
くなり、0.3μm程度に設定される。バッファ層26
が、先述したゲート電極24,24a,25を被覆して
形成され、さらにこのバッファ層26を被覆するエッチ
ングストッパ層27が形成される。ここで、バッファ層
は膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜であり、エッチ
ングストッパ層27は膜厚が50nm程度の過剰シリコ
ンを含有するシリコン酸化膜(以下、SRO膜と呼称す
る)である。
【0038】ここで以下、SRO膜の形成方法について
簡単に述べる。この膜の形成方法は基本的にCVD法に
よる二酸化シリコン膜の成膜方法と同じである。すなわ
ち、減圧の可能な石英の反応管をヒーター加熱するLP
CVD炉において、炉の温度を700℃〜800℃に設
定し、反応ガスとしてモノシランと亜酸化窒素のガスを
それぞれ別のガス導入口を通して炉内に入れる。ここで
雰囲気ガスには窒素ガスを使用し、これらのガスの全圧
力を1Torr程度にする。この成膜方法で二酸化シリ
コン膜に過剰のシリコンを含有させる。そのためにモノ
シランと亜酸化窒素のガス流量比を変え、モノシランの
ガス流量を増加させる。ここでモノシランのガス流量比
が増えるに従い過剰のシリコン量は増加する。このよう
にして過剰シリコンを含有したシリコン酸化物の薄膜す
なわちSRO膜が形成される。このSRO膜は二酸化シ
リコン(SiO2 )膜に微小なシリコン集合体の混入し
た構造の絶縁物である。
【0039】次に、第1の実施形態と同様にMOSトラ
ンジスタのソース・ドレインを構成する浅い拡散層2
8,28aが形成される。ここで、この浅い拡散層2
8,28aの不純物の濃度は1×1018原子/cm3
度に設定される。
【0040】図3(b)に示すように、全体を被覆する
ように膜厚が5nm〜10nmのコート絶縁膜29′が
堆積される。ここでは、このコート絶縁膜29′はCV
D法で形成されるシリコン酸化膜である。そしてさら
に、このコート絶縁膜29′を被覆する第1被覆絶縁膜
29として例えば、LPCVD法によるBPSG膜が形
成される。ここで、このBPSG膜に含まれるリン原子
の濃度は8モル%程度であり、ボロン原子の含有量は3
モル%程度である。そして、このBPSGの膜厚は20
0nm程度に設定される。
【0041】次に、RIEによる異方性のエッチバック
が加えられる。ここで、RIEの反応ガスにはC4 8
とCOの混合ガスが使用される。このようなエッチバッ
クにより、図3(c)に示すようにゲート電極24,2
4a,25の側壁に第1サイドウォール層30,30a
が形成されるようになる。ここで、この第1サイドウォ
ール層は前述の膜厚が5〜10nmのコート絶縁膜2
9′と第1被覆絶縁膜29とで構成されその全体の膜厚
は150nm程度になるように設定される。このエッチ
バックの工程で、第1サイドウォール層の形成と共に、
メモリセル部2aで離間距離の小さいゲート電極24,
24a間には埋込み絶縁層31が形成される。ここで、
埋込み絶縁層31は、第1サイドウォール層30からな
り、隣接する第1サイドウォール層同士が一体化されて
形成されたものであり、コート絶縁膜29′及び第1被
覆絶縁膜30で構成されている。
【0042】次に、図4(a)に示すようにメモリセル
部20aを覆うレジストマスク12を形成する。次に、
これをマスクにイオン注入し周辺回路部20bのMOS
トランジスタの浅い拡散層8aに不純物を導入し、熱処
理を加えて深い拡散層8bが形成される。これにより、
周辺回路部20bのMOSトランジスタは、ソース・ド
レイン領域が浅い拡散層8a及び深い拡散層8bから構
成されたLDD構造になる。
【0043】次に、レジストマスク12を除去した後
で、全面に層間絶縁膜13を形成してゲート電極24,
24a,25などにより生じた段差を平坦化する。ここ
では、層間絶縁膜13として第1の実施形態と同様にB
PSG膜を用いる。次に、層間絶縁膜13上にレジスト
膜を形成し、これをパターニングしてコンタクト孔形成
用レジストマスク14を形成する。次に、図4(b)に
示すように、これをマスクとして、層間絶縁膜13とコ
ート絶縁膜29′及び第1被覆絶縁膜29からなる埋込
み絶縁層31とをエッチングする。これにより、コンタ
クト孔15が形成される。ここで、ゲート電極24,2
4a上にはエッチングストッパ層27がそれぞれ形成さ
れているので、コンタクト孔15はゲート電極24,2
4aに自己整合して形成される。ここで、コート絶縁膜
29′は、層間絶縁膜13よりもエッチング速度の遅い
シリコン酸化膜で構成されている。しかしながら、この
膜厚はゲート電極24,24a間隔の10分の1程度で
ある。よって、埋込み絶縁層31は、エッチング速度の
速いBPSG膜でほとんど埋め込まれている。よって、
コンタクト孔15形成時に、エッチングストッパ層27
がエッチャントに曝される時間は、第1の実施形態より
は長くなるが従来技術よりも短くできる。
【0044】次に、図4(c)に示すように第2被覆絶
縁膜16がコンタクト孔15及び層間絶縁膜13を覆う
ように全面に堆積される。この第2被覆絶縁膜16は、
例えば第1の実施形態と同様にHTO膜とする。次に、
この第2の被覆絶縁膜16をエッチバックして、図4
(d)に示すように、ゲート電極24,24aの側壁に
第2サイドウォール層17が形成され、層間絶縁膜13
に形成されたコンタクト孔15の内壁にもサイドウォー
ル層17′が形成され、最終的にコンタクト孔15′が
形成される。その後、第1の実施形態と同様にして拡散
層8にコンタクト孔15′を介して接続されるディジッ
ト線が形成される。
【0045】本実施形態では、第1サイドウォール層3
0,30a及び埋込み絶縁層31をコート絶縁膜29′
及び第1被覆絶縁膜29で構成している。すなわち、第
1被覆絶縁膜29とゲート電極24,24a,25及び
ゲート絶縁膜23との間にはコート絶縁膜29′が形成
されている。さらに、このコート絶縁膜29′を、ゲー
ト電極24,24a間隔の10分の1程度の膜厚の不純
物ノンドープのシリコン酸化膜で構成している。さら
に、第1被覆絶縁膜29をBPSG膜で構成しており、
第1サイドウォール層30,30a及び埋込み絶縁層3
1の大部分をBPSG膜で構成している。よって、BP
SG膜からなる層間絶縁膜13のコンタクト孔15形成
のエッチングが終了したときには、第1サイドウォール
層30からなる埋込み絶縁層31も除去されるようにし
ている。これにより、コンタクト孔15形成に要するエ
ッチング時間は第1の実施形態よりは幾分長くなるが従
来よりも短縮できる。さらに、コンタクト孔15形成の
ための層間絶縁膜13のエッチングが終了したときに
は、第1サイドウォール層30からなる埋込み絶縁層3
1も除去されるようにしているから、エッチングストッ
パ層27がエッチャントに曝される時間を短縮すること
ができる。これによって、エッチングストッパ層7の膜
減りを防止することができる。膜減りが防止されること
によって、ワード線を構成するゲート電極24,24a
とコンタクト孔15′との絶縁不良の発生を防止するこ
とができる。さらに、本実施形態によって、エッチング
ストッパ層27の膜減りを少なくすることが可能になっ
たので、ゲート電極24,24a上に形成しておくエッ
チングストッパ層27の膜厚を薄くすることができる。
これにより、エッチングストッパ層27の薄膜化により
コンタクト孔15′の深さを浅くすること、及びワード
線を構成するゲート電極24,24aとコンタクト孔1
5′とのショート不良の発生を防止することを両立させ
ることができる。
【0046】さらに本実施形態では、コート絶縁膜2
9′を設けたことにより、第1被覆絶縁膜29を構成す
るBPSG膜など不純物ドープのシリコン酸化膜から半
導体基板21への不純物拡散も防止することができる。
これについて、図5を参照しながら説明する。図5は1
0モル%濃度のPSG膜からシリコン基板へのリンの熱
拡散を示すグラフである。ここで、PSG膜とシリコン
基板との間には5〜20nmの膜厚のシリコン酸化膜が
形成されており、PSG膜を堆積した後で、800℃、
2時間の熱処理が加えられたものの場合である。この図
から、シリコン酸化膜が5nmの場合でもシリコン基板
へのリンの進入量は2E16cm-3すなわち2×1016
原子/cm3 程度であり、その進入深さは10nm以下
である。256M DRAMの製造プロセスでは、ワー
ド線を形成してから850℃以上の温度で1〜2時間の
熱処理が行われることが想定されるが、この程度の厚さ
の10〜20nm程度の薄いシリコン酸化膜を下に設け
ておけば、半導体基板への不純物ドープシリコン酸化膜
からの不純物の拡散は問題のない程度となり、トランジ
スタ特性には影響しないようにすることができる。すな
わち、本実施形態では、コート絶縁膜29′を設けたこ
とにより第1被覆絶縁膜29を構成するBPSG膜など
不純物ドープシリコン酸化膜から半導体基板21への不
純物拡散も防止することができ、トランジスタ特性の変
動を防止することが可能になる。すなわち、エッチング
ストッパ層27の薄膜化によりコンタクト孔15′の深
さを浅くし、ワード線を構成するゲート電極24,24
aとコンタクト孔15′とのショート不良の発生を防止
しながら、トランジスタ特性の変動を防止することが可
能になる。
【0047】この第2の実施形態の場合には、エッチン
グストッパ層にSRO膜が用いられているので、第1の
実施形態の場合より形成されるMOSトランジスタの信
頼性が向上する。なお、第1被覆絶縁膜にBPSG膜が
用いられているので、第1被覆絶縁膜とエッチングスト
ッパ層とのドライエッチングでのエッチング速度比は2
0程度に確保されるようになり、信頼性の高い自己整合
型のコンタクト孔の形成が容易になる。
【0048】なお、本実施形態では、BPSG膜の層間
絶縁膜13に対して第1被覆絶縁膜29としてBPSG
膜を選んで説明した。しかしながら、第1の実施形態と
同様に他の膜を用いることもできる。層間絶縁膜13に
PSG膜、BSG膜、BPSG膜或いはこれらの積層膜
などの不純物ドープのシリコン酸化膜を用いた場合に
は、第1被覆絶縁膜29にはPSG膜、BSG膜、BP
SG膜或いはこれらの積層膜などの不純物ドープのシリ
コン酸化膜を用いることができる。特に、PSG膜の層
間絶縁膜に対して第1被覆絶縁膜にBPSG膜を用いる
と、コンタクト孔形成のためのエッチャントに対して第
1被覆絶縁膜のエッチング速度を層間絶縁膜のエッチン
グ速度より高くすることができる。
【0049】次に、第3の実施形態を図6及び図7を参
照しながら説明する。この実施形態の場合では、素子分
離絶縁膜が露出する時の自己整合型のコンタクト孔の形
成方法が示される。図6(a)に示すように、シリコン
基板41の表面に形成した溝内に素子分離絶縁膜42が
形成される。この素子分離絶縁膜42は、初めにシリコ
ン基板41の所定の領域に深さが0.3μm〜0.8μ
m程度の溝が公知のドライエッチングで形成され、その
後2nm〜5nm程度の薄いシリコン酸化膜がこの溝側
壁に設けられ、そして、このような溝にSRO膜が埋設
されて形成される。あるいは、SRO膜のみが溝内に埋
設されて形成される。
【0050】あとの自己整合型のコンタクト孔の形成工
程は第1の実施形態の場合と同様であるが、その構造が
異るので以下に詳述する。先述したようにして素子分離
絶縁膜42,42aが形成され、図6(a)に示すよう
にゲート絶縁膜43が形成される。ここで、このゲート
絶縁膜は膜厚が4〜6nm程度のシリコン酸化膜あるい
はシリコンオキシナイトライド膜である。そして、メモ
リセル部のMOSトランジスタすなわちトランスファト
ランジスタと周辺回路部のCMOSトランジスタが形成
される。メモリセル部に形成されるトランスファトラン
ジスタのゲート電極44,44aはチタン・ポリサイド
で形成され、その寸法は0.2μm程度である。そし
て、ゲート電極44aは素子分離絶縁膜42上に形成さ
れる。また、隣接するゲート電極44と44aとの間隔
は0.3μm程度に設定される。さらに、このゲート電
極44,44aの膜厚は0.2μm程度に設定される。
これに対し、周辺回路部に形成されるCMOSのトラン
ジスタのゲート電極45の寸法は、一般に、メモリセル
部のトランスファトランジスタのゲート電極の寸法より
大きくなり、0.3μm程度に設定される。次に、バッ
ファ層46が、先述したゲート電極44,44a,45
を被覆して形成され、さらにこのバッファ層46を被覆
するエッチングストッパ層47が形成される。ここで、
バッファ層は膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜であ
り、エッチングストッパ層は膜厚が50nm程度のSR
O膜である。次に、MOSトランジスタのソース・ドレ
インを構成する浅い拡散層48,48aが形成される。
ここで、この浅い拡散層48,48aの不純物の濃度は
1×1018原子/cm3 程度に設定される。
【0051】このようにした後、図6(b)に示すよう
に全体を被覆するように膜厚が150nmの第1被覆絶
縁膜49が堆積される。ここで、この第1被覆絶縁膜4
9はCVD法で形成される二酸化シリコン膜である。次
に、この第1被覆絶縁膜49に異方性のエッチバックを
加える。このようなエッチバックにより、図6(c)に
示すようにゲート電極44,44a,45の側壁に第1
サイドウォール層50,50aが形成されるようにな
る。ここで、この第1サイドウォール層の膜厚は100
nmに設定される。このエッチバックの工程で、先述し
た第1サイドウォール層の形成と共に、メモリセル部で
離間距離の小さいゲート電極44と44a間には埋込み
絶縁層51の形成がなされるようになる。
【0052】次に、公知の選択的イオン注入により、周
辺回路部のCMOSトランジスタの浅い拡散層48aに
のみ再度不純物が導入され熱処理が加えられて、図7
(a)に示す浅い拡散層48bが形成される。ここで、
この深い拡散層48bの不純物濃度は1×1019〜1×
1020原子/cm3 に設定される。このように、周辺回
路部のCMOSトランジスタのソース・ドレインの拡散
層は、よく知られたLDD構造になるように形成され
る。次に、層間絶縁膜53が形成される。ここでは、こ
の層間絶縁膜53は膜厚が400nmのBPSG膜であ
る。このようにした後、このコンタクト孔用レジストマ
スク54が所定の形状にパターニングされて形成され
る。そして、これをドライエッチングのマスクにして層
間絶縁膜53および埋込み絶縁層51がエッチングされ
る。このようにして、コンタクト孔55が形成される。
ここで、ゲート電極44,44a上にはエッチングスト
ッパ層47が形成されているため、先述したようにゲー
ト電極44,44aに自己整合して拡散層48上と素子
分離絶縁膜42上にコンタクト孔55が形成される。こ
の層間絶縁膜53と埋込み絶縁層51のドライエッチン
グにおいては、これらの層間絶縁膜53および埋込み絶
縁層51とエッチングストッパ層7とのエッチング速度
比を大きくするのがより好ましい。このためにRIEに
おける反応ガスとして、C4 8 にCOを混合したガス
が用いられる。このようなガスを選択することで、この
エッチング速度比が20程度になり、エッチングストッ
パ層のエッチングマスクとしての役割が確保されるよう
になる。
【0053】次に、図7(b)に示すように第2被覆絶
縁膜56が前述のコンタクト孔55および層間絶縁膜5
3を被覆するように堆積される。ここで、この第2被覆
絶縁膜56は膜厚が60nm程度のシリコン酸化膜であ
る。このシリコン酸化膜は、成膜の温度が800℃程度
と高い温度でのCVD法で形成した膜である。
【0054】このようにした後、この第2被覆絶縁膜5
6の全面エッチバックが行われる。ここで、このエッチ
バックにおいては、異方性のRIEの反応ガスとしてC
4 8 とCOの混合ガスが用いられる。このようにし
て、図7(c)に示すようにメモリセル部のトランスフ
ァトランジスタのゲート電極44,44aの側壁部に第
2サイドウォール層57が形成される。この場合の第2
サイドウォール層17の膜厚は50nm程度である。そ
して、最終的なコンタクト孔55′の寸法は200nm
程度になる。ここで、この自己整合型のコンタクト孔5
5′には、素子分離絶縁膜の領域の露出部が100nm
程度含まれる。
【0055】この実施形態の場合には、第1被覆絶縁膜
として用いられる二酸化シリコン膜とSRO膜とのドラ
イエッチング速度比の確保が重要になる。以下にこのエ
ッチング速度比を図8に基づいて説明する。ドライエッ
チング装置としてはマグネトロン型のものを用いる。こ
の場合の装置の高周波電源の周波数は通常に用いる1
3.56MHzである。更に反応ガスとしてC4 8
COガスを混合して導入する。図8はこの場合の二酸化
シリコン膜のエッチング速度とSRO膜のエッチング速
度の比とSRO膜中に含まれるシリコン量との関係を示
すグラフである。図8に示すようにSRO膜中のシリコ
ン量が35%以上になると前記エッチング比は15以上
になる。ここでSRO膜中のシリコン量が約33.3%
の場合が二酸化シリコン膜に相当する。このことは、二
酸化シリコン膜より2%以上の過剰シリコンを含有する
SRO膜であれば第1被覆絶縁膜として使用できること
を示す。そこでこのような条件で前記ドライエッチング
が行われる。なお、第3の実施形態で層間絶縁膜として
用いるBPSG膜のエッチング速度は二酸化シリコン膜
に比較し非常に高い。
【0056】このSRO膜は素子分離絶縁膜として使用
される。このためSRO膜の絶縁性を確保する必要があ
る。図9にSRO膜の比抵抗及び比誘電率とSRO膜中
の過剰シリコン量との関係を示す。ここでSRO膜の膜
厚は100nmであり、比抵抗は印加電界の低い(1×
106 v/cm以下)場合の値である。先述した0.2
μmの寸法基準で設計したDRAM等の半導体デバイス
での拡散層の許容できるリーク電流は10-17 アンペア
のオーダーとなっている。そこで、この素子分離絶縁膜
の比抵抗値は1014Ω・cm以上あれば十分対応できる
範囲となる。SRO膜の場合には、図9から分るように
40at%以下のシリコン量であればこの条件を満た
す。ここで、図8で述べたように33.3%のシリコン
量の場合が二酸化シリコン膜に相当することを考慮する
と、二酸化シリコン膜中の過剰シリコン量が6at%以
下であれば上記条件を満足することになる。又この範囲
であれば、SRO膜の比誘電率は4程度となり、二酸化
シリコン膜のそれよりと同程度で問題は生じない。
【0057】この第3の実施形態の場合には、第1サイ
ドウォール層および第2サイドウォール層とも、リンガ
ラスあるいはボロンガラスを含むシリコン酸化膜より絶
縁性あるいは耐湿性の高い二酸化シリコン膜で形成され
る。このために、第1及び第2の実施の形態の場合よ
り、高品質の半導体デバイスが容易に形成されるように
なる。このように、高い信頼性を必要とする周辺回路部
のCMOSトランジスタのゲート電極側壁に膜厚の厚い
サイドウォール層が形成され、そして、メモリセル部の
ゲート電極間のサイドウォール層は一度除去され、互い
に間隔の狭いメモリセル部のゲート電極の側壁には膜厚
の薄いサイドウォール層が再度形成される。ここで、こ
れらのサイドウォール層の形成のためのドライエッチン
グのマスクとして、ゲート電極の上面に形成したエッチ
ングストッパ層が用いられる。このために、半導体装置
特にDRAM等の半導体記憶装置におけるメモリセル内
の配線用のコンタクト孔を自己整合的に信頼性高く形成
できるようになる。また、このコンタクト孔の製造工程
は安定化する。そして、従来の技術でよく生じた周辺回
路部のCMOSトランジスタの特性の劣化あるいは信頼
性の低下はなくなり、メモリセル部の高密度化あるいは
微細化は容易になって半導体装置の縮小化および大容量
化は促進される。さらに、半導体装置の性能あるいは歩
留りは向上すると共にそれらのバラツキは大幅に低減す
るようになる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サイドウォール層のエッチング速度を層間絶縁膜のエッ
チング速度と同等以上とすることによって、複数の配線
間の層間絶縁膜及びサイドウォール層を除去しコンタク
ト孔を形成するから、サイドウォール層のエッチング時
間が短くなり、コンタクト孔形成に要するエッチング時
間を短縮することができる。
【0059】さらに、本発明によれば、エッチングスト
ッパ層のエッチング速度を層間絶縁膜のエッチング速度
よりも遅く、サイドウォール層のエッチング速度を層間
絶縁膜のエッチング速度と同等以上とすることによりコ
ンタクト孔を形成しているから、サイドウォール層のエ
ッチング時間が短くなるとともに、エッチングストッパ
層がエッチャントに曝されている時間を短縮できる。こ
れにより、エッチャントによるエッチングストッパ層の
エッチング量を減らすことができる。よって、複数の配
線上に形成するエッチングストッパ層を薄くしながら、
配線とコンタクト孔との絶縁不良の発生を防止すること
ができる。これにより、形成したコンタクト孔の深さを
浅くしながら、複数の配線とコンタクト孔との絶縁不良
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図5】PSG膜からシリコン基板へのリン不純物の進
入量を示すグラフである。
【図6】本発明の第3の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を説明するための製造
工程順の断面図である。
【図8】過剰シリコンを含有するシリコン酸化膜(SR
O膜)のドライエッチング特性を示すグラフである。
【図9】SRO膜の絶縁特性を示すグラフである。
【図10】従来技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
【図11】従来技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に複数の配線を形成する工程
    と、前記複数の配線の側面にサイドウォール層を形成す
    る工程と、前記複数の配線及び前記サイドウォール層を
    覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記サイドウォール
    層のエッチング速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度
    と同等以上とすることによって、前記配線間の前記層間
    絶縁膜及び前記サイドウォール層を除去しコンタクト孔
    を形成する工程とを備え、前記サイドウォール層が、不
    純物ドープのシリコン酸化膜と、前記複数の配線の側壁
    及び前記半導体基板の表面を覆うことにより前記不純物
    ドープのシリコン酸化膜を前記半導体基板から遠ざける
    コート絶縁膜とを備えていることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板上に複数の配線を形成する工程
    と、前記複数の配線上にそれぞれエッチングストッパ層
    を形成する工程と、前記複数の配線の側面にサイドウォ
    ール層を形成する工程と、前記複数の配線及び前記サイ
    ドウォール層を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記
    複数の配線間の前記層間絶縁膜にコンタクト孔を形成す
    る工程であって、前記エッチングストッパ層のエッチン
    グ速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度よりも遅く、
    前記サイドウォール層のエッチング速度を前記層間絶縁
    膜のエッチング速度と同等以上とすることによりコンタ
    クト孔を形成する工程とを備え、前記サイドウォール層
    が、不純物ドープのシリコン酸化膜と、前記複数の配線
    の側壁及び前記半導体基板の表面を覆うことにより前記
    不純物ドープのシリコン酸化膜を前記半導体基板から遠
    ざけるコート絶縁膜とを備えていることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記コンタクト孔に露出した前記複数の配
    線の側壁を別の絶縁膜で覆う工程をさらに含むことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上に複数の配線を形成する工程
    と、前記複数の配線上にそれぞれエ ッチングストッパ層
    を形成する工程と、前記複数の配線間の空間を埋め込む
    ように埋込み絶縁層を形成する工程と、前記複数の配線
    及び前記埋込み絶縁層を覆う層間絶縁膜を形成する工程
    と、前記複数の配線間の前記層間絶縁膜及び前記埋込み
    絶縁層にコンタクト孔を形成する工程であって、前記エ
    ッチングストッパ層のエッチング速度を前記層間絶縁膜
    のエッチング速度よりも遅く、前記埋込み絶縁層のエッ
    チング速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度と同等以
    上とすることによりコンタクト孔を形成する工程とを備
    え、前記埋込み絶縁層が、不純物ドープのシリコン酸化
    膜と、前記複数の配線の側壁及び前記半導体基板の表面
    を覆うことにより前記不純物ドープのシリコン酸化膜を
    前記半導体基板から遠ざけるコート絶縁膜とを備えてい
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記コンタクト孔に露出した前記複数の配
    線の側壁を別の絶縁膜で覆う工程をさらに含むことを特
    徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板を素子分離絶縁膜で周辺回路部
    とメモリセル部とに区画する工程と、前記周辺回路部に
    第1のゲート電極を形成し、前記メモリセル部に第2及
    び第3のゲート電極を形成する工程と、前記第2及び第
    3のゲート電極配線上にそれぞれエッチングストッパ層
    を形成する工程と、前記第1のゲート電極に整合して浅
    いソース・ドレイン領域を前記周辺回路部に形成し、前
    記第2及び3のゲート電極にそれぞれ整合して浅いソー
    ス・ドレイン領域を前記メモリセル部に形成する工程
    と、前記第1乃至第3のゲート電極の側面に第1乃至第
    3のサイドウォール層をそれぞれ形成する工程と、前記
    第1のサイドウォール層に整合して深いソース・ドレイ
    ン領域を前記周辺回路部に形成する工程と、前記第1乃
    至第3の配線及び前記第1乃至第3のサイドウォール層
    を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、前記第2及び第3
    のゲート電極間の前記層間絶縁膜にコンタクト孔を形成
    する工程であって、前記エッチングストッパ層のエッチ
    ング速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度よりも遅
    く、前記第2及び第3のサイドウォール層のエッチング
    速度を前記層間絶縁膜のエッチング速度と同等以上とす
    ることによりコンタクト孔を形成する工程とを備えるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第2及び第3のゲート電極間に位置す
    る第2及び第3のサイドウォール層が前記第2及び第3
    のゲート電極間の空間を埋め込むように一体的に形成さ
    れて埋込み絶縁層を構成しており、前記層間絶縁膜にコ
    ンタクト孔を形成する工程において、前記埋込み絶縁層
    を貫通するコンタクト孔が形成されることを特徴とする
    請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記埋込み絶縁層が、不純物ドープのシリ
    コン酸化膜と、前記第2及び第3のゲート電極の側壁及
    び前記半導体基板の表面を覆うことにより前記不純物ド
    ープのシリコン酸化膜を前記半導体基板から遠ざけるコ
    ート絶縁膜とを備えていることを特徴とする請求項7記
    載の半導体装置の製造方法。
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