JP3348342B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3348342B2 JP31160796A JP31160796A JP3348342B2 JP 3348342 B2 JP3348342 B2 JP 3348342B2 JP 31160796 A JP31160796 A JP 31160796A JP 31160796 A JP31160796 A JP 31160796A JP 3348342 B2 JP3348342 B2 JP 3348342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置製造
方法に関し、詳しくは、半導体装置の深い位置にある拡
散層、配線層等の導電層パターンを取り出すためのコン
タクト部製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるCOB(Capacitor Over Bitli
ne)型ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下DR
AMという)セルの製造方法を図9によって説明する。
【0003】図9の(1)に示すように、DRAMセル
のトランジスタ111の拡散層112が形成された半導
体基体101上に下層の層間絶縁膜121を形成する。
そしてこの下層の層間絶縁膜121上にドープトポリシ
リコン膜131を数百nmの厚さに堆積した後、接続孔
のマスクパターンを用いたリソグラフィー技術とエッチ
ングとによって、上記拡散層112の上方における上記
ドープトポリシリコン膜131に開口部132を形成す
る。次いで通常のサイドウォール形成技術によって開口
部132の側壁にポリシリコンサイドウォール133を
形成する。続いて上記ドープトポリシリコン膜131お
よびポリシリコンサイドウォール133をマスクに用い
た異方性エッチングによって下層の層間絶縁膜121に
第1接続孔122を形成する。
【0004】その後上記ドープトポリシリコン膜131
とポリシリコンサイドウォール133とを除去してから
図9の(2)に示すように、上記第1接続孔122にポ
リシリコンを埋め込むことにより上記拡散層112との
コンタクトとなるプラグ123を形成する。さらに下層
の層間絶縁膜121上に導電層を形成した後、リソグラ
フィー技術とエッチングとによって上記導電層をパター
ニングして上記第1のプラグ123に接続しかつ第1接
続孔122の径よりも大きいパッド124を形成する。
【0005】続いて図9の(3)に示すように、下層の
層間絶縁膜121上に上記パッド124を覆う上層の層
間絶縁膜125を形成する。そして上記第1接続孔12
2を形成したのと同様の方法によって、上記パッド12
4上の上層の層間絶縁膜125に第2接続孔126を形
成する。その後、この第2接続孔126内を埋め込むと
ともに上層の層間絶縁膜125上に導電部127を形成
する。その後、リソグラフィー技術とエッチングとによ
って上記導電部127をパターニングする。そして、第
2接続孔126の内部の導電部127で記憶ノードコン
タクト128を形成し、上層の層間絶縁膜125上の導
電部で記憶ノード129の一部分を形成する。なお、図
示はしないが、上記パッド124の厚みによる段差を解
消するために、パッド124を形成した後、絶縁膜を成
膜する工程およびその絶縁膜を平坦化する工程を行って
から、上記上層の層間絶縁膜125を形成してもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下層の
層間絶縁膜と上層の層間絶縁膜との間にコンタクトを接
続するためのパッドを設けた構成では、パッドを形成す
るために、成膜工程、リソグラフィー工程、エッチング
工程等を行う必要がある。またパッド部分を平坦化する
場合には、さらに絶縁膜の成膜工程、その絶縁膜の平坦
化工程等を行う必要がある。そのため、工程数が大幅に
増大し、プロセス負荷が大きくなるので、製造コストの
増大を来していた。
【0007】他方、上記説明した従来の技術のプロセス
においてパッドを形成しない場合には、層間絶縁膜中に
形成される記憶ノードコンタクトとなるいわゆるシュリ
ンクされた第2接続孔は、コンタクトとなる第1接続孔
と連通することが要求される。そして、設計ルールが
0.25μm世代のDRAMでは、層間絶縁膜に接続孔
を形成するためにこの層間絶縁膜上に形成したドープト
ポリシリコン膜に開口する孔のマスクパターンは0.3
μmφとなる。しかしながら、第2接続孔および第1接
続孔を下層配線の間に下層配線とショートしないように
形成するためには、およそ0.1μmφ程度の径の孔を
設計することが要求される。また、同世代の露光装置の
アライメント誤差はおよそ0.1μm程度あるので、第
1接続孔と第2接続孔とを0.1μm程度の径に形成し
た場合には、第1接続孔に対して第2接続孔が接続され
ないことも生じる。そのため、コンタクトの信頼性の低
下を来していた。
【0008】また、第2接続孔および第1接続孔を別々
に開口するのではなく、第1接続孔を形成しないで、第
2接続孔を開口する際に拡散層まで達するように形成す
る方法も提案されている。しかしながら、この方法では
アスペクト比が10程度になり、エッチング時に発生す
るマイクロローディング効果の影響で、ウエハ面内均一
に拡散層に達する第2接続孔を開口することは困難であ
る。そのため、この方法でもコンタクトの信頼性の低下
を来していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置製造方法であり、工
程数を大幅に増加することなくいわゆるパッドを有する
プラグを形成する。
【0010】半導体装置の製造方法は、基体に形成され
ている導電層パターンを被覆する状態に上記基体上に第
1層間絶縁膜を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜上
に第1の膜を形成した後、該第1の膜上にサイドウォー
ルを形成する際のエッチングマスクとなる第2の膜を形
成し、導電層パターンの上方における第2の膜と第1の
膜とを貫通するとともに第1層間絶縁膜の上層に第1接
続孔を形成する工程と、第1接続孔の側壁にサイドウォ
ールを形成する工程と、第1接続孔の底部より導電層パ
ターンに達する状態に第1の膜および前記サイドウォー
ルをマスクに用いたエッチングによって、第1層間絶縁
膜に第1接続孔よりも径が小さい第2接続孔をサイドウ
ォールをマスクに利用して自己整合的に形成する工程
と、第1接続孔および第2接続孔の各内部を埋め込む状
態にプラグ形成膜を形成した後、前記第1層間絶縁膜の
表面の高さよりも高い位置にある前記第1の膜、前記サ
イドウォールおよび前記プラグ形成膜を除去して、前記
第1接続孔および前記第2接続孔に埋め込まれた部分の
前記サイドウォールと前記プラグ形成膜とで導電性のプ
ラグを形成工程と、第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜
を形成する工程と、第2層間絶縁膜に第3接続孔を前記
プラグに達する状態に形成する工程と、第3接続孔内に
前記プラグに接続する導電膜を形成する工程とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】上記半導体装置の製造方法は、導電層パ
ターンの上方における第1層間絶縁膜の上層に第1接続
孔を形成した後、この第1接続孔の側壁にサイドウォー
ルを形成し、さらに第1接続孔の底部より導電層パター
ンに通じかつ第1接続孔よりも径が小さい状態に第1層
間絶縁膜にサイドウォールをマスクに利用して自己整合
的に第2接続孔を形成することから、マスク工程は1回
のみで第1接続孔の径よりも小さい第2接続孔が形成さ
れる。そして第1接続孔および第2接続孔に導電性のプ
ラグを埋め込む状態に形成することから、プラグの上部
は第2接続孔の径よりも大きな径になる。したがって、
所謂パッドの機能を果たす部分は、上記プラグの径の大
きい部分、すなわち第2接続孔に形成された部分に形成
される。
【0012】また、上記導電性のプラグが第1,第2接
続孔を埋め込む状態に形成されていることから、このプ
ラグの上面が上記第1層間絶縁膜の表面高さとほぼ同一
高さに形成されているならば、プラグが形成された第1
層間絶縁膜の表面はほぼ平坦化される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例を、図1
の概略構成断面図によって説明する。
【0014】図1に示すように、半導体基板からなる基
体11には素子分離膜12によって他の素子(図示省
略)と電気的に分離されたMIS型トランジスタ13が
形成されている。このMIS型トランジスタ13のソー
ス・ドレインを構成する拡散層からなる導電層パターン
14a,14bが上記基体11の表面層の一部に形成さ
れている。さらに詳しく説明すれば、基体11上にゲー
ト絶縁膜25を介してゲート電極26が形成され、この
ゲート電極26の一方側(図面左側)における上記基体
11に上記導電層パターン14aが形成されていて、ゲ
ート電極26の他方側(図面右側)における上記基体1
1に上記導電層パターン14bが形成されている。
【0015】上記基体11上には上記トランジスタ13
を被覆する状態に層間絶縁膜(第1層間絶縁膜)15が
形成されている。上記導電層パターン14aの上方にお
ける第1層間絶縁膜15の上層には第1接続孔16が形
成されている。さらに上記第1層間絶縁膜15にはこの
第1接続孔16の底部ほぼ中央より導電層パターン14
aに通じる状態に上記第1接続孔16よりも径が小さい
第2接続孔17が形成されている。上記第1接続孔16
および第2接続孔17の内部には導電性を有するプラグ
18が埋め込まれた状態に形成されている。したがっ
て、上記プラグ18の上部、すなわち第1接続孔16内
に形成されるプラグ部分は第2接続孔17内に形成され
るプラグ部分よりも大きな径になる。このプラグ18の
大きな径で形成された部分がいわゆるパッド18Aにな
る。そしてこのプラグ18の上面は第1層間絶縁膜15
の表面とほぼ同一高さに形成されていることが好まし
い。
【0016】上記第1層間絶縁膜15上には上記プラグ
18を覆う状態に第2層間絶縁膜19が形成されてい
る。この第2層間絶縁膜19には、上記プラグ18の上
面側に達する第3接続孔20が形成されている。この第
3接続孔20は、例えば上記第2接続孔17とほぼ同等
の径を有する。そして上記第3接続孔20の内部には上
記プラグ18に接続する導電部21が形成されている。
すなわち、上記第1,第2接続孔16,17に埋め込ま
れたプラグ18と第3接続孔20に埋め込まれた導電部
21とによって導電層パターン14aの取り出し部とな
る電極22が形成されている。
【0017】上記半導体装置では、第2接続孔17より
も上部に形成される第1接続孔16の径の方が大きく形
成され、かつ第1,第2接続孔16,17にはそれらを
埋め込む状態に導電性のプラグ18が形成されているこ
とから、このプラグ18の上部は第2接続孔17に埋め
込まれたプラグ18の部分よりも大きな径になる。した
がって、上記多層配線構造で、第1層間絶縁膜15上に
第2層間絶縁膜19が形成され、上記第2接続孔17と
同等の径を有する第3接続孔20が上記第2層間絶縁膜
19に形成されている構成では、この第3接続孔20の
形成位置がリソグラフィー工程におけるマスク合わせず
れによって第2接続孔17の径程度にずれた位置に形成
されたものであっても、第3接続孔20の内部に形成し
た導電部21は上記プラグ18のパッド18Aに接続さ
れる。そのため、導電部21はプラグ18を介して導電
層パターン14aに接続されることになる。
【0018】さらに上記導電性のプラグ18が第1,第
2接続孔16,17を埋め込む状態に形成されていて、
このプラグ18の上面が上記第1層間絶縁膜15の表面
とほぼ同一高さに形成されている構成では、第1層間絶
縁膜15の表面に膜を形成した場合にその膜のカバリッ
ジ性が良好になるとともに、その後のリソグラフィー工
程では段差部が形成されていないので、パターニング精
度が高まる。
【0019】また上記図1によって示した構成において
は、上記導電層パターン12をDRAMの記憶ノード拡
散層とし、上記プラグ18を記憶ノードコンタクト部と
して形成し、導電部21を記憶ノードとして形成するこ
とが可能である。この構成でも上記説明したのと同様
に、記憶ノードコンタクト部に対して記憶ノードの合わ
せ余裕が得られる。
【0020】次に上記半導体装置の製造方法を図2乃至
の製造工程図によって説明する。図2乃至
は、上記図1で説明したのと同様の構成部品には同一符
号を付す。
【0021】図2の(1)に示すように、半導体基板か
らなる基体11には素子分離膜12によって他の素子
(図示省略)と電気的に分離されたMIS型トランジス
タ13が形成されている。このMIS型トランジスタ1
3のソース・ドレインを構成する拡散層からなる導電層
パターン14a,14bが上記基体11の表面層の一部
に形成されている。さらに詳しく説明すれば、基体11
上にゲート絶縁膜25を介してMIS型トランジスタ1
3のゲート電極26が形成され、このゲート電極26の
一方側(図面左側)における上記基体11に上記導電層
パターン14aが形成されていて、ゲート電極26の他
方側(図面右側)における上記基体11に上記導電層パ
ターン14bが形成されている。このような半導体基板
11上に上記トランジスタ13を被覆する第1層間絶縁
膜15を形成する。この第1層間絶縁膜15は例えば化
学的気相成長(以下CVDという、CVDはChemical V
apour Depositionの略)法により酸化シリコン系材料で
形成される。
【0022】次に図2の(2)に示すように、上記第1
層間絶縁膜15上に第1の膜31を形成する。上記第1
の膜31は例えばCVD法によりドープトポリシリコン
で形成される。そしてリソグラフィー技術により上記第
1の膜31上に上記導電層パターン14aの上方に窓を
設けたレジストパターン(図示省略)を形成した後、こ
のレジストパターンをマスクに用いたエッチングによっ
て、上記第1の膜31と上記第1層間絶縁膜15の上層
とに連通する第1接続孔16を形成する。
【0023】次いで図2の(3)に示すように、上記第
1接続孔16の内壁および上記第1の膜31上にサイド
ウォール形成膜32を成膜する。このサイドウォール形
成膜32は、例えばドープトポリシリコンで形成され
る。続いて上記サイドウォール形成膜32の2点鎖線で
示す部分をエッチバックして、上記第1接続孔16の側
壁に上記サイドウォール形成膜32でサイドウォール3
3を形成する。その後、上記第1の膜31およびサイド
ウォール33をマスクに用いたエッチングによって上記
第1接続孔16の底部より上記導電層パターン14aに
達しかつ第1接続孔16よりも径が小さい第2接続孔1
7を第1層間絶縁膜15に形成する。
【0024】その後図3の()に示すように、上記第
1接続孔16および第2接続孔17の各内部を埋め込む
状態にプラグ形成膜34を例えばCVD法によりドープ
トポリシリコンで形成する。
【0025】その後、エッチバックまたは化学的機械研
磨(以下CMPという、CMPはChemical Mechanical
Polishingの略)によって上記第1層間絶縁膜15の表
面の高さよりも高い位置にある第1の膜31、サイドウ
ォール33およびプラグ形成膜34を除去する。その結
果図3の()に示すように、第1接続孔16と第2接
続孔17とに埋め込まれた部分のサイドウォール33と
プラグ形成膜34とで導電性のプラグ18を形成する。
そしてサイドウォール33がプラグ18のいわゆるパッ
ド18Aになる。なお、上記エッチバックまたはCMP
では、上記第1層間絶縁膜15の表層も除去されること
もある。その結果、上記プラグ18の上面は上記第1層
間絶縁膜15の表面とほぼ同等の高さに形成される。
【0026】本発明では、上記図2および図3によって
説明した工程において、第1層間絶縁膜15上に第1の
膜31を形成した後、この第1の膜31上に上記サイド
ウォール33を形成する際にエッチングマスクとなるよ
うな第2の膜(図示省略)を形成する。例えば第2の膜
は酸化シリコン系の膜で形成される。そして導電層パタ
ーン14aの上方における第1の膜31と層間絶縁膜1
5の上層とに第1接続孔16を形成する際に、上記第2
の膜も貫通する状態に上記第1接続孔16を形成する
このように第2の膜を形成することにより、第1の膜3
1を薄く形成することが可能になり、第1の膜31をエ
ッチバックするのにかかる時間の短縮が図れる。
【0027】さらに図4の(1)に示すように、上記第
1層間絶縁膜15上に上層絶縁膜として第2層間絶縁膜
19を形成する。この第2層間絶縁膜19は例えばCV
D法によって酸化シリコン系の膜で形成される。
【0028】次いで図4の(2)に示すように、上記第
2層間絶縁膜19上に第3の膜41を形成する。上記第
3の膜41は例えばCVD法によりドープトポリシリコ
ンで形成される。そしてリソグラフィー技術により上記
プラグ18の上方に窓を設けたレジストパターン(図示
省略)を上記第3の膜41上に形成した後、このレジス
トパターンをマスクに用いたエッチングによって、上記
第3の膜41を貫通する状態に開口部42を形成する。
【0029】その後図4の(3)に示すように、上記開
口部42の内壁および上記第3の膜41上にサイドウォ
ール形成膜43を形成する。このサイドウォール形成膜
43は、例えばドープトポリシリコンで形成される。続
いて上記サイドウォール形成膜43の2点鎖線で示す部
分をエッチバックすることにより上記開口部42の側壁
にこのサイドウォール形成膜43でサイドウォール44
を形成する。その後、上記第3の膜41およびサイドウ
ォール44をマスクに用いたエッチングによって上記開
口部42の底部より上記プラグ18に通じる第3接続孔
20を第2層間絶縁膜19に形成する。そして、エッチ
バックまたはCMPによって上記第2層間絶縁膜19の
表面よりも上部の第3の膜41およびサイドウォール4
4を除去する。このとき、上記第2層間絶縁膜19の表
層も除去される。
【0030】その後上記レジストパターンを除去する。
そして図4の(4)に示すように、上記第3接続孔20
の内部を埋め込む状態に、導電膜を例えばCVD法によ
りドープトポリシリコンで形成する。そして通常のリソ
グラフィー技術とエッチバックとによって上記導電膜を
パターニングして導電部21を形成する。よって、上記
第1,第2接続孔16,17に埋め込まれたプラグ18
と第3接続孔20に埋め込まれた導電部21とによって
導電層パターン14aの取り出し部となる電極22が形
成される。
【0031】上記製造方法において、プラグ18を構成
するプラグ形成膜は、ポリシリコンであってもよく、ま
たは金属、金属シリサイド等であってもよい。
【0032】上記半導体装置の製造方法では、導電層パ
ターン14aの上方における第1層間絶縁膜15の上層
に第1接続孔16を形成し、さらに第1接続孔16の底
部より導電層パターン14aに通じかつ第1接続孔16
よりも径が小さい状態に第1層間絶縁膜15に第2接続
孔17を形成することから、第2接続孔17よりも上部
に形成される第1接続孔16の方が大きな径に形成され
る。そして第1,第2接続孔16,17に導電性のプラ
グ18を埋め込む状態に形成することから、プラグ18
の上部は第2接続孔17の径よりも大きな径になり、第
2接続孔17の径よりも大きく形成された部分がパッド
18Aになる。したがって、上記第1層間絶縁膜15上
に第2層間絶縁膜19を形成し、上記第2の接続孔17
と同等の径を有する第3の接続孔20を上記第2層間絶
縁膜19に形成した場合には、第3の接続孔20の形成
位置がマスク合わせずれによって第2の接続孔17の径
程度にずれたとしても上記プラグ18のパッド18Aに
接続されるように形成される。
【0033】また、エッチバックまたはCMPによって
上記第1層間絶縁膜15の表面よりも上部の第1の膜3
1、サイドウォール33およびプラグ形成膜34を除去
して、第1,第2接続孔16,17内にプラグ18を形
成することから、このプラグ18の上面が上記第1層間
絶縁膜15の表面とほぼ同一高さに形成される。そのた
め、その後の第2層間絶縁膜19のカバリッジ性が良好
になるとともに、図示はしないが第2層間絶縁膜19上
にパターンを形成する際に、平坦面でリソグラフィー工
程を行うことができるのでパターニング精度が高まる。
【0034】このように、パッド18Aを形成するため
に、成膜工程、リソグラフィー工程、エッチング工程等
を追加して行う必要がない。また絶縁膜の成膜工程、絶
縁膜の平坦化工程を追加することなくパッド18Aを含
むプラグ18の上面側が平坦化される。そのため、工程
数の大幅な増大がなく、プロセス負荷が小さいので、製
造コストの増大が少ない。
【0035】さらに上記第1,第2,第3接続孔16,
17,20のアスペクト比が10程度になるような構成
であっても、個々の第1,第2,第3接続孔16,1
7,20はアスペクト比が3〜4程度の孔で形成され
る。そのため、各接続孔を形成する際のエッチングにお
いてマイクロローディング効果の影響をほとんど受けな
くなる。また、各接続孔への埋め込みにおいてはボイド
を発生することがなくなる。
【0036】次に本発明の製造方法を適用したDRAM
セルの製造プロセスの一例を図5〜図8の製造工程図に
よって説明する。具体的には、プラグおよび導電部によ
ってダイナミックランダムアクセスメモリの記憶ノード
コンタクト部を形成する方法を主に示す。そして図5〜
図8では、上記図2〜図4によって説明したのと同様の
構成部品には同一符号を付す。
【0037】図5の(1)に示すように、半導体基板か
らなる基体11の上層に素子分離領域12を形成する。
この素子分離領域12は、例えば局所酸化法〔例えば、
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法〕によっ
て形成される。さらにアクティブ領域にゲート絶縁膜2
5を形成する。このゲート絶縁膜25は、酸化シリコン
からなり、例えば通常の熱酸化法によって形成される。
【0038】次いで上記基体11上にドープトポリシリ
コン膜51およびタングステンシリサイド(WSi2
膜52を数百nmの厚さに、例えばCVD法によって形
成する。そしてリソグラフィー技術によってゲート電極
を形成するためのマスクとなるレジストパターン(図示
省略)を上記タングステンシリサイド膜52上に形成し
た後、そのレジストパターンをマスクに用いてエッチン
グを行うことにより、ドープトポリシリコン膜51およ
びタングステンシリサイド膜52をパターニングしてゲ
ート電極26を形成する。なお、上記ゲート電極26を
形成するプロセスと同時に素子分離膜12上にはゲート
電極26に連続するワード線27を形成する。その後、
上記レジストパターンを除去する。
【0039】次いでリソグラフィー技術によってNチャ
ネル領域に窓が開口されたレジストパターン(図示省
略)を形成した後、そのレジストパターンおよび上記ゲ
ート電極26と上記素子分離膜12とをマスクに用いて
上記基体11の上層にN型不純物をイオン注入して、N
チャネルトランジスタのLDD(Lightly Doped Drai
n)53を形成する。上記イオン注入条件として、N型
不純物に例えばヒ素(As)またはリン(P)を用い、
打ち込みエネルギーを数十keV、ドーズ量を1×10
12個/cm2 〜1×1014個/cm2 に設定した。その
後上記レジストパターンを除去する。
【0040】次いでリソグラフィー技術によってPチャ
ネル領域に窓が開口されたレジストパターン(図示省
略)を形成した後、そのレジストパターン(図示省略)
および上記ゲート電極26と上記素子分離膜12とをマ
スクに用いて基体11にN型不純物をイオン注入して、
PチャネルトランジスタのLDD54を形成する。上記
イオン注入条件として、P型不純物に例えば二フッ化ホ
ウ素(BF2 )を用い、打ち込みエネルギーを数十ke
V、ドーズ量を1×1012個/cm2 〜1×10 14個/
cm2 に設定した。その後上記レジストパターンを除去
する。
【0041】次いで図5の(2)に示すように、ゲート
電極26を形成した側の上記基体11上の全面に酸化シ
リコン膜55を、例えばCVD法によって数十nmの厚
さに形成する。さらにポリシリコン膜を、例えばCVD
法によって百数十nmの厚さに形成する。なお、上記酸
化シリコン膜55は熱酸化法によって形成することも可
能である。そして上記ポリシリコン膜を異方性エッチン
グして、上記ゲート電極26の側部に上記酸化シリコン
膜55を介してサイドウォール56を形成する。このと
きワード線27の側壁にもサイドウォール56は形成さ
れる。
【0042】次いでリソグラフィー技術によってNチャ
ネル領域に窓が開口されたレジストパターン(図示省
略)を形成した後、そのレジストパターンをマスクに用
いて基体11にN型不純物をイオン注入して、Nチャネ
ルトランジスタのソース・ドレイン57(前記図2によ
って説明した導電層パターン14aに相当)を形成す
る。したがって、各ゲート電極26のゲート長方向にお
ける下部側方にはLDD53を介して上記ソース・ドレ
イン57が形成されることになる。上記イオン注入条件
として、N型不純物に例えばヒ素(As)を用い、打ち
込みエネルギーを数十keV、ドーズ量を1×1015
/cm2 〜1×1016個/cm2 に設定した。その後上
記レジストパターンを除去する。
【0043】続いてリソグラフィー技術によってPチャ
ネル領域に窓が開口されたレジストパターン(図示省
略)を形成した後、そのレジストパターンをマスクに用
いて基体11にP型不純物をイオン注入して、Pチャネ
ルトランジスタのソース・ドレイン58を形成する。し
たがって、各ゲート電極26(26P)のゲート長方向
における下部側方にはLDD54を介して上記ソース・
ドレイン58が形成されることになる。上記イオン注入
条件として、P型不純物に例えば二フッ化ホウ素(BF
2 )を用い、打ち込みエネルギーを数十keV、ドーズ
量を1×1015個/cm2 〜1×1016個/cm2 に設
定した。その後上記レジストパターンを除去する。な
お、上記イオン注入は、どちらを先に形成してもよい
が、好ましくはNチャネルトランジスタのソース・ドレ
イン57を先に形成する。
【0044】その後エッチングによって上記サイドウォ
ール56を除去する。このエッチングでは上記酸化シリ
コン膜55がエッチングストッパになるのでその下地が
エッチングされることはない。
【0045】次いで図5の(3)に示すように、上記基
体11上に、数十nmの厚さの窒化シリコン膜59およ
び数百nmの厚さのホウ素リンシリケートガラス(BP
SG)膜60を順に形成する。ここでは、例えば上記窒
化シリコン膜59は低圧CVD法によって形成され、上
記BPSG膜60もCVD法によって形成される。その
後、リフロー所を行って、上記BPSG膜60の表面を
平坦化する。続いてCVD法によって、数百nmの厚さ
の酸化シリコン膜61を形成する。上記酸化シリコン膜
61は、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)を原
料ガスに用いたCVD法によって形成される。このよう
にして、上記酸化シリコン膜55、窒化シリコン膜5
9、BPSG膜60および酸化シリコン膜61により第
1層間絶縁膜15が形成される。さらに、CVD法によ
って上記第1層間絶縁膜15上に第1の膜31を形成す
る。この第1の膜31は、例えば数百nmの厚さのポリ
シリコンで形成される。このポリシリコンは、好ましく
は不純物濃度が1×1019個/cm3 以上のものを用い
る。
【0046】続いてリソグラフィー技術によって引き出
しコンタクトを形成する領域上に窓が開口されたレジス
トパターン(図示省略)を形成した後、そのレジストパ
ターンをマスクに用いて上記第1の膜31を異方性エッ
チングし、さらに第1層間絶縁膜15の上層となる酸化
シリコン膜61およびBPSG膜60の上層を異方性エ
ッチングして第1接続孔16を形成する。このエッチン
グでは、ゲート電極26およびワード線27が窒化シリ
コン膜59により被覆されているので、時間制御のエッ
チングを行うことが可能である。たとえエッチング時間
が所定時間よりも長くなっても、上記窒化シリコン膜5
9がエッチングストッパになるため、上記ゲート電極2
6およびワード線27がエッチングされることはない。
その後、上記レジストパターンを除去する。
【0047】次いでCVD法によって、上記第1接続孔
16の内壁および上記第1の膜31上にサイドウォール
形成膜をポリシリコン膜で、例えば数十nm〜百数十n
mの厚さに形成する。その後、異方性エッチングによっ
て上記サイドウォール形成膜をエッチバックして、上記
第1接続孔16の側壁にサイドウォール33を形成す
る。続いて上記第1の膜31および上記サイドウォール
33をマスクに用いた異方性エッチングによって、上記
第1接続孔16の底部から上記ソース・ドレイン57に
到達する第2接続孔17を上記層間絶縁膜15に形成す
る。
【0048】その後図6の(1)に示すように、上記第
1,第2接続孔16,17の内部を埋め込むとともに上
記第1の膜31〔図5の(3)参照〕上にプラグ形成膜
を、例えばCVD法によって数十nmの厚さに形成す
る。このポリシリコンは、好ましくは不純物濃度が1×
1019個/cm3 以下のものまたはノンドープトポリシ
リコンを用いる。そしてこのプラグ形成膜とともに上記
第1の膜31と上記サイドウォール33〔図5の(3)
参照〕の上部とを異方性エッチングして、上記第1,第
2接続孔16,17の内部に導電性のプラグ18を上記
プラグ形成膜とサイドウォール33の下部とで形成す
る。そしてサイドウォール33の部分がプラグ18のパ
ッド18Aとなる。
【0049】なお、上記プラグ18を形成するための埋
め込みに用いたサイドウォール形成膜、上記第1の膜3
1および上記サイドウォール33は、ノンドープトポリ
シリコンであっても良く、または上記説明したように、
成膜ガスにホスフィン(PH 3 )を添加してリン(P)
をドーピングしたドープトポリシリコンであっても良
い。例えば、上記第1の膜31および上記サイドウォー
ル33にドープトポリシリコンを用い、上記プラグ18
を形成するための埋め込みに用いたサイドウォール形成
膜32にノンドープトポリシリコンを用いれば、エッチ
ング速度がドープトポリシリコンのほうが速いことを利
用して、上記プラグ18を形成する際のエッチバック時
にプラグ18の上面の生じる窪みが小さくなる。またそ
の後の熱工程によって、サイドウォール33からの不純
物拡散によりプラグ18に不純物が拡散され、このプラ
グ18は導電性を得ることができる。
【0050】その後、上記プラグ18を覆う状態に上記
第1層間絶縁膜15上に酸化シリコン膜62を形成す
る。この酸化シリコン膜62は、例えばテトラエトキシ
シラン(TEOS)を原料ガスに用いたCVD法によっ
て形成される。なお、上記酸化シリコン膜62の代わり
に、窒化シリコン膜、または窒化シリコン膜と酸化シリ
コン膜とからなる積層膜を形成してもよい。
【0051】そしてリソグラフィー技術によってビット
コンタクトを形成するためのマスクとなるレジストパタ
ーン(図示省略)を上記酸化シリコン膜62上に形成し
た後、そのレジストパターンをマスクに用いたエッチン
グにより、酸化シリコン膜62にビットコンタクト63
を形成する。その後、上記レジストパターンを除去す
る。
【0052】上記ビットコンタクト63の内部とともに
上記酸化シリコン膜62上にポリシリコン膜65とタン
グステンシリサイド膜66を順に積層する。
【0053】そしてリソグラフィー技術によってビット
線を形成するためのマスクとなるレジストパターン(図
示省略)を上記タングステンシリサイド膜66上に形成
した後、そのレジストパターンをマスクに用いたエッチ
ングにより、上記タングステンシリサイド膜66および
ポリシリコン膜65からなるビット線67を形成する。
その後、上記レジストパターンを除去する。
【0054】次いで図6の(2)に示すように、上記ビ
ット線67を覆う状態に上記酸化シリコン膜62上に窒
化シリコン膜68を、例えば低圧CVD法によって、数
十nmの厚さに形成する。さらにBPSG膜69を例え
ばCVD法によって数百nmの厚さに形成する。このB
PSG膜69の代わりに、酸化シリコン膜、または酸化
シリコン膜とBPSG膜との積層膜を用いることも可能
である。その後、BPSG膜69をリフローすること
で、またはBPSG膜69の表面側を化学的機械研磨す
ることで、平坦化する。その後、上記BPSG膜69上
に酸化シリコン膜70を、例えばCVD法で形成した
後、さらに窒化シリコン膜71を例えばCVD法によっ
て数十nmの厚さに形成する。したがって、第2層間絶
縁膜19は、上記酸化シリコン膜62、窒化シリコン膜
68、BPSG膜69、酸化シリコン膜70および窒化
シリコン膜71によって構成される。続いて上記第2層
間絶縁膜19上に第3の膜41になるポリシリコン膜を
CVD法によって数百nmの厚さに形成する。
【0055】そしてリソグラフィー技術によって記憶ノ
ードコンタクトを形成する領域上に窓を開口したレジス
トパターン(図示省略)を上記第3の膜41上に形成し
た後、そのレジストパターンをマスクに用いた異方性エ
ッチングにより、上記第3の膜41に開口部42を形成
する。その後、上記レジストパターンを除去する。
【0056】その後、CVD法によって、上記開口部4
2の内壁および上記第3の膜41上にサイドウォール形
成膜を例えば数十nmの厚さのポリシリコン膜で形成す
る。その後、上記サイドウォール形成膜をエッチバック
して、上記開口部42の側壁にサイドウォール44を形
成する。
【0057】次いで上記第3の膜41および上記サイド
ウォール44をマスクに用いた異方性エッチングによっ
て、上記第2層間絶縁膜19に記憶ノードコンタクトと
なる第3接続孔20を形成する。その後、上記第3接続
孔20の内部を埋め込むとともに上記第2層間絶縁膜1
9上にポリシリコン膜72を、例えばCVD法によって
形成する。
【0058】次いで上記第3の膜41、サイドウォール
44およびポリシリコン膜72をエッチバックして除去
する。その後図7に示すように、再び上記第3接続孔2
0の内部を埋め込むとともに上記第2層間絶縁膜19上
にドープトポリシリコンからなる導電膜73を、例えば
CVD法によって数十nmの厚さに形成する。さらに酸
化シリコン膜74を例えばCVD法によって数百nmの
厚さに形成する。そしてリソグラフィー技術によって記
憶ノードを形成する領域上の上記酸化シリコン膜74上
にレジストパターン(図示省略)を形成した後、そのレ
ジストパターンをマスクに用いた異方性エッチングによ
り、上記酸化シリコン膜74および上記導電膜73をパ
ターニングして記憶ノードを形成するパターン75を形
成する。その後、上記レジストパターンを除去する。
【0059】続いて上記パターン75を覆う状態にドー
プトポリシリコン膜76を例えばCVD法によって数十
nmの厚さに形成する。
【0060】その後上記ドープトポリシリコン膜76を
異方性エッチングして、上記パターン75の側部に、図
8に示すようにサイドウォール77を形成する。その
後、フッ酸の希釈液を用いたウエットエッチングによっ
て、上記パターン75の酸化シリコン膜74の部分〔図
7参照〕を選択的に除去する。
【0061】次いで上記サイドウォール77を覆う状態
に誘電体膜78を形成する。この誘電体膜78は、例え
ば酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン膜と
の積層膜で形成される。さらに上記誘電体膜78上にド
ープトポリシリコン膜79を例えばCVD法によって数
十nmの厚さに形成する。
【0062】その後、リソグラフィー技術によってプレ
ート電極を形成する領域の上記ドープトポリシリコン膜
79上にレジストパターン(図示省略)を形成した後、
そのレジストパターンをマスクに用いて上記ドープトポ
リシリコン膜79および上記誘電体膜78を異方性エッ
チングしてキャパシタ80を形成する。上記異方性エッ
チングでは、窒化シリコン膜71もパターニングされ
る。その後、上記レジストパターンを除去する。上記説
明したプロセスによって、COB型DRAMセルが完成
する。図示はしないが、その後さらに層間絶縁膜の形
成、配線層の形成等を行う。
【0063】上記DRAMセルの製造方法では、マスク
工程を増加させることなく、いわゆるパッド付きのプラ
グ18を形成することが可能になる。そのため、記憶ノ
ードコンタクトを形成する際に合わせ余裕が考慮される
ため、信頼性の高い記憶ノードコンタクトを形成するこ
とができる。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1層間絶縁膜の上層に第1接続孔を形成した後、この
第1接続孔の側壁にサイドウォールを形成し、さらに第
1接続孔の底部より第1層間絶縁膜に第1接続孔よりも
径が小さい第2接続孔がサイドウォールをマスクに利用
して自己整合的に形成されるので、マスク工程は1回の
みで第1の接続孔の径よりも小さい第2の接続孔を形成
することができる。そして第1接続孔および第2接続孔
に導電性のプラグを埋め込む状態に形成することから、
プラグの上部を第2の接続孔の径よりも大きな径に形成
することができる。したがって、上記第1層間絶縁膜上
に第2層間絶縁膜を形成し、上記第2の接続孔と同等の
径を有する第3の接続孔を上記第2層間絶縁膜に形成し
たので、第3の接続孔の形成位置がマスク合わせずれに
よって第2の接続孔の径程度にずれたとしても上記プラ
グに接続することができる。よって、半導体装置におけ
るコンタクトの信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0065】しかも、第1,第2接続孔を埋め込むこと
により上部が大きな径となるプラグを形成するので、成
膜工程、リソグラフィー工程、エッチング工程等を追加
してパッドを形成する必要がない。また絶縁膜の成膜工
程、絶縁膜の平坦化工程を追加することなくパッド部分
を平坦化できる。そのため、工程数の大幅な増大がな
く、プロセス負荷が小さいので、製造コストの増大が少
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置に係わる一実施形態の概略
構成断面図である。
【図2】本発明の製造方法に係わる一実施形態の製造工
程図(その1)である。
【図3】本発明の製造方法に係わる一実施形態の製造工
程図(その2)である。
【図4】本発明の製造方法に係わる一実施形態の製造工
程図(その3)である。
【図5】本発明の製造方法を適用したDRAMセルの製
造工程図(その1)である。
【図6】本発明の製造方法を適用したDRAMセルの製
造工程図(その2)である。
【図7】本発明の製造方法を適用したDRAMセルの製
造工程図(その3)である。
【図8】本発明の製造方法を適用したDRAMセルの製
造工程図(その4)である。
【図9】従来のCOB型DRAMセルの製造工程図であ
る。
【符号の説明】
11 基体 14a 導電層パターン 15 第1
層間絶縁膜 16 第1接続孔 17 第2接続孔 18 プラ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−326198(JP,A) 特開 平8−288407(JP,A) 特開 平6−120447(JP,A) 特開 平6−260612(JP,A) 特開 平8−274273(JP,A) 特開 平4−5823(JP,A) 特開 平9−191084(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/768 H01L 27/108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体に形成されている導電層パターンを被
    覆する状態に該基体上に第1層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1層間絶縁膜上に第1の膜を形成した後、該第1
    の膜上にサイドウォールを形成する際のエッチングマス
    クとなる第2の膜を形成し、前記導電層パターンの上方
    における前記第2の膜と前記第1の膜とを貫通するとと
    もに前記第1層間絶縁膜の上層に第1接続孔を形成する
    工程と、 前記第1接続孔の側壁にサイドウォールを形成する工程
    と、 前記第1接続孔の底部より前記導電層パターンに達する
    状態に前記第1の膜および前記サイドウォールをマスク
    に用いたエッチングによって、前記第1層間絶縁膜に該
    第1接続孔よりも径が小さい第2接続孔を前記サイドウ
    ォールをマスクに利用して自己整合的に形成する工程
    と、 前記第1接続孔および前記第2接続孔の各内部を埋め込
    む状態にプラグ形成膜を形成した後、前記第1層間絶縁
    膜の表面の高さよりも高い位置にある前記第1の膜、前
    記サイドウォールおよび前記プラグ形成膜を除去して、
    前記第1接続孔および前記第2接続孔に埋め込まれた部
    分の前記サイドウォールと前記プラグ形成膜とで導電性
    のプラグを形成する工程と、 前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第2層間絶縁膜に第3接続孔を前記プラグに達する
    状態に形成する工程と、 前記第3接続孔内に前記プラグに接続する導電膜を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記プラグおよび前記導電膜はダイナミックランダムア
    クセスメモリの記憶ノードコンタクト部を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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