JP2003347130A - コイル及びその製造方法 - Google Patents

コイル及びその製造方法

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JP2003347130A
JP2003347130A JP2002152417A JP2002152417A JP2003347130A JP 2003347130 A JP2003347130 A JP 2003347130A JP 2002152417 A JP2002152417 A JP 2002152417A JP 2002152417 A JP2002152417 A JP 2002152417A JP 2003347130 A JP2003347130 A JP 2003347130A
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Japan
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coil
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JP2002152417A
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Inventor
Yuichi Saito
雄一 斉藤
Seiichi Yasuzawa
精一 安沢
Hiroaki Baba
洋彰 馬場
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】板状のコイルメンバを用いる利点を確保し、更
なる小型化,低損失化,省資源性向上及びコストダウン
を図るとともに、設計上の自由度を高める。 【解決手段】両端に連結部2p…,2q…と3p…,3
q…を有する板状導体により形成した複数の第一コイル
メンバ2…と複数の第二コイルメンバ3…を備え、第一
コイルメンバ2…と第二コイルメンバ3…の少なくとも
一方における一端の連結部3p…に対して他端の連結部
3q…をコイル軸方向にオフセット形成するとともに、
各第一コイルメンバ2…を所定間隔おきに位置決めして
保持する第一規制部4及び各第二コイルメンバ3…を所
定間隔おきに位置決めして保持する第二規制部5を備
え、第一コイルメンバ2…と第二コイルメンバ3…にお
ける一端の連結部2p…と3p…同士及び他端の連結部
2q…と3q…同士を連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状導体により形
成した複数のコイルメンバを順次連結したコイル及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状導体により形成した複数のコ
イルメンバを順次連結し、低電圧かつ大電流で用いるコ
イルとしては、既に、本出願人が提案した特開平5−3
35158号開示のコイルが知られている。
【0003】このコイルは、1ターンの偏平な板状コイ
ル部及びこの板状コイル部の両端に形成した接続部から
なる単位コイル板を複数重ねるとともに、各単位コイル
板の接続部を順次連鎖的に接続したものであり、接続部
は、板状コイル部の両端から外方に延出形成する。これ
により、ワイヤを用いた場合に比べ、コアのコイルスペ
ース(窓面積)に対する占有率を高めることができ、全
体の小型化を図れるとともに、巻付工程が不要になるた
め、生産性を高めることができるなどの利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したコイ
ルは、次のような解決すべき課題も存在した。
【0005】第一に、接続部は、単位コイル板から外方
に延出するため、この延出に伴う全体の大型化を招くと
ともに、損失面においても不利になる。
【0006】第二に、板状コイル部と接続部を一体化し
た形状の単位コイル板を使用するため、材料となる原板
から打ち抜く単位コイル板の数を多くできず、原板の利
用率が低くなることに伴う省資源性の低下及び材料のコ
ストアップを招く。
【0007】第三に、コイル或いはトランスの形式(構
造)が限られてしまうなど、設計上の自由度を高めるこ
とができない。
【0008】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、板状のコイルメンバを用
いることに伴う利点を確保しつつ、更なる小型化,低損
失化,材料の省資源性向上及びコストダウンを図れると
ともに、設計上の自由度を高めることができるコイル及
びその製造方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係るコイル1f(1s)は、両端にそれぞれ連結部2p
…,2q…と3p…,3q…を有する板状導体により形
成した複数の第一コイルメンバ2…と複数の第二コイル
メンバ3…を備え、第一コイルメンバ2…と第二コイル
メンバ3…の少なくとも一方における一端の連結部3p
…に対して他端の連結部3q…をコイル軸方向にオフセ
ット形成するとともに、各第一コイルメンバ2…を所定
間隔おきに位置決めして保持する第一規制部4及び各第
二コイルメンバ3…を所定間隔おきに位置決めして保持
する第二規制部5を備え、第一コイルメンバ2…と第二
コイルメンバ3…における一端の連結部2p…と3p…
同士及び他端の連結部2q…と3q…同士を連結したこ
とを特徴とする。
【0010】この場合、好適な実施の形態により、第一
規制部4は、第一コイルメンバ2…を保持する複数の保
持部11h…を所定間隔おきに形成した第一保持部材1
1を用いることができるとともに、この第一保持部材1
1は、コイルボビン13の一部を兼ねることができる。
また、第二規制部5は、第二コイルメンバ3…を保持す
る複数の保持部12h…を所定間隔おきに形成した第二
保持部材12を用いることができるとともに、この第二
保持部材12は、コイルボビン14の一部を兼ねること
ができる。さらに、第一コイルメンバ2…をU形(コの
字形)に形成し、かつ第二コイルメンバ3…をI形に形
成することができ、この際、第二コイルメンバ3…及び
第二規制部5は、プリント基板15により一体形成する
ことができる。
【0011】一方、本発明に係るコイルの製造方法は、
両端にそれぞれ連結部2p…,2q…と3p…,3q…
を有する板状導体により形成した複数の第一コイルメン
バ2…と複数の第二コイルメンバ3…を用意し、第一コ
イルメンバ2…と第二コイルメンバ3…の少なくとも一
方における一端の連結部3p…に対して他端の連結部3
q…をコイル軸方向にオフセット形成してなるととも
に、第一規制部4により各第一コイルメンバ2…を一定
間隔おきに位置決めして保持した第一アッセンブリユニ
ットUu(Uuf,Uus)及び第二規制部5により各
第二コイルメンバ3…を一定間隔おきに位置決めして保
持した第二アッセンブリユニットUd(Udf,Ud
s)を製作し、この第一アッセンブリユニットUu(U
uf,Uus)と第二アッセンブリユニットUd(Ud
f,Uds)を突き合わせることにより、第一コイルメ
ンバ2…と第二コイルメンバ3…における一端の連結部
2p…と3p…同士及び他端の連結部2q…と3q…同
士を連結するようにしたことを特徴とする。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係るコイル1f(1s)
に用いる部品について、図1〜図8を参照して説明す
る。
【0014】コイル1f(1s)は、基本となる部品と
して、第一コイルメンバ2…,第二コイルメンバ3…,
第一規制部4及び第二規制部5を有する。
【0015】第一コイルメンバ2は、図7に示すよう
に、両端に連結部2p,2qを形成した短冊状の板状導
体(銅板等)を、U形(コの字形)に折曲することによ
り得られる。この場合、連結部2p,2qには凸部2p
s,2qsを含む。また、実際の製造においては、図8
に示すように、一枚の原板を打ち抜いて製作できる。即
ち、一枚の原板をプレス加工することにより、フレーム
55と56の間に、凸部2ps…,2qs…に対応する
連結片52p…,52q…を介した多数の短冊状の板状
導体51…が配列形成される打抜原板50を得、さら
に、この打抜原板50における連結片52p,52qの
位置kc…において切断するとともに、折線kp,kq
の位置において直角に折曲することにより、第一コイル
メンバ2を得ることができる。このように、第一コイル
メンバ2…は、基本形状が短冊状となるとともに、一枚
の原板をプレス加工して得れるため、量産性に優れ、し
かも、原板の利用率が高くなるため、原板の無駄が少な
くなり、材料の省資源性向上及びコストダウンを図れ
る。
【0016】第二コイルメンバ3は、図7に示すよう
に、板状導体(銅板等)により、両端に連結部3p,3
qを有するI形に形成する。この場合、連結部3p,3
qには、両端部位に形成した円孔部3ps,3qsを含
む。また、一端の連結部3pに対して他端の連結部3q
をコイル軸方向にオフセット形成する。したがって、図
5に示すように、第二コイルメンバ3における連結部3
pと3q間は斜めに傾いた形状となる。この第二コイル
メンバ3…も、上述した第一コイルメンバ2…と同様
に、一枚の原板を打ち抜いて製作できる。
【0017】第一規制部4には、第一コイルメンバ2…
を保持する複数の保持部11h…を一定間隔(所定間
隔)おきに形成した第一保持部材11を用いる。この場
合、第一保持部材11は、図7に示すように、プラスチ
ック等の絶縁素材で一体成形することができ、細長いシ
ート状の基部21と、この基部21の上面に一定間隔お
きに配され、かつ直角に起立した複数の仕切部22…を
有する。この場合、各仕切部22…の上端には、図4に
示すように、傘状のストッパ部23…を一体形成する。
これにより、相隣る仕切部22と22…間が保持部11
h…となり、各保持部11h…に、第一コイルメンバ2
…を嵌め込むことができるとともに、嵌め込まれた第一
コイルメンバ2…は、ストッパ部23…により抜け止め
される。
【0018】第二規制部5には、第二コイルメンバ3…
を保持する複数の保持部12h…を一定間隔(所定間
隔)おきに形成した第二保持部材12を用いる。この場
合、第二保持部材12は、図7に示すように、プラスチ
ック等の絶縁素材で一体成形することができ、細長いシ
ート状の基部25と、この基部25の上面に一定間隔お
きに配され、かつ直角に起立した複数の仕切部26…を
有する。この場合、各仕切部26…の高さは、第二コイ
ルメンバ3…の厚さに一致させるか或いは若干低く形成
するとともに、第二コイルメンバ3…の中間部の形状に
合わせて斜めに形成する。これにより、相隣る仕切部2
6と26…間が保持部12h…となり、各保持部12h
…に、第二コイルメンバ3…を嵌め込むことができる。
【0019】次に、本実施例に係るコイル1f(1s)
の製造方法について説明する。なお、実施例は、図1及
び図2におけるトランスTの一次側に用いたコイル1f
と二次側に用いたコイル1sを示す。
【0020】まず、複数の第一コイルメンバ2…及び第
二コイルメンバ3…を用意する。そして、図3及び図4
に示すように、第一保持部材11における各保持部11
h…に、第一コイルメンバ2…の中間位置(中央位置)
を順次嵌め込む。これにより、各第一コイルメンバ2…
が、第一保持部材11により一定間隔おきに位置決め保
持される第一アッセンブリユニットUuが得られる。ま
た、図5及び図6に示すように、第二保持部材12にお
ける各保持部12h…に、第二コイルメンバ3…の中間
位置を順次嵌め込む。これにより、各第二コイルメンバ
3…が、第二保持部材12により一定間隔おきに位置決
め保持される第二アッセンブリユニットUdが得られ
る。このような第一保持部材11及び第二保持部材12
を使用することにより、各コイルメンバ2…,3…に対
する位置決めと保持が容易となり、生産性の向上に寄与
できる。
【0021】本実施例では、第一アッセンブリユニット
Uuと第二アッセンブリユニットUdを、それぞれ二つ
ずつ製作し、一次側のコイル1fを構成する第一アッセ
ンブリユニットUuf及び第二アッセンブリユニットU
dfとするとともに、二次側のコイル1sを構成する第
一アッセンブリユニットUus及び第二アッセンブリユ
ニットUdsとする。この場合、各アッセンブリユニッ
トUuf,Udf,Uus及びUdsには、コイル1
f,1sの巻数に対応した数量の第一コイルメンバ2…
及び第二コイルメンバ3…を使用する。
【0022】一方、図1に示すように、全体をリング状
に形成し、かつ断面を図2に示すような矩形に形成した
コア31を用意する。このコア31は、並行に位置する
一対の直線コア部31f,31rを有し、この直線コア
部31f,31rの断面積は、段差部を介して他の部位
よりも小さくする。そして、図7(図2)に示すよう
に、直線コア部31f,31rの外面には、それぞれシ
リコンゴム等の絶縁素材を用いた絶縁シート32f,3
2rを巻回する。
【0023】他方、図2に示すように、直線コア部31
f,31rの下方に、第二アッセンブリユニットUd
f,Udsをそれぞれ重ねて配するとともに、直線コア
部31f,31sの上方から、第一アッセンブリユニッ
トUuf,Uusをそれぞれ装着する。これにより、第
二アッセンブリユニットUdfと第一アッセンブリユニ
ットUufが突き合わさり、連結部3p,3qにおける
円孔部3ps,3qsに、連結部2p,2qにおける凸
部2ps,2qsが挿入するとともに、第二アッセンブ
リユニットUdsと第一アッセンブリユニットUusが
突き合わさり、同様に、円孔部3ps,3qsに凸部2
ps,2qsが挿入する。
【0024】そして、連結部2pと3p…同士及び連結
部2qと3q…同士を、溶接或いは半田付等により接続
すれば、コイル1fとコイル1rが得られる。この場
合、第二コイルメンバ3…における一端の連結部3p…
に対して他端の連結部3q…はコイル軸方向にオフセッ
ト形成するため、第一コイルメンバ2…と第二コイルメ
ンバ3…は、交互に順次接続され、連続したコイル1f
(1s)が構成される。よって、図1及び図2に示すト
ランスTが得られる。なお、図1において、33a,3
3bは一次側のコイル1fに接続したリード、34a,
34bは二次側のコイル1sに接続したリードを示す。
【0025】次に、本発明の変更実施例について、図9
〜図12を参照して説明する。
【0026】まず、図9は、第一保持部材11の変更実
施例を示す。この第一保持部材11は、コイルボビン1
3の一部を兼ねたものである。したがって、第一保持部
材11は、チャンネル状に形成したコイルボビン13と
一体化されている。一方、図6に示した第二保持部材1
2も、使用方法によりコイルボビン14の一部を兼ね
る。即ち、図6に示す第二保持部材12を上下反転させ
ることにより、基部25をコイルボビン14として利用
できる。この場合、仕切部26の先端には、第一保持部
材11と同様に、傘状のストッパ部を一体形成し、第二
コイルメンバ3…の抜け止めを図ることが望ましい。よ
って、この変更実施例の場合には、コア31を用いる際
における上述した絶縁シート32f…及びこの装着工程
を不要にできる。
【0027】また、図10及び図11は、第一コイルメ
ンバ2…と第二コイルメンバ3…の変更実施例を示す。
この変更実施例は、第一コイルメンバ2…と第二コイル
メンバ3…に、U形(コの字形)に形成した共通(同
一)のコイルメンバ41を用いるとともに、連結部2
p,2qの形態を異ならせたものである。即ち、連結部
2qには、端部を折曲することにより、U形の凹溝部4
2qを形成するとともに、連結部2pには、端部を折曲
することにより、当該凹溝部42qに挿入する舌片部4
2pを形成したものである。この場合、第一コイルメン
バ2…と第二コイルメンバ3…の双方における一端の連
結部2p,3p…に対して他端の連結部2q,3q…が
コイル軸方向にオフセット形成される。よって、この変
更実施例の場合には、共通となる単一のコイルメンバ4
1を複数用意すれば足りるとともに、連結部2p…と3
p…及び2q…と3q…は、面接触により接続される。
【0028】図12は、第二規制部5の変更実施例を示
す。この変更実施例は、第二コイルメンバ3…及び第二
規制部5を、プリント基板15により一体形成したもの
である。したがって、絶縁基板45の上面に、パターン
形成された第二コイルメンバ3…が付着する。この場
合、一般的なプリント基板と同様に、プリント基板15
の上面にはレジスト処理を施すとともに、絶縁基板45
の一部は、放熱性を考慮したアルミニウム基板により構
成できる。なお、46…は、プリント基板15に形成し
たスルーホールを示す。よって、この場合でも、各第二
コイルメンバ3…を所定間隔おきに位置決めして保持す
る第二規制部5が構成されることになる。この変更実施
例によれば、生産性をより高めることができる。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,数量,素材等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除すること
ができる。例えば、実施例は、コイル1f(1s)をト
ランスTに用いた場合を示したが、勿論、コア31の無
い単純コイル1f(1s)としても構成できる。また、
第一コイルメンバ2…と第二コイルメンバ3…は、その
他の形状としてL形等であってもよい。さらに、第一コ
イルメンバ2…は、予めU形(コの字形)に折曲形成し
たものを第一保持部材11に嵌め込む例を示したが、折
曲前の第一コイルメンバ2…を第一保持部材11に嵌め
込み、この後、全第一コイルメンバ2…を同時に折曲形
成してもよい。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係るコイル(コイ
ルの製造方法)は、両端にそれぞれ連結部を有する板状
導体により形成した複数の第一コイルメンバと複数の第
二コイルメンバを用意し、第一コイルメンバと第二コイ
ルメンバの少なくとも一方における一端の連結部に対し
て他端の連結部をコイル軸方向にオフセット形成してな
るとともに、第一規制部により各第一コイルメンバを一
定間隔おきに位置決めして保持した第一アッセンブリユ
ニットと第二規制部により各第二コイルメンバを一定間
隔おきに位置決めして保持した第二アッセンブリユニッ
トを製作し、この第一アッセンブリユニットと第二アッ
センブリユニットを突き合わせることにより、第一コイ
ルメンバと第二コイルメンバにおける一端の連結部同士
及び他端の連結部同士を連結してなるため、次のような
顕著な効果を奏する。
【0031】(1) 板状のコイルメンバを用いること
に伴う利点を確保しつつ、更なる小型化,低損失化,材
料の省資源性向上及びコストダウンを図ることができる
とともに、設計上の自由度を高めることができる。
【0032】(2) 好適な実施の形態により、第一規
制部に、第一コイルメンバを保持する複数の保持部を所
定間隔おきに形成した第一保持部材を用い、或いは第二
規制部に、第二コイルメンバを保持する複数の保持部を
所定間隔おきに形成した第二保持部材を用いれば、各コ
イルメンバに対する位置決めと保持を容易に行うことが
でき、生産性の向上に寄与できる。
【0033】(3) 好適な実施の形態により、第一保
持部材或いは第二保持部材が、コイルボビンの一部を兼
ねるように形成すれば、コアを用いる際における絶縁シ
ート及びこの装着工程を不要にできる。
【0034】(4) 好適な実施の形態により、第一コ
イルメンバをU形(コの字形)に形成するとともに、第
二コイルメンバをI形に形成し、さらに、第二コイルメ
ンバ及びこの第二コイルメンバを所定間隔おきに位置決
めして保持する第二規制部を、プリント基板により一体
形成すれば、生産性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るコイルを用いたト
ランスの平面図、
【図2】図1中A−A線断面図、
【図3】同コイルに用いる第一保持部材に第一コイルメ
ンバを嵌め込んだ状態を示す平面図、
【図4】同コイルに用いる第一保持部材に第一コイルメ
ンバを嵌め込んだ状態を示す一部断面側面図、
【図5】同コイルに用いる第二保持部材に第二コイルメ
ンバを嵌め込んだ状態を示す平面図、
【図6】同コイルに用いる第二保持部材に第二コイルメ
ンバを嵌め込んだ状態を示す断面側面図、
【図7】同コイルに用いる部品の分解斜視図、
【図8】同コイルに用いる第一コイルメンバを製作する
際の打抜原板の形状図、
【図9】本発明の変更実施例に係る第一保持部材の一部
を示す斜視図、
【図10】本発明の他の変更実施例に係る第一コイルメ
ンバ及び第二コイルメンバを示す図11中B−B線断面
図、
【図11】同第一コイルメンバ及び第二コイルメンバの
平面図、
【図12】本発明の他の変更実施例に係る第二規制部を
明示する正面断面図、
【符号の説明】
1f コイル 1s コイル 2… 第一コイルメンバ 2p… 連結部 2q… 連結部 3… 第二コイルメンバ 3p… 連結部 3q… 連結部 4 第一規制部 5 第二規制部 11 第一保持部材 11h… 保持部 12 第二保持部材 12h… 保持部 13 コイルボビン 14 コイルボビン 15 プリント基板 Uu(Uuf,Uus) 第一アッセンブリユニット Ud(Udf,Uds) 第二アッセンブリユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 洋彰 長野県長野市稲里町下氷鉋1163番地 長野 日本無線株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA06 FA07 5E044 BA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状導体により形成した複数のコイルメ
    ンバを順次連結して構成したコイルにおいて、両端にそ
    れぞれ連結部を有する板状導体により形成した複数の第
    一コイルメンバと複数の第二コイルメンバを備え、前記
    第一コイルメンバと前記第二コイルメンバの少なくとも
    一方における一端の連結部に対して他端の連結部をコイ
    ル軸方向にオフセット形成するとともに、各第一コイル
    メンバを所定間隔おきに位置決めして保持する第一規制
    部及び各第二コイルメンバを所定間隔おきに位置決めし
    て保持する第二規制部を備え、前記第一コイルメンバと
    前記第二コイルメンバにおける一端の連結部同士及び他
    端の連結部同士を連結したことを特徴とするコイル。
  2. 【請求項2】 前記第一規制部は、前記第一コイルメン
    バを保持する複数の保持部を所定間隔おきに形成した第
    一保持部材を用いることを特徴とする請求項1記載のコ
    イル。
  3. 【請求項3】 前記第一保持部材は、コイルボビンの一
    部を兼ねることを特徴とする請求項2記載のコイル。
  4. 【請求項4】 前記第二規制部は、前記第二コイルメン
    バを保持する複数の保持部を所定間隔おきに形成した第
    二保持部材を用いることを特徴とする請求項1記載のコ
    イル。
  5. 【請求項5】 前記第二保持部材は、コイルボビンの一
    部を兼ねることを特徴とする請求項4記載のコイル。
  6. 【請求項6】 前記第一コイルメンバをU形(コの字
    形)に形成するとともに、前記第二コイルメンバをI形
    に形成することを特徴とする請求項1記載のコイル。
  7. 【請求項7】 前記第二コイルメンバ及びこの第二コイ
    ルメンバを所定間隔おきに位置決めして保持する第二規
    制部は、プリント基板により一体形成することを特徴と
    する請求項6記載のコイル。
  8. 【請求項8】 板状導体により形成した複数のコイルメ
    ンバを順次連結してコイルを製造するコイルの製造方法
    において、両端にそれぞれ連結部を有する板状導体によ
    り形成した複数の第一コイルメンバと複数の第二コイル
    メンバを用意し、前記第一コイルメンバと前記第二コイ
    ルメンバの少なくとも一方における一端の連結部に対し
    て他端の連結部をコイル軸方向にオフセット形成してな
    るとともに、第一規制部により各第一コイルメンバを一
    定間隔おきに位置決めして保持した第一アッセンブリユ
    ニット及び第二規制部により各第二コイルメンバを一定
    間隔おきに位置決めして保持した第二アッセンブリユニ
    ットを製作し、この第一アッセンブリユニットと第二ア
    ッセンブリユニットを突き合わせることにより、前記第
    一コイルメンバと前記第二コイルメンバにおける一端の
    連結部同士及び他端の連結部同士を連結することを特徴
    とするコイルの製造方法。
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