JP2021150332A - インダクタ部品およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルのコアへの取り付け作業を容易にすることができるインダクタ部品およびその製造方法を提供する。【解決手段】インダクタ部品は、環状のコアと、コアに巻回され、それぞれ1ターンを構成する複数のワイヤ部材を含むコイルとを備え、ワイヤ部材は、コアの内周面に対向する第1辺部と、コアの中心軸方向の一方の第1端面に対向する第2辺部と、コアの外周面に対向する第3辺部と、コアの中心軸方向の他方の第2端面に対向する第4辺部とを有し、第2辺部および第3辺部の少なくとも一つの辺部は、コア側に突出するように折り曲げられた折曲部を有し、隣り合うワイヤ部材において、一方のワイヤ部材の第4辺部の端部と他方のワイヤ部材の第1辺部の端部が接続されて、複数のワイヤ部材は、コアに螺旋状に巻回されている。【選択図】図5

Description

本発明は、インダクタ部品およびその製造方法に関する。
従来、インダクタ部品としては、実全昭50−20152号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタ部品は、環状のコアと、コアに巻回されたコイルとを備える。コイルは、コ字状の第1ワイヤ部材と直線状の第2ワイヤ部材とを含み、第1ワイヤ部材の一端と第2ワイヤ部材の一端が接続されて、コイルの1ターンを構成する。
実全昭50−20152号公報
ところで、前記従来のインダクタ部品では、第1ワイヤ部材および第2ワイヤ部材をコアに設置した後、第1ワイヤ部材の一端と第2ワイヤ部材の一端を溶接して、コイルの1ターンを形成し、さらに、複数のターンを直列に接続する必要があり、第1ワイヤ部材と第2ワイヤ部材の溶接時の位置合わせに高度な制御が必要になっていた。このように、コイルをコアに取り付ける作業に手間がかかっていた。
そこで、本開示は、コイルのコアへの取り付け作業を容易にすることができるインダクタ部品およびその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
環状のコアと、
前記コアに巻回され、それぞれ1ターンを構成する複数のワイヤ部材を含むコイルと
を備え、
前記ワイヤ部材は、前記コアの内周面に対向する第1辺部と、前記コアの中心軸方向の一方の第1端面に対向する第2辺部と、前記コアの外周面に対向する第3辺部と、前記コアの中心軸方向の他方の第2端面に対向する第4辺部とを有し、前記第2辺部および前記第3辺部の少なくとも一つの辺部は、前記コア側に突出するように折り曲げられた折曲部を有し、
隣り合う前記ワイヤ部材において、一方の前記ワイヤ部材の前記第4辺部の端部と他方の前記ワイヤ部材の前記第1辺部の端部が接続されて、複数の前記ワイヤ部材は、前記コアに螺旋状に巻回されている。
前記態様によれば、複数のワイヤ部材は、それぞれ、1ターンを構成するので、コイルをコアに取り付ける際の1ターンを形成するための溶接個所を削減できる。したがって、コイルのコアへの取り付け作業を容易にすることができる。
また、第2辺部および第3辺部の少なくとも一つの辺部は折曲部を有するので、ワイヤ部材の巻き膨れを低減でき、インダクタ部品の大型化を抑制することができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記折曲部は、前記ワイヤ部材の前記第2辺部のみに設けられている。
前記実施形態によれば、折曲部は、第2辺部のみに設けられているので、折曲部は、コアの径方向に位置せず、インダクタ部品におけるコアの径方向の大きさの増加を防止できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記コアの中心軸方向の高さは、前記コアの径方向の厚みよりも大きい。
前記実施形態によれば、折曲部は、第3辺部よりも短い第2辺部に設けられることになるので、辺部の長さに比例する折曲部の大きさを小さくできる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記折曲部は、前記ワイヤ部材の前記第3辺部のみに設けられている。
前記実施形態によれば、折曲部は、第3辺部のみに設けられているので、折曲部は、コアの中心軸方向に位置せず、インダクタ部品におけるコアの中心軸方向の大きさの増加を防止できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記第1辺部と前記第2辺部の間の第1角部と、前記第2辺部と前記第3辺部の間の第2角部と、前記第3辺部と前記第4辺部の間の第3角部は、直角であり、
前記コアの延在方向に直交する断面の形状は、矩形である。
ここで、角部の角度とは、隣り合う辺部の間の内角をいう。直角とは、完全な直角であることのみならず、実質的に直角であることを含む。
前記実施形態によれば、ワイヤ部材を矩形とできるので、ワイヤ部材をコアに沿った形状とできる。これにより、コイルの膨らみを防止して、インダクタ部品を小型にすることができる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記隣り合うワイヤ部材は、接着部材により、固定されている。
前記実施形態によれば、隣り合うワイヤ部材は、接着部材により、固定されているので、複数のワイヤ部材のコアへの取り付け状態を安定なものとできる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、前記接着部材は、前記一方のワイヤ部材の前記第1辺部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部とを固定し、前記一方のワイヤ部材の前記第1辺部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部は、前記折曲部を有さない。
前記実施形態によれば、接着部材は、折曲部の存在しないワイヤ部材の第1辺部に設けられることになるので、ワイヤ部材をコアに取り付ける際に折曲部を支点としてワイヤ部材を折り曲げても、接着部材は曲げ応力を受けることがなく、これにより、接着部材の損傷を防止できる。
好ましくは、インダクタ部品の一実施形態では、
前記隣り合うワイヤ部材は、前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部の端面と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部の周面とが互いに溶接されて形成される溶接部を有し、
前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部の中心線に沿った方向からみて、前記溶接部は、幅の狭くなるくびれ部を有する。
前記実施形態によれば、溶接部は、くびれ部を有するので、溶接部が、コイルの隣り合うターンの間の隙間に張り出すことを低減し、コイルの隣り合うターンの間の隙間をより小さくして、インダクタ部品の小型化を図ることができる。
また、本開示の一態様であるインダクタ部品の製造方法は、
環状のコアにコイルを巻回してインダクタ部品を製造する方法であって、
直線状のワイヤ線材の3箇所を前記ワイヤ線材が矩形となる方向の第1方向に折り曲げて第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部を形成する工程と、
前記第2辺部および前記第3辺部の少なくとも一つの辺部において前記第1方向と反対方向の第2方向に折り曲げて折曲部を形成して前記コイルの1ターンを構成するワイヤ部材を形成し、隣り合う前記ワイヤ部材において、一方の前記ワイヤ部材の前記第4辺部の端部と他方の前記ワイヤ部材の前記第1辺部の端部の間に隙間を設ける工程と、
前記ワイヤ部材の前記第1辺部が前記コアの内周面に対向し、前記ワイヤ部材の前記第2辺部が前記コアの中心軸方向の一方の第1端面に対向するように、前記隣り合うワイヤ部材の前記隙間から前記ワイヤ部材内に前記コアを挿入する工程と、
前記ワイヤ部材の前記折曲部を支点として、前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部を接近させる方向に前記ワイヤ部材を折り曲げて、前記ワイヤ部材の前記第3辺部を前記コアの外周面に対向させ、前記ワイヤ部材の前記第4辺部を前記コアの中心軸方向の他方の第2端面に対向させる工程と、
前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部を接続して、複数の前記ワイヤ部材から構成されるコイルを前記コアに巻回する工程と
を備える。
前記態様によれば、ワイヤ部材は、1ターンを構成するので、コイルをコアに取り付ける際の1ターンを形成するための溶接個所を削減できる。したがって、コイルのコアへの取り付け作業を容易にすることができる。
また、第2辺部および第3辺部の少なくとも一つの辺部は折曲部を有するので、ワイヤ部材の巻き膨れを低減でき、インダクタ部品の大型化を抑制することができる。
本開示の一態様であるインダクタ部品およびその製造方法によれば、コイルのコアへの取り付け作業を容易にすることができる。
本発明の第1実施形態のインダクタ部品を示す上方斜視図である。 インダクタ部品の下方斜視図である。 インダクタ部品の内部を示す下方斜視図である。 インダクタ部品の分解斜視図である。 インダクタ部品の断面図である。 インダクタ部品の製造方法を示す斜視図である。 インダクタ部品の製造方法を示す斜視図である。 インダクタ部品の製造方法を示す斜視図である。 インダクタ部品の製造方法を示す断面図である。 インダクタ部品の製造方法を示す断面図である。 ワイヤ部材の第2実施形態を示す断面図である。 ワイヤ部材を折り曲げた状態を示す断面図である。 ワイヤ部材の第3実施形態を示すZ方向からみた底面図である。 図8Aの一方のワイヤ部材の第1辺部と他方のワイヤ部材の第4辺部が実際に溶接されている状態を示すZ方向からみた底面図である。 図8BのY方向からみた側面図である。
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(第1実施形態)
(インダクタ部品の構成)
図1は、本発明の一実施形態のインダクタ部品を示す上方斜視図である。図2は、インダクタ部品の下方斜視図である。図3は、インダクタ部品の内部を示す下方斜視図である。図4は、インダクタ部品の分解斜視図である。図5は、図3のX−Z断面図である。
図1から図5に示すように、インダクタ部品1は、ケース2と、ケース2内に収納された環状のコア3と、互いに対向するようにコア3に巻回された第1コイル41および第2コイル42と、ケース2に取り付けられ、第1コイル41および第2コイル42に接続された第1〜第4電極端子51〜54とを有する。インダクタ部品1は、例えば、コモンモードチョークコイルなどである。
ケース2は、底板部21と、底板部21を覆う箱状の蓋部22とを有する。ケース2は、強度と耐熱性を有する材料から構成され、好ましくは、難燃性を有する材料から構成される。ケース2は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)、PPA(ポリフタルアミド)などの樹脂、または、セラミックスから構成される。底板部21には、コア3の中心軸が直交するように、コア3が設置されている。コア3の中心軸とは、コア3の内径孔部の中心軸をいう。ケース2(底板部21および蓋部22)の形状は、直方体である。
ここで、コア3の中心軸方向からみて、コア3の中心軸に直交する方向におけるケース2の短手方向をX方向とし、コア3の中心軸に直交する方向におけるケース2の長手方向をY方向とする。また、X方向およびY方向に直交するケース2の高さ方向をZ方向とする。Z方向の順方向を上側といい、Z方向の逆方向を下側といい、底板部21は、下側に配置され、蓋部22は、上側に配置されている。なお、ケース2の形状が正方形である場合、ケース2のX方向の長さとケース2のY方向の長さは、同一となる。
第1〜第4電極端子51〜54は、底板部21に取り付けられている。第1電極端子51と第2電極端子52は、底板部21のY方向に対向する2つの隅に位置し、第3電極端子53と第4電極端子54は、底板部21のY方向に対向する2つの隅に位置している。第1電極端子51と第3電極端子53は、X方向に対向し、第2電極端子52と第4電極端子54は、X方向に対向している。
コア3の形状は、中心軸方向からみて、長円形(トラック形状)である。コア3は、中心軸方向からみて、長軸に沿って延在し短軸方向に対向する一対の長手部分31と、短軸方向に半円弧状となり長軸方向に対向する一対の短手部分32とを含む。コア3の長軸方向とは、コア3の長径方向をいい、コア3の短軸方向とは、コア3の短径方向をいう。コア3の径方向の厚みとは、コア3の環状に延在する方向(以下、コア3の延在方向という)に直交する断面における、長手部分31の短径方向の厚みと短手部分32の長径方向の厚みをいう。なお、コア3の形状は、中心軸方向からみて、長方形または楕円形または円形であってもよい。
コア3は、例えば、フェライトなどのセラミックコア、または、鉄系の粉体成型やナノ結晶箔で作られる磁性コアから構成される。コア3は、中心軸方向に対向する第1端面301および第2端面302と、内周面303および外周面304とを有する。コア3の中心軸方向の高さとは、第1端面301と第2端面302の間の距離をいう。第1端面301は、コア3の上側の端面であり、蓋部22の内面に対向する。第2端面302は、コア3の下側の端面であり、底板部21の内面に対向する。コア3は、コア3の長軸方向がY方向に一致するように、ケース2に収納される。
コア3の延在方向に直交する断面の形状は、矩形である。第1端面301および第2端面302は、コア3の中心軸方向に垂直に配置されている。内周面303および外周面304は、コア3の中心軸方向に平行に配置されている。この明細書で、「垂直」とは、完全に垂直となる状態に限らず、実質的に垂直である状態も含む。また、「平行」とは、完全に平行となる状態に限らず、実質的に平行である状態も含む。
第1コイル41は、第1電極端子51と第2電極端子52との間で、コア3に巻回されている。第1コイル41の一端は、第1電極端子51に接続される。第1コイル41の他端は、第2電極端子52に接続される。
第2コイル42は、第3電極端子53と第4電極端子54との間で、コア3に巻回されている。第2コイル42の一端は、第3電極端子53に接続される。第2コイル42の他端は、第4電極端子54に接続される。
第1コイル41および第2コイル42は、コア3の短軸方向に対向するように、長軸方向に沿って巻回される。つまり、第1コイル41は、コア3の一方の長手部分31に巻回され、第2コイル42は、コア3の他方の長手部分31に巻回される。第1コイル41の巻回軸と第2コイル42の巻回軸は、並走する。第1コイル41および第2コイル42は、コア3の長軸に対して、対称となる。
第1コイル41の巻数と第2コイル42の巻数とは、同じである。第1コイル41のコア3に対する巻回方向と第2コイル42のコア3に対する巻回方向とは、逆方向となる。つまり、第1コイル41の第1電極端子51から第2電極端子52に向かう巻回方向と、第2コイル42の第3電極端子53から第4電極端子54に向かう巻回方向とは、逆方向となる。
そして、コモンモードの電流が、第1コイル41において第1電極端子51から第2電極端子52に向かって流れ、第2コイル42において第3電極端子53から第4電極端子54に向かって流れ、つまり、コモンモードの電流の流れる向きが同じになるように、第1から第4電極端子51〜54が接続される。コモンモードの電流が第1コイル41に流れると、コア3内には、第1コイル41による第1磁束が発生する。コモンモードの電流が第2コイル42に流れると、コア3内には、第1磁束とコア3内で強め合う方向に第2磁束が発生する。このため、第1コイル41とコア3、および、第2コイル42とコア3は、インダクタンス成分として働き、コモンモードの電流に対してノイズが除去される。
第1コイル41は、複数のワイヤ部材410を含む。複数のワイヤ部材410は、例えばレーザ溶接やスポット溶接などの溶接により、直列に接続されて、コア3に螺旋状に巻回されている。なお、図3と図4は、複数のワイヤ部材410が実際に溶接されている状態を表しているのでなく、複数のワイヤ部材410が組付けられている状態を表している。
ワイヤ部材410は、プリント配線でなく、被膜付き銅線である。ワイヤ部材410は、コア3の延在方向に直交する断面において、コア3の第1端面301、第2端面302、内周面303および外周面304を通過する周方向の一周分の長さを有し、第1コイル41の1ターンを構成する。
図5に示すように、ワイヤ部材410は、コア3の内周面303に対向する第1辺部411と、コア3の第1端面301に対向する第2辺部412と、コア3の外周面304に対向する第3辺部413と、コア3の第2端面302に対向する第4辺部414とを有する。第1辺部411は、コア3の内周面303に沿って平行に配置され、第2辺部412は、コア3の第1端面301に沿って平行に配置され、第3辺部413は、コア3の外周面304に沿って平行に配置され、第4辺部414は、コア3の第2端面302に沿って平行に配置されている。
隣り合う2つのワイヤ部材410,410において、一方のワイヤ部材410の第4辺部414の端部414eと他方のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eが接続されて、複数のワイヤ部材410は、コア3に螺旋状に巻回されている。これによれば、複数のワイヤ部材410は、それぞれ、1ターンを構成するので、第1コイル41をコア3に取り付ける際の1ターンを形成するための溶接個所を削減できる。したがって、第1コイル41のコア3への取り付け作業を容易にすることができる。
第1電極端子51は、Y方向の逆方向の最端のワイヤ部材410に接続される。第1電極端子51は、ケース2内に入り込む取付部51aを有する。この最端のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eは、第1電極端子51の取付部51aに接続される。第2電極端子52は、Y方向の順方向の最端のワイヤ部材410に接続される。この最端のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eは、第2電極端子52の取付部52aに接続される。
第2コイル42は、第1コイル41と同様に、複数のワイヤ部材420を含む。複数のワイヤ部材420は、例えばレーザ溶接やスポット溶接などの溶接により、直列に接続されて、コア3に螺旋状に巻回されている。ワイヤ部材420は、第2コイル42の1ターンを構成する。ワイヤ部材420は、コア3の内周面303に対向する第1辺部421と、コア3の第1端面301に対向する第2辺部422と、コア3の外周面304に対向する第3辺部423と、コア3の第2端面302に対向する第4辺部424とを有する。これによれば、複数のワイヤ部材420は、それぞれ、1ターンを構成するので、第2コイル42をコア3に取り付ける際の1ターンを形成するための溶接個所を削減できる。したがって、第2コイル42のコア3への取り付け作業を容易にすることができる。
第3電極端子53は、Y方向の逆方向の最端のワイヤ部材420に接続される。この最端のワイヤ部材420の第1辺部421の端部421eは、第3電極端子53の取付部53aに接続される。第4電極端子54は、Y方向の順方向の最端のワイヤ部材420に接続される。この最端のワイヤ部材420の第1辺部421の端部421eは、第4電極端子54の取付部54aに接続される。
図3に示すように、第1コイル41は、導体部410aと導体部410aを覆う被膜410bとを含み、第2コイル42は、導体部420aと導体部420aを覆う被膜420bとを含む。図3では、便宜上、被膜410b,420bにドットを付している。導体部410a,420aは、例えば、銅線であり、被膜410b,420bは、例えば、ポリアミドイミド樹脂である。被膜410b,420bの厚みは、例えば、0.02〜0.04mmである。具体的に述べると、ワイヤ部材410,420は、導体部410a,420aと被膜410b,420bから構成される。つまり、第1コイル41のワイヤ部材410の一端411eおよび他端414eにおいて、導体部410aは、被膜410bから露出している。同様に、第2コイル42のワイヤ部材420の一端421eおよび他端424eにおいて、導体部420aは、被膜420bから露出している。一端411e、421eの端面は凸曲面を有し、他端414e、424eの端面は凹曲面を有する。
図5に示すように、第1コイル41のワイヤ部材410において、第2辺部412は、コア3側に突出するように折り曲げられた折曲部418を有する。折曲部418は、第2辺部412の中央に位置している。第1辺部411と第2辺部412の間には、第1角部415が設けられ、第2辺部412と第3辺部413の間には、第2角部416が設けられ、第3辺部413と第4辺部414の間には、第3角部417が設けられている。なお、図5では、第1角部415、第2角部416、第3角部417および折曲部418の範囲を二点鎖線で示し、これらの範囲は、それぞれ、Y方向からみてワイヤ部材410において曲面の側面を有する範囲である。
これによれば、詳細は後述するが、折曲部418を作っておくことで、折曲部418を支点とした折り曲げによるコア3のワイヤ部材410に対しての出し入れが可能となる。したがって、コア3をワイヤ部材410に挿入する前に、ワイヤ部材410に曲げ部分(折曲部418や角部415〜417)を作成することができるため、曲げ部分の曲率半径を小さくすることができ、ワイヤ部材410の巻き膨れを低減する。これにより、インダクタ部品1の大型化を抑制することができる。これに対して、ワイヤ線材を曲げながらコアに巻回すると、ワイヤ線材の曲げ部分の曲率半径が大きくなり、ワイヤ線材の巻き膨れの要因となる。
また、折曲部418は、コア3の内周面303に設けられていないので、折曲部418を設けるためにコア3の内径を大きくする必要がなく、コア3を小型にすることができる。これにより、インダクタ部品1を小型にすることができる。また、折曲部418は、第2辺部412のみに設けられているので、折曲部418は、コア3の径方向に位置せず、インダクタ部品1におけるコア3の径方向の大きさの増加を防止できる。
さらに、コア3の中心軸方向(Z方向)の高さは、コア3の径方向(X方向およびY方向)の厚みよりも大きく、ワイヤ部材410において、第2辺部412は、第3辺部413よりも短い。このとき、折曲部418は、第3辺部413よりも短い第2辺部412に設けられているので、辺部の長さに比例する折曲部418の大きさを小さくできる。つまり、長いワイヤの端部から他端にかけて曲げようとすると、大きい曲率半径を描いて曲がる、一方で短いワイヤの端部から他端にかけて曲げる場合、曲率半径自体が小さくなる。このように、コアにワイヤを巻回する際には、なるべく小さい曲率半径であることが好ましく、つまり、ワイヤ部材の辺部の長さが短いことが好ましい。
好ましくは、第1角部415、第2角部416および第3角部419の角度は、直角である。ここで、角部の角度とは、隣り合う辺部の間の内角をいい、直角とは、完全な直角であることのみならず、実質的に直角であることを含む。これによれば、ワイヤ部材410を矩形とできるので、ワイヤ部材410をコア3に沿った形状とできる。したがって、第1コイル41の膨らみを防止して、インダクタ部品1を小型にすることができる。
なお、第2コイル42のワイヤ部材420においても同様の構成であり、第2辺部422は、コア3側に突出するように折り曲げられた折曲部428を有し、第1辺部421と第2辺部422の間には、第1角部425が設けられ、第2辺部422と第3辺部423の間には、第2角部426が設けられ、第3辺部423と第4辺部424の間には、第3角部427が設けられている。そして、第1コイル41のワイヤ部材410と同様の効果を有する。
図4に示すように、第1コイル41において、好ましくは、隣り合うワイヤ部材410は、接着部材70により、固定されている。これにより、複数のワイヤ部材410のコア3への取り付け状態を安定なものとできる。好ましくは、接着部材70は、一方のワイヤ部材410の第1辺部411と他方のワイヤ部材410の第1辺部411とを固定する。一方のワイヤ部材410の第1辺部411と他方のワイヤ部材410の第1辺部411は、折曲部418を有さない。これにより、接着部材70は、折曲部418の存在しないワイヤ部材410の第1辺部411に設けられることになるので、ワイヤ部材410をコア3に取り付ける際に折曲部418を支点としてワイヤ部材410を折り曲げても、接着部材70は曲げ応力を受けることがなく、これにより、接着部材70の損傷を防止できる。
なお、第2コイル42のワイヤ部材420においても同様の構成であり、好ましくは、隣り合うワイヤ部材420は、接着部材70により、固定されている。好ましくは、接着部材70は、一方のワイヤ部材420の第1辺部421と他方のワイヤ部材420の第1辺部421とを固定する。そして、第1コイル41のワイヤ部材410と同様の効果を有する。
(インダクタ部品の製造方法)
次に、インダクタ部品1の製造方法について説明する。
図6Aに示すように、直線状のワイヤ線材400の1箇所をワイヤ線材400が矩形となる方向の第1方向に折り曲げて第4辺部414を形成する。このとき、隣り合うワイヤ線材400は、接着部材70により、固定されており、複数のワイヤ線材400を一体に取り扱うことができる。
さらに、図6Bに示すように、直線状のワイヤ線材400の残りの2箇所を第1方向に折り曲げて第1辺部411、第2辺部412および第3辺部413を形成する。このように、図6Aと図6Bに示すように、直線状のワイヤ線材400の3箇所を第1方向に折り曲げて第1辺部411、第2辺部412、第3辺部413および第4辺部414を形成する。なお、第1辺部411、第2辺部412、第3辺部413および第4辺部414を形成する順番は、任意に決定してよい。
さらに、第2辺部412において第1方向と反対方向の第2方向に折り曲げて折曲部418を形成して、第1コイル41の1ターンを構成するワイヤ部材410を形成する。このとき、隣り合うワイヤ部材410において、一方のワイヤ部材410の第4辺部414の端部414eと他方のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eの間に隙間を設ける。
その後、図6Cに示すように、ワイヤ部材410の第1辺部411がコア3の内周面303に対向し、ワイヤ部材410の第2辺部412がコア3の第1端面301に対向するように、隣り合うワイヤ部材410の隙間からワイヤ部材410内にコア3を挿入する。このようにして、第1コイル41内にコア3を挿入する。
第2コイル42についても、第1コイル41と同様に、直線状のワイヤ線材を折り曲げて第1辺部421、第2辺部422、第3辺部423および第4辺部424を形成し、さらに、第2辺部422に折曲部428を形成して、第2コイル42の1ターンを構成するワイヤ部材420を形成する。このとき、隣り合うワイヤ部材420において、一方のワイヤ部材420の第4辺部424の端部424eと他方のワイヤ部材420の第1辺部421の端部421eの間に隙間を設ける。その後、隣り合うワイヤ部材420の隙間からワイヤ部材420内にコア3を挿入して、第2コイル42内にコア3を挿入する。
その後、図6Dに示すように、第1コイル41のワイヤ部材410の折曲部418を支点として一方のワイヤ部材410の第4辺部414の端部414eと他方のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eを接近させる方向にワイヤ部材410を折り曲げて、図6Eに示すように、ワイヤ部材410の第3辺部413をコア3の外周面304に対向させ、ワイヤ部材410の第4辺部414をコア3の第2端面302に対向させる。
第2コイル42についても、第1コイル41と同様に、ワイヤ部材420の折曲部428を支点として、一方のワイヤ部材420の第4辺部424の端部424eと他方のワイヤ部材420の第1辺部421の端部421eを接近させる方向にワイヤ部材420を折り曲げて、ワイヤ部材420の第3辺部423をコア3の外周面304に対向させ、ワイヤ部材420の第4辺部424をコア3の第2端面302に対向させる。
その後、第1コイル41において、コア3が挿入された隣り合うワイヤ部材410において、一方のワイヤ部材410の第4辺部414の端部414eと他方のワイヤ部材410の第1辺部411の端部411eを溶接により接続して、複数のワイヤ部材410から構成される第1コイル41をコア3に巻回する。第2コイル42においても、第1コイル41と同様に、隣り合うワイヤ部材410において、一方のワイヤ部材420の第4辺部424の端部424eと他方のワイヤ部材420の第1辺部421の端部421eを溶接により接続して、複数のワイヤ部材420から構成される第2コイル42をコア3に巻回する。このようにして、環状のコア3に第1コイル41および第2コイル42を巻回してインダクタ部品1を製造する。
前記インダクタ部品1の製造方法によれば、ワイヤ部材410,420は、1ターンを構成するので、第1コイル41および第2コイル42をコア3に取り付ける際の1ターンを形成するための溶接個所を削減できる。したがって、第1コイル41および第2コイル42のコア3への取り付け作業を容易にすることができる。
また、第1コイル41の折曲部418および第2コイル42の折曲部428は、コア3の内周面303に設けられていないので、折曲部418,428を設けるためにコア3の内径を大きくする必要がなく、コア3を小型にすることができる。これにより、インダクタ部品1を小型にすることができる。
また、第1コイル41において、ワイヤ部材410の折曲部418を支点として、第1辺部411の端部411eと第4辺部414の端部414eを接近させる方向にワイヤ部材410を折り曲げて、ワイヤ部材410の第3辺部413をコア3の外周面304に対向させ、ワイヤ部材410の第4辺部414をコア3の第2端面302に対向させるので、折曲部418が設けられていないワイヤ部材410の辺部(第1辺部411、第3辺部413、第4辺部414)の膨らみを低減できる。これにより、ワイヤ部材410の辺部の膨らみに起因する第1コイル41の大型化、つまり、インダクタ部品1の大型化を抑制できる。
具体的に述べると、折曲部418を支点としてワイヤ部材410を折り曲げると、折曲部418が設けられている第2辺部412において、折曲部418を除く部分が変形するとともに、折曲部418も元の直線状に戻ろうとする。ここで、折曲部418、および、隣り合う辺部(第1から第4辺部411〜414)の間の角部(第1から第3角部415〜417)は、予め折り曲げられているため、折曲部418および角部(第1から第3角部415〜417)には、加工硬化が生じており、他の直線部分と比べて曲がり難くなる。このため、折曲部418が設けられている第2辺部412において、加工硬化のない部分である折曲部418を除く部分に、主に、曲げを発生させることができる。この折曲部418を除く部分の長さは微小であるため、この折曲部418を除く部分の曲げ変形は小さく、これにより、この折曲部418を除く部分の膨らみは小さくなる。同時に、折曲部418を支点に折曲部418を直線状に戻す(曲げる)加工であるため、折曲部418も第1方向の曲げ力により、元の直線状に戻ろうとするが、折曲部418は、加工硬化のため、完全な直線状に変形しない。
これに対して、比較例として、直線状のワイヤ線材を折り曲げながらコアに巻回する場合では、隣り合う辺部の間の角部を支点として折り曲げるので、角部は、加工硬化により、それ以上曲がらず、加工硬化のない辺部に曲がりが発生することになる。この結果、曲げの支点である角部を中心に辺部に膨らみが発生する。この加工硬化のない辺部の長さは長いため、この辺部の曲げ変形は大きくなり、これにより、この辺部の膨らみは大きくなる。したがって、第1コイルが大型化し、インダクタ部品が大型化する。
さらに、第2コイル42においても、第1コイル41と同様に、ワイヤ部材420の折曲部428を支点として、第1辺部421の端部421eと第4辺部424の端部424eを接近させる方向にワイヤ部材420を折り曲げて、ワイヤ部材420の第3辺部423をコア3の外周面304に対向させ、ワイヤ部材420の第4辺部424をコア3の第2端面302に対向させるので、折曲部428が設けられていないワイヤ部材420の辺部(第1辺部421、第3辺部423、第4辺部424)の膨らみを低減できる。
(第2実施形態)
図7Aは、ワイヤ部材の第2実施形態を示す断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、ワイヤ部材の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7Aに示すように、第1コイル41Aのワイヤ部材410Aでは、折曲部418は、ワイヤ部材410Aの第3辺部413のみに設けられている。そして、このワイヤ部材410Aをコア3に巻回する方法を説明すると、ワイヤ部材410Aの第1辺部411がコア3の内周面303に対向し、ワイヤ部材410Aの第2辺部412がコア3の第1端面301に対向するように、ワイヤ部材410Aの隙間からワイヤ部材410A内にコア3を挿入する。
その後、ワイヤ部材410Aの折曲部418を支点として、第1辺部411の端部411eと第4辺部414の端部414eを接近させる方向にワイヤ部材410Aを折り曲げて、図7Bに示すように、ワイヤ部材410Aの第3辺部413をコア3の外周面304に対向させ、ワイヤ部材410Aの第4辺部414をコア3の第2端面302に対向させる。
このようにして、第1コイル41Aをコア3に巻回する。なお、第2コイルについても、第1コイル41Aと同様であり、その説明を省略する。
前記第2実施形態によれば、折曲部418は、コア3の中心軸方向に位置せず、インダクタ部品におけるコア3の中心軸方向の大きさの増加を防止できる。
(第3実施形態)
図8Aは、ワイヤ部材の第3実施形態を示すZ方向からみた底面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、ワイヤ部材の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図8Aは、第1コイル41Bの隣り合うワイヤ部材410Bが実際に溶接されている状態を表しているのでなく、隣り合うワイヤ部材410Bが組付けられている状態を表している。図8Aに示すように、一方のワイヤ部材410Bの第4辺部414の端部414eの端面414fと、他方のワイヤ部材410Bの第1辺部411の端部411eの周面411fとは、互いに接触している。
第1辺部411の端部411eと第4辺部414の端部414eとは、互いに溶接される部分である。第4辺部414の端部414eの端面414fは、凹曲面であり、第1辺部411の端部411eの周面411fに対応した形状である。
第1辺部411の端部411eの中心線411cに沿った方向(本実施形態におけるZ方向)からみて、第4辺部414の端部414eの幅が、端面414fに向かって小さくなるように形成されている。具体的に述べると、第4辺部414の端部414eは、Y方向の両側に、テーパ面414jを有する。第4辺部414のテーパ面414jを除く部分の幅414hは、第1辺部411の端部411eの幅411hと同じである。ここで、幅とは、第4辺部414の端部414eの中心線414cおよび第1辺部411の端部411eの中心線411cを含む第1平面S1に直交する方向の幅をいう。
図8Bは、図8Aの第1辺部411と第4辺部414が実際に溶接されている状態を表している。図8Bに示すように、隣り合うワイヤ部材410Bは、一方のワイヤ部材410Bの第4辺部414の端部414eの端面414fと他方のワイヤ部材410Bの第1辺部411の端部411eの周面411fとが互いに溶接されて形成される溶接部80を有する。溶接部80は、便宜上、ハッチングで表す。溶接部80が形成されることで、第4辺部414の端面414fと第1辺部411の周面411fとは、それぞれの境界面を有さずに一体に形成される。溶接前の端面414fおよび周面411fを、便宜上、二点鎖線で示す。
溶接部80は、Z方向からみて、幅の狭くなるくびれ部81を有する。くびれ部81は、Z方向からみて、第4辺部414の端面414fと第1辺部411の周面411fとが交差する位置に設けられている。具体的に述べると、くびれ部81は、溶接部80のX方向の中央位置で、かつ、溶接部80のY方向の両側の位置に設けられている。
これによれば、溶接部80は、くびれ部81を有するので、溶接部80が第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間に張り出すことを低減できる。この結果、第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間を小さくできて、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。特に、コア3は、長円形(トラック形状)であるため、隣り合うターンの溶接部80を長軸(Y方向)に沿って並べても、隣り合うターンの溶接部80の間の距離を確保することができる。
なお、第2コイルについても、第1コイル41Bと同様であり、その説明を省略する。以下の説明においても同様である。
図8Cは、図8BのY方向からみた図である。図8Bと図8Cに示すように、溶接部80は、第1平面S1に直交する方向(本実施形態におけるY方向)からみて、第1辺部411の外側縁411iに設けられていない。
ここで、第1辺部411の外側縁411iとは、Y方向からみて、第4辺部414の端部414e(内側)と反対側の外側の縁をいう。第1辺部411が円柱であるため、第1辺部411の外側縁411iは、線に相当する。なお、第1辺部411が角柱である場合、第1辺部411の外側縁411iは、面に相当する。
これによれば、溶接部80は、第1辺部411の外側縁411iに設けられていなため、溶接部80は、第1辺部411の外側縁411iへ向かう表面張力を抑えることができ、外側縁411iを覆うような球状にならない。したがって、溶接部80の大きさをより小さくでき、第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間をより小さくできて、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。また、溶接部80が第1辺部411の外側縁411iよりも外側へ張り出すことを低減でき、第1コイル41Bの外形を小さくすることができる。
溶接部80は、Z方向からみて、第1辺部411の端部411eの中心線411cを含むと共に第1平面S1に直交する第2平面S2よりも内側に設けられている。ここで、第2平面S2よりも内側とは、Z方向からみて、第2平面S2よりも第4辺部414の端部414e側をいう。これによれば、溶接部80は、第2平面S2よりも内側に設けられているので、溶接部80の大きさをより小さくでき、第第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間をより小さくできて、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。
図8Cに示すように、溶接部80は、Y方向からみて、三角形に形成されている。ここで、三角形とは、完全な三角形に限らず、角や辺が曲線である実質的な三角形も含む。具体的に述べると、Y方向からみて、三角形の一辺は、逆Z方向に位置し、三角形の一角は、順Z方向に位置する。好ましくは、溶接部80は、円錐形状である。これによれば、溶接部80は、三角形に形成されているので、溶接部80は、球状とならず、溶接部80の大きさをより小さくでき、第第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間をより小さくして、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。
Y方向からみて、第4辺部414の端部414eにおける溶接部80の領域(以下、第1領域80aという。)は、第1辺部411の端部411eにおける溶接部80の領域(以下、第2領域80bという。)よりも大きい。第1領域80aと第2領域80bの境界は、二点鎖線で示す溶接前の端面414fおよび周面411fの境界である。これによれば、第1領域80aは第2領域80bよりも大きいので、第1辺部411の端部411eに設けられる溶接部80の量を低減できる。したがって、溶接部80が第1辺部411の外側縁411i側に設けられることを低減できるため、溶接部80の大きさをより小さくでき、第第1コイル41Bの隣り合うターンの間の隙間をより小さくして、インダクタ部品1の小型化を図ることができる。
溶接部80は、第4辺部414の端部414eの周面の一周に渡って設けられている。したがって、第4辺部414の端部414eと第1辺部411の端部411eを強固に接続できる。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第3実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
第1から第3実施形態では、折曲部は、第2辺部または第3辺部に設けられているが、折曲部は、第2辺部および前記第3辺部の両方に設けられてもよい。また、折曲部は、辺部の中央に設けられているが、辺部の中央でなく角部側に設けられていてもよい。折曲部の位置を角部方向へずらすことで、意図的に加工硬化されていない部分を作り出し、加工硬化されていない部分を使って、隣り合うワイヤ部材の端部同士が接触する方向へ、ワイヤ部材を折り曲げることができる。
第1実施形態では、隣り合うワイヤ部材は、接着部材により、固定されているが、隣り合うワイヤ部材は、接着部材により、固定されていなくてもよい。
第3実施形態では、溶接部は、Z方向からみて、第2平面よりも内側に設けられているが、溶接部は、Z方向からみて、第2平面よりも外側に設けられていてもよい。
第3実施形態では、Z方向からみて、溶接部は、幅の狭くなるくびれ部を有するが、溶接部は、くびれ部を有さなくてもよい。
1 インダクタ部品
2 ケース
21 底板部
22 蓋部
3 コア
301 第1端面
302 第2端面
303 内周面
304 外周面
41,41A,41B 第1コイル
411〜414 第1〜第4辺部
415〜417 第1〜第3角部
418 折曲部
400 ワイヤ線材
410,410A,410B ワイヤ部材
410a 導体部
410b 被膜
411c 中心線
411e 端部
411f 周面
411h 幅
411i 外側縁
414c 中心線
414e 端部
414f 端面
414h 幅
414j テーパ面
42 第2コイル
421〜424 第1〜第4辺部
425〜427 第1〜第3角部
428 折曲部
420 ワイヤ部材
420a 導体部
420b 被膜
51〜54 第1〜第4電極端子
51a〜54a 取付部
70 接着部材
80 溶接部
80a 第1領域
80b 第2領域
81 くびれ部
S1 第1平面
S2 第2平面

Claims (9)

  1. 環状のコアと、
    前記コアに巻回され、それぞれ1ターンを構成する複数のワイヤ部材を含むコイルと
    を備え、
    前記ワイヤ部材は、前記コアの内周面に対向する第1辺部と、前記コアの中心軸方向の一方の第1端面に対向する第2辺部と、前記コアの外周面に対向する第3辺部と、前記コアの中心軸方向の他方の第2端面に対向する第4辺部とを有し、前記第2辺部および前記第3辺部の少なくとも一つの辺部は、前記コア側に突出するように折り曲げられた折曲部を有し、
    隣り合う前記ワイヤ部材において、一方の前記ワイヤ部材の前記第4辺部の端部と他方の前記ワイヤ部材の前記第1辺部の端部が接続されて、複数の前記ワイヤ部材は、前記コアに螺旋状に巻回されている、インダクタ部品。
  2. 前記折曲部は、前記ワイヤ部材の前記第2辺部のみに設けられている、請求項1に記載のインダクタ部品。
  3. 前記コアの中心軸方向の高さは、前記コアの径方向の厚みよりも大きい、請求項2に記載のインダクタ部品。
  4. 前記折曲部は、前記ワイヤ部材の前記第3辺部のみに設けられている、請求項1に記載のインダクタ部品。
  5. 前記第1辺部と前記第2辺部の間の第1角部と、前記第2辺部と前記第3辺部の間の第2角部と、前記第3辺部と前記第4辺部の間の第3角部は、直角であり、
    前記コアの延在方向に直交する断面の形状は、矩形である、請求項1から4の何れか一つに記載のインダクタ部品。
  6. 前記隣り合うワイヤ部材は、接着部材により、固定されている、請求項1から5の何れか一つに記載のインダクタ部品。
  7. 前記接着部材は、前記一方のワイヤ部材の前記第1辺部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部とを固定し、前記一方のワイヤ部材の前記第1辺部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部は、前記折曲部を有さない、請求項6に記載のインダクタ部品。
  8. 前記隣り合うワイヤ部材は、前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部の端面と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部の周面とが互いに溶接されて形成される溶接部を有し、
    前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部の中心線に沿った方向からみて、前記溶接部は、幅の狭くなるくびれ部を有する、請求項1から7の何れか一つに記載のインダクタ部品。
  9. 環状のコアにコイルを巻回してインダクタ部品を製造する方法であって、
    直線状のワイヤ線材の3箇所を前記ワイヤ線材が矩形となる方向の第1方向に折り曲げて第1辺部、第2辺部、第3辺部および第4辺部を形成する工程と、
    前記第2辺部および前記第3辺部の少なくとも一つの辺部において前記第1方向と反対方向の第2方向に折り曲げて折曲部を形成して前記コイルの1ターンを構成するワイヤ部材を形成し、隣り合う前記ワイヤ部材において、一方の前記ワイヤ部材の前記第4辺部の端部と他方の前記ワイヤ部材の前記第1辺部の端部の間に隙間を設ける工程と、
    前記ワイヤ部材の前記第1辺部が前記コアの内周面に対向し、前記ワイヤ部材の前記第2辺部が前記コアの中心軸方向の一方の第1端面に対向するように、前記隣り合うワイヤ部材の前記隙間から前記ワイヤ部材内に前記コアを挿入する工程と、
    前記ワイヤ部材の前記折曲部を支点として、前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部を接近させる方向に前記ワイヤ部材を折り曲げて、前記ワイヤ部材の前記第3辺部を前記コアの外周面に対向させ、前記ワイヤ部材の前記第4辺部を前記コアの中心軸方向の他方の第2端面に対向させる工程と、
    前記一方のワイヤ部材の前記第4辺部の端部と前記他方のワイヤ部材の前記第1辺部の端部を接続して、複数の前記ワイヤ部材から構成されるコイルを前記コアに巻回する工程と
    を備える、インダクタ部品の製造方法。
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