JP2003344038A - 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法 - Google Patents

塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法

Info

Publication number
JP2003344038A
JP2003344038A JP2002158799A JP2002158799A JP2003344038A JP 2003344038 A JP2003344038 A JP 2003344038A JP 2002158799 A JP2002158799 A JP 2002158799A JP 2002158799 A JP2002158799 A JP 2002158799A JP 2003344038 A JP2003344038 A JP 2003344038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height
coating film
substrate
coating
substrate surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002158799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4010188B2 (ja
Inventor
Koji Ogawa
耕司 小川
Isamu Sakuma
勇 佐久間
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002158799A priority Critical patent/JP4010188B2/ja
Publication of JP2003344038A publication Critical patent/JP2003344038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4010188B2 publication Critical patent/JP4010188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の表面が凹凸形状をなすものであっても塗
膜形成直後のウエットの膜厚分布を非接触で安定して高
精度に測定する方法および測定装置、ならびにこれらの
装置および方法を使用した塗膜形成部材の製造方法やプ
ラズマディスプレイ用部材の製造方法を提供する。 【解決手段】基板表面と平行な方向における任意の位置
Xでの塗膜形成前の基板表面の高さをHa(x)、塗膜
形成後の基板表面の高さをHb(x)とし、その差から
塗膜の厚さを求める塗膜の厚さ測定方法であって、位置
Xから一定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜
形成前の基板表面の高さの平均値をHam(x)、位置
Xから一定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜
形成後の基板表面の高さの平均値をHbm(x)とした
とき、Ha(x)としてHam(x)を、Hb(x)と
してHbm(x)を用いて塗膜の厚さを求めることを特
徴とする塗膜の厚さ測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラズマ
ディスプレイパネル、カラー液晶ディスプレイ用カラー
フィルタ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半
導体等の製造分野に使用されるものであり、詳しくはガ
ラス基板などの被塗膜形成表面に塗膜を形成する際に、
非接触で膜厚を測定する方法および測定装置、ならびに
これらの装置および方法を使用した塗膜形成部材の製造
方法、ならびにプラズマディスプレイパネルの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスプレイはその方式において
次第に多様化してきているが、現在注目されているもの
の一つが、従来のブラウン管よりも大型で薄型軽量化が
可能なプラズマディスプレイである。これは、ガラス基
板に一定ピッチでストライプ状に一方向にのびる溝をも
つ隔壁をガラス基板上に構成し、さらにこの隔壁の溝に
R、G、Bの蛍光体を充填し、充填した任意の部位を紫
外線により発光させ、所定のカラーパターンを写し出す
ものである。通常、隔壁のある方が背面板、発光させる
部位を決める電極がある方が前面板と呼ばれており、両
者を貼りあわせてプラズマディスプレイとして構成され
る。
【0003】ここで重要な背面板上の隔壁パターンの形
成方法としては、隔壁ペーストを均一に塗布して塗膜を
形成し、乾燥後に、所定ピッチのストライプ状の溝を、
サンドブラスト法やフォトリソグラフィー法等の後加工
によって彫り込み、焼成することが主流である。隔壁の
塗膜の厚さは、焼成後でも100〜200μmと厚く、
この膜厚に千〜数万cpsの隔壁ペーストを均一に塗布
する手段としては、スクリーン印刷法、ロール法やダイ
コート法等が使用されている。
【0004】ダイコート法などで大量の背面板基板に隔
壁膜の形成を連続して行う時には、最初に塗膜の膜厚分
布を測定して塗膜形成条件の確認をするが、通常は乾燥
後に塗膜の厚さ分布を測定するために、乾燥終了まで3
0分程度待たねばならない。したがって、生産性を向上
させるためには、塗膜形成直後のウェット状態で膜厚分
布を測定できるようにして、待機時間を大幅に削減させ
ることが必要である。特開2000-197844号公報には、待
機時間を大幅に削減するために、ガラス基板の載置台上
からの高さを塗膜形成前とウェット塗膜形成直後に検出
し、両者の差分により膜厚を算出する手段が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の塗膜形成直後に
膜厚を算出する手段を隔壁用塗膜形成工程に適用する
と、隔壁塗膜形成直後では塗膜がウェットの状態である
ので、隔壁塗膜が形成された背面板表面の高さの検出は
レーザなどの非接触の手段で行う必要がある。
【0006】一方、隔壁塗膜形成前に高さを検出する背
面板基板の表面には誘電体の層が形成されている。この
誘電体層の表面には数μmの段差の凹凸がある。このよ
うに表面が凹凸形状であるとレーザ反射光の光軸が変動
して検出が不安定になり、検出誤差を生じやすい。実際
にレーザ反射光方式の検出器により高さを検出すると数
μmの凹凸が数10μmに拡大されてしまう。
【0007】また、背面板基板上に形成される隔壁塗膜
厚分布の測定はμm単位で高精度に行う必要があるにも
関わらず、単純に既存の方法で測定すると数10μm程
度の誤差が生じ、正確に膜厚分布を測定できない。
【0008】このように基板の表面が誘電体層のように
凹凸形状をしているものでも、μm単位の高精度で安定
して短時間に塗膜の膜厚分布を測定できる手段が望まれ
ていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題に
基づいて行ったもので、その目的とするところは、基板
の表面が凹凸形状をなすものであっても、塗膜形成直後
のウエットの膜厚分布を非接触で安定して高精度に測定
する方法および測定装置、ならびにこれらの測定方法お
よび測定装置を使用した塗膜形成部材の製造方法ならび
にプラズマディスプレイ用部材の製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】すなわち、本発明の目的は以下に述べる手
段によって達成される。本発明の塗膜の厚さ測定方法
は、基板表面と平行な方向における任意の位置Xでの塗
膜形成前の基板表面の高さをHa(x)、塗膜形成後の
基板表面の高さをHb(x)とし、その差から塗膜の厚
さを求める塗膜の厚さ測定方法であって、位置Xから一
定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜形成前の
基板表面の高さの平均値をHam(x)、位置Xから一
定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜形成後の
基板表面の高さの平均値をHbm(x)としたとき、H
a(x)としてHam(x)を、Hb(x)としてHb
m(x)を用いて塗膜の厚さを求めることを特徴とす
る。
【0011】ここで前記平均値Ham(x)を求める区
間の長さを、前記平均値Hbm(x)を求める区間の長
さよりも長くすることが好ましい。
【0012】本発明の塗膜の厚さ測定装置は、塗膜の形
成前後における基板表面の高さを検出する高さ検出手段
と、前記基板と高さ検出手段とを基板の表面と平行な方
向に相対的に移動させる手段と、基板の表面と平行な方
向における任意の位置Xにおけるその基板表面の塗膜形
成前の高さHa(x)および塗膜形成後の高さHb
(x)をそれぞれ位置Xから一定範囲内における少なく
とも2箇所以上の塗膜形成前の基板表面の高さの平均値
Ham(x)、位置Xから一定範囲内における少なくと
も2箇所以上の塗膜形成後の基板表面の高さの平均値H
bm(x)に置換する手段と、(Hbm(x)−Ham
(x))を演算する手段とを設けたことを特徴とする。
【0013】また、本発明のダイコータは前記した塗膜
の厚さ測定装置を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明による塗膜形成部材を製造
する塗膜形成部材の製造方法は前記した塗膜の厚さ測定
方法を用いることを特徴とする。塗膜形成部材はプラズ
マディスプレイ用部材であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施形
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
のダイコータ1の概略正面図である。ダイコータ1は塗
膜の厚さ測定装置2と、塗布部3と、基板50を移動さ
せる基板移動装置4とから構成されており、全体コント
ローラ60によってそれぞれの動作が制御される。
【0016】基板移動装置4では、架台40の上で基板
50を載置する載置台41がナット状の連結部43を介
してボールネジ42に連結されており、ACサーボモー
タ44の駆動によって載置台41は位置Aと位置Bの間
を所定の速度で往復移動できる。
【0017】塗布部3では、スリット状の塗出口から塗
液を吐出するダイである塗布器30が、塗布器支持部3
1により支柱45に支持されており、また塗布器30は
図示しない昇降手段によって自在に上下移動できる。
【0018】この塗布器30と基板50の間に一定のク
リアランスを設け、一定速度で基板50を位置Aから位
置Bへ基板移動装置4で移動させる時に、図示しない供
給装置より塗液を塗布器30に供給すると、塗布器30
より塗液が基板50に向かって吐出され、基板50上に
塗膜が形成される。
【0019】塗膜の厚さ測定装置2は、被塗布部材の載
置台41からの高さを検出する高さ検出器10と、高さ
検出器10で検出した高さデータを収集して記憶するデ
ータ収集器11と、高さデータを平均処理する平均処理
器12と、平均処理したデータから膜厚分布を算出する
膜厚算出器13とからなる。高さ検出器10は高さ検出
器支持部材14を介して支柱45に固定されている。
【0020】ここで、高さ検出器10による高さ検出開
始、終了、データ収集器11へのデータの収集開始、終
了など、厚さ測定装置2の動作は、基板移動装置4の載
置台41の位置をリアルタイムで監視し、所定の位置に
到着するタイミングで全体コントローラ60によって制
御される。
【0021】全体コントローラ60はまた、塗布部3の
塗布器30の昇降、および塗液供給開始、終了の制御も
行う。
【0022】さて、高さ検出器10の検出方式としては
レーザ方式、静電容量方式、超音波式など非接触方式が
好ましいが、特にレーザフォーカス式のものが非接触で
外乱の影響を受けにくいので好ましい。レーザフォーカ
ス式とは、レーザの反射光が通過する対物レンズを常時
高速で往復動させておき、反射光をピンポイントで受光
できる受光部で検知した時の対物レンズの位置より、対
象物との距離を知る原理のものである。高さ検出器10
からのデータの出力形式としては、デジタル信号形式、
アナログ電圧信号形式、アナログ電流信号形式などがい
ずれでもよいが、アナログ形式が出力応答性が高く好ま
しい。レーザ方式による高さ検出器では、レーザを放射
開始した直後はレーザの放射や検出回路が不安定であ
り、誤検出しやすい。誤検出を回避するために、レーザ
は常時放射すると共に、高さ検出データも常時出力して
おき、必要な時にのみデータ収集器11で高さデータを
取り込むことが好ましい。
【0023】データ収集器11は、高さ検出器10で検
出した高さデータを収集して記憶する機能があれば良い
が、さらに外部からの信号により高さデータの収集開
始、終了処理を行う機能と、高さデータの収集周期と回
数をあらかじめ全体コントローラ60から自在に設定で
きる機能を備えていることが、より好ましい。
【0024】平均処理器12はデータ収集器11に記憶
された高さデータを取り出し、所定位置Xを含む前後の
区間の高さデータから平均値を演算し、演算結果を所定
位置Xの高さデータとして記憶する。
【0025】平均処理する区間は、全体コントローラ6
0から塗布前と塗布後とで個別に平均処理器12に設定
される。
【0026】膜厚算出器13では平均処理器12で平均
処理された塗布前後の高さデータを取り出し、その差を
演算して膜厚を算出する。
【0027】平均処理器12および膜厚算出器13は専
用の単能機器であってもよいが、汎用性とコスト面から
コンピュータで構成されることが好ましく、ノート型ま
たはデスクトップ型のパソコンと汎用のソフトウェア言
語によって作られた専用ソフトで駆動されるものであれ
ばさらに好ましい。このようにパソコンで構成した場
合、データ収集器11はパソコンと簡便に接続できるも
のが好ましい。
【0028】再び図1を見ると、本実施態様では、支柱
45に塗布器30を含む塗布部3と塗膜の厚さ測定装置
2を取り付ける構成にしているので、載置台41の移動
ストロークが短くて済み、省スペース化が可能となる。
また同じ載置台41に基板50を載置したまま塗布と測
定を行うようにしているので、基板載置替えによる高さ
変動が無く、高い精度で測定が行える。
【0029】次に、本発明の塗膜の厚さ測定方法をダイ
コータ1に適用した場合について説明する。この塗膜の
厚さ測定方法は(1)塗布前の基板表面高さ分布の測
定、(2)塗布、(3)塗布後の基板表面高さ分布の測
定、(4)塗布厚さ算出、の工程からなる。以下、順に
説明する。
【0030】(1)塗布前の基板表面高さ分布の測定 前工程で誘電体層が付与された基板50を載置台41上
の所定の位置に載置し、図示しない吸着孔からの吸引力
により載置台41に密着させておく。つぎにACサーボ
モータ44の駆動によりボールネジ42を回転させて、
載置台41を図1の位置Aより所定速度で高さ検出器1
0の下を通過するようにして、位置Bまで移動させる。
【0031】基板50が高さ検出器10の下を通過して
いるときに、高さ検出器10から出力される基板50表
面の各位置における高さデータを、データ収集器11に
収集記憶する。
【0032】ついで平均処理器12はデータ収集器11
に記憶された高さデータを、各位置ごとに定められた区
間で平均処理した値に置換し、塗布前の高さ分布S1と
して記憶する。以上の処理の間に、載置台41は基板5
0を載置したまま位置Aに移動する。
【0033】(2)塗布 まず図示しない昇降手段により塗布器30を下降させ、
塗布器30の先端と基板50表面との間に一定の隙間を
設ける。
【0034】ついで、基板50が載置された載置台41
を、図1の位置Aから位置Bに向かって一定速度で移動
させる。
【0035】基板50の塗布開始位置が塗布器30の下
に到達した時に、塗布器30の吐出口から塗液を吐出し
て、基板50上に塗布を開始する。そして基板50の塗
布終了位置が塗布器30の下に来たら、塗布器30から
の塗液の吐出を停止するとともに塗布器30を上昇させ
る。そして載置台41が位置Bに到着したら、位置Aに
移動して塗布工程は完了する。
【0036】(3)塗布後の基板表面高さ分布の測定 前記(1)塗布前の基板表面高さ分布の測定の工程と同
様に、次のように塗布後の基板表面高さ分布の測定を行
う。
【0037】載置台41上の基板50を、図1の位置A
より移動開始して所定速度で高さ検出器10の下を通過
させ、位置Bまで移動させる。基板50が高さ検出器1
0の下を通過しているときに、基板50の表面高さデー
タをデータ収集器11に収集記憶する。
【0038】ついで平均処理器12はデータ収集器11
に記憶された高さデータを取り出し、各位置ごとに定め
られた区間で平均処理した値を塗布後の高さ分布S2と
して記憶する。
【0039】(4)塗布厚さ算出 前記(1)塗布前の基板表面高さ分布の測定、(3)塗
布後の基板表面高さ分布の測定、の工程で得たそれぞれ
の高さ分布S1とS2の差を膜厚算出器13で演算して
塗膜の厚さ分布を得る。算出した塗膜の厚さ分布は、必
要に応じて図示しない記憶器などに、例えば各基板に対
応した膜厚分布として記憶する。
【0040】次に以上の(1)塗布前の基板表面高さ分
布の測定(3)塗布後の基板表面高さ分布の測定(4)
塗布厚さ算出の工程における、「高さデータの収集」、
「平均処理」、「塗布膜厚の算出」の方法についてより
詳しく以下に説明する。
【0041】「高さデータ収集」まず検出器10から出
力される高さデータのデータ収集器11による収集は次
のようにして行う。図1の載置台41を位置Aを原点と
して位置Bに移動させるとき、ACサーボモータに備え
ている図示しないエンコーダでは、その移動量を検知し
て全体コントローラ60に逐次送る。基板50の先頭が
高さ検出器10の直下にくる時のエンコーダの移動量を
予め全体コントローラ60に設定しているので、全体コ
ントローラ60は基板50の先頭が高さ検出器10の直
下に来たと判断したら、データ収集器11に到着信号を
送る。データ収集器11は到着信号により高さデータの
収集と記憶を開始する。
【0042】データ収集周期f1は基板表面高さを検出
するピッチp1と載置台41の移動速度v1とから、f
1=v1/p1より与える。移動速度v1は1〜20m
/minが望ましく、この範囲より小さいと生産タクト
が長くなり、逆に大きくなるとその速度に達するまでの
助走距離が長くなるために装置が大きくなってしまうと
いう不都合がある。ピッチp1は0.1〜1mm程度で
あることが望ましく、これより短いとデータ処理に時間
がかかったり記憶容量が膨大になってしまう。逆にこれ
より長いと測定間隔が大きすぎて正確な基板表面高さ分
布を得ることができない。以上の移動速度v1とピッチ
p1の望ましい範囲より、データ収集周期f1は好まし
くは10Hz〜4KHz、より好ましくは50Hz〜1
KHzである。
【0043】必要なデータ収集個数nは、基板50の長
さLgと検出したいピッチp1とから、n=Lg/p1
より与えられる。
【0044】データ収集器11に取り込んだn個の塗布
前の高さデータは、この基板位置Pti、i=1〜nに
対応する高さデータHa(Pti)、i=1〜nとして
記憶される。
【0045】「平均処理」図2は、本発明の平均処理を
行わない場合の塗布前の基板表面の高さ分布図である。
ここで、塗布前の基板表面が誘電体層が付与された状態
の基板表面高さHa(Pti)を、そのまま基板位置P
tiに対してプロットした分布S1’を線で示してい
る。分布S1’は数10μmの大きな凹凸となっている
が、実際には破線で表すような滑らから分布であり、数
μm程度の微細な凹凸が拡大されて誤差が大きくなって
いる。これは基板上の微細な凹凸によって、レーザ反射
光の光軸が変動して正しく受光できていないためであ
る。
【0046】そこで平均処理器12では、基板位置Pt
iの前後位置の高さデータを用いて平均処理し、基板位
置Ptiでの高さ平均Ham(Pti)とする。
【0047】平均個数は、基板位置Ptiより前方向の
個数をj1、後方向の個数をj2とするので、基板位置
Ptiも含めると平均個数m=j1+j2+1となる。
そしてこのj1、j2、mをコントローラ60よりあら
かじめ設定しておく。
【0048】具体的に、高さ平均Ham(Pti)、i
=1〜nを演算する方法は基板位置Ptiによって異な
り、式(1)〜式(3)に示す通りとなる。
【0049】前方向にj1個、後方向にj2個のデータ
がある基板位置Ptiの場合、すなわちj1<i≦n−
j2の時は、式(1)により演算する。
【0050】
【式1】
【0051】前方向にj1個のデータがない基板位置P
tiの場合、すなわちi≦j1の時は、式(2)により
存在する個数の高さデータより演算する。
【0052】
【式2】
【0053】この場合に前後の平均個数が同じになるよ
うにj1=j2=iとしてもよい。
【0054】後ろ方向にj2個のデータがない基板位置
Ptiの場合、すなわちi>n−j2の時は、式(3)
により存在する個数の高さデータより演算する。
【0055】
【式3】
【0056】この場合に前後の平均個数が同じになるよ
うにj1=j2=n−iとしてもよい。
【0057】以上のようにして平均処理を行って演算し
た高さ平均Ham(Pti)、i=1〜nを基板位置P
tiに対してプロットした分布S1を図3に示す。この
分布S1は平均化処理により、誤差の拡大化が防止され
ていることがわかる。
【0058】上記で説明した前後の平均個数j1,j2
は5個から200個が好ましい。この範囲内であると適
正な精度と時間にて平均処理が行える。
【0059】塗布後も塗布前と同様にして、塗布前に基
板表面高さを検出した同じ基板位置Pti、i=1〜n
における塗布後の基板表面高さデータHb(Pti)、
i=1〜nをデータ収集器11で収集して記憶する。
【0060】データ収集器11に記憶された基板位置に
対する塗布後の高さデータHb(Pti)をプロットし
て分布S2’としたものを図4に示す。分布S2’は実
際には破線で示す数μm程度の微細な凹凸であるものが
拡大されて実線で示す5μm程度の大きな凹凸となり、
誤差が大きくなる。
【0061】これも塗布前の基板表面ほどではないもの
の、塗膜上の僅かなな凹凸によってレーザの反射光の光
軸が変動して正しく受光できていないためである。
【0062】そこで塗布前と同様に平均処理器12で基
板位置Ptiの位置の前後位置の高さデータを用いて平
均処理し、基板位置Ptiでの高さ平均Hbm(Pt
i)とする。平均個数は基板位置Ptiより前方向の個
数をj1、後方向の個数をj2、トータルの平均個数m
=j1+j2+1とし、これをあらかじめコントローラ
60により平均処理器12に設定しておく。具体的に高
さ平均Hbm(Pti)、i=1〜nを得る平均処理方
法は基板位置Ptiにより異なり、式(4)〜(6)に
示す通りとなる。
【0063】前方向にj1個、後方向にj2個のデータ
がある基板位置Ptiの場合、すなわちj1<i≦n−
j2の時は、式(4)により演算する。
【0064】
【式4】
【0065】前方向にj1個のデータがない基板位置P
tiの場合、すなわちi≦j1の時は、式(5)により
存在する個数の高さデータより演算する。
【0066】
【式5】
【0067】この場合に前後の平均個数が同じになるよ
うにj1=j2=iとしてもよい。
【0068】後ろ方向にj2個のデータがない基板位置
Ptiの場合、すなわちi>n−j2の時は、式(6)
により存在する個数の高さデータより演算する。
【0069】
【式6】
【0070】この場合に前後の平均個数が同じになるよ
うにj1=j2=n−iとしてもよい。
【0071】以上のようにして平均処理を行って演算し
た高さ平均Hbm(Pti)、i=1〜nを基板位置P
tiに対してプロットした高さ分布S2を図5に示す。
この高さ分布S2より平均化処理により、誤差の拡大化
が防止されていることがわかる。
【0072】基板表面の高さの平均値を求める区間の長
さは、前方向の個数j1、後方向の個数j2を変えるこ
とによって変わる。すなわち、j1,j2が大きくなれ
ば区間の長さは長くなりj1,j2が小さくなれば区間
の長さは短くなる。また、j1,j2は基板表面の状況
によって変えてもよい。誘電体層などがある基板の表面
などでは凹凸があると、高さデータは検知誤差により実
際の凹凸より大きくなっているので、j1,j2の値は
大きくし、平均個数を多くして実凹凸形状を得るように
する。このときのj1,j2の値はともに10〜100
の範囲であることが好ましい。
【0073】塗布後のウェット表面はあまり凹凸が無い
ので、j1,j2の回数は少なくして高速に実際の表面
高さを得る。このときのj1,j2の値はともに1〜1
0の範囲であることが好ましい。また、これによって平
均値を求める平均個数、すなわち区間長さは塗布後より
も塗布前の方を長くすることが好ましい。
【0074】以上のように、基板表面の状態の異なる塗
布前と塗布後とで個別に平均個数、すなわち平均値を求
める区間長さを設定することで、過剰な平均処理による
高さ分布の変形や処理時間の増加、または過小な平均処
理により誤差が縮小されないと言った問題が解消され
る。
【0075】「塗布膜厚の算出」膜厚TH(Pti)の
算出は、塗布前後の基板表面の高さ平均Hbm(Pt
i)、Ham(Pti)を用いて(式7)にて求める。
【0076】
【式7】
【0077】(式7)により算出した膜厚TH(Pt
i)、i=1〜nから得た膜厚分布S3を図6に示す。
塗布前後の基板表面の高さを適正に平均処理をしている
ので、変動幅が小さく精度の高い膜厚分布が得られる。
本発明による平均処理を行わないで算出した場合の膜厚
分布S3’を図7の実線で示す。膜厚分布S3’は数1
0μmの変動幅を有しており、点線で示す真の膜厚分布
と大きく異なる。
【0078】以上説明した実施形態では載置台41を移
動することによって高さ分布を得たが、高さ検出器10
を移動させる方式であってもよい。さらに載置台41の
移動方向の基板表面の高さ分布を測定する時は載置台4
1を移動し、載置台41の移動方向の直行方向、すなわ
ち基板50の幅方向の基板表面の高さ分布を測定する時
は、高さ検出器10を移動させる組み合わせであっても
よい。
【0079】以上説明した実施形態は、塗膜の厚さ測定
装置2をダイコータ1に適用した例であるが、塗膜の厚
さ測定装置2をロールコータやスクリーン印刷機に適用
し、塗膜形成前後の高さから膜厚分布を得ることもでき
る。また、特に2次元的な測定にとどまらず、3次元的
な測定に用いることもできる。
【0080】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。幅
340mm×440mm×厚さ2.8mmのソーダガラ
ス基板上の全面に感光性銀ペーストを5μmの厚さにス
クリーン印刷した後で、フォトマスクを用いて露光し、
現像および焼成の各工程を経て、ピッチ220μmでス
トライプ状の1920本の銀電極を形成した。その電極
上にガラスとバインダーからなるガラスペーストをスク
リーン印刷した後に、焼成して10μm厚さの誘電体層
を形成した。
【0081】次に誘電体層を形成した基板を載置台に載
せて10m/minの速度で移動させ、基板の先頭から
終端部までの基板表面高さ分布を200Hz周期、すな
わち0.83mmピッチで検出し、これをj1=j2=
10に設定し平均個数21個で平均処理した結果を塗布
前の基板表面の高さ分布S1として記憶した。
【0082】次に図1の塗布器30として吐出幅430
mm、リップ間隙(シム厚さ)500μmのダイを用
い、ダイの下面とガラス基板上の誘電体層との隙間が3
50μmになるようにダイを下降させた後に、ガラス粉
末と感光性有機成分からなる粘度20000cpsの感
光性ガラスペーストを塗布厚さ300μmで塗布速度1
m/分にて塗布し、隔壁層を形成した。
【0083】塗布した直後に塗布基板を載せた載置台を
10m/minの速度で移動させながら塗布面の高さ分
布を200Hzの周期、すなわち0.83mmピッチで
検出し、これをj1=j2=1とし、トータル平均個数
3個で、平均処理した結果を塗布後の高さ分布S2とし
て記憶した。
【0084】ついで記憶させておいた塗布前後の高さ分
布S1、S2との差分をとって膜厚分布を算出したとこ
ろ、300±10μmとなり目標の300±5μmを大
きく上回った。初期のガラスペーストの粘度が不安定で
あることが原因と推定されたので、ガラスペーストを1
0リットルだけダイから吐出して廃棄し、再度(1)塗
布前の基板表面高さ分布の測定、(2)塗布、(3)塗
布後の基板表面高さ分布の測定、(4)塗布厚さ算出、
を3回繰り返した。その結果、3回とも塗布厚さが許容
値300μm±5μmとなった。塗布厚さ分布が許容値
内にあることを確認できたので、誘電体層を形成した基
板に連続してガラスペーストを塗布し、ついで輻射ヒー
タを用いた乾燥炉で、100℃で20分間乾燥した。乾
燥後の隔壁塗膜厚さ分布を基板全面にわたって塗布方向
に測定したところ、140μm±3μmの許容範囲以下
となった。ついで隣にあった電極間に隔壁が形成される
ように設計されたフォトマスクを用いて隔壁層を形成し
た基板を露光し、現像と焼成を行ってストライプ状の隔
壁を形成した。隔壁の形状はピッチ220μm、線幅3
0μm、高さ130μmであり、隔壁本数は1921本
であった。この後、R、G、Bの蛍光体ペーストを順次
スクリーン印刷によって塗布して、80℃15分で乾燥
後、最後に460℃15分で焼成し、欠陥のないプラズ
マディスプレイの背面板を作成できた。得られたプラズ
マディスプレイ背面板の表面品位は申し分ないものであ
った。つぎにこのプラズマディスプレイ背面板と前面板
を合わせ、封着後、Xe5%、Ne95%の混合ガスを
封入し、駆動回路を接続して、プラズマディスプレイパ
ネルを得た。
【0085】なお、塗布後に膜厚分布を得るまでに要し
た時間は10秒であった。従来は輻射ヒータで乾燥して
冷却した後に測定するので30分かかっており、ほぼ3
0分の時間短縮が行えた。 (比較例)任意の位置の基板表面高さをその前後の位置
での基板表面高さを用いて平均化処理せずそのまま使用
して、塗布前後の基板表面高さ分布S1,S2を求めた
他は、全く実施例と同じようにしてプラズマディスプレ
イ背面板を製作した。
【0086】その結果、塗布方向の同一塗膜の厚さ分布
パターンが塗布直後と乾燥後の測定で大きく異なったた
めに、すべて乾燥後の塗膜の厚さ分布で塗布条件を確定
するようにした。
【0087】その結果、塗布直後の塗膜厚さ分布より塗
布条件を確定した場合と比べて約30分のロスとなっ
た。
【0088】
【発明の効果】本発明は、塗布前後の基板表面の高さの
差から塗膜厚さを求める時に、任意の位置での基板表面
の高さを、任意の位置を含む区間での基板表面の高さの
平均値で代表させるようにしたので、基板の表面に微細
な凹凸形状を有するものであっても、高い精度で基板に
形成される塗膜の厚さを導出することができる。
【0089】また、基板表面高さの平均値を求める区間
長さは、検出する対象の状況に合わせて塗布前の長さを
塗布後より長くするようにしたので、より精度よくしか
も効率的に膜厚を導出することができる。
【0090】このように、本発明を用いれば、表面に凹
凸形状を有する基板に塗布する場合でも、塗布直後に非
接触で安定して精度良く膜厚を測定することができるの
で、従来のように後工程の乾燥後に膜厚を測定する方法
に比べて大幅に塗布前の条件出し時間を短縮し、それに
より塗布運転時間が増加することで生産性を向上させる
ことができる。
【0091】以上の優れた効果を有する塗膜の厚さ測定
方法および装置を用いてプラズマディスプレイ用部材を
製造するのであるから、高品質のプラズマディスプレイ
用部材を高い生産性で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る膜厚測定装置を有するダイコータ
の概略正面図である。
【図2】本発明の平均処理を行わない場合の塗布前の基
板表面の高さ分布図である。
【図3】本発明の平均処理を行った場合の塗布前の基板
表面の高さ分布図である。
【図4】本発明の平均処理を行わない場合の塗布後の基
板表面の高さ分布図である。
【図5】本発明の平均処理を行った場合の塗布後の基板
表面の高さ分布図である。
【図6】本発明の平均処理を行った場合の膜厚分布図で
ある。
【図7】本発明の平均処理を行わない場合の膜厚分布図
である。
【符号の説明】
1:ダイコータ 2:塗膜の厚さ測定装置 3:塗布装置 4:基板移動装置 10:高さ検出器 11:データ収集器 12:平均処理器 13:膜厚算出器 14:高さ検出器支持部 30:塗布器 31:塗布器支持部 40:架台 41:載置台 42:ボールネジ 43:連結部 44:ACサーボモータ 45:支持台 50:基板 60:全体コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 9/02 H01J 9/02 F 5C012 9/42 9/42 A 5C027 11/02 11/02 B 5C040 // G03F 7/16 501 G03F 7/16 501 Fターム(参考) 2F069 AA46 BB13 BB14 DD15 DD19 GG04 GG06 GG07 GG09 HH09 JJ13 NN26 2H025 AB17 EA04 4D075 AC02 AC86 AC92 BB92Z DA06 DA23 DB13 DB14 DC18 DC22 DC24 EA05 4F041 AA02 AA05 AA06 AB01 BA05 CA02 CA16 4F042 AA02 AA06 AA07 AA10 AB00 BA22 BA25 CB07 CB24 5C012 AA05 BE01 5C027 AA09 5C040 FA10 GF19 JA02 JA26 JA31 MA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板表面と平行な方向における任意の位置
    Xでの塗膜形成前の基板表面の高さをHa(x)、塗膜
    形成後の基板表面の高さをHb(x)とし、その差から
    塗膜の厚さを求める塗膜の厚さ測定方法であって、位置
    Xから一定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜
    形成前の基板表面の高さの平均値をHam(x)、位置
    Xから一定範囲内における少なくとも2箇所以上の塗膜
    形成後の基板表面の高さの平均値をHbm(x)とした
    とき、Ha(x)としてHam(x)を、Hb(x)と
    してHbm(x)を用いて塗膜の厚さを求めることを特
    徴とする塗膜の厚さ測定方法。
  2. 【請求項2】Ham(x)を求める範囲を、Hbm
    (x)を求める区間の範囲よりも広くすることを特徴と
    する請求項1に記載の塗膜の厚さ測定方法。
  3. 【請求項3】塗膜の形成前後における基板表面の高さを
    検出する高さ検出手段と、前記基板と高さ検出手段とを
    基板の表面と平行な方向に相対的に移動させる手段と、
    基板の表面と平行な方向における任意の位置Xにおける
    その基板表面の塗膜形成前の高さHa(x)および塗膜
    形成後の高さHb(x)をそれぞれ位置Xから一定範囲
    内における少なくとも2箇所以上の塗膜形成前の基板表
    面の高さの平均値Ham(x)、位置Xから一定範囲内
    における少なくとも2箇所以上の塗膜形成後の基板表面
    の高さの平均値Hbm(x)に置換する手段と、(Hb
    m(x)−Ham(x))を演算する手段とを設けたこ
    とを特徴とする塗膜の厚さ測定装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の装置を有することを特徴
    とするダイコータ。
  5. 【請求項5】請求項1または2の方法を用いて塗膜形成
    部材を製造する塗膜形成部材の製造方法。
  6. 【請求項6】塗膜形成部材がプラズマディスプレイ用部
    材であることを特徴とする請求項5に記載の塗膜形成部
    材の製造方法。
JP2002158799A 2002-05-31 2002-05-31 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法 Expired - Lifetime JP4010188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158799A JP4010188B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158799A JP4010188B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003344038A true JP2003344038A (ja) 2003-12-03
JP4010188B2 JP4010188B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=29773825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002158799A Expired - Lifetime JP4010188B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4010188B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013915A1 (ja) * 2004-08-05 2006-02-09 Toray Industries, Inc. ディスプレイパネルの検査方法、検査装置および製造方法
CN101520450A (zh) * 2008-02-26 2009-09-02 宝山钢铁股份有限公司 一种锌铁合金标准样板的制作方法
JP2009266930A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd サンプル基板作成方法
JP2009538751A (ja) * 2006-05-29 2009-11-12 マクダーミッド プリンティング ソリューションズ ヨーロッパ エスエーエス 印刷プレートの製造装置、およびその製造方法
JP2011033372A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Mitsutoyo Corp 変位計の測定方法
JP2011194329A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nec Corp 塗工システム
CN101685271B (zh) * 2008-09-23 2012-01-11 和舰科技(苏州)有限公司 一种晶圆片晶边清洗宽度的检测方法
CN103983200A (zh) * 2014-05-04 2014-08-13 京东方科技集团股份有限公司 一种膜厚测量方法及装置、涂覆机
EP2438393A4 (en) * 2009-05-26 2017-07-12 Udo Wolfgang Bucher Methods and instruments for measurement of paint sample characteristics
CN111174737A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 本田技研工业株式会社 涂覆量的计测方法
CN114551777A (zh) * 2020-11-18 2022-05-27 泰星能源解决方案有限公司 电极的制造方法和电极的制造装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104655073B (zh) * 2015-01-12 2017-08-04 深圳市湘津石仪器有限公司 一种快速确定功能涂层厚度参数的方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013915A1 (ja) * 2004-08-05 2006-02-09 Toray Industries, Inc. ディスプレイパネルの検査方法、検査装置および製造方法
JP2009538751A (ja) * 2006-05-29 2009-11-12 マクダーミッド プリンティング ソリューションズ ヨーロッパ エスエーエス 印刷プレートの製造装置、およびその製造方法
CN101520450A (zh) * 2008-02-26 2009-09-02 宝山钢铁股份有限公司 一种锌铁合金标准样板的制作方法
JP2009266930A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd サンプル基板作成方法
CN101685271B (zh) * 2008-09-23 2012-01-11 和舰科技(苏州)有限公司 一种晶圆片晶边清洗宽度的检测方法
EP2438393A4 (en) * 2009-05-26 2017-07-12 Udo Wolfgang Bucher Methods and instruments for measurement of paint sample characteristics
JP2011033372A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Mitsutoyo Corp 変位計の測定方法
JP2011194329A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nec Corp 塗工システム
CN103983200A (zh) * 2014-05-04 2014-08-13 京东方科技集团股份有限公司 一种膜厚测量方法及装置、涂覆机
CN111174737A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 本田技研工业株式会社 涂覆量的计测方法
US10982956B2 (en) 2018-11-09 2021-04-20 Honda Motor Co., Ltd. Method for measuring amount of applied coating
CN111174737B (zh) * 2018-11-09 2021-08-24 本田技研工业株式会社 涂覆量的计测方法
CN114551777A (zh) * 2020-11-18 2022-05-27 泰星能源解决方案有限公司 电极的制造方法和电极的制造装置
CN114551777B (zh) * 2020-11-18 2023-09-15 泰星能源解决方案有限公司 电极的制造方法和电极的制造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4010188B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4010188B2 (ja) 塗膜の厚さ測定方法および測定装置と塗膜形成部材の製造方法
US20020009536A1 (en) Method and apparatus for producing a plasma display
JP2006093108A (ja) 光学ディスプレイのための蛍光体を噴射するシステム
JP2006134873A (ja) 誘電体層の形成装置及びそれを用いたプラズマディスプレイパネルの製造方法
JP4073990B2 (ja) 塗布膜形成方法および塗布装置
JP2004014393A (ja) プラズマディスプレイパネルの蛍光面形成方法及び蛍光面形成装置
JP4419203B2 (ja) 塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイ用部材の製造方法および製造装置
JP2002086044A (ja) 塗布方法および塗布装置並びにディスプレイ用部材およびプラズマディスプレイの製造方法およびその製造装置
JP2008212921A (ja) 塗布方法、プラズマディスプレイ用部材の製造方法および塗布装置
JP3199239B2 (ja) プラズマディスプレイ用部材の製造方法および装置
JP2752553B2 (ja) ペースト塗布機
JPH11194501A (ja) プロキシミティー露光装置、およびプロキシミティー露光装置におけるギャップ調整方法
JP3912635B2 (ja) 凹凸基材への塗液の塗布装置および方法並びにプラズマディスプレイの製造装置および方法
JP2009101345A (ja) 塗布方法および塗布装置、並びにプラズマディスプレイ用部材の製造方法およびその製造装置。
JPH11300257A (ja) 凹凸基材への塗液の塗布装置およびプラズマディスプレイの製造装置
JP4403802B2 (ja) ペースト塗布機
JP3728109B2 (ja) ノズル、凹凸基材への塗液の塗布装置および方法並びにプラズマディスプレイの製造装置および方法
JPH11239750A (ja) 凹凸基材への塗液の塗布装置および方法並びにプラズマディスプレイの製造装置および方法
TW201109089A (en) Method for applying paste
JP3697419B2 (ja) 液膜形成方法及び固形膜形成方法
JP4158482B2 (ja) 塗布方法及び塗布装置ならびにプラズマディスプレイ用部材の製造方法
JP2010058097A (ja) 塗布方法および塗布装置、並びにプラズマディスプレイ用部材の製造方法およびその製造装置。
JP2010042393A (ja) 基板のリペア区間設定方法(methodfordesignatingrepairsectiononsubstrate)
JP4870410B2 (ja) ペースト塗布装置
JP2004303549A (ja) プラズマディスプレイ用基板の製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070827

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4010188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term