JP2009266930A - サンプル基板作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚のサンプル基板に対してレジスト液を複数回成膜することが可能なサンプル基板作成方法を提供する。
【解決手段】ガラス基板Sにレジスト液Rを塗布し、塗布後のガラス基板Sを搬送して、レジスト液Rを固定することにより成膜する生産ライン1を利用して、サンプル基板を作成するサンプル基板作成方法において、第1の成膜条件に基づいて、ガラス基板Sの一部の領域を対象として成膜する第1の成膜工程と、第1の成膜工程を経たガラス基板Sを生産ライン1で戻す戻し工程と、第2の成膜条件に基づいて、ガラス基板Sの他の領域を対象として成膜する第2の成膜工程と、を備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板にレジスト液を塗布し、塗布後の基板を搬送して、レジスト液を固定することにより成膜する成膜ラインを利用して、サンプル基板を作成するサンプル基板作成方法に関する。
液晶ディスプレイ用カラーフィルタの生産ラインでは、コーターによるガラス基板へのレジスト液塗布処理後、レジスト液を乾燥させるため減圧乾燥装置による乾燥処理が行われ、加熱処理を得てレジスト液が成膜される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−243670号公報
ガラス基板へのレジスト液の塗布は、コーターの状態を最適化して行われる。この最適な成膜条件を見つけ出すために、成膜条件の設定を変更しつつサンプル基板に塗布して条件出しするが、サンプル基板の搬送方向は一方向のみなので一度塗布したサンプル基板は廃棄せざるを得ない。
そこで、本発明は一枚のサンプル基板に対してレジスト液を複数回成膜することが可能なサンプル基板作成方法を提供することを目的とする。
本発明のサンプル基板作成方法は、基板(S)にレジスト液(R)を塗布し、塗布後の基板を搬送して、レジスト液を固定することにより成膜する成膜ライン(1)を利用して、サンプル基板(S)を作成するサンプル基板作成方法において、第1の成膜条件に基づいて、基板の一部の領域を対象として成膜する第1の成膜工程と、前記第1の成膜工程を経た基板を前記成膜ラインで戻す戻し工程と、第2の成膜条件に基づいて、前記基板の他の領域を対象として成膜する第2の成膜工程と、を備えたことにより上記課題を解決する。
本発明のサンプル基板作成方法によれば、成膜ラインでは、基板に対してレジスト液の塗布処理や固定処理を行う各処理位置に基板を順次搬送することにより成膜する。第1の成膜条件に基づいて成膜された基板は、成膜ラインを介して塗布処理位置まで戻る。このとき、基板は、同一の成膜ラインを往復することになるので、基板を戻すための追加スペースを必要とせず、確実に基板を塗布処理位置まで戻すことができる。戻された基板には、第2の成膜条件に基づいて異なる位置にレジスト液が成膜される。従って、一枚の基板に成膜条件の異なる複数のレジスト膜を成膜することができ、サンプル基板の使用枚数を削減することができる。
本発明のサンプル基板作成方法の一形態において、前記第1及び第2の成膜条件は、レジスト液の塗布に関するパラメータであってもよい。この形態によれば、例えば、レジスト液の供給量や、レジスト液を塗布する塗布部と基板とのギャップといった、レジスト液塗布に必要なパラメータの値を変えながら、一枚の基板に複数回塗布することができる。
本発明のサンプル基板作成方法の一形態において、塗布されたレジスト液を乾燥することにより固定してもよい。この形態によれば、レジスト液を乾燥することにより、レジスト液の揮発成分が蒸発して基板に固定される。これにより、成膜されたレジスト膜を変形することなく搬送することができる。
本形態のサンプル基板作成方法の一形態において、塗布されたレジスト液を乾燥して加熱することにより固定してもよい。この形態によれば、レジスト液の乾燥に加えて加熱することにより、レジスト液が固定して定着する。よって、例えば、レジスト膜に対して膜厚等の測定をしてから基板を戻すことができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明のサンプル基板作成方法においては、成膜ラインでは、基板に対してレジスト液の塗布処理や固定処理を行う各処理位置に基板を順次搬送することにより成膜する。第1の成膜条件に基づいて成膜された基板は、成膜ラインを介して塗布処理位置まで戻る。このとき、基板は、同一の成膜ラインを往復することになるので、基板を戻すための追加スペースを必要とせず、確実に基板を塗布処理位置まで戻すことができる。戻された基板には、第2の成膜条件に基づいて異なる位置にレジスト液が成膜される。従って、一枚の基板に成膜条件の異なる複数のレジスト膜を成膜することができ、サンプル基板の使用枚数を削減することができる。
図1に、本発明の一形態に係るサンプル基板作成方法が適用された液晶ディスプレイ用カラーフィルタの生産ラインの一例を示す。成膜ラインとしての生産ライン1は、基板としてのガラス基板Sにレジスト液R(図2参照)を塗布し、そのレジスト液Rを乾燥処理及び熱処理することにより成膜(以下、レジスト膜と称することがある。)後、検査を経て、次の工程にガラス基板Sを送り出す。生産ライン1では、ガラス基板Sは面を水平にして搬送される。生産ライン1は、ガラス基板Sにレジスト液Rを塗布するコーター2と、ガラス基板S上のレジスト液Rを乾燥させる減圧乾燥装置(以下、VCDと略記する。)3と、乾燥処理後のガラス基板Sを熱処理するホットプレート4と、熱処理後のガラス基板Sを冷却処理するクールプレート5と、レジスト膜を検査する検査装置6と、これらの各装置に対してガラス基板Sを搬送する基板搬送システム7とを備えている。
図2は、コーター2の概略図である。コーター2は、ダイコート法によりレジスト液Rをガラス基板S上に塗布する。コーター2は、ガラス基板Sを載置するための塗布ステージ21と、塗布ステージ21上のガラス基板Sにレジスト液Rを塗布するダイ22と、ダイ22を移動させるダイ駆動機構23と、ガラス基板Sへの塗布前にダイ22の状態を最適化するためのプライミングローラ24とを備えている。なお、図2では、コーター2の左右方向をX方向、前後方向をY方向として示している。塗布ステージ21には、ロボット11から搬送されたガラス基板Sが載置される。ダイ22は、内部がスリット状で、X方向に渡された先端部22aからレジスト液Rを吐出する。ダイ駆動機構23は、レジスト液Rを吐出するダイ22の先端部22aをガラス基板Sと一定の間隔を保ちつつY方向にダイ22を移動させる。このようにして、ダイ22は、ガラス基板S上にレジスト液Rを塗布する。プライミングローラ24は、ダイ22の先端部22aのレジスト液の溜まりを最適化するためのものである。ダイ22は、ガラス基板S上への塗布前にプライミングローラ24に対して塗布することにより、先端部22aのレジスト液の溜まりを調整し最適化される。
コーター2は、通常塗布モードと、条件出しモードとを有する。通常塗布モードは、ガラス基板Sに対して製品用に成膜するモードである。一方、条件出しモードは、通常塗布モードで成膜するための最適条件を見つけ出すため、第1及び第2のそれぞれの成膜条件としての塗布条件及びプライミング条件を振って条件出し用に塗布されたレジスト液Rをサンプル基板としてのガラス基板S上に複数成膜するモードである。塗布条件とは、レジスト膜を形成するために設定されるパラメータで、ダイ22の移動速度、先端部22aとガラス基板Sとのギャップ、ダイ22へのレジスト液Rの供給量等がパラメータとしてコーター2に設定される。プライミング条件とは、レジスト液Rの塗布開始時にレジスト液Rが多め塗布されることにより、レジスト膜の前端が盛り上がって山なりになるのを防止するために設定されるパラメータで、プライミングローラ24の回転速度、ダイ22へのレジスト液の供給量等がパラメータとしてコーター2に設定される。なお、サンプル基板には、製品用と同一のガラス基板Sが用いられる。
以下、条件出しモードについて図3及び図4を参照して説明する。図3はガラス基板S上に成膜された条件出し用レジスト膜Fa、Fb、Fcを示す上面図、図4はその側面図である。条件出し用レジスト膜Fa、Fb、Fcは、コーター2の塗布ステージ21に載置されたガラス基板Sに対して設定されるサンプル塗布エリアA、B、Cにそれぞれ成膜される。条件出し用レジスト膜Fa、Fb、Fcは、それぞれに設定された塗布条件及びプライミング条件に基づいて成膜される。各条件出し用レジスト膜Fa、Fb、Fcのレジスト膜平面部Fpは塗布条件の影響を受け、レジスト液Rの塗布開始側のレジスト膜前端部Fqはプライミング条件の影響を受ける。特にレジスト膜前端部Fqは、レジスト液F塗布前のダイ22の先端部22aのレジスト液の溜まりの影響を受けて形状が変化する。
図1に戻って説明を続ける。VCD3は、レジスト液Rが塗布されたガラス基板Sに対して乾燥処理を行う。VCD3内に形成されたチャンバにガラス基板Sを収容し、チャンバ内が減圧されることでガラス基板S上のレジスト液Rに含まれる揮発成分が蒸発する。このようにして、VCD3はガラス基板S上のレジスト液Rを乾燥する。ホットプレート4は、ガラス基板Sのレジスト液Rに対して加熱することにより、ガラス基板S上のレジスト液Rを定着させ成膜させる。クールプレート5は、熱処理されたガラス基板Sを冷却する。検査装置6は、ガラス基板S上のレジスト膜に対して膜厚等の所定の項目が検査される。
基板搬送システム7は、コーター2にガラス基板Sを搬入するロボット11と、コーター2とVCD3との間に配置されてそれぞれに対しガラス基板Sの搬入及び搬出をするロボット12と、VCD3とホットプレート4との間に配置されてガラス基板Sを搬送するコンベア13と、VCD3とコンベア13との間に配置されてそれぞれに対しガラス基板Sの搬入及び搬出をするロボット14と、コンベア13とホットプレート4とクールプレート5との間に配置されてそれぞれに対しガラス基板Sの搬入及び搬出をするロボット15と、クールプレート5と検査装置6との間に配置されてそれぞれに対しガラス基板Sの搬入及び搬出をするロボット16と、コーター2と検査装置6との間のロボット11、12、14、15、16及びコンベア13のガラス基板Sの搬送方向を制御する制御装置17とを備え、生産ライン1で搬送されるガラス基板Sに対してレジスト液が成膜されるように配置されている。
各ロボット11、12、14、15、16は、いずれも同様の装置構成を有する。図5に、ロボット12の概略図を示す。以下、代表してロボット12で説明する。なお、図5では、VCD3の左右方向(基板進行方向)をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向として示している。ロボット12は、ガラス基板Sを扱うアーム12aと、アーム12aを駆動させる駆動機構12bとを備えている。アーム12aは、ガラス基板Sの下面を支持して搬送する。駆動機構12bは、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれにアーム12aを駆動可能なように構成される。周知技術を利用して構成されていてもよい。ガラス基板Sのコーター2からVCD3への搬送時には、アーム12aは、コーター2の減圧ステージ21に載置されたガラス基板Sを支持して搬出する。ガラス基板Sを保持したアーム12aは、駆動機構12bによりVCD3へ移動して、VCD3のチャンバ内にガラス基板Sを搬入する。コンベア13は、ガラス基板用に利用されるベルトコンベア、ローラーコンベア、エア浮上式コンベア等の市販のコンベアにて構成され、両方向に駆動可能である。制御装置17は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)と、そのMPUの動作に必要なROM、RAM等からなる記憶装置といった各種の周辺装置とを組み合わせたコンピュータユニットとして構成される。制御装置17は、入力対象としてコーター2と、出力対象としてロボット11、12、14〜16及びコンベア13と接続される。コーター2は、通常塗布モード及び条件出しモードのいずれかに応じて信号を制御装置17に出力する。
基板搬送システム7は、ガラス基板Sを通常搬送方向d1、つまり、コーター2、VCD3、ホットプレート4、クールプレート5、検査装置6の順に搬送する通常搬送モードと、通常搬送方向d1に搬送したガラス基板Sを、図6に示すように逆方向d2に戻して往復させる往復モードとを有する。制御装置17は、コーター2からの通常塗布モードに基づいて通常搬送モードに設定し、一方、コーター2からの条件出しモードに応じた信号に基づいて往復モードに設定する。
図1を参照して通常搬送モードについて説明する。制御装置17にて通常搬送モードが実行されると、制御装置17は、ロボット11、12、14〜16及びコンベア13の搬送方向を通常搬送方向d1に制御する。つまり、ロボット11はコーター2にガラス基板Sを搬入し、コーター2にて所定の塗布処理がされたガラス基板Sをロボット12がコーター2から搬出してVCD3に搬入する。VCD3にて所定の乾燥処理がされたガラス基板Sをロボット14がVCD3から搬出してコンベア13に搬入する。コンベア13は通常搬送方向d1にガラス基板を搬送するように駆動する。ロボット15は、コンベア13からガラス基板Sを搬出し、ホットプレート4へガラス基板を搬入する。ホットプレート4にて所定の熱処理がされたガラス基板Sをロボット15が搬出してそのガラス基板Sをクールプレート5へ搬入する。クールプレート5にて所定の冷却処理がされたガラス基板Sをロボット16が搬出し、検査装置6に搬入する。検査装置6にて所定の検査項目が検査されたガラス基板Sをロボット16が搬出して、そのガラス基板Sを次の工程に送り出す。
次に、図4及び図6を参照して、往復モードについて説明する。制御装置17にて往復モードが実行されると、制御装置17は、まず、ロボット11、12、14〜16及びコンベア13の搬送方向を通常搬送方向d1に設定して、一枚のガラス基板Sを上述のようにロボット11からロボット16まで搬送した後、通常搬送方向d1とは逆方向d2に設定して、ガラス基板Sを搬送してコーター2にガラス基板Sを戻すように制御する。つまり、コーター2にて第1の成膜条件として設定された塗布条件及びプライミング条件に基づいてサンプル塗布エリアAに条件出し用にレジスト液Rが塗布されたガラス基板Sを、上述の通常搬送モードと同様に検査装置6まで搬送する。なお、VCD3、ホットプレート4及びクールプレート5では、ガラス基板Sに対して上述した通常搬送モードでの説明と同様の処理がされる。
検査装置6では、搬入されたガラス基板Sに対してレジスト膜平面部Fp及びレジスト膜前端部Fqの膜厚が測定され、レジスト膜平面部Fpの塗布ムラ等や、レジスト膜前端部Fqの高さや形状等の膜質評価がされる。測定結果は、検査装置6内の記憶装置にサンプル塗布エリアAに関連付けて記憶される。なお、検査装置6としては、市販の膜厚測定装置等が使用される。検査後、ガラス基板Sは、ロボット16にて検査装置6から搬出される。そして、図6に示すように、ガラス基板Sは、通常搬送方向d1の逆方向d2に搬送されてコーター2に戻る。つまり、ロボット16がガラス基板Sをクールプレート5に搬入して、クールプレート5では冷却処理しないままロボット15がクールプレート5からガラス基板を搬出し、そのガラス基板Sをコンベア13に搬入する。コンベア13は、通常搬送方向d1の逆方向d2に駆動してガラス基板Sをロボット14側へ搬送し、搬送されたガラス基板Sをロボット14がコンベア13から搬出し、そのガラス基板SをVCD3に搬入する。VCD3でガラス基板Sに対して乾燥処理しないままロボット12がガラス基板Sを搬出して、そのガラス基板Sをコーター2に搬入する。
そして、戻ってきたガラス基板Sに対して、コーター2にて第2の成膜条件として設定された塗布条件及びプライミング条件に基づいてサンプル塗布エリアBにレジスト液Rを塗布して、上述した往復モードが繰り返される。つまり、設定されたサンプル塗布エリアの個数分往復モードが繰り返される。なお、最後の試験塗布エリアCに対しては、ガラス基板Sをコーター2に戻す必要がないので、制御装置17がガラス基板Sを通常搬送モードで搬送するように制御する。このようにして、サンプル塗布エリアA、B、Cに対して設定された塗布条件及びプライミング条件と、それぞれのサンプル塗布エリアに対する検査装置6での測定結果とに基づいて、塗布条件及びプライミング条件の最適な条件が決定される。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、往復モードは、コーター2と検査装置6との間でガラス基板Sを往復搬送する例で説明したが、これに限られず、コーター2とVCD3との間でガラス基板Sを往復搬送するように制御してもよい。ガラス基板Sに塗布されたレジスト液Rは、VCD3で乾燥処理することにより、ガラス基板Sの搬送なら影響がない程度には固定している。従って、まず、コーター2とVCD3との間を往復させて、それぞれ塗布処理、乾燥処理をガラス基板Sに対して行い、サンプル塗布エリアA、B、Cに対して条件出し用レジスト膜Fa、Fb、Fcをそれぞれ固定してから熱処理、冷却処理を経て検査装置6に搬送して、一度に膜厚測定等の検査をしてもよい。検査装置6にて一度に検査することにより、時間の短縮を図ることができる。
本形態では、サンプル塗布エリアA、B、Cの個数を3つとする例で説明したが、サンプル塗布エリアの個数は、ガラス基板Sの大きさ等に応じて適宜設定してもよい。基板についても、ガラス基板の他、フィルム基板、樹脂からなる基板等を利用することもできる。
本形態では、コーター2からの出力信号に基づいて通常搬送モード及び往復モードを決定したが、これに限られず、例えば、オペレータにより手動でモードを決定してもよい。制御装置17にオペレータによる入力操作が可能な操作パネルを設け、オペレータによる指示にてモードを変更してもよい。
また、本形態では、コーター2で塗布条件及びプライミング条件のパラメータを複数設定して一枚のガラス基板Sに複数回成膜可能な形態で説明したが、これに限られず、例えば、コーター2での塗布条件及びプライミング条件は同一条件として、VCD3での成膜条件、例えば、圧力、時間等のパラメータを複数設定して一枚のガラス基板Sに複数回成膜してもよい。これにより、VCD3での最適条件についても、コーター2と同様に一枚のガラス基板Sで複数条件出しをすることができる。
本発明の一形態に係るサンプル基板作成方法が適用された液晶ディスプレイ用カラーフィルタの生産ラインの一例を示す概念図。 コーターを示す概略図。 条件出し用レジスト膜が形成されたガラス基板の上面図。 図3の側面図。 ロボットを示す概略図。 往復モードについて説明する図。
符号の説明
1 生産ライン(成膜ライン)
2 コーター
3 VCD(減圧乾燥装置)
6 検査装置
7 基板搬送システム
11、12、14、15、16 ロボット
13 コンベア
17 制御装置
S ガラス基板(サンプル基板)
R レジスト液
Fa、Fb、Fc 条件出し用レジスト膜

Claims (4)

  1. 基板にレジスト液を塗布し、塗布後の基板を搬送して、レジスト液を固定することにより成膜する成膜ラインを利用して、サンプル基板を作成するサンプル基板作成方法において、
    第1の成膜条件に基づいて、基板の一部の領域を対象として成膜する第1の成膜工程と、
    前記第1の成膜工程を経た基板を前記成膜ラインで戻す戻し工程と、
    第2の成膜条件に基づいて、前記基板の他の領域を対象として成膜する第2の成膜工程と、
    を備えたことを特徴とするサンプル基板作成方法。
  2. 前記第1及び第2の成膜条件は、レジスト液の塗布に関するパラメータであることを特徴とする請求項1に記載のサンプル基板作成方法。
  3. 塗布されたレジスト液を乾燥することにより固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のサンプル基板作成方法。
  4. 塗布されたレジスト液を乾燥して加熱することにより固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のサンプル基板作成方法。
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