JP2003336228A - 道路標識装置 - Google Patents

道路標識装置

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JP2003336228A
JP2003336228A JP2003136122A JP2003136122A JP2003336228A JP 2003336228 A JP2003336228 A JP 2003336228A JP 2003136122 A JP2003136122 A JP 2003136122A JP 2003136122 A JP2003136122 A JP 2003136122A JP 2003336228 A JP2003336228 A JP 2003336228A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標識機構を支柱に容易に設置することができ
るうえ,外部からの物理的な力に対する耐久性を向上さ
せ,美麗な外観を恒久的に維持させることが可能な道路
標識装置を提供する。 【解決手段】 道路に立てられた支柱Pに取り付ける道
路標識装置であって,一端が互いにヒンジ機構で連結さ
れる2つのクランプバンド11,15からなる支柱固定
機構10と,前記支柱固定機構10に接合された固定側
支持機構21,可動側支持機構24,および両者を連結
する締結手段とからなる支持機構20と,バンドフレー
ム31,前面カバー34,および,後面カバー35から
なる標識機構30と,前記支持機構20を前記標識機構
30に接合するための標識機構固定手段50とを備える
道路標識装置が提供される。かかる構成により,取り付
けの容易性,耐久性,美麗な外観の向上を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路標識を表示する
道路標識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,道路脇または車道の上方には,
道路上で発生するおそれのある各種危険事項を車両の運
転者や歩行者に知らせることにより安全かつ円滑な道路
交通を確保するとともに,道路構造の保全を図るために
道路の利用に必要な各種事項を知らせる道路標識が設置
されている。
【0003】このような道路標識は,法で定めるところ
に従って製作,設置され,伝達しようとする内容を文
字,図形,記号またはこれらの組み合わせで表わす。道
路標識は,伝達事項の内容によって,道路の向かう方
面,方向,距離などを示す案内標識,運転者に対して注
意を促す警戒標識,道路交通上の禁止,制限または指定
を行う規制標識,停止線の位置を示したり,規制の予告
を行う指示標識などに分けられる。
【0004】従って道路標識は,認識容易でなければな
らない。また遠距離からも標識の種類を判別し,短時間
でその内容が把握できなければならない。さらに,夜間
でも判読できなければならないため,その目的に合わせ
て適切に配置されるべきである。
【0005】一方,道路上には,上記のような道路標識
の他にも,道路に関連した各種情報,例えば道路の進行
方向,距離または場所などに対する位置情報を知らせる
ための各種案内標識も設置されている。
【0006】このような道路標識と案内標識(以下,ま
とめて道路標識という。)は,道路標識装置によって表
示され,道路の規模に応じて,1つの支柱にカンチレバ
ー(cantilever)の形で突出するように支持される片柱
式,または,道路の両側に設置された2つの支柱を連結
する水平バーに取り付けられる復柱式として設置され
る。ただし,高速道路を除いては片柱式が使用される場
合が多い。
【0007】図1および図2にはこのような片柱式道路
標識装置の最も一般的な構成を示した。この片柱式道路
標識装置は,バンドクランプ(band clamp)
1,ハンガー2,標識板3から構成されている。道路辺
に立設された支柱Pの適正な高さの位置にバンドクラン
プ1によってハンガー2を水平に結束する。標識板3の
背面に接合された複数のチャネル(channel)型ガ
イドレール4にボルト7のヘッド部を挿入した後,複数
のUバンド5をハンガー2に掛けて,その両端のフラン
ジ6を標識板3のボルト7にナット8で締結する。この
ようにして,標識板3を支柱Pに設置している。
【0008】このような構成を有する従来の道路標識装
置は,例えば大韓民国特許公開第1999−00790
08号公報と,大韓民国実用新案登録第20−0195
042号公報などに開示されている。
【0009】ところで,このような通常の道路標識装置
は,ハンガー2を支柱Pに結束し,標識板3の背面に備
えられたそれぞれのガイドレール4にボルト7を組み立
てた後,ハンガー2に複数のUバンド5を掛けてナット
8によってボルト7と締結しなければならない。従っ
て,設置作業が複雑であるという問題があった。
【0010】また,各構成部品を鉄製にしてペイントで
塗装処理しているので,使用により長期間経過した場
合,気候などの影響でペイントが剥がれることがあっ
た。これにより酸化腐食が発生して錆がついていた。こ
のようなことから,一定期間毎にペイントを塗らなけれ
ばならないなど細心の維持管理が要求されていた。
【0011】特に,標識板3が薄い板状に出来ており,
締結用ガイドレール4とボルト7が外部にそのまま露出
されるため,外観が見難く,道路の美観を大きく害して
いた。また,強度が脆弱になって外力によって変形し易
いという問題もあった。
【0012】一方,このような問題点を解決するための
様々な形態の道路標識装置が,例えば大韓民国実用新案
登録第1996−0009278号公報,同第20−0
167877号公報,同第20−0265849号公
報,大韓民国実用新案公開第1998−0009420
号公報および日本国特開平10−168835号公報な
どに提示されている。
【0013】大韓民国実用新案登録第1996−000
9278号公報は,標識パネルを1対の合成樹脂製の分
割体で構成し,各分割体にボスと突起を形成して嵌め合
わせて組み立て,いずれか一つの分割体の内面に支柱挿
入ボスを備えて支柱の上端に挿着するようになってい
る。このような従来の交通案内標識パネルは,設置作業
が容易で,腐食のおそれがなく,美麗な外観を有する。
しかし,標識パネルが単純に嵌め合わせで組み立てられ
るため,外力によって解体される恐れが高いうえ,変形
し易く,強度も弱いという問題があった。
【0014】大韓民国実用新案公開第1998−000
9420号公報は,標識板が,背面にボルト組立用ガイ
ドレールをそれぞれ有する第1,第2パネルから構成さ
れ,支柱に固定された水平バーに多数のUバンドで締結
される。また,大韓民国実用新案登録第20−0265
849号公報および日本国特開平10−168835号
公報は,通常の標識機構の背面に別途のカバーを設置し
て,支柱との締結部位が露出されることを防止するよう
になっている。
【0015】しかし,このような標識機構は,支柱に対
してバンドとボルトを用いて固定しているため,設置作
業が複雑であり,大韓民国実用新案公開第1998−0
009420号公報の場合には,ボルト締結部位が完全
に隠されていないため,依然として酸化腐食の問題が存
在している。
【0016】
【特許文献1】大韓民国特許公開第1999−0079
008号公報
【特許文献2】大韓民国実用新案登録第20−0195
042号公報
【特許文献3】大韓民国実用新案登録第1996−00
09278号公報
【特許文献4】大韓民国実用新案登録第20−0167
877号公報
【特許文献5】大韓民国実用新案登録第20−0265
849号公報
【特許文献6】大韓民国実用新案公開第1998−00
09420号公報
【特許文献7】特開平10−168835号公報
【発明が解決しようとする課題】本発明は,従来の道路
標識装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであ
り,本発明の目的は,標識機構を支柱に対して容易に設
置することができるうえ,支柱との結合部位が露出され
ることを最小化し,美麗な外観を備えることが可能な,
新規かつ改良された道路標識装置を提供することであ
る。
【0017】さらに本発明の別の目的は,外部からの物
理的な力に対する耐久性を向上させ,酸化腐食を抑制し
て美麗な外観を恒久的に維持させ,かつ維持管理を容易
とする,新規かつ改良された道路標識装置を提供するこ
とである。
【0018】さらに本発明の別の目的は,支柱の大きさ
または形状に拘らず,標識機構を簡便かつ堅固に設置す
ることが可能な道路標識装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明の第1の観点によれば,一端が互いにヒンジ
機構で連結される2つのクランプバンドからなり,他端
が結合手段によって結合されることで道路に立てられた
支柱に固定される支柱固定機構と,上記支柱固定機構の
いずれか一つのクランプバンドの外周に上記支柱固定機
構の半径方向に一端が接合され,少なくとも一つの締結
孔を半径方向に有する固定側支持機構,上記固定側支持
機構にスライド可能に結合され,複数の長さ調整孔を軸
方向に沿って一定の間隔で有する可動側支持機構,およ
び,上記固定側支持機構と上記可動側支持機構を上記締
結孔と上記長さ調整孔を介して一体に連結する締結手段
とからなる支持機構と,両縁に組立溝をそれぞれ有する
バンドフレーム,ならびに,上記バンドフレームの両組
立溝にそれぞれ嵌合されるスカートを有する前面カバー
および後面カバーからなる標識機構と,上記支持機構の
可動側支持機構の自由端を上記標識機構の後面カバーに
接合するための標識機構固定手段とを備えることを特徴
とする,道路標識装置が提供される。
【0020】上記クランプバンドは円弧状に形成されて
も良く,上記支柱固定機構は支柱の外周を取り囲むよう
に構成されても良く,上記支持機構は,水平に形成され
ても良く,上記バンドフレームは筒形に形成されても良
く,上記標識機構固定手段は,後面カバーの中心に接合
されても良い。
【0021】かかる構成により,上記道路標識を表示す
る標識機構がより強固に支柱に取り付けることを可能と
し,標識機構自体もドラム形状を有することから単一プ
レートからなる従来に比べて外力に対する耐久性が増大
する。また,上記クランプバンド機構によって支柱に対
する支柱固定機構の装着も非常に簡便となり,従来に比
べて道路標識の設置作業を非常に容易に行うことができ
る。
【0022】また,かかる構成では,上記道路標識は,
固定側支持機構と接合された支柱固定機構を支柱に装着
した後,標識機構に固定された可動側支持機構を上記固
定側支持機構に挿入し,両者を固定ボルトとナットで締
結することにより設置される。このように上記標識機構
を支柱に対して非常に容易に設置することができる。
【0023】また,上記固定側支持機構の内周にはガイ
ド溝が軸方向に設けられ,上記可動側支持機構の外周に
は上記固定側支持機構のガイド溝に結合されるレールが
軸方向に設けられているとしても良い。
【0024】かかる構成により,上記支持機構の長さを
調節し,道路標識の設置場所に応じて適した取り付けを
行うことができる。同時に固定側支持機構に対する可動
側支持機構の相対回転も防止される。
【0025】また,上記固定手段は,上記後面カバーに
固定するため折り曲げられた複数の固定タブを備え,後
面カバーの内面に取り付けられる内部固定板と,上記可
動側支持機構の自由端面積より大きい面積を有し,上記
可動側支持機構の自由端に接合される外部固定板と,上
記外部固定板,上記後面カバーおよび上記内部固定板を
互いに締結する複数のボルトおよびナットとからなると
しても良い。上記内部固定板は金属製でも良く,上記支
持機構が円柱の形をしている場合は上記外部固定板の幅
は支持機構の直径より大きいとしても良く,上記外部固
定板は非鉄金属製としても良い。
【0026】かかる構成により,上記標識機構は従来に
比べてより強固に上記支持機構に取り付けることができ
る。また,上記支持機構の締結部位があまり外部に露出
しないため,美麗な外観を備えることができる。
【0027】また,上記固定手段のナットは,上記内部
固定板に一体に溶接されるとしても良い。
【0028】かかる構成では,ナットが上記内部固定板
に固定されているため,上記外部固定板,上記後面カバ
ーおよび上記内部固定板を互いにボルトで締結する場合
にナットがボルトと一緒に回転しないので,締結が容易
になる。
【0029】また,上記後面カバーの背面に,上記外部
固定板を収容するための取付凹部が設けられても良い。
【0030】かかる構成では,上記標識機構を支える点
が増え,外力に対する耐久性が増大する。また,標識機
構背面において外部固定板が上記後面カバーに埋まり,
表面が平らになるため美麗な外観を備えることができ
る。
【0031】また,上記支柱固定機構の内周に,ゴムま
たはウレタンで形成されて上記支柱の外周を弾性的に圧
着する少なくとも一つの弾性圧着部を備えることもでき
る。
【0032】かかる構成により,上記支柱固定機構を上
記支柱に対し,支柱の形状に拘わらず強固に接合するこ
とができる。
【0033】また,上記支柱固定機構は,上記各クラン
プバンドの間に配置され,それぞれのクランプバンドに
対して両端をヒンジ機構で連結する少なくとも1つの補
助クランプバンドをさらに備えることもできる。
【0034】かかる構成により,上記支柱の大きさまた
は形状に拘らず,標識機構を簡便かつ堅固に設置するこ
とが可能となる。
【0035】また,上記支柱固定機構,上記支持機構お
よび上記標識機構が耐腐食性に優れたアルミニウムなど
の非鉄金属からなるとしても良い。
【0036】かかる構成により,各構成部品の酸化腐食
が最大限抑制され,美麗な外観を恒久的に維持させるこ
とができる。従って,維持管理費用を大幅節減させるこ
とができ,道路標識の品位,信頼性の向上,維持管理費
用の節減などに多大な効果を発揮することができる。
【0037】また,上記課題を解決するため,本発明の
別の観点によれば,一端が互いにヒンジ機構で連結され
る2つのクランプバンドからなり,他端が結合手段によ
って結合されることで道路に立てられた支柱に固定され
る支柱固定機構と,上記支柱固定機構のいずれか一つの
クランプバンドの外周に上記支柱固定機構の半径方向に
一端が接合され,少なくとも一つの締結孔を半径方向に
有する固定側支持機構,上記固定側支持機構にスライド
可能に結合され,複数の長さ調整孔を軸方向に沿って一
定の間隔で有する可動側支持機構,および,上記固定側
支持機構と上記可動側支持機構を上記締結孔と上記長さ
調整孔を介して一体に連結する締結手段とからなる支持
機構と,前面に所定の標識内容が表示され,縁部には後
方に延長されるスカートを有する標識機構と,上記標識
機構の背面に接合され,上記標識機構との間に空間を設
けて内面の底部に複数のナットが一体に接合された略パ
ン形状の固定ブラケット,上記支持機構の可動側支持機
構の自由端面積より大きい面積を有し,上記自由端に接
合される連結板,および,上記固定ブラケットと連結板
とを互いに締結する締結手段からなる標識機構固定手段
とを備えることを特徴とする道路標識装置が提供され
る。
【0038】また,上記支柱固定機構の内周に,ゴムま
たはウレタンで形成されて上記支柱の外周を弾性的に圧
着する少なくとも一つの弾性圧着部を備えることもでき
る。
【0039】かかる構成により,上記支柱固定機構を上
記支柱に対し,支柱の形状に拘わらず強固に接合するこ
とができる。
【0040】また,上記支柱固定機構は,上記各クラン
プバンドの間に配置され,それぞれのクランプバンドに
対して両端をヒンジ機構で連結する少なくとも1つの補
助クランプバンドをさらに備えることもできる。
【0041】かかる構成により,上記支柱の大きさまた
は形状に拘らず,標識機構を簡便かつ堅固に設置するこ
とが可能となる。
【0042】また,上記支柱固定機構,上記支持機構,
上記標識機構および上記標識機構固定手段が耐腐食性に
優れたアルミニウムなどの非鉄金属からなるとしても良
い。
【0043】かかる構成により,各構成部品の酸化腐食
が最大限抑制され,美麗な外観を恒久的に維持させるこ
とができる。従って,維持管理費用を大幅節減させるこ
とができ,道路標識の品位,信頼性の向上,維持管理費
用の節減などに多大な効果を発揮することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。な
お,本明細書および図面において,実質的に同一の機能
構成を有する構成要素については,同一の符号を付する
ことにより重複説明を省略する。
【0045】(第1の実施の形態)図3〜図7におい
て,本実施形態による道路標識装置は,道路脇に立設さ
れた支柱Pに取り付けられる支柱固定機構10と,この
支柱固定機構10の外周に半径方向に固定されて水平に
配置される支持機構20と,この支持機構20の自由端
に取り付けられ,道路標識に対する所定の事項を表示す
る標識機構30と,支持機構20を標識機構の背面に同
心状に接合させるための標識機構固定手段50とから構
成される。
【0046】上記支柱固定機構10は,一端が互いにヒ
ンジ機構で連結され,他端がボルト18とナット18a
によって互いに締結される2つの円弧形クランプバンド
11,15からなる。
【0047】このため,第1のクランプバンド11の一
端には断面略C形のヒンジ溝12が設けられる。ヒンジ
溝12の付近には断面C形のねじ溝11aが設けられ,
その両端にスクリュー19がそれぞれ結合される。これ
により,スクリュー19のヘッド部の一部がヒンジ溝1
2の領域にかかることにより,ヒンジ溝12に嵌合され
た第2のクランプバンド15の離脱を防止する。
【0048】第1のクランプバンド11の他端には,複
数の締結孔13bを有するフランジ13が形成される。
フランジ13には,ボルト18のヘッド部が回転しない
ように,そのヘッド部を収容支持するチャネル型のボル
トヘッドシート13aが形成される。
【0049】第1のクランプバンド11の外周中間に
は,支持機構20を接合支持させるための支持ランド1
4が設けられ,この支持ランド14の接合面の中間に
は,後述の補強リブ27を組み立てるための断面C形の
組立溝14aが支柱の軸方向に設けられる。
【0050】そして,第1のクランプバンド11の内周
中間には,軸方向にスリット11bが設けられ,支柱P
との締結時に支柱Pを弾性的に圧着する略棒状の弾性圧
着部40が取り付けられる。このような弾性圧着部40
は,支柱Pが角形の場合等に発生し得る支柱固定機構1
0と支柱P間のギャップによる支柱固定機構10の遊動
または回転現象を防止するためのものである。
【0051】従って,弾性圧着部40は,着脱式に取り
付けられ,支柱Pの形態によって選択される。また,円
形の支柱Pであっても,両者の直径に多少の差が発生す
る場合,支柱固定機構10を支柱Pに堅く固定すること
ができる。このような弾性圧着部40は,例えば適正な
弾性を有するゴム材質またはウレタンで構成されること
が好ましい。
【0052】一方,第2のクランプバンド15の一端に
は,第1のクランプバンド11のヒンジ溝12に回転可
能に挿入されるヒンジ突起16が形成され,第2のクラ
ンプバンド15の他端には,複数の締結孔17aを有す
るフランジ17が形成される。別途に示してはいない
が,第2のクランプバンド15の内周にも軸方向にスリ
ットを設けて弾性圧着部を備えることもできる。このよ
うな支柱固定機構10は,好ましくは耐腐食性に優れた
非鉄金属材質,例えばアルミニウムの押出し加工によっ
て製作されても良い。
【0053】上記支持機構20は,単体の機構としてな
ることもできるが,設置場所の要件に応じて標識機構3
0の位置が適切に調節できるようにするため,支柱固定
機構10の支持ランド14に溶接で接合される固定側支
持機構21と,この固定側支持機構21内に移動可能に
挿入され,ボルト28とナット28aの締結によって固
定される可動側支持機構24との組み合わせからなるこ
ともできる。
【0054】このため,支持機構20には,図7に示す
ように軸方向に長く形成されて互いに結合されるガイド
溝22とレール25が固定側支持機構21の内周と可動
側支持機構24の外周に設けられている。この機構によ
り,長さ調整においては可動側支持機構24のスライド
を案内し,同時に,固定側支持機構21に対する可動側
支持機構24の相対回転を防止する。
【0055】固定側支持機構21の外周一側には,ボル
ト28のヘッド部が回転しないように収容支持するボル
トヘッドシート21aが軸方向に沿ってチャネル状に長
く設けられる。このボルトヘッドシート21aには,複
数の締結孔21bが軸方向に沿って半径方向に設けら
れ,間隔を置いて配置される。
【0056】そして,固定側支持機構21の外周の上側
と下側には,支柱固定機構10に対して安定的に支持す
るための補強リブ27がそれぞれ接合される。補強リブ
27は,その一端に結合突起27aを備えて支持ランド
14の組立溝14aに嵌合され,結合突起27aと隣接
した一辺が,固定側支持機構21の外周の上側と下側に
軸方向に設けられたリブ組立溝23a,23bにそれぞ
れ嵌合され,さらに溶接される。
【0057】可動側支持機構24は固定側支持機構21
に比べて相対的に長く構成され,その軸方向に沿って複
数の締結孔24aが一定の間隔で配設される。必要に応
じて固定側支持機構21に対する可動側支持機構24の
固定位置を変更することにより,支持機構20全体の長
さを適切に伸縮することができる。このような支持機構
20も耐腐食性に優れたアルミニウムなどの非鉄金属材
料の押出し加工によって製作される。
【0058】上記標識機構30は,図8および図9に示
すように,所定の形状である筒形のバンドフレーム31
と,このバンドフレーム31の両側にそれぞれ取り付け
られる前面カバー34および後面カバー35とから構成
される。
【0059】バンドフレーム31は,例えば道路標識の
内容によって,法で定められた円形または三角形,四角
形などの多角形に形成される。本実施形態ではこのうち
円形の場合を示す。このバンドフレーム31の両端には
後述の前,後面カバー34,35のスカート36,37
をそれぞれ挿入するための組立溝32,33が適正な深
さで設けられる。バンドフレーム31は断面略Hビーム
形の形状を有する。
【0060】前面カバー34は,その外面に標識内容が
印刷,付着または加工により平板に形成され,縁部には
バンドフレーム31の対応する組立溝32に挿入されて
スクリュー39で締結されるか或いは溶接で接合される
スカート36が設けられる。
【0061】後面カバー35も,縁部にはバンドフレー
ム31の対応する組立溝33に挿入されてスクリュー3
9で締結されるか或いは溶接で接合されるスカート37
を有する。後面カバー35の背面中央部には,後述する
標識機構固定手段50の外部固定板51が挿入されて取
り付けられるように,そのボティの一部がプレス加工に
よって内側に窪んだ取付凹部38を設けることもでき
る。
【0062】そして,このような後面カバー35の取付
凹部38底部には,支持機構20との固定のための複数
の固定スロット35aと締結孔35bが適正な角度間隔
で配設される。このようなバンドフレーム31と前,後
面カバー34,35も,耐腐食性に優れたアルミニウム
などの非鉄金属からなる。
【0063】上記標識機構固定手段50は,溶接などい
ろいろの形態を採用することができるが,図示の如く支
持機構20の可動側支持機構24の自由端に固定される
外部固定板51と,標識機構30の後面カバー35の内
面に取り付けられる内部固定板52と,これらを互いに
締結するボルト55およびナット54とから構成される
のが好ましい。
【0064】外部固定板51は,可動側支持機構24の
直径より大きい幅を有する耐腐食性に優れたアルミニウ
ムなどの非鉄金属からなり,その中心部が可動側支持機
構24の自由端に同心となるように溶接される。外部固
定板51の縁部には,ボルト55を貫通させるための複
数の締結孔51aが,後面カバー35の締結孔35bと
一致するように設けられる。
【0065】内部固定板52もやはり,その縁部に後面
カバー35の締結孔35bと一致する複数の締結孔52
aが設けられ,各締結孔52aの前面側には,好ましく
はボルト55に結合されるナット54が溶接によって一
体に接合される。
【0066】このような内部固定板52は,鉄板からな
り,縁部に複数の固定タブ53を備える。この各固定タ
ブ53の突出部位を折り曲げて,後面カバー35の対応
する固定スロット35aに挿入することにより,内部固
定板52は後面カバー35に取り付けられる。
【0067】このように構成された本実施形態に係る道
路標識装置は,支持機構20の固定側支持機構21が接
合された支柱固定機構10と,支持機構20の可動側支
持機構24が固定された標識機構30の2つの単位組立
体で組み立てられた状態で設置現場へ移送され,現場に
おいて支柱Pに設置される。従って,現場では,支柱固
定機構10を支柱Pに締結した後,標識機構30に固定
された支持機構20の可動側支持機構24を,支柱固定
機構10に接合された固定側支持機構21に挿入してボ
ルト28とナット28aで締結する簡単な作業のみで設
置完了することができる。
【0068】さらに,支柱固定機構10が,互いにヒン
ジ機構で連結された円弧形の2つのクランプバンド1
1,15からなっているので,支柱Pに対する支柱固定
機構10の装着も非常に簡便になり,従来に比べて道路
標識の設置作業が非常に容易に行うことができる。ま
た,この際,設置場所の要件などを考慮し,必要に応じ
て固定側支持機構21に対する可動側支持機構24の固
定位置を適切に選定することにより,標識機構30が最
適の位置に置かれるように設置することもできる。
【0069】特に,本実施形態の道路標識装置は,標識
機構30がドラム形状を有し,標識機構固定手段50の
外部固定板51が標識機構30の後面カバー35の取付
凹部38に挿入されるので,ボルト55のヘッド部を除
いた締結部位の外部露出が最小化される。これにより,
外力に対する耐久性が向上するのは勿論のこと,美麗な
外観を備えることができ,道路の美観向上にも寄与する
ことができる。さらに,各構成部品が耐腐食性に優れた
アルミニウムの非鉄金属材質で製作されるので,酸化腐
食が発生せず,従来の如く周期的にペインティングを行
う必要もない。そのため,維持管理も一層容易になる。
【0070】(第2の実施の形態)一方,図10および
図11には第2の実施形態に係る道路標識装置が示され
ている。
【0071】この第2の実施形態も,前述した第1実施
形態と同様に,支柱Pに装着される支柱固定機構10
と,この支柱固定機構10の外周に水平に接合される支
持機構20と,この支持機構20の自由端に固定される
標識機構60と,この標識機構60を支持機構20に一
体に連結するための標識機構固定手段62とから構成さ
れる。
【0072】ここで,上記支柱固定機構10と上記支持
機構20は,第1の実施形態と完全に同一の構成を有す
るので,説明の便宜上,第1の実施形態と同一の符号を
付して重複説明を省略する。
【0073】上記標識機構60は,例えば耐腐食性に優
れたアルミニウム材質の板状からなり,道路標識の内容
に応じて,法で定められた円形または三角形,四角形な
どの多角形に形成される。本実施形態ではこのうち円形
の場合を示す。
【0074】標識機構60の縁部には強度補強のための
スカート61が後方に適正な長さで延長される。このよ
うなスカート61は,標識機構60の強度を向上させる
だけでなく,標識機構固定手段62の側面露出を適切に
遮断して標識機構60の外観も向上させる。
【0075】上記標識機構固定手段62は,標識機構6
0の背面中央部に溶接される固定ブラケット63,支持
機構20の可動側支持機構24の自由端に溶接される連
結板64,および固定ブラケット63と連結板64とを
互いに締結させるボルト65とナット66から構成され
る。
【0076】上記固定ブラケット63は,アルミニウム
材質で構成され,開口端に接合用フランジ67を有する
略パン形状に設けられる。これにより,標識機構60と
固定ブラケット63との間には一定の空間が設けられる
ので,ボルト締結部位の一側の外部露出を遮蔽させる。
【0077】この際,固定ブラケット63は,フランジ
67の縁部を標識機構60に溶接することもできるが,
より安定的な結合力を図るためにフランジ67に複数の
溶接スロット67aを適正な間隔で設け,各溶接スロッ
ト67aを介して標識機構60と溶接することが好まし
い。
【0078】そして,固定ブラケット63の底部には複
数の締結孔63aが適切に配設され,固定ブラケット6
3の内面には締結用ナット66が各締結孔63aと一致
するように一体に溶接される。ここで,別途に示しては
いないが,ナット66の代わりにボルト65を固定ブラ
ケット63の締結孔63aに一体に溶接することもでき
る。
【0079】上記連結板64は,支持機構20の可動側
支持機構24の直径より大きい幅を有するアルミニウム
製の板材からなり,その縁部には締結用ボルト65を貫
通させるための複数の締結孔64aを有する。
【0080】このような連結板64は,標識装置を設置
現場に移送する前に,予め可動側支持機構24の自由端
に溶接される。このとき,接合力を増大するため,その
中央に可動側支持機構24の挿入が可能な組立孔68を
備えることもでき,可動側支持機構24の自由端が嵌合
された状態で溶接される。
【0081】このような第2の実施形態は,標識機構6
0の耐久性の面で若干の差異があるだけで,前述した第
1の実施形態と対等な作用効果を有する。
【0082】以上,添付図面を参照しながら本発明の好
適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについ
ても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
【0083】例えば,本実施形態では支柱固定機構が2
つのクランプバンドのみからなると説明したが,図12
に示すように,両端にヒンジ溝71とヒンジ突起72が
それぞれ設けられた短い円弧長を有する少なくとも1つ
の補助クランプバンド70をさらに備え,支柱Pの直径
サイズに応じて第1および第2のクランプバンド11,
15を,上記補助クランプバンド70を介して互いに連
結することができる。
【0084】この場合,支柱Pの直径サイズに拘らず,
支柱固定機構10を支柱Pに簡便に装着することができ
る。
【0085】また,各構成部品を,上述の非鉄金属の代
わりに,高強度プラスチックなど強度に優れた合成樹脂
から形成することもできる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る道路
標識装置は,支柱固定機構を支柱に装着した後,標識機
構に固定された可動側支持機構を支柱固定機構に接合さ
れた固定側支持機構に挿入して締結するだけで設置でき
る。よって,非常に容易に設置することができるうえ,
標識機構と支持機構の締結部位の露出が最小化されて,
美麗な外観を備えることができる。
【0087】しかも,標識機構がドラムまたはドラムと
類似の形状を有し,単純な板状からなる従来の道路標識
装置に比べて外力に対する耐久性が増大する。さらに,
各構成部品が耐腐食性に優れたアルミニウムなどの非鉄
金属からなっているので,酸化腐食が最大限抑制され,
美麗な外観を恒久的に維持させることができる。従って
維持管理費用を大幅節減させることができる。
【0088】このように,本発明は,道路標識の品位,
構造的安定性および現場における作業性の向上,維持管
理費用の節減などを図るとともに,道路の美観を改善さ
せることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な道路標識装置を示す斜視図である。
【図2】一般的な道路標識装置の要部を抜粋して示す平
断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る道路標識装置が支柱に設
置された状態を示す斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係る道路標識装置の分解斜視
図である。
【図5】図4に示す道路標識装置の結合状態を示す側面
図である。
【図6】図5に示す道路標識装置の矢印Vに沿って抜粋
した平面図である。
【図7】図6に示す道路標識装置のVI−VI線に沿っ
て抜粋した断面図である。
【図8】図5に示す道路標識装置のVII−VII線に
沿った断面図である。
【図9】第1の実施形態に係る道路標識装置の標識機構
の組立過程を示す分解断面図である。
【図10】第2の実施形態に係る道路標識装置を示す分
解斜視図である。
【図11】図10に示す道路標識装置の結合状態を示す
抜粋した断面図である。
【図12】本実施形態に係る支柱固定機構の他の実施形
態を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
10 支柱固定機構 11 第1のクランプバンド 12 ヒンジ溝 15 第2のクランプバンド 16 ヒンジ突起 20 支持機構 21 固定側支持機構 24 可動側支持機構 30 標識機構 31 バンドフレーム 34 前面カバー 35 後面カバー 36 スカート 37 スカート 38 取付凹部 40 弾性圧着部 50 標識機構固定手段 51 外部固定板 52 内部固定板 53 固定タブ 54 ナット 55 ボルト 60 標識機構 61 スカート 62 標識機構固定手段 63 固定ブラケット 64 連結板 65 ボルト 66 ナット 70 補助クランプバンド P 支柱

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が互いにヒンジ機構で連結される2
    つのクランプバンドからなり,他端が結合手段によって
    結合されることで道路に立てられた支柱に固定される支
    柱固定機構と;前記支柱固定機構のいずれか一つのクラ
    ンプバンドの外周に前記支柱固定機構の半径方向に一端
    が接合され,少なくとも一つの締結孔を半径方向に有す
    る固定側支持機構,前記固定側支持機構にスライド可能
    に結合され,複数の長さ調整孔を軸方向に沿って一定の
    間隔で有する可動側支持機構,および,前記固定側支持
    機構と前記可動側支持機構を前記締結孔と前記長さ調整
    孔を介して一体に連結する締結手段とからなる支持機構
    と;両縁に組立溝をそれぞれ有するバンドフレーム,な
    らびに,前記バンドフレームの両組立溝にそれぞれ嵌合
    されるスカートを有する前面カバーおよび後面カバーか
    らなる標識機構と;前記支持機構の可動側支持機構の自
    由端を前記標識機構の後面カバーに接合するための標識
    機構固定手段とを備えることを特徴とする,道路標識装
    置。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は,前記後面カバーに固定
    するため折り曲げられた複数の固定タブを備え,後面カ
    バーの内面に取り付けられる内部固定板と,前記可動側
    支持機構の自由端面積より大きい面積を有し,前記可動
    側支持機構の自由端に接合される外部固定板と,前記外
    部固定板,前記後面カバーおよび前記内部固定板を互い
    に締結する複数のボルトおよびナットとからなることを
    特徴とする,請求項1に記載の道路標識装置。
  3. 【請求項3】 前記固定手段のナットは,前記内部固定
    板に一体に溶接されていることを特徴とする,請求項2
    に記載の道路標識装置。
  4. 【請求項4】 前記後面カバーの背面に,前記外部固定
    板を収容するための取付凹部が設けられたことを特徴と
    する,請求項2に記載の道路標識装置。
  5. 【請求項5】 前記支柱固定機構の内周に,ゴムまたは
    ウレタンで形成されて前記支柱の外周を弾性的に圧着す
    る少なくとも一つの弾性圧着部を備えたことを特徴とす
    る,請求項1から4のいずれかに記載の道路標識装置。
  6. 【請求項6】 前記支柱固定機構は,前記各クランプバ
    ンドの間に配置され,それぞれのクランプバンドに対し
    て両端をヒンジ機構で連結する少なくとも1つの補助ク
    ランプバンドをさらに備えることを特徴とする,請求項
    1から5のいずれかに記載の道路標識装置。
  7. 【請求項7】 前記支柱固定機構,前記支持機構および
    前記標識機構が耐腐食性に優れたアルミニウムなどの非
    鉄金属からなることを特徴とする,請求項1から6のい
    ずれかに記載の道路標識装置。
  8. 【請求項8】 一端が互いにヒンジ機構で連結される2
    つのクランプバンドからなり,他端が結合手段によって
    結合されることで道路に立てられた支柱に固定される支
    柱固定機構と;前記支柱固定機構のいずれか一つのクラ
    ンプバンドの外周に前記支柱固定機構の半径方向に一端
    が接合され,少なくとも一つの締結孔を半径方向に有す
    る固定側支持機構,前記固定側支持機構にスライド可能
    に結合され,複数の長さ調整孔を軸方向に沿って一定の
    間隔で有する可動側支持機構,および,前記固定側支持
    機構と前記可動側支持機構を前記締結孔と前記長さ調整
    孔を介して一体に連結する締結手段とからなる支持機構
    と;前面に所定の標識内容が表示され,縁部には後方に
    延長されるスカートを有する標識機構と;前記標識機構
    の背面に接合され,前記標識機構との間に空間を設けて
    内面の底部に複数のナットが一体に接合された略パン形
    状の固定ブラケット,前記支持機構の可動側支持機構の
    自由端面積より大きい面積を有し,前記自由端に接合さ
    れる連結板,および,前記固定ブラケットと連結板とを
    互いに締結する締結手段からなる標識機構固定手段とを
    備えることを特徴とする道路標識装置。
  9. 【請求項9】 前記支柱固定機構の内周に,ゴムまたは
    ウレタンで形成されて前記支柱の外周を弾性的に圧着す
    る少なくとも一つの弾性圧着部を備えたことを特徴とす
    る,請求項8に記載の道路標識装置。
  10. 【請求項10】 前記支柱固定機構は,前記各クランプ
    バンドの間に配置され,それぞれのクランプバンドに対
    して両端をヒンジ機構で連結する少なくとも1つの補助
    クランプバンドをさらに備えることを特徴とする,請求
    項8または9のいずれかに記載の道路標識装置。
  11. 【請求項11】 前記支柱固定機構,前記支持機構,前
    記標識機構および前記標識機構固定手段が耐腐食性に優
    れたアルミニウムなどの非鉄金属からなることを特徴と
    する,請求項8から10のいずれかに記載の道路標識装
    置。
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