JP2003334475A - 垂下式塗装装置 - Google Patents

垂下式塗装装置

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JP2003334475A JP2002145069A JP2002145069A JP2003334475A JP 2003334475 A JP2003334475 A JP 2003334475A JP 2002145069 A JP2002145069 A JP 2002145069A JP 2002145069 A JP2002145069 A JP 2002145069A JP 2003334475 A JP2003334475 A JP 2003334475A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/08Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material and performing an auxiliary operation

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  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を要することなしに極めて短時間で作業
可能にする。 【解決手段】 台板上に設置された昇降部と、台板に形
成された開口部を通じて昇降部から鉛直方向下方に垂下
された支柱と、昇降部により支柱に沿って昇降可能であ
って支柱周りに回動不能に取り付けられた駆動部と、該
駆動部に連結されていて駆動部によって支柱周りに回動
可能なスリーブと、該スリーブに取付けられた供給部と
を具備する垂下式塗装装置が提供される。供給部が少な
くとも一つの回動部および/または少なくとも一つの伸
縮可能部を介してスリーブに取付られてもよい。供給部
からはブラスト作業に用いられる研掃材、清掃作業に用
いられる気体および塗装作業に用いられる塗料を供給で
きる。駆動部が昇降部から延びるワイヤに接続されてい
てもよい。また支柱に該支柱の長手方向に沿ってキー溝
が形成されていてもよい。さらに支柱の下方端に係合す
る支持部材を具備してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に油槽船内に形
成された貨物槽、例えば油槽の内面を塗装するのに用い
られる塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中型および大型船舶内には鋼板製貨物
槽、例えば油槽が甲板の下方に形成されている。このよ
うな貨物槽の内部空間は高さが約15mから20mで幅
および奥行が約10mから20mであり、比較的大き
い。このような貨物槽の内面を塗装する塗装作業はブラ
スト作業と清掃作業と塗布作業とを含んでいる。はじめ
に研掃材を貨物槽の内面に高速投射することにより貨物
槽内面の付着物を除去するブラスト作業を行う。次いで
目視によるブラスト検査を行った後に、研掃材を回収す
ると共に貨物槽内面を清掃する清掃作業を行う。次いで
塗装剤を貨物槽内面に塗布すると共に塗布された塗膜を
目視検査することを含む塗布作業を行うことにより塗装
作業を完了する。
【0003】図7は従来技術におけるブラスト作業、清
掃作業および塗布作業を行う際の船舶の断面図である。
図7に示すように貨物槽、例えば油槽800が船舶90
0の甲板910下方に形成されている。従来技術におい
ては貨物槽800内に複数の足場架設600を設置する
ことにより、作業者が塗装作業すなわちブラスト作業と
清掃作業と塗布作業との全てを足場架設600上で行っ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように貨物槽の内部空間は比較的大きいので、作業者
がこれら塗装作業を行うために多大な時間、例えば90
日間が必要とされる。特に近年は熟練した塗装作業者を
確保するのが困難であり、このことも塗装作業に時間を
要する原因となりうる。また塗装作業のうちのブラスト
作業においては研掃材を貨物槽800内面に投射するの
で貨物槽800内に多量の粉塵が発生する。従って、ブ
ラスト作業だけでなく、これら粉塵を清掃するための清
掃作業も粉塵雰囲気下で行う必要があり、作業者が危険
にさらされる。さらに塗装作業のうちの塗布作業におい
ては塗料内の有機溶剤が大量に揮発するので、作業者は
危険な溶剤雰囲気下で作業を行う必要がある。このよう
なことに加えて、作業者はブラスト作業、清掃作業およ
び塗布作業の全てを高所である足場架設上で行う必要が
あるので、貨物槽の塗装作業において作業者の安全性を
確保するのは極めて困難である。
【0005】また、前述したように貨物槽800の内部
空間は比較的大きいので、足場架設600を設置するた
めに、極めて多数、例えば4000個の足場機材を甲板
の開口部またはマンホールから貨物槽内に搬入する必要
がある。このような足場機材の搬入および足場架設の組
立作業自体も多大な時間、例えば10日間を要すると共
に、足場の解体および搬出作業にも多大な時間、例えば
5日間を要するので極めて非効率である。
【0006】それゆえ、本発明は人手を要することなし
に極めて短時間で作業可能な垂下式塗装装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために請求項1に記載の発明によれば、台板上に設置さ
れた昇降部と、前記台板に形成された開口部を通じて前
記昇降部から鉛直方向下方に垂下された支柱と、前記昇
降部により前記支柱に沿って昇降可能であって前記支柱
周りに回動不能に取り付けられた駆動部と、該駆動部に
連結されていて該駆動部によって前記支柱周りに回動可
能なスリーブと、該スリーブに取り付けられた供給部と
を具備する垂下式塗装装置が提供される。
【0008】すなわち請求項1に記載の発明によって、
船底に対する負荷を減らすと共に安定性を高めた状態
で、人手を要することなしに極めて短時間で塗装作業を
行うことができる。特にブラスト作業および清掃作業の
場合には作業者が粉塵雰囲気下で作業する必要性を排除
でき、塗布作業の場合には作業者が溶剤雰囲気下で作業
する必要性を排除できると共に均一な塗膜を得ることが
できる。また作業者がブラスト作業、清掃作業および塗
布作業の全てを足場架設上で行う必要性がないので塗装
作業における安全性を確保できる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記供給
部が少なくとも一つの回動部および/または少なくとも
一つの伸縮可能部を介して前記スリーブに取り付けられ
ている。すなわち請求項2に記載の発明によって、被塗
装部の形状に応じて垂下式塗装装置の供給部を適切に移
動させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、前記駆動
部が前記昇降部から延びるワイヤに接続されており、前
記昇降部が前記ワイヤを巻上げおよび巻出しすることに
より前記駆動部を前記支柱に沿って昇降可能であるよう
にした。すなわち請求項3に記載の発明によって、ワイ
ヤを用いることにより垂下式塗装装置の供給部を含むス
リーブを鉛直方向に正確に位置決めすることができる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、前記支柱
にキー溝が前記支柱の長手方向に沿って形成されてお
り、前記駆動部の一部が前記キー溝に係合することによ
って前記駆動部が前記支柱周りに回動不能であるように
した。すなわち請求項4に記載の発明によって、キー溝
を用いることにより垂下式塗装装置の駆動部が支柱回り
に回動するのを容易に妨げることができる。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、前記台板
が船舶の甲板であり、前記甲板の下方に位置する槽を洗
浄するために前記甲板に形成された洗浄用開口部から前
記支柱を挿入可能であると共に、前記槽内に進入するた
めに前記甲板に形成されたマンホールから前記垂下式塗
装装置を分離状態で搬入可能であるようにした。すなわ
ち請求項5に記載の発明によって、特別の開口部を形成
する必要なしに、本発明の垂下式塗装装置を槽内に容易
に設置することができる。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、前記スリ
ーブの上方および下方に連結された二つの前記駆動部を
有し、上方の前記駆動部に含まれる上方ギアと下方の前
記駆動部に含まれていて前記上方ギアと同一寸法でかつ
同心の下方ギアとの間に位相差が設けられている。すな
わち請求項6に記載の発明によって、スリーブの回動開
始および回動停止時にガタ付きまたは振動が生じるのを
避けることができる。
【0014】請求項7に記載の発明によれば、さらに、
前記支柱の下方端に係合して前記支柱の重量の少なくと
も一部を支持するための支持部材を具備する。すなわち
請求項7に記載の発明によって、支柱の重量の少なくと
も一部を支持することにより動作時に支柱が揺れるのを
避けることができる。
【0015】請求項8に記載の発明によれば、前記供給
部から研掃材、塗料、空気のうちの少なくとも一つを供
給できるようにした。すなわち請求項8に記載の発明に
よって、本発明の垂下式塗装装置を塗装作業のうちのブ
ラスト作業、清掃作業、塗布作業の全てに使用すること
ができる。
【0016】請求項9に記載の発明によれば、さらに、
前記駆動部により回動される回動可能部分に取り付けら
れたカメラ部を具備する。すなわち請求項9に記載の発
明によって、作業者が被塗装部内に進入することなしに
ブラスト作業後の検査および塗布作業後の検査を遠方で
行えると共に垂下式塗装装置の稼動状態を確認できる。
【0017】請求項10に記載の発明によれば、さら
に、前記駆動部により回動される回動可能部分に足場を
設けることができるようにした。すなわち請求項10に
記載の発明によって、供給部の取替、修理などを容易に
行えると共に、操作者が直接的に塗装作業を行うことも
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材
には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にす
るために、これら図面は縮尺を適宜変更している。図1
は本発明に基づく垂下式塗装装置の設置状態を示すため
の船舶の部分断面図である。図1に示されるように船舶
900内に貨物槽800が形成されており、本発明の垂
下式塗装装置10の昇降機70が船舶900の甲板91
0上に設置されている。通常、甲板910には貨物槽8
00内を洗浄する際に用いられる複数の開口部920す
なわちバターワースマシンホールと作業者が貨物槽80
0内に進入するのに用いられるマンホール(図示しな
い)とが形成されている。本発明における開口部920
は直径約40cmの円形であり、マンホールは約100
cm×約80cmの矩形ないしは長径が100cmで短
径が80cmの楕円形である。さらに船舶900内の貨
物槽800は高さが約15mから20mで幅および奥行
が約10mから20mである。昇降機70を甲板910
の開口部920上に位置決めした後に、本発明の垂下式
塗装装置10の支柱11を甲板910の開口部920に
通して昇降機70の一部から貨物槽800内に垂下させ
る。
【0019】図2は垂下式塗装装置の本体と昇降機との
拡大図である。図2に示されるように、支柱11は甲板
910の開口部920に通され、支柱11の上方端13
が昇降機70の一部、例えば架台部71から延びる吊り
下げ材、例えばチェーン72により固定される。これに
より、支柱11は架台部71から吊り下げすなわち垂下
される。本発明に基づく垂下式塗装装置10の本体12
および支柱11の総重量は約10トンである。このよう
に本体12および支柱11を垂下させる場合には、これ
ら本体12および支柱11を貨物槽800の二重底面8
10上のみにおいて鉛直方向に支持する場合よりも安定
性を高めることができる。さらに支柱11を垂下させる
ことにより、貨物槽800の底面810に対する負荷を
減らすことができる。また、垂下式塗装装置の本体の斜
視図である図3および前述した図1に示されるように支
柱11の下方端14を貨物槽800の底面810上に予
め位置決めされた振止部89上に支持するのが好まし
い。垂下式塗装装置10の支柱11および本体12の総
重量の大部分、例えば総重量の80%を架台部71によ
り支持し、残りの部分、例えば総重量の20%を底面8
10上の振止部89により支持する。これにより、垂下
式塗装装置10の動作時に支柱11が揺れるのを妨げる
ことができる。
【0020】垂下式塗装装置10の本体12は甲板91
0のマンホール(図示しない)から貨物槽800内に分
離状態で搬入される。すなわち垂下式塗装装置10の本
体12を構成する各部材(後述する)は甲板910のマ
ンホールを通過できるのに十分に小さい。すなわち本発
明においては垂下式塗装装置10の本体12を貨物槽8
00内に搬入するための特別の開口部を形成する必要性
がなくなる。これら部材を貨物槽800内において支柱
11に組み付けることにより本発明の垂下式塗装装置1
0の本体12が形成される。
【0021】図2および図3に示されるように、垂下式
塗装装置10の本体12は支柱11に回動可能に取り付
けられたスリーブ29とこのスリーブ29の上方および
下方に設けられていてスリーブ29に連結する環状駆動
部21、22とを有している。図3に示されるように、
垂下式塗装装置10の支柱11には支柱11の長手方向
に沿ってキー溝15が形成されている。環状駆動部2
1、22はキー溝15に係合する凸部(図示しない)を
内部に含んでいる。キー溝15と凸部とが係合すること
により、環状駆動部21、22自体が支柱11周りで回
動するのを容易に妨げることができる。環状駆動部2
1、22は小型歯車を備えたモータ23、24を含んで
おり、これら小型歯車は環状駆動部21、22のギア2
5、26にそれぞれ係合している。図2および図3に示
すようにギア25、26は同一形状でかつ同軸に位置決
めされている。モータ23、24を起動させることによ
りギア25、26が同一方向に回転され、これによりス
リーブ29を支柱11周りに回動させることができる。
環状駆動部21、22のモータ23、24に備えられた
小型歯車は同一形状でかつ同一の位相に在る。しかしな
がら、環状駆動部21、22のギア25、26は同一形
状であるが同一の位相にはなく、これらギア25、26
の間に位相差がわずかに設けられている。すなわち例え
ばモータ23の小型歯車の或る歯部がこの歯部の一面に
おいてギア25の或る歯部の一面に係合するときに、モ
ータ24の小型歯車の同一の歯部はギア25の前記歯部
に対応するギア26の歯部の他面においてギア26に係
合する。このようにギア25、26の間に位相差を設け
ることにより、環状駆動部21、22によるスリーブ2
9の回動開始および回動停止時におけるガタ付きまたは
振動が生じるのを避けることができる。
【0022】図2に示されるように昇降機70はワイヤ
73が巻き付けられた昇降駆動部79を備えている。ワ
イヤ73の一端は昇降機70内のプーリ78を介するこ
とにより甲板910の開口部920を通って貨物槽80
0内に延びている。図2および図3に示されるようにス
リーブ29の上方に位置する環状駆動部21は吊具28
を環状駆動部21の上面に備えており、前述したワイヤ
73の一端が環状駆動部21の吊具28に接続されてい
る。従って、昇降機70の昇降駆動部79によりワイヤ
73を巻上げおよび巻出することによって、垂下式塗装
装置10の本体12を昇降させることができる。図2に
おいては二つのワイヤ73が採用されているが、垂下式
塗装装置10の本体12を昇降させるワイヤ73は少な
くとも一つあれば足りる。本発明においてはワイヤ73
を使用することにより、スリーブ29を鉛直方向に正確
に位置決めすることができる。図2に点線で示すように
環状駆動部21、22は内部に軸受を含んでおり、これ
ら軸受によって垂下式塗装装置10の本体12を容易に
昇降させられる。また、図3に示されるように環状駆動
部22の下端にはレーザ距離センサ27が設けられてお
り、貨物槽800の底面810と垂下式塗装装置10の
本体12との間の距離を計測する。これにより垂下式塗
装装置10の本体12の高さ位置(Z座標)を把握でき
る。
【0023】図2および図3に示されるように、ビーム
30がスリーブ29に取り付けられている。図示される
ビーム30はスリーブ29に固定されている。図2およ
び図3に示されるビーム30は第一の摺動部31をビー
ム30の上面に備えている。さらに、ビーム30はビー
ム30の上面に設けられたガイドレール33とビーム3
0内部に位置決めされたモータ32とを含んでいる。第
一の摺動部31はガイドレール33により案内されつつ
モータ32によってビーム30の長手方向に沿って摺動
する。さらに図2および図3においては第一の摺動部3
1の遠位端に位置決めされた第二の摺動部39が示され
ている。第一の摺動部31は第一の摺動部31の上面に
設けられたガイドレール34と第一の摺動部31内部に
位置決めされたモータ38とを含んでいる。第二の摺動
部39は第一の摺動部31上のガイドレール34により
案内されつつモータ38によって第一の摺動部31の長
手方向に沿って摺動する。さらにアーム41が第二の摺
動部39内の水平方向回動軸線V周りに回動可能に接続
されている。さらにアーム41自体もアーム41の長手
方向に図3におけるθ方向に回動可能である。アーム4
1の遠位端には多軸アーム42がさらに設けられてお
り、多軸アーム42の遠位端には供給部50、例えば自
動ガンが設けられている。これらの構成により、被塗装
部の形状に応じて垂下式塗装装置10の供給部50を適
切に移動させることができる。さらに超音波センサ44
がアーム41に設けられており、アーム41が被塗装
部、例えば貨物槽800の内面に干渉しないように監視
する。さらに、図2および図3においてはケーブル、例
えばモータ38などを駆動させるためのケーブルはケー
ブルベア35内に収納されている。
【0024】図2および図3に示されるように、スリー
ブ29はビーム30の反対側にウェイト支持ビーム51
を有している。カウンターウェイト52がウェイト支持
ビーム51の遠位端に設けられている。カウンターウェ
イト52はスリーブ29の反対側に位置する垂下式塗装
装置10のビーム30などに対するカウンターウェイト
であり、スリーブ29が支柱11周りに回動するときの
偏荷重を防止する役目を果たす。図3に示されるように
監視カメラ55が本体12の一部、例えばカウンターウ
ェイト52に取り付けられている。監視カメラ55は貨
物槽800内における各作業後における被塗装部の状態
および垂下式塗装装置10の本体12の稼働状態を制御
室(後述する)のモニタに表示する役目を果たす。さら
に、ウェイト支持ビーム51には制御ボックス53が設
けられている。制御ボックス53は昇降機70および/
または本体12を制御する制御部、ならびに監視カメラ
55を制御する制御部などを内包している。
【0025】図4(a)は本発明に基づく垂下式塗装装
置の本体に接続されるブラストホース巻上部の拡大図で
あり、図4(b)は図4(a)に示すブラストホース巻
上部の断面図である。図2および図4(a)に示される
ように本発明の垂下式塗装装置10においてはブラスト
ホース巻上部80が船舶900の甲板910上に設置さ
れている。ブラストホース巻上部80から延びるブラス
トホース81の一端は適切なプーリ82を介して甲板9
10の開口部920を通って貨物槽800内に進入して
いる。貨物槽800内においてはブラストホース81は
垂下式塗装装置10の環状駆動部21に接続され、次い
で多軸アーム42の供給部50に接続されている(供給
部50と環状駆動部21との間におけるブラストホース
81は図示しない)。図4(b)に示されるようにブラ
ストホース巻上部80のモータ83を駆動することによ
ってブラストホース81は巻上げおよび/または巻出さ
れる。図4(b)においてはブラストホース81は8回
巻かれている。ブラストホース81の他端はブラストホ
ース巻上部80に設けられたスイベルジョイント84を
介して連続ブラスト部85まで延びている。
【0026】図1に示すようにブラストホース巻上部8
0から延びるブラストホース81の他端は連続ブラスト
部85に接続されている。図1においては連続ブラスト
部85は船舶900の外部、例えば岸壁に設置されてい
るが連続ブラスト部85が船舶900の甲板910上に
設置されていてもよい。連続ブラスト部85のホッパ8
6内には研掃材が装填されている。研掃材は直径が約
0.5mmから2.0mmの例えばスチールグリッドな
どである。連続ブラスト部85のホッパ86にはレベル
センサ87(図示しない)が設けられており、ホッパ8
6内における研掃材の量を監視する。
【0027】図5は本発明に基づく垂下式塗装装置の塗
料混合供給部を示すための図である。塗料混合供給部9
0は塗料コンテナ、本発明においては二つの塗料コンテ
ナ91、92を含んでいる。本発明においては塗料コン
テナ91は基剤用コンテナであり、塗料コンテナ92は
硬化剤用コンテナである。これら塗料コンテナ91、9
2からの基剤および硬化剤は混合部93において混合さ
れる。混合部93においては、塗料コンテナ91からの
基剤と塗料コンテナ92からの硬化剤とを混合すること
により二液性塗料、例えば二液性エポキシ塗料を形成す
る。混合部93においては供給量および混合比を任意に
設定できる。混合部93において形成された塗料は塗料
ポット94に一旦貯蔵される。塗料ポット94内にもレ
ベルセンサ(図示しない)が設置されており、これによ
り塗料ポット94内における塗料のオーバーフローを防
止している。次いで塗料はエアレス塗装機95により吸
引されて垂下式塗装装置10の本体12の供給部50ま
で圧送される。図5においては塗料混合供給部90は船
舶900の甲板910上に設置されているが、塗料混合
供給部90が船舶900の外部、例えば岸壁に設置され
ていてもよい。
【0028】図6は本発明に基づく垂下式塗装装置のシ
ステムフロー図である。図2および図3に示される制御
ボックス53は連続ブラスト部用制御盤62と多軸アー
ムを含むアーム用制御盤63と塗料混合供給部用制御盤
64とに接続された垂下式塗装装置用制御盤61を含ん
でいる。制御室(図示しない)が例えば船舶900の甲
板910上、または船舶900外部の例えば岸壁上に設
置されている。図6から分かるように制御室内の制御部
60、例えばPCが垂下式塗装装置10の制御ボックス
53内の垂下式塗装装置用制御盤61に接続されてい
る。図6に示されるように垂下式塗装装置用制御盤61
の連続ブラスト部用制御盤62は垂下式塗装装置10の
連続ブラスト部85を介して垂下式塗装装置10の本体
12に接続されている。同様に、垂下式塗装装置用制御
盤61の塗料混合供給部用制御盤64は塗料混合供給部
90を介して垂下式塗装装置10の本体12に接続され
ている。さらに、垂下式塗装装置用制御盤61のアーム
用制御盤63が垂下式塗装装置10の本体12に接続さ
れている。垂下式塗装装置用制御盤61は昇降機70を
介して垂下式塗装装置10の本体12に接続されると共
に、ブラストホース巻上部80を介して垂下式塗装装置
10の本体12に接続されている。
【0029】制御室内の制御部60、例えばPCから入
力された信号は最初に垂下式塗装装置用制御盤61に送
られる。次いで、この信号はその内容に応じて連続ブラ
スト部用制御盤62、アーム用制御盤63、塗料混合供
給部用制御盤64、昇降機70またはブラストホース巻
上部80に送られる。次いで、信号が送られた部材、例
えば昇降機70、または連続ブラスト部用制御盤62な
どに対応した部材、例えば連続ブラスト部85が信号内
容に応じて動作する。例えば制御部60から連続ブラス
ト部85に関する信号が送られた場合には、連続ブラス
ト部用制御盤62によって連続ブラスト部85が動作さ
れ、これにより例えば本体12に研掃材が供給される。
同様に多軸アーム42を含むアーム41に関する信号が
送られた場合には例えば垂下式塗装装置10の本体12
のアームが動作される。さらに塗料混合供給部90に関
する信号が送られた場合には、塗料混合供給部用制御盤
64によって塗料混合供給部90が動作され、これによ
り例えば塗料が本体12に供給される。同様に昇降機7
0に関する信号が送られた場合には昇降機70を動作さ
せることにより垂下式塗装装置10の本体12を支柱1
1に沿って昇降させる。同様にブラストホース巻上部8
0に関する信号が送られた場合にはブラストホース巻上
部80を動作させることによりブラストホース81を巻
上げおよび/または巻出する。ブラストホース81の巻
上げおよび巻出作用は垂下式塗装装置10の本体12の
上昇および下降にそれぞれ同期されるのが好ましく、こ
れにより、ブラストホース81が支柱11または本体1
2に巻き付くのを妨げることができる。
【0030】動作時、制御室内の操作者が塗装すべき貨
物槽800の寸法データ、例えばCADデータを制御部
60に入力する。次いで、この寸法データに基づいて本
発明の垂下式塗装装置10の本体12の動作順序が定ま
り、この動作順序に応じて垂下式塗装装置10を動作さ
せる。このことは制御部60におけるボタンを単に押圧
することにより開始されうる。
【0031】従来技術において説明したように塗装作業
はブラスト作業と清掃作業と塗布作業とを含んでいる。
塗装作業のうちのブラスト作業を行う際には、制御部6
0によって連続ブラスト部85を前述したように起動さ
せる。これにより連続ブラスト部85内のホッパ86内
に予め装填された研掃材、例えばスチールグリッドがブ
ラストホース81を通って垂下式塗装装置10の本体1
2に供給される(図1を参照されたい)。次いで研掃材
は垂下式塗装装置10の本体12の供給部50から貨物
槽内面に向かって高速投射される。これにより貨物槽内
面の付着物が除去される。昇降機70を起動させること
により垂下式塗装装置10の本体12を支柱11に沿っ
て昇降させる。これにより貨物槽800の高さ方向に過
不足なく研掃材を投射することができる。さらに環状駆
動部21、22によって垂下式塗装装置10の本体12
を支柱11周りに回動させる。これにより貨物槽800
の水平方向にも過不足なく研掃材を投射できる。次いで
図2に示されるように垂下式塗装装置10の本体12を
甲板910付近すなわち貨物槽800の上面820付近
に位置決めした後に、本体12の供給部50を上面に向
けることにより研掃材を投射する。本体12の第一の摺
動部31はモータ32によってビーム30上を摺動可能
であると共に第二の摺動部39は第一の摺動部31上を
摺動可能であるので上面820全体にわたって研掃材を
投射できる。次いで垂下式塗装装置10の本体12を貨
物槽800の底面810付近に位置決めし、ブラスト作
業を同様に行う。従って被塗装部の形状に応じて供給部
を適切に移動させられる。これらの作業は前述した寸法
データに基づいて予め作成されたプログラムにより、中
断することなしに24時間連続的に行うことができる。
さらに昇降機70による本体12の昇降動作の際にはブ
ラストホース巻上部80により貨物槽800内における
ブラストホース81を適切な長さに維持する。これによ
りブラストホース81が垂下式塗装装置10の特に支柱
11およびビーム30に巻き付くのを妨げることができ
る。最終的に貨物槽800内面に対する研掃材投射作用
を行った後に監視カメラ55による貨物槽800内面の
映像を前述した制御室内のモニタにより検査する。
【0032】本発明に基づく垂下式塗装装置によって作
業者が多量の粉塵を含みうる貨物槽800内に進入する
ことなしにブラスト作業を短時間で行うことができる。
またブラスト検査も粉塵雰囲気にある貨物槽800内に
進入することなしに遠方、例えば制御室内で行うことが
できる。従って、本発明の垂下式塗装装置10によりブ
ラスト作業を行うことによって足場架設設置等に基づく
作業を省略できると共に作業者が高所で作業する必要性
を排除できる。
【0033】次いで塗装作業のうちの清掃作業を行う。
図示しない気体源、例えば空気源から空気を垂下式塗装
装置10の本体12に供給する。次いで供給部50のア
タッチメントを取り替えた後に供給部50から気体、例
えば空気を貨物槽800内面に供給する。前述したブラ
スト作業と同様に垂下式塗装装置10の本体12を特に
支柱11に沿って昇降させ、第一の摺動部31および第
二の摺動部39をビーム30および第一の摺動部31上
でそれぞれ摺動させると共に、多軸アームを含むアーム
41を回動させることにより貨物槽800の内面全体に
気体を吹き付ける。従って被塗装部の形状に応じて供給
部を適切に移動させられる。これにより貨物槽800内
面に設けられた段差部850、例えばアングル(図1を
参照されたい)の上面に堆積した粉塵および研掃材等な
らびに内面に付着した粉塵を清掃する。次いで研掃材を
研掃材回収装置(図示しない)により回収すると共に粉
塵を集塵機(図示しない)により集塵する。従って、本
発明に基づく垂下式塗装装置によって作業者が多量の粉
塵を含みうる貨物槽800内に進入することなしに清掃
作業を短時間で行うことができる。さらに清掃作業を同
様に垂下式塗装装置10により行うことによって、足場
架設設置等に基づく作業を省略できると共に作業者が高
所で作業する必要性を排除できる。
【0034】次いで塗装作業のうちの塗布作業を行う。
制御部60によって塗料混合供給部用制御盤64を起動
させることにより塗料コンテナ91、92内の塗料が混
合部93において所定の割合に応じて混合される。次い
で塗料は塗料ポット94を介してエアレス塗装機95か
ら同様に垂下式塗装装置10の本体12内に供給され
る。次いで塗料は本体12の供給部50から貨物槽80
0内面に向かって供給される。前述したブラスト作業と
同様に垂下式塗装装置10の本体12を支柱11に沿っ
て昇降させ、第一の摺動部31および第二の摺動部39
をビーム30および第一の摺動部31上でそれぞれ摺動
させると共に、多軸アームを含むアーム41を回動させ
ることにより貨物槽800の内面全体に塗料を塗布す
る。従って被塗装部の形状に応じて供給部を適切に移動
させられる。最終的に貨物槽800内面を塗布した後に
監視カメラ55による貨物槽800内面の映像を前述し
た制御室内のモニタにより検査する。
【0035】本発明に基づく垂下式塗装装置10により
塗布作業を行うことによって、作業者が多量の溶剤が揮
発する貨物槽800内に進入することなしに塗布作業を
短時間で行うことができる。さらに本発明においては垂
下式塗装装置10を用いることにより均一な塗膜を得る
ことができる。また塗膜検査も溶剤雰囲気にある貨物槽
800内に進入することなしに遠方、例えば制御室内で
行うことができる。従って、本発明の垂下式塗装装置1
0により塗布作業を行うことによって足場架設設置等に
基づく作業を省略できると共に作業者が高所で作業する
必要性を排除できる。
【0036】前述したブラスト作業と清掃作業と塗布作
業とを含む塗装作業の全てを自動的に行うことができる
ので、塗装作業全体を極めて短期間、例えば15日間で
行うことができる。さらに作業者が貨物槽800内に進
入する必要がないので作業者が高所での作業、粉塵雰囲
気での作業および溶剤雰囲気での作業を行うのを避ける
ことができる。さらに本発明の垂下式塗装装置10によ
って、熟練した塗装作業者を必要とすることなしに、均
一な塗膜を得ることができる。また図1に示されるよう
に貨物槽800が比較的大きい場合には複数の開口部9
20が甲板910に形成されているので、垂下式塗装装
置10を各開口部920に設置することにより大型の貨
物槽800に対応することができる。
【0037】当然のことながら、本発明の垂下式塗装装
置10の一部、例えばビーム30の先端にゴンドラなど
の足場を設けることは本発明の範囲に含まれる。この場
合には操作者が足場に載ることにより、供給部50の取
替、修理などを容易に行うことができる。または供給部
50を担持した操作者が直接的に塗装作業(ブラスト作
業、清掃作業および塗布作業の全て)を行ってもよい。
【0038】本発明においては加温機、換気装置、研掃
剤回収装置、集塵機、除湿機は前述した制御室から個別
に操作するようになっているが、これら加温機などを制
御室の制御部60により直接的に制御することは本発明
の範囲に含まれる。さらに本発明の垂下式塗装装置10
を船舶900の貨物槽800以外、例えば石油タンク、
ガスタンクなどに適用できることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、船底に
対する負荷を減らすと共に安定性を高めた状態で、人手
を要することなしに極めて短時間で塗装作業を行うこと
ができるという共通の効果を奏しうる。
【0040】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
被塗装部の形状に応じて垂下式塗装装置の供給部を適切
に移動させることができるという効果を奏しうる。さら
に、請求項3に記載の発明によれば、ワイヤを用いるこ
とにより垂下式塗装装置の供給部を含むスリーブを鉛直
方向に正確に位置決めすることができるという効果を奏
しうる。さらに、請求項4に記載の発明によれば、キー
溝を用いることにより垂下式塗装装置の駆動部が支柱回
りに回動するのを容易に妨げることができるという効果
を奏しうる。
【0041】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
特別の開口部を形成する必要なしに、本発明の垂下式塗
装装置を容易に設置することができるという効果を奏し
うる。さらに、請求項6に記載の発明によれば、スリー
ブの回動開始および回動停止時にガタ付きまたは振動が
生じるのを避けることができるという効果を奏しうる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、支柱の重量の
少なくとも一部を支持することにより動作時に支柱が揺
れるのを避けることができるという効果を奏しうる。
【0042】さらに、請求項8に記載の発明によれば、
本発明の垂下式塗装装置を塗装作業のうちのブラスト作
業、清掃作業、塗布作業の全てに使用することができる
という効果を奏しうる。さらに、請求項9に記載の発明
によれば、作業者が被塗装部内に進入することなしにブ
ラスト作業後の検査および塗布作業後の検査を遠方で行
うことができるという効果を奏しうる。さらに、請求項
10に記載の発明によれば、供給部の取替、修理などを
容易に行えると共に、操作者が直接的に塗装作業を行う
ことができるという効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく垂下式塗装装置の設置状態を示
すための船舶の部分断面図である。
【図2】垂下式塗装装置の本体と昇降機との拡大図であ
る。
【図3】垂下式塗装装置の本体の斜視図である。
【図4】(a)本発明に基づく垂下式塗装装置の本体に
接続されるブラストホース巻上部の拡大図である。
(b)図4(a)に示すブラストホース巻上部の断面図
である。
【図5】本発明に基づく垂下式塗装装置の塗料混合供給
部を示すための図である。
【図6】本発明に基づく垂下式塗装装置のシステムフロ
ー図である。
【図7】従来技術におけるブラスト作業、清掃作業およ
び塗装作業を行う際の船舶の断面図である。
【符号の説明】
10…垂下式塗装装置 11…支柱 12…本体 13…上方端 14…下方端 15…キー溝 21、22…環状駆動部 23、24…モータ 25、26…ギア 27…レーザ距離センサ 28…吊具 29…スリーブ 30…ビーム 31…摺動部 32…モータ 33、34…ガイドレール 35…ケーブルベア 38…モータ 39…摺動部 41…アーム 42…多軸アーム 44…超音波センサ 50…供給部 51…ウェイト支持ビーム 52…カウンターウェイト 53…制御ボックス 55…監視カメラ 60…制御部 61…垂下式塗装装置用制御盤 62…連続ブラスト部用制御盤 63…アーム用制御盤 64…塗料混合供給部用制御盤 70…昇降機 71…架台部 72…チェーン 73…ワイヤ 78…プーリ 79…昇降駆動部 80…ブラストホース巻上部 81…ブラストホース 82…プーリ 83…モータ 84…スイベルジョイント 85…連続ブラスト部 86…ホッパ 87…レベルセンサ 89…振止部 90…塗料混合供給部 91、92…塗料コンテナ 93…混合部 94…塗料ポット 95…エアレス塗装機 800…貨物槽 900…船舶 910…甲板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板上に設置された昇降部と、 前記台板に形成された開口部を通じて前記昇降部から鉛
    直方向下方に垂下された支柱と、 前記昇降部により前記支柱に沿って昇降可能であって前
    記支柱周りに回動不能に取り付けられた駆動部と、 該駆動部に連結されていて該駆動部によって前記支柱周
    りに回動可能なスリーブと、 該スリーブに取り付けられた供給部とを具備する垂下式
    塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部が少なくとも一つの回動部お
    よび/または少なくとも一つの伸縮可能部を介して前記
    スリーブに取り付けられている請求項1に記載の垂下式
    塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部が前記昇降部から延びるワイ
    ヤに接続されており、前記昇降部が前記ワイヤを巻上げ
    および巻出しすることにより前記駆動部を前記支柱に沿
    って昇降可能であるようにした請求項1または2に記載
    の垂下式塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱にキー溝が前記支柱の長手方向
    に沿って形成されており、前記駆動部の一部が前記キー
    溝に係合することによって前記駆動部が前記支柱周りに
    回動不能であるようにした請求項1から3のいずれか一
    項に記載の垂下式塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記台板が船舶の甲板であり、前記甲板
    の下方に位置する槽を洗浄するために前記甲板に形成さ
    れた洗浄用開口部から前記支柱を挿入可能であると共
    に、前記槽内に進入するために前記甲板に形成されたマ
    ンホールから前記垂下式塗装装置を分離状態で搬入可能
    であるようにした請求項1から4のいずれか一項に記載
    の垂下式塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記スリーブの上方および下方に連結さ
    れた二つの前記駆動部を有し、上方の前記駆動部に含ま
    れる上方ギアと下方の前記駆動部に含まれていて前記上
    方ギアと同一寸法でかつ同心の下方ギアとの間に位相差
    が設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載
    の垂下式塗装装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記支柱の下方端に係合して前
    記支柱の重量の少なくとも一部を支持するための支持部
    材を具備する請求項1から6のいずれか一項に記載の垂
    下式塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記供給部から研掃材、塗料、空気のう
    ちの少なくとも一つを供給できるようにした請求項1か
    ら7のいずれか一項に記載の垂下式塗装装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記駆動部により回動される回
    動可能部分に取り付けられたカメラ部を具備する請求項
    1から8のいずれか一項に記載の垂下式塗装装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記駆動部により回動される
    回動可能部分に足場を設けることができるようにした請
    求項1から9のいずれか一項に記載の垂下式塗装装置。
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