JPH08270208A - 大型コンテナ内部の保守作業方法とその装置 - Google Patents

大型コンテナ内部の保守作業方法とその装置

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JPH08270208A
JPH08270208A JP6188646A JP18864694A JPH08270208A JP H08270208 A JPH08270208 A JP H08270208A JP 6188646 A JP6188646 A JP 6188646A JP 18864694 A JP18864694 A JP 18864694A JP H08270208 A JPH08270208 A JP H08270208A
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JP
Japan
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maintenance work
container
arm
chine
work device
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JP6188646A
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English (en)
Inventor
Niekerk Erasmus Van
ヴァン ニイエケル エラスミュウス
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TORITSUKU HOLDINGS Ltd
Tric Holdings Ltd
Original Assignee
TORITSUKU HOLDINGS Ltd
Tric Holdings Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08270208A publication Critical patent/JPH08270208A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G3/00Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
    • E04G3/24Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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    • E04G3/24Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
    • E04G3/246Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons following the inside contour of a building

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  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Movable Scaffolding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型コンテナ内部の保守作業実行のための簡
易で安全な方法とその装置の提供。 【構成】 大型コンテナ12には、狭い上部開口14が
ある。装置10は、前記開口を通してコンテナ内に挿入
されるように、折畳み式になっている。該保守作業装置
がコンテナ内にあるとき、アーム28は、中央チャイン
24から外側に向かって開かれる。アームの先端にある
キャスター輪は、内壁面18に沿って回転し、該装置を
安定化し、その移動を可能にする。点検、清掃、保守お
よび表面の修理のような保守作業は、プラットホームと
して用いられる該装置からなされる。保守作業は、手動
か、または、アームに取り付けられた、遠隔制御もしく
は自動制御の各種保守装置によって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型コンテナの保守点
検に関するものである。特に本発明は、大型コンテナの
内部保守作業方法と、大型コンテナ内部で使用するのに
適している保守作業装置とに関するものである。
【0002】本発明は、食品・飲料品工業、石油化学工
業もしくはこれらに類似する工業における大型容器また
はコンテナにおいて、その保守と点検、そして清掃のよ
うなその他のサービスに用いれば、有利であり、非常に
適していると、当該特許の申請者は考えている。ただ
し、本発明は上記の分野に限定されるものでない。
【0003】
【従来の技術】従来大型コンテナの内部の保守作業は人
間が脚立・椅子を使用して行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の保守作
業方法では人手が多くかかり、しかも足場の組立てに時
間がかかり、かつ安全対策が困難であるという欠点があ
った。
【0005】本発明の目的は簡易な措置で安全な足場と
機械台を有する保守作業装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面にお
いては、大型コンテナの内部を保守点検する方法が供さ
れているが、このコンテナには、内部へのアクセスを可
能にする狭い開口があることを前提として、以下のよう
な各段階、すなわち ─ 折畳み式保守作業装置を用意し、 ─ 折り畳まれた状態で、前記開口から本保守作業装置
を挿入し、 ─ 本保守作業装置が容器内部に入ると、本装置の複数
のアームの先端がコンテナ壁に向かって延びるように、
本保守作業装置を展開し、作動状態にし、そして ─ 前記各先端の一方に向かうある位置において本装置
上に支えられて、コンテナの内壁に対し保守点検作業を
実施することから成る。
【0007】前記の狭い開口がコンテナ上部にある場
合、コンテナの外部に固定された吊下げ機素を用いて、
本装置を開口より挿入する。またこの方法には、前記吊
下げ機素を適宜、ウインチで巻き揚げ下げすることによ
り、本装置を適宜選択して上下させることも含まれる。
コンテナ外部で支持されているウインチは、巻き揚げ下
げを行うために、設置されたものである。
【0008】本装置には、1本の柱であるチャインと幾
本かのアームが備えられているが、これらのアームは、
その一方の先端において前記チャインに取り付けられて
おり、かつ本装置が前記の折畳み状態のときは、一般的
にチャインに沿って縦方向に延びている。本装置を展開
すると、アームは外側に開き、一般的にチャインから離
れるように延びる。アームの前記先端は、チャインを中
心に回動可能であることが望ましい。本装置にはまた、
チャインに沿って上下するように動くことができる環が
取付けられており、さらに、前記アームの先端から一定
の間隔だけ離れているアーム上のある箇所と環との間に
回動可能なように延びているステーが、備えられてい
る。アームの開きは、チャインに沿って環を適宜に移動
させることにより、行われる。環の移動は、ねじ山に対
して主ねじを回転させることによって、行われるが、主
ねじは、環かチャインか、いずれか一方に付けられてお
り、これを受けるねじ山は、他方の環か、チャインかい
ずれかに切られている。安定性を得るために、チャイン
の長さは少なくとも、コンテナの公称直径の約2分1と
すると、良い。
【0009】また別の実施例として、本方法には、アー
ムの端にローラを取付け、コンテナの前記内壁に装置を
案内して、コンテナの内壁面に接合させる段階も、含ま
れることもある。
【0010】また上記の代わりに、もしくは上記に付け
加えて、本方法には、アームの端に安定部材を取付け、
使用中に本装置が水平を保つように、この安定部材によ
り本装置が前記内壁に安定した状態で適宜選択的に接合
するようにさせることも、含まれる。
【0011】保守点検作業については、少なくとも1人
の作業員がコンテナ内部に入って、本装置に乗って手動
で行うことができる。
【0012】また、機械的装置を用いて機械的に、保守
点検を実施することもできる。保守作業には、以下のよ
うな作業、すなわち、 ─ 本装置に取り付けられている剛毛のブラシのような
もので、前記内壁面を擦ること、 ─ 本装置に設置されているビデオカメラで前記内壁面
を検査すること、 ─ 所定の箇所において適当な試料付着面を前記内壁に
押し付けて、該内壁の所定の箇所で物質の試料を採集す
ること、 ─ 溶接作業を行うこと、 ─ 電気メッキ作業を行うこと、そして ─ プラズマ溶射析出および電解研磨作業と、これらと
同種の作業を行うこととが含まれる。
【0013】本方法にはまた、遠隔位置から機械装置を
制御することも含まれており、これも利点の一つであ
る。さらに本方法には、コンテナ内で本装置を機械的に
転移させることも含まれているが、この移動には、装置
の上昇、下降、および旋回のうちの少なくとも1つが含
まれる。この場合、本方法には、プログラム可能論理に
よって機械的装置の動作を制御し、そして本装置を移動
させることも含まれる。さらにまた別の実施例として、
該方法には、時とともに変わる、内壁面に対する前記機
械装置の相対的位置の遷移を記録することも、含まれ
る。この特性により、保守作業は、内壁面の所定の位置
において、プログラム制御により自動的に実施される。
【0014】本発明の別の側面に従えば、本発明はま
た、大型コンテナ内部で使用するのに適している保守作
業装置を供するが、本装置は、その内部に出入りできる
ように狭い開口を通道可能な形体に折り畳まれ、しかも
以下のような構成要素、すなわち ─ 細長い中央チャイン、 ─ 前記チャインにその一方の先端を取り付けられてい
る幾つかのアームであって、前記の狭い開口を保守作業
装置が通り抜けられるように、チャインに沿って延びて
いる折畳み状態から、チャインから離れるように外側に
向かって開いている展開状態に、移行できるようになっ
ているアーム、そして ─ アームが横向きになっているとき、重量を支えられ
るように、展開状態にあるアームを支えるために配置さ
れているステーから成っている。
【0015】本保守作業装置においては、前記アームの
一方の先端は、チャインを中心にして回動するようにな
っているが、本装置には、チャインに沿って上下するよ
うに動くことができる環が備えられており、そして、環
の反対側の先端であり、かつ前記の一方の先端から一定
の距離だけ離れている、アーム上の位置で、前記の各ス
テーはそれぞれ、回動することができ、しかも使用中に
アームを展開したり、折り畳んだりするのは、チャイン
に沿って環を適宜に転移させることによって、行われ
る。
【0016】本保守点検装置にはしたがって、チャイン
と環のいずれか一つに差し込まれている主ねじと、他方
のチャインか環に切られている、前記主ねじを受ける補
助ねじ山とから成っている展開手段が具備されており、
さらには、前記主ねじとねじ山との間に相対的回転運動
を起こさせる回転駆動手段も具備されている。
【0017】また別の実施例として、本装置にはまた、
コンテナの内壁面に接合して、回転し、本装置を案内す
るように、アームの先端に取り付けられているローラが
含まれる。前記の複数ローラの少なくとも1つは、前記
内壁面に対して本装置を駆動させるよう、適宜に選択し
て回転駆動手段に駆動可能なように連結される。
【0018】さらにまた別の実施例として、上記の代わ
りに、もしくは、上記に付け加えて、本保守作業装置に
は、アームの端に取り付けた安定部材と、該安定部材を
伸展させる転移手段とが適宜に選択されて備えられてお
り、使用中に該装置が水平を保つように、該装置をコン
テナの前記内壁に安定した状態で接合させるようになっ
ている。
【0019】好ましい実施例においては、保守作業装置
には、機械的保守装置が含まれ、また前記機械的保守装
置を一つのアームの先端に取付ける取付け手段も含まれ
ている。機械的保守装置には、 ─ 剛毛のブラシと、剛毛のブラシにコンテナの内壁面
を擦らせる駆動手段とを備えた摩擦装置、 ─ 前記内壁面の視覚的映像を送るためのビデオカメラ ─ 所定の箇所において適当な試料付着面を前記内壁に
押し付けて、前記箇所において物質の試料を採るための
試料採取手段、 ─ 前記内壁面における所定の位置に溶接材を置くため
に配置されている溶接装置、 ─ 前記内壁面に電気メッキ作業を行うのに適している
電気メッキ装置、または ─ 前記内壁面にプラズマ溶射析出および電解研磨作業
を実施するのに適しているプラズマ溶射析出・電解研磨
装置のいずれか一つを設置することができる。
【0020】また、これらの機械的保守装置の幾つかか
を設置することも可能であり、しかもこの種の装置のア
ームへの取付けも、またアームからの取外しも容易であ
る。上記の装置の全てまたは幾つかかは、アームに備え
られている共通の取付け手段により取り付けられる。
【0021】本保守作業装置を吊下げ機素によってコン
テナ内に吊り下げられるように、吊下げ機素からチャイ
ンを吊り下げるための取付け手段を、該装置に備え付け
ることも可能である。
【0022】本保守作業装置にはまた、チャインに取付
けられている前記吊下げ機素を含む巻上げ手段を設置す
ることも可能であり、しかも該巻揚げ手段は、コンテナ
の外部で支えられており、またコンテナ内で該装置を上
昇または下降させるように、吊下げ機素を巻き上げた
り、巻き下ろしたりできる。
【0023】本保守点検装置にはさらに、コンテナ内部
で回動、上昇、下降のうち少なくともその一つを選択し
て、該装置を転移させる転移手段が備えられることもあ
る。回動は被動ローラによりなされ、上昇と下降は巻揚
げ手段によりなされる。本保守作業装置にはまた、コン
テナの外部位置から転移装置と機械的保守装置を制御す
るための遠隔制御手段を設置することも可能である。遠
隔制御手段には、プログラム可能論理制御手段を導入す
ることもできる。
【0024】
【作用】
【0025】
【実施例】本発明の幾つかの例証として、添付の略図を
参照しながら、以下に説明が行われる。
【0026】図1、2および3を説明すれば、本発明に
よる簡単な形式の保守作業装置は、一般的に参照番号1
0で示されている。保守作業装置10は、特に食品・飲
料品工業で用いられる、参照番号12で示されているコ
ンテナまたは容器のような比較的大型のコンテナに使用
される。コンテナ12は一般的に、ドーム状の上部と狭
い上部開口14を有する円筒形をなしており、前記開口
は、コンテナ12の内部への入口である。コンテナ12
には、内壁面18を有する円筒形の側壁16がある。本
発明は、点検、保守、清掃およびこれらと同種のことを
なす、前記内壁面18の保守点検に関するものである。
内壁面18は一般的には、ステンレススチール製である
が、時に樹脂ライナーのあるガラス製、もしくは同様な
脆い材料製の場合もある。
【0027】コンテナ12は、20m以上の高さのこと
もある。一般的に3m以上の公称直径を示すこともあり
得る。このように、コンテナ12は大型のものである。
さらに開口14は狭く、通常は直径400mm程度であ
る。
【0028】本発明の保守作業装置10は、図1に示さ
れているように、折畳み式であるので、折畳み状態で狭
い開口14を通して、降下させることができる。一旦コ
ンテナ12の内部に収められると、保守作業装置10は
一般的に、図2と3に示されているように、延伸または
展開される。この展開状態で、本装置は一人以上の作業
員を支えることが可能で、とりわけプラットホームとし
て該装置を利用して、作業員は、側壁16の面18に近
づくことができる。
【0029】保守作業装置10には、中空軸の形態をな
している中央本体であるチャイン24がある。このチャ
イン24の下端には、当該実施例では三角形の多角形ベ
ース26が取り付けられている。多角形ベース26の各
側には、参照番号30で示されている蝶番で、アーム2
8が取り付けられており、各アーム28は、軸24に沿
って縦方向または軸方向に延びている、図1に示されて
いる折畳み状態と、開かれて、一般的に軸24に直角に
ベース26から外側に向かって通常は径方向に延伸して
いる、図2と3に示されている展開状態との間を、蝶番
30によって、移行することができる。チャインまたは
軸24の長さは、コンテナ12の公称直径の少なくとも
半分に等しい。
【0030】望ましくは、軸24に沿って滑動する環3
2を含む展開アセンブリ36により、アーム28は、回
動可能であって、さらに3本のステーがそれぞれ、環3
2と各アーム28との間に回動するように取り付けられ
ている。このようにして、環32が軸24に対し上方に
動かされると、アーム28は折畳み状態になるよう折り
畳まれる。環32が下方に動かされると、アーム28は
開かれる。またアーム28は、軸24上の止め機構によ
り展開状態でロックできることが望ましく、そうすれ
ば、環32の下方へのずれを止めることができる。
【0031】アーム28は、支持ケーブル(図示されて
いない)で展開状態を保持するよう支えられる。各アー
ムの外側端から軸の上部まで、ケーブルは延びており、
アームが展開状態にあるとき、支持ケーブルは張ってい
る。
【0032】アーム28はその重量のために、開状態に
向かうバイアスがあって、これは評価すべきことであ
る。したがって手動操作が可能なウインチ38が、軸2
4の上端に取り付けられており、またロープ40も備え
られていて、環32に連結されている。ウインチ38と
ロープ40によって、環32は上に揚げられ、アーム2
8は、折り畳まれて折畳み状態にされる。こうした配置
に特に適している構造について、以下に説明する。
【0033】各アーム28の外側端には、キャスター輪
46を含むキャスターアセンブリ44が、アーム28の
一方の端に取付けられている。アーム28の中に収めら
れていて、図では見ることができないスプリングによっ
て、キャスターアセンブリ44は、弾性により外側に向
かってバイアスされていることは、有利な点である。し
たがって、使用中、弾性バイアスの作用が、キャスター
輪46を内壁面18に接触させる力となる。本装置10
とコンテナ12における寸法上の不正確や許容誤差は、
弾性バイアスにより相殺される。
【0034】少なくとも1つのアーム28に、格子状の
キャットウオーク42があって、作業員は、チャイン2
4から側壁16に向かってアーム28を歩くことができ
る。本装置10は、コンテナ12の外部に取り付けられ
ているホイスト22から、ケーブル20によって吊り下
げられている。本保存作業装置10はホイスト22によ
って、コンテナの中に向かって、またその外に向かっ
て、さらにはコンテナ内部において、上昇させられた
り、降下させられたりする。
【0035】また別の実施例として、各アーム28には
安定手段50を取付けることができる。各安定手段50
にはレバー52が備えられているが、そのアーム28の
外側端にはレバー52の一方の端に参照番号54で示さ
れている蝶番54によって、レバー52は回動させられ
るか、または蝶番止めされる。圧縮空気供給管58によ
り空気を供給される空気プランジャ・シリンダ機構56
は、レバー52とアーム28との間に操作できるように
配置されており、該機構がそのアーム28に一般的に沿
って延びている折畳み状態と、該機構がアーム28の端
から、一般的に直角に上方に向かって延びている伸展状
態との間で、レバー52を移転させて操作する。外側に
延びている、レバー52の自由端には、把持パッド60
があって、このパッドにより側壁16の内壁面18に、
使用中は接触される。 安定手段50は、動作中、コン
テナ12に本装置を安定的に接触させる。
【0036】安定手段のその他の選択実施例を以下に説
明する。
【0037】さらにもう一つの実施例では、1つのアー
ム28の外側端の近くにノズルアセンブリ62が備えら
れている。このノズルアセンブリ62は供給管64によ
り供給されている。ノズルアセンブリ62は、面18に
対して斜めに配されているので、面18の接線方向に斜
めに噴射することができる。
【0038】図3を参照すると、少なくとも1つのアー
ムに、一般的に参照番号66を付されているモータを設
置することができる。駆動輪は、図示されていないが、
モータ66に駆動するように取り付けられており、内壁
面18にそって回転し、適当な方向に本保守作業装置1
0を進ませる。
【0039】ケーブル(図示されていない)は、一方の
アームと他方のアームを連結させ、互いの角度の開きを
維持する。このようにして、たとえば本保守作業装置1
0が駆動輪により移動させられたとき、前記ケーブルに
よって、アームは互いに相対的な位置を維持される。
【0040】キャットウオーク42に立っている作業員
が届くように、チャイン24に制御盤70が取り付けら
れており、これによって本保守作業装置10の様々な機
能を、制御することができる。
【0041】本発明の応用は、上述の種類のコンテナに
限定されるもとではない。本発明はまた、たとえば、葡
萄酒醸造産業で用いられているような、開口部が側面に
あって低くて小さい種類のコンテナの保守点検にも用い
ることができる。このような場合、折畳み保守作業装置
は開口から挿入され、コンテナ内部で展開され、たとえ
ば空気圧式伸縮シリンダ装置によって、上に揚げられ
る。
【0042】狭い開口部を通る上述のような種類のコン
テナにも挿入することができるプラットホームが、供さ
れ、コンテナ内部で展開されて、作業員のための作業プ
ラットホームになることは、本発明の利点の一つであ
る。
【0043】また本保守作業装置10が、望みならば遠
隔位置から操作して、コンテナ12内で用いることがで
きる機械的保守装置の搬送体としても、使用できること
は、さらにもう一つの利点である。
【0044】本発明によれば、食品や飲料品のコンテ
ナ、石油化学製品のコンテナ、もしくはこれらと同種の
もののコンテナの側壁の内壁面に、接近して、保守点検
や同種のことを実施できることは、また大きな利点であ
る。
【0045】本発明に基づくさらに精巧な折畳み式保守
作業装置の選択実施例を、図5〜9を参照しながら、さ
らなる例証として以下に説明する。保守作業装置は、一
般的に参照番号110として示されている。この保守作
業装置110は、図1〜3の折畳み式保守作業装置10
より、さらに精巧であり、かつより多くの付属部品また
は補助的な保守用構成部品を備えている。しかしなが
ら、この保守作業装置110は、上記の保守点検装置1
0に広範に類似しており、同様な構成部品は類似の参照
番号を用いている。
【0046】特に図4を説明すると、折畳み式保守作業
装置110は、その折畳み状態で図示されており、狭い
上部の開口114を通して容器112に入れられる。保
守作業装置110は、開口114を通して作業員により
手動で操作される。該保守作業装置110は、図5を参
照すればより詳細に示されているように、門形クレーン
202の上端に取り付けられているウインチによって支
えられている。このウインチは、油圧によるか、または
電力により(低圧の直流で)駆動される。該装置110
は、折り畳まれた状態で、幅が狭いこと、少なくとも直
径400mmの開口を通過できるほど充分に狭いこと
が、評価できる重要なことである。さらに、該保守作業
装置110は比較的軽量で、ほぼ100kgを切ること
が望ましい。したがって柔軟な材料の袋の中に収めるこ
とができるという利点がある。
【0047】特に図5を参照すると、門形クレーン20
2が開口114の上に固定されずに立っているのが見ら
れる。このクレーンには、その横軸にウインチ122が
取り付けられており、該ウインチ122は、たとえばほ
ぼ12〜36ボルトの間で作動することが望ましく、特
にこの実施例では、24ボルトという低圧の直流に成っ
ている。したがって、簡単に入手できる鉛蓄電池で操作
できる。また、油圧モータで、油圧により駆動させるこ
ともできる。
【0048】別の実施例では、安全のため、一組のウイ
ンチを並列にして用い、複数の別のケーブルで該保守作
業装置110に取付け、個別の駆動モータで作動させる
こともある。しかしながら、これらのウインチは、一つ
の共通制御盤で操作されることが、望ましい。
【0049】折畳み式保守作業装置110に用いられる
付属または補助の部品は、一般的に204の参照番号で
示されている。これらの付属または補助部品は、該装置
の用途によって異なるが、たとえば容器112内の換気
のための換気手段、容器112の内壁面を清掃する洗浄
液、ガス溶接装置、試料用容器、照明手段、およびこれ
らと同様なものよりなる構成部品が含まれる。
【0050】該保守作業装置110は、ウインチ122
からケーブル120で吊り下げられ、コンテナ112内
で展開されている状態で図示されている。
【0051】特に図6を参照すると、アーム128を折
り畳むため、または展開するため、それぞれポストまた
はチャイン124に沿って環132を上下移動させるの
は、チャイン124にそって回転するように取り付けら
れている主ねじ140によって行われる。主ねじ140
は、環132にあるねじ山つきブッシュ206にねじ込
まれて噛合い、モータ138によって駆動される。モー
タは、たとえば24ボルト直流モータのような低圧直流
モータであることが望ましい。
【0052】アーム128の外側の先端は、ステーケー
ブル207により留められている。アーム128は、蝶
番130とロッドの形状のステー134とステーケーブ
ル207とによって支持されているため、これらの支持
手段のうちの2つだけで、アーム128を支えるのに充
分である。したがって、たとえ蝶番130が完全無欠で
なくとも、重大事にはならない。
【0053】折畳み式保守作業装置には、中央チャイン
124の形状の梯子212と、横方向に延びている幾つ
かの足掛け216が備えられている。チャイン214は
中央ポスト124に取り付けられている。梯子212
は、折畳み式保守作業装置110が容器112の開口1
14の下の比較的に近接した所にあるとき、展開されて
いる状態で、作業員が容器112のドーム状の上部から
保守作業プラットホームに下りられるように、また戻れ
るように、取り付けられている。
【0054】保守作業装置には、3つのアーム128が
あるが、そのうちの一つだけが、作業員用のものであ
る。アーム128には、安全レールが備えられており、
これは、中央ポスト124およびアーム128と共に、
平行四辺形をなし、幾つかの部材の連結により形成され
ているが、一般的に参照番号208を付されており、ア
ーム128が折り畳まれているときは、折り畳まれ、ア
ーム128が展開されているときは、展開されている。
また別の実施例では、外側に向かって滑動可能な、U字
形の延長部210がレールに備えられていて、従業員
が、レールの範囲内でアーム128の端まで歩いて行け
るようになっている。
【0055】図7には、アーム128の端の部分が示さ
れている。示されている特定のアームは、ポスト124
を中心に回転する回転方向に本保守作業装置を駆動させ
るために、用いられる。図7のアーム128には、案内
手段144と安定手段150があるが、これらに関して
は後に詳しく説明され、また、他の2つのアームにもそ
れぞれ同様に設置されている。
【0056】案内手段144においては、そのシャフト
148の先端にキャスター輪146が取り付けられてお
り、しかも該シャフトは、圧縮状態で作用するスプリン
グ218を介して、スリーブ219内に弾性力に抗して
収められている。スプリング218は、外側に向かって
キャスター輪146をバイアスしており、その結果前記
キャスター輪は使用中、容器112の内壁面118に接
することになる。該キャスター輪146は、内壁面11
8に跡を残さないように選択された、たとえばライトグ
レーネオプレンのようなトレッドにすることが望まし
い。
【0057】案内手段150には、空気プランジャシリ
ンダ機構156により、回帰的に動くラム152が含ま
れている。ラム152には、たとえばライトグレーネオ
プレンのような柔軟な合成材料の脚160がある。本保
守作業装置110が、容器112内で望みの位置に安定
して留まっているとき、各アームの空気プランジャシリ
ンダ機構156は、延伸して、各脚160を内壁面11
8に接合させる。本保守作業装置110が再び移動させ
られるとき、空気プランジャシリンダ機構156は収縮
して、ラム152と脚160を引き込ませる。
【0058】案内手段150とウインチ122間に連動
システムがあって、両者が同時に作動できないようにな
っており、たとえば空気プランジャシリンダ機構が、収
縮状態にあるときにのみ、ウインチを使用することがで
きる。
【0059】上述のような特定のアーム128には、一
般的に参照番号220で示されている駆動手段が取り付
けられている。この駆動手段には、駆動輪222が含ま
れており、しかも該駆動輪222は、使用中、折畳み式
保守作業装置110を回転方向に駆動させるように、上
方に向かっている軸を中心に回転する。駆動輪222
は、内壁面118に跡を残さないように選択された、た
とえばライトグレーネオプレンのようなトレッドを有す
る。
【0060】駆動輪222は、クレードル224にある
その軸を中心に、この場合特に揺動アーム226を介し
て、回転するように取り付けられている。アーム128
の下に取り付けられているが、図示されてはいない低圧
直流モータ、すなわちこの実施例では特に24ボルト直
流モータに駆動するように取り付けられているキャプス
タン228を介しても、駆動輪222は駆動させられ
る。またその代わりに、油圧または空気圧モータで、駆
動させられることもある。
【0061】一般的に径方向に伸びており、周縁に一定
の間隔を置いて設置されている複数の案内手段232に
よって、クレードル224は案内されるが、移動して、
望みの径方向位置に留まるには、停止・移動押し棒23
0が用いられる。押し棒230は空気圧によって伸長し
たり、引き込まれたりする。
【0062】図9では、本保守作業装置110には、一
般的に参照番号250で示されている回転清掃手段が取
り付けられているが、これは、アーム128の端にある
径方向に延びている軸を中心に、ブラケット252を介
して、回転するように取り付けられている回転ブラシの
形状になっている。傾斜伝動装置を介して回転ブラシに
駆動するように取り付けられているモータ254によ
り、該ブラシは回転させられる。清掃ブラシ250を取
り付けられているアーム128は、第3のアーム128
であり、すなわち、作業員用のアームでも、また駆動手
段144を取付けるアームでもない。
【0063】回転ブラシ250を取り付けられているア
ームはまた、案内手段144と安定手段150とを備え
ている。
【0064】ブラケット252は、プラットホーム12
8に取付けるのも、ここから取り外すのも容易である。
【0065】望みならば、回転清掃ブラシ250は、噴
霧ノズル259と共に用いることもできるが、このノズ
ルは、一般的に径方向外側に向かっており、そして回転
ブラシ250に隣接する内壁面118に液体を向けるよ
うになっている。またこの種のノズルは、脈動流を噴射
するように設計することもできる。
【0066】さらに別の実施例では、特に図9を参照す
ると、一般的に参照番号240で示されている拭き取り
手段が選択されて、回転ブラシの代わりに図8のアーム
128の端に取り付けられている。この拭き取り手段2
40の場合もまた、アーム128の端に取付けるのも、
ここから取り外すのも容易である。
【0067】該拭き取り手段240には、この実施例で
は12か所の位置を含む位置合せヘッド242がある。
各位置には、一般的に径方向に延びているシャフト24
6の端に試料採取ヘッド248があって、しかも前記シ
ャフト246は選択の結果、内壁面118にその拭き取
りヘッドを接触させるためのラムとして用いられること
も、また回転されこともある。様々なシャフト246の
ための駆動手段は、参照番号244として示されている
が、空気駆動手段を用いることができる。
【0068】位置合せヘッド242の回転は、中央制御
手段で制御される。
【0069】各拭き取りヘッド240には、ベルクロ社
製のテープのような剥離型の付着手段を該ヘッドに張り
つけることが望ましいが、所定の位置で内壁面118の
試料を採取するため、選択してモップのような試料付着
手段を張り付ける。
【0070】図8と9において説明したことと同様に、
図10においても、カメラと、カメラ用の焦点合わせ手
段を、同一のアームに取り付けることができる。この種
のカメラは、模式的に参照番号263として示されてい
るが、ビデオカメラでもよい。その他、溶接装置、電気
メッキ装置、プラズマ溶射析出および電解研磨装置のよ
うな様々な装置を、図10のビデオカメラ263の場合
に示されているように、取り付けたり、取り外したりす
ることができる。
【0071】
【発明の効果】保守作業装置110は、保守作業装置1
0と同じ利点を有している。こうした幾つかの利点につ
いては、重複するのでここでは繰り返さない。しかし、
保守作業装置110は、その他に多くの利点があるの
で、以下にそのいくつかを説明する。
【0072】該保守作業装置110は、プログラム可能
な中央制御手段を有している。これによって、該保守作
業装置110は自動的に操作される。したがって、たと
えば内壁面118はビデオカメラによって、点検され
る。このように、マイクロとマクロの像が得られること
は、評価すべきであろう。さらに、内壁面118は、回
転ブラシとノズルで清掃される。また、試料採取手段に
よって、内壁面118上の物質の試料を得ることができ
る。
【0073】別の実施例では、角方向と軸方向との該保
守作業装置110の動きが、たとえば、時間の変化に応
じたラム148の向きの変化と駆動輪の回転数を測定す
ることによって、キャスター輪146の1つを介して、
記録され、コンピュータ技術における『マウス』の操作
と同様な方法で、時間の変化に応じた位置の変化に変換
することができる。この特性によって、たとえば予め定
められた位置で試料を採取させるように、該装置は予め
定められた位置に向かって誘導される。
【0074】該装置は、人間に害を与える環境でも、自
動的に操作されて使用できるという、一般的な利点を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用される直前、コンテナ内部に降下されてい
る、本発明の保守作業装置の単純な実施例の横断面図を
断片的に図示したものである。
【図2】図1に相応する図において、コンテナ内部で展
開されている前記保守作業装置を示す。
【図3】展開状態にある図1と2の保守作業装置の立体
図である。
【図4】上部に狭い開口を有する容器に導入される途時
にある、本発明の折畳み式保守作業装置のもう一つの実
施例を断片的に示す立体図である。
【図5】容器内で展開されている状態にある保守作業装
置を示す、図4に対応する図である。
【図6】図4に示す保守作業装置の中央ポストと1本の
アームの構造特性を示す拡大側面図である。
【図7】図4に示す保守作業装置のアームの外側端にあ
る構成部品を断片的に示す、拡大平面図である。
【図8】図4に示す保守作業装置の一部を成す清掃装置
を断片的に示す立体図である。
【図9】図4に示す保守作業装置の一部を成す試料採取
手段を示す立体図である。
【図10】図4に示す保守作業装置のアームに取り付け
られている保守点検装置を模式的に示す、図8に対応す
る図である。
【符号の説明】
10 保守作業装置 12 コンテナ 14 上部開口 16 円筒形側壁 18 内壁面 20 ケーブル 22 ホイスト 24 チャイン(中空軸) 26 多角形ベース 28 アーム 30 蝶番 32 環 34 ステー 36 展開機構 38 手動操作ウインチ 40 ロープ 42 キャットウオーク 44 キャスターアセンブリ 46 キャスター輪 48 シャフト 50 レバー 52 安定手段 54 蝶番 56 空気プランジャシリンダ機構 58 圧縮空気管 60 把持パッド 62 ノズルアセンブリ 64 供給管 66 モータ 70 制御盤 110 保守作業装置 112 容器 114 開口 118 内壁面 120 ケーブル 122 ウインチ 124 ポスト 128 アーム 130 蝶番 132 環 134 ステー 140 主ねじ 144 案内手段 146 キャスター輪 148 シャフト 150 安定手段 152 ラム 156 空気プランジャシリンダ機構 160 脚 206 ねじ山 207 ステーケーブル 208 安全レール 210 延長部 212 梯子 218 スプリング 219 スリーブ 220 駆動手段 222 駆動輪 224 クレードル 226 アーム 230 押し棒 232 案内手段 240 拭き取り手段 242 位置合せヘッド 246 シャフト 248 試料採取ヘッド 250 回転清掃手段(清掃ブラシ) 252 ブラケット 254 モータ 259 噴霧ノズル 263 ビデオカメラ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型コンテナ内部の保守作業方法であっ
    て、該コンテナには、内部へのアクセスを可能にする狭
    い開口があり、しかも本方法は、以下のような各段階、
    すなわち ─ 折畳み式保守作業装置を用意し、 ─ 該保守作業装置を折り畳まれた状態で、前記開口か
    ら前記保守作業装置を挿入し、 ─ 前記保守作業装置が容器内部に入ると、前記保守作
    業装置の複数のアームの先端がコンテナ壁に向かって延
    伸するように、前記保守作業装置を展開し、作動状態に
    し、そして ─ 前記アームの先端の一つの端に向かいあうある位置
    において前記保守作業装置上に支えられて、コンテナの
    内壁に対し保守作業を実施する工程から成る大型コンテ
    ナ内部の保守作業方法。
  2. 【請求項2】 前記の狭い開口がコンテナ上部にあり、
    かつ前記コンテナの外部に固定された吊下げ機素を用い
    て、本装置を開口より挿入することにより保守作業が行
    なわれる請求項1に記載の大型コンテナ内部の保守作業
    方法。
  3. 【請求項3】 前記吊下げ機素を適宜、ウインチで巻き
    揚げ下げすることにより、本装置を適宜選択して上下さ
    せることを含む請求項2記載の大型コンテナの内部保守
    作業方法。
  4. 【請求項4】 前記保守作業装置には、1本の中央チャ
    インと幾本かのアームが備えられていて、しかも該アー
    ムは、その一方の先端において前記チャインに取り付け
    られており、さらに該アームは、前記保守作業装置が前
    記折畳み状態のときは、全体が前記チャインに沿って縦
    方向に延びており、かつ、本装置を展開すると、該アー
    ムは外側に開き、全体がチャインから離れるように延伸
    する請求項1記載の大型コンテナの内部保守作業方法。
  5. 【請求項5】 前記アームの一方の先端は、チャインを
    中心に回動可能であり、前記保守作業装置にはまた、チ
    ャインに沿って上下するように動くことができる環が取
    付けられており、さらに、前記先端から一定の間隔だけ
    離れているアーム上のある箇所と環との間に回動可能に
    延びているステーが備えられており、そしてアームの開
    きは、チャインに沿って環を適宜に移動させることによ
    り、行われる請求項4記載の大型コンテナの内部保守作
    業方法。
  6. 【請求項6】 環の移動は、ねじ山に対して主ねじを回
    転させることによって行われ、主ねじは、環かチャイン
    かのいずれか一方に付けられており、ねじ山は、他方の
    環か、チャインかのいずれかに切られている請求項5記
    載の大型コンテナの保守作業方法。
  7. 【請求項7】 アームの端に取付けられたローラをコン
    テナの前記内壁面に接触させ、コンテナの前記内壁に装
    置を案内することが含まれる請求項4記載の大型コンテ
    ナの内部保守作業方法。
  8. 【請求項8】 アームの端に取付けられた安定部材を、
    使用中に本装置が水平を保つように、適宜選択的に接触
    させ前記内壁に本装置を安定した状態にすることが含ま
    れる請求項4記載の大型コンテナの内部保守作業方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1人の作業員がコンテナ内部
    で前記保守作業装置に支えられ、保守作業を行うことが
    含まれる請求項1記載の大型コンテナの内部保守作業方
    法。
  10. 【請求項10】 機械的装置を用いて機械的に、保守作
    業を実施することが含まれる請求項1記載の大型コンテ
    ナの内部保守作業方法。
  11. 【請求項11】 保守作業の実施に、前記保守作業装置
    に取り付けられている剛毛のブラシのようなもので、前
    記内壁面を擦ることが含まれる請求項10記載の大型コ
    ンテナの内部保守作業方法。
  12. 【請求項12】 保守作業の実施に、前記保守作業装置
    に設置されているビデオカメラで前記内壁面を検査する
    ことが含まれる請求項10記載の大型コンテナの内部保
    守作業方法。
  13. 【請求項13】 保守作業の実施には、所定の箇所にお
    いて適当な試料付着面を前記内壁に押し付けて、該内壁
    の前記所定の箇所で物質の試料を採集することが含まれ
    る請求項10記載の大型コンテナの内部保守作業方法。
  14. 【請求項14】 遠隔位置から機械装置を制御する請求
    項10記載の大型コンテナの内部保守作業方法。
  15. 【請求項15】 コンテナ内で前記保守作業装置を機械
    的に移動させることが含まれており、しかも該移動に
    は、装置の上昇、下降、および旋回のうちの少なくとも
    1つが含まれており、かつプログラム可能な論理制御手
    段によって機械的装置の動作を制御し、そして本装置を
    移動させることを含む請求項14記載の大型コンテナの
    内部保守作業方法。
  16. 【請求項16】 時とともに変わる、内壁面に対する前
    記機械装置の相対的位置の遷移を、記録することを含む
    請求項15記載の大型コンテナの内部保守作業方法。
  17. 【請求項17】 大型コンテナ内部で使用するのに適し
    ている保守作業装置であって、コンテナにはその内部に
    出入りできるように狭い開口を有し、該保守作業装置は
    以下のような構成要素、すなわち ─ 細長い中央チャイン、 ─ 前記チャインにその一方の先端を取り付けられてい
    る幾つかのアームであって、前記の狭い開口を保守作業
    装置が通り抜けられるように、チャインに沿って延びて
    いる折畳み状態から、チャインより離れるように外側に
    向かって開いている展開状態に、移行できるようになっ
    ているアーム、そして ─ アームが横向きになっているとき、重量を支えられ
    るように、展開状態にあるアームを支えるために配置さ
    れているステーを含む保守作業装置。
  18. 【請求項18】 前記各アームの一方の先端は、チャイ
    ンを中心にして回動するようになっていること、さらに
    前記保守作業装置には、前記チャインに沿って往復する
    ように動くことができる環が備えられており、そして、
    環とは反対側の先端で、かつ、前記アームの先端から一
    定の距離だけ離れているアーム上の位置で、ステーはそ
    れぞれ回動し、しかも使用中にアームを展開したり、折
    り畳んだりするのは、チャインに沿って環を適宜に往復
    するように移動させることによって、行われる請求項1
    7記載の保守作業装置。
  19. 【請求項19】 チャインと環のいずれか一つに差し込
    まれている主ねじと、他方のチャインか環に切られてい
    る、前記主ねじを受ける補助ねじ山とから成っている展
    開手段と、そして、前記主ねじとねじ山との間に相対的
    回転運動を起こさせる回転駆動手段とを含む請求項18
    記載の保守作業装置。
  20. 【請求項20】 コンテナの内壁面に接触し、かつ回転
    して、前記保守作業装置を案内するように、複数のアー
    ムの先端に取り付けられているローラを含む請求項17
    記載の保守作業装置。
  21. 【請求項21】 前記の複数ローラの少なくとも1つ
    は、前記内壁面に対して本装置を駆動させるよう、選択
    的に回転駆動手段に駆動可能に連結される請求項20記
    載の保守作業装置。
  22. 【請求項22】 使用中に本装置が水平を保つよう、本
    装置をコンテナの前記内壁に安定した状態で接触させる
    ため、アームの端に取り付けられた安定部材と、該安定
    部材を選択的に伸展させる移動手段とが備えられている
    請求項17記載の保守作業装置。
  23. 【請求項23】 機械的保守装置と、さらには、該機械
    的保守装置を一つのアームの先端に近い所に取付ける取
    付け手段とを含む請求項17記載の保守作業装置。
  24. 【請求項24】 機械的保守装置とは、 ─ 剛毛のブラシと、剛毛のブラシにコンテナの内壁面
    を擦らせる駆動手段とを備えた摩擦装置、 ─ 前記内壁面の視覚的映像を送るためのビデオカメ
    ラ、 ─ 所定の箇所において適当な試料付着面を前記内壁に
    押し付けて、前記箇所において物質の試料を採るための
    試料採取手段、 ─ 前記内壁面における所定の位置に溶接材を堆積させ
    るように設定されている溶接装置、 ─ 前記内壁面に電気メッキ作業を行うのに適している
    電気メッキ装置、または ─ 前記内壁面にプラズマ溶射析出および電解研磨作業
    を実施するのに適しているプラズマ溶射析出および電解
    研磨装置のいずれか一つである請求項23記載の保守作
    業装置。
  25. 【請求項25】 前記保守作業装置を吊下げ機素によっ
    てコンテナ内に吊り下げられるように、吊下げ機素から
    チャインを吊り下げるための取付け手段を有している請
    求項17記載の保守作業装置。
  26. 【請求項26】 チャインに取付けられている前記吊下
    げ機素を含む巻上げ手段を備えており、しかも該巻揚げ
    手段は、コンテナの外部で支えられていて、コンテナ内
    で本装置を上昇または下降させるように、それぞれ吊下
    げ機素を巻き上げたり、巻き下ろしたりする請求項25
    記載の保守作業装置。
  27. 【請求項27】 コンテナ内部で旋回、上昇、下降のう
    ち少なくともその一つを選択して、該装置を移動させる
    移動手段を含む請求項23記載の保守作業装置。
  28. 【請求項28】 コンテナの外部位置から移動装置と機
    械的保守装置を制御するための遠隔制御手段を含む請求
    項27記載の保守作業装置。
  29. 【請求項29】 遠隔制御手段には、プログラム可能な
    論理制御手段が含まれる請求項28記載の保守作業装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160003809U (ko) * 2015-04-23 2016-11-03 한국남동발전 주식회사 유동층 보일러 루프 점검용 작업대
WO2021107770A1 (en) * 2019-11-25 2021-06-03 Bt Duiven Holding B.V. Clamping system and method of providing a support structure arranged for supporting a worker

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KR20160003809U (ko) * 2015-04-23 2016-11-03 한국남동발전 주식회사 유동층 보일러 루프 점검용 작업대
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