JP2003333920A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2003333920A
JP2003333920A JP2002144759A JP2002144759A JP2003333920A JP 2003333920 A JP2003333920 A JP 2003333920A JP 2002144759 A JP2002144759 A JP 2002144759A JP 2002144759 A JP2002144759 A JP 2002144759A JP 2003333920 A JP2003333920 A JP 2003333920A
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Fumio Furuno
文雄 古野
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
Tetsuya Nakajima
鉄弥 仲島
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Ryosuke Hirai
良介 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枕扱ぎ作業を極力良好に行うことが可能とな
るコンバインを提供する。 【解決手段】 フィードチェーン6を駆動状態と停止状
態とに切り換え自在なフィードチェーンクラッチと、こ
のフィードチェーンクラッチの動作を制御する制御手段
とが設けられるとともに、フィードチェーンの6駆動状
態への切り換えを指令する手動操作式の駆動指令手段3
1が、車体外方側から手動操作可能に設けられ、停止用
条件が満たされるとに伴ってフィードチェーンクラッチ
を停止状態に切り換え、且つ、フィードチェーンクラッ
チを停止状態に切り換えている状態において、駆動指令
手段31にて駆動状態への切り換えが指令されると、フ
ィードチェーンクラッチを駆動状態に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取穀稈の株元側
を挟持搬送するフィードチェーンと、このフィードチェ
ーンによって挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱
穀部と、この脱穀部に動力を伝える伝動状態と動力を遮
断する遮断状態とに切り換え自在な脱穀クラッチとが備
えられたコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成のコンバインにおいて、従来よ
り、圃場内で刈取作業を行う場合や枕地を走行するよう
な場合には、前記脱穀クラッチを伝動状態に維持したま
ま作業が行われる構成となっている。そして、前記フィ
ードチェーンは、脱穀部へ伝達される動力により駆動さ
れる構成となっていることから、脱穀クラッチが伝動状
態に維持される場合においては前記フィードチェーンは
常に駆動される状態となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圃場内で植
立穀稈の収穫作業を行う場合において、例えば圃場内の
畦際に植立している植立穀稈に対してコンバインによる
刈取作業を行うことができずに手作業で植立穀稈を刈り
取るような場合がある。そして、このように手作業で刈
り取られた手刈り穀稈は畦に沿わせて圃場面に適宜並べ
た状態で置かれることになるが、圃場内での刈取作業が
終了した後において、このような手刈り穀稈をコンバイ
ンの脱穀部に向けて手作業で投入して脱穀処理を行う、
いわゆる枕扱ぎ作業を行うことになる。つまり、手刈り
穀稈が並置されている箇所にコンバインの車体を移動さ
せて、手刈り穀稈を作業者が手作業にて前記フィードチ
ェーンの始端部に投入させるのである。
【0004】しかし、上記従来構成では、脱穀クラッチ
が伝動状態に維持される場合においてはフィードチェー
ンが常に駆動状態になっているので、上記したような枕
扱ぎ作業を行う場合にはフィードチェーンが駆動状態に
なっており、例えば、枕扱ぎ作業の準備作業として、フ
ィードチェーンの始端部への投入作業を行い易くするた
めに、フィードチェーンの始端部に近い場所で手刈り穀
稈を仮置きして並べて載置させているようなときに、身
体の近くでフィードチェーンが回転することになり、駆
動回転しているフィードチェーンに気を取られてこのよ
うな準備作業が行い難いものとなったり、あるいは、フ
ィードチェーンに衣服が挟み込まれる等の不都合が生じ
るおそれがある。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、上記したような従来の不利を解消
して、枕扱ぎ作業を極力良好に行うことが可能となるコ
ンバインを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンバ
インは、刈取穀稈の株元側を挟持搬送するフィードチェ
ーンと、このフィードチェーンによって挟持搬送される
刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、この脱穀部に動力を
伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え
自在な脱穀クラッチとが備えられたものであって、前記
フィードチェーンに動力を伝える伝動状態と動力を遮断
する遮断状態とに切り換え自在なフィードチェーンクラ
ッチと、このフィードチェーンクラッチを切り換え制御
する制御手段と、車体外方側から手動操作可能に設けら
れて前記フィードチェーンクラッチの前記伝動状態への
切り換えを指令する手動操作式の駆動指令手段とが備え
られ、前記制御手段が、前記フィードチェーンを停止さ
せるための設定停止条件が満たされるに伴って、前記フ
ィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換え、且
つ、前記駆動指令手段にて前記伝動状態への切り換えが
指令されると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝
動状態に切り換えるよう構成されていることを特徴とす
る。
【0007】すなわち、フィードチェーンを停止させる
ための設定停止条件が満たされるに伴って、制御手段が
フィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換える
ように制御するので、前記設定停止条件として、枕扱ぎ
が行われる場合における条件を設定することで、枕扱ぎ
作業の準備作業としてフィードチェーンの始端部に近い
場所で手刈り穀稈を仮置きして並べて載置させているよ
うなときにはフィードチェーンが停止状態に切り換えら
れていることになる。従って、このような枕扱ぎ作業の
準備作業を行うときに、駆動回転しているフィードチェ
ーンに気を取られて作業が行い難いものとなったり、フ
ィードチェーンに衣服が挟み込まれる等の不都合を回避
させることができる。
【0008】前記設定停止条件としては、枕扱ぎ作業が
行われると想定される状態、例えば、圃場での刈取作業
が終了して車体を一時停止させている場合、つまり、脱
穀クラッチが伝動状態であって且つ車体が走行停止状態
である場合や、これ以外に、手扱ぎ作業を行う作業者の
手動操作によるフィードチェーンの停止指令が指令され
たような場合等がある。
【0009】そして、駆動指令手段にて駆動状態への切
り換えが指令されると、制御手段がフィードチェーンク
ラッチを伝動状態に切り換える。つまり、上記したよう
な準備作業が終了して枕扱ぎ作業を開始するときに、作
業者が車体外方側から駆動指令手段を手動操作すること
により伝動状態への切り換えが指令されると、フィード
チェーンクラッチが伝動状態に切り換えられてフィード
チェーンが駆動される状態となるので、手刈り穀稈の株
元側がフィードチェーンによって挟持搬送されて穂先側
が脱穀処理されることになる。
【0010】しかも、前記駆動指令手段は、車体外方側
から手動操作可能に設けられているから、上記したよう
な準備作業を行っていた作業者が車体操縦部まで移動す
る等の煩わしさなく手動操作することができ、フィード
チェーンを能率よく駆動状態に切り換えて枕扱ぎ作業を
行うことができる。
【0011】従って、枕扱ぎ作業の準備作業を行うとき
に、駆動回転しているフィードチェーンに気を取られて
作業が行い難いものとなったり、フィードチェーンに衣
服が挟み込まれる等の不都合が生じるおそれを解消しな
がら、枕扱ぎ作業を極力良好に行うことが可能となるコ
ンバインを提供できるに至った。
【0012】請求項2に記載のコンバインは、請求項1
において、前記脱穀クラッチが前記伝動状態であるか否
かを検出する脱穀駆動状態検出手段と、車体が走行停止
状態であるか否かを検出する走行状態検出手段とが備え
られ、前記制御手段が、前記脱穀駆動状態検出手段の検
出情報に基づいて前記脱穀クラッチが前記伝動状態であ
ることが検出され、且つ、前記走行状態検出手段の検出
情報に基づいて車体が走行停止状態であることが検出さ
れると、前記設定停止条件が満たされたものと判別する
よう構成されていることを特徴とする。
【0013】すなわち、脱穀クラッチがクラッチ入り状
態であり、且つ、車体が走行停止状態であるときは、圃
場での刈取作業が終了して車体を一時停止させている状
態、すなわち、枕扱ぎ作業が行われると想定される状態
であるから、このような状態が検出されると、前記停止
用条件が満たされたものと判別するようにして、それに
伴って動作状態切換手段を停止状態に切り換えるのであ
る。
【0014】従って、枕扱ぎ作業を行うために、作業者
がフィードチェーンに近づいてくるときには、予め、動
作状態切換手段が停止状態に切り換えられていることに
なり、フィードチェーンは停止状態になっているので、
枕扱ぎ作業を行う作業者は、フィードチェーンの駆動状
態の切り換えのための特別な手動操作を必要とすること
なく、フィードチェーンの回転により邪魔されることな
く枕扱ぎ作業の準備作業を良好に行えるものとなり、請
求項1を実施するのに好適な手段が得られる。
【0015】請求項3記載のコンバインは、請求項2に
おいて、前記制御手段が、前記設定停止条件が満たされ
ている状態が設定待機時間以上継続すると、前記フィー
ドチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換えるよう構
成されていることを特徴とする。
【0016】すなわち、脱穀クラッチがクラッチ入り状
態であることが検出され、且つ、車体が走行停止状態で
あることが検出されると、直ちに、動作状態切換手段を
停止状態に切り換える構成にすると、例えば、圃場内で
刈取作業を行う場合に、ある作業行程での刈取作業を終
了した後、前進走行を一時停止してすぐに斜め方向に設
定距離後進走行して、その後すぐに前進走行に切り換え
て次回の作業行程に移行するような形態で作業を行うよ
うな場合等において、走行方向の切り換わり時に一時的
に走行中立状態が検出されて、フィードチェーンの駆動
が停止されることになり、刈取部からフィードチェーン
への刈取穀稈の受け渡しが円滑に行われず、受け渡し箇
所で穀稈が滞留してしまうおそれがある。
【0017】しかし、上記構成においては、脱穀クラッ
チがクラッチ入り状態であることが検出され、且つ、車
体が走行停止状態であることが検出されて停止用条件が
満たされている状態が設定待機時間以上継続すると、動
作状態切換手段を停止状態に切り換えるようになってい
るので、刈取部にて搬送している刈取穀稈がフィードチ
ェーンに搬送された後に、フィードチェーンが停止状態
に切り換わるので刈取部からフィードチェーンへの刈取
穀稈の受け渡し箇所で穀稈が滞留してしまうおそれを未
然に回避させることが可能となり、請求項2を実施する
のに好適な手段が得られる。
【0018】請求項4記載のコンバインは、請求項1に
おいて、前記フィードチェーンの前記遮断状態への切り
換えを指令する手動操作式の停止指令手段が、車体外方
側から手動操作可能に設けられ、前記制御手段が、前記
停止指令手段にて前記遮断状態への切り換えが指令され
ると、前記設定停止条件が満たされたものと判別するよ
う構成されていることを特徴とする。
【0019】すなわち、手扱ぎ作業を行う作業者が、手
動操作により停止指令手段にて停止状態への切り換えを
指令することにより、停止用条件が満たされたものと判
別されて動作状態切換手段が停止状態に切り換えられ
て、フィードチェーンが停止状態に切り換わるのであ
る。
【0020】そして、前記停止指令手段は、車体外方側
から手動操作可能に設けられているから、枕扱ぎ作業を
行うために車体外方側の車体から離れた場所から車体の
フィードチェーン配設箇所に近づいてきた作業者が、車
体操縦部まで移動する等の煩わしさなく停止指令手段を
手動操作することができ、フィードチェーンを能率よく
停止状態に切り換えることができるのであり、しかも、
自分の意志により必要に応じて適切なタイミングでフィ
ードチェーンを停止状態に切り換えることができるもの
となり、請求項1を実施するのに好適な手段が得られ
る。
【0021】請求項5記載のコンバインは、請求項1〜
4のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記駆動指令
手段による指令に基づいて前記フィードチェーンクラッ
チを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えた後にお
いて、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると、前
記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態から前記遮
断状態に切り換えるように構成されていることを特徴と
する。
【0022】すなわち、駆動指令手段による指令に基づ
いて動作状態切換手段を駆動状態に切り換えたときに
は、その切り換えの後に枕扱ぎ作業の終了判別用の条件
が成立すると、動作状態切換手段を駆動状態から停止状
態に切り換えるのである。つまり、動作状態切換手段を
駆動状態に切り換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判
別用の条件が成立すると自動的に動作状態切換手段を駆
動状態から停止状態に切り換えるので、特別な停止指令
用の手動操作が不要であり、操作の煩わしさがない。
【0023】説明を加えると、枕扱ぎ作業においては、
手刈りされた穀稈を手作業で搬送してフィードチェーン
の始端部に投入する作業を繰り返し行う場合があり、そ
の都度、フィードチェーンの始端部に近い場所で手刈り
穀稈を仮置きして並べて載置させるといった準備作業を
行うことになるが、前回の枕扱ぎ作業が終了して終了判
別用の条件が成立すると動作状態切換手段が停止状態に
切り換えられるので、準備作業を行うときには、煩わし
い手動操作を必要とすることなく常に動作状態切換手段
が停止状態に切り換えられることになり、請求項1〜4
のいずれかを実施するのに好適な手段が得られる。
【0024】請求項6記載のコンバインは、請求項5に
おいて、前記制御手段が、前記フィードチェーンクラッ
チを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えてから作
業終了判別用の設定時間が経過すると、前記枕扱ぎ作業
の終了判別用の条件が成立したものと判別するように構
成されていることを特徴とする。
【0025】上述したように、枕扱ぎ作業においては、
手刈りされた穀稈を手作業で搬送してフィードチェーン
の始端部に投入することになるので、1回の枕扱ぎ作業
において脱穀処理される穀稈の量は限られた範囲内に限
られ、それを脱穀処理するための所要時間は限られた時
間内に収まると考えられる。そこで、動作状態切換手段
を駆動状態に切り換えてから設定時間経過すると、枕扱
ぎ作業が終了したものとして、動作状態切換手段を停止
状態に切り換えるのである。
【0026】従って、適切なタイミングでフィードチェ
ーンを停止状態に切り換えることができ、不必要に長い
時間にわたりフィードチェーンの駆動状態を維持するこ
とを自動的に回避することができ、より良好な状態で枕
扱ぎ作業を行うことができるものとなり、請求項5を実
施するのに好適な手段が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
第1実施形態について図面に基づいて説明する。図1に
本発明に係るコンバインが示されている。このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ式の走行装置1、運転座席を
有する車体操縦部2を備える走行車体の前部に、刈取部
3を昇降操作自在に備え、この刈取部3により稲、麦な
どの植立穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を脱穀部5のフィ
ードチェーン6に受け入れて脱穀処理し、脱穀部5から
の脱穀粒を穀粒タンク7に搬送して貯溜するよう構成さ
れている。前記刈取部3は、植立穀稈を引き起こす引起
し装置3a、引き起こされた穀稈の株元側を切断するバ
リカン型の刈刃3b、刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に変
更しながら後方側に搬送する縦搬送装置3c等にて構成
され、走行車体の前部に横軸芯P周りに揺動昇降自在に
設けられ、昇降操作手段としての昇降用油圧シリンダ4
により昇降操作自在な構成となっている。
【0028】前記刈取部3の昇降軸芯Pの近くの機体側
個所には、刈取部3の揺動に伴って出力値が変化するポ
テンショメータ式の昇降位置センサS1が設けられ、こ
の昇降位置センサS1が刈取部3の走行車体に対する昇
降位置を検出する構成となっている。
【0029】次にコンバインの伝動構造について説明す
る。図2に示すように、原動部としてのエンジン8の出
力軸8aの動力をベルトテンション式の脱穀クラッチ9
を介して脱穀部5の入力軸に兼用されている唐箕駆動軸
10に伝達し、この唐箕駆動軸10の回動力を、唐箕駆
動軸10の一端側から伝動ベルト11などを介して扱胴
12の回転軸12aに伝達するよう構成され、一方、唐
箕駆動軸10の回動力を、唐箕駆動軸10の他端側から
伝動ベルト13を介して排ワラカッター14に供給する
とともに、噛合いクラッチ式のフィードチェーンクラッ
チ15を介してフィードチェーン6の搬送終端側が巻回
しているチェーン駆動スプロケット16に伝達する構成
としている。つまり、フィードチェーンクラッチ15が
噛合連動する伝動状態ではフィードチェーン6が回転す
る状態となり、噛合いが解除されて遮断状態になるとフ
ィードチェーン6が停止する状態となる。
【0030】脱穀クラッチ9は車体操縦部2に備えられ
た脱穀クラッチレバー17を手動操作することで、脱穀
部5に動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態
とに切り換え自在な構成となっており、その近傍には、
脱穀クラッチレバー17がクラッチ入り状態に操作され
ているか否かを検出する脱穀駆動状態検出手段として脱
穀スイッチS2が備えられている。
【0031】そして、前記フィードチェーンクラッチ1
5は、図3に示すように、フィードチェーンクラッチ1
5内の図示しないクラッチ切り換え用フォークに連動連
係されてクラッチ入り側に付勢される状態で揺動操作自
在な操作アーム18が設けられ、この操作アーム18
と、クラッチ操作用電動モータ(以下、クラッチモータ
という)M1の動力にてギア噛合機構19を介して回動
操作される駆動アーム20とが操作ワイヤ21にて連動
連係され、クラッチモータM1を駆動制御することで、
フィードチェーンクラッチ15を伝動状態と遮断状態と
に切り換え操作自在な構成となっている。
【0032】前記脱穀クラッチ9は、エンジン8から扱
胴12その他の脱穀部各部の装置への伝動を入り切り
し、前記フィードチェーンクラッチ15は、フィードチ
ェーン6だけの伝動を入り切りするのであり、脱穀クラ
ッチ9が入りになっていても、フィードチェーンクラッ
チ15を遮断状態に切り換えることにより、フィードチ
ェーン6だけを停止することができる。
【0033】又、エンジン8の出力軸8aの動力は、伝
動ベルト22、伝動軸23を介して走行用変速装置とし
ての静油圧式の無段変速装置Fに伝達され、その変速後
の動力が走行用ミッション24から左右走行装置1に伝
えられるとともに、変速後の動力が出力軸25、ベルト
テンション式の刈取クラッチ26を介して刈取部3の入
力軸3dに伝達される構成となっている。尚、図示はし
ないが、前記入力軸3dの動力を伝動軸などを備える伝
動機構によって引起し装置3a、刈取装置3b、搬送装
置3cそれぞれの入力部に伝達するようになっている。
又、走行用ミッション24には、走行装置1に対する走
行用出力軸の回転数に基づいて車速を検出する車速セン
サS3が備えられている。
【0034】前記刈取クラッチ26は、エンジン8から
刈取部3の各部への伝動を入り切りするものであり、図
2に示すように、車体操縦部2に備えられた刈取クラッ
チレバー27を手動操作することで入り切りを行う構成
となっており、この刈取クラッチ26を入りと切りとに
切り換えることにより、刈取部3の各装置が駆動と停止
とに切り換わる。
【0035】図3に示すように、無段変速装置Fを変速
操作する変速操作用の電動モータ(以下、変速モータと
いう)M2が、手動変速レバー28と無段変速装置Fと
の連係機構29に対して摩擦式伝動機構30を介して連
係されている。つまり、手動による変速操作を変速モー
タM2による変速操作に優先させる形態で、手動変速レ
バー29に対する手動操作及び変速モータM2による駆
動操作のいずれであっても変速操作できるようにしてい
るのである。又、前記無段変速装置Fは、手動変速レバ
ー28による手動操作による場合には勿論、変速モータ
M2により自動操作される場合であっても、走行停止す
る中立状態からいずれかの操作方向に変速操作すると、
前進走行状態に切り換わるとともに走行速度が無段階に
増速され、中立状態から反対方向に変速操作すると、後
進走行状態に切り換わるとともに走行速度が無段階に増
速される構成となっている。従って、この変速モータM
2が、走行車体を走行状態と走行停止状態とに切り換え
自在な走行状態切換手段を構成する。又、手動変速レバ
ー28の近傍には、中立状態(走行停止状態)にあるか
否かを検出する走行状態検出手段としての走行中立スイ
ッチS4が備えられている。
【0036】前記クラッチモータM1、変速モータM
2、昇降用油圧シリンダ4の動作を制御するマイクロコ
ンピュータ利用の制御装置Hと、枕扱ぎ作業用の走行の
開始及び停止を指令する走行指令手段としての走行指令
スイッチ30と、フィードチェーン6の駆動状態への切
り換えを指令する駆動指令手段としてのクラッチ入りス
イッチ31が備えられている。
【0037】前記制御装置Hは、通常の刈取作業中にお
いては次のような制御を実行する。車速制御入切スイッ
チ32にて制御入りが指令されると、回転速度センサS
5にて検出されるエンジン8の実回転速度と予め設定さ
れる無負荷回転速度との差により求められるエンジン負
荷が設定範囲内に維持されるように車速を自動調整する
車速制御を実行する。又、車体操縦部2に、刈取部3の
昇降操作を指令する刈取昇降レバー33が備えられ、こ
の刈取昇降レバー33の操作量をポテンショメータ34
にて検出して、その操作量に対応させて昇降用油圧シリ
ンダ4に対する電磁制御弁35を切り換え制御して、刈
取部3の昇降位置を変更調整する手動昇降制御を実行す
る構成となっている。又、これ以外に、詳述はしない
が、刈取部の対地高さを検出する対地高さセンサを備え
て、刈高さが設定値に維持されるように昇降用油圧シリ
ンダ4の動作を自動制御する自動昇降制御も実行する。
走行車体を走行させながら刈取部3にて刈取作業を行う
通常の刈取作業では、このような各種の制御を実行する
ことにより適正な刈取作業が行えるものとなる。
【0038】そして、前記制御装置Hは、前記フィード
チェーンを停止させるための設定停止条件が満たされる
に伴って、前記クラッチモータM1を作動させて前記フ
ィードチェーンクラッチを遮断状態に切り換え、且つ、
クラッチ入りスイッチ31にて伝動状態への切り換えが
指令されると、クラッチモータM1を作動させてフィー
ドチェーンクラッチを伝動状態に切り換えるよう構成さ
れている。つまり、制御装置Hは、脱穀スイッチS2の
検出情報に基づいて脱穀クラッチ9がクラッチ入り状態
であることが検出され、且つ、走行中立スイッチS4の
検出情報に基づいて車体が走行停止状態であることが検
出されると、前記停止用条件が満たされたものと判別
し、停止用条件が満たされている状態が設定待機時間以
上継続すると、クラッチモータM1を作動させてフィー
ドチェーンクラッチ15を遮断状態に切り換える構成と
なっている。又、クラッチ入りスイッチ31による指令
に基づいてフィードチェーンクラッチ15を遮断状態か
ら伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間
が経過すると、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立し
たものと判別して、フィードチェーンクラッチ15を伝
動状態から遮断状態に切り換えるように構成されてい
る。従って、前記制御装置Hによりフィードチェーンク
ラッチ15を切り換え制御する制御手段が構成される。
【0039】更に、前記停止用条件が満たされるに伴っ
てフィードチェーンクラッチ15を遮断状態に切り換え
ている状態において、走行指令スイッチ30にて走行の
開始が指令されると、刈取部3を退避用の高さに上昇さ
せるとともに走行車体の走行を開始させ、且つ、走行指
令スイッチ30にて走行の停止が指令されると、走行車
体の走行を停止させるとともに刈取部3を枕扱ぎ用の高
さに下降させるように、変速モータM2及び昇降用油圧
シリンダ4の動作を制御する枕扱ぎ制御を実行するよう
構成されている。
【0040】そして、前記走行指令スイッチ30と前記
クラッチ入りスイッチ31とは、図1に示すように、フ
ィードチェーン6の搬送始端側に近い個所において車体
外方側から操作可能に設けられている。つまり、圃場に
並置されている手刈り穀稈を手作業によりフィードチェ
ーン6の搬送始端部に投入する枕扱ぎ作業を行うため
に、作業者は走行車体の外部に位置することになるが、
走行車体を畦に沿って少しづつ移動させながら枕扱ぎ作
業を行うような場合に、車体操縦部2に戻らなくても、
前記走行指令スイッチ30を操作することで走行車体を
移動走行させることが可能な構成となっている。又、停
止用条件が満たされるに伴ってフィードチェーン6は停
止状態に切り換わり、走行指令スイッチ30を操作する
ときにフィードチェーン6が回転停止しているので、操
作を安全に行えるとともに、車体操縦部2に戻らなくて
も、クラッチ入りスイッチ31を操作することでフィー
ドチェーン6を駆動状態に切り換えることができる。
【0041】前記走行指令スイッチ30は押し操作する
とオンし、押し操作を解除するとオフする切り付勢型の
スイッチで構成されており、この走行指令スイッチ30
が押し操作されてオンすることにより走行の開始が指令
され、走行指令スイッチ30の押し操作が解除されてオ
フすることにより走行の停止が指令される構成となって
いる。
【0042】以下、図5、図6の制御フローチャート及
び図7のタイムチャートに基づいて、制御装置Hによる
枕扱ぎ用の制御動作について詳述する。すなわち、図5
に示すように、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ
走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出してい
る状態が設定時間(2秒間)以上継続すると、クラッチ
モータM1を作動させてフィードチェーンクラッチ15
をクラッチ切り状態に切り換える(ステップ1、2、
3、4)。そして、走行指令スイッチ30が押し操作さ
れてオンすると、枕扱ぎ制御を実行する(ステップ5、
6)。
【0043】図6及び図7に基づいて枕扱ぎ制御につい
て説明する。先ず、昇降用油圧シリンダ4を作動させ
て、昇降位置センサS1の検出情報に基づいて刈取部3
が退避用の高さになるまで刈取部3を上昇させる(ステ
ップ61、62、63)。この退避用の高さとしては、
走行車体が走行したときに圃場の凹凸に起因して車体が
姿勢変化することがあっても刈取部3が地面に接触しな
い程度に上昇した位置に設定されている。次に、変速モ
ータM2を作動させて走行車体の前進走行を開始し、走
行速度を徐々に増加させるように漸増させる(ステップ
64、65)。具体的に説明すると、変速モータM2に
対する増速用の出力を200msecが経過する間だけ
出力し、その後、300msecが経過する間待機する
処理を繰り返しながら間欠的に駆動することで、徐々に
速度を増加させるようにしている。但し、1回目の出力
時間は少し長め(500msec程度)にして滑らかに
走行開始できるようにしている。走行速度が人間の歩行
速度に等しい設定速度(例えば、0.35m/s)以上
になると、増速を停止して定速走行に切り換える(ステ
ップ66、67)。
【0044】そして、走行指令スイッチ30がオフする
と、変速モータM2を作動させて走行中立スイッチS4
がオンするまで車速を減速させて走行停止状態にした後
に、昇降用油圧シリンダ4を作動させて刈取部3を下降
させる(ステップ68〜72)。昇降位置センサS1の
検出情報に基づいて刈取部3が枕扱ぎ用の高さにまで下
降すると、刈取部3の下降を停止する(ステップ73、
74)。この枕扱ぎ用の高さというのは、手刈り穀稈の
投入が行い易くなるように、フィードチェーン6の始端
部において作業用空間を広く確保することができるよう
に刈取部3が下降した高さであり、通常の刈取作業用の
高さに近い低い位置である。
【0045】作業者は、このように刈取部3が下降して
いる状態で手刈り穀稈をフィードチェーン6の始端部に
投入して脱穀処理を行うことになるが、このとき、フィ
ードチェーン6が駆動停止状態になっているので、作業
者がクラッチ入りスイッチ31を操作してオンすると、
クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラ
ッチ15をクラッチ入り状態に切り換える(ステップ
7、8)。このようにフィードチェーンクラッチ15を
クラッチ入り状態に切り換えてから約6秒間が経過する
と、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーン
クラッチ15を切り状態に切り換える(ステップ9、1
0、11)。つまり、手刈り穀稈の投入は約6秒間より
も短い時間で終了するものと考えられ、しかも、次の作
業箇所まで走行車体を移動させるために、再度、走行指
令スイッチ30を操作する場合に安全を確保するため
に、フィードチェーン6の駆動を自動的に停止させるの
である。又、その後、再度、走行指令スイッチ30が操
作されると上記したような枕扱ぎ制御を実行し、クラッ
チ入りスイッチ31が操作されるとフィードチェーンク
ラッチ15をクラッチ入り状態に切り換えることにな
り、このような作業を繰り返し実行することができる。
【0046】尚、走行指令スイッチ30やクラッチ入り
スイッチ31が操作されず、脱穀スイッチがオフすると
フィードチェーンクラッチ15をクラッチ切り状態に切
り換え(ステップ12)、脱穀スイッチがオン状態で走
行中立スイッチS4がオフ状態になったこと、つまり、
走行車体が走行を開始したことが検出されると、フィー
ドチェーンクラッチ15を入り状態に切り換える(ステ
ップ13)。
【0047】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。この第2実施形態では、フィード
チェーン6の停止を手動で指令する停止指令手段として
のクラッチ切スイッチが設けられている点と、制御装置
Hによる枕扱ぎ用の処理の制御動作が異なる点以外の他
の構成については、上記第1実施形態と同じであるか
ら、以下、異なる点についてのみ説明し、同じ構成につ
いては説明は省略する。
【0048】この実施形態では、図8に示すように、フ
ィードチェーンの前記遮断状態への切り換えを指令する
手動操作式の停止指令手段としてのクラッチ切りスイッ
チ36が、車体外方側から手動操作可能に設けられてい
る。そして、前記制御装置Hが、脱穀スイッチS2がオ
ン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立
状態を検出している状態において、前記クラッチ切りス
イッチ36にて前記遮断状態への切り換えが指令される
と、前記設定停止条件が満たされたものと判別して、前
記フィードチェーンクラッチ15を前記遮断状態に切り
換えるよう構成されている。
【0049】つまり、図9に示すように、前記制御装置
Hは、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立
スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態に
おいて、クラッチ切りスイッチ36による切り指令があ
れば、フィードチェーンクラッチ15が切り状態でなけ
れば、フィードチェーンクラッチ15を切り状態に切り
換え、クラッチ入りスイッチ31による入り指令があれ
ば、フィードチェーンクラッチ15が入り状態でなけれ
ば、フィードチェーンクラッチ15を入り状態に切り換
える処理を実行し(ステップ21〜28)、その後は、
走行指令スイッチ30がオン操作されると(ステップ2
9)、第1実施形態において説明した内容と同様な枕扱
ぎ制御(ステップ30)を実行する。すなわち、クラッ
チ入りスイッチ31による指令に基づいてフィードチェ
ーンクラッチ15を入り状態に切り換えた後は、クラッ
チ切りスイッチ36による切り指令があるまで、クラッ
チ入り状態を維持する構成である。
【0050】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0051】(1) 前記動作状態切換手段を前記停止
状態に切り換えるための停止用条件としては、枕扱ぎ作
業が行われると予測されるような条件であればよく、上
記したような条件に代えて、例えば、刈取作業状態であ
るか否かを検出する作業状態検出手段を備えて、刈取作
業状態から非作業状態に切り換わってから設定時間以上
経過すると停止用条件が満たされたものと判別する構成
等、各種の条件を設定することができる。
【0052】(2)上記第1実施形態では、脱穀スイッ
チS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオ
ンして中立状態を検出している状態が設定待機時間(約
2秒間)以上継続すると、フィードチェーンクラッチ1
5を停止状態に切り換えるよう構成したものを例示した
が、このような構成に代えて、例えば、脱穀スイッチS
2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンし
て中立状態を検出している状態が検出されると直ちにフ
ィードチェーンクラッチ15を停止状態に切り換えるよ
うにしてもよい。
【0053】(3)上記第1実施形態では、前記フィー
ドチェーンクラッチ15を前記遮断状態から前記伝動状
態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が経過す
ると枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立したものと判
別する構成、すなわち、フィードチェーンクラッチを入
り状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間(約
6秒間)が経過すると、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件
が成立したものと判別して、フィードチェーンクラッチ
を入り状態から切り状態に切り換える構成を例示した
が、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件としては、このよう
な構成に限らず、次のように構成するものでもよい。
【0054】つまり、フィードチェーンの穀稈搬送箇所
に搬送される穀稈の存否を検出する存否センサを設け
て、フィードチェーンクラッチを入り状態に切り換えた
後、設定時間(例えば数秒間)以上穀稈の存在が検出さ
れない状態が継続すると、枕扱ぎ作業の終了判別用の条
件が満たされたものと判別する構成としてもよい。この
ように構成すると、手刈り穀稈がほぼ連続して投入され
て穀稈がフィードチェーンの穀稈搬送箇所に存在してい
る間はフィードチェーンが停止されず、脱穀処理が良好
に行われることになる。
【0055】(4)上記第2実施形態では、駆動指令手
段としてのフィードチェーン入りスイッチ31と、停止
指令手段としてのフィードチェーン切りスイッチ36と
が夫々各別に設けられる構成としたが、このような構成
に限らず、例えば、押し操作によりオンして操作を解除
するとオフする押し操作式の1つのスイッチを設け、制
御装置が、このスイッチのオフ状態からオン状態への切
り換えが検出されるに伴って、伝動状態と遮断状態とに
交互に切り換える構成として、駆動指令手段と停止指令
手段とを1個のスイッチを兼用して構成するものとして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】伝動構成を示す図
【図3】枕刈り用の操作構成を示す図
【図4】制御ブロック図
【図5】制御動作のフローチャート
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】タイムチャート
【図8】第2実施形態のコンバインの全体側面図
【図9】第2実施形態の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
5 脱穀部 6 フィードチェーン 8 原動部 9 脱穀クラッチ 31 駆動指令手段 36 停止指令手段 H 制御手段 S2 脱穀駆動状態検出手段 S4 走行状態検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松林 智也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 仲島 鉄弥 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 高原 一浩 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 平井 良介 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA05 BA07 DA10 DB06 DD02 EA03 EB05 EC23 ED20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取穀稈の株元側を挟持搬送するフィー
    ドチェーンと、このフィードチェーンによって挟持搬送
    される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、この脱穀部に
    動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切
    り換え自在な脱穀クラッチとが備えられたコンバインで
    あって、 前記フィードチェーンに動力を伝える伝動状態と動力を
    遮断する遮断状態とに切り換え自在なフィードチェーン
    クラッチと、 このフィードチェーンクラッチを切り換え制御する制御
    手段と、 車体外方側から手動操作可能に設けられて前記フィード
    チェーンクラッチの前記伝動状態への切り換えを指令す
    る手動操作式の駆動指令手段とが備えられ、 前記制御手段が、 前記フィードチェーンを停止させるための設定停止条件
    が満たされるに伴って、前記フィードチェーンクラッチ
    を前記遮断状態に切り換え、 且つ、前記駆動指令手段にて前記伝動状態への切り換え
    が指令されると、前記フィードチェーンクラッチを前記
    伝動状態に切り換えるよう構成されているコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記脱穀クラッチが前記伝動状態である
    か否かを検出する脱穀駆動状態検出手段と、 車体が走行停止状態であるか否かを検出する走行状態検
    出手段とが備えられ、前記制御手段が、 前記脱穀駆動状態検出手段の検出情報に基づいて前記脱
    穀クラッチが前記伝動状態であることが検出され、且
    つ、前記走行状態検出手段の検出情報に基づいて車体が
    走行停止状態であることが検出されると、前記設定停止
    条件が満たされたものと判別するよう構成されている請
    求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、 前記設定停止条件が満たされている状態が設定待機時間
    以上継続すると、前記フィードチェーンクラッチを前記
    遮断状態に切り換えるよう構成されている請求項2記載
    のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記フィードチェーンの前記遮断状態へ
    の切り換えを指令する手動操作式の停止指令手段が、車
    体外方側から手動操作可能に設けられ、 前記制御手段が、 前記停止指令手段にて前記遮断状態への切り換えが指令
    されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別す
    るよう構成されている請求項1記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、 前記駆動指令手段による指令に基づいて前記フィードチ
    ェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り
    換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成
    立すると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状
    態から前記遮断状態に切り換えるように構成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、 前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記
    伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が
    経過すると、前記枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立
    したものと判別するように構成されている請求項5記載
    のコンバイン。
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