JP4043282B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、刈取穀稈の株元側を挟持搬送するフィードチェーンと、このフィードチェーンによって挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、この脱穀部に動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在な脱穀クラッチとが備えられたコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構成のコンバインにおいて、従来より、圃場内で刈取作業を行う場合や枕地を走行するような場合には、前記脱穀クラッチを伝動状態に維持したまま作業が行われる構成となっている。そして、前記フィードチェーンは、脱穀部へ伝達される動力により駆動される構成となっていることから、脱穀クラッチが伝動状態に維持される場合においては前記フィードチェーンは常に駆動される状態となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、圃場内で植立穀稈の収穫作業を行う場合において、例えば圃場内の畦際に植立している植立穀稈に対してコンバインによる刈取作業を行うことができずに手作業で植立穀稈を刈り取るような場合がある。そして、このように手作業で刈り取られた手刈り穀稈は畦に沿わせて圃場面に適宜並べた状態で置かれることになるが、圃場内での刈取作業が終了した後において、このような手刈り穀稈をコンバインの脱穀部に向けて手作業で投入して脱穀処理を行う、いわゆる枕扱ぎ作業を行うことになる。つまり、手刈り穀稈が並置されている箇所にコンバインの車体を移動させて、手刈り穀稈を作業者が手作業にて前記フィードチェーンの始端部に投入させるのである。
【0004】
しかし、上記従来構成では、脱穀クラッチが伝動状態に維持される場合においてはフィードチェーンが常に駆動状態になっているので、上記したような枕扱ぎ作業を行う場合にはフィードチェーンが駆動状態になっており、例えば、枕扱ぎ作業の準備作業として、フィードチェーンの始端部への投入作業を行い易くするために、フィードチェーンの始端部に近い場所で手刈り穀稈を仮置きして並べて載置させているようなときに、身体の近くでフィードチェーンが回転することになり、駆動回転しているフィードチェーンに気を取られてこのような準備作業が行い難いものとなったり、あるいは、フィードチェーンに衣服が挟み込まれる等の不都合が生じるおそれがある。
【0005】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、上記したような従来の不利を解消して、枕扱ぎ作業を極力良好に行うことが可能となるコンバインを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のコンバインは、刈取穀稈の株元側を挟持搬送するフィードチェーンと、このフィードチェーンによって挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、この脱穀部に動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在な脱穀クラッチとが備えられたものであって、前記フィードチェーンに動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在なフィードチェーンクラッチと、このフィードチェーンクラッチを切り換え制御する制御手段と、車体外方側から手動操作可能に設けられて前記フィードチェーンクラッチの前記伝動状態への切り換えを指令する手動操作式の駆動指令手段とが備えられ、前記制御手段が、前記フィードチェーンを停止させるための設定停止条件が満たされるに伴って、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換え、且つ、前記駆動指令手段にて前記伝動状態への切り換えが指令されると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態に切り換えるよう構成され、前記制御手段が、前記駆動指令手段による指令に基づいて前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態から前記遮断状態に切り換えるように構成され、前記制御手段が、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が経過すると、前記枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立したものと判別するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
すなわち、フィードチェーンを停止させるための設定停止条件が満たされるに伴って、制御手段がフィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換えるように制御するので、前記設定停止条件として、枕扱ぎが行われる場合における条件を設定することで、枕扱ぎ作業の準備作業としてフィードチェーンの始端部に近い場所で手刈り穀稈を仮置きして並べて載置させているようなときにはフィードチェーンが停止状態に切り換えられていることになる。従って、このような枕扱ぎ作業の準備作業を行うときに、駆動回転しているフィードチェーンに気を取られて作業が行い難いものとなったり、フィードチェーンに衣服が挟み込まれる等の不都合を回避させることができる。
【0008】
前記設定停止条件としては、枕扱ぎ作業が行われると想定される状態、例えば、圃場での刈取作業が終了して車体を一時停止させている場合、つまり、脱穀クラッチが伝動状態であって且つ車体が走行停止状態である場合や、これ以外に、手扱ぎ作業を行う作業者の手動操作によるフィードチェーンの停止指令が指令されたような場合等がある。
【0009】
そして、駆動指令手段にて駆動状態への切り換えが指令されると、制御手段がフィードチェーンクラッチを伝動状態に切り換える。つまり、上記したような準備作業が終了して枕扱ぎ作業を開始するときに、作業者が車体外方側から駆動指令手段を手動操作することにより伝動状態への切り換えが指令されると、フィードチェーンクラッチが伝動状態に切り換えられてフィードチェーンが駆動される状態となるので、手刈り穀稈の株元側がフィードチェーンによって挟持搬送されて穂先側が脱穀処理されることになる。
【0010】
しかも、前記駆動指令手段は、車体外方側から手動操作可能に設けられているから、上記したような準備作業を行っていた作業者が車体操縦部まで移動する等の煩わしさなく手動操作することができ、フィードチェーンを能率よく駆動状態に切り換えて枕扱ぎ作業を行うことができる。
【0011】
従って、枕扱ぎ作業の準備作業を行うときに、駆動回転しているフィードチェーンに気を取られて作業が行い難いものとなったり、フィードチェーンに衣服が挟み込まれる等の不都合が生じるおそれを解消しながら、枕扱ぎ作業を極力良好に行うことが可能となるコンバインを提供できるに至った。
また、請求項1記載のコンバインは、前記制御手段が、前記駆動指令手段による指令に基づいて前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態から前記遮断状態に切り換えるように構成されていることを特徴とする。
すなわち、駆動指令手段による指令に基づいて動作状態切換手段を駆動状態に切り換えたときには、その切り換えの後に枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると、動作状態切換手段を駆動状態から停止状態に切り換えるのである。つまり、動作状態切換手段を駆動状態に切り換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると自動的に動作状態切換手段を駆動状態から停止状態に切り換えるので、特別な停止指令用の手動操作が不要であり、操作の煩わしさがない。
説明を加えると、枕扱ぎ作業においては、手刈りされた穀稈を手作業で搬送してフィードチェーンの始端部に投入する作業を繰り返し行う場合があり、その都度、フィードチェーンの始端部に近い場所で手刈り穀稈を仮置きして並べて載置させるといった準備作業を行うことになるが、前回の枕扱ぎ作業が終了して終了判別用の条件が成立すると動作状態切換手段が停止状態に切り換えられるので、準備作業を行うときには、煩わしい手動操作を必要とすることなく常に動作状態切換手段が停止状態に切り換えられることになる。
さらに、請求項1記載のコンバインは、前記制御手段が、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が経過すると、前記枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立したものと判別するように構成されていることを特徴とする。
上述したように、枕扱ぎ作業においては、手刈りされた穀稈を手作業で搬送してフィードチェーンの始端部に投入することになるので、1回の枕扱ぎ作業において脱穀処理される穀稈の量は限られた範囲内に限られ、それを脱穀処理するための所要時間は限られた時間内に収まると考えられる。そこで、動作状態切換手段を駆動状態に切り換えてから設定時間経過すると、枕扱ぎ作業が終了したものとして、動作状態切換手段を停止状態に切り換えるのである。
従って、適切なタイミングでフィードチェーンを停止状態に切り換えることができ、不必要に長い時間にわたりフィードチェーンの駆動状態を維持することを自動的に回避することができ、より良好な状態で枕扱ぎ作業を行うことができるものとなる。
【0012】
請求項2に記載のコンバインは、請求項1において、前記脱穀クラッチが前記伝動状態であるか否かを検出する脱穀駆動状態検出手段と、車体が走行停止状態であるか否かを検出する走行状態検出手段とが備えられ、前記制御手段が、前記脱穀駆動状態検出手段の検出情報に基づいて前記脱穀クラッチが前記伝動状態であることが検出され、且つ、前記走行状態検出手段の検出情報に基づいて車体が走行停止状態であることが検出されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別するよう構成されていることを特徴とする。
【0013】
すなわち、脱穀クラッチがクラッチ入り状態であり、且つ、車体が走行停止状態であるときは、圃場での刈取作業が終了して車体を一時停止させている状態、すなわち、枕扱ぎ作業が行われると想定される状態であるから、このような状態が検出されると、前記停止用条件が満たされたものと判別するようにして、それに伴って動作状態切換手段を停止状態に切り換えるのである。
【0014】
従って、枕扱ぎ作業を行うために、作業者がフィードチェーンに近づいてくるときには、予め、動作状態切換手段が停止状態に切り換えられていることになり、フィードチェーンは停止状態になっているので、枕扱ぎ作業を行う作業者は、フィードチェーンの駆動状態の切り換えのための特別な手動操作を必要とすることなく、フィードチェーンの回転により邪魔されることなく枕扱ぎ作業の準備作業を良好に行えるものとなり、請求項1を実施するのに好適な手段が得られる。
【0015】
請求項3記載のコンバインは、請求項2において、前記制御手段が、前記設定停止条件が満たされている状態が設定待機時間以上継続すると、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換えるよう構成されていることを特徴とする。
【0016】
すなわち、脱穀クラッチがクラッチ入り状態であることが検出され、且つ、車体が走行停止状態であることが検出されると、直ちに、動作状態切換手段を停止状態に切り換える構成にすると、例えば、圃場内で刈取作業を行う場合に、ある作業行程での刈取作業を終了した後、前進走行を一時停止してすぐに斜め方向に設定距離後進走行して、その後すぐに前進走行に切り換えて次回の作業行程に移行するような形態で作業を行うような場合等において、走行方向の切り換わり時に一時的に走行中立状態が検出されて、フィードチェーンの駆動が停止されることになり、刈取部からフィードチェーンへの刈取穀稈の受け渡しが円滑に行われず、受け渡し箇所で穀稈が滞留してしまうおそれがある。
【0017】
しかし、上記構成においては、脱穀クラッチがクラッチ入り状態であることが検出され、且つ、車体が走行停止状態であることが検出されて停止用条件が満たされている状態が設定待機時間以上継続すると、動作状態切換手段を停止状態に切り換えるようになっているので、刈取部にて搬送している刈取穀稈がフィードチェーンに搬送された後に、フィードチェーンが停止状態に切り換わるので刈取部からフィードチェーンへの刈取穀稈の受け渡し箇所で穀稈が滞留してしまうおそれを未然に回避させることが可能となり、請求項2を実施するのに好適な手段が得られる。
【0018】
請求項4記載のコンバインは、請求項1において、前記フィードチェーンの前記遮断状態への切り換えを指令する手動操作式の停止指令手段が、車体外方側から手動操作可能に設けられ、前記制御手段が、前記停止指令手段にて前記遮断状態への切り換えが指令されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別するよう構成されていることを特徴とする。
【0019】
すなわち、手扱ぎ作業を行う作業者が、手動操作により停止指令手段にて停止状態への切り換えを指令することにより、停止用条件が満たされたものと判別されて動作状態切換手段が停止状態に切り換えられて、フィードチェーンが停止状態に切り換わるのである。
【0020】
そして、前記停止指令手段は、車体外方側から手動操作可能に設けられているから、枕扱ぎ作業を行うために車体外方側の車体から離れた場所から車体のフィードチェーン配設箇所に近づいてきた作業者が、車体操縦部まで移動する等の煩わしさなく停止指令手段を手動操作することができ、フィードチェーンを能率よく停止状態に切り換えることができるのであり、しかも、自分の意志により必要に応じて適切なタイミングでフィードチェーンを停止状態に切り換えることができるものとなり、請求項1を実施するのに好適な手段が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係るコンバインが示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1、運転座席を有する車体操縦部2を備える走行車体の前部に、刈取部3を昇降操作自在に備え、この刈取部3により稲、麦などの植立穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を脱穀部5のフィードチェーン6に受け入れて脱穀処理し、脱穀部5からの脱穀粒を穀粒タンク7に搬送して貯溜するよう構成されている。前記刈取部3は、植立穀稈を引き起こす引起し装置3a、引き起こされた穀稈の株元側を切断するバリカン型の刈刃3b、刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に変更しながら後方側に搬送する縦搬送装置3c等にて構成され、走行車体の前部に横軸芯P周りに揺動昇降自在に設けられ、昇降操作手段としての昇降用油圧シリンダ4により昇降操作自在な構成となっている。
【0028】
前記刈取部3の昇降軸芯Pの近くの機体側個所には、刈取部3の揺動に伴って出力値が変化するポテンショメータ式の昇降位置センサS1が設けられ、この昇降位置センサS1が刈取部3の走行車体に対する昇降位置を検出する構成となっている。
【0029】
次にコンバインの伝動構造について説明する。
図2に示すように、原動部としてのエンジン8の出力軸8aの動力をベルトテンション式の脱穀クラッチ9を介して脱穀部5の入力軸に兼用されている唐箕駆動軸10に伝達し、この唐箕駆動軸10の回動力を、唐箕駆動軸10の一端側から伝動ベルト11などを介して扱胴12の回転軸12aに伝達するよう構成され、一方、唐箕駆動軸10の回動力を、唐箕駆動軸10の他端側から伝動ベルト13を介して排ワラカッター14に供給するとともに、噛合いクラッチ式のフィードチェーンクラッチ15を介してフィードチェーン6の搬送終端側が巻回しているチェーン駆動スプロケット16に伝達する構成としている。つまり、フィードチェーンクラッチ15が噛合連動する伝動状態ではフィードチェーン6が回転する状態となり、噛合いが解除されて遮断状態になるとフィードチェーン6が停止する状態となる。
【0030】
脱穀クラッチ9は車体操縦部2に備えられた脱穀クラッチレバー17を手動操作することで、脱穀部5に動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在な構成となっており、その近傍には、脱穀クラッチレバー17がクラッチ入り状態に操作されているか否かを検出する脱穀駆動状態検出手段として脱穀スイッチS2が備えられている。
【0031】
そして、前記フィードチェーンクラッチ15は、図3に示すように、フィードチェーンクラッチ15内の図示しないクラッチ切り換え用フォークに連動連係されてクラッチ入り側に付勢される状態で揺動操作自在な操作アーム18が設けられ、この操作アーム18と、クラッチ操作用電動モータ(以下、クラッチモータという)M1の動力にてギア噛合機構19を介して回動操作される駆動アーム20とが操作ワイヤ21にて連動連係され、クラッチモータM1を駆動制御することで、フィードチェーンクラッチ15を伝動状態と遮断状態とに切り換え操作自在な構成となっている。
【0032】
前記脱穀クラッチ9は、エンジン8から扱胴12その他の脱穀部各部の装置への伝動を入り切りし、前記フィードチェーンクラッチ15は、フィードチェーン6だけの伝動を入り切りするのであり、脱穀クラッチ9が入りになっていても、フィードチェーンクラッチ15を遮断状態に切り換えることにより、フィードチェーン6だけを停止することができる。
【0033】
又、エンジン8の出力軸8aの動力は、伝動ベルト22、伝動軸23を介して走行用変速装置としての静油圧式の無段変速装置Fに伝達され、その変速後の動力が走行用ミッション24から左右走行装置1に伝えられるとともに、変速後の動力が出力軸25、ベルトテンション式の刈取クラッチ26を介して刈取部3の入力軸3dに伝達される構成となっている。尚、図示はしないが、前記入力軸3dの動力を伝動軸などを備える伝動機構によって引起し装置3a、刈取装置3b、搬送装置3cそれぞれの入力部に伝達するようになっている。又、走行用ミッション24には、走行装置1に対する走行用出力軸の回転数に基づいて車速を検出する車速センサS3が備えられている。
【0034】
前記刈取クラッチ26は、エンジン8から刈取部3の各部への伝動を入り切りするものであり、図2に示すように、車体操縦部2に備えられた刈取クラッチレバー27を手動操作することで入り切りを行う構成となっており、この刈取クラッチ26を入りと切りとに切り換えることにより、刈取部3の各装置が駆動と停止とに切り換わる。
【0035】
図3に示すように、無段変速装置Fを変速操作する変速操作用の電動モータ(以下、変速モータという)M2が、手動変速レバー28と無段変速装置Fとの連係機構29に対して摩擦式伝動機構30を介して連係されている。つまり、手動による変速操作を変速モータM2による変速操作に優先させる形態で、手動変速レバー29に対する手動操作及び変速モータM2による駆動操作のいずれであっても変速操作できるようにしているのである。又、前記無段変速装置Fは、手動変速レバー28による手動操作による場合には勿論、変速モータM2により自動操作される場合であっても、走行停止する中立状態からいずれかの操作方向に変速操作すると、前進走行状態に切り換わるとともに走行速度が無段階に増速され、中立状態から反対方向に変速操作すると、後進走行状態に切り換わるとともに走行速度が無段階に増速される構成となっている。従って、この変速モータM2が、走行車体を走行状態と走行停止状態とに切り換え自在な走行状態切換手段を構成する。又、手動変速レバー28の近傍には、中立状態(走行停止状態)にあるか否かを検出する走行状態検出手段としての走行中立スイッチS4が備えられている。
【0036】
前記クラッチモータM1、変速モータM2、昇降用油圧シリンダ4の動作を制御するマイクロコンピュータ利用の制御装置Hと、枕扱ぎ作業用の走行の開始及び停止を指令する走行指令手段としての走行指令スイッチ30と、フィードチェーン6の駆動状態への切り換えを指令する駆動指令手段としてのクラッチ入りスイッチ31が備えられている。
【0037】
前記制御装置Hは、通常の刈取作業中においては次のような制御を実行する。車速制御入切スイッチ32にて制御入りが指令されると、回転速度センサS5にて検出されるエンジン8の実回転速度と予め設定される無負荷回転速度との差により求められるエンジン負荷が設定範囲内に維持されるように車速を自動調整する車速制御を実行する。又、車体操縦部2に、刈取部3の昇降操作を指令する刈取昇降レバー33が備えられ、この刈取昇降レバー33の操作量をポテンショメータ34にて検出して、その操作量に対応させて昇降用油圧シリンダ4に対する電磁制御弁35を切り換え制御して、刈取部3の昇降位置を変更調整する手動昇降制御を実行する構成となっている。又、これ以外に、詳述はしないが、刈取部の対地高さを検出する対地高さセンサを備えて、刈高さが設定値に維持されるように昇降用油圧シリンダ4の動作を自動制御する自動昇降制御も実行する。走行車体を走行させながら刈取部3にて刈取作業を行う通常の刈取作業では、このような各種の制御を実行することにより適正な刈取作業が行えるものとなる。
【0038】
そして、前記制御装置Hは、前記フィードチェーンを停止させるための設定停止条件が満たされるに伴って、前記クラッチモータM1を作動させて前記フィードチェーンクラッチを遮断状態に切り換え、且つ、クラッチ入りスイッチ31にて伝動状態への切り換えが指令されると、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラッチを伝動状態に切り換えるよう構成されている。
つまり、制御装置Hは、脱穀スイッチS2の検出情報に基づいて脱穀クラッチ9がクラッチ入り状態であることが検出され、且つ、走行中立スイッチS4の検出情報に基づいて車体が走行停止状態であることが検出されると、前記停止用条件が満たされたものと判別し、停止用条件が満たされている状態が設定待機時間以上継続すると、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラッチ15を遮断状態に切り換える構成となっている。
又、クラッチ入りスイッチ31による指令に基づいてフィードチェーンクラッチ15を遮断状態から伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が経過すると、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立したものと判別して、フィードチェーンクラッチ15を伝動状態から遮断状態に切り換えるように構成されている。従って、前記制御装置Hによりフィードチェーンクラッチ15を切り換え制御する制御手段が構成される。
【0039】
更に、前記停止用条件が満たされるに伴ってフィードチェーンクラッチ15を遮断状態に切り換えている状態において、走行指令スイッチ30にて走行の開始が指令されると、刈取部3を退避用の高さに上昇させるとともに走行車体の走行を開始させ、且つ、走行指令スイッチ30にて走行の停止が指令されると、走行車体の走行を停止させるとともに刈取部3を枕扱ぎ用の高さに下降させるように、変速モータM2及び昇降用油圧シリンダ4の動作を制御する枕扱ぎ制御を実行するよう構成されている。
【0040】
そして、前記走行指令スイッチ30と前記クラッチ入りスイッチ31とは、図1に示すように、フィードチェーン6の搬送始端側に近い個所において車体外方側から操作可能に設けられている。
つまり、圃場に並置されている手刈り穀稈を手作業によりフィードチェーン6の搬送始端部に投入する枕扱ぎ作業を行うために、作業者は走行車体の外部に位置することになるが、走行車体を畦に沿って少しづつ移動させながら枕扱ぎ作業を行うような場合に、車体操縦部2に戻らなくても、前記走行指令スイッチ30を操作することで走行車体を移動走行させることが可能な構成となっている。又、停止用条件が満たされるに伴ってフィードチェーン6は停止状態に切り換わり、走行指令スイッチ30を操作するときにフィードチェーン6が回転停止しているので、操作を安全に行えるとともに、車体操縦部2に戻らなくても、クラッチ入りスイッチ31を操作することでフィードチェーン6を駆動状態に切り換えることができる。
【0041】
前記走行指令スイッチ30は押し操作するとオンし、押し操作を解除するとオフする切り付勢型のスイッチで構成されており、この走行指令スイッチ30が押し操作されてオンすることにより走行の開始が指令され、走行指令スイッチ30の押し操作が解除されてオフすることにより走行の停止が指令される構成となっている。
【0042】
以下、図5、図6の制御フローチャート及び図7のタイムチャートに基づいて、制御装置Hによる枕扱ぎ用の制御動作について詳述する。
すなわち、図5に示すように、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態が設定時間(2秒間)以上継続すると、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラッチ15をクラッチ切り状態に切り換える(ステップ1、2、3、4)。そして、走行指令スイッチ30が押し操作されてオンすると、枕扱ぎ制御を実行する(ステップ5、6)。
【0043】
図6及び図7に基づいて枕扱ぎ制御について説明する。
先ず、昇降用油圧シリンダ4を作動させて、昇降位置センサS1の検出情報に基づいて刈取部3が退避用の高さになるまで刈取部3を上昇させる(ステップ61、62、63)。この退避用の高さとしては、走行車体が走行したときに圃場の凹凸に起因して車体が姿勢変化することがあっても刈取部3が地面に接触しない程度に上昇した位置に設定されている。
次に、変速モータM2を作動させて走行車体の前進走行を開始し、走行速度を徐々に増加させるように漸増させる(ステップ64、65)。具体的に説明すると、変速モータM2に対する増速用の出力を200msecが経過する間だけ出力し、その後、300msecが経過する間待機する処理を繰り返しながら間欠的に駆動することで、徐々に速度を増加させるようにしている。但し、1回目の出力時間は少し長め(500msec程度)にして滑らかに走行開始できるようにしている。走行速度が人間の歩行速度に等しい設定速度(例えば、0.35m/s)以上になると、増速を停止して定速走行に切り換える(ステップ66、67)。
【0044】
そして、走行指令スイッチ30がオフすると、変速モータM2を作動させて走行中立スイッチS4がオンするまで車速を減速させて走行停止状態にした後に、昇降用油圧シリンダ4を作動させて刈取部3を下降させる(ステップ68〜72)。昇降位置センサS1の検出情報に基づいて刈取部3が枕扱ぎ用の高さにまで下降すると、刈取部3の下降を停止する(ステップ73、74)。
この枕扱ぎ用の高さというのは、手刈り穀稈の投入が行い易くなるように、フィードチェーン6の始端部において作業用空間を広く確保することができるように刈取部3が下降した高さであり、通常の刈取作業用の高さに近い低い位置である。
【0045】
作業者は、このように刈取部3が下降している状態で手刈り穀稈をフィードチェーン6の始端部に投入して脱穀処理を行うことになるが、このとき、フィードチェーン6が駆動停止状態になっているので、作業者がクラッチ入りスイッチ31を操作してオンすると、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラッチ15をクラッチ入り状態に切り換える(ステップ7、8)。
このようにフィードチェーンクラッチ15をクラッチ入り状態に切り換えてから約6秒間が経過すると、クラッチモータM1を作動させてフィードチェーンクラッチ15を切り状態に切り換える(ステップ9、10、11)。
つまり、手刈り穀稈の投入は約6秒間よりも短い時間で終了するものと考えられ、しかも、次の作業箇所まで走行車体を移動させるために、再度、走行指令スイッチ30を操作する場合に安全を確保するために、フィードチェーン6の駆動を自動的に停止させるのである。又、その後、再度、走行指令スイッチ30が操作されると上記したような枕扱ぎ制御を実行し、クラッチ入りスイッチ31が操作されるとフィードチェーンクラッチ15をクラッチ入り状態に切り換えることになり、このような作業を繰り返し実行することができる。
【0046】
尚、走行指令スイッチ30やクラッチ入りスイッチ31が操作されず、脱穀スイッチがオフするとフィードチェーンクラッチ15をクラッチ切り状態に切り換え(ステップ12)、脱穀スイッチがオン状態で走行中立スイッチS4がオフ状態になったこと、つまり、走行車体が走行を開始したことが検出されると、フィードチェーンクラッチ15を入り状態に切り換える(ステップ13)。
【0047】
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、フィードチェーン6の停止を手動で指令する停止指令手段としてのクラッチ切スイッチが設けられている点と、制御装置Hによる枕扱ぎ用の処理の制御動作が異なる点以外の他の構成については、上記第1実施形態と同じであるから、以下、異なる点についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
【0048】
この実施形態では、図8に示すように、フィードチェーンの前記遮断状態への切り換えを指令する手動操作式の停止指令手段としてのクラッチ切りスイッチ36が、車体外方側から手動操作可能に設けられている。
そして、前記制御装置Hが、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態において、前記クラッチ切りスイッチ36にて前記遮断状態への切り換えが指令されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別して、前記フィードチェーンクラッチ15を前記遮断状態に切り換えるよう構成されている。
【0049】
つまり、図9に示すように、前記制御装置Hは、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態において、クラッチ切りスイッチ36による切り指令があれば、フィードチェーンクラッチ15が切り状態でなければ、フィードチェーンクラッチ15を切り状態に切り換え、クラッチ入りスイッチ31による入り指令があれば、フィードチェーンクラッチ15が入り状態でなければ、フィードチェーンクラッチ15を入り状態に切り換える処理を実行し(ステップ21〜28)、その後は、走行指令スイッチ30がオン操作されると(ステップ29)、第1実施形態において説明した内容と同様な枕扱ぎ制御(ステップ30)を実行する。
すなわち、クラッチ入りスイッチ31による指令に基づいてフィードチェーンクラッチ15を入り状態に切り換えた後は、クラッチ切りスイッチ36による切り指令があるまで、クラッチ入り状態を維持する構成である。
【0050】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
【0051】
(1) 前記動作状態切換手段を前記停止状態に切り換えるための停止用条件としては、枕扱ぎ作業が行われると予測されるような条件であればよく、上記したような条件に代えて、例えば、刈取作業状態であるか否かを検出する作業状態検出手段を備えて、刈取作業状態から非作業状態に切り換わってから設定時間以上経過すると停止用条件が満たされたものと判別する構成等、各種の条件を設定することができる。
【0052】
(2)上記第1実施形態では、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態が設定待機時間(約2秒間)以上継続すると、フィードチェーンクラッチ15を停止状態に切り換えるよう構成したものを例示したが、このような構成に代えて、例えば、脱穀スイッチS2がオン状態であり且つ走行中立スイッチS4がオンして中立状態を検出している状態が検出されると直ちにフィードチェーンクラッチ15を停止状態に切り換えるようにしてもよい。
【0055】
(3)上記第2実施形態では、駆動指令手段としてのフィードチェーン入りスイッチ31と、停止指令手段としてのフィードチェーン切りスイッチ36とが夫々各別に設けられる構成としたが、このような構成に限らず、例えば、押し操作によりオンして操作を解除するとオフする押し操作式の1つのスイッチを設け、制御装置が、このスイッチのオフ状態からオン状態への切り換えが検出されるに伴って、伝動状態と遮断状態とに交互に切り換える構成として、駆動指令手段と停止指令手段とを1個のスイッチを兼用して構成するものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】伝動構成を示す図
【図3】枕刈り用の操作構成を示す図
【図4】制御ブロック図
【図5】制御動作のフローチャート
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】タイムチャート
【図8】第2実施形態のコンバインの全体側面図
【図9】第2実施形態の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
5 脱穀部
6 フィードチェーン
8 原動部
9 脱穀クラッチ
31 駆動指令手段
36 停止指令手段
H 制御手段
S2 脱穀駆動状態検出手段
S4 走行状態検出手段
Claims (4)
- 刈取穀稈の株元側を挟持搬送するフィードチェーンと、このフィードチェーンによって挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部と、この脱穀部に動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在な脱穀クラッチとが備えられたコンバインであって、
前記フィードチェーンに動力を伝える伝動状態と動力を遮断する遮断状態とに切り換え自在なフィードチェーンクラッチと、
このフィードチェーンクラッチを切り換え制御する制御手段と、
車体外方側から手動操作可能に設けられて前記フィードチェーンクラッチの前記伝動状態への切り換えを指令する手動操作式の駆動指令手段とが備えられ、
前記制御手段が、
前記フィードチェーンを停止させるための設定停止条件が満たされるに伴って、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換え、
且つ、前記駆動指令手段にて前記伝動状態への切り換えが指令されると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態に切り換えるよう構成され、
前記制御手段が、
前記駆動指令手段による指令に基づいて前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えた後において、枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立すると、前記フィードチェーンクラッチを前記伝動状態から前記遮断状態に切り換えるように構成され、
前記制御手段が、
前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態から前記伝動状態に切り換えてから作業終了判別用の設定時間が経過すると、前記枕扱ぎ作業の終了判別用の条件が成立したものと判別するように構成されているコンバイン。 - 前記脱穀クラッチが前記伝動状態であるか否かを検出する脱穀駆動状態検出手段と、
車体が走行停止状態であるか否かを検出する走行状態検出手段とが備えられ、
前記制御手段が、
前記脱穀駆動状態検出手段の検出情報に基づいて前記脱穀クラッチが前記伝動状態であることが検出され、且つ、前記走行状態検出手段の検出情報に基づいて車体が走行停止状態であることが検出されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別するよう構成されている請求項1記載のコンバイン。 - 前記制御手段が、
前記設定停止条件が満たされている状態が設定待機時間以上継続すると、前記フィードチェーンクラッチを前記遮断状態に切り換えるよう構成されている請求項2記載のコンバイン。 - 前記フィードチェーンの前記遮断状態への切り換えを指令する手動操作式の停止指令手段が、車体外方側から手動操作可能に設けられ、
前記制御手段が、
前記停止指令手段にて前記遮断状態への切り換えが指令されると、前記設定停止条件が満たされたものと判別するよう構成されている請求項1記載のコンバイン。
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