JP6141225B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと、前記エンジンの回転動力によって駆動される刈取部及び脱穀装置とを備えたコンバインに関する。
このようなコンバインでは、通常は刈取り脱穀作業として、走行しながら刈取部で刈り取った穀稈を搬送装置によって脱穀装置に送り込んで脱穀する。但し、圃場のコーナ部などに植立されている穀稈はコンバインによって刈り取ることができないので、作業者が手作業で刈り取る。そして、停車させたコンバインの脱穀装置を駆動させ、先に手作業で刈り取られた穀稈を搬送装置に載せて脱穀装置に送り込むことで脱穀が行われる。このような手作業を伴う脱穀作業は枕扱き作業または手扱き作業と呼ばれる。
この枕扱き作業の安全性を向上させるため、特許文献1によるコンバインでは、予め設定された手扱ぎモードの有効条件を満たした場合に、手扱ぎモードが有効状態となり、エンジンの回転速度が予め設定された設定回転速度まで低下し、エンジンの回転速度に連動している搬送装置(フィードチェーン)の速度も低下する。この特許文献1では、手扱ぎモードの有効条件として、脱穀装置の駆動、コンバインの走行停止、規制部材の開放位置移動、手扱きスイッチのON操作、搬送穀稈検出センサによる刈取り穀稈の未検出が採用されている。なお、規制部材は、手扱き作業時の搬送装置(フィードチェーン)への手扱ぎによる穀稈の供給を規制する位置と穀稈の供給を可能にする開放位置との間で回動可能な部材であり、作業者によって操作される。なお、この特許文献1では、手扱ぎモードから通常の刈取り脱穀モードへの復帰に関しては、詳しく説明されていない。
特願2013−192548号公報
特許文献1で示されているようなコンバインでは、規制部材が作業者によって操作され、制御装置は規制部材の位置を検出する規制部材位置検出センサの検出結果を受け取る。しかしながら、規制部材に対する操作制御、例えば、規制部材の回動や規制部材のロックなどに関する制御は行われない。規制部材は枕扱き作業にとって重要な構成要素であることから、規制部材の操作をも含めて、規制部材に対する制御を、積極的に枕扱き作業の制御に組み込むことが望まれている。この点を考慮することで、枕扱き作業が利便性よく効果的に行われるコンバインが求められている。
本発明による1つのコンバインは、エンジンと、前記エンジンの回転動力によって駆動される刈取部及び脱穀装置とを備えるとともに、前記エンジンの回転動力によって駆動され、前記刈取部で刈り取った穀稈を前記脱穀装置に搬送する穀稈搬送装置と、枕扱き作業の際に手動で穀稈を前記穀稈搬送装置に供給するための枕扱き穀稈供給部と、前記枕扱き穀稈供給部に配置されるとともに、手動での穀稈の供給を可能にする供給可能状態と手動での穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で状態変更可能な枕扱きゲートと、前記コンバインの運転状態を検出する運転状態検出部と、刈取り脱穀制御中において、前記運転状態検出部による検出結果に基づき、機体の停止、前記刈取部の停止、及び前記脱穀装置の駆動が確認されると、枕扱き制御への移行条件成立信号を出力する枕扱き作業判定部と、前記枕扱き制御への移行条件成立信号に応答して前記刈取り脱穀制御から前記枕扱き制御への移行トリガーを指令する移行トリガー指令部と、前記移行トリガーに応答して前記エンジンの回転数を設定低回転数まで低下させるとともに、前記枕扱きゲートを前記供給禁止状態から前記供給可能状態に切り替える枕扱き制御部とを備えている。
この構成によれば、運転状態検出部によるコンバインの運転状態に関する検出結果から機体の停止、前記刈取部の停止、及び前記脱穀装置の駆動が確認されることによって、コンバインの運転状態が枕扱き制御への移行状態であると推定される。この推定によって、枕扱き制御への移行条件成立信号が出力されると、刈取り脱穀制御から枕扱き制御への移行トリガーが指令される。この移行トリガーに応答して、エンジンの回転数は設定低回転数まで低下させられ、結果的に、穀稈搬送装置の速度も低下する。同時に、当該移行トリガーに応答して枕扱き制御部が、枕扱きゲートを供給禁止状態から供給可能状態に切り替える。なお、本発明では、この枕扱きゲートの供給禁止状態から供給可能状態への切り替えの形態には、枕扱きゲートを自動的に供給可能状態に切り替える完全自動制御処理だけでなく、枕扱きゲートを作業者によって手動で供給可能状態に切り替えることを許す枕扱きゲートのロック解除処理のような半自動制御処理も含まれている。いずれにせよ、枕扱きゲートに対する操作が枕扱き制御部によって管理されることになり、枕扱き作業における安全性と利便性とが、より効果的に確保される。
本発明による他の1つのコンバインは、エンジンと、前記エンジンの回転動力によって駆動される刈取部及び脱穀装置とを備えるとともに、前記エンジンの回転動力によって駆動され、前記刈取部で刈り取った穀稈を前記脱穀装置に搬送する穀稈搬送装置と、枕扱き作業の際に手動で穀稈を前記穀稈搬送装置に供給するための枕扱き穀稈供給部と、前記枕扱き穀稈供給部に配置されるとともに、手動での穀稈の供給を可能にする供給可能状態と手動での穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で状態変更可能な枕扱きゲートと、前記コンバインの運転状態を検出する運転状態検出部と、枕扱き制御中において、前記運転状態検出部による検出結果に基づき、枕扱き作業の終了が確認されると、刈取り脱穀制御への移行条件成立信号を出力する枕扱き作業判定部と、前記刈取り脱穀制御への移行条件成立信号に応答して前記枕扱き制御から前記刈取り脱穀制御への移行トリガーを指令する移行トリガー指令部と、前記移行トリガーに応答して前記エンジンの回転数を刈取り脱穀回転数まで上昇させるとともに、前記枕扱きゲートを前記供給可能状態から前記供給禁止状態に切り替える枕扱き制御部とを備えている。
この構成によれば、枕扱き制御中において、運転状態検出部によるコンバインの運転状態に関する検出結果から枕扱き作業の終了が推定されると、枕扱き制御から刈取り脱穀制御への移行条件成立信号が出力される。さらに移行条件成立信号を受けて、枕扱き制御から刈取り脱穀制御への移行トリガーが指令される。この移行トリガーに応答して、エンジンの回転数は枕扱き作業のための低速回転から刈取り脱穀回転数まで上昇され、結果的に、穀稈搬送装置の搬送速度も増加する。同時に、当該移行トリガーに応答して枕扱き制御部が、枕扱きゲートが供給可能状態から供給禁止状態に切り替える。本発明では、この枕扱きゲートの供給可能状態から供給禁止状態への切り替えの形態にも、枕扱きゲートを自動的に供給禁止状態に切り替える完全自動制御処理だけではなく、枕扱きゲートを作業者によって手動で供給禁止状態に切り替えた後にこの供給禁止状態を保持する枕扱きゲートのロック処理のような半自動制御処理も含まれている。いずれにせよ、枕扱きゲートに対する操作が枕扱き制御部によって管理されることになり、枕扱き作業における安全性と利便性とが、より効果的に確保される。なお、枕扱き作業を終えて再び刈取り脱穀作業に移行する時には、機体が走行を開始するとともに刈取部が駆動するので、前記運転状態検出部はこのことを検出することができる。したがって、前記枕扱き作業判定部は、前記運転状態検出部から検出結果に基づいて、機体の走行及び前記刈取部の駆動が枕扱き制御中において確認されると、前記刈取り脱穀制御への移行条件成立信号を出力するように構成することが可能である。
刈取り脱穀作業から枕扱き作業への移行あるいは枕扱き作業から刈取り脱穀作業の移行が推定可能となる検出結果が、運転状態検出部から検出されたとしても、そのような検出結果は、刈取り脱穀作業中あるいは枕扱き作業であっても、瞬時的には、少なからず生じる。このような瞬時的な検出結果による誤判定を回避するため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記移行トリガー指令部は、前記移行条件成立信号の出力時から所定の待機時間の経過後に前記移行トリガーを指令するように構成されている。待機時間は、実験的かつ経験的に決定されるが、1秒以上から数秒の間が好ましい。しかしながら、適正な待機時間は、コンバインの固有特性や作業者の作業能力などによっても異なるので前記待機時間は手動調整可能であると好都合である。
刈取り脱穀作業から枕扱き作業への移行あるいは枕扱き作業から刈取り脱穀作業の移行を推定するために最も重要な要因の1つは、機体の走行、徐行、停止といった走行状態、特に平均速度や速度変化など、機体速度に関するものである。したがって、前記機体の走行状態は、走行変速レバーの位置の検出といった間接的な車速検出方法ではなく、直接的な車速検出に基づいて検出されることが好ましい。このことから本発明の好適な実施形態の1つでは、前記機体の走行は、前記エンジンからの回転動力によって回転する、駆動車輪を含む走行系機器の回転速度または当該回転速度から算定される車速に基づいて確認されるように構成されている。具体的には、車軸や駆動車輪の回転速度を検出する速度センサの検出値から正確な車速が算定される。
本発明の刈取り脱穀制御と枕扱き制御との間の移行における基本的な制御の流れを説明する模式図である。 本発明によるコンバインの具体的な実施形態の1つを示す側面図である。 刈取部と穀稈搬送装置と枕扱き穀稈供給部とを示す平面図である。 走行系動力伝達路と作業系動力伝達路とを示す模式図である。 枕扱き穀稈供給部を示す正面図である。 供給禁止状態での枕扱きゲートを示す側面図である。 供給可能状態での枕扱きゲートを示す側面図である。 枕扱き作業に関する制御の流れを示す機能ブロック図である。
本発明によるコンバインの具体的な実施形態を説明する前に、図1を用いて本発明を特徴付けている枕扱き制御の基本的な流れを説明する。図1では、模式的に示されているだけであるが、本発明によるコンバインには、エンジン40の回転動力によって駆動される刈取部3、脱穀装置7、刈取部3で刈り取った穀稈を脱穀装置7に搬送する穀稈搬送装置FAが備えられている。エンジン40の回転動力は、同時に変速機構などの走行系機器2Aに伝達され、図1では図示されていないクローラや車輪を回転させることで、コンバインが走行する。
枕扱き作業の際に手動で穀稈を穀稈搬送装置FAに供給するための枕扱き穀稈供給部8が刈取部3と脱穀装置7との間の領域に形成されている。枕扱き穀稈供給部8は、チェーンコンベヤなどで構成される穀稈搬送装置FAに手刈りした穀稈を積み込み易いように構成されている。さらに、穀稈搬送装置FAへの手作業による穀稈の供給を可能にする供給可能状態と、手作業による穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で選択可能な枕扱きゲート80が備えられている。供給禁止状態での枕扱きゲート80は、枕扱き作業に適しない運転状態において、枕扱き作業の開始を防ぐ機能を有する。枕扱きゲート80は、一般には、枕扱き穀稈供給部8の領域における穀稈搬送装置FAへの進入を防止する遮断機のような形態が採用される。最も簡単な構成の枕扱きゲート80の1つは、作業者による穀稈の穀稈搬送装置FAへの移動経路を妨害するように横たわる禁止姿勢と穀稈搬送装置FAへの当該移動経路を開放する許可姿勢との間を変位する遮断バーである。このような枕扱きゲート80の変位は、流体圧式や電気式のアクチェータによって自動制御する形態を採用することができる。あるいは、枕扱きゲート80の変位は作業者によって手動で行われ、禁止姿勢(供給禁止状態)での維持、いわゆる禁止姿勢のロックをアクチェータによって行うような形態を採用してもよい。いずれの形態を採用しても、そのような枕扱きゲート80に対する制御は、本発明における、枕扱きゲート80を供給禁止状態から供給可能状態への切り替え制御、及び供給可能状態から供給禁止状態への切り替え制御に含まれる。なお、枕扱きゲート80は、供給禁止状態において不測に枕扱き穀稈供給部8に異物が入り込むことを抑制するように、枕扱き穀稈供給部8を覆うような形態にすることも可能である。
コンバインには、本来、走行系動力伝達路や作業(刈取り・脱穀)系動力伝達路における動力伝達状態(各種クラッチの入り切り状態や変速位置など)を検出するスイッチやセンサ、エンジン回転数や機体速度や機体水平度を測定するセンサ、各種操作レバーの操作位置を検出するセンサなど、種々の運転状態(機体の停止状態、刈取部3の駆動状態、脱穀装置7の駆動状態など)を検出する検出器からなる運転状態検出部70が備えられている。本発明のコンバインには、枕扱き作業を管理制御する枕扱き管理部60が備えられている。枕扱き管理部60には、枕扱き作業判定部61と移行トリガー指令部62とが含まれている。枕扱き作業判定部61は、運転状態検出部70による検出結果に基づいて、少なくとも、機体の停止、刈取部3の停止、及び脱穀装置7の駆動(扱胴の回転)を確認する機能を有し、刈取り脱穀制御中においてこれらを確認すると、枕扱き運転への移行とみなし、枕扱き制御への移行条件成立信号を出力する。移行トリガー指令部62は、枕扱き作業判定部61から出力された移行条件成立信号に応答して刈取り脱穀制御から枕扱き制御への移行トリガーを指令する。この移行トリガーの指令には、好ましくは2秒から数秒程度の待機時間が設定されており、その待機時間の間に運転状態が変動して枕扱き作業判定部61による移行条件成立信号が取り消された場合、枕扱き制御への移行トリガーは指令されない。
移行トリガー指令部62によって移行トリガーが指令されると、脱穀制御部51の枕扱き制御部52は、エンジン制御部41に低回転要求を行う。これにより、エンジン回転数が低下し、刈取り脱穀制御状態にある穀稈搬送装置FAの搬送速度や脱穀装置7の脱穀速度が枕扱き作業に適した速度に低下する。同時に、枕扱き制御部52は、枕扱きゲート80に対して、枕扱きゲート80の供給禁止状態から供給可能状態への切り替えを指令する。
刈取り脱穀作業を中断して、枕扱き作業を行う際には、運転者(作業者)がコンバインを停車させ、刈取部3も停止させるが、脱穀装置7の駆動はそのまま維持される。その際に、本発明によるコンバインでは、上述した一連の制御の結果、穀稈搬送装置FAや脱穀装置7は枕扱き作業に適した速度に低下することになり、枕扱きゲート80は、供給可能状態に切り替えられ、適切な枕扱き作業の準備が整う。
逆に、枕扱き作業が完了して、運転者(作業者)が運転席に戻り、再び刈取り脱穀作業を行う際には、コンバインを走行させ、刈取部3を駆動させる。これにより、枕扱き作業判定部61は、運転状態検出部70による検出結果に基づいて枕扱き作業の終了を確認し、刈取り脱穀制御への移行条件成立信号を出力する。この移行条件成立信号に応答して、移行トリガー指令部62は、ここでも所定の待機時間内に移行条件成立信号の取り消しがない限り、刈取り脱穀制御への移行トリガーを指令する。刈取り脱穀制御への移行トリガーを受けて、脱穀制御部51の枕扱き制御部52は、枕扱き制御状態にある穀稈搬送装置FAの搬送速度や脱穀装置7の脱穀速度を増加させるためにエンジン回転数を上昇させるべく、エンジン制御部41に高回転要求を行う。同時に、枕扱き制御部52は、枕扱きゲート80に対して、枕扱きゲート80の供給可能状態から供給禁止状態への切り替えを指令する。このような一連の制御の結果、適切な刈取り脱穀作業が実現することになる。
次に、図面を用いて、本発明によるコンバインの具体的な実施形態の1つである自脱型コンバインを説明する。この自脱型コンバインの全体側面図が図2に示されており、クローラ式走行装置1を装備した走行機体2に、刈取部3が昇降自在に設けられている。刈取部3の後方には、刈取部3から刈取穀稈を脱穀する脱穀装置7と、脱穀装置7から搬出された穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク12とが機体左右方向に並んで設けられている。刈取部3は、植立穀稈を引起す引起装置4、刈取装置5、刈取穀稈を脱穀装置7に搬送する縦搬送装置6を備えている。縦搬送装置6の横側方には、運転操縦部DAが形成されている。脱穀装置7の横外側方には、刈取穀稈を刈取部3から受け取って、脱穀装置7内に搬送する脱穀フィードチェーン10が装備されている。
図2及び図3に示すように、縦搬送装置6は、刈取穀稈を縦姿勢で挾持する株元挾持搬送機構6Aと、株元挾持搬送機構6Aの上方で穂先側を係止し株元挾持搬送機構6Aと協働して搬送する穂先係止搬送機構6B(図2参照)と、脱穀装置7の直前位置で搬送穀稈の株元を脱穀フィードチェーン10に向けて案内する供給搬送装置6Cとを備えている。図4に示すように、エンジン40からの回転動力は、横向き伝動軸13と縦向き伝動軸14とを介して供給搬送装置6Cに伝達される。なお、図示されていないが、株元挾持搬送機構6A及び穂先係止搬送機構6Bも縦向き伝動軸14から動力伝達される。
図4に示すように、脱穀フィードチェーン10は、搬送始端側から搬送後端側までガイド板によって案内され、搬送後端側で駆動スプロケット10Aによって駆動されている。このため、エンジン40の回転動力が、唐箕軸17とベルト伝動機構とを経て伝達される排塵ファン19の回転軸よりギヤ機構20を介して脱穀フィードチェーン10の駆動スプロケット10Aに伝達される。脱穀フィードチェーン10の駆動と停止とを任意に切り換える機構として、ギヤ機構20に電磁クラッチ式の搬送クラッチ28が設けられている。つまり、この実施形態では、エンジン40の回転動力によって駆動され、刈取部3で刈り取った穀稈を脱穀装置7に搬送する穀稈搬送装置FAは、縦搬送装置6と脱穀フィードチェーン10とから構成されている。
図5に示されている脱穀フィードチェーン10の上方には、図6から明らかなように、挾持レール11が設けられている。挾持レール11は、支持本体11bとこの支持本体11bからピン連結で上下動自在に吊り下げられている案内レール部11aとを有する。案内レール部11aは支持本体11bとの間にバネが配置されており、このバネによって下方に、つまり脱穀フィードチェーン10に近づくように付勢されている。脱穀フィードチェーン10と案内レール部11aとの間に入り込んできた穀稈の株元が、脱穀フィードチェーン10と案内レール部11aとによって挾持されることで、その穀稈が脱穀装置7の扱室内に搬入され、扱ぎ作用を受ける。
脱穀フィードチェーン10の横側方には、それらの横側面を覆うカバー体22が設けられている。さらに、脱穀フィードチェーン10の前端よりも前方側におけるカバー体22から庇状の覆い板部22Aが横側方に張り出している(図5参照)。さらに、図3と図4で模式的に示されているだけであるが、脱穀フィードチェーン10の始端領域が、脱穀フィードチェーン10に手動で刈取穀稈を供給するための枕扱き穀稈供給部8として形成されている。この枕扱き穀稈供給部8の領域において、作業者が手刈りした穀稈を脱穀フィードチェーン10の上に載せることで、穀稈は案内レール部11aと脱穀フィードチェーン10との間に入り込んで、扱き作用を受ける。脱穀フィードチェーン10のリンクプレートには、穀稈を載せて搬送しやすいように突起10aが形成されている(図6、図7参照)。
枕扱き穀稈供給部8における手動での枕扱き穀稈の供給を可能にする供給可能状態と、枕扱き穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で選択可能な枕扱きゲート80が、この実施形態では、揺動式の枕扱き遮断バー81を有する遮断バー機構として設けられている。供給禁止状態での枕扱き遮断バー81の姿勢が図6に示され、供給可能状態での枕扱き遮断バー81の姿勢が図7に示されている。
枕扱き遮断バー81は丸棒材または平板材からなり、その上面に間隔をあけて一対の取付け部81a、81bが設けられている。挾持レール11の支持本体11bを支持するために脱穀装置7の壁体に固定されている支持部82が、枕扱き遮断バー81の支持部材としても用いられる。遮断バー機構の揺動アームとして機能する支持アーム84が、揺動軸83を介して上下揺動可能に支持部82に支持されている。枕扱き遮断バー81の一方の取付け部81aが、支持アーム84の先端側に揺動自在に連結され、他方の取付け部81bが支持ロッド85を介して往復変位可能に支持アーム84の中間部に連結されている。
支持アーム84が揺動軸83周りで揺動することによって、枕扱き遮断バー81が脱穀フィードチェーン10の搬送始端部に対して昇降して、図6に示す下降位置(枕扱き穀稈の供給禁止状態)と図7に示す上昇解除位置(枕扱き穀稈の供給可能状態)とに切り替わる。この実施形態では、この切り替えに、枕扱き遮断バー81の揺動は、揺動軸83に連動連結した電動モータ式のアクチュエータ87が採用されている。下降位置での枕扱き遮断バー81は、脱穀フィードチェーン10の搬送始端部に沿う状態になる。この下降位置で、アクチュエータ87への給電が停止して、その静止力が小さくなっても(モータの静止トルクは働く)、支持アーム84と前記支持部82とにわたって取り付けてあるスプリング86がトグルバネとして機能するように取り付けられているので、支持アーム84を下降位置に保持付勢する。さらに、支持ロッド85に取付けてある挟持ばね85aが支持ロッド85を脱穀フィードチェーン10の方に摺動付勢していることによって、枕扱き遮断バー81の下面は、脱穀フィードチェーン10の搬送始端部に当て付け付勢される状態になる。このことは二つの機能の実現を意味している。その一つは、枕扱き穀稈供給部8としての脱穀フィードチェーン10の搬送始端領域が枕扱き遮断バー81によって遮られており、上方から枕扱き穀稈を脱穀フィードチェーン10に載せることができず、枕扱きを不能とすることである。下降位置での枕扱き遮断バー81は、枕扱き阻止バーとして機能している。もう一つは、刈取り脱穀作業時における刈取部3からの刈取穀稈を脱穀フィードチェーン10へ案内することである。つまり、枕扱き遮断バー81は、刈取部3からの刈取穀稈の株元側を先端側の湾曲部81cによって枕扱き遮断バー81の下側に導入させながら上から押圧し、刈取穀稈を脱穀フィードチェーン10への受け継ぎ搬送が確実に行われるように脱穀フィードチェーン10の搬送始端部に向けて案内する。案内された刈取穀稈は、脱穀フィードチェーン10の始端部からさらに脱穀フィードチェーン10と案内レール部11aとの間に案内されていく。この枕扱き遮断バー81は、刈取穀稈案内バーとして機能している。
図7に示すように、上昇解除位置にした枕扱き遮断バー81は、全体が脱穀フィードチェーン10から上方に離間した状態になり、脱穀フィードチェーン10の搬送始端領域の上方に枕扱き穀稈を人為的に供給できるように脱穀フィードチェーン10の搬送始端領域の上方が開放する。このとき、トグルバネとして機能するスプリング86が支持アーム84の上昇揺動のために、この支持アーム84を上昇側に揺動付勢する状態に切り換わっており、このアーム付勢によって枕扱き遮断バー81は上昇解除位置に位置保持される。
刈取部3によって穀稈を刈取り処理して脱穀装置7に自動的に供給する作業(刈取り脱穀作業)を行う際には、枕扱き遮断バー81が下降位置(供給禁止状態)に切り替えられる制御信号がアクチュエータ87に与えられる。逆に、枕扱き作業を行う際には、枕扱き遮断バー81が上昇位置(供給可能状態)に切り替えられる制御信号がアクチュエータ87に与えられる。
なお、枕扱き遮断バー81の揺動をアクチュエータ87でなく、手動操作を行う場合には、誤って枕扱き遮断バー81を操作しないように、枕扱き制御部52からの指令により揺動軸83などをロックする電磁式などのロック装置を設けるとよい。
図8に、枕扱き作業時に実行される枕扱き制御に関係する機能部を説明する機能ブロック図が示されている。枕扱き制御のために制御される動作機器は、エンジン40と、枕扱き遮断バー81を操作するアクチュエータ87である。エンジン40の回転動力は、一方では走行系動力伝達路を通じてクローラ式走行装置1に伝達されているので、エンジン40の回転数を制御することで、クローラ式走行装置1の速度が変更される。また、エンジン40の回転動力は、他方では作業系動力伝達路を通じて脱穀フィードチェーン10に伝達されているので、エンジン40の回転速度が変更されると、脱穀フィードチェーン10の搬送速度も変更される。なお、脱穀フィードチェーン10は搬送クラッチ28(図4参照)を遮断することで、停止させることができる。刈取部3や脱穀装置7にもエンジン40の回転動力は伝達されているが、図示されていない刈取りクラッチや脱穀クラッチによって動力伝達を遮断することで、エンジン駆動中であっても、刈取部3や脱穀装置7を停止することができる。
図8で示されている、枕扱き作業判定部61と移行トリガー指令部62とを含む枕扱き管理部60、及び枕扱き制御部52を含む脱穀制御部51は、図1を用いて説明した枕扱き制御を実行するための機能を備えているので、その機能の詳しい説明はここでは省略する。
まず、刈取り脱穀作業から枕扱き作業への移行時における制御の流れを説明する。運転者は、枕扱き作業を行うため、圃場の適切な位置にコンバインを停車させ、刈取部3の駆動を停止させるが、脱穀装置7及び脱穀フィードチェーン10の駆動はそのままにしておく(#01:枕扱き作業の準備)。運転状態検出部70が、非図示の速度センサからの信号から機体(コンバイン)の停止、非図示の刈取りクラッチの状態信号から刈取部3の停止、及び非図示の脱穀クラッチの状態信号から脱穀装置7及び脱穀フィードチェーン10の駆動を検出する(#02:枕扱き作業の準備に伴う事象を検出)。その際、コンバインの停止の検出、つまり車速検出は特に重要である。したがって、この実施の形態では、エンジン40からの動力をクローラ式走行装置1に伝達する走行系動力伝達路における車速に直接関係する伝動軸やギヤや駆動輪の回転速度を検出する速度センサが運転状態検出部70に含まれている。この速度センサの検出結果に基づいて、コンバインの停車及び走行開始が確定される。
このような検出結果を運転状態検出部70から受け取った枕扱き作業判定部61は、コンバインの運転状態が枕扱き作業の準備状態であると推定する(#03:枕扱き作業準備の推定)。この枕扱き作業準備の推定を受けて、移行トリガー指令部62は、待機時間処理部62aに設定されている待機時間だけ遅らせて、枕扱き制御への移行を、脱穀制御部51に指令する(#04:枕扱き制御への移行指令)。もちろん、待機時間内で枕扱き作業準備の推定が取り消されると、枕扱き制御への移行は指令されない。
枕扱き制御への移行指令を受けた脱穀制御部51は、刈取り脱穀制御から枕扱き制御に移行するため枕扱き制御部52を起動する(#05:枕扱き制御の開始)。起動した枕扱き制御部52は、エンジン制御部41に対して、エンジン回転数を枕扱き作業に適した枕扱きエンジン回転数とすることを要求する(#06:枕扱きエンジン回転数の要求)。枕扱きエンジン回転数は、アイドリング回転数より少し高い回転数であり、通常の刈取り脱穀作業において用いられるエンジン回転数より低い。この枕扱きエンジン回転数は、枕扱き作業時に適した脱穀装置7の扱胴回転速度及び脱穀フィードチェーン10の搬送速度が得られるように予め設定されているが、調整することが可能である。さらに、枕扱き制御部52は、アクチュエータ87に対して、枕扱き遮断バー81を上昇解除位置に揺動させるための駆動信号を与える(#07:枕扱き穀稈の遮断解除)。以上の手順により、実際の枕扱き作業が開始可能となる。
次に、枕扱き作業から刈取り脱穀作業への移行時における制御の流れを説明する。ここでは、枕扱き作業が終了し、再び刈取り脱穀作業を行うため、コンバインの走行を開始し、刈取部3を駆動させたとする(#51:刈取り脱穀作業への復帰準備)。なお、脱穀装置7及び脱穀フィードチェーン10の駆動はそのままである。今度は、運転状態検出部70が、非図示の速度センサからの信号から機体(コンバイン)の停止から走行、非図示の刈取りクラッチの状態信号から刈取部3の停止から駆動を検出する(#52:刈取り脱穀作業への復帰に伴う事象を検出)。このような検出結果を運転状態検出部70から受け取った枕扱き作業判定部61は、コンバインの運転状態が刈取り脱穀作業への復帰準備状態であると推定する(#53:刈取り脱穀作業への復帰準備の推定)。この枕扱き作業準備の推定を受けて、移行トリガー指令部62は、待機時間処理部62aに設定されている待機時間だけ遅らせて、枕扱き制御から刈取り脱穀制御への移行を、脱穀制御部51に指令する(#54:刈取り脱穀制御への移行指令)。この際に用いられる待機時間は、枕扱き制御への移行時に用いられる待機時間と同じでもよいし、異なっていてもよい。
刈取り脱穀制御への移行指令を受けた脱穀制御部51は、刈取り脱穀制御を行うために枕扱き制御部52を停止させる(#55:枕扱き制御の終了)。この枕扱き制御の終了時に、枕扱き制御部52は、終結処理として、エンジン制御部41に対して、エンジン回転数を刈取り脱穀作業に適した通常の刈取り脱穀エンジン回転数とすることを要求する(#56:刈取り脱穀エンジン回転数の要求)。刈取り脱穀エンジン回転数は、エンジン40の性能を効率よく利用するための定格エンジン回転数かまたはそれに類似する回転数であり、枕扱き作業において用いられるエンジン回転数より高い。この刈取り脱穀エンジン回転数は、刈取り脱穀作業時に適した脱穀装置7の扱胴回転速度及び脱穀フィードチェーン10の搬送速度が得られるように予め設定されている。さらに、枕扱き制御部52は、アクチュエータ87に対して、枕扱き遮断バー81を下降位置に揺動させるための駆動信号を与える(#57:枕扱き穀稈の遮断)。以上の手順により、正式な刈取り脱穀作業が開始可能となる。
〔別実施の形態〕
(1)枕扱きゲート80は、上述した実施形態のような、揺動式の枕扱き遮断バー81以外に、スライド式や回転式など種々の形態で実現可能である。また、上述した枕扱き遮断バー81のように、刈取り脱穀作業時の刈取穀稈案内バーとしても機能することは必須ではない。刈取穀稈案内バーは別体で設けてもよい。さらに、枕扱き遮断バー81と一体的または別個に姿勢変更する枕扱き穀稈を脱穀フィードチェーン10に案内する枕扱き穀稈案内体を設けてもよい。
(2)上述した実施の形態では、枕扱きゲート80の供給可能状態と供給禁止状態との間の状態変更は、枕扱き制御部52によって行われ、基本的には、供給可能状態(枕扱き作業)に変更された場合には、穀稈搬送装置FA(脱穀フィードチェーン10)の速度を供給禁止状態(刈取り脱穀作業)に変更されたときより遅くする制御が行われている。別実施形態として、枕扱きゲート80の状態検出センサを設け、枕扱き制御部52による制御とは関係なく、なんらかの原因で枕扱きゲート80が供給可能状態に変更されたときでも、穀稈搬送装置FA(脱穀フィードチェーン10)の速度を枕扱き作業時の低速にする機能を備えてもよい。
(3)枕扱き作業の準備を推定するための条件としてコンバインの走行停止(停車)が挙げられているが、この走行停止(停車)の意味は厳密なものではなく、例えば、枕扱き作業が可能なような超低速の走行も含まれる。また、コンバインの走行停止を検出する方法として、変速レバーが中立位置となっていることを検出する方法を採用してもよい。また、コンバインの走行開始を検出する方法として、変速レバーが中立位置を離れたことを検出する方法を採用してもよい。
(4)図1や図8で示された機能部の区分けは一例であり、それぞれの機能部の統合や、各機能部の分割は任意である。本発明の制御機能が実現するものであればどのような機能部構成でもよいし、またそれらの機能は、ハードウエアまたはソフトウエアあるいはその両方で実現させてもよい。
本発明は、枕扱き作業が可能な、コンバインに適用可能である。
1 :クローラ式走行装置
2A :走行系機器
3 :刈取部
6 :縦搬送装置
6A :株元挾持搬送機構
6B :穂先係止搬送機構
6C :供給搬送装置
7 :脱穀装置
8 :枕扱き穀稈供給部
10 :脱穀フィードチェーン
40 :エンジン
41 :エンジン制御部
51 :脱穀制御部
52 :枕扱き制御部
60 :枕扱き管理部
61 :枕扱き作業判定部
62 :移行トリガー指令部
63 :待機時間処理部
70 :運転状態検出部
80 :枕扱きゲート
81 :枕扱き遮断バー
FA :穀稈搬送装置

Claims (7)

  1. エンジンと、前記エンジンの回転動力によって駆動される刈取部及び脱穀装置とを備えたコンバインであって、
    前記エンジンの回転動力によって駆動され、前記刈取部で刈り取った穀稈を前記脱穀装置に搬送する穀稈搬送装置と、
    枕扱き作業の際に手動で穀稈を前記穀稈搬送装置に供給するための枕扱き穀稈供給部と、
    前記枕扱き穀稈供給部に配置されるとともに、手動での穀稈の供給を可能にする供給可能状態と手動での穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で状態変更可能な枕扱きゲートと、
    前記コンバインの運転状態を検出する運転状態検出部と、
    刈取り脱穀制御中において、前記運転状態検出部による検出結果に基づき、機体の停止、前記刈取部の停止、及び前記脱穀装置の駆動が確認されると、枕扱き制御への移行条件成立信号を出力する枕扱き作業判定部と、
    前記枕扱き制御への移行条件成立信号に応答して前記刈取り脱穀制御から前記枕扱き制御への移行トリガーを指令する移行トリガー指令部と、
    前記移行トリガーに応答して前記エンジンの回転数を設定低回転数まで低下させるとともに、前記枕扱きゲートを前記供給禁止状態から前記供給可能状態に切り替える枕扱き制御部と、
    を備えたコンバイン。
  2. エンジンと、前記エンジンの回転動力によって駆動される刈取部及び脱穀装置とを備えたコンバインであって、
    前記エンジンの回転動力によって駆動され、前記刈取部で刈り取った穀稈を前記脱穀装置に搬送する穀稈搬送装置と、
    枕扱き作業の際に手動で穀稈を前記穀稈搬送装置に供給するための枕扱き穀稈供給部と、
    前記枕扱き穀稈供給部に配置されるとともに、手動での穀稈の供給を可能にする供給可能状態と手動での穀稈の供給を禁止にする供給禁止状態との間で状態変更可能な枕扱きゲートと、
    前記コンバインの運転状態を検出する運転状態検出部と、
    枕扱き制御中において、前記運転状態検出部による検出結果に基づき、枕扱き作業の終了が確認されると、刈取り脱穀制御への移行条件成立信号を出力する枕扱き作業判定部と、
    前記刈取り脱穀制御への移行条件成立信号に応答して前記枕扱き制御から前記刈取り脱穀制御への移行トリガーを指令する移行トリガー指令部と、
    前記移行トリガーに応答して前記エンジンの回転数を刈取り脱穀回転数まで上昇させるとともに、前記枕扱きゲートを前記供給可能状態から前記供給禁止状態に切り替える枕扱き制御部と、
    を備えたコンバイン。
  3. 前記枕扱き作業判定部は、前記運転状態検出部から検出結果に基づく機体の走行及び前記刈取部の駆動の確認を通じて、前記枕扱き作業の終了を確認する請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記移行トリガー指令部は、前記移行条件成立信号の出力時から所定の待機時間の経過後に前記移行トリガーを指令する請求項1から3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記待機時間は1秒以上から数秒の間である請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記待機時間は手動調整可能である請求項4または5に記載のコンバイン。
  7. 前記機体の走行は、前記エンジンからの回転動力によって回転する、駆動車輪を含む走行系機器の回転速度または当該回転速度から算定される車速に基づいて確認される請求項1または3に記載のコンバイン。
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