JP5192772B2 - コンバインの操作装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたコンバインでは、刈取りクラッチのテンションアームに操作ケーブルと連動リンクとを介して連動された揺動自在なクラッチ操作部と、このクラッチ操作部を操作する刈取りクラッチ用カムと、脱穀クラッチのテンションアームに操作ケーブルと連動リンクとを介して連動された揺動自在なクラッチ操作部と、このクラッチ操作部を操作する脱穀クラッチ用カムとを備え、前記刈取りクラッチ用カムと前記脱穀クラッチ用カムとが一体回転自在に連結している回転ボスに一体回転自在に設けたギヤ部と、このギヤ部に出力ギヤが噛合ったモータとを備え、このモータに連係された制御装置と、この制御装置に連係されたクラッチ操作スイッチ(クラッチ操作手段に相当)とを備えている。
制御装置は、クラッチ操作スイッチが切り換え操作されると、モータを操作して回転ボスを回転操作することにより、刈取りクラッチ用カムを回転操作してクラッチ操作部を揺動操作することによって刈取りクラッチを切り換え操作し、脱穀クラッチ用カムを回転操作してクラッチ操作部を揺動操作することによって脱穀クラッチを切り換え操作する。
この種のコンバインにおいて、移動走行の際、クラッチ操作手段を誤操作されることがあると、刈取り部や脱穀装置が駆動され、動力ロスが発生する。また、摩滅が発生しやすくなる。
前記制御手段は、
前記クラッチ操作手段により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換えるように指令されたときに、前記変速操作具が前記前進走行のうちの移動走行用の高速側を指令する状態であると、前記クラッチ操作手段の指令にかかわらず前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとの入り状態への切り換えを牽制し、前記変速操作具が前記前進走行のうちの刈取作業用の低速側を指令する状態であると、前記クラッチ操作手段の指令により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態へ切り換えるように構成され、
且つ、前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換える際、前記エンジンが設定高回転速度よりも低速であれば、前記設定高回転速度に増速操作させるよう構成され、
前記制御手段は、前記クラッチ操作手段により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換えるように指令されたときに、前記変速操作具が前記前進走行以外の変速状態を指令する状態であると、前記脱穀クラッチのみ入り状態に切り換え、前記刈取りクラッチを切り状態に切り換えるように構成されている。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの平面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1によって自走するよう構成され、かつ運転座席2が装備された運転部を有した走行機体と、この走行機体の機体フレーム3の前部に連結された刈取り部4とを備え、前記機体フレームの後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置5と穀粒タンク6とを備え、脱穀装置5の後部に設けた排ワラカッタ装置9を備えている。
すなわち、刈取り部4の刈取り部フレーム4aが機体フレーム3に上下揺動自在に連結されており、刈取り部4は、刈取り部フレーム4aが油圧シリンダ7によって上下に揺動操作されることにより、刈取り部4の前部に走行機体横方向に並んで位置する三つのデバイダ4bが地面近くに下降した下降作業状態と、前記デバイダ4bが地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。刈取り部4を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部4は、刈取り対象の植立穀稈を前記デバイダ4bによって左右一対の引起し装置4c,4cのうちの対応する引起し装置4cに導入して引起し処理し、各引起し装置4c、4cによる引起し穀稈を一つのバリカン形の刈取り装置4dによって刈取り処理し、刈取り穀稈を供給搬送装置4eによって機体後方向きに搬送して脱穀装置5の脱穀フィードチェーン5aに供給する。
図2に示すように、三つのデバイダ4bは、中デバイダ4bと運転部側デバイダ4bとの先端どうしの走行機体横方向での間隔D1が、中デバイダ4bと反運転部側デバイダ4bとの先端どうしの走行機体横方向での間隔D2よりも大になり、かつ運転部側デバイダ4bが運転部の直前方に位置した配置になっている。
前記伝動装置は、前記エンジン10の出力軸10aの駆動力を、脱穀クラッチ14を介して脱穀装置5の入力軸5bに伝達する。
前記伝動装置は、前記走行変速装置13の入力軸13aの駆動力を前記ミッションケース12の内部に位置する刈取り変速装置15に入力し、この刈取り変速装置15の出力軸16の駆動力を、刈取りクラッチ17を介して刈取り部4の入力軸4fに伝達する。
テンションアーム14bは、入力軸5bの軸芯まわりに揺動操作されることにより、テンション輪体14cによって伝動ベルト14aを伝動用の緊張状態に加圧操作して脱穀クラッチ14を入り状態に切り換え、テンション輪体14cによる伝動ベルト14aの加圧操作を解除して脱穀クラッチ14を切り状態に切り換える。
テンションアーム17bは、出力軸16の軸芯まわりに揺動操作されることにより、テンション輪体17cによって伝動ベルト17aを伝動用の緊張状態に加圧操作して刈取りクラッチ17を入り状態に切り換え、テンション輪体17cによる伝動ベルト17aの加圧操作を解除して刈取りクラッチ17を切り状態に切り換える。
この変速操作具24は、前記した各操作位置に操作されることにより、連動ロッドを利用した機械式の連動機構26を介して走行変速装置13の変速操作部13cを揺動操作し、走行変速装置13を変速操作具24の操作位置に対応した変速状態に変速操作する。
クラッチ操作手段25を構成する切り換えスイッチは、ランプを内装されている。このランプは、クラッチ操作手段25が入り状態に切り換え操作されると点灯し、クラッチ操作手段25が切り状態に切り換え操作されると消灯する。
このクラッチ牽制手段45は、制御手段42に連係していることにより、走行変速装置13の変速状態を入力するように走行変速装置13に連係しており、走行変速装置13が前進状態での高速側(変速操作具24の移動域FHに対応する変速状態)に操作されると、作用状態に切り換わり、クラッチ操作手段25の切り換え操作による刈取りクラッチ17と脱穀クラッチ14との入り状態への切り換えを牽制する。
このクラッチ牽制手段45は、走行変速装置13が前進状態での低速側(変速操作具24の第一作業域FLと第二作業位置FMとに対応する変速状態)に操作されると、作用解除状態に切り換わり、クラッチ操作手段25の切り換え操作による刈取りクラッチ17と脱穀クラッチ14との入り状態への切り換えを許容する。
このとき、クラッチ操作手段25が入り状態に切り換え操作されても、操作装置Aは、走行変速装置13が刈り取り作業のための変速状態よりも高速側の変速状態に操作されていることによってクラッチ牽制手段45を作用状態に切り換えており、このクラッチ牽制手段45の作用によって刈り取りクラッチ17と脱穀クラッチ14とを入り状態に切り換え操作しない。この場合、お知らせ音(ホーンの吹鳴)が鳴る。これにより、刈り取り部4と脱穀装置5とは、クラッチ操作手段25の入り状態への切り換え操作にかかわらず、停止状態に維持される。
すなわち、前記一対のこぎ深さ手動スイッチ98,99を押し操作しながらメインキー(図示せず)をオフからオンに切り換え、こぎ深さランプ96が点灯すると、一対のこぎ深さ手動スイッチ98,99をオフに切り換える。すると、オートクラッチランプ94あるいはこぎ深さランプ96が点滅(機種によって点滅するランプが異なる)した後に水温ランプ91が点灯し、メンテナンスモードが起動する。
すなわち、こぎ深さ手動スイッチ98,99を操作する都度、「入力チェック」と「機種設定」と「微調整」とが順次に入れ替わって設定される。「入力チェック」が設定されると、水温ランプ91が点灯し、「機種設定」が設定されると、カッタランプ92が点灯し、「微調整」が設定されると、もみランプ93が点灯する。
オートクラッチスイッチ95をオン操作し、オートクラッチランプ94が点滅すると、メインキーをオフに操作する。すると、オートクラッチスイッチ95の操作に対応した機種が記憶される。
こぎ深さ自動スイッチ97をオン操作し、こぎ深さランプ96が点滅すると、メインキーをオフに操作する。すると、こぎ深さ自動スイッチ97の操作に対応した機種が記憶される。
13 走行変速装置
14 脱穀クラッチ
17 刈取りクラッチ
24 変速操作具
25 クラッチ操作手段
42 制御手段
60 アクセルレバー
Claims (3)
- 刈取りクラッチと脱穀クラッチとの切り換えを指令する人為操作自在な一つのクラッチ操作手段と、エンジンの駆動力を変速して走行装置に出力する走行変速装置と、前記走行変速装置を操作して前進走行を現出可能な人為操作自在な変速操作具と、前記エンジンの回転速度を調節する人為操作自在なアクセルレバーと、前記クラッチ操作手段と前記変速操作具の操作状態に基づいて前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを切り換え操作自在な制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記クラッチ操作手段により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換えるように指令されたときに、前記変速操作具が前記前進走行のうちの移動走行用の高速側を指令する状態であると、前記クラッチ操作手段の指令にかかわらず前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとの入り状態への切り換えを牽制し、前記変速操作具が前記前進走行のうちの刈取作業用の低速側を指令する状態であると、前記クラッチ操作手段の指令により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態へ切り換えるように構成され、
且つ、前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換える際、前記エンジンが設定高回転速度よりも低速であれば、前記設定高回転速度に増速操作させるよう構成され、
前記制御手段は、前記クラッチ操作手段により前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態に切り換えるように指令されたときに、前記変速操作具が前記前進走行以外の変速状態を指令する状態であると、前記脱穀クラッチのみ入り状態に切り換え、前記刈取りクラッチを切り状態に切り換えるように構成されているコンバインの操作装置。 - 前記制御手段は、前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとの入り状態への切り換えを牽制しているときに、前記変速操作具が前記低速側を指令する状態に操作されると、前記刈取りクラッチと前記脱穀クラッチとを入り状態へ切り換えるように構成されている請求項1記載のコンバインの操作装置。
- 前記前進走行以外の変速状態が、前記エンジンの駆動力を前記走行装置に伝達しない中立状態、及び、後進走行する後進状態である請求項1又は2記載のコンバインの操作装置。
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