JP2003333835A - 電源システム、電源制御方法、および電源制御をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

電源システム、電源制御方法、および電源制御をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JP2003333835A
JP2003333835A JP2002135848A JP2002135848A JP2003333835A JP 2003333835 A JP2003333835 A JP 2003333835A JP 2002135848 A JP2002135848 A JP 2002135848A JP 2002135848 A JP2002135848 A JP 2002135848A JP 2003333835 A JP2003333835 A JP 2003333835A
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補機系の蓄電量の回復を従来の電源システム
に比べて簡単な構成で早期に達成する電源システムを提
供する。 【解決手段】 電源システムは、直流電源B1,B2
と、DC/DCコンバータ25と、負荷26と、電圧セ
ンサー27,28と、温度センサー29とを備える。制
御装置30は、DC/DCコンバータ25への入力電圧
V2が低下し、DC/DCコンバータ25が出力制限モ
ードで駆動された後、通常出力モードに戻ると、通常出
力モードにおける出力電圧よりも高い出力電圧を出力す
るようにDC/DCコンバータ25を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1の電源から
出力される電圧を変換して第2の電源および電気負荷系
に供給する電源システム、電源システムにおける電源制
御方法、および電源システムにおける電源制御をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、環境に配慮した自動車としてハイ
ブリッド自動車(Hybrid Vehicle)およ
び電気自動車(Electric Vehicle)が
大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド電気自
動車は、一部、実用化されている。
【0003】いわゆるパラレルハイブリッド自動車と呼
ばれるものは、従来のエンジンに加え、直流電源または
インバータによって駆動されるモータを動力源とする自
動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動
力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバ
ータによって交流に変換し、その変換した交流によりモ
ータを回転することによって動力源を得るものである。
また、シリーズハイブリッド自動車と呼ばれるもので
は、エンジンによって駆動された発電機からの電力を利
用してモータを駆動する。さらに、電気自動車は、直流
電源とインバータとインバータによって駆動されるモー
タとを動力源とする自動車である。
【0004】このようなハイブリッド自動車または電気
自動車においては、直流電源からの直流電圧を昇圧コン
バータによって昇圧し、その昇圧した直流電圧がモータ
を駆動するインバータに供給されるように構成したシス
テムについても検討されている。
【0005】また、ハイブリッド自動車または電気自動
車においては、直流電源からの直流電圧を降圧し、その
降圧した直流電圧をライト等の負荷に供給することが行
なわれている。
【0006】すなわち、ハイブリッド自動車または電気
自動車は図13に示す電源システム500を搭載してい
る。図13を参照して、電源システム500は、直流電
源B1,B2と、システムリレーSR1,SR2と、電
圧センサー501,505と、コンデンサ502,50
4,510と、コンバータ503と、インバータ506
と、電流センサー507と、DC/DCコンバータ50
9と、負荷511と、制御装置520とを含む。
【0007】直流電源B1は、直流電圧を出力する。電
圧センサー501は、直流電源B1の直流電圧を検出し
て制御装置520へ出力する。システムリレーSR1,
SR2は、制御装置520によってオンされると、直流
電源B1からの直流電圧をコンデンサ502およびDC
/DCコンバータ509に供給する。コンデンサ502
は、直流電源B1からシステムリレーSR1,SR2を
介して供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した
直流電圧をコンバータ503へ供給する。
【0008】コンバータ503は、コンデンサ502か
ら供給された直流電圧を制御装置520からの制御に従
って昇圧し、その昇圧した直流電圧をコンデンサ504
へ供給する。コンデンサ504は、コンバータ503か
ら供給された直流電圧を平滑化してインバータ506へ
供給する。電圧センサー505は、コンデンサ504の
両側の電圧、すなわち、インバータ506への入力電圧
を検出する。
【0009】インバータ506は、コンデンサ504か
ら直流電圧が供給されると制御装置520からの制御に
基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータ508を
駆動する。これにより、モータ508は、トルク指令値
によって指定されたトルクを発生するように駆動され
る。
【0010】DC/DCコンバータ509は、直流電源
B1からシステムリレーSR1,SR2を介して供給さ
れた直流電圧を、制御装置520からの制御信号に応じ
て降圧し、その降圧した直流電圧をコンデンサ510へ
供給する。コンデンサ510は、DC/DCコンバータ
509から供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化
した直流電圧を負荷511および直流電源B2に供給す
る。直流電源B2は、直流電圧を負荷511に供給す
る。そして、負荷511は、DC/DCコンバータ50
9および/または直流電源B2から供給された直流電圧
により駆動される。
【0011】制御装置520は、電圧センサー501,
505からの電圧、および電流センサー507からのモ
ータ電流等に基づいて、コンバータ503およびインバ
ータ506を制御するための制御信号を生成し、その生
成した制御信号をコンバータ503およびインバータ5
06へ出力する。また、制御装置520は、DC/DC
コンバータ509を制御するための制御信号を生成して
DC/DCコンバータ509へ出力する。
【0012】モータ508および負荷511を駆動する
とき、制御装置520は、システムリレーSR1,SR
2をオンする。そして、直流電源B1は直流電圧を出力
し、システムリレーSR1,SR2は、直流電源B1か
ら出力された直流電圧をコンデンサ502およびDC/
DCコンバータ509に供給する。また、電圧センサー
501は、直流電源B1の直流電圧を検出して制御装置
520へ出力し、電圧センサー505は、コンデンサ5
04の両端の電圧、すなわち、インバータ506への入
力電圧を検出して制御装置520へ出力し、電流センサ
ー507はモータ電流を検出して制御装置520へ出力
する。
【0013】制御装置520は、直流電源B1から出力
される直流電圧、インバータ506への入力電圧、およ
びモータ電流等に基づいて、コンバータ503およびイ
ンバータ506を駆動するための制御信号を生成し、そ
の生成した制御信号をコンバータ503およびインバー
タ506へ出力する。
【0014】一方、コンデンサ502は、システムリレ
ーSR1,SR2から供給された直流電圧を平滑化して
コンバータ503へ供給する。コンバータ503は、コ
ンデンサ502から供給された直流電圧を、制御装置5
20からの制御信号に応じて昇圧し、その昇圧した直流
電圧をコンデンサ504へ供給する。コンデンサ504
は、コンバータ503から供給された直流電圧を平滑化
してインバータ506へ供給する。そして、インバータ
506は、コンデンサ504から供給された直流電圧
を、制御装置520からの制御信号に応じて交流電圧に
変換し、その変換した交流電圧をモータ508へ供給し
てモータ508を駆動する。これにより、モータ508
は、所定のトルクを発生する。
【0015】また、制御装置520は、直流電源B1か
らの直流電圧を降圧するようにDC/DCコンバータ5
09を制御し、DC/DCコンバータ509は、直流電
源B1からの直流電圧を降圧してコンデンサ510に供
給する。コンデンサ510は、DC/DCコンバータ5
09により降圧された直流電圧を平滑化して負荷511
および直流電源B2に供給する。これにより、直流電源
B2は充電され、負荷511は駆動される。そして、直
流電源B2は、DC/DCコンバータ509から負荷5
11へ供給される電力が負荷511で消費される電力よ
りも少ないとき直流電圧を負荷511に供給する。
【0016】このように、ハイブリッド自動車または電
気自動車に搭載された電源システム500は、直流電源
B1からの直流電圧を昇圧して、所定のトルクを発生す
るようにモータ508を駆動するとともに、直流電源B
1からの直流電圧を降圧して直流電源B2を充電すると
ともに負荷511を駆動する。
【0017】そして、車両用の駆動モータがメイン電源
系に接続され、メイン電源からの電圧を降圧して補機系
に供給するためのDC/DCコンバータシステムについ
ては、特開平9−37459号公報に開示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す電源シス
テム500においては、車両用のモータ508を駆動す
るインバータ506のスイッチング素子の温度上昇を防
止するため、モータ508が発生すべきトルクを制限す
るトルク制限が行なわれる場合がある。
【0019】このようなトルク制限が行なわれると、メ
イン電源である直流電源B1からDC/DCコンバータ
509に供給される直流電圧が低下する。そうすると、
DC/DCコンバータ509からコンデンサ510を介
して補機系の負荷511に供給される電力は低下する
が、このような場合でも、負荷511を正常に動作させ
なければならず、直流電源B2から負荷511へ電力を
供給して負荷511を正常に動作させる。その結果、直
流電源B2の電力が消費され、直流電源B2に蓄積され
た電力が減少する。
【0020】このような補機系の直流電源B2に蓄積さ
れた電力が減少した状態が長期に亘って継続すると、電
源システムが破綻するという問題がある。
【0021】そこで、この発明は、かかる問題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、補機系の蓄
電量の回復を従来の電源システムに比べて簡単な構成で
早期に達成する電源システムを提供することである。
【0022】また、この発明の別の目的は、補機系の蓄
電量の回復を従来の電源システムに比べて簡単な構成で
早期に達成する電源システムにおける電源制御方法を提
供することである。
【0023】さらに、この発明の別の目的は、補機系の
蓄電量の回復を従来の電源システムに比べて簡単な構成
で早期に達成する電源システムにおける電源制御をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明によれば、電源システムは、第1の電源と、第1の電
源から出力された電圧を変換する電圧変換器と、電圧変
換器からの電圧が印加される第2の電源と、電圧変換器
および/または第2の電源から電圧を受ける電気負荷系
と、電圧変換器から出力される出力電流が通常動作時の
電流値よりも低下した第1の状態から回復する第2の状
態に移行したとき、電圧変換器から出力される出力電圧
を少なくとも所定期間高くするように電圧変換器を制御
する制御装置とを備える。
【0025】好ましくは、制御装置は、第2の状態を検
出してから一定期間経過後に出力電圧を所定期間高くす
る制御を開始する。
【0026】より好ましくは、制御装置は、出力電圧を
所定期間高くするとき、電気負荷系の消費電力と第2の
電源の充電電力との和以上の出力電圧を出力するように
電圧変換器を制御する。
【0027】さらに好ましくは、第1の状態は、第1の
電源の出力電圧が低下した状態である。
【0028】さらに好ましくは、出力電圧を所定期間高
くする制御を行なう必要がある状態を記憶する記憶手段
をさらに備え、制御装置は、記憶手段に記憶された状態
に応じ記出力電圧を所定期間高くする制御を行なう。
【0029】また、この発明によれば、電源制御方法
は、第1の電源から出力された電圧を変換して電気負荷
系および第2の電源に供給する電圧変換器を含む電源シ
ステムにおける電源制御方法であって、電圧変換器から
出力される出力電圧が通常動作時の電流値よりも低下し
た第1の状態から回復する第2の状態に移行したことを
検出する第1のステップと、電圧変換器から出力される
出力電圧を少なくとも所定期間高くするように電圧変換
器を制御する第2のステップとを含む。
【0030】好ましくは、第2のステップは、第2の状
態の検出時から一定期間経過したことを検出する第1の
サブステップと、一定期間の経過を検出したことに応じ
て出力電圧を所定期間高くする制御を行なう第2のサブ
ステップとを含む。
【0031】好ましくは、第2のステップは、第2の状
態の検出時から一定期間経過したことを検出する第1の
サブステップと、一定期間の経過を検出したことに応じ
て、電気負荷系の消費電力と第2の電源の充電電力との
和以上の出力電圧を出力するように電圧変換器を制御す
る第2のサブステップとを含む。
【0032】より好ましくは、第1のステップは、電圧
変換器が第1の状態にあることを検出する第1のサブス
テップと、電圧変換器が第1の状態にあったことを示す
情報を記憶手段に記憶する第2のサブステップと、電圧
変換器が第2の状態に移行したことを検出する第3のサ
ブステップとを含み、第2のステップは、電圧変換器が
第1の状態にあったことを示す情報を記憶手段から読出
す第4のサブステップと、その情報を読出したことに応
じて出力電圧を所定期間高くする制御を行なう第5のサ
ブステップとを含む。
【0033】さらに好ましくは、第2のステップは、第
2の状態の検出時から一定期間経過したことを検出する
第6のサブステップをさらに含み、第5のサブステップ
において、電圧変換器が第1の状態にあったことを示す
情報を読出したことおよび一定期間の経過を検出したこ
とに応じて出力電圧を所定期間高くする制御が行なわれ
る。
【0034】さらに好ましくは、所定期間は、出力電圧
が第1の状態にある期間に比例する期間または出力電圧
が第1の状態にある期間と同じ期間である。
【0035】さらに、この発明によれば、第1の電源か
ら出力された電圧を変換して電気負荷系および第2の電
源に供給する電圧変換器を含む電源システムにおける電
源制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体は、電圧変
換器から出力される出力電圧が通常動作時の電流値より
も低下した第1の状態から回復する第2の状態に移行し
たことを検出する第1のステップと、電圧変換器から出
力される出力電圧を少なくとも所定期間高くするように
電圧変換器を制御する第2のステップとをコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読取り可能な記録媒体である。
【0036】好ましくは、第2のステップは、第2の状
態の検出時から一定期間経過したことを検出する第1の
サブステップと、一定期間の経過を検出したことに応じ
て出力電圧を所定期間高くする制御を行なう第2のサブ
ステップとを含む。
【0037】好ましくは、第2のステップは、第2の状
態の検出時から一定期間経過したことを検出する第1の
サブステップと、一定期間の経過を検出したことに応じ
て、電気負荷系の消費電力と第2の電源の充電電力との
和以上の出力電圧を出力するように電圧変換器を制御す
る第2のサブステップとを含む。
【0038】より好ましくは、第1のステップは、電圧
変換器が第1の状態にあることを検出する第1のサブス
テップと、電圧変換器が第1の状態にあったことを示す
情報を記憶手段に記憶する第2のサブステップと、電圧
変換器が第2の状態に移行したことを検出する第3のサ
ブステップとを含み、第2のステップは、電圧変換器が
第1の状態にあったことを示す情報を記憶手段から読出
す第4のサブステップと、電圧変換器が第1の状態にあ
ったことを示す情報を読出したことに応じて出力電圧を
所定期間高くする制御を行なう第5のサブステップとを
含む。
【0039】さらに好ましくは、第2のステップは、第
2の状態の検出時から一定期間経過したことを検出する
第6のサブステップをさらに含み、第5のサブステップ
において、電圧変換器が第1の状態にあったことを示す
情報を読出したことおよび一定期間の経過を検出したこ
とに応じて出力電圧を所定期間高くする制御が行なわれ
る。
【0040】さらに好ましくは、所定期間は、出力電圧
が第1の状態にある期間に比例する期間または出力電圧
が第1の状態にある期間と同じ期間である。
【0041】この発明においては、メイン電源である第
1の電源に接続された、電圧変換器、電気負荷系および
第2の電源から成る補機系において、第1の電源から電
圧変換器へ供給される電圧が低下し、電圧変換器の出力
電流が低電流値になった後、通常動作時の電流値に戻る
と、第2の電源は電圧変換器からの通常よりも高い電圧
によって充電される。したがって、補機系の充電量を従
来に比べ簡単な構成でより早期に回復できる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0043】図1を参照して、この発明の実施の形態に
よる電源システム100は、直流電源B1,B2と、電
圧センサー10,13,27,28と、システムリレー
SR1,SR2と、コンデンサC1〜C3と、昇圧コン
バータ12と、インバータ14と、電流センサー24
と、DC/DCコンバータ25と、負荷26と、温度セ
ンサー29と、制御装置30とを備える。
【0044】モータM1は、ハイブリッド自動車または
電気自動車の駆動輪を駆動するためのトルクを発生する
ための駆動モータである。あるいは、このモータはエン
ジンにて駆動される発電機の機能を持つように、そし
て、エンジンに対して電動機として動作し、たとえば、
エンジン始動を行ない得るようなものとしてもよい。こ
の場合には、モータM1を単に始動あるいは発電機能の
みを持つものとし、モータM1によって駆動力を得ない
ように設計してもよい。
【0045】また、負荷26は、ハイブリッド自動車ま
たは電気自動車に搭載されるライトおよびエアコン用の
インバータ等の車に搭載される各種補機類または電装品
である。
【0046】昇圧コンバータ12は、リアクトルL1
と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD
1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端は直流電源
B1の電源ラインに接続され、他方端はNPNトランジ
スタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわ
ち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトラン
ジスタQ2のコレクタとの間に接続される。NPNトラ
ンジスタQ1,Q2は、電源ラインとアースラインとの
間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ
1のコレクタは電源ラインに接続され、NPNトランジ
スタQ2のエミッタはアースラインに接続される。ま
た、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミ
ッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダ
イオードD1,D2が配置されている。
【0047】インバータ14は、U相アーム15と、V
相アーム16と、W相アーム17とから成る。U相アー
ム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電
源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。
【0048】U相アーム15は、直列接続されたNPN
トランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム16は、
直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成
り、W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジ
スタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタ
Q3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側か
らコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれ
ぞれ接続されている。
【0049】各相アームの中間点は、モータM1の各相
コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータM
1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3
つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U
相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間
点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q
6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタ
Q7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
【0050】直流電源B1は、ニッケル水素またはリチ
ウムイオン等の二次電池から成る。そして、直流電源B
1は、たとえば、280V程度の直流電圧を出力する。
電圧センサー10は、直流電源B1から出力される電圧
V1を検出し、その検出した電圧V1を制御装置30へ
出力する。システムリレーSR1,SR2は、制御装置
30からの信号SEによりオンされる。コンデンサC1
は、直流電源B1から供給された直流電圧を平滑化し、
その平滑化した直流電圧を昇圧コンバータ12へ供給す
る。
【0051】昇圧コンバータ12は、コンデンサC1か
ら供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2へ供給
する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装
置30から信号PWUを受けると、信号PWUによって
NPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流
電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。この場合、
NPNトランジスタQ1は、信号PWUによってオフさ
れている。また、昇圧コンバータ12は、制御装置30
から信号PWDを受けると、コンデンサC2を介してイ
ンバータ14から供給された直流電圧を降圧して直流電
源B1を充電する。昇圧コンバータ12は、たとえば、
コンデンサC1から供給された280V程度の直流電圧
を500V程度に昇圧してコンデンサC2に供給する。
【0052】コンデンサC2は、昇圧コンバータ12か
らの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をイ
ンバータ14へ供給する。電圧センサー13は、コンデ
ンサC2の両端の電圧、すなわち、インバータ14への
入力電圧IVVを検出し、その検出した入力電圧IVV
を制御装置30へ出力する。
【0053】インバータ14は、コンデンサC2から直
流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI
に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータM1を
駆動する。これにより、モータM1は、トルク指令値T
Rによって指定されたトルクを発生するように駆動され
る。また、インバータ14は、電源システム100が搭
載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制
動時、モータM1が発電した交流電圧を制御装置30か
らの信号PWMCに基づいて直流電圧に変換し、その変
換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバー
タ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、ハ
イブリッド自動車または電気自動車を運転するドライバ
ーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を
伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行
中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせな
がら車両を減速(または加速の中止)させることを含
む。
【0054】電流センサー24は、モータM1に流れる
モータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流
MCRTを制御装置30へ出力する。
【0055】電圧センサー27は、DC/DCコンバー
タ25への入力電圧V2を検出して制御装置30へ出力
する。温度センサー29は、DC/DCコンバータ25
における素子温度TCを検出し、その検出した素子温度
TCを制御装置30へ出力する。DC/DCコンバータ
25は、直流電源B1から供給された直流電圧を制御装
置30からの信号MDRSによって降圧してコンデンサ
C3に供給する。この場合、DC/DCコンバータ25
は、たとえば、280V程度の入力電圧を14〜16V
の範囲の電圧に降圧してコンデンサC3に供給する。
【0056】コンデンサC3は、DC/DCコンバータ
25からの直流電圧を平滑化して負荷26および直流電
源B2に供給する。これにより直流電源B2は充電さ
れ、負荷26は駆動される。電圧センサー28は、直流
電源B2の出力電圧V3を検出して制御装置30へ出力
する。直流電源B2は、DC/DCコンバータ25から
コンデンサC3を介して負荷26へ供給される電力が負
荷26の消費電力よりも少ないとき直流電圧を負荷26
に供給する。
【0057】制御装置30は、外部に設けられたECU
(Electrical Control Unit)
から入力されたトルク指令値TRおよびモータ回転数M
RN、電圧センサー10からの電圧V1、電圧センサー
13からの入力電圧IVV、および電流センサー24か
らのモータ電流MCRTに基づいて、後述する方法によ
り昇圧コンバータ12を駆動するための信号PWUとイ
ンバータ14を駆動するための信号PWMIとを生成
し、その生成した信号PWUおよび信号PWMIをそれ
ぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力す
る。信号PWUは、昇圧コンバータ12がコンデンサC
1からの直流電圧を入力電圧IVVに変換する場合に昇
圧コンバータ12を駆動するための信号である。
【0058】また、制御装置30は、ハイブリッド自動
車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示
す信号RGEを外部のECUから受けると、モータM1
で発電された交流電圧を直流電圧に変換するための信号
PWMCを生成してインバータ14へ出力する。この場
合、インバータ14のNPNトランジスタQ4,Q6,
Q8は信号PWMCによってスイッチング制御される。
すなわち、モータM1のU相で発電されるときNPNト
ランジスタQ6,Q8がオンされ、V相で発電されると
きNPNトランジスタQ4,Q8がオンされ、W相で発
電されるときNPNトランジスタQ4,Q6がオンされ
る。これにより、インバータ14は、モータM1で発電
された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ1
2へ供給する。
【0059】さらに、制御装置30は、電圧センサー2
7からの入力電圧V2、電圧センサー28からの出力電
圧V3および温度センサー29からの素子温度TCに基
づいて、後述する方法によってDC/DCコンバータ2
5を制御するための信号MDRSを生成し、その生成し
た信号MDRSをDC/DCコンバータ25へ出力す
る。
【0060】さらに、制御装置30は、システムリレー
SR1,SR2をオンするための信号SEを生成してシ
ステムリレーSR1,SR2へ出力する。
【0061】図2は、制御装置30の機能ブロック図で
ある。図2を参照して、制御装置30は、モータトルク
制御手段301と、電圧変換制御手段302と、コンバ
ータ制御手段303とを含む。モータトルク制御手段3
01は、トルク指令値TR、直流電源B1の出力電圧V
1、モータ電流MCRT、モータ回転数MRNおよびイ
ンバータ14への入力電圧IVVに基づいて、モータM
1の駆動時、後述する方法により昇圧コンバータ12の
NPNトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための
信号PWUと、インバータ14のNPNトランジスタQ
3〜Q8をオン/オフするための信号PWMIとを生成
し、その生成した信号PWUおよび信号PWMIをそれ
ぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力す
る。
【0062】電圧変換制御手段302は、回生制動時、
ハイブリッド自動車または電気自動車が回生制動モード
に入ったことを示す信号RGEを外部のECUから受け
ると、インバータ14から供給された直流電圧を降圧す
るための信号PWDを生成して昇圧コンバータ12へ出
力する。このように、昇圧コンバータ12は、直流電圧
を降圧するための信号PWDにより電圧を降下させるこ
ともできるので、双方向コンバータの機能を有するもの
である。さらに、電圧変換制御手段302は、回生制動
時、信号RGEを外部のECUから受けると、モータM
1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するための信号
PWMCを生成してインバータ14へ出力する。
【0063】コンバータ制御手段303は、DC/DC
コンバータ25への入力電圧V2、直流電源B2の出力
電圧V3およびDC/DCコンバータ25の素子温度T
Cに基づいて、後述する方法によって信号MDRSを生
成してDC/DCコンバータ25へ出力する。
【0064】図3は、モータトルク制御手段301の機
能ブロック図である。図3を参照して、モータトルク制
御手段301は、モータ制御用相電圧演算部40と、イ
ンバータ用PWM信号変換部42と、インバータ入力電
圧指令演算部50と、コンバータ用デューティー比演算
部52と、コンバータ用PWM信号変換部54とを含
む。
【0065】モータ制御用相電圧演算部40は、インバ
ータ14への入力電圧IVVを電圧センサー13から受
け、モータM1の各相に流れるモータ電流MCRTを電
流センサー24から受け、トルク指令値TRを外部EC
Uから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部40
は、これらの入力される信号に基づいて、モータM1の
各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結
果をインバータ用PWM信号変換部42へ出力する。イ
ンバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電
圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、実際にイ
ンバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8をオン
/オフする信号PWMIを生成し、その生成した信号P
WMIをインバータ14の各NPNトランジスタQ3〜
Q8へ出力する。
【0066】これにより、各NPNトランジスタQ3〜
Q8は、スイッチング制御され、モータM1が指令され
たトルクを出すようにモータM1の各相に流す電流を制
御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、
トルク指令値TRに応じたモータトルクが出力される。
【0067】一方、インバータ入力電圧指令演算部50
は、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づ
いてインバータ入力電圧の最適値(目標値)を演算し、
その演算した最適値をコンバータ用デューティー比演算
部52へ出力する。
【0068】コンバータ用デューティー比演算部52
は、電圧センサー10からの出力電圧V1(バッテリ電
圧V1)に基づいて、電圧センサー13からの入力電圧
IVVを、インバータ入力電圧指令演算部50から出力
される最適値に設定するためのデューティー比を演算す
る。コンバータ用PWM信号変換部54は、コンバータ
用デューティー比演算部52からのデューティー比に基
づいて昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,
Q2をオン/オフするための信号PWUを生成する。そ
して、コンバータ用PWM信号変換部54は、生成した
信号PWUを昇圧コンバータ12のNPNトランジスタ
Q1,Q2へ出力する。そして、昇圧コンバータ12の
NPNトランジスタQ1,Q2は、信号PWUに基づい
てオン/オフされる。これによって、昇圧コンバータ1
2は、入力電圧IVVが最適値になるように直流電圧を
変換する。
【0069】なお、昇圧コンバータ12の下側のNPN
トランジスタQ2のオンデューティーを大きくすること
によりリアクトルL1における電力蓄積が大きくなるた
め、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上側
のNPNトランジスタQ1のオンデューティーを大きく
することにより電源ラインの電圧が下がる。そこで、N
PNトランジスタQ1,Q2のデューティー比を制御す
ることで、電源ラインの電圧を直流電源B1の出力電圧
以上の任意の電圧に制御可能である。
【0070】図4を参照して、DC/DCコンバータ2
5は、MOSトランジスタ251〜254と、トランス
255,256と、ダイオード257,258と、コイ
ル259と、コンデンサ260とを含む。
【0071】MOSトランジスタ251,252は、電
源ライン31とアースライン32との間に直列に接続さ
れる。また、MOSトランジスタ253,254は、電
源ライン31とアースライン32との間に直列に接続さ
れる。MOSトランジスタ251,252は、電源ライ
ン31とアースライン32との間にMOSトランジスタ
253,254と並列に接続される。
【0072】トランス255は、その一方端がMOSト
ランジスタ251とMOSトランジスタ252との間の
ノードN1に接続され、他方端がMOSトランジスタ2
53とMOSトランジスタ254との間のノードN2に
接続される。
【0073】トランス256は、トランス255に対向
して設けられる。ダイオード257は、トランス256
からコイル259へ出力電流Ioを流すようにトランス
256とコイル259との間に接続される。
【0074】ダイオード258は、ダイオード257と
コイル259との間のノードN3からトランス256の
低圧側への電流を阻止するようにトランス256とノー
ドN3との間に接続される。コイル259は、ダイオー
ド257と負荷26との間に接続される。
【0075】コンデンサ260は、コイル259の出力
側と接地ノード261との間に接続され、コイル259
からの出力電圧を平滑化して負荷26に供給する。
【0076】MOSトランジスタ251,254がオン
され、MOSトランジスタ252,253がオフされる
と、電源ライン31、MOSトランジスタ251、ノー
ドN1、トランス255、ノードN2、MOSトランジ
スタ254およびアースライン32の経路で入力電流I
inが流れる。そして、トランス255,256は、巻
線比に応じて入力電圧Vinを降圧して出力電圧Voを
出力する。
【0077】DC/DCコンバータ25の二次側では、
トランス256、ダイオード257、コイル259、負
荷26、および接地ノード261の経路、またはトラン
ス256、ダイオード257、コイル259、直流電源
B2、および接地ノード261の経路で出力電流Ioが
流れる。
【0078】MOSトランジスタ251,254がオン
/オフされる割合、つまり、デューティー比に応じて、
入力電流Iinが変化し、トランス255に印加される
電圧が変化する。すなわち、MOSトランジスタ25
1,254のデューティー比が大きくなると、入力電流
Iinが増加し、トランス255に印加される電圧が増
加する。また、MOSトランジスタ251,254のデ
ューティー比が小さくなると、入力電流Iinが減少
し、トランス255に印加される電圧が減少する。
【0079】そして、トランス255,256は、トラ
ンス255に印加される電圧を、その電圧レベルに応じ
て降圧するので、DC/DCコンバータ25の二次側の
出力電圧Voは、トランス255に印加される電圧に応
じて変化する。
【0080】コンバータ制御手段303は、判定回路3
031と、メモリ3032と、MOSFET駆動制御回
路3033とを含む。
【0081】判定回路3031は、電圧センサー27が
検出したDC/DCコンバータ25への入力電圧V2
と、温度センサー29が検出したDC/DCコンバータ
25における素子温度TCとを受ける。そして、判定回
路3031は、入力電圧V2および素子温度TCに基づ
いて、DC/DCコンバータ25におけるモードMDE
が出力制限モード、通常出力モードおよび高出力モード
のいずれであるのかを判定し、その判定結果をMOSF
ET駆動制御回路3033へ出力する。この場合、判定
回路3031は、モードMDEが出力制限モードである
とき判定結果MDE1をMOSFET駆動制御回路30
33へ出力し、モードMDEが通常出力モードであると
き判定結果MDE2をMOSFET駆動制御回路303
3へ出力し、モードMDEが高出力モードであるとき判
定結果MDE3をMOSFET駆動制御回路3033へ
出力する。
【0082】図5、図6および図7を参照して、通常出
力モード、出力制限モードおよび高出力モードについて
説明する。図5は、通常出力モードを説明するための図
であり、図6は、出力制限モードを説明するための図で
あり、図7は、高出力モードを説明するための図であ
る。なお、図5、図6および図7においては、メイン電
源である直流電源B1に接続された、DC/DCコンバ
ータ25、負荷26および直流電源B2からなる補機系
を簡略化して示す。
【0083】図5を参照して、通常出力モードにおいて
は、DC/DCコンバータ25は、直流電源B1から出
力された約280Vの直流電圧を約14Vの直流電圧に
降圧して負荷26および直流電源B2に供給する。そし
て、通常出力モードにおいては、直流電源B2における
電力の低下は小さいので、DC/DCコンバータ25か
ら負荷26に流れる電流I1は大電流であり、DC/D
Cコンバータ25から直流電源B2に流れる電流I2は
小電流である。このように、通常出力モードにおいて
は、DC/DCコンバータ25は、電力を供給して負荷
26を駆動しながら直流電源B2を充電する。
【0084】図6を参照して、出力制限モードにおいて
は、直流電源B1からDC/DCコンバータ25へ供給
される直流電圧は低下するため、DC/DCコンバータ
25は、負荷26で消費される電力を十分に供給でき
ず、直流電源B2が負荷26を駆動するための直流電圧
を殆ど供給する。したがって、DC/DCコンバータ2
5から負荷26に供給される直流電流I1は小電流であ
り、直流電源B2から負荷26に供給される直流電流I
3は大電流である。このように、出力制限モードにおい
ては、直流電源B2が負荷26で消費される直流電力の
殆どを供給する。
【0085】図7を参照して、高出力モードにおいて
は、DC/DCコンバータ25は、直流電源B1から出
力された約280Vの直流電圧を15〜16Vの範囲の
直流電圧に降圧し、その降圧した直流電圧を負荷26お
よび直流電源B2に供給する。この場合、DC/DCコ
ンバータ25は、通常出力モードにおける出力電圧(約
14V)よりも高い出力電圧(15〜16V)を出力す
るので、DC/DCコンバータ25から負荷26に流れ
る直流電流I1およびDC/DCコンバータ25から直
流電源B2に流れる直流電流I2は大電流である。この
ように、高出力モードにおいては、DC/DCコンバー
タ25は、大電流を供給して負荷26を駆動するととも
に直流電源B2を充電する。
【0086】再び、図4を参照して、MOSFET駆動
制御回路3033は、DC/DCコンバータ25におけ
るモードMDEが出力制限モードであることを示す判定
結果MDE1を判定回路3031から受けると、MOS
トランジスタ252,254をオフし、オンデューティ
ーが最小になるようにMOSトランジスタ251,25
4を駆動する。そして、MOSFET駆動制御回路30
33は、出力制限モードにおいてMOSトランジスタ2
51〜254を駆動したとき、メモリ3032にアクセ
スし、メモリ3032に記憶されたカウント値を“1”
だけ増加する。
【0087】また、MOSFET駆動制御回路3033
は、DC/DCコンバータ25におけるモードMDEが
通常出力モードであることを示す判定結果MDE2を判
定回路3031から受けると、出力電圧Voが約14V
になるようにMOSトランジスタ251〜254を駆動
する。
【0088】さらに、MOSFET駆動制御回路303
3は、DC/DCコンバータ25におけるモードMDE
が高出力モードであることを示す判定結果MDE3を判
定回路3031から受けると、出力電圧Voが約15〜
16VになるようにMOSトランジスタ251〜254
を駆動する。そして、MOSFET駆動制御回路303
3は、メモリ3032にアクセスし、メモリ3032に
記憶されたカウント値を“1”だけ減少する。
【0089】好ましくは、MOSFET駆動制御回路3
033は、判定結果MDE3を判定回路3031から受
けると、電圧センサー28から受けた直流電源B2の出
力電圧V3に基づいて、直流電源B2を十分に充電する
ために必要な充電電力と、負荷26の消費電力とを演算
し、充電電力と消費電力との和以上の電力を出力するよ
うにMOSトランジスタ251〜254を駆動する。つ
まり、MOSFET駆動制御回路3033は、直流電源
B2の充電電力と負荷26の消費電力との和以上の電力
を負荷26および直流電源B2に供給するために必要な
出力電圧を出力するようにMOSトランジスタ251〜
254を駆動する。これにより、負荷26を正常に駆動
するとともに直流電源B2を十分に充電するための電力
を負荷26および直流電源B2に供給できる。
【0090】なお、必要な充電電力の演算は、次のよう
に行なう。電圧センサー28からの出力電圧V3は、直
流電源B2の開放端電圧(OCV:Open Circ
uit Voltage)であり、開放端電圧OCV
は、充電容量(SOC:Scale Of Charg
e)と一定の関係を有するので、直流電源B2の現在の
開放端電圧OCVを検出すれば、その検出した開放端電
圧OCVから直流電源B2の現在の充電容量SOCを検
出できる。そして、直流電源B2の満充電容量は予め解
かっているので、満充電容量から現在の充電容量を減算
すれば、直流電源B2を満充電するために必要な充電容
量を検出できる。したがって、MOSFET駆動制御回
路3033は、開放端電圧OCVと充電容量SOCとの
関係および直流電源B2の満充電容量を保持しており、
電圧センサー28から受けた出力電圧V3に基づいて直
流電源B2の現在の充電容量を開放端電圧OCVと充電
容量SOCとの関係を参照して検出する。そして、MO
SFET駆動制御回路3033は、満充電容量から現在
の充電容量を減算して直流電源B2を満充電するために
必要な充電容量を検出する。
【0091】また、負荷26における消費電力は予め解
っているので、MOSFET駆動制御回路3033は、
負荷26における消費電力を保持している。
【0092】図8を参照して、直流電源B1、DC/D
Cコンバータ25、負荷26および直流電源B2から成
る電源システムにおける動作について説明する。一連の
動作が開始されると、コンバータ制御手段303の判定
回路3031は、DC/DCコンバータ25への入力電
圧V2を電圧センサー27から受け、DC/DCコンバ
ータ25における素子温度TCを温度センサー29から
受ける。そして、判定回路3031は、入力電圧V2が
基準値以下であるか否かを判定する(ステップS1)。
より具体的には、判定回路3031は、入力電圧V2が
基準値である200V以下であるか否かを判定する。
【0093】判定回路3031は、入力電圧V2が基準
値以下ではないと判定したとき、素子温度TCが出力制
限温度TRAよりも高いか否かを判定する(ステップS
2)。そして、素子温度TCが出力制限温度TRAより
も高くないと判定されたとき、ステップS5へ移行す
る。
【0094】一方、ステップS1において、入力電圧V
2が基準値以下であるとき、または素子温度TCが出力
制限温度TRAよりも高いとき、判定回路3031は、
DC/DCコンバータ25におけるモードMDEが出力
制限モードにあると判定して判定結果MDE1をMOS
FET駆動制御回路3033へ出力する。
【0095】MOSFET駆動制御回路3033は、判
定結果MDE1を判定回路3031から受けると、MO
Sトランジスタ252,253をオフし、オンデューテ
ィーが最小になるようにMOSトランジスタ251,2
54を駆動する。したがって、DC/DCコンバータ2
5は負荷26に小電流を供給し、直流電源B2が大電流
を供給して負荷26を駆動する。すなわち、出力制限が
行なわれる(ステップS3)。そして、MOSFET駆
動制御回路3033は、メモリ3032へアクセスし、
メモリ3032に記憶されたカウント値を“1”だけ増
加する(ステップS4)。その後、ステップS1へ戻
る。
【0096】ステップS2において、素子温度TCが出
力制限温度TRA以下であると判定されると、判定回路
3031は、素子温度TCが出力復帰温度TRBよりも
高いか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5
において、素子温度TCが出力復帰温度TRBよりも高
くないと判定されたとき、判定回路3031は、素子温
度TCが高出力可能温度THCよりも高いか否かを判定
する(ステップS6)。ステップS6において、素子温
度TCが高出力可能温度THCよりも高くないと判定さ
れたとき、判定回路3031は、メモリ3032へアク
セスし、メモリ3032に記憶されたカウント値を読出
してカウント値が”1”以上であるか否かを判定する
(ステップS7)。
【0097】ステップS5において素子温度TCが出力
復帰温度TRBよりも高いと判定されたとき、またはス
テップS6において素子温度TCが高出力可能温度TH
Cよりも高いと判定されたとき、またはステップS7に
おいてカウント値が”1”以上でないと判定されたと
き、判定回路3031は、DC/DCコンバータ25に
おけるモードMDEを通常出力モードと判定し、判定結
果MDE2をMOSFET駆動制御回路3033へ出力
する。そして、MOSFET駆動制御回路3033は、
DC/DCコンバータ25の出力電圧が約14Vになる
ようにMOSトランジスタ251〜254を駆動する。
すなわち、通常出力が行なわれる(ステップS8)。そ
の後、ステップS1に戻る。
【0098】なお、ステップS5において、素子温度T
Cが出力復帰温度TRBよりも高いと判定されたとき、
素子温度TCは、出力復帰温度TRB<TC≦出力制限
温度TRAの範囲にあるので、判定回路3031は、D
C/DCコンバータ25を通常出力モードで駆動可能と
判定し、通常出力モードでDC/DCコンバータ25を
駆動することとしたものである。また、ステップS6に
おいて、素子温度TCが高出力可能温度THCよりも高
いと判定されたとき、素子温度TCは、高出力可能温度
THC<TC≦出力復帰温度TRBの範囲にあるので、
判定回路3031は、DC/DCコンバータ25を高出
力モードで駆動するのは困難であると判定し、DC/D
Cコンバータ25を通常出力モードで駆動することとし
たものである。さらに、ステップS7において、カウン
ト値が”1”以上でないと判定されたとき、DC/DC
コンバータ25は出力制限モードで駆動されていないの
で(ステップS3,S4参照)、直流電源B2の充電容
量が減少していない。したがって、判定回路3031
は、DC/DCコンバータ25を高出力モードで駆動し
て直流電源B2を充電する必要がないと判定し、DC/
DCコンバータ25を通常出力モードで駆動することと
したものである。
【0099】一方、ステップS7において、カウント値
が”1”以上であると判定されたとき、DC/DCコン
バータ25は出力制限モードで既に駆動されているので
(ステップS3,S4参照)、直流電源B2の充電容量
が消費されている。したがって、判定回路3031は、
DC/DCコンバータ25を高出力モードで駆動して負
荷26および直流電源B2に大電流を供給する必要があ
ると判定し、判定結果MDE3をMOSFET駆動制御
回路3033へ出力する。
【0100】そうすると、MOSFET駆動制御回路3
033は、判定結果MDE3に応じて、DC/DCコン
バータ25からの出力電圧が15〜16Vの範囲になる
ようにMOSトランジスタ251〜254を駆動する。
すなわち、DC/DCコンバータ25は、高出力モード
で駆動される(ステップS9)。そして、MOSFET
駆動制御回路3033は、DC/DCコンバータ25を
高出力モードで駆動すると、メモリ3032へアクセス
し、メモリ3032に記憶されたカウント値を”1”だ
け減少する(ステップS10)。その後、ステップS1
に戻る。
【0101】ステップS10において、カウント値を”
1”だけ減少することにしたのは、DC/DCコンバー
タ25を高出力モードで駆動すれば、出力制限モードに
おいて減少した直流電源B2の充電容量が補われるから
である。
【0102】また、この発明においては、図9に示すフ
ローチャートに従って、直流電源B1、DC/DCコン
バータ25、負荷26および直流電源B2から成る電源
システムにおける動作が行なわれてもよい。
【0103】図9に示すフローチャートは、図8に示す
フローチャートのステップS7とステップS9との間に
ステップS11を挿入したものであり、その他は図8に
示すフローチャートと同じである。図9を参照して、ス
テップS7においてカウント値が”1”以上であると判
定されたとき、判定回路3031は、カウント値が”
1”以上であると判定してから、すなわち、DC/DC
コンバータ25を高出力モードで駆動すべきと判定して
から一定期間が経過したか否かを判定し、一定期間が経
過していると判定すると、判定結果MDE3をMOSF
ET駆動制御回路3033へ出力する(ステップS1
1)。そして、ステップS9で移行し、上述したように
DC/DCコンバータ25が高出力モードで駆動され
る。
【0104】ステップS11において、一定期間の経過
を判定することにしたのは、ステップS6において素子
温度TCが高出力可能温度THC以下であると判定され
ても、素子温度TCが高出力可能温度THCよりもどの
程度低いかが明らかではなく、素子温度TCが高出力可
能温度THCよりも十分に低下してからDC/DCコン
バータ25を高出力モードで駆動した方がよいので、D
C/DCコンバータ25を高出力モードで駆動すべきと
判定してから一定期間が経過した後、DC/DCコンバ
ータ25を高出力モードで駆動することとしたものであ
る。
【0105】なお、図8および図9のステップS2で素
子温度TCが出力制限温度TRAよりも高いと判定する
ことは、DC/DCコンバータ25の出力電流が低電流
モードにあることを判定することに相当し、ステップS
5において、素子温度TCが出力復帰温度TRBよりも
高いと判定することは、DC/DCコンバータ25の出
力電流が低電流モードから回復したモードに移行したこ
とを検出することに相当する。
【0106】図10は、DC/DCコンバータ25にお
ける出力電圧および素子温度の時間経過を示す。図10
を参照して、素子温度TCが出力制限温度TRAよりも
高いA点においては、DC/DCコンバータ25は出力
制限モードで駆動されるので(ステップS2〜S4参
照)、DC/DCコンバータ25の出力電圧は大きく低
下し、DC/DCコンバータ25における素子温度TC
も低下する。そして、素子温度TCが出力復帰温度TR
Bよりも高いB点においては、DC/DCコンバータ2
5は通常出力モードで駆動されるので(ステップS5,
S8参照)、DC/DCコンバータ25の出力電圧は約
14程度に上昇し、素子温度TCは、ほぼ、出力復帰温
度TRBに保持される。したがって、点Aから点Bまで
の期間が出力制限期間であり、素子温度TCが点Bに達
した時点でメモリ3032に記憶されたカウント値が”
1”だけ増加される。
【0107】そして、点Bの後、一定期間が経過し(図
9のステップS11参照)、素子温度TCが高出力可能
温度THCよりも低い点Cに達すると、DC/DCコン
バータ25は高出力モードで駆動されるので(ステップ
S9参照)、DC/DCコンバータ25は、通常出力モ
ードにおける出力電圧(約14V)よりも高い15〜1
6Vの出力電圧を出力し、素子温度TCは上昇する。し
たがって、点Cから点Dまでの期間が高出力期間であ
り、点Dの時点でメモリ3032に記憶されたカウント
値が”1”だけ減少され、カウント値が”0”になる。
【0108】なお、高出力期間は、出力制限期間に比例
する期間、または出力制限期間と同じ期間に設定され
る。これは、高出力モードは、出力制限モードにおいて
直流電源B2が負荷26に直流電圧を供給することによ
って減少した充電容量を補うモードであるからである。
【0109】図11は、DC/DCコンバータ25にお
ける入力電圧および出力電圧の時間経過を示す。図11
を参照して、タイミングt1までは通常出力モードであ
るため、入力電圧および出力電圧は、通常の値を保持す
る。そして、タイミングt1で入力電圧が低下し、出力
制限モードに入ると出力電圧も低下する。出力制限期間
は、タイミングt2まで継続され、タイミングt2で入
力電圧が通常の値に復帰して通常出力モードになると、
出力電圧も通常の値になる。その後、タイミングt3で
高出力モードに入ると出力電圧は通常の値(約14V)
よりも高い15〜16Vになる。そして、タイミングt
4でメモリ3032に記憶されたカウント値が”1”だ
け減少され、カウント値が”0”になる。なお、入力電
圧は、タイミングt2以降、通常の値に保持される。
【0110】再び、図1を参照して、電源システム10
0における動作について説明する。制御装置30は、外
部のECUからトルク指令値TRが入力されると、シス
テムリレーSR1,SR2をオンするための信号SEを
生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力するとと
もに、モータM1がトルク指令値TRを発生するように
昇圧コンバータ12およびインバータ14を制御するた
めの信号PWUおよび信号PWMIを生成してそれぞれ
昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力する。
【0111】そして、直流電源B1は直流電圧を出力
し、システムリレーSR1,SR2は直流電圧をコンデ
ンサC1およびDC/DCコンバータ25へ供給する。
コンデンサC1は、供給された直流電圧を平滑化し、そ
の平滑化した直流電圧を昇圧コンバータ12へ供給す
る。
【0112】そうすると、昇圧コンバータ12のNPN
トランジスタQ1,Q2は、制御装置30からの信号P
WUに応じてオン/オフされ、直流電圧を変換してコン
デンサC2に供給する。電圧センサー13は、コンデン
サC2の両端の電圧であるインバータ14への入力電圧
IVVを検出し、その検出した入力電圧IVVを制御装
置30へ出力する。
【0113】コンデンサC2は、昇圧コンバータ12か
らの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をイ
ンバータ14に供給する。インバータ14は、制御装置
30からの信号PWMIに基づいて、コンデンサC2か
ら供給された直流電圧を交流電圧に変換してモータM1
を駆動する。これにより、モータM1は、トルク指令値
TRによって指定されたトルクを発生する。
【0114】また、制御装置30は、上述したように信
号MDRSを生成してDC/DCコンバータ25へ出力
する。DC/DCコンバータ25は、直流電源B1から
供給された直流電圧を降圧してコンデンサC3に供給す
る。コンデンサC3は、DC/DCコンバータ25から
の出力電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を負荷
26および直流電源B2に供給する。これにより、負荷
26が駆動され、通常出力モードおよび高出力モードに
おいて直流電源B2が充電される。また、出力制限モー
ドにおいては、直流電源B2は直流電流を供給して負荷
26を駆動する。
【0115】電源システム100が搭載されたハイブリ
ッド自動車または電気自動車の回生制動時、制御装置3
0は、回生制動モードに入ったことを示す信号RGEを
外部ECUから受け、その受けた信号RGEに応じて、
上述した方法によって信号PWMCおよび信号PWDを
生成し、その生成した信号PWMCおよび信号PWDを
それぞれインバータ14および昇圧コンバータ12へ出
力する。
【0116】モータM1は、交流電圧を発電してインバ
ータ14へ供給する。インバータ14は、制御装置30
からの信号PWMCに応じて交流電圧を直流電圧に変換
し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇
圧コンバータ12へ供給する。そうすると、昇圧コンバ
ータ12は、制御装置30からの信号PWDに応じて、
インバータ14から供給された直流電圧を降圧してコン
デンサC1およびシステムリレーSR1,SR2を介し
て直流電源B1を充電する。
【0117】上記においては、DC/DCコンバータは
トランス型のDC/DCコンバータ25であるとして説
明したが、この発明においては、DC/DCコンバータ
は図12に示すチョッパ型のDC/DCコンバータ25
Aであってもよい。
【0118】DC/DCコンバータ25Aは、NPNト
ランジスタQ10,Q11と、ダイオードD10,D1
1と、リアクトルL2とを含む。
【0119】リアクトルL2の一方端は負荷26および
直流電源B2の電源ラインに接続され、他方端はNPN
トランジスタQ10とNPNトランジスタQ11との中
間点、すなわち、NPNトランジスタQ10のエミッタ
とNPNトランジスタQ11のコレクタとの間に接続さ
れる。NPNトランジスタQ10,Q11は、電源ライ
ン31とアースライン32との間に直列に接続される。
そして、NPNトランジスタQ10のコレクタは電源ラ
イン31に接続され、NPNトランジスタQ11のエミ
ッタはアースライン32に接続される。また、各NPN
トランジスタQ10,Q11のコレクタ−エミッタ間に
は、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード
D10,D11が配置されている。
【0120】DC/DCコンバータがチョッパ型のDC
/DCコンバータ25Aであるとき、コンバータ制御手
段303のMOSFET駆動制御回路3033は、DC
/DCコンバータ25AのNPNトランジスタQ10,
Q11をオン/オフするための信号TDRSを生成して
NPNトランジスタQ10,Q11へ出力する。DC/
DCコンバータ25Aが直流電圧を降圧するとき、NP
NトランジスタQ10がオンされ、NPNトランジスタ
Q11がオフされるので、信号TDRSは、NPNトラ
ンジスタQ10を所定のデューティー比でオン/オフす
るための信号と、NPNトランジスタQ11をオフする
ための信号とから成る。そして、NPNトランジスタQ
10を所定のデューティー比でオン/オフするための信
号は、直流電圧を降圧する割合に応じて決定され、直流
電圧を降圧する割合が大きいときNPNトランジスタQ
10のオン期間は短く設定され、直流電圧を降圧する割
合が小さいときNPNトランジスタQ10のオン期間が
長く設定される。そして、DC/DCコンバータ25A
を上述した各モードで駆動する場合、NPNトランジス
タQ10,Q11が各モードに応じたデューティーでオ
ン/オフされる。
【0121】DC/DCコンバータ25Aの各モードに
おける制御は、上述した図8および図9に示すフローチ
ャートに従って行なわれる。
【0122】なお、DC/DCコンバータ25,25A
における電圧変換の制御は、実際にはCPU(Cent
ral Processing Unit)によって行
なわれ、CPUは、図8および図9に示すフローチャー
トの各ステップを備えるプログラムをROM(Read
Only Memory)から読出し、その読出した
プログラムを実行して図8および図9に示すフローチャ
ートに従って、DC/DCコンバータ25のMOSトラ
ンジスタ251〜254またはDC/DCコンバータ2
5AのNPNトランジスタQ10,Q11のデューティ
ー比を各モードに応じて可変し、直流電源B1から供給
された直流電圧の出力電圧への降圧を制御する。したが
って、ROMは、図8および図9に示すフローチャート
の各ステップを備えるプログラムを記録したコンピュー
タ(CPU)読取り可能な記録媒体に相当する。
【0123】この発明の実施の形態によれば、電源シス
テムは、メイン電源に接続された補機系の直流電源の充
電容量が減少したとき、DC/DCコンバータを高出力
モードで駆動して補機系の負荷を駆動しながら直流電源
を充電するために必要な出力電圧を出力するようにDC
/DCコンバータを制御するコンバータ制御装置を備え
るので、補機系の直流電源の直流電力が消費されても、
直流電源を速やかに充電できる。
【0124】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による電源システムの
概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す制御装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】 図2に示すモータトルク制御手段の機能を説
明するための機能ブロック図である。
【図4】 図1に示すDC/DCコンバータの回路図お
よび図2に示すコンバータ制御手段の機能ブロック図で
ある。
【図5】 図1に示すDC/DCコンバータの通常出力
モードを説明するための図である。
【図6】 図1に示すDC/DCコンバータの出力制限
モードを説明するための図である。
【図7】 図1に示すDC/DCコンバータの高出力モ
ードを説明するための図である。
【図8】 図1に示すDC/DCコンバータの各モード
における動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 図1に示すDC/DCコンバータの各モード
における動作を説明するための他のフローチャートであ
る。
【図10】 出力電圧および素子温度の時間経過を示す
図である。
【図11】 入力電圧および出力電圧の時間経過を示す
図である。
【図12】 チョッパ型のDC/DCコンバータの回路
図である。
【図13】 ハイブリッド自動車または電気自動車に搭
載される電源システムの従来の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10,13,27,28,501,504 電圧センサ
ー、12 昇圧コンバータ、14,506 インバー
タ、15 U相アーム、16 V相アーム、17W相ア
ーム、24,507 電流センサー、25,25A,5
09 DC/DCコンバータ、26,511 負荷、2
9 温度センサー、30,520 制御装置、31 電
源ライン、32 アースライン、40 モータ制御用相
電圧演算部、42 インバータ用PWM信号変換部、5
0 インバータ入力電圧指令演算部、52 コンバータ
用デューティー比演算部、54 コンバータ用PWM信
号変換部、100,500 電源システム、251〜2
54 MOSトランジスタ、255,256 トラン
ス、259 コイル、261 接地ノード、301モー
タトルク制御手段、302 電圧変換制御手段、303
コンバータ制御手段、503 コンバータ、3031
判定回路、3032 メモリ、3033MOSFET
駆動制御回路、B1,B2 直流電源、SR1,SR2
システムリレー、C1,C2,260,502,50
4,510 コンデンサ、L1,311 リアクトル、
Q1〜Q11,312,313 NPNトランジスタ、
D1〜D11,257,258 ダイオード、M1,5
08 モータ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA04 AA07 BA02 CC02 DA06 DA18 FA06 GB03 GB06 GC05 5H115 PA08 PC06 PG04 PI14 PI16 PI29 PI30 PO02 PO06 PO10 PO17 PU08 PV02 PV09 PV24 QI04 QN08 SE06 TB01 TI05 TO05 TO12 TO13 TU17 TW01 5H576 AA15 BB02 CC02 DD02 DD04 EE09 EE11 GG04 HA04 HB02 JJ03 JJ17 JJ28 KK05 LL22 LL24 LL43 5H730 AA14 AS04 AS05 AS08 AS13 BB13 BB14 BB57 DD03 FD01 FD11 FD61 FG05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源と、 前記第1の電源から出力された電圧を変換する電圧変換
    器と、 前記電圧変換器からの電圧が印加される第2の電源と、 前記電圧変換器および/または前記第2の電源から電圧
    を受ける電気負荷系と、 前記電圧変換器から出力される出力電流が通常動作時の
    電流値よりも低下した第1の状態から回復する第2の状
    態に移行したとき、前記電圧変換器から出力される出力
    電圧を少なくとも所定期間高くするように前記電圧変換
    器を制御する制御装置とを備える電源システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記第2の状態を検出
    してから一定期間経過後に前記出力電圧を所定期間高く
    する制御を開始する、請求項1に記載の電源システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記出力電圧を所定期
    間高くするとき、前記電気負荷系の消費電力と前記第2
    の電源の充電電力との和以上の出力電圧を出力するよう
    に前記電圧変換器を制御する、請求項1または請求項2
    に記載の電源システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の状態は、前記第1の電源の出
    力電圧が低下した状態である、請求項1から請求項3の
    いずれか1項に記載の電源システム。
  5. 【請求項5】 前記出力電圧を所定期間高くする制御を
    行なう必要がある状態を記憶する記憶手段をさらに備
    え、 前記制御装置は、前記記憶手段に記憶された状態に応じ
    て前記出力電圧を所定期間高くする制御を行なう、請求
    項1に記載の電源システム。
  6. 【請求項6】 第1の電源から出力された電圧を変換し
    て電気負荷系および第2の電源に供給する電圧変換器を
    含む電源システムにおける電源制御方法であって、 前記電圧変換器から出力される出力電圧が通常動作時の
    電流値よりも低下した第1の状態から回復する第2の状
    態に移行したことを検出する第1のステップと、 前記電圧変換器から出力される出力電圧を少なくとも所
    定期間高くするように前記電圧変換器を制御する第2の
    ステップとを含む電源制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のステップは、 前記第2の状態の検出時から一定期間経過したことを検
    出する第1のサブステップと、 前記一定期間の経過を検出したことに応じて前記出力電
    圧を所定期間高くする制御を行なう第2のサブステップ
    とを含む、請求項6に記載の電源制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のステップは、 前記第2の状態の検出時から一定期間経過したことを検
    出する第1のサブステップと、 前記一定期間の経過を検出したことに応じて、前記電気
    負荷系の消費電力と前記第2の電源の充電電力との和以
    上の出力電圧を出力するように前記電圧変換器を制御す
    る第2のサブステップとを含む、請求項6に記載の電源
    制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のステップは、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあることを検出する
    第1のサブステップと、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあったことを示す情
    報を記憶手段に記憶する第2のサブステップと、 前記電圧変換器が前記第2の状態に移行したことを検出
    する第3のサブステップとを含み、 前記第2のステップは、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあったことを示す情
    報を前記記憶手段から読出す第4のサブステップと、 前記情報を読出したことに応じて前記出力電圧を所定期
    間高くする制御を行なう第5のサブステップとを含む、
    請求項6に記載の電源制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第2のステップは、前記第2の状
    態の検出時から一定期間経過したことを検出する第6の
    サブステップをさらに含み、 前記第5のサブステップにおいて、前記情報を読出した
    ことおよび前記一定期間の経過を検出したことに応じて
    前記出力電圧を所定期間高くする制御が行なわれる、請
    求項9に記載の電源制御方法。
  11. 【請求項11】 前記所定期間は、前記出力電圧が前記
    第1の状態にある期間に比例する期間または前記出力電
    圧が前記第1の状態にある期間と同じ期間である、請求
    項6から請求項10のいずれか1項に記載の電源制御方
    法。
  12. 【請求項12】 第1の電源から出力された電圧を変換
    して電気負荷系および第2の電源に供給する電圧変換器
    を含む電源システムにおける電源制御をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    取り可能な記録媒体であって、 前記電圧変換器から出力される出力電圧が通常動作時の
    電流値よりも低下した第1の状態から回復する第2の状
    態に移行したことを検出する第1のステップと、 前記電圧変換器から出力される出力電圧を少なくとも所
    定期間高くするように前記電圧変換器を制御する第2の
    ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記第2のステップは、 前記第2の状態の検出時から一定期間経過したことを検
    出する第1のサブステップと、 前記一定期間の経過を検出したことに応じて前記出力電
    圧を所定期間高くする制御を行なう第2のサブステップ
    とを含む、請求項12に記載のコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能
    な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記第2のステップは、 前記第2の状態の検出時から一定期間経過したことを検
    出する第1のサブステップと、 前記一定期間の経過を検出したことに応じて、前記電気
    負荷系の消費電力と前記第2の電源の充電電力との和以
    上の出力電圧を出力するように前記電圧変換器を制御す
    る第2のサブステップとを含む、請求項12に記載のコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記第1のステップは、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあることを検出する
    第1のサブステップと、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあったことを示す情
    報を記憶手段に記憶する第2のサブステップと、 前記電圧変換器が前記第2の状態に移行したことを検出
    する第3のサブステップとを含み、 前記第2のステップは、 前記電圧変換器が前記第1の状態にあったことを示す情
    報を前記記憶手段から読出す第4のサブステップと、 前記情報を読出したことに応じて前記出力電圧を所定期
    間高くする制御を行なう第5のサブステップとを含む、
    請求項12に記載のコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 前記第2のステップは、前記第2の状
    態の検出時から一定期間経過したことを検出する第6の
    サブステップをさらに含み、 前記第5のサブステップにおいて、前記情報を読出した
    ことおよび前記一定期間の経過を検出したことに応じて
    前記出力電圧を所定期間高くする制御が行なわれる、請
    求項15に記載のコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記所定期間は、前記出力電圧が前記
    第1の状態にある期間に比例する期間または前記出力電
    圧が前記第1の状態にある期間と同じ期間である、請求
    項12から請求項16のいずれか1項に記載のコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読取り可能な記録媒体。
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