JP2003244801A - 電圧変換装置 - Google Patents

電圧変換装置

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JP2003244801A
JP2003244801A JP2002036341A JP2002036341A JP2003244801A JP 2003244801 A JP2003244801 A JP 2003244801A JP 2002036341 A JP2002036341 A JP 2002036341A JP 2002036341 A JP2002036341 A JP 2002036341A JP 2003244801 A JP2003244801 A JP 2003244801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回生発電時に、直流電源が切り離された場合
にも直流負荷系に過電圧が印加されるのを防止する電圧
変換装置を提供する。 【解決手段】 インバータ14は、回生制動時、制御装
置30からのPWMC信号によってモータM1が発電し
た交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12へ
供給し、昇圧コンバータ12は直流電圧を降圧して直流
電源Bを充電する。制御装置30は電圧センサー11か
らの電圧V2を受け、電圧V2が所定値よりも高いとき
昇圧コンバータ12を停止する。また、制御装置30は
DC/DCコンバータ19に印加される電圧Vfを電圧
センサー18から受け、電圧Vfが所定値よりも高いと
き昇圧コンバータ12を停止する。さらに、制御装置3
0は直流電源Bの電圧V1を電圧センサー10から受
け、電圧V1が電圧V2に不一致であるとき昇圧コンバ
ータ12を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータによって
発電された電力を変換して直流電源を充電する電圧変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、環境に配慮した自動車としてハイ
ブリッド自動車(Hybrid Vehicle)およ
び電気自動車(Electric Vehicle)が
大きな注目を集めている。そして、ハイブリッド自動車
は、一部、実用化されている。
【0003】このハイブリッド自動車は、従来のエンジ
ンに加え、直流電源とインバータとインバータによって
駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つま
り、エンジンを駆動することにより動力源を得るととも
に、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流
に変換し、その変換した交流によりモータを回転するこ
とによって動力源を得るものである。また、電気自動車
は、直流電源とインバータとインバータによって駆動さ
れるモータとを動力源とする自動車である。
【0004】このようなハイブリッド自動車または電気
自動車は、図10に示すモータ駆動装置を搭載すること
が考えられている。図10を参照して、モータ駆動装置
400は、直流電源Bと、システムリレーSR1,SR
2と、コンデンサCと、双方向電圧コンバータ410
と、インバータ420とを備える。双方向電圧コンバー
タ410は、リアクトルLと、NPNトランジスタQ1
0,Q11と、ダイオードD10,D11とを含む。リ
アクトルLの一方端は直流電源Bの電源ラインに接続さ
れ、他方端はNPNトランジスタQ10とNPNトラン
ジスタQ11との中間点、すなわち、NPNトランジス
タQ10のエミッタとNPNトランジスタQ11のコレ
クタとの間に接続される。NPNトランジスタQ10,
Q11は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接
続される。そして、NPNトランジスタQ10のコレク
タは電源ラインに接続され、NPNトランジスタQ11
のエミッタはアースラインに接続される。また、各NP
NトランジスタQ10,Q11のコレクタ−エミッタ間
には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオー
ドD10,D11が配置されている。
【0005】直流電源Bは、システムリレーSR1,S
R2がオンされるとコンデンサCに直流電圧を供給す
る。コンデンサCは、直流電源Bからの直流電圧を平滑
化し、その平滑化した直流電圧を双方向電圧コンバータ
410に供給する。双方向電圧コンバータ410は、制
御装置(図示せず)からの制御によりNPNトランジス
タQ11がオンされる期間に応じてコンデンサCからの
直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧をインバータ
420へ供給する。また、双方向電圧コンバータ410
は、モータMの回生発電時、制御装置からの制御によっ
てインバータ420により変換された直流電圧を降圧し
て直流電源Bを充電する。
【0006】インバータ420は、双方向電圧コンバー
タ410からの直流電圧を平滑コンデンサ(図示せず)
を介して受け、制御装置(図示せず)からの制御によっ
て直流電圧を交流電圧に変換してモータMを駆動する。
また、インバータ420は、モータMの回生発電時、モ
ータMから交流電圧を受け、制御装置からの制御によっ
て交流電圧を直流電圧に変換して双方向電圧コンバータ
410に供給する。モータMは、インバータ420によ
り駆動され、所定のトルクを発生する。また、モータM
は、回生時、発電機として機能し、発電した交流電圧を
インバータ420へ供給する。
【0007】DC/DCコンバータ430は、自動車に
搭載される補機系に用いるためのDC/DCコンバータ
であり、直流電源Bからの直流電圧を降圧し、その降圧
した直流電圧をハイブリッド自動車または電気自動車に
搭載されたエアコン(図示せず)を駆動するインバータ
(図示せず)に供給する。
【0008】モータ駆動装置400においては、直流電
源Bは、システムリレーSR1,SR2がオンされると
直流電圧をコンデンサCに供給し、コンデンサCは直流
電圧を平滑化して双方向電圧コンバータ410およびD
C/DCコンバータ430に供給する。双方向電圧コン
バータ410は、NPNトランジスタQ11がオンされ
ている期間に応じて直流電圧を昇圧し、その昇圧した直
流電圧を平滑コンデンサ(図示せず)を介してインバー
タ420へ供給する。インバータ420は、直流電圧を
交流電圧に変換してモータMを駆動する。そして、モー
タMは、所定のトルクを発生する。一方、DC/DCコ
ンバータ430は、コンデンサCからの直流電圧を降圧
してエアコンを駆動するインバータに供給する。
【0009】ハイブリッド自動車または電気自動車の回
生制動時、モータMは交流電圧を発電してインバータ4
20に供給する。インバータ420は、モータからの交
流電圧を直流電圧に変換して双方向電圧コンバータ41
0に供給する。双方向電圧コンバータ410は、インバ
ータ420から受けた直流電圧を降圧して直流電源Bを
充電する。このように、モータ駆動装置400において
は、直流電源Bからの直流電圧を昇圧してモータMを駆
動するとともに、回生制動時、モータMが発電した電圧
により直流電源Bを充電する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のモータ
駆動装置400においては、回生発電時に、システムリ
レーSR1,SR2の誤動作または断線により直流電源
Bが切り離された場合、双方向電圧コンバータ410の
直流電源側における電圧Vbが上昇し、直流負荷として
のDC/DCコンバータ430に過電圧が印加されると
いう問題がある。
【0011】この過電圧に耐え得るように直流負荷系の
耐圧を高くしようとすれば、耐圧の高い部品を使用しな
ければならず、全体として低コスト化を実現することが
できない。したがって、回生発電時に、直流電源が何ら
かの原因により切り離された場合にも直流負荷系に過電
圧が印加されないようにする必要がある。
【0012】そこで、この発明は、かかる問題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、回生発電時
に、直流電源が切り離された場合にも直流負荷系に過電
圧が印加されるのを防止する電圧変換装置を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明によれば、電圧変換装置は、発電装置からの電圧を変
換して直流電源を充電する電圧変換器と、直流電源と電
圧変換器との間の電気系統で不具合が検出されると、直
流電源から出力された直流電圧を用いて駆動される直流
負荷の電気系統を保護するように電圧変換器を制御する
制御装置とを備える。
【0014】好ましくは、電圧変換装置は、直流負荷に
印加される電圧を検出する電圧検出器をさらに備え、制
御装置は、電圧検出器により検出された電圧が所定値以
上に達したとき電圧変換器の動作を停止する。
【0015】好ましくは、電圧変換装置は、直流電源か
ら出力される電圧を検出する電圧検出器をさらに備え、
制御装置は、電圧検出器により検出された電圧が所定値
以上に達したとき電圧変換器の動作を停止する。
【0016】より好ましくは、発電装置は、少なくとも
1つの発電機から成る。さらに好ましくは、少なくとも
1つの発電機の各々は、交流発電機であり、電圧変換装
置は、少なくとも1つの発電機に対応して設けられ、各
々が対応する交流発電機からの交流電圧を直流電圧に変
換する少なくとも1つのインバータをさらに備え、制御
装置は、正常動作時、交流電圧を直流電圧に変換し、そ
の変換した直流電圧を電圧変換器へ供給するように少な
くとも1つのインバータの各々を制御する。
【0017】好ましくは、電圧変換装置は、直流電源か
ら出力される電圧を検出する第1の電圧検出器と、直流
電源から電圧変換器へ直流電圧を供給する場合における
電圧変換器の入力側の直流電圧を検出する第2の電圧検
出器とをさらに備え、制御装置は、第1の電圧検出器に
より検出された第1の電圧が第2の電圧検出器により検
出された第2の電圧と異なるとき電圧変換器の動作を停
止する。
【0018】より好ましくは、発電装置は、1つの発電
機から成る。さらに好ましくは、発電機は、交流発電機
であり、電圧変換装置は、交流発電機からの交流電圧を
直流電圧に変換するインバータをさらに備え、制御装置
は、正常動作時、交流電圧を直流電圧に変換し、その変
換した直流電圧を電圧変換器へ供給するようにインバー
タを制御する。
【0019】より好ましくは、発電装置は、複数の発電
機から成る。さらに好ましくは、制御装置は、さらに、
複数の発電機の間で電気エネルギーの収支が合うように
複数の発電機に対応する複数の駆動装置を制御し、直流
電源側から供給される電力により直流負荷を駆動するよ
うに直流負荷の電気系統を制御する。
【0020】さらに好ましくは、複数の発電機の各々
は、交流発電機であり、電圧変換装置は、複数の発電機
に対応して設けられ、各々が対応する交流発電機からの
交流電圧を直流電圧に変換する複数のインバータをさら
に備え、制御装置は、正常動作時、交流電圧を直流電圧
に変換し、その変換した直流電圧を電圧変換器へ供給す
るように複数のインバータの各々を制御する。
【0021】より好ましくは、発電機は、車両に対して
駆動力を発生する駆動用モータである。
【0022】さらに好ましくは、直流負荷は、車載補機
類である。さらに好ましくは、直流負荷は、直流電源か
らの直流電圧を電圧変換し、その変換した直流電圧を車
載の低電圧系の電気負荷に供給するもう1つの電圧変換
器である。
【0023】したがって、この発明によれば、直流電源
と電圧変換器との間の電気系統に不具合が生じた場合、
直流負荷の電気系統に過電圧が印加されるのを防止でき
る。その結果、この発明による電圧変換装置を搭載した
ハイブリッド自動車または電気自動車において、直流負
荷を含む補機系を耐圧が相対的に低い低コストな部品に
よって構成でき、ハイブリッド自動車または電気自動車
の低コスト化を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0025】[実施の形態1]図1を参照して、この発
明の実施の形態1による電圧変換装置を備えたモータ駆
動装置100は、直流電源Bと、電圧センサー10,1
1,13,18と、システムリレーSR1,SR2と、
コンデンサC1,C2と、昇圧コンバータ12と、イン
バータ14と、電流センサー24と、制御装置30とを
備える。なお、モータ駆動装置100は、1つのモータ
M1を駆動する装置である。そして、モータM1は、ハ
イブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動する
ためのトルクを発生するための駆動モータである。ある
いは、このモータはエンジンにて駆動される発電機の機
能を持つように、そして、エンジンに対して電動機とし
て動作し、例えば、エンジン始動を行ない得るようなも
のとしてハイブリッド自動車に組み込まれるようにして
もよい。
【0026】昇圧コンバータ12は、リアクトルL1
と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD
1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端は直流電源
Bの電源ラインに接続され、他方端はNPNトランジス
タQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわ
ち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトラン
ジスタQ2のコレクタとの間に接続される。NPNトラ
ンジスタQ1,Q2は、電源ラインとアースラインとの
間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ
1のコレクタは電源ラインに接続され、NPNトランジ
スタQ2のエミッタはアースラインに接続される。ま
た、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミ
ッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダ
イオードD1,D2が配置されている。
【0027】インバータ14は、U相アーム15と、V
相アーム16と、W相アーム17とから成る。U相アー
ム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電
源ラインとアースとの間に並列に設けられる。
【0028】U相アーム15は、直列接続されたNPN
トランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム16は、
直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成
り、W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジ
スタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタ
Q3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側か
らコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれ
ぞれ接続されている。
【0029】各相アームの中間点は、モータM1の各相
コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータM
1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3
つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U
相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間
点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q
6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタ
Q7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
【0030】直流電源Bは、ニッケル水素またはリチウ
ムイオン等の二次電池から成る。直流電源Bは、たとえ
ば、200〜300Vの範囲の直流電圧を出力する。電
圧センサー10は、直流電源Bから出力される電圧V1
を検出し、その検出した電圧V1を制御装置30へ出力
する。システムリレーSR1,SR2は、制御装置30
からの信号SEによりオンされる。コンデンサC1は、
直流電源Bから供給された直流電圧を平滑化し、その平
滑化した直流電圧を昇圧インバータ12およびDC/D
Cコンバータ19へ供給する。電圧センサー11は、昇
圧コンバータ12の入力側の電圧V2を検出し、その検
出した電圧V2を制御装置30へ出力する。
【0031】昇圧コンバータ12は、コンデンサC1か
ら供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2へ供給
する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装
置30から信号PWUを受けると、信号PWUによって
NPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流
電圧を昇圧してコンデンサC2に供給する。この場合、
NPNトランジスタQ1は、信号PWUによってオフさ
れている。また、昇圧コンバータ12は、制御装置30
から信号PWDを受けると、コンデンサC2を介してイ
ンバータ14から供給された直流電圧を降圧して直流電
源Bを充電する。さらに、昇圧コンバータ12は、制御
装置30から信号STPを受けると動作を停止する。
【0032】コンデンサC2は、昇圧コンバータ12か
らの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をイ
ンバータ14へ供給する。電圧センサー13は、コンデ
ンサC2の両端の電圧、すなわち、インバータ14への
入力電圧IVVを検出し、その検出した入力電圧IVV
を制御装置30へ出力する。
【0033】インバータ14は、コンデンサC2から直
流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI
に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータM1を
駆動する。これにより、モータM1は、トルク指令値T
Rによって指定されたトルクを発生するように駆動され
る。また、インバータ14は、モータ駆動装置100が
搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生
制動時、モータM1が発電した交流電圧を制御装置30
からの信号PWMCに基づいて直流電圧に変換し、その
変換した直流電圧をコンデンサC2を介して昇圧コンバ
ータ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、
ハイブリッド自動車または電気自動車を運転するドライ
バーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電
を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走
行中にアクセスペダルをオフすることで回生発電をさせ
ながら車両を減速(または加速の中止)させることを含
む。
【0034】電圧センサー18は、直流電源BからDC
/DCコンバータ19に印加される電圧Vfを検出し、
その検出した電圧Vfを制御装置30へ出力する。
【0035】電流センサー24は、モータM1に流れる
モータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流
MCRTを制御装置30へ出力する。
【0036】制御装置30は、外部に設けられたECU
(Electrical Control Unit)
から入力されたトルク指令値TRおよびモータ回転数M
RN、電圧センサー10からの電圧V1、電圧センサー
13からの入力電圧IVV、および電流センサー24か
らのモータ電流MCRTに基づいて、後述する方法によ
り昇圧コンバータ12を駆動するための信号PWUとイ
ンバータ14を駆動するための信号PWMIとを生成
し、その生成した信号PWUおよび信号PWMIをそれ
ぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力す
る。
【0037】また、制御装置30は、ハイブリッド自動
車または電気自動車が回生制動モードに入ったことを示
す信号を外部のECUから受けると、モータM1で発電
された交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWM
Cを生成してインバータ14へ出力する。この場合、イ
ンバータ14のNPNトランジスタQ4,Q6,Q8は
信号PWMCによってスイッチング制御される。すなわ
ち、モータM1のU相で発電されるときNPNトランジ
スタQ6,Q8がオンされ、V相で発電されるときNP
NトランジスタQ4,Q8がオンされ、W相で発電され
るときNPNトランジスタQ4,Q6がオンされる。こ
れにより、インバータ14は、モータM1で発電された
交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12へ供
給する。
【0038】さらに、制御装置30は、電圧センサー1
1からの電圧V2(または電圧センサー18からの電圧
Vf)を受け、その受けた電圧V2(または電圧Vf)
が所定値よりも高いか否かを判定する。そして、制御装
置30は、電圧V2(または電圧Vf)が所定値よりも
高いと判定したとき昇圧コンバータ12の入力側に過電
圧が印加されていると判定し、昇圧コンバータ12を停
止するための信号STPを生成して昇圧コンバータ12
へ出力する。この場合、制御装置30は、電圧センサー
10から受けた電圧V1と電圧センサー11から受けた
電圧V2とが一致するか否かを判定し、電圧V1と電圧
V2とが不一致であるとき信号STPを生成して昇圧コ
ンバータ12へ出力するようにしてもよい。電圧V1が
電圧V2に不一致であるとき、システムリレーSR1,
SR2の誤動作または断線により直流電源Bが切り離さ
れたことを意味する。
【0039】したがって、この実施の形態1において
は、昇圧コンバータ12の入力側に印加される電圧V2
(または電圧Vf)が過電圧になった場合、または直流
電源Bが何らかの原因により切り離された場合、昇圧コ
ンバータ12を停止させることを特徴とする。
【0040】さらに、制御装置30は、システムリレー
SR1,SR2をオンするための信号SEを生成してシ
ステムリレーSR1,SR2へ出力する。
【0041】DC/DCコンバータ19は、直流電源B
からの直流電圧を降圧してインバータ20へ供給する。
インバータ20は、DC/DCコンバータ19からの直
流電圧を交流電圧に変換してエアコン用モータ21を駆
動する。エアコン用モータ21は、エアコンのコンプレ
ッサを駆動する。なお、DC/DCコンバータ19、イ
ンバータ20、およびエアコン用モータ21は、ハイブ
リッド自動車または電気自動車に搭載される補機を構成
する。また、DC/DCコンバータ19は、補機に設け
られた直流負荷を構成する。
【0042】モータ駆動装置100においては、コンデ
ンサC2は、最大500V程度で駆動されるため、昇圧
コンバータ12の出力側であるコンデンサC2およびイ
ンバータ14の電気系統は、750〜900Vの範囲に
耐圧を有する部品により構成される。
【0043】一方、DC/DCコンバータ19、インバ
ータ20およびエアコン用モータ21の補機系は、40
0V程度の部品により構成される。
【0044】図2は、制御装置30の機能ブロック図で
ある。図2を参照して、制御装置30は、モータトルク
制御手段301と、電圧変換制御手段302とを含む。
モータトルク制御手段301は、トルク指令値TR、直
流電源Bの出力電圧V1、モータ電流MCRT、モータ
回転数MRNおよびインバータ入力電圧IVVに基づい
て、モータM1の駆動時、後述する方法により昇圧コン
バータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をオン/オ
フするための信号PWUと、インバータ14のNPNト
ランジスタQ3〜Q8をオン/オフするための信号PW
MIとを生成し、その生成した信号PWUおよび信号P
WMIをそれぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ
14へ出力する。
【0045】電圧変換制御手段302は、電圧センサー
11からの電圧V2(または電圧センサー18からの電
圧Vf)を受け、電圧V2(または電圧Vf)が所定値
よりも高いとき昇圧コンバータ12を停止するための信
号STPを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。ま
た、電圧変換制御手段302は、さらに、電圧センサー
10からの電圧V1を受け、電圧V1が電圧V2と異な
るとき信号STPを生成して昇圧コンバータ12へ出力
する。さらに、電圧変換制御手段302は、回生制動
時、インバータ14から供給された直流電圧を降圧する
ための信号PWDを生成して昇圧コンバータ12へ出力
する。このように、昇圧コンバータ12は、直流電圧を
降圧するための信号PWDにより電圧を降下させること
もできるので、双方向コンバータの機能を有するもので
ある。さらに、電圧変換制御手段302は、回生制動
時、モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換す
るための信号PWMCを生成してインバータ14へ出力
する。
【0046】図3は、モータトルク制御手段301の機
能ブロック図である。図3を参照して、モータトルク制
御手段301は、モータ制御用相電圧演算部40と、イ
ンバータ用PWM信号変換部42と、インバータ入力電
圧指令演算部50と、コンバータ用デューティー比演算
部52と、コンバータ用PWM信号変換部54とを含
む。
【0047】モータ制御用相電圧演算部40は、インバ
ータ14への入力電圧IVVを電圧センサー13から受
け、モータM1の各相に流れるモータ電流MCRTを電
流センサー24から受け、トルク指令値TRを外部EC
Uから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部40
は、これらの入力される信号に基づいて、モータM1の
各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結
果をインバータ用PWM信号変換部42へ供給する。イ
ンバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電
圧演算部40から受けた計算結果に基づいて、実際にイ
ンバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8をオン
/オフする信号PWMIを生成し、その生成した信号P
WMIをインバータ14の各NPNトランジスタQ3〜
Q8へ供給する。
【0048】これにより、各NPNトランジスタQ3〜
Q8は、スイッチング制御され、モータM1が指令され
たトルクを出すようにモータM1の各相に流す電流を制
御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、
トルク指令値TRに応じたモータトルクが出力される。
【0049】一方、インバータ入力電圧指令演算部50
は、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づ
いてインバータ入力電圧の最適値(目標値)を演算し、
その演算した最適値をコンバータ用デューティー比演算
部52へ出力する。コンバータ用デューティー比演算部
52は、インバータ入力電圧指令演算部50からのイン
バータ入力電圧の最適値と、電圧センサー13からのイ
ンバータ入力電圧IVVと、電圧センサー10からの電
圧V1とに基づいて、電圧センサー13からのインバー
タ入力電圧IVVを、インバータ入力電圧指令演算部5
0からのインバータ入力電圧の最適値に設定するための
デューティー比を演算し、その演算したデューティー比
をコンバータ用PWM信号変換部54へ出力する。コン
バータ用PWM信号変換部54は、コンバータ用デュー
ティー比演算部52からのデューティー比に基づいて昇
圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をオ
ン/オフするための信号PWUを生成し、その生成した
信号PWUを昇圧コンバータ12のNPNトランジスタ
Q1,Q2へ出力する。
【0050】なお、昇圧コンバータ12の下側のNPN
トランジスタQ2のオンデューティーを大きくすること
によりリアクトルL1における電力蓄積が大きくなるた
め、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上側
のNPNトランジスタQ1のオンデューティーを大きく
することにより電源ラインの電圧が下がる。そこで、N
PNトランジスタQ1,Q2のデューティー比を制御す
ることで、電源ラインの電圧を直流電源Bの出力電圧以
上の任意の電圧に制御可能である。
【0051】このようにして、制御装置30のモータト
ルク制御手段301は、外部のECUから入力されたト
ルク指令値TRのトルクをモータM1が発生するように
昇圧コンバータ12およびインバータ14を制御する。
これにより、モータM1は、トルク指令値TRによって
指定されたトルクを発生する。
【0052】図4を参照して、モータ駆動装置100に
おける動作について説明する。動作が開始されると、電
圧センサー11は、昇圧コンバータ12の入力電圧V2
を検出し(ステップS1)、その検出した電圧V2を制
御装置30へ出力する。そして、制御装置30の電圧変
換制御手段302は、電圧センサー11からの電圧V2
を受け、その受けた電圧V2が所定値よりも高いか否か
を判定する(ステップS2)。この所定値は、直流電源
Bが出力する電圧をV0とすれば、所定値=V0+αに
よって決定される。そして、αは、電圧V0にαを加え
ることにより直流電源Bが出力する可能性のない電圧と
なるように決定される。つまり、所定値は、直流電源B
が出力する可能性のない電圧に設定される。したがっ
て、たとえば、直流電源Bから出力される電圧が変動す
る場合、その変動する電圧の最大値にαを加えることに
より所定値が決定される。
【0053】ステップS2において、電圧V2が所定値
よりも高いと判定されたとき、電圧変換制御手段302
は、昇圧コンバータ12を停止するための信号STPを
生成して昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ
1,Q2へ出力する。そして、NPNトランジスタQ
1,Q2は、信号STPによって停止され、昇圧コンバ
ータ12は停止する(ステップS3)。電圧V2が所定
値よりも高いとき、電圧変換制御手段302は、昇圧コ
ンバータ12の入力側に過電圧が印加されていると判定
し、昇圧コンバータ12を停止してコンデンサC1およ
びDC/DCコンバータ19に耐圧以上の過電圧が印加
されるのを防止することにしたものである。
【0054】昇圧コンバータ12が停止されると、直流
電源BからコンデンサC1を介してDC/DCコンバー
タ19(直流負荷)に直流電圧が供給される(ステップ
S4)。そして、DC/DCコンバータ19は、供給さ
れた直流電圧を降圧してインバータ20に供給し、イン
バータ20は、直流電圧を交流電圧に変換してエアコン
用モータ21を駆動する。
【0055】このように、昇圧コンバータ12の入力側
に過電圧が印加されていると判定されたとき、昇圧コン
バータ12の動作を停止して過電圧の原因を除去した上
で、DC/DCコンバータ19、インバータ20および
エアコン用モータ21から成る補機系の駆動を続行す
る。そして、一連の動作は終了する(ステップS5)。
【0056】一方、ステップS2において、電圧V2が
所定値以下であるとき、電圧変換制御手段302は、ハ
イブリッド自動車または電気自動車が回生制動時である
か否かを示す信号KRを外部ECUから受け、その受け
た信号KRに基づいて回生制動時か否かを判定する(ス
テップS6)。そして、電圧変換制御手段302は、回
生制動時であると判定すると、モータM1からの交流電
圧を直流電圧に変換するための信号PWMCを生成して
インバータ14へ出力し、モータM1からの交流電圧を
直流電圧に変換するようにインバータ14を制御する
(ステップS7)。そうすると、インバータ14のNP
NトランジスタQ4,Q6,Q8は、上述したように信
号PWMCによってスイッチング制御され、インバータ
14はモータM1からの交流電圧を直流電圧に変換して
昇圧コンバータ12へ供給する。
【0057】また、電圧変換制御手段302は、信号P
WDを生成して昇圧コンバータ12へ出力し、インバー
タ14からの直流電圧を降圧して直流電源Bを充電する
ように昇圧コンバータ12を制御する(ステップS
8)。そうすると、昇圧コンバータ12において、NP
NトランジスタQ1がオンされ、NPNトランジスタQ
2がオフされてインバータ14からの直流電圧が降圧さ
れて直流電源Bが充電される(ステップS9)。その
後、ステップS2へ戻る。
【0058】ステップS6において、回生制動時ではな
いと判定されると、モータトルク制御手段301は、外
部ECUから入力されたトルク指令値TR、モータ回転
数MRN、電圧センサー10からの直流電源Bの出力電
圧V1、電圧センサー13からの入力電圧IVV、およ
び電流センサー24からのモータ電流MCRTに基づい
て、上述したように信号PWUおよび信号PWMIを生
成し、その生成した信号PWUおよび信号PWMIをそ
れぞれ昇圧コンバータ12およびインバータ14へ出力
し、モータM1がトルク指令値TRによって指定された
トルクを出力するようにモータM1を駆動するインバー
タ14を制御する(ステップS10)。そして、その
後、ステップS2に戻り、上述した各動作が行なわれ
る。
【0059】図4に示すフローチャートにおいては、ス
テップS3,S4によって示される動作は、昇圧コンバ
ータ12の入力側に過電圧が印加された場合に、過電圧
の原因を除去して補機系を継続して駆動する動作であ
り、ステップS7〜S9によって示される動作は、回生
制動時にモータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変
換して直流電源Bを充電する動作であり、ステップS1
0によって示される動作は、モータM1がトルクを発生
する動作である。
【0060】また、図4に示すフローチャートにおい
て、回生制動時か否かの判定(ステップS6)よりも昇
圧コンバータ12の入力側の電圧V2が所定値よりも高
いか否かの判定(ステップS2)を先に行なうと説明し
たが、回生制動時か否かの判定をした後に、電圧V2が
所定値よりも高いか否かの判定をしてもよい。その場
合、回生制動時であると判定された場合および回生制動
時ではないと判定された場合の両方において電圧V2が
所定値よりも高いか否かが判定される。
【0061】モータ駆動装置100における動作は、図
4に示すフローチャートに限らず、図5に示すフローチ
ャートに従って行なわれてもよい。図5に示すフローチ
ャートは、図4に示すフローチャートのステップS1,
S2をそれぞれステップS20,S21に代えたもので
あり、その他は図4に示すフローチャートと同じであ
る。
【0062】図5を参照して、動作が開始されると、電
圧センサー18は、直流負荷(DC/DCコンバータ1
9)に印加される電圧Vfを検出し(ステップS2
0)、その検出した電圧Vfを制御装置30へ出力す
る。そして、制御装置30の電圧変換制御手段302
は、電圧センサー18からの電圧Vfが所定値よりも高
いか否かを判定する(ステップS21)。電圧Vfが所
定値よりも高いと判定されたときステップS3へ移行
し、電圧Vfが所定値以下であると判定されたときステ
ップS6へ移行する。その後の各動作は図4において説
明したとおりである。
【0063】図5に示すフローチャートにおいて、回生
制動時か否かの判定(ステップS6)よりも直流負荷に
印加される電圧Vfが所定値よりも高いか否かの判定
(ステップS21)を先に行なうと説明したが、回生制
動時か否かの判定をした後に、電圧Vfが所定値よりも
高いか否かの判定をしてもよい。その場合、回生制動時
であると判定された場合および回生制動時ではないと判
定された場合の両方において電圧Vfが所定値よりも高
いか否かが判定される。
【0064】図5に示すフローチャートは、直流負荷
(DC/DCコンバータ19)に印加される電圧Vfが
所定値よりも高いとき直流負荷に過電圧が印加されたと
判定し、過電圧の原因を除去すべく昇圧コンバータ12
を停止するものである。したがって、ステップS21に
おける所定値は、直流負荷系の耐圧を基準にして上述し
た方法によって決定される。
【0065】さらに、モータ駆動装置100における動
作は、図6に示すフローチャートに従って行なわれても
よい。図6に示すフローチャートは、図4に示すフロー
チャートのステップS1,2をステップS30〜S32
に代えたものであり、その他は図4に示すフローチャー
トと同じである。
【0066】図6を参照して、動作が開始されると、電
圧センサー10は直流電源Bから出力される電圧V1を
検出し(ステップS30)、その検出した電圧V1を制
御装置30へ出力する。そして、電圧センサー11は、
昇圧コンバータ12の入力側における電圧V2を検出し
(ステップS31)、その検出した電圧V2を制御装置
30へ出力する。
【0067】そうすると、制御装置30の電圧変換制御
手段302は、電圧センサー10からの電圧V1が電圧
センサー11からの電圧V2と一致するか否かを判定す
る(ステップS32)。電圧V1が電圧V2に一致する
ときステップS3へ移行し、電圧V1が電圧V2に不一
致であるときステップS6へ移行する。その後の各動作
は図4において説明したとおりである。
【0068】図6に示すフローチャートにおいて、回生
制動時か否かの判定(ステップS6)よりも電圧V1が
電圧V2に一致するか否かの判定(ステップS32)を
先に行なうと説明したが、回生制動時か否かの判定をし
た後に、電圧V1が電圧V2に一致するか否かの判定を
してもよい。その場合、回生制動時であると判定された
場合および回生制動時ではないと判定された場合の両方
において電圧V1が電圧V2に一致するか否かが判定さ
れる。
【0069】図6に示すフローチャートは、直流電源B
から出力される電圧V1が昇圧コンバータ12の入力側
における電圧V2に一致するか否かを判定し、両電圧が
不一致であるとき昇圧コンバータ12を停止するもので
ある。電圧V1が電圧V2に不一致であることは、シス
テムリレーSR1,SR2の誤動作または断線により直
流電源BがコンデンサC1、昇圧コンバータ12および
DC/DCコンバータ19と切り離されたことを意味す
るので、直流電源Bが切り離された状態で回生制動を行
なうと昇圧コンバータ12の入力側に過電圧が印加され
るので、これを防止するために、直流電源Bが切り離さ
れたことが検出されると、過電圧の原因を除去すべく昇
圧コンバータ12を停止することにしたものである。な
お、この場合、制御装置30がインバータ14を特別に
制御することはない。
【0070】上述したように、この発明においては、電
圧変換制御手段302は、昇圧コンバータ12の入力電
圧V2が所定値よりも高いか否か、または直流負荷に印
加される電圧Vfが所定値よりも高いか否かにより、昇
圧コンバータ12の低圧側に過電圧が印加されか否かを
判定し、過電圧が印加されたと判定したとき昇圧コンバ
ータ12を停止する。また、この発明においては、電圧
変換制御手段302は、直流電源Bの出力電圧V1が昇
圧コンバータ12の入力電圧V2と一致するか否かによ
り直流電源Bが切り離されたか否かを検出し、直流電源
Bが切り離されたとき昇圧コンバータ12を停止する。
【0071】したがって、この発明においては、昇圧コ
ンバータ12の入力側に過電圧が印加されたとき、また
は直流電源Bが切り離されたとき、昇圧コンバータ12
の入力側に不具合が生じたとき昇圧コンバータ12を停
止することを特徴とする。すなわち、昇圧コンバータ1
2の入力側に過電圧が印加されること、または直流電源
Bが切り離されることは、直流電源と電圧変換器(昇圧
コンバータ12)との間の電気系統に不具合が生じるこ
とに相当し、昇圧コンバータ12を停止することは、直
流負荷の電気系統を保護するように電圧変換装置(昇圧
コンバータ12)を制御することに相当する。
【0072】また、この発明においては、モータが1個
の場合に、直流電源と電圧変換器(昇圧コンバータ1
2)との間の電気系統に不具合が生じたとき昇圧コンバ
ータ12を停止することを特徴とする。
【0073】電圧センサー11からの電圧V2を用いて
昇圧コンバータ12の入力側における過電圧を検出する
とき、電圧センサー11、昇圧コンバータ12、インバ
ータ14および電圧変換制御手段302は「電圧変換装
置」を構成する。
【0074】また、電圧センサー18からの電圧Vfを
用いて直流負荷における過電圧を検出するとき、昇圧コ
ンバータ12、インバータ14、電圧センサー18およ
び電圧変換制御手段302は「電圧変換装置」を構成す
る。
【0075】さらに、電圧センサー10からの電圧V1
および電圧センサー11からの電圧V2を用いて直流電
源Bの切り離しを検出するとき、電圧センサー10,1
1、昇圧コンバータ12、インバータ14および電圧変
換制御手段302は「電圧変換装置」を構成する。
【0076】上記においては、電圧センサー10からの
電圧V1が電圧センサー11からの電圧V2に不一致で
あるとき直流電源Bが切り離されたことを検出すると説
明したが、この発明においては電圧変換装置の外部に設
けられたECUによって直流電源Bの切り離しを検出し
てもよい。この場合、制御装置30は、直流電源Bの切
り離しを検出した検出信号を外部ECUから受け、その
検出信号に応じて昇圧コンバータ12を停止する信号S
TPを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
【0077】また、上記においては、モータM1により
発電すると説明したが、この発明によれば、一般的には
交流発電機であればよい。
【0078】さらに、上記においては、直流電源Bに接
続される直流負荷の電気系統は、DC/DCコンバータ
19、インバータ20およびエアコン用モータ21から
成るとして説明したが、この発明においては、一般的に
はハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される補
機類であればよい。
【0079】実施の形態1によれば、電圧変換装置は、
直流電源と昇圧コンバータとの間の電気系統で不具合が
生じた場合、動作を停止するように昇圧コンバータを制
御する電圧変換制御手段を備えるので、昇圧コンバータ
の入力側に過電圧が印加されるのを防止できる。
【0080】[実施の形態2]図7を参照して、実施の
形態2による電圧変換装置を備えるモータ駆動装置20
0は、直流電源Bと、電圧センサー10,11,13,
18と、システムリレーSR1,SR2と、コンデンサ
C1,C2と、昇圧コンバータ12と、インバータ1
4,31と、電流センサー24,28と、制御装置30
0とを備える。なお、モータ駆動装置200は、2個の
モータM1,M2を駆動する装置である。そして、モー
タM1,M2のうち、一方のモータM1はハイブリッド
自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのトル
クを発生するモータであり、他方のモータM2は、ハイ
ブリッド自動車の場合、発電機または補機系のモータ等
であり、電気自動車の場合、補機系のモータ等である。
【0081】直流電源B、電圧センサー10,11,1
3,18、システムリレーSR1,SR2、コンデンサ
C1,C2、昇圧コンバータ12、インバータ14およ
び電流センサー24については、実施の形態1において
説明したとおりである。なお、コンデンサC2は、昇圧
コンバータ12からの直流電圧をノードN1,N2を介
して受け、その受けた直流電圧を平滑化してインバータ
14のみならずインバータ31にも供給する。また、電
流センサー24は、モータ電流MCRT1を検出して制
御装置300へ出力する。さらに、インバータ14は、
制御装置300からの信号PWMI1に基づいてコンデ
ンサC2からの直流電圧を交流電圧に変換してモータM
1を駆動し、信号PWMC1に基づいてモータM1が発
電した交流電圧を直流電圧に変換する。
【0082】インバータ31は、インバータ14と同じ
構成から成る。そして、インバータ31は、制御装置3
00からの信号PWMI2に基づいて、コンデンサC2
からの直流電圧を交流電圧に変換してモータM2を駆動
し、信号PWMC2に基づいてモータM2が発電した交
流電圧を直流電圧に変換する。電流センサー28は、モ
ータM2の各相に流れるモータ電流MCRT2を検出し
て制御装置300へ出力する。
【0083】制御装置300は、直流電源Bからの出力
電圧V1を電圧センサー10から受け、昇圧コンバータ
12の入力側の電圧V2を電圧センサー11から受け、
モータ電流MCRT1,MCRT2をそれぞれ電流セン
サー24,28から受け、インバータ14,31への入
力電圧IVVを電圧センサー13から受け、トルク指令
値TR1,TR2およびモータ回転数MRN1,MRN
2を外部ECUから受ける。そして、制御装置300
は、電圧V1、入力電圧IVV、モータ電流MCRT
1、トルク指令値TR1およびモータ回転数MRN1に
基づいて、上述した方法によりインバータ14がモータ
M1を駆動するときにインバータ14のNPNトランジ
スタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PW
MI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバ
ータ14へ出力する。また、制御装置300は、電圧V
1、入力電圧IVV、モータ電流MCRT2、トルク指
令値TR2およびモータ回転数MRN2に基づいて、上
述した方法によりインバータ31がモータM2を駆動す
るときにインバータ31のNPNトランジスタQ3〜Q
8をスイッチング制御するための信号PWMI2を生成
し、その生成した信号PWMI2をインバータ31へ出
力する。さらに、制御装置300は、インバータ14ま
たは31がモータM1またはM2を駆動するとき、電圧
V1、入力電圧IVV、モータ電流MCRT1(または
MCRT2)、トルク指令値TR1(またはTR2)お
よびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づい
て、上述した方法により昇圧コンバータ12のNPNト
ランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信
号PWUを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
【0084】さらに、制御装置300は、電圧センサー
11からの電圧V2または電圧センサー18からの電圧
Vfに基づいて上述した方法により昇圧コンバータ12
の入力側に過電圧が印加されたか否かを判定し、過電圧
が印加されたとき昇圧コンバータ12を停止する信号S
TPを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。この場
合、制御装置300は、電圧V1,V2に基づいて、上
述した方法により直流電源Bが切り離された否かを判定
し、直流電源Bが切り離されたとき昇圧コンバータ12
を停止するための信号STPを生成して昇圧コンバータ
12へ出力してもよい。
【0085】さらに、制御装置300は、回生制動時に
モータM1が発電した交流電圧を直流電圧に変換するた
めの信号PWMC1、またはモータM2が発電した交流
電圧を直流電圧に変換するための信号PWMC2を生成
し、その生成した信号PWMC1または信号PWMC2
をそれぞれインバータ14またはインバータ31へ出力
する。この場合、制御装置300は、インバータ14ま
たは31からの直流電圧を降圧して直流電源Bを充電す
るように昇圧コンバータ12を制御する信号PWDを生
成して昇圧コンバータ12へ出力する。
【0086】さらに、制御装置300は、システムリレ
ーSR1,SR2をオンするための信号SEを生成して
システムリレーSR1,SR2へ出力する。
【0087】図8は、制御装置300の機能ブロック図
である。制御装置300は、電圧変換制御手段302
と、モータトルク制御手段303とを含む。電圧変換制
御手段302は、実施の形態1において説明した機能に
加え、昇圧コンバータ12の入力側における過電圧また
は直流電源Bの切り離しを検出して信号STPを生成し
たとき、その信号STPを昇圧コンバータ12のみなら
ず、モータトルク制御手段303へも出力する機能を備
える。なお、電圧変換制御手段302は、回生制動時、
2つの信号PWMC1,2を生成してそれぞれインバー
タ14,31へ出力する。
【0088】モータトルク制御手段303は、実施の形
態1におけるモータトルク制御手段301が備える機能
に加え、電圧変換制御手段302から信号STPを受け
ると昇圧コンバータ12の出力側に保持されている電気
エネルギーの収支が合うように、すなわち、モータM1
とモータM2との間で収支が合うようにモータM1,M
2を駆動するための信号を生成してインバータ14,3
1へ出力する。この場合も、インバータ14,31に含
まれるNPNトランジスタQ3〜Q8はスイッチング制
御されるので、モータトルク制御手段303は、モータ
M1とモータM2との間で収支が合うようにモータM
1,M2を駆動するための信号を信号PWMI1,2と
してそれぞれインバータ14,31へ出力する。そうす
ると、インバータ14は信号PWMI1によってモータ
M1を駆動し、インバータ31は信号PWMI2によっ
てモータM2を駆動し、モータM1,M2は相互間で電
気エネルギーの収支が合うように駆動される。
【0089】次に、モータ駆動装置200における動作
について説明する。モータ駆動装置200においては、
昇圧コンバータ12の入力側で過電圧が検出されると昇
圧コンバータ12を停止する。したがって、この場合の
モータ駆動装置200における動作は図4または図5に
示すフローチャートに従って行なわれる。
【0090】モータ駆動装置200における動作は、図
9に示すフローチャートに従って行なわれてもよい。図
9に示すフローチャートは、図6に示すフローチャート
にステップS33を追加したものであり、その他は図6
に示すフローチャートと同じである。
【0091】図9を参照して、昇圧コンバータ12が停
止されると(ステップS3)、複数のモータ間、すなわ
ち、モータM1とモータM2との間で電気エネルギーの
収支が合うようにモータM1,M2を運転する(ステッ
プS33)。そして、上述したステップS4へ移行す
る。
【0092】ステップS33におけるモータM1,M2
の運転の態様には各種の態様が考えられるが、代表的な
態様としては (1)昇圧コンバータが停止されたときにコンデンサC
2に蓄積された電力によりモータM1,M2を運転す
る、(2)モータM1,M2のいずれか一方で回生発電
を行ない、その発電された電力でコンデンサC2を充電
して他方のモータを運転する、が考えられる。
【0093】上記(1)の態様では、モータトルク制御
手段303は、上述した方法にとり信号PWMI1,2
を生成してそれぞれインバータ14,31へ出力する。
そして、インバータ14は、信号PWMI1に基づいて
コンデンサC2からの直流電圧を交流電圧に変換してモ
ータM1を駆動し、インバータ31は、信号PWMI2
に基づいてコンデンサC2からの直流電圧を交流電圧に
変換してモータM2を駆動する。そして、コンデンサC
2に蓄積された電力が零になればモータM1,M2の運
転は停止する。
【0094】上記(2)の態様では、モータトルク制御
手段303は、上述した方法により信号PWMI1およ
び信号PWMC2、または信号PWMC1および信号P
WMI2を生成してインバータ14,31へ出力する。
そして、モータトルク制御手段303が信号PWMI1
および信号PWMC2を出力したとき、インバータ31
は、モータM2が発電した交流電圧を信号PWMC2に
よって直流電圧に変換してコンデンサC2を充電し、イ
ンバータ14は、コンデンサC2からの直流電圧を信号
PWMI1によって交流電圧に変換してモータM1を駆
動する。
【0095】また、モータトルク制御手段303が信号
PWMC1および信号PWMI2を出力したとき、イン
バータ14は、モータM1が発電した交流電圧を信号P
WMC1によって直流電圧に変換してコンデンサC2を
充電し、インバータ31は、コンデンサC2からの直流
電圧を信号PWMI2によって交流電圧に変換してモー
タM2を駆動する。
【0096】このようにして、直流電源Bの切り離しに
起因して昇圧コンバータ12が停止されたとき、モータ
M1,M2間で電気エネルギーの収支が合うようにモー
タM1,M2が運転される。
【0097】その他については、実施の形態1と同じで
ある。上記においては、モータが2個の場合について説
明したが、この発明においては、モータは3個以上の場
合であってもよい。その場合、追加されるモータの数に
応じて、モータと、そのモータを駆動するインバータと
の組合わせが図7のノードN1,N2に接続される。す
なわち、ノードN1,N2に対してモータとインバータ
との複数の組合わせが並列に接続される。
【0098】実施の形態2においては、2個以上のモー
タを駆動するモータ駆動装置において、昇圧コンバータ
の入力側で過電圧が検出されると、実施の形態1と同じ
ように昇圧コンバータを停止することを特徴とする。
【0099】また、実施の形態2においては、2個以上
のモータを駆動するモータ駆動装置において、直流電源
が切り離されたとき、昇圧コンバータを停止するととも
に複数のモータ間で電気エネルギーの収支が合うように
複数のモータを運転することを特徴とする。
【0100】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるモータ駆動装置の概略
ブロック図である。
【図2】 図1に示す制御装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】 図2に示すモータトルク制御手段の機能を説
明するための機能ブロック図である。
【図4】 図1に示すモータ駆動装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】 図1に示すモータ駆動装置の動作を説明する
ための他のフローチャートである。
【図6】 図1に示すモータ駆動装置の動作を説明する
ためのさらに他のフローチャートである。
【図7】 実施の形態2におけるモータ駆動装置の概略
ブロック図である。
【図8】 図7に示す制御装置の機能ブロック図であ
る。
【図9】 図7に示すモータ駆動装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】 従来のモータ駆動装置の概略ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10,11,13,18 電圧センサー、12 昇圧コ
ンバータ、14,20,31,420 インバータ、1
5 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アー
ム、19,430 DC/DCコンバータ、21 エア
コン用モータ、24,28 電流センサー、30,30
0 制御装置、40 モータ制御用相電圧演算部、42
インバータ用PWM信号変換部、50 インバータ入
力電圧指令演算部、52 コンバータ用デューティー比
演算部、54 コンバータ用PWM信号変換部、10
0,200,400 モータ駆動装置、301,303
モータトルク制御手段、302 電圧変換制御手段、
410 双方向電圧コンバータ、B 直流電源、C,C
1,C2 コンデンサ、Q1〜Q8,Q10,Q11N
PNトランジスタ、D1〜D8,D10,D11 ダイ
オード、L,L1 リアクトル、M,M1,M2 モー
タ、SR1,SR2 システムリレー、N1,N2 ノ
ード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PC06 PG04 PI16 PO02 PU10 PV02 PV10 PV23 QA01 QI04 RB22 TO12 TO13 TU05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電装置からの電圧を変換して直流電源
    を充電する電圧変換器と、 前記直流電源と前記電圧変換器との間の電気系統で不具
    合が検出されると、前記直流電源から出力された直流電
    圧を用いて駆動される直流負荷の電気系統を保護するよ
    うに前記電圧変換器を制御する制御装置とを備える電圧
    変換装置。
  2. 【請求項2】 前記直流負荷に印加される電圧を検出す
    る電圧検出器をさらに備え、 前記制御装置は、前記電圧検出器により検出された電圧
    が所定値以上に達したとき前記電圧変換器の動作を停止
    する、請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 【請求項3】 前記直流電源から出力される電圧を検出
    する電圧検出器をさらに備え、 前記制御装置は、前記電圧検出器により検出された電圧
    が所定値以上に達したとき前記電圧変換器の動作を停止
    する、請求項1に記載の電圧変換装置。
  4. 【請求項4】 前記発電装置は、少なくとも1つの発電
    機から成る、請求項2または請求項3に記載の電圧変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの発電機の各々は、
    交流発電機であり、 前記電圧変換装置は、前記少なくとも1つの発電機に対
    応して設けられ、各々が対応する交流発電機からの交流
    電圧を直流電圧に変換する少なくとも1つのインバータ
    をさらに備え、 前記制御装置は、正常動作時、前記交流電圧を前記直流
    電圧に変換し、その変換した直流電圧を前記電圧変換器
    へ供給するように前記少なくとも1つのインバータの各
    々を制御する、請求項4に記載の電圧変換装置。
  6. 【請求項6】 前記直流電源から出力される電圧を検出
    する第1の電圧検出器と、 前記直流電源から前記電圧変換器へ直流電圧を供給する
    場合における前記電圧変換器の入力側の直流電圧を検出
    する第2の電圧検出器とをさらに備え、 前記制御装置は、前記第1の電圧検出器により検出され
    た第1の電圧が前記第2の電圧検出器により検出された
    第2の電圧と異なるとき前記電圧変換器の動作を停止す
    る、請求項1に記載の電圧変換装置。
  7. 【請求項7】 前記発電装置は、1つの発電機から成
    る、請求項6に記載の電圧変換装置。
  8. 【請求項8】 前記発電機は、交流発電機であり、 前記電圧変換装置は、前記交流発電機からの交流電圧を
    直流電圧に変換するインバータをさらに備え、 前記制御装置は、正常動作時、前記交流電圧を前記直流
    電圧に変換し、その変換した直流電圧を前記電圧変換器
    へ供給するように前記インバータを制御する、請求項7
    に記載の電圧変換装置。
  9. 【請求項9】 前記発電装置は、複数の発電機から成
    る、請求項6に記載の電圧変換装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、さらに、前記複数の
    発電機の間で電気エネルギーの収支が合うように前記複
    数の発電機に対応する複数の駆動装置を制御し、前記直
    流電源側から供給される電力により前記直流負荷を駆動
    するように前記直流負荷の電気系統を制御する、請求項
    9に記載の電圧変換装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の発電機の各々は、交流発電
    機であり、 前記電圧変換装置は、前記複数の発電機に対応して設け
    られ、各々が対応する交流発電機からの交流電圧を直流
    電圧に変換する複数のインバータをさらに備え、 前記制御装置は、正常動作時、前記交流電圧を前記直流
    電圧に変換し、その変換した直流電圧を前記電圧変換器
    へ供給するように前記複数のインバータの各々を制御す
    る、請求項9に記載の電圧変換装置。
  12. 【請求項12】 前記発電機は、車両に対して駆動力を
    発生する駆動用モータである、請求項2から請求項11
    のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  13. 【請求項13】 前記直流負荷は、車載補機類である、
    請求項12に記載の電圧変換装置。
  14. 【請求項14】 前記直流負荷は、前記直流電源からの
    直流電圧を電圧変換し、その変換した直流電圧を車載の
    低電圧系の電気負荷に供給するもう1つの電圧変換器で
    ある、請求項12または請求項13に記載の電圧変換装
    置。
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