JP2003332193A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003332193A
JP2003332193A JP2003077504A JP2003077504A JP2003332193A JP 2003332193 A JP2003332193 A JP 2003332193A JP 2003077504 A JP2003077504 A JP 2003077504A JP 2003077504 A JP2003077504 A JP 2003077504A JP 2003332193 A JP2003332193 A JP 2003332193A
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linear bearing
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JP2003077504A
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Kengo Mizosaki
健吾 溝崎
Osamu Hirose
統 廣瀬
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化の際のリフトピンの追随性を良好に
した基板処理装置を提供すること。 【解決手段】 基板処理装置は、基板を加熱または冷却
するためのプレート33と、プレート33を通挿して昇
降機構により昇降自在に設けられ、基板を支持するため
のリフトピン40と、リフトピン40の下端に設けられ
た滑動部材51と、滑動部材51を介してリフトピン4
0を支持し、リフトピン40とともに昇降する支持部材
42と、滑動部材51をその側方への移動を許容するよ
うに側部および上部で包持するとともに前記支持部材に
固定される包持部材52と、滑動部材51の上面と前記
包持部材の下面の間に設けられた第1のリニアベアリン
グ53aと、滑動部材51の下面と支持部材42の上面
との間に設けられた第2のリニアベアリング53bとを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD基板の塗布
・現像処理システムにおいて、疎水化処理、加熱処理、
または冷却処理を施す基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示ディスプレイ(LC
D)装置の製造工程においては、LCD基板(ガラス基
板)上に例えばITO(Indium Tin Oxi
de)の薄膜や電極パターン等を形成するために、半導
体製造工程において用いられるものと同様なフォトリソ
グラフィ技術を用いて回路パターン等を縮小してフォト
レジストに転写し、これを現像処理する一連の処理が施
されている。例えば、被処理体であるLCD基板を、洗
浄装置にて洗浄した後、LCD基板にアドヒージョン処
理装置にて疎水化処理を施し、冷却処理装置にて冷却し
た後、レジスト塗布装置にてフォトレジスト膜すなわち
感光膜を塗布形成する。そして、フォトレジスト膜を熱
処理装置にて加熱してベーキング処理(プリベーク)を
施した後、露光装置にて所定のパターンを露光し、そし
て、露光後のLCD基板を現像装置にて現像液を塗布し
て所定のパターンを形成した後に、ベーキング処理(ポ
ストベーク)を施して高分子化のための熱変成、LCD
基板とパターンとの密着性を強化している。
【0003】このような処理システムにおいて、LCD
基板へのレジスト液の密着性を良好にするため実施して
いるアドヒージョン処理は、処理室内に載置された基板
にHMDSガスを供給して熱処理を行うことにより、親
水性の基板の表面を疎水性に変化させる処理であり、具
体的には、基板下地のOH結合を化学的に分離し、水分
を除去することができる。
【0004】このアドヒージョン処理においては、まず
基板を載置台上に載置し、処理室内を排気し、処理室内
にHMDSガスを導入してHMDSを基板に塗布してい
る。この処理の終了後、HMDS雰囲気が大気中へ放出
されないように、排気機構によりHMDSガスを強制的
に排出するとともに、処理室内にNガスのような置換
ガスを導入し、配管内および処理室内をパージしてい
る。
【0005】この処理室内に基板を搬入する際には、図
6に示すようなリフトピン駆動機構により載置台に載置
されている。すなわち、基板Gを加熱するための加熱プ
レート101に形成された複数の孔102に、複数のリ
フトピン103の上部が通挿されている。このリフトピ
ン103の下端は、図示しない駆動機構により昇降され
る支持部材104に取付けられている。これにより、支
持部材104が昇降されると、リフトピン103が昇降
し、搬入された基板Gを受け取って加熱プレート101
上に載置すると共に、処理終了後、基板Gを搬出位置ま
で持ち上げるようになっている。
【0006】また、加熱プレート101の下側で、リフ
トピン103の周囲には、真空シール105が設けられ
ている。この真空シール105により、処理室内のHM
DSガス等の外部への漏洩が防止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような処理装置にあっては、基板Gを加熱するため
の加熱プレート101の温度を上昇させると、加熱プレ
ート101の熱膨張により孔102のピッチがずれてし
まうといったことがある。そこで従来はこのような加熱
プレート101の熱膨張に伴う孔ピッチのずれに対応す
るため、孔102とリフトピン103との隙間を大きく
し、孔102のピッチがずれても支障なくリフトピン1
03が昇降できる程度の隙間を形成している。しかし、
このように、孔102の径を大きくすると、その部分で
は基板Gが加熱されないため、基板G上に温度分布のム
ラが発生するといった問題が生じる。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、温度変化の際のリフトピンの追随性を良好にし
た基板処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、基板に対して加熱処理、冷却処理、ま
たは疎水化処理を施す基板処理装置であって、基板の下
方に配置され、基板を加熱または冷却するためのプレー
トと、前記プレートを通挿して昇降機構により昇降自在
に設けられ、基板を支持するためのリフトピンと、前記
リフトピンの下端に設けられた滑動部材と、前記滑動部
材を介して前記リフトピンを支持し、前記リフトピンと
ともに昇降する支持部材と、前記滑動部材をその側方へ
の移動を許容するように側部および上部で包持するとと
もに前記支持部材に固定される包持部材と、前記滑動部
材の上面と前記包持部材の下面の間に設けられた第1の
リニアベアリングと、前記滑動部材の下面と前記支持部
材の上面との間に設けられた第2のリニアベアリングと
を具備し、前記第1および第2のリニアベアリングによ
りリフトピンの側方への移動を許容するように構成され
ていることを特徴とする基板処理装置を提供する。
【0010】第2発明は、第1発明において、前記第1
のリニアベアリングは、前記滑動部材の上面に嵌装され
たボールを有し、このボールと前記包持部材の上壁とで
構成され、前記第2のリニアベアリングは、前記滑動部
材の下面に装着されたボールを有し、このボールと前記
支持部材とで構成されることを特徴とする基板処理装置
を提供する。
【0011】本発明によれば、リフトピンの下端に設け
られた滑動部材と、滑動部材を介して前記リフトピンを
支持し、前記リフトピンとともに昇降する支持部材と、
滑動部材をその側方への移動を許容するように側部およ
び上部で包持するとともに支持部材に固定される包持部
材と、滑動部材の上面と前記包持部材の下面の間に設け
られた第1のリニアベアリングと、滑動部材の下面と前
記支持部材の上面との間に設けられた第2のリニアベア
リングとを具備するので、プレートが熱膨張した際、リ
フトピンは、プレートの熱膨張に追随して側方に移動す
ることができる。そのため、リフトピンを通挿するため
の加熱プレートの孔を大きくする必要がなく、基板の温
度分布のムラを招来することもない。また、リニアベア
リングを用いているため、リフトピンの上下変動が小さ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるLCD基板の塗布・現像処理システムを示す斜視
図である。
【0013】この塗布・現像処理システムは、複数の基
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、カセットステーション1上のカセットCと処理部
2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機構3と
を備えている。そして、カセットステーション1におい
てカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機構3は
カセットの配列方向に沿って設けられた搬送路12上を
移動可能な搬送アーム11とを備え、この搬送アーム1
1によりカセットCと処理部2との間で基板Gの搬送が
行われる。
【0014】処理部2は、前段部2aと後段部2bとに
分かれており、それぞれ中央に搬送路ユニット15、1
6を有しており、これら搬送路の両側に各処理ユニット
が配設されている。そして、これらの間には中継部17
が設けられている。
【0015】前段部2aは、搬送路ユニット15に沿っ
て移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路15
の一方側には、上下2段に積層されてなる2組の加熱処
理ユニット21、ならびにそれに隣接して上下に設けら
れたアドヒージョン処理ユニット22および冷却ユニッ
ト23が配置されており、他方側には洗浄ユニット24
および現像処理ユニット25が配置されている。
【0016】一方、後段部2bは、搬送路ユニット16
に沿って移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送
路ユニット16の一方側には、二段積層されてなる3組
の加熱処理ユニット28が配置されており、搬送路ユニ
ット16の他方側には、レジスト塗布ユニット26およ
び基板Gの周辺部のレジストを除去する周辺レジスト除
去ユニット27が配置されている。加熱処理ユニット2
8は、レジストの安定化のためのプリベーク、露光後の
ポストエクスポージャーベーク、および現像後のポスト
ベーク処理を行うものである。なお、後段部2bの後端
には、露光装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡し
を行うためのインターフェース部30が設けられてい
る。
【0017】中継部17には、加熱処理ユニット28に
隣接した位置に、二段積層されてなる冷却処理ユニット
29が設けられており、冷却処理ユニット29に対向す
る位置に、薬液供給ユニット81および搬送装置進入路
82が設けられている。
【0018】上記主搬送装置18は、搬送機構3のアー
ム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前段
部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部17との間で基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。また、主搬送装置19は中継部17と
の間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2bの
各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらには
インターフェース部30との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。
【0019】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0020】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず、洗浄ユニット24によ
り洗浄処理され、加熱処理ユニット21の一つで加熱乾
燥された後、レジストの定着性を高めるためにアドヒー
ジョン処理ユニット22にて疎水化処理され、冷却ユニ
ット23で冷却後、レジスト塗布ユニット26でレジス
トが塗布され、周辺レジスト除去ユニット27で基板G
の周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板G
は、加熱処理ユニット28の一つでプリベーク処理さ
れ、冷却ユニット29で冷却された後、インターフェー
ス部30を介して露光装置に搬送されてそこで所定のパ
ターンが露光される。そして、再びインターフェース部
30を介して搬入され、加熱処理ユニット28の一つで
ポストエクスポージャーベーク処理が施される。その
後、冷却ユニット29で冷却された基板Gは、現像処理
ユニット25で現像処理され、所定の回路パターンが形
成される。現像処理された基板Gは、主搬送装置18お
よび搬送機構3によってカセットステーション1上の所
定のカセットに収容される。
【0021】次に、本実施の形態に係るアドヒージョン
処理ユニット22を説明する。図2は、本実施の形態に
係るアドヒージョン処理ユニットの概略断面図である。
【0022】このアドヒージョン処理ユニット22は、
図2に示すように、筐体31を有し、この筐体31内に
は、基板Gにアドヒージョン処理するための処理室32
が形成されている。この処理室32の下側には、基板G
を加熱するための加熱プレート33がその面を水平にし
て配置されいてる。この加熱プレート33には、ヒータ
ー(図示せず)が装着されており、所望の温度に設定可
能となっている。
【0023】この加熱プレート33の表面には、複数の
スペーサ34が設けられており、このスペーサ34によ
って基板Gが保持されている。すなわち、プロキシミテ
ィ方式が採用されており、加熱プレート33と基板Gと
の直接の接触を避け、加熱プレート33からの放熱によ
って、基板Gを加熱処理するようになっている。これに
より、加熱プレート33からの基板Gの汚染が防止され
る。各スペーサ34には、支持部材35がねじ止めされ
ており、この支持部材35により基板Gが支持されてい
る。
【0024】処理室32には、ガス供給管36が接続さ
れており、このガス供給管36には、処理ガスとしての
HMDSガスおよび置換ガスのNガスがバルブ37に
より選択的に通流され、これらのいずれかのガスが処理
室32内に供給されるようになっている。
【0025】また、処理室32には、ガス排気管38が
接続されており、このガス排気管38には、排気ポンプ
39が設けられている。したがって、処理室32内のH
MDSガスまたはNガスは、排気ポンプ39により排
気管38を通って排気されるようになっている。
【0026】また、加熱プレート33の複数の孔41を
通挿して、複数のリフトピン40が昇降自在に設けられ
ている。これらリフトピン40の下部は、昇降機構43
により昇降される支持部材42に当接して支持されてい
る。これにより、昇降機構43によって支持部材42が
上昇されると、リフトピン40は、上昇して、搬入され
た基板Gを受け取り、次いで、若干下降して加熱プレー
ト33上に載置すると共に、アドヒージョン処理終了
後、再び上昇して基板Gを搬出位置まで持ち上げるよう
になっている。
【0027】図3を参照して更に詳細に説明する。図3
は、図2に示すリフトピンを拡大して示す概略断面図で
ある。
【0028】リフトピン40は、加熱プレート33の孔
41を通挿する上部材40aと、この上部材40aの下
部が嵌入されていると共に支持部材42に当接する下部
材40bとから構成されている。加熱プレート33の孔
41には、リフトピン40の上部材40aを通挿して摺
動するための複数段の摺動部材45が嵌装されている。
この摺動部材45の下方には、筒状に形成された有底の
リング部材46が取付けられ、このリング部材46の底
部46aには、リフトピン40の上部材40aに密着し
てシールするための真空シール47が取付けられてい
る。
【0029】この真空シール47は、図4に示すよう
に、リング部材46の底部46aの孔に嵌装された基部
47aと、この基部47aから折曲されてリフトピン4
0の上部材40aに密着してシールするためのリップ部
47bとからなっている。これにより、処理室32内の
HMDSガス等の外部への漏洩を防止するようになって
いる。
【0030】さらに、図3および図5に示すように、リ
フトピン40の下部材40bの下端には、円形の滑動部
材51が設けられており、昇降機構43により昇降され
る支持部材42には、この滑動部材51をその側部およ
び上部で包持する包持部材52が固定されている。
【0031】包持部材52の上壁52aには、リフトピ
ン40の下部材40bを通挿する孔52bが設けられて
いる。この孔52bは、リフトピン40の下部材40b
が側方に移動するとき、この下部材40bに干渉しない
ようになっている。また、包持部材52の側壁52c
は、図5に示すように、滑動部材51が側方に移動する
とき、側方への動きを許容するスペースを有すると共
に、滑動部材51の移動の最大限を規制する働きもする
ようになっている。
【0032】滑動部材51の上面には、包持部材52の
上壁52aと協働してリニアベアリングを構成するピロ
ーボール53aが嵌装されていると共に、滑動部材51
の下面には、支持部材42と協働してリニアベアリング
を構成するピローボール53bが嵌装されている。これ
らピローボール53a,53bは、図5に示すように、
滑動部材51の上面および下面で、各々、3個ずつ設け
られている(53aのみ図示)。
【0033】このように、リフトピン40の下端に、リ
ニアベアリングを構成するピローボール53a,53b
を有する滑動部材51が設けられているため、加熱プレ
ート33を温度上昇させて加熱プレート33が熱膨張し
た際、リフトピン40は、加熱プレート33の熱膨張に
追随して容易に側方に移動することができる。
【0034】したがって、リフトピン40を通挿するた
めの加熱プレート33の孔41の径を大きくする必要が
なく、且つリフトピン40の径を極めて細く、例えば1
〜2mm程度とすることが可能であり、基板Gの温度分
布ムラを有効に防止することができ、また、リフトピン
40の跡が基板Gに転写されてしまう等の不都合を防止
できる。さらに、リフトピン40が加熱プレート33の
熱膨張に追随して容易に側方に移動することができるた
め、真空シール47がリフトピン40との摩擦により磨
耗するといったことがなく、真空シール47の劣化を招
来することがなく、真空シール47を頻繁に取り替える
といった必要がない。
【0035】以上はアドヒージョン処理ユニット22に
ついて説明したが、処理ガスを用いない加熱処理ユニッ
ト21,28の加熱プレートも、アドヒージョン処理ユ
ニット22のものと同様の構造を有しているため、この
加熱処理ユニット21,28にも本発明が適用可能であ
り、この場合にも、リフトピンは、加熱プレートの熱膨
張に追随して容易に側方に移動することができる。ま
た、冷却処理ユニット29も、アドヒージョン処理ユニ
ットと同様の構造を有しており、処理ガスを用いずに基
板Gを冷却プレートにより冷却するようになっているた
め、この冷却処理ユニット29にも本発明が適用可能で
あり、この場合には、冷却プレートが冷却により熱収縮
する際、リフトピンがこの冷却プレートの収縮に追随し
て容易に側方に移動することができる。なお、加熱処理
ユニットおよび冷却処理ユニットでは、処理ガスを用い
ないため、真空シール47は必ずしも必要でない。
【0036】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、図2に示す支持
部材35を用いずにリフトピン40により基板Gを加熱
プレート33から所定距離だけ離間位置に保持する、い
わゆるピンプロキシミティー方式を用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リフトピンの下端に設けられた滑動部材と、滑動部材を
介して前記リフトピンを支持し、前記リフトピンととも
に昇降する支持部材と、滑動部材をその側方への移動を
許容するように側部および上部で包持するとともに支持
部材に固定される包持部材と、滑動部材の上面と前記包
持部材の下面の間に設けられた第1のリニアベアリング
と、滑動部材の下面と前記支持部材の上面との間に設け
られた第2のリニアベアリングとを具備するので、プレ
ートが熱膨張した際、リフトピンは、プレートの熱膨張
に追随して側方に移動することができる。そのため、リ
フトピンを通挿するための加熱プレートの孔を大きくす
る必要がなく、基板の温度分布のムラを招来することも
ない。また、リニアベアリングを用いているため、リフ
トピンの上下変動が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるLCD基板の塗布・現像処
理システムを示す斜視図。
【図2】本実施の形態に係るアドヒージョン処理ユニッ
トの概略断面図。
【図3】図2に示すリフトピンを拡大して示す概略断面
図。
【図4】図3に示すIV部分の拡大図。
【図5】図3のV−V線から視た矢視図。
【図6】従来のアドヒージョン処理ユニットに用いるリ
フトピンの概略断面図。
【符号の説明】
22……アドヒージョン処理装置 32……処理室 33……加熱プレート(プレート) 40……リフトピン 40a……上部材 40b……下部材 42……支持部材 43……昇降機構 47……真空シール(シール部材) 51……滑動部材 52……包持部材 53a,53b……ピローボール(リニアベアリング) G……LCD基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 統 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4東京エレクトロン九州株式会社大 津事業所内 Fターム(参考) 5F046 KA04 KA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して加熱処理、冷却処理、また
    は疎水化処理を施す基板処理装置であって、 基板の下方に配置され、基板を加熱または冷却するため
    のプレートと、 前記プレートを通挿して昇降機構により昇降自在に設け
    られ、基板を支持するためのリフトピンと、 前記リフトピンの下端に設けられた滑動部材と、 前記滑動部材を介して前記リフトピンを支持し、前記リ
    フトピンとともに昇降する支持部材と、 前記滑動部材をその側方への移動を許容するように側部
    および上部で包持するとともに前記支持部材に固定され
    る包持部材と、 前記滑動部材の上面と前記包持部材の下面の間に設けら
    れた第1のリニアベアリングと、 前記滑動部材の下面と前記支持部材の上面との間に設け
    られた第2のリニアベアリングとを具備し、 前記第1および第2のリニアベアリングによりリフトピ
    ンの側方への移動を許容するように構成されていること
    を特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のリニアベアリングは、前記滑
    動部材の上面に嵌装されたボールを有し、このボールと
    前記包持部材の上壁とで構成され、前記第2のリニアベ
    アリングは、前記滑動部材の下面に装着されたボールを
    有し、このボールと前記支持部材とで構成されることを
    特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
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