JP2003327425A - Mww型ゼオライト物質、その前駆体物質およびそれらの製造方法 - Google Patents
Mww型ゼオライト物質、その前駆体物質およびそれらの製造方法Info
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Abstract
ン半径の大きな元素を高い割合で骨格に含有するゼオラ
イトを簡便に合成する方法を提供する。 【解決手段】 以下の第1工程〜第4工程を含むことを
特徴とするMWW型構造を有するゼオライト物質の製造
方法。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体をテンプレート化合
物および水を含有する混合物と共に加熱して再度前駆体
を得る工程 第4工程 第3工程で得られた前駆体を焼成して結晶性ゼオライト
物質を得る工程
Description
を有するゼオライト物質、MWWゼオライト物質の層状
前駆体、およびそれらの製造方法に関する。
ス法を利用した構造コードMWWを有するゼオライト物
質、 MWWゼオライト物質の層状前駆体、およびそれ
らの製造方法に関する。
は、古くは結晶性の多孔質アルミノシリケートの総称で
あり、構造の基本単位は四面体構造を有する(Si
O4)4-および(AlO4)5-である。しかし、近年、ア
ルミノホスフェイト等の他の多くの酸化物にもゼオライ
ト特有の、もしくは類似の構造が存在することが明らか
になってきた。
略す。)は、「Atlas of Zeolite Framework Types(C
h.Baerlocher, W.M.Meier and D.H.Olson, 5th.Revised
Edition,2001,Elsevier)」(非特許文献1)
(以後、「アトラス」と略す。)でゼオライトおよびゼ
オライト類似物質の骨格構造(Framework)に
ついて整理し、各骨格構造をアルファベット3文字から
なるIZAコードで表記している。
夫、八嶋建明 編「ゼオライトの科学と工学」第1〜1
3頁、株式会社 講談社、2000年7月10日発行
(非特許文献2)を参照することができる。
は、アルミノシリケートのみでなく、メタロシリケート
等の類似構造を持つものも含むものとする「ゼオライト
の科学と工学」における定義による。
には、IZAにより承認された構造の解明に最初に使用
された標準物質の名前に由来するアルファベット大文字
3個からなる構造コードを使用する。これは上述のアト
ラス第5版に収録されたもの、および第5版以降に承認
されたものを含む。
ート」および「メタロシリケート」とは、結晶性/非結
晶性の違い、多孔質であるかないか等の性状には一切制
限はなく、特に断りがない限り全ての性状の「アルミノ
シリケート」および「メタロシリケート」を指すものと
する。
は、分子をその大きさによりふるい分けする作用および
操作、更にその機能を有する物であり、ゼオライトもそ
の中に含まれる。詳しくは「標準化学用語辞典(日本化
学会 編、丸善株式会社 平成3年3月30日 発行)
(非特許文献3)」の「分子ふるい」の項に記載があ
る。
格構造には種々のものがあり、IZAに認証された骨格
構造だけでもアトラス第5版が製版された時点で133
種の骨格構造が報告されている。現在でも新規な骨格構
造が見出されつつあり、IZAに認証された骨格構造に
ついては、そのホームページ上で紹介されている。
てが産業上有用であるとは限らず、工業的に有用なもの
は、比較的に限られている。工業的価値はその構造のユ
ニークさや、製造コスト等によって一般的に決まると考
えられる。近年見出された骨格構造のうち、特に産業上
有用で注目されているものにMWW構造が挙げられる。
MWW構造は、MCM−22に代表されるゼオライトに
特有の骨格構造である。
の科学と工学」の説明によれば、1990年にモービル
社より合成方法の特許が出され(特開昭63−2972
10号公報(特許文献1))、のちにLeonowiczらが特
異な細孔構造をもつ六方晶系のゼオライトであることを
報告したもので、その代表的な物質は、以下の単位胞組
成: H2.4Na3.1[Al0.4B5.1Si66.5O144] を有するボロシリケートである。その骨格構造上の特徴
は、c軸に垂直な方向(層の面方向)に、互いに独立し
た2つの細孔ネットワークを有することである。それら
の細孔ネットワークのうちの一方は層間にあり、繭状の
スーパーケージ(0.71×0.71×1.82nm)
がそのまわりの6個のスーパーケージと2次元的に連結
している。スーパーケージ同士は10員環により直接連
結しているため、トンネル状の10員環細孔と比べやや
大きな分子が進入できる。上記細孔ネットワークのうち
の他方は層内にあり、10員環のジグザグ状細孔で2次
元ネットワークを形成している。同じ骨格構造を有する
ものには、純シリカのITQ−1、SSZ−25などが
ある。
比較的安価なヘキサメチレンイミンを結晶化剤に用い、
150℃で水熱合成して得る方法がある。アルミノシリ
ケートの場合、Si/Alモル比が15〜35の範囲で
合成可能である。また、他のゼオライトの生成挙動とは
異なり、水熱合成により得られるのは一般的には層状前
駆体(一般にMCM−22(P)と呼ぶ)であり、これ
を焼成することで層間で脱水縮合が起こりゼオライト構
造を有するMCM−22が形成されるという特徴も有し
ている。
方法でアルカリ金属を多く仕込んだ場合に生成するMC
M−49がMCM−22と同じ骨格構造を有していると
の報告もあることから、水熱合成の生成物として層状前
駆体ではなく、直接MWW構造を有するアルミノシリケ
ートを得ることも可能であることがわかってきた(S.L.
Lawtonら(J. Phys. Chem. 100, 3788(19
96)(非特許文献4))。
オライトに無い特徴を有しているため、MWW構造を有
するアルミノシリケートはエチルベンゼンやクメンの合
成において他の構造のゼオライトやゼオライト以外の触
媒に比べて高い活性や選択性を示すことがわかってお
り、既に世界中の多くのプラントで用いられているとさ
れている。
駆体を利用して、更に高性能な触媒を得ようとする試み
もある。すなわち、層状前駆体をシリカで架橋したMC
M−36(例えば、W.J.Rothら(Stud. Surf. Sci. Cat
al.94,301(1995)(非特許文献5))、あ
るいは層をはく離した結晶性薄層状物質ITQ−2(例
えば、A.Cormaら(Microporous Mesoporous Mater.3
8,301(2000)(非特許文献6))なども報告
されており、単なるMWW構造のアルミノシリケートよ
り更に高い活性を示すとの報告もある。
触媒」においても、それらの反応性は、基本的にはMW
W構造を構成する層状構造に由来するものであり、他の
骨格構造を有するゼオライト類と比較した際にはMWW
構造のそれと似通ったものとして分類することができ
る。これらのゼオライト類似の層状化合物の合成法は、
まず、層状前駆体MCM−22(P)をヘキサデシルト
リメチルアンモニウムブロミド等の界面活性剤を含む水
溶液中で処理することで、層を膨潤あるいははく離させ
るという工程を有することが特徴である。
オライト構造にはない特徴を有するために、MWW骨格
構造に由来する特徴的触媒作用や吸着作用が期待でき
る。この特徴的作用は、前述のアルミノシリケートに限
る必然性はなく、アルミ以外の元素を骨格に含有するメ
タロシリケートにおいても同様な効果を期待することが
可能であることから、MWW構造を有するメタロシリケ
ートの合成についても種々の検討が行われている。しか
しながら、一般的に(MWW構造に限らず)アルミノシ
リケートとは顕著に異なる特性が期待されるチタン、バ
ナジウム、クロム、鉄に代表される遷移元素やインジウ
ムや錫に代表される第5周期以上の典型元素は、ケイ素
やアルミニウムに比べて非常に大きなイオン半径を有す
るために通常は骨格に入れることが困難な場合が多く、
ゼオライトを合成する原料中にこれら元素を含む化合物
を共存させておく等の簡単な直接合成法では望みのメタ
ロシリケートが得られない場合が多い。
るための方法が種々提案されており、MWW構造につい
て例示すると代表的な方法としてポストシンセシス法
(一旦ゼオライトを合成し、その後処理によって骨格に
異種元素を導入することから一般に直接合成(ダイレク
トシンセシス)に対してポストシンセシスと呼ばれる)
と改良された直接法が挙げられる。
特許6114551号公報(特許文献2)に一旦、MW
W構造を有するアルミノシリケートを合成し、ここから
アルミニウムの全部もしくは一部を気相でSiCl4と
接触させる等の脱アルミニウム処理で系外へ抜き出して
欠陥を作ったのち、これに入れたい元素を含むTiCl
4等の化合物を接触させることによって、ポストシンセ
シス的にメタロシリケートを合成する方法が提案されて
いる。
合物をゲルへ添加する工程を工夫してフェリシリケート
を得た例がWuらによって報告されている(P.Wuら
(Chem. Commun. 1997, 663)(非特許文献
7))。
ても、近年硼素を構造補助剤(Structure S
upporting Agent)とする合成方法が開
発されている(P.Wuら(Chemistry Letters 774
(2000)(非特許文献8))。
により、硼素の構造補助剤としての機能を利用して硼素
とチタンをともに骨格に含有するMWW前駆体MCM−
22(P)を合成し、これを必要に応じて酸処理するこ
とで硼素を除いた後、焼成することによりMWW型チタ
ノシリケートを得る方法が提案されている。本方法で調
製したMWW構造を有するチタノシリケートでは特徴的
触媒作用が発現することも報告されている(P.Wuら
(J. Phys. Chem.B,105,2897(2001)
(非特許文献9))。
オライトに導入したいメタルの化合物を接触させるポス
トシンセシス法においては導入したい元素の多くが骨格
に導入されずに細孔内に残留物として留まったり、ま
た、導入効率を上げるためにはゼオライトの細孔に入り
やすい化合物を選択することが重要なポイントの1つと
なるが、導入したい元素を含む充分に分子サイズの小さ
い化合物が市販されていない等の問題がある。
許6114551号公報のようにMWW型アルミノシリ
ケートを脱アルミニウムしたものを原料とする場合に
は、骨格に残留するアルミニウムに起因する副反応が深
刻な問題を引き起こす場合もある。同様な問題が硼素を
構造支持剤として用いる直接法においても認められ、硼
素が酸処理を行っても充分に除去できず骨格および細孔
内に大量に在留したり、また、硼素の除去率を上げるた
めに酸処理等の硼素除去過程の条件を厳しくすると、骨
格に残したい成分までもが同時に除去されてしまう等の
問題がある。更に、これらの方法は導入したい元素およ
びそれを含有する化合物によって適正な合成条件が大き
く左右されることから、汎用性の高い方法とは言えな
い。
(Ch.Baerlocher, W.M.Meier and D.H.Olson, 5th.Revi
sed Edition,2001,Elsevier)」
科学と工学」株式会社講談社、2000年7月10日発
行
善株式会社 平成3年3月30日発行
3788(1996)
4,301(1995)
Mater.38,301(2000)
663))
74(2000)
5,2897(2001))
W構造を有するゼオライト、特に通常の合成法では導入
することが困難なイオン半径の大きな元素を高い割合で
骨格に含有するゼオライトを簡便に合成する方法を提供
することにある。
結果、特定の製造方法で、構造コードMWW構造を有し
且つイオン半径の大きな元素を高い割合で骨格に含有す
るゼオライトを簡単に合成できることを見出し、本発明
を完成させた。
第4工程を含むことを特徴とするMWW型構造を有する
ゼオライト物質の製造方法である。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して前駆
体(B)を得る工程 第4工程 第3工程で得られた前駆体(B)を焼成してゼオライト
物質を得る工程
WW型構造を有するゼオライト物質の製造方法を用いて
合成することができる第4周期以上の3族〜14族の元
素から選ばれる少くとも一種の元素を含有するMWW型
構造を有するメタノシリケート物質である。
る。 (1)以下の第1工程〜第4工程を含むことを特徴とす
るMWW型構造を有するゼオライト物質の製造方法。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して前駆
体(B)を得る工程 第4工程 第3工程で得られた前駆体(B)を焼成してゼオライト
物質を得る工程
13族元素含有化合物が硼素含有化合物であることを特
徴とする(1)に記載のゼオライト物質の製造方法。
1−2工程を行い、第2工程で第1−2工程で得られた
物質を前駆体(A)のかわりに用いることを特徴とする
(1)又は(2)に記載のゼオライト物質の製造方法。 第1−2工程 第1工程で得た前駆体(A)の一部又は全部を焼成する
工程
3−2工程を行い、第4工程で第3−2工程で得られた
物質を前駆体(B)のかわりに用いることを特徴とする
(1)〜(3)のいずれかに記載のゼオライト物質の製
造方法。 第3−2工程 第3工程で得た前駆体(B)の一部又は全部を酸処理す
る工程
理された前駆体(A)に周期律表でいう3族〜14族の
元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有する化合
物を共存させることを特徴とする(1)〜(4)のいず
れかに記載のゼオライト物質の製造方法。
物であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに
記載のゼオライト物質の製造方法。
は4級アンモニウム化合物であることを特徴とする
(6)に記載のゼオライト物質の製造方法。
サメチレンイミンおよび両者の混合物からなる群から選
ばれる少なくとも一種以上であることを特徴とする
(6)に記載のゼオライト物質の製造方法。
化硼素、ハロゲン化硼素およびトリアルキル硼素類から
なる群から選ばれる少なくとも一種以上であることを特
徴とする(2)〜(8)のいずれかに記載のゼオライト
物質の製造方法。
酸塩、酸化ケイ素、ハロゲン化ケイ素、フュームドシリ
カ類、テトラアルキルオルトケイ酸エステル類およびコ
ロイダルシリカからなる群から選ばれる少なくとも一種
以上であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれか
に記載のゼオライト物質の製造方法。
ケイ素の割合が、そのモル比で硼素:ケイ素=0.01
〜10:1の範囲であることを特徴とする(2)〜(1
0)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
ケイ素の割合が、そのモル比で硼素:ケイ素=0.05
〜5:1の範囲であることを特徴とする(2)〜(1
1)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
イ素の割合が、そのモル比で水:ケイ素=5〜200:
1の範囲であることを特徴とする(1)〜(12)のい
ずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
レート化合物とケイ素の割合が、そのモル比でテンプレ
ート化合物:ケイ素=0.1〜5:1の範囲であること
を特徴とする(1)〜(13)のいずれかに記載のゼオ
ライト物質の製造方法。
〜200℃の範囲であることを特徴とする(1)〜(1
4)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
が硝酸であることを特徴とする(1)〜(15)のいず
れかに記載のゼオライト物質の製造方法。
〜200℃の範囲であることを特徴とする(1)〜(1
6)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
〜700℃の範囲であることを特徴とする(1)〜(1
7)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
0℃〜700℃の範囲であることを特徴とする(3)〜
(18)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方
法。
処理された前駆体(A)とテンプレート化合物および水
を含有する混合物とをあらかじめ混合した後、加熱する
ことを特徴とする(1)〜(19)のいずれかに記載の
ゼオライト物質の製造方法。
処理された前駆体(A)とテンプレート化合物および水
を含有する混合物とを隔離して仕込み、テンプレート化
合物および水を含有する混合物の蒸気を周期律表でいう
3族〜14族の元素から選ばれる少くとも一種の元素を
含有する化合物と前駆体(A)との混合物に接触させる
ドライゲル法を用いることを特徴とする(1)〜(2
0)のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。
載の第3工程で得られる前駆体。
する(22)に記載の前駆体。
素から選ばれる少なくとも一種の元素がチタン、ジルコ
ニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリ
ブデン、タングステン、マンガン、鉄、コバルト、ニッ
ケル、亜鉛、ガリウム、インジウム、錫および鉛からな
る群から選ばれる少なくとも一種の元素であることを特
徴とする(5)〜(23)のいずれかに記載のゼオライ
ト物質の製造方法。
族〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を
含有することを特徴とするMWW型構造を有するメタロ
シリケート物質。
〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含
有することを特徴とするMWW型構造を有するメタロシ
リケート物質。
ム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングス
テン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリ
ウム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる
少なくとも一種の元素を含有することを特徴とするMW
W型構造を有するメタロシリケート物質。
載の製造方法で製造されたことを特徴とするMWW型構
造を有するメタロシリケート物質。
族〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を
含有することを特徴とするMWW型ゼオライト物質の層
状前駆体メタロシリケート物質。
〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含
有することを特徴とするMWW型ゼオライト物質の層状
前駆体メタロシリケート物質。
ム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングス
テン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリ
ウム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる
少なくとも一種の元素を含有することを特徴とするMW
W型ゼオライト物質の層状前駆体メタロシリケート物
質。
載の製造方法で製造されたことを特徴とするMWW型ゼ
オライト物質の層状前駆体メタロシリケート物質。
載の製造方法で製造されたことを特徴とするゼオライト
物質。
ことを特徴とするゼオライトの層状前駆体の製造方法。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して層状
前駆体を得る工程
されたことを特徴とするゼオライトの層状前駆体。
つつ本発明を更に具体的に説明する。以下の記載におい
て量比を表す「部」および「%」は、特に断らない限り
質量(重量)基準とする。
明(I)について説明する。本発明(I)は、以下の第
1工程〜第4工程を含むことを特徴とするMWW型構造
を有するゼオライト物質の製造方法である。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して前駆
体(B)を得る工程 第4工程 第3工程で得られた前駆体(B)を焼成してゼオライト
物質を得る工程
の模式図に示す。
従来公知の直接合成法やアトムプランティング法等のポ
スト・シンセシス(Post-Synthesis)等で合成すること
が可能である。アトムプランティング法で合成するなら
ば例えば、硼素やアルミニウムを含有するMWW構造を
有するモレキュラーシーブをまず合成し、水蒸気処理等
で硼素やアルミニウムの少なくとも一部を除去し、続い
て金属塩化物等の元素含有化合物と接触させればよい
(この「アトムプランティング法」の詳細については、
例えば、前述した「ゼオライトの科学と工学」142頁
を参照することができる)。
を有するゼオライト物質は、本発明(I)の製造方法で
製造することが好ましい。即ち、本発明(I)は、テン
プレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化合
物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加熱
して前駆体(A)を得る工程と;次いで得られた前駆体
(A)を酸処理する工程;更に得られた酸処理された前
駆体(A)をテンプレート化合物、元素含有化合物およ
び水を含有する混合物と共に加熱して前駆体(B)を得
る工程;そして最後に得られた前駆体(B)を焼成して
MWW構造を有するゼオライト物質を得る工程の4つの
工程を、該MWW構造を有するゼオライト物質の製造工
程において含むことを特徴とするMWW構造を有するゼ
オライト物質の製造方法である。
の第1工程について説明する。本発明(I)のMWW構
造を有するゼオライト物質の製造方法における第1工程
は、テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含
有化合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物
を加熱して前駆体(A)を得る工程である。
MWW構造を有するゼオライトを合成する際にその構
造、特に細孔の形状を規定する作用があるものであり、
後に焼成することにより除去できるものであれば特に制
限はない。テンプレート化合物の例としては一般的には
窒素含有化合物、より好ましくは、アミンおよび/又は
4級アンモニウム化合物を挙げることができる。アミン
の具体例としてはピペリジン、ヘキサメチレンイミンお
よび/又は両者の混合物を挙げることができるがこれに
限定されるわけではない。
律表(化学便覧改訂4版I−56ページ)に記載のIU
PAC 1990年勧告による18族型周期表周期律表
を言う)でいう13族元素含有化合物に特に制限はな
い。目的とするMWW構造前駆体を与え易く、かつ、後
の工程で除去し易いことから、13族元素含有化合物
は、好ましくは硼素化合物、アルミニウム化合物、ガリ
ウム化合物であり、更に好ましくは硼素化合物である。
その好ましい具体例としては、硼酸を挙げることができ
るが、硼酸塩として硼酸ナトリウム等の形態で用いるこ
とも可能である。
素含有化合物には特に制限はなく、具体的にはケイ酸、
ケイ酸塩、酸化ケイ素、ハロゲン化ケイ素、フュームド
シリカ類、テトラアルキルオルトケイ酸エステル類およ
びコロイダルシリカ等を挙げることができる。いずれの
場合でも高純度(例えば、含有される全金属成分中のケ
イ素の割合が98%以上)のものが好ましいが、中でも
コロイダルシリカの場合にはアルカリ含有量の少ない例
えば、アルカリ含有量がアルカリ/ケイ素のモル比0.
01以下のものがより好ましい。
割合は、そのモル比で硼素:ケイ素=0.01〜10:
1の範囲であることが好ましく、より好ましくは硼素:
ケイ素=0.05〜5:1、更に好ましくは硼素:ケイ
素=0.3〜3:1の範囲である。後述するようにアル
カリ金属フリーの条件で前駆体(A)を合成する際には
大量の硼素を用いることが必要であり、硼素:ケイ素=
0.3〜2:1の範囲であることが好ましく、更には硼
素:ケイ素=1〜2:1の範囲が好ましい。
素の割合は、少なすぎると良質な混合物を得られない。
多すぎると生産性が悪いため、そのモル比で水:ケイ素
=5〜200:1の範囲であることが好ましく、より好
ましくは水:ケイ素=15〜50:1の範囲である。
ート化合物とケイ素の割合は、少なすぎると目的物が得
られず、多すぎるとテンプレートが無駄になり経済的で
ないため、そのモル比でテンプレート化合物:ケイ素=
0.1〜5:1の範囲であることが好ましく、より好ま
しくはテンプレート化合物:ケイ素=0.3〜3:1、
更に好ましくはテンプレート化合物:ケイ素=0.5〜
2:1の範囲である。更に、これら原料に加えて種晶
(シード)を加えることも有用であり、結晶化時間の短
縮や細かな粒径の生成物を与える等の効果を期待できる
場合がある。種晶としては、あらかじめ合成したMWW
構造もしくはこの層状前駆体であるMCM−22(P)
等のMWW類似構造を有する物質が良い。特に好ましい
のは硼素を含有するMWW型ゼオライト物質の層状前駆
体であり、例えば、過去に行った第1工程で得られた前
駆体(A)の一部を種晶として、第1工程で用いる混合
物に添加すればよい。添加のタイミングに特に制限はな
いが、例えば他の原料をすべて混合した後に種晶を添加
して、更にかくはんした後に加熱すればよい。添加量と
しては、少ないと先述の効果がなく多すぎると生産性が
悪いことから、種晶に含まれるケイ素と主原料として用
いるケイ素含有化合物中のケイ素のモル比で種晶:主原
料=0.0001〜0.2:1が好ましく、0.001
〜0.05:1がより好ましい。
等のアルカリ金属を含む化合物を添加することも可能で
あり、結晶化時間を短縮できる場合もある。一般にはア
リカリ金属の存在はホウ素、アルミニウム、ケイ素以外
の元素がゼオライト物質の骨格に入ることを阻害した
り、骨格に導入したい元素を含む化合物がそれ自身で縮
合した物質になることを促進する傾向がある。一例を上
げると、TS−1等のチタノシリケートの合成において
系内にアルカリ金属が存在するとゼオライト骨格にチタ
ンがうまく入らず、添加したチタン源はチタニアもしく
はそれに類するチタニア種として生成物中に取り込まれ
ることは良く知られた事実である。しかしながら、本発
明においては第1工程でアルカリ金属を用いても骨格中
に金属種を導入する工程(第3工程)より以前に酸処理
(第2工程)で実質的にアルカリ金属を除去することも
可能である。よって、本発明の第1工程においてはアル
カリ金属を用いることも可能であり、ケイ素とのモル比
でアルカリ金属:ケイ素=0.0001〜0.2:1、
好ましくは0.001〜0.1:1程度のアルカリ金属
を存在させてもよい。アルカリ金属源としては、水酸化
物、硝酸塩、塩化物、硫酸塩、他の金属酸の塩等がある
が、水酸化物もしくは硼酸塩が最も好適である。
ない。しかしながら、前駆体(A)を合成する場合は水
熱反応の条件下で行うことが好ましい。ここで言う「水
熱反応」とは「標準化学用語辞典(日本化学会 編、丸
善株式会社 平成3年3月30日 発行)」の「水熱反
応」の項に記載があるように、高温の水、特に高温高圧
の水の存在のもとで行われる物質の合成あるいは変性反
応を指し、特に水熱反応を利用した合成反応を「水熱合
成」という。従って、第1工程における加熱はテンプレ
ート化合物、硼素含有化合物、ケイ素含有化合物および
水を含有する混合物をオートクレーブ等の密閉容器に入
れ、加熱しつつ加圧する水熱合成条件下で行うことが好
ましい。好ましい温度としては110℃〜200℃の範
囲、より好ましく120℃〜190℃の範囲である。
る場合、目的の生成物が得られなかったり、得られても
加熱時間が長くかかる恐れがあり実用的でない。また、
温度がこの範囲以上の場合には、最終的に得られたゼオ
ライト物質を用いた酸化反応での目的生成物収率が低下
するため好ましくない。
範囲で行われ、より好ましい水熱合成時間は3時間〜1
0日である。水熱合成時間がこの範囲以下であると、結
晶化が不充分で高性能な前駆体(A)が得られない恐れ
がある。また、この範囲以上の時間をかけても実質的に
前駆体(A)の性能向上は期待できず、むしろ他の相に
転化したり粒径が大きくなったりといった悪影響が起こ
る場合もあり好ましくない。
る。第2工程は、第1工程又は第1−2工程で得た前駆
体(A)を酸処理して脱ホウ素化したシリケートを得る
工程である。
処理を行うこともできるが、酸処理前に焼成を行い(第
1−2工程)、その後酸処理することで骨格内のホウ素
をより効率的に取り除くことが可能となるため好まし
い。以下、第1工程及び第1−2工程で得た前駆体をあ
わせて「前駆体(A)」と表す。
意味し、具体的には酸を含む溶液あるいは酸そのものを
第1工程後に得た前駆体(A)に接触させることを言
う。接触の方法に特に制限はなく、前駆体(A)に酸あ
るいは酸の溶液を噴霧、塗布する方法でも、酸あるいは
酸の溶液に前駆体(A)を浸積する方法でもかまわな
い。簡便なのは酸あるいは酸の溶液に前駆体(A)を浸
漬する方法であり、このような浸漬による方法が好まし
い。
も有機酸であっても、また、それらの塩であってもよ
い。好ましい無機酸の具体例としては、塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸を例示することができ、好ましい有機酸の具体
例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸を例示
することができる。また、それらの塩として、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ア
ンモニウム塩を例示することができる。
しては特に制限はない。具体的には酸存在下での安定性
や入手のし易さの点から、水、アルコール類、エーテル
類、エステル類、ケトン類を挙げることができ、特に水
が適当である。
範囲は温度により異なる。酸の濃度が薄く温度が低いと
ホウ素が抜け難く、酸の濃度が濃すぎて温度が高すぎた
りすると前駆体(A)自体が溶解する恐れがあるため酸
の濃度は、0.1mol/l〜10mol/l程度のも
のを好適に用いることができる。温度は0℃〜200℃
で行うことができるが、50℃〜180℃の範囲が好ま
しく、特に60℃〜150℃が好ましい。処理時間は
0.1時間〜3日行えばよいが、2時間〜1日が適当で
ある。
る前に(第1−2工程→第2工程)のサイクルを複数回
実施してもよい。 (第3工程)次に第3工程について説明する。第3工程
は、第2工程で得た脱ホウ素化したシリケートをテンプ
レート化合物、元素含有化合物および水を含有する混合
物と共に加熱して前駆体(B)を得る工程である。
第1工程で使用したものと同様にMWW構造を有するゼ
オライトを合成する際にその構造や細孔の形状を規定す
る作用があるものであり、後に焼成することにより除去
できるものであれば特に制限はない。その例としては一
般的には窒素含有化合物を挙げることができ、特に具体
例としてはピペリジン、ヘキサメチレンイミンおよび/
又は両者の混合物を挙げることができるがこれに限定さ
れるわけではない。
化合物は第1工程で使用されるテンプレート化合物と同
じであっても、異なっても良い。メタルの導入効率の点
からは、第3工程で使用されるテンプレート化合物はヘ
キサメチレンイミンであることが好ましい。
合物とは、3〜14族元素を含有する化合物で、特に金
属としてチタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、
タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、マンガ
ン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウム、インジ
ウム、錫および鉛からなる群から選ばれる少なくとも一
種を有していれば特に制限はない。具体的には例えばチ
タン含有化合物としては酸化チタン、ハロゲン化チタ
ン、テトラアルキルオルトチタネート類等を挙げること
ができるが、これに限定されるわけではない。取り扱い
の簡便さなどからハロゲン化チタン、テトラアルキルオ
ルトチタネート類が好ましく、具体的には四フッ化チタ
ン、テトラエチルオルトチタネート、テトラプロピルオ
ルトチタネート、テトラブチルオルトチタネート等を好
適に用いることができる。
ルコニウム、ハロゲン化ジルコニウム、ジルコニウムテ
トラアルコキシド類等を挙げることができるが、これに
限定されるわけではない。取り扱いの簡便さなどからハ
ロゲン化ジルコニウム、ジルコニウムテトラアルコキシ
ド類が好ましく、具体的には四フッ化ジルコニウム、ジ
ルコニウムテトラエトキシド、ジルコニウムテトラブト
キシド等を好適に用いることができる。
ジウム、ハロゲン化バナジウム、酸化バナジウムトリア
ルコキシド類等を挙げることができるが、これに限定さ
れるわけではない。取り扱いの簡便さなどからハロゲン
化バナジウム、酸化バナジウムトリアルコキシド類が好
ましく、具体的には三塩化バナジウム、酸化バナジウム
トリイソプロピルオキシド等を好適に用いることができ
る。
ハロゲン化ニオブ、ニオビウムテトラアルカノエート類
等を挙げることができるが、これに限定されるわけでは
ない。取り扱いの簡便さなどからニオビウムテトラアル
カノエート類が好ましく、具体的にはニオビウムテトラ
キス(2−エチルヘキサノエート)を好適に用いること
ができる。
ル、ハロゲン化タンタル、二硫化タンタル等を挙げるこ
とができるが、これに限定されるわけではない。具体的
には二硫化タンタルを好適に用いることができる。
硝酸クロム、ハロゲン化クロム等を挙げることができる
が、これに限定されるわけではない。具体的には硝酸ク
ロムを好適に用いることができる。
ブデン、ハロゲン化モリブデン、硫化モリブデン等を挙
げることができるが、これに限定されるわけではない。
具体的には三塩化モリブデンを好適に用いることができ
る。
ングステン、ハロゲン化タングステン等を挙げることが
できるが、これに限定されるわけではない。具体的には
四塩化タングステンを好適に用いることができる。
ン、ハロゲン化マンガン、酢酸マンガン、マンガンアセ
チルアセトネート等を挙げることができるが、これに限
定されるわけではない。具体的にはマンガントリスアセ
チルアセトネートを好適に用いることができる。
化鉄、酢酸鉄、硝酸鉄等を挙げることができるが、これ
に限定されるわけではない。具体的には硝酸鉄を好適に
用いることができる。
ト、ハロゲン化コバルト、コバルトトリスアセチルアセ
トネート等を挙げることができるが、これに限定される
わけではない。具体的にはコバルトトリスアセチルアセ
トネートを好適に用いることができる。
ル、ハロゲン化ニッケル、硝酸ニッケル、酢酸ニッケル
等を挙げることができるが、これに限定されるわけでは
ない。具体的には硝酸ニッケル、酢酸ニッケル等を好適
に用いることができる。
ゲン化亜鉛、酢酸亜鉛、硝酸亜鉛等を挙げることができ
るが、これに限定されるわけではない。具体的には酢酸
亜鉛、硝酸亜鉛等を好適に用いることができる。
ム、ハロゲン化ガリウム、硝酸ガリウム等を挙げること
ができるが、これに限定されるわけではない。具体的に
は三塩化ガリウム、三フッ化ガリウム等を好適に用いる
ことができる。
ジウム、ハロゲン化インジウム、トリアルコキシインジ
ウム類等を挙げることができるが、これに限定されるわ
けではない。具体的には三塩化インジウム、三フッ化イ
ンジウム、トリイソプロピルオキシインジウム等を好適
に用いることができる。
化錫、テトラアルコキシ錫類等を挙げることができる
が、これに限定されるわけではない。具体的には四塩化
錫、四フッ化錫、テトラ−t−ブトキシ錫等を好適に用
いることができる。鉛含有化合物としては、酸化鉛、ハ
ロゲン化鉛、テトラアルコキシ鉛類等を挙げることがで
きるが、これに限定されるわけではない。具体的には酢
酸鉛、塩化鉛、硝酸鉛、鉛アセチルアセトネート、硫酸
鉛等を好適に用いることができる。
工程で得られた酸処理した前駆体とテンプレート化合
物、元素含有化合物および水を予めすべて混合し、混合
物とした上で加熱し、第1工程と同様のいわゆる水熱合
成を行って合成することができる。混合の順序は特に制
限されないが、例えば、原料組成を均質化するために、
水、テンプレート化合物、元素含有化合物からなる混合
液をまず調製し、これに第2工程で得られた酸処理した
前駆体を添加することが好ましい。更に、水、テンプレ
ート化合物、元素含有化合物からなる混合液はスラリー
ではなく均一な溶解液であることが望ましく、これを達
成するために元素含有化合物の種類や混合比あるいは混
合条件(温度、時間)等を工夫することが望ましい。
た前駆体中のケイ素の割合は、導入した元素由来の特性
発現のためには多い方がよいが、多すぎるとそれ自体が
不純物相を形成するため好ましくない。よって、そのモ
ル比で元素:ケイ素=0.001〜0.3:1の範囲で
あることが好ましい。より好ましくは元素:ケイ素=
0.005〜0.2:1の範囲、更に好ましくは元素:
ケイ素=0.01〜0.2:1の範囲である。
駆体中のケイ素の割合は、少なすぎると良質な混合物を
得られない。多すぎると生産性が悪いため、そのモル比
で水:ケイ素=5〜200:1の範囲であることが好ま
しく、より好ましくは水:ケイ素=15〜50:1の範
囲である。
物と酸処理した前駆体中のケイ素の割合は、少なすぎる
と目的物が得られず、多すぎるとテンプレートが無駄に
なり経済的でないため、そのモル比でテンプレート化合
物:ケイ素=0.1〜5:1の範囲であることが好まし
く、より好ましくはテンプレート化合物:ケイ素=0.
3〜3:1、より好ましくはテンプレート化合物:ケイ
素=0.5〜2の範囲である。
工程の説明で記載した条件と同じ条件を適用することが
出来る。しかしながら、第3工程で3〜14族の元素を
含有する化合物を共存させる場合には適正な合成条件が
第1工程の場合と大きく異なる場合もある。特に温度と
時間については、共存させる元素に応じて目的とする前
駆体(B)が純度良く得られる条件を選ぶことが好まし
い。後述する実施例で示すように、温度が高すぎたり、
時間が長すぎたりすると目的の前駆体(B)ではなくZ
SM−39(構造コードMTN)等の他の構造を有する
物質に変化してしまう場合もあり得る。
程で得られた酸処理した前駆体と元素含有化合物との混
合物(混合物A)と水とテンプレート化合物の混合物
(混合物B)とを隔離して仕込んで、第2工程で得られ
た酸処理した前駆体と金属含有化合物との混合物(混合
物A)を水およびテンプレート化合物の蒸気と接触させ
る、いわゆるドライゲル法を用いることもできる。この
場合、結晶化に使われなかったテンプレート化合物を容
易に回収できる等のメリットもある。
ば前述した「ゼオライトの科学と工学」28頁を参照す
ることができる。混合物Aは元素含有化合物の溶液を第
2工程で得られた酸処理した前駆体に含浸、浸漬等の方
法で極力均一に分散した後、乾燥、必要に応じて粉砕す
ることによって得ることができる。乾燥は室温での風乾
から高温での真空乾燥等種々の方法で行うことができ
る。一般には水溶液を用いることが多いため、50〜8
0℃の温度で1〜24時間加熱乾燥すればよい。乾燥の
終点の基準としては粉砕が可能な性状になっていればよ
い。
することにより得ることができる。
レート化合物の種類や共存させることが可能な元素含有
化合物の種類、共存させる元素と前駆体中のケイ素の割
合、テンプレート化合物と前駆体中のケイ素の割合は先
に説明した通常の水熱合成法の場合と同じでよい。
常の水熱合成法とは適正な範囲が異なり、そのモル比で
水:ケイ素=0.01〜15:1の範囲であることが好
ましく、より好ましくは水:ケイ素=0.1〜10:1
の範囲である。
をかけて混合物Bが気化しない限り両者が混ざり合わな
いようにできる方法であれば如何なる方法でもよく、例
えば、オートクレーブの底部に混合物Bを入れ、オート
クレーブの中部に混合物Aを入れた容器を吊り下げるこ
とにより達成できる。
ゼオライト物質の前駆体(B)を得ることができる。第
3工程で3族〜14族の元素から選ばれる少なくとも一
種の元素を含有する化合物を共存させれば、それら金属
を含有する前駆体(B)を得ることができる。この前駆
体(B)を第4工程と称する焼成工程に供すればMWW
型ゼオライト物質に転化することが可能であるが、IT
Q−2と同様な方法で該前駆体(B)を界面活性剤存在
下で層剥離して薄層状物質とすることも可能であるし、
また、MCM−36と同様な方法で層膨潤後にアルコキ
シシラン等で処理して層間に柱を立て(ピラーイング)
架橋型層状物質とすることももちろん可能である。こう
した処理により金属を含有する各種形態の層状化合物を
製造することが可能になる。
ゼオライト物質の前駆体(B)を製造することができ
る。このような前駆体(B)が形成されていることは、
例えば、その粉末X線回折パターンによって確認するこ
とができる。
る。第4工程は第3工程又は第3−2工程で得た前駆体
(B)を焼成してゼオライト物質を得る工程である。
駆体をあわせて「前駆体(B)」と表す。
行う各前駆体の焼成方法に特に制限はなく、通常の触媒
焼成などの公知の条件で行うことができる。密閉系で行
っても流通系で行っても良く、テンプレート化合物もし
くはその残渣が燃焼するのに必要な酸素が必要な時点で
存在してさえいればよい。空気気流中で焼成することが
最も容易であるが、過度な発熱を避ける目的で窒素など
の不活性ガス気流下で所定の温度まで昇温してテンプレ
ート化合物を分解した後に酸素を導入して残渣を燃焼除
去することも可能である。焼成温度は好ましくは200
℃〜700℃の範囲であり、より好ましくは300℃〜
650℃の範囲、最も好ましくは400℃〜600℃の
範囲である。焼成温度が200℃よりも低い場合、テン
プレート化合物の除去が十分に行えない恐れがあり、逆
に700℃より高いとMWW型結晶構造の破壊が起こる
恐れがあり、結果として第1工程と第2工程の間の焼成
では前駆体性能に、第4工程の焼成では得られるゼオラ
イト物質に悪影響をもたらすために好ましくない。
ト物質の製造方法を、これら一連の工程の概念図たる図
1を参照しつつ、より具体的に説明する。図1を参照し
て、本発明(I)の製造方法は、ピペリジンまたはヘキ
サメチレンイミンをテンプレートとして、硼酸とケイ素
含有化合物より焼成することによりMWW型ボロシリケ
ートに転化する層状前駆体(前駆体)を合成し(以上が
第1工程)、更にその層状前駆体ボロシリケートを酸処
理する(以上が第2工程)ことによって脱ホウ素を施し
たシリケート(酸処理された前駆体)を合成する。第2
工程の前に層状前駆体を焼成してMWW型ボロシリケー
トに転化しておくことも可能である(第1−2工程)。
この脱ホウ素を施したシリケートと元素含有化合物か
ら、ピペリジンまたはヘキサメチレンイミンをテンプレ
ートとして、元素含有層状前駆体を合成し(以上が第3
工程)、この元素含有層状前駆体を焼成する(以上が第
4工程)ことによってテンプレートを取り除き、MWW
構造を有するゼオライト物質を得る方法である。
できるゼオライト物質を、そのまま酸化反応の触媒等と
して使用することもできるが、当該製造方法で得られた
ゼオライト物質に存在する反応に寄与しない元素自身が
縮合して生じた元素の酸化物は酸と接触させることによ
って少なくとも部分的に除去することができる。この酸
との接触により、より高性能なMWW型ゼオライト触媒
を得ることができる。
おける焼成前、焼成後、あるいは焼成前後の両方で行な
っても効果があるが、焼成前に前駆体(B)の状態で施
すこと(第3−2工程)が最も効果的であり、特に焼成
による元素自身が縮合して生じた元素の酸化物の副生を
大きく抑制することができる。
2工程で説明した「酸との接触」と同じことを意味し、
接触の方法、接触に用いる酸、接触に用いる酸の濃度、
接触の時機、酸を溶液として使用する場合の溶媒等はい
ずれも第2工程で説明した条件を適用できる。
ついて説明する。本発明(II)は、例えば本発明
(I)のMWW型構造を有するゼオライト物質の層状前
駆体およびゼオライト物質の製造方法を用いて合成する
ことができるケイ素に加えて第4周期以上の3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12族元素およびガ
リウム、インジウム、錫および鉛から成る群から選ばれ
る少なくとも1種の元素を含有する層状前駆体およびゼ
オライト物質である。更には、これら元素の少なくとも
一部がゼオライトもしくは層状化合物の骨格に取り込ま
れている物質である。すなわち、本発明(II)の主な
態様は以下の通りである。
〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含
有するMWW型構造を有するメタロシリケート物質。
14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有
するMWW型構造を有するメタロシリケート物質。
ム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングス
テン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリ
ウム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる
少なくとも一種の元素を含有するMWW型構造を有する
メタロシリケート物質。
のMWW型構造を有するメタロシリケート物質。
〜14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含
有するMWW型ゼオライト物質の層状前駆体メタロシリ
ケート物質。
14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有
するMWW型ゼオライト物質の層状前駆体メタロシリケ
ート物質。
ム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングス
テン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリ
ウム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる
少なくとも一種の元素を含有するMWW型ゼオライト物
質の層状前駆体メタロシリケート物質。
を特徴とする上記のMWW型ゼオライト物質の層状前駆
体メタロシリケート物質。ケイ素以外の金属種としては
チタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、タンタ
ル、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、
鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウム、インジウ
ム、錫および鉛からなる群から選ばれる少なくとも1種
の元素の少なくとも一部が骨格に取り込まれたMWW型
構造を有するゼオライト物質およびその層状前駆体であ
る。
ルコニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、
モリブデン、タングステン、マンガン、コバルト、ニッ
ケル、亜鉛、錫および鉛からなる群から選ばれる少なく
とも1種の元素の少なくとも一部が骨格に取り込まれた
MWW型構造を有するゼオライト物質およびその層状前
駆体である。
の構造の一種で、酸素10員環からなる細孔とスーパー
ケージ(0.7×0.7×1.8nm)を有することが
大きな特徴である。構造の詳細については例えばアトラ
ス第5版やインターネットのIZA Structure Commis
sionのホームページ(http://www.iza-structure.org
/)上で閲覧することができる(2002年2月現
在)。本構造を有する公知の分子ふるいとしてはMCM
−22(Science(vol264,1910(199
4))、SSZ−25(欧州特許第231860号公
報)、ITQ−1(Chem.Mater.(vol8,2415
(1996))およびJ.Phys.Chem.B(vol102,
44(1998))および、ERB−1(欧州特許第2
03032号公報)、PSH−3(米国特許第4494
09号公報)等が挙げられる。構造コードMWWを有す
る分子ふるいはその特徴的X線回折(以後、「XRD」
と略す。)のパターンによって同定することが可能であ
る。XRDパターンは、例えば、先のホームページでI
TQ−1のシミュレーションパターンを入手することも
できる。MWW構造における特徴的な回折線を表1に示
す。XRDパターンにおいて以下のような回折線を有し
ていることが本発明(II)の要件である。
オングストロームであることを意味する。
ると紫外から可視光領域に特徴的な吸収が現れることが
あり、UV−VISスペクトルに特徴的な吸収が現れる
か否かはシリケート骨格に導入した金属が取り込まれて
いることの1つの指標と成り得て、元素によって吸収帯
の位置は様々ではあるが、場合によっては300nm以
下、特には250nm以下の領域に吸収を有することが
本発明(II)の物質の特徴と言える。
のXRDパターンで特徴付けることが可能である。表2
にMWW型ゼオライト物質の層状前駆体が有する特徴的
回折線を記載する。この回折線を有することが本発明
(II)の層状前駆体の1つの要件である。
明するが、これらの実施例は本発明の概要を示すもの
で、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
ムール アンド カンパニー;登録商標)ビーカーに計
り取り、フッ酸(50質量%)を加えて溶解させた。こ
れに純水を加え、理学社製卓上型プラズマ発光分析装置
(JY38S)を用いて導入元素、ケイ素、硼素組成分
析を行った。
測定した。 装置:マックサイエンス社製MX−Labo粉末X線解
析装置 線源:CuKα線(1.5404オングクトローム) 条件:出力 40kV−20mA 範囲:2Θ=5〜50° 走査速度:2°/分
ルを測定した。 装置:日本分光社製JASCO UV/VISスペクト
ロメーターV−550 測定範囲:200−500nm ベースライン用標準物質:BaSO4
ン(和光純薬工業株式会社製 純度98%)(以後、
「PI」と略す。)243.2gをイオン交換水684
gに溶解し、ピペリジン水溶液を調製した。激しく攪拌
しながらこのピペリジン水溶液に硼酸(和光純薬工業株
式会社製99.5%)165.8gを加えた。30分間
攪拌を行い硼酸の溶解を完全に進行させた後、フューム
ドシリカ(Cab−o−sil M7D)120gを加
え、更に2時間攪拌を続けモル比が、1・SiO2:
0.67・B2O 3:1.4・PI:19H2Oとなる
混合物を得た。
ートクレーブ(テフロン製のライナーを有するオートク
レーブ)へ移し、170℃の温度下100rpmの回転
速度で120時間攪拌を行った。攪拌終了後、内容物を
25℃まで冷却し、濾過により内容物から固体生成物を
分離し、更に、イオン交換水を用い、固体生成物を洗浄
し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗浄を繰り返し
た。こうして得た固体生成物を80℃の温度下で乾燥
し、600℃の温度下で焼成した。その得られた固体生
成物1gに対して、6mol/lの硝酸を30ml加
え、100℃の温度下で20時間酸処理し、酸処理終了
後、濾過により得た固体を600℃の温度下で10時間
焼成した。この固体(脱ボロシリケートA)の硼素/ケ
イ素のモル比は0.0217であった。更に、この固体
1gに対して、6mol/lの硝酸を30ml加え、1
00℃の温度下で20時間酸処理した。酸処理終了後、
濾過により得た固体(脱ボロシリケートB)の硼素/ケ
イ素のモル比は0.0017であった。
光純薬工業株式会社製 純度98%)14.5gをイオ
ン交換水30gに溶解し、PI水溶液を調製した。激し
く攪拌しながらこのPI水溶液に四塩化錫の五水和物
(和光純薬工業株式会社製 純度98%)1.99gを
加えた。30分間攪拌を行い四塩化錫の溶解を完全に進
行させた後、上記[ボロシリケートの調製と酸処理]で調
製した硼素/ケイ素のモル比0.0017の脱ボロシリ
ケートBを10g加え、更に2時間攪拌を続け、モル比
が、1・SiO2:0.033・SnO2:1・PI:1
0・H2Oとなる混合物を得た。
ートクレーブへ移し、175℃の温度下40rpmの回
転速度で158時間攪拌を行った。攪拌終了後、内容物
を25℃まで冷却し、濾過により内容物から固体生成物
を分離し、更に、イオン交換水を用い、固体生成物を洗
浄し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗浄を繰り返し
た。こうして得た固体生成物を80℃の温度下で乾燥し
て一部をXRD測定用のサンプルとした。残りは600
℃の温度下で10時間焼成し、最終的な目的生成物であ
るMWW型錫シリケートを得た。このMWW型錫シリケ
ートの錫/ケイ素のモル比は0.025であり、硼素/
ケイ素のモル比は0.0016であり、仕込んだ錫の7
6モル%が生成物に取り込まれていた。
UVスペクトルを図2、3に示した。XRDパターンで
はMWW型構造に特徴的な表1に示した回折線群が認め
られた。UVスペクトルでは250nm以下の領域に吸
収が認められ、少なくとも錫の一部が骨格に取り込まれ
ていることがわかった。
ンを図4に示した。表2に示したMWW型ゼオライト物
質の層状前駆体に特徴的な表2に示した回折線群が認め
られた。
トの製造 25℃で、PI(和光純薬工業株式会社製 純度98
%)7.2gをイオン交換水15gと過酸化水素水溶液
(和光純薬工業株式会社製 純度31%)5gに溶解
し、PI水溶液を調製した。激しく攪拌しながらこのピ
ペリジン水溶液にジルコニウム(IV)ブトキシド・1
−ブタノール溶液(和光純薬工業株式会社製純度85
%)1.25gを加えた。30分間攪拌を行いジルコニ
ウム(IV)ブトキシドの溶解を完全に進行させた後、
実施例1で調製した硼素/ケイ素のモル比0.0017
の脱ボロシリケートBを5g加え、更に2時間攪拌を続
け、モル比が、1・SiO2:0.033・ZrO2:
1・PI:15・H2Oとなる混合物を得た。
ートクレーブへ移し、175℃の温度下40rpmの回
転速度で158時間攪拌を行った。攪拌終了後、内容物
を25℃まで冷却し、濾過により内容物から固体生成物
を分離し、更に、イオン交換水を用い、固体生成物を洗
浄し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗浄を繰り返し
た。こうして得た固体生成物を80℃の温度下で乾燥
し、600℃の温度下で10時間焼成し、最終的な目的
生成物であるMWW型ジルコニウムシリケートを得た。
このMWW型ジルコニウムシリケートのジルコニウム/
ケイ素のモル比は0.015であり、硼素/ケイ素のモ
ル比は0.0016であり、仕込んだジルコニウムの4
5モル%が骨格内に取り込まれていた。
パターンには表1に示す回折線が認められ、図5に示し
たUVスペクトルには250nm以下の領域に吸収が認
められた。
の製造 25℃で、PI(和光純薬工業株式会社製 純度98
%)7.2gをイオン交換水15gに溶解し、PI水溶
液を調製した。激しく攪拌しながらこのピペリジン水溶
液にバナジウム化合物、Vanadium oxytriisopropoxide
(Aldrich社製 純度95%)0.68gを加えた。30
分間攪拌を行いバナジウム化合物の溶解を完全に進行さ
せた後、実施例1で調製した硼素/ケイ素のモル比0.
0017の脱ボロシリケートBを5g加え、更に2時間
攪拌を続け、モル比が、1・SiO2:0.017・V2
O5:1・PI:10・H2Oとなる混合物を得た。
ートクレーブへ移し、175℃の温度下40rpmの回
転速度で15時間攪拌を行った。攪拌終了後、内容物を
25℃まで冷却し、濾過により内容物から固体生成物を
分離し、更に、イオン交換水を用い、固体生成物を洗浄
し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗浄を繰り返し
た。こうして得た固体生成物を80℃の温度下で乾燥
し、600℃の温度下で10時間焼成し、最終的な目的
生成物であるMWW型バナジウムシリケートを得た。
ターンには表1に示す回折線が認められ、UVスペクト
ルには250nm以下の領域に吸収が認められた。
フロン製のオートクレーブへ移し、175℃の温度下4
0rpmの回転速度で132時間攪拌を行った。攪拌終
了後、内容物を25℃まで冷却し、濾過により内容物か
ら固体生成物を分離し、更に、イオン交換水を用い、固
体生成物を洗浄し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗
浄を繰り返した。こうして得た固体生成物を80℃の温
度下で乾燥した。
示す回折線が認められず、代って表3に示したようなM
TN型構造に由来する回折線が認められた。水熱反応を
長時間行うことにより、MWW型構造の層状前駆体から
MTN型構造へ転化したものと考えられる。
造(通常の水熱法) 25℃で、PI(和光純薬工業株式会社製 純度98
%)14.5gをイオン交換水30gに溶解し、PI水
溶液を調製した。激しく攪拌しながらこのPI水溶液に
テトラブチルオルトチタネート(和光純薬工業株式会社
製 純度95%)2.0gを加えた。30分間攪拌を行
いテトラブチルオルトチタネートの加水分解を完全に進
行させた後、実施例1で調製した硼素/ケイ素のモル比
0.0017の脱ボロシリケートBを10g加え、更に
2時間攪拌を続け、モル比が、1・SiO2:0.03
3・TiO2:1・PI:10・H2Oとなる混合物を
得た。
ートクレーブへ移し、175℃の温度下40rpmの回
転速度で158時間攪拌を行った。攪拌終了後、内容物
を25℃まで冷却し、濾過により内容物から固体生成物
を分離し、更に、イオン交換水を用い、固体生成物を洗
浄し、洗浄水のpHが9以下になるまで洗浄を繰り返し
た。こうして得た固体生成物を80℃の温度下で乾燥
し、その得られた固体生成物1gに対して、2mol/
lの硝酸を20ml加え、100℃の温度下で20時間
酸処理した。酸処理終了後、濾過により得た固体を60
0℃の温度下で10時間焼成し、最終的な目的生成物で
あるMWW型チタノシリケートを得た。このMWW型チ
タノシリケートのチタン/ケイ素のモル比は0.023
3であり、硼素/ケイ素のモル比は0.0018であっ
た。
ンには表1に示す回折線が認められ、UVスペクトルに
は250nm以下の領域に吸収が認められた。
造(ドライゲル法) 25℃で、イオン交換水2gと過酸化水素(和光純薬工
業株式会社製 純度31%)1gの水溶液にテトラブチ
ルオルトチタネート(和光純薬工業株式会社製純度95
%)0.2gを加えた。30分間攪拌を行いテトラブチ
ルオルトチタネートの加水分解と過酸化水素との反応に
よるチタンペルオキシドの生成を完全に進行させた後、
更に30分間攪拌して均一溶液を得た。イオン交換水9
gと実施例1で調製した硼素/ケイ素のモル比0.02
17の脱ボロシリケートA10gを加え、10分間攪拌
を続けた。その後攪拌しながら、100℃の温度下で3
時間かけて水分を蒸発させ、モル比が、1・SiO2:
0.033・TiO2となる固体混合物を得た。
カーに入れ、イオン交換水1.5gとPI(和光純薬工
業株式会社製 純度98%)2.5gが予め入れられた
50mlのテフロン製のオートクレーブにPI水溶液を
隔離して仕込み、170℃の温度下で158時間静止加
熱した。加熱終了後、内容物を25℃まで冷却し、濾過
により内容物から固体生成物を分離し、更に、イオン交
換水を用い、固体生成物を洗浄し、洗浄水のpHが9以
下になるまで洗浄を繰り返した。こうして得た固体生成
物を80℃の温度下で乾燥し、その得られた固体生成物
1gに対して、2mol/lの硝酸を100ml加え、
100℃の温度下で20時間酸処理し、酸処理終了後,
濾過により得た固体を600℃の温度下で10時間焼成
し、最終的な目的生成物であるMWW型チタノシリケー
トを得た。このMWW型チタノシリケートのチタン/ケ
イ素のモル比は0.0167であり、硼素/ケイ素のモ
ル比は0.0018であった。
ンには表1に示す回折線が認められ、UVスペクトルに
は250nm以下の領域に吸収が認められた。
造を有するゼオライト物質の製造方法に比べて本発明の
製造方法(MWW型構造を有するゼオライト物質の製造
方法)によれば、骨格中に取り込みにくいイオン半径の
大きな元素を効率よく導入でき、今まで得ることが困難
であった骨格中に該元素を有し、MWW型構造を有する
ゼオライト物質及びその層状前駆体物質を得ることがで
きることは明らかである。
めの模式図である。
折パターンを示すグラフである。
トルを示すグラフである。
粉末X線回折パターンを示すグラフである。
UVスペクトルを示すグラフである。
Claims (35)
- 【請求項1】 以下の第1工程〜第4工程を含むことを
特徴とするMWW型構造を有するゼオライト物質の製造
方法。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して前駆
体(B)を得る工程 第4工程 第3工程で得られた前駆体(B)を焼成してゼオライト
物質を得る工程 - 【請求項2】 第1工程において、周期律表でいう13
族元素含有化合物が硼素含有化合物であることを特徴と
する請求項1に記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項3】 第1工程と第2工程の間に以下の第1−
2工程を行い、第2工程で第1−2工程で得られた物質
を前駆体(A)のかわりに用いることを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載のゼオライト物質の製造方法。 第1−2工程 第1工程で得た前駆体(A)の一部又は全部を焼成する
工程 - 【請求項4】 第3工程と第4工程の間に以下の第3−
2工程を行い、第4工程で第3−2工程で得られた物質
を前駆体(B)のかわりに用いることを特徴とする請求
項1〜請求項3のいずれかに記載のゼオライト物質の製
造方法。 第3−2工程 第3工程で得た前駆体(B)の一部又は全部を酸処理す
る工程 - 【請求項5】 第3工程において、第2工程で酸処理さ
れた前駆体(A)に周期律表でいう3族〜14族の元素
から選ばれる少なくとも一種の元素を含有する化合物を
共存させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
れかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項6】 テンプレート化合物が窒素含有化合物で
あることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項7】 窒素含有化合物がアミンおよび/又は4
級アンモニウム化合物であることを特徴とする請求項6
に記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項8】 窒素含有化合物がピペリジン、ヘキサメ
チレンイミンおよび両者の混合物からなる群から選ばれ
る少なくとも一種以上であることを特徴とする請求項6
に記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項9】 硼素含有化合物が硼酸、硼酸塩、酸化硼
素、ハロゲン化硼素およびトリアルキル硼素類からなる
群から選ばれる少なくとも一種以上であることを特徴と
する請求項2〜請求項8のいずれかに記載のゼオライト
物質の製造方法。 - 【請求項10】 ケイ素含有化合物がケイ酸、ケイ酸
塩、酸化ケイ素、ハロゲン化ケイ素、フュームドシリカ
類、テトラアルキルオルトケイ酸エステル類およびコロ
イダルシリカからなる群から選ばれる少なくとも一種以
上であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれ
かに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項11】 第1工程の混合物における硼素とケイ
素の割合が、そのモル比で硼素:ケイ素=0.01〜1
0:1の範囲であることを特徴とする請求項2〜請求項
10のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項12】 第1工程の混合物における硼素とケイ
素の割合が、そのモル比で硼素:ケイ素=0.05〜
5:1の範囲であることを特徴とする請求項2〜請求項
11のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項13】 第1工程の混合物における水とケイ素
の割合が、そのモル比で水:ケイ素=5〜200:1の
範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項12のい
ずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項14】 第1工程の混合物におけるテンプレー
ト化合物とケイ素の割合が、そのモル比でテンプレート
化合物:ケイ素=0.1〜5:1の範囲であることを特
徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のゼオ
ライト物質の製造方法。 - 【請求項15】 第1工程での加熱温度が110℃〜2
00℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項
14のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項16】 第2工程での酸処理に使用する酸が硝
酸であることを特徴とする請求項1〜請求項15のいず
れかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項17】 第3工程での加熱温度が110℃〜2
00℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項
16のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項18】 第4工程での焼成温度が200℃〜7
00℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項
17のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項19】 第1−2工程での焼成温度が200℃
〜700℃の範囲であることを特徴とする請求項3〜請
求項18のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方
法。 - 【請求項20】 第3工程において、第2工程で酸処理
された前駆体(A)とテンプレート化合物および水を含
有する混合物とをあらかじめ混合した後、加熱すること
を特徴とする請求項1〜請求項19のいずれかに記載の
ゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項21】 第3工程において、第2工程で酸処理
された前駆体(A)とテンプレート化合物および水を含
有する混合物とを隔離して仕込み、テンプレート化合物
および水を含有する混合物の蒸気を周期律表でいう3族
〜14族の元素から選ばれる少くとも一種の元素を含有
する化合物と前駆体(A)との混合物に接触させるドラ
イゲル法を用いることを特徴とする請求項1〜請求項2
0のいずれかに記載のゼオライト物質の製造方法。 - 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載の第
3工程で得られる前駆体。 - 【請求項23】 前駆体が層状であることを特徴とする
請求項22に記載の前駆体。 - 【請求項24】 周期律表でいう3族〜14族の元素か
ら選ばれる少なくとも一種の元素がチタン、ジルコニウ
ム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデ
ン、タングステン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケ
ル、亜鉛、ガリウム、インジウム、錫および鉛からなる
群から選ばれる少なくとも一種の元素であることを特徴
とする請求項5〜請求項23のいずれかに記載のゼオラ
イト物質の製造方法。 - 【請求項25】 周期律表でいう第4周期以上の3族〜
14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有
することを特徴とするMWW型構造を有するメタロシリ
ケート物質。 - 【請求項26】 周期律表でいう第5周期以上の3〜1
4族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有す
ることを特徴とするMWW型構造を有するメタロシリケ
ート物質。 - 【請求項27】 チタン、ジルコニウム、バナジウム、
ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウ
ム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる少
なくとも一種の元素を含有することを特徴とするMWW
型構造を有するメタロシリケート物質。 - 【請求項28】 請求項1〜24のいずれかに記載の製
造方法で製造されたことを特徴とするMWW型構造を有
するメタロシリケート物質。 - 【請求項29】 周期律表でいう第4周期以上の3族〜
14族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有
することを特徴とするMWW型ゼオライト物質の層状前
駆体メタロシリケート物質。 - 【請求項30】 周期律表でいう第5周期以上の3〜1
4族の元素から選ばれる少なくとも一種の元素を含有す
ることを特徴とするMWW型ゼオライト物質の層状前駆
体メタロシリケート物質。 - 【請求項31】 チタン、ジルコニウム、バナジウム、
ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウ
ム、インジウム、錫および鉛からなる群から選ばれる少
なくとも一種の元素を含有することを特徴とするMWW
型ゼオライト物質の層状前駆体メタロシリケート物質。 - 【請求項32】 請求項1〜24のいずれかに記載の製
造方法で製造されたことを特徴とするMWW型ゼオライ
ト物質の層状前駆体メタロシリケート物質。 - 【請求項33】 請求項1〜請求項24のいずれかに記
載の製造方法で製造されたことを特徴とするゼオライト
物質。 - 【請求項34】 以下の第1工程〜第3工程を含むこと
を特徴とするゼオライトの層状前駆体の製造方法。 第1工程 テンプレート化合物、周期律表でいう13族元素含有化
合物、ケイ素含有化合物および水を含有する混合物を加
熱して前駆体(A)を得る工程 第2工程 第1工程で得た前駆体(A)を酸処理する工程 第3工程 第2工程で得た酸処理された前駆体(A)をテンプレー
ト化合物および水を含有する混合物と共に加熱して層状
前駆体を得る工程 - 【請求項35】 請求項34に記載の製造方法で製造さ
れたことを特徴とするゼオライトの層状前駆体。
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