JP2003326661A - 透湿性防水シート及びその製造方法 - Google Patents
透湿性防水シート及びその製造方法Info
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Abstract
よる透湿性低下、ゴミ等による透湿性の低下が防止され
た透湿性防水シート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 透湿性防水シート13が、開放された連
続多孔質膜11の少なくとも片面上および/または膜中
に、親水性ポリウレタン樹脂を含む無孔質層12が形成
されている。また、透湿性防水シートの製造方法は、開
放された連続多孔質膜11の少なくとも片面に親水性ポ
リウレタン樹脂溶液を塗布し、乾燥して無孔質層12を
形成させる。
Description
及びその製造方法に関するものである。
「PTFE」と記載)膜などの開放された連続多孔質膜
は、透湿性及び防水性のある膜として知られており、ス
キーウエアーなどの運動用衣服やカッパなどの雨具をは
じめ靴、テント、各種フィルターなど様々な分野に使用
されている。
水性は互いに相反する性質であり、一般的に透湿性を高
めれば、防水性が低下し、防水性を高めれば透湿性が低
下する。具体的には、微多孔質の孔を大きく、気孔率を
大きく、膜の厚みを薄くすれば透湿性は向上するが、水
が通りやすくなるので、防水性は低下する。これとは反
対に、連続多孔質の孔を小さく、気孔率を小さく、膜厚
みを厚くすれば、防水性は向上するが、透湿性は低下す
る。このような性質を有する一方で、ユーザからは、透
湿性および防水性とが共に向上したものが求められてい
る。
ように、広範囲の分野で使用できるものの、場合によっ
ては使い勝手が不十分であることがあり、使い勝手を向
上させるために、以下の点を改良することが望まれてい
る。すなわち、1.PTFE膜の強度が弱く、また、柔
軟性がないため、耐水圧の測定では高い値を示すが、縫
製の際の引っ掛け時あるいは製品にされたときに、PT
FE膜が破れることがあった。また、強く押さえるなど
外力を与えた際に、連続多孔がつぶれて透湿性が低下す
ることがあった。2.微細な気孔にゴミ等の異物が詰ま
った場合には、透湿性が低下した。また、洗濯に使用す
る洗剤が気孔の中に残留した場合には、防水性が低下し
た。以上の点が改良されれば、十分満足な性能になる
が、解放された連続多孔質膜に親水性ポリウレタン樹脂
膜を貼り合わせるなどした場合では、さらに、窒素酸化
物または光にさらしたときの、親水性ポリウレタン樹脂
膜の黄変の改良が望まれることがある。
であり、PTFE膜とポリウレタン樹脂の長所を維持し
つつ、短所を補って、透湿性と防水性とが共に優れる上
に、外力による透湿性低下、ゴミ等による透湿性の低下
が防止された透湿性防水シート及びその製造方法を提供
することを目的としている。
トは、開放された連続多孔質膜の少なくとも片面上およ
び/または膜中に、親水性ポリウレタン樹脂を含む無孔
質層が形成されていることを特徴としている。本願請求
項14の透湿性防水シートの製造方法は、開放された連
続多孔質膜の少なくとも片面に、粘度が1000〜10
000cpsの親水性ポリウレタン樹脂溶液を塗布し、
乾燥して無孔質層を形成させることを特徴としている。
また、本願請求項15の透湿性防水シートの製造方法
は、開放された連続多孔質膜の片面に繊維布帛を貼り合
わせ、開放された連続多孔質膜のもう一方の片面に、粘
度が1000〜10000cpsの親水性ポリウレタン
樹脂溶液を塗布し、乾燥して無孔質層を形成させること
を特徴としている。
について説明する。この透湿性防水シートは、開放され
た連続多孔質膜の少なくとも片面上および/または膜中
に、親水性ポリウレタン樹脂を含む無孔質層が形成され
ているものであり、例えば、図1(a)に示すような、
開放された連続多孔質膜11の上および中に、親水性ポ
リウレタン樹脂を含む無孔質層12が形成されたもの
(透湿性防水シート13)、図1(b)に示すような、
開放された連続多孔質膜11の中に、親水性ポリウレタ
ン樹脂を含む無孔質層12が形成されたもの(透湿性防
水シート14)、図1(c)に示すような、開放された
連続多孔質膜11の上に、親水性ポリウレタン樹脂を含
む無孔質層12が形成されたもの(透湿性防水シート1
5)、図1(d)に示すような、開放された連続多孔質
膜11の両面上および膜中に、親水性ポリウレタン樹脂
を含む無孔質層12が形成されたもの(透湿性防水シー
ト16)が挙げられる。これらの中でも、耐水圧の洗濯
耐久性が高くなることから、開放された連続多孔質膜1
1中に無孔質層12が形成されたもの(透湿性防水シー
ト13,14,16)が好ましい。開放された連続多孔
質膜11中に無孔質層12が形成されていれば、開放さ
れた連続多孔質膜11と親水性ポリウレタン樹脂との接
着がより強固になる。
多孔質膜11と略す)とは、一方の表面から他方の表面
まで通ずる連続した孔が多数形成された膜のことであ
り、例えば、米国特許第3953566号や米国特許4
187390号に記載されているものが挙げられる。具
体的には、W.L.ゴア・アンドアソシエーツ インコ
ーポレションが販売している商品名ゴアーテックス(登
録商標)や日本ドナルドソン株式会社が販売している商
品名テトラテックス(登録商標)などのPTFE膜、住
友スリーエム社が販売しているマイクロポーラスフィル
ム、デユポン社が販売している商品名タイベック(登録
商標)などのポリプロピレンフィルムなどが挙げられ
る。これらの中でも、PTFE膜が好ましく、PTFE
膜の中でも気孔率を容易に高くできることからは延伸タ
イプがさらに好ましい。PTFE膜を用いれば、親水性
ポリウレタン樹脂溶液を塗布して含浸させても、溶媒に
用いられるジメチルホルムアミドなどの有機溶剤に溶解
しないため、微細な連続孔に親水性ポリウレタン樹脂を
含浸させることができるので、容易に無孔質層を形成さ
せることができる。
%以上であることが好ましく、90%以上であることが
さらに好ましい。気孔率が80%以上であれば、含浸層
17を容易に形成させることでき、透湿性および防水性
をより高くできる。ここで、気孔率とは、連続多孔質膜
中の孔の部分の容積割合のことである。また、連続多孔
質膜11の厚みは、6〜200μmであることが好まし
い。連続多孔質膜11の厚みが、6μm未満であると、
十分な防水性および強度が得られないことがあり、20
0μmを超えると、十分な透湿性が得られないことがあ
る。
を含み、孔を有さない膜である。無孔質層12は、1
〜100g/m2 の範囲で形成されていることが好まし
く、5 〜50g/m2 の範囲で形成されていることが
さらに好ましい。1 〜100g/m2 の範囲で形成さ
れていると、防水性および透湿性をより向上させること
ができる。また、無孔質層12の上に顔料などを含む樹
脂溶液を任意の柄(ベタを含む)で付与すれば、意匠性
を向上させることができる。
質膜11の中に形成された部分は、開放された連続多孔
質膜11に親水性ポリウレタン樹脂が含浸しているの
で、含浸層17ということがある。この含浸層17の厚
さは、5〜100μmであることが好ましい。含浸層1
7の厚さが5〜100μmであれば、接着強度が高くな
るとともに、揉み等による接着の低下を抑えることがで
きる。また、透湿性防水シートに防炎性を持たせる場合
には、防炎剤を十分な量を添加できるので、防炎性に優
れる。また、洗濯等の揉み処理後の耐水圧の低下(PT
FE膜と親水性ポリウレタン樹脂の剥がれ)をより防止
できる。なお、含浸層が5μm未満で、親水性ポリウレ
タン樹脂100質量部に対して5質量部程度以上の防炎
剤を添加すると、PTFE膜と親水性ポリウレタン樹脂
の接着力が低下することがある。そのため、得られる透
湿性防水シートは、揉み等に弱くなる。また、接着力の
低下を配慮して、防炎剤添加量を少なくした場合には、
防炎性が十分ではない。なお、含浸層17は、開放され
た連続多孔質膜11の厚み方向の全てに形成されていて
もよい。また、含浸層17において、開放された連続多
孔質膜11の全ての孔に親水性ポリウレタン樹脂が含浸
されている必要はない。
ン樹脂としては、特に限定されないが、特公平3−42
354号公報に示されるような有機ジイソシアネートと
オキシエチレン基含有ポリエーテルジオールおよび鎖延
長材からなるポリウレタン樹脂であって、樹脂中のオキ
シエチレン基含有量が20〜80質量%のものが好まし
い。透湿性を重視する場合には、オキシエチレン基含有
量が50質量%以上のものを用いることが好ましい。な
お、この親水性ポリウレタン樹脂は、ジメチルホルムア
ミド、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンなど
の有機溶剤に溶解されたものが容易に入手できる。
度が20%以上であることが好ましく、60%以上であ
ることがさらに好ましい。親水性ポリウレタン樹脂の水
膨潤度が20%以上であれば、無孔質層を形成した場合
でも、十分な透湿性を発揮できる。ここで、水膨潤度と
は、樹脂を所定時間水に浸漬したときに吸収した水の、
樹脂に対する重量割合のことである。また、水膨潤度の
上限は、得られる透湿性防水シートの用途により適宜選
択すればよいが、運動用衣服用途では200%以下程度
のものが好ましく用いられる。また、洗濯処理や水を吸
った状態で揉み等の力を受けない用途に対しては、水膨
潤度が500%以上の親水性ポリウレタン樹脂であって
も差し支えない。
アネートなどの架橋剤が添加されて架橋されていること
が好ましい。親水性ポリウレタン樹脂が架橋されている
と、揉み(特に水が存在したとき場合)に対する耐性が
向上する。ここで、架橋剤としては、ヘキサメチレンジ
イソシアネート(以下「HDI」)、または、水添加ジ
フェニルメタンジイソシアネート(以下「水添加MD
I」)、または、イソホロンジイソシアネート(以下
「IPDI」)を添加することが好ましい。これら架橋
剤を添加して合成した親水性ポリウレタン樹脂は、アル
コール類に溶解しやすく、無孔質層12を容易に形成さ
せることができる。
I、水添加MDI、IPDI等の架橋剤によって架橋さ
れていると、窒素酸化物(以下、NOxということがあ
る)にさらされた場合の黄変を防止できる。例えば、J
IS L0855(窒素酸化物に対する染色堅牢度試験
(強試験))に準じて測定された親水性ポリウレタン樹
脂の黄変の程度は、変退色用グレースケールを用いた判
定で3級以上である。また、親水性ポリウレタン樹脂
が、HDI、水添加MDI、IPDI等の架橋剤によっ
て架橋されていると、紫外線にさらされた場合の黄変を
防止できる。例えば、JIS L0842(紫外線カー
ボンアーク灯に対する染色堅牢度試験方法(第3露光
法))に準じて測定された親水性ポリウレタン樹脂の耐
光堅牢度は3級以上である。このように、HDI、水添
加MDI、IPDI等の架橋剤により架橋された親水性
ポリウレタン樹脂を用いれば、親水性ポリウレタン樹脂
を含む膜の変色を防止できるので、透湿性防水シートの
表地の変色を防止できる。したがって、白、淡色品での
展開が可能となり、例えば、ファッション性を要求され
るスポーツ用衣服やカッパ類に商品展開できる。
カルシウム、コロイダルシリカ、セルロース、プロテイ
ン、PMMA樹脂、顔料、防炎剤、抗菌剤等の無機ある
いは有機物質が添加されていてもよい。特に、連続多孔
質膜11の片面に、後述する繊維布帛を有する場合に
は、粒子径1〜20μm程度のシリカをマット剤として
添加することが好ましい。また、親水性ポリウレタン樹
脂を連続多孔質層に塗布する際に、上述した架橋剤の他
に、さらに架橋剤を添加することが好ましい。このとき
の架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤が好まし
く、脂肪族系イソシアネートがさらに好ましい。
うに、連続多孔質膜11、無孔質層12の他に繊維布帛
18を有することができる。繊維布帛18としては特に
限定されるものではなく、例えば、ポリエステル、ナイ
ロン(アラミド含む)、アクリル、ポリウレタン等の合
成繊維、アセテートなどの半合成繊維、レーヨンなどの
再生繊維、綿、毛などの天然繊維、または、これらを複
合したものが挙げられる。さらに、繊維布帛18の形態
としては特に限定されるものではなく、例えば、織物、
編物、不織布等が挙げられる。また、繊維布帛18に
は、染色、捺染、撥水、防炎、抗菌、吸水、消臭、防炎
等の繊維布帛に対する公知の加工を施してもよい。この
ように、繊維布帛18を有する透湿性防水シートとして
は、図2(a)に示すような、繊維布帛18、連続多孔
質膜11、無孔質層12の順に積層されたもの(透湿性
防水シート21)、また、図2(b)に示すような、繊
維布帛18、連続多孔質膜11、無孔質層12、繊維布
帛18の順に積層されたもの(透湿性防水シート22)
が挙げられる。これらの透湿性防水シート21,22で
は、連続多孔質膜11が表層になく、保護されている。
したがって、傷による性能低下を防止できる。
帛18と無孔質層12は、公知のバインダー樹脂を点
状、線状、全面に付与して貼り合わすことができる。バ
インダー樹脂を全面に付与した場合には、図3(a)に
示すように、繊維布帛18、バインダー樹脂19、連続
多孔質膜11、無孔質層12の順、または、図3(b)
に示すように、繊維布帛18、バインダー樹脂19、連
続多孔質膜11、無孔質層12、バインダー樹脂19、
繊維布帛18の順に積層されることになる。また、バイ
ンダー樹脂は、連続多孔質膜11および繊維布帛18に
含浸することにより、それらの接着強度が高くなり、耐
水圧を高めるとともに、洗濯後の防水性の低下を防止で
きる。ここで、バインダー樹脂19としては、公知のも
のを用いることができるが、親水性の2液硬化型ウレタ
ン樹脂が好ましく用いられる。バインダー樹脂19に添
加される架橋剤としては、脂肪族系架橋剤、イソシアネ
ート系架橋剤が好ましく用いられ、中でも、脂肪族系架
橋剤がより好ましい。また、バインダー樹脂19は溶剤
に希釈して使用される。また、バインダー樹脂を使用し
なくても、熱圧着性を有する繊維布帛や無孔質層を用
い、熱圧着して貼り合わせることも可能である。
0000g/(m2・24時間)以上であることが好ま
しく、より好ましくは20000g/(m2・24時
間)であり、特に好ましくは30000g/(m2・2
4時間)以上である。透湿度が10000g/(m2・
24時間)以上であれば、透湿性防水シートがより高性
能になり、用途がさらに広がる。ここで、透湿度とは、
JIS L1099(繊維製品の透湿度試験方法)にお
ける酢酸カリウム法に準じて測定される値のことであ
る。また、耐水度が10000mm以上であることが好
ましく、より好ましくは20000mm以上であり、特
に好ましくは30000mm以上である。耐水度が10
000mm以上であれば、透湿性防水シートがより高性
能になり、用途がさらに広がる。ここで、耐水度とは、
JIS L1092(繊維製品の防水性試験方法の高水
圧法)に準じて測定される値のことである。また、洗濯
100回後の耐水圧保持率が70%以上であることが好
ましい。洗濯100回後の耐水圧保持率が70%以上で
あれば、透湿性防水シートがより高性能になり、用途が
さらに広がる。ここで、洗濯100回後の耐水圧保持率
とは、JIS L0217 103法に準じて測定され
た値のことである。
タン樹脂を含む多孔質層が形成されたもの(無孔質層を
有さないもの)では、洗濯やドライクリーニングした場
合に、界面活性剤が多孔質の孔に取り込まれて、孔に水
がしみ込むようになるので、防水性が不十分な場合があ
る。
性と防水性を有し、快適な作業(運動)環境を提供で
き、さらに、無孔質層を着色して、意匠性を向上させれ
ば、スキーウエア、カッパ、靴材等に好適に用いること
ができる。また、様々な薬品に対する耐久性も有してい
るため、特殊作業服(化学防護服等)、フィルターに用
いれば、快適な作業環境を提供できる。
法について説明する。まず、PTFE膜などの連続多孔
質膜の少なくとも片面に、親水性ポリウレタン樹脂溶液
を塗布する。次いで、室温〜190℃程度にて乾燥して
無孔質層を形成させ、必要に応じて、公知の撥水加工等
を施して透湿性防水シートを得る。このとき使用される
親水性ポリウレタン樹脂溶液は、親水性ポリウレタン樹
脂を、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、酢
酸エチル、トルエン、キシレンなどの有機溶剤に溶解し
て調製したものが好ましい。さらに、親水性ウレタン樹
脂溶液の有機溶剤として、メチルアルコール、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ール、第2ブチルアルコールなどのアルコール類を、親
水性ポリウレタン樹脂溶液中の5質量%以上含有させる
ことが好ましい。上述したアルコール類を、親水性ポリ
ウレタン樹脂溶液中の5質量%以上含有させると、連続
多孔質膜として、他の物質との親和性が低いPTFE膜
を用いた場合でも、親水性ポリウレタン樹脂を容易に含
浸させることができる。また、親水性ポリウレタン樹脂
溶液には、架橋剤などの上述した各種添加剤を添加でき
る。架橋剤を添加すると、耐水圧や洗濯耐久性が向上す
る。
000〜10000cps(B型粘度計、ローターナン
バー4、12rpm)であり、好ましくは、1500〜
6000cpsである。粘度が1000〜10000c
psであれば、塗布性および製造効率が共に優れる。
溶液の塗布方法としては、例えば、グラビアコータ、ナ
イフコータ、ダイコータ、パイプコータ、バーコータ、
パッダーなどを挙げることができるが、親水性ポリウレ
タン樹脂の連続多孔質膜への含浸の観点からはパイプコ
ータ、バーコータが好ましい。
たホットメルト型親水性ポリウレタン樹脂も用いること
ができるが、大きな圧力等をかけて孔内に押し込む必要
があり、しかも、連続多孔質膜に親水性ポリウレタン樹
脂が殆ど含浸しないので、好ましくない。また、連続多
孔質膜の片面に無孔質層が形成された透湿性防水シート
は、連続多孔質膜に、予め膜状にされた無孔質層を接着
剤等により貼り合わせて製造することもできる。また、
熱プレスなどにより貼り合わせることができる。
さない場合であったが、透湿性防水シートの片面に繊維
布帛を有する場合には、まず、連続多孔質膜にバインダ
ー樹脂をグラビアコータなどにより全面、線状、点状に
付与し、そのバインダー樹脂が付与された面に、予め精
練、染色、撥水などの各種加工を必要に応じて施した繊
維布帛と重ね合わせる。その後、必要に応じて、乾燥
(室温〜190℃)、キュアリング(室温〜100℃)
する。次いで、繊維布帛が貼り合わされていない、連続
多孔質膜の他方の面に、親水性ポリウレタン樹脂溶液を
塗布し、乾燥して無孔質層を形成させる。
を有する場合には、一方の面に無孔質層が形成され、他
方の面に繊維布帛が貼り合わされた連続多孔質膜の無孔
質層の表面に、バインダー樹脂をグラビアコータなどに
より全面、線状、点状に付与し、予め精練、染色、撥
水、吸水などの各種加工を必要に応じて施した繊維布帛
を貼り合わせる。次いで、必要に応じて、乾燥、キュア
リング、さらに、公知の撥水加工を施して透湿性防水シ
ートを得る。
に説明する。なお、実施例中の「部」とは「質量部」を
意味している。なお、透湿性防水シートの評価は次の方
法により行なった。 1)親水性ポリウレタン樹脂の水膨潤度 離型紙の上に親水性ポリウレタン樹脂溶液を0.08m
mの厚みで塗布し、120℃で3分間乾燥し、18時間
経過後、形成された皮膜を離型紙上から剥離した。次い
で、この皮膜を、5×5cmの大きさに切り取り、水道
水に5分間浸漬した後、取り出して、水道水浸漬前後の
重量から水膨潤度を求めた。 2)透湿性防水シートの透湿性 JIS L1099B−1法(酢酸カリウム法)により
測定した。ただし、単位は24時間あたりに換算した。
すなわち、その単位は、g/(m2・24時間)であ
る。
た。水圧をかけることにより試験片が伸びる場合には、
試験片の上にナイロンタフタ(密度:タテ+ヨコ=21
0本/2.54cm相当)を重ねた後に、試験機に取り
付けて測定を行なった。その際、試験機に、無孔質層側
の面が水に接触するように透湿性防水シートを取り付け
た場合と、繊維布帛側の面が水に接触するように透湿性
防水シートを取り付けた場合の両方で測定した。また、
JISなどには規定されていないが、当業者に知られて
いる目皿を用いて測定を行なうと5000mmから、場
合によっては20000mm以上、耐水圧の数値が高く
なるので注意が必要である。また、洗濯後の耐水圧保持
率は、JIS L0217 103法により、洗濯前
(初期)と1回、50回、100回後を測定し、洗濯前
と100回洗濯後の耐水圧から耐水圧保持率を求めた。
なお、50回洗濯、100回洗濯では、洗濯時間25
分、すすぎ10分を2回行なったことを5回洗濯とみな
し、所定回数になるまで、これを繰り返した。また、乾
燥は、最後に1度、室温にて吊り干乾燥を行なった。な
お、単位は当業者が比較し易いようにJIS L109
2A法(低水圧法)で使用されている水柱に換算し、m
mで表した。
み 走査型電子顕微鏡を用いて1000倍の写真をとり、そ
の写真から含浸層の厚みを測定した。 5)透湿性防水シートの窒素酸化物に対する染色堅牢度 JIS L0855(窒素酸化物に対する染色堅牢度試
験方法(強試験))に準じて試験して、親水性ポリウレ
タン樹脂の黄変の程度を変退色用グレースケールにて判
定した。 6)透湿性防水シートの耐光堅牢度 JIS L0842(紫外線カーボンアーク灯に対する
染色堅牢度試験方法(第3露光法 3級照射、4級照
射))に準じて、親水性ポリウレタン樹脂に紫外線を照
射して、親水性ポリウレタン樹脂の耐光堅牢度の等級を
判定した。 7)燃焼性試験 JIS L1091 A−1(45℃ミクロバーナー
法)により防炎性能を測定し、A−1法区分3に合格す
るか評価した。
で用いた親水性ポリウレタン樹脂溶液には、硬化した際
にエーテル系親水性ポリウレタン樹脂になる分子量約2
000のポリエチレンエーテルグリコールとエチレング
リコールとを固形分換算で30質量%含有させた。ま
た、架橋剤として、水添加4,4−ジフェニルメタンジ
イソシアネートを含有させた。これらの成分から得られ
るエーテル系親水性ポリウレタン樹脂中のオキシエチレ
ン基含有量は53質量%であり、鎖伸長剤含有量は10
質量%であった。また、硬化して得られたエーテル系親
水性ポリウレタン樹脂の水膨潤度は85%であった。親
水性ポリウレタン樹脂溶液の有機溶剤は、トルエン:メ
チルエチルケトン:第2ブチルアルコール:ジメチルホ
ルムアミド=40:28:30:2の混合溶媒であっ
た。 (バインダー樹脂溶液)実施例中で用いたバインダー樹
脂溶液は、オキシエチレン基を25質量%含有するポリ
エステルエーテル系2液型ウレタン樹脂(固形分50
%)を含有するものであり、トルエン、メチルエチルケ
トン、ジメチルホルムアミドの混合溶媒中の溶液であっ
た。
%、厚み50μm)の片面に、グラビアコータを用い
て、ポリエステルエーテル系2液型ウレタン樹脂(固形
分50%)100部と、脂肪族系イソシアネート12部
と、トルエン55部と、触媒0.5部と含むバインダー
樹脂溶液を塗布した。引き続き、ポリエステル平織物
(タテ糸、ヨコ糸とも83dtex、72フィラメン
ト。タテ密度×ヨコ密度 111本×90本/2.54
cm。目付75g/m2)を定法により精練、減量加工
し、分散染料で赤色に染色し、アサヒガードAG710
(フッ素系撥水剤、旭硝子(株)製)3質量%水溶液を
用いて撥水処理を施した繊維布帛を、バインダー樹脂溶
液上に重ね合わせて、延伸PTFE膜と貼り合せた。次
いで、この延伸PTFE膜のもう一方の片面上に、エー
テル系ポリウレタン樹脂(固形分30%)100部と、
脂肪族系イソシアネート1部とを含む親水性ポリウレタ
ン樹脂溶液(5000cps)をパイプコータにより塗
布した。次いで、130℃、40秒で乾燥した後、30
℃で24時間エージングして無孔質層を22g/m2 で
形成させた。このときの含浸層の厚みは10μmであっ
た。次いで、アサヒガードAG5690(フッ素系撥水
剤、旭硝子(株)製)を用いて撥水処理を施し、140
℃で30秒間仕上セットして透湿性防水シートを得た。
得られた透湿性防水シートの評価結果を表1に示す。
%、厚み50μm)の片面に、グラビアコータを用いて
実施例1と同じバインダー樹脂溶液を塗布した。引き続
き、ポリエステル平織物(タテ糸、ヨコ糸とも83dt
ex、72フィラメント。タテ密度×ヨコ密度 111
本×90本/2.54cm。目付75g/m2)を定法
により精練、減量加工し、分散染料で赤色に染色し、ア
サヒガードAG710の3質量%水溶液を用いて撥水処
理を施した繊維布帛を、バインダー樹脂溶液上に重ね合
わせて、延伸PTFE膜と貼り合せた。次いで、この延
伸PTFE膜のもう一方の片面上に実施例1と同じ親水
性ポリウレタン樹脂溶液(5000cps)を、パイプ
コータにより塗布した。次いで、130℃、40秒で乾
燥した後、30℃で24時間エージングして無孔質層を
22g/m2 で形成させた。このときの含浸層の厚みは
10μmであった。次いで、親水性ポリウレタン樹脂の
表面に、グラビアコータにより実施例1と同じバインダ
ー樹脂溶液を点状に塗布した。次いで、バインダー樹脂
の上から、ポリエステルハーフトリコット(糸 22d
tex、7フィラメント、目付3075g/m2)を1
20℃×150Pa(1.5kgf/cm2)で重ね
て、貼り合せた。次いで、アサヒガードAG5690を
用いて撥水処理を施し、140℃で30秒間仕上セット
して透湿性防水シートを得た。得られた透湿性防水シー
トの評価結果を表1に記した。
の中にマット剤としてシリカを5質量部添加した以外
は、実施例1と同様にして透湿性防水シートを得た。そ
の透湿性防水シートの評価結果を表1に記した。
をグラビアコータにて延伸PTFE膜に塗布した以外は
実施例1と同様にして透湿性防水シートを得た。含浸層
の厚みは、親水性ポリウレタン樹脂がほとんどない場所
から5μm程度でばらついていた。得られた透湿性防水
シートの評価結果を表1に記載した。
布帛と延伸PTFE膜とを貼り合せた。次いで、離型紙
上に実施例1と同様の親水性ポリウレタン樹脂溶液を塗
布し、120℃にて乾燥して、親水性ポリウレタン樹脂
膜(10g/m2、厚み10μm)を得た。次いで、実
施例1で用いたバインダー樹脂溶液をグラビアコータに
より親水性ポリウレタン樹脂の片面に塗布し、120℃
で乾燥し、このバインダー樹脂の上に、先の繊維布帛と
延伸PTFE膜を貼り合せたシートの延伸PTFE膜表
面を重ね、熱プレスロールを用いて120℃、150k
Pa(1.5kgf/m2)で貼り合せた。次いで、ア
サヒガードAG5690を用いて撥水処理を施し、14
0℃で30秒間仕上セットして透湿性防水シートを得
た。得られた透湿性防水シートの評価結果を表1に記し
た。
%、厚み50μm)にグラビアコータを用いて、エーテ
ル系2液型ウレタン樹脂(固形分50%)100部と、
脂肪族系イソシアネート1部と、トルエン55部と、触
媒0.5部を含むバインダー樹脂溶液を付与した。引き
続き、アラミド平織物(タテ糸、ヨコ糸とも40番/単
糸。タテ密度×ヨコ密度 56本×54本/2.54c
m)を定法により精練、減量加工し、分散染料で赤色に
染色した繊維布帛を、バインダー樹脂溶液上に重ねて、
延伸PTFE膜に貼り合せた。次いで、この延伸PTF
E膜の、繊維布帛が貼り合わされていない面に、エーテ
ル系ポリウレタン樹脂(固形分30%)100部と、脂
肪族系イソシアネート1部と、防炎剤(デカブロモジフ
ェニルエーテル、三酸化アンチモン=8:2)8部とを
含む親水性ポリウレタン樹脂溶液(5000cps)を
パイプコータにより塗布した。次いで、130℃、40
秒にて乾燥した後、30℃で24時間エージングして無
孔質層を22g/m2で形成させた。このときの含浸層
の厚みは10μmであった。次いで、アサヒガードAG
5690(フッ素系撥水剤、旭硝子(株)製)を用いて
撥水処理を施し、140℃で30秒間仕上セットして透
湿性防水シートを得た。得られた透湿性防水シートの評
価結果を表1に記した。
多孔質PTFE膜の中に、親水性ポリウレタン樹脂を含
む無孔質層が形成されているから、透湿性および防水性
がともに優れていた。また、窒素酸化物、光に対する耐
性に優れていた。さらに、実施例6では、燃焼性が小さ
かった。
孔質膜の上および/または中に無孔質層が形成されてお
り、無孔質層が形成されているので、防水性を向上させ
ることができる。しかも、無孔質層は、分子間に水を通
過させることができる親水性ポリウレタン樹脂を含んで
いるので、透湿性の低下を防止できる。したがって、透
湿性防水シートは、透湿性と防水性とが共に優れてい
る。また、連続多孔質膜の上および/または中に無孔質
層が形成されており、連続多孔質膜が無孔質層によって
強固に補強されるので、連続多孔質膜に外力がかかって
も、孔がつぶれにくい上に、膜が裂けにくい。したがっ
て、外力による透湿性の低下を防止できる。なお、この
効果は、特に外力に弱いPTFE膜において顕著に発揮
される。また、連続多孔質膜中に無孔質層が形成されて
いるので、少なくとも片方の面からの孔への異物や洗剤
の侵入を防止できる。したがって、異物や洗剤による透
湿性、防水性の低下を防止できる。また、親水性ポリウ
レタン樹脂が特定の架橋剤により架橋していれば、親水
性ポリウレタン樹脂の持つ欠点である分解による耐久性
の低下、窒素酸化物や光による黄変を防ぐことができ
る。
は、親水性ポリウレタン樹脂溶液を塗布し、乾燥して無
孔質層を形成させるので、連続多孔質膜の上および/ま
たは中に、親水性ポリウレタン樹脂を含有する無孔質層
を容易に形成させることができる。特に、孔の中に大き
な圧力をかけなくても、親水性ポリウレタン樹脂を含浸
させることができる。
図である。
面図である。
面図である。
ト 17 含浸層 18 繊維布帛
Claims (16)
- 【請求項1】 開放された連続多孔質膜の少なくとも片
面上および/または膜中に、親水性ポリウレタン樹脂を
含む無孔質層が形成されていることを特徴とする透湿性
防水シート。 - 【請求項2】 前記開放された連続多孔質膜は、連続多
孔質ポリテトラフルオロエチレン膜であることを特徴と
する請求項1に記載の透湿性防水シート。 - 【請求項3】 前記開放された連続多孔質膜は、気孔率
が80%以上であることを特徴とする請求項1または2
に記載の透湿性防水シート。 - 【請求項4】 前記親水性ポリウレタン樹脂は、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、水添加ジフェニルメタンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネートから選択
される少なくとも1つによって架橋されていることを特
徴とする1〜3のいずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項5】 前記親水性ポリウレタン樹脂は、水膨潤
度が20%以上であることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項6】 前記無孔質層は、1〜100g/m2 の
範囲で形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項7】 前記開放された連続多孔質膜中に無孔質
層が形成されている場合、その厚みは5〜100μmで
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
透湿性防水シート。 - 【請求項8】 繊維布帛を有することを特徴とする請求
項1〜7のいずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項9】 酢酸カリウム法による透湿度が、100
00g/(m2・24時間)以上であることを特徴とす
る請求項1〜8のいずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項10】 耐水度が、10000mm以上である
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の透湿
性防水シート。 - 【請求項11】 窒素酸化物に対する堅牢度が、3級以
上であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに
記載の透湿性防水シート。 - 【請求項12】 洗濯100回後の耐水圧保持率が、7
0%以上であることを特徴とする請求項1〜11のいず
れかに記載の透湿性防水シート - 【請求項13】 耐光堅牢度が、3級以上である請求項
1〜12のいずれかに記載の透湿性防水シート。 - 【請求項14】 開放された連続多孔質膜の少なくとも
片面に、粘度が1000〜10000cpsの親水性ポ
リウレタン樹脂溶液を塗布し、乾燥して無孔質層を形成
させることを特徴とする透湿性防水シートの製造方法。 - 【請求項15】 開放された連続多孔質膜の片面に繊維
布帛を貼り合わせ、開放された連続多孔質膜のもう一方
の片面に、粘度が1000〜10000cpsの親水性
ポリウレタン樹脂溶液を塗布し、乾燥して無孔質層を形
成させることを特徴とする透湿性防水シートの製造方
法。 - 【請求項16】 前記開放された連続多孔質膜は、連続
多孔質テトラフルオロエチレン膜であることを特徴とす
る請求項14または15に記載の透湿性防水シートの製
造方法。
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