JP2003326051A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2003326051A JP2002137665A JP2002137665A JP2003326051A JP 2003326051 A JP2003326051 A JP 2003326051A JP 2002137665 A JP2002137665 A JP 2002137665A JP 2002137665 A JP2002137665 A JP 2002137665A JP 2003326051 A JP2003326051 A JP 2003326051A
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    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒枠を針板から分離した部材を用いて案内
し、針板を常設部品として各種の縫製枠に共用し、枠替
えに際して針板の交換作業を不要にする。 【解決手段】 円筒枠に張り付けた加工布に縫目を形成
する刺繍ミシンおいて、シリンダーベッド2の前端部に
釜4と針板11とを設ける。円筒枠を内側から案内する
案内部材27を連結部27aと側壁部27bとから前端
が開いた平面コ字形に形成する。連結部27aを針板1
1より下側でシリンダーベッド2に取り付け、左右の側
壁部27bの間に釜4を格納する。側壁部27bの外側
に円筒枠と同心の円筒面30を円筒枠の内面に接近する
ように設ける。釜4を下側から覆う防護カバー28を案
内部材27に着脱自在に取り付け、防護カバー28に案
内部材27の円筒面30と同じ曲率の円筒面36を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒形加工布を円筒
枠に張り付けて縫製するミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】靴下やリストバンド等の筒形加工布の刺
繍加工にあたっては、通常、円筒形の縫製枠が用いられ
る。この円筒枠はシリンダーベッドの外側に挿入され、
シリンダーベッドの軸線方向及び軸線周りで駆動され
る。筒形加工布を縫目形成箇所の近くで支持できるよう
に、国際公開番号WO00/53836号公報には、刺
繍ミシンにおいて、円筒枠を小径に形成し、シリンダー
ベッドの外周に接近させた状態で案内する装置が提案さ
れている。
【0003】この従来装置は、図11に示すように、シ
リンダーベッド101の前端に案内部材102を取り外
し可能に装備している。案内部材102は、縫製窓10
3を備えた円筒枠104の内径より僅かに小径の環状に
形成され、上部に円筒枠専用の針板部分105と取付板
106とが一体的に設けられている。そして、筒形加工
布の縫製に際し、針板部分105が縫製窓103から露
出した状態で加工布を支持し、案内部材102が円筒枠
104をその内側からシリンダーベッドと平行に案内す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の刺繍
ミシンによると、案内部材102に円筒枠専用の針板部
分105が一体的に設けられているため、円筒枠104
から方形枠や環状枠等に枠替えをする場合に、案内部材
102を取り外し、別の針板をシリンダーベッド101
に取り付けて、針板交換をする必要があり、枠替え作業
に手間がかかるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、上記課題を解決し、円筒
枠を針板から分離した部材を用いて案内し、針板を常設
部品として各種の縫製枠に共用でき、枠替えに際して針
板の交換作業を省くことができるミシンを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、シリンダーベッドの外側に円筒枠を挿
入し、円筒枠をシリンダーベッドの軸線方向及び軸線周
りで駆動し、円筒枠に張り付けた加工布に縫目を形成す
るミシンおいて、シリンダーベッドの前端部に釜と針板
とを設け、円筒枠を内側から案内する案内部材を針板よ
り下側のシリンダーベッドに取り付け、案内部材に円筒
枠と同心の円筒面を円筒枠の内面に接近するように設け
たことを特徴とする。
【0007】ここで、案内部材は、特定の構成に限定さ
れないが、取付強度を高めて振動を防止でき、円筒面の
面積を広くできる観点から構成するとよい。具体的に
は、案内部材を後端の連結部と左右の側壁部とから前端
が開いた平面コ字形に形成し、連結部をシリンダーベッ
ドに取り付け、側壁部の間に釜を格納し、側壁部の外側
に円筒面を設けた構成を採用できる。
【0008】この場合、回転体である釜が円筒枠の非使
用時に露出しないように、案内部材に防護カバーを設
け、このカバーを円筒枠の案内に兼用するとよい。具体
的には、ボビン着脱の妨げとならないように、釜を下側
から覆う防護カバーを案内部材に着脱自在に取り付け、
防護カバーに案内部材の円筒面と略同じ曲率の円筒面を
設けた構成を採用できる。
【0009】針板は、特定の構成に限定されないが、円
筒枠に張り付けた加工布が針板に引っ掛かるおそれがな
く、加工布支持面積を広く確保できる観点から構成する
とよい。具体的には、針板の左右両肩部に円筒枠の内面
と接近して対向する曲面を設けて構成するとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を刺繍ミシンに具体
化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び
図2に示すように、刺繍ミシンの機枠(図示略)にはヘ
ッド1とシリンダーベッド2とが上下に設置され、ヘッ
ド1の下端に針3が取り付けられ、シリンダーベッド2
の前端部に釜4と針板11とが設けられている。シリン
ダーベッド2の上面にはY方向移動体5が支持され、こ
の移動体5に基板6が垂直に結合されている。基板6の
前面側には駆動リング7を支持する3つのローラ8が配
設され、基板6の裏面側にはシリンダーベッド2の下部
溝9に係合する2つのガイドローラ10が設けられてい
る。
【0011】Y方向移動体5の上にはレール12を介し
X方向移動体13が支持され、この移動体13の左右両
端にプーリ14が設けられている。プーリ14にはワイ
ヤロープ15がスプリング16で緩み取りした状態で張
設され、ロープ15の中間部分が駆動リング7に巻き付
けられている。Y方向移動体5及びX方向移動体13は
刺繍ミシンの縫製枠駆動機構(図示略)に連結され、Y
方向移動体5により基板6を介して駆動リング7がシリ
ンダーベッド2の軸線方向(前後方向)へ往復移動され
るとともに、X方向移動体13によりワイヤロープ15
を介して駆動リング7がシリンダーベッド2の軸線周り
で往復回動される。
【0012】靴下やリストバンド等の筒形加工布の縫製
加工に際しては、布張り装置18の円筒枠19がシリン
ダーベッド2の外側に挿入され、後端の取付部19aに
て駆動リング7に取り付けられる。円筒枠19の後端部
外周には係止片20とフランジ21とが突設され、駆動
リング7に、係止片20に係合するレバー22と、フラ
ンジ21に弾性接触するバネ23とが設けられている。
そして、円筒枠19がレバー22によりバネ23を介し
て駆動リング7に緩みなく結合され、駆動リング7と一
体にシリンダーベッド2の軸線方向及び軸線周りで駆動
され、針3と釜4との協働により、円筒枠19に張り付
けられた加工布に縫目が形成される。
【0013】図3に示すように、シリンダーベッド2の
前端面には左右一対のアーム25が突設され、アーム2
5の上に針板11が水平に固定されている。針板11の
左右両肩部には円筒枠19の内面に接近して対向する曲
面11aが形成され、針板11の中央平坦部には針孔2
6aを備えたボス部26が低く突設されている。針板1
1の下側には開放部29が形成され、この開放部29に
釜駆動軸31の前端部が突出し、釜駆動軸31に釜4が
取り付けられている。
【0014】また、開放部29には円筒枠19を内側か
ら案内する案内部材27が配置されている。案内部材2
7は後端の連結部27aと左右の側壁部27bとから前
端が開いた平面コ字形に形成され、側壁部27bをアー
ム25の外側に差し込んだ状態で、連結部27aが釜駆
動軸31の下側でシリンダーベッド2の前端面にネジ3
2で分解可能に取り付けられている。左右の側壁部27
bの外側には湾曲板33が溶接により固着され、この湾
曲板33によって、側壁部27bに円筒枠19と同心で
その内面に接近する円筒面30が設けられている。
【0015】案内部材27の下側には防護カバー28が
取り付けられ、このカバー28によって釜4が下側から
覆われている。防護カバー28は平板部28aと湾曲部
28bとから正面U字形に折曲形成され、湾曲部28b
により、カバー28に案内部材27の円筒面30と同じ
曲率の円筒面36が設けられている。平板部28aには
半球形の突起34が外側へ打ち出され、案内部材27の
側壁部27aには突起34が嵌合する孔35が形成され
ている。そして、防護カバー28は、平板部28aを側
壁部27bの内側に差し込んだ状態で、突起34と孔3
5との嵌合により、案内部材27に着脱自在に取り付け
られている。
【0016】図4〜図7に示すように、円筒枠19に
は、針板11を露出させる縫製窓37と、縫製窓37に
被せられた芯地Cを円筒枠19に押える芯地押え部材3
8と、芯地Cに被せられた例えば筒形の加工布Wを芯地
Cと共に円筒枠19に押える布押え部材39と、縫製窓
37の中間位置で芯地C及び加工布Wを受ける支承部材
40とが設けられている。なお、芯地Cは、加工布Wの
陥没を防ぐ形状保持材であって、厚紙や不織布等の比較
的剛性のある素材が用いられる。また、加工布Wが革や
フェルト等の剛性素材からなる場合は、芯地Cを使用せ
ず、加工布Wを円筒枠19に直接張り付けて縫製するこ
ともできる。
【0017】縫製窓37は円筒枠19の前後動ストロー
クに応じた長さで形成され、円筒枠19には、縫製窓3
7の前後両端縁に沿ってゴム製の滑り止め42が接着さ
れ、縫製窓37の左右両側縁に沿って帯状の鋼板又はゴ
ムからなる緩み止め43が突設されている。支承部材4
0は円筒枠19の外径と略同じ曲率で湾曲形成され、縫
製窓37を跨ぐ形態で、両端の取付部40aにてネジ4
4で緩み止め43のネジ孔43aに前後に位置調整可能
に取り付けられている。円筒枠19の後端取付部19a
には駆動リング7のバネ23を進入させる切欠45が形
成されている。円筒枠19の前端部内側には環状板46
が固着され、その一部に芯地Cを前方から位置決めする
ストッパ47が突設されている。
【0018】芯地押え部材38は、帯状の鋼板により前
後に長く(縫製窓37より長く)形成され、緩み止め4
3の下側で円筒枠19の左右両側に2本配設されてい
る。芯地押え部材38の後端は円筒枠19の左右両側に
おいてフランジ21にネジ49で固定され、芯地押え部
材38の前端は円筒枠19に対し左右方向へ別々に開閉
可能に設けられている。芯地押え部材38の内側には、
前後方向の複数箇所で芯地Cに弾性接触する押圧片50
が上から下へ斜めに折り返して形成されている。芯地押
え部材38の前端には仮止め爪51が内側へ折り曲げて
形成され、この爪51を円筒枠19の切欠52を介し環
状板46に弾性的に掛止することにより、芯地押え部材
38を閉鎖状態に仮止めできるようになっている。
【0019】布押え部材39には、前後に長くかつ前端
が開いた左右2本の布押え56が設けられている。左右
の布押え56の後端は連結部55により連結され、布押
え部材39が前端の開いた平面コ字形に形成されてい
る。布押え56は帯状の鋼板により芯地押え部材38と
ほぼ同じ長さで形成され、芯地押え部材38に外側から
対向している。芯地押え部材38の外面には、布押え5
6との間に加工布Wを挟み付ける溝付ゴム板製の滑り止
め53が貼り付けられている。連結部55は鋼板により
円筒枠19を跨ぐ形状で形成され、その左側面にブラケ
ット57が固着されている。ブラケット57には左側の
布押え56より外側に位置する軸ネジ58が設けられ、
軸ネジ58により布押え部材39が円筒枠19のフラン
ジ21に左右方向へ開閉可能に枢着されている。
【0020】左側の布押え56の外面には前後に長い面
ファスナーテープ60が貼り付けられ、このテープ60
に両端が開いた面ファスナーベルト61が支承部材40
に合わせて前後方向へ位置調整可能に係止されている。
また、左右の布押え56の前端には係止孔62が形成さ
れ、係止孔62に両端が開いた面ファスナーベルト63
が挿通されている。そして、縫目形成箇所である針板1
1の前後において、左右の布押え56と左右の芯地押え
部材38とを前後の面ファスナーベルト61,63によ
り束ねた状態で円筒枠19に締め付けるようになってい
る。なお、面ファスナーベルト61,63としては、表
裏両面の全域に面ファスナーを設けたもの、両端部分の
みに面ファスナーを設けたもの等を使用できる。
【0021】上記のように構成された刺繍ミシンにおい
て、次に、布張り装置18の使用方法について説明す
る。筒形加工布の刺繍加工にあたっては、まず、図1に
示すように、円筒枠19をシリンダーベッド2の外側に
挿入し、取付部19aを駆動リング7に嵌合し、フラン
ジ21をバネ23に押し付け、レバー22を係止片20
に係止して、円筒枠19を緩みのない状態で駆動リング
7に取り付ける。
【0022】次に、図7及び図8に示すように、布押え
部材39を円筒枠19の左側へ開いたのち、芯地Cをス
トッパ47に当て、支承部材40により支持して、縫製
窓37に被せ、左右の芯地押え部材38で円筒枠19に
押えて張り付ける。本実施形態の布張り装置18によれ
ば、この芯地押え工程において、次のような作用効果が
得られる。
【0023】(1)左右2本の芯地押え部材38が円筒
枠19に対し別々に開閉可能に取り付けられているの
で、芯地Cを円筒枠19の左右両側で別々に押えて、円
筒枠19の外周面に簡単かつ正確に整合させることがで
きる。より具体的には、左側の芯地押え部材38で芯地
Cの左側部分を押えたのち、残りの部分の形状を整え
て、右側部分を右側の芯地押え部材38で押え、芯地C
の全体をきれいな円筒形に張り付けることができ、左右
逆の順序で張り付けることもできる。 (2)左右の芯地押え部材38の前端が円筒枠19に対
し左右方向へ開閉可能に設けられているので、上下方向
へ開閉する従来と異なり、芯地Cが斜状の円筒形となる
おそれが少なく、これを前後同じ高さで円筒枠19に容
易に張り付けることができる。
【0024】(3)芯地押え部材38の前端に仮止め爪
51が設けられているので、芯地Cの片側部分を仮止め
した状態で、反対側部分を両手で容易に調整できるとと
もに、加工布Wを張り付けるまでの間、芯地Cをきれい
な円筒形に保持しておくことができる。 (4)芯地押え部材38が緩み止め43の下側に配設さ
れているので、仮止め状態における芯地Cの緩みや変形
を確実に防止することができる。 (5)芯地押え部材38の内側に複数の押圧片50が設
けられているので、前後方向に長い芯地押え部材38を
用いて、芯地Cの各部を均一な力で緩みなく保持するこ
とができる。
【0025】続いて、図9及び図10に示すように、加
工布Wを芯地Cに被せ、布押え部材39を閉じ、左右の
布押え56で加工布Wを芯地Cを介して円筒枠19に押
え付ける。その後、前後の面ファスナーベルト61,6
3の両端を接着して、布押え56を芯地押え部材38と
共に円筒枠19に締め付け、加工布Wを円筒枠19に張
り付ける。本実施形態の布張り装置18によれば、この
布押え工程において、次のような作用効果が得られる。
【0026】(6) 左右2本の布押え56が前後2本
の面ファスナーベルト61,63によって円筒枠19に
締め付けられるので、加工布Wを針板11の四方で均等
に押え、押え跡や緩みのない状態で、円筒枠19上に的
確に張り付けることができる。 (7)布押え部材39が左右方向へ開閉可能に設けられ
ているので、縫製窓37を全開して、その奥部まで芯地
C及び加工布Wをきれいに手早く被せることができる
(図7参照)。 (8)布押え部材39が左側の布押え56より外側の軸
ネジ58でフランジ21に枢着されているので、布押え
部材39を開いたときに、左側の布押え56と円筒枠1
9との間隔を広く明けて、ここに芯地C及び加工布Wを
容易に挿入することができる(図8参照)。
【0027】(9)左右の布押え56が左右の芯地押え
部材38に外側から対向しているので、これらを2本の
面ファスナーベルト61,63で束ねて締め付けること
によって、加工布Wと芯地Cとを同時に円筒枠19上に
しっかりと保持することができる。 (10)芯地押え部材38の外面に滑り止め53が設け
られているので、芯地押え部材38と布押え56との間
に加工布Wを緩みなく挟み付けることができる。
【0028】(11)両端が開いた面ファスナーベルト
61,63が用いられているので、布押え56をワンタ
ッチ操作で緩みなく締め付けることができる。 (12)後側の面ファスナーベルト61が面ファスナー
テープ60に前後へ位置調整可能に係止されているの
で、刺繍柄に合わせて、布押え56を縫目形成箇所の後
側間近で締め付けることができる。 (13)前側の面ファスナーベルト63が布押え56の
係止孔62に挿通されているので、このベルト63を紛
失するおそれがない。
【0029】また、本実施形態の刺繍ミシンによれば、
シリンダーベッド2の円筒枠案内装置において、次のよ
うな作用効果が得られる。 (14)円筒枠19が針板11から分離した案内部材2
7によって案内されるので、針板11をシリンダーベッ
ド2に常設して、円筒枠19のみならず方形枠や環状枠
等にも共用でき、枠替えに際して針板11の交換作業を
省くことができる。 (15)針板11の左右両肩部に曲面11aが円筒枠1
9の内面と接近して対向するように設けられているの
で、加工布Wを針板11に引っ掛けることなくスムーズ
に送ることができるとともに、針板11上に広い面積の
加工布支持面を形成することができる。
【0030】(16)案内部材27の左右の側壁部27
bに円筒面30が円筒枠19と同心で内面と接近するよ
うに設けられているので、円筒枠19をシリンダーベッ
ド2と平行に精度よく案内することができる。 (17)案内部材27がコ字形に形成されているので、
その連結部27aにより案内部材27をシリンダーベッ
ド2に強固に取り付けて、振動を防止することができ
る。 (18)円筒面30が左右の側壁部27bに設けられて
いるので、針板11より下側の限られたスペースを有効
に利用して、そこに釜4を格納でき、かつ、広い面積の
円筒面30を形成することができる。
【0031】(19)案内部材27に防護カバー28が
着脱自在に取り付けられているので、円筒枠19の非使
用時に釜4が露出せず安全であり、ボビン交換時にはカ
バー28を取り外してボビンを釜4に容易に脱着するこ
とができる。 (20)防護カバー28に円筒面36が設けられている
ので、この案内面36を案内部材27の円筒面30と連
続させて、円筒枠19をより広い面積で円滑に案内する
ことができる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (a)布押え部材39を後端の軸により上下方向へ開閉
可能に枢着すること。 (b)布押え部材39の全体を棒材により前端が開いた
平面コ字形に形成すること。 (c)布押え部材39の一方の布押え56に前後方向に
長いスリットを形成し、このスリットに後側のベルト6
1を位置調整可能に係止すること。
【0033】(d)芯地押え部材38を棒材により前後
方向に長く形成すること。 (e)芯地押え部材38を後端にて軸によりスプリング
を介して円筒枠19に回動可能に支持すること。 (f)芯地押え部材38と布押え56とを上下に異なる
位置で円筒枠19の左右両側に配設すること。 (g)円筒枠19の案内装置において、防護カバー28
に相当する部分を案内部材27に一体形成し、案内部材
27の外周に上側が開いた正面C字形の円筒面を設ける
こと。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係るミシン
によれば、円筒枠を針板から分離した部材を用いて案内
するので、針板を常設部品として各種の縫製枠に共用で
き、枠替えに際して針板の交換作業を省くことができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの一実施形態を示すシリン
ダーベッドの側面図である。
【図2】同ベッドの正面図である。
【図3】同ベッドに装備された円筒枠案内装置を示す分
解斜視図である。
【図4】同ミシンの布張り装置を示す斜視図である。
【図5】同布張り装置の側面図である。
【図6】同布張り装置の一部破断正面図である。
【図7】同布張り装置の平面図である。
【図8】同布張り装置において芯地及び加工布の装着形
態を示す断面図である。
【図9】同布張り装置において芯地及び加工布の張り付
け形態を示す平面図である。
【図10】同布張り装置において芯地及び加工布の張り
付け形態を示す断面図である。
【図11】従来のミシンの円筒枠案内装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2 シリンダーベッド 4 釜 7 駆動リング 11 針板 11a 曲面 18 布張り装置 19 円筒枠 20 係止片 26a 針孔 27 案内部材 27a 連結部 27b 側壁部 28 防護カバー 29 開放部 30 円筒面 36 円筒面 37 縫製窓 C 芯地 W 加工布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーベッドの外側に円筒枠を挿入
    し、円筒枠をシリンダーベッドの軸線方向及び軸線周り
    で駆動し、円筒枠に張り付けた加工布に縫目を形成する
    ミシンおいて、 シリンダーベッドの前端部に釜と針板とを設け、円筒枠
    を内側から案内する案内部材を針板より下側のシリンダ
    ーベッドに取り付け、案内部材に円筒枠と同心の円筒面
    を円筒枠の内面に接近するように設けたことを特徴とす
    るミシン。
  2. 【請求項2】 案内部材を後端の連結部と左右の側壁部
    とから前端が開いた平面コ字形に形成し、連結部をシリ
    ンダーベッドに取り付け、側壁部の間に釜を格納し、側
    壁部の外側に前記円筒面を設けた請求項1記載のミシ
    ン。
  3. 【請求項3】 釜を下側から覆う防護カバーを案内部材
    に着脱自在に取り付け、防護カバーに案内部材の円筒面
    と同じ曲率の円筒面を設けた請求項1又は2記載のミシ
    ン。
  4. 【請求項4】 針板の左右両肩部に円筒枠の内面と接近
    して対向する曲面を設けた請求項1〜3のいずれか一項
    に記載のミシン。
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