JP2515751Y2 - ファスナー縫製ミシン - Google Patents
ファスナー縫製ミシンInfo
- Publication number
- JP2515751Y2 JP2515751Y2 JP10555291U JP10555291U JP2515751Y2 JP 2515751 Y2 JP2515751 Y2 JP 2515751Y2 JP 10555291 U JP10555291 U JP 10555291U JP 10555291 U JP10555291 U JP 10555291U JP 2515751 Y2 JP2515751 Y2 JP 2515751Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastener
- sewing
- holding
- sewing machine
- cloth
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Slide Fasteners (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は下布と上布との間にフ
ァスナーを縫製するファスナー縫製ミシンに関し、詳し
くは捨て縫いをすることなく、縫製物の位置合わせ作業
を迅速かつ容易なものとするとともに、適正な直線状の
縫い目を形成するファスナー縫製ミシンに関するもので
ある。
ァスナーを縫製するファスナー縫製ミシンに関し、詳し
くは捨て縫いをすることなく、縫製物の位置合わせ作業
を迅速かつ容易なものとするとともに、適正な直線状の
縫い目を形成するファスナー縫製ミシンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5に示すような下布W1と上布W2と
の間にファスナーFを縫製する場合においては、図6に
示すよう、下布W1にファスナーFを載せ、さらにその
上に上布W2を載せ、これらに対して縫い目Sを形成す
る。
の間にファスナーFを縫製する場合においては、図6に
示すよう、下布W1にファスナーFを載せ、さらにその
上に上布W2を載せ、これらに対して縫い目Sを形成す
る。
【0003】そして縫い目Sの縫製後、両布W1、W2
をめくり返すことで図5に示すよう両布の先端部および
縫い目Sを内側に入れ、ファスナーFの務歯部Faを露
出するようにする。
をめくり返すことで図5に示すよう両布の先端部および
縫い目Sを内側に入れ、ファスナーFの務歯部Faを露
出するようにする。
【0004】なお、図に示したファスナーFに対向する
もう一方のファスナー(不図示)にあっても上述と同様
に縫製される。
もう一方のファスナー(不図示)にあっても上述と同様
に縫製される。
【0005】ところで図6に示した縫い目Sを縫製する
にあたり、両布W1、W2との間にファスナーFをはさ
み、これらを一度に縫製しようとしても、ファスナーF
が上布W2によって隠れ目視することが出来ないので、
ファスナーFに位置ずれを起こした上、縫製してしまう
という不都合を生じる。
にあたり、両布W1、W2との間にファスナーFをはさ
み、これらを一度に縫製しようとしても、ファスナーF
が上布W2によって隠れ目視することが出来ないので、
ファスナーFに位置ずれを起こした上、縫製してしまう
という不都合を生じる。
【0006】またファスナーFの縫製において図5に示
すようにファスナーFの務歯部Faと布端部との間隔H
は平行状態とする必要があり、さらにこの間隔Hは同一
の縫製物においては同一間隔とする、すなわち縫製品質
を安定させた状態とする必要がある。
すようにファスナーFの務歯部Faと布端部との間隔H
は平行状態とする必要があり、さらにこの間隔Hは同一
の縫製物においては同一間隔とする、すなわち縫製品質
を安定させた状態とする必要がある。
【0007】こうしたファスナーFの縫製に応じるた
め、今日では下布W1の上にファスナーFを載せ、まず
この両者を一度縫製し、ついでファスナーFの上に上布
W2を載せて、下布W1、ファスナーFそして上布W2
を縫製するようにしている。
め、今日では下布W1の上にファスナーFを載せ、まず
この両者を一度縫製し、ついでファスナーFの上に上布
W2を載せて、下布W1、ファスナーFそして上布W2
を縫製するようにしている。
【0008】なお下布W1とファスナーFとの縫製によ
り形成された縫い目は、両布W1、W2をめくり返した
際、内側にとなり外観を損ねることなく、当業者間では
こうした縫い目を捨て縫いと称している。
り形成された縫い目は、両布W1、W2をめくり返した
際、内側にとなり外観を損ねることなく、当業者間では
こうした縫い目を捨て縫いと称している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のファスナーの縫製方法においては、次のような問題が
ある。
のファスナーの縫製方法においては、次のような問題が
ある。
【0010】下布W1とファスナーFとの位置合わせ、
そして上布W2の位置合わせは、不自然な姿勢での多く
の時間を必要とする煩雑な作業を余儀なくし、縫製作業
能率を低下させる原因となった。
そして上布W2の位置合わせは、不自然な姿勢での多く
の時間を必要とする煩雑な作業を余儀なくし、縫製作業
能率を低下させる原因となった。
【0011】またこの位置合わせを行っている間はミシ
ンによる縫製作業は一時中断した状態となるので、位置
合わせ作業と縫製作業を交互に行うこととなり、生産能
率を低いものとした。
ンによる縫製作業は一時中断した状態となるので、位置
合わせ作業と縫製作業を交互に行うこととなり、生産能
率を低いものとした。
【0012】そして図5に示した間隔Hを適正に平行状
態となるように縫製するには熟練した縫製技術を必要と
するとともに、作業者によって間隔Hがそれぞて異なっ
たものとなるという不都合を生じる。
態となるように縫製するには熟練した縫製技術を必要と
するとともに、作業者によって間隔Hがそれぞて異なっ
たものとなるという不都合を生じる。
【0013】
【課題を解決するための手段】この考案に係るファスナ
ー縫製ミシンは上記従来の課題を解決するためになされ
たもので、上布と下布とファスナーとを縫製位置状態に
保持する保持手段と、ミシンを備え、保持装置を着脱自
在に支持し縫い針下方で直線状に移動させる縫製手段
と、を備えて構成し、前記保持装置は、ミシンの縫い針
が挿通する長手の貫通穴を有する支持板と、支持板の貫
通穴近傍に設けられ、下布および上布の先端部と当接
し、これら両布の縫製部と貫通穴との位置合わせをなす
ガイド体と、先端にファスナーの務歯部を保持する保持
部を有し、他端を支持板に起伏回動可能に支持され、伏
せた状態とした際ファスナーの縫製部を下布を介して貫
通穴の上方とするファスナー保持手段と、一端を支持板
に起伏回動可能に支持し、伏せた状態とした際、先端部
でファスナーの上方に載置させる上布の先端を押え止め
る押え手段と、を備えて構成し、前記縫製手段は、保持
装置を着脱自在に支持する取り付け手段と、縫製時にお
ける被縫製物の位置ずれを防止するよう、保持手段を上
方から押える押え装置と、取り付け手段および押え装置
を支持し、これらをミシンの縫い針の下方で直線状に移
動させる移動手段と、を備えて構成し、上記従来の課題
を解決しようとするものである。
ー縫製ミシンは上記従来の課題を解決するためになされ
たもので、上布と下布とファスナーとを縫製位置状態に
保持する保持手段と、ミシンを備え、保持装置を着脱自
在に支持し縫い針下方で直線状に移動させる縫製手段
と、を備えて構成し、前記保持装置は、ミシンの縫い針
が挿通する長手の貫通穴を有する支持板と、支持板の貫
通穴近傍に設けられ、下布および上布の先端部と当接
し、これら両布の縫製部と貫通穴との位置合わせをなす
ガイド体と、先端にファスナーの務歯部を保持する保持
部を有し、他端を支持板に起伏回動可能に支持され、伏
せた状態とした際ファスナーの縫製部を下布を介して貫
通穴の上方とするファスナー保持手段と、一端を支持板
に起伏回動可能に支持し、伏せた状態とした際、先端部
でファスナーの上方に載置させる上布の先端を押え止め
る押え手段と、を備えて構成し、前記縫製手段は、保持
装置を着脱自在に支持する取り付け手段と、縫製時にお
ける被縫製物の位置ずれを防止するよう、保持手段を上
方から押える押え装置と、取り付け手段および押え装置
を支持し、これらをミシンの縫い針の下方で直線状に移
動させる移動手段と、を備えて構成し、上記従来の課題
を解決しようとするものである。
【0014】
【作用】この考案に係るファスナー縫製ミシンは、下布
を支持板に設けられたガイド体に当接するようにして位
置合わせをする。
を支持板に設けられたガイド体に当接するようにして位
置合わせをする。
【0015】そしてファスナーをファスナー保持手段に
保持させ、このファスナー保持手段を伏せた状態にし
て、下布を押えるとともに、下布上面にファスナーを位
置合わせする。
保持させ、このファスナー保持手段を伏せた状態にし
て、下布を押えるとともに、下布上面にファスナーを位
置合わせする。
【0016】ついでこのファスナーの上方に、ガイド体
に先端を当接するようにして上布を位置合わせして載置
する。
に先端を当接するようにして上布を位置合わせして載置
する。
【0017】そして押え手段を伏せた状態にして上布を
押え、この保持装置を取り付け手段により縫製装置に設
置する。
押え、この保持装置を取り付け手段により縫製装置に設
置する。
【0018】次いで縫製装置を押え装置により押え、移
動手段を駆動し保持装置を移動させつつミシンにより直
線縫い目を形成する。
動手段を駆動し保持装置を移動させつつミシンにより直
線縫い目を形成する。
【0019】
【実施例】図面にもとづいてこの考案の実施例を説明す
る。図1ないし図4はこの考案に係るファスナー縫製ミ
シンの一実施例を示す図である。
る。図1ないし図4はこの考案に係るファスナー縫製ミ
シンの一実施例を示す図である。
【0020】図1はファスナー縫製ミシンの保持装置を
示す正面図であり、図において1は支持板であり、この
支持板1には図2に示すように、縫い針(不図示)を挿
通するよう長手方向に形成される長手の貫通穴4を有す
るとともに、後述の縫製手段に着脱自在な取り付け部1
aを備えている。
示す正面図であり、図において1は支持板であり、この
支持板1には図2に示すように、縫い針(不図示)を挿
通するよう長手方向に形成される長手の貫通穴4を有す
るとともに、後述の縫製手段に着脱自在な取り付け部1
aを備えている。
【0021】Gは支持板1の上面に固定されるガイド体
であり、このガイド体Gは図2に示すように貫通穴4と
適宜の距離をおいて平行に固定されている。なおこの実
施例においてガイド体Gは二体設けられている。
であり、このガイド体Gは図2に示すように貫通穴4と
適宜の距離をおいて平行に固定されている。なおこの実
施例においてガイド体Gは二体設けられている。
【0022】また2はファスナー保持手段であり、この
ファスナー保持手段2はU字形状をなし、先端に保持部
5を備え、他端部は支持板1に対し蝶番6を介して設置
され、保持部5を起伏回動することが可能となってい
る。
ファスナー保持手段2はU字形状をなし、先端に保持部
5を備え、他端部は支持板1に対し蝶番6を介して設置
され、保持部5を起伏回動することが可能となってい
る。
【0023】このファスナー保持手段2の保持部5は、
図2に示すようにファスナーFの務歯部Faを係止する
溝部5aを備え、この溝部5aにファスナーFを横方向
から挿入することによりファスナーFを保持することが
出来る。
図2に示すようにファスナーFの務歯部Faを係止する
溝部5aを備え、この溝部5aにファスナーFを横方向
から挿入することによりファスナーFを保持することが
出来る。
【0024】またこの保持部5はファスナー保持手段2
の本体に対し、ガイド体G方向に伸びる長穴5bと、こ
の長穴5bに挿入されるネジ5cとにより固定されてい
て、ファスナーFの形状に応じて溝部5aの大きさを調
節出来るようになっている。
の本体に対し、ガイド体G方向に伸びる長穴5bと、こ
の長穴5bに挿入されるネジ5cとにより固定されてい
て、ファスナーFの形状に応じて溝部5aの大きさを調
節出来るようになっている。
【0025】一方3は押え手段であり、この押え手段3
は一端を支持板1と蝶番7を介して設置され、支持板1
の上面で起伏回動することが出来るようになっていて、
図3に示すように断面L字形状の先端部3aを備えてい
る。(図3は先端部3aのみ示す)
は一端を支持板1と蝶番7を介して設置され、支持板1
の上面で起伏回動することが出来るようになっていて、
図3に示すように断面L字形状の先端部3aを備えてい
る。(図3は先端部3aのみ示す)
【0026】また3bは押え手段3の起伏回動を容易な
ものとするよう支持板1の端部に至るまで形成されたレ
バー部である。なおこの実施例において押え手段3は二
体設けられている。
ものとするよう支持板1の端部に至るまで形成されたレ
バー部である。なおこの実施例において押え手段3は二
体設けられている。
【0027】次に以上の構成からなる保持装置による被
縫製物の保持状態を説明する。まず図2に示すように、
下布W1の先端がガイド体Gに当接するように支持板1
の上面に下布W1を載置する。
縫製物の保持状態を説明する。まず図2に示すように、
下布W1の先端がガイド体Gに当接するように支持板1
の上面に下布W1を載置する。
【0028】そしてファスナーFを保持したファスナー
保持手段2を下布W1の上面に伏せ、ファスナー保持手
段2により下布W1を押えるとともに、下布W1の上面
にファスナーFを載置する。
保持手段2を下布W1の上面に伏せ、ファスナー保持手
段2により下布W1を押えるとともに、下布W1の上面
にファスナーFを載置する。
【0029】次いで図3に示すようにファスナー保持手
段2(ファスナーF)の上方に、上布W2を先端部がガ
イド体Gに当接するようにして載置する。
段2(ファスナーF)の上方に、上布W2を先端部がガ
イド体Gに当接するようにして載置する。
【0030】そして押え手段3を伏せて先端部3aによ
り上布W2を押えるようにする。以上説明した一連の作
業により、下布W1とファスナーFと上布W2をそれぞ
れ適正な縫製状態(図6図参照)とすることが出来、こ
の作業はガイド体Gに先端を合わせて載置する、あるい
はファスナーFを溝部5a内に挿入する等の容易な作業
であるので、特別な熟練技術を必要とすることなく迅速
に行うことが出来る。
り上布W2を押えるようにする。以上説明した一連の作
業により、下布W1とファスナーFと上布W2をそれぞ
れ適正な縫製状態(図6図参照)とすることが出来、こ
の作業はガイド体Gに先端を合わせて載置する、あるい
はファスナーFを溝部5a内に挿入する等の容易な作業
であるので、特別な熟練技術を必要とすることなく迅速
に行うことが出来る。
【0031】一方図4に示すBはファスナー縫製ミシン
の縫製手段を示す図である。図4において8はミシンM
の下方に設置された移動手段でありこの移動手段8はモ
ーター9と、このモーター9に回動可能に支持されるベ
ルト10と、を備えて構成されている。
の縫製手段を示す図である。図4において8はミシンM
の下方に設置された移動手段でありこの移動手段8はモ
ーター9と、このモーター9に回動可能に支持されるベ
ルト10と、を備えて構成されている。
【0032】15は移動手段のベルト10の上面に固定
された移動体であり、移動手段8により直線状に移動す
るようになっている。
された移動体であり、移動手段8により直線状に移動す
るようになっている。
【0033】そして12は取り付け手段であり、詳細な
説明は省略するがこの取り付け手段12は上述で説明し
た保持装置A(取り付け部1a)を着脱自在に連結可能
としている。
説明は省略するがこの取り付け手段12は上述で説明し
た保持装置A(取り付け部1a)を着脱自在に連結可能
としている。
【0034】13は移動体15に設けられた押え装置で
あり、この押え装置13は、ミシンMの縫い針の下方に
位置し、軸ピンPにより移動体15に回動可能に支持さ
れる押え枠11と、この押え枠11の回動をなすシリン
ダ14とを備えて構成されている。
あり、この押え装置13は、ミシンMの縫い針の下方に
位置し、軸ピンPにより移動体15に回動可能に支持さ
れる押え枠11と、この押え枠11の回動をなすシリン
ダ14とを備えて構成されている。
【0035】以上説明した縫製手段は、取り付け手段1
2により保持装置A(図1参照)を取り付け、保持装置
Aの保持する被縫製物に位置ずれが生じることがないよ
う、押え装置13により保持装置Aの上面を押え、移動
手段8によりこれらを矢符に示す直線状に移動させ、フ
ァスナー縫製を行うようにする。
2により保持装置A(図1参照)を取り付け、保持装置
Aの保持する被縫製物に位置ずれが生じることがないよ
う、押え装置13により保持装置Aの上面を押え、移動
手段8によりこれらを矢符に示す直線状に移動させ、フ
ァスナー縫製を行うようにする。
【0036】以上説明した保持装置Aと縫製手段Bとか
らなるファスナー縫製ミシンは、熟練した技術を必要と
することなくファスナーFおよび上下両布W1、W2を
迅速かつ容易に適正な縫製位置状態にすることが出来る
とともに、直線状の縫い目により間隔H(図5参照)を
常に一定したものとすることが出来、縫製作業能率を向
上させ、縫製品質を安定したものとすることが可能とな
る。
らなるファスナー縫製ミシンは、熟練した技術を必要と
することなくファスナーFおよび上下両布W1、W2を
迅速かつ容易に適正な縫製位置状態にすることが出来る
とともに、直線状の縫い目により間隔H(図5参照)を
常に一定したものとすることが出来、縫製作業能率を向
上させ、縫製品質を安定したものとすることが可能とな
る。
【0037】また、保持装置Aを二体用意しておけば、
縫製手段Bの駆動時に保持手段Aへの被縫製物の取り付
け作業を行うことが出来るので、生産能率をより高いも
のとすることが可能となる。
縫製手段Bの駆動時に保持手段Aへの被縫製物の取り付
け作業を行うことが出来るので、生産能率をより高いも
のとすることが可能となる。
【0038】さらに、捨て縫いを行う必要がないのでミ
シンの駆動時間を半分にすることが出来、ミシンの消耗
品、たとえば縫い針、縫い糸、ミシン油等の消費量を従
来の半分にすることが出来、生産コストを低減させるこ
とが可能となる。
シンの駆動時間を半分にすることが出来、ミシンの消耗
品、たとえば縫い針、縫い糸、ミシン油等の消費量を従
来の半分にすることが出来、生産コストを低減させるこ
とが可能となる。
【0039】
【考案の効果】この考案に係るファスナー縫製ミシンは
以上説明したように、下布、ファスナー、そして上布を
縫製位置状態とする保持装置と、この保持装置を直線状
に移動させ、縫い目形成をなす縫製手段とを備えて構成
したので、熟練した技術を必要とすることなく迅速かつ
容易に被縫製物の位置合わせ作業を行うことが出来、作
業能率を向上させることが出来る。
以上説明したように、下布、ファスナー、そして上布を
縫製位置状態とする保持装置と、この保持装置を直線状
に移動させ、縫い目形成をなす縫製手段とを備えて構成
したので、熟練した技術を必要とすることなく迅速かつ
容易に被縫製物の位置合わせ作業を行うことが出来、作
業能率を向上させることが出来る。
【0040】また形成する縫い目を適正に直線状にする
ことが出来るので、ファスナーの務歯部と布地端部の間
隔を一定したものとし、縫製品質を安定したものとする
ことが出来る。
ことが出来るので、ファスナーの務歯部と布地端部の間
隔を一定したものとし、縫製品質を安定したものとする
ことが出来る。
【0041】さらに捨て縫いを行う必要がないのでミシ
ンの消耗品である縫い針、縫い糸、ミシン油等を従来の
半分にすることが出来、生産コストを低減させることが
可能となる。
ンの消耗品である縫い針、縫い糸、ミシン油等を従来の
半分にすることが出来、生産コストを低減させることが
可能となる。
【図1】この考案に係るファスナー縫製ミシンの保持装
置の一実施例を示す正面図である。
置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示した保持装置の支持板、ガイド体、フ
ァスナー保持手段および下布、ファスナーの設置状態を
示す一部切欠斜視図である。
ァスナー保持手段および下布、ファスナーの設置状態を
示す一部切欠斜視図である。
【図3】図1に示した保持装置への上布の設置状態およ
び押え手段の作用を示す一部切欠斜視図である。
び押え手段の作用を示す一部切欠斜視図である。
【図4】この考案に係るファスナー縫製ミシンの縫製手
段の構成状態を示す外観斜視図である。
段の構成状態を示す外観斜視図である。
【図5】上布と下布およびこれらの間に縫製されるファ
スナーを示す一部切欠斜視図である。
スナーを示す一部切欠斜視図である。
【図6】図5に示したファスナーの縫製状態を示す一部
切欠説明図である。
切欠説明図である。
A 保持装置 B 縫製手段 F ファスナー G ガイド体 W1 下布 W2 上布 1 支持体 2 ファスナー保持手段 3 押え手段 4 貫通穴 5 保持部
Claims (1)
- 【請求項1】 下布と上布との間にファスナーを縫製す
るためのファスナー縫製ミシンであって、下布と上布と
ファスナーとを縫製位置状態に保持する保持装置と、ミ
シンを備え、保持装置を着脱自在に支持し縫い針下方で
直線状に移動させる縫製手段と、を備えて構成し、前記
保持装置は、 ミシンの縫い針が挿通する長手の貫通穴を有する支持板
と、 支持板の貫通穴近傍に設けられ、下布および上布の先端
部と当接し、これら両布の縫製部と貫通穴との位置合わ
せをなすガイド体と、 先端にファスナーの務歯部を保持する保持部を有し、他
端を支持板に起伏回動可能に支持され、伏せた状態とし
た際にファスナーの縫製部を下布を介し貫通穴の上方と
するファスナー保持手段と、 一端を支持板に起伏回動可能に支持し、伏せた状態とし
た際、先端部によりファスナーの上方に載置される上布
の先端を押え止める押え手段と、を備えて構成し、 前記縫製手段は、保持装置を着脱自在に支持する取り付
け手段と、 縫製時における被縫製物の位置ずれを防止するよう、保
持装置を上方から押える押え装置と、 取り付け手段および押え装置を支持し、これらをミシン
の縫い針の下方で直線状に移動させる移動手段と、を備
えて構成したことを特徴とするファスナー縫製ミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10555291U JP2515751Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ファスナー縫製ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10555291U JP2515751Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ファスナー縫製ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551260U JPH0551260U (ja) | 1993-07-09 |
JP2515751Y2 true JP2515751Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=14410732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10555291U Expired - Lifetime JP2515751Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ファスナー縫製ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515751Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP10555291U patent/JP2515751Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0551260U (ja) | 1993-07-09 |
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