JPH05115650A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH05115650A
JPH05115650A JP28320091A JP28320091A JPH05115650A JP H05115650 A JPH05115650 A JP H05115650A JP 28320091 A JP28320091 A JP 28320091A JP 28320091 A JP28320091 A JP 28320091A JP H05115650 A JPH05115650 A JP H05115650A
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JP
Japan
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looper
thread
end side
guide member
base end
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JP28320091A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Okita
輝彦 大喜多
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーパへの糸掛けを確実に行うことができる
ミシンを提供すること。 【構成】 糸通しベース19には、スライダ37が案内
ピン39a,bによって、案内孔33に沿って往復動可
能に、且つ案内ピン39bを中心に回動可能に支持され
ている。そのスライダ37には、糸案内部41aを有す
る糸案内部材41が設けられており、その糸案内部材4
1には、バネ49の一端が取り付けられ、他端は糸通し
ベース19のルーパ11先端側に取り付けられている。
そして、スライダ37をバネ49に抗してルーパ11の
基端側に移動させると、糸案内部41aはルーパ11の
糸挿通孔11aの前面を横切ってルーパ糸LTを係止す
る。スライダ37がルーパ11の基端側に達すると、バ
ネ49によってスライダ37が時計回りに回転されて案
内ピン39aが係止孔35に配置され、案内ピン39a
が係止孔35に係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針糸を担持し、上下往
復動される針と、ルーパ糸が挿通される糸挿通孔を有
し、前記針の上下動により形成される針糸の糸輪を捕捉
するために前記針の上下動に同期して揺動されるルーパ
と、前記ルーパの揺動と共に揺動され、ルーパによる前
記針糸の糸輪の捕捉を妨げないようにルーパ糸をルーパ
の基端側を経由させてルーパの糸挿通孔に案内する糸案
内部材と、ルーパの基端側と先端側との間をルーパに沿
って往復移動可能に前記糸案内部材を支持する支持手段
とを有し、前記糸案内部材が前記ルーパの先端側から基
端側へ移動されることにより、糸案内部材がルーパの糸
挿通孔に挿通されたルーパ糸を係止してルーパ基端側へ
移動させるミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンについては、実開
平3−76574号公報に開示されているものがあり、
その概略構成を図を参照して説明する。
【0003】図8に示すように、ミシン機枠(図示せ
ず)内には、ミシン主軸(図示せず)に連結されたルー
パ軸61により、揺動杆62が揺動可能に設けられ、そ
の揺動杆62の上端には、目孔63a及び糸案内溝63
bを有するルーパ63の下端が取付ネジ64により取り
付けられている。そして、このルーパ63は、図示しな
い針の上下動に同期して揺動する揺動杆62により、図
中左右に揺動駆動される。
【0004】揺動杆62には、取付板65が取付ネジ6
4により取り付けられており、この取付板65の中央部
には、糸案内部材66及び操作レバー67が支点ピン6
8により重ね合わせ状に且つ回動可能に取り付けられ、
全体として糸案内機構69を構成している。
【0005】また、取付板65の先端には、ロックスプ
リング73,操作レバー67用のスプリング74及び糸
案内部材66を図に示す実線の位置(以下第二の位置と
称す)側に常時回動付勢するスプリング(図示せず)
が、固定ネジ75により取り付けられている。
【0006】また、糸案内部材66は、中央に前記支点
ピン68の挿通孔を有する本体66aと、この本体66
aの上端部に一体形成された糸係止案内部66bから構
成されており、糸係止案内部66bは、本体66aに対
し段付状に連結され、第二の位置において図中右側面が
ルーパ63の基端側に近接されている。
【0007】前記本体66aの上部には、前記取付ネジ
64を逃げるための円弧孔77が設けられており、また
本体66aの上部左端には、ロックスプリング73のL
形状に曲げられた先端部が、本体66aの裏側から係止
されるロック溝78が設けられている。そして、ロック
スプリング73のロック溝78への係止により、糸案内
部材66が第二の位置に保持される。
【0008】この本体66aの前記挿通孔下方位置に
は、所定幅を有する連動用凹部79が設けられており、
また本体66aの下部右側には、糸案内70が一体に設
けられている。
【0009】一方、前記糸係止案内部66bには、その
先端に、く字状をなす糸係止用凹部82を介し糸係止片
83が設けられており、糸係止片83の先端部は、表側
に曲げられ、ルーパ糸71を自動的に糸係止用凹部82
に案内できるようになっているとともに、糸係止片83
の基端裏面には、糸案内溝84が設けられている。
【0010】前記操作レバー67は、前記支持ピン68
を挿通する挿通孔を有する支点部67aと、この支点部
67aからく字状に延びる操作部67bと、支点部67
aから操作部67bと逆方向に延びるロック解除部67
cとから、全体として平板状に形成されており、操作部
67bには、裏側に折り曲げられて前記連動用凹部79
内に嵌入される連動片80が設けられ、またロック解除
部67cの先端には、角部を斜めにカットしてロック解
除用カム86が形成されている。そして、この操作レバ
ー67は、前記スプリング74により図中反時計回りに
付勢され、前記連動片80が連動用凹部79の図中右端
縁に接触される。一方、操作レバー67を、その連動片
80が連動用凹部79の図中左端縁に接触する位置ま
で、スプリング74の付勢力に抗して時計回りに回動さ
せると、前記ロック溝78に係止されていたロックスプ
リング73の先端部が、ロック解除用カム86により押
し上げられて糸案内部材66の保持が解除され、以後
は、操作レバー67により糸案内部材66を回動させる
ことができる。
【0011】このように構成されたミシンにルーパ糸7
1の糸掛けを行う場合には、まず、糸供給源から引き出
したルーパ糸71を糸案内70を介してルーパ63の目
孔63aに通した後、目孔63aと糸案内70との間の
ルーパ糸71に弛みがなくなるように、ルーパ糸71の
先端を引張る。
【0012】次いで、操作レバー67を、連動片80が
連動用凹部79の図中左端縁に接触する位置まで時計回
りに回動させる。すると、ロック溝78に係止されてい
たロックスプリング73の先端部が、ロック解除用カム
86により押し上げられてロック溝78から抜け出し、
糸案内部材66の保持が解除される。このため、操作レ
バー67を回動させれば、操作レバー67と共に糸案内
部材66も時計回りに回動する。
【0013】このようにして、糸案内部材66を図に二
転鎖線で示す位置(以下第一の位置と称す)まで回動さ
せたならば、操作レバー67から手を離す。すると、糸
案内部材66は図示しないスプリングにより第二の位置
側に常に回動付勢されているので、ルーパ63の糸案内
溝63b基端の位置まで自動的に戻される。また、操作
レバー67も、連動用凹部79に連動片80が嵌入され
ているので、元の位置まで戻される。
【0014】この際、糸係止案内部66bの糸係止片8
3先端は、表側に曲げられているので、糸案内部材66
が第一の位置から第二の位置まで戻る際に、ルーパ糸7
1が糸係止片83に引掛けられ、糸係止用凹部82に案
内される。このため、糸案内部材66が第二の位置まで
戻った際には、糸案内70とルーパ63の目孔63aと
の間のルーパ糸71が、自動的に糸案内溝63bの基端
まで案内される。
【0015】なお、糸案内部材66が第二の位置まで戻
ると、ロックスプリング73の先端部がロック溝78に
係止され、糸案内部材66が第二の位置で保持される。
これをもってルーパ11への糸掛けが終了する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成のミシンでは、糸供給源から引き出したル
ーパ糸71を糸案内70を介してルーパ63の目孔63
aに通した後、操作レバー77を回動させて糸案内部材
66を第一の位置に回動させているので、糸案内部材6
6の回動と共に糸案内70も回動されてルーパ糸71が
糸供給源から引張り出される。そして、糸案内部材66
が第一の位置から第二の位置に回動されると、その回動
と共に糸案内70も回動されて、糸案内部材66が第一
の位置に回動されたときに引張り出されたルーパ糸71
が弛み、糸係止片83がルーパ糸71を引掛けられなく
なり、糸掛けができないといった問題があった。
【0017】また、糸案内部材66はスプリングによっ
て回動されて第一の位置から第二の位置に配置されるの
で、ルーパ糸71が引っかかる等の異常が発生すると、
糸案内部材66が第二の位置に戻らなくなり、ロックス
プリング73の先端部がロック溝78に係止されない
で、糸案内部材66が保持されない。従って、ミシン駆
動中に糸案内部材66が回動して縫製不良が起きるとい
った問題があった。
【0018】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ルーパへの糸掛けを確実に行う
ことができるミシンを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、針糸を担持し、上下往復動される針と、
ルーパ糸が挿通される糸挿通孔を有し、前記針の上下動
により形成される針糸の糸輪を捕捉するために前記針の
上下動に同期して揺動されるルーパと、前記ルーパの揺
動と共に揺動され、ルーパによる前記針糸の糸輪の捕捉
を妨げないようにルーパ糸をルーパの基端側を経由させ
てルーパの糸挿通孔に案内する糸案内部材と、ルーパの
基端側と先端側との間をルーパに沿って往復移動可能に
前記糸案内部材を支持する支持手段とを有し、前記糸案
内部材が前記ルーパの先端側から基端側へ移動されるこ
とにより、糸案内部材がルーパの糸挿通孔に挿通された
ルーパ糸を係止してルーパ基端側へ移動させるミシンに
おいて、前記糸案内部材を前記ルーパの基端側から先端
側へ付勢する弾性部材と、前記弾性部材の付勢力に抗し
て前記糸案内部材を前記ルーパの基端側で係止可能な係
止手段とを備えている。
【0020】
【作用】上記の構成を有する本発明のミシンでは、弾性
部材が前記糸案内部材を前記ルーパの基端側から先端側
へ付勢している。前記弾性部材の付勢力に抗して前記糸
案内部材を前記ルーパの基端側に移動させると、係止手
段がこれを係止する。このため、作業者が前記糸案内部
材を前記ルーパの基端側に移動させて、前記係止手段に
係止させているのでルーパへの糸掛けを確実に行うこと
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明をオーバーロックミシンに具体
化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0022】図7に示すように、ミシン機枠1のアーム
部2には押え棒3を介して布押え4が装着されるととも
に、針棒5を介して二本のミシン針6が上下動可能に設
けられている。ミシン針6の目孔(図示せず)には針糸
(図示せず)が糸調子器(図示せず)等を介して供給さ
れる。
【0023】ミシン機枠1の下部にはアンダールーパ1
1とオーバールーパ(図示せず)とが内装されており、
そのアンダールーパ11及びオーバールーパとミシン針
6とを作業者の手動回転により作動させる手動操作プー
リ47がミシン機枠1の右部に設けられている。アンダ
ールーパ11及びオーバールーパ先端の糸挿通孔には、
ルーパ糸が糸調子器およびルーパ天秤(図示せず)を介
して挿通される。そしてアンダールーパ11及びオーバ
ールーパとミシン針6との協動により針糸およびルーパ
糸を使用して図示しない加工布に、オーバーロック縫目
が形成されるようになっている。
【0024】なお、ベッド部10の前面を除くミシン機
枠1の下部前面は、カバー13により開閉可能に覆われ
ている。切断装置(図示せず)により切断された加工布
の切れ端を案内するための案内板14は、カバー13と
一体に開閉される。
【0025】ミシン機枠1内には、ミシン主軸(図示せ
ず)に連結されて揺動されるルーパ軸17に、ルーパ腕
18が固定されている。
【0026】図4に示すように、ルーパ腕18の先端に
は、ネジ20及び長孔21により前記ルーパ11が上下
位置調節可能に、かつベッド面の下方に位置するように
固定されており、そのルーパ11には、前記ルーパ11
の先端側から基端側に延び、且つその両端が図中上方に
延びた糸通しベース19がネジ31により固定されてい
る。ルーパ11の前面には、その長手方向に沿って糸案
内溝23が凹設され、その溝23の先端に前記糸挿通孔
11aが貫設されている。
【0027】図4に示すように、糸通しベース19に
は、ルーパ11と略平行にルーパ11の先端側から基端
側に延びる案内孔33が形成され、その案内孔33の一
端(ルーパ11の基端側)には、図中右斜め上方に延び
る係止孔35が形成されている。糸通しベース19に
は、スライダ37が案内ピン39a,bによって、前記
案内孔33に沿って往復動可能に、且つ案内ピン39b
を中心に回動可能に支持されている。このため、スライ
ダ37を案内孔33のルーパ基端側に移動させて、スラ
イダ37を案内ピン39bを中心に回転させて案内ピン
39aを係止孔35に配置できる。
【0028】ルーパ11による前記針糸の糸輪の捕捉を
妨げないようにルーパ糸をルーパ11の基端側を経由さ
せてルーパ11の糸挿通孔11aに案内する糸案内部4
1aを有する糸案内部材41がスライダ37の図中左側
上部に設けられ、前記ルーパ天秤側からのルーパ糸を導
き入れるための糸案内部材43がスライダ37の中央部
に設けられ、スライダ37を移動操作するための操作部
45がスライダ37の図中右端に設けられている。糸案
内部材41の先端部は、ルーパ11の上方において図中
後方に延びている。
【0029】また、糸通しベース19の一端(ルーパ1
1の先端側)の上方に延びた部分には、貫通孔47が形
成され、その貫通孔47には、弾性部材としてのバネ4
9の一端が取り付けられている。そのバネ49の他端
は、糸案内部材41の前記案内ピン39bより上方に形
成された貫通孔51に取り付けられている。このため、
糸案内部材41及びスライダ37はバネ49によって、
ルーパ11の先端側に常時付勢されている。
【0030】スライダ37がバネ49により付勢されて
ルーパ11の先端側に配置されているとき、糸案内部材
41の糸案内部41aはルーパ11の糸挿通孔11aよ
り先端側に配置されている。図5に示すように、スライ
ダ37を前記案内孔33に沿ってルーパ11の基端側に
移動させると、糸案内部材41の糸案内部41aはルー
パ11の糸挿通孔11aの図中前面を横切ってルーパ1
1の基端側へ移動される。すると、バネ49が糸案内部
材41の前記案内ピン39bより上方に形成された貫通
孔51に取り付けられているので、図6に示すように、
バネ49によって、スライダ37が案内ピン39bを中
心に図中時計回りに回転されて案内ピン39aが係止孔
35に配置され、案内ピン39aが係止孔35に係止さ
れる。このとき、糸案内部材41の糸案内部41aは、
ルーパ11の基端付近に配置されている。
【0031】さて、このように構成されたオーバーロッ
クミシンにルーパ11への糸掛けを行なう場合には、ま
ずカバー13を解放すると共に、プーリ47の操作によ
りルーパ腕18を右方へ回動して、ルーパ11の糸挿通
孔11aおよび操作部45をベッド部10外に露出させ
る。続いて、操作部45を反時計回りに回転させると、
案内ピン39aが係止孔35から案内孔33に移動さ
れ、バネ49によってスライダ37が案内孔33に沿っ
てルーパ11の先端側に引き出される。すると、図4に
示すように、糸案内部材41の糸案内部41aがルーパ
11の糸挿通孔11aより先端側に配置される。
【0032】次に、図1に示すように、前記ルーパ天秤
側から導かれたルーパ糸LTがルーパ11の糸挿通孔1
1aに挿通される。
【0033】続いて、図2に示すように、作業者が操作
部45を操作してスライダ37をバネ49のバネ力に抗
してルーパ11の基端側の案内孔33の端部に移動す
る。この移動時に糸案内部材41の糸案内部41aがル
ーパ11の糸挿通孔11aの図中前面を横切ることによ
りルーパ糸LTを係止し、スライダ37が案内孔33の
端部まで達するまでに糸案内部材41の糸案内部41a
とルーパ天秤との間のルーパ糸LTを糸案内部材43が
係止する。そして、スライダ37が案内孔33の端部に
達すると、図3に示すように、バネ49によってスライ
ダ37が案内ピン39bを中心に時計回りに回転されて
案内ピン39aが前記係止孔35に配置され、案内ピン
39aが係止孔35に係止される。このとき、糸案内部
材41の糸案内部41aが、ルーパ11の基端付近に配
置されており、ルーパ天秤から導かれたルーパ糸LT
は、糸案内部材43と糸案内部材41の糸案内部41a
とに受け渡されてルーパ11の糸案内溝23に沿って糸
挿通孔11aに至っている。これをもってルーパ11へ
の糸掛けが終了する。
【0034】このようなミシンによれば、糸案内部41
aがバネ49によりルーパ11の糸挿通孔11aより先
端側に配置されている状態で糸供給源からのルーパ糸L
Tをルーパ11の糸挿通孔11aに通し、作業者がバネ
49の付勢力に抗してスライダ37をルーパ11の基端
側に移動させると、バネ49の付勢力によりスライダ3
7が時計回りに回動されて案内ピン39aが係止孔35
に配置され、案内ピン39aが係止孔35に係止され
て、糸掛けが終了するので、糸掛けが確実に且つ容易に
行われる。
【0035】また、糸掛け時において、ルーパ糸LTに
引っかかり等の異常が発生すると、スライダ37がルー
パ11の基端側へ移動しなくなり、作業者はルーパ糸L
Tの異常に気がつくので、ルーパ糸LTの異常に気づか
ずにミシンを駆動してしまって縫製不良を起こすといっ
たことがない。
【0036】更に、糸案内部材41の先端部がルーパ1
1の上方において図中後方に延びているので、ルーパ1
1が針糸の糸輪を捕捉した状態でも、糸掛けを行うため
に糸案内部材41をルーパ11の先端側に移動させれ
ば、糸案内部材41の先端部がルーパ11に捕捉された
針糸をルーパ11から離脱させる。従って、ルーパ11
に針糸が捕捉された状態でルーパ糸LTの糸掛けが行わ
れることがない。
【0037】ここで、支持手段は、糸通しベース19,
スライダ37,案内孔33,案内ピン39a,b等から
構成されており、係止手段は、係止孔35,案内ピン3
9a等から構成されている。
【0038】尚、本実施例では、糸案内部材41を直線
的に移動させているが、糸案内部材41の移動方法は問
わず、例えば回動でもよい。
【0039】また、本実施例では、糸案内部材41の他
に糸案内部材43を設けているが、糸案内部材41があ
れば、その他の糸案内部材の数について、これに限定す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンによれば、糸案内部材が弾性部材によりル
ーパの糸挿通孔より先端側に配置されている状態で糸供
給源からのルーパ糸をルーパの糸挿通孔に通し、作業者
が弾性部材の付勢力に抗して糸案内部材をルーパの基端
側に移動させて係止部材に糸案内部材を係止させて、糸
掛けが終了するので、糸掛けが確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をオーバーロックミシンに具体化した一
実施例のアンダールーパを示す正面図である。
【図2】糸掛け時における糸案内部材がルーパ基端部側
に移動された状態を示す正面図である。
【図3】糸掛けが終了したアンダールーパの状態を示す
正面図である。
【図4】糸案内部材がルーパ先端部に配置された状態を
示す正面図である。
【図5】糸案内部材がルーパ基端部側に移動された状態
を示す正面図である。
【図6】糸案内部材がルーパ基端部側に係止された状態
を示す正面図である。
【図7】オーバーロックミシンを示す正面図である。
【図8】従来技術のアンダールーパを示す正面図であ
る。
【符号の説明】
11 ルーパ 19 糸通しベース 33 案内溝 35 係止孔 37 スライダ 39a 案内ピン 39b 案内ピン 41 糸案内部材 41a 糸案内部 49 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針糸を担持し、上下往復動される針と、
    ルーパ糸が挿通される糸挿通孔を有し、前記針の上下動
    により形成される針糸の糸輪を捕捉するために前記針の
    上下動に同期して揺動されるルーパと、前記ルーパの揺
    動と共に揺動され、ルーパによる前記針糸の糸輪の捕捉
    を妨げないようにルーパ糸をルーパの基端側を経由させ
    てルーパの糸挿通孔に案内する糸案内部材と、ルーパの
    基端側と先端側との間をルーパに沿って往復移動可能に
    前記糸案内部材を支持する支持手段とを有し、前記糸案
    内部材が前記ルーパの先端側から基端側へ移動されるこ
    とにより、糸案内部材がルーパの糸挿通孔に挿通された
    ルーパ糸を係止してルーパ基端側へ移動させるミシンに
    おいて、 前記糸案内部材を前記ルーパの基端側から先端側へ付勢
    する弾性部材と、 前記弾性部材の付勢力に抗して前記糸案内部材を前記ル
    ーパの基端側で係止可能な係止手段とを備えたことを特
    徴とするミシン。
JP28320091A 1991-10-29 1991-10-29 ミシン Pending JPH05115650A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104178943A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 曾贤长 缝纫机缝勾组的勾线装置
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