JP4063832B2 - ミシンの布張り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加工布をミシンの縫目形成箇所において張り付ける布張り装置に関するものである。
従来、刺繍ミシンにおいて、靴下やリストバンド等の筒形加工布を円筒枠を用いて張り付ける装置が知られている。特許文献1に開示された布張り装置は、図11に示すように、刺繍ミシンのシリンダーベッド(図示略)の外側に挿入される円筒枠101に、シリンダーベッドの縫目形成箇所を露出させる縫製窓102と、縫製窓102に被せた厚手の芯地Cを円筒枠101に押える芯地押え部材105と、芯地Cに被せた加工布を芯地と共に円筒枠101に押える布押え部材103とが設けられている。芯地押え部材105は、芯地Cを一回の動作で押えることができるように、前端が閉じた平面コ字形枠状に形成され、後端にて円筒枠101に上下方向へ開閉可能に取り付けられている。
国際公開番号WO00/53836号公報
ところが、従来の布張り装置によると、芯地押え部材105が芯地Cを円筒枠101の左右両側において同時に後から前へ押え付けて行くので、芯地Cが後下がりの円筒形になったり、局部的に変形したりしやすく、芯地全体を円筒枠101の外周面に正しく整合させることが困難であった。このため、いったん張り付けた芯地Cを手直ししたり、再度張り直したりする必要があり、芯地Cのセット作業に手間がかかるという問題点があった。本発明の目的は、上記課題を解決し、芯地を円筒枠に簡単に張り付けることができるミシンの布張り装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の布張り装置は、次の手段[1]又は[2]を採ったものである。
[1]縫製窓(37)が形成された円筒枠(19)と、縫製窓(37)に被せた芯地(C)を円筒枠(19)に押える芯地押え部材(38)と、縫製窓(37)の中間位置で芯地(C)を受ける支承部材(40)とを備え、支承部材(40)は円筒枠(19)の外径と略同じ曲率で湾曲形成され、縫製窓(37)を跨ぐ形態で、両端の取付部(40a)にて円筒枠(19)に前後方向の位置調整可能に取り付けられ、芯地押え部材(38)は、押えた芯地(C)と円筒枠(19)との間に支承部材(40)を挟まないように支障部材(40)よりも下側で芯地(C)を押えることを特徴とするミシンの布張り装置。
[2]上記[1]のミシンの布張り装置であって、円筒枠(19)の前端部内側には環状板(46)が固着され、芯地押え部材(38)の前端を環状板(46)に掛止させるミシンの布張り装置。
ここで、芯地押え部材を前後方向に長く形成して円筒枠の左右両側に2本配設し、2本の芯地押え部材を円筒枠に対し別々に開閉可能に取り付けることが好ましい。この芯地押え部材の開閉方向は、上下、左右どちらの方向でもよいが、芯地を前後同じ高さで円筒枠に容易に張り付けることができる点で、左右の芯地押え部材の後端を円筒枠の左右両側に固定し、左右の芯地押え部材の前端を円筒枠に対し左右方向へ開閉可能に設けるのが好ましい。芯地の緩みや変形を防止するために、円筒枠の外面に縫製窓の左右両側縁に沿って延びる緩み止めを突設し、緩み止めの下側に芯地押え部材を配設してもよい。
芯地押え部材の形状は、特に限定されず、例えば、前後方向に長い棒状又は帯板状等を採用できる。いずれの場合も、前後方向に長い芯地押え部材が芯地の各部を均一な力で押えることができるように、芯地押え部材の内側に、前後方向の複数箇所で芯地に弾性接触する押圧片を設けるのが好ましい。また、芯地押え部材の前端に、円筒枠に掛止される仮止め爪を設け、加工布を張り付けるまでの間に芯地を形状保持できるように構成してもよい。
芯地に被せた加工布を芯地と共に円筒枠に押える布押え部材を設けることができる。布押え部材の構成は、特に限定されないが、芯地及び加工布を同時にしっかりと保持できる点で、例えば、布押え部材に、芯地押え部材と外側から対向する左右2本の布押えを設け、布押えと芯地押え部材とを束ねて円筒枠に締め付けるバンドを備えた構成を採用できる。この場合、芯地押え部材の外面に、加工布の滑り止めを設けるとよい。
請求項に係る発明の布張り装置によれば、芯地を縫製窓の中間位置の支承部材により支持して該縫製窓に被せ、芯地押え部材で円筒枠に押えて簡単に張り付けることができ、また、刺繍柄に合わせて支承部材の前後方向の位置を調整できる。
また、請求項に係る発明の布張り装置によれば、上記効果に加え、縫製窓に被せた芯地を円筒枠に押えた状態の芯地押え部材の前端を、円筒枠の前端部内側の環状板に掛止して閉鎖状態とし、芯地を円筒枠に簡単に張り付けることができる。
以下、本発明を刺繍ミシンに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、刺繍ミシンの機枠(図示略)にはヘッド1とシリンダーベッド2とが上下に設置され、ヘッド1の下端に針3が取り付けられ、シリンダーベッド2の前端部に釜4と針板11とが設けられている。シリンダーベッド2の上面にはY方向移動体5が支持され、この移動体5に基板6が垂直に結合されている。基板6の前面側には駆動リング7を支持する3つのローラ8が配設され、基板6の裏面側にはシリンダーベッド2の下部溝9に係合する2つのガイドローラ10が設けられている。
Y方向移動体5の上にはレール12を介しX方向移動体13が支持され、この移動体13の左右両端にプーリ14が設けられている。プーリ14にはワイヤロープ15がスプリング16で緩み取りした状態で張設され、ロープ15の中間部分が駆動リング7に巻き付けられている。Y方向移動体5及びX方向移動体13は刺繍ミシンの縫製枠駆動機構(図示略)に連結され、Y方向移動体5により基板6を介して駆動リング7がシリンダーベッド2の軸線方向(前後方向)へ往復移動されるとともに、X方向移動体13によりワイヤロープ15を介して駆動リング7がシリンダーベッド2の軸線周りで往復回動される。
靴下やリストバンド等の筒形加工布の縫製加工に際しては、布張り装置18の円筒枠19がシリンダーベッド2の外側に挿入され、後端の取付部19aにて駆動リング7に取り付けられる。円筒枠19の後端部外周には係止片20とフランジ21とが突設され、駆動リング7に、係止片20に係合するレバー22と、フランジ21に弾性接触するバネ23とが設けられている。そして、円筒枠19がレバー22によりバネ23を介して駆動リング7に緩みなく結合され、駆動リング7と一体にシリンダーベッド2の軸線方向及び軸線周りで駆動され、針3と釜4との協働により、円筒枠19に張り付けられた加工布に縫目が形成される。
図3に示すように、シリンダーベッド2の前端面には左右一対のアーム25が突設され、アーム25の上に針板11が水平に固定されている。針板11の左右両肩部には円筒枠19の内面に接近して対向する曲面11aが形成され、針板11の中央平坦部には針孔26aを備えたボス部26が低く突設されている。針板11の下側には開放部29が形成され、この開放部29に釜駆動軸31の前端部が突出し、釜駆動軸31に釜4が取り付けられている。
また、開放部29には円筒枠19を内側から案内する案内部材27が配置されている。案内部材27は後端の連結部27aと左右の側壁部27bとから前端が開いた平面コ字形に形成され、側壁部27bをアーム25の外側に差し込んだ状態で、連結部27aが釜駆動軸31の下側でシリンダーベッド2の前端面にネジ32で分解可能に取り付けられている。左右の側壁部27bの外側には湾曲板33が溶接により固着され、この湾曲板33によって、側壁部27bに円筒枠19と同心でその内面に接近する円筒面30(本明細書では、図示例のような部分的な円筒面も含めて単に円筒面という。)が設けられている。
案内部材27の下側には防護カバー28が取り付けられ、このカバー28によって釜4が下側から覆われている。防護カバー28は平板部28aと湾曲部28bとから正面U字形に折曲形成され、湾曲部28bにより、カバー28に案内部材27の円筒面30と同じ曲率の円筒面36が設けられている。平板部28aには半球形の突起34が外側へ打ち出され、案内部材27の側壁部27bには突起34が嵌合する孔35が形成されている。そして、防護カバー28は、平板部28aを側壁部27bの内側に差し込んだ状態で、突起34と孔35との嵌合により、案内部材27に着脱自在に取り付けられている。
図4〜図7に示すように、円筒枠19には、針板11を露出させる縫製窓37と、縫製窓37に被せられた芯地Cを円筒枠19に押える芯地押え部材38と、芯地Cに被せられた例えば筒形の加工布Wを芯地Cと共に円筒枠19に押える布押え部材39と、縫製窓37の中間位置で芯地C及び加工布Wを受ける支承部材40とが設けられている。なお、芯地Cは、加工布Wの陥没を防ぐ形状保持材であって、厚紙や不織布等の比較的剛性のある素材が用いられる。また、加工布Wが革やフェルト等の剛性素材からなる場合は、芯地Cを使用せず、加工布Wを円筒枠19に直接張り付けて縫製することもできる。
縫製窓37は円筒枠19の前後動ストロークに応じた長さで形成され、円筒枠19には、縫製窓37の前後両端縁に沿ってゴム製の滑り止め42が接着され、縫製窓37の左右両側縁に沿って帯状の鋼板又はゴムからなる緩み止め43が突設されている。支承部材40は円筒枠19の外径と略同じ曲率で湾曲形成され、縫製窓37を跨ぐ形態で、両端の取付部40aにてネジ44で緩み止め43のネジ孔43aに前後に位置調整可能に取り付けられている。円筒枠19の後端取付部19aには駆動リング7のバネ23を進入させる切欠45が形成されている。円筒枠19の前端部内側には環状板46が固着され、その一部に芯地Cを前方から位置決めするストッパ47が突設されている。
芯地押え部材38は、帯状の鋼板により前後に長く(縫製窓37より長く)形成され、緩み止め43の下側で円筒枠19の左右両側に2本配設されている。芯地押え部材38の後端は円筒枠19の左右両側においてフランジ21にネジ49で固定され、芯地押え部材38の前端は円筒枠19に対し左右方向へ別々に開閉可能に設けられている。芯地押え部材38の内側には、前後方向の複数箇所で芯地Cに弾性接触する押圧片50が上から下へ斜めに折り返して形成されている。芯地押え部材38の前端には仮止め爪51が内側へ折り曲げて形成され、この爪51を円筒枠19の切欠52を介し環状板46に弾性的に掛止することにより、芯地押え部材38を閉鎖状態に仮止めできるようになっている。
布押え部材39には、前後に長くかつ前端が開いた左右2本の布押え56が設けられている。左右の布押え56の後端は連結部55により連結され、布押え部材39が前端の開いた平面コ字形に形成されている。布押え56は帯状の鋼板により芯地押え部材38とほぼ同じ長さで形成され、芯地押え部材38に外側から対向している。芯地押え部材38の外面には、布押え56との間に加工布Wを挟み付ける溝付ゴム板製の滑り止め53が貼り付けられている。連結部55は鋼板により円筒枠19を跨ぐ形状で形成され、その左側面にブラケット57が固着されている。ブラケット57には左側の布押え56より外側に位置する軸ネジ58が設けられ、軸ネジ58により布押え部材39が円筒枠19のフランジ21に左右方向へ開閉可能に枢着されている。
左側の布押え56の外面には前後に長い面ファスナーテープ60が貼り付けられ、このテープ60に両端が開いた面ファスナーベルト61が支承部材40に合わせて前後方向へ位置調整可能に係止されている。また、左右の布押え56の前端には係止孔62が形成され、係止孔62に両端が開いた面ファスナーベルト63が挿通されている。そして、縫目形成箇所である針板11の前後において、左右の布押え56と左右の芯地押え部材38とを前後の面ファスナーベルト61,63により束ねた状態で円筒枠19に締め付けるようになっている。なお、面ファスナーベルト61,63としては、表裏両面の全域に面ファスナーを設けたもの、両端部分のみに面ファスナーを設けたもの等を使用できる。
上記のように構成された刺繍ミシンにおいて、次に、布張り装置18の使用方法について説明する。筒形加工布の刺繍加工にあたっては、まず、図1に示すように、円筒枠19をシリンダーベッド2の外側に挿入し、取付部19aを駆動リング7に嵌合し、フランジ21をバネ23に押し付け、レバー22を係止片20に係止して、円筒枠19を緩みのない状態で駆動リング7に取り付ける。
次に、図7及び図8に示すように、布押え部材39を円筒枠19の左側へ開いたのち、芯地Cをストッパ47に当て、支承部材40により支持して、縫製窓37に被せ、左右の芯地押え部材38で円筒枠19に押えて張り付ける。本実施形態の布張り装置18によれば、この芯地押え工程において、次のような作用効果が得られる。
(1)左右2本の芯地押え部材38が円筒枠19に対し別々に開閉可能に取り付けられているので、芯地Cを円筒枠19の左右両側で別々に押えて、円筒枠19の外周面に簡単かつ正確に整合させることができる。より具体的には、左側の芯地押え部材38で芯地Cの左側部分を押えたのち、残りの部分の形状を整えて、右側部分を右側の芯地押え部材38で押え、芯地Cの全体をきれいな円筒形に張り付けることができ、左右逆の順序で張り付けることもできる。
(2)左右の芯地押え部材38の前端が円筒枠19に対し左右方向へ開閉可能に設けられているので、上下方向へ開閉する従来と異なり、芯地Cが斜状の円筒形となるおそれが少なく、これを前後同じ高さで円筒枠19に容易に張り付けることができる。
(3)芯地押え部材38の前端に仮止め爪51が設けられているので、芯地Cの片側部分を仮止めした状態で、反対側部分を両手で容易に調整できるとともに、加工布Wを張り付けるまでの間、芯地Cをきれいな円筒形に保持しておくことができる。
(4)芯地押え部材38が緩み止め43の下側に配設されているので、仮止め状態における芯地Cの緩みや変形を確実に防止することができる。
(5)芯地押え部材38の内側に複数の押圧片50が設けられているので、前後方向に長い芯地押え部材38を用いて、芯地Cの各部を均一な力で緩みなく保持することができる。
続いて、図9及び図10に示すように、加工布Wを芯地Cに被せ、布押え部材39を閉じ、左右の布押え56で加工布Wを芯地Cを介して円筒枠19に押え付ける。その後、前後の面ファスナーベルト61,63の両端を接着して、布押え56を芯地押え部材38と共に円筒枠19に締め付け、加工布Wを円筒枠19に張り付ける。本実施形態の布張り装置18によれば、この布押え工程において、次のような作用効果が得られる。
(6) 左右2本の布押え56が前後2本の面ファスナーベルト61,63によって円筒枠19に締め付けられるので、加工布Wを針板11の四方で均等に押え、押え跡や緩みのない状態で、円筒枠19上に的確に張り付けることができる。
(7)布押え部材39が左右方向へ開閉可能に設けられているので、縫製窓37を全開して、その奥部まで芯地C及び加工布Wをきれいに手早く被せることができる(図7参照)。
(8)布押え部材39が左側の布押え56より外側の軸ネジ58でフランジ21に枢着されているので、布押え部材39を開いたときに、左側の布押え56と円筒枠19との間隔を広く明けて、ここに芯地C及び加工布Wを容易に挿入することができる(図8参照)。
(9)左右の布押え56が左右の芯地押え部材38に外側から対向しているので、これらを2本の面ファスナーベルト61,63で束ねて締め付けることによって、加工布Wと芯地Cとを同時に円筒枠19上にしっかりと保持することができる。
(10)芯地押え部材38の外面に滑り止め53が設けられているので、芯地押え部材38と布押え56との間に加工布Wを緩みなく挟み付けることができる。
(11)両端が開いた面ファスナーベルト61,63が用いられているので、布押え56をワンタッチ操作で緩みなく締め付けることができる。
(12)後側の面ファスナーベルト61が面ファスナーテープ60に前後へ位置調整可能に係止されているので、刺繍柄に合わせて、布押え56を縫目形成箇所の後側間近で締め付けることができる。
(13)前側の面ファスナーベルト63が布押え56の係止孔62に挿通されているので、このベルト63を紛失するおそれがない。
また、本実施形態の刺繍ミシンによれば、シリンダーベッド2の円筒枠案内装置において、次のような作用効果が得られる。
(14)円筒枠19が針板11から分離した案内部材27によって案内されるので、針板11をシリンダーベッド2に常設して、円筒枠19のみならず方形枠や環状枠等にも共用でき、枠替えに際して針板11の交換作業を省くことができる。
(15)針板11の左右両肩部に曲面11aが円筒枠19の内面と接近して対向するように設けられているので、加工布Wを針板11に引っ掛けることなくスムーズに送ることができるとともに、針板11上に広い面積の加工布支持面を形成することができる。
(16)案内部材27の左右の側壁部27bに円筒面30が円筒枠19と同心で内面と接近するように設けられているので、円筒枠19をシリンダーベッド2と平行に精度よく案内することができる。
(17)案内部材27がコ字形に形成されているので、その連結部27aにより案内部材27をシリンダーベッド2に強固に取り付けて、振動を防止することができる。
(18)円筒面30が左右の側壁部27bに設けられているので、針板11より下側の限られたスペースを有効に利用して、そこに釜4を格納でき、かつ、広い面積の円筒面30を形成することができる。
(19)案内部材27に防護カバー28が着脱自在に取り付けられているので、円筒枠19の非使用時に釜4が露出せず安全であり、ボビン交換時にはカバー28を取り外してボビンを釜4に容易に脱着することができる。
(20)防護カバー28に円筒面36が設けられているので、この円筒面36を案内部材27の円筒面30と連続させて、円筒枠19をより広い面積で円滑に案内することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(a)布押え部材39を後端の軸により上下方向へ開閉可能に枢着すること。
(b)布押え部材39の全体を棒材により前端が開いた平面コ字形に形成すること。
(c)布押え部材39の一方の布押え56に前後方向に長いスリットを形成し、このスリットに後側のベルト61を位置調整可能に係止すること。
(d)芯地押え部材38を棒材により前後方向に長く形成すること。
(e)芯地押え部材38を後端にて軸によりスプリングを介して円筒枠19に回動可能に支持すること。
(f)芯地押え部材38と布押え56とを上下に異なる位置で円筒枠19の左右両側に配設すること。
(g)円筒枠19の案内装置において、防護カバー28に相当する部分を案内部材27に一体形成し、案内部材27の外周に上側が開いた正面C字形の円筒面を設けること。
本発明に係るミシンの一実施形態を示すシリンダーベッドの側面図である。 同ベッドの正面図である。 同ベッドに装備された円筒枠案内装置を示す分解斜視図である。 同ミシンの布張り装置を示す斜視図である。 同布張り装置の側面図である。 同布張り装置の一部破断正面図である。 同布張り装置の平面図である。 同布張り装置において芯地及び加工布の装着形態を示す断面図である。 同布張り装置において芯地及び加工布の張り付け形態を示す平面図である。 同布張り装置において芯地及び加工布の張り付け形態を示す断面図である。 従来の布張り装置を示す斜視図である。
符号の説明
18 布張り装置
19 円筒枠
20 係止片
30 円筒面
36 円筒面
37 縫製窓
38 芯地押え部材
39 布押え部材
40 支承部材
46 環状板
56 布押え
C 芯地
W 加工布

Claims (2)

  1. 縫製窓(37)が形成された円筒枠(19)と、縫製窓(37)に被せた芯地(C)を円筒枠(19)に押える芯地押え部材(38)と、縫製窓(37)の中間位置で芯地(C)を受ける支承部材(40)とを備え、
    支承部材(40)は円筒枠(19)の外径と略同じ曲率で湾曲形成され、縫製窓(37)を跨ぐ形態で、両端の取付部(40a)にて円筒枠(19)に前後方向の位置調整可能に取り付けられ
    芯地押え部材(38)は、押えた芯地(C)と円筒枠(19)との間に支承部材(40)を挟まないように支障部材(40)よりも下側で芯地(C)を押えることを特徴とするミシンの布張り装置。
  2. 筒枠(19)の前端部内側には環状板(46)が固着され、芯地押え部材(38)の前端を環状板(46)に掛止させる請求項1記載のミシンの布張り装置。
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