JP2005080895A - ミシンの被縫製物移送装置 - Google Patents

ミシンの被縫製物移送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ミシンフレームに対して横方向に延びた複数のローラを取り巻いて被縫製物を略ループ状に展張された被縫製物の横幅方向の両端部を確実に保持し、以って柄ずれを防ぐ。
【解決手段】 被縫製物移送装置において、被縫製物はミシンフレームに対して横方向に延びた4つのローラ6を取り巻いて略ループ状に展張され、そのループに沿ってタイミングベルト15を介して移送される。展張された被縫製物の横幅方向の両端部は、タイミングベルト15に取り付けられた保持部材17によって保持され、該保持部材17によって被縫製物を保持した状態でタイミングベルト15の動きに伴い被縫製物が移送される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ミシンの被縫製物移送装置に関し、詳しくは被縫製物を複数のローラに略ループ状に展張して移送する被縫製物移送装置に関する。
下記特許文献1には、左右一対の支持体に対し、ベッドの前方及び後方においてそれぞれ左右方向に延びる前ローラ及び後ローラと、ベッドの下方において左右方向に延びる下ローラとが回転可能に軸支された縫製枠が開示されている。前記縫製枠に具わる一対の支持体の一方はスライドレール部材を介して機枠に取り付けられ、機枠に対して左右(X方向)のスライドが可能とされる。スライドレール部材には支持体をX方向に駆動するためのスライド駆動機構が連結されており、スライド駆動機構のX駆動モータの駆動によって、当該縫製枠がX方向に駆動される。
縫製枠に含まれる3つの各ローラ(前ローラ、後ローラ及び下ローラ)の左右両端部には、それぞれ左右一対のプーリが設けてあり、該3つの各ローラは、左右各端部においてプーリに巻き掛けられた一対の連動ベルトによって、連動可能とされる。各プーリにはボールスプライン軸が嵌挿され、各プーリはボールスプライン軸に対し軸方向に移動可能、かつ、ボールスプライン軸の回転と連動するようになっている。これら各ボールスプライン軸の一方の端部は機枠に対してそれぞれ回転可能に取り付けられており、縫製枠は、X方向について駆動されるとき、当該ボールスプライン軸により案内される。ここで、前記各ボールスプライン軸のうち、下ローラの一方の端部に具わるプーリに嵌挿されたものは、その端部において、機枠に取り付けされるのではなく、Y駆動モータに対して取り付けられており、当該Y駆動モータの駆動によって、前記3つのローラが連動回転される。なお、ここで「Y」は各ローラの回転方向を指す。
連動ベルトには、布止め機構として機能する一対の取付部材が設けてあり、取付部材は、X方向に沿って、それぞれ一対の連動ベルトをまたぐように架設されている。この取付部材と取付部材に嵌合すべき被せ部材とによって被縫製物を挟み込むことで、縫製枠において、被縫製物が各ローラを取り巻く略C字のループ状になるよう展張できる。これにより、被縫製物は、X駆動モータを駆動すれば縫製枠とともにX方向へ、また、Y駆動モータを駆動すれば3つのローラの回転によってY方向へ、移送されることとなる。
特開2002‐102567号公報
しかし、上記特許文献1の装置では、被縫製物の保持は、略C字のループ状に展張された被縫製物(布等)の、布長(前後)方向の両端部で行われており、布幅(左右)方向の両端部は保持されないか、或は、連動ベルトの外周面に設けた粘着性物質により粘着保持されるものであった。このため、布幅方向の両端部が保持されない場合では、被縫製物の展張が不十分であったり、或は、縫製の進行に伴なって被縫製物が引っ張られて柄ずれの原因となる、という不具合があった。また、布幅方向の両端部を粘着性物質により粘着保持する場合でも、その保持が確実でなく縫製の進行に伴なって被縫製物の粘着保持部分にずれが生じたり、あるいは、展張された被縫製物から負荷される張力によって連動ベルトが撓んでしまい、そのため柄ずれが生じうる、という不具合があった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、略ループ状に展張された被縫製物の横幅(布幅)方向の両端部を確実に保持し、以って柄ずれを防ぐことを目的とする。
この発明は、ミシンフレームに対して横方向に延びた複数のローラを取り巻いて被縫製物を略ループ状に展張し、該被縫製物をそのループに沿って搬送機構を介して移送する被縫製物移送装置において、前記展張された被縫製物の横幅方向の両端部を夫々保持するために前記搬送機構に取り付けられた一対の保持部材を備え、該保持部材によって前記展張された被縫製物の横幅方向の両端部を夫々保持した状態で該搬送機構の動きに伴い前記被縫製物が移送されることを特徴とする。
これによれば、被縫製物移送装置は、ミシンフレームに対して横方向に延びた複数のローラを取り巻いて被縫製物を略ループ状に展張し、該被縫製物をそのループに沿って搬送機構を介して移送し、保持部材は、展張された被縫製物の横幅方向の両端部を夫々保持するためにこの搬送機構に取り付けられる。被縫製物は、該保持部材によって横幅方向の両端部を夫々保持された状態で搬送機構の動きに伴い移送される。被縫製物は、保持部材によって両端部で展張保持されることで、例えば縫製の進行に伴なって被縫製物が内側向きに引っ張られることを防止でき、もって、柄ずれを起こすことがなくなる。さらに、前記各保持部材が被縫製物の内側方向に変位することを規制する規制部材を各保持部材に対応して設けることで、保持部材自体の変位も規制でき、それによる柄ずれもまた回避できる。よって、この発明に従えば、ローラ式の被縫製物移送装置を用いた縫製加工において、柄ずれを効果的に防止できる。
以下添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る多頭刺繍ミシンの全体平面図であり、図1に示すように、当該多頭刺繍ミシンの全体的な枠体であるミシンフレーム1には、大別して、複数(図の例では4つ)のミシンヘッド2、各ミシンヘッド2に夫々対応して設けられた複数(4個)の釜土台、及び、被縫製物移送装置4が具備される。以下において、本明細書中では、説明の便宜上、当該多頭刺繍ミシンの左右方向(図1の左右方向)をX方向とし、当該多頭刺繍ミシンの前後方向(図1の上下方向)をY方向とする。
図2及び図3は、被縫製物移送装置4の構造を説明するための図であって、図2は図1のI‐I線断面図、図3は被縫製物移送装置4の要所を抽出して示す斜視図である。被縫製物移送装置4は、概ね、ミシンフレーム1に対して横方向(X方向)のスライド可能に設けられた一対の基材5と、その一対の基材5において回転可能に軸支された4つのローラ6を有する。被縫製物移送装置4において、前記一対の基材5の相互間、すなわちローラ6の部分が、被縫製物の縫製部とされ、そこに装着された被縫製物(典型的には布)は、ミシンヘッド2との対向面において縫製加工を受ける。なお、被縫製物の装着態様の詳細については後述する。
両基材5は、被縫製物移送装置4の左右側面部であって、図2に示すように側面から見て略矩形形状をなす枠体であり、その枠内において、ミシンフレーム1に含まれる横フレーム1aが貫通可能である。4つのローラ6は、その長手方向がX方向に沿って延びる向きで、各々の両端部が左右両基材5の四隅に位置されるよう配置される。すなわち、4つのローラ6は夫々、被縫製物移送装置4に対して、上方前側、上方後側、下方前側及び下方後側に配置される。これら両基材5及び4つのローラ6が、被縫製物移送装置4の全体的な枠組みを形成している。
各基材5の上辺部には土台部7が夫々固定されており、各基材5は、土台部7においてスライドレール8を介してミシンフレーム1に取り付けられる。スライドレール8は、基材5のX方向へのスライド移動を案内するもので、これは、被縫製物移送装置4のX方向にスライド移動させる機構の一構成要素として機能する。
各基材5に対応して設けられたスライドレール8は、夫々、ミシンフレーム1の前記横フレーム1a上面においてX方向について平行に配置された2本のレール9と、該2本のレール9に夫々係合し、これらに沿ってスライドすべき2つのスライダ10とから構成されるもので、各スライダ10は土台部7の下面部に固定される。なお、図2から明らかなように、スライドレール8が配置されるべき横フレーム1aの上面は、Y方向について幅広に形成されているので、十分な相互間隔を持って2本のレール9が配置できる。このため、各基材5は、ミシンフレーム1上において安定して支持されるので、X方向のスライド移動もぶれることなく、安定して行われうる。
図3には、当該多頭刺繍ミシン前面(図1の下側)からみて右側の基材5が抽出して示されている。図示の(すなわちミシン前面からみて右側に配置された基材5に具わる)土台部7には、周囲にねじ山が設けられたネジ棒11が挿通されており、図示の通り、このネジ棒11は土台部7から基材5を貫く。この土台部7のネジ棒11が貫通される箇所には、ネジ棒11のねじ山に螺合する移動子12が固定される。ネジ棒11の一端は、ミシンフレーム1上に台座を介して固定されたX駆動モータ13に対して、該モータの回転軸とネジ棒11とが同軸になるよう、連結されている。ネジ棒11は、X駆動モータ13の駆動により、ネジ棒11の軸線を中心にして回転される。ネジ棒11と移動子12とのネジ作用によりX駆動モータ13の回転駆動は、土台部7において、従って当該基材5において、ネジ棒11の軸方向(X方向)に沿ったスライド運動に変換される。従って、当該基材5は、X駆動モータ13の駆動により、X方向にスライド移動する。
4つのローラ6の左右両端からは、各々の略中心において同軸に配置された軸6aが夫々延出されている。各ローラ6はこれら軸6aを介して両基材5に回転可能に軸支されており、各軸6aは基材5を貫き、基材5の側面から突出された状態で取り付けられている。各軸6aにおいて、基材5から突出した端部には、それぞれプーリ14が固定的に嵌装される。すなわち、被縫製物移送装置4の左側及び右側に配置された各基材5について、4つのプーリ14が配設され、且つ、各プーリ14と、それに対応する各軸6aは、連動して回転しうる。左側及び右側の各基材5において、環状に閉じたタイミングベルト15が4つのプーリ14に掛け渡してあり、4つのローラ6は、このタイミングベルト15によって相互に連絡されることで、連動回転可能とされる。図3においてタイミングベルト15を2点鎖線で示す。同図において、上後側に配置されたローラ6の右端から伸びる軸6aは、Y駆動モータ16に対してそのモータ軸と同軸に連結されている。Y駆動モータ16は、当該右側の基材5上に固定されており、これに連結された前記上後側のローラ6を、その軸6aを回転軸として、回転駆動させる。Y駆動モータの回転駆動によって、前記上後側のローラ6に装着されたプーリ14が回転されると、その回転がタイミングベルト15に伝達され、他の3つのプーリ14が連動して回転することになる。従って、Y駆動モータ16の駆動により、4つのローラ6が回転駆動される。なお、各プーリ14の周囲及びタイミングベルト15の内周面には、互いに歯合すべき筋溝が形成されており、各プーリ14とタイミングベルト15とが、空回転することなく(滑らずに)、確実に連動するようになっている。
図1に示すようにタイミングベルト15は、ローラ6の左右両端側に夫々設けられている。両タイミングベルト15の縁部には、左右一対の保持部材17が当該タイミングベルト15の全長にわたって複数取り付けられている。これら保持部材17は、被縫製物の横幅方向の両端部を展張保持するための部材であって、保持すべき被縫製物の一端部に沿って、タイミングベルト15の全周にわたり比較的密な間隔で配列される。図4及び図5は、この保持部材17の構造を説明するために、被縫製物移送装置4における要部を拡大抽出して示している。図4において、保持部材17は、その基端部(図4では右側の端部)において、ネジ、リベット等の適宜の固定手段により、タイミングベルト15に対して固定される。保持部材17は、この基端部から被縫製物移送装置4の内側に向けて、基材5を跨ぐように延び、他方の端部(先端部)において、被縫製物を保持するための凹部17aが形成されるとともに、凹部17aから更に先端へ延びる部位は、緩い傾斜面となるよう、せり上がって形成され、そのせり上がる部位の上面には、展張された被縫製物に刺さるピン18が突設される。
また、保持部材17の基端付近には、支持部17bが、基材5の側面に沿って下方に延びるよう形成されており、この支持部17bには、位置決めローラ19が回動自在に設けられている。この位置決めローラ19は、ローラ外周が基材5の側面に当接するよう配置されており、保持部材17(タイミングベルト15)が被縫製物に引っ張られて、当該被縫製物内側方向に変位することを規制する機能を果す。
タイミングベルト15の全周に配列された保持部材17の凹部17aには、被縫製物を係止するための止め部材20が、被縫製物のループに沿って(つまりすべての保持部材17を取り巻くよう)嵌合される。止め部材20は、タイミングベルト15と略同じ全長を有する紐状部材であって、弾性材料である例えばウレタンゴムで形成される。止め部材20は、その長手方向に沿って、保持部材17の凹部17aに対して嵌合されるべき断面略円形部20aを有する。この円形部20aは、図示のとおり、凹部17aに嵌合された際に、その外周面が凹部17aの内壁面に密着しうる幅を有している。また、止め部材20の上縁部からは、一対の取手部20bが延び、該一対の取手部20bは、保持部材17の配列に対応して、複数対配設されている。
図6は、被縫製物移送装置4に被縫製物Sを保持した状態を示す。ここで、被縫製物Sは一例として縫製加工されるべき布であり、以下の説明において、この布が被縫製物移送装置4に対して装着されたときにX方向(横方向)に沿う向きを、当該布の布幅方向、また、Y方向(前後方向)に沿う向きを、当該布の布長方向という。
被縫製物移送装置4に対して被縫製物Sを装着する際、被縫製物Sは、被縫製物移送装置4の上前側、上後側、下前側及び下後側に配置された4つのローラ6に対して、布長方向において前記4つの各ローラ6を略ループ状に取り巻くよう展張される。このとき、略ループ状に巻き掛けられた被縫製物Sの布幅方向の両端部分(図1で見て左右端部)は、被縫製物移送装置4の左右両側に配列された保持部材17の凹部17a上に位置される。そして、その上から、止め部材20の円形部20aを各保持部材17の凹部17aに対して順次嵌合させてゆくことで、被縫製物Sは保持部材17と止め部材20との間に挟持される。かくして、被縫製物Sの布幅方向の両端部分を十分に展張保持することができる。
被縫製物Sのミシンヘッド2に対する相対的な布長方向(Y方向)の移送は、Y駆動モータ16の駆動により、4つのローラ6並びにタイミングベルト15を回転駆動することで行われる。保持部材17はタイミングベルト15に固定されているので、被縫製物Sは、保持部材17によって横幅方向の両端部を夫々保持された状態で、ミシンヘッド2に対して相対的にY方向に移動する。なお、本発明に係る保持部材17によれば、比較的小さな複数の当該部材17が、タイミングベルト15の回転方向(Y方向)に沿って配列されてなることで、ループ状に展張された被縫製物Sの両端部を長手方向の全長にわたり保持することを実現している。このような保持部材の構成は、タイミングベルト15上に配置された複数の保持部材17がベルトの回転を阻害しない、という利点がある。
また、被縫製物Sは、保持部材17に保持された状態では、布面がピンと張られており、保持部材17先端に設けられたピン18が被縫製物Sに刺さる。このように、被縫製物Sは、その布幅方向の両端部を、保持部材17において、止め部材20による挟持、及び、ピン18の支持とによって確実に保持されるので、縫製加工の進行に伴ない被縫製物Sの展張の緊張度が増して当該被縫製物Sの内側向きに張力が生じても、保持部材17に対して位置ずれを起こすことがない。
また、縫製加工の進行に伴ない当該被縫製物Sの内側向きの張力が増すと、保持部材17自体が、タイミングベルト15とともに被縫製物の内側向きに引っ張られることとなるが、保持部材17の位置決めローラ19が基材5の側面に当接し、保持部材17が内側向きにずれることを規制しているので、タイミングベルト15が撓み保持部材17自体が内側に変位してしまうことも防止できる。回転自在な位置決めローラ19は、保持部材17のY方向への移動を自在にするが、保持部材17の被縫製物の内側方向への変位は規制できる。
なお、被縫製物移送装置4に保持された被縫製物Sのミシンヘッド2に対する相対的な布幅方向(X方向)についての駆動は、X駆動モータ13の駆動に応じて行われる。すなわち、X駆動モータ13の駆動に応じて、これに連結した基材5がX方向にスライド移動されることで、被縫製物移送装置4がミシンフレーム1に対してX方向にスライド移動する。これにより、被縫製物SのX方向の移送が行われる。
被縫製物Sを取り外すときは、操作者は、止め部材20の一対の取手部20bを摘み円形部20aを、その幅を内向きに狭めるよう変形させることで、凹部17aとの結合を緩和せしめ、それから各保持部材17の凹部17aから順次抜いてゆくことで、止め部材20を保持部材17から取り外せばよい。
なお、全体として紐状の止め部材20は、両端部同士を連結可能に構成することで、止め部材20の円形部20aを保持部材17の凹部17aに嵌合して被縫製物Sを保持した状態で、つまり、被縫製物Sのループに沿って環状に配置された状態で、互いに突き当る止め部材20の端部同士を連結させてもよい。これにより、円形部20aと凹部17aとの嵌合がより確実なものとなる。
上述の例では、被縫製物の布幅方向の端部を保持する構成について説明したが、これに加えて、被縫製物の布長方向の端部も保持できるよう構成しても良い。その一例として、図7には、被縫製物Sの布長方向を保持するための保持杆21が示してある。保持杆21は、断面が略C字型に形成された長手棒状に延びる部材であり、断面略C字の開口部分において、1つの保持部材17の先端部に取り付け可能である。これを、被縫製物移送装置4において、X方向に沿って、左右一対の保持部材17の両先端に架け渡すよう取り付ける。被縫製物は、その上から、被縫製物移送装置4に対して、巻き掛けられる。そして、保持杆21と嵌合する原反クリップ22をその上から装着することで、保持杆21と原反クリップ22によって被縫製物を挟み込んで保持する。
なお、図7においては、ループ状に巻き掛けられた被縫製物Sの布長方向の両端を一緒に保持する例を示しているが、これに限らず、それぞれ一端毎に保持すべく保持杆21を2つ設けても良い。
なお、図示の例では、複数の保持部材17が、タイミングベルト15全面にわたり緊密に配置された例を示したが、保持部材17は、適宜間引きして(つまり相互間隔を適宜空けるよう)配置されてもよい。
また、上述の実施例では、被縫製物として一枚布を略ループ状に巻き掛ける例について説明したが、この発明に係る保持部材17は、ループ形成するのに十分な長さを持たない布(被縫製物)もまた保持しうる。また、そのような布(被縫製物)を、被縫製物移送装置4に対して、複数装着して、これらを保持部材17更には保持杆21によって保持してもよい。また、上述の実施例では、被縫製物移送装置4において4つのローラ6が具備される例を示したが、ローラ6の数は、これに限定されず、該ローラ6のうち下方に配置されたものは、少なくとも1つ具備されていれば、本発明の実施に差し支えない。
この発明の一実施例に係る多頭式ミシンを示す平面図。 図1のI‐I線断面図。 図1に示す被縫製物移送装置の一部であって、基材の取り付け構造を示す斜視図。 図1に示す被縫製物移送装置に備わる保持部材を抽出して示す断面図。 同実施例に係る保持部材とこれに嵌合する止め部材の取付構造を表す斜視図。 同実施例に係る被縫製物移送装置に被縫製物が保持された状態を示す断面図。 同実施例に係る被縫製物移送装置に適用可能な被縫製物の布長方向についての端部保持具の一例を示す斜視図。
符号の説明
1 ミシンフレーム、2 ミシンヘッド、3 釜土台、4 被縫製物移送装置、5 基材、6 ローラ、7 土台部、8 スライドレール、11 ねじ棒、12 移動子、13 X駆動モータ、14 プーリ、15 タイミングベルト、16 Y駆動モータ、17 保持部材、18 ピン、19 位置決めローラ、20 止め部材、21 保持杆、S 被縫製物

Claims (4)

  1. ミシンフレームに対して横方向に延びた複数のローラを取り巻いて被縫製物を略ループ状に展張し、該被縫製物をそのループに沿って搬送機構を介して移送する被縫製物移送装置において、
    前記展張された被縫製物の横幅方向の両端部を夫々保持するために前記搬送機構に取り付けられた一対の保持部材を備え、該保持部材によって前記展張された被縫製物の横幅方向の両端部を夫々保持した状態で該搬送機構の動きに伴い前記被縫製物が移送されることを特徴とする被縫製物移送装置。
  2. 前記各保持部材が被縫製物の内側方向に変位することを規制する規制部材を、各保持部材に対応して設けたことを特徴とする請求項1に記載の被縫製物移送装置。
  3. 前記被縫製物の一端部に対応する前記保持部材は、該被縫製物の一端部に沿って配列された複数の部材からなる請求項1又は2に記載の被縫製物移送装置。
  4. 前記規制部材は被縫製物の移送方向に回転するローラ手段を含み、該ローラ手段を介して、前記保持部材の移送方向への移動を自在にするが、該保持部材の被縫製物の内側方向への変位を規制する請求項1又は2に記載の被縫製物移送装置。
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