JP2003322347A - 温水床暖房システム - Google Patents

温水床暖房システム

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JP2003322347A JP2002123524A JP2002123524A JP2003322347A JP 2003322347 A JP2003322347 A JP 2003322347A JP 2002123524 A JP2002123524 A JP 2002123524A JP 2002123524 A JP2002123524 A JP 2002123524A JP 2003322347 A JP2003322347 A JP 2003322347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環路を複数系統にした場合でも、1基のコ
ントローラによってそれぞれの循環路に設けられた開閉
弁の開閉制御が行えるようにし、システムの設置工事の
簡素化を図りつつ、コントローラの設置スペースのコン
パクト化が図れるようにする。 【解決手段】 温水の循環路を複数系統に分岐する往き
ヘッダー及び戻りヘッダー25と、循環路を開閉する開
閉弁27と、この開閉弁を開閉制御するコントローラ3
0と、このコントローラに通信線49を介して接続され
て制御信号をやりとりする床暖房リモコン29とを備え
た温水床暖房システムであり、そして、コントローラ3
0は、循環路に設けられた開閉弁27のリード線49を
接続するための複数の開閉弁用接続端子50、50を備
えると共に、循環路に配置した温度検知素子28のリー
ド線45を接続するための複数の温度検知用接続端子4
6、46を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の床に敷設さ
れる床暖房パネルに熱源機からの温水を循環させて暖房
を行う温水床暖房システムに係り、特に循環路に設けら
れた開閉弁の開閉を制御するためのコントローラを備え
た温水床暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温水床暖房システムは、
特開2001−304589に開示されている。次に、
この従来技術について図6に基づき説明すると、従来の
温水床暖房システムは、室内の床に敷設する床暖房パネ
ル1と屋外等に設置する熱源機2とを往き管3及び戻り
管4から成る循環路5で接続するとともに、戻り管4に
は循環路を開閉する熱動弁(開閉弁)6を設け、さらに、
その熱動弁6を開閉制御するコントローラ7を備え、床
暖房パネル1を敷設した室内には、コントローラ7に通
信線8を介して床暖房リモコン9を接続した構成になっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の温水床
暖房システムでは、床暖房パネル1を敷設した部屋の室
温を制御する場合には、床暖房パネル1に設置した床温
度検知素子10からの温度検知信号を床暖房リモコン9
に入力すると共に、戻り管4に配置した温度検知素子1
1からの温度検知信号をコントローラ7へ入力し、これ
らの温度検知信号に基づいて、コントローラ7が熱動弁
6を開閉制御していた。
【0004】ところで、上述の温水床暖房システムにお
いては、往き管3と戻り管4から成る1系統の循環路5
に対して、1個の熱動弁6とそれを開閉制御する1基の
コントローラ7を用いていた。従って、複数の部屋(例
えば、2〜4部屋)にそれぞれ床暖房パネルを敷設する
場合や、大部屋に多数の床暖房パネルを敷設する場合に
は、往きヘッダー及び戻りヘッダーを用いて循環路を複
数系統(例えば、2〜4系統)に分岐し、各系統の戻り管
の途中にそれぞれ熱動弁と温度検知素子を設けるとも
に、個々の熱動弁をそれに対応した数のコントローラを
用いて個々に開閉制御しなければならない。
【0005】また、大部屋対応として複数の熱動弁を開
閉制御する場合には、1基のコントローラに、拡張ボッ
クス(図示せず)と称する別のコントローラを接続し
て、この別のコントローラで複数の熱動弁を制御してい
た。
【0006】何れにしろ、温水の循環路が複数系統の場
合には、コントローラが複数必要であり、システムの設
置工事が煩雑になるとともに、コントローラを設置する
スペースを大きく確保しなければならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の実情
に鑑みてなされたものであり、循環路を複数系統にした
場合でも、1基のコントローラによってそれぞれの循環
路に設けられた開閉弁の開閉制御が行えるようにし、シ
ステムの設置工事性の簡素化を図りつつ、コントローラ
の設置スペースのコンパクト化が図れるようにすること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、室内の床に敷設される床暖房パネルに熱源機からの
温水を循環させて暖房を行う温水床暖房システムであ
り、温水の循環路を複数系統に分岐する往きヘッダー及
び戻りヘッダーと、循環路を開閉する開閉弁と、この開
閉弁を開閉制御するコントローラと、このコントローラ
に通信線を介して接続されて制御信号をやりとりする床
暖房リモコンとを備えた温水床暖房システムにおいて、
前記コントローラは、前記循環路に設けられた開閉弁の
リード線を接続するための複数の開閉弁用接続端子を備
えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、室内の床に敷
設される床暖房パネルに熱源機からの温水を循環させて
暖房を行う温水床暖房システムであり、温水の循環路を
複数系統に分岐する往きヘッダー及び戻りヘッダーと、
循環路を開閉する開閉弁と、この開閉弁を開閉制御する
コントローラと、このコントローラに通信線を介して接
続されて制御信号をやりとりする床暖房リモコンとを備
えた温水床暖房システムにおいて、前記コントローラ
は、前記循環路に設けられた開閉弁のリード線を接続す
るための複数の開閉弁用接続端子及び循環路に配置した
温度検知素子のリード線を接続するための複数の温度検
知用接続端子を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の温水床暖房システムにおいて、前記コントロ
ーラと床暖房リモコンとを接続する通信線を2線ケーブ
ルとしたことを特長とする。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の温水床暖房システムにおいて、前記コントロ
ーラには、各系統の運転を表示する運転表示器を備えた
ことを特長とする。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の温水床暖房システムにおいて、前記床暖房リ
モコンは表示部を有し、この表示部は前記熱源機に異常
が発生したとき、その異常内容を示すエラーコードを表
示する構成としたことを特長とする。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の温水床暖房システムにおいて、前記熱源機は
表示部を有し、この表示部は熱源機自体に異常が発生し
たとき、その異常内容を示すエラーコードを表示する構
成としたことを特長とする。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態について
説明すると、図1は本発明の一実施形態を示す温水床暖
房システムの全体概略構成図、図2は4部屋4系統の床
暖房システムの例を説明する説明図、図3は要部を拡大
して説明する説明図である。
【0015】図1乃至図3において、温水床暖房システ
ムAは、例えば、4部屋床暖房システムの場合、屋外に
設置される熱源機20と、被暖房室としての4つの部屋
にそれぞれ設置される床暖房パネル(床暖房放熱器)2
1(21A〜21D)と、前記熱源機20と床暖房パネ
ル21とを連通する往き管22(22A〜22D)及び
戻り管23(23A〜23D)から成る循環路24(2
4A〜24D)と、この循環路24が4系統になるよう
に循環路を分岐する往きヘッダー25及び戻りヘッダー
26と、この戻りヘッダー26に設けられて各循環路
(戻り管23側)を開閉する4個の熱動弁(開閉弁)2
7と、各戻り管23に配置したサーミスタ(温度検知素
子)28と、各部屋に設置される床暖房リモコン29
(29A〜29D)と、前記各熱動弁(開閉弁)27を
それぞれ個別に開閉制御する1基の電源ボックス(コン
トローラ)30と、熱源機用メインリモコン31とを備
えた構成であるが、この熱源機用メインリモコン31は
不要とすることも可能である。
【0016】前記熱源機20は、マイクロコンピュータ
等を有する制御器32、石油バーナ等のバーナ(図示せ
ず)、バーナで加熱される熱交換器(図示せず)及び熱
交換器で昇温される不凍液を含む循環水(温水)を熱源
機20から循環路24を介して床暖房パネル21へ循環
させる循環ポンプ(図示せず)等を内蔵しており、ま
た、デジタル表示器にてなる表示部33を有する操作部
34を備えている。
【0017】前記熱源機20の制御器32は、熱源機用
メインリモコン31並びに電源ボックス30に2芯ケー
ブル(2線ケーブル)の通信線35を介して接続され、
熱源機用メインリモコン31や電源ボックス30と各種
信号をやりとりする。
【0018】前記熱源機用メインリモコン31は、温度
設定器、現在時間表示部、連続運転指示スイッチ、タイ
マー運転指示スイッチ等の各種スイッチや表示器(何れ
も図示せず)を備えている。
【0019】前記制御器32は、熱源機20の制御を行
うもので、運転循環ポンプの発停やバーナの燃焼を制御
し、前記床暖房パネル21へ循環させる循環水(温水)
の温度を制御する他、熱源機20に内蔵のフレームロッ
ド、燃料センサ等の各種センサの不具合や、循環ポン
プ、燃料ポンプ(図示せず)及び点火器(図示せず)等
の不具合が発生した場合、それらの異常信号を電源ボッ
クス30の制御装置43や熱源機用メインリモコン31
へ出力するとともに、操作部34に設けられた表示部3
3に「E1」、「E2」、「A1」、「AF」等の異常
内容を示すエラーコードを表示させる。
【0020】前記床暖房リモコン29は、図3に示すよ
うに、マイクロコンピュータを内蔵するとともに、床温
設定器36、現在時間等を表示する液晶表示器にてなる
表示部37、連続運転指示スイッチ38、タイマー運転
指示スイッチ39及び運転開始時刻や運転停止時刻を設
定する時刻合わせスイッチ40、40等を備え、前記電
源ボックス30に2芯ケーブル(2線ケーブル)の通信
線41を介して接続され、電源ボックス30と各種信号
のやりとりを行うものであり、また、各リモートコント
ローラ29は、図2で示すように、それの基板(図示せ
ず)上に複数のディップスイッチ42を設けている。こ
のデップスイッチ42は、床暖房リモコン29がどの系
統の熱動弁(開閉弁)27を動作させるかを指示するも
のであり、図2では露出しているかのように図示されて
いるが、通常、床暖房リモコン29のケース内に装備さ
れている。
【0021】前記電源ボックス30は、通常、往きヘッ
ダー25及び戻りヘッダー26を収容した箱体状のヘッ
ダー収容ボックス(図示せず)に設置され、このヘッダ
ー収容ボックスは、熱源機20の下部か、或いは側部近
傍に設置される。
【0022】また、前記電源ボックス30は、図3に示
すように、箱体状の本体30A内に、マイクロコンピュ
ータ等の制御装置43を搭載した制御基板44を内蔵す
るとともに、前記本体30Aの上壁部には、前記サーミ
スタ(温度検知素子)28のリード線45を接続する4
個の温度検知用接続端子46と、前記床暖房リモコン2
9(29A、29B、29C、29D)の通信線41を
接続するための1個のリモコン用接続端子47と、前記
熱源機20との通信線35を接続するための1個の熱源
機用接続端子48とが設けられ、また、前記本体30A
の下壁部には、熱動弁(開閉弁)27の各リード線49
を接続するための4個の開閉弁用接続端子50が設けら
れ、さらに、正面部には電源ランプ51と、系統毎の運
転を表示する4個の運転ランプ(運転表示器)52を備
えている。53は電源ボックス30の電源プラグであ
る。
【0023】前記電源ボックス30の制御装置43は、
前記床暖房リモコン29に2芯ケーブル(2線ケーブ
ル)の通信線41を介して接続され、熱源機用メインリ
モコン31のみならず床暖房リモコン29とも各種信号
をやりとりしており、床暖房リモコン31からの運転開
始信号や運転停止信号を入力して、それら運転信号を熱
源機20の制御器32に出力したり、熱源機20の制御
器32から出力された異常信号を床暖房リモコン29へ
出力し、この床暖房リモコン29の表示部37に、「E
1」、「E2」、「A1」、「AF」等の異常内容を示
すエラーコードを表示させる。
【0024】次に温水床暖房システムAの施工方法につ
いて説明する。先ず、4部屋のそれぞれの床に床暖房パ
ネル21を敷設するととに床暖房リモコン29を設置
し、一方、屋外には熱源機20とヘッダー収容ボックス
を設置し、このヘッダー収容ボックス内に電源ボックス
30を取付ける。
【0025】そして、熱源機20とヘッダー収容ボック
ス内に収容された往きヘッダー25及び戻りヘッダー2
6とを配管接続し、さらに、往きヘッダー25及び戻り
ヘッダー26と各部屋の床暖房パネル21とをペアーチ
ューブで構成された往き管22及び戻り管23にて接続
して4系統の温水の循環路24を形成する。
【0026】その後、各系統の循環路(戻り管23側)
に配置した4個の熱動弁(開閉弁)27の各リード線4
9を電源ボックス30の開閉弁用接続端子50に、循環
路(戻り管23側)に配置したサーミスタ28の各リー
ド線45を電源ボックス30の温度検知用接続端子46
に、各部屋に設置された床暖房リモコン29の通信線4
1を電源ボックス30のリモコン用接続端子47に、熱
源機20との通信線35を電源ボックス30の熱源機用
接続端子48にそれぞれ接続して、この電源ボックス2
0の電源プラグ53を交流電源のコンセントに接続す
る。
【0027】次に、この温水床暖房システムAの運転動
作について簡単に説明する。例えば、各部屋に設置され
た床暖房リモコン29のうちの一つからの運転開始信号
が通信線41を介して電源ボックス30の制御装置43
に入力されると、この制御装置43は、通信線35を介
して、熱源機32の制御器32にその運転開始信号を出
力する。前記制御器32は、運転開始信号が入力される
と、バーナ(図示せず)の燃焼運転を開始するととも
に、循環ポンプ(図示せず)を駆動させる。
【0028】電源ボックス30の制御装置43は、循環
ポンプの運転開始に伴い、循環路(戻り管23側)に配
置したサーミスタ28の検知温度が床暖房リモコン29
の床温設定器36で設定された温度レベルよりも低い場
合は、関係する循環路の熱動弁27に通電し、この通電
によって熱動弁27が開動作し、熱源機20からの温水
は、往きヘッダー25及び往き管22を介して床暖房パ
ネル21に循環供給され、この床暖房パネル21で放熱
した後、戻り管23及び戻りヘッダー26を介して再び
熱源機20へ戻され、室内の床暖房が行われる。
【0029】また、電源ボックス30の制御装置43
は、各部屋に設置された床暖房リモコン29からの運転
開始信号を入力すると、各床暖房リモコン29の床温設
定器36にて設定された設定温度とそれに対応するサー
ミスタ(温度検知素子)28の検知温度との差に基づい
て、循環路24の熱動弁27を開閉制御する。そのた
め、複数系統の床暖房を1基の電源ボックス30によっ
て行うことができる。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、温水
の循環路24を複数系統に分岐する往きヘッダー25及
び戻りヘッダー26と、循環路24を開閉する熱動弁
(開閉弁)27と、この熱動弁27を開閉制御する電源
ボックス(コントローラ)30と、この電源ボックス3
0に2芯ケーブル(2線ケーブル)の通信線41を介し
て接続されて制御信号をやりとりする床暖房リモコン2
9とを備えた温水床暖房システムにおいて、前記電源ボ
ックス30は、循環路24の戻り管45側に設けられた
熱動弁27のリード線49を接続するための4個の開閉
弁用接続端子50、50、50、50を備えた構成であ
るから、循環路24が複数系統の場合でも、1基の電源
ボックス30により各循環路に設けられた熱動弁の開閉
制御が行えるものであり、そのため、システムの設置工
事の簡素化が図れ、しかも、電源ボックス30が1基で
良いことから、電源ボックス30の設置スペースもコン
パクトと成せるものである。
【0031】また、電源ボックス30には、複数の開閉
弁用接続端子50、50、50、50の他に、循環路2
4に配置したサーミスタ(温度検知素子)28のリード
線45を接続するための4個の温度検知用接続端子4
6、46、46、46を備えた構成であるから、複数系
統の循環路24の温度を個別に検知して、系統毎の床暖
房の温度コントロールが可能である。
【0032】また、電源ボックス30と床暖房リモコン
29とを2芯ケーブル(2線ケーブル)の通信線41で
相互通信可能に接続するので、両者間で同時に多数の制
御信号のやりとりが可能である上、電源ボックス30に
一つのリモコン用接続端子47を設けるのみで、4個の
床暖房リモコン29(29A、29B、29C、29
D)を電源ボックス30に接続できる。
【0033】また、電源ボックス30の正面部には、電
源ランプ51と、系統毎の運転を表示する4個の運転ラ
ンプ52を備えているので、各系統の運転が一目瞭然で
ある。
【0034】また、床暖房リモコン29は、液晶表示器
にてなる表示部37を有し、この表示部37は、熱源機
20に異常が発生したとき、その異常内容を示す「E
1」等のエラーコードを表示するので、室内に居ながら
屋外に設置される熱源機の20の異常内容を容易に確認
できる。
【0035】さらに、熱源機20は、それの操作部34
に設けられたデジタル表示器にてなる表示部33を有
し、この表示部33は、熱源機20に異常が発生したと
き、その異常内容を示す「E1」等のエラーコードを表
示するので、熱源機20の点検整備や故障修理のとき
に、容易に異常内容を確認できる。
【0036】尚、上述の一実施形態では、4部屋4系統
の床暖房システム例を挙げて説明したが、例えば、図4
に示すように、2部屋に敷設した床暖房パネル21への
温水の循環路24を部屋毎に各2系統として、各部屋に
床暖房リモコン29(29A、29B)を設置するシス
テム形態にも対応できる。その場合、電源ボックス30
の温度検知用接続端子46には、2個のサーミスタ(温
度検知素子)28を入力可能に接続し、リモコン用接続
端子47には、2個の床暖房リモコン29を相互通信可
能に接続し、開閉弁用接続端子50には、4個の熱動弁
(開閉弁)27の各リード線49を接続する。この場
合、1個のサーミスタ28に対して同時に2個の熱動弁
(開閉弁)27が開閉制御されることになる。
【0037】また、図5に示すように、例えば、大部屋
に敷設した床暖房パネル21への温水の循環路24を3
系統として、1個の床暖房リモコン29(29A、29
B)を設置するシステム形態とすることもできる。その
場合、電源ボックス30の温度検知用接続端子46に
は、1個のサーミスタ(温度検知素子)28を入力可能
に接続し、リモコン用接続端子47には、1個の床暖房
リモコン29を相互通信可能に接続し、開閉弁用接続端
子50には、3個の熱動弁(開閉弁)27の各リード線
49を接続する。この場合、1個のサーミスタ28を用
いて同時に3個の熱動弁(開閉弁)27を開閉制御する
ことになる。
【0038】さらに、上述の説明に基づいて当業者にと
って種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で種々の代替例、修正又は変形
を包含するものである。
【0039】
【発明の効果】本発明の温水床暖房システムは以上のよ
うに構成されているので、床暖房パネルに温水を循環す
る循環路が複数系統となる場合にそれぞれの循環路に設
けられた熱動弁の開閉制御を1基のコントローラを用い
て行うことができるため、システムの設置工事の簡素化
が図れるのは勿論のこと、コントローラの設置スペース
をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す温水床暖房システム
の全体概略構成図である。
【図2】同じく4部屋4系統の床暖房システムの例を説
明する説明図、
【図3】同じく要部を拡大して説明する説明図である。
【図4】同じく他のシステム形態例を説明する説明図で
ある。
【図5】同じくさらに他のシステム形態を説明する説明
図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
A 温水床暖房システム 20 熱源機 21 床暖房パネル 22 往き管 23 戻り管 24 循環路 25 往きヘッダー 26 戻りヘッダー 27 熱動弁(開閉弁) 28 サーミスタ(温度検知素子) 29 床暖房リモコン 30 電源ボックス(コントローラ) 33 熱源機の表示部 37 床暖房リモコンの表示部 41 通信線 43 制御装置 45 サーミスタのリード線 46 温度検知用接続端子 47 リモコン用接続端子47 49 熱動弁のリード線 50 開閉弁用接続端子 52 運転ランプ(運転表示器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 英樹 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 小暮 明彦 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 杉本 実 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 南 俊成 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 3L070 AA02 BB00 DD02 DG06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床に敷設される床暖房パネルに熱
    源機からの温水を循環させて暖房を行う温水床暖房シス
    テムであり、温水の循環路を複数系統に分岐する往きヘ
    ッダー及び戻りヘッダーと、循環路を開閉する開閉弁
    と、この開閉弁を開閉制御するコントローラと、このコ
    ントローラに通信線を介して接続されて制御信号をやり
    とりする床暖房リモコンとを備えた温水床暖房システム
    において、前記コントローラは、前記循環路に設けられ
    た開閉弁のリード線を接続するための複数の開閉弁用接
    続端子を備えたことを特徴とする温水床暖房システム。
  2. 【請求項2】 室内の床に敷設される床暖房パネルに熱
    源機からの温水を循環させて暖房を行う温水床暖房シス
    テムであり、温水の循環路を複数系統に分岐する往きヘ
    ッダー及び戻りヘッダーと、循環路を開閉する開閉弁
    と、この開閉弁を開閉制御するコントローラと、このコ
    ントローラに通信線を介して接続されて制御信号をやり
    とりする床暖房リモコンとを備えた温水床暖房システム
    において、前記コントローラは、前記循環路に設けられ
    た開閉弁のリード線を接続するための複数の開閉弁用接
    続端子及び循環路に配置した温度検知素子のリード線を
    接続するための複数の温度検知用接続端子を備えたこと
    を特徴とする温水床暖房システム。
  3. 【請求項3】 前記コントローラと床暖房リモコンとを
    接続する通信線を2線ケーブルとしたことを特長とする
    請求項1又は2に記載の温水床暖房システム。
  4. 【請求項4】 前記コントローラには、各系統の運転を
    表示する運転表示器を備えたことを特長とする請求項1
    又は2に記載の温水床暖房システム。
  5. 【請求項5】 前記床暖房リモコンは表示部を有し、こ
    の表示部は前記熱源機に異常が発生したとき、その異常
    内容を示すエラーコードを表示する構成としたことを特
    長とする請求項1又は2に記載の温水床暖房システム。
  6. 【請求項6】 前記熱源機は表示部を有し、この表示部
    は熱源機自体に異常が発生したとき、その異常内容を示
    すエラーコードを表示する構成としたことを特長とする
    請求項1又は2に記載の温水床暖房システム。
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