JP2003322263A - メタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定方法及びその固定冶具 - Google Patents

メタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定方法及びその固定冶具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明のメタルダイヤフラム弁の弁座シート
の固定方法及びその固定冶具は、弁座シートをかしめ止
めする際の固定溝表面のバリの発生を防止でき、よって
低い発塵度と高い生産性を得られるメタルダイヤフラム
弁の弁座シートの固定方法及びその固定冶具を提供する
ものである。 【解決手段】 本発明のメタルダイヤフラム弁の弁座シ
ートの固定方法は、弁箱の環状溝に嵌入された略円板リ
ング形状の弁座シートを固定するメタルダイヤフラム弁
の弁座シートの固定方法において、弁座シートの軸心に
沿い弁座シートに向かう力を径方向の力に変換し、その
径方向の力でその環状溝の周壁を押圧し、前記環状溝の
周壁を径方向に変形させて弁座シートを固定することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタルダイヤフラム
弁に係わり、詳しくはメタルダイヤフラム弁に設けられ
る弁座シートの固定方法及び固定具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】メタルダイヤフラム弁(以下特に明記し
ない限り弁と称する。)9の基本的な構造と動作につい
て図5に基づいて説明する。この種の弁9は、弁9の閉
動作時において、開閉動作手段93の先端のスラストボ
タン94により弁箱92に内臓されている傘型形状のメ
タルダイヤフラム91を下方に押込み、入口側通路98
の出口の周囲に設けられた環状溝97に嵌入固定された
弁座シート95の上面にメタルダイヤフラム91の下面
を密着させ、入口側通路98の出口を閉鎖するものであ
る。
【0003】メタルダイヤフラム91は、開閉作動手段
93と全く結合されておらず、弁箱92の内部と開閉作
動手段93を隔離して弁箱92の内部を清浄に保ってい
ることが特徴である。よって弁9の開動作時において、
メタルダイヤフラム91は、スラストボタン94が上方
に移動することにより押付け力から解放され、それ自身
の持つ剛性に基づく復元力により元の傘型形状に復元
し、その下面が弁座シート95の上面より離れることに
より入口側通路98と出口側通路99が連通し、流体の
通路が形成されることとなる。
【0004】かかる弁9、特に半導体やIC製造装置に
用いられる弁9は、高シール性と低発塵度が要求され
る。高シール性の弁9を得るためには、メタルダイヤフ
ラム91と弁座シート95の接触面および弁座シート9
5とそれが固定される環状溝97との固定面からの漏れ
を防止する必要が有る。弁座シート95の固定方法の一
例が実開平5−94584号公報に「メタルダイヤフラ
ム弁」として開示されている。実開平5−94584号
公報に開示されているメタルダイヤフラム弁は、「弁箱
内部と弁の開閉作動機構とメタルダイヤフラムにより隔
離して、弁箱内部を清浄に保つ且つ弁の開閉動作機構に
よりメタルダイヤフラムの裏面を弁箱内部の弁座シート
に押し当てることにより弁の閉鎖を行うメタルダイヤフ
ラム弁において、前期弁箱内部の弁座シートを、弁箱内
中心に開口された流体入口通路の出口又は流体出口通路
の入口の周囲に設けた環状溝に嵌入し、前期流体入口通
路の出口又は流体出口通路の入口の周壁を拡開して弁座
シートをかしめ止めした」ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−94584
号公報で一例が開示されている弁座シートのかしめ止め
方法について図6に基づいて説明する。図6は、従来の
かしめ冶具8により弁座シート95をかしめ止めしてい
る状態を示したものである。弁座シート95が嵌入され
た環状溝97の内周壁へ、円筒形状のかしめ冶具8の先
端に形成された略円錐形状の傾斜面81を、それぞれの
軸心を合わせて当接させる。かしめ冶具8を下方に押圧
することによりその内周壁は漏斗状に拡開され、弁座シ
ート95はかしめ止めされる。
【0006】環状溝97は、通常切削加工や研作加工に
より形成されており、環状溝97の表面には加工による
切削痕や研削痕が図7に示すように残存している。従来
のかしめ止めによれば、環状溝97の内周壁の表面には
それを拡開する径方向の力とかしめ冶具8を下方に押圧
する力が負荷されているため、その表面はかしめ冶具8
の傾斜面81により強く擦られることとなる。すなわち
従来のかしめ止めを行えば、環状溝97の内周壁は傾斜
面81で強擦され前記切削痕や研作痕が変形して図7に
示すようなバリとなる。また、そのようなかしめ止めを
繰り返すことにより傾斜面81にも疵が発生し、その疵
により内周壁に疵をつけることとなる。その内周壁の疵
にも微小なバリが発生している。それらのバリの端部は
薄く千切れやすい状態となっている。その状態で組み立
てた弁9に流体を通すと、バリの端部が流体に混入し弁
9の発塵度が著しく低下するという問題がある。バリの
混入を防止するためにバリを除去する工程を設ける場合
もあるが、バリ取りした後には弁箱92の洗浄と乾燥を
行わなければならない。よって効率的に弁9を製造する
ことが出来ないという問題がある。なお上記の説明で
は、環状溝97の内周壁を径方向に変形し弁座シート9
5を固定するものとしているが、その外周壁を固定する
場合においても同様な問題がある。
【0007】本発明は、上記の課題を鑑みてなされたも
のであり、弁座シートをかしめ止めする際の環状溝表面
のバリ発生を防止でき、よって低い発塵度と高い生産性
を得られるメタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定方
法及び固定冶具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の本発明のメタルダイヤフラム弁の弁座シ
ートの固定方法は、弁箱の環状溝に嵌入された略円板リ
ング形状の弁座シートを固定するメタルダイヤフラム弁
の弁座シートの固定方法において、弁座シートの軸心に
沿い弁座シートに向かう力を径方向の力に変換し、その
径方向の力でその環状溝の周壁を押圧し、前記環状溝の
周壁を径方向に変形させて弁座シートを固定することを
特徴としている。作用する方向が径方向に規制された押
圧力で周壁を押圧することにより、周壁の表面を強擦す
ることなく周壁を変形させることが可能となる
【0009】また請求項2の本発明のメタルダイヤフラ
ム弁の弁座シートの固定冶具は、略円板リング形状の弁
座シートが嵌入された弁箱の環状溝の周壁へ径方向の押
圧力を付加しその周壁を変形させ弁座シートを固定する
メタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定冶具におい
て、弁座シートの軸心方向に沿い弁座シートに向う力を
伝達する第1の押圧手段と、その軸心方向の力を径方向
の押圧力に変換する第2の押圧手段とを有することを特
徴としている。このようにすることで、前記請求項1の
メタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定方法を実現す
ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例を用いて
固定された弁座シート15が組み込まれた弁1の正面図
を図3に示す。弁1は、弁室10を介して連通する入口
側通路18および出口側通路19と、入口側通路18の
出口端の外周部に形成される環状溝17に固定される略
リング状の弁座シート15と、弁座シート15の上方に
設けられる円形傘形形状のメタルダイヤフラム11とを
有する弁箱12と、メタルダイヤフラム11の開閉動作
手段13とからなる。環状溝17の外周部にはそれと同
心円状に、下記で説明するスペーサーが載置されるスペ
ーサー載置溝16が設けられている。なお本実施形態及
び以下で述べる別の実施形態ともに、弁座シート15
は、入口側通路18の出口端の外周部に設けられる環状
溝17に嵌入固定されるものとしているが、出口側通路
19の入口端の外周部に弁座シート15を嵌入固定する
環状溝を設けるようにしても良い。
【0011】弁1のダイヤフラム11の動作は、上記の
説明と同様である。つまり弁1の閉動作時において、メ
タルダイヤフラム11は、開閉動作手段13の先端のス
ラストボタン14で下方に押込まれ、弁座シート15上
面にその下面が密着し、入口側通路17の出口の閉鎖を
行う。弁1の開動作時においては、メタルダイヤフラム
11は、スラストボタン14が上方に移動することによ
り押付け力から解放され、それ自身の持つ剛性に基づく
復元力により元の傘型形状に復元し、その下面が弁座シ
ート15の上面より離れ、弁1の入口側通路18と出口
側通路19が連通し、流体の通路が形成される。
【0012】本発明の一実施形態について図1に基づい
て説明する。図1は、かしめ冶具2により弁座シート1
5をかしめ止めしている状態を示した軸方向断面図であ
る。ここで、軸方向とは弁箱12の入口側通路18の出
口の軸心に沿う方向であり、軸方向に直交する方向を径
方向とする。下記で詳細に説明するように、かしめ冶具
2は、スペーサー載置溝16の底面に載置された略円板
リング状のスペーサー3の上面にコレット22の開口端
面を当接し、弁座シート15が嵌入れされた環状溝17
の外周壁をコレット22で縮閉し、弁座シート15をか
しめ止めするものである。スペーサー3は、後述するよ
うにかしめ止めの際に縮径するコレット22の先端面に
よりスペーサー載置溝16に疵が発生することを防止す
るため設けられ、スペーサー載置溝16に収まり、後述
するように軸方向において環状溝17の外周壁の縮閉さ
せる大きさに応じた厚みとなっている。
【0013】かしめ治具2は、 1)コレット22が嵌入されるコレット嵌入部21bを
有し、開口端にスリーブ傾斜面21aが設けられた第1
の押圧手段である略有底円筒形状のスリーブ21と、 2)一端面がコレット嵌入部21bの底面に当接するよ
うコレット嵌入部21bの内に軸心を合わせ配設される
コイルバネ23と、 3)前記スリーブ傾斜面21aと当接できるよう開口端
部外周に設けられるコレット傾斜面22aと、開口端に
設けられるかしめ傾斜面22cと、底部の略中央に設け
られ螺子24の軸部を装入できる貫通孔と、螺子24の
頭部を装入できる螺子頭装入部22bを有し、底面が前
記コイルバネ23の他端面に当接し、コレット傾斜面2
2aが前記スリーブ傾斜面21aに当接するようにコレ
ット嵌入部21bに嵌入される第2の押圧手段である略
有底円筒形状のコレット22と、 4)軸部がコイルバネ23の中空部と前記コレットの貫
通孔に装入され、頭部底面が螺子頭装入部22bの底面
に当接するよう配設され、コイルバネ23を介してコレ
ット22をスリーブ21に固定する螺子24からなる。
スリーブ11の開口面が底面である略円錐形状の一部を
なすスリーブ傾斜面21aの頂角は鋭角となされる。
【0014】コレット22について図1、2に基づき説
明する。図2(a)は、コレット22の正面図であり、
軸方向断面の一部も示している。図2(b)は、図2
(a)の裏面図である。コレット22の開口端部には、
図2(b)に示すように、開口端面を円周方向に略等分
して分割するようなスリット22dが、図2(a)に示
すように、軸方向において、コレット22の開口端面か
ら略中央まで設けられている。スリット22dを設ける
ことによりコレット22の開口端部は径方向の可撓性を
有することとなる。つまり外周方向から力が加わった場
合には縮径し、その力が除かれると拡径して元の形状に
復元する。コレット傾斜面22aは前記スリーブ傾斜面
21aと同様に、コレット22の開口面が底面である略
円錐形状の一部をなすかしめ傾斜面22cの頂角は適宜
設定されるが、通常は鋭角となされる。かしめ傾斜面2
2cは、最も拡径された状態で環状溝17の外周壁の外
周面に緩嵌合できるよう設定されている。
【0015】図1に示すように、コレット22は、その
底部外周面がスリーブ嵌入部21bの側面に内接し、そ
の開口端面が、軸方向において設定される大きさでスリ
ーブ21の開口端面から突出すようになされている。図
1においてスリーブ21を下方に押圧する。コレット2
2は、その開口端面がスペーサー3に当接し軸方向の位
置が拘束されているので、コレット傾斜面22aはスリ
ーブ傾斜面21aにより径方向で内側へ押圧される。コ
レット傾斜面22aが内側へ押圧されると、前記説明の
ように可撓性を有するコレット22の開口端部は縮径す
る状態となる。その縮径量は、上記で設定された突出し
量とスリーブ傾斜面21a及びコレット傾斜面22aの
角度により決定される。すなわちスリーブ21を下方に
押圧する際に、スリーブ21の開口端面がスペーサー3
と常に当接するようにすれば、コレット22の開口端部
の縮径量は一定とすることが可能となる。
【0016】コレット22は、バネ鋼など耐摩耗性のあ
る材料で作られている。かしめ傾斜面22cの部分に
は、更に耐摩耗性を向上させるための焼入れ、窒化また
は浸炭などの硬化処理が施される。かしめ傾斜面22c
は、それが当接する環状溝17の外周壁表面に疵を入れ
ないように表面研磨などが施され鏡面状態とされる。そ
の表面粗さは、JISB0601で定められる最大表面
粗さが1μm以下であることが望ましい。
【0017】環状溝17に嵌入れされた弁座シート15
を上記かしめ冶具2でかしめ止めする方法について図
1、4に基づいて説明する。図4は、図1のA部拡大図
であり、図4(a)はかしめ止めする前の状態、図4
(b)はかしめ止めした後の状態を示している。図1に
示すように、スペーサー載置溝16の底面にスペーサー
3を載置する。かしめ冶具2は、入口側通路18の出口
の軸心にコレット22の軸心を合わせ、コレット22の
開口端面がスペーサー3の上面に当接するように配置す
る。その際には、図4(a)に示すように、コレット2
2のかしめ傾斜面22cは環状溝17の外周壁17aの
外周面に当接しておらず、少なくとも緩嵌合して環状溝
17の表面に疵をつけることを防止している。その配置
状態から、弁座シート15の軸心に沿い弁座シートに向
かう力Fcでスリーブ21を押圧すると、スリーブ21
は下方に移動し、前記説明のようにコレット22の開口
端部は縮径し、かしめ傾斜面22cは外周壁17aの外
周側角部に当接する。
【0018】図4(b)に示すように、その角部には、
軸方向の押圧力Fcがスリーブ傾斜面21aとコレット
傾斜面22aにより変換された径方向の押圧力Fyのか
しめ傾斜面22cに対する垂直方向の分力Fvが負荷さ
れ、その角部は径方向で内側に押圧される。その分力F
vにより発生する応力が外周壁17aの降伏応力より大
きくなるとかしめ傾斜面22cの当接する外周壁17a
の上部はかしめ傾斜面22cに沿う形状で塑性変形して
山形に縮閉することとなり、よって弁座シート15は固
定される。
【0019】以上のように、軸方向の押圧力Fcを第1
の押圧手段であるスリーブ21により伝達し、その軸方
向の押圧力Fcを第2の押圧手段であるコレット22に
より径方向の押圧力Fyに変換し、作用する方向が径方
向に規制された押圧力Fyで外周壁17aを押圧するこ
とにより、表面を強擦することなく外周壁17aを縮閉
することができ、バリや疵の発生を防止することが可能
となる。また、径方向の力Fyの鉛直方向の分力Fzを
負荷しつつ縮径するコレット22の開口端面をスペーサ
ー3で受けることにより、スペーサー載置溝16底面の
疵の発生を防止することが可能となる。
【0020】上記の説明と同様な原理による本発明の別
の実施形態について図8に基づいて説明する。図8
(a)は、その実施形態で用いられるかしめ冶具4を、
図8(b)は、弁座シート15の嵌入される環状溝17
の内周壁17bをかしめ冶具4により変形させ、弁座シ
ート15をかしめ止めしている状態を示したものであ
る。かしめ冶具4は、下端部に略円錐形状の一部である
傾斜面41aが設けられ上下方向に移動できるシャフト
41と、下端部内周にシャフト41の傾斜面41aに当
接できるコレット傾斜面42aと下端部外周にかしめ傾
斜面42bが設けられ、前記かしめ冶具2と同様なスリ
ットが下端部に形成され可撓性を有するコレット42を
有している。図8(a)において、シャフト41を下方
に押圧することにより、コレット42の下端部は拡径す
ることとなる。図8(b)に示すように、かしめ冶具4
は、コレット42の先端部外周を環状溝17の内周壁1
7bの上側の角部に当接させ、シャフト41を下方に押
圧することにより内周壁17bを状に拡開させ、弁座シ
ート15をかしめ止めするものである。
【0021】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明のメタルダ
イヤフラム弁1の弁座シート15の固定方法及びその固
定によれば、環状溝17にバリを発生させることなく弁
座シート15を固定することが可能となり極めて低い発
塵度のメタルダイヤフラム弁1とすることが可能とな
り、バリ取りやその後の洗浄、乾燥が不要となり効率的
にメタルダイヤフラム弁1を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す図である。
【図2】コレットの詳細図である。
【図3】本発明の実施形態の一例を用いて固定された弁
座シートが組み込まれたメタルダイヤフラム弁を示す図
である。
【図4】本発明の実施形態の一例を用い弁座シートをか
しめ止めしている状態を示す図である。
【図5】従来のメタルダイヤフラム弁を示した図であ
る。
【図6】従来の弁座シートの固定方法を示した図であ
る。
【図7】従来の弁座シートの固定方法により、環状溝表
面に発生したバリの状態を模式的に示した図である。
【図8】本発明の別の実施形態の例を示した図である。
【符号の説明】
1:メタルダイヤフラム弁、10:弁室、11:メタル
ダイヤフラム、12:弁箱、13:開閉動作機構、1
4:スラストボタン、15:弁座シート、16:スペー
サー載置溝、17:環状溝、18:入口側通路、19:
出口側通路 2:かしめ冶具、21:スリーブ、22:コレット、2
3:コイルバネ、24:螺子 3:スペーサー 4:かしめ冶具、41:シャフト、42:コレット 8:かしめ冶具、81:傾斜面 9:メタルダイヤフラム弁、91:メタルダイヤフラ
ム、92:弁箱、93:開閉動作機構、94:スラスト
ボタン、95:弁座シート、97:環状溝、98:入口
側通路、99:出口側通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の環状溝に嵌入された略円板リング
    形状の弁座シートを固定するメタルダイヤフラム弁の弁
    座シートの固定方法において、弁座シートの軸心に沿い
    弁座シートに向かう力を径方向の力に変換し、その径方
    向の力でその環状溝の周壁を押圧し、前記環状溝の周壁
    を径方向に変形させて弁座シートを固定することを特徴
    とするメタルダイヤフラム弁の弁座シートの固定方法。
  2. 【請求項2】 略円板リング形状の弁座シートが嵌入さ
    れた弁箱の環状溝の周壁へ径方向の押圧力を付加しその
    周壁を変形させ弁座シートを固定するメタルダイヤフラ
    ム弁の弁座シートの固定冶具において、弁座シートの軸
    心方向に沿い弁座シートに向う力を伝達する第1の押圧
    手段と、その軸心方向の力を径方向の押圧力に変換する
    第2の押圧手段とを有することを特徴とするメタルダイ
    ヤフラム弁の弁座シートの固定冶具。
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