JPH09292042A - チェック弁の製造方法 - Google Patents

チェック弁の製造方法

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JPH09292042A
JPH09292042A JP9513996A JP9513996A JPH09292042A JP H09292042 A JPH09292042 A JP H09292042A JP 9513996 A JP9513996 A JP 9513996A JP 9513996 A JP9513996 A JP 9513996A JP H09292042 A JPH09292042 A JP H09292042A
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Shu Shimura
周 志村
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勝康 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は安定した品質を有するチェック弁を
簡易に製造するチェック弁の製造方法に関し、ボールを
包含する外形部材に屈曲加工を施す際に、ボールのシー
ト面に不当な変形が生ずるのを防止することを目的とす
る。 【解決手段】 ボール18を包含する外形部材12の内
側にシート面22を形成する。シート面22の上にボー
ルを配設した後、かしめ治具50を下方側変位端に向け
て変位させ、押圧治具56を介してボール18にスプリ
ング52の付勢力を印加する。ボール18にスプリング
52の付勢力を印加したまま更にかしめ治具を下方側変
位端に向けて変位させ、外形部材22の上端部を、かし
め治具48の曲面部48aに倣って内側に屈曲させるこ
とにより、ボール18の脱落を防止する抜け止め部を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェック弁の製造
方法に係り、特に、安定した品質を有するチェック弁を
簡易に製造する方法として好適なチェック弁の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平2−13217
7号に開示される如く、ボールを用いたチェック弁が知
られている。上記従来のチェック弁は、ボールを包含す
る外形部材を備えている。外形部材の一端には、流体通
路に連通する貫通孔と共に、ボールの弁座として機能す
るシート面が形成されている。また、外形部材の他端に
は、ボールの脱落を防止する抜け止め部が形成されてい
る。抜け止め部は、外形部材の端部を内側に屈曲させる
ことにより形成される。
【0003】上記の構成によれば、ハウジングの貫通孔
側からボールを離座させる方向に流体圧力が作用した場
合には、ボールがシート面から離座する。その結果、貫
通孔側から抜け止め部側へ向かう流体の流れが許容され
る。この際、ハウジングの端部には抜け止め部が形成さ
れているため、ボールが外形部材から脱落することはな
い。一方、ボールの抜け止め部側からボールを着座させ
る方向に流体圧力が作用した場合には、ボールがシート
面に着座する。その結果、抜け止め部側から貫通孔側へ
向かう流体の流れが阻止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチェック弁
において、ボールの抜け止め部は、上述の如く外形部材
の一端を内側に屈曲させることにより形成される。かか
る手法によれば、抜け止め部を極めて容易に形成するこ
とができ、チェック弁を優れた生産性の下に製造するこ
とができる。
【0005】しかしながら、上記の如く外形部材の端部
に屈曲加工を施すことにより抜け止め部を形成すると、
その屈曲加工に起因する応力がシート面にまで伝達され
て、シート面に変形が生じることがある。このようにシ
ート面に変形が生ずると、シート面とボールとの間に十
分な密着性が得られず、チェック弁に機能不良が生ずる
ことがある。この点、外形部材の端部に屈曲加工を施す
ことによりボールの抜け止め部を形成する従来の製造方
法は、チェック弁に安定した品質を付与するうえでは必
ずしも最適な製造方法ではなかった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、安定した品質を有するチェック弁を、簡易に製
造し得るチェック弁の製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ボールを内部に包含する外形部材の内
側に、ボールとの当接により流路の連通遮断を行うため
のシート面を形成する第1の工程と、前記ボールを所定
の荷重で前記シート面に当接させる第2の工程と、前記
ボールを前記シート面に当接させた状態で、前記外形部
材に力を付勢する第3の工程と、を備えるチェック弁の
製造方法により達成される。
【0008】本発明において、第1の工程では、外形部
材の内側にシート面が形成される。シート面は、ボール
が着座した場合に十分なシール性が確保されるように形
成される。第2の工程では、ボールがシート面に当接さ
れる。この場合、シート面とボールとは十分な密着性を
以て当接する。第3工程では、ボールとシート面との密
着状態が維持されたまま外形部材に力が加えられる。外
形部材に作用する力はシート面近傍にも伝達される。シ
ート面にはボールが当接しているため、上記の力に起因
して、シート面の近傍に、シート面とボールとの密着性
を悪化させるような変形が生ずることはない。
【0009】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
上記請求項1記載のチェック弁の製造方法において、前
記第3の工程が、前記ボールを前記シート面に当接させ
た状態で前記外形部材の端部を内側に屈曲させて抜け止
め部を形成する工程であるチェック弁の製造方法によっ
ても達成される。
【0010】本発明において、第3の工程では、外形部
材に対して、その端部を内側に屈曲させる付勢力が付与
される。外形部材に対してかかる付勢力が付与される
と、外形部材の端部には、容易に抜け止め部が形成され
る。上記の目的は、請求項3に記載する如く、上記請求
項2記載のチェック弁の製造方法において、前記第3の
工程が、前記ボールを前記シート面に当接させた状態で
前記外形部材をハウジングに圧入する工程を有するチェ
ック弁の製造方法によっても達成される。
【0011】本発明において、第3の工程では、外形部
材がハウジングに圧入される。チェック弁がハウジング
に圧入される過程では外形部材に応力が作用する。この
応力は、シート面近傍にも伝達される。シート面にはボ
ールが当接しているため、上記の応力に起因して、シー
ト面の近傍に、シート面とボールとの密着性を悪化させ
るような変形が生ずることはない。
【0012】また、上記の目的は、請求項4に記載する
如く、上記請求項3記載のチェック弁の製造方法におい
て、前記第3の工程中、前記外形部材をハウジングに圧
入する工程と、前記抜け止め部を形成する工程とを、同
一の治具を用いて行うチェック弁の製造方法によっても
達成される。
【0013】本発明において、外形部材をハウジングに
圧入する処理と、外形部材に抜け止め部を形成する処理
とは、同一の治具により行われる。このため、これら2
つの処理は、実質的には同一の工程で、ほぼ同時に行わ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
製造方法により製造されるチェック弁10の断面図を示
す。チェック弁10は、外形部材12を備えている。外
形部材12には、細径部14および太径部16が形成さ
れている。細径部14の内部には、ボール18が収納さ
れている。細径部14の一端部(図1における上端部)
には、ボール14の脱落を防止するための抜け止め部2
0が形成されている。抜け止め部20は、細径部14の
端部を内側に屈曲させることにより形成されている。
【0015】細径部14の内部には、また、ボール18
の弁座として機能するシート面22が形成されている。
シート面22は、ボール18が当接状態とされた際に、
ボール18との間に十分なシール性が確保されるように
成形されている。外形部材12の中央部には、太径部1
6を軸方向に貫通し、シート面22の中央部に開口する
貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、ボール1
8がシート面に着座することにより閉塞状態となり、ボ
ール18がシート面から離座することにより導通状態と
なる。
【0016】チェック弁10は、流体通路26の内部に
圧入された状態で使用される。流体通路26は、太径部
16の外径とほぼ等しい内径を有する大径部26aと、
太径部16の外径に比して僅かに小さな内径を有する小
径部26bとを備えている。チェック弁10は、大径部
16の一端が流体通路26の小径部26bに当接するま
で、流体通路26の大径部26aに圧入される。
【0017】チェック弁10が上記の如く流体通路26
の内部に配設されると、外形部材12の外壁と流通通路
26の内壁との間には十分なシール性が確保される。従
って、外形部材12と流通通路26との間を流体が流通
することはない。かかる構成によれば、流体通路26の
内部に、ボール18をシート面22に着座させる向きの
流体圧が生じた場合には、貫通孔24が閉塞されること
により流体の流通が阻止される。一方、流体通路26の
内部に、ボール18をシート面22から離座させる向き
の流体圧が生じた場合には、貫通孔24が導通状態とな
り、流体の流通が許容される。
【0018】ところで、チェック弁10を流体通路26
に圧入する過程においては、外形部材12に対して径方
向の圧縮応力が作用する。従って、シート面22の近傍
が、かかる圧縮応力に対して十分な剛性を備えていない
とすれば、チェック弁10の圧入過程においてシート面
22に変形が生じ、シート面22とボール18との密着
性が悪化する事態が生じ得る。
【0019】しかしながら、チェック弁10によれば、
チェック弁10の圧入時に生ずる圧縮応力は、十分な肉
圧を有し、十分な剛性を備える太径部16にのみ作用す
る。従って、チェック弁10の圧入時に生ずる圧縮応力
に起因してシート面22に不当な変形が生ずることはな
い。このため、チェック弁10によれば、流体通路26
の内部に圧入される前後で変化することなく、ボール1
8とシール面22との間に優れた密着性を維持すること
ができる。
【0020】チェック弁10において、ボール18の抜
け止め部20は、上述の如く細径部14の一端部に屈曲
加工を施すことにより形成される。細径部14は、太径
部16と異なり、比較的薄い肉圧を有している。このた
め、細径部14の一端部に屈曲加工が施される場合、細
径部14の一端部のみならず、シート面22の近傍にも
変形が生じ易い。
【0021】抜け止め部20を形成する過程でシート面
22の近傍に変形が生じれば、チェック弁10に要求さ
れるシール性が十分に確保できない事態が生じ得る。従
って、チェック弁10において安定した品質を確保する
ためには、シート面22に不当な変形を生じさせること
なく抜け止め部20を形成することが必要である。図1
に示すチェック弁10は、かかる要求を満たし得る製造
方法によって製造されている点に特徴を有している。
【0022】以下、図2乃至図4を参照して、チェック
弁10の製造方法について説明する。図2は、本実施例
の製造方法の第1工程が終了した後のチェック弁10の
状態を示す。本実施例の製造方法において、第1工程で
は、外形部材12にシート面22および貫通孔24が形
成される。貫通孔24は、機械加工により形成される。
また、シート面22は、機械加工によりテーパ面を形成
した後、そのテーパ面を所望形状に塑性変形させるべく
テーパ面にパンチ加工を施すことにより形成される。
【0023】第1工程の加工が終了したら、第2工程以
降の処理を実行すべく、外形部材12は、シート面22
の上部にボール22が配設された後、図2に示す如くか
しめ治具30および押圧治具32の下方にセットされ
る。かしめ治具30は、環状の部材であり、外形部材1
2の上端部と対抗する部位に曲面部30aを備えてい
る。また、押圧治具30は、その下端部に球面部32a
を備える棒状の部材であり、ボール18の直上部に位置
するように、かしめ治具30の中央部に配設されてい
る。
【0024】図3は、本実施例の製造方法の第2工程が
終了した後のチェック弁10の状態を示す。本実施例の
製造方法において、第2工程では、ボール18に対し
て、押圧治具32から所定の荷重Fが印加される。押圧
治具32の下端部には、上述の如く球面部32aが形成
されている。このため、押圧治具32aは、安定した状
態を維持しつつボール32に対して所定の荷重Fを伝達
することができる。ボール18に上記の荷重Fが加えら
れている場合、その荷重Fに起因して、ボール18とシ
ート面22とは密着状態に維持される。
【0025】図4は、本実施例の製造方法の第3工程が
終了した後のチェック弁10の状態を示す。本実施例の
製造方法において、第3工程では、ボール18に荷重F
を作用させたまま、かしめ治具30による外形部材12
の屈曲加工が行われる。上述の如く、かしめ治具30に
は、外形部材12の上端部と対抗する位置に曲面部30
aが形成されている。このため、図4に示す如くかしめ
治具30を外形部材12側に変位させると、外形部材1
2の上端部は、曲面部30aに沿って屈曲加工される。
その結果、外形部材12の上端部には、内側に屈曲して
ボール18の脱落を阻止する抜け止め部20が形成され
る。
【0026】上述の如く、抜け止め部20の屈曲加工
は、本実施例の製造方法の第3工程において、ボール1
8に荷重Fが作用した状態で、すなわち、ボール18と
シート面22とが密着方向に付勢された状態で行われ
る。このようにボール18とシート面22とが密着方向
に付勢されていると、抜け止め部20の屈曲加工の過程
で、シート面22に、ボール18とシート面22との密
着性を悪化させるような変形が生ずることはない。この
ため、本実施例の製造方法によれば、外形部材12の端
部に抜け止め部20を形成する過程で、ボール18とシ
ート面22との密着性を悪化させるような変形が生ずる
のを、効果的に防止することができる。
【0027】上述の如く、抜け止め部20を形成する過
程でシート面22に不当な変形が生ずるのを防止するこ
とができれば、チェック弁10において安定した品質を
確保することができる。従って、本実施例の製造方法に
よれば、安定した品質を有するチェック弁10を簡易に
製造することができる。
【0028】ところで、上記の実施例においては、第2
および第3工程でボール18をシート面22に当接させ
る手法として、押圧治具32によりボール18に荷重を
印加する手法を採用しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、ボール18を流体圧力によ
りシート面22に押圧することにより、または、ボール
18を負圧によりシート面22側へ吸引することによ
り、両者を当接させることとしても良い。
【0029】次に、図5乃至図7を参照して、上述した
製造方法を実行するチェックバルブの製造装置について
説明する。図5は、チェックバルブの製造装置の全体構
成図を示す。図5に示す製造装置は、ワークテーブル4
0を備えている。ワークテーブル40には、外形部材1
2の太径部16の外径とほぼ等しい内径を有するチェッ
ク弁保持部42が形成されている。チェック弁保持部4
2には、外形部材12がセットされる。外形部材12
は、第1工程においてシート面22が形成され、更にそ
の後、シート面22の上にボール18がセットされた後
に、チェック弁保持部42にセットされる。
【0030】ワークテーブル40には、また、支柱44
を介して加圧装置46が固定されている。加圧装置46
には、かしめ治具48が固定されている。加圧装置46
は、かしめ治具48に対して図5における下向き(以
下、単に下向きと称す)の荷重を印加することができ
る。かしめ治具48は、加圧装置46が荷重を発生して
いない場合には、図5に示す如く上方側変位端に位置し
ている。一方、加圧装置46が荷重を発生すると、所定
長だけ下方へ変位することができる。
【0031】かしめ治具48は、その下端側が開口端と
される筒状の部材である。かしめ治具48の下端部に
は、その内周側に、上記図2乃至図4に示す曲面部30
aと同様の曲面部48aが形成されている。また、かし
め治具48の内部には、ピストン50およびスプリング
52が配設されている。更に、かしめ治具48の内壁に
は、ピストンストッパ54が固定されている。
【0032】ピストン50は、かしめ治具48の内部
を、その軸方向に、すなわち上下方向に摺動することが
できる。スプリング52は、ピストン50をピストンス
トッパ54側へ付勢する。このため、ピストン50に作
用する外力がスプリング52の付勢力のみである場合、
ピストン50は、ピストンストッパ54に当接する位置
に保持される。
【0033】ピストン50の下方には、押圧治具56が
固定されている。押圧治具56は、上記図2乃至図4に
示す押圧治具32と同様に、かしめ治具48の中央部に
相当する位置に配設されており、かつ、その下端部に曲
面部56aを備えている。かしめ治具48の位置は、か
しめ治具48の曲面部48aがチェック弁保持部42に
セットされた外形部材12の上端部と対抗するように、
かつ、押圧治具56の下端部がシート面22の上に配設
されているボール18の直上部に位置するように、調整
されている。
【0034】図6は、図5に示す製造装置によって本発
明の製造方法の第2工程が実行されている状態を示す。
上述の如く、かしめ治具48は加圧装置46が荷重を発
することにより下向きに変位することができる。図5に
示す状態から、かしめ治具48が所定長だけ下方へ変位
すると、かしめ治具48の曲面部48aが外形部材12
の上端部に当接するに先立って、押圧治具56がボール
18に当接する。
【0035】押圧治具56がボール18に当接した後、
更にかしめ治具48の変位が継続されると、押圧治具5
6およびピストン50の変位が増すことなく、かしめ治
具48の変位だけが増加するため、図6に示す如くスプ
リング52に縮小方向の弾性変形が生ずる。図6に示す
如くピストン50がかしめ治具48に対して相対的に上
方へ変位すると、ピストン50とピストンストッパ54
との当接が解除される。
【0036】従って、かかる状況下では、スプリング5
2の付勢力が全てボール18に伝達される。その結果、
ボール18とシート面22との間には、スプリング52
の縮小量に応じた荷重Fが作用する。このように、上述
した製造装置によれば、かしめ治具48が上方側変位端
から下方側変位端に向けて変位する過程において、本発
明の製造方法の第2工程により実現すべき状態を実現す
ることができる。
【0037】図7は、図5に示す製造装置によって本発
明の製造方法の第3工程が実行されている状態を示す。
図6に示す状態から、更にかしめ治具48が下方へ変位
すると、ボール56に下向きの荷重が印加されたまま、
外形部材12の上端部とかしめ治具48の曲面部48a
とを干渉させること、すなわち、外形部材12の上端部
がかしめ治具48の曲面部48aに倣って変形するよう
に、外形部材12に屈曲加工を施すことができる。
【0038】また、上記の製造装置によれば、外形部材
12に屈曲加工が施される過程において、すなわち、製
造装置が図6に示す状態から図7に示す状態に変化する
過程において、ボール18とシート面22との間に、継
続的にスプリング52の付勢力を作用させることができ
る。このように、上述した製造装置によれば、かしめ治
具48が上方側変位端から下方側変位端に向けて変位す
る過程において、本発明の製造方法の第3工程により実
現すべき状態を実現することができる。
【0039】更に、上述した製造装置は、かしめ部材4
8が下方側変位端に達した時点で、外形部材12の上端
部が、抜け止め部20を形成するに十分な程度に内側に
屈曲されるように設計されている。このため、上述した
製造装置によれば、かしめ治具48を上方側変位端から
下方側変位端まで変位させることにより、シート面22
に不当な変形を生じさせることなく外形部材12の上端
部に抜け止め部20を形成することができる。
【0040】上述の如く図5乃至図7に示す製造装置に
よれば、本発明の製造方法において実現すべき第1乃至
第3工程を順次実現することができる。従って、上記の
製造装置によれば、安定した品質を有するチェック弁1
0を簡易に製造することができる。
【0041】尚、上述した実施例においては、外形部材
12にシート面22を形成することにより前記請求項1
記載の第1の工程が、押圧治具32または56を介して
ボール18に対して付勢力を付与することにより前記請
求項1記載の第2の工程が、また、かしめ治具30また
は48により外形部材12に屈曲加工を施すことにより
前記請求項1および2記載の第3の工程が、それぞれ実
現されている。ところで、本実施例において、所定の荷
重は、外形部材12が屈曲加工される過程で、ボール1
8がシート面22に対して移動しない程度の付勢力であ
ることが望ましい。
【0042】次に、図8乃至図11を参照して、本発明
の第2実施例について説明する。尚、図8乃至図11に
おいて、上記図1乃至図7に示す構成部分と同一の部分
には、同一の符号を付してその説明を省略する。上述の
如く、チェック弁10は、流体通路26に圧入された状
態で使用される。従って、最終的には、外形部材12を
流体通路26に圧入する処理を行う必要がある。ところ
で、外形部材12が流体通路26に圧入されると、外形
部材12は、流体通路26の内部で安定に把持される。
流体通路26は、このように外形部材12を安定に把持
するという点で、上記図5乃至図7に示す製造装置のワ
ークテーブル40と同様である。
【0043】このため、抜け止め部20を形成するに先
立って外形部材12を流体通路26に圧入すれば、以後
上述した実施例の方法を用いて、流体通路26の内部
で、精度良く所望形状の抜け止め部20を形成すること
ができる。そして、このように外形部材12を流体通路
26に圧入した後に抜け止め部20を形成することによ
れば、チェック弁10の完成後にボール18とシート面
22とのシール性が損なわれるという不都合を確実に回
避することができる。本実施例のチェック弁の製造方法
は、上記の利益を得るべく、外形部材12を流体通路2
6に圧入した後に抜け止め部20の形成を図る点に特徴
を有している。
【0044】図8は、外形部材12が流体通路26の開
口部に嵌合された状態を示す。本実施例の製造方法にお
いて、第1の工程では、外形部材12にシート面22が
形成される。シート面22を形成する処理が終了する
と、図8に示す如く、外形部材12が、その太径部16
が大径部26aに嵌合するように、流体通路26の開口
部にセットされる。
【0045】外形部材12の上部には、圧入治具60が
配設される。圧入治具60は、外形部材12の細径部1
4を包囲し、かつ、その下端部において外形部材12の
太径部16に当接する円筒部60aを備えている。円筒
部60aは、流体通路26の大径部26aに比して僅か
に小径に形成されている。外形部材12の上部に圧入治
具60が配設されると、その後、圧入治具60には、図
8に於ける下向きの力が加えられる。
【0046】図9は、外形部材12が流体通路26に圧
入された後の状態を示す。上記の如く圧入治具60に対
して下向きの力が加えられると、外形部材12は、流体
通路26の内部に向けて変位する。そして、外形部材1
2の変位は、外形部材12の底面が流体通路26の大径
部26aと小径部26bとの段差に当接するまで継続さ
れる。図9に示す状態が形成されると、以後、圧入治具
60は流体通路26から引き抜かれる。
【0047】上記の処理が終了すると、次に、流体通路
26の内部で外形部材12の端部に抜け止め部20を形
成するための処理が実行される。図10は、外形部材1
2のシート面22上にボール18を配設し、更に、外形
部材12の上部にかしめ治具48を配設した状態を示
す。かしめ治具48の位置は、かしめ治具48の曲面部
48aが外形部材12の上端部と対向し、かつ、押圧治
具56の下端部がボール18の直上部に位置するように
調整されている。
【0048】図10に示す状態が形成されると、かしめ
治具48に対して図10における下向きの力が加えられ
る。上述の如く、外形部材12の直上部からかしめ治具
48が下向きに変位すると、やがて押圧治具56からボ
ール18に対して所定荷重が伝達される状態、すなわ
ち、本発明の製造方法の第2工程により実現すべき状態
が形成される。そして、かしめ治具48の変位が更に継
続されると、外形部材12の上端部がかしめ治具48の
曲面部48aに倣って変形する状態、すなわち、本発明
の製造方法の第3工程により実現される状態が形成され
る。
【0049】以上述べた如く、本実施例のチェック弁の
製造方法によれば、外形部材12を流体通路26に圧入
した後に、シート面22とボール18との密着性を悪化
させることなく適切に抜け止め部20を形成することが
できる。従って、本実施例のチェック弁の製造方法によ
れば、流体通路26の内部に、安定した品質を有するチ
ェック弁10を実現することができる。
【0050】次に、図12および図13を参照して、本
発明の第3実施例について説明する。尚、図12および
図13において、上記図1乃至図11に示す構成部分と
同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略す
る。上述の如く、外形部材12の太径部16には、外形
部材12を流体通路26に圧入する際にシート面22近
傍に変形が生ずるのを防止すべく、十分な肉厚が与えら
れている。このため、上述した実施例において、外形部
材12を流体通路26に圧入する処理は、シート面22
近傍の変形を考慮することなく行われている。
【0051】ところで、外形部材12を流体通路26に
圧入する過程で、適当な荷重でボール18をシート面2
2に押圧することとすれば、外形部材12を流体通路2
6に圧入する過程でシート面22の近傍に生ずる変形
を、より小さく抑制することができる。本実施例のチェ
ック弁の製造方法は、上記の利益を得るべく、外形部材
12を流体通路26に圧入する際に、ボール18に対し
て適当な荷重を付与することとした点に特徴を有してい
る。
【0052】図12は、流体通路26の開口部に嵌合さ
れた外形部材12の上部に配設された圧入治具70が、
図12における下方へ向けて所定長だけ変位した状態を
示す。圧入治具70は、シート面22の上部にボール1
8がセットされた後に、外形部材12の上部に配設され
る。
【0053】圧入治具70は、その下端側が開口端とさ
れる円筒部70aを備えている。円筒部70aの内部に
はピストン72およびスプリング74が配設されてい
る。円筒部70aの内壁には、ピストンストッパ76が
固定されている。また、ピストン72の下方には、押圧
治具78が固定されている。尚、ピストン72、スプリ
ング74、ピストンストッパ76、および、押圧治具7
8は、それぞれ上述したかしめ治具48が備えるピスト
ン50、スプリング52、ピストンストッパ54、およ
び、押圧治具56と同様に機能する。
【0054】図12に示す如く、圧入治具70が所定長
だけ下方へ向けて変位すると、押圧治具78がボール1
8に当接する。円筒部70aは、この状態では円筒部7
0aの先端と外形部材12との間に間隙が残存するよう
に設計されている。かかる状態から、更に圧入治具70
の変位が継続されると、円筒部70aの先端が外形部材
12に当接するまで、圧入治具70は外形部材12に対
して相対変位し続ける。そして、円筒部70aの先端が
外形部材12に当接した後、更に圧入治具70の変位が
継続されると、外形部材12が流体通路26の内部へ変
位し始める。
【0055】図13は、外形部材12が流体通路26に
圧入された後の状態を示す。外形部材12の変位は、図
13に示す如く、外形部材12の底面が流体通路26の
大径部26aと小径部26bとの段差に当接するまで継
続される。かかる状態が形成されると、以後、圧入治具
70は流体通路26から引き抜かれる。
【0056】外形部材12が流体通路26に圧入される
過程で、円筒部70aの先端が外形部材12に当接する
状況は、スプリング74に所定長の弾性変形が生ずるこ
とにより実現される。また、スプリング74に所定長の
弾性変形が生じれば、ピストン72および押圧治具78
には、その弾性変形に起因する付勢力が伝達される。そ
して、その付勢力は、外形部材12が流体通路26の内
部を変位する間中、押圧治具78を介してボール18に
伝達される。
【0057】ボール18に作用する上記の付勢力は、外
形部材12が流体通路26に圧入される過程で外形部材
12のシート面22の近傍に、ボール18とのシール性
を悪化させる変形が生ずるのを防止する。このため、本
実施例の製造方法によれば、外形部材12の圧入時にボ
ール18とシート面22とのシール性が悪化するという
不具合を、確実に回避することができる。
【0058】本実施例において、外形部材12の圧入処
理が終了すると、以後、上述した第2実施例の場合と同
様に、上記図10および図11に示す手法で抜け止め部
20が形成される。その結果、流体通路26の内部に、
安定した品質を有するチェック弁10が実現される。
【0059】尚、上述した実施例においては、外形部材
12にシート面22を形成することにより前記請求項1
記載の第1の工程が、押圧治具56,78を介してそれ
ぞれスプリング52,74の付勢力をボール18に伝達
することにより前記請求項1記載の第2の工程が、ま
た、かしめ治具48および圧入治具70により外形部材
12に外力を加えることにより前記請求項1記載の第3
工程が、それぞれ実現されている。
【0060】更に、上述した実施例においては、かしめ
治具48により外形部材12に屈曲加工を施すことによ
り前記請求項2記載の第3工程が、また、かしめ治具4
8を用いた屈曲加工と共に、圧入治具70を用いた外形
部材12の圧入加工を行うことにより前記請求項3記載
の第3工程がそれぞれ実現されていると共に、流体通路
26により前記請求項3記載のハウジングが実現されて
いる。
【0061】次に、図14乃至図16を参照して、本発
明の第4実施例について説明する。尚、図14乃至図1
6において、上記図1乃至図13に示す構成部分と同一
の部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した第3実施例の製造方法は、かしめ治具48と圧
入治具70とを用いて、外形部材12に屈曲加工を施す
際、および、圧入加工を施す際の双方の場合に、ボール
18に所定荷重を加えることとしている点に特徴を有し
ている。本実施例の製造方法は、かしめ圧入治具80を
用いることにより、これら双方の加工を、ほぼ同時に行
う点に特徴を有している。
【0062】図14は、流体通路26の開口部に嵌合さ
れた外形部材12の上部にかしめ圧入治具80を配設し
た状態を示す。かしめ圧入治具80は、シート面22の
上部にボール18がセットされた後に外形部材12の上
部に配設される。かしめ圧入治具80は、その下端側が
開口端とされる円筒部80aを備えている。円筒部80
aの内周面には、円筒部80aの下端部から所定長だけ
上方の部位に曲面部80bが形成されている。
【0063】円筒部80aの内部には、ピストン82お
よびスプリング84が配設されている。また、円筒部8
0aの内壁には、ピストンストッパ86が固定されてい
る。ピストン82の下方には、押圧治具88が固定され
ている。ピストン82、スプリング84、ピストンスト
ッパ86、および、押圧治具88は、それぞれ上述した
かしめ治具48が備えるピストン50、スプリング5
2、ピストンストッパ54、および、押圧治具56と同
様に機能する。
【0064】図15は、かしめ圧入治具80が図14に
示す位置から所定長だけ下方に変位した状態を示す。か
しめ圧入治具80が下方へ向けて変位すると、図15に
示す状態が形成されるに先立って、先ず押圧治具88が
ボール18に当接する。円筒部80aは、この状態では
円筒部80aの下端と外形部材12との間に間隙が残存
し、かつ、円筒部80aの曲面部80bと外形部材12
の上端との間に間隙が残存するように設計されている。
【0065】かかる状態から、更にかしめ圧入治具80
の変位が継続されると、円筒部80aの曲面部80bと
外形部材の上端との間隙が消滅し、かしめ圧入治具80
に入力される押圧力が、曲面部80aを介して外形部材
12に伝達される状態が形成される。円筒部80aは、
この状態では円筒部80aの下端と外形部材12との間
に間隙が残存するように設計されている。
【0066】上記の状態が形成された後、更にかしめ圧
入治具80の変位が継続されると、外形部材12の上端
部には曲面部80aに倣う変形が生じ始め、また、外形
部材12には流体通路26の内部へ向かう変位が生ず
る。その結果、図15に示す状況が形成される。以後、
外形部材12の上端部の変形は、かしめ圧入治具80の
下端が外形部材12に当接するまで継続される。また、
外形部材12の変位は、外形部材12の底面が、流体通
路26の大径部26aと小径部26bとの段差に当接す
るまで継続される。
【0067】図16は、かしめ圧入治具80の下端が外
形部材12に当接し、かつ、外形部材12の底面が、流
体通路26の大径部26aと小径部26bとの段差に当
接した状態を示す。かしめ圧入治具80がかかる状態ま
で変位すると、外形部材12の上端部に所望形状の抜け
止め部20が形成されると共に、外形部材12が流体通
路26内の所定位置まで圧入される。かかる状態が形成
されると、以後、かしめ圧入治具80は流体通路26か
ら引き抜かれる。
【0068】押圧治具88がボール18に当接した後、
図16に示す状況が形成される過程では、常にボール1
8に対して押圧部材88を介してスプリング84の付勢
力が伝達される。この付勢力は、外形部材12の上端部
に屈曲加工が施される間中、および、外形部材12に圧
入加工が施される間中、安定継続的にボール18をシー
ト面22に向けて押圧する。その結果、流体通路26の
内部には、安定した品質を有するチェック弁10が実現
される。
【0069】以上述べたように、本実施例のチェック弁
の製造方法によれば、かしめ圧入治具80を用いること
により、ボール18に所定荷重を加えた状態で外形部材
12を流体通路26に圧入する加工と、ボール18に所
定荷重を加えた状態で外形部材12の上端部に抜け止め
部20を形成する加工とを、実質的に同一の工程で、ほ
ぼ同時に行うことができる。従って、本実施例のチェッ
ク弁の製造方法によれば、流体通路26の内部に、安定
した品質を有するチェック弁10を、優れた生産性の下
に製造することができる。
【0070】尚、上述した実施例においては、外形部材
12にシート面22を形成することにより前記請求項1
記載の第1の工程が、押圧治具88を介してスプリング
84の付勢力をボール18に伝達することにより前記請
求項1記載の第2の工程が、また、かしめ圧入治具80
により外形部材12に外力を加えることにより前記請求
項1記載の第3工程が、それぞれ実現されている。更
に、上述した実施例においては、かしめ圧入治具80に
より外形部材12に屈曲加工を施すことにより前記請求
項2記載の第3工程が、かしめ圧入治具80を用いて屈
曲加工と共に外形部材12の圧入加工を行うことにより
前記請求項3および4記載の第3工程がそれぞれ実現さ
れていると共に、流体通路26によって前記請求項3記
載のハウジングが実現されている。
【0071】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、シート面に、シート面とボールとの密着性を悪化さ
せるような変形を発生させることなく、外形部材に必要
な処理を施すことができる。従って、本発明に係るチェ
ック弁の製造方法によれば、安定した品質を有するチェ
ック弁を簡易に製造することができる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、外形部材
に、比較的小さな力で、容易かつ確実に抜け止め部を形
成することができる。従って、本発明に係るチェック弁
の製造方法によれば、安定した品質を有するチェック弁
を容易に製造することができる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、シート面と
ボールとの密着性を悪化させることなく、外形部材をハ
ウジングに圧入し、かつ、外形部材に抜け止め部を形成
することができる。従って、本発明に係るチェック弁の
製造方法によれば、使用時の形態で安定した品質を有す
るチェック弁を容易に製造することができる。
【0074】また、請求項4記載の発明によれば、外形
部材に抜け止め部を形成する処理と、外形部材をハウジ
ングに圧入する処理とを、実質的に同一の工程で、ほぼ
同時に行うことができる。このため、本発明に係るチェ
ック弁の製造方法によれば、安定した品質を有するチェ
ック弁を、優れた生産性の下に容易に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である製造方法により製造さ
れるチェック弁の断面図である。
【図2】本発明の一実施例である製造方法の第1工程が
終了した後のチェック弁の状態を表す図である。
【図3】本発明の一実施例である製造方法の第2工程の
実行中におけるチェック弁の状態を表す図である。
【図4】本発明の一実施例である製造方法の第3工程の
実行中におけるチェック弁の状態を表す図である。
【図5】本発明に係る製造方法を実行する製造装置に第
1工程終了後のチェック弁がセットされている状態を表
す図である。
【図6】図5に示す製造装置によって本発明の製造方法
の第2工程が実行されている状態を示す。
【図7】図5に示す製造装置によって本発明の製造方法
の第3工程が実行されている状態を示す。
【図8】本発明の第2実施例である製造方法において外
形部材を流体通路に嵌合させた状態を表す図である。
【図9】本発明の第2実施例である製造方法において外
形部材を流体通路に圧入した後の状態を表す図である。
【図10】本発明の第2および第3実施例である製造方
法において第2工程が実行される以前のチェック弁の状
態を表す図である。
【図11】本発明の第2および第3実施例である製造方
法において第2および第3工程が実行された後のチェッ
ク弁の状態を表す図である。
【図12】本発明の第3実施例である製造方法において
外形部材を流体通路に嵌合させた状態を表す図である。
【図13】本発明の第3実施例である製造方法において
外形部材を流体通路に圧入した後の状態を表す図であ
る。
【図14】本発明の第4実施例である製造方法において
外形部材を流体通路に嵌合させた状態を表す図である。
【図15】本発明の第4実施例である製造方法において
外形部材に屈曲加工および圧入加工がほどこされる過程
を表す図である。
【図16】本発明の第4実施例である製造方法において
第2工程および第3工程が実行された後のチェック弁の
状態を表す図である。
【符号の説明】
10 チェック弁 12 外形部材 14 細径部 16 太径部 18 ボール 20 抜け止め部 22 シート面 26 流体通路 30,48 かしめ治具 30a,48a,80b 曲面部 32,56,78,88 押圧治具 50,72,82 ピストン 52,74,84 スプリング 60,60 圧入治具 70a,80a 円筒部 80 かしめ圧入治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールを内部に包含する外形部材の内側
    に、ボールとの当接により流路の連通遮断を行うための
    シート面を形成する第1の工程と、 前記ボールを所定の荷重で前記シート面に当接させる第
    2の工程と、 前記ボールを前記シートに当接させた状態で、前記外形
    部材に力を付勢する第3の工程と、 を備えることを特徴とするチェック弁の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチェック弁の製造方法に
    おいて、 前記第3の工程が、前記ボールを前記シート面に当接さ
    せた状態で前記外形部材の端部を内側に屈曲させて抜け
    止め部を形成する工程を有することを特徴とするチェッ
    ク弁の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のチェック弁の製造方法に
    おいて、 前記第3の工程が、前記ボールを前記シート面に当接さ
    せた状態で前記外形部材をハウジングに圧入する工程を
    有することを特徴とするチェック弁の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のチェック弁の製造方法に
    おいて、 前記第3の工程中、前記外形部材をハウジングに圧入す
    る工程と、前記抜け止め部を形成する工程とを、同一の
    治具を用いて行うことを特徴とするチェック弁の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504931A (ja) * 1997-09-11 2001-04-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 逆止弁、殊にピストンポンプのためのもの
JP2008514874A (ja) * 2004-09-24 2008-05-08 ビアレッティ・インドゥストリエ・エス・ピー・エー 安全バルブを製造するための方法並びに安全バルブ
JP2019039541A (ja) * 2017-08-29 2019-03-14 日本電産トーソク株式会社 油圧制御装置
CN109538795A (zh) * 2018-08-24 2019-03-29 严勇 一种浮球式止回阀

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