JPH1137316A - 液圧機器の栓部材 - Google Patents

液圧機器の栓部材

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JPH1137316A
JPH1137316A JP20835997A JP20835997A JPH1137316A JP H1137316 A JPH1137316 A JP H1137316A JP 20835997 A JP20835997 A JP 20835997A JP 20835997 A JP20835997 A JP 20835997A JP H1137316 A JPH1137316 A JP H1137316A
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JP
Japan
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plug
plug member
outer periphery
housing
hole
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JP20835997A
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English (en)
Inventor
Norihiro Saida
憲宏 齋田
Nobuhiro Tamai
伸弘 玉井
Masahiko Hara
雅彦 原
Tomoaki Oi
知明 大井
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工が容易であると共に、挿入時の挿入荷重
が過大化することがなく、また、挿入時に金属粉が生じ
ても、この金属粉が液圧機器に内部に侵入することを未
然に防止することが可能な液圧機器の栓部材を提供す
る。 【解決手段】 ハウジング1の収容孔2内に挿入して、
この収容孔2の開口端を封止する栓部材であって、この
栓部材としてのプラグ5の胴部6の外周に、収容孔2の
内径寸法Dよりも縮径された寸法d1の周溝8を形成す
る。このプラグ5の挿入方向(矢印A方向)において周
溝8よりも後方側の胴部6外周が収容孔2内に圧入され
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧を制御するためのアンチロックブレーキ装置のポンプ
装置や電磁弁装置等の液圧機器に施用して良好な栓部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の栓部材は、ハウジングの収容孔
内に、その胴部外周が収容孔の内周面に液密封止作用を
もって接するように挿入してあり、例えば特開平9−5
3571号公報には、ポンプ装置に用いる栓部材として
のシリンダをハウジングの収容孔内挿入固定するための
改良された技術が開示されている。
【0003】前記公報記載の技術は、栓部材としての有
底筒状シリンダが底部側に半径方向外方に突出するフラ
ンジを有しており、シリンダを収容孔内に挿入するに際
して、フランジがハウジングの材料の一部を可塑的に半
径方向内方へ変形させてシリンダの胴部に接触させるこ
とにより、シリンダがハウジングの収容孔内に液密封止
作用のもとに挿入固定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例にあって
は、前記栓部材としてのシリンダに形成したフランジが
ハウジングの一部を塑性変形させて、これによって、シ
リンダがハウジングへ液密的に挿入固定されるようにな
っている。つまり、前記フランジが加工工具を兼ねてい
ることになる。
【0005】このため、前記フランジを加工工具として
精度よく加工しなければならず、加工工数が嵩む虞があ
る。また、前記フランジによってハウジングの一部を塑
性変形させるために、大きな変形荷重を要すると共に、
塑性変形時にハウジングの材料の一部が裂断して金属粉
を生じる虞があり、この金属粉が液圧機器の内部に侵入
すると作動の不具合を生じる虞がある。
【0006】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、加工が容易であると共に、挿入時の挿入荷
重が過大化することがなく、また、挿入時に金属粉が生
じても、この金属粉が液圧機器に内部に侵入することを
未然に防止することが可能な液圧機器の栓部材を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ハウジングの収容孔内に挿入され、その胴部外
周が収容孔の内周面に液密封止作用をもって接する液圧
機器の栓部材において、前記栓部材の胴部外周に、収容
孔の内径寸法よりも縮径された周溝が形成されてなり、
この栓部材の挿入方向において周溝よりも後方側の胴部
外周が収容孔内に圧入されてなる構成にしてある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記栓部材の挿入方向において
周溝よりも前方側の胴部の外径寸法は、周溝よりも後方
側の胴部の外径寸法よりも小さく形成されてなる構成に
してある。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記栓部材の挿入方向において
周溝よりも前方側の胴部の外径寸法は、収容孔の内径寸
法よりも小さく形成されてなる構成にしてある。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記周溝は、栓部材の挿入方向
の先端側の胴部外周に、収容孔の内径寸法よりも縮径さ
れた縮径段部が形成され、栓部材の先端が収容孔の底面
に接することによって形成されてなる構成にしてある。
【0011】ここで、本発明の栓部材は、収容孔の開口
端を封止する機能を発揮するためにのみ設けられる単な
るプラグの他、ポンプ装置のシリンダや、電磁弁装置の
弁座部材等、ハウジングの収容孔内に液密封止作用をも
って挿入される栓部材のすべてを含むものである。
【0012】斯かる構成において、前記栓部材はハウジ
ングの収容孔内に挿入され、その胴部外周が収容孔の内
周面に液密封止作用をもって接する。具体的には、前記
栓部材の挿入方向において周溝よりも後方側の胴部外周
が収容孔内に圧入される。
【0013】このとき、前記栓部材は所定の締め代が確
保されることによって足りるから、格別の高精度に加工
される必要はなく、また、ハウジングの一部を塑性変形
させる必要がないから小さな圧入荷重で容易に圧入され
る。
【0014】また、前記栓部材の胴部外周に周溝が形成
されていることにより、収容孔の内周面との間に環状の
空間が形成されることになる。このため、前記栓部材の
胴部外周が収容孔内に圧入されるときに、収容孔の内周
面が削られて金属粉が生じた場合に、この金属粉は周溝
によって形成された空間内に容易に捕獲され、液圧機器
の内部に侵入することが防止される。
【0015】したがって、加工が容易であると共に、挿
入時の挿入荷重が過大化することがなく、また、挿入時
に金属粉が生じても、この金属粉が液圧機器の内部に侵
入することを未然に防止することが可能な液圧機器の栓
部材が得られる。
【0016】また、請求項2記載の発明においては、前
記栓部材の挿入方向において周溝よりも前方側の胴部外
周が、周溝よりも後方側の胴部外周を収容孔内に圧入す
る場合の案内としての機能を発揮することができると共
に、栓部材の圧入荷重が増大することがない。
【0017】また、請求項3記載の発明においては、前
記栓部材の挿入方向において周溝よりも前方側の胴部外
周が、この栓部材を収容孔内に挿入する場合の案内とし
ての機能を発揮することができると共に、栓部材の圧入
荷重を更に小さなものとすることができる。
【0018】また、請求項4記載の発明においては、前
記周溝を形成するに際して、栓部材に縮径段部を形成す
ることで足りるから、栓部材の加工が更に容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0020】図1は本発明の実施の形態を示す図面で、
栓部材としてのプラグを収容孔内に挿入した状態の断面
図、図2は図1に示すプラグの要部を拡大して、その挿
入工程を、挿入開始時の状態(a)、挿入途中の状態
(b)、挿入後の状態(c)で示す説明図である。
【0021】図において1は液圧機器のハウジングで、
このハウジング1は軽量化のために好ましくはアルミニ
ウム合金材料から形成されている。前記ハウジング1に
は作動液体の通路を構成する収容孔2が形成されてい
る。前記収容孔2の開口端側にはテーパ状の面取り3が
形成してあると共に、このテーパ状の面取り3に続いて
大径部4が形成してある。
【0022】5は栓部材としてのプラグで、このプラグ
5は鉄などの金属材料から形成してある。前記プラグ5
はハウジング1の収容孔2内に、図1の矢印A方向に挿
入され、その外周胴部が収容孔2内の内周面に液密封止
作用をもって接し、この収容孔2の開口端を封止してい
る。
【0023】詳しくは、前記プラグ5は胴部6とこの胴
部から半径方向外方に突出するフランジ7を有してお
り、胴部6外周には収容孔2の内径寸法Dよりも縮径さ
れた寸法d1の周溝8が形成してある。前記周溝8は傾
斜する2つの側面8a、8bによって形成してある(図
2参照)。
【0024】前記プラグ5の胴部6の外径寸法は、図2
(a)に示されるように、このプラグ5の挿入方向(図
1及び図2の矢印A方向)において周溝8よりも後方側
が、収容孔2内に所定の締め代をもって圧入されるよう
に、収容孔2の内径寸法Dよりも大きい寸法d2に形成
され、同じく周溝8よりも前方側が後方側の寸法d2よ
りも小さい寸法d3に形成してある。また、前記周溝8
よりも前方側の胴部6の外径寸法d3は、この実施の形
態において収容孔2の内径寸法Dと同じかまたは僅かに
大きい寸法としてある。
【0025】また、前記プラグ5の挿入方向の先端に
は、先端側が先細状となるようにテーパ面9が形成して
ある。
【0026】前記プラグ5は、ハウジング1の収容孔2
内に、図1及び図2の矢印A方向に向かって挿入され
る。詳しくは、前記プラグ5の挿入開始時においては、
収容孔2の開口端に形成した面取り3及びプラグ5のテ
ーパ面9が挿入操作を容易にする(図2(a)参照)。
次に、前記面取り3及びテーパ面9による案内のもと
に、プラグ5の周溝8よりも前方側の胴部6外周が収容
孔2内に挿入される(図2(b)参照)。次に、前記周
溝8よりも前方側の胴部6外周による案内のもとに、周
溝8よりも後方側の胴部6外周が収容孔2内に圧入され
る(図2(c)参照)。同時に、前記プラグ5のフラン
ジ7は収容孔2の開口端に形成した大径部4内に挿入さ
れ、このフランジ7が大径部4の段部4aに接すること
によってプラグ5の挿入が停止される。
【0027】その後、前記プラグ5は、収容孔2の開口
端に形成した大径部4の開口周縁にかしめ10を施し、
フランジ7を大径部4の段部4aに押圧すことによっ
て、抜止めが施される。
【0028】これによって、前記プラグ5は、ハウジン
グ1の収容孔2内に挿入され、その胴部6外周が収容孔
2の内周面に液密封止作用をもって接する。具体的に
は、前記プラグ5の挿入方向(図1及び図2の矢印A方
向)において周溝8よりも後方側の胴部6の外径寸法d
2が収容孔2の内径寸法Dよりも大きく形成されている
から、この胴部6外周が収容孔2内に所定の締め代をも
って圧入され、収容孔2の開口端を封止することにな
る。
【0029】このとき、前記プラグ5は所定の締め代が
確保されることによって足りるから、格別の高精度に加
工される必要はなく、また、ハウジング1の一部を塑性
変形させる必要がないから小さな圧入荷重で容易に圧入
される。なお、前記プラグ5の挿入方向において周溝8
よりも前方側の胴部6の外径寸法d3は、収容孔2の内
径寸法Dと同じかまたは僅かに大きい寸法に形成されて
いるけれども、周溝8よりも後方側の胴部6の外径寸法
d2よりも小さく形成されてなるから、これによって圧
入荷重が増大することはない。
【0030】また、前記プラグ5の胴部6外周に周溝8
が形成されていることにより、収容孔2の内周面との間
に環状の空間11が形成されることになる。これによっ
て、前記プラグ5の胴部6外周が収容孔2内に圧入され
るときに、つまり、周溝8よりも後方側の胴部6外周が
圧入されるときに、アルミニウム合金材料からなるハウ
ジング1に形成した収容孔2の内周面が削られて金属粉
が生じた場合に、この金属粉は周溝8によって形成され
た空間11内に容易に捕獲される。とりわけ、前記プラ
グ5の圧入によって生じた金属粉は、周溝8の傾斜した
側面8bに案内されて速やかに周溝8内、即ち空間11
内に捕獲される。その結果、前記金属粉が液圧機器の内
部に侵入することが防止される。
【0031】したがって、加工が容易であると共に、挿
入時の挿入荷重が過大化することがなく、また、挿入時
に金属粉が生じても、この金属粉が液圧機器の内部に侵
入することを未然に防止することが可能な液圧機器のプ
ラグ5、即ち栓部材が得られる。
【0032】また、前記プラグ5挿入方向において周溝
8よりも前方側の胴部6の外径寸法d1が、収容孔2の
内径寸法Dと等しいか僅かに大きく、また周溝8よりも
後方側の胴部6の外径寸法d2よりも小さく形成してあ
るから、このプラグ5の挿入方向において周溝8よりも
前方側の胴部6外周が、周溝8よりも後方側の胴部6外
周を収容孔2内に圧入する場合の案内としての機能を発
揮することができると共に、プラグ5の圧入荷重が増大
することがない。
【0033】図3は本発明の別の実施の形態を示す図面
である。この実施の形態が前記実施の形態と変わるとこ
ろは、栓部材としてのプラグ5の胴部6外周に形成され
る周溝8が、略平行な側面8a、8bと、底面8cと、
傾斜する側面8dとによって形成されている点である。
また、前記プラグ5の胴部6の外径寸法のうち、このプ
ラグ5の挿入方向において前方側が、収容孔2の内径寸
法Dよりも小さい寸法d4に形成してある点である。し
たがって、前記プラグ5の前方側の胴部6外周と収容孔
2の内周との間には、図3においては誇張して描かれて
いるけれども、微小な隙間が形成される。
【0034】なお、その他の構成は前記実施の形態と略
同様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、そ
の重複する説明を省略する。
【0035】斯かる構成にあっては、前記収容孔2内へ
のプラグ5の挿入時に、プラグ5の周溝8よりも前方側
の胴部6外周が案内として機能する。これによって、前
記プラグ5の挿入操作を容易にする。
【0036】前記プラグ5は、前記実施の形態と同様
に、ハウジング1の収容孔2内に挿入され、その胴部6
外周が収容孔2の内周面に液密封止作用をもって接す
る。具体的には、前記プラグ5の挿入方向(図3の矢印
A方向)において周溝8よりも後方側の胴部6の外径寸
法d2が収容孔2の内径寸法Dよりも大きく形成されて
いるから、この胴部6外周が収容孔2内に所定の締め代
をもって圧入され、収容孔2の開口端を封止することに
なる。
【0037】また、前記プラブ5の胴部6外周が収容孔
2内に圧入されるとき、金属粉が生じた場合に、この金
属粉は周溝8の傾斜した側面8dに案内されて速やかに
周溝8内、即ち空間11内に捕獲される。
【0038】したがって、斯く構成しても、前記実施の
形態で述べたと同様の作用、効果が得られる。加えて、
プラグ5の周溝8よりも前方側の胴部6の外周をこのプ
ラグ5を収容孔2内に挿入する場合の案内として機能さ
せることができると供に、プラグ5の圧入荷重を更に小
さなものとすることができる。
【0039】図4乃至図6は本発明の更に別の実施の形
態を示す図面である。この実施の形態は図4に示すよう
に、栓部材として電磁弁14の中空の弁座部材15に施
用して良好な実施の形態であって、この実施の形態が前
記実施の形態と変わるところは、栓部材としての弁座部
材15の挿入方向(図4の矢印A方向)の先端側の胴部
6外周に、収容孔2の内径寸法Dよりも縮径された縮径
段部16を形成し、この弁座部材15の先端が収容孔2
の底面2aに接することによって周溝8を形成した点で
ある。即ち、前記周溝8は、縮径段部16の外周面16
aと、縮径段部16と胴部6とをつなぐ傾斜面16b
と、収容孔2の底面2aとによって形成されている。
【0040】詳しくは、図5に拡大して示すように、前
記弁座部材15の先端側の胴部6外周に外径寸法d1の
縮径段部16が形成され、この縮径段部16の先端が収
容孔2の底面2aに密着している。また、前記収容孔2
の底面2aは、弁座部材15の先端が接する部分におい
てこの弁座部材15側に突出しており、これによって、
周溝8によって形成される環状の空間11の容積が大き
く確保されるようになっている。
【0041】また、前記弁座部材15の先端と収容孔2
の底面2aとの接触の態様としては、図6に示すよう
に、弁座部材15の先端、即ち縮径段部16の先端に鋭
角部15aを設け、この鋭角部15aを収容孔2の底面
2aに食い込ませるようにしてもよいものである。
【0042】なお、その他の構成は前記実施の形態と略
同様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、そ
の重複する説明を省略する。
【0043】斯かる構成によれば、前記栓部材としての
弁座部材15は、ハウジング1の収容孔2内に挿入さ
れ、その胴部6外周が収容孔2の内周面に液密封止作用
をもって接する。具体的には前記弁座部材15の挿入方
向(図4乃至図6の矢印A方向)において周溝8よりも
後方側の胴部6の外径寸法d2が収容孔2の内径寸法D
よりも大きく形成されているから、この胴部6外周が収
容孔2内に所定の締め代をもって圧入される。
【0044】また、前記弁座部材15の胴部6外周が収
容孔2内に圧入されるとき、金属粉が生じた場合に、こ
の金属粉は周溝8の傾斜した側面16bに案内されて速
やかに周溝8内、即ち空間11内に捕獲される。
【0045】したがって、斯く構成しても、前記実施の
形態で述べたと同様の作用、効果が得られる。加えて、
前記周溝8を形成するに際して、弁座部材15に縮径段
部16を形成することで足りるから、栓部材としての弁
座部材15の加工が容易となる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、加工が容易であると共に、挿入時の挿入荷重が過
大化することがなく、また、挿入時に金属粉が生じて
も、この金属粉が液圧機器の内部に侵入することを未然
に防止することが可能な液圧機器の栓部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図面で、栓部材とし
てのプラグを収容孔内に挿入した状態の断面図である。
【図2】図2は図1に示すプラグの要部を拡大して、そ
の挿入工程を、挿入開始時の状態(a)、挿入途中の状
態(b)、挿入後の状態(c)で示す説明図である。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す、図2(c)と
同様な図面である。
【図4】本発明の更に別な実施の形態を示す図面で、栓
部材としての弁座部材を収容孔内に挿入した状態の断面
図である。
【図5】図4の要部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の更に別の実施の形態を示す、図5と同
様な図面である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 収容孔 5 プラグ(栓部材) 6 胴部 8 周溝 15 弁座部材(栓部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 知明 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの収容孔内に挿入され、その
    胴部外周が収容孔の内周面に液密封止作用をもって接す
    る液圧機器の栓部材において、前記栓部材の胴部外周
    に、収容孔の内径寸法よりも縮径された周溝が形成され
    てなり、この栓部材の挿入方向において周溝よりも後方
    側の胴部外周が収容孔内に圧入されてなることを特徴と
    する、液圧機器の栓部材。
  2. 【請求項2】 前記栓部材の挿入方向において周溝より
    も前方側の胴部の外径寸法は、周溝よりも後方側の胴部
    の外径寸法よりも小さく形成されてなることを特徴とす
    る、請求項1記載の液圧機器の栓部材。
  3. 【請求項3】 前記栓部材の挿入方向において周溝より
    も前方側の胴部の外径寸法は、収容孔の内径寸法よりも
    小さく形成されてなることを特徴とする、請求項1記載
    の液圧機器の栓部材。
  4. 【請求項4】 前記周溝は、栓部材の挿入方向の先端側
    の胴部外周に、収容孔の内径寸法よりも縮径された縮径
    段部が形成され、栓部材の先端が収容孔の底面に接する
    ことによって形成されてなることを特徴とする、請求項
    1記載の液圧機器の栓部材。
JP20835997A 1997-07-18 1997-07-18 液圧機器の栓部材 Pending JPH1137316A (ja)

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