JP2002282973A - パイプ端部の加工方法 - Google Patents

パイプ端部の加工方法

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JP2002282973A
JP2002282973A JP2001092092A JP2001092092A JP2002282973A JP 2002282973 A JP2002282973 A JP 2002282973A JP 2001092092 A JP2001092092 A JP 2001092092A JP 2001092092 A JP2001092092 A JP 2001092092A JP 2002282973 A JP2002282973 A JP 2002282973A
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JP
Japan
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pipe
protrusion
ring
positioning
processing
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JP2001092092A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kudo
義幸 工藤
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SUO KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
SUO KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1突部と第2突部とを有する状態にパイプ
端部を加工するための作業性を向上する。 【解決手段】 パイプ1の端部の設定間隔を隔てた2箇
所のうちパイプ端側の第1箇所が外方に突出する状態で
パイプ1の端部を位置決め状態で金型7に保持させると
ともに、位置決めリング5を位置決め状態で金型7に保
持させ、この状態で受け軸12をパイプ1の端部に挿入
させた後ポンチ8を移動させて、受け軸12に抜け止め
状態に外装させた弾性拡径部材9を圧縮するとともにパ
イプ1の端部を圧縮することにより、弾性拡径部材9を
拡径変形させて第2箇所を外周の凹部5aに入り込ませ
るように膨出変形させることで第2突部6を形成すると
ともに、第1箇所をポンチ8の端部拡径部と金型端面と
で形成される外周凹部10に入り込ませるように膨出変
形させることで第1突部4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブなどにオー
リングを介して気密・水密状態に接続できる形状・構造
にパイプの端部を加工する方法で、詳しくは、鉄・ステ
ンレス・銅で代表される金属製などのパイプの端部のパ
イプ長手方向に設定間隔を隔てた2箇所のうちパイプ端
側の第1箇所を、オーリング位置決め用のダブルフレア
形状などの第1突部に膨出加工し、第2箇所を、前記第
1突部とでオーリングを軸芯方向で位置決めする位置決
めリングのパイプ端から遠ざかる方向への移動を阻止す
るリングバックアップ用のビード形状などの第2突部に
膨出加工するパイプ端部の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、図6の(イ)に示すように、
第1段作業として、金型07にパイプ01の端部を保持
させて第1ポンチ08Aを移動させることにより第2突
部06を形成し、次いで、図6の(ロ)に示すように、
第2段作業として、前記第1段作業で第2突部06が形
成されたパイプ01の端部を金型07に保持させた状態
で第2ポンチ08Bを移動させることにより第1突部0
4を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、端部の加工作業が2工程となるため、
作業性が悪かった。
【0004】本発明の目的は、第1突部と第2突部とを
有する状態にパイプ端部を加工するための作業性を向上
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よるパイプ端部の加工方法の特徴・作用・効果は次の通
りである。
【0006】〔特徴〕パイプの端部のパイプ長手方向に
設定間隔を隔てた2箇所のうちパイプ端側の第1箇所
を、オーリング位置決め用の第1突部に膨出加工し、第
2箇所を、前記第1突部とでオーリングを軸芯方向で位
置決めする位置決めリングの少なくともパイプ端から遠
ざかる方向への移動を阻止するリングバックアップ用の
第2突部に膨出加工するパイプ端部の加工方法であっ
て、前記第1箇所が外方に突出する状態でパイプの端部
を位置決め状態で金型に保持させるとともに、前記位置
決めリングを位置決め状態で金型に保持させ、この状態
で受け軸をパイプの端部に挿入させた後ポンチを移動さ
せて、前記受け軸に抜け止め状態に外装させた弾性拡径
部材を軸芯方向に圧縮するとともにパイプの端部を軸芯
方向に圧縮することにより、前記弾性拡径部材を拡径変
形させて前記第2箇所をその外周の凹部に入り込ませる
ように膨出変形させるとともに、前記第1箇所をポンチ
の端部拡径部と金型端面とで形成される外周凹部に入り
込ませるように膨出変形させる点にある。
【0007】〔作用〕金型に保持させたパイプ端部に、
一回のポンチの移動で第1突部と第2突部とを形成する
から、加工工程が一つで済む。
【0008】〔効果〕従って、作業性良く、第1突部と
第2突部とを有する状態にパイプの端部を加工できるよ
うになった。
【0009】請求項2に係る本発明によるパイプ端部の
加工方法の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0010】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明による
パイプ端部の加工方法において、前記位置決めリングと
して、内周面に前記第2箇所に対する凹部が形成されて
いて加工状態において前記第2突部に外嵌するものを用
いてある点にある。
【0011】〔作用〕加工状態において第2突部に外嵌
する位置決めリングを用いてあるから、位置決めリング
を第2突部に対して軸芯方向で確実に位置決めすること
ができる。
【0012】〔効果〕従って、確実に位置決めされてオ
ーリングを確実に位置決めできることでシール性を高め
ることができる位置決めリングを備えたパイプ端部に加
工できるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】鉄・ステンレス・銅などの金属製
のパイプ1をバルブなどの機器2に接続させる構造は、
図1に示すように、パイプ1の端部のパイプ長手方向に
設定間隔を隔てた2箇所のうちパイプ端から第2設定距
離を隔てたパイプ端側の第1箇所にオーリング3位置決
め用の第1突部であるダブルフレア4を形成し、第2箇
所に、前記ダブルフレア4とでオーリング3を軸芯方向
で位置決めする位置決めリング5を軸芯方向で位置決め
するバックアップ用の第2突部であるビード6を形成し
て構成されている。前記位置決めリング5は、内周面に
前記ビード6を密着嵌合させる凹部5aを形成してい
て、このビード6への外嵌によりパイプ1の端部に対し
て軸芯方向で位置決めされるものである。Aは、前記位
置決めリング5に接当する状態でネジbを介して機器2
に取り付けられてパイプ1を抜け止めする取付金具であ
る。
【0014】次に、前記パイプ1の端部を、ダブルフレ
ア4とビード6とを有する状態に加工するための装置に
ついて説明すると、加工装置は、図2〜図4に示すよう
に、パイプ1の端部を位置決め状態に保持する金型7
と、この金型7に対して軸芯方向で接近移動することで
パイプ1の端部に軸芯方向の圧縮力を作用させるポンチ
8と、金型7に保持されたパイプ1の端部内に位置する
状態で軸芯方向から圧縮力を受けることにより拡径変形
してパイプ1の端部に拡径力を付与するウレタン製の弾
性拡径部材9と、この弾性拡径部材9に軸芯方向の圧縮
力を付与する圧縮力付与手段とを備えている。
【0015】前記金型7は、パイプ直径方向で二つ割可
能なものであり、端面から設定距離内方に入った位置に
は、前記位置決めリング5を位置決め状態に嵌合保持す
る凹部7aが形成されている。
【0016】前記ポンチ8は、油圧シリンダなど(図示
せず) で駆動される本体8Aと、この本体8Aに嵌合保
持させた押圧部材8Bとからなり、本体8Aには、前記
金型7に端部突出状態で保持させたパイプ1の突出端部
分を挿入させるとともに前記押圧部材8Bを嵌合密着嵌
合させる孔8aが形成されており、この孔8aの端部を
拡径形成することで金型7の端面に接当した状態におい
て金型7の端面とでダブルフレア膨出形成用の外周凹部
10を形成するものである。他方、押圧部材8Bは、本
体8Aの孔8aに密着嵌合する大径部8bとパイプ1の
端部分内に密着嵌合する小径部8cとからなり、大径部
8bと小径部8cとの段部8dでパイプ1の端面を押圧
し、小径部8cの端面で前記弾性拡径部材9を押圧する
ようになっている。
【0017】前記圧縮力付与手段は、前記金型7の端面
に対して油圧シリンダなど(図示せず)を介して遠近移
動される可動枠11に、前記本体8A、押圧部材8B、
弾性拡径部材9を貫通する受け軸12と、設定以上の金
型端面への接近を端面に接当することで規制する複数の
規制軸13とを取り付けて構成されている。前記受け軸
12は、軸本体12Aの先端に、パイプ1の内面に密接
することで先端とパイプ1とを芯合わせするとともに前
記弾性拡径部材9を受け止める受け部材12Bを抜け止
め状態に装着して構成されている。つまり、前記弾性拡
径部材9は、受け軸12に抜け止め状態に外装されてい
る。前記受け軸12及び規制軸13は軸芯方向に位置変
更できるように可動枠11に螺合装着されている。つま
り、規制軸13が金型7の端面に接当した状態で受け軸
13の受け部材12Bが、前記弾性拡径部材9を位置決
めリング5に対応する軸芯方向位置に位置させる軸芯方
向位置に位置するようになっている。
【0018】上記のように構成された加工装置を用いて
パイプ1の端部を加工する方法は、先ず、図3に示すよ
うに、金型7に位置決めリング5を保持させるととも
に、パイプ1を第2位置が位置決めリング5と同じ軸芯
方向位置に位置する状態に金型7に保持させる。次い
で、図4に示すように、前記本体8A、押圧部材8B、
弾性拡径部材9を貫通する受け軸12を規制軸13が金
型7の端面に接当するまでパイプ1内に挿入させた後、
ポンチ8を金型7側に接近移動させて押圧部材8Bと受
け軸12とで弾性拡径部材9を軸芯方向で圧縮するとと
もにパイプ1の端部を軸芯方向に圧縮し、弾性拡径部材
9がその圧縮で拡径変形することで前記第2位置を凹部
5a内に入り込むように膨出変形させてビード6を形成
する一方、前記第1位置を外周凹部10に入り込むよう
に膨出変形させてダブルフレア4を形成する。
【0019】〔別実施形態〕上記実施の形態では、位置
決めリング5として、第2突部6に外嵌して軸芯方向位
置を規制されるものを示したが、位置決めリング5とし
ては、図5に示すように、第2突部6に軸芯方向で接当
するものであっても良い。この場合、凹部5aは、金型
7に形成することになる。上記実施の形態では、第1突
部4として、ダブルフレアを示したが、第1突部4とし
ては、シングルフレアやフランジ、ビードであっても良
い。また、上記実施の形態では、第2突部6として、ビ
ードを示したが、第2突部6としては、ダブルフレアで
あっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプの機器への接続状態を示す断面図
【図2】加工装置の断面図
【図3】加工要領を示す断面図
【図4】加工要領を示す断面図
【図5】別実施形態を示す加工要領の断面図
【図6】従来の加工工程を示す断面図
【符号の説明】
1 パイプ 3 オーリング 4 第1突部 5 位置決めリング 6 第2突部 7 金型 8 ポンチ 12 受け軸 9 弾性拡径部材 5a 凹部 10 外周凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの端部のパイプ長手方向に設定間
    隔を隔てた2箇所のうちパイプ端側の第1箇所を、オー
    リング位置決め用の第1突部に膨出加工し、第2箇所
    を、前記第1突部とでオーリングを軸芯方向で位置決め
    する位置決めリングの少なくともパイプ端から遠ざかる
    方向への移動を阻止するリングバックアップ用の第2突
    部に膨出加工するパイプ端部の加工方法であって、前記
    第1箇所が外方に突出する状態でパイプの端部を位置決
    め状態で金型に保持させるとともに、前記位置決めリン
    グを位置決め状態で金型に保持させ、この状態で受け軸
    をパイプの端部に挿入させた後ポンチを移動させて、前
    記受け軸に抜け止め状態に外装させた弾性拡径部材を軸
    芯方向に圧縮するとともにパイプの端部を軸芯方向に圧
    縮することにより、前記弾性拡径部材を拡径変形させて
    前記第2箇所をその外周の凹部に入り込ませるように膨
    出変形させるとともに、前記第1箇所をポンチの端部拡
    径部と金型端面とで形成される外周凹部に入り込ませる
    ように膨出変形させるパイプ端部の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記位置決めリングとして、内周面に前
    記第2箇所に対する凹部が形成されていて加工状態にお
    いて前記第2突部に外嵌するものを用いてある請求項1
    記載のパイプ端部の加工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530122A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 マウス イタリア エッフェ.アゴスティノ エ チ.エッセ.ア.エッセ. 金属チューブの切断、または拡張に適した多目的拡張作業デバイス
CN109622787A (zh) * 2019-01-30 2019-04-16 佛山市景和汽配有限公司 一种用于管件扩口的模具

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