JPH1113892A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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Publication number
JPH1113892A
JPH1113892A JP9179096A JP17909697A JPH1113892A JP H1113892 A JPH1113892 A JP H1113892A JP 9179096 A JP9179096 A JP 9179096A JP 17909697 A JP17909697 A JP 17909697A JP H1113892 A JPH1113892 A JP H1113892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
sealing device
metal ring
seal member
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9179096A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yamanaka
聡 山中
Yasuhiro Ikeda
康浩 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP9179096A priority Critical patent/JPH1113892A/ja
Publication of JPH1113892A publication Critical patent/JPH1113892A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3268Mounting of sealing rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封装置を取り外す際の作業性を向上させ
る。 【解決手段】 円筒部5aの一方の端部から内向きに折
り曲がる内向きフランジ部5bとを有する金属環5と、
ゴム状弾性材によるゴムリップ6(第1のシール部材)
と、樹脂材による樹脂リップ7(第2のシール部材)と
を備える密封装置1であって、金属環5の内向きフラン
ジ部5bの内径端部から反リップ部側に延長され外向き
に折り曲がる爪部9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種装置の軸封部
に用いられる密封装置に関し、特に、密封装置を取り外
す際の作業性向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術による密封装置101
とその使用される形態を説明するための要部の断面構成
説明図である。
【0003】この図において、密封装置101は、ハウ
ジング102の軸孔部102aに嵌合固定され、軸孔部
102aと回動する軸103の隙間104を密封してい
る。密封装置101は、円筒部105aと内向きフラン
ジ部105bを有する環状の金属環105と、金属環1
05の円筒部105aを覆うと共に円筒部105aから
内径側に突出する径方向部106a及びその先端部であ
るリップ部106bを備えるゴムリップ106、ゴムリ
ップ106の径方向部106aと金属環105の内向き
フランジ部105bの間に挟持される樹脂リップ107
とを備えている。
【0004】樹脂リップ107は、径方向部107a
と、径方向部107aから密封側Mに向かって折り曲が
り、内周側で軸103の外周面と摺接すると共に外周側
でリップ部106bに当接し、その変形を防止する軸方
向部107bを有している。
【0005】そして、密封装置101の軸孔部102a
への組込みは、通常は軸孔部102aの密封流体側Mに
突き当て部102bが存在していることから、軸孔部1
02aの大気側Oから密封流体側Mへ向かう方向に密封
装置101を挿入し、Cリング108をCリング溝10
2cに嵌め込むことにより行なわれる。
【0006】なお、このような構成の密封装置101
は、例えば、密封流体側Mに高圧力の作動油を導くこと
で軸103をストロークさせる油圧機器(油圧作動シリ
ンダ等)に使用することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
密封装置101では、長期間に渡る使用により発生する
リップ部106bや軸方向部107bの摩耗により、密
封性能が低下してしまう。密封性能が低下すると作動油
のにじみ量が多くなったり、密封流体側Mの作動油の保
持が行なわれなくなる恐れがあり、一般的には、密封装
置の使用期間や作動油のにじみ量をチェックすることに
より、定期的あるいは必要に応じて密封装置の交換が行
なわれている。
【0008】しかしながら、密封装置101の交換する
場合に、密封流体側Mの作動油の圧力により密封装置1
01のゴムリップ106(特に金属環105の円筒部1
05aを覆う部分)が拡径方向に付勢されて軸孔部10
2aに密着していることが多々あり、密封装置101を
軸孔部102aから大気側Oに取り外す際に、Cリング
108を外すだけでは容易に引き抜くことができず、作
業性を低下させるという問題を発生させていた。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、密封装
置を取り外す際の作業性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、円筒部と該円筒部の一方の端部か
ら内向きに折り曲がるフランジ部とを有する金属環と、
前記金属環の円筒部からフランジ部と略平行に設けられ
た径方向部と、該径方向部に接続するリップ部とを有
し、前記金属環と一体的に形成されたゴム状弾性材によ
る第1のシール部材と、前記金属環のフランジ部と第1
のシール部材の径方向部との間に挟持される被挟持部
と、該被挟持部から第1のシール部材のリップ部側に向
かう軸方向に折り曲がるリップ部とを有する樹脂材によ
る第2のシール部材と、を備える密封装置において、前
記金属環のフランジ部の内径端部から反リップ部側に延
長され外向きに折り曲がる爪部を備えることを特徴とす
る。
【0011】この構成によると、密封装置を反リップ部
側に抜き取る際に、金属環のフランジ部に設けられた爪
部を挟持して引き抜くことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図1及び図2を参照しなが
らこの発明の実施の形態を説明する。
【0013】図1および図2には、本発明の実施の形態
に係る密封装置が示されている。図1は密封装置1の概
略構成を示す一部断面図であり、ハウジング2に組み付
け、軸3が挿嵌される使用状態を示している。図2は密
封装置1をハウジング2から抜き取る際の状態を示して
いる。
【0014】密封装置1は、ハウジング2の軸孔部2a
に嵌合固定され、軸孔部2aと回動する軸3(回転方向
及び軸方向いずれかまたは両方の移動)の隙間4を密封
し、例えば、密封流体側Mに高圧力の作動油を導くこと
で軸3をストロークさせる油圧機器(油圧作動シリンダ
等)に使用することが可能である。
【0015】密封装置1は、円筒部5aと内向きフラン
ジ部5bを有する環状の金属環5と、金属環5の円筒部
5aを覆うと共に円筒部5aから内径側に突出する径方
向部6a及びその先端部であるリップ部6bを備えるゴ
ムリップ6、ゴムリップ6の径方向部6aと金属環5の
内向きフランジ部5bの間に挟持される樹脂リップ7と
を備えている。
【0016】樹脂リップ7は、径方向部7aと、径方向
部7aから密封側Mに向かって折り曲がり、内周側で軸
3の外周面と摺接すると共に外周側でリップ部6bに当
接し、その変形を防止する軸方向部7bを有している。
【0017】金属環5は、内向きフランジ部5bの内径
側端部から大気側O(反リップ部側)に延長され外向き
に折り曲がる爪部9を備えている。この実施の形態の爪
部9は、内向きフランジ部5bの内径寸法と略同じ内径
寸法の円筒部9aと、円筒部9aの大気側Oの端部から
外向きに折り曲がる外向きフランジ部9bから構成され
ている。
【0018】この密封装置1の製作方法は、まず、金属
環5を絞り加工及び曲げ加工を伴うプレス成形により形
成する。樹脂リップ7は、PTFE等の樹脂シート材か
ら平ワッシャ状に打ち抜くことにより、あるいは旋盤加
工により形成しておく。
【0019】そして、ゴム成形型のキャビティ内部に金
属環5と樹脂リップ7及びゴムリップ6の材料となるゴ
ム生地を定められた順に載置し、ゴム成形型の型閉めを
行ない加熱圧縮することで製作する。
【0020】なお、樹脂リップ7の軸方向部7bへの折
り曲げは、ゴム成形型に載置される前にロート状となる
ように予め成形しておくこと、あるいはゴム成形型の加
熱圧縮工程で圧縮されるゴム生地の圧力を利用して成形
することも可能である。
【0021】そして、密封装置1の軸孔部2aへの組込
みは、密封装置1を軸孔部2aの密封流体側Mに設けら
れた突き当て部2bに対して密封装置1の密封流体側M
の端面を突き当てるように、軸孔部2aの大気側Oから
密封流体側Mへ向かう方向に挿入し、Cリング8をCリ
ング溝2cに嵌め込むことにより行なわれる。
【0022】また、密封装置1の軸孔部2aからの抜き
取りは、図2に示されるように、金属環5のフランジ部
5bに設けられた爪部9を、抜き取り治具10の爪10
aで挟持して矢印A1の方向に引き抜くことで容易に行
なうことが可能となる。
【0023】なお、爪部9の外向きフランジ部9bの対
向位置を切り欠き、その切り欠き部に抜き取り治具10
の爪10aを挿入し、抜き取り治具10を所定角度回転
させて爪10aとフランジ部9bの切り欠かれていない
部分とを係合させるような構成とすることも可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、密封装置を反リップ部
側に抜き取る際に、金属環のフランジ部に設けられた爪
部を挟持して引き抜くことが可能となり、密封装置を取
り外す際の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る密封装置を組
み付けた状態の要部断面図。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る密封装置を抜
き取る状態を示す図。
【図3】図3は従来技術に係る密封装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 密封装置 2 ハウジング 2a 軸孔部 2b 突き当て部 2c Cリング溝 3 軸 4 隙間 5 金属環 5a 円筒部 5b 内向きフランジ部 6 ゴムリップ 6a 径方向部 6b リップ部 7 樹脂リップ 7a 径方向部 7b 軸方向部 8 Cリング 9 爪部 9a 円筒部 9b 外向きフランジ部 10 抜き取り治具 10a 爪 M 密封流体側 O 大気側

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部と該円筒部の一方の端部から内向
    きに折り曲がるフランジ部とを有する金属環と、 前記金属環の円筒部からフランジ部と略平行に設けられ
    た径方向部と、該径方向部に接続するリップ部とを有
    し、前記金属環と一体的に形成されたゴム状弾性材によ
    る第1のシール部材と、 前記金属環のフランジ部と第1のシール部材の径方向部
    との間に挟持される被挟持部と、該被挟持部から第1の
    シール部材のリップ部側に向かう軸方向に折り曲がるリ
    ップ部とを有する樹脂材による第2のシール部材と、 を備える密封装置において、 前記金属環のフランジ部の内径端部から反リップ部側に
    延長され外向きに折り曲がる爪部を備えることを特徴と
    する密封装置。
JP9179096A 1997-06-20 1997-06-20 密封装置 Pending JPH1113892A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125423A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nok Corp 密封装置
JP2007162803A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転軸シールとその製法
JP2012149778A (ja) * 2008-05-29 2012-08-09 Nsk Ltd ボールねじ
KR20160068548A (ko) * 2014-12-05 2016-06-15 평화오일씰공업주식회사 디퍼렌셜 사이드 오일씰
JP2019218997A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社鷺宮製作所 電動弁および冷凍サイクルシステム
DE102021122949A1 (de) 2021-09-06 2023-03-09 Hanon Systems Gegendruckventil für Spiralverdichter

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Effective date: 20041005

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