JPH1182751A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH1182751A JPH1182751A JP9269344A JP26934497A JPH1182751A JP H1182751 A JPH1182751 A JP H1182751A JP 9269344 A JP9269344 A JP 9269344A JP 26934497 A JP26934497 A JP 26934497A JP H1182751 A JPH1182751 A JP H1182751A
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- lip
- outer peripheral
- housing
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Abstract
周に密接するゴム状弾性材製のリップ状突起2を設けた
ことを特徴とする。リップ状突起2を外周固定部9の大
気側端部に設け、抜け止め用の押え部材10端面の外径
端部には面取り部11とハウジング8内周間の隙間にリ
ップ状突起2が充填される構成とした。
Description
パワーステアリング等の高圧が作用する軸封部に用いら
れる密封装置に関し、特に外周固定部のシール構造に関
する。
は、たとえば図3に示すようなものが知られている。
ジング101の軸孔101a内周に対して適正な外周し
めしろによって嵌合固定される外周固定部102となっ
ている。この外周固定部102は、金属環105外周に
被覆された外周ゴム部106によってシール性が高めら
れていた。
密封対象流体の圧力によって密封装置100が大気側に
抜けないように、外周固定部102の大気側端面が抜け
止め用の押え部材103によって押さえられた状態で使
用される。
取扱い易いように、押え部材103の外径端部には面取
り部104が設けられ、押え部材103をハウジング1
01の軸孔101a内に差し込み易くしていた。
密封装置の場合には、ハウジング101に嵌合されるこ
とによって、図3(b)に示すように、外周固定部102
の外周ゴム部106が、金属環105とハウジング10
1との間で径方向に圧縮され、圧縮された外周ゴム部1
06が軸方向密封対象流体側Oおよび大気側Aへはみ出
すために、外周固定部106に強い面圧(張り力)を保
つことができない。
材103が突当てられているものの、その外径端部には
面取り部104が設けられているので、外周ゴム部10
6の軸方向大気側Aへのはみ出しを規制することができ
ない。
と、外周固定部106にへたりが生じ、使用圧P0に対
して外周面圧paが小さくなり、外周から油漏れが生じ
るおそれがある。
るためになされたもので、その目的とするところは、ハ
ウジングに固定される外周固定部のシール性向上を図
り、ひいては寿命向上を図り得る密封装置を提供するこ
とにある。
に、本発明にあっては、ハウジングの軸孔内周と移動軸
間の隙間をシールするもので、環状の装置本体外周にハ
ウジングの軸孔内周に嵌合固定される外周固定部を有す
る密封装置において、前記外周固定部に前記ハウジング
の軸孔内周に密接するゴム状弾性材製のリップ状突起を
設けたことを特徴とする。
局部的に高い面圧が発生し、外周シール性が向上する。
外周固定部全体の接触面圧が低下しても、リップ状突起
によって外周固定部とハウジング間の隙間がシールされ
る。
設けたことを特徴とする。
からのシール漏れが大気側端部において防止される。
孔に差し込まれる押え部材端面に当接し、押え部材端面
の外径端部には面取りが施され、該面取り部とハウジン
グ内周間の隙間にリップ状突起が充填される構成とした
ことを特徴とする。
材を外周固定部の大気側端面に突き当てると、押え部材
の面取り部とハウジング内周面との間に形成される環状
の隙間内にリップ状突起が入り込み、リップ状突起が面
取り部によって半径方向外方に向けて押し広げられ、リ
ップ状突起の外周がハウジング内周面に強く圧接され接
触面圧が高められる。
合には、圧力によって密封装置が軸方向押えに対して軸
方向に押し付けられるので、接触面圧がさらに大きくな
る。
側端部に設けたことを特徴とする。
がハウジング内周面に強く圧接され、局部的に接触面圧
が高まる。
に基づいて説明する。
封装置を示している。
定部の大気側端部にリップ状突起2を設けたものであ
る。
を示している。この密封装置1は、断面L字形状の金属
環3と、金属環3に一体的に焼き付けられるシールリッ
プ4を備えたゴム状弾性体5と、シールリップ4を支え
る樹脂製のバックアップリング6と、から構成されてい
る。
と、円筒部31の大気側端部に設けられる内向きフラン
ジ部32と、を備えている。内向きフランジ部32の内
径は、移動軸7の外周との間の所定の環状隙間を介して
対向している。
の外周に被覆される外周ゴム部51と、円筒部31の端
面に被覆される端面ゴム部54と、円筒部31の内周に
被覆される内周ゴム部55と、円筒部31内周と内向き
フランジ部32の密封対象流体側端面との空間に部分的
に充填される略四角形状の腰部52と、この腰部52の
内径端部から軸方向密封対象流体側Oに延びるシールリ
ップ4と、を備えている。
孔8a内周に対して金属環3の円筒部31との間で所定
のしめしろでもって嵌着され、外周固定部9を構成して
いる。
のほぼ半分程度で、シールリップ4の長さも円筒部31
の長さの半分程度と短くなっており、シールリップ4に
は緊迫力を高めるためのスプリング41が装着されてい
る。
れ、この凹部53にバックアップリング6が装着されて
いる。このバックアップリング6は断面略台形状のリン
グ部材で、シールリップ4を支持するようになってい
る。
弾性体製のリップ状突起2が設けられている。この実施
の形態では、リップ状突起2が外周固定部9の大気側端
部に設けられている。
気側端部から軸方向大気側Aに向けて徐々に径方向外方
に斜めに突出するように延びている。すなわち、リップ
状突起2は外周ゴム部51の外周面よりも外方に突出
し、密封装置1の大気側端面である金属環3の内向きフ
ランジ部32の大気側端面よりも軸方向大気側Aに突出
している。
気側Aに向けて徐々に小径となるように円錐状に傾斜す
る傾斜面21と、軸方向に対して直交する直交面22と
の2面によってカットされている。
1が密封対象流体Oの圧力によって大気側Aに抜けない
ように、抜け止め用の押え部材10が配置されている。
押え部材10は外周がハウジング内周に差し込み固定さ
れる環状部材で、その先端面が金属環3の内向きフラン
ジ32端面のほぼ全幅にわたって当接するようになって
いる。そして、実機組立時に取扱い易いように、押え部
材10端面の外径端部には面取り部11が設けられてい
る。
の大きさによってボリュームが決定される。
うに、押え部材10を密封装置1の外周固定部9の大気
側端面に突き当てると、押え部材10の面取り部11と
ハウジング8内周面との間に形成される環状の隙間内に
リップ状突起2が入り込み、リップ状突起2が面取り部
10によって半径方向外方に向けて押し広げられ、リッ
プ状突起2の外周がハウジング8内周面に強く圧接さ
れ、接触面圧paが高められる。
の場合には、圧力によって密封装置が軸方向押えに軸方
向に押し付けられるので、さらに接触面圧が大きくな
る。[他の実施の形態]図2には本発明の他の実施の形
態に係る密封装置が示されている。
外周固定部9の密封対象流体側Oに設けたものである。
外周固定部9の大気側端部は面取り部13となってい
る。
体側Oに向けて徐々に拡径する方向に傾斜している。こ
のリップ状突起12の付け根位置は金属環3の円筒部3
1の密封対象流体側端部から軸方向に延びており、その
先端は金属環3の円筒部31の密封対象流体側端面を被
覆する端面ゴム部54の端面位置よりも大気側Aに位置
しており、自由状態ではリップ状突起12と端面ゴム部
の外周との間にV字状の空間が形成されている。
起12の先端において、密封対象流体側傾斜面とハウジ
ング8内周面と平行の円筒面との成す接触角をα、大気
側傾斜面とハウジング8の軸孔8a内周面と平行の円筒
面とのなす接触角をβとして、α>βに設定することが
好ましい。
は、図2(b)に示すように、外周ゴム部51が径方向に
圧縮されると同時に軸方向大気側と密封対象流体側Oに
延びて、大気側Aの端部が押え部材10の外径端部の面
取り部11内に入り込んで大気側Aの面圧が上がらない
が、使用密封対象流体側Oの端部はリップ状突起12に
よって面圧が確保される。特に、使用中の圧力P0によ
ってリップ状突起12がハウジング8内周に圧接され
て、常に強い面圧paを発生させることができるため、
外周漏れを防止することができる。
と同様なので、同一の構成部分については同一の符号を
付してその説明を省略する。
を大気側と密封対象流体側のいずれかに設けた例につい
て説明したが、リップ状突起を外周固定部の大気側端部
と密封対象流体側端部の両方に設けてもよい。
外周固定部にハウジングの軸孔内周に密接するゴム状弾
性材製のリップ状突起を設けたので、外周固定部全体の
接触面圧が低下しても、リップ状突起によって外周固定
部とハウジング間の隙間がシールされ、外周シール性が
向上し、ひいてはシール寿命向上を図ることができる。
プ状突起を、押え部材端面の面取り部とハウジング内周
間の隙間に入り込む構成とすれば、リップ状突起が面取
り部によって半径方向外方に向けて押し広げられ、リッ
プ状突起の外周がハウジング内周面に強く圧接され接触
面圧が高められる。
象流体側端部に設ければ、密封対象流体の圧力によって
リップ状突起がハウジング内周面に強く圧接され、局部
的に接触面圧を高めることができる。
示すもので、同図(a)は要部縦断面、同図(b)は装着状
態の部分断面図である。
を示すもので、同図(a)は要部縦断面、同図(b)は装着
状態の部分断面図である。
は要部縦断面、同図(b)は装着状態の部分断面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】ハウジングの軸孔内周と移動軸間の隙間を
シールするもので、環状の装置本体外周にハウジングの
軸孔内周に嵌合固定される外周固定部を有する密封装置
において、 前記外周固定部に前記ハウジングの軸孔内周に密接する
ゴム状弾性材製のリップ状突起を設けたことを特徴とす
る密封装置。 - 【請求項2】リップ状突起を外周固定部の大気側端部に
設けたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 【請求項3】外周固定部の大気側端部はハウジングの軸
孔に差し込まれる押え部材端面に当接し、押え部材端面
の外径端部には面取りが施され、該面取り部とハウジン
グ内周間の隙間にリップ状突起が充填される構成とした
ことを特徴とする請求項2に記載の密封装置。 - 【請求項4】リップ状突起を外周固定部の密封対象流体
側端部に設けたことを特徴とする請求項1,2または3
に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26934497A JP3762529B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26934497A JP3762529B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182751A true JPH1182751A (ja) | 1999-03-26 |
JP3762529B2 JP3762529B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=17471081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26934497A Expired - Lifetime JP3762529B2 (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3762529B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010009A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Nsk Ltd | 密封シールおよび密封ころがり軸受 |
JP2018048664A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | Kyb株式会社 | ショックアブソーバ |
JP2020183774A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | Nok株式会社 | 密封装置、及び、密封構造 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP26934497A patent/JP3762529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010009A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Nsk Ltd | 密封シールおよび密封ころがり軸受 |
JP2018048664A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | Kyb株式会社 | ショックアブソーバ |
WO2018056216A1 (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | Kyb株式会社 | ショックアブソーバ |
JP2020183774A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | Nok株式会社 | 密封装置、及び、密封構造 |
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---|---|
JP3762529B2 (ja) | 2006-04-05 |
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