JP3318303B2 - ロータリジョイントの配管接続構造 - Google Patents

ロータリジョイントの配管接続構造

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JP3318303B2
JP3318303B2 JP2000015280A JP2000015280A JP3318303B2 JP 3318303 B2 JP3318303 B2 JP 3318303B2 JP 2000015280 A JP2000015280 A JP 2000015280A JP 2000015280 A JP2000015280 A JP 2000015280A JP 3318303 B2 JP3318303 B2 JP 3318303B2
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pipe connection
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
プロセスにおいて、シリコンウェハ表面をCMP法によ
り研磨する研磨装置等に使用されるロータリジョイント
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなCMP(Chemical Mechanic
al Polishig)法によるシリコンウェハの表面研磨装置
は、図8に示すように、水平進退動作及び昇降動作する
パッド支持体71と、このパッド支持体71に支持され
て強制回転される研磨パッド72とを設けて構成されて
いる。パッド支持体71内には、研磨液の給排機構73
に接続された非回転側の研磨液給排路74が、また、パ
ッド支持体71から下方に延びる研磨パッド72内に
は、この研磨パッド72を貫通して下端のパッド部72
aの下面に開口する回転側の研磨液給排路75がそれぞ
れ設けられ、これら研磨液給排路74・75を相互に連
通させるロータリジョイント76が、パッド支持体71
に取付けられている。
【0003】上記構成の研磨装置では、回転テーブル7
7上に保持されたシリコンウェハ78の表面にパッド部
72aを接触させ、給排機構73の正圧動作(図示しな
い研磨液ポンプの吐出動作)により、図9に示すよう
に、パッド部72aとシリコンウェハ78との間に研磨
液(例えば、アルカリ成分としてKOHを含むシリカス
ラリにイソプロピルアルコールを添加したもの)を噴出
させつつ、前記の研磨パッド72を回転及び水平進退さ
せることによってウェハ表面が研磨される。なお、研磨
終了後は、研磨済みのウェハ表面に研磨液が滴下しない
ように、前記給排機構73を負圧動作(研磨液ポンプの
吸引動作)に切換えて、研磨液給排路75に残留する研
磨液を吸引排出するようになっている。
【0004】このような表面研磨装置に使用されるロー
タリジョイントの例が、特開平11−141771号公報に記載
されている。この公報記載のロータリジョイントは、図
10に示すように、筒状の外ケース81内に、回転軸体
(以下、シャフトという)82を軸受83・83によっ
て回転自在に内挿させて構成されている。外ケース81
は、前記したようなパッド支持体71に固定され、その
側壁面に設けられている配管接続ポート81aに、前記
の非回転側研磨液給排路74が接続される。一方、シャ
フト82の下端に前記研磨パッド72が連結され、この
シャフト82の下端面に開口する後述する回転側流路8
2aに、前記した回転側研磨液給排路75が接続され
る。
【0005】外ケース81とシャフト82との間の略中
間高さの領域には、それぞれ、メカニカルシール機構8
4・84によって上下がシールされたシール空間85が
設けられている。各メカニカルシール機構84は、シャ
フト82に固定された回転密封環84aと、外ケース8
1側に連結された静止密封環84bとを備え、上下の各
静止密封環84b・84bの間に圧縮コイルバネ84c
を介装して構成されている。これにより、シャフト82
と共に回転密封環84aが回転するときも、各静止密封
環84b・84bの端面が回転密封環84aに圧接した
状態で摺接し、これによって上下がシールされた上記の
シール空間85が形成されている。
【0006】このシール空間85に、前記配管接続ポー
ト81aを通しての固定側流路81bを連通させ、ま
た、シャフト82に形成されている回転側流路82aの
上端を上記シール空間85に開口させた構成とすること
によって、このシャフト82と前記研磨パッド72とが
回転駆動される間も、前述した非回転側と回転側との各
研磨液給排路74・75が、固定側流路81b・シール
空間85・回転側流路82aを通して連通し、この経路
を通して研磨液が給排される。
【0007】なお、上記公報記載のロータリジョイント
では、前記したパッド部72aに、ウェハ表面の研磨状
態を検出するモニタ装置が設けられている。このための
電気配線をこのロータリジョイントを通して行い得るよ
うに、このロータリジョイントの上方に固定される固定
側コネクタ部分86a、シャフト82の上端に固定され
る回転側コネクタ部分86bとから成るロータリコネク
タを設け、シャフト82に、回転側コネクタ部分86b
からの配線を挿通させるための配線挿通孔82bがさら
に設けられている。
【0008】一方、図11に、上記のようなシャフト8
2の回転側流路82aへの回転側研磨液給排路75の接
続例を示している。同図には、上記とほぼ同様に構成さ
れたロータリジョイントの下端側を示しており、外ケー
ス91内に軸受92によって回転自在に支持されたシャ
フト93に、それぞれ下端面に開口する回転側流路93
aと配線挿通孔93bとが形成されている。そして従来
は、回転側研磨液給排路を構成する例えばPFA製のチ
ューブ94が、オスコネクタ95を介して回転側流路9
3aに接続されている。
【0009】この場合、まず、オスコネクタ95の基端
側(図において上端側)に形成されている雄ねじ部を、
回転側流路93aの下端側内面に形成されている雌ねじ
に螺着して、このオスコネクタ95がシャフト93に固
定される。次いで、オスコネクタ95の先端側(図にお
いて下端側)に、ナット96を挿通させたチューブ94
を接続し、その後、ナット96をオスコネクタ95に螺
着して締め込むことで、チューブ94がオスコネクタ9
5に液密状に接続される。
【0010】なお、オスコネクタ95の先端側には、チ
ューブ94の端部に圧入されるチューブ取付部95aが
設けられ、この取付部95aの先端側には、径方向外方
に突出する膨出部95bが形成されている。チューブ9
4を挟んでナット96を上記膨出部95bに向けて押圧
した締結状態とすることで、チューブ94の抜脱が阻止
されて上記した液密状の接続が行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シャフ
ト93の回転側流路93aへのチューブ94の接続を、
上記のようなオスコネクタ95を用いて行う構成では、
例えば半導体製造プロセスにおいて要求されるクリーン
度を充分には維持できないという問題を有している。つ
まり、上記のようなオスコネクタ95は、研磨液に接す
る接液部に樹脂コーティングが施されているが、これを
シャフト93にネジ込んで取り付ける際に、樹脂コーテ
ィングが剥離して金属母材が露出し、これによって、研
磨液中に金属イオンが溶出することになって、金属汚染
が発生するというおそれを有している。
【0012】一方、上記のようなロータリジョイント
に、例えば種類の異なる研磨液を供給し得るように複数
の流路を設けることが要望されているが、この場合、シ
ャフト93の下端に取付けられた複数のオスオネクタ9
5に、それぞれナット96を用いてチューブ94を接続
する構成では、各ナット96を締め付ける際に、隣りの
ナット96やチューブ94との間に、ナット96を軸心
回りに回転させるための締め付け工具の作業スペースが
必要となる。このためには、複数の流路の間隔を大きく
することが必要になり、この結果、シャフト93の径が
大きくなって形状が大形化するという問題が生じる。
【0013】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、金属イオンの汚染等を防止
でき、また、複数の流路を設ける場合でも、極力小形化
し得るロータリジョイントにおける配管接続構造を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のロータ
リジョイントの配管接続構造は、流体供給ポートを外面
に有する外筒と、この外筒に挿入されて回転駆動される
回転軸体とを設けて、上記流体供給ポートから回転軸体
の端面に通ずる流路を形成する一方、チューブの端部側
に拡径状の変形を生じさせてこのチューブに圧入される
配管接続部材と、上記チューブが貫通する押え部材とを
設け、上記流路が回転軸体の端面に開口する開口部位に
上記配管接続部材を固定し、かつ、この配管接続部材か
らのチューブの抜脱を阻止すべく押え部材をチューブの
上記拡径状の変形部位を軸方向に押圧する締付位置に固
定して成るロータリジョイントの配管接続構造であっ
て、回転軸体の端面に形成したねじ部に、上記押え部材
を挿通させた締結部材を螺着して軸方向に締め込むこと
により、この押え部材が軸方向に押動されて上記締付位
置に固定され、かつ、上記配管接続部材が上記流路の開
口部位に固定されるように形成していることを特徴とし
ている。
【0015】このような構成によれば、配管接続部材
は、押え部材を回転軸体の端面に締結することで流路の
開口部位に固定される。すなわち、この場合の配管接続
部材は、流路内面にねじ部を形成して直接螺合させるこ
とによって固定されるものではないので、例えばこれら
配管部材や回転軸体の少なくとも一方が金属製で、接液
面に樹脂コーティングを施して形成されるものであって
も、ねじ締結作業に伴う樹脂コーティングの剥離が抑え
られる。この結果、金属母材の露出を生じさせることな
く、チューブを流路開口部に接続できるので、金属イオ
ンによる汚染が防止されたロータリジョイントとして提
供することができる。
【0016】かつ、流体供給ポートを複数設け、各流体
供給ポートから互いに独立に回転軸体の端面に通ずる複
数の流路を形成し、押え部材に流路数に応じた複数のチ
ューブが貫通する貫通穴を設けて、この押え部材を上記
締付位置に固定することにより、各チューブの端部側に
各々圧入された配管接続部材が各流路の開口部位に同時
に固定されるような構成とすることで、全体の形状をよ
り小型化することができる。
【0017】つまり、この場合の押え部材は、前述した
オスコネクタにそれぞれ螺着されるナットとは異なり、
複数のチューブが挿通された押え部材を締付位置に固定
することで、チューブの拡径部を一括して軸方向に押圧
した締結状態とすることができる。したがって、上記の
ようなナットを個々に締結する場合等に比べ各チューブ
間に広い作業スペースを設ける必要はなく、ひいては、
各流路の間隔をより小さくして構成することができるの
で、回転軸体の径をより小さくして全体の小型化を図る
ことが可能となる。
【0018】なお、回転軸体における流路の開口部位と
配管接続部材とのシールに当たっては、例えば請求項2
のように、流路の開口部位と配管接続部材との相対面す
る面間にシールリングを装着してシールする構成や、
求項3のように、上記配管接続部材に、押え部材の軸方
向の押動に伴って流路の開口部位の内面に圧接される圧
接部を設けてシールする構成等とすることが可能であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕次に、本発明の一
実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ま
ず図2には、本実施形態に係るロータリジョイントが組
込まれる表面研磨装置を示している。この装置は、前記
同様に、CMP法によってシリコンウェハ等の表面研磨
を行うもので、回転テーブル1と、その上方で水平進退
動作および昇降動作するパッド支持体2と、このパッド
支持体2から下方に垂下する研磨パッド3とを設けて形
成されている。研磨パッド3下端のパッド部3aから研
磨液を噴出させながら、研磨パッド3を回転及び水平進
退させることによって、回転テーブル1上に保持された
シリンコンウェハ4等の表面研磨が行われる。
【0020】上記装置には、研磨液等の給排機構5から
3種類の研磨液、或いは研磨液と純水および加圧空気な
どの組合せで、これらをパッド部3aに互いに独立に供
給し得るように、パッド支持体2に3系統の非回転側の
研磨液給排路6…が、また、研磨パッド3にも同様に3
系統の回転側の研磨液給排路7…がそれぞれ設けられて
いる。そして、これら各研磨液給排路6…・7…を相互
に連通するために、内部に3系統の連通流路を備えた本
実施形態のロータリジョイント10がパッド支持体2に
組込まれている。
【0021】このロータリジョイント10は、図3に示
すように、上下に貫通する貫通穴を有する外筒11と、
この外筒11内に挿入された回転軸体(以下、シャフト
という)12とを設けて形成されている。外筒11の外
周には、各々、前記非回転側の研磨液給排路6が接続さ
れる3つの配管接続ポート(流体供給ポート)13…が
上下に所定の間隔で設けられる一方、シャフト12に
は、それぞれこのシャフト12の下端面に開口して、上
記各配管接続ポート13と同等の高さ位置まで上方に延
びる3本の回転側流路14…が形成されている。そし
て、上記各配管接続ポート13が、後述するように、外
筒11の内面とシャフト12の外面との間を通して各回
転側流路14の上端側にそれぞれ連通するように構成さ
れている。
【0022】外筒11は、7個の筒体15〜21を上下
に重ねて形成されている。最下段の下部筒体15には、
その内周面に、下部軸受22と、下部オイルシール23
とが内嵌されている。なお、この下部筒体15の下端面
外周側には、下部軸受22の外輪を軸方向に固定する端
板24が取付けられている。
【0023】上記下部筒体15の上面に、順次、第1給
排用筒体16・第1中間筒体17・第2給排用筒体18
・第2中間筒体19・第3給排用筒体20・上部筒体2
1が重ねて固定されている。上記各給排用筒体16・1
8・20に、それぞれ前記した配管接続ポート13が形
成されている。なお、これら各筒体15〜21は、上下
に相互に接する端面同士を凹凸嵌合形状にして順次組付
け、各嵌合面にそれぞれOリング25…を介装して、下
部側からボルト26…によって順次固定されている。
【0024】前記シャフト12は、その下端側を前記し
た下部オイルシール23に嵌挿させると共に、下端部を
下部軸受22に内嵌させて外筒11内に支持されてい
る。そして、下部オイルシール23よりもやや上方の位
置に段差面が形成され、この段差面に上方から順次密着
させて、径方向外方に拡がる円盤状の4個の回転密封環
27と、上記段差面の外周縁とほぼ同一外径で形成され
た筒状の3個のスリーブ28…とが、交互にシャフト1
2に外嵌されて組付けられている。
【0025】シャフト12の上端側には上端スリーブ部
材29が取付けられている。この上端スリーブ部材29
の下端面から上方に凹入する凹部29aにシャフト12
の上端側を嵌挿させて、この上端スリーブ部材29がボ
ルト30によってシャフト12に固定されている。この
上端スリーブ部材29の外周に、上部軸受31がスナッ
プリング32・32によって取付けられている。この上
部軸受31の外周面は、外筒11における前記上部筒体
21の内面に内嵌され、この上部軸受31と前記した下
部軸受22とによって、シャフト12が外筒11におけ
る上下に貫通する貫通穴内に、この穴と同軸状に回転自
在に保持されている。
【0026】一方、上端スリーブ部材29における凹部
29aを囲う筒部29bは、その下端面が最上段の回転
密封環27に上方から当接する組立状態となっている。
上記ボルト30を軸方向に締め込むことで、この締め付
け力が、各回転密封環27…とスリーブ28…とに作用
し、これによって、これら回転密封環27…およびスリ
ーブ28…は、シャフト12と一体的に回転するよう
に、このシャフト12に固定されている。
【0027】なお、上端スリーブ部材29の外面と上部
筒体21の内面との間には、上部軸受31よりもやや下
側の位置に、上部オイルシール33が装着されている。
一方、上端スリーブ部材29および各スリーブ28…の
各下端内周側はそれぞれテーパ状に形成されており、こ
れらの部位に、シャフト12の外周面と各回転密封環2
7の内面との間の隙間をシールするOリング34…がそ
れぞれ装着されている。
【0028】上記各回転密封環27…の間には、各スリ
ーブ28の外周面と、第1〜第3給排用筒体16・18
・20の各内周面との間の空間が、各配管接続ポート1
3を各回転側流路14に互いに独立に連通させるための
シール空間35…として形成されている。これらシール
空間35…を形成するための構成は互いに同一であり、
以下では、中段の第2給排用筒体18の配管接続ポート
13を回転側流路14に連通させる構成を例に挙げて、
図4を参照して説明する。
【0029】第2給排用筒体18は、上下の各中間筒体
19・17の内面よりも径方向内方に突き出す内方延出
部18aと、この内方延出部18aの内端から、上下方
向に筒状に延びる内筒部18bとを有する形状に形成さ
れている。この内筒部18bの上端側および下端側に、
それぞれ環状の静止密封環36・36が、各々Oリング
37・37を間に装着した状態で、上下に移動自在に外
嵌されている。そして、両静止密封環36・36の間
に、内方延出部18aを上下に貫通させて、圧縮コイル
バネ38が周方向に複数(1個のみ図示している)配置
されている。これらバネ38により、各静止密封環36
・36は軸方向に相互に離間する方向に押圧され、これ
によって、各静止密封環36・36は内筒部18bの上
下の各端面から突出した先端が上下の回転密封環27・
27に圧接されて、端面接触形メカニカルシールが構成
されている。このようなメカニカルシールにより上下が
シールされて、前記シール空間35が内筒部18bの内
面とスリーブ28の外面との間に形成されている。
【0030】なお、回転密封環27に圧接される各静止
密封環36の先端側は、回転密封環27と線接触するよ
うに、内外面をテーパ状にして尖端形状に形成されてい
る。これによって圧接箇所の面圧を高めて良好なシール
性が得られるように構成されている。一方、第2給排用
筒体18の内方延出部18aには、周方向に複数配置さ
れている圧縮コイルバネ38の間の複数箇所に、軸方向
に上下に延びるドライブピン39が植設されている。こ
れらドライブピン39が、各静止密封環36の外面に形
成されている係合溝36aに嵌入して周方向に係合した
構成となっている。これにより、回転密封環27の回転
に伴って各静止密封環36が共回りすることが抑えら
れ、したがって、回転密封環27がシャフト12と共に
一体回転するときは、回転密封環27と静止密封環36
とが相互に摺接して上記のシール状態が保持される。
【0031】そして、第2給排用筒体18に、配管接続
ポート13の底部から上記シール空間35に連通する固
定側流路18cが、内方延出部18aおよび内筒部18
bを径方向に貫通する形状で形成されている。一方、ス
リーブ28には、その内面から径方向外方に凹入する環
状溝28aと、この環状溝28aを上記シール空間35
に連通させるべく径方向に貫通する連通穴28bとが形
成されている。また、シャフト12の回転側流路14に
は、その上端側を上記環状溝28aに連通させる横穴が
設けられている。このような構成により、シャフト12
が回転するときも、上記配管接続ポート13が、順次、
固定側流路18c・シール空間35・スリーブ28の連
通穴28bおよび環状溝28aを通して、シャフト12
の回転側流路14に連通するように構成されている。
【0032】このような流路構成が、他の2組の配管接
続ポート13と回転側流路14との間にも形成されて、
本実施形態のロータリジョイント10が構成されてい
る。
【0033】なお、前記図3に示すように、外筒11に
おける下部筒体15と上部筒体21とには、下部オイル
シール33よりも上方の位置、および上部オイルシール
33の下側の位置に、それぞれ水配管接続用ポート15
a・21aが設けられている。下側の水配管接続用ポー
ト15aを通して冷却水を流入させることによって、こ
の冷却水が各回転密封環27と静止密封環36との外側
空間を上方に向かって流れて上側の水配管接続用ポート
21aから排出される。これにより、各回転密封環27
と静止密封環36とが水冷されるように構成されてい
る。
【0034】一方、シャフト12の下端面外周側には、
このロータリジョイント10を前記パッド支持体2に固
定するためのフランジ40が取付けられている。また、
このフランジ40の内面に、前記研磨パッド3を囲う円
筒壁3bの上端側が固定されている。そして、この円筒
壁3bの内側に各々開口する上記各回転側流路14に、
例えばPFA製のチューブ41…が前記した回転側研磨
液給排路7として接続されて、各配管接続ポート13に
供給された研磨液等が、上記各チューブ41…を通して
下方に供給されるようになっている。
【0035】なお、各配管接続ポート13を通して、例
えばアルカリ成分としてKOHを含むシリカスラリにイ
ソプロピルアルコールを添加したような研磨液が各回転
側流路14へと供給される。この場合の上記ロータリジ
ョイント10の各構成部品のうち、研磨液が流れる接液
部を有する部品、例えばシャフト12やスリーブ17、
各給排用筒体16・18・20は、研磨液の接触により
パーティクルを発生することなく、かつ、加工による寸
法安定性、耐熱性に優れたPTFE、PFA、Pdv
f、PEEK、PES、PC等の機械部品用プラスチッ
クで形成されている。その他の外筒11の構成部品等
は、例えばSUS304やSUS316などのステンレ
ス鋼で形成されている。一方、メカニカルシールを構成
する回転密封環27と静止密封環36とは例えば炭化珪
素などの硬質材で形成されている。
【0036】次に、各回転側流路14の下端側にチュー
ブ41を接続するための構成について説明する。このた
めに、本実施形態のロータリジョイント10では、図5
(a)に示すように、流路数に応じた3個のコネクタ
(配管接続部材)42…と、円盤状のシールキャップ
(押え部材)43とが設けられている。シールキャップ
43には、3個のチューブ挿通穴44…が周方向120
度間隔で設けられ、また、これら嵌挿穴44…の間に、
後述するボルト40がそれぞれ挿通する3個のボルト穴
45…が形成されている。なお、コネクタ42は例えば
SUS316から成り、表面に樹脂コーティングが施さ
れている。シールキャップ43は例えばSUS304を
用いて作製されている。
【0037】各コネクタ42は、同図(b)にも示すよ
うに、軸方向に貫通する貫通穴を囲う周壁の外周形状を
段差状にして、軸方向のほぼ中間位置に径方向外方に拡
がる鍔部42aを設け、この鍔部42aの上方に、この
鍔部42aよりも小径円筒状のシャフト接続部42b
を、鍔部42bの下方に、シャフト接続部42bとほぼ
同一径で下方に延びるチューブ接続部42cをそれぞれ
設けている。チューブ接続部42cの下端側には、下端
面から径方向外方にテーパ状に拡がる膨出部42dが形
成されている。このチューブ接続部42cを、チューブ
41の端部側を拡径させながらこのチューブ41に圧入
することによって、このコネクタ42がチューブ41に
接続される。
【0038】シールキャップ43のチューブ挿通穴44
は、その上端側から軸方向に沿って順次径小に形成さ
れ、上端側の第1嵌挿穴部44aの内径は、コネクタ4
2の鍔部42aが嵌合する寸法に設定されている。ま
た、その深さ寸法は、鍔部42aの厚さよりもわずかに
小さく設定されている。中間の第2嵌挿穴部44bは、
コネクタ42の膨出部42dの形状に応じて径方向に拡
がったチューブ41が嵌合する寸法に、また、下端側の
第3嵌挿穴部44cは、チューブ41が遊嵌状態で挿通
し得る寸法にそれぞれ設定されている。
【0039】一方、図1(a)に示すように、シャフト
12における回転側流路14は、その下端側が上記コネ
クタ42のシャフト接続部42bが嵌挿される内径寸法
で形成され、また、その下端部に拡径状のOリング装着
部46が設けられている。また、シールキャップ43の
ボルト穴45に対応する箇所に、軸方向に延びるネジ穴
47が穿設されている。
【0040】前記のようなコネクタ42とシールキャッ
プ43とを用いてチューブ41を接続する場合、まず、
3本(同図には1本のみ図示)のチューブ41をシール
キャップ43の各チューブ挿通穴44を通して挿通さ
せ、これらチューブ41の各端部側に、前記のようにコ
ネクタ42のチューブ接続部42cを圧入して、コネク
タ42をチューブ41の各端部に取付ける。次いで、コ
ネクタ42のシャフト接続部42bにOリング48を装
着する。そして、シールキャップ43のボルト穴45
に、六角穴付きボルト(締結部材)49を下側から挿通
させ、その先端を、シャフト12のネジ穴47に螺着さ
せて、軸方向に締め込む作業を行う。
【0041】このようにボルト49の締め込み作業を行
うことにより、この作業の過程で、コネクタ42のシャ
フト接続部42bの上端側が回転側流路14内に嵌挿さ
れ、また、Oリング48がOリング装着部46内に押し
込まれて、同図(b)に示すように、鍔部42aがシャ
フト12の下端面に密着した状態で固定される。同時
に、シールキャップ43における前記第2嵌挿穴部43
bと第3嵌挿穴部43bとの間の段差面がコネクタ42
の前記膨出部42dの形状に応じて拡径変形したチュー
ブ41に下側から接してこれを上方に押圧し、これによ
って、チューブ41の抜脱が防止された締結状態とな
る。
【0042】なお、同図には、チューブ41を1本しか
図示していないが、上記のような作業により、3本のチ
ューブ41に対し、上記のような締結状態が同時に得ら
れて、各チューブ41がシャフト12の各回転側流路1
4に接続される。
【0043】以上のように、本実施形態においては、シ
ールキャップ43を貫通させたボルト49をシャフト1
2に対して軸方向に締め込むことで、シールキャップ4
3が軸方向に押動されて、コネクタ42が回転側流路1
4の下端開口部に固定される。これにより、例えばコネ
クタ42が金属製で、表面に樹脂コーティングを施して
形成されたものであっても、前述した従来例でのオスコ
ネクタ95をシャフト93に直接螺着して固定する場合
に生じていた樹脂コーティングの剥離を生じることはな
い。したがって、金属母材の露出を生じさせることな
く、チューブ41を回転側流路14の開口部に接続でき
るので、金属イオンによる汚染が防止されたロータリジ
ョイントとして提供することができる。
【0044】また、上記のように3本の回転側流路14
を設けた構成でも、シールキャップ43に回転側流路1
4数に応じた複数のチューブ挿通穴44を設て、各チュ
ーブ41の端部側に各々圧入されたコネクタ42の固定
と、各チューブ41の拡径部を軸方向に押圧した押圧状
態とが一括して得られるようになっているので、例えば
ナットを個々に締結する場合に比べ、各チューブ41間
に広い作業スペースを設ける必要はなく、ひいては、各
回転側流路14の間隔をより小さくして構成することが
できる。この結果、シャフト12の径をより小さくして
全体の小型化を図ることが可能となっている。
【0045】〔実施形態2〕次に、本発明の他の実施形
態について、図6および図7を参照して説明する。な
お、説明の便宜上、前記実施形態1で説明した部材と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付記して詳細
な説明を省略する。本実施形態のロータリジョイントで
は、図6(a)に示すような形状の3個のインナリング
(配管接続部材)51…と、前記とほぼ同様に形成され
たシールキャップ43とを用いて、前記同様に、3本の
チューブ41が前記シャフト12の回転側流路14に接
続される。なお、上記インナリング51は、例えばPF
A、PTFE、ETFE、CTFE、ECTFEなどの
耐薬品製および耐熱性に優れた特性を有する合成樹脂を
用いて成形されている。
【0046】各インナリング51は、同図(b)にも示
すように、その内径がチューブ41の内径とほぼ同一径
で形成され、上端側には、チューブ41の外径とほぼ同
一径の嵌合部51aが設けられている。この嵌合部51
aの下側に、チューブ41の内径とほぼ同一径の圧入部
51bが形成され、圧入部51bの下端部外周は、断面
山形状に径方向外方に膨出する膨出部51cとして形成
されている。この膨出部51cをチューブ41に挿入
し、チューブ41の周壁部を拡径させながら圧入部51
bの全体をチューブ41に圧入することにより、チュー
ブ41へのこのインナリング51の取付けが行われる。
【0047】上記インナリング51の内周面には、その
上縁から径方向外方に拡がる面を下方に向かうテーパ状
に形成することにより、周面が円錐台形状の内端シール
部51dが形成されている。さらに、この内端シール部
51dの径方向外方の位置に、上方に突出する円筒状シ
ール部51eが形成されている。
【0048】なお、シールキャップ43のチューブ挿通
穴44は、インナリング51の膨出部51cの形状に応
じて拡径したチューブ41が嵌合する拡径チューブ嵌合
部44dを上端側に、また、チューブ41が遊嵌状態で
挿通し得る径のチューブ嵌挿部44eを下端側に設けて
形成されている。
【0049】一方、図7(a)に示すように、本実施形
態におけるシャフト12には、各回転側流路14の下端
側に、上記インナスリーブ51の上部側形状に対応した
受口52が形成されている。すなわち、まず、下端面内
周に、上方ほど径小となるテーパ状のチューブ受面52
aが形成され、その上方には、インナリング51の嵌合
部51aが嵌合する内径で上方に延びる円形嵌合穴52
bが形成されている。さらに、この円形嵌合穴52bの
上端と、この円形嵌合穴52bよりも径小な回転側流路
14との間の段差面には、その内端部に、インナリング
51の内端シール部51dに対応したテーパ状受面52
cが形成され、また、上記段差面の外周側に、上方に延
びる円筒状溝部52dが、インナリング51の円筒状シ
ール部51eに対応する形状で設けられている。
【0050】この場合のシャフト12へのチューブ41
の接続作業も、前記とほぼ同様に行われる。すなわち、
まず3本のチューブ41(但し、1本のみ図示)をシー
ルキャップ43の各チューブ挿通穴44を通して挿通さ
せ、これらチューブ41の各端部側に、前記のようにイ
ンナリング51を圧入して、これらインナリングをチュ
ーブ41に取付ける。次いで、シールキャップ43のボ
ルト穴45に、六角穴付きボルト49を下側から挿通さ
せ、その先端を、シャフト12のネジ穴47に螺着させ
て軸方向に締め込む作業を行う。
【0051】この締め込み作業の過程で、インナリング
51の嵌合部51aが円形嵌合穴52b内に挿入され、
また、円筒状シール部51eが円筒状溝部52d内に押
し込まれていく。そして、同図(b)に示すように、シ
ールキャップ43の上面がシャフト12の下面に密着す
るまで締め込むことで、3本のチューブ41の接続作業
が同時に終了する。
【0052】上記円筒状シール部51eの径方向の厚さ
寸法は、円筒状溝部52dの幅寸法よりもわずかに大き
く形成されている。したがって、円筒状シール部51e
は、径方向の面圧が発生した状態で円筒状溝部52dに
圧入された状態となり、これによって、インナリング5
1に経時的なクリーブや応力緩和が生じたとしても、シ
ール面圧は殆ど低下することはなく、この結果、良好な
シール性が維持される。また、上記のような締結状態に
おいて、インナリング51の上端内周側の内端シール部
51dが受口52のテーパ状受面52cにも軸方向に圧
接されることで、この部位で二次シールが付与され、こ
れによってもさらに良好なシール性が維持される。
【0053】このように、本実施形態のロータリジョイ
ントにおいては、特に、シールのためのOリングを設け
ずとも、良好なシール性が付与された接続状態を簡単な
接続作業で得ることができる。
【0054】以上に、本発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、本発明は上記各形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能で
ある。例えば上記では、外筒11とシャフト12との間
に3本の流路を形成したロータリジョイントを例に挙げ
たが、この流路数について制限はなく、任意の流路数と
して構成することが可能である。
【0055】また、実施形態2における配管接続部材と
してのインナリング51には、シャフト12側に円筒状
シール部51eを設けたものを示したが、シールキャッ
プ43を介しての軸方向の押圧に伴って、シャフト12
における回転側流路14の内面に圧接される圧接部を有
するものであれば、その他任意の形状に形成することが
可能である。
【0056】また、上記各実施形態では、CMP研磨装
置に組込まれるロータリジョイントを例に挙げたが、そ
の他の装置に組込まれるロータリジョイントにも本発明
を適用して構成することが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明のロータリジョイ
ントの配管接続構造においては、押え部材を貫通させた
締結部材を回転軸体に対して軸方向に締め込むことで、
押え部材が軸方向に押動されて、配管接続部材が流路の
開口部位に固定される。これにより、これら配管部材や
回転軸体の少なくとも一方が金属製で、接液面に樹脂コ
ーティングを施して形成されるものであっても、従来、
配管接続部材を回転軸体の端面に直接螺着して固定する
場合に生じていた樹脂コーティングの剥離が抑えられ
る。この結果、金属母材の露出を生じさせることなく、
チューブを流路開口部に接続できるので、金属イオンに
よる汚染が防止されたロータリジョイントとして提供す
ることができる。
【0058】また、複数の流路を設けることにより、押
え部材に流路数に応じた複数のチューブ貫通穴を設け、
各チューブの端部側に各々圧入された配管接続部材の固
定と、各チューブの拡径部を軸方向に押圧した押圧状態
とを一括して行うように構成することで、例えばナット
を個々に用いて締結する場合に比べ、各チューブ間に広
い作業スペースを必要とせず、ひいては、各流路の間隔
をより小さくして構成することができる。この結果、回
転軸体の径をより小さくして全体の小型化を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態でのロータリジョイントに
おけるシャフトへのチューブの接続手順を示すもので、
同図(a)は接続前の状態を示す要部断面図、同図
(b)は接続後の状態を示す要部断面図である。
【図2】上記ロータリジョイントが組込まれたCMP研
磨装置の構成模式図である。
【図3】上記ロータリジョイントの縦断面図である。
【図4】上記ロータリジョイントにおける中間領域の拡
大断面図である。
【図5】上記ロータリジョイントのシャフトにチューブ
を接続する際に用いられるコネクタとシールキャップと
を示すもので、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面
図である。
【図6】本発明の他の実施形態でのロータリジョイント
のシャフトにチューブを接続する際に用いられるインナ
リングとシールキャップとを示すもので、同図(a)は
斜視図、同図(b)は断面図である。
【図7】図6のインナリングとシールキャップとを用い
てシャフトにチューブを接続する際の接続手順を示すも
ので、同図(a)は接続前の状態を示す要部断面図、同
図(b)は接続後の状態を示す要部断面図である。
【図8】従来のCMP研磨装置の構成模式図である。
【図9】図8の研磨装置における研磨パッド部の拡大断
面模式図である。
【図10】従来のロータリジョイントの縦断面図であ
る。
【図11】従来のロータリジョイントにおけるシャフト
へのチューブの接続構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ロータリジョイント 11 外筒 12 シャフト(回転軸体) 13 配管接続ポート(流体供給ポート) 14 回転側流路 41 チューブ 42 コネクタ(配管接続部材) 43 シールキャップ(押え部材 49 六角穴付きボルト(締結部材) 51 インナリング(配管接続部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−141771(JP,A) 特開 平11−30377(JP,A) 特開 平11−287371(JP,A) 特開 平8−121664(JP,A) 実用新案登録3043931(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 27/093 F16L 5/00 F16L 33/20 F16L 39/04 B24B 37/00 H01L 21/304 622

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体供給ポートを外面に有する外筒と、
    この外筒に挿入されて回転駆動される回転軸体とを設け
    て、上記流体供給ポートから回転軸体の端面に通ずる流
    路を形成する一方、 チューブの端部側に拡径状の変形を生じさせてこのチュ
    ーブに圧入される配管接続部材と、上記チューブが貫通
    する押え部材とを設け、 上記流路が回転軸体の端面に開口する開口部位に上記配
    管接続部材を固定し、かつ、この配管接続部材からのチ
    ューブの抜脱を阻止すべく押え部材をチューブの上記拡
    径状の変形部位を軸方向に押圧する締付位置に固定して
    成るロータリジョイントの配管接続構造であって、 回転軸体の端面に形成したねじ部に、上記押え部材を挿
    通させた締結部材を螺着して軸方向に締め込むことによ
    り、この押え部材が軸方向に押動されて上記締付位置に
    固定され、上記配管接続部材が上記流路の開口部位に固
    定されるように形成しており、かつ、 上記流体供給ポートを複数設けると共に、各流体供給ポ
    ートから互いに独立に回転軸体の端面に通ずる複数の流
    路を形成する一方、上記押え部材に流路数に応じた複数
    のチューブが貫通する貫通穴を設けて、この押え部材を
    上記締付位置に固定することにより、各チューブの端部
    側に各々圧入された配管接続部材が各流路の開口部位に
    同時に固定されるように形成していることを特徴とする
    ロータリジョイントの配管接続構造。
  2. 【請求項2】 上記流路の開口部位と配管接続部材との
    相対面する面間にシールリングを装着してシールしてい
    ることを特徴とする請求項1のロータリジョイントの配
    管接続構造。
  3. 【請求項3】 上記配管接続部材に、押え部材の軸方向
    の押動に伴って流路の開口部位の内面に圧接される圧接
    部を設けてシールしていることを特徴とする請求項1の
    ロータリジョイントの配管接続構造。
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