JP2004286040A - 圧力リリーフバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で部品点数が少なく、しかも製造が容易であるうえに、圧力容器や配管内の圧力が上昇した場合に、確実に圧力を逃がし得る圧力リリーフバルブを提供する。
【解決手段】圧力容器2等に固定される筒状ボディ3と、固定状態で圧力容器2の内部、即ち圧力発生側に対応する端部に設けられたプッシュナット6と、その中心部に設けた挿通孔6cに圧入されるシャフト7と、筒状ボディ3の他端にOリング5によって抜け出し可能に設けられたシャフトガイド4とを備えたものであり、プッシュナット6とシャフト7との間には圧入により摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗はシャフト7が抜け出る際の抜け荷重になる。圧力容器2内の圧力が上昇すると、プッシュナット6とともにシャフト7が付勢され、シャフト7がプッシュナット6から抜け出てシャフトガイド4を押動し、シャフトガイド4が筒状ボディ3から抜け出し、圧力が容器外に逃げて容器損傷を防止できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管内や圧力容器内の気圧、油圧、水圧等が所定圧力以上に上昇した時、圧力を逃がして配管や圧力容器の損傷を防止する圧力リリーフバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧力リリーフバルブの構成は多岐にわたるが、以下に図13を参照して従来の圧力リリーフバルブの一例を説明する。
例示した圧力リリーフバルブ41は、筒状のボディ42と、筒状のボディ42内に形成された挿通孔43の小径部43aに圧入されたボール44とを備えている。
筒状のボディ42の外側面はテーパ状に形成され、テーパネジ45が形成されている。そして、圧力リリーフバルブ41は、圧力容器46にテーパ状に形成されたネジ孔47に螺合され、ネジ締めによって固定される。なお、圧力リリーフバルブ41の取り付け対象は、前記圧力容器46に限定されず、配管等に取り付けられることもある。
【0003】
前記圧力リリーフバルブ41において、ボール44と小径部43aとの接触抵抗が抜け荷重となり、この抜け荷重は圧力容器46の強度を勘案して設定される。即ち、抜け荷重は、圧力容器46内(図13の左側)の気圧や水圧、油圧等が上昇した時、上昇圧力によって圧力容器46が損傷するのを防止するために予め設定された圧力に対応してボール44が挿通孔43から右方へ抜け出るよう構成となっている。
この構成によれば、圧力容器46内の気圧等が上昇しても、圧力容器46が損傷される以前にボール44が抜け出る。この結果、圧力が挿通孔43を介して容器外に、即ち大気中に逃げ圧力容器46内が減圧して容器の損傷を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記圧力リリーフバルブ41において、抜け荷重はボール44と小径部43aとの接触抵抗(圧入抵抗)によって設定されるが、ボール44を圧入する際の圧入荷重との関係が難しく、抜け荷重にバラツキが生じていた。このためリリーフ圧、即ち容器内の圧力が上昇して逃がす時の圧力に幅が生じていた。
このような問題を解消するには、ボール44や小径部43aの加工精度を高くし、ボール44と小径部43aとの接触を均一化しなければならないが、高精度な加工が困難であった。
【0005】
なお、特開平9−152052号公報にも「安全弁」として圧力リリーフバルブの一例が開示されており、圧力流体通路に設けた開口部に固定される基部と、弁体及び皿状バネとを備えている。前記基部には圧力流体通路内に連通する孔が形成され、その孔の端部に皿状バネが固定され、前記皿状バネの側面に前記孔を閉塞するようにして円形板状の弁体が設けられている。
そして、圧力流体通路内の圧力が上昇すると、弁体が皿状バネに抗して付勢され、それまで閉塞していた孔を開口状態にして圧力を逃がすようになっている。
【0006】
しかし、安全弁の使用形態は多岐にわたり、圧力を逃がすレベルは一様ではない。そして、前記安全弁の構成では、圧力を逃がすレベルの設定は皿状バネの形状によって設定されているので、使用形態に応じて皿状バネの形状、弾性を変更しなければならない。このため、生産性、コスト等の経済性の面で問題がある。
【0007】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は構造が簡単で製造が容易であるうえに、多様な圧力上昇に対応して確実に動作する圧力リリーフバルブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る圧力リリーフバルブは、流体経路となる配管或いは圧力容器内の圧力上昇を検出して前記配管及び圧力容器外に逃がす圧力リリーフバルブにおいて、一端に第1の段差部を設け、他端に第2の段差部を設けて挿通孔を形成した筒状のボディと、前記挿通孔内に嵌合した状態で前記第1の段差部に係止するフランジ部と、該フランジ部に対し小径に形成された軸部とを設けたシャフトガイドと、前記軸部の外側に嵌め込まれて前記挿通孔内に前記シャフトガイドを保持するOリングと、前記挿通孔内に嵌合された状態で前記第2の段差部に係止する円環状のプッシュナットと、前記プッシュナットに形成された挿通孔と前記軸部に形成された挿通孔とに圧入され、圧力上昇が前記プッシュナットとの間の抜け荷重以上になったとき前記シャフトガイドを付勢するシャフトとを備えたことを特徴とするものであり、これにより上記課題を解決できる。
【0009】
前記圧力リリーフバルブによれば、圧力容器等に固定された筒状のボディの容器内部、即ち圧力発生側に対応する端部にプッシュナットが設けられ、その中心部に設けた挿通孔にシャフトが圧入されている。従って、プッシュナットとシャフトとの間には圧入により摩擦抵抗(圧入抵抗)が生じ、この摩擦抵抗はシャフトが抜け出る際の抜け荷重になる。また、シャフトの先端は、ボディの他端にOリングによって抜け出し可能に設けられたシャフトガイドの挿通孔に挿通している。
従って、圧力容器内の圧力が上昇すると、プッシュナットとともにシャフトが付勢される。そして、圧力がプッシュナットとシャフトとの間の抜け荷重以上に上昇したとき、シャフトがプッシュナットから抜け出てシャフトガイドを押動する。この結果、シャフトガイドが筒状のボディから抜け出し、圧力が容器外に逃げて容器の損傷を防止できる。
【0010】
また、本発明に係る圧力リリーフバルブは、請求項1において、前記第2の段差部に単数あるいは複数枚の前記プッシュナットを係止させるとともに前記シャフトを挿通させ、前記抜け荷重を前記プッシュナットの枚数に応じて設定することを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る請求項2記載の構成によれば、圧力容器等に固定された筒状のボディの容器内部、即ち圧力発生側に対応する端部に複数のプッシュナットが設けられ、各プッシュナットに形成された挿通孔にシャフトが圧入されている。
プッシュナットにシャフトを圧入することにより、前記のように抜け荷重が設定されるのであるから、複数枚のプッシュナットを重ねた場合はその枚数に応じて抜け荷重が高くなる。
従って、本発明においては、圧力リリーフバルブを適用する圧力容器や配管等に対応してプッシュナットを交換する必要はなく、1種類のプッシュナットとシャフトによって、任意のリリーフ圧力に設定することができる。
【0012】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、請求項1はたは2に記載の圧力リリーフバルブにおいて、前記第2の段差部は、大径部と小径部により形成されており、前記大径部は、円筒形状にすることである。
このような構成とすることで、円筒加工用工具により容易に円筒形状に加工することができる。また、圧力リリーフバルブの長手方向の軸線に対し、円筒形状の軸合わせが容易にできる。そのため、圧力リリーフバルブの圧力リリーフ機能が確実となる。
【0013】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、請求項3に記載された圧力リリーフバルブにおいて、前記円筒形状の大径部は、リーマ加工により形成されていることである。このような構成とすることで、圧力リリーフバルブの長手方向の軸線と円筒部の軸線とを一致させることが容易に達成できる。
【0014】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、請求項3または4に記載された圧力リリーフバルブにおいて、前記大径部の端部には、溝部が形成されていることである。このような構成とすることで、溝部に治具を嵌め込むことができ、例えば、治具を用いて、圧力リリーフバルブの外周に形成されたネジ部を、圧力容器の内周に形成されたネジ部に、螺合させることができる。
【0015】
本発明の請求項6に係る圧力リリーフバルブ構造は、大径のフランジ部と小径の軸部とからなるシャフトガイドの前記軸部にOリングを被嵌した後、前記シャフトガイドを筒状のボディに形成した挿通孔内に差し込むとともに該挿通孔内に形成した第1の段差部に前記フランジ部を係止させ、前記筒状のボディに形成された前記挿通孔の他端に形成した第2の段差部に円環状のプッシュナットを係止させ、前記プッシュナット及び前記軸部に形成された挿通孔にシャフトを圧入することを特徴とするものである。
【0016】
前記圧力リリーフバルブ構造によれば、シャフトガイドにOリングを被嵌する工程から、プッシュナットにシャフトを圧入する工程まで僅か4工程で、圧力リリーフバルブが組立られる。従って、部品点数が少なく、製造が簡単であることと相俟って、低コスト且つ確実に動作する圧力リリーフバルブを得ることができる。
【0017】
以下、図1〜図3を参照して本発明に係る圧力リリーフバルブの第1実施形態を説明する。図1は圧力リリーフバルブの構成を示す断面図、図2は圧力リリーフバルブの構成を示す一側面図、図3はプッシュナットの構成を示す一部切欠側面図である。
【0018】
本実施形態における圧力リリーフバルブ1(以下、単にバルブと略称する)は、図1に示すように圧力流体を通過させる配管や圧力容器2の一端に取り付けられ、圧力容器2の内部圧力(図1の左側が圧力発生側)が設定値以上に上昇した時、圧力を圧力容器2の外部(図1の右側が大気圧側)に逃がし、配管や圧力容器2の損傷を防止するものである。なお、圧力としては、水圧、気圧、油圧等の何れであってもよい。
前記バルブ1は筒状のボディ3と、前記ボディ3の一方の端部からボディ3内に嵌め込まれるシャフトガイド4と、前記シャフトガイド4に被嵌されるOリング5と、前記ボディ3の他方の端部からボディ3内に嵌め込まれるプッシュナット6と、前記プッシュナット6及び前記シャフトガイド4に圧入されるシャフト7とを備えている。
【0019】
筒状のボディ3は、外側にテーパネジ11が形成され、圧力容器2に形成したテーパネジ溝12に螺合させ得るようになっている。また、筒状のボディ3の内部には長手方向に挿通孔13が形成されているが、この挿通孔13の直径は一定ではない。即ち、図1で右方に示した一方の端部が横断面六角形の大径部13aに形成され、図1で左方に示した他方の端部が横断面円形の嵌合部13bに形成され、両者の中間部分が横断面円形の小径部13cに形成されている。
そして、大径部13aと小径部13cとの直径の差により第1の段差部14aが形成され、嵌合部13bと小径部13cとの直径の差により第2の段差部14bが形成されている。
【0020】
シャフトガイド4は、大径のフランジ部4aと、小径の軸部4bと、軸部4b内に形成された挿通孔4cとを備えている。フランジ部4aは円板状に形成され、その直径は図2に示すように大径部13a内に密に嵌合し得るように設定される。そして、大径部13aが第1の段差部14aに係止しているので、軸部4bが小径部13c内に突出するようになる。軸部4bの外側には、弾性を有する環状のOリング5が被嵌されている。図示のようにシャフトガイド4をボディ3内に装着した状態では、Oリング5が周囲の壁面に圧接するとともに、Oリング5の作用によってシャフトガイド4が小径部13c内に保持される。この結果、シャフトガイド4の抜け出しが防止され、且つ圧力容器2の内側から外側、或いは外側から内側の何れについても水密、或いは気密になされる。
【0021】
ボディ3の端部に形成された嵌合部13bには、プッシュナット6が嵌合されている。プッシュナット6は、弾性を有する金属板等をプレス加工によって皿状に形成したものであり、図3に拡大して図示したように、縁部には円環状のフランジ部6aが形成され、湾曲部6bの中心には挿通孔6cが形成されている。
そして、挿通孔6cにはシャフト7が挿通され、その先端は図1に示したように軸部4bに形成した挿通孔4cに挿通している。挿通孔6c,4cの直径は、シャフト7の直径に比較してやや小径に形成され、図示のように組み付ける際はシャフト7を圧入する。この際、挿通孔6cの縁部Eが捲くり上げられ、図3に示したようにシャフト7に沿うように変形する。
また、圧入に伴ってプッシュナット6が図1の右方に押し付けられるので、フランジ部6aが嵌合部13bに嵌め込まれるとともに、第2の段差部14bに係止して図示のように位置決めされる。
【0022】
この形状で注目すべきことは、プッシュナット6とシャフト7との間に以下のような摩擦抵抗が生じることである。
即ち、シャフト7は挿通孔6cに圧入され、その状態で固定されるのであるから、両者の間に隙間は形成されず、接触抵抗(抜け荷重)が生じる。プッシュナット6はプレス加工されるので、挿通孔6cの縁部にはプレス方向にバリ等が形成される。そして、シャフト7はプレス方向と同方向から圧入されるので、接触抵抗はシャフト7が何らかの力によって矢印A方向に付勢された時は抵抗(荷重)は安定する。しかし、矢印B方向に付勢された場合は、図3に示すように捲くり上げられた縁部Eがシャフト7の外周面に喰い込むようになり、抜け荷重のバラツキが大きくなってしまう。
また、シャフト7の大部分は挿通孔4c内に圧入されているので、振動等によってぐらつくことがなく、プッシュナット6との接触位置が安定して抜け荷重も安定化する。
【0023】
次に、前記バルブ1の作用について説明する。
圧力容器2内の圧力が何らか理由によって高圧に変動した場合、プッシュナット6全体に圧力がかかるとともに、シャフト7にも圧力がかかる。この結果、プッシュナット6については湾曲部6bがせり出すようになり、これと同時にシャフト7も矢印A方向に付勢される。
そして、高圧時の圧力がプッシュナット6とシャフト7との間の接触抵抗、即ち抜け荷重以上であれば、シャフト7が挿通孔6c内を摩擦しながらすり抜け、シャフトガイド7を押すようになる。従って、図1に想像線で示すように、シャフト7とシャフトガイド4、更にOリング5が一体になって筒状のボディ3から抜け出す。
このようにシャフトガイド4等が抜け出すと、プッシュナット6は嵌合部13bに嵌合しているものの、挿通孔6cが開口状態になるので、圧力容器2内の圧力が挿通孔6c,13を介して逃げる。従って、圧力上昇による圧力容器2の損傷を未然に防止することができる。
【0024】
以上の如く、本実施形態におけるバルブ1は、プッシュナット6とシャフト7との間の摩擦抵抗、即ち抜け荷重に対し、圧力容器2内の圧力が高くなった時、圧力を逃がすことができる。前記摩擦抵抗、即ち抜け荷重は、圧力容器2の強度等を勘案して設定されるので、圧力容器2の損傷を防止することができる。
しかも、構造が簡単である上に部品点数が少なく、小型化が容易である。因みに、前記構成によれば、バルブ1の軸長を8mm程度にすることができた。
プッシュナット7の大きさは、必要に応じて自在に変更できる。また、バルブ1を圧力容器2に取り付ける場合は、大径部13aが図2に示すように六角形に形成されていることから、六角レンチ等を用いて螺合させることができる。
【0025】
次に、図4を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、図4はバルブの他の構成例を示す断面図である。本実施形態と前記第1実施形態との相違点は、プッシュナットの組み込み数を変えたことにあるので、他の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
図4に示すように、本実施形態におけるバルブ1にあっては、嵌合部13bに2枚のプッシュナット6が重ね合わせ状態で取り付けられている。従って、各プッシュナット6の挿通孔6cが連通し、各挿通孔6cに一本のシャフト7が圧入されている。
この構成においても、シャフト7の圧入にともなって各挿通孔6cの周辺が捲くり上がることに変わりはなく、各プッシュナット6とシャフト7との接触抵抗、即ち抜け荷重がプッシュナット6の数に対応して高くなる。
【0027】
ところで、バルブ1の適用例として圧力容器2が例示されているが、実際には前記のように流体通路となる配管等に広く適用されるものであり、損傷を防止するための圧力値も一定ではない。故に、バルブ1は、圧力を逃がすレベルを簡単に設定できる機能を有することが望ましいが、本実施形態によれば、圧力容器2の設定するリリーフ圧力に応じてプッシュナット6の枚数を増減すればよく、汎用性に優れたバルブ1を提供できる。
【0028】
また、1つのプッシュナットを用いて、圧力容器の設定するリリーフ圧力を変更することがきる。この場合、図5に示すように、プッシュナット6の厚みWを変えることで、シャフトを締め付ける力(抜け荷重)が変化し、リリーフ圧力が容易に変更可能となる。リリーフ圧力を高く設定したい場合には、プッシュナット6の厚みWを厚くすればよく、また、リリーフ圧力を低く設定したい場合には、厚みWを薄くすればよい。
【0029】
さらに、1枚のプッシュナットの厚みを変えないで、圧力容器の設定するリリーフ圧力を変更することも可能である。この場合、機械的特性が異なるプッシュナットを用いることで、シャフトを締め付ける力(抜け荷重)が変化する。例えば、リリーフ圧力を高く設定したい場合には、硬度の高い材料や曲げ強度の高い材料を用いればよく、逆に、リリーフ圧力を低く設定したい場合は、硬度の低い材料や強度の低い材料を用いることで容易に設定圧力の変更が可能となる。
【0030】
また、圧力容器の設定するリリーフ圧力は、ボディの小径部の直径を変化させることで、変更することができる。図6は、本発明に係る圧力リリーフバルブのボディの構成を示している。(a)に示すボディにおいては、ボディ3の小径部13cが直径φAであり、(b)は小径部13cの直径が、(a)で示すφAよりも大きくφA’であり、(c)は小径部13cの直径φA’’が、(a)で示すφAよりも小さいものである。すなわち、これらの直径の大きさの関係は、φA’>φA>φA’’となっている。
【0031】
プッシュナット6がシャフト7を締め付ける力(抜け荷重)に変更がない場合、小径部13cの直径を変化させると、小径部13cの有効受圧面積が変化し、結果として、圧力リリーフバルブのリリーフ圧力の設定を変更することができる。設定するリリーフ圧力P(kgf/cm)は、プッシュナット6がシャフト7を締め付ける力F(kgf)/有効受圧面積A(cm)の関係にあり、有効受圧面積が大きいほどリリーフ圧力が低くなり、逆に、有効受圧面積が小さいほどリリーフ圧力が高くなる。
そのため、図6(a)、(b)、(c)に示すボディの小径部の直径の関係より、リリーフ圧力の大きさの関係は、φA’’>φA>φA’となり、小径部の直径の変化に対応して、リリーフ圧力が変更可能となる。
【0032】
次に、図7〜図9を参照して本発明の第3実施形態を説明する。なお、本実施形態は、前記第1実施形態で示した圧力リリーフバルブの構造に関する。従って、各部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
バルブ1は、図7に示す第1工程から、図9に示す第4工程までの僅か4工程によって組立られる。
第1工程においては、図7に矢印X1で示したように、想像線で示したOリング5を実線で示したようにシャフトガイド4の軸部4bに被嵌する。
第2工程では、図8に矢印X2で示したように、Oリング5を被嵌したシャフトガイド4をボディ3の大径部13aに差込み、フランジ部4aを第1の段差部14aに当接させる。
第3工程では、図8に矢印X3で示したように、ボディ3に形成した嵌合部13bにプッシュナット6を嵌合する。この結果、プッシュナット6に形成した挿通孔6cと、軸部4bに形成された挿通孔4cとが連通するようになる。
第4工程では、図9に矢印X4で示したように、プッシュナット6の挿通孔6cと、軸部4bに形成された挿通孔4cとにシャフト7を圧入する。
以上の4工程で、第1実施形態で説明したバルブ1の組立が完了する。なお、第2実施形態で示したように、単数あるいは複数のプッシュナット6を組み付ける場合は、第3工程において単数あるいは複数のプッシュナット6を嵌合部13bに嵌合すればよい。
【0034】
以上の如く、バルブ1の組立は僅か4工程で行うことができ、しかも圧力を逃がすための抜き荷重を容易に、且つばらつきなく設定することができる。
なお、完成したバルブ1を圧力容器2に取り付ける際は、圧力容器2に形成したネジ溝12にボディ3に形成したテーパネジ11を螺合し、六角レンチ等を用いてネジ込む。ネジ溝12とネジ11は何れもテーパネジに形成されているので、バルブ1が圧力容器2内に潜り込むことはなく、一定の位置までねじ込むことによって強固に締め付けられる。
【0035】
上述した本発明の第3実施形態では、大径部13aは、鍛造加工により六角形の大径部13aが形成されているが、大径部13aは六角形には限定されない。
図10は本発明の第4実施形態であり、ボディの大径部を円筒形状に形成する方法を示したものである。円筒形状の大径部13aの加工は、リーマTを用いて、このリーマTを回転させながら、加工台に固定したボディ3に対し、矢印Cで示す方向に送り込んでいくことで円筒形状の大径部13aを形成することができる。前述の第3実施形態の場合は、大径部を六角形に形成するために、鍛造加工により行っており、加工条件や加工状態によっては、ボディ3の長手方向の軸線Dと大径部13aの軸線D‘とが一致しないこともあった。図10に示す第4実施形態のリーマTによる円筒加工では、ボディ3の軸線と大径部13aの軸線D’とを容易に一致させることができ、リリーフバルブの加工精度が高められるとともに、リリーフバルブのシャフトの軸線も一致させることが容易にできるため、リリーフ圧力の設定が容易となった。この円筒形状の加工方法は、リーマ加工以外にも、バイト加工やドリル加工によっても軸線を一致させて容易に形成することができる。
【0036】
大径部を円筒形状に加工したときには、圧力リリーフバルブを圧力容器に固定させるための治具を嵌め込ませるために、図11に示すようにボディの端部に溝部が形成されている。(a)に示す構成は、ボディ3の大径部13a側の端部に、2つの溝部F、Fがそれぞれ対向して形成されている。これらの溝部F、Fに治具を嵌め込んで回転させることで、ボディ3の外周に形成したテーパネジ11を、圧力容器2の内周に形成したテーパネジ溝12に螺合させることができる。ボディ3の端部に形成する溝の数は、2つに限定されず、例えば、図11(b)に示すように、十字すりわり溝のように、4つの溝部F‘、F‘、F‘、F‘が形成されていてもよい。溝の数や溝の形状は、治具の形状に合わせるように形成すればよい。
【0037】
次に、図12を参照して本発明の第5実施形態を説明する。なお、本実施形態は前記バルブの適用例に関するものであり、図12は自動車に多用されているビスカスカップリングの構成を示す断面図である。
【0038】
ビスカスカップリング21の基本的な構成を述べると、筒状に構成されたハウジング22と、前記ハウジング22の内側に回転自在に組み込まれた筒状のインナー部材23と、前記ハウジング22内に環状に且つ中空状に形成されたオイル充填室24と、一端がオイル充填部24の環状の内壁に一定間隔で固定されたアウタープレート25と、一端がインナー部材24の外側面に一定間隔で固定されたインナープレート26等を備えている。なお、アウタープレート25とインナープレート26とは円環状に形成され、スペーサにより一定間隔で交互に且つ直に接触しないように配列されている。
【0039】
オイル充填室24内には、粘性のあるオイルが充填されている。また、ハウジング22とインナー部材23との接触位置には、オイル漏れを防ぐためのオイルシール27が設けられ、ハウジング22の一方の開放端には環状のベアリング28が嵌挿されている。
そして、ハウジング22の一端に、前記第1及び第2実施形態で説明したバルブ1が取り付けられている。
【0040】
前記ビスカスカップリング21がクラッチ等の動力伝達機構に適用されている場合、仮にインナー部材24が回転駆動されると、これと一体にインナープレート26が回転する。この回転はオイル充填室24内に一定圧力で充填されたオイルの粘性によってアウタープレート25に伝達され、アウタープレート25も同一方向に回転するようになる。アウタープレート25は、前記のようにハウジング22に固定されているのであるから、アウタープレート25と一体にハウジング22が回転する。
【0041】
ビスカスカップリングの差動の無い場合は、オイル充填室24内のオイルが温度上昇して膨張することはない。しかし、ビスカスカップリングの差動がある場合は、剪断力によってオイル温度が上昇し、オイルが膨張してオイル充填室24内が高圧になる。この状態を継続すると、ハウジング22の損傷などが生じる恐れがある。
そこで、本実施形態ではハウジング22の一端に前記バルブ1を取り付け、オイル充填室24内が高圧になった時、バルブ1の作動により圧力を逃がすように構成した。この構成によれば、ハウジンク22の損傷という重大な事故を未然に防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る圧力リリーフバルブは、圧力容器等に固定される筒状ボディと、固定状態で容器内部、即ち圧力発生側に対応する端部に設けられたプッシュナットと、その中心部に設けた挿通孔に圧入されるシャフトと、筒状ボディの他端にOリングによって抜け出し可能に設けられたシャフトガイドとを備えたものであり、プッシュナットとシャフトとの間には圧入により摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗はシャフトが抜け出る際の抜け荷重になる。
従って、圧力容器内の圧力が上昇すると、プッシュナットとともにシャフトが付勢され、圧力がプッシュナットとシャフトとの間の抜け荷重以上に上昇したとき、シャフトがプッシュナットから抜け出てシャフトガイドを押動する。この結果、シャフトガイドが筒状のボディから抜け出し、圧力が容器外に逃げて容器損傷を防止できる。
【0043】
また、本発明に係る圧力リリーフバルブは、圧力容器等に固定される筒状ボディの容器内部、即ち圧力発生側に対応する端部に単数あるいは複数のプッシュナットを設け、各プッシュナットに形成された挿通孔に1本のシャフトを圧入することにより、単数あるいは複数のプッシュナットに応じて抜け荷重を変えるように構成したものである。
従って、本発明においては、圧力リリーフバルブを適用する圧力容器や配管等に対応してプッシュナットを交換する必要はなく、1種類のプッシュナットとシャフトによって、レベルの異なる圧力変動に対応し得る。
【0044】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、大径部が、円筒形状であるため、円筒加工用工具により容易に円筒形状に加工することができる。従って、圧力リリーフバルブの長手方向の軸線に対し、円筒形状の軸合わせが容易にでき、圧力リリーフバルブの圧力リリーフ機能が確実となる。
【0045】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、円筒部が、リーマ加工により形成されているため、圧力リリーフバルブの長手方向の軸線と円筒部の軸線とを一致させることが容易に達成できる。
【0046】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブは、大径部の端部には、溝部が形成されているため、溝部に治具を嵌め込むことができ、この嵌め込んだ治具を用いて、圧力リリーフバルブの外周に形成されたネジ部を、圧力容器の内周に形成されたネジ部に、螺合させることができる。
【0047】
更に、本発明に係る圧力リリーフバルブ構造は、シャフトガイドにOリングを被嵌する工程から、プッシュナットにシャフトを圧入する工程まで僅か4工程で、圧力リリーフバルブが組立られる。従って、部品点数が少なく、構造が簡単であることと相俟って、確実に作動する圧力リリーフバルブを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した圧力リリーフバルブの第1実施形態を示す断面図である。
【図2】圧力リリーフバルブの形状を示す一側面図である。
【図3】シャフト圧入によるプッシュナットの変形を示す一部切欠側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す圧力リリーフバルブの断面図である。
【図5】本発明に係る圧力リリーフバルブのプッッシュナットの斜視図である。
【図6】本発明に係る圧力リリーフバルブのボディの断面図であり、(a)、(b)、(c)はそれぞれ、小径部の直径が異なっているものである。
【図7】本発明の第3実施形態である圧力リリーフバルブ構造について第1工程を示す斜視図である。
【図8】第2工程及び第3工程を示す斜視図である。
【図9】第4工程を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る圧力リリーフバルブの第4実施形態である。
【図11】本発明に係る圧力リリーフバルブのボディを示しており、(a)は2つの溝部が形成されたもの、(b)は4つの溝部が形成されたものである。
【図12】本発明の第5実施形態を示すビスカスカップリングの断面図である。
【図13】従来の圧力リリーフバルブを示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧力リリーフバルブ
2 圧力容器
3 ボディ
4 シャフトガイド
5 Oリング
6 プッシュナット
6a フランジ部
6b 湾曲部
6c 挿通孔
7 シャフト
11 テーパネジ
12 ネジ溝
13 挿通孔
13a 大径部
13b 嵌合部
13c 小径部
14a 第1の段差部
14b 第2の段差部
21 ビスカスカップリング
22 ハウジング
23 インナー部材
24 オイル充填室
25 アウタープレート
26 インナープレート
27 オイルシール
28 ベアリング
41 圧力リリーフバルブ
42 ボディ
43 挿通孔
44 ボール
45 テーパネジ
46 圧力容器
47 ネジ孔
X1〜X4 組み付け工程
A 圧力容器の外側方向
B 圧力容器の内側方向
C 送り方向
D ボディの軸線
D‘ 大径部の軸線
E 縁部
F 溝部
F‘ 溝部
T リーマ
W 厚み

Claims (6)

  1. 流体経路となる配管或いは圧力容器内の圧力上昇を検出して前記配管及び圧力容器外に逃がす圧力リリーフバルブにおいて、
    一端に第1の段差部を設け、他端に第2の段差部とを設けて挿通孔を形成した筒状のボディと、
    前記挿通孔内に嵌合した状態で前記第1の段差部に係止するフランジ部と、該フランジ部に対し小径に形成された軸部とを設けたシャフトガイドと、
    前記軸部の外側に嵌め込まれて前記挿通孔内に前記シャフトガイドを保持するOリングと、
    前記挿通孔内に嵌合された状態で前記第2の段差部に係止する円環状のプッシュナットと、
    前記プッシュナットに形成された挿通孔と前記軸部に形成された挿通孔とに圧入され、圧力上昇が前記プッシュナットとの間の抜け荷重以上になったとき前記シャフトガイドを付勢するシャフト
    を備えたことを特徴とする圧力リリーフバルブ。
  2. 前記第2の段差部に単数あるいは複数枚の前記プッシュナットを係止させるとともに前記シャフトを挿通させ、前記抜け荷重を前記プッシュナットの枚数に応じて設定することを特徴とする請求項1記載の圧力リリーフバルブ。
  3. 前記第2の段差部は、大径部と小径部により形成されており、前記大径部は、円筒形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力リリーフバルブ。
  4. 前記円筒形状の大径部は、リーマ加工により形成されたことを特徴とする請求項3に記載の圧力リリーフバルブ。
  5. 前記大径部の端部には、溝部が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の圧力リリーフバルブ。
  6. 大径のフランジ部と小径の軸部とからなるシャフトガイドの前記軸部にOリングを被嵌した後、
    前記シャフトガイドを筒状のボディに形成した挿通孔内に差し込むとともに該挿通孔内に形成した第1の段差部に前記フランジ部を係止させ、
    前記筒状のボディに形成された前記挿通孔の他端に形成した第2の段差部に円環状のプッシュナットを係止させ、
    前記プッシュナット及び前記軸部に形成された挿通孔にシャフトを圧入することを特徴とする圧力リリーフバルブ構造。
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