JP4935520B2 - ボールねじ用シール装置およびボールねじ - Google Patents

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Description

本発明は、ボールねじ用シール装置およびこれを備えるボールねじに関する。
ボールねじは、螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のねじ溝を内周面に有するナットと、これらねじ軸およびナットのねじ溝同士の間に転動自在に介装される複数の転動体と、を備えており、ねじ軸またはナットを回転させることにより、ナットまたはねじ軸を軸方向に移動させるものである。一般に、この種のボールねじには、ねじ軸の外周面に摺接するリップ部を有する円環状のシール部材と、そのシール部材を前記ナット端部に固定する固定部材と、を備えてなるシール装置を有しており、この種のシール部材は、そのリップ部の形状がねじ軸の横断面に近似して形成され、ねじ溝の位相とシール部材の位相とが相補的に嵌め合わされるように装着されるようになっており、これにより、ボールねじ内部への異物の侵入や、ボールねじ内部から外部への潤滑剤の漏れ出しを防止している。
ここで、従来のボールねじ用シール装置では、そのシール部材の固定方法としては、シール部材の軸方向の厚さが、例えばねじ軸の1リードを超えるような厚型のものであれば、例えば特許文献1に記載の技術のように、シールの周方向での位置(以下、「位相」ともいう)を調整した後に、ナットの外径部からシール部材の外径部に通ずるタップ穴を現合にて加工し、このタップ穴を用いてシール部材をナット端部にねじ止めする方法が用いられていた。
また、シール部材の軸方向の厚さが、例えばねじ軸の1リード以下の薄型のものであれば、例えば特許文献2に記載の技術のように、円環状の固定部材(以下、面板ともいう)を用いて、この面板に設けた固定用の穴とシール部材に設けた固定用の穴に軸方向からボルトなどを挿通することによってシール部材を面板と共締めする方法や、シール部材の位相を調整できるように、シール部材に設けた固定用の穴を長穴にしている例がある。
実開平02−091253号公報 実開平02−071156号公報 特開平01−172676号公報 特開2000−179640号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ナットの外径部からシール部材の外径部に、径方向に通ずるタップ穴を設けてシール部材をナット端部にねじ止めするようになっているので、シール部材のリップ部とねじ軸の外周面とが相互に摺接する周方向での位置(位相)を調整し、その後に、シール部材の外径部にねじ止め用のボルト穴を現合にて加工しなければならない。そのため、現合加工の工程増によるコストアップと、現合加工時の切削粉がねじ軸に付着するという問題がある。
さらに、通常、ボールねじを水平姿勢で使用する場合、シール部材の外周面は、ナットの最も下部に存在する開放部となり、特に、油潤滑では、シール部材の外周面の油漏れを防止することでナット内の残存油量を多くすることが可能であるが、特許文献1に開示されるシール部材の取り付け方法では、シール部材の外周面からの油やグリースの漏れを防ぐことができず、潤滑状態の悪化を招く原因となり得る。
また、特許文献2に記載の技術では、シール部材に設けた固定用の穴と面板に設けた固定用の穴とを、シール固定用のボルトなどによってナットに形成されたシール座面に共締めしているので、シール部材のリップ部がねじ軸の外周面に摺接する周方向での位置(位相)を管理する上で、そのシール座面に加工されたボルト用のタップ穴の周方向での位置や、シール座面の軸方向位置とねじ溝の位相との相対位相の管理を厳しく行う必要が生じる。
つまり、シール座面の軸方向位置の加工誤差をΔx(mm)、ボールねじのリードをL(mm)、このときに生じる理想的なねじ溝の位相とシール部材の位相との誤差をΔα(deg)とすると、これらの関係は、以下の式1によって表わされる。
Δα=Δx/L*360 (式1)
したがって、例えばリードが5mmのボールねじにおいて、そのシール座面の軸方向位置が正規の位置に対して軸方向に0.1mmの加工誤差があった場合には、7.2(deg)の相対位相のずれが生じることになる。しかし、一般的にシール部材の軸方向位置をねじ溝の位相に対して0.1mm以上の高精度で管理することは、シール部材が柔らかいため、その当て止めの精度が悪く、軸方向位置の管理が困難である。そのため、例えば特許文献3に開示されているように、シール部材に空けた円弧状の穴と面板に設けた穴とを固定用のボルトで共締めする方法では、ナットの加工誤差によるシール部材の位相とねじ溝の位相との誤差を吸収することが難しく、シール部材のリップ部の片当たり等によるシール性の悪化を招く要因になる。
これに対し、例えば特許文献4に記載の技術では、シール部材に空けた穴を長穴にしてシール部材の位相を調整できるように工夫しているものの、ナット両端にシール部材の裏表を自在に取り付けるためには、実際にはシール部材の長穴を多数設けなければならないという問題がある。また、ナット長やナット外径が若干でも異なるとシール部材の共通利用が難しくなり、その結果、コストアップの原因ともなる。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、シール装置の組み付け効率を向上させるとともに、リップ部の片当たり等によるシール部材の損傷やシール性の低下を防止し得るボールねじのシール装置およびボールねじを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のねじ溝を内周面に有するナットと、これらねじ軸およびナットのねじ溝同士の間に転動自在に介装される複数の転動体と、を備えるボールねじに用いられ、前記ナット端部に設けられて、前記ねじ軸の外周面に摺接する円環状のシール部材と、そのシール部材を前記ナット端部に固定するための円環状の固定部材と、を備えてなるシール装置であって、前記固定部材は、前記ナット端部にその軸方向外側から前記シール部材を覆うように装着されて、前記ナット端部に対向する円環状の面の外周部を前記ナット側の面に直接当接させつつ、前記ナット端部に対向する円環状の面の内周部と前記ナット端部との間で前記シール部材を挟持して、前記シール部材の軸方向、周方向および径方向への移動を同時に拘束するようになっていることを特徴としている。なお、固定部材自身とナット端部との間でシール部材を挟持して、シール部材を拘束するには、例えばシール部材の一部または全体の弾性変形を利用することによって確実な固定状態を維持することができる。
第一の発明に係るボールねじ用シール装置によれば、固定部材は、ナット端部にその軸方向外側からシール部材を覆うように装着されて、ナット端部に対向する面をナットに直接当接させつつ、自身とナット端部との間でシール部材を挟持して、シール部材を拘束するようになっているので、シール部材に対して、例えば固定用の穴等の自身の周方向での位置を限定する形状を設けることなく、シール部材を固定することができる。そのため、シール部材をナットに固定する際に、シール部材の周方向の位置を任意に決めることができる。したがって、シール装置の組み立て効率が格段に向上する。そして、シール部材の位相は、ねじ溝の位相に合わせて相対位相を調整することができる。そのため、片当たり等によるシール部材の損傷やシール性の低下が防止される。
ここで、第一の発明に係るボールねじ用シール装置において、前記固定部材は、前記ナット端部との間で前記シール部材を挟持する部分が、凹凸のある面になっていることは好ましい。このような構成であれば、固定部材自身とナット端部との間でシール部材を挟持する際に、シール部材を拘束するに際し、固定部材の凹凸のある面でシール部材の一部または全体の弾性変形を一層有効に利用することができる。そのため、一層確実な固定状態を維持することができる。
また、第一の発明に係るボールねじ用シール装置に適用されるシール部材は、例えばねじ軸の1リードを超えるような厚型のものであっても1リード以下の薄型のものであっても、ナット内に内蔵できて、固定部材で軸方向から挟持可能であればその形状を限定するものではないが、第一の発明に係るボールねじ用シール装置において、前記シール部材は、そのリップ部の形状が前記ねじ軸の横断面に近似するとともに、その軸方向の厚さが前記ねじ軸の1リード以下となる厚さに形成されていることは好ましい。このような構成であれば、固定部材で軸方向から挟持されることによる締め代の分だけシール部材が若干厚さ方向に弾性変形しても、そのリップ部の形状がねじ軸の横断面に近似するとともに、その軸方向の厚さがねじ軸の1リード以下に形成されている薄型のシールに適用することで、軸方向に渡って形状の変化の程度が比較的に少なくなり、片当たり等によるシール部材の損傷やシール性の低下を防止する効果がより有効に発揮される。
また、本発明のうち第二の発明は、螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝との間に転動自在に介装される複数の転動体と、前記ナット端部に設けられて前記ねじ軸の外周面に摺接するリップ部を有する円環状のシール部材およびそのシール部材を前記ナット端部に固定する円環状の固定部材を有するシール装置と、を備えるボールねじであって、前記シール装置として、第一の発明に係るボールねじ用シール装置が装着されていることを特徴としている。
第二の発明に係るボールねじによれば、シール装置として、第一の発明に係るボールねじ用シール装置が装着されているので、例えばシール部材に固定用の穴等の自身の周方向での位置を限定する形状を設けることなく、シール部材を固定することができ、シール部材の周方向の位置についても、ねじ溝の位置に合わせてシール部材の周方向の位置を任意に決めて位相調整できる。そのため、シール装置の組み付け効率を向上させるとともに、リップ部の片当たり等によるシール部材の損傷やシール性の低下を防止することができる。
上述のように、本発明によれば、シール装置の組み付け効率を向上させるとともに、リップ部の片当たり等によるシール部材の損傷やシール性の低下を防止し得るボールねじのシール装置およびボールねじを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。図1は、本発明に係るボールねじの一実施形態を示す斜視図である。
図1に示すように、このボールねじ1は、螺旋状のねじ溝2aを外周面に有するねじ軸2と、そのねじ軸2のねじ溝2aに対向する螺旋状のねじ溝3aを内周面に有するナット3と、両ねじ溝2a,3aによって形成される螺旋状のボール転動路6に転動自在に介装された複数のボール4と、を備えている。
このボールねじ1は、ナット3に、その外周面の一部が軸方向に平行かつ平坦に削られた平坦面8が形成されており、この平坦面8上に、略コ字状に屈曲したリターンチューブ7がチューブ押さえ(不図示)によって固定される。そして、このナット3には、前記平坦面8に開口しナット3のねじ溝3aと連通する一対の貫通孔9が設けられ、リターンチューブ7の両端部がこの両貫通孔9に平坦面8側から挿入されている。
そして、上記ボール転動路6内を転動するボール4は、このリターンチューブ7を通って循環されるようになっている。すなわち、装填された複数のボール4は、ボール転動路6内を移動しねじ軸2の回りを複数回回ってから、ボール転動路6の終点(リターンチューブ7とボール転動路6との交点)において、リターンチューブ7の一方の端部(開口部)からリターンチューブ7内にすくい上げられる。すくい上げられたボール4は、リターンチューブ7の中を通って、リターンチューブ7の他方の端部(開口部)からボール転動路6の始点に戻される。これにより、ボール4を介してねじ軸2に螺合されているナット3とねじ軸2とを相対回転運動させると、ボール4の転動を介してねじ軸2とナット3とが軸方向に相対移動し、ボール転動路6内を転動するボール4が、ボール転動路6の始点と終点とを連通させるリターンチューブ7により無限に循環されるようになっているので、ねじ軸2とナット3とは継続的に相対移動することができる。
ここで、このボールねじ1のナット3の両端部には、図2に示すように、シール装置10がそれぞれ装着されている。なお、図2は、ナットの両端部に装着されるシール装置を説明する図であり、同図(a)は、ナット3の軸線を含む断面であり、同図において、上述のねじ軸2およびボール4等については、その図示を省略している。また、同図(b)は同図(a)でのA部拡大図である。
以下、このシール装置について図2および図3を適宜参照してより詳しく説明する。なお、図3は、シール装置を構成する固定部材の説明図であり、同図(a)はその正面図、(b)は側面図、(c)は同図(b)でのB部拡大図である。
図2に示すように、このボールねじ1のナット3には、その両端部にシール装置10が装着されている。このシール装置10は、シール部材12、面板16、およびその面板16をナット3の端部に固定するための複数の固定ボルト20を備えて構成されている。なお、同図左側のシール装置10については、各構成部品相互が分解された状態を示し、同図右側のシール装置10については、組み付けられた状態を示している。
詳しくは、シール部材12は、円環状をなす樹脂製の部材であり、その内周面には、ねじ軸2の外周面のねじ溝2aに摺接するリップ部14がねじ溝2aに倣った相補形状をもって形成されている。なお、このシール部材12は、ねじ軸2のねじ溝2a1リードを超える厚さをもつ厚型のものである。また、このシール部材12には、例えば上記特許文献2に記載の技術のような、固定用の穴は形成されていない。
一方、面板16は、シール部材12をナット3端部に固定するための固定部材であり、鋼製の板からプレス加工によって円環状に形成されている。この円環状をなす面板16の内周面16nの直径は、上記シール部材12のリップ部14の谷の部分の径と略同じ寸法であり、また、その外周面16gの直径は、上記複数の固定ボルト20を装着するために必要な分だけ、シール部材12の外径12g(図2(a)参照)よりも大きい寸法になっている。そして、この面板16には、図3に示すように、その円環状の面の外周部に、その表裏の方向に貫通する円形の装着孔16aが4箇所に穿設されている。各装着孔16aは、上記複数の固定ボルト20を装着可能な内径を有し、面板16の径方向中央よりもやや外径側寄りに形成されている。そして、装着孔16a相互は、面板16の周方向に等間隔(つまりこの例では90°に等配)に離間した位置に形成されている。
さらに、この面板16には、その円環状の面の内周部に、調整用長孔16tが表裏の方向に貫通して二箇所に形成されている。各調整用長孔16tは、面板16の径方向で対向する装着孔16aよりも径方向での内側寄りの位置にそれぞれ形成されており(同図(a)では、X−X線上の位置)、また、その長孔の長軸の向きが面板16の略周方向に沿って穿設されている。さらに、各調整用長孔16tは、同図(c)に拡大図示するように、プレス加工によって穿設されることで、プレスによるだれ側16dとその反対側のかえり側16kを表裏の面に有しているが、このかえり側16kの面を、上記シール部材12に対向する押圧面16mとしてナット3の端部に装着するようになっている。
また、ナット3の両端部には、図2に示すように、円環状の凹の段部からなるシール装着段部32がナット3と同軸にそれぞれ設けられている。このシール装着段部32の内径は、シール部材12の外径12gよりも僅かに大きく、また、上記面板16に対しては、その円環状の面の内周部に対向するように設けられている。さらに、このシール装着段部32の段の深さ32dは、シール部材12の厚さ12tよりも軸方向において若干浅い(同図(b)に示す符号Δβ)。これにより、このシール装着段部32に対してナット3端部にその軸方向外側からシール部材12が挿入されると、シール部材12が軸方向に締め代Δβだけ突出した状態に嵌め込まれるようになっている。
さらに、このシール装着段部32よりもナット3端部の軸方向外側の位置には、円環状の凹の段部からなる面板装着段部36がナット3と同軸に設けられている。この面板装着段部36の内径36nは、面板16の外径16gよりも僅かに大きく、また、上記面板16に対しては、その円環状の面の外周部に対向するように設けられている。そして、この面板装着段部36の底面が、面板16が取り付けられる面板座面38になっており、この面板座面38に対して、上記面板16の4箇所の装着孔16aに対向する位置に、固定ボルト20に螺合するタップ穴40が4箇所に設けられている。また、この面板装着段部36の段の深さ36dは、面板16を面板装着段部36に嵌め込み且つ複数の固定ボルト20を取り付けた状態において(同図(a)に示す右側のシール装置10参照)、固定ボルト20の頭がナット3端面3tから突出しない程度の深さに形成されている。
次に、上述の構成をもつシール装置10の装着方法について図4を適宜参照しつつ説明する。なお、図4は、本発明の一実施形態に係るシール装置の装着方法を説明する図(a)〜(c)であり、各図は、ナットの一端部をその軸線を含む断面で示している。
このシール装置10をボールねじ1のナット3の端部に装着する際には、まず、ナット3にねじ軸2、ボール4およびリターンチューブ7を組み込んで、ボールねじ1が作動可能な状態とする。次いで、シール部材12のリップ部14を、ねじ軸2のねじ溝2aに倣わせて、ねじ軸2のねじ溝2aにシール部材12のリップ部14の位相を合わせて軸端から挿入し、ねじ軸2上でシール部材12をねじ溝2aに沿って回転させながらナット3の端面まで移動させる(図4(a)参照)。このとき、シール部材12は、ナット3の面板座面38よりも締め代Δβだけ突出することになる(図2(b)参照)。
次いで、ナット3の端部に形成されたシール装着段部32の底面であるシール座面34に対してシール部材12のナット3側の面が当接して密着する位置までナット3の端部にシール部材12を挿入し、この位置でシール部材12の周方向の位置(位相)を仮決定する(図4(b)参照)。
次いで、ナット3の端部にその軸方向外側からシール部材12を覆うように面板16をねじ軸2に挿入する。このとき、面板16の挿入方向は、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分が、プレスによるかえり側16kの面をシール部材12に対向する押圧面16mとなる向きにしてナット3の端部に装着する。
次いで、面板16の、ナット3の端部に対向する面16mを、ナット3に形成されている面板装着段部36の面板座面38に対しては、その円環状の面16mの外周部を直接当接させつつ、その円環状の面16mの内周部とナット3の端部(面板座面38)との間でシール部材12を挟持する(図4(c)参照)。そして、面板16の面16mの外周部に穿設された4箇所の装着孔16aに固定ボルト20をそれぞれ挿通し、この4本の固定ボルト20をナット3の面板座面38の各タップ穴40に仮締めして、面板16およびシール部材12を仮固定する。
次いで、ねじ軸2を回転させて、そのねじ溝2aとシール部材12のリップ部14との当たりを確認する。そして、この当たりの確認のときに、片当たりや巻き込み等の有無を確かめ、片当たりや巻き込み等が有れば、面板16の調整用長孔16tを用いて、この調整用長孔16tからシール部材12の周方向の位置を、ねじ軸2に対して理想の位置になるように調整用の治具等によって微調整し、片当たりや巻き込み等を解消する。
最後に、上記4本の固定ボルト20を用いて面板16をナット3の面板座面38に所定トルクで本締めし、これにより、面板16とナット3とで挟持するシール部材12を上記締め代Δβだけ複数の固定ボルト20で締め付けて圧縮することで、締め代Δβ分の弾性変形によってシール部材12の移動を摩擦力によって防止し、シール部材12の軸方向、周方向および径方向への移動を同時に拘束する。なお、この締め代Δβは、0.05mm〜0.2mm程度とすることが望ましい。
次に、このシール装置10およびボールねじ1の作用・効果について説明する。
上述のように、このボールねじ1は、そのナット3の両端に、シール装置10を備えており、このシール装置10によれば、面板16は、ナット3の端部にその軸方向外側からシール部材12を覆うように装着されて、ナット3の端部に対向する面16mを、その円環状の面16mの外周部をナット3に直接当接させつつ、その円環状の面16mの内周部とナット3の端部との間でシール部材12を挟持して、シール部材12の軸方向、周方向および径方向への移動を同時に拘束するようになっているので、シール部材12に、固定用の穴等の自身の周方向での位置(位相)を限定する形状を設けることなく、シール部材12を固定することができる。したがって、シール部材12をナット3に固定する際に、シール部材12の周方向の位置を任意に決めることができる。そのため、シール装置10の組み立て効率が格段に向上する。そして、このシール部材12の周方向の位置は、ねじ溝2aの位置に合わせて位相を調整することができる。そのため、片当たり等によるシール部材12の損傷やシール性の低下を防止することができる。
また、シール部材12の外径12gがナット3の外径に比して上記従来例で例示した共締め方式のシール部材よりも小径であり、ナット内部への内蔵性が向上する。そして、上述のように、シール部材12に、固定用の穴等の自身の周方向での位置(位相)を限定する形状を設けることなく、シール部材12を固定することができ、シール部材12をナット3に固定する際に、シール部材12の周方向の位置を任意に決めることができるため、例えばナットの軸方向の長さや外径が異なる他の仕様のボールねじに対しても、このシール装置10を装着可能な仕様の幅を広げることができる。つまり、共通利用が可能となり、汎用性が向上し、コストを下げることができる。
そして、このシール装置10によれば、上述の装着方法で説明したように、ナット3にねじ軸2、ボール4およびリターンチューブ7を組み込んで、ボールねじ1が作動可能な状態としてからシール装置を組み込むので、シール部材12のリップ部14を、ねじ軸2のねじ溝2aに倣わせてシール部材12を固定できる。そのため、軸心およびこれに直交する方向、並びに位相方向での組み付け精度を向上させることができる。
また、シール部材12を面板16で押しつけて挟持する前に、ナット3のシール座面34に密着させることができるので、シール部材12のリップ部14を、ねじ軸2のねじ溝2aに倣わせた状態が、ボールねじ1の使用状態と同じで且つ軸心との直角度もよい。
さらに、4本の固定ボルト20を用いて面板16をナット3の面板座面38に仮固定しても、シール部材12自体には自身の周方向への移動が拘束される形状がないので、周方向に回転可能である。そのため、この仮固定の状態での位相の微調整作業が容易にできる。
また、このシール装置10によれば、面板16は、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分が、プレス加工によるかえり側16kの面をシール部材12に対向する押圧面16mとしてナット3の端部に装着しており、これにより、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分を、凹凸のある面としているので、面板16とナット3の端部との間でシール部材12を挟持して、シール部材12を拘束するに際し、面板16のかえり側16kの面でシール部材の弾性変形を利用することによって一層確実な固定状態を維持することができる。
以上説明したように、このボールねじ1のシール装置10およびボールねじ1によれば、シール部材12をナット3に固定する際に、シール部材12の周方向の位置を任意に決めることができる。そのため、シール装置10の組み付け効率が格段に向上するとともに、リップ部14の片当たり等によるシール部材12の損傷やシール性の低下を招くことがない。さらに、位相微調整用の調整用長孔16tを用いて、最終的にねじ軸2のねじ溝2aの位置に対してシール部材12を最適な位置に調整できるため、リップ部14の片当たり等によるシール部材12の損傷やシール性の低下をより確実に防止することができる。
なお、本発明に係るボールねじ用シール装置およびボールねじは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、シール部材12は、ねじ軸2のねじ溝2a1リードを超える厚型のものを例に説明したが、これに限定されず、ナット3内に内蔵できて、面板等の固定部材で軸方向から挟持可能であればその形状が限定されるものではない。
具体的な変形例を図5に示す。
この第一の変形例は、上記実施形態に対してシール部材の厚さ、およびシール装着段部が浅く形成されている点が異なっている。つまり、この第一の変形例でのシール部材12Bは、同図に示すように、薄型のシールであって、そのリップ部14Bの形状がねじ軸2の横断面に近似するとともに、その軸方向の厚さがねじ軸2の1リード以下に形成されている。そして、シール装着段部32Bについても、シール部材12Bの厚さが薄く形成されている分に応じた深さだけ浅く形成され、締め代Δβが上記実施形態同様に確保されている。
この第一の変形例の構成であれば、面板16で軸方向から挟持されることによる締め代Δβの分だけシール部材12Bが若干厚さ方向に弾性変形しても、そのリップ部14Bの形状がねじ軸2の横断面に近似するとともに、その軸方向の厚さがねじ軸2の1リード以下に形成されている薄型のシールなので、軸方向に渡って形状の変化の程度が上記実施形態に対して比較的に少なくなり、片当たり等によるシール部材12Bの損傷やシール性の低下を防止する効果がより有効に発揮される。
また、例えば上記実施形態では、面板16には、シール部材12を挟持して保持するために、自身をナット3に固定するために設けた装着孔16aの他にシール部材12の位相を微調整するための穴として調整用長孔16tを更に設けた例で説明したが、これに限定されず、面板16に調整用長孔16tを設けない構成としてもよい。
なお、面板16に調整用長孔16tを設けない場合において、上記シール装置10の装着方法でのシール部材12の位相調整を行う場合は、面板16の内径よりも径方向内側に出っ張っているシール部材12のリップ部14を直に周方向に動かすことで、シール部材12の周方向の位置を、ねじ軸2に対して理想の位置になるように微調整し、片当たりや巻き込み等を解消することができる。しかし、面板16の内径よりも径方向内側に出っ張っている部分を用いるこの微調整方法は、調整用長孔16tを用いる場合に比べて、作業性の点において劣るため、より効率良く組み付け作業を行う上では、面板16にシール部材12の位相調整用の調整用長孔16tを設けることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、面板16は、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分が、プレス加工によるかえり側16kの面をシール部材12に対向する押圧面16mとしてナット3の端部に装着することで、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分を凹凸のある面として利用し、これにより、面板16自身とナット3の端部との間でシール部材12を挟持してシール部材12を拘束するに際し、面板16のかえり側16kの面でシール部材の弾性変形を利用して一層確実な固定状態を維持する例で説明したが、これに限定されず、面板16とナット3の端部との間でシール部材12を挟持することで、その挟持による摩擦力によってシール部材12を保持する構成であれば、シール部材12を挟持する部分を凹凸のある面とせずに、例えば平坦な面としてもよい。しかし、シール部材の弾性変形を利用して、一層確実に保持する上では、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分を凹凸のある面とすることは好ましい。
さらに、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分を凹凸のある面とする場合において、この凹凸のある面として、種々の構成を採用することができる。
ここで、面板の具体的な変形例を図6〜図8に示す。
図6に示す第二の変形例の面板16Cは、シール部材12に対向する押圧面16mのうち、当該面板16Cがシール部材12に接触する部分に、ローレット(綾目)加工16eを施している点が上記実施形態とは異なっている。なお、この例では、位相調整用の調整用長孔16tが形成されていない。
また、図7に示す第三の変形例の面板16Dは、シール部材12に対向する押圧面16mのうち、当該面板16Dがシール部材12に接触する部分に、円環状の溝16pを機械加工によって形成している点が上記実施形態とは異なっている。なお、この例も、位相調整用の調整用長孔16tは形成していない。
さらに、図8に示す第四の変形例の面板16Fは、当該面板16Fがシール部材12に接触する部分に、シール部材12に対向する押圧面16mの側に凸となるように、円形状のエンボス16rを、周方向に等間隔に複数(この例では8箇所)加工している点が上記実施形態とは異なっている。なお、この例も、位相調整用の調整用長孔16tは形成していない。
これら第二〜第四の変形例の構成であっても、ナット3の端部との間でシール部材12を挟持する部分にローレット加工16e、円環状の溝16p、および複数のエンボス16rをそれぞれ施して凹凸のある面としているので、この凹凸部分をシール部材12に食い込ませることで、シール部材12と面板16との摩擦力を増大させ、シール部材12の軸方向、周方向および径方向への拘束を一層確実にすることができる。
なお、面板16に形成する凹凸形状については、例えば上記実施形態でのプレス加工によって形成すれば簡便であるが、その凹凸形状を、なるべく鋭利な凹凸となるように形成することは好ましい。なおさらに、上記実施形態でのプレス加工において、上記調整用長孔16tのかえり側16kの面の縁部(エッジ側)を軸方向に0.1mm〜0.3mm程度押し出す形状が望ましい。また、このときのシール部材12の締め代Δβの突出量は、上記の0.05mm〜0.2mmに限らずそれ以下の突出量としてもよい。
また、例えば上記実施形態では、面板16には、装着孔16a相互が、面板16の周方向に等間隔(上記実施形態の例では90°に等配)に形成されている例で説明したが、これに限定されず、複数の装着孔相互は、等配されていなくてもよい。
例えば、図9に示す第五の変形例の面板16Eでは、上記実施形態に対して、同図左右の二つの装着孔16aが、反時計方向にθ(例えばθ=15°)だけずれた位置に設けられている点が異なっている。
上述の実施形態の構成の場合には、面板16の装着位置は、装着孔16aが等配されているため、ナットに対して90°毎に取り付けできる利点があるものの、面板16の取り付け位置によって調整用長孔16tの周方向の位置が変わってしまう。この点において、この第五の変形例のように装着孔16aが不等配されていれば、ナットに対する取り付け位置が180°毎の二位置に限られるため、ナットに対する調整用長孔16tの周方向の位置を常に一定に取り付けることができるという利点がある。
本発明に係るボールねじの一実施形態を示す斜視図である。 ナットの両端部に装着されるシール装置を説明する図であり、同図(a)は、ナットの軸線を含む断面を示し、同図(b)は同図(a)でのA部拡大図である。 シール装置を構成する固定部材の説明図であり、同図(a)はその正面図、(b)は側面図、(c)は同図(b)でのB部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るシール装置の装着方法を説明する図(a)〜(c)である。 本発明に係るシール装置の変形例(第一の変形例)を説明する図であり、同図は図2に対応する図を示している。 本発明に係るシール装置の変形例(第二の変形例)を説明する図であり、同図は図3に対応する図を示している。 本発明に係るシール装置の変形例(第三の変形例)を説明する図であり、同図は図3に対応する図を示している。 本発明に係るシール装置の変形例(第四の変形例)を説明する図であり、同図は図3に対応する図を示している。 本発明に係るシール装置の変形例(第五の変形例)を説明する図であり、同図は図3に対応する図を示している。
符号の説明
1 ボールねじ
2 ねじ軸
2a ねじ溝
3 ナット
3a ねじ溝
4 ボール
6 ボール転動路
7 リターンチューブ
8 平坦面
9 貫通孔
10 シール装置
12 シール部材
14 リップ部
16 面板(固定部材)
20 固定ボルト
32 シール装着段部
34 シール座面
36 面板装着段部
38 面板座面
40 タップ穴

Claims (5)

  1. 螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のねじ溝を内周面に有するナットと、これらねじ軸およびナットのねじ溝同士の間に転動自在に介装される複数の転動体と、を備えるボールねじに用いられ、前記ナット端部に設けられて、前記ねじ軸の外周面に摺接するリップ部を有する円環状のシール部材と、そのシール部材を前記ナット端部に固定するための円環状の固定部材と、を備えてなるシール装置であって、
    前記固定部材は、複数の固定ボルトで前記ナット端部に装着可能なように前記固定部材の径方向中央よりも外径側寄りに貫通形成された複数の装着孔と、該複数の装着孔よりも前記固定部材の径方向の内側寄りの位置に長孔状に貫通形成されるとともに、その長孔の長軸の向きが前記固定部材の周方向に沿って形成された調整用長孔とを有し、
    前記ナット端部にその軸方向外側から前記シール部材を覆うように装着されて、前記ナット端部に対向する円環状の面の外周部を前記ナット側の面に直接当接させつつ、前記ナット端部に対向する円環状の面の内周部と前記ナット端部との間で前記シール部材を挟持して、前記シール部材の軸方向、周方向および径方向への移動を同時に拘束するようになっていることを特徴とするボールねじ用シール装置。
  2. 前記複数の装着孔が、前記円環状の固定部材の周方向に不等配に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用シール装置。
  3. 前記固定部材は、前記ナット端部との間で前記シール部材を挟持する部分が、凹凸のある面になっていることを特徴とする請求項1または2に記載のボールねじ用シール装置。
  4. 前記シール部材は、そのリップ部の形状が前記ねじ軸の横断面に近似するとともに、その軸方向の厚さが前記ねじ軸の1リード以下となる厚さに形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールねじ用シール装置。
  5. 螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝と対向する螺旋状のねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸のねじ溝と前記ナットのねじ溝との間に転動自在に介装される複数の転動体と、前記ナット端部に設けられて前記ねじ軸の外周面に摺接するリップ部を有する円環状のシール部材およびそのシール部材を前記ナット端部に固定する円環状の固定部材を有するシール装置と、を備えるボールねじであって、
    前記シール装置として、請求項1〜のいずれか一項に記載のボールねじ用シール装置が装着されていることを特徴とするボールねじ。
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