JP2005163868A - 軸受装置 - Google Patents

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寛幸 浦野
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Abstract

【課題】軸受装置外径面とハウジング内径面とのはめあい部のすきま調整を安価に行えるようにし、かつ、軸受装置をハウジングに容易に組み込めるようにする。
【解決手段】外輪10,11に外嵌されかつ軸方向一端へ向けて漸次縮径するテーパ状外径面2cを有する第1の楔部材2と、第1の楔部材2のテーパ状外径面2cに外嵌されかつ軸方向他端へ向けて漸次拡径するテーパ状内径面3cを有する第2の楔部材3とを備える。両テーパ状外径面2c、3cの軸方向嵌合長さの調整で第2の楔部材3の外径寸法Rを調整する構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、転がり軸受を備えてハウジングに組み込まれる軸受装置に関する。
予圧量を調整した軸受装置をハウジングに組み付けるとき、当該軸受装置外径面とハウジング内径面とのはめあい部にすきまが発生する。例えばラジアル剛性を高めるなどのために、上記すきまを無くすのに、従来技術では、そのすきま寸法にあわせて製作した部品を用いたり、当該軸受装置をすきま寸法にあわせた外径寸法に製作したりしている。また、他の従来技術では、上記はめあい部にアダプタを嵌入させたものもある(特許文献1参照)。
特開平11−264421号
他の部品をすきま寸法にあわせて製作する場合では、様々なすきま寸法にあわせるために多数の部品が必要となり、それぞれの部品を高精度に製作する必要があり、きわめてコスト高となるという課題がある。また、当該軸受装置の外径寸法をはめあい部にあわせて製作するのも、高い製作精度が要求されるのでコスト高となるうえ、当該軸受装置をハウジング内径面に組み込みにくいという課題がある。さらに、アダプタを用いてはめあい部に嵌入させても、はめあい部におけるすきまの調整ができないから、上記部品と同様に多数のアダプタが必要となり、結局、コスト高を避けられないという課題がある。
本発明による軸受装置は、転がり軸受と、この転がり軸受の外輪に外嵌されかつ軸方向一端へ向けて漸次縮径するテーパ状外径面を有する第1の楔部材と、第1の楔部材のテーパ状外径面に外嵌されかつ軸方向他端へ向けて漸次拡径するテーパ状内径面を有する第2の楔部材とを備え、両楔部材それぞれのテーパ状外径面どうしの嵌合部分の軸方向長さを変えて第2の楔部材の外径寸法を調整するものとしたことを特徴とする。
本発明によると、両楔部材を相対的に接近させると、第2の楔部材が径方向外方へ膨張して当該第2の楔部材の外径寸法が大きくなるから、両楔部材の接近量の調整により当該軸受装置の外径面とハウジング内径面とのはめあい部のすきまを調整できる。したがって、上記はめあい部のすきまを無くすのに、従来技術のように他の部品をすきま寸法にあわせて製作したり、当該軸受装置の外径寸法をあわせたりする必要もなくなり、さらに、上記はめあい部にアダプタを嵌入させたりする必要もなくなり、大幅なコスト低減を図れるものとなる。特に、当該軸受装置をハウジング内径面に組み込む前では、はめあい部のすきまを大きく調整しておき、組み込み後にそのすきまを小さく例えばゼロに調整できるから、ハウジング内径面に対する当該軸受装置の組み込む作業が容易となる。
上記において、両楔部材を外輪に個別に固定するための固定部材を備えたものとすると、両楔部材を外輪に一体化でき取り扱いが簡単になって好ましい。
上記において、第2の楔部材を固定するための第2の固定部材をねじとし、外輪にそのねじが螺合されるねじ孔を設け、ねじ孔に対するねじのねじ込み深さによって第2の楔部材を第1の楔部材に対して遠近変位可能とすると、当該軸受装置全体の外径寸法を、ねじの締め込み深さを変えるだけで簡単に調整できて好ましい。
本発明の軸受装置は、当該軸受装置外径面とハウジング内径面とのはめあい部のすきまを安価に調整できるうえ、ハウジングに容易に組み込める。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良となる形態を説明する。図1は軸受装置の断面図、図2は図1の分解図、図3は図1の側面図である。これらの図に示される軸受装置は、転がり軸受1に第1の楔部材2と第2の楔部材3とを備えた構成になっている。転がり軸受1は、円すいころ軸受からなり、2つの外輪10,11と、両外輪10,11間の間座12と、1つの内輪13と、複数個の円すいころ14と、円すいころ14を保持する2つの保持器15,16とを備える。外輪10は、その内端面にねじ孔10aを、外端面にねじ孔10bを有する。外輪11は、軸方向に貫通する軸孔11aと、軸孔11bとを有する。間座12は、軸方向に貫通する軸孔12aと、軸孔12bとを有し、外輪10,11の側面間に挟まれている。
上記構成において、ボルト17は、外輪11の軸孔11aから間座12の軸孔12aへと挿通され、他方の外輪10のねじ孔10aに締結されている。このボルト17の締結により、外輪10,11は、その側面間に間座12を挟み込んだ状態で互いに一体に結合され、外輪10,11と内輪13が円すいころ14,14を介して軸方向に押さえ付けられて当該転がり軸受1に定位置予圧がかけられる。定位置予圧は間座12あるいは外輪10,11の幅で調整し、ボルト17で締結している。
そして、本発明は、上記転がり軸受1に第1の楔部材2と第2の楔部材3とを備えたことに特徴がある。まず、図中、転がり軸受1の右側に配置された第1の楔部材2の構成から説明する。
第1の楔部材2は、環状部2aと、環状部2aの外径寄りの位置から軸方向他方へ向けて突出する筒部2bとからなる。筒部2bは、環状部2aの付け根側から軸方向他方の先端に向けて漸次縮径するテーパ状外径面2cを有している。第1の楔部材2の環状部2aの円周方向複数箇所には、軸方向に貫通する軸孔2dが設けられている。第1の楔部材2は第1の外輪10に固定部材としての第1のボルト4で固定されている。
次に、図中、転がり軸受1の左側に配置された第2の楔部材3の構成を説明すると、第2の楔部材3は、環状部3aと、環状部3aの外径寄りの位置から軸方向一方へ突出する筒部3bとからなる。筒部3bは、環状部3aの付け根側から軸方向一方の先端に向けて漸次拡径するとともに、第1の楔部材2のテーパ状外径面2cに嵌合するテーパ状内径面3cを有している。第2の楔部材3の環状部3aの円周方向複数箇所には、軸方向に貫通する軸孔3dが設けられている。第2の楔部材3は第2の外輪11に固定部材としての第2のボルト5で固定されている。
以上の構成を備えた第1の楔部材2と第2の楔部材3において、第1の楔部材2においては、第1のボルト4を第1の楔部材2の軸孔2dに挿入し、第1の外輪10のねじ孔10bに螺合することにより、第1の外輪10に一体的に結合される。
第2の楔部材3においては、第2のボルト5を第2の楔部材3の軸孔3dと第2の外輪11の軸孔11bと間座12の軸孔12bとに挿入し、第1の外輪10のねじ孔10cに螺合することにより、第2の外輪11に一体的に結合される。
但し、第2のボルト5は最後まで螺合する必要はなく、任意のねじ込み深さで止めることが可能である。つまり、第2のボルト5のねじ込み深さに応じて第2の楔部材3を第1の楔部材2に対して軸方向で変位させることによってテーパ状外径面2cとテーパ状内径面3cとの嵌合部分の軸方向長さを変えると、第2の楔部材3の筒部3bが拡径膨張するから、これによって、第2の楔部材3の外径寸法Rを調整できる。第1、第2の楔部材2,3は、所定の剛性を有したうえで弾性変形可能な適宜の金属、あるいは合成樹脂などにより形成される。
以上の両楔部材2,3を備えた軸受装置をハウジングに組み込むにあたっては、まず、転がり軸受1の外輪10,11に第1、第2の楔部材2,3を取り付けておくが、第2の楔部材3については、第2ボルト5のねじ込み深さを比較的浅くしておいて、第2の楔部材3の筒部3bが弾性変形していない自然な形状を保つようにしておく。この状態における第2の楔部材3の筒部3bの外径寸法Rは、軸受装置の装着対象となる図示しないハウジングの内径寸法よりも小さく設定しておく。
このようにしておけば、ハウジングに軸受装置を、そのはめあい部を正のすきまを持つ状態で、組み込むことができるので、ハウジングに軸受装置を組み込む作業を簡単に行うことができる。この後、第2のボルト5を適宜ねじ込んで、第2の楔部材3が第2の外輪11および第1の楔部材2に接近させると、第1の楔部材2と第2の楔部材3それぞれのテーパ状外径面2c、3cの軸方向における嵌合長さが長くなって第2の楔部材3の筒部3bが拡径膨張する。その結果、第2の楔部材3の筒部3bの外径面つまり当該軸受装置外径面とハウジング内径面とのはめあい部のすきまを0または負のすきまにできる。
以上により、上記軸受装置によれば、当該軸受装置外径面とハウジング内径面とのはめあい部のすきまを無くすのに、従来技術のように他の部品をすきま寸法にあわせて製作したり、当該軸受装置の外径寸法をそのすきまにあわせて製作したりする必要がない。また、軸受装置をハウジング内径面に組み込む前では、両楔部材2,3の嵌合長さを調整してすきまを大きくしておき、組み込み後にそのすきまを小さく例えばゼロに調整できるから、ハウジングに対する当該軸受装置の組み込む作業が容易となる。
本発明は、図4に示すように、円筒ころ軸受1Aを用いた軸受装置に同様に適用できる。図4において、10Aは外輪、13Aは内輪、14Aは円筒ころ、15Aは保持器である。他の構成は図1と同様である。
本発明は、図5に示すように、複列アンギュラ玉軸受1Bを用いた軸受装置にも同様に適用できる。図5において、13A,13Bは内輪、14は玉、10B,11Bは外輪、12Bは間座である。他の構成は図1と同様である。
図4や図5の場合、両楔部材2、3の形状や、それらを外輪10A,10B,11Bに固定する形態などは上述した実施形態と同様でよい。
本発明の最良の実施形態に係る軸受装置の断面図 図1の分解図 図1の側面図 本発明の他の実施形態に係る軸受装置の断面図 本発明のさらに他の実施形態に係る軸受装置の断面図
符号の説明
1 転がり軸受
2 第1の楔部材
2c テーパ状外径面
3 第2の楔部材
3c テーパ状内径面
10 第1外輪
11 第2外輪

Claims (3)

  1. 転がり軸受と、この転がり軸受の外輪に外嵌されかつ軸方向一端へ向けて漸次縮径するテーパ状外径面を有する第1の楔部材と、第1の楔部材のテーパ状外径面に外嵌されかつ軸方向他端へ向けて漸次拡径するテーパ状内径面を有する第2の楔部材とを備え、第1の楔部材のテーパ状外径面と第2の楔部材のテーパ状内径面との軸方向における嵌合長さを変えて第2の楔部材の外径寸法を調整する、ことを特徴とする軸受装置。
  2. 第1、第2の楔部材を外輪に個別に固定するための第1、第2の固定部材を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 第2の固定部材をねじとし、外輪にそのねじが螺合するねじ孔を設け、ねじ孔へのねじのねじ込み深さの調整によって第2の楔部材を第1の楔部材に遠近変位させる、ことを特徴とする請求項2に記載の軸受装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100717309B1 (ko) * 2005-12-12 2007-05-15 현대자동차주식회사 3세대 베어링 구조
JP2008291964A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Jtekt Corp 転がり軸受装置、および、ハウジングとスリーブとの嵌合隙間調整方法
JP2008303904A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Jtekt Corp 転がり軸受装置
JP2016084894A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 日本精工株式会社 直動テーブル装置
CN106286583A (zh) * 2016-08-31 2017-01-04 瓦房店正达冶金轧机轴承有限公司 一种四列圆柱滚子轴承

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