JP2003318454A - 熱電変換素子及び熱電モジュール - Google Patents
熱電変換素子及び熱電モジュールInfo
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Abstract
信頼性の高い熱電変換素子を提供する 【解決手段】劈開面2を有する熱電変換素子1と、該熱
電変換素子1の対向する1対の表面に形成された電極3
とを具備し、該電極3の形成面4と前記劈開面2との為
す角度が45°以上、該電極3の形成面4の表面粗さR
aが0.1〜5μmであるとともに、該電極3の厚みが
最大表面粗さRmaxよりも大きいことを特徴とするもの
で、特に前記熱電変換素子1が、Bi、Sb、Te及び
Seのうち少なくとも2種を含み、前記角度が略90°
であることが好ましい。
Description
の冷却等に好適に使用される熱電変換素子及び熱電モジ
ュールに関する。
換素子は、電流を流すことにより一端が発熱するととも
に他端が吸熱するため、冷却用の熱電変換素子として用
いられている。特に、熱電モジュールとしてレーザーダ
イオードの温度制御、小型で構造が簡単でありフロンレ
スの冷却装置、冷蔵庫、恒温槽、光検出素子、半導体製
造装置等の電子冷却素子、レーザーダイオードの温度調
節等への幅広い利用が期待されている。
したように、支持基板22a、22bの表面に、それぞ
れ配線導体23a、23bが形成され、さらにP型熱電
変換素子25a及びN型熱電変換素子25bからなる複
数の熱電変換素子25が挟持されるように、半田で接合
されている。そして、これらの熱電変換素子25は、電
気的に直列になるように配線導体23a、23bで接続
し、さらに外部接続端子27にも接続されている。この
外部接続端子27には、半田28によって外部配線29
が接続し、外部から電力が供給される構造となってい
る。
が用いられ、熱電変換素子25との半田接合を強固なも
のとするため、熱電変換素子25と半田の濡れ性を改善
し、半田成分の拡散を防止するため、熱電変換素子25
の接続面にはNiメッキ等によって電極が形成されてい
る。
電モジュールには、冷却特性が優れるという観点からA
2B3型結晶(AはBi及び/又はSb、BはTe及び/
又はSe)からなる熱電変換素子25が一般的に用いら
れている。
Sb2Te3(テルル化アンチモン)との固溶体が、N型
熱電変換素子25bにはBi2Te3とBi2Se3(セレ
ン化ビスマス)との固溶体が特に優れた性能を示すこと
から、このA2B3型結晶(AはBi及び/又はSb、B
はTe及び/又はSe)が熱電変換素子として広く用い
られている。
熱電変換素子25bを対にしたものを複数直列に電気的
に接続し、熱電モジュールが形成される。A2B3型単結
晶は熱電特性に優れているため、モジュールに使用され
る熱電変換素子25として最適であるが、大きく完全な
単結晶を得るのが難しいため、熱電特性に優れ、実用的
であるA2B3型結晶からなる熱電材料のインゴット板が
特表2000−507398号公報に記載されている。
方向が複数あるものの、劈開方向が26.4°以下に整
列されており、優れた熱電特性を維持しつつ、結晶の製
造コストを低減したものである。
000−507398号公報に記載の熱電材料は、劈開
方向が特定の範囲に整列されており、熱電特性に優れる
ものの、メッキで形成した電極が剥離することがあり、
不良の発生が多く信頼性に乏しいという問題があった。
電極の密着強度が高く、信頼性の高い熱電変換素子及び
熱電モジュールを提供することを目的とする。
る熱電変換素子の表面に電極を形成する場合、電極の密
着強度は、電極と劈開面との為す角度に大きく依存する
とともに、電極形成面の荒さと電極厚みとの関係が寄与
するとの知見に基づくもので、劈開面と電極との為す角
度を調整し、電極形成面の表面粗さと電極厚みを制御す
ることで、電極の密着強度を向上し、性能低下や寿命劣
化を防止するものである。
有する熱電変換素子と、該熱電変換素子の対向する1対
の表面に形成された電極とを具備し、該熱電変換素子に
おける電極の形成面と前記劈開面との為す角度が45°
以上、該電極の形成面の表面粗さRaが0.1〜5μm
であるとともに、該電極の厚みが、前記電極の形成面の
最大表面粗さRmaxよりも大きいことを特徴とするもの
である。
Te及びSeのうち少なくとも2種を含むことが好まし
い。これにより、常温付近において良好な冷熱性能が得
られる。
ましい。これにより、電極の良好な密着強度を得ること
ができる。
Pt及びCoのうち少なくとも1種を含むことが好まし
い。これにより、良好な半田濡れ性及び半田成分拡散防
止効果が得られる。
以上であることが好ましい。これにより、電極の剥がれ
に起因する性能劣化及び/又は寿命劣化を防止すること
ができる。
であることが好ましい。このように厚みを設定すること
によって、良好な半田濡れ性及び半田成分拡散防止効果
が得られる。
板と、該支持基板上に複数配列された熱電変換素子と、
該複数の熱電変換素子間を電気的に接続する配線導体
と、前記支持基板上に設けられ、該配線導体と電気的に
連結された外部接続端子とを具備し、前記熱電変換素子
の少なくとも一部が上記の熱電変換素子であることを特
徴とするものである。これによって、性能安定性に優
れ、長寿命の熱電モジュールが実現できる。
を有する熱電変換素子において、まず第一に、熱電変換
素子の対向する1対の面に形成された電極とを具備し、
該電極と前記劈開面との為す角度が45°以上であるこ
とが重要である。
1は、劈開面2を内部に有すると共に、熱電変換素子1
の互いに対向する表面に電極3が設けられた構造からな
り、電極3を形成するための熱電変換素子1の電極形成
面4と、劈開面2とのなす角度θが45°以上であるこ
とが重要である。
被電極面の劈開方向が平行に近くなるため、劈開面2間
の剥がれが発生しやすくなり、電極3の剥がれやクラッ
クが発生しやすくなる。図4に示した熱電変換素子にお
ける角度θは約45°よりも小さいため、劈開面32と
電極形成面34との角度が並行に近づくため、劈開面3
2から剥離が生じ、それに伴って電極33の一部が剥離
する。
するため、電極3と劈開面2との為す角度θは、特に6
0°以上、更には70°以上、より好適には80°以上
が好ましく、略90°であることが最も好適である。図
2は、角度θが略90°の場合である。
面2を有する熱電変換素子1において、電極形成面4の
表面粗さRaが、0.1〜5μmであることが重要であ
る。
面は、図5(a)に示すように、劈開面2で段差45が
生じており、特に切断面は凹凸が激しい。そのため、こ
のように表面粗さの大きな面に電極3を形成しても剥離
が生じやすく、従来のインゴット板では信頼性が低い原
因となっていた。
る電極形成面4の表面粗さRaを0.1〜5μmに制御
することにより、劈開面端部46に形成される段差45
を小さくすることにより、機械的に剥離を生じにくくな
るとともに、電極3の平滑性を維持して半田の濡れ性の
低下を防止することが容易となるため、密着強度を改善
することが可能となる。また、アンカー効果をより向上
して密着強度をさらに高めるため、特に、Raが0.3
〜3μm、更には0.5〜2μmであることが好まし
い。
略90°(略垂直)の場合であるが、この場合にも劈開
による段差が生じており、この段差を小さくする、即ち
Raを0.1〜5μmに制御することが重要である。
面2を有する熱電変換素子1において、電極3の厚みが
最大表面粗さRmaxよりも大きいことが重要である。図
5(a)において、電極厚みが最大表面粗さRmaxより
も小さいと、劈開面端部46のエッジ部が欠けやすくな
るとともに、さらに後工程におけるダイシングで生じる
劈開によって剥離しやすい。
大きくすることによって、劈開面端部46のエッジ部を
保護するとともに、電極厚みによって劈開を防止するこ
とが可能となる。
m、更には3〜20μm、より好適には5〜15μmで
あることが好ましい。このような範囲に電極厚みを設定
することによって、良好な半田濡れ性及び半田成分拡散
防止効果を得ることができ、熱抵抗増大による冷熱性能
の劣化を容易に防止することができる。
Sb、Te、Seのうち少なくとも2種を含むことが好
ましい。このような材料は性能指数に優れ、特に、A2
B3型金属間化合物であることが好ましく、例えばAが
Bi及び/又はSb、BがTe及び/又はSeからなる
半導体結晶であって、組成比B/Aが1.4〜1.6で
あることが、室温における性能指数を高めるために好ま
しい。
2B3型金属間化合物粉末を用いることが好ましい。即
ち、公知であるBi2Te3、Sb2Te3、Bi2Se3の
少なくとも1種であることが好ましく、固溶体としてB
i2Te3とBi2Se3の固溶体であるBi2Te3-xSe
x(x=0.05〜0.25)、又はBi2Te3とSb2
Te3の固溶体であるBixSb2-xTe3(x=0.1〜
0.6)等を例示できる。
るために、不純物をドーパントとして添加することがで
きる。例えば、原料粉末にI、Cl及びBr等のハロゲ
ン元素を含む化合物を含有せしめることにより、N型熱
電変換素子を製造することができる。例えば、AgI粉
末、CuBr粉末、SbI3粉末、SbCl3粉末、Sb
Br3粉末、HgBr2粉末等を単独または複数加えるこ
とにより、金属間化合物半導体中のキャリア濃度を調整
することができ、その結果、性能指数を高めることが可
能となる。上記のハロゲン元素は、効率的な半導体化の
点で、0.01〜5重量%、特に0.05〜4重量%の
割合で含むことが好ましい。
には、キャリア濃度調整のためにTeを添加することが
でき、N型熱電変換素子と同様に、性能指数を高めるこ
とができる。これにより、常温付近において良好な冷熱
性能が得られる。
n、Pt、Coのうち少なくとも1種を含むことが好ま
しい。特に、NiとAuを2層に積層することにより、
Ni層で半田成分の拡散を抑制し、Au層で半田との濡
れを向上させることができるので好ましい。またNi層
は、適宜Ni−B系、Ni−P系を単独又は2層積層し
て、密着性、半田成分拡散防止性を向上させることも有
効である。
0MPa以上、特に12MPa以上、更には14MPa
以上であることが好ましい。ここれにより、電極3の剥
がれに起因する性能劣化及び/又は寿命劣化を防止する
ことができる。
の引っ張り強度で評価をおこなうものであり、その測定
は、電極層を1mm角の大きさに切断し、電極3にリー
ド線を半田付けして引っ張り強度を測定するものであ
る。
ついて説明する。なお、以下記載の製造方法は、一例を
示すものであって、限定するものではない。
って得られるものであり、例えば、単結晶法、溶製法に
よって大きな結晶を得ることができ、また、原料粉末を
一軸プレス成形、テープ成形法、熱間押し出し法等によ
って成形しこれを常圧焼結法、加圧焼結法、ホットプレ
ス焼結法、高温等方圧プレス(HIP)焼結法等の焼結
法、鍛造法等によって焼結体を製造することができる。
以下に、一例として、単結晶法を用いた場合について説
明する。
度99.9%以上、平均粒径1〜100μmの粉末を準
備する。粉末は、Te、Bi、Sb、Seを所定量秤量
し、溶融する。このとき不活性ガスを封入した密閉容器
中で溶融することにより、原料の酸化と成分の揮発によ
る組成変動を抑制することができる。攪拌しながら十分
合金化した後、冷却し、溶製材インゴットを得る。この
ようにして得られたインゴットを粗粉砕し、再度不活性
ガスを封入した密閉容器中で溶融する。
く半導体化するために、不純物をドーパントとして、原
料粉末にI、Cl及びBr等のハロゲン元素を含む化合
物を含有せしめることにより、N型半導体結晶からなる
熱電変換素子を製造することができる。
I3粉末、SbCl3粉末、SbBr 3粉末、HgBr2粉
末等を加えることにより、金属間化合物半導体中のキャ
リア濃度を調整することができ、その結果、性能指数を
高めることが可能となる。上記のハロゲン元素は、効率
的な半導体化の点で、0.01〜5重量%、特に0.0
5〜4重量%の割合で含むことが好ましい。
は、同様にして、まずP型半導体結晶を作製する。P型
半導体結晶中のキャリア濃度調整のためにTeを添加す
ることができ、N型半導体結晶と同様に、性能指数を高
めることができる。
ら徐々に冷却、固化させることにより、一方向に結晶配
向した熱電変換素子を得ることができる。この時、固化
開始端に種結晶を設置することにより、より一方向に配
向した熱電変換素子を得ることができる。
は、所望により水素気流中で熱処理することにより、酸
素を還元することができる。
劈開面2に対し45°以上の角度になるようにスライス
する。スライスは、ワイヤーソー、ホイールソー等の公
知の手法を用いることができる。
形成面4を、表面粗さRaが0.1〜5μmとなるよう
に研磨する。研磨の手法は周知の研磨法を使用すること
ができる。
電界メッキ等のメッキ法、気相法(PVD法やCVD
等)等の公知の手法でNi薄膜を形成して、電極3を形
成する。特に、簡単な設備で、低コストで密着性の高い
薄膜が得られるメッキ法を用いることが好ましい。な
お、半田との濡れ性を向上させるため、Ni上にさらに
Auを積層することもできる。また、電極厚みが最大表
面粗さRmaxよりも大きくなるようにメッキを実施する
ことが重要である。得られたメッキ済みウエハーは、所
望のサイズにダイシングし、熱電モジュールを作製す
る。
面形状を、作製するモジュールに使用するエレメントと
同形状にすると、スライスのみで所望の形状のエレメン
トが得られるため、ダイシングする工程が省略できる。
この場合、熱電変換素子インゴットの表面に、メッキレ
ジスト層を形成した後、スライスし、メッキし、レジス
トを除去して熱電変換素子を得ることができる。
に、支持基板22a、22bの上に配線導体23a、2
3bを形成し、配線導体23aと接続するように支持基
板22a、22bで上記の熱電変換素子25を挟持す
る。この熱電変換素子25は、P型熱電変換素子(25
a)及びN型熱電変換素子(25b)からなり、配線導
体23a、23bによりP、N、P、Nの順に交互に且
つ電気的に直列に接続される。さらに、配線導体23
a、23bは外部接続端子27に接続し、外部から動作
電源を供給する。
御に好適に応用される熱電モジュールを作製することが
でき、これによって、長寿命で、特性が安定性した熱電
モジュールが実現できる。
上のビスマス、テルル、およびセレンをn型としてBi
2Te2.85Se0.15となるように秤量し、これらの混合
粉末をそれぞれパイレックス(登録商標)ガラス管に真
空封入しロッキング炉にて溶融・攪拌後冷却することに
より熱電半導体材料インゴットを作製した。その後スタ
ンプミルを用いて粗粉砕した。その後粗粉砕原料とSb
I3を0.1質量%、HgBr2を0.質量%の割合で再
度パイレックスガラス管に真空封入し、溶融・攪拌後、
一端から徐々に冷却、固化させた。
極形成面の角度θが表1の角度になるようにスライスし
た。このようにして得られたウエハーを無電解メッキ法
にて、表1に示す材質からなる第1電極を表1の厚みに
形成し、その上に0.5μmのAu層からなる第2電極
を形成し、2層からなる電極を作製した。そして、1m
m角にダイシングし、熱電モジュール用の熱電変換素子
とした。
1に示す表面粗さRa、最大表面粗さRmaxを得た。表面
粗さRa、最大表面粗さRmaxは接触式表面粗さ計を用い
て測定した。
鏡(SEM)で測定し、電極の密着強度の測定は、電極
にリード線を半田付けし、リード線を引張りながら電極
を剥離させ、その時に必要な力、及び剥離面積から剥離
強度を測定した。
い、電極の剥離の有無を調べた。この結果を表1に示
す。
は、電極の形成面の表面粗さRaが0.1〜5μmであ
るとともに、電極厚みが電極形成面の最大表面粗さR
maxより大きく、劈開面と電極の角度θが45°以上で
あり、電極の密着強度が10MPa以上で、電極の剥離
は観察されなかった。
範囲外である試料No.1、2、16、17は電極の剥
離強度が10MPaより低く、電極の剥離が観察され
た。
粗さRmaxよりも小さい本発明の範囲外の試料No.1
4、15は、密着強度が6MPa以下と小さく、剥離が
観察された。実施例2 実施例1で用いた試料No.6及び21をそれぞれ23
個を用いて図3に示すような熱電モジュールを作製し
た。得られたモジュールの性能は、△Tmax=72℃
であった。また、比較として、No.1及び16をそれ
ぞれ23個を用い、同様にして図3に示す熱電モジュー
ルを作製した。
℃になるように、熱電モジュールに電圧を印加し、次に
印加した電圧を1分間停止し、さらに電圧を加えるサイ
クルテストを1000回行った。
ト後も正常に機能したが、比較の熱電モジュールは電極
に剥離が生じ、サイクルテストの825回目で冷却が不
能となり、寿命が短かった。
が形成されてなる熱電変換素子を提供することが可能と
なった。
の概略断面図である。
素子の概略断面図である。
(a)はθが45°よりも小さい場合、(b)はθが略
90°の場合である。
Claims (7)
- 【請求項1】劈開面を有する熱電変換素子と、該熱電変
換素子の対向する1対の表面に形成された電極とを具備
し、該熱電変換素子における電極の形成面と前記劈開面
との為す角度が45°以上、該電極の形成面の表面粗さ
Raが0.1〜5μmであるとともに、該電極の厚み
が、前記電極の形成面の最大表面粗さRma xよりも大き
いことを特徴とする熱電変換素子。 - 【請求項2】前記熱電変換素子が、Bi、Sb、Te及
びSeのうち少なくとも2種を含むことを特徴とする請
求項1に記載の熱電変換素子。 - 【請求項3】前記角度が略90°であることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の熱電変換素子。 - 【請求項4】前記電極が、Ni、Au、Sn、Pt及び
Coのうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の熱電変換素子。 - 【請求項5】前記電極の密着強度が、10MPa以上で
あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
の熱電変換素子。 - 【請求項6】前記電極の厚みが、1〜30μmであるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の熱電
変換素子。 - 【請求項7】支持基板と、該支持基板上に複数配列され
た熱電変換素子と、該複数の熱電変換素子間を電気的に
接続する配線導体と、前記支持基板上に設けられ、該配
線導体と電気的に連結された外部接続端子とを具備し、
前記熱電変換素子の少なくとも一部が請求項1乃至6の
いずれかに記載の熱電変換素子であることを特徴とする
熱電モジュール。
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