JP2003300685A - エレベーターの乗場装置 - Google Patents

エレベーターの乗場装置

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JP2003300685A
JP2003300685A JP2002105091A JP2002105091A JP2003300685A JP 2003300685 A JP2003300685 A JP 2003300685A JP 2002105091 A JP2002105091 A JP 2002105091A JP 2002105091 A JP2002105091 A JP 2002105091A JP 2003300685 A JP2003300685 A JP 2003300685A
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信寛 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火炎、煙等による火災災害の拡大防止機構を
備え、少ないスペースに容易に設置できるエレベーター
の乗場装置を得る。 【解決手段】 乗場2の三方枠3の上縁部に閉塞体12
が配置され、常時は巻き取り機構11に巻き取って上昇
位置に配置して乗場2の出入口から撤収する。そして、
乗場2のある建物の階床の火災発生時に、巻き取り機構
11が動作して、閉塞体12が三方枠3と引き戸4の間
を下降し乗場2の出入口を閉塞する。これにより、閉塞
体12による防災区画を乗場2に形成して、閉塞体12
の火災災害拡大防止性能により昇降路1への火炎、煙の
侵入を防ぐ。したがって、火災災害拡大防止機能を有す
るエレベーターの乗場装置を少ないスペースに容易に設
置でき、昇降路1を経由した火炎、煙等による火災災害
の拡大を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の火災時に
昇降路を経由した火炎、煙等の火災災害拡大防止機構が
装備されたエレベーターの乗場装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図10は、従来のエレベーターの
乗場装置を示す図で、図6はエレベーター昇降路の要部
横断平面図、図7は図6の正面図、図8は図7の縦断側
面図、図9は例えば実開平2−65947号公報に示さ
れた出入口の防火区画形成装置の通常時を示す斜視図、
図10は図9の防火区画形成装置における火災時の状況
を示す図である。
【0003】図において、1はエレベーターの昇降路、
2は昇降路1に開口した乗場、3は乗場2出入口の縁部
を形成する三方枠、4は三方枠3の昇降路1側に設けら
れて乗場2出入口を開閉する引き戸、5は乗場2出入口
縁部の昇降路1壁に設けられた乗場釦付乗場位置表示
器、6は乗場2出入口の開口部の床面に対応して設けら
れて引き戸4の下縁部を案内する敷居である。
【0004】また図9及び図10において、7は出入口
開口部、8は戸袋で、出入口開口部7の両側にそれぞれ
引退して設けられた凹所によって形成されている。9は
折り畳み式の防火扉で、二枚が重合されて戸袋8に収納
されて戸袋8の奥側の一枚は一側が出入口開口部7側の
縁部において戸袋8に枢着され、また戸袋8の前側の一
枚は反出入口開口部7側の縁部が奥側の一枚の他側に枢
着されている。
【0005】従来のエレベーターの乗場装置は上記のよ
うに構成され、乗場2の出入口縁部に三方枠3が設けら
れ、また乗場2の出入口が引き戸4によって開閉され
る。そして、防火扉9は常時において図9に示すように
二枚が重合されて戸袋8に収納される。また、火災時に
は防火扉9が駆動機構(図示しない)の作動によって駆
動される。この駆動によって回動変位して戸袋8から突
出して水平投影面においてL字状に展開し、出入口開口
部7の両側にそれぞれ設けられた防火扉9によって、図
10に示すように出入口開口部7を囲んで閉塞する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの乗場装置では、乗場2における出入口の両
側にそれぞれ防火扉9が設けられるため、乗場2に防火
扉9の設置スペース及び展開動作のためのスペースが必
要となる。このため、エレベーターが設けられる建物に
より、また乗場2の広さによって防火扉9の設置が制約
されるという問題点があった。また、乗場2に防火扉9
が通常時においても露出状態に設けられるので美観が損
なわれることなる。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、火炎、煙等の火災災害の拡大防
止機構が設けられた乗場装置であって少ないスペースに
容易に設置できるエレベーターの乗場装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの乗場装置においては、昇降路に開口した乗場の縁
部を形成する三方枠と、この三方枠の昇降路側に設けら
れて乗場を開閉する引き戸と、三方枠の上縁部に設けら
れて回転軸線が水平に配置された巻き取り機構と、火災
災害拡大防止性能を有する可撓性板状材からなり常時は
巻き取り機構に巻き取られて上昇位置に配置され、要時
に三方枠と引き戸の間に下降して乗場の開口部を閉塞す
る閉塞体とが設けられる。
【0009】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、遮炎性能を有する可撓性板状材からな
る閉塞体が設けられる。
【0010】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、遮煙性能を有する可撓性板状材からな
る閉塞体が設けられる。
【0011】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、遮炎性能及び遮煙性能を有する可撓性
板状材からなる閉塞体が設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、三方枠の両側の縦枠にそれぞれ設けら
れて昇降路側に配置され上下方向に沿い三方枠の縦枠に
密着して装着されて、乗場の出入方向に沿う面に閉塞体
の乗場出入口間口方向の縁部が嵌合された案内溝を装備
した案内レールが設けられる。
【0013】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、閉塞体の乗場出入口間口方向の両縁部
にそれぞれ装備され水平横断面においてT字型をなし、
閉塞体が乗場出入口を閉塞した状態でT字の横画が水平
横断面において三方枠と引き戸の間に形成された空隙を
塞ぐ位置に配置されるT字型構造体が設けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーターの乗場
装置においては、引き戸に設けられ水平横断面において
一側が引き戸の戸袋側の端面に重合されて装着され、他
側は引き戸の全閉時に三方枠の反乗場出入口側の側面に
重合され、乗場の出入方向に沿う面に閉塞体の乗場出入
口間口方向の縁部が嵌合された案内溝を装備した閉塞板
が設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ター昇降路の要部横断平面図、図2は図1の正面図、図
3は図2の縦断側面図である。図において、1はエレベ
ーターの昇降路、2は昇降路1に開口した乗場、3は乗
場2の縁部を形成して乗場出入口を構成した三方枠、4
は三方枠3の昇降路1側に設けられて乗場2出入口を開
閉する引き戸、6は乗場2の出入口開口部の床面に対応
して設けられて引き戸4の下縁部を案内する敷居であ
る。
【0016】10は案内レールで、三方枠3の縦枠の昇
降路1側に上下方向に沿って設けられて、三方枠3の縦
枠に密着して配置され乗場2の出入方向に沿う面に案内
溝が設けられている。11は巻き取り機構で、三方枠3
の上縁部に設けられて回転軸線が水平に配置されてい
る。12は閉塞体で、シート状材料、シャッター等であ
って火災災害拡大防止性能、すなわち遮炎性能及び遮煙
性能の少なくとも一方を有する可撓性板状材によって製
作されている。
【0017】また、閉塞体12は乗場出入口間口方向の
両縁部がそれぞれ対応した案内レール10の案内溝に隙
間を形成して嵌合され、乗場出入口間口を覆う幅に製作
されて下端に錘13が装着されて、常時は巻き取り機構
11に巻き取られて上昇位置に配置されている。14は
昇降路1を昇降するかごで、乗場2に対向したときに乗
場出入口に連通する出入口15が設けられている。
【0018】上記のように構成されたエレベーターの乗
場装置において、乗場2の出入口縁部に三方枠3が設け
られ、また乗場2の出入口が引き戸4によって開閉され
る。そして、閉塞体12は常時において図2に示すよう
に巻き取り機構11に巻き取られて上昇位置に配置され
乗場2の出入口から撤収される。そして、乗場2が設け
られた建物の階床に火災が発生すると、図示が省略して
あるが煙感知器が動作することによって巻き取り機構1
1の制動が解除される。
【0019】これによって、閉塞体12が自重及び錘1
3の質量によって案内レール10に案内されて下降して
図3に示すように乗場2の出入口を閉塞する。そして、
閉塞体12による防災区画が乗場2の引き戸4の前に形
成されて、閉塞体12の火災災害拡大防止性能、すなわ
ち遮炎性能、遮煙性能により昇降路1への火炎、煙の侵
入を防ぐことができる。
【0020】また、案内レール10の案内溝に閉塞体1
2の幅方向の縁部が嵌合されるので、乗場2から昇降路
1側への空気の流路が狭くなり乗場2出入口の閉塞性を
向上することができる。なお、閉塞体12を遮炎性能を
有するものとして火災時に昇降路1への火炎の侵入を防
ぎ、また閉塞体12を遮煙性能を有するものとして火災
時に昇降路1への煙の侵入を防ぐ作用を得ることができ
る。
【0021】このような構成によって、火炎、煙等の火
災災害拡大防止機能を有するエレベーターの乗場装置を
少ないスペースに容易に設置でき、エレベーターが設置
された建物の火災時に昇降路1を経由した火炎、煙等に
よる火災災害の拡大を防止することができる。したがっ
て、乗場2のスペースの制約を受けることなく火災災害
拡大防止作用を得ることができ、また通常時において乗
場2に閉塞体12が露出することがなく美観が損なわれ
る不具合を解消することができる。
【0022】実施の形態2.図4は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図4の他は前述の図1〜図3と同様にエレベータ
ーの乗場装置が構成されている。図において、図1〜図
3と同符号は相当部分を示し、16はT字型構造体で、
閉塞体12の乗場出入口間口方向の両縁部にそれぞれ装
備され水平横断面においてT字型をなし、閉塞体12が
乗場出入口を閉塞した状態でT字の横画が図4に示すよ
うに三方枠3と引き戸4の間に形成された空隙を塞ぐ位
置に配置される。
【0023】上記のように構成されたエレベーターの乗
場装置においても、乗場2に三方枠3が設けられ、乗場
2の出入口が引き戸4によって開閉される。そして、閉
塞体12は常時において上昇位置に配置され、建物に火
災が発生すると煙感知器を介して閉塞体12がT字型構
造体16に案内されて下降する。
【0024】これにより、図4に示すように閉塞体12
によって乗場2の出入口を閉塞し、また三方枠3と引き
戸4の空隙がT字型構造体16によって塞がれる。そし
て、閉塞体12による防災区画が乗場2の引き戸4の前
に形成される。したがって、詳細な説明を省略するが図
4の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同
様な作用が得られる。
【0025】実施の形態3.図5も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。
なお、図5の他は前述の図1〜図3と同様にエレベータ
ーの乗場装置が構成されている。図において、図1〜図
3と同符号は相当部分を示し、17は閉塞板で、両方の
引き戸4にそれぞれ設けられ水平横断面において一側が
引き戸4の戸袋側の端面に重合されて装着され、他側は
引き戸4の全閉時に三方枠3の縦枠における反乗場出入
口側の側面に重合される。
【0026】また、閉塞板17には、水平横断面におい
て引き戸4と三方枠3の間に対応して形成されて、乗場
2の出入口幅の外側方向に突出した案内溝18が設けら
れている。そして、閉塞板17の案内溝18に閉塞体1
2の乗場出入口間口方向の両縁部が案内溝17に隙間を
形成して嵌合される。
【0027】上記のように構成されたエレベーターの乗
場装置においても、乗場2に三方枠3が設けられ、乗場
2の出入口が引き戸4によって開閉される。そして、閉
塞体12は常時において上昇位置に配置され、建物に火
災が発生すると煙感知器を介して閉塞体12が閉塞板1
7の案内溝18に案内されて下降する。
【0028】これにより、図5に示すように閉塞体12
によって乗場2の出入口を閉塞し、また三方枠3と引き
戸4の空隙が閉塞板17によって塞がれる。そして、閉
塞体12による防災区画が乗場2の引き戸4の前に形成
される。したがって、詳細な説明を省略するが図5の実
施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作
用が得られる。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、昇降路
に開口した乗場の縁部を形成する三方枠と、この三方枠
の昇降路側に設けられて乗場を開閉する引き戸と、三方
枠の上縁部に設けられて回転軸線が水平に配置された巻
き取り機構と、火災災害拡大防止性能を有する可撓性板
状材からなり常時は巻き取り機構に巻き取られて上昇位
置に配置され、要時に三方枠と引き戸の間に下降して乗
場の開口部を閉塞する閉塞体とを設けたものである。
【0030】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が三方枠と引き
戸の間を下降して乗場の出入口を閉塞する。これによ
り、閉塞体による防災区画が乗場の引き戸の前に形成さ
れて、閉塞体の火災災害拡大防止性能により昇降路への
火炎、煙の侵入を防ぐ。したがって、火炎、煙等の火災
災害拡大防止機能を有するエレベーターの乗場装置を少
ないスペースに容易に設置でき、エレベーターが設置さ
れた建物の火災時に昇降路を経由した火炎、煙等による
火災災害の拡大を防止することができる。このように、
乗場のスペースの制約を受けることなく火災災害拡大防
止機能を有するエレベーターの乗場装置の設置を容易化
する効果がある。また通常時において、乗場に閉塞体が
露出することがなく美観が損なわれる不具合を解消する
効果がある。
【0031】また、この発明は以上説明したように、遮
炎性能を有する可撓性板状材からなる閉塞体を設けたも
のである。
【0032】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が三方枠と引き
戸の間を下降して乗場の出入口を閉塞する。これによ
り、閉塞体による防災区画が乗場の引き戸の前に形成さ
れて、閉塞体の遮炎性能により昇降路への火炎の侵入を
防ぐ。したがって、火炎による火災災害拡大防止機能を
有するエレベーターの乗場装置を少ないスペースに容易
に設置でき、エレベーターが設置された建物の火災時に
昇降路を経由した火炎による火災災害の拡大を防止する
ことができる。このように、乗場のスペースの制約を受
けることなく火災災害拡大防止機能を有するエレベータ
ーの乗場装置の設置を容易化する効果がある。また通常
時において、乗場に閉塞体が露出することがなく美観が
損なわれる不具合を解消する効果がある。
【0033】また、この発明は以上説明したように、遮
煙性能を有する可撓性板状材からなる閉塞体を設けたも
のである。
【0034】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が三方枠と引き
戸の間を下降して乗場の出入口を閉塞する。これによ
り、閉塞体による防災区画が乗場の引き戸の前に形成さ
れて、閉塞体の遮煙性能により昇降路への煙の侵入を防
ぐ。したがって、煙による火災災害拡大防止機能を有す
るエレベーターの乗場装置を少ないスペースに容易に設
置でき、エレベーターが設置された建物の火災時に昇降
路を経由した煙による火災災害の拡大を防止することが
できる。このように、乗場のスペースの制約を受けるこ
となく火災災害拡大防止機能を有するエレベーターの乗
場装置の設置を容易化する効果がある。また通常時にお
いて、乗場に閉塞体が露出することがなく美観が損なわ
れる不具合を解消する効果がある。
【0035】また、この発明は以上説明したように、遮
炎性能及び遮煙性能を有する可撓性板状材からなる閉塞
体を設けたものである。
【0036】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が三方枠と引き
戸の間を下降して乗場の出入口を閉塞する。これによ
り、閉塞体による防災区画が乗場の引き戸の前に形成さ
れて、閉塞体の火災災害拡大防止性能により昇降路への
火炎及び煙の侵入を防ぐ。したがって、火炎及び煙の火
災災害拡大防止機能を有するエレベーターの乗場装置を
少ないスペースに容易に設置でき、エレベーターが設置
された建物の火災時に昇降路を経由した火炎及び煙によ
る火災災害の拡大を防止することができる。このよう
に、乗場のスペースの制約を受けることなく火災災害拡
大防止機能を有するエレベーターの乗場装置の設置を容
易化する効果がある。また通常時において、乗場に閉塞
体が露出することがなく美観が損なわれる不具合を解消
する効果がある。
【0037】また、この発明は以上説明したように、三
方枠の両側の縦枠にそれぞれ設けられて昇降路側に配置
され上下方向に沿い縦枠に密着して装着されて、乗場の
出入方向に沿う面に閉塞体の乗場出入口間口方向の縁部
が嵌合された案内溝を装備した案内レールを設けたもの
である。
【0038】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が案内レールに
案内されて三方枠と引き戸の間を下降して乗場の出入口
を閉塞する。これにより、幅方向縁部が案内レールの案
内溝に嵌合した閉塞体による閉塞性の高い防災区画が乗
場の引き戸の前に形成されて、閉塞体の火災災害拡大防
止性能により昇降路への火炎、煙の侵入を防ぐ。したが
って、火炎、煙等の火災災害拡大防止機能を有するエレ
ベーターの乗場装置を少ないスペースに容易に設置で
き、エレベーターが設置された建物の火災時に昇降路を
経由した火炎、煙等による火災災害の拡大を防止するこ
とができる。このように、乗場のスペースの制約を受け
ることなく火災災害拡大防止機能を有するエレベーター
の乗場装置の設置を容易化する効果がある。また通常時
において、乗場に閉塞体が露出することがなく美観が損
なわれる不具合を解消する効果がある。
【0039】また、この発明は以上説明したように、閉
塞体の乗場出入口間口方向の両縁部にそれぞれ装備され
水平横断面においてT字型をなし、閉塞体が乗場出入口
を閉塞した状態でT字の横画が水平横断面において三方
枠と引き戸の間に形成された空隙を塞ぐ位置に配置され
るT字型構造体を設けたものである。
【0040】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が三方枠と引き
戸の間を下降してT字型構造体により三方枠と引き戸の
間の空隙を塞ぎ乗場の出入口を閉塞する。これにより、
T字型構造体を有する閉塞体による閉塞性の高い防災区
画が乗場の引き戸の前に形成されて、閉塞体の火災災害
拡大防止性能により昇降路への火炎、煙の侵入を防ぐ。
したがって、火炎、煙等の火災災害拡大防止機能を有す
るエレベーターの乗場装置を少ないスペースに容易に設
置でき、エレベーターが設置された建物の火災時に昇降
路を経由した火炎、煙等による火災災害の拡大を防止す
ることができる。このように、乗場のスペースの制約を
受けることなく火災災害拡大防止機能を有するエレベー
ターの乗場装置の設置を容易化する効果がある。また通
常時において、乗場に閉塞体が露出することがなく美観
が損なわれる不具合を解消する効果がある。
【0041】また、この発明は以上説明したように、引
き戸に設けられ水平横断面において一側が引き戸の戸袋
側の端面に重合されて装着され、他側は引き戸の全閉時
に三方枠の反乗場出入口側の側面に重合され、乗場の出
入方向に沿う面に閉塞体の乗場出入口間口方向の縁部が
嵌合された案内溝を装備した閉塞板を設けたものであ
る。
【0042】これによって、三方枠の上縁部に閉塞体が
設けられて常時において巻き取り機構に巻き取られて上
昇位置に配置されて乗場の出入口から撤収され、乗場が
設けられた建物の階床に火災が発生すると、巻き取り機
構の制動が解除される。そして、閉塞体が閉塞板の案内
溝に案内されて下降して閉塞板による閉塞作用とも相俟
って、閉塞体が三方枠と引き戸の間の空隙を塞ぎ乗場の
出入口を閉塞する。これにより、閉塞板及び閉塞体によ
る閉塞性の高い防災区画が乗場の引き戸の前に形成され
て、閉塞体の火災災害拡大防止性能により昇降路への火
炎、煙の侵入を防ぐ。したがって、火炎、煙等の火災災
害拡大防止機能を有するエレベーターの乗場装置を少な
いスペースに容易に設置でき、エレベーターが設置され
た建物の火災時に昇降路を経由した火炎、煙等による火
災災害の拡大を防止することができる。このように、乗
場のスペースの制約を受けることなく火災災害拡大防止
機能を有するエレベーターの乗場装置の設置を容易化す
る効果がある。また通常時において、乗場に閉塞体が露
出することがなく美観が損なわれる不具合を解消する効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーター昇降路の要部横断平面図。
【図2】 図1の正面図。
【図3】 図2の縦断側面図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、図1相
当図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す図で、図1相
当図。
【図6】 従来のエレベーターの乗場装置を示す図で、
エレベーター昇降路の要部横断平面図。
【図7】 図6の正面図。
【図8】 図7の縦断側面図。
【図9】 図6のエレベーターの乗場装置に設けられた
出入口の防火区画形成装置の通常時を示す斜視図。
【図10】 図9の防火区画形成装置における火災時の
状況を示す図。
【符号の説明】
1 昇降路、 2 乗場、 3 三方枠、 4
引き戸、 10 案内レール、 11 巻き取り機
構、 12 閉塞体、 16 T字型構造体、
17 閉塞板、 18 案内溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花島 真人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F307 BA07 CD21 CD31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に開口した乗場の縁部を形成する
    三方枠と、この三方枠の上記昇降路側に設けられて上記
    乗場を開閉する引き戸と、上記三方枠の上縁部に設けら
    れて回転軸線が水平に配置された巻き取り機構と、火災
    災害拡大防止性能を有する可撓性板状材からなり常時は
    上記巻き取り機構に巻き取られて上昇位置に配置され、
    要時に上記三方枠と引き戸の間に下降して上記乗場の開
    口部を閉塞する閉塞体とを備えたエレベーターの乗場装
    置。
  2. 【請求項2】 閉塞体を、遮炎性能を有する可撓性板状
    材からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の
    エレベーターの乗場装置。
  3. 【請求項3】 閉塞体を、遮煙性能を有する可撓性板状
    材からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の
    エレベーターの乗場装置。
  4. 【請求項4】 閉塞体を、遮炎性能及び遮煙性能を有す
    る可撓性板状材からなるものとしたことを特徴とする請
    求項1記載のエレベーターの乗場装置。
  5. 【請求項5】 三方枠の両側の縦枠にそれぞれ設けられ
    て昇降路側に配置され上下方向に沿い上記縦枠に密着し
    て装着されて、乗場の出入方向に沿う面に閉塞体の乗場
    出入口間口方向の縁部が嵌合された案内溝を装備した案
    内レールを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれか一つに記載のエレベーターの乗場装置。
  6. 【請求項6】 閉塞体の乗場出入口間口方向の両縁部に
    それぞれ装備され水平横断面においてT字型をなし、上
    記閉塞体が上記乗場出入口を閉塞した状態でT字の横画
    が水平横断面において三方枠と引き戸の間に形成された
    空隙を塞ぐ位置に配置されるT字型構造体を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載
    のエレベーターの乗場装置。
  7. 【請求項7】 引き戸に設けられ水平横断面において一
    側が上記引き戸の戸袋側の端面に重合されて装着され、
    他側は上記引き戸の全閉時に三方枠の反乗場出入口側の
    側面に重合され、乗場の出入方向に沿う面に閉塞体の乗
    場出入口間口方向の縁部が嵌合された案内溝を装備した
    閉塞板を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の
    いずれか一つに記載のエレベーターの乗場装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104627857A (zh) * 2015-02-16 2015-05-20 哈尔滨工程大学 主动式波浪补偿实验装置

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