JP2003299487A - 操作された組換え部位を使用する組換えクローニング - Google Patents

操作された組換え部位を使用する組換えクローニング

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    • C12N15/64General methods for preparing the vector, for introducing it into the cell or for selecting the vector-containing host
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    • C12N15/66General methods for inserting a gene into a vector to form a recombinant vector using cleavage and ligation; Use of non-functional linkers or adaptors, e.g. linkers containing the sequence for a restriction endonuclease

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インビトロおよびインビボにおいて、DN
A、ベクターおよび方法を使用する方法を用いて、所望
の特性および/あるいはDNAセグメントを有するキメ
ラDNA分子を提供することにある。 【解決手段】 第1のDNAセグメントおよび第2のD
NAセグメントを含むベクタードナーDNA分子であっ
て、該第1のDNAセグメントまたは該第2のDNAセ
グメントは少なくとも1つの選択マーカーを含み、ここ
で該第1のセグメントおよび該第2のセグメントは、
(i) 環状ベクタードナーにおいては、第1の組換え
部位および第2の組換え部位により、または(ii)
直鎖状ベクタードナーにおいては、少なくとも第1の組
換え部位により、のいずれかで分離され、ここで隣接す
る組換え部位の各々の対が操作され、そして互いに組換
えない、ベクタードナーDNA分子を提供することによ
って、課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組換えDNA技術
に関する。操作された組換え部位を有するDNAおよび
ベクターが、組換えタンパク質を用いるDNAセグメン
トの効率的かつ特異的な組換えを可能にする組換えクロ
ーニング方法における使用のために提供される。このD
NA、ベクターおよび方法は、インビトロまたはインビ
ボにおける、DNAのサブクローニングのような種々の
DNA交換のために有用である。
【0002】
【従来の技術】(関連技術)部位特異的リコンビナー
ゼ。部位特異的リコンビナーゼは、いくつかのウイルス
および細菌において存在する酵素であり、そしてエンド
ヌクレアーゼ特性およびリガーゼ特性の両方を有すると
特徴付けられている。これらのリコンビナーゼは(いく
つかの場合においては会合タンパク質とともに)、DN
A中の特異的塩基の配列を認識し、そしてそれらのセグ
メントに隣接するDNAセグメントを交換する。リコン
ビナーゼおよび会合タンパク質は、集合的に「組換えタ
ンパク質」といわれる(例えば、Landy, A.,
Current Opinion in Biote
chnology 3:699−707 (1993)
を参照のこと)。
【0003】種々の生物由来の多数の組換え系が記載さ
れている。例えば、Hoessら、Nucleic A
cids Research 14(6):2287
(1986); Abremskiら、J. Bio
l. Chem. 261(1):391 (198
6); Campbell, J. Bacterio
l. 174(23):7495 (1992); Q
ianら、J. Biol. Chem. 267(1
1):7794 (1992); Arakiら、J.
Mol. Biol. 225(1):25 (19
92); MaeserおよびKahnmann (1
991) Mol. Gen. Genet. 23
0:170−176。
【0004】これらの多くは、リコンビナーゼのインテ
グラーゼファミリーに属する(Argosら、EMBO
J. 5:433−440 (1986))。おそら
く、これらの中で最も十分に研究されたのは、バクテリ
オファージλ由来のインテグラーゼ/att系(Lan
dy. A. Current Opinionsin
Genetics and Devel. 3:69
9−707 (1993))、バクテリオファージP1
由来のCre/loxP系(HoessおよびAbre
mski (1990) Nucleic Acids
and Molecular Biology、第4
巻、EcksteinおよびLilley編、Berl
in−Heidelberg: Springer−V
erlag; 90−109頁)、およびSaccha
romyces serevisiae2μ環状プラス
ミド由来のFLP/FRT系(Broachら、Cel
l 29:227−234 (1982))である。
【0005】これらの組換え系は特定の生物について特
徴付けられたが、関連技術は、インビボにおける組換え
について、組換え部位により隣接される組換えDNAを
用いて教示されたのみである。
【0006】Backman(米国特許第4,673,
640号)は、野生型組換え部位attBおよびatt
Pを用いる酵素的部位特異的組換えによりDNAセグメ
ントを産生するタンパク質を組み換えるためのλリコン
ビナーゼのインビボにおける使用を開示する。
【0007】HasanおよびSzybalski(G
ene 56:145−151 (1987))は、プ
ロモーターに隣接する野生型attP部位とattB部
位との間の分子内組換えのためのインビボにおけるλI
ntリコンビナーゼの使用を開示する。これらの部位の
方向は互いに関して逆であるので、これは目的の遺伝子
に対して不可逆的なプロモーター領域のフリッピング
(flipping)を引き起こす。
【0008】Palazzoloら、Gene 88:
25−36 (1990)は、クローン化されるDNA
配列の外側および野生型loxP部位間に配置された制
限部位を含有するバクテリオファージλアームを有する
ファージλベクターを開示する。これらのファージベク
ターでの、Creリコンビナーゼを発現するE. co
li細胞の感染は、loxP部位間での組換えおよびプ
ラスミドレプリコン(クローン化cDNAを含む)のイ
ンビボ切り出しを生じる。
【0009】Posfaiら(Nucl. Acids
Res. 22:2392−2398 (199
4))は、ゲノムDNA中へ、2つの野生型FRT認識
配列により隣接される選択マーカーを有する部分的発現
ベクターを挿入するための方法を開示する。細胞中に存
在するFLP部位特異的リコンビナーゼが、ベクターを
ゲノム中に所定の部位において組み込むために使用され
る。レプリコンが機能的である条件下において、このク
ローン化ゲノムDNAは増幅され得る。
【0010】Bebeeら(米国特許第5,434,0
66号)は、2つのloxP部位を含むDNAのための
Creのような部位特異的リコンビナーゼの使用が部位
間のインビボ組換えのために使用されることを開示す
る。
【0011】Boyd(Nucl. Acids Re
s. 21:817−821 (1993))は、E.
coli宿主細胞中に存在するCre部位特異的リコ
ンビナーゼにより作用される野生型loxP部位を含有
する脱リン酸化されたベクターの分子間連結を促進する
条件を用いて平滑末端DNAのクローニングを容易にす
る方法を開示する。
【0012】Waterhouseら(PCT第93/
19172号およびNucleicAcids Re
s. 21(9):2265 (1993))は、特定
の抗体のL鎖およびH鎖がloxPおよびloxP 5
11部位の間で異なるファージベクター中にクローン化
され、そしてそれを使用して新たなE. coli細胞
を形質転換するインビボ方法を開示する。Cre(宿主
細胞において2つの親分子(1つはプラスミド、1つは
ファージ)に作用する)は4つの産物を平衡して産生し
た:2つの異なるコインテグレート(cointegr
ate)(loxP部位またはloxP 511部位の
いずれかにおける組換えにより産生される)、および2
つの娘分子(その1つが所望された産物であった)。
【0013】他の関連技術とは対照的に、Schlak
eおよびBobe(Biochemistry 33:
12746−12751 (1994))は、各々が野
生型およびスペーサー変異されたFRT組換え部位によ
り隣接される、規定された染色体位置において発現カセ
ットを交換するためのインビボ方法を開示する。二重交
換交叉(double−reciprocal cro
ssover)が部位特異的組換えのためにこのFLP
/FRT系を用いることにより培養哺乳動物細胞におい
て媒介された。
【0014】トランスポゼース。酵素トランスポゼース
のファミリーもまた、レプリコン間で遺伝子情報を移動
するために使用されている。トランスポゾンは構造的に
可変性であるが(単純(simple)または複合(c
ompound)と記載される)、代表的には逆方向に
構成されるDNA配列により隣接されるリコンビナーゼ
遺伝子をコードする。トランスポゾンの組み込みは、ラ
ンダムであり得るかまたは高度に特異的であり得る。T
n7(これは高度に部位特異的である)のような代表物
が、レプリコン間のDNAセグメントのインビボにおけ
る移動に適用された(Lucklowら、J. Vio
l. 67:4566−4579 (1993))。
【0015】DevineおよびBoeke Nuc
l. Acids Res. 22:3765−377
2 (1994)は、DNAセグメントのインビトロに
おけるレシピエントDNA分子中への挿入のための人工
トランスポゾンの構築を開示する。この系は、酵母TY
1ウイルス様粒子のインテグラーゼを利用する。目的の
DNAセグメントは、標準的な方法を用いて、トランス
ポゾン様エレメントTY1の末端間にクローン化され
る。TY1インテグラーゼの存在下において、生じるエ
レメントは第2の標的DNA分子中へランダムに組み込
まれる。
【0016】DNAクローニング。DNAセグメントの
クローニングは、現在、多数の研究所における日常的な
慣例として、そして多数の遺伝子解析における事前に必
要な工程として生じている。しかし、これらのクローニ
ングの目的は多様であり、2つの一般的な目的は以下に
ように考えられ得る:(1) 大きなDNAまたはRN
Aセグメント(染色体、YAC、PCRフラグメント、
mRNAなど)からのDNAの最初のクローニング(p
UC、pGem、pBlueScriptのような比較
的少ない公知のベクターにおいて実施される)、および
(2) これらのDNAセグメントの特殊化されたベク
ター中への機能的分析のためのサブクローニング。多量
の時間および努力が、DNAセグメントの最初のクロー
ニングにおいて、およびDNAセグメントの最初のクロ
ーニングベクターからより特殊化されたベクターへの移
動においての両方で費やされている。この移動なサブク
ローニングと呼ばれる。
【0017】クローニングのための基本的な方法は長年
知られており、そしてその時間でほとんど変化していな
い。代表的なクローニングプロトコルは以下とおりであ
る: (1) 目的のDNAを1つまたは2つの制限酵素で消
化し; (2) 既知の場合目的のDNAセグメントをゲル精製
し; (3) 適切な制限酵素での切断、アルカリホスファタ
ーゼでの処理、ゲル精製など(適切なように)によりベ
クターを調製し; (4) 未切断および自己連結されたベクターのバック
グラウンドを概算するための適切なコントロールを有し
て、DNAセグメントをベクターに連結し; (5) 生じるベクターをE. coli宿主細胞中に
導入し; (6) 選択されたコロニーをひろい、そして小培養物
を一晩増殖させ; (7) DNAミニプレップを作製し;そして (8) アガロースゲルで(しばしば診断的制限酵素消
化の後)またはPCRにより、単離されたプラスミドを
分析する。
【0018】DNAセグメントをサブクローニングする
ために使用される特殊化されたベクターは、機能的に多
様である。これらは、以下を包含するがこれらに限定さ
れない:種々の生物において遺伝子を発現させるため
の;遺伝子発現を調節するための;タンパク質精製を補
助するためのまたは細胞におけるタンパク質の追跡を可
能にするためのタグを提供するための;クローン化され
たDNAセグメントを改変するための(例えば、欠失の
生成);プローブの合成のための(例えば、リボプロー
ブ);DNA配列決定のためのテンプレートの調製のた
めの;タンパク質コード領域の同定のための;種々のタ
ンパク質コード領域の融合のための;多量の目的のDN
Aを提供するための、などのベクター。特定の研究が、
目的のDNAセグメントをいくつかの異なる特殊化され
たベクター中へサブクローニングする工程を包含するこ
とは一般的である。
【0019】当該分野において公知であるように、単純
なサブクローニングは1日で実施され得る(例えば、D
NAセグメントは大きくなく、そして制限部位がサブク
ローニングベクターの制限部位と適合性である)。しか
し、他の多くのサブクローニング(特に、未知の配列、
長いフラグメント、毒性遺伝子、制限部位の不適切な配
置、高いバックグラウンド、不純な酵素などを含むサブ
クローニング)は、数週間かかり得る。従って、DNA
フラグメントのサブクローニングは、しばしば、可能な
限り少ない回数で実施されるべき面倒な仕事であるとみ
なされる。
【0020】DNAセグメントのクローニングを容易に
するいくつかの方法が、例えば以下の参考文献における
ように記載されている。
【0021】Ferguson, J.ら、Gene
16:191 (1981)は、酵母DNAのフラグメ
ントのサブクローニングのためのベクターのファミリー
を開示する。このベクターは、カナマイシン耐性をコー
ドする。より長い酵母DNAセグメントのクローンが部
分的に消化され得、そしてサブクローニングベクター中
に連結され得る。もとのクローニングベクターがアンピ
シリンに対する耐性を有する場合には、形質転換の前に
精製は必要ではない。なぜなら、選択はカナマイシンに
ついてであるからである。
【0022】Hashimoto−Gotoh, T.
ら、Gene 41:125 (1986)は、ストレ
プトマイシン感受性遺伝子内のユニークなクローニング
部位を有するサブクローニングベクターを開示し;スト
レプトマイシン耐性宿主において、優勢感受性遺伝子に
おける挿入または欠失を有するプラスミドのみが、スト
レプトマイシン選択を生き残る。
【0023】従って、制限酵素およびリガーゼを用いる
伝統的なサブクローニング方法は、時間がかかり、そし
て比較的信頼できない。かなりの労働が費やされ、そし
て2日以上後に所望のサブクローンが候補プラスミドの
中で見出され得なければ、次いで、全体のプロセスが計
画される別の条件で繰り返されなければならない。部位
特異的リコンビナーゼがDNAをインビボにおいて組換
えるために使用されたが、インビトロにおけるこのよう
な酵素の成功する使用は、いくつかの問題を抱えると予
想された。例えば、部位特異性および効率は、インビト
ロにおいて異なると予想され;トポロジー的に連結され
た産物が予想され;そしてDNA基質および組換えタン
パク質のトポロジーがインビトロにおいて顕著に異なる
と予想された(例えば、Adamsら、J. Mol.
Biol. 226:661−73 (1992)を
参照のこと)。インビボにおいて長時間続き得る反応
は、酵素が不活性になる前にインビトロにおいて顕著に
短い時間で生じると予想された。複数のDNA組換え産
物が使用される生物学的宿主において予想され、サブク
ローニングの不満足な信頼性、特異性または効率を生じ
た。インビトロ組換え反応は、所望のレベルの産物を生
じるに十分に効率的であるとは予想されなかった。
【0024】従って、制限酵素およびリガーゼの公知の
使用を超えて利点を提供する別のサブクローニング系を
提供する長い間感じられていた必要が存在する。
【0025】(発明の要旨)本発明は、インビトロまた
はインビボにおいて、組換えタンパク質および操作され
た組換え部位を用いる、キメラ核酸を得るための、核
酸、ベクターおよび方法を提供する。これらの方法は、
関連する背景技術において開示または示唆される方法よ
り、高度に特異的であり、迅速でありかつ労働集約的で
ない。本発明の改善された特異性、スピードおよび収率
は、任意の関連する目的のために有用なDNAまたはR
NAのサブクローニング、調節または交換を容易にす
る。このような目的は、DNAセグメントのインビトロ
における組換えおよび転写される、複製される、単離さ
れるまたはゲノムのDNAまたはRNAの、インビトロ
またはインビボにおける挿入または改変を包含する。
【0026】本発明は、少なくとも1つの操作された組
換え部位および少なくとも1つの組換えタンパク質を用
いて、所望の特性(単数または複数)および/あるいは
DNAセグメント(単数または複数)を有するキメラD
NA分子を提供する、DNAのセグメントを移動または
交換するための、核酸、ベクターおよび方法に関する。
一般に、1つ以上の親DNA分子が組換えられて、1つ
以上の娘分子を与え、その少なくとも1つが所望の産物
DNAセグメントまたはベクターである。従って、本発
明は、交換をもたらすための、ならびに/または1つ以
上の所望の産物を選択するための、DNA、RNA、ベ
クターおよび方法に関する。
【0027】本発明の1つの実施態様は、キメラDNA
の作製方法に関し、この方法は以下の工程を包含する (a) インビトロまたはインビボにおいて (i) 第1の組換え部位および第2の組換え部位によ
り隣接される所望のDNAセグメントを含む、インサー
トドナーDNA分子、ここで第1および第2の組換え部
位は互いに組換えない; (ii) 第3の組換え部位および第4の組換え部位を
含むベクタードナーDNA分子、ここで、第3および第
4の組換え部位は互いに組換えない; (iii) 第1および第3の組換え部位ならびに/ま
たは第2および第4の組換え部位を組換え得る1つ以上
の部位特異的組換えタンパク質; を組み合わせ; それにより、組換えを生じさせ、その結果少なくとも1
つのコインテグレートDNA分子、上記所望のDNAセ
グメントを含む少なくとも1つの所望の産物DNA分
子、および任意に副産物DNA分子を産生する工程;お
よび、次いで、任意に、 (b) 産物または副産物DNA分子について選択する
工程。
【0028】本発明の別の実施態様は、少なくとも1つ
の容器(container)をその中に受けるまたは
保持するように区画化されたキャリア(carrie
r)または入れ物(receptacle)を含むキッ
トに関し、ここで、第1の容器は、本明細書に記載のよ
うに、クローニング部位または選択マーカーに隣接する
少なくとも2つの組換え部位を有するベクターを含むD
NA分子を含む。キットは任意に、以下を含む: (i) その一方もしくは両方が1つ以上の操作された
組換え部位により隣接される、サブクローニングベクタ
ーおよび/または選択マーカーを含むベクタードナープ
ラスミドを含む第2の容器;ならびに/あるいは (ii) 少なくとも1つの上記組換え部位を認識し、
そして組換え得る、少なくとも1つの組換えタンパク質
を含む第3の容器。
【0029】他の実施態様は、本発明の方法において有
用なDNAおよびベクターを包含する。特に、ベクター
ドナー分子が1つの実施態様において提供され、ここで
ベクタードナー内のDNAセグメントが、(i) 環状
ベクタードナーにおいて、少なくとも2つの組換え部位
において、または(ii) 直鎖状ベクタードナーにお
いて、少なくとも1つの組換え部位において、のいずれ
かにより分離され、ここで、組換え部位は、好ましく
は、組換えの特異性または効率を増強するように操作さ
れる。
【0030】1つのベクタードナーの実施態様は、第1
のDNAセグメントおよび第2のDNAセグメントを含
み、第1または第2のセグメントは選択マーカーを含
む。第2のベクタードナーの実施態様は、第1のDNA
セグメントおよび第2のDNAセグメントを含み、第1
または第2のDNAセグメントは、毒性遺伝子を含む。
第3のベクタードナーの実施態様は、第1のDNAセグ
メントおよび第2のDNAセグメントを含み、第1また
は第2のDNAセグメントは、少なくとも1つの選択マ
ーカーの不活性フラグメントを含み、ここで選択マーカ
ーの不活性フラグメントは、第1または第2の組換え部
位を少なくとも1つの選択マーカーの別の不活性フラグ
メントをわたって組み換えられる場合に機能的な選択マ
ーカーを再構成し得る。
【0031】本発明の組換えクローニング方法は、以前
のインビボ方法を超えていくつかの利点を有する。組換
え産物の単一の分子が生物学的宿主中へ導入され得、他
のDNA分子(例えば、出発分子、中間体、および副産
物)の非存在下における所望の産物DNAの増殖が、よ
り容易に実現される。反応条件は、酵素活性を最適化す
るように自由に調整され得る。DNA分子は、所望の生
物学的宿主に非適合性であり得(例えば、YAC、ゲノ
ムDNAなど)、使用され得る。多様な供給源由来の組
換えタンパク質が、一緒にまたは逐次的に用いられ得
る。
【0032】他の実施態様は、当該分野において公知で
あることと組み合わせて本明細書に含まれる教示から当
業者に明らかである。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】インビトロおよびイン
ビボにおいて、DNA、ベクターおよび方法を使用する
方法を用いて、所望の特性(単数または複数)および/
あるいはDNAセグメント(単数または複数)を有する
キメラDNA分子を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】インビトロおよびインビ
ボにおいて、DNA、ベクターおよび方法を使用する本
件発明の方法を用いて、所望の特性(単数または複数)
および/あるいはDNAセグメント(単数または複数)
を有するキメラDNA分子を提供する。
【0035】従って、本発明は以下を提供する。 1.第1のDNAセグメントおよび第2のDNAセグメ
ントを含むベクタードナーDNA分子であって、該第1
のDNAセグメントまたは該第2のDNAセグメントは
少なくとも1つの選択マーカーを含み、ここで該第1の
セグメントおよび該第2のセグメントは、(i) 環状
ベクタードナーにおいては、第1の組換え部位および第
2の組換え部位により、または(ii) 直鎖状ベクタ
ードナーにおいては、少なくとも第1の組換え部位によ
り、のいずれかで分離され、ここで隣接する組換え部位
の各々の対が操作され、そして互いに組換えない、ベク
タードナーDNA分子。2.前記選択マーカーが以下: (i) そうでなければ毒性の化合物に対する耐性を提
供する産物をコードするDNAセグメント; (ii) そうでなければレシピエント細胞において欠
如している産物をコードするDNAセグメント; (iii) 遺伝子産物の活性を抑制する産物をコード
するDNAセグメント; (iv) 容易に同定され得る産物をコードするDNA
セグメント; (v) 細胞の生存および/または機能に有害である産
物をコードするDNAセグメント; (vi) 該(i)〜(v)のDNAセグメントのいず
れかの活性を阻害するDNAセグメント; (vii) 基質を修飾する産物に結合するDNAセグ
メント; (viii) 所望の分子の単離を提供するDNAセグ
メント; (ix) そうでなければ非機能性であり得る特異的ヌ
クレオチド配列をコードするDNAセグメント;および (x) 存在しない場合、直接的または間接的に、特定
の化合物に対する感受性を与えるDNAセグメント、か
らなる群より選択される少なくとも1つのDNAセグメ
ントである、項目1に記載のベクタードナーDNA分
子。 3.前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺伝子、tRN
A遺伝子、栄養要求マーカー、毒性遺伝子、表現型マー
カー、アンチセンスオリゴヌクレオチド;制限エンドヌ
クレアーゼ;制限エンドヌクレアーゼ切断部位、酵素切
断部位、タンパク質結合部位;およびPCRプライマー
に相補的な配列、からなる群より選択される少なくとも
1つである、項目2に記載のベクタードナーDNA分
子。 4.前記選択マーカーが少なくとも1つの選択マーカー
の不活性フラグメントを含み、ここで該不活性フラグメ
ントが前記第1の組換え部位または前記第2の組換え部
位と、別の選択マーカーの不活性フラグメントを含むさ
らなるDNAセグメントとにわたって組換えられる場合
に、機能性の選択マーカーを再構成し得る、項目1に記
載のベクタードナーDNA分子。 5.第1の組換え部位および第2の組換え部位により隣
接される所望のDNAセグメントを含むインサートドナ
ーDNA分子であって、該第1の組換え部位および該第
2の組換え部位は操作され、そして互いに組換えない、
インサートドナーDNA分子。 6.前記所望のDNAセグメントが、クローニング部
位、制限部位、プロモーター、オペロン、複製起点、機
能性DNA、アンチセンスRNA、PCRフラグメン
ト、タンパク質またはタンパク質フラグメント、からな
る群より選択される少なくとも1つをコードする、項目
5に記載のインサートドナーDNA分子。 7.1つの区画でその中に厳重な封じ込めで収容するよ
うに区画化された容器を含むキットであって、ここで第
1の区画は第1のDNAセグメントおよび第2のDNA
セグメントを含むベクタードナーDNA分子を含み、該
第1のDNAセグメントまたは該第2のDNAセグメン
トは少なくとも1つの選択マーカーを含み、ここで該第
1のセグメントおよび該第2のセグメントは、(i)
環状ベクタードナードナーにおいては、第1の組換え部
位および第2の組換え部位、または(ii) 直鎖状ベ
クタードナーにおいては、第1の組換え部位、のいずれ
かにより隣接され、ここで隣接する組換え部位の各々の
対が操作され、そして互いに組換えない、キット。 8.第1の組換え部位および第2の組換え部位により隣
接される所望のDNAセグメントを含むインサートドナ
ーDNA分子を含む第2の区画をさらに含み、ここで該
第1の組換え部位および該第2の組換え部位が操作さ
れ、そして互いに組換えない、項目7に記載のキット。 9.少なくとも1つの前記組換え部位を含むDNAセグ
メントを組換え得る少なくとも1つの組換えタンパク質
を含むさらなる区画をさらに含む、項目7に記載のキッ
ト。 10.選択マーカーまたは所望のDNAセグメントに隣
接する少なくとも2つの組換え部位を有する少なくとも
1つのDNAセグメントを含む核酸分子であって、ここ
で少なくとも1つの該組換え部位がコインテグレートD
NAまたは産物DNAの形成においてインビトロで組換
えを増強する少なくとも1つの操作された変異を有する
コア領域を含む、核酸分子。 11.前記変異が少なくとも1つの前記組換えの増強を
与え、該増強が実質的に、(i) 切り出し組換えの優
先;(ii) 組み込み組換えの優先;(iii) 宿
主因子の要求の軽減;(iv) 前記コインテグレート
DNAまたは産物DNA形成の効率の増加;(v) 前
記コインテグレートDNAまたは産物DNA形成の特異
性の増加からなる群より選択され;そして該産物DNA
に対する所望の特性に貢献する、項目10に記載の核酸
分子。 12.前記組換え部位が、attB、attP、att
LおよびattRからなる群より選択される少なくとも
1つの組換え部位に由来する、項目10に記載の核酸分
子。 13.前記att部位が、att1、att2およびa
tt3からなる群より選択される、項目12に記載の核
酸分子。 14.前記コア領域が以下:
【0036】
【化1】 からなる群より選択されるDNA配列、および対応する
または相補的なDNAまたはRNA配列、を含み、ここ
でR=AまたはG;K=GまたはT/U;Y=Cまたは
T/U;W=AまたはT/U;N=AまたはCまたはG
またはT/U;S=CまたはG;およびB=CまたはG
またはT/Uである、項目10に記載の核酸分子。 15.前記コア領域が以下:
【0037】
【化2】 からなる群より選択されるDNA配列、および対応する
または相補的なDNAまたはRNA配列、を含む、項目
14に記載の核酸分子。 16.核酸分子を作製するための方法であって、配列番
号1〜16の少なくとも1つに少なくとも90%の相同
性を有する少なくとも1つのDNA配列を含む少なくと
も1つの操作された組換え部位を有する核酸分子を提供
する工程を包含する、方法。 17.項目16に記載の方法により提供される核酸分
子。 18.項目10に記載の核酸分子を含む組成物。 19.少なくとも1つの区画でその中に厳重な封じ込め
で収容するように区画化された容器を含むキットであっ
て、ここで第1の区画が項目18に記載の組成物を含
む、キット。 20.前記組換え部位を認識する少なくとも1つの組換
えタンパク質を有する第2の区画をさらに含む、項目1
9に記載のキット。 21.項目22に記載の方法に有用である、単離された
形態の少なくとも1つの組換えタンパク質をその中に厳
重な封じ込めで収容するように区画化された容器を含む
キット。 22.コインテグレートDNA分子を作製する方法であ
って、以下の工程:インビトロにおいて (i) 第1の組換え部位および第2の組換え部位によ
り隣接される所望のDNAセグメントを含むインサート
ドナーDNA分子、ここで該第1の組換え部位および該
第2の組換え部位は互いに組換えない; (ii) 第3の組換え部位および第4の組換え部位を
含むベクタードナーDNA分子、ここで、該第3の組換
え部位および該第4の組換え部位は互いに組換えない;
および (iii) 該第1の組換え部位および該第3の組換え
部位または該第2の組換え部位および該第4の組換え部
位を組換え得る少なくとも1つの部位特異的組換えタン
パク質; を組み合わせ、それにより、組換えを生じさせ、その結
果該第1の組換え部位および該第3の組換え部位または
該第2の組換え部位および該第4の組換え部位を含むコ
インテグレートDNA分子を産生する工程、を包含す
る、方法。 23.産物DNA分子が前記コインテグレートDNAか
ら、(i) 前記第1の組換え部位および前記第3の組
換え部位、または(ii) 前記第2の組換え部位およ
び前記第4の組換え部位の少なくとも1つを組換えるこ
とにより産生され、該産物DNAが前記所望のDNAセ
グメントを含む、項目22に記載の方法。 24.前記方法がまた副産物DNA分子も産生する、項
目23に記載の方法。 25.前記産物DNA分子について選択する工程をさら
に含む、項目23に記載の方法。 26.前記ベクタードナーDNA分子が前記第3の組換
え部位および前記第4の組換え部位により隣接されるベ
クターセグメントを含む、項目22に記載の方法。 27.前記ベクタードナーDNA分子がさらに(a)毒
性遺伝子および(b)選択マーカーを含み、ここで該毒
性遺伝子および該選択マーカーが異なるDNAセグメン
ト上に存在し、該DNAセグメントが(i) 環状DN
A分子においては、2つの組換え部位、または(ii)
直鎖状DNA分子においては、1つの組換え部位、の
いずれかにより分離されている、項目22に記載の方
法。 28.前記ベクタードナーDNA分子がさらに(a)
抑制カセット、および(b) 該抑制カセットのリプレ
ッサーにより抑制される選択マーカーを含み、ここで該
選択マーカーおよび該抑制カセットが異なるDNAセグ
メント上に存在し、該DNAセグメントが(i) 環状
DNA分子においては、2つの組換え部位、または(i
i) 直鎖状DNA分子においては、1つの組換え部
位、のいずれかにより分離されている、項目22に記載
の方法。 29.前記インサートドナーDNA分子および前記ベク
タードナーDNA分子の少なくとも1つが環状DNA分
子である、項目22に記載の方法。 30.前記インサートドナーDNA分子および前記ベク
タードナーDNA分子の少なくとも1つが直鎖状DNA
分子である、項目22に記載の方法。 31.前記選択する工程がインビトロまたはインビボに
おいて実施される、項目22に記載の方法。 32.前記組換えタンパク質が少なくとも第1の組換え
タンパク質および第2の組換えタンパク質を含み、該第
2の組換えタンパク質が該第1の組換えタンパク質と異
なる、項目22に記載の方法。 33.前記組換えタンパク質がIntである、項目22
に記載の方法。 34.前記少なくとも1つの組換えタンパク質が(i)
IntおよびIHF、ならびに(ii) Int、X
is、およびIHFから選択される、項目22に記載の
方法。
【0038】
【発明の実施の形態】サブクローニング反応が組換えク
ローニングを用いて提供され得るこいうことが、本発明
において予想外に見出された。本発明による組換えクロ
ーニングは、操作された組換え部位および組換えタンパ
ク質を用いて、DNA分子のセグメントの移動または交
換のために、インビトロおよびインビボにおいて、DN
A、ベクターおよび方法を使用する。これらの方法は、
所望の特性(単数または複数)および/あるいはDNA
セグメント(単数または複数)を有するキメラDNA分
子を提供する。
【0039】従って、本発明は、インビトロまたはイン
ビボにおいて、組換えタンパク質および操作された組換
え部位を使用して、キメラ核酸を得るための、核酸、ベ
クターおよび方法を提供する。これらの方法は、関連背
景技術において開示または示唆された方法より、高度に
特異的であり、迅速であり、そして労働集約的でない。
本発明の改善された特異性、スピードおよび収率は、任
意の関連する目的に有用である、DNAまたはRNAの
サブクローニング、調節または交換を容易にする。この
ような目的としては、DNAセグメントのインビトロ組
換え、および転写される、複製される、単離されるまた
はゲノムのDNAまたはRNAのインビトロまたはイン
ビボにおける挿入または改変が挙げられる。
【0040】(定義)以下の記載において、組換えDN
A技術において使用される多数の用語が多く利用され
る。明細書および請求の範囲(こような用語に与えられ
るべき範囲を含む)の明確かつ一貫した理解を提供する
ために、以下の定義が提供される。
【0041】副産物:これは、サブクローン化されるこ
とが所望されるDNAを欠く、娘分子(組換えクローニ
ングプロセスの間に第2の組換え事象の後に産生される
新たなクローン)である。
【0042】コインテグレート:これは、親(出発)D
NA分子の両方を含む、本発明の少なくとも1つの組換
え中間体DNA分子である。これは通常環状である。い
くつかの実施態様においては、これは直鎖状であり得
る。
【0043】宿主:これは、組換えクローニング産物の
レシピエントであり得る、任意の原核生物または真核生
物であり得る。本明細書において用いられる用語「宿
主」は、遺伝子操作され得る原核生物または真核生物を
包含する。このような宿主の例については、Mania
tisら、Molecular Cloning: A
Laboratory Manual, Cold S
pring Harbor Laboratory,
Cold Spring Harbor, New Y
ork (1982)を参照のこと。
【0044】インサート:これは、本発明の方法により
操作しようとする、所望のDNAセグメント(図1のセ
グメントA)である。インサートは、1つ以上の遺伝子
を有し得る。
【0045】インサートドナー:これは、インサートを
有する、本発明の2つの親DNA分子のうちの1つであ
る。インサートドナーDNA分子は、両方の末端におい
て組換えシグナルに隣接されるインサートを含む。イン
サートドナーは直鎖状または環状であり得る。本発明の
1つの実施態様において、インサートドナーは環状DN
A分子であり、そして組換えシグナルの外側のクローニ
ングベクター配列をさらに含む(図1を参照のこと)。
【0046】産物:これは、組換えクローニングプロセ
スの間に第2の組換え事象の後に産生される、Aおよび
DまたはBおよびC配列を含む所望の娘分子の一方また
は両方である(図1を参照のこと)。産物は、クローン
化またはサブクローン化されるべきであったDNAを含
む。
【0047】プロモーター:これは、開始コドンの近位
に位置する、遺伝子の5’領域であると一般に記載され
るDNA配列である。隣接するDNAセグメントの転写
はプロモーター領域から開始される。抑制性プロモータ
ーの転写速度は、抑制物質に応答して減少する。誘導性
プロモーターの転写速度は、誘導物質に応答して増加す
る。構成性プロモーターの転写速度は、一般的な代謝条
件の影響下で変化し得るが、特異的に調節されていな
い。 認識配列:認識配列は、タンパク質、DNAまたはRN
A分子(例えば、制限エンドヌクレアーゼ、修飾メチラ
ーゼ、またはリコンビナーゼ)が認識し、そして結合す
る、特定のDNA配列である。例えば、Creリコンビ
ナーゼのための認識配列は、8塩基対のコア配列に隣接
する2つの13塩基対の逆方向反復(リコンビナーゼ結
合部位として作用する)を含む34塩基対の配列であ
る、loxPである。Sauer, B., Curr
ent Opinion in Biotechnol
ogy 5:521−527 (1994)の図1を参
照のこと。認識配列の他の例としては、リコンビナーゼ
酵素であるλインテグラーゼにより認識される、att
B、attP、attL、およびattR配列である。
attBは、2つの9塩基対のコア型Int結合部位お
よび7塩基対の重複領域を含む約25塩基対の配列であ
る。attPは、コア型Int結合部位およびアーム型
Int結合部位、ならびに補助タンパク質IHF、FI
S、およびXisのための部位を含む約240塩基対の
配列である。Landy, Current Opin
ion in Biotechnology 3:69
9−707 (1993)を参照のこと。このような部
位はまた、方法および産物を増強するように、本発明に
従って操作される。
【0048】リコンビナーゼ:これは、特異的な組換え
部位におけるDNAセグメントの交換を触媒する酵素で
ある。
【0049】組換えクローニング:これは、本明細書に
おいて記載される方法であって、これによりDNA分子
のセグメントが、インビトロまたはインビボにおいて、
交換、挿入、置換(replace)、置換(subs
titute)または改変される。
【0050】組換えタンパク質:これは、1つ以上の組
換え部位が関与する組換え反応に関与する、切り出しタ
ンパク質または組み込みタンパク質、酵素、補因子また
は会合タンパク質を包含する。Landy (199
4)(下記)を参照のこと。
【0051】抑制カセット:これは、サブクローニング
ベクター中に存在する選択マーカーのリプレッサーを含
むDNAセグメントである。
【0052】選択マーカー:これは、しばしば特定の条
件下で、それを含有する分子または細胞について、ある
いはそれを含有する分子または細胞に対して選択するこ
とを可能にする、DNAセグメントである。これらのマ
ーカーは、RNA、ペプチド、またはタンパク質の産生
のような(これらに限定されない)活性をコードし得る
か、あるいは、RNA、ペプチド、タンパク質、無機お
よび有機化合物または組成物などのための結合部位を提
供し得る。選択マーカーの例としては以下が挙げられる
がそれらに限定されない:(1) そうでなければ毒性
の化合物(例えば、抗生物質)に対する耐性を提供する
産物をコードするDNAセグメント;(2) そうでな
ければレシピエント細胞において欠如している産物をコ
ードするDNAセグメント(例えば、tRNA遺伝子、
栄養要求マーカー);(3) 遺伝子産物の活性を抑制
する産物をコードするDNAセグメント;(4) 容易
に同定され得る産物をコードするDNAセグメント(例
えば、βガラクトシダーゼ、グリーン蛍光タンパク質
(GFP)、および細胞表面タンパク質のような表現型
マーカー);(5) そうでなければ細胞の生存および
/または機能に有害である産物に結合するDNAセグメ
ント;(6) そうでなければ上記番号(1)〜(5)
に記載のDNAセグメントのいずれかの活性を阻害する
DNAセグメント(例えば、アンチセンスオリゴヌクレ
オチド);(7) 基質を修飾する産物に結合するDN
Aセグメント(例えば、制限エンドヌクレアーゼ);
(8) 所望の分子(例えば、特異的タンパク質結合部
位)を単離するために使用され得るDNAセグメント;
(9) そうでなければ非機能性であり得る特異的ヌク
レオチド配列をコードするDNAセグメント(例えば、
分子の亜集団のPCR増幅のための);および/または
(10) 存在しない場合、直接的または間接的に、特
定の化合物に対する感受性を与えるDNAセグメント。
【0053】選択スキーム:これは、インサートドナ
ー、ベクタードナー、および/または任意の中間体、
(例えば、コインテグレート)副産物を含む混合物から
の、所望の産物(単数または複数)の、選択、富化、ま
たは同定を可能にする任意の方法である。1つの好まし
い実施態様の選択スキームは、組換えクローニングの間
に連結されているまたは連結されていないのいずれかで
ある、少なくとも2つの成分を有する。一方の成分は選
択マーカーである。他方の成分は、選択マーカーのイン
ビトロまたはインビボにおける発現、あるいは選択マー
カーを有するプラスミドを有する細胞の生存を制御す
る。一般的に、この制御エレメントは、選択マーカーの
リプレッサーまたはインデューサーであるが、選択マー
カーの発現を制御するための他の手段が使用され得る。
リプレッサーが使用されるかアクチベーターが使用され
るかは、当業者に容易に明らかなように、マーカーがポ
ジティブ選択用であるかネガティブ選択用であるか、お
よび種々のDNAセグメントの正確な配列に依存する。
好ましい必要性は、選択スキームが1つ以上の所望の産
物のみの選択または富化を生じることである。本明細書
において定義されるように、DNA分子について選択す
ることは、(a) 所望のDNA分子の存在について選
択または富化すること、および(b) 所望のDNA分
子でないDNA分子の存在に対して選択または富化する
ことを包含する。
【0054】1つの実施態様において、選択スキーム
(これは、逆に実施され得る)は、3つの形態のうちの
1つをとり、これは図1に関して議論される。第1(選
択マーカーおよびそのリプレッサーについて本明細書に
おいて例証される)は、セグメントDを有し、そしてセ
グメントCを欠く分子について選択する。第2は、セグ
メントCを有する分子に対しておよびセグメントDを有
する分子について選択する。第2の形態の可能な実施態
様は、その中にインビトロ反応産物が導入されるべき細
胞に対して毒性の遺伝子を有するDNAセグメントを有
する。毒性遺伝子は、毒性遺伝子産物(毒性タンパク質
またはRNA)として発現されるDNAであり得るか、
またはそれ自体もしくはそれだけで毒性であり得る。
(後者の場合において、毒性遺伝子はその古典的な定義
の「遺伝性の特性(heritable trai
t)」を有すると理解される。)このような毒性遺伝子
産物の例は当該分野において周知であり、そして、制限
エンドヌクレアーゼ(例えば、DpnI)および抑制機
能の非存在下で宿主を傷害する遺伝子(例えば、kic
B)を包含するがそれらに限定されない。あるいは、毒
性遺伝子はインビトロにおいて選択され得る(例えば、
制限部位)。
【0055】第2の形態において、セグメントDは選択
マーカーを有する。毒性遺伝子は、ベクタードナー、コ
インテグレート、および副産物分子を有する形質転換体
を除去するが、選択マーカーは、産物を含有する細胞に
ついて、およびインサートドナーのみを有する細胞に対
して選択するために使用され得る。
【0056】第3の形態は、同一の分子上にシスでセグ
メントAおよびセグメントDの両方を有する細胞につい
ては選択するが、異なる分子上にトランスに両方のセグ
メントを有する細胞については選択しない。これは、2
つの不活性なフラグメント(各々1つがセグメントAお
よびD上にある)に分割される選択マーカーにより具体
化され得る。
【0057】フラグメントは、セグメントが組換え事象
により一緒にされるときに、それらが機能性の選択マー
カーを再構成するように、組換え部位に関して配列され
る。例えば、組換え事象はプロモーターを構造遺伝子と
連結し得る、構造遺伝子の2つのフラグメントを連結し
得る、または生存のために必要なヘテロダイマー遺伝子
産物をコードする遺伝子を連結し得る、またはレプリコ
ンの部分を連結し得る。
【0058】部位特異的リコンビナーゼ:これは、代表
的には少なくとも以下の4つの活性を有するリコンビナ
ーゼの型である:(1) 1つまたは2つの特異的DN
A配列の認識;(2) 前記DNA配列(単数または複
数)の切断;(3) 鎖交換に関与するDNAトポイソ
メラーゼ活性;および(4) DNAの切断された鎖の
再封鎖をするDNAリガーゼ活性。Sauer,
B., CurrentOponions in Bi
otechnology 5:521−527(199
4)を参照のこと。保存的部位特異的組換えは、両方の
パートナーについての高度の特異性により、相同組換え
および転位から区別される。鎖交換機構は、DNA合成
の非存在下における特異的DNA配列の切断および再結
合を含む(Landy, A. (1989) An
n. Rev. Biochem.58:913−94
9)。
【0059】サブクローニングベクター:これは、適切
なレプリコンを含む環状または直鎖状DNA分子を含む
クローニングベクターである。本発明において、サブク
ローニングベクター(図1におけるセグメントD)はま
た、最終産物中に組み込まれて、クローン化されたDN
Aインサート(図1におけるセグメントA)に対してま
たはそれともに作用することが所望される、機能性およ
び/または調節エレメントを含み得る。サブクローニン
グベクターはまた、選択マーカー(図1におけるセグメ
ントCに含まれる)を含み得る。
【0060】ベクター:これは、インサートに、有用な
生物学的または生化学的性質を提供するDNAである。
例としては、インビトロまたは宿主細胞において複製し
得るかまたは複製され得る、あるいは所望のDNAセグ
メントを宿主細胞内の所望の位置に運搬し得る、プラス
ミド、ファージ、および他のDNA配列が挙げられる。
ベクターは、そこにおいてDNA配列が、ベクターの本
質的な生物学的機能の損失なしに決定可能な様式で切断
され得、そしてその中にDNAフラグメントが、その複
製およびクローニングを生じさせるためにスプライスさ
れ得る、1つ以上の制限エンドヌクレアーゼ認識部位を
有し得る。ベクターは、プライマー部位(例えば、PC
Rのための)、転写および/または翻訳開始および/ま
たは調節部位、組換えシグナル、レプリコン、選択マー
カーなどをさらに提供し得る。明らかに、相同組換えま
たは制限酵素の使用を必要としない所望のDNAフラグ
メントの挿入方法(例えば(これらに限定されない)、
PCRフラグメントのUDGクローニング(米国特許第
5,334,575号、その全体が本明細書中に参考と
して援用される)、T:Aクローニングなど)はまた、
本発明に従って使用されるべきクローニングベクター中
へDNAのフラグメントをクローン化するために適用さ
れ得る。クローニングベクターは、クローニングベクタ
ーで形質転換された細胞の同定における使用のために適
切な選択マーカーをさらに含み得る。
【0061】ベクタードナー:これは、所望の産物の部
分になるべきDNAベクターをコードするDNAセグメ
ントを有する、本発明の2つの親DNA分子の1つであ
る。ベクタードナーは、組換え部位により隣接される、
サブクローニングベクターD(または、インサートドナ
ーが既にクローニングベクターを含まない場合、これは
クローニングベクターと呼ばれ得る)およびセグメント
Cを含む(図1を参照のこと)。セグメントCおよび/
またはDは、選択スキームについて上記したように、所
望の産物娘分子についての選択に貢献するエレメントを
含み得る。組換えシグナルは、同一であるかまたは異な
り得、そして同一のまたは異なるリコンビナーゼにより
作用され得る。さらに、ベクタードナーは直鎖状または
環状であり得る。
【0062】(説明)本発明のインビトロまたはインビ
ボ方法についての1つの一般的なスキームを図1に示
す。ここでインサートドナーおよびベクタードナーは、
環状または直鎖状DNAのいずれかであり得るが、環状
として示す。ベクターDは、もとのクローニングベクタ
ーAを交換する。エレメントAおよびDを含む娘ベクタ
ーについて、および1つ以上のコインテグレート(単数
または複数)を含む他の分子に対して選択することが所
望される。四角および丸は、組換え部位の異なる組であ
る(例えば、lox部位またはatt部位)。セグメン
トAまたはDは、Dがこの例において使用される場合、
少なくとも1つの選択マーカー、発現シグナル、複製起
点、あるいは欠失、選択、発現、マッピングまたはDN
A配列決定のための特殊化された機能を含み得る。
【0063】エレメントAまたはDの部分であり得る所
望のDNAセグメントの例は、PCR産物、大きなDN
Aセグメント、ゲノムクローンまたはフラグメント、c
DNAクローン、機能性エレメントなど、および有用な
核酸またはタンパク質をコードする遺伝子または部分的
遺伝子を包含するが、それらに限定されない。さらに、
本発明の組換えクローニングは、タンパク質発現および
/または遺伝子治療のための、エクスビボおよびインビ
ボ遺伝子移入ビヒクルを作製するために使用され得る。
【0064】図1において、スキームは以下のようにベ
クターDおよびAを含む所望の産物を提供する。インサ
ートドナー(AおよびBを含む)は、組換えタンパク質
により、ベクタードナー(CおよびDを含む)と四角の
組換え部位においてまず組換えて、A−D−C−Bの各
々を有するコインテグレートを形成する。次に、丸の組
換え部位において組換えが生じて、産物DNA(Aおよ
びD)ならびに副産物DNA(CおよびB)を形成す
る。しかし、所望であれば、2つ以上の異なるコインテ
グレートが形成されて、2つ以上の産物を生成し得る。
【0065】本発明のインビトロまたはインビボ組換え
クローニング方法の1つの実施態様において、少なくと
も1つの所望の産物DNAを選択するための方法が提供
される。これは、図2に示されるプラスミドpEZC7
26のマップの考慮により理解され得る。2つの例示的
な組換え部位は、attPおよびloxPである。これ
らの部位により規定される1つのセグメント上に、その
プロモーターがトランスポゾンTn10由来のtetO
Pオペレーター/プロモーターにより置換されているカ
ナマイシン耐性遺伝子が存在する。tetリプレッサー
タンパク質の非存在下において、E. coli RN
Aポリメラーゼは、tetOPからカナマイシン耐性遺
伝子を転写する。tetリプレッサーが存在する場合、
それはtetOPに結合し、そしてカナマイシン耐性遺
伝子の転写をブロックする。pEZC726の他のセグ
メントは、構成性プロモーターにより発現されるtet
リプレッサー遺伝子を有する。従って、pEZC726
により形質転換される細胞は、tetRと同じセグメン
ト上のクロラムフェニコールアセチルトランスフェラー
ゼ遺伝子のためにクロラムフェニコールに耐性である
が、カナマイシンに感受性である。組換え反応は、te
tR遺伝子の調節されたカナマイシン耐性遺伝子からの
分離を生じる。この分離は、所望の組換え産物のみを受
ける細胞においてカナマイシン耐性を生じる。
【0066】2つの異なる組のプラスミドを、インビト
ロ方法を実証するために構築した。Creリコンビナー
ゼのみのでの使用のための1つの組(クローニングベク
ター602およびサブクローニングベクター629(図
3))は、loxPおよびloxP 511部位を含ん
だ。Creおよびインテグラーゼでの使用のための第2
の組(クローニングベクター705およびサブクローニ
ングベクター726(図2))は、loxPおよびat
t部位を含んだ。所望の娘プラスミドの産生の効率は、
Cre単独を使用してよりも、両方の酵素を使用して、
約60倍高かった。Cre単独反応由来の24コロニー
中19が、所望の産物を含んだが、インテグラーゼ+C
re反応由来の38コロニー中38が、所望の産物プラ
スミドを有した。
【0067】他の選択スキーム それらがそのために組
換えクローニングが実施される特定の目的に適合し得る
として当該分野において公知である種々の選択スキーム
が、使用され得る。個々の嗜好および要求に依存して、
多数の異なる型の選択スキームが本発明の組換えクロー
ニング方法において使用され得る。当業者は、多数のD
NAセグメントまたはそれらを作製するための方法、お
よび当該分野において慣例的に使用される異なる選択方
法の利用可能性を利用し得る。このようなDNAセグメ
ントは、活性(RNA、ペプチド、もしくはタンパク質
の産生を包含するが、これらに限定されない)をコード
するDNAセグメント、またはこのようなRNA、ペプ
チド、またはタンパク質のための結合部位を供給するD
NAセグメントを包含するが、これらに限定されない。
選択スキームの案出において使用されるDNA分子の例
は、「選択スキーム」の定義のもとに、上記に与えられ
る。
【0068】さらなる例としては以下が挙げられるが、
これらに限定されない: (i) PCRのための新たなプライマー部位の生成
(例えば、以前は並置されていなかった2つのDNA配
列の並置); (ii) 制限エンドヌクレアーゼまたは他のDNA修
飾酵素、化学物質、リボザイムなどにより作用されるD
NA配列の含有; (iii) DNA結合タンパク質、RNA、DNA、
化学物質などにより認識されるDNA配列の含有(例え
ば、集団についての選択または集団からの排除のための
アフィニティータグとしての使用のための)(Davi
s, Nucl. Acids Res. 24:70
2−706 (1996); J. Virol. 6
9: 8027−8034 (1995)); (iv) ランダマイズされ、そしてcDNA由来のR
NAライブラリーを用いることによる、エプスタインバ
ールウイルスに発現されるRNAに会合するリボソーム
L22タンパク質についてのRNAリガンドのインビト
ロ選択; (vi) その活性が特異的方向および並置を必要とす
る機能性エレメント(例えば、(a) トランスでは弱
く反応するが、シスに配置されると、適切なタンパク質
の存在下において、分子の特定の集団を破壊する組換え
(例えば、インビトロRNA合成を可能にするプロモー
ター配列の再構成)を生じる組換え部位)の配置。RN
Aは直接使用され得るか、または逆転写されて所望のD
NA構築物を得ることが出来る; (vii) 分子(単数または複数)のサイズ(例え
ば、分画)または他の物理的性質による所望の産物の選
択;および (viii) その同定を可能にする特異的修飾(例え
ば、メチル化)のために必要とされるDNA配列の含
有。
【0069】本発明の方法における産物および副産物の
形成後、特定の組換えクローニング手順において任意に
案出された特定の選択スキームに依存して、選択工程は
インビトロまたはインビボのいずれかにおいて実施され
得る。
【0070】例えば、選択のインビトロ方法は、インサ
ートドナーおよびベクタードナーDNA分子について案
出され得る。このようなスキームは、組換え事象の後
に、希な切断部位が副産物中に至るように、出発環状ベ
クターにおいて希な制限部位を操作することを含む。従
って、希な制限部位を結合し、そしてそれを切断する制
限酵素がインビトロにおいて反応混合物に添加される
と、希な切断部位を有するDNA分子(すなわち、出発
DNA分子、コインテグレート、および副産物)の全て
は、切断され、そして意図される宿主細胞において複製
不能にされる。例えば、セグメントBおよびCにおける
切断部位(図1を参照のこと)は、産物以外のすべての
分子に対して選択するために使用され得る。あるいは、
セグメントDについて(例えば、B上に見出されない薬
剤耐性遺伝子により)選択し得る場合、Cにおける切断
部位のみが必要とされる。
【0071】同様に、直鎖状DNA分子を扱う場合、イ
ンビトロ選択方法が案出され得る。PCRプライマーに
相補的なDNA配列が、産物分子にのみ、組換えクロー
ニング方法を介して、移入されるように操作され得る。
反応が完了した後、適切なプライマーが反応溶液に添加
され、そしてサンプルがPCRに供される。従って、産
物分子の全てまたは一部が増幅される。
【0072】他のインビボ選択スキームが、種々のE.
coli細胞株を用いて使用され得る。1つのスキー
ムは、サブクローニングプラスミドの一方のセグメント
上にリプレッサー遺伝子を、そして同じプラスミドの他
方のセグメント上にそのリプレッサーにより制御される
薬剤マーカーを置くことである。別のスキームは、サブ
クローニングプラスミドのセグメントC上にキラー(k
iller)遺伝子を置くことである(図1)。もちろ
ん、このようなプラスミドを増殖させるための方法が存
在しなくてはならない。すなわち、それにおいてキラー
遺伝子が死滅させない状況が存在しなければならない。
E. coliの特定の株を必要とする公知の多数の遺
伝子が存在する。1つのこのようなスキームは、制限酵
素DpnI(これは、その認識配列GATCがメチル化
されない限り切断しない)を使用することである。多数
の普及した一般的なE. coli株はGATC配列を
メチル化するが、その中でクローン化されたDpnIが
害なしに発現され得る変異体が存在する。
【0073】もちろん、類似の選択スキームが他の宿主
生物のために案出され得る。例えば、Tn10のtet
リプレッサー/オペレーターが真核生物において遺伝子
発現を制御するように適合させられた(Gossen,
M.,およびBujard, H., Proc.
Natl. Acad. Sci. USA 89:5
547−5551 (1992))。従って、本明細書
において例証されるtetリプレッサーによる薬剤耐性
の同じ制御が、真核生物細胞において産物を選択するた
めに適用され得る。
【0074】(組換えタンパク質)本発明において、D
NAセグメントの交換は、組換えタンパク質(リコンビ
ナーゼならびに会合する補因子およびタンパク質を含
む)の使用によって達成される。種々の組換えタンパク
質が当該分野において記載されている。このようなリコ
ンビナーゼの例には以下が含まれる:Cre: バクテ
リオファージP1由来のタンパク質(Abremski
およびHoess、J.Biol.Chem. 259
(3):1509−1514(1984))は、lox
P(交叉の遺伝子座)部位と呼ばれる34bp DNA
配列間の交換を触媒する(すなわち、組換えを引き起こ
す)(Hoessら、Nucl.Acids Res.
14(5):2287 (1986)を参照のこ
と)。Creは市販されている(Novagen、カタ
ログNo.69247−1)。Creによって媒介され
る組換えは、自由に可逆的である。熱力学的考察から
は、Cre媒介性組み込み(1つの分子を形成する2つ
の分子間の組換え)が、Cre媒介性切り出し(2つの
娘分子を形成する同一分子中の2つのloxP部位間の
組換え)より、はるかに効率的でないことは驚くべきこ
とではない。Creは、当該分野において周知のよう
に、補因子としてマグネシウムまたはスペルミジンのい
ずれかを含む単純な緩衝液中で働く。DNA基質は、直
鎖状または超らせん状のいずれかであり得る。多くの変
異体loxP部位が記載されている(Hoessら、前
掲)。これらの1つloxP 511は、別のloxP
511部位と組換えるが、loxP部位とは組み換え
ない。
【0075】インテグラーゼ:λゲノムのE.coli
染色体への組み込みを媒介する、バクテリオファージλ
由来のタンパク質。バクテリオファージλInt組換え
タンパク質は、溶原状態の形成または誘導の一部とし
て、その基質att部位間の不可逆的な組換えを促進す
る。組換え反応の可逆性は、組み込み組換えおよび切り
出し組換えのための2つの独立した経路から生じる。各
経路は特有であるが重複する、att部位DNAを含む
15のタンパク質結合部位のセットを使用する。4つの
タンパク質(Int、Xis、IHFおよびFIS)が
関与する協同的および競合的相互作用が組換えの方向を
決定する。
【0076】組み込み組換えには、IntおよびIHF
タンパク質、ならびに部位attP(240 bp)お
よびattB(25 bp)が関与する。組換えは、2
つの新たな部位:attLおよびattRの形成を生じ
る。切り出し組換えは、attPおよびattBを生成
するために、Int、IHF、およびXis、ならびに
部位attLおよびattRを必要とする。特定の条件
下で、FISは、切り出し組換えを刺激する。これらの
正常な反応に加えて、attPおよびattBは、同一
分子上に配置される場合、切り出し組換えを促進して2
つの切り出し産物(attLを有するものおよびatt
Rを有するもの)を生成し得ることを理解すべきであ
る。同様に、attLを含む分子とattRを含む分子
との間での分子間組換えは、Int、IHFおよびXi
sの存在下で、組み込み組換えならびにattPおよび
attBの生成を生じ得る。従って、DNAセグメント
を、操作したatt部位の適切な組合せと隣接させるこ
とによって、適切な組換えタンパク質の存在下で、切り
出し組換えまたは組み込み組換えを、互いの逆反応とし
て導き得る。
【0077】att部位のそれぞれは、15bpのコア
配列を含む。機能的重要性の個々の配列エレメントは、
この共通コアの境界の範囲内に、外側に、およびその境
界を横切って存在する(Landy,A., Ann.
Rev.Biochem.58:913 (198
9))。種々のatt部位間の効率的な組換えは、中心
共通領域の配列が組換えパートナー間で同一であること
を必要とする。しかし、現在は、正確な配列は改変可能
であることが見出されている。その結果、コア内に変化
を有する、att部位の誘導体が、少なくとも天然のコ
ア配列と同程度に効率的に組換えることが、現在は見出
されている。
【0078】インテグラーゼはバクテリオファージλ上
のattP部位(約240 bp)をE.coliゲノ
ム上のattB部位(約25 bp)と組換えて(We
isberg,R.A.およびLandy,A. La
mbda II、p.211(1983)、Cold
Spring Harbor Laborator
y)、attL(約100 bp)およびattR(約
160 bp)部位によって隣接された、組み込まれた
λゲノムを生成するように作用する。Xisの非存在下
(下記参照のこと)で、この反応は本質的に不可逆的で
ある。インテグラーゼおよびIHFによって媒介される
組み込み反応は、インビトロで、スペルミジンを含む単
純な緩衝液を用いて働く。インテグラーゼは、Nas
h,H.A.、Methods of Enzymol
ogy 100:210−216(1983)によって
記載されるように入手され得る。IHFは、Filut
owicz,M.ら、Gene 147:149−15
0 (1994)によって記載されるように入手され得
る。
【0079】λタンパク質Xis(切り出し)の存在下
で、インテグラーゼは、attRとattLとの反応を
触媒してattPおよびattBを形成する。すなわ
ち、インテグラーゼは、上記の反応の逆転を促進する。
この反応もまた、本発明において適用され得る。
【0080】他の組換え系。種々の生物由来の多くの組
換え系もまた、本明細書中に提供される教示およびガイ
ダンスに基づいて、使用され得る。例えば、Hoess
ら、Nucleic Acids Research
14(6):2287 (1986);Abremsk
iら、J.Biol.Chem. 261(1):39
1 (1986);Campbell、J.Bacte
riol. 174(23):7495 (199
2);Qianら、J.Biol.Chem. 267
(11):7794(1992);Arakiら、J.
Mol.Biol.225(1):25 (1992)
を参照のこと。これらの多くは、リコンビナーゼのイン
テグラーゼファミリーに属する(Argosら、EMB
O J.5:433−440 (1986))。おそら
く、これらのうち、バクテリオファージλ由来のインテ
グラーゼ/att系(Landy,A. (1993)
Current Opinions in Genet
ics and Devel. 3:699−70
7)、バクテリオファージP1由来のCre/loxP
系(HoessおよびAbremski (1990)
Nucleic Acids and Molecu
lar Biology、第4巻、Ecksteinお
よびLilley編、Berlin−Heidelbe
rg:Springer−Verlag;90−109
頁)、およびSaccharomyces cerev
isiae2μ環状プラスミド由来のFLP/FRT系
(Broachら、Cell 29:227−234
(1982))が、最も良く研究されている。
【0081】部位特異的リコンビナーゼの第2のファミ
リーのメンバーであるリゾルベースファミリー(例え
ば、γδ、Tn3リゾルベース、Hin、Gin、およ
びCin)もまた公知である。リコンビナーゼのこの高
度に関連するファミリーのメンバーは、代表的には、分
子内反応(例えば、反転および切り出し)に制約され、
そして宿主がコードする因子を必要とし得る。宿主因子
の要求性のいくつか(MaeserおよびKahnma
nn (1991) Mol.Gen.Genet.
230:170−176)および分子内組換えの制約の
いくつかを軽減する変異体が単離されている。
【0082】λIntに類似の他の部位特異的リコンビ
ナーゼおよびP1 Creに類似の他の部位特異的リコ
ンビナーゼは、IntおよびCreを置換し得る。この
ようなリコンビナーゼは公知である。多くの場合、この
ような他のリコンビナーゼの精製は、当該分野において
記載されている。それらが公知でない場合、細胞抽出物
が使用され得るか、またはCreおよびIntについて
記載された手順を使用して、酵素が部分的に精製され得
る。
【0083】CreおよびIntが例として詳細に記載
されているが、多くの関連するリコンビナーゼ系が存在
し、そして記載された発明に対するそれらの適用もま
た、本発明に従って提供される。部位特異的リコンビナ
ーゼのインテグラーゼファミリーは、バクテリオファー
ジλ、φ80、P22、P2、186、P4およびP1
によりコードされる部位特異的組換えタンパク質のよう
な、本発明のための別の組換えタンパク質および組換え
部位を提供するために使用され得る。この群のタンパク
質は、配列の予想し得ないほど大きな多様性を示す。こ
の多様性にも関わらす、すべてのリコンビナーゼは、そ
のC末端側の半分においてアラインされ得る。
【0084】C末端付近の40残基領域は、すべてのタ
ンパク質において、特によく保存されており、そして酵
母2μプラスミドFlpタンパク質のC末端付近の領域
と相同である。3つの位置がこのファミリー内で完全に
保存されている:ヒスチジン、アルギニンおよびチロシ
ンが、よく保存されたC末端領域内のそれぞれのアライ
ンメント位置396、399および433に見出され
る。これらの残基は、このファミリーのリコンビナーゼ
の活性部位に寄与し、そしてチロシン−433が鎖切断
および再結合の間にDNAと一時的に共有結合を形成す
ることを示唆する。例えば、Argos,P.ら、EM
BO J. 5:433−40 (1986)を参照の
こと。
【0085】あるいは、IS231および他のBaci
llus thuringiensisの転移因子が、
組換えタンパク質および組換え部位として使用され得
る。Bacillus thuringiensis
は、その毒性が、農業的な有害生物ならびにヒトおよび
動物の疾患のベクターに対して活性である、胞子嚢中の
デルタエンドトキシン結晶の存在に起因する、昆虫病原
性(entomopathogenic)細菌である。
これらの毒素タンパク質をコードする遺伝子のほとんど
は、プラスミドに保有され、そして一般に、挿入配列
(IS231、IS232、IS240、ISBT1お
よびISBT2)ならびにトランスポゾン(Tn443
0およびTn5401)と構造的に関連している。これ
らの可動要素のいくつかは活性であり、そして結晶遺伝
子の可動性に関与し、そのことによって細菌毒性の変動
に寄与することが示されている。
【0086】イソIS231エレメントの構造分析によ
り、それらがClostridium perfrin
gens由来のIS1151に関連し、そしてEsch
erichia coli由来のIS4およびIS18
6に遠縁に関連する。他のIS4ファミリーのメンバー
と同様に、それらは、他のISファミリーおよびレトロ
ウイルスに見出される、保存されたトランスポゼース−
インテグラーゼモチーフを含む。
【0087】さらに、Escherichia col
iのIS231Aから収集した機能的データは、特異的
な標的に対して優先性を有する、非複製様式の転位を示
す。同様な結果はまた、Bacillus subti
lisおよびB.thuringiensisにおいて
も得られた。例えば、Mahillon,J.ら、Ge
netica 93:13−26(1994);Cam
pbell、J.Bacteriol. 7495−7
499 (1992)を参照のこと。
【0088】組換え反応を駆動するために添加されるリ
コンビナーゼの量は、公知のアッセイを用いることによ
って決定され得る。詳細には、力価アッセイを使用し
て、精製されたリコンビナーゼ酵素の適切な量または抽
出物の適切な量を決定する。
【0089】操作された組換え部位。上記リコンビナー
ゼおよび対応するリコンビナーゼ部位は、本発明に従う
組換えクローニングにおける使用に適切である。しか
し、野生型組換え部位は、本発明の方法において適用さ
れるような、組換え反応の効率または特異性を低下させ
る配列を含む。例えば、attB、attR、att
P、attLおよびloxP組換え部位における複数の
終止コドンが、両方の鎖上の複数のリーディングフレー
ム中に生じる。従って、組換えの効率は、例えば、コー
ド配列が組換え部位を横切らなければならない(1つの
リーディングフレームのみがloxPおよびattB部
位の各鎖上で利用可能である)場合、低下するか、また
は(attP、attRもしくはattLにおいて)不
可能である。
【0090】従って、本発明はまた、これらの問題を克
服する操作された組換え部位を提供する。例えば、at
t部位は、組換え反応の特異性または効率および産物D
NAの性質を増強するために(例えば、att1、at
t2、およびatt3部位)、逆反応を減少させるため
に(例えば、attBからのP1およびH1の除去)、
1または複数の変異を有するように操作され得る。これ
らの変異体の試験は、どの変異体が、本発明に従う組換
えサブクローニングに適切であるに十分な組換え活性を
生じるかを決定する。
【0091】従って、変異は、部位特異的組換えを増強
するために組換え部位に導入され得る。このような変異
には、翻訳終止コドンを有さない組換え部位(これは、
融合タンパク質がコードされることを可能にする);同
一のタンパク質によって認識されるが塩基配列が異なる
組換え部位(その結果、これらは、それらの相同なパー
トナーと大きくまたは排他的に反応して、複数の意図さ
れるべき反応を可能にする)が含まれれが、これらに限
定されない。どの特定の反応が生じるかは、どの特定の
パートナーが反応混合物中に存在するかによって特定さ
れ得る。例えば、三部分タンパク質融合体は、組換え部
位attR1およびattR2;attL1およびat
tL3;ならびに/またはattR3およびattL2
を含む親プラスミドを用いて達成され得る。
【0092】特定の変異を核酸配列に導入するための周
知の手順が存在する。これらの多くはAusubel,
F.M.ら、Current Protocols i
nMolecular Biology(Wiley
Interscience, New York (1
989−1996))に記載されている。変異は、オリ
ゴヌクレオチド中に設計され得、これは、既存のクロー
ニングされた配列を改変するために、または増幅反応に
おいて使用され得る。所望の変異体DNAまたはRNA
を単離するために適切な選択方法が利用可能である場
合、ランダム変異誘発もまた用いられ得る。所望の変異
の存在は、核酸を周知の方法によって配列決定すること
により確認され得る。
【0093】以下の限定されない方法が、所定の組換え
部位のコア領域を操作して、本発明における使用に適切
な変異した部位を提供するために、使用され得る: 1.部位特異的(例えば、attBを得るためのatt
LおよびattR)組換え機構または他の(例えば、相
同)組換え機構による2つの親DNA配列の組換えによ
る。DNA親DNAセグメントは、最終的なコア配列を
生じる1またはそれ以上の塩基変化を含む; 2.所望のコア配列の直接的な変異または変異誘発(部
位特異的、PCR、ランダム、自発的など)による; 3.組み換えられて所望のコア配列を生じる親DNA配
列の変異誘発(部位特異的、PCR、ランダム、自発的
など)による;および 4.所望のコア配列をコードするRNAの逆転写によ
る。
【0094】変異体組換え部位の機能性は、所望の特定
の特性に依存する方法で示され得る。例えば、組換え部
位における翻訳終止コドンの欠如は、適切な融合タンパ
ク質を発現させることによって示され得る。相同なパー
トナー間の組換えの特異性は、適切な分子をインビトロ
反応に導入し、そして組換え産物について、本明細書中
に記載したように、または当該分野において公知のよう
に、アッセイすることによって、示され得る。組換え部
位における他の所望の変異は、制限部位、翻訳または転
写開始シグナル、タンパク質結合部位、および核酸塩基
配列の他の公知の機能が存在することまたは存在しない
ことを包含し得る。組換え部位における特定の機能的特
性に関する遺伝子選択スキームは、公知の方法の工程に
従って使用され得る。例えば、(相互作用しない一対の
部位から)相互作用するパートナーを提供するための部
位の改変は、毒性物質をコードするDNA配列のこれら
部位間の組換えを介しての欠失を要求することよって達
成され得る。同様に、翻訳終止配列を除去する部位につ
いての選択、タンパク質結合部位の存在または非存在な
どは、当業者によって容易に案出され得る。
【0095】従って、本発明は、選択マーカーおよび/
または所望のDNAセグメントに隣接する少なくとも2
つの操作された組換え部位を有する少なくとも1つのD
NAセグメントを含む核酸分子を提供する。ここで、上
記組換え部位のうち少なくとも1つは、コインテグレー
トDNAまたは産物DNAの形成においてインビトロで
組換えを増強する、少なくとも1つの操作された変異を
有するコア領域を含む。
【0096】核酸分子は、上記組換えの少なくとも1つ
の増強を付与する、少なくとも1つの変異を有し得る。
この増強は、(i)切り出し組み込みを優先すること;
(ii)切り出し組換えを優先すること;(ii)宿主
因子の要求性を軽減すること;(iii)上記コインテ
グレートDNAまたは産物DNA形成の効率を増加させ
ること;および(iv)上記コインテグレートDNAま
たは産物DNA形成の特異性を増加させることから実質
的になる群より選択される。
【0097】核酸分子は、好ましくは、attB、at
tP、attLまたはattRに由来する少なくとも1
つの組換え部位を含む。より好ましくは、att部位
は、本明細書に記載のように、att1、att2、ま
たはatt3から選択される。
【0098】好ましい実施態様において、コア領域は、
以下からなる群より選択されるDNA配列:
【0099】
【化3】 あるいは対応するまたは相補的なDNAもしくはRNA
配列を含む。ここで、米国特許法施行規則§1.822
(本明細書中に参考としてその全体を援用する)に示さ
れているように、R=AまたはG;K=GまたはT/
U;Y=CまたはT/U;W=AまたはT/U;N=A
またはCまたはGまたはT/U;S=CまたはG;そし
てB=CまたはGまたはT/Uであり、コア領域は、1
またはそれ以上のリーディングフレームにおいて終止コ
ドンを含まない。
【0100】コア領域はまた、好ましくは、以下からな
る群より選択されるDNA配列:
【0101】
【化4】 あるいは対応するまたは相補的なDNAもしくはRNA
配列を含む。
【0102】従って、本発明はまた、核酸分子を作製す
るための方法を提供する。この方法は、配列番号1〜1
6のうちの少なくとも1つに対して少なくとも80〜9
9%の相同性(あるいはその中の任意の範囲または値)
を有する少なくとも1つのDNA配列を含む少なくとも
1つの操作された組換え部位、または任意の適切な組換
え部位を有する核酸分子、あるいは、当該分野において
公知のように、ストリンジェントな条件下で、その核酸
分子にハイブリダイズする核酸分子を提供する工程を包
含する。
【0103】明らかなことではあるが、このような周知
のインビトロおよびインビボ選択方法の種々のタイプお
よび変更が存在する。これらの各々については、簡略に
するために、本明細書に記載されない。しかし、このよ
うな変形および変更は、本発明の異なる実施態様である
と意図されており、そしてそのようにみなされる。
【0104】インビトロ組換え反応である好ましい実施
態様の結果として、非生物学的分子(例えば、PCR産
物)が、本発明の組換えクローニング方法により操作さ
れ得ることに注目することが重要である。1つの例にお
いて、直鎖状分子を環状ベクターにクローニングするこ
とが可能である。
【0105】本発明には多くの適用がある。これらの使
用には、ベクターを変化させること、プロモーターを遺
伝子の隣に並べること(apposing)、融合タン
パク質に対する遺伝子を構築すること、コピー数を変化
させること、レプリコンを変化させること、ファージに
クローニングすること、ならびに例えば、PCR産物
(一方の端にattB部位、そして他方の端にloxP
部位を有する)、ゲノムDNAおよびcDNAをクロー
ニングすることが含まれるが、これらに限定されない。
【0106】以下の実施例は、本発明の特定の好ましい
実施態様をさらに例示することを意図され、限定するこ
とを全く意図されない。
【0107】
【実施例】本発明の組換えクローニング法は、クローニ
ングベクターの変化のような、あるものを使用者にとっ
て有用にさせるための核酸セグメントの交換を達成す
る。これらのセグメントは、お互いに関して適切な方向
にある組換えシグナルによって両側で隣接されなければ
ならない。以下の実施例において、2つの親の核酸分子
(例えば、プラスミド)を、インサートドナーおよびベ
クタードナーと呼ぶ。インサートドナーは、ベクタード
ナーによって寄与された新しいベクターに結合されるよ
うになるセグメントを含む。両方の開始分子を含む組換
え中間体(単数または複数)は、コインテグレート(単
数または複数)と呼ばれる。第2の組換え事象は、2つ
の娘分子を産生し、これらは産物(所望の新しいクロー
ン)および副産物と呼ばれる。
【0108】(緩衝液)本発明の反応において、種々の
公知の緩衝液を使用し得る。制限酵素については、製造
者によって推奨される緩衝液の使用が望ましい。代替緩
衝液が、文献から容易に見出され得るか、または当業者
によって案出され得る。
【0109】実施例1〜3。λインテグラーゼのための
1つの例示的な緩衝液には、50mM Tris−HC
l (pH 7.5〜7.8)、70 mM KCl、
5mMスペルミジン、0.5 mM EDTA、および
0.25 mg/ml ウシ血清アルブミン、ならびに
必要に応じて10%グリセロールが含まれる。
【0110】P1 Creリコンビナーゼのための1つ
の好ましい緩衝液には、50 mMTris−HCl
(pH 7.5)、33 mM NaCl、5mM ス
ペルミジン、および0.5 mg/ml ウシ血清アル
ブミンが含まれる。
【0111】λ IntおよびP1 Creに類似する
他の部位特異的リコンビナーゼのための緩衝液は、当該
分野で公知であるか、または特に上記の緩衝液に照らし
て、当業者によって経験的に決定され得るかのいずれか
である。
【0112】(実施例1:CreならびにCreおよび
Intを用いる組換えクローニング)2対のプラスミド
を、2つの異なる方法においてインビトロ組換えクロー
ニング法を行うために構築した。一方の対であるpEZ
C705およびpEZC726(図2A)を、Creお
よびλインテグラーゼとともに用いられる、loxPお
よびatt部位を有して構築した。他方の対であるpE
ZC602およびpEZC629(図3A)は、Cre
のためのloxP(野生型)部位および1塩基(全34
中)においてloxPと異なる第2の変異体lox部位
(loxP 511)を含んだ。本発明の組換えクロー
ニングに対する最小の要求は、各プラスミドにおける2
つの組換え部位(一般に、XおよびY、ならびにX’お
よびY’)である。いずれかまたは両方の型の部位が組
換えて、コインテグレート(例えば、XおよびX’)を
形成し得る場合、およびいずれかまたは両方の(しか
し、コインテグレートを形成する型と異なる部位である
必要がある)が、組換えて、コインテグレート(例え
ば、YおよびY’)から産物または副産物プラスミドを
切り出し得る場合、組換えクローニングが起こる。同一
のプラスミド上の組換え部位は、組換えないことが重要
である。本発明の組換えクローニングは、Creのみを
用いて行われ得ることが見出された。 (Creのみ)2つのプラスミドを、この概念を示すた
めに構築した(図3Aを参照のこと)。pEZC629
が、ベクタードナープラスミドであった。これは、構成
性薬剤マーカー(クロラムフェニコール耐性)、複製起
点、loxPおよびloxP511部位、条件的薬剤マ
ーカー(トランスポゾンTn10のテトラサイクリン耐
性オペロンのオペレーター/プロモーターによってその
発現が制御されるカナマイシン耐性)、およびtetリ
プレッサータンパク質に対する構成性に発現される遺伝
子tetRを含んでいた。pEZC629を含むE.c
oli細胞は、30μg/mlのクロラムフェニコール
に対して耐性であるが、100μg/mlのカナマイシ
ンに対して感受性であった。pEZC602が、インサ
ートドナープラスミドであり、これは、異なる薬剤マー
カー(アンピシリン耐性)、複製起点、ならびにマルチ
クローニング部位に隣接しているloxPおよびlox
P511部位を含んだ。
【0113】本実験は、以下の2つのパートからなっ
た: (パートI:各々約75μgのpEZC602およびp
EZC629を全容積30μlのCre緩衝液(50m
M Tris−HCl(pH7.5)、33mM Na
Cl、5mM スペルミジン−HCl、500μg/m
l ウシ血清アルブミン)中で混合した。)2つの10
μlアリコートを、新しいチューブに移した。1つのチ
ューブに、0.5μlのCreタンパク質(約4単位/
μl;AbremskiおよびHoess、J. Bi
ol. Chem. 259: 1509 (198
4)に従って、部分精製した)を入れた。両方のチュー
ブを、37℃で30分間インキュベートし、次いで、7
0℃で10分間インキュベートした。各反応物のアリコ
ートを希釈し、そしてDH5αに形質転換した。発現
後、アリコートを、30μg/ml クロラムフェニコ
ール;100μg/ml アンピシリン+200μg/
mlメチシリン;または100μg/ml カナマイシ
ン上にプレートした。結果:表1を参照のこと。Cre
を含まない反応物は、1.11×10個のアンピシリ
ン耐性コロニー(インサートドナープラスミドpEZC
602由来);7.8×10個のクロラムフェニコー
ル耐性コロニー(ベクタードナープラスミド由来);お
よび140個のカナマイシン耐性コロニー(バックグラ
ウンド)を生じた。Creを添加した反応物は、7.5
×10個のアンピリン耐性コロニー(インサートドナ
ープラスミドpEZC602由来);6.1×10
のクロラムフェニコール耐性コロニー(ベクタードナー
プラスミドpEZC629由来);および760個のカ
ナマイシン耐性コロニー(バックグラウンドコロニーお
よび組換えクローニング産物プラスミド由来のコロニー
の混合物)を生じた。分析:Creの存在において、カ
ナマイシンプレート上のコロニーの数がずっと多かった
ので、それらの多数またはほとんどが所望の産物プラス
ミドを含むと予想された。
【0114】
【表1】 パートII:「+Cre」カナマイシンプレート由来の
24コロニーをひろい、そして100μg/mlカナマ
イシンを含む培地中に接種した。ミニプレップを行い、
そしてミニプレップDNA(非切断あるいはSmaIま
たはHindIIIで切断を電気泳動した。結果:24
個のミニプレップ中19個は、産物プラスミドについて
予想されるサイズの超らせん状のプラスミドを示した。
19個の全ては、予想されるSmaIおよびHindI
II制限フラグメントを示した。分析:Creのみのス
キームを示した。詳細には、約70%(24個中19
個)の産物コロニーを生じることが示された。効率は、
約0.1%(6.1×10個のクロラムフェニコール
耐性コロニーから760個のカナマイシン耐性クローン
が得られた)であった。
【0115】(Cre+インテグラーゼ)本方法を示す
ために使用されるプラスミドは、ベクタードナープラス
ミドであるpEZC726がloxP 511の代わり
にattP部位を含んだこと、およびインサートドナー
プラスミドであるpEZC705がloxP 511の
代わりにattB部位を含んだことを除き上記で使用さ
れたプラスミドに正確に類似する(図2A)。
【0116】この実験は、以下の3つのパートからなっ
た: パートI:約500ngのpEZC705(インサート
ドナープラスミド)を、アンピシリン耐性遺伝子内でプ
ラスミドを直鎖化するScaIを用いて切断した。(λ
インテグラーゼ反応は、歴史的に直鎖状態のattBプ
ラスミドを用いて行われている(H.Nash,私信)
ので、これを行った)。しかし、インテグラーゼ反応
は、超らせん状の両方のプラスミドを用いて良好に進行
することが後に見出された。次いで、直鎖状プラスミド
をエタノール沈殿し、そして20μlのλインテグラー
ゼ緩衝液(50mM Tris−HCl(約pH7.
8)、70mM KCl、5mMスペルミジン−HC
l、0.5mM EDTA、250μg/mlウシ血清
アルブミン)中で溶解した。また、約500ngのベク
タードナープラスミドpEZC726をエタノール沈殿
し、そして20μlのλインテグラーゼ緩衝液中で溶解
した。使用の直前に、λインテグラーゼ(2μl、39
3μg/ml)を融解し、そして18μlの冷λインテ
グラーゼ緩衝液を添加することにより希釈した。1μl
のIHF(組み込み宿主因子、2.4mg/ml、アク
セサリータンパク質)を、150μlの冷λインテグラ
ーゼ緩衝液中で希釈した。アリコート(2μl)の各D
NAを、全量10μlで、λインテグラーゼ緩衝液(各
々1μlのλインテグラーゼおよびIHFを含むまたは
含まない)と混合した。混合物を、25℃で45分間イ
ンキュベートし、次いで、70℃で10分間インキュベ
ートした。各反応物の半分をアガロースゲルに供した。
結果:インテグラーゼおよびIHFの存在下で、全DN
Aの約5%が、直鎖状のコインテグレート形態に転換さ
れた。分析:インテグラーゼおよびIHFの活性を確認
した。
【0117】パートII:3μlの各反応物(すなわ
ち、インテグラーゼおよびIHFを含むまたは含まな
い)を、27μlのCre緩衝液(上記)中で希釈し、
次いで、各反応物を2つの10μlアリコートに分割し
た(全部で4つ)。これらの反応物の2つに、0.5μ
lのCreタンパク質(上記)を添加し、そして全ての
反応物を37℃で30分間インキュベートし、次いで7
0℃で10分間インキュベートした。各反応物に、TE
緩衝液(90μl;TE:10mM Tris−HCl
(pH 7.5)、1mM EDTA)を添加し、そし
て各1μlを、E.coli DH5αに形質転換し
た。形質転換混合物を、100μg/mlアンピシリン
+200μg/ml メチシリン;30μg/ml ク
ロラムフェニコール;または100μg/ml カナマ
イシン上にプレートした。結果:表2を参照のこと。
【0118】
【表2】 分析:Creタンパク質は、形質転換を減少させた。こ
の効果について調節した場合、カナマイシン耐性コロニ
ー数は、Creおよびインテグラーゼの両方を用いた場
合、コントロール反応物と比較して、100倍より多く
増加した。これは、99%より高い特異性を示唆した。
【0119】パートIII:38個のコロニーを、イン
テグラーゼ+Creプレートからひろい、ミニプレップ
DNAを作製し、そしてHindIIIで切断して診断
マッピング情報を得た。結果:38個全てが正確に予想
されたフラグメントザイズを有した。分析:Cre+λ
インテグラーゼ法は、Creのみよりずっと高い特異性
を有することが観察された。結論:Cre+λインテグ
ラーゼ法を示した。効率および特異性は、Creのみよ
りもずっと高かった。
【0120】(実施例2:クロラムフェニコールアセチ
ルトランスフェラーゼ遺伝子の真核生物細胞における発
現のためのベクターへのサブクローン化のためのインビ
トロ組換えクローニングの使用(図4A))loxP部
位とattB部位の間でクローン化され、その結果lo
xP部位が遺伝子の5’末端に位置する、E. col
iのクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ
遺伝子を含む、インサートドナープラスミドであるpE
ZC843を構築した(図4B)。loxP部位に隣接
するサイトメガロウイルス真核生物プロモーターを含
む、ベクタードナープラスミドであるpEZC1003
を構築した(図4C)。1μlアリコートの各超らせん
状のプラスミド(約50ngの粗製ミニプレップDN
A)を、等量のλインテグラーゼ緩衝液(50mMTr
is−HCl(pH7.8)、70mM KCl、5m
M スペルミジン、0.5mM EDTA、0.25m
g/ml ウシ血清アルブミン)およびCreリコンビ
ナーゼ緩衝液(50mM Tris−HCl(pH7.
5)、33mM NaCl、5mM スペルミジン、
0.5mg/ml ウシ血清アルブミン)、2単位のC
reリコンビナーゼ、16ngの組み込み宿主因子、お
よび32ng λインテグラーゼを含む10μlの反応
物中で合わせた。30℃で30分間インキュベートした
後、75℃で10分間インキュベートし、1μlをコン
ピテントE. coli DH5α株(Life Te
chnologies,Inc.)に形質転換した。形
質転換体のアリコートを、200μg/ml カナマイ
シンを含む寒天プレート上に広げ、そして37℃で一晩
インキュベートした。それ以外の同一のコントロール反
応は、ベクタードナープラスミドのみを含んだ。コント
ロール反応形質転換の10%を受けたプレートから、1
つのコロニーを得た;組換えクローニング反応の10%
を受けたプレートからは144のコロニーを得た。これ
らの数は、99%より多い組換えクローニングコロニー
が、所望の産物プラスミドを含んだことを示唆した。6
個の組換えクローニングコロニーから作製したミニプレ
ップDNAから、予想されたサイズのプラスミド(50
26塩基対)であるCMVProdを得た。NcoIを
用いた制限消化から、6個全てのプラスミドについてC
MVプロモーターの下流にクローン化したクロラムフェ
ニコールアセチルトランスフェラーゼと予想されるフラ
グメントを得た。
【0121】(実施例3:終止コドンを有さないatt
B部位によって隣接されるサブクローン化されたDNA
セグメント) (パートI:背景)上記の実施例は、転写が組換え部位
を横切る転写融合に適する。しかし、attR部位およ
びloxP部位の両方は、両方の鎖に複数の終止コドン
を含み、従って、コード配列が組換え部位を横断しなけ
ればならない(1つのリーディングフレームのみがlo
xP部位の各鎖上で利用可能である)場合、転写融合は
困難であり得るか、または不可能であり得る(attR
またはattLにおいて)。
【0122】サブクローニングのための主要な理由は、
タンパク質ドメインを融合することである。例えば、グ
ルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)ドメイン
の目的のタンパク質への融合は、融合タンパク質がグル
タチオンアガロース(Pharmacia,Inc.、
1995カタログ)のアフィニティークロマトグラフィ
ーによって精製されることを可能にする。目的のタンパ
ク質が連続的なヒスチジンの連続(例えば、His6)
に融合される場合、融合タンパク質は、金属イオンを含
むキレート樹脂(Qiagen,Inc.)のアフィニ
ティークロマトグラフィーによって精製され得る。活
性、溶解性、安定性などについてアミノ末端融合体とカ
ルボキシ末端融合体とを比較することがしばしば望まれ
る。
【0123】バクテリオファージλ組み込み系のatt
B部位を、loxPに対する代替物として試験した。な
ぜなら、それらは小さく(25 bp)、そしていくら
かの配列可撓性を有するからである(Nash,H.
A.ら、Proc.Natl.Acad.Sci.US
A84:4049−4053(1987))。全ての終
止コードを取り除く複数の変異により、組換えサブクロ
ーニングのための有用な組換え部位を得るであろうこと
は以前には示唆されていなかった。
【0124】λバクテリオファージにおける部位特異的
組換えのための標準的な表記(Weisber, La
mbda III,Hendrixら編、Cold S
pring Harbor Laboratory,C
old Spring Harbor NY (198
9))を用いて、E. coli宿主細胞における組換
え反応に関与する核酸領域を以下に示す:
【0125】
【化5】 ここで:Oは、ファージおよびE. coliゲノムの
両方に見出される15bpコアDNA配列を示す;Bお
よびB’は、E. coliゲノム中のコアに隣接する
約5塩基を示す;およびP1、H1、P2、X、H2、
C、C’、H’、P’1、P’2、およびP’3は、バ
クテリオファージλゲノム中のタンパク質結合ドメイン
をコードする公知のDNA配列を示す。反応は、タンパ
ク質Xis(エキシジョナーゼ)の存在下で可逆的であ
り;attLとattRとの間の組換えは、その組み込
まれた状態からλゲノムを正確に切り出し、attP、
およびattBを含む直鎖状E. coliゲノムを含
む環状λゲノムを再生する。
【0126】(パートII:変異体att部位を含むプ
ラスミドの構築および試験)変異体attL部位および
変異体attR部位を構築した。重要なことに、Lan
dyら(Ann. Rev. Biochem. 5
8:913 (1989))は、attPのP1および
H1ドメインの欠失が、切り出し反応を促進し、そして
組み込み反応を除去し、その結果切り出し反応を不可逆
的にさせることを観察した。従って、変異がattRに
導入されて、P1およびH1ドメインもまた欠失された
ので、本実施例におけるattR部位は、P1領域およ
びH1領域を欠き、そして取り除かれたNdeI部位を
有し(塩基27630をCからGに改変した)、そして
バクテリオファージ座標27619〜27738(Ge
nBank release 92.0,bp:LAM
CG、「バクテリオファージλの完全な配列」)に対応
する配列を含む。
【0127】野生型attLおよびattR部位の組換
えによって産生されるattBの配列は以下のとおりで
ある:
【0128】
【化6】 終止コドンを斜体にし、そして下線を引いた。att
L、attR、およびattPの配列はattB配列に
由来し得、そしてバクテリオファージλの境界は、at
tLおよびattR内(座標27619〜27818)
に含まれたことに留意のこと。
【0129】変異体attR1部位およびattL1部
位を組み換えた場合、配列attB1が産生された(変
異を太字の、大きな文字で表す):
【0130】
【化7】 4つの終止コドンが消失していることに留意のこと。
【0131】attR1配列およびattL1配列(太
字)にさらなる変異を導入した場合、attR2部位お
よびattL2部位を得た。attR2およびattL
2の組換えは、attB2部位を産生した:
【0132】
【化8】 上記のattL部位およびattR部位の組換え活性を
以下のようにアッセイした。プラスミドpEZC705
のattB部位(図2B)を、attLwt、attL
1、またはattL2と置換した。プラスミドpEZC
726のattP部位(図2C)を、attRwt(P
1およびH1領域を欠く)、attR1、またはatt
R2と置換した。従って、得られたプラスミドは、 C
reによって媒介されて、それらのloxP部位を介し
て組換え得、そしてInt、Xis、およびIHFによ
って媒介されて、それらのattR部位およびattL
部位を介して組換え得る。プラスミドの対を、Cre、
Int、Xis、およびIHFと混合しそして反応さ
せ、E. coliコンピテント細胞に形質転換し、そ
してカナマイシンを含有する寒天上にプレートした。結
果を表3に示す:
【0133】
【表3】 上記のデータは、野生型att部位およびatt1部位
は低い程度に組換えたが、att1部位およびatt2
部位は互いに検出可能には組換えないことをを示す。
【0134】(パートIII:目的のDNAセグメント
に隣接する両方のattB部位のコア領域が終止コドン
を含まない場合の、組換えが示された。)関与するプラ
スミドの物理的な状態が、組換え効率に影響することが
見出された。
【0135】適切なatt部位を、pEZC705およ
びpEZC726中に移動し、プラスミドpEZC14
05(図5G)(attR1およびattR2)ならび
にpEZC1502(図5H)(attL1およびat
tL2)を作製した。本実験における所望のDNAセグ
メントは、pEZC1502の2つのattL部位の間
にクローン化されたクロラムフェニコール耐性遺伝子の
コピーであった。プラスミドの対を、Int、Xis、
およびIHF(loxP部位が存在しなかったのでCr
eはなし)を用いてインビトロで組換えた。表4に示す
ように、親プラスミドの両方が環状である場合、または
一方のプラスミドが環状でありかつ他方が直鎖状の場合
に、所望のカナマイシン耐性コロニーの収率を決定し
た:
【0136】
【表4】 分析:変異体attR部位および変異体attL部位を
用いる組換えクローニングを確認した。所望のDNAセ
グメントは、いずれの鎖においても終止コドンを全く含
まないattB部位の間にサブクローン化される。両方
の関与する分子が超らせん状であり、そしてタンパク質
が制限されている場合、切り出し反応がより効率的であ
った初期の観察のために、(一方の親が直鎖状の場合
の)産物DNAの増大した収率は、予想外であった(N
unes−Dubyら、Cell 50:779−78
8(1987))。
【0137】(実施例4:逆方向反復を有さない組換え
クローニングの実証) (パートI:原理)上記実施例3は、適切な組換え部位
の逆方向反復を含むプラスミド(例えば、プラスミドp
EZC1502中のattL1およびattL2)(図
5H)が、組換えて、これも逆方向で終止コドンを有さ
ないattB部位によって隣接される所望のDNAセグ
メントが得られ得ることを示した。逆方向反復のインビ
ボおよびインビトロでの影響が危惧された。例えば、逆
方向でattB部位によって隣接される所望のDNAセ
グメントの転写は、ヘアピン構造を形成し得る一本鎖R
NA分子を生じ、その結果、翻訳を阻害し得る。
【0138】類似の組換え部位の逆方向を、部位を直列
反復配置のatt部位に配置することにより回避し得
る。親プラスミドの各々が野生型attL部位および野
生型attR部位を直列反復で有する場合、Int、X
is、およびIHFタンパク質は、分子内反応において
それらの部位によって隣接されるDNAセグメントを単
に取り除く。しかし、上記の実施例3に記載の変異体部
位は、分子内組換えを所望のように進行させながら、分
子内反応を阻害することが可能であり得ることを示唆し
た。 パートII:組換えクローニングのための逆方向反復を
有さないプラスミドの構造 プラスミドpEZC1405(図5G)中のattR2
配列を、反対方向でのattL2と置換し、pEZC1
603(図6A)を作製した。pEZC1502(図5
H)のattL2配列を、反対方向でのattR2と置
換し、pEZC1706(図6B)を作製した。これら
のプラスミドの各々は、att1コアとatt2コアの
間の分子内反応を非常に非効率的にするコア領域中の変
異を含んだ(実施例3、上記を参照のこと)。
【0139】プラスミドpEZC1405、pEZC1
502、pEZC1603およびpEZC1706を、
Qiagenカラム(Qiagen,Inc.)で精製
した。プラスミドpEZC1405およびpEZC16
03のアリコートを、XbaIを用いて直鎖化した。プ
ラスミドpEZC1502およびpEZC1706のア
リコートを、AlwNIを用いて直鎖化した。100n
gのプラスミドを、Int(43.5ng)、Xis
(4.3ng)、およびIHF(8.1ng)を含む最
終容量10μlの緩衝液(等容量の50mM Tris
HCl(pH7.5)、25mMTris HCl
(pH8.0)、70mM KCl、5mMスペルミジ
ン、0.5mM EDTA、250μg/ml BS
A、10%グリセロール)中で混合した。反応物を25
℃で45分間、65℃で10分間インキュベートし、そ
して1μlをE. coli DH5αに形質転換し
た。発現後、アリコートを、200μg/mlのカナマ
イシンを含有する寒天プレート上に広げ、そして37℃
でインキュベートした。
【0140】コロニー数/1μlの組換え反応物として
表現した結果を表5に示す:
【0141】
【表5】 分析:全ての配置において(すなわち、環状または直鎖
状)、pEZC1405×pEZC1502対(逆方向
反復配置でのatt部位を有する)は、pEZC160
3×pEZC1706対(ヘアピン形成を回避するため
に変異されたatt部位を有する)よりもより効率的で
あった。pEZC1603×pEZC1706対は、p
EZC1405×pEZC1502対より高いバックグ
ラウンドおよびより低い効率を与えた。より低い効果で
あるが、pEZC1603×pEZC1706反応由来
の80%以上のコロニーが、所望のプラスミド産物を含
むと予想された。1つのパートナーを直鎖状にすること
が、全ての場合において反応を刺激した。
【0142】(パートIII:産物プラスミドの構造の
確認)直鎖状pEZC1405(図5G)×環状pEZ
C1502(図5H)、環状pEZC1405×直鎖状
pEZC1502、直鎖状pEZC1603(図6A)
×環状pEZC1706(図6B)、および環状pEZ
C1603×直鎖状pEZC1706反応由来の各々6
個のコロニーを、富化培地にひろい、そしてミニプレッ
プDNAを調製した。Ssp Iを用いる診断的切断に
より、24個のコロニーについて予想される制限フラグ
メントを得た。
【0143】分析:同一の分子上の変異体attL部位
および変異体attR部位を有するプラスミド間の組換
え反応により、高い程度の特異性を有して、所望のプラ
スミド産物を得た。
【0144】(実施例5:毒性遺伝子を用いる組換えク
ローニング) (パートI:背景)制限酵素Dpn Iは、配列GAT
Cを認識し、そしてAがdamメチラーゼによってメチ
ル化された場合のみ、この配列を切断する。大部分の一
般的に使用されるE. coli株は、damであ
る。細胞の染色体が多数の断片に切断されるので、E.
coliのdam株におけるDpn Iの発現は致
死性である。しかし、dam細胞において、Dpn
Iの発現は無害である。なぜなら染色体は、Dpn I
切断に対して免疫性であるからである。
【0145】ベクタードナーが、組換え部位によって分
離される2つのセグメントCおよびDを含む一般的な組
換えクローニングスキームにおいて、所望の産物の選択
は、セグメントDの存在およびセグメントCの非存在に
ついての選択に依存する。元の実施例において、セグメ
ントDは、セグメントC上に見出されるリプレッサー遺
伝子によってネガティブに制御される薬剤耐性遺伝子
(Km)を含んだ。Cが存在する場合、Dを含む細胞
は、耐性遺伝子がオフになっていたのでカナマイシンに
対して耐性ではなかった。
【0146】Dpn I遺伝子は、上記実施態様のリプ
レッサー遺伝子を置換し得る毒性遺伝子の例である。セ
グメントCがDpn I遺伝子産物を発現するする場
合、dam宿主へのプラスミドCDの形質転換は細胞
を死滅させる。セグメントDを、例えば組換えクローニ
ングによって新しいプラスミド移入する場合、毒性遺伝
子がもはや存在しないので、薬剤マーカーについての選
択は成功する。
【0147】(パートII:毒性遺伝子としてDpn
Iを用いるベクタードナーの構築)Dpn Iエンドヌ
クレアーゼをコードする遺伝子を、プライマー5’CC
ACCA CAA ACG CGT CCA TGG
AAT TAC ACTTTA ATT TAG3’
(配列番号17)および5’CCA CCA CAA
GTC GAC GCA TGC CGA CAG C
CT TCC AAA TGT3’(配列番号18)な
らびに鋳型としてDpn I遺伝子を含むプラスミド
(Sanford A.Lacks, Brookha
ven National Laboratory,U
pton,New Yorkから入手したプラスミド由
来であり;またATCC 67494としてアメリカン
タイプカルチャーコレクションから入手可能である)を
用いるPCRによって増幅した。
【0148】さらなる変異を、所望の塩基変化を含むプ
ライマーを用いる既存のattLドメインおよびatt
Rドメインを増幅することによって、それぞれ、att
LおよびattRのB領域およびB’領域に導入した。
変異体attL3(オリゴXis115を用いて作製さ
れた)およびattR3(オリゴXis112を用いて
作製された)の組換えにより、以下の配列(太字がat
tB1と異なる)を有するattB3を得た:
【0149】
【化9】 既存の遺伝子ドナープラスミドのattL2の代わりに
attL3配列をクローン化し、プラスミドpEZC2
901を得た(図7A)。既存のベクタードナープラス
ミドのattR2の代わりにattR3配列をクローン
化し、プラスミドpEZC2913を得た(図7B)。
DpnI遺伝子をプラスミドpEZC2913にクロー
ン化して、tetリプレッサー遺伝子を置換した。得ら
れたベクタードナープラスミドをpEZC3101と名
付けた(図7C)。pEZC3101をdamSCS
110株(Stratagene)に形質転換した場
合、数百のコロニーを得た。同じプラスミドをdam
DH5α株に形質導入した場合、たとえDH5α細胞が
SCS110細胞より約20倍コンピテントであって
も、ほんの1コロニーを生じただけであった。Dpn
I遺伝子を含まない関連するプラスミドを同じの2つの
細胞株に形質転換した場合、DH5α細胞から448の
コロニーが得られたが、SCS110細胞からは28個
のコロニーが生じた。これは、Dpn I遺伝子がプラ
スミドpEZC3101(図7C)上で発現され、そし
てdamDH5α細胞を死滅させるが、damSC
S110細胞を死滅させないという証拠である。
【0150】(パートIII:Dpn I選択を用いる
組換えクローニングの実証)プラスミド対を使用し、毒
性遺伝子Dpn Iに依存する産物についての選択を用
いる組換えクローニングを示した。プラスミドpEZC
3101(図7C)を、Mlu Iを用いて直鎖状に
し、そして環状プラスミドpEZC2901(図7A)
と反応させた。リプレッサー遺伝子による薬剤耐性の制
御に基づく選択を用いるプラスミドの第2の対を、コン
トロールとして使用した:プラスミドpEZC1802
(図7D)を、Xba Iを用いて直鎖状にし、そして
環状プラスミドpEZC1502(図5H)と反応させ
た。以前の実施例におけると同一の緩衝液ならびにタン
パク質Xis、Int、およびIHFを含む8マイクロ
リットルの反応物を、25℃で45分間、次いで75℃
で10分間インキュベートし、そして1μlアリコート
を、表6に示すようにDH5α(すなわち、dam
コンピテント細胞に形質転換した。
【0151】
【表6】 ミニプレップDNAを、反応#2由来の4つのコロニー
から調製し、そして制限酵素Ssp Iを用いて切断し
た。全てから予想されるフラグメントを得た。
【0152】分析:毒性遺伝子を用いる選択を用いるサ
ブクローニングを示した。予想される構造のプラスミド
を産生した。
【0153】(実施例6:融合タンパク質作製のため
の、ウラシルDNAグリコシラーゼを用いる遺伝子のク
ローニングおよび組換えクローニングを用いる遺伝子の
サブクローニング) (パートI:既存の発現ベクターの組換えクローニング
のためのベクタードナーへの変換)既存のベクターの機
能的ベクタードナーへの変換に有用なカセットを、以下
のように作製した。プラスミドpEZC3101(図7
C)を、Apa IおよびKpn Iを用いて消化し、
末端を平滑にするためにT4 DNAポリメラーゼおよ
びdNTPで処理し、所望でないDNAフラグメントを
小さくするためにSma I、HpaI、およびAlw
N Iを用いてさらに消化し、そしてattRI−Cm
−Dpn I−attR−3ドメインを含む2.6k
bカセットをゲル精製した。精製されたカセットの濃度
を、約75ngDNA/μlであると評価した。
【0154】プラスミドpGEX−2TK(図8A)
(Pharmacia)は、タンパク質グルタチオンS
トランスフェラーゼと、そのマルチクローニング部位に
挿入され得る任意の第2のコード配列との間の融合を可
能にする。pGEX−2TKDNAを、Sma Iを用
いて消化し、そしてアルカリホスファターゼで処理し
た。約75ngの上記の精製DNAカセットを、約10
0ngのpGEX−2TKベクターと5μl連結物中で
2.5時間連結し、次いで、1μlをコンピテントBR
L3056細胞(DH10Bのdam誘導体;市販の
dam株は、Life Technologies,
Inc.,由来のDM1およびStratagene由
来のSCS110を含む)に形質転換した。形質転換混
合物のアリコートを、100μl/mlアンピシリン
(耐性遺伝子は、pGEX−2TK上に存在する)およ
び30μl/mlクロラムフェニコール(耐性遺伝子
は、DNAカセット上に存在する)を含有するLB寒天
上にプレートした。コロニーをひろい、そしてミニプレ
ップDNAを作製した。pGEX−2TK中のカセット
の方向を、EcoR Iを用いる診断的切断によって決
定した。所望の方向を有するプラスミドを、pEZC3
501(図8B)と名付けた。
【0155】(パートII:3つのリーディングフレー
ムでのレポーター遺伝子の組換えクローニング遺伝子ド
ナープラスミドへのクローニング)ウラシルDNAグリ
コシラーゼ(UDG)クローニングは、クローニングベ
クターへPCR増幅産物をクローニングするための方法
である(米国特許第5,334,515号、本明細書中
でその全体が参考として援用される)。簡単に述べれ
ば、所望のDNAセグメントのPCR増幅を、それらの
5’末端にチミジン塩基の代わりにウラシル塩基を含む
プライマーを用いて実施する。このようなPCR産物を
酵素UDGと共にインキュベートする場合、ウラシル塩
基は特異的に取り除かれる。これらの塩基の欠損は、P
CR産物DNAの末端における塩基対合を弱め、そして
適切な温度(例えば、37℃)でインキュベートした場
合、このような産物の末端は、主として一本鎖化され
る。PCR産物の3’末端に相補的である突出した3’
テールを含む直鎖状クローニングベクターの存在下でこ
のようなインキュベーションを行った場合、塩基対合
は、効率的にクローニングベクターにPCR産物をアニ
ーリングする。アニーリングされた産物を、形質転換に
よってE. coli細胞に導入した場合、インビボプ
ロセスは、効率的にそれを組換えプラスミドに変換す
る。
【0156】3つ全てのリーディングフレームでの任意
のPCR産物のクローニングを可能にするUDGクロー
ニングベクターをpEZC3201(図8K)から以下
のように調製した。8つのオリゴヌクレオチドが、Li
fe Technologies,Inc.から得られ
た(全て5’→3’で記載される:rf1 上部(GG
CC GAT TAC GAT ATC CCA AC
G ACC GAAAAC CTG TAT TTT
CAG GGT)(配列番号19)、rf1下部(CA
G GTT TTC GGT CGT TGG GAT
ATCGTA ATC)(配列番号20)、rf2
上部(GGCCA GAT TAC GAT ATC
CCA ACG ACC GAA AAC CTG T
AT TTT CAG GGT)(配列番号21、rf
2 下部(CAG GTTTTC GGT CGT T
GG GAT ATC GTA ATCT)(配列番号
23)、rf3 上部(GGCCAA GAT TAC
GAT ATCCCA ACG ACC GAA A
AC CTG TAT TTT CAGGGT)(配列
番号23)、rf3 下部(CAG GTT TTC
GGTCGT TGG GAT ATC GTA AT
C TT)(配列番号24)、カルボキシ上部(ACC
GTT TAC GTG GAT)(配列番号2
5)、およびカルボキシ下部(TCGA GTC CA
C GTA AAC GGT TCC CAC TTA
TTA)(配列番号26))。rf1、2および3上
部鎖ならびにカルボキシ下部鎖を、T4ポリヌクレオチ
ドキナーゼを用いてその5’末端上でリン酸化し、次い
で各対の相補的な鎖をハイブリダイズした。プラスミド
pEZC3201(図8K)をNot IおよびSal
Iを用いて切断し、そして切断プラスミドのアリコー
トをカルボキシ−オリゴ二重鎖(Sal I末端)およ
びrf1、rf2、またはrf3二重鎖のいずれか(N
otI末端)と混合した(250pmolカルボキシオ
リゴ二重鎖と10μl(約5pmol)切断プラスミド
とを混合し、3つの20μl容積に分割し、rf1、r
f2、またはrf3二重鎖の5μl(250pmol)
および2μl=2単位T4 DNAリガーゼを各反応物
に添加した)。室温での90分の連結後、各反応物を調
製用アガロースゲルに供し、そして2.1kbのベクタ
ーバンドを溶出し、そして50μlのTEに溶解した。 パートIII:CATおよびphoA遺伝子のPCR プラスミドpACYC184由来のクロラムフェニコー
ルアセチルトランスフェラーゼ(CAT)遺伝子および
E. coli由来のアルカリホスファターゼ遺伝子で
あるphoAを増幅するために、プライマーをLife
Technologies, Inc.,から得た。
プライマーは、ウラシル塩基を含む12塩基5’伸長を
有し、その結果ウラシルDNAグリコシラーゼ(UD
G)でのPCR産物の処理は、DNAの各末端での塩基
対合を弱め、そして3’鎖が上記のrf1、rf2、お
よびrf3ベクターの突出す3’末端とのアニーリング
を可能にする。プライマーの配列(全て5’→3’で記
載)は以下のとおりであった:CAT左、UAU UU
U CAG GGU ATG GAG AAA AAA
ATC ACT GGA TAT ACC(配列番号
27);CAT右、UCC CAC UUA UUA
CGC CCC GCC CTG CCA CTC A
TC(配列番号28);phoA左、UAU UUU
CAG GGUATG CCT GTT CTG GA
A AAC CGG(配列番号29);およびphoA
右、UCC CAC UUA UUA TTT CAG
CCC CAG GGC GGC TTT C(配列
番号30)。次いで、プライマーを公知の方法工程(例
えば、米国特許第5,334,515号(これは本明細
書中にその全体が参考として援用される)を参照のこ
と)を用いるPCR反応のために使用し、そしてこれら
のプライマーを用いて得られたポリメラーゼ連鎖反応増
幅産物は、開始ATGを有するがいかなる転写シグナル
も有さないCATまたはphoA遺伝子を含んだ。さら
に、アミノ末端上のウラシル含有配列は、TEVプロテ
アーゼ(Life Technologies,In
c.)の切断部位をコードし、そしてカルボキシ末端上
のウラシル含有配列は、連続的なTAAナンセンスコド
ンをコードした。
【0157】非精製PCR産物(約30ng)を、1×
REact4緩衝液(LTI)および1単位のUDG
(LTI)を含む10μlの反応物中で、ゲル精製され
た、直鎖状rf1、rf2、またはrf3クローニング
ベター(約50ng)と混合した。37℃での30分
後、各反応の1μlアリコートを、コンピテントE.
coli DH5α細胞(LTI)に形質転換し、そし
て50μg/mlのカナマイシンを含有する寒天上にプ
レートした。コロニーをひろい、そしてミニプレップD
NAの分析は、CAT遺伝子が、リーディングフレーム
1(pEZC3601)(図8C)、リーディングフレ
ーム2(pEZC3609)(図8D)、およびリーデ
ィングフレーム3(pEZC3617)(図8E)でク
ローン化され、そしてphoA遺伝子が、リーディング
フレーム1(pEZC3606)(図8F)、リーディ
ングフレーム2(pEZC3613)(図8G)、およ
びリーディングフレーム3(pEZC3621)(図8
H)でクローン化されたことを示した。 パートIV:CATまたはphoAのUDGクローニン
グベクターからGST融合ベクターへのサブクローニン
グ 3つ全てのリーディングフレームでのGSTとCATま
たはphoAのいずれかとの間の融合物をコードするプ
ラスミドを、以下の組換えクローニングによって構築し
た。GSTベクタードナーpEZC3501(図8B)
(上記のPharmaciaプラスミドpGEX−2T
K由来)のミニプレップDNAを、Cla Iを用いて
直鎖状にした。約5ngのベクタードナーを、緩衝液お
よび組換えタンパク質Int、Xis、およびIHF
(上記)を含む8μlの反応物中、CATまたはpho
Aを含む各約10ngの適切な環状遺伝子ドナーベクタ
ーと混合した。インキュベーション後、1μlの各反応
物を、E. coliDH5α株に形質転換し、そして
表7に示すようにアンピシリン上にプレートした。
【0158】
【表7】 (パートV:融合タンパク質の発現)各形質転換由来の
2つのコロニーを、100μg/mlのアンピシリンを
含有する17×100mmのプラスチックチューブ(F
alcon 2059,Becton Dickins
on)中の2mlのリッチ培地(CircleGro
w, Bio101 Inc.)中にひろい、そして3
7℃で約4時間強く振盪し、その時培養物は視覚的に濁
っていた。1mlの各培養物を、GSTの発現を誘導す
るために10μlの10%(w/v)IPTGを含む新
しいチューブに移した。さらなる2時間のインキュベー
ション後、全ての培養物は、ほぼ同じ濁度を有した;1
つの培養物のA600は、1.5であった。0.35m
lの各培養物由来の細胞を回収し、そしてサンプル緩衝
液(SDSおよびβ−メルカプトエタノールを含む)で
処理し、そして細胞の約0.15 A600単位に等価
なアリコートを、Novex 4〜20%勾配ポリアク
リルアミドゲルに供した。電気泳動後、ゲルをクーマシ
ーブルーを用いて染色した。
【0159】結果:単一のタンパク質のバンドの増大し
た発現は、12の培養物の全てで見出された。これらの
タンパク質の観察されたサイズは、3つのリーディング
フレームでCATまたはphoAに(終止コドンを含ま
ないattB組換え部位を介して)融合されたGSTの
予想したサイズと良く一致した:CAT rf1=26
9アミノ酸;CAT rf2=303アミノ酸;CAT
rf3=478アミノ酸;phoA rf1=282
アミノ酸;phoA rf2=280アミノ酸;および
phoA rf3=705アミノ酸。
【0160】分析:CATおよびphoA遺伝子の両方
を、3つ全てのリーディングフレームでGST融合ベク
ターにサブクローン化し、そして6つの融合タンパク質
の発現を示した。
【0161】上記発明は、明瞭化および理解の目的で幾
らか詳細に記載されているが、形式および詳細における
種々の変化が、本発明および添付の請求の範囲の真の範
囲から逸脱することなくなされ得ることが、本開示の解
釈から当業者によって認識される。本明細書中で引用さ
れた全ての特許および刊行物は、本明細書中にその全て
が参考として援用される。
【0162】
【発明の効果】組換えクローニングが、所望の特性(単
数もしくは複数)および/またはDNAセグメント(単
数もしくは複数)を有するキメラDNA分子を提供する
ための操作された組換え部位および組換えタンパク質を
用いてDNA分子のセグメントを移動または交換するた
めの、インビトロおよびインビボにおける、核酸、ベク
ターおよび方法の使用により、提供される。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本明細書の1つの一般的な方法を示
す。ここで、開始(親)DNA分子は、環状または直鎖
状であり得る。目標は、新たなサブクローニングベクタ
ーDをもとのクローニングベクターBと交換することで
ある。1つの実施態様において、ADについて、および
すべての他の分子(コインテグレートを含む)に対して
選択することが所望される。四角および丸は、組換えの
部位(例えば、loxP部位、att部位など)であ
る。例えば、セグメントDは、発現シグナル、新たな薬
剤マーカー、新たな複製起点、またはマッピングもしく
はDNA配列決定のための特殊化された機能を含み得
る。
【図2A】図2Aは、インサートドナープラスミド(こ
こでは、pEZC705)をベクタードナープラスミド
(ここでは、pEZC726)と組換え、そして産物D
NAおよび副産物娘分子を得るインビトロにおける方法
を示す。2つの組換え部位は、ベクタードナー上のat
tPおよびloxPである。これらの部位により規定さ
れる1つのセグメント上に、そのプロモーターがトラン
スポゾンTn10由来のtetOPオペレーター/プロ
モーターにより置換されているカナマイシン耐性遺伝子
が存在する。Sizemoreら、Nucl. Aci
ds Res. 18(10):2875 (199
0)を参照のこと。tetリプレッサータンパク質の非
存在下において、E. coli RNAポリメラーゼ
は、tetOPからカナマイシン耐性遺伝子を転写す
る。tetリプレッサーが存在する場合、それはtet
OPに結合し、そしてカナマイシン耐性遺伝子の転写を
ブロックする。pEZC726の他のセグメントは、構
成性プロモーターにより発現されるtetリプレッサー
遺伝子を有する。従って、pEZC726により形質転
換される細胞は、tetRと同じセグメント上のクロラ
ムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ遺伝子のた
めにクロラムフェニコールに耐性であるが、カナマイシ
ンに感受性である。リコンビナーゼ媒介性反応は、te
tR遺伝子の、調節されたカナマイシン耐性遺伝子から
の分離を生じる。この分離は、所望の組換え産物のみを
受ける細胞においてカナマイシン耐性を生じる。第1の
組換え反応はインテグラーゼと呼ばれるリコンビナーゼ
の添加により駆動される。第2の組換え反応はリコンビ
ナーゼCreをコインテグレート(ここでは、pEZC
7Cointegrate)へ添加することにより駆動
される。
【図2B】図2Bは、pEZC705の制限地図を示
す。
【図2C】図2Cは、pEZC726の制限地図を示
す。
【図2D】図2Dは、pEZC7 Cointegra
teの制限地図を示す。
【図2E】図2Eは、Intprodの制限地図を示
す。
【図2F】図2Fは、Intbyproの制限地図を示
す。
【図3A】図3Aは、インサートドナープラスミド(こ
こでは、pEZC602)をベクタードナープラスミド
(ここでは、pEZC629)と組換え、そして産物
(ここでは、EZC6prod)および副産物(ここで
は、EZC6Bypr)娘分子を得るインビトロにおけ
る方法を示す。2つの組換え部位は、loxPおよびl
oxP 511である。これらの部位により規定される
pEZC629の1つのセグメント上に、そのプロモー
ターがトランスポゾンTn10由来のtetOPオペレ
ーター/プロモーターにより置換されているカナマイシ
ン耐性遺伝子が存在する。tetリプレッサータンパク
質の非存在下において、E. coliRNAポリメラ
ーゼは、tetOPからカナマイシン耐性遺伝子を転写
する。tetリプレッサーが存在する場合、それはte
tOPに結合し、そしてカナマイシン耐性遺伝子の転写
をブロックする。pEZC629の他のセグメントは、
構成性プロモーターにより発現されるtetリプレッサ
ー遺伝子を有する。従って、pEZC629により形質
転換される細胞は、tetRと同じセグメント上のクロ
ラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ遺伝子の
ためにクロラムフェニコールに耐性であるが、カナマイ
シンに感受性である。反応は、tetR遺伝子の、調節
されたカナマイシン耐性遺伝子からの分離を生じる。こ
の分離は、所望の組換え産物のみを受ける細胞において
カナマイシン耐性を生じる。第1および第2の組換え事
象は、同じリコンビナーゼCreの添加により駆動され
る。
【図3B】図3Bは、EZC6Byprの制限地図を示
す。
【図3C】図3Cは、EZC6prodの制限地図を示
す。
【図3D】図3Dは、pEZC602の制限地図を示
す。
【図3E】図3Eは、pEZC629の制限地図を示
す。
【図3F】図3Fは、EZC6cointの制限地図を
示す。
【図4A】図4Aは、組換えクローニングのインビトロ
方法の、真核生物細胞における発現のために、ベクター
中へクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ
遺伝子をサブクローン化するための適用を示す。インサ
ートドナープラスミドpEZC843は、loxP部位
が遺伝子の5’末端に位置するようにloxP部位とa
ttB部位との間にクローン化されたE. coliの
クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ遺伝
子を含む。ベクタードナープラスミドpEZC1003
は、loxP部位に並置されたサイトメガロウイルス真
核生物プロモーターを含む。超らせんプラスミドをλイ
ンテグラーゼおよびCreリコンビナーゼとインビトロ
で組み合わせた。インキュベーション後、コンピテント
なE. coli細胞を組換え反応溶液を用いて形質転
換した。形質転換のアリコートをカナマイシンを含有す
る寒天プレート上に広げて、産物分子(ここでは、CM
VProd)を選択した。
【図4B】図4Bは、pEZC843の制限地図を示
す。
【図4C】図4Cは、pEZC1003の制限地図を示
す。
【図4D】図4Dは、CMVByproの制限地図を示
す。
【図4E】図4Eは、CMVProdの制限地図を示
す。
【図4F】図4Fは、CMVcointの制限地図を示
す。
【図5A】図5Aは、pEZC1301の制限地図を示
す。
【図5B】図5Bは、pEZC1305の制限地図を示
す。
【図5C】図5Cは、pEZC1309の制限地図を示
す。
【図5D】図5Dは、pEZC1313の制限地図を示
す。
【図5E】図5Eは、pEZC1317の制限地図を示
す。
【図5F】図5Fは、pEZC1321の制限地図を示
す。
【図5G】図5Gは、pEZC1405の制限地図を示
す。
【図5H】図5Hは、pEZC1502の制限地図を示
す。
【図6A】図6Aは、pEZC1603の制限地図を示
す。
【図6B】図6Bは、pEZC1706の制限地図を示
す。
【図7A】図7Aは、pEZC2901の制限地図を示
す。
【図7B】図7Bは、pEZC2913の制限地図を示
す。
【図7C】図7Cは、pEZC3101の制限地図を示
す。
【図7D】図7Dは、pEZC1802の制限地図を示
す。
【図8A】図8Aは、pGEX−2TKの制限地図を示
す。
【図8B】図8Bは、pEZC3501の制限地図を示
す。
【図8C】図8Cは、pEZC3601の制限地図を示
す。
【図8D】図8Dは、pEZC3609の制限地図を示
す。
【図8E】図8Eは、pEZC3617の制限地図を示
す。
【図8F】図8Fは、pEZC3606の制限地図を示
す。
【図8G】図8Gは、pEZC3613の制限地図を示
す。
【図8H】図8Hは、pEZC3621の制限地図を示
す。
【図8I】図8Iは、GST−CATの制限地図を示
す。
【図8J】図8Jは、GST−phoAの制限地図を示
す。
【図8K】図8Kは、pEZC3201の制限地図を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 5/10 C12N 5/00 A (72)発明者 マイケル エイ. ブラッシュ アメリカ合衆国 メリーランド 20882, ガイザースバーグ, サニーエイカーズ ロード 20931 Fターム(参考) 4B024 AA20 BA80 CA01 DA06 FA10 FA13 GA11 4B065 AA26X AA98Y AB01 AC14 AC20 BA02 BA25 BD50 CA60 4H045 AA20 BA10 BA41 CA01 CA40 EA60 FA74

Claims (513)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核酸分子であって、以下: (a)RKYCWGCTTTYKTRTACNAAST
    SGB(m−att)(配列番号1); (b)AGCCWGCTTTYKTRTACNAACT
    SGB(m−attB)(配列番号2); (c)GTTCAGCTTTCKTRTACNAACT
    SGB(m−attR)(配列番号3); (d)AGCCWGCTTTCKTRTACNAAGT
    SGB(m−attL)(配列番号4); (e)GTTCAGCTTTYKTRTACNAAGT
    SGB(m−attPl)(配列番号5);および 対応するかまたは相補的なDNA配列またはRNA配
    列、からなる群より選択される核酸配列を含み、ここで
    R=AまたはG;K=GまたはT/U;Y=CまたはT
    /U;W=AまたはT/U;N=AまたはCまたはGま
    たはT/U;S=CまたはG;そしてB=CまたはGま
    たはT/U;である、核酸分子。
  2. 【請求項2】 核酸分子であって、以下: (a)AGCCTGCTTTTTTGTACAAACT
    TGT(attB 1)(配列番号6); (b)AGCCTGCTTTCTTGTACAAACT
    TGT(attB2)(配列番号7); (c)ACCCAGCTTTCTTGTACAAACT
    TGT(attB3)(配列番号8); (d)GTTCAGCTTTTTTGTACAAACT
    TGT(attR1)(配列番号9); (e)GTTCAGC TTTCTTGTACAAAC
    TTGT(attR2)(配列番号10); (f)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attR3)(配列番号11); (g)AGCCTGCTTTTTTGTACAAAGT
    TGG(attLl)(配列番号12); (h)AGCCTGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attL2)(配列番号13); (i)ACCCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attL3)(配列番号14); (j)GTTCAGCTTTTTTGTACAAAGT
    TGG(attPl)(配列番号15); (k)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attP2、P3)(配列番号16);および 対応するかまたは相補的なDNA配列またはRNA配
    列、からなる群より選択される核酸配列を含む、核酸分
    子。
  3. 【請求項3】 核酸分子であって、配列番号1〜16、
    または相補的なDNA配列もしくは対応するRNA配列
    の少なくとも1つに対して少なくとも80%相同性を有
    する少なくとも1つの操作された組み換え部位、を含
    む、核酸分子。
  4. 【請求項4】 組成物であって、請求項3に記載の少な
    くとも1つの核酸分子、ならびに1つ以上の緩衝液、1
    つ以上の組み換えタンパク質、および1つ以上の核酸分
    子からなる群より選択される少なくとも1つのさらなる
    成分を含む、組成物。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の少なくとも1つの核酸
    分子を含む、キット。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの組み換えタンパク質を
    さらに含む、請求項5に記載のキット。
  7. 【請求項7】 少なくとも第一の組み換え部位を含む、
    単離された核酸分子であって、該第一の組み換え部位
    が、組み換え特異性を強化する少なくとも1つの変異を
    含む、単離された核酸分子。
  8. 【請求項8】 前記変異が第二の組み換え部位との特異
    的組み換えを可能にする、請求項7に記載の核酸分子。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の核酸分子であって、該
    核酸分子は、選択マーカー、クローニング部位、制限部
    位、プロモーター、オペロン、複製起点、および遺伝子
    または部分的遺伝子からなる群より選択される、少なく
    とも1つのさらなる核酸配列をさらに含む、核酸分子。
  10. 【請求項10】 前記核酸分子が第二の組み換え部位を
    さらに含む、請求項7に記載の核酸分子。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の核酸分子であっ
    て、前記第一および第二の組み換え部位は、選択マーカ
    ー、クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペ
    ロン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子から
    なる群より選択される、少なくとも1つのさらなる核酸
    配列に隣接する、核酸分子。
  12. 【請求項12】 前記第一組み換え部位が、att部位
    およびlox部位からなる群より選択される、請求項7
    に記載の核酸分子。
  13. 【請求項13】 前記第二の組み換え部位が、att部
    位およびlox部位から選択される、請求項10に記載
    の核酸分子。
  14. 【請求項14】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子、tRNA遺伝子、栄養要求マーカー、毒性遺伝
    子、表現型マーカー、アンチセンスオリゴヌクレオチ
    ド、制限エンドヌクレアーゼ、制限エンドヌクレアーゼ
    切断部位、酵素切断部位、タンパク質結合部位、および
    PCRプライマー配列に相補的な配列、からなる群より
    選択される、核酸分子。
  15. 【請求項15】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項9に記載の核酸分子。
  16. 【請求項16】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項11に記載の核酸分子。
  17. 【請求項17】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項9に記載の
    核酸分子。
  18. 【請求項18】 前記タグ配列がGST タグおよびH
    is タグからなる群より選択される、請求項17に記
    載の核酸分子。
  19. 【請求項19】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項11に記載
    の核酸分子。
  20. 【請求項20】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項19に
    記載の核酸分子。
  21. 【請求項21】 請求項7、9、11、17、18、1
    9または20のいずれか1項に記載の核酸分子を含む、
    ベクター。
  22. 【請求項22】 請求項7、9、11、17、18、1
    9または20のいずれか1項に記載の核酸分子を含む、
    細胞。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載のベクターを含む、
    細胞。
  24. 【請求項24】 請求項7、9、17または18のいず
    れか1項に記載の核酸分子によってコードされる、タン
    パク質。
  25. 【請求項25】 前記タンパク質が融合タンパク質であ
    る、請求項24に記載のタンパク質。
  26. 【請求項26】 前記融合タンパク質が、アミノ末端タ
    グ配列を含む、請求項25に記載の融合タンパク質。
  27. 【請求項27】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項26に記載の融合
    タンパク質。
  28. 【請求項28】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項27に
    記載の融合タンパク質。
  29. 【請求項29】 前記融合タンパク質が、カルボキシ末
    端タグ配列を含む、請求項25に記載の核酸分子。
  30. 【請求項30】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項29に記載の融合
    タンパク質。
  31. 【請求項31】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項30に
    記載の融合タンパク質。
  32. 【請求項32】 核酸分子であって、配列番号1〜1
    6、それに対して相補的なDNA配列、およびそれに対
    応するRNA配列、からなる群より選択される少なくと
    も第一の核酸配列を含む、核酸分子。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の核酸分子であっ
    て、選択マーカー、クローニング部位、制限部位、プロ
    モーター、オペロン、複製起点、および遺伝子または部
    分的遺伝子、からなる群より選択される、少なくとも1
    つのさらなる核酸配列をさらに含む、核酸分子。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の核酸分子であっ
    て、前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺伝子、tRN
    A遺伝子、栄養要求マーカー、毒性遺伝子、表現型マー
    カー、アンチセンスオリゴヌクレオチド、制限エンドヌ
    クレアーゼ、制限エンドヌクレアーゼ切断部位、酵素切
    断部位、タンパク質結合部位、およびPCRプライマー
    配列に相補的な配列、からなる群より選択される少なく
    とも1つのマーカーを含む、核酸分子。
  35. 【請求項35】 請求項32に記載の核酸分子であっ
    て、
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の核酸分子であっ
    て、前記第一および第二の核酸配列は、選択マーカー、
    クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペロ
    ン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子からな
    る群より選択される、少なくとも1つのさらなる核酸配
    列に隣接する、核酸分子。
  37. 【請求項37】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項33に記載
    の核酸分子。
  38. 【請求項38】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項37に
    記載の核酸分子。
  39. 【請求項39】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項36に記載
    の核酸分子。
  40. 【請求項40】 前記タグ配列がGST タグおよびH
    is タグからなる群より選択される、請求項39に記
    載の核酸分子。
  41. 【請求項41】 請求項32、33、35、37、3
    8、39または40のいずれか1項に記載の核酸分子を
    含む、ベクター。
  42. 【請求項42】 請求項32、33、35、37、3
    8、39または40のいずれか1項に記載の核酸分子を
    含む、細胞。
  43. 【請求項43】 請求項41に記載のベクターを含む、
    細胞。
  44. 【請求項44】 請求項32、33。37、または38
    のいずれか1項に記載の核酸分子によってコードされ
    る、タンパク質。
  45. 【請求項45】 前記タンパク質が融合タンパク質であ
    る、請求項44に記載のタンパク質。
  46. 【請求項46】 前記融合タンパク質が、アミノ末端タ
    グ配列を含む、請求項45に記載の融合タンパク質。
  47. 【請求項47】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項46に記載の融合
    タンパク質。
  48. 【請求項48】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項47に
    記載の融合タンパク質。
  49. 【請求項49】 前記融合タンパク質が、カルボキシ末
    端タグ配列を含む、請求項45に記載の融合タンパク
    質。
  50. 【請求項50】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項49に記載の融合
    タンパク質。
  51. 【請求項51】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項50に
    記載の融合タンパク質。
  52. 【請求項52】 少なくとも第一の変異した組み換え部
    位を含む単離された核酸分子であって、該変異は、該組
    み換え部位から1つ以上の終止コドンを除去する、単離
    された核酸分子。
  53. 【請求項53】 請求項52に記載の核酸分子であっ
    て、前記核酸分子は、選択マーカー、クローニング部
    位、制限部位、プロモーター、オペロン、複製起点、お
    よび遺伝子または部分的遺伝子、からなる群より選択さ
    れる、少なくとも1つのさらなる核酸配列をさらに含
    む、核酸分子。
  54. 【請求項54】 前記核酸分子が第二の組み換え部位を
    さらに含む、請求項52に記載の核酸分子。
  55. 【請求項55】 請求項54に記載の核酸分子であっ
    て、前記第一および第二の組み換え部位が、選択マーカ
    ー、クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペ
    ロン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子、か
    らなる群より選択される、少なくとも1つのさらなる核
    酸配列に隣接する、核酸分子。
  56. 【請求項56】 前記第一組み換え部位が、att部位
    およびlox部位からなる群より選択される、請求項5
    2に記載の核酸分子。
  57. 【請求項57】 請求項53に記載の核酸分子であっ
    て、前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺伝子、tRN
    A遺伝子、栄養要求マーカー、毒性遺伝子、表現型マー
    カー、アンチセンスオリゴヌクレオチド、制限エンドヌ
    クレアーゼ、制限エンドヌクレアーゼ切断部位、酵素切
    断部位、タンパク質結合部位、およびPCRプライマー
    配列に相補的な配列、からなる群より選択される、少な
    くとも1つのマーカーを含む、核酸分子。
  58. 【請求項58】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項53に記載の核酸分子。
  59. 【請求項59】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項54に記載の核酸分子。
  60. 【請求項60】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項53に記載
    の核酸分子。
  61. 【請求項61】 前記タグ配列がGST タグおよびH
    is タグからなる群より選択される、請求項60に記
    載の核酸分子。
  62. 【請求項62】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項54に記載
    の核酸分子。
  63. 【請求項63】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項62に
    記載の核酸分子。
  64. 【請求項64】 請求項52、53、55、60、6
    1、62または63のいずれか1項に記載の核酸分子を
    含む、ベクター。
  65. 【請求項65】 請求項52、53、55、60、6
    1、62または63のいずれか1項に記載の核酸分子を
    含む、細胞。
  66. 【請求項66】 請求項64に記載のベクターを含む、
    細胞。
  67. 【請求項67】 請求項52、53、60または61の
    いずれか1項に記載の核酸分子によってコードされる、
    タンパク質。
  68. 【請求項68】 前記タンパク質が融合タンパク質であ
    る、請求項67に記載のタンパク質。
  69. 【請求項69】 前記融合タンパク質が、アミノ末端タ
    グ配列を含む、請求項68に記載の融合タンパク質。
  70. 【請求項70】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項69に記載の融合
    タンパク質。
  71. 【請求項71】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項70に
    記載の融合タンパク質。
  72. 【請求項72】 前記融合タンパク質が、カルボキシ末
    端タグ配列を含む、請求項68に記載の融合タンパク
    質。
  73. 【請求項73】 前記タグ配列が、遺伝子または部分的
    遺伝子によってコードされる、請求項72に記載の融合
    タンパク質。
  74. 【請求項74】 前記タグ配列が、GST タグおよび
    His タグからなる群より選択される、請求項73に
    記載の融合タンパク質。
  75. 【請求項75】 少なくとも第一の変異した組み換え部
    位を含む単離された核酸分子であって、該変異は、ヘア
    ピン形成を回避する、単離された核酸分子。
  76. 【請求項76】 請求項75に記載の核酸分子であっ
    て、該核酸分子は、選択マーカー、クローニング部位、
    制限部位、プロモーター、オペロン、複製起点、および
    遺伝子または部分的遺伝子、からなる群より選択され
    る、少なくとも1つのさらなる核酸配列をさらに含む、
    核酸分子。
  77. 【請求項77】 前記核酸分子が第二の組み換え部位を
    さらに含む、請求項75に記載の核酸分子。
  78. 【請求項78】 請求項77に記載の核酸分子であっ
    て、前記第一および第二の組み換え部位は、選択マーカ
    ー、クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペ
    ロン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子から
    なる群より選択される、少なくとも1つのさらなる核酸
    配列に隣接する、核酸分子。
  79. 【請求項79】 前記第一組み換え部位が、att部位
    およびlox部位からなる群より選択される、請求項7
    5に記載の核酸分子。
  80. 【請求項80】 前記第二の組み換え部位が、att部
    位およびlox部位から選択される、請求項77に記載
    の核酸分子。
  81. 【請求項81】 請求項76に記載の核酸分子であっ
    て、前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺伝子、tRN
    A遺伝子、栄養要求マーカー、毒性遺伝子、表現型マー
    カー、アンチセンスオリゴヌクレオチド、制限エンドヌ
    クレアーゼ、制限エンドヌクレアーゼ切断部位、酵素切
    断部位、タンパク質結合部位、およびPCRプライマー
    配列に相補的な配列、からなる群より選択される、少な
    くとも1つのマーカーを含む、核酸分子。
  82. 【請求項82】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項76に記載の核酸分子。
  83. 【請求項83】 前記選択マーカーが、抗生物質耐性遺
    伝子および毒性遺伝子からなる群より選択される、請求
    項78に記載の核酸分子。
  84. 【請求項84】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、タ
    グ配列をコードする核酸配列を含む、請求項76に記載
    の核酸分子。
  85. 【請求項85】 前記タグ配列が、GSTタグおよびH
    isタグからなる群より選択される、請求項84に記載
    の核酸分子。
  86. 【請求項86】 前記遺伝子または部分遺伝子が、タグ
    配列をコードする核酸配列を含む、請求項78に記載の
    核酸分子。
  87. 【請求項87】 前記タグ配列が、GSTタグおよびH
    isタグからなる群より選択される、請求項86に記載
    の核酸分子。
  88. 【請求項88】 請求項75、76、78、84、8
    5、86、または87のいずれか1項に記載の核酸分子
    を含む、ベクター。
  89. 【請求項89】 請求項75、76、78、84、8
    5、86、または87のいずれか1項に記載の核酸分子
    を含む、細胞。
  90. 【請求項90】 請求項88に記載のベクターを含む、
    細胞。
  91. 【請求項91】 請求項75、76、84または85の
    いずれか1項に記載の核酸分子によってコードされる、
    タンパク質。
  92. 【請求項92】 前記タンパク質が融合タンパク質であ
    る、請求項91に記載のタンパク質。
  93. 【請求項93】 前記融合タンパク質が、アミノ末端タ
    グ配列を含む、請求項92に記載の融合タンパク質。
  94. 【請求項94】 前記タグ配列が、遺伝子または部分遺
    伝子によってコードされる、請求項93に記載の融合タ
    ンパク質。
  95. 【請求項95】 前記タグ配列が、GSTタグおよびH
    isタグからなる群より選択される、請求項94に記載
    の融合タンパク質。
  96. 【請求項96】 前記融合タンパク質が、カルボキシ末
    端タグ配列を含む、請求項92に記載の融合タンパク
    質。
  97. 【請求項97】 前記タグ配列が、遺伝子または部分遺
    伝子によってコードされる、請求項96に記載の融合タ
    ンパク質。
  98. 【請求項98】 前記タグ配列が、GSTタグおよびH
    isタグからなる群より選択される、請求項97に記載
    の融合タンパク質。
  99. 【請求項99】 少なくとも1つのプロモーターおよび
    少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝子により隣接された
    少なくとも1つの第1のlox部位を含む、核酸分子。
  100. 【請求項100】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項99に記載の核酸分子。
  101. 【請求項101】 前記lox部位がloxP部位であ
    り、そして前記プロモーターおよび前記抗生物質耐性遺
    伝子が作動可能に連結される、請求項99に記載の核酸
    分子。
  102. 【請求項102】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項101に記載の核酸分子。
  103. 【請求項103】 少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝
    子に作動可能に連結された少なくとも1つのプロモータ
    ーを含む核酸分子であって、該プロモーターおよび該抗
    生物質耐性遺伝子は、少なくとも1つの組換え部位によ
    って分離されている、核酸分子。
  104. 【請求項104】 前記第1の組換え部位が、lox部
    位、att部位、およびそれらの変異体からなる群より
    選択される、請求項103に記載の核酸分子。
  105. 【請求項105】 前記第1の組換え部位がlox部位
    である、請求項103に記載の核酸分子。
  106. 【請求項106】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項105に記載の核酸分子。
  107. 【請求項107】 前記核酸分子が少なくとも1つのさ
    らなる組換え部位をさらに含む、請求項103に記載の
    核酸分子。
  108. 【請求項108】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項107に記載の核酸分子。
  109. 【請求項109】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位である、請求項107に記載の核
    酸分子。
  110. 【請求項110】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項109に記載の核酸分子。
  111. 【請求項111】 前記核酸分子が少なくとも1つのク
    ローニング部位を含む、請求項103に記載の核酸分
    子。
  112. 【請求項112】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項103に記載の核酸分子。
  113. 【請求項113】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項112に記載の核酸分子。
  114. 【請求項114】 請求項103に記載の核酸分子であ
    って、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフ
    ェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチ
    シリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子および
    カナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、核
    酸分子。
  115. 【請求項115】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項103に記載
    の核酸分子。
  116. 【請求項116】 機能性の抗生物質耐性遺伝子を含む
    核酸分子であって、ここで、該抗生物質耐性遺伝子の第
    1の部分および該抗生物質耐性遺伝子の第2の部分は、
    少なくとも1つの第1の組換え部位によって分離されて
    いる、核酸分子。
  117. 【請求項117】 前記抗生物質耐性遺伝子の前記第1
    の部分および前記第2の部分が作動可能に連結されてい
    る、請求項116に記載の核酸分子。
  118. 【請求項118】 前記抗生物質耐性遺伝子の前記第1
    の部分がプロモーターである、請求項116に記載の核
    酸分子。
  119. 【請求項119】 前記第1の組換え部位が、lox部
    位、att部位、およびそれらの変異体からなる群より
    選択される、請求項116に記載の核酸分子。
  120. 【請求項120】 前記第1の組換え部位が、lox部
    位である、請求項116に記載の核酸分子。
  121. 【請求項121】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項120に記載の核酸分子。
  122. 【請求項122】 前記核酸分子が少なくとも1つのさ
    らなる組換え部位をさらに含む、請求項116に記載の
    核酸分子。
  123. 【請求項123】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項122に記載の核酸分子。
  124. 【請求項124】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位である、請求項122に記載の核
    酸分子。
  125. 【請求項125】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項124に記載の核酸分子。
  126. 【請求項126】 前記核酸分子が少なくとも1つのク
    ローニング部位を含む、請求項116に記載の核酸分
    子。
  127. 【請求項127】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項116に記載の核酸分子。
  128. 【請求項128】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項127に記載の核酸分子。
  129. 【請求項129】 請求項116に記載の核酸分子であ
    って、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフ
    ェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチ
    シリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子および
    カナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、核
    酸分子。
  130. 【請求項130】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項116に記載
    の核酸分子。
  131. 【請求項131】 前記遺伝子の前記第1の部分が、前
    記組換え部位に隣接して配置される、請求項116に記
    載の核酸分子。
  132. 【請求項132】 前記遺伝子の前記第2の部分が、前
    記組換え部位に隣接して配置される、請求項116に記
    載の核酸分子。
  133. 【請求項133】 少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝
    子に作動可能に連結された少なくとも1つのプロモータ
    ーを含む核酸分子であって、該プロモーターおよび該抗
    生物質耐性遺伝子は、少なくとも1つのloxP部位に
    よって分離されている、核酸分子。
  134. 【請求項134】 請求項133に記載の核酸分子であ
    って、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフ
    ェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチ
    シリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子および
    カナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、核
    酸分子。
  135. 【請求項135】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項133に記載
    の核酸分子。
  136. 【請求項136】 少なくとも1つの機能性の抗生物質
    耐性遺伝子を含む核酸分子であって、該機能性の遺伝子
    は、少なくとも1つのloxP部位によって互いに分離
    されているプロモーターおよび抗生物質耐性遺伝子を含
    む、核酸分子。
  137. 【請求項137】 請求項136に記載の核酸分子であ
    って、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフ
    ェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチ
    シリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子および
    カナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、核
    酸分子。
  138. 【請求項138】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項136に記載
    の核酸分子。
  139. 【請求項139】 請求項99または請求項101に記
    載の核酸分子を含む、宿主細胞。
  140. 【請求項140】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項139に記載の宿主
    細胞。
  141. 【請求項141】 請求項103、106、107、1
    10、116、117、121、122、125、13
    3または136のいずれか1項に記載の核酸分子を含
    む、宿主細胞。
  142. 【請求項142】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項141に記載の宿主
    細胞。
  143. 【請求項143】 核酸分子を産生する方法であって、
    該方法は、以下:(a)第1の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部および少なくとも1つの第1の組換え部分を含
    む、第1の核酸分子を提供する工程;(b)第2の遺伝
    子の少なくとも1つの一部および少なくとも1つの第2
    の組換え部位を含む、第2の核酸分子を提供する工程;
    ならびに(c)該第1の組換え部位と該第2の組換え部
    位との間の組換えをもたらすのに十分な条件下で、該第
    1の核酸分子および該第2の核酸分子と少なくとも1つ
    の組換えタンパク質との間で混合物を形成する工程であ
    って、それによって、該第1の遺伝子の一部および該第
    2の遺伝子の一部が作動可能に連結されて機能性の遺伝
    子を形成する第3の核酸分子を産生する、工程、を包含
    する、方法。
  144. 【請求項144】 前記第1の遺伝子または前記第2の
    遺伝子が選択マーカーをコードする、請求項143に記
    載の方法。
  145. 【請求項145】 前記第1の遺伝子または前記第2の
    遺伝子が抗生物質耐性遺伝子である、請求項143に記
    載の方法。
  146. 【請求項146】 請求項145に記載の方法であっ
    て、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフェ
    ニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチシ
    リン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子およびカ
    ナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、核酸
    分子。
  147. 【請求項147】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項145に記載
    の核酸分子。
  148. 【請求項148】 前記第1の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部または前記第2の遺伝子の少なくとも1つの一部
    がプロモーターを含む、請求項143に記載の方法。
  149. 【請求項149】 前記第1の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部および前記第2の遺伝子の少なくとも1つの一部
    が、1つ以上の構造遺伝子のフラグメントである、請求
    項143に記載の方法。
  150. 【請求項150】 前記第1の遺伝子または前記第2の
    遺伝子がヘテロダイマー遺伝子産物をコードする、請求
    項143に記載の方法。
  151. 【請求項151】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位、att部位、およびそ
    れらの変異体からなる群より選択される、請求項143
    に記載の方法。
  152. 【請求項152】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位およびatt部位からな
    る群より選択される、請求項143に記載の方法。
  153. 【請求項153】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位である、請求項143に
    記載の方法。
  154. 【請求項154】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項153に記載の方法。
  155. 【請求項155】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、att部位である、請求項143に
    記載の方法。
  156. 【請求項156】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項155に記載の方法。
  157. 【請求項157】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項143に記載の方法。
  158. 【請求項158】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項157に記載の方法。
  159. 【請求項159】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのlox部位またはその変異
    体である、請求項157に記載の方法。
  160. 【請求項160】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位である、請求項157に記載の方
    法。
  161. 【請求項161】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項160に記載の方法。
  162. 【請求項162】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのatt部位またはその変異
    体である、請求項157に記載の方法。
  163. 【請求項163】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、att部位である、請求項157に記載の方
    法。
  164. 【請求項164】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項163に記載の方法。
  165. 【請求項165】 前記第1の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部が、前記第1の組換え部位に隣接して配置され
    る、請求項143に記載の方法。
  166. 【請求項166】 前記第2の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部が、前記第2の組換え部位に隣接して配置され
    る、請求項143に記載の方法。
  167. 【請求項167】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのクローニング部位を含
    む、請求項143に記載の方法。
  168. 【請求項168】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3、リゾルベース、Hin、Gin、Cinお
    よびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請
    求項143に記載の方法。
  169. 【請求項169】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項143に記載の方法。
  170. 【請求項170】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびXisからなる群より選
    択される、請求項143に記載の方法。
  171. 【請求項171】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がIntである、請求項143に記載の方法。
  172. 【請求項172】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がIHFである、請求項143に記載の方法。
  173. 【請求項173】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がXisである、請求項143に記載の方法。
  174. 【請求項174】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子または前記第3核酸分子が、ベクターであ
    る、請求項143に記載の方法。
  175. 【請求項175】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項174に記載の方法。
  176. 【請求項176】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が直鎖状である、請求項143に記載の方
    法。
  177. 【請求項177】 前記第1の遺伝子の少なくとも1つ
    の一部または前記第2の遺伝子の少なくとも1つの一部
    が、PCR産物である、請求項143に記載の方法。
  178. 【請求項178】 前記機能性の遺伝子を発現させる工
    程をさらに包含する、請求項143に記載の方法。
  179. 【請求項179】 少なくとも1つの宿主細胞を前記混
    合物と接触させる工程、および前記第3の核酸分子を含
    む宿主細胞について選択する工程をさらに包含する、請
    求項143に記載の方法。
  180. 【請求項180】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子を含む宿主細胞に対して選択する工程をさら
    に包含する、請求項179に記載の方法。
  181. 【請求項181】 前記選択された宿主細胞中で前記機
    能性の遺伝子を発現させる工程をさらに包含する、請求
    項179に記載の方法。
  182. 【請求項182】 前記宿主細胞が原核生物細胞であ
    る、請求項179に記載の方法。
  183. 【請求項183】 前記宿主細胞が細菌細胞である、請
    求項179に記載の方法。
  184. 【請求項184】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項179に記載の方
    法。
  185. 【請求項185】 核酸分子を産生する方法であって、
    該方法は、以下: (a)抗生物質耐性遺伝子の第1の部分および少なくと
    も1つの第1の組換え部位を含む、第1の核酸分子を提
    供する工程; (b)該抗生物質耐性遺伝子の第2の部分および少なく
    とも1つの第2の組換え部位を含む、第2の核酸分子を
    提供する工程;ならびに (c)該第1の組換え部位と該第2の組換え部位との間
    の組換えをもたらすのに十分な条件下で、該第1の核酸
    分子および該第2の核酸分子と少なくとも1つの組換え
    タンパク質との間で混合物を形成する工程であって、そ
    れによって、該遺伝子の該第1の部分および該第2の部
    分が作動可能に連結されて機能性の抗生物質耐性遺伝子
    を形成する第3の核酸分子を産生する、工程、を包含す
    る、方法。
  186. 【請求項186】 請求項185に記載の方法であっ
    て、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフェ
    ニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチシ
    リン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子およびカ
    ナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、方
    法。
  187. 【請求項187】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項185に記載
    の方法。
  188. 【請求項188】 前記遺伝子の前記第1の部分または
    前記第2の部分がプロモーターを含む、請求項185に
    記載の方法。
  189. 【請求項189】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位、att部位、およびそ
    れらの変異体からなる群より選択される、請求項185
    に記載の方法。
  190. 【請求項190】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位およびatt部位からな
    る群より選択される、請求項185に記載の方法。
  191. 【請求項191】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位である、請求項185に
    記載の方法。
  192. 【請求項192】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項191に記載の方法。
  193. 【請求項193】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、att部位である、請求項185に
    記載の方法。
  194. 【請求項194】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項193に記載の方法。
  195. 【請求項195】 前記第1の核酸分子および前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項185に記載の方法。
  196. 【請求項196】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項195に記載の方法。
  197. 【請求項197】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのlox部位またはその変異
    体である、請求項195に記載の方法。
  198. 【請求項198】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位である、請求項195に記載の方
    法。
  199. 【請求項199】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項198に記載の方法。
  200. 【請求項200】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのatt部位またはその変異
    体である、請求項195に記載の方法。
  201. 【請求項201】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、att部位である、請求項195に記載の方
    法。
  202. 【請求項202】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項201に記載の方法。
  203. 【請求項203】 前記遺伝子の前記第1の部分が、前
    記第1の組換え部位に隣接して配置される、請求項18
    5に記載の方法。
  204. 【請求項204】 前記遺伝子の前記第2の部分が、前
    記第2の組換え部位に隣接して配置される、請求項18
    5に記載の方法。
  205. 【請求項205】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのクローニング部位を含
    む、請求項185に記載の方法。
  206. 【請求項206】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3、リゾルベース、Hin、Gin、Cinお
    よびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請
    求項185に記載の方法。
  207. 【請求項207】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項185に記載の方法。
  208. 【請求項208】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびXisからなる群より選
    択される、請求項185に記載の方法。
  209. 【請求項209】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子または前記第3核酸分子が、ベクターであ
    る、請求項185に記載の方法。
  210. 【請求項210】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項209に記載の方法。
  211. 【請求項211】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が直鎖状である、請求項185に記載の方
    法。
  212. 【請求項212】 前記遺伝子の前記第1の部分または
    前記第2の部分が、PCR産物である、請求項185に
    記載の方法。
  213. 【請求項213】 少なくとも1つの宿主細胞を前記混
    合物と接触させる工程、および前記第3の核酸分子を含
    む宿主細胞について選択する工程をさらに包含する、請
    求項185に記載の方法。
  214. 【請求項214】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子を含む宿主細胞に対して選択する工程をさら
    に包含する、請求項213に記載の方法。
  215. 【請求項215】 前記第1の核酸分子および前記第2
    の核酸分子を含む宿主細胞に対して選択する工程をさら
    に包含する、請求項213に記載の方法。
  216. 【請求項216】 前記宿主細胞が原核生物細胞であ
    る、請求項213に記載の方法。
  217. 【請求項217】 前記宿主細胞が細菌細胞である、請
    求項213に記載の方法。
  218. 【請求項218】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項213に記載の方
    法。
  219. 【請求項219】 前記第3の核酸分子を宿主細胞に導
    入する工程をさらに包含する、請求項185に記載の方
    法。
  220. 【請求項220】 前記第3の核酸分子を宿主細胞に導
    入する工程、および前記抗生物質耐性遺伝子を発現させ
    る工程をさらに包含する、請求項185に記載の方法。
  221. 【請求項221】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項220に記載の方
    法。
  222. 【請求項222】 核酸分子を産生する方法であって、
    該方法は、以下: (a)少なくとも1つのプロモーターおよび少なくとも
    1つの第1の組換え部位を含む、第1の核酸分子を提供
    する工程; (b)少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝子および少な
    くとも1つの第2の組換え部位を含む、第2の核酸分子
    を提供する工程;ならびに (c)該第1の組換え部位と該第2の組換え部位との間
    の組換えをもたらすのに十分な条件下で、該第1の核酸
    分子および該第2の核酸分子ならびに少なくとも1つの
    組換えタンパク質とで混合物を形成する工程であって、
    それによって、該プロモーターおよび該抗生物質耐性遺
    伝子が作動可能に連結された第3の核酸分子を産生す
    る、工程、を包含する、方法。
  223. 【請求項223】 請求項222に記載の方法であっ
    て、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフェ
    ニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチシ
    リン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子およびカ
    ナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、方
    法。
  224. 【請求項224】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項222に記載
    の方法。
  225. 【請求項225】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位、att部位、およびそ
    れらの変異体からなる群より選択される、請求項222
    に記載の方法。
  226. 【請求項226】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位およびatt部位からな
    る群より選択される、請求項222に記載の方法。
  227. 【請求項227】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、lox部位である、請求項222に
    記載の方法。
  228. 【請求項228】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項227に記載の方法。
  229. 【請求項229】 前記第1の組換え部位および前記第
    2の組換え部位が、att部位である、請求項222に
    記載の方法。
  230. 【請求項230】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項229に記載の方法。
  231. 【請求項231】 前記第1の核酸分子および前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項222に記載の方法。
  232. 【請求項232】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項231に記載の方法。
  233. 【請求項233】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのlox部位またはその変異
    体である、請求項231に記載の方法。
  234. 【請求項234】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位である、請求項231に記載の方
    法。
  235. 【請求項235】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項234に記載の方法。
  236. 【請求項236】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、少なくとも1つのatt部位またはその変異
    体である、請求項231に記載の方法。
  237. 【請求項237】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、att部位である、請求項231に記載の方
    法。
  238. 【請求項238】 前記att部位が、attB部位、
    attP部位、attL部位およびattR部位からな
    る群より選択される、請求項237に記載の方法。
  239. 【請求項239】 前記プロモーターが、前記第1の組
    換え部位に隣接して配置される、請求項222に記載の
    方法。
  240. 【請求項240】 前記抗生物質耐性遺伝子が、前記第
    2の組換え部位に隣接して配置される、請求項222に
    記載の方法。
  241. 【請求項241】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのクローニング部位を含
    む、請求項222に記載の方法。
  242. 【請求項242】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3リゾルベース、Hin、Gin、Cinおよ
    びこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項222に記載の方法。
  243. 【請求項243】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項222に記載の方法。
  244. 【請求項244】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がInt、IHFおよびXisからなる群より選択
    される、請求項222に記載の方法。
  245. 【請求項245】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子または前記第3核酸分子が、ベクターであ
    る、請求項222に記載の方法。
  246. 【請求項246】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項245に記載の方法。
  247. 【請求項247】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が直鎖状である、請求項222に記載の方
    法。
  248. 【請求項248】 前記遺伝子の第1の部分または前記
    遺伝子の第2の部分が、PCR産物である、請求項22
    2に記載の方法。
  249. 【請求項249】 少なくとも1つの宿主細胞を前記混
    合物と接触させる工程、および前記第3の核酸分子を含
    む宿主細胞を選択する工程をさらに包含する、請求項2
    22に記載の方法。
  250. 【請求項250】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子を含む宿主細胞に対して選択する工程をさら
    に包含する、請求項249に記載の方法。
  251. 【請求項251】 前記宿主細胞が原核生物細胞であ
    る、請求項249に記載の方法。
  252. 【請求項252】 前記宿主細胞が細菌細胞である、請
    求項249に記載の方法。
  253. 【請求項253】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項249に記載の方
    法。
  254. 【請求項254】 前記第3の核酸分子を宿主細胞に導
    入する工程をさらに包含する、請求項222に記載の方
    法。
  255. 【請求項255】 前記核酸分子を宿主細胞に導入する
    工程、および前記抗生物質耐性遺伝子を発現させる工程
    をさらに包含する、請求項222に記載の方法。
  256. 【請求項256】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項255に記載の方
    法。
  257. 【請求項257】 核酸分子を産生する方法であって、
    該方法は、以下: (a)少なくとも1つのプロモーターおよび少なくとも
    1つの第1のloxP部位を含む、第1の核酸分子を提
    供する工程; (b)少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝子および少な
    くとも1つの第2のloxP部位を含む、第2の核酸分
    子を提供する工程;ならびに (c)該第1のloxP部位と該第2のloxP部位と
    の間の組換えをもたらすのに十分な条件下で、該第1の
    核酸分子および該第2の核酸分子ならびに少なくとも1
    つのCre組換えタンパク質とで混合物を形成する工程
    であって、それによって、該プロモーターおよび該抗生
    物質耐性遺伝子が作動可能に連結された第3の核酸分子
    を産生する、工程、を包含する、方法。
  258. 【請求項258】 請求項257に記載の方法であっ
    て、ここで、前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラムフェ
    ニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、メチシ
    リン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子およびカ
    ナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択される、方
    法。
  259. 【請求項259】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項257に記載
    の方法。
  260. 【請求項260】 前記第3の核酸分子を宿主細胞に導
    入する工程をさらに包含する、請求項257に記載の方
    法。
  261. 【請求項261】 前記第3の核酸分子を宿主細胞に導
    入する工程および前記抗生物質耐性遺伝子を発現させる
    工程をさらに包含する、請求項257に記載の方法。
  262. 【請求項262】 前記宿主細胞がEscherich
    ia coli細胞である、請求項260または261
    のいずれか1項に記載の方法。
  263. 【請求項263】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と少なくとも1つの単離された核酸分子とを混合
    させる工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核
    酸分子は、少なくとも1つの変異を含む少なくとも1つ
    の第1の組換え部位を含み、ここで、該変異は、該組換
    え部位から1つ以上の終止コドンを除去する、方法。
  264. 【請求項264】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と少なくとも1つの単離された核酸分子とを混合
    させる工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核
    酸分子は、少なくとも1つの変異を含む少なくとも1つ
    の第1の組換え部位を含み、ここで、該変異は、ヘアピ
    ン形成を回避する、方法。
  265. 【請求項265】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と少なくとも1つの単離された核酸分子とを混合
    させる工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核
    酸分子は、配列番号1〜16の1つ以上に80〜99%
    の相同性である核酸配列、これらに相補的なDNA配
    列、およびこれらに対応するRNA配列を含む少なくと
    も1つの第1の組換え部位を含む、方法。
  266. 【請求項266】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と少なくとも1つの単離された核酸分子とを混合
    させる工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核
    酸分子は、配列番号1〜16の1つ以上にストリンジェ
    ントな条件下でハイブリダイズする核酸配列、これらに
    相補的なDNA配列、およびこれらに対応するRNA配
    列を含む少なくとも1つの第1の組換え部位を含む、方
    法。
  267. 【請求項267】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と少なくとも1つの単離された核酸分子とを混合
    させる工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核
    酸分子は、組換え特異性を増強する少なくとも1つの変
    異を含む少なくとも1つの第1の変異されたatt組換
    え部位を含む、方法。
  268. 【請求項268】 前記変異されたatt部位が配列番
    号1〜16に示される少なくとも1つの核酸配列を含
    む、請求項267に記載の方法。
  269. 【請求項269】 請求項267に記載の方法であっ
    て、ここで、前記変異されたatt部位は、配列番号1
    〜16に示される少なくとも1つの核酸配列に80〜9
    9%の相同性である少なくとも1つの核酸配列を含む、
    方法。
  270. 【請求項270】 請求項267に記載の方法であっ
    て、ここで、前記変異されたatt部位は、配列番号1
    〜16に示される少なくとも1つの核酸配列にストリン
    ジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つ
    の核酸配列を含む、方法。
  271. 【請求項271】 請求項263、264、265、2
    66、または267のいずれか1項に記載の方法によっ
    て作製される、反応混合物。
  272. 【請求項272】 1つ以上の単離された組換えタンパ
    ク質および少なくとも1つの単離された核酸分子を含む
    組成物であって、該少なくとも1つの単離された核酸分
    子は、少なくとも1つの変異を含む少なくとも1つの第
    1の組換え部位を含み、該変異は、該組換え部位から1
    つ以上の終止コドンを除去する、方法。
  273. 【請求項273】 少なくとも1つの単離された組換え
    タンパク質および少なくとも1つの単離された核酸分子
    を含む組成物であって、該少なくとも1つの単離された
    核酸分子は、配列番号1〜16、これらに相補的なDN
    A配列、およびこれらに対応するRNA配列からなる群
    より選択される少なくとも1つの第1の核酸配列を含
    む、組成物。
  274. 【請求項274】 1つ以上の単離された組換えタンパ
    ク質および少なくとも1つの単離された核酸分子を含む
    組成物であって、該少なくとも1つの単離された核酸分
    子は、少なくとも1つの変異を含む少なくとも1つの第
    1の組換え部位を含み、ここで、該変異は、ヘアピン形
    成を回避する、組成物。
  275. 【請求項275】 少なくとも1つの単離された組換え
    タンパク質および少なくとも1つの単離された核酸分子
    を含む組成物であって、該少なくとも1つの単離された
    核酸分子は、配列番号1〜16の1つ以上に80〜99
    %の相同性である核酸配列、これらに相補的なDNA配
    列、およびこれらに対応するRNA配列からなる群より
    選択される少なくとも1つの核酸配列を含む少なくとも
    1つの組換え部位を含む、組成物。
  276. 【請求項276】 少なくとも1つの単離された組換え
    タンパク質および少なくとも1つの単離された核酸分子
    を含む組成物であって、該少なくとも1つの単離された
    核酸分子は、配列番号1〜16の1つ以上にストリンジ
    ェントならびに条件下でハイブリダイズする核酸配列、
    これらに相補的なDNA配列、およびこれらに対応する
    RNA配列からなる群より選択される少なくとも1つの
    核酸配列を含む少なくとも1つの組換え部位を含む、組
    成物。
  277. 【請求項277】 前記組成物が少なくとも2つの組換
    えタンパク質を含む、請求項272、273、274、
    275または276のいずれか1項に記載の組成物。
  278. 【請求項278】 前記組成物が少なくとも3つの組換
    えタンパク質を含む、請求項272、273、274、
    275または276のいずれか1項に記載の組成物。
  279. 【請求項279】 組成物であって、該組成物は、1以
    上の組換えタンパク質および少なくとも1つの単離され
    た核酸分子を含み、該核酸分子は、少なくとも第1のa
    tt組換え部位を含み、該組換え部位は、コインテグレ
    ート核酸分子または産物核酸分子の形成におけるインビ
    トロでの組換え効率または組換え特異性を増強する少な
    くとも1つの変異を有する、コア領域を含む、組成物。
  280. 【請求項280】 請求項279に記載の組成物であっ
    て、前記組換え部位が、以下:(i)切り出し組換えの
    増強;(ii)組み込み組換えの増強;(iii)宿主
    因子の要求性の減少;(iv)前記コインテグレート核
    酸分子または前記産物核酸分子の組換えによる形成反応
    の効率の増加;(v)前記コインテグレート核酸分子ま
    たは前記産物核酸分子の組換えによる形成反応の特異性
    の増加;および(vi)該産物核酸分子のその後の組換
    え反応またはその後の単離の特異性または収率の増加、
    からなる群より選択される、少なくとも1つの増強を付
    与する、組成物。
  281. 【請求項281】 請求項279に記載の組成物であっ
    て、前記コア領域が、以下: a)RKYCWGCTTTYKTRTACNAASTS
    GB(m−att)(配列番号1); b)AGCCWGCTTTYKTRTACNAACTS
    GB(m−attB)(配列番号2); c)GTTCAGCTTTCKTRTACNAACTS
    GB(m−attR)(配列番号3); d)AGCCWGCTTTCKTRTACNAAGTS
    GB(m−attL)(配列番号4); e)GTTCAGCTTTYKTRTACNAAGTS
    GB(m−attP1)(配列番号5); およびその対応するかまたは相補的なDNA配列または
    RNA配列からなる群より選択される、核酸配列を含
    み、ここで、R=AまたはG;K=GまたはT/U;Y
    =CまたはT/U;W=AまたはT/U;N=Aまたは
    CまたはGまたはT/U;S=CまたはG;そしてB=
    CまたはGまたはT/Uである、組成物。
  282. 【請求項282】 請求項279に記載の組成物であっ
    て、前記コア領域が、以下: a)AGCCTGCTTTTTTGTACAAACTT
    GT(attB1)(配列番号6); b)AGCCTGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attB2)(配列番号7); c)ACCCAGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attB3)(配列番号8); d)GTTCAGCTTTTTTGTACAAACTT
    GT(attR1)(配列番号9); e)GTTCAGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attR2)(配列番号10); f)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attR3)(配列番号11); g)AGCCTGCTTTTTTGTACAAAGTT
    GG(attL1)(配列番号12); h)AGCCTGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attL2)(配列番号13); i)ACCCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attL3)(配列番号14); j)GTTCAGCTTTTTTGTACAAAGTT
    GG(attP1)(配列番号15); k)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attP2、P3)(配列番号16); およびその対応するかまたは相補的なDNA配列または
    RNA配列からなる群より選択される、核酸配列を含
    む、組成物。
  283. 【請求項283】 前記組換えタンパク質が、γδ、T
    n3リゾルベース、Hin、Gin、CinおよびFl
    pからなる群より選択される、請求項272〜276お
    よび279のいずれか1項に記載の組成物。
  284. 【請求項284】 前記組換えタンパク質が、Int、
    IHF、XisおよびCreからなる群より選択され
    る、請求項272〜276および279のいずれか1項
    に記載の組成物。
  285. 【請求項285】 前記組換えタンパク質が、Int、
    IHFおよびXisからなる群より選択される、請求項
    272〜276および279のいずれか1項に記載の組
    成物。
  286. 【請求項286】 前記組換えタンパク質の少なくとも
    1つが、Intである、請求項272〜276および2
    79のいずれか1項に記載の組成物。
  287. 【請求項287】 前記組換えタンパク質の少なくとも
    1つが、バクテリオファージλ、phi80、P22、
    P2、186、P4およびP1からなる群より選択され
    る生物によってコードされる、請求項272〜276お
    よび279のいずれか1項に記載の組成物。
  288. 【請求項288】 前記組換えタンパク質の少なくとも
    1つが、バクテリオファージλによってコードされる、
    請求項272〜276および279のいずれか1項に記
    載の組成物。
  289. 【請求項289】 前記組換えタンパク質の少なくとも
    1つが、Bacillus thuringiensi
    sによってコードされる、請求項272〜276および
    279のいずれか1項に記載の組成物。
  290. 【請求項290】 前記組成物が、IntおよびIHF
    を含む、請求項272〜276および279のいずれか
    1項に記載の組成物。
  291. 【請求項291】 前記組成物が、Xisをさらに含
    む、請求項290に記載の組成物。
  292. 【請求項292】 前記少なくとも2つの組換えタンパ
    ク質が、互いに異なる、請求項277に記載の組成物。
  293. 【請求項293】 前記少なくとも3つの組換えタンパ
    ク質が、互いに異なる、請求項277に記載の組成物。
  294. 【請求項294】 組成物であって、該組成物は、少な
    くとも1つの単離された組換えタンパク質および少なく
    とも1つの単離された核酸分子を含み、該核酸分子は、
    組換え特異性を増強する少なくとも1つの変異を含む変
    異att組換え部位、それに対する相補的DNA配列、
    およびそれに対する相補的RNA配列からなる群より選
    択される少なくとも1つの核酸配列を含む、少なくとも
    第1の組換え部位を含む、組成物。
  295. 【請求項295】 前記変異att部位が、配列番号1
    〜16に示される少なくとも1つの核酸配列を含む、請
    求項294に記載の組成物。
  296. 【請求項296】 前記変異att部位が、配列番号1
    〜16に示される少なくとも1つの核酸配列に80〜9
    9%相同である少なくとも1つの核酸配列を含む、請求
    項295に記載の組成物。
  297. 【請求項297】 前記変異att部位が、配列番号1
    〜16に示される少なくとも1つの核酸配列にストリン
    ジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも1つ
    の核酸配列を含む、請求項295に記載の組成物。
  298. 【請求項298】 組成物であって、以下: (a)遺伝子の第1の部分および少なくとも第1の組換
    え部分を含む、第1の核酸分子; (b)該遺伝子の第2の部分および少なくとも第2の組
    換え部分を含む、第2の核酸分子;および (c)該第1の組換え部位と第2の組換え部位との間で
    組換えを生じ得る、少なくとも1つの組換えタンパク
    質、を含む、組成物。
  299. 【請求項299】 組成物であって、以下: (a)抗生物質耐性遺伝子の第1の部分および少なくと
    も第1の組換え部分を含む、第1の核酸分子; (b)該抗生物質耐性遺伝子の第2の部分および少なく
    とも第2の組換え部分を含む、第2の核酸分子;および (c)該第1の組換え部位と第2の組換え部位との間で
    組換えを生じ得る、少なくとも1つの組換えタンパク
    質、を含む、組成物。
  300. 【請求項300】 組成物であって、以下: (a)少なくとも1つのプロモーターおよび少なくとも
    第1の組換え部分を含む、第1の核酸分子; (b)少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝子および少な
    くとも第2の組換え部分を含む、第2の核酸分子;およ
    び (c)該第1の組換え部位と第2の組換え部位との間で
    組換えを生じ得る、少なくとも1つの組換えタンパク
    質、を含む、組成物。
  301. 【請求項301】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位、att部位、およびそれら
    の変異体からなる群より選択される、請求項298に記
    載の組成物。
  302. 【請求項302】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位である、請求項298に記載
    の組成物。
  303. 【請求項303】 前記lox部位が、loxP部位で
    ある、請求項302に記載の組成物。
  304. 【請求項304】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位、att部位、およびそれら
    の変異体からなる群より選択される、請求項299に記
    載の組成物。
  305. 【請求項305】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位である、請求項299に記載
    の組成物。
  306. 【請求項306】 前記lox部位が、loxP部位で
    ある、請求項305に記載の組成物。
  307. 【請求項307】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位、att部位、およびそれら
    の変異体からなる群より選択される、請求項300に記
    載の組成物。
  308. 【請求項308】 前記第1の組換え部位および第2の
    組換え部位が、lox部位である、請求項300に記載
    の組成物。
  309. 【請求項309】 前記lox部位が、loxP部位で
    ある、請求項308に記載の組成物。
  310. 【請求項310】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項298に記載の組成物。
  311. 【請求項311】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項310に記載の組成物。
  312. 【請求項312】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項301に記載の組成物。
  313. 【請求項313】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項312に記載の組成物。
  314. 【請求項314】 前記第1の核酸分子または前記第2
    の核酸分子が、少なくとも1つのさらなる組換え部位を
    さらに含む、請求項300に記載の組成物。
  315. 【請求項315】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項314に記載の組成物。
  316. 【請求項316】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3リゾルベース、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項298に記載の組成物。
  317. 【請求項317】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Creである、請求項298に記載の組成物。
  318. 【請求項318】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびXisからなる群より選
    択される、請求項298に記載の組成物。
  319. 【請求項319】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3リゾルベース、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項299に記載の組成物。
  320. 【請求項320】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Creである、請求項299に記載の組成物。
  321. 【請求項321】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびXisからなる群より選
    択される、請求項299に記載の組成物。
  322. 【請求項322】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、Tn3リゾルベース、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項300に記載の組成物。
  323. 【請求項323】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Creである、請求項300に記載の組成物。
  324. 【請求項324】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびXisからなる群より選
    択される、請求項300に記載の組成物。
  325. 【請求項325】 前記核酸分子および前記第2の核酸
    分子が、ベクターである、請求項298に記載の組成
    物。
  326. 【請求項326】 前記核酸分子および前記第2の核酸
    分子が、ベクターである、請求項299に記載の組成
    物。
  327. 【請求項327】 前記核酸分子および前記第2の核酸
    分子が、ベクターである、請求項300に記載の組成
    物。
  328. 【請求項328】 前記遺伝子の前記第1の部分または
    前記第2の部分が、PCR産物である、請求項298に
    記載の組成物。
  329. 【請求項329】 少なくとも1つの宿主細胞をさらに
    含む、請求項298、299または300のいずれか1
    項に記載の組成物。
  330. 【請求項330】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項329に記載の組
    成物。
  331. 【請求項331】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質および少なくとも1つの単離されたIHFタ
    ンパク質を含む、組成物。
  332. 【請求項332】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質、少なくとも1つの単離されたIHFタンパ
    ク質および少なくとも1つの単離されたXisタンパク
    質を含む、組成物。
  333. 【請求項333】 少なくとも1つの組換え部位を含む
    少なくとも1つのベクターをさらに含む、請求項331
    または332のいずれか1項に記載の組成物。
  334. 【請求項334】 前記少なくとも1つの組換え部位
    が、少なくとも1つのatt組換え部位またはその変異
    体もしくは改変体である、請求項333に記載の組成
    物。
  335. 【請求項335】 前記少なくとも1つの組換え部位
    が、少なくとも1つのatt組換え部位である、請求項
    333に記載の組成物。
  336. 【請求項336】 前記少なくとも1つのatt組換え
    部位が、attB部位、attP部位、attL部位、
    attR部位、およびそれらの変異体または改変体から
    なる群より選択される、請求項334または335のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  337. 【請求項337】 少なくとも2つの組換え部位を含む
    少なくとも1つのベクターをさらに含む、請求項331
    または332のいずれか1項に記載の組成物。
  338. 【請求項338】 前記組換え部位のうちの少なくとも
    1つが、att組換え部位またはその変異体もしくは改
    変体である、請求項337に記載の組成物。
  339. 【請求項339】 前記組換え部位のうちの少なくとも
    1つが、att組換え部位である、請求項337に記載
    の組成物。
  340. 【請求項340】 前記att組換え部位が、attB
    部位、attP部位、attL部位、attR部位、お
    よびそれらの変異体または改変体からなる群より選択さ
    れる、請求項338または339のいずれか1項に記載
    の組成物。
  341. 【請求項341】 少なくとも1つの単離されたFIS
    タンパク質をさらに含む、請求項331または332の
    いずれか1項に記載の組成物。
  342. 【請求項342】 スペルミジンをさらに含む、請求項
    331または332のいずれか1項に記載の組成物。
  343. 【請求項343】 Tris−HClをさらに含む、請
    求項331または332のいずれか1項に記載の組成
    物。
  344. 【請求項344】 エチレンジアミン四酢酸(EDT
    A)をさらに含む、請求項331または332のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  345. 【請求項345】 ウシ血清アルブミン(BSA)をさ
    らに含む、請求項332または333のいずれか1項に
    記載の組成物。
  346. 【請求項346】 Creタンパク質、FLPタンパク
    質、γδタンパク質、Tn3リゾルベースタンパク質、
    Hinタンパク質、Ginタンパク質、およびCinタ
    ンパク質からなる群より選択される、少なくとも1つさ
    らなる単離された組換えタンパク質をさらに含む、請求
    項332または333のいずれか1項に記載の組成物。
  347. 【請求項347】 少なくとも1つの単離されたCre
    組換えタンパク質をさらに含む、請求項331または3
    32のいずれか1項に記載の組成物。
  348. 【請求項348】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質、少なくとも1つの単離されたIHFタンパ
    ク質、スペルミジン、Tris−HCl、EDTAおよ
    びBSAを含む、組成物。
  349. 【請求項349】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質、少なくとも1つの単離されたIHFタンパ
    ク質、少なくとも1つの単離されたXisタンパク質、
    スペルミジン、Tris−HCl、EDTAおよびBS
    Aを含む、組成物。
  350. 【請求項350】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質、少なくとも1つの単離されたIHFタンパ
    ク質およびスペルミジンを含む、組成物。
  351. 【請求項351】 少なくとも1つの単離されたInt
    タンパク質、少なくとも1つの単離されたIHFタンパ
    ク質、少なくとも1つの単離されたXisタンパク質お
    よびスペルミジンを含む、組成物。
  352. 【請求項352】 少なくとも1つの組換え部位を含む
    少なくとも1つのベクターをさらに含む、請求項348
    〜351のいずれか1項に記載の組成物。
  353. 【請求項353】 前記少なくとも1つの組換え部位
    が、少なくとも1つのatt組換え部位またはその変異
    体もしくは改変体である、請求項352に記載の組成
    物。
  354. 【請求項354】 前記少なくとも1つの組換え部位
    が、少なくとも1つのatt組換え部位である、請求項
    352に記載の組成物。
  355. 【請求項355】 前記少なくとも1つのatt組換え
    部位が、attB部位、attP部位、attL部位、
    attR部位、およびそれらの変異体または改変体から
    なる群より選択される、請求項353または354のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  356. 【請求項356】 少なくとも2つの組換え部位を含む
    少なくとも1つのベクターをさらに含む、請求項348
    〜352のいずれか1項に記載の組成物。
  357. 【請求項357】 前記組換え部位のうちの少なくとも
    1つが、att組換え部位またはその変異体もしくは改
    変体である、請求項356に記載の組成物。
  358. 【請求項358】 前記組換え部位のうちの少なくとも
    1つが、att組換え部位である、請求項356に記載
    の組成物。
  359. 【請求項359】 前記att組換え部位が、attB
    部位、attP部位、attL部位、attR部位、お
    よびそれらの変異体または改変体からなる群より選択さ
    れる、請求項353または354のいずれか1項に記載
    の組成物。
  360. 【請求項360】 少なくとも1つの単離されたFIS
    タンパク質をさらに含む、請求項348〜351のいず
    れか1項に記載の組成物。
  361. 【請求項361】 Creタンパク質、FLPタンパク
    質、γδタンパク質、Tn3リゾルベースタンパク質、
    Hinタンパク質、Ginタンパク質、およびCinタ
    ンパク質からなる群より選択される、少なくとも1つさ
    らなる単離された組換えタンパク質をさらに含む、請求
    項348〜351のいずれか1項に記載の組成物。
  362. 【請求項362】 少なくとも1つの単離されたCre
    組換えタンパク質をさらに含む、請求項348〜351
    のいずれか1項に記載の組成物。
  363. 【請求項363】 請求項331〜333、337、3
    41〜352、356または360〜362のいずれか
    1項に記載の組成物を含む少なくとも1つの容器を備え
    る、キット。
  364. 【請求項364】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、1以上の
    単離された組換えタンパク質および少なくとも1つの単
    離された核酸分子を備え、該核酸分子は、少なくとも1
    つの変異を含む少なくとも第1の組換え部位含み、ここ
    で、該変異は、該組換え部位から1以上の終止コドンを
    除去する、キット。
  365. 【請求項365】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、少なくと
    も1つの単離された組換えタンパク質および少なくとも
    1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、配列
    番号1〜16、それに対する相補的DNA配列、および
    それに対応するRNA配列からなる群より選択される、
    少なくとも第1の核酸配列を含む、キット。
  366. 【請求項366】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、少なくと
    も1つの単離された組換えタンパク質および少なくとも
    1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、少な
    くとも1つの変異を含む少なくとも第1の組換え部位含
    み、ここで、該変異は、ヘアピン形成を回避する、キッ
    ト。
  367. 【請求項367】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、少なくと
    も1つの単離された組換えタンパク質および少なくとも
    1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、配列
    番号1〜16、それに対する相補的DNA配列、および
    それに対応するRNA配列のうちの1以上に80〜99
    %相同である核酸配列からなる群より選択される少なく
    とも1つの核酸配列を含む、少なくとも第1の組換え部
    位を含む、キット。
  368. 【請求項368】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、少なくと
    も1つの単離された組換えタンパク質および少なくとも
    1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、配列
    番号1〜16、それに対する相補的DNA配列、および
    それに対応するRNA配列のうちの1以上にストリンジ
    ェント条件下でハイブリダイズする核酸配列からなる群
    より選択される少なくとも1つの核酸配列を含む、少な
    くとも第1の組換え部位を含む、キット。
  369. 【請求項369】 前記キットが、少なくとも2つの組
    換えタンパク質を含む、請求項364〜368のいずれ
    か1項に記載のキット。
  370. 【請求項370】 前記キットが、少なくとも3つの組
    換えタンパク質を含む、請求項364〜368のいずれ
    か1項に記載のキット。
  371. 【請求項371】 キットであって、該キットは、少な
    くとも2つの単離された組換えタンパク質、第1の組換
    え部位および第2の組換え部位を含む少なくとも1つの
    第1の核酸分子であって、ここで、該第1および第2の
    組換え部位は、互いに組換わらない、第1の核酸分子、
    ならびに第1の組換え部位および第2の組換え部位を含
    む少なくとも1つの第2の核酸分子であって、ここで、
    該第1および第2の組換え部位は、互いに組換わらな
    い、第2の核酸分子、を備え、ここで、該第2の核酸分
    子は、(a)リプレッサーをコードする抑制カセットお
    よび(b)該リプレッサーにより抑制される選択マーカ
    ーをさらに含み、ここで該選択マーカーおよび該抑制カ
    セットは、異なる核酸セグメント上に存在し、該核酸セ
    グメントは、少なくとも1つの組換え部位によって互い
    に分離されている、キット。
  372. 【請求項372】 前記第1の核酸分子が、環状核酸分
    子または直鎖状核酸分子である、請求項371に記載の
    キット。
  373. 【請求項373】 前記第2の核酸分子が、環状核酸分
    子または直鎖状核酸分子である、請求項371に記載の
    キット。
  374. 【請求項374】 請求項371に記載のキットであっ
    て、前記第2の核酸分子が、(a)毒性遺伝子および
    (b)選択マーカーをさらに含み、ここで、該毒性遺伝
    子および該選択マーカーが、異なる核酸セグメント上に
    存在し、該核酸セグメントが、少なくとも1つの組換え
    部位によって互いに分離されている、キット。
  375. 【請求項375】 請求項371に記載のキットであっ
    て、前記第2の核酸分子が、(a)抑制カセットおよび
    (b)該抑制カセットにコードされるリプレッサーによ
    って抑制される選択マーカーをさらに含み、ここで、該
    選択マーカーおよび該抑制カセットが、異なる核酸セグ
    メント上に存在し、該核酸セグメントが、少なくとも1
    つの組換え部位によって互いに分離されている、キッ
    ト。
  376. 【請求項376】 キットであって、該キットは、少な
    くとも1つの単離された組換えタンパク質および少なく
    とも1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、
    少なくとも第1の組換え部位を含み、該組換え部位は、
    コインテグレート核酸分子または産物核酸分子の形成に
    おけるインビトロでの組換え効率または組換え特異性を
    増強するコア領域を含む、キット。
  377. 【請求項377】 請求項376に記載のキットであっ
    て、前記組換え部位が、以下:(i)切り出し組換えの
    増強;(ii)組み込み組換えの増強;(iii)宿主
    因子の要求性の減少;(iv)前記コインテグレート核
    酸分子または前記産物核酸分子の組換えによる形成反応
    の効率の増加;(v)前記コインテグレート核酸分子ま
    たは前記産物核酸分子の組換えによる形成反応の特異性
    の増加;および(vi)該産物核酸分子のその後の組換
    え反応またはその後の単離の特異性および収率の増加、
    からなる群より選択される、少なくとも1つの増強を付
    与する、キット。
  378. 【請求項378】 請求項376に記載のキットであっ
    て、前記コア領域が、以下: a)RKYCWGCTTTYKTRTACNAASTS
    GB(m−att)(配列番号1); b)AGCCWGCTTTYKTRTACNAACTS
    GB(m−attB)(配列番号2); c)GTTCAGCTTTCKTRTACNAACTS
    GB(m−attR)(配列番号3); d)AGCCWGCTTTCKTRTACNAAGTS
    GB(m−attL)(配列番号4); e)GTTCAGCTTTYKTRTACNAAGTS
    GB(m−attP1)(配列番号5); およびその対応するかまたは相補的なDNA配列または
    RNA配列からなる群より選択される、核酸配列を含
    み、ここで、R=AまたはG;K=GまたはT/U;Y
    =CまたはT/U;W=AまたはT/U;N=Aまたは
    CまたはGまたはT/U;S=CまたはG;そしてB=
    CまたはGまたはT/Uである、キット。
  379. 【請求項379】 請求項376に記載のキットであっ
    て、前記コア領域が、以下: a)AGCCTGCTTTTTTGTACAAACTT
    GT(attB1)(配列番号6); b)AGCCTGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attB2)(配列番号7); c)ACCCAGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attB3)(配列番号8); d)GTTCAGCTTTTTTGTACAAACTT
    GT(attR1)(配列番号9); e)GTTCAGCTTTCTTGTACAAACTT
    GT(attR2)(配列番号10); f)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attR3)(配列番号11); g)AGCCTGCTTTTTTGTACAAAGTT
    GG(attL1)(配列番号12); h)AGCCTGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attL2)(配列番号13); i)ACCCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attL3)(配列番号14); j)GTTCAGCTTTTTTGTACAAAGTT
    GG(attP1)(配列番号15); k)GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGTT
    GG(attP2、P3)(配列番号16); およびその対応するかまたは相補的なDNA配列または
    RNA配列からなる群より選択される、核酸配列を含
    む、キット。
  380. 【請求項380】 核酸セグメントのインビトロクロー
    ニングのためのキットであって、該キットは、少なくと
    も1つの単離された組換えタンパク質および少なくとも
    1つの単離された核酸分子を備え、該核酸分子は、組換
    え特異性を増強する少なくとも1つの変異を含む変異a
    tt組換え部位、それに対する相補的DNA配列、およ
    びそれに対する相補的RNA配列からなる群より選択さ
    れる少なくとも1つの核酸配列を含む、少なくとも第1
    の組換え部位を含む、キット。
  381. 【請求項381】 前記変異したatt部位が、配列番
    号1〜16に示される少なくとも1つの核酸配列に80
    〜99%相同である少なくとも1つの核酸配列を含む、
    請求項380に記載のキット。
  382. 【請求項382】 前記変異したatt部位が、配列番
    号1〜16に示される少なくとも1つの核酸配列にスト
    リンジェントな条件下でハイブリダイズする少なくとも
    1つの核酸配列を含む、請求項381に記載のキット。
  383. 【請求項383】 前記組換えタンパク質が、γδ、T
    n3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cin、およびF
    lpからなる群より選択される、請求項364〜36
    8、371または376のいずれか1項に記載のキッ
    ト。
  384. 【請求項384】 前記組換えタンパク質が、Int、
    IHF、XisおよびCreからなる群より選択され
    る、請求項364〜368、371または376のいず
    れか1項に記載のキット。
  385. 【請求項385】 前記組換えタンパク質が、Int、
    IHFおよびXisからなる群より選択される、請求項
    364〜368、371、376または380のいずれ
    か1項に記載のキット。
  386. 【請求項386】 前記組換えタンパク質のうちの少な
    くとも1つが、Intである、請求項364〜368、
    371、376または380のいずれか1項に記載のキ
    ット。
  387. 【請求項387】 前記組換えタンパク質のうちの少な
    くとも1つが、バクテリオファージλ、phi 80、
    P22、P2、186、P4およびP1からなる群より
    選択される生物によりコードされる、請求項364〜3
    68、371または376のいずれか1項に記載のキッ
    ト。
  388. 【請求項388】 前記組換えタンパク質のうちの少な
    くとも1つが、バクテリオファージλによりコードされ
    る、請求項364〜368、371、376または38
    0のいずれか1項に記載のキット。
  389. 【請求項389】 前記組換えタンパク質のうちの少な
    くとも1つが、Bacillus thuringie
    nsisによりコードされる、請求項364〜368、
    371または376のいずれか1項に記載のキット。
  390. 【請求項390】 前記キットがIntおよびIHFを
    含む、請求項364〜368、371、376または3
    80のいずれか1項に記載のキット。
  391. 【請求項391】 前記キットがXisをさらに含む、
    請求項390に記載のキット。
  392. 【請求項392】 少なくとも1つの核酸を含むキット
    であって、該核酸分子は、少なくとも1つのプロモータ
    ーに隣接した少なくとも1つの第1のlox部位および
    少なくとも1つの抗生物質耐性遺伝子を含む、キット。
  393. 【請求項393】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項392に記載のキット。
  394. 【請求項394】 前記lox部位がloxP部位であ
    り、前記プロモーターおよび前記抗生物質耐性遺伝子が
    作動可能に連結されている、請求項392に記載のキッ
    ト。
  395. 【請求項395】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項392に記載のキット。
  396. 【請求項396】 少なくとも1つの核酸分子を含むキ
    ットであって、該核酸分子が、少なくとも1つの抗生物
    質耐性遺伝子に作動可能に連結された少なくとも1つの
    プロモーターを含み、該プロモーターおよび該抗生物質
    耐性遺伝子が少なくとも1つの組換え部位により分離さ
    れている、キット。
  397. 【請求項397】 前記第1の組換え部位が、lox部
    位、att部位およびそれらの変異体からなる群より選
    択される、請求項396に記載のキット。
  398. 【請求項398】 前記第1の組換え部位がlox部位
    である、請求項396に記載のキット。
  399. 【請求項399】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項398に記載のキット。
  400. 【請求項400】 前記核酸分子が、少なくとも1つの
    さらなる組換え部位をさらに含む、請求項396に記載
    のキット。
  401. 【請求項401】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項400に記載のキット。
  402. 【請求項402】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位がlox部位である、請求項400に記載のキッ
    ト。
  403. 【請求項403】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項402に記載のキット。
  404. 【請求項404】 前記核酸分子が、少なくとも1つの
    クローニング部位を含む、請求項396に記載のキッ
    ト。
  405. 【請求項405】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項396に記載のキット。
  406. 【請求項406】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項405に記載のキット。
  407. 【請求項407】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、
    メチシリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子お
    よびカナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択され
    る、請求項396に記載のキット。
  408. 【請求項408】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子である、請求項396に記載
    のキット。
  409. 【請求項409】 少なくとも1つの核酸分子を含むキ
    ットであって、該核酸分子は、機能的な抗生物質耐性遺
    伝子を含み、該抗生物質耐性遺伝子の第1の部分および
    該抗生物質耐性遺伝子の第2の部分は、少なくとも1つ
    の第1の組換え部位により分離されている、キット。
  410. 【請求項410】 前記抗生物質耐性遺伝子の前記第1
    および第2の部分が作動可能に連結されている、請求項
    409に記載のキット。
  411. 【請求項411】 前記抗生物質耐性遺伝子の前記第1
    の部分がプロモーターである、請求項409に記載のキ
    ット。
  412. 【請求項412】 前記第1の組換え部位が、lox部
    位、att部位およびそれらの変異体からなる群より選
    択される、請求項409に記載のキット。
  413. 【請求項413】 前記第1の組換え部位がlox部位
    である、請求項409に記載のキット。
  414. 【請求項414】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項413に記載のキット。
  415. 【請求項415】 前記核酸分子が、少なくとも1つの
    さらなる組換え部位をさらに含む、請求項409に記載
    のキット。
  416. 【請求項416】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位が、lox部位およびatt部位からなる群より
    選択される、請求項415に記載のキット。
  417. 【請求項417】 前記少なくとも1つのさらなる組換
    え部位がlox部位である、請求項415に記載のキッ
    ト。
  418. 【請求項418】 前記lox部位がloxP部位であ
    る、請求項417に記載のキット。
  419. 【請求項419】 前記核酸分子が、少なくとも1つの
    クローニング部位を含む、請求項409に記載のキッ
    ト。
  420. 【請求項420】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項409に記載のキット。
  421. 【請求項421】 前記ベクターが発現ベクターであ
    る、請求項420に記載のキット。
  422. 【請求項422】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、
    メチシリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子お
    よびカナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択され
    る、請求項409に記載のキット。
  423. 【請求項423】 前記抗生物質耐性遺伝子がクロラム
    フェニコール耐性遺伝子である、請求項409に記載の
    キット。
  424. 【請求項424】 前記遺伝子の前記第1の部分が、前
    記組換え部位に隣接して位置する、請求項409に記載
    のキット。
  425. 【請求項425】 前記遺伝子の前記第2の部分が、前
    記組換え部位に隣接して位置する、請求項409に記載
    のキット。
  426. 【請求項426】 少なくとも1つの核酸分子を含むキ
    ットであって、該核酸分子が、少なくとも1つの抗生物
    質耐性遺伝子に作動可能に連結された少なくとも1つの
    プロモーターを含み、該プロモーターおよび該抗生物質
    耐性遺伝子が、少なくとも1つのloxP部位により分
    離されている、キット。
  427. 【請求項427】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、
    メチシリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子お
    よびカナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択され
    る、請求項426に記載のキット。
  428. 【請求項428】 前記抗生物質耐性遺伝子がクロラム
    フェニコール耐性遺伝子である、請求項426に記載の
    キット。
  429. 【請求項429】 少なくとも1つの核酸分子を含むキ
    ットであって、該核酸分子は、少なくとも1つの機能的
    抗生物質耐性遺伝子を含み、該機能的遺伝子は、少なく
    とも1つのloxP部位により互いに分離された、プロ
    モーターおよび抗生物質遺伝子を含む、キット。
  430. 【請求項430】 前記抗生物質耐性遺伝子が、クロラ
    ムフェニコール耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、
    メチシリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子お
    よびカナマイシン耐性遺伝子からなる群より選択され
    る、請求項429に記載のキット。
  431. 【請求項431】 前記抗生物質耐性遺伝子がクロラム
    フェニコール耐性遺伝子である、請求項429に記載の
    キット。
  432. 【請求項432】 前記キットが、少なくとも1つの組
    換えタンパク質および少なくとも1つの宿主細胞からな
    る群より選択される1以上の成分をさらに含む、請求項
    392に記載のキット。
  433. 【請求項433】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、TN3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項432に記載のキット。
  434. 【請求項434】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項432に記載のキット。
  435. 【請求項435】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHF、Xisおよびそれらの組み合
    わせからなる群より選択される、請求項432に記載の
    キット。
  436. 【請求項436】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項432に記載のキ
    ット。
  437. 【請求項437】 前記キットが、少なくとも1つの組
    換えタンパク質および少なくとも1つの宿主細胞からな
    る群より選択される1以上の成分をさらに含む、請求項
    396に記載のキット。
  438. 【請求項438】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、TN3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項437に記載のキット。
  439. 【請求項439】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項437に記載のキット。
  440. 【請求項440】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHFおよびそれらの組み合わせから
    なる群より選択される、請求項437に記載のキット。
  441. 【請求項441】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項437に記載のキ
    ット。
  442. 【請求項442】 少なくとも1つの組換えタンパク質
    および少なくとも1つの宿主細胞からなる群より選択さ
    れる1以上の成分をさらに含む、請求項409に記載の
    キット。
  443. 【請求項443】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、TN3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項442に記載のキット。
  444. 【請求項444】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項442に記載のキット。
  445. 【請求項445】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHF、Xisおよびそれらの組み合
    わせからなる群より選択される、請求項442に記載の
    キット。
  446. 【請求項446】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項442に記載のキ
    ット。
  447. 【請求項447】 前記キットが、少なくとも1つの組
    換えタンパク質および少なくとも1つの宿主細胞からな
    る群より選択される1以上の成分をさらに含む、請求項
    426に記載のキット。
  448. 【請求項448】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、TN3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項447に記載のキット。
  449. 【請求項449】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項447に記載のキット。
  450. 【請求項450】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHF、Xisおよびそれらの組み合
    わせからなる群より選択される、請求項447に記載の
    キット。
  451. 【請求項451】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項447に記載のキ
    ット。
  452. 【請求項452】 前記キットが、少なくとも1つの組
    換えタンパク質および少なくとも1つの宿主細胞からな
    る群より選択される1以上の成分をさらに含む、請求項
    447に記載のキット。
  453. 【請求項453】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Cre、Int、IHF、Xis、FLP、γ
    δ、TN3レソルバーゼ、Hin、Gin、Cinおよ
    びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求
    項452に記載のキット。
  454. 【請求項454】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質がCreである、請求項452に記載のキット。
  455. 【請求項455】 前記少なくとも1つの組換えタンパ
    ク質が、Int、IHF、Xisおよびそれらの組み合
    わせからなる群より選択される、請求項452に記載の
    キット。
  456. 【請求項456】 前記宿主細胞が、Escheric
    hia coli細胞である、請求項452に記載のキ
    ット。
  457. 【請求項457】 前記核酸分子がベクターである、請
    求項432、437、442または447のいずれか1
    項に記載のキット。
  458. 【請求項458】 核酸分子によりコードされるポリペ
    プチドであって、該核酸分子は、組換え特異性を増大さ
    せる少なくとも1つの変異を含む少なくとも1つの第1
    の組換え部位を含み、そして該ポリペプチドは、該第1
    の組換え部位によりコードされるアミノ酸を含む、ポリ
    ペプチド。
  459. 【請求項459】 前記核酸分子が、選択マーカー、ク
    ローニング部位、制限部位、プロモーター、オペロン、
    複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子からなる群
    より選択される少なくとも1つのさらなる核酸分子をさ
    らに含む、請求項458に記載のポリペプチド。
  460. 【請求項460】 前記核酸分子が、第2の組換え部位
    をさらに含む、請求項458に記載のポリペプチド。
  461. 【請求項461】 前記遺伝子または部分的遺伝子が、
    存在するのであれば、タグ配列をコードする核酸配列を
    含む、請求項459に記載のポリペプチド。
  462. 【請求項462】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項461に
    記載のポリペプチド。
  463. 【請求項463】 前記ポリペプチドが融合ポリペプチ
    ドである、請求項458〜460のいずれか1項に記載
    のポリペプチド。
  464. 【請求項464】 前記融合ポリペプチドが、アミノ末
    端タグ配列を含む、請求項463に記載のポリペプチ
    ド。
  465. 【請求項465】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によりコードされる、請求項464に記載の融
    合ポリペプチド。
  466. 【請求項466】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項464に
    記載の融合ポリペプチド。
  467. 【請求項467】 前記融合ポリペプチドが、カルボキ
    シ末端タグ配列を含む、請求項464に記載の融合ポリ
    ペプチド。
  468. 【請求項468】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によりコードされる、請求項467に記載の融
    合ポリペプチド。
  469. 【請求項469】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項467に
    記載の融合ポリペプチド。
  470. 【請求項470】 核酸分子によりコードされるポリペ
    プチドであって、該核酸分子は、配列番号1〜16、こ
    れに対して相補的なDNA配列、配列番号1〜16のい
    ずれか1つに対して少なくとも80%の相同性を有する
    DNA配列、これに対して相補的なDNA配列、および
    これらの配列のいずれかに対応するRNA配列からなる
    群より選択される少なくとも1つの第1の核酸配列を含
    み、該ポリペプチドは、該第1の核酸配列によりコード
    されるアミノ酸を含む、ポリペプチド。
  471. 【請求項471】 前記核酸分子が、選択マーカー、ク
    ローニング部位、制限部位、プロモーター、オペロン、
    複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子からなる群
    より選択される少なくとも1つのさらなる核酸配列をさ
    らに含む、請求項470に記載のポリペプチド。
  472. 【請求項472】 前記核酸分子が、配列番号1〜1
    6、これに対して相補的なDNA配列、これに対応する
    RNA配列からなる群より選択される少なくとも1つの
    第2の核酸配列をさらに含む、請求項470に記載のポ
    リペプチド。
  473. 【請求項473】 前記遺伝子または前記部分的遺伝子
    が存在する場合に、該遺伝子または該部分的遺伝子が、
    タグ配列をコードする核酸配列を含む、請求項471に
    記載のポリペプチド。
  474. 【請求項474】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項473に
    記載のポリペプチド。
  475. 【請求項475】 前記ポリペプチドが融合ポリペプチ
    ドである、請求項470〜472のいずれか一項に記載
    のポリペプチド。
  476. 【請求項476】 前記融合ポリペプチドが、アミノ末
    端タグ配列を含む、請求項475に記載の融合ポリペプ
    チド。
  477. 【請求項477】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項476に記載の
    融合ポリペプチド。
  478. 【請求項478】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項476に
    記載の融合ポリペプチド。
  479. 【請求項479】 前記融合タンパク質が、カルボキシ
    末端タグ配列を含む、請求項475に記載の融合ポリペ
    プチド。
  480. 【請求項480】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項479に記載の
    融合ポリペプチド。
  481. 【請求項481】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項479に
    記載の融合ポリペプチド。
  482. 【請求項482】 核酸分子によってコードされるポリ
    ペプチドであって、ここで該核酸分子は、少なくとも1
    つの変異した第1の組換え部位を含み、ここで該変異
    は、該組換え部位から1以上の停止コドンを取り除き、
    そしてここで、該ポリペプチドは、該変異した第1の組
    換え部位によってコードされるアミノ酸を含む、ポリペ
    プチド。
  483. 【請求項483】 前記核酸分子がさらに、選択マーカ
    ー、クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペ
    ロン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子から
    なる群より選択される、少なくとも1つのさらなる核酸
    配列を含む、請求項482に記載のポリペプチド。
  484. 【請求項484】 前記核酸分子がさらに、第2の組換
    え部位を含む、請求項482に記載のポリペプチド。
  485. 【請求項485】 前記遺伝子または前記部分的遺伝子
    が存在する場合に、該遺伝子または該部分的遺伝子が、
    タグ配列をコードする核酸配列を含む、請求項483に
    記載のポリペプチド。
  486. 【請求項486】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項485に
    記載のポリペプチド。
  487. 【請求項487】 前記ポリペプチドが融合ポリペプチ
    ドである、請求項482〜484のいずれか一項に記載
    のポリペプチド。
  488. 【請求項488】 前記融合ポリペプチドが、アミノ末
    端タグ配列を含む、請求項487に記載の融合ポリペプ
    チド。
  489. 【請求項489】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項488に記載の
    融合ポリペプチド。
  490. 【請求項490】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項488に
    記載の融合ポリペプチド。
  491. 【請求項491】 前記融合ポリペプチドが、カルボキ
    シ末端タグ配列を含む、請求項487に記載の融合ポリ
    ペプチド。
  492. 【請求項492】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項491に記載の
    融合ポリペプチド。
  493. 【請求項493】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項491に
    記載の融合ポリペプチド。
  494. 【請求項494】 核酸分子によってコードされるポリ
    ペプチドであって、ここで該核酸分子は、少なくとも1
    つの変異した第1の組換え部位を含み、ここで該変異は
    ヘアピン形成を回避し、そしてここで、該ポリペプチド
    は、該変異した第1の組換え部位によってコードされる
    アミノ酸を含む、ポリペプチド。
  495. 【請求項495】 前記核酸分子がさらに、選択マーカ
    ー、クローニング部位、制限部位、プロモーター、オペ
    ロン、複製起点、および遺伝子または部分的遺伝子から
    なる群より選択される、少なくとも1つのさらなる核酸
    配列を含む、請求項494に記載のポリペプチド。
  496. 【請求項496】 前記核酸分子がさらに、第2の組換
    え部位を含む、請求項494に記載のポリペプチド。
  497. 【請求項497】 前記遺伝子または前記部分的遺伝子
    が存在する場合に、該遺伝子または該部分的遺伝子が、
    タグ配列をコードする核酸配列を含む、請求項495に
    記載のポリペプチド。
  498. 【請求項498】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項496に
    記載のポリペプチド。
  499. 【請求項499】 前記ポリペプチドが融合ポリペプチ
    ドである、請求項494〜496のいずれか一項に記載
    のポリペプチド。
  500. 【請求項500】 前記融合ポリペプチドが、アミノ末
    端タグ配列を含む、請求項499に記載の融合ポリペプ
    チド。
  501. 【請求項501】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項500に記載の
    融合ポリペプチド。
  502. 【請求項502】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項500に
    記載の融合ポリペプチド。
  503. 【請求項503】 前記融合ポリペプチドが、カルボキ
    シ末端タグ配列を含む、請求項499に記載の融合ポリ
    ペプチド。
  504. 【請求項504】 前記タグ配列が、遺伝子または部分
    的遺伝子によってコードされる、請求項503に記載の
    融合ポリペプチド。
  505. 【請求項505】 前記タグ配列が、GSTタグおよび
    Hisタグからなる群より選択される、請求項503に
    記載の融合ポリペプチド。
  506. 【請求項506】 核酸分子によってコードされるポリ
    ペプチドであって、ここで該核酸分子は、配列番号1〜
    16、配列番号1〜16に対する相補的DNA配列、お
    よびこれらの配列のいずれかに対応するRNA配列から
    なる群より選択される少なくとも1つの第1の核酸配列
    含み、そしてここで該ポリペプチドは、該第1の核酸配
    列によってコードされるアミノ酸を含む、ポリペプチ
    ド。
  507. 【請求項507】 前記第1の遺伝子および前記第2の
    遺伝子が同一である、請求項143に記載の方法。
  508. 【請求項508】 少なくとも1つの単離された組換え
    タンパク質および少なくとも1つの単離された核酸分子
    を含むキットであって、該核酸分子は、少なくとも1つ
    の第1のatt組換え部位を含み、該att組換え部位
    は、コインテグレートDNAまたは産物DNAの形成に
    おけるインビトロでの組換え効率もしくは組換え特異性
    を増大させる、少なくとも1つの変異を有するコア領域
    を含む、キット。
  509. 【請求項509】 請求項508に記載のキットであっ
    て、ここで、前記組換え部位が、 (i) 切り出し組換えの増強; (ii) 組み込み組換えの増強; (iii) 宿主因子の要求性の軽減; (iv) 前記コインテグレートDNAまたは前記産物
    DNAの組換えによる形成反応の効率の増大; (v) 該コインテグレートDNAまたは前記産物DN
    Aの組換えによる形成反応の特異性の増大;および (vi) 該産物DNAの、引き続く組換え反応または
    引き続く単離の特異性または収率の増大、 からなる群より選択される、少なくとも1つの増強を与
    える、キット。
  510. 【請求項510】 請求項508に記載のキットであっ
    て、ここで、前記コア領域は、以下: a) RKYCWGCTTTYKTRTACNAAST
    SGB (m−att)(配列番号1); b) AGCCWGCTTTYKTRTACNAACT
    SGB (m−attB)(配列番号2); c) GTTCAGCTTTCKTRTACNAACT
    SGB (m−attR)(配列番号3); d) AGCCWGCTTTCKTRTACNAAGT
    SGB (m−attL)(配列番号4); e) GTTCAGCTTTYKTRTACNAAGT
    SGB (m−attP1)(配列番号5); および対応するDNA配列もしくはRNA配列、または
    相補的なDNA配列もしくはRNA配列、からなる群よ
    り選択される核酸配列を含み、 ここで、R=AまたはG;K=GまたはT/U;Y=C
    またはT/U;W=AまたはT/U;N=AまたはCま
    たはGまたはT/U;S=CまたはG;およびB=Cま
    たはGまたはT/Uである、キット。
  511. 【請求項511】 請求項508に記載のキットであっ
    て、ここで、前記コア領域は、以下: a) AGCCTGCTTTTTTGTACAAACT
    TGT(attB1)(配列番号6); b) AGCCTGCTTTCTTGTACAAACT
    TGT(attB2)(配列番号7); c) ACCCAGCTTTCTTGTACAAACT
    TGT(attB3)(配列番号8); d) GTTCAGCTTTTTTGTACAAACT
    TGT(attR1)(配列番号9); e) GTTCAGCTTTCTTGTACAAACT
    TGT(attR2)(配列番号10); f) GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attR3)(配列番号11); g) AGCCTGCTTTTTTGTACAAAGT
    TGG(attL1)(配列番号12); h) AGCCTGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attL2)(配列番号13); i) ACCCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attL3)(配列番号14); j) GTTCAGCTTTTTTGTACAAAGT
    TGG(attP1)(配列番号15); k) GTTCAGCTTTCTTGTACAAAGT
    TGG(attP2,P3)(配列番号16); および対応するDNA配列もしくはRNA配列、または
    相補的なDNA配列もしくはRNA配列、からなる群よ
    り選択される核酸配列を含む、キット。
  512. 【請求項512】 反応混合物を作製する方法であっ
    て、該方法は、少なくとも1つの単離された組換えタン
    パク質と、少なくとも1つの単離された核酸分子を混合
    する工程を包含し、該少なくとも1つの単離された核酸
    分子は、配列番号1〜16、これらに相補的なDNA配
    列、およびこれらに対応するRNA配列からなる群より
    選択される少なくとも1つの第1の核酸配列を含む、方
    法。
  513. 【請求項513】 請求項512に記載の方法により作
    製された反応混合物。
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