JP2003297738A - 熱処理装置および基板処理装置 - Google Patents

熱処理装置および基板処理装置

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JP2003297738A JP2002345943A JP2002345943A JP2003297738A JP 2003297738 A JP2003297738 A JP 2003297738A JP 2002345943 A JP2002345943 A JP 2002345943A JP 2002345943 A JP2002345943 A JP 2002345943A JP 2003297738 A JP2003297738 A JP 2003297738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置面および基板の温度分布を均一に保持し
つつ、載置面を急速に冷却することができる熱処理装置
およびこの熱処理装置を備える基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】 ヒートパイプ構造HSを有する加熱ユニ
ットHP1は、ヒータ15と載置台11の内部空間12
の冷却管21とを備える。また、載置台11と冷却管2
1とは断熱部材24により熱的に断熱されており、冷却
管21から載置面11aへ直接熱移動することがないた
め、載置面11aの温度分布および載置面11aに載置
された基板Wの温度分布の均一性を保持しつつ急速に冷
却することができ、熱処理時において基板上に形成され
た配線層の膜厚および線幅の均一性を良好に保つことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、「基板」と称する)の熱処理
を行う熱処理装置およびその熱処理装置を組み込んだ基
板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板を急速に加熱および冷却する熱処理
装置として、図7に示すような熱処理装置が知られてい
る(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−313328公報
【0004】図7は、従来の熱処理装置の要部構成を示
す図である。図7に示す熱処理装置100の載置台10
1は、ヒートパイプ構造HSを採用して熱容量を極めて
小さくしつつ、温度分布の面内均一性を高めたものであ
る。その上面にあたる載置面101aに基板Wが載置さ
れる。
【0005】載置台101の内部には、空洞が形成され
ている。その内部空間102は、ヒートパイプ構造HS
のため減圧されており、縦方向の強度を補うように複数
本の柱103が立設されている。
【0006】作動液室104には、ヒータ105が内蔵
されているとともに、作動液106が貯留されている。
また、作動液室104と載置台101の内部空間102
とは連通している。そのため、ヒータ105を加熱する
ことにより生じる作動液106の蒸気は、内部空間10
2を移動したり蒸発潜熱の授受を行うことにより載置面
101aの温度分布を均一に保持しつつ、載置面101
aを急速に加熱することができる。
【0007】冷却プレート107は、2つの作動液室1
04によって挟まれている位置に取り付けられている。
冷却プレート107の内部には図示しない流路が形成さ
れており、その流路内に供給配管108を介して冷却媒
体を供給して流路内にて熱交換を行った後、排出配管1
09から排出することにより、載置台101を急速に冷
却することができる
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷却プレート
107に冷却媒体を供給して載置台101を冷却する
際、冷却媒体の熱容量、温度条件等によっては、ヒート
パイプ構造HSにより載置面101aの温度分布を均一
に保つ機能より、柱103を介した載置面101aから
冷却プレート107への熱移動が勝り、その結果、載置
面101aの温度分布が不均一となる。そのため、特開
2001−313328公報に記載される熱処理装置の
載置台101に基板Wを保持した状態で、ウエハ処理の
ためヒータ105による加熱処理と冷却プレート107
による冷却処理とによって温度制御を行うと、基板W上
の温度分布が不均一となり、その結果、基板W上に形成
される回路パターンの膜厚均一性や線幅均一性が悪化す
るといった問題がある。
【0009】そこで、本発明では載置面および基板Wの
温度分布を均一に保持しつつ、載置面を急速に冷却する
ことができる熱処理装置およびこの熱処理装置を備える
基板処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、基板に熱処理を施す熱処理装
置であって、ヒートパイプ構造における作動流体の作用
域として機能する内部空間を内包したハウジングを備
え、前記ハウジングの上面側に基板を載置する載置台
と、前記載置台に付設されて前記ヒートパイプ構造を介
して前記載置台を加熱する加熱手段と、前記内部空間に
配設された冷却構造を有し、前記冷却構造によって前記
載置台を冷却する冷却手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の熱処理装置であって、前記冷却構造は、前記ハウジン
グの壁面に断熱材料を介して支持されていることを特徴
とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の熱処理装置であって、前記冷却構造
は、前記載置台の内部空間を蛇行して配置されており、
外部から冷却媒体が供給される冷却通路を有することを
特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記
加熱手段と前記冷却手段とを制御して前記載置台の温度
を所定の温度に維持する温度制御手段、をさらに備える
ことを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記
冷却媒体は気体であることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、基板に熱処理を
施す熱処理装置であって、基板を載置可能であって、内
部にヒートパイプ構造を有する載置台と、前記載置台に
付設されて前記ヒートパイプ構造を介して前記載置台を
加熱する加熱手段と、前記ヒートパイプ構造の作動流体
に熱的に結合して前記作動流体を冷却する冷却構造を備
える第1の冷却手段と、前記ハウジングの下面側に接触
して配設された第2の冷却構造を有し、前記第2の冷却
構造によって前記載置台を冷却する第2の冷却手段と、
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、基板に熱処理を
施す熱処理装置であって、ヒートパイプ構造における作
動流体の作用域として機能する内部空間を内包したハウ
ジングを備え、前記ハウジングの上面側に基板を載置す
る載置台と、前記載置台に付設されて前記ヒートパイプ
構造を介して前記載置台を加熱する加熱手段と、前記内
部空間に配設された第1の冷却構造を有し、前記第1の
冷却構造によって前記載置台を冷却する第1の冷却手段
と、前記ハウジングの下面側に接触して配設された第2
の冷却構造を有し、前記第2の冷却構造によって前記載
置台を冷却する第2の冷却手段と、前記第1の冷却手段
の冷却状態と前記第2の冷却手段の冷却状態とを制御す
る制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の熱処理装置であって、前記第2の冷却構造は、冷却媒
体の流路と、前記流路に冷却媒体を供給する冷却媒体供
給手段と、前記流路に気体を供給する気体供給手段と、
を備えることを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、基板に所定の処
理を行う基板処理装置であって、請求項1ないし請求項
8のいずれかに記載の熱処理装置、を備えることを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0020】<1.第1の実施の形態> <1.1.基板処理装置の概略構成>図1は、本発明の
第1の実施形態に係る基板処理装置1の全体構成を示す
平面図である。なお、図1および以降の各図にはそれら
の方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛
直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標
系を付している。
【0021】この基板処理装置1は、基板にレジスト塗
布処理や現像処理を行う装置であって、基板の搬出入を
行うインデクサIDと、基板に処理を行う複数の処理ユ
ニットからなる第1処理部群PG1、第2処理部群PG
2と、図示を省略する露光装置との基板の受け渡しを行
うインターフェイスIFと、搬送ロボットTRとを備え
ている。
【0022】インデクサIDは、複数枚の基板を収納可
能なキャリア(図示省略)を載置するとともに移動ロボ
ットを備え、未処理基板を当該キャリアから搬送ロボッ
トTRに払い出すとともに処理済み基板を搬送ロボット
TRから受け取ってキャリアに格納する。
【0023】インターフェイスIFは、搬送ロボットT
Rからレジスト塗布処理済の基板を受け取って図外の露
光装置に渡すとともに、露光済みの基板を受け取って搬
送ロボットTRに渡す機能を有する。また、インターフ
ェイスIFは、露光装置との受け渡しタイミングの調整
を行うべく、露光前後の基板を一時的にストックするバ
ッファ機能を有し、図示を省略しているが、搬送ロボッ
トTRとの間で基板を受け渡すロボットと、基板を載置
するバッファカセットとを備えている。
【0024】基板処理装置1は、基板に処理を行うため
の複数の処理ユニット(処理部)を備えており、そのう
ちの一部が第1処理部群PG1を構成し、残部が第2処
理部群を構成する。図2は、第1処理部群PG1および
第2処理部群PG2の構成を示す図である。第1処理部
群PG1は、液処理ユニットたる塗布処理ユニットSC
1、SC2(レジスト塗布処理部)の上方に複数の熱処
理ユニットを配置して構成されている。なお、図2にお
いては、図示の便宜上処理ユニットを平面的に配置して
いるが、実際には高さ方向(Z軸方向)に積層されてい
るものである。
【0025】塗布処理ユニットSC1、SC2は、基板
主面にフォトレジストを供給し、基板を回転させること
によって、均一なレジスト塗布を行う、いわゆるスピン
コータである。塗布処理ユニットSC1、SC2の上方
には3段に積層された熱処理ユニットが3列設けられて
いる。すなわち、下から順に冷却ユニットCP1、密着
強化ユニットAH(密着強化処理部)、加熱ユニットH
P1が積層された列と、冷却ユニットCP2、加熱ユニ
ットHP2、加熱ユニットHP3が積層された列と、冷
却ユニットCP3、加熱ユニットHP4、加熱ユニット
HP5が積層された列とが設けられている。
【0026】同様に、第2処理部群PG2は、液処理ユ
ニットたる現像処理ユニットSD1、SD2の上方に複
数の熱処理ユニットを配置して構成されている。現像処
理ユニットSD1、SD2は、露光後の基板上に現像液
を供給することによって、現像処理を行う、いわゆるス
ピンデベロッパである。現像処理ユニットSD1、SD
2の上方には、3段に積層された熱処理ユニットが3列
設けられている。すなわち、下から順に冷却ユニットC
P4、露光後ベークユニットPEB、加熱ユニットHP
6が積層された列と、冷却ユニットCP5、加熱ユニッ
トHP7、加熱ユニットHP8が積層された列と、冷却
ユニットCP6、加熱ユニットHP9、加熱ユニットH
P10が積層された列とが設けられている。
【0027】加熱ユニットHP1〜HP10は、基板を
加熱して所定の温度にまで昇温する、いわゆるホットプ
レートである。また、密着強化ユニットAHおよび露光
後ベークユニットPEBもそれぞれレジスト塗布処理前
および露光直後に基板を加熱する加熱ユニットである。
冷却ユニットCP1〜CP6は基板を冷却して所定の温
度にまで降温するとともに、基板を当該所定の温度に維
持する、いわゆるクールプレートである。
【0028】本明細書においては、これら基板の温度調
整を行うユニット(加熱ユニットおよび冷却ユニット)
を熱処理ユニットと称する。また、塗布処理ユニットS
C1、SC2および現像処理ユニットSD1、SD2の
ような基板に処理液を供給して所定の処理を行う処理ユ
ニットを液処理ユニットと称する。そして、液処理ユニ
ットおよび熱処理ユニットを総称して処理ユニットとす
る。
【0029】なお、液処理ユニットの直上には、液処理
ユニット側に温湿度の管理されたクリーンエアーのダウ
ンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設
けられている。また、図示を省略しているが、搬送ロボ
ットTRが配置された上方の位置にも、搬送空間に向け
てクリーンエアーのダウンフローを形成するフィルタフ
ァンユニットが設けられている。
【0030】第1の実施形態では、特に、第1処理部群
および第2処理部群PG2の構成要素である加熱ユニッ
トHP1〜HP10がこの発明の特徴に応じた構成を採
用している。なお、以下ではひとつの加熱ユニットHP
1について説明するが、他の加熱ユニットHP2〜HP
10も同様である。
【0031】<1.2.加熱ユニットの構成>図3は、
加熱ユニットHP1の正面図を、図4は、図3の載置台
11の平面図を示したものである。
【0032】載置台11は、ヒートパイプ構造HSを採
用して熱容量を極めて小さくしつつ、温度分布の面内均
一性を高めたものであり、金属製の平坦な筐体として形
成されたハウジング1hを備えているとともに、その上
面に当たる載置面11aには基板Wが載置される。載置
面11aには図示しないセラミック製の小球が分散して
複数個はめ込まれており、基板Wを点接触の状態で支持
して熱処理ムラを防止するようになっているが、小球を
省略して基板Wを面接触の状態で支持するようにしても
よい。
【0033】載置台11の内部にはハウジング1hを壁
面として空洞が形成されている。その内部空間12は、
ヒートパイプ構造HSのために減圧されており、縦方向
の強度を補うように複数本の柱13が立設されている。
【0034】載置台11の下部にある作動液室14に
は、ヒータ15が内蔵されているとともに、作動液16
が貯留されている。第1の実施形態では、作動液16と
して水を使用している。また、作動液室14と載置台1
1の内部空間12とは連通している。そのため、ヒータ
15を加熱することにより生じる作動液16の蒸気は、
内部空間12を作用域としてこの作用域中を移動したり
蒸発潜熱の授受を行うことにより載置面11aの温度分
布を均一に保持しつつ、載置面11aを急速に加熱する
ことができる。
【0035】この装置における冷却構造としての冷却管
21は、載置台11の内部空間12を貫通して、熱伝導
性の材料(たとえば金属や合金)で形成された冷却管2
1が略水平にかつ載置面11aのほぼ全域を通るように
配設されている。
【0036】冷却管21は、供給バルブ26および供給
配管22を介して冷却媒体供給源25と接続されてお
り、また、図示しないドレインは冷却管21と排出配管
23を介して接続されている。したがって、冷却媒体供
給源25から供給される冷却媒体は、供給バルブ26を
開放することにより供給配管22を介して冷却管21に
供給され、冷却管21にて、載置台11の内部空間12
と熱交換を行った後、排出配管23を介して図示しない
ドレインへと排出される。すなわち、冷却管21はその
表面が内部空間12内の作動流体に接触しており、この
作動流体を介して載置面11aへの冷却作用を生じさせ
る。換言すれば、ヒートパイプ構造HSの作動流体は、
ヒータ15によって加熱されることもできるし、冷却管
21によって冷却されることもできる。
【0037】また図4に示すように、冷却管21は、そ
の表面積を増加させるため、載置台11の内部空間12
を複数回折り返すように蛇行して配設されている。その
ため、効率的に冷却管21と内部空間12との熱交換を
行うことができる。
【0038】さらに、冷却管21は、載置台11とリン
グ状(ドーナツ状)断熱部材24を介して載置台11の
ハウジング1hの壁面に支持されている。そのため、冷
却管21と載置台11とは、断熱部材24によって熱的
に断熱されているため、冷却管21から載置台11へ直
接熱移動が生じない構造となっている。断熱部材24の
例としては、セラミックスや耐熱樹脂が挙げられる。
【0039】温度センサ27は、載置面11aの温度が
測定可能なように載置台11に埋設されている。載置面
11aに載置された基板Wの温度は、この温度センサ2
7によって測定された温度に基づいて算出される。
【0040】制御ユニット3は、信号線34により制御
対象部と接続されており、プログラムや変数等を格納す
るメモリ31と、メモリ31に格納されているプログラ
ムに従った制御を実行するCPU32とを備えている。
CPU32は、メモリ31に格納されているプログラム
に従って、例えば、温度センサ27によって監視された
温度に基づいて、ヒータ15による加熱制御や、冷却媒
体供給源25および供給バルブ26による冷却制御を所
定のタイミングで実行する。
【0041】<1.3.温度調整制御>次に、加熱ユニ
ットHP1による載置面11aの温度調整制御について
説明する。図5は、ヒータ15および冷却媒体供給源2
5の制御を示すタイミングと、載置面11aの温度との
関係を示したものである。図5(a)〜(c)の横軸は時刻t
に対応し、図5(a)の縦軸はヒータ15の出力Wに、図
5(b)の縦軸は冷却媒体供給源25から冷却管21に供
給される冷却媒体の量Vに、図5(c)の縦軸は温度セン
サ27により監視されている載置面11aの温度Tにそ
れぞれ対応する。
【0042】時刻t1より前の時点では、ヒータ15の
出力を一定出力W0に保持されており、また、供給バル
ブ26は閉鎖されており、冷却媒体供給源25から冷却
管21に対して冷却媒体が供給されていないため、載置
面11aは設定温度T0に保持されている。
【0043】時刻t1において、搬送ロボットTRから
載置面11aの上に基板Wが受け渡されると、載置面1
1aから基板Wへの熱移動が生じるため、載置面11a
の温度TがT0から低下する。温度センサ27がこの温
度低下を検知すると、制御ユニット3により、ヒータ1
5の出力値をW0から最大出力であるW1に向かって徐
々に増加する。
【0044】時刻t1からt2の期間において、ヒータ
15の出力値はW1一定とされており、載置面11aへ
の熱の供給が大きくなるため、載置面11aから基板W
へ逃げる熱の減少が補償されるようになり、載置面11
aの温度の降下率が小さくなって図5(c)に示す温度曲
線の温度勾配が徐々に緩やかになる。そして、載置面1
1aから基板Wへ逃げる熱と、ヒータ15から載置面1
1aへ伝達される熱とがほぼバランスした時刻t2にお
いて温度が極小値T1となるとともに、温度勾配値が負
から正に変わる。
【0045】時刻t2において、温度センサ27によっ
て、載置面11aの温度勾配が負から正へと変化する極
小点を検知すると、図5(a)に示すように、ヒータ15
の出力値をW1から徐々に減少させるとともに、供給バ
ルブ26を開放し、冷却媒体供給源25から冷却管21
へ冷却媒体の供給を開始し、供給量を徐々に増加させ
る。
【0046】続いて、載置面11aの温度が、設定温度
T0よりも所定値だけ低い温度になった時刻t3におい
て、ヒータ15の出力を停止するとともに、冷却媒体供
給源25から冷却管21への冷却媒体の供給量を最大値
V1とする。
【0047】時刻t3からt4の期間において、冷却媒
体供給源25から最大供給量V1で冷却管21に冷却媒
体が供給され、それによって載置面11aはさらに冷却
され続け、図5(c)に示す温度曲線の温度勾配はさらに
減少する。
【0048】なお、以上のようにヒータ15からの出力
値を時間の経過とともに徐々に(滑らかに)減少させつ
つ、冷却媒体供給源25から冷却管21への冷却媒体の
供給量を徐々に(滑らかに)増加させ、さらに冷却媒体
の供給量を、所定時間、最大供給量V1で保持するの
は、ヒータ15を停止しても載置面11aの温度が設定
温度T0より高くなる、いわゆる温度変動のオーバシュ
ートが生じるのを防止するとともに、設定温度T0に到
達するのに必要となる時間を短縮するためである。
【0049】時刻t4において、温度センサ27により
載置面11aの温度Tが温度T0”となったことを検知
すると、時刻t4からt5において冷却媒体供給源25
から冷却管21への冷却媒体の供給量を徐々に低減する
ように供給バルブ26が閉鎖されるとともに、ヒータ1
5の出力値がゼロから一定出力W0に向かって徐々に増
加されることにより、載置面11aおよび基板Wの温度
が設定温度T0に保持される。
【0050】このような温度調整における冷却処理の制
御性は、使用する冷却媒体の熱容量および温度調整量
(冷却によって増減すべき温度幅)の選択によって左右
される。
【0051】例えば、温度調整量が小さいにも関わら
ず、熱容量の大きい冷却媒体により冷却処理を行うと、
冷却処理を停止させたにも関わらず設定温度T0より低
くなるアンダーシュートが発生する。一方、温度調整量
が大きいにも関わらず、熱容量の小さい冷却媒体により
冷却処理を行うと、冷却に要する処理時間が増大してし
まう。
【0052】そのため、冷却処理において使用する冷却
媒体は、冷却媒体の熱容量と温度調整量との適合性を考
慮して選択することが好ましい。
【0053】第1の実施形態では基板Wを載置面11a
に載置する際の温度降下量ΔT(=T0−T1)は2〜
3度程度と比較的小さいため、熱容量の小さい空気を冷
却媒体として使用している。
【0054】<1.4.第1の実施形態の加熱ユニット
の利点>以上の実施形態において、ヒートパイプ構造H
Sを有する加熱ユニットHP1は、載置台11の内部空
間12に冷却管21を備え、また、載置台11と冷却管
21とは断熱部材24により熱的に断熱されている。こ
のため、冷却管21からの冷却作用はヒートパイプ構造
HSの作動流体を介して載置面11a(したがって基板
W)に作用し、冷却均一性や冷却応答性が高い。また、
特開2001−313328公報に記載される熱処理装
置のように、冷却部と載置面11aとの間で直接熱移動
することがないため、載置面11aの温度分布および載
置面11aに載置された基板Wの温度分布の均一性を保
持しつつ急速に冷却することができ、熱処理時におい
て、基板上に形成された配線層の膜厚および線幅の均一
性を良好に保つことができる。
【0055】また、冷却管21は載置台11の内部空間
12を蛇行して配設することにより冷却管21の表面積
を増加させることができるため、冷却媒体供給源25か
ら冷却管21に供給される冷却媒体から載置台11の内
部空間12への熱交換を効率的に行うことができる。
【0056】さらに、第1の実施形態のように載置面1
1aおよび基板Wの設定温度の変動幅が2〜3度程度と
比較的小さい場合、冷却媒体として空気を使用すること
により、設定温度調整において冷却管21を使用した冷
却処理の制御性を向上させることができるため、載置面
11aおよび基板Wの温度を設定温度T0まで回復させ
る所要時間を短縮することができる。
【0057】<2.第2の実施形態>次に、第2の実施
形態について説明する。図8は、本発明の第2の実施形
態における加熱ユニット200を模式的に示す正面図で
ある。図8に示すように、第2の実施形態における加熱
ユニット200のハードウェア構成は、第1の実施形態
と比較して、後述するように、主として、(1)ハウジ
ング1hの下面側に配設された冷却プレート221と、
(2)冷却プレート221に冷却媒体を供給する冷却媒
体供給源232と、(3)冷却プレート221に圧縮空
気を供給する圧縮空気供給源231と、が、さらに追加
されていることを除いては、第1の実施形態の加熱ユニ
ットHP1と同様である。そして、これらハードウェア
を追加することによって、(A)ヒータ15と冷却プレ
ート221を使用することにより、ハウジング1hを急
速に冷却して載置面11aの設定温度を急速に降温させ
る温度制御と、(B)ヒータ15と冷却管21を使用す
ることにより、載置面11aの温度を設定温度に保持す
る温度制御と、を独立した冷却ユニットによって行うこ
とができ、載置面11aの設定温度を速やかに変更する
温度制御((A)に該当)と、載置面11aの設定温度
を微調整する温度制御((B)に該当)とを、それぞれ
別々の冷却ユニットによって制御することができる。そ
のため、載置面11aの温度制御をさらに高精度に調整
することが可能となる。そこで、以下では、この追加さ
れた構成要素を中心に説明する。
【0058】なお、以下の説明において、第1の実施形
態の加熱ユニットHP1における構成要素と同様な構成
要素については同一符号を付している。これら同一符号
の構成要素は、第1の実施形態において説明済みである
ため、本実施形態では説明を省略する。
【0059】また、本実施形態の加熱ユニット200
は、第1の実施形態において説明した第1処理部群およ
び第2処理部群PG2の構成要素である加熱ユニットH
P1〜HP10として使用可能である。したがって、加
熱ユニットHP1〜HP10のそれぞれを加熱ユニット
200と代替しても、装置1と同様な基板処理装置を構
成することができる。
【0060】<2.1.加熱ユニットの構成>図9は、
本実施形態のハウジング1hを下方からみた図である。
また、図10は、本実施形態のハウジング1hを下方か
らみた場合の冷却プレート221を示す図である。この
装置における冷却構造としての冷却プレート221は、
熱伝導が高い2枚の金属板を張り合わせた部材であり、
ハウジング1h下部に配設された2つの作動液室14の
間に、ハウジング1hの下面側と接触して配置されてい
る。
【0061】冷却プレート221の張り合わせた面に
は、図10に示すように流路224が形成されており、
流路224の一端は流入口222と、また他端は流出口
223とそれぞれ接続されている。また、流入口222
から流出口223に至る流路224は、その流路長を長
くするために蛇行状に形成されている。
【0062】流入口222は、配管225と連通接続さ
れている。そして、バルブ233を介して圧縮空気供給
源231と、また、バルブ234を介して供給する冷却
媒体供給源232とそれぞれ連通されている。そのた
め、バルブ233を閉鎖してバルブ234を開放するこ
とによって流路224に冷却媒体を供給することができ
る。また、バルブ234を閉鎖してバルブ233を開放
することによって流路224に圧縮空気を供給すること
ができる。また、流出口223は、配管226を介して
ドレイン235に連通されている。
【0063】ここで、冷却プレート221によって載置
台11の載置面11aを冷却する処理について説明す
る。冷却媒体供給源232から流路224に冷却媒体を
供給すると、載置面11aの熱は、内部空間12、冷却
管21およびハウジング1hの底部(下面側)を介して
冷却プレート221の流路224に到達する。そして移
動した熱は、流路224を流れる冷却媒体によって熱交
換される。また、流路224内の冷却媒体は、配管22
6を介してドレイン235へと排出される。このよう
に、載置面11aの熱は流路224に供給された冷却媒
体に受け渡され、続いて、熱交換後の冷却媒体は流路2
24外に排出されるため、載置面11aを冷却すること
ができる。そして、載置面11aの冷却処理が終了する
と、流路224に圧縮空気が供給することにより、流路
224に残留する冷却媒体は、流路224外のドレイン
235に排出される。そのため、流路224に冷却媒体
が残留した状態でヒータ15によって冷却プレート22
1が加熱されて、流路224内で冷却媒体が沸騰するこ
とによって熱処理に悪影響を及ぼすことを防止できる。
なお、冷却媒体としては単なる水を使用してもよく、ま
た、その他の冷却媒体であってもよい。
【0064】制御ユニット3には、第1の実施形態で説
明した冷却媒体供給源25、供給バルブ26および温度
センサ27に加えて、圧縮空気供給源231、冷却媒体
供給源232、バルブ233およびバルブ234等が信
号線34を介して接続されている。したがって、第1の
実施形態と同様に、CPU32は、メモリ31に格納さ
れているプログラムに従って、例えば、温度センサ27
によって監視される温度に基づいて、ヒータ15による
加熱制御や、バルブ233、234等の開閉制御等を所
定のタイミングで実行することができる。
【0065】<2.2.温度調整制御>次に、加熱ユニ
ット200による載置面11aの温度調整制御について
説明する。なお、ヒータ15と冷却管21を使用するこ
とによって載置面11aの温度を設定温度に保持する温
度制御については、第1の実施形態において説明済みで
ある。そのため、ここでは、ヒータ15と冷却プレート
221を使用することにより、ハウジング1hを急速に
冷却して載置面11aの設定温度を急速に降温させる温
度制御について説明する。また、以下では、基板Wを載
置せずに載置面11aの設定温度を降温する場合の制御
について説明しているが、基板Wを載置している場合も
同様な制御によって設定温度を変更することができる。
【0066】図11は、ヒータ15の制御タイミングお
よび冷却媒体供給源232から供給される冷却媒体の供
給量と、載置面11aの温度との関係を示したものであ
る。図11(a)〜(c)の横軸は時刻tに対応し、図11
(a)の縦軸はヒータ15の出力Wに、図11(b)の縦軸は
冷却媒体供給源232から流路224に供給される冷却
媒体の量Vに、図11(c)の縦軸は温度センサ27によ
り監視されている載置面11aの温度Tにそれぞれ対応
する。
【0067】時刻t1より前の時点において、バルブ2
33、234はともに閉鎖されている。また、載置面1
1aの温度は、室温より高い温度T2に保持するためヒ
ータ15の出力は一定出力W2に保持されている。ま
た、本実施の形態で説明する載置面11aの設定温度を
急速に降温させる温度制御では、冷却管21による冷却
処理を行わないため、供給バルブ26は閉鎖され続けて
いるが、それに限られるものではなく、冷却プレート2
21と冷却管21とを並列的に使用して載置面11aを
冷却し設定温度を急速に降温させる制御を行っても良
い。
【0068】載置面11aの設定温度Tの降温を開始す
る時刻t1において、制御ユニット3は、ヒータ15に
対して出力WをW2から「0」に変更する制御信号を送
信する。当該指令を受信したヒータ15の出力Wは、徐
々に減少して「0」となる。
【0069】また、時刻t1において、バルブ234を
開放すると、冷却媒体供給源232から流路224に向
けて冷却媒体が徐々に増加する。そして、時刻t2にお
いて冷却媒体の供給量が最大値V2となる。
【0070】このように、時刻t1からt2の期間にお
いて、ヒータ15の出力が徐々に減少するとともに冷却
プレート221の流路224に供給される冷却媒体の供
給量が徐々に増加する。そのため、図11(c)に示す温
度曲線の傾きは徐々に増加して、時刻t2において最大
値tanθとなる。そして、時刻t2からt3において、
温度曲線の傾きはtanθとほぼ一定になるため、載置面
11aは急速に冷却される。
【0071】続いて、時刻t3において、温度センサ2
7によって載置面11aの温度Tが温度T3’となった
ことを検知すると、バルブ234を閉鎖して冷却媒体供
給源232の供給を停止するとともに、バルブ233を
開放して圧縮空気供給源231から流路224に向けて
圧縮空気を供給する。これにより、流路224への冷却
媒体の供給が停止するとともに、流路224内に残留す
る冷却媒体は、圧縮空気によって流路224外のドレイ
ン235に排出されて、流路224内の冷却媒体の量が
徐々に減少して冷却プレート221による冷却能力が徐
々に低下する。また、バルブ234を閉鎖して冷却媒体
供給源232の供給を停止するタイミングである時刻t
3から一定の遅延時間を経た時刻t5において、ヒータ
15の出力Wが、「0」からW3に向かって徐々に増加
する。そのため、載置面11aの温度曲線の傾きは徐々
になだらかとなる。
【0072】続いて、時刻t4において、流路224へ
の冷却媒体供給量が「0」となるとともに、時刻t6に
おいてヒータ15の出力がW3となることにより、載置
面11aの温度Tは一定値T3となり、載置面11aの
設定温度を急速に降温させる温度制御を終了する。
【0073】そして、以上の温度制御によって設定温度
が変更された後、搬送ロボットTRからその設定温度に
維持されている載置面11aに対して基板Wが載置され
ると、載置面11aから基板Wに対して熱が移動するた
め載置面11aの温度が降温する。この場合、第1の実
施形態で説明した温度制御を実施することにより、載置
面11aの温度を設定温度に維持することができる。
【0074】<2.3.第2の実施形態の加熱ユニット
の利点>第2の実施形態において、載置台11の内部空
間12に冷却管21を配置することに加えて、ハウジン
グ1hの底部に冷却プレート221を設けることによ
り、これら冷却管21による冷却状態と冷却プレート2
21による冷却状態とを制御し、両者を切替えて、また
は併用して冷却処理を行うことができる。そのため、載
置面11a上の温度状態に応じて載置面11aの設定温
度を降温させる温度制御と、載置面11aの設定温度を
一定温度に保持する温度制御とを切替えて行うことがで
き、載置面11aの設定温度の変化を高速に行えるとと
もに、載置面11aの温度制御をさらに高精度に調整す
ることができる。
【0075】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限
定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0076】(1)第1の実施形態では冷却媒体として
空気を使用しているが、各種の流体、例えば窒素、ヘリ
ウム等の気体を使用することも可能であり、液体も選択
可能である。
【0077】(2)第1の実施形態の冷却管21および
第2の実施形態の冷却プレート221では、冷媒を冷却
通路に通して冷却を行うタイプを採用しているが、これ
に限定されものではなく、例えば、ペルチェ素子などを
利用してもよい。この場合においてもヒートパイプ構造
の作動流体を冷却することにより、冷却の均一性が高ま
る。
【0078】(3)第1の実施形態において、冷却管2
1の表面は、内部空間12内の作動流体と接触すること
によって冷却管21内の冷却媒体と熱交換を行っている
が、この作動流体と冷却媒体とが熱的に結合されていれ
ばこれに限定されない。
【0079】(4)第2の実施形態の温度制御は、搬送
ロボットTRから載置台11に対して、載置面11aの
温度と比較して高い温度を有する基板Wが載置されるこ
とによって載置面11aの温度が設定温度より高くなる
場合について、載置面11aの温度を設定温度となるよ
うに微調整する場合にも使用可能である。その場合、例
えば、冷却プレート221に対して供給される冷却媒体
の供給量Vを一定量V2に保持する時間(図11(b)に
示す時刻t2からt3に該当)を調整することにより、
載置面11aの温度が基板Wからの熱移動によって昇温
しても一定温度に保持することができる。さらに、第1
および第2の実施形態において、冷却プレート221に
代えて冷却管21に冷却媒体を供給しても同様の効果を
得ることが可能である。
【0080】(5)また、第2の実施形態においては、
載置台11の載置面11aの設定温度を急速に降温させ
る温度制御を冷却プレート221を使用することにより
行っていたが、設定温度の変更の範囲が少ないような場
合には、冷却プレート221は使用せず、冷却管21の
みを使用して設定温度の変更を行うようにしてもよい。
【0081】(6)第1の実施形態の載置面11aの温
度調整制御としては、図5に示した形態に限定されるも
のではない。図6は、設定温度調整時の加熱および冷却
制御のタイミングの他の例と、その時の載置面温度を示
す図である。以下、図5に示した形態との相違点を中心
に説明する。
【0082】図6(a)〜(c)の横軸は時刻tに対応し、図
6(a)の縦軸はヒータ15の出力Wに、図6(b)の縦軸は
冷却媒体供給源25から冷却管21に供給される冷却媒
体の量Vに、図6(c)の縦軸は温度センサ27により監
視されている載置面11aの温度Tにそれぞれ対応す
る。
【0083】時刻t1において、搬送ロボットTRから
載置面11aの上に基板Wが受け渡され、載置面11a
の温度TがT0から変化すると、ヒータ15の出力値を
W0から最大出力であるW1に変更する。
【0084】時刻t1からt3の期間において、ヒータ
15の出力値はW1一定とされており、載置面11aへ
の熱の供給が大きくなるため、載置面11aから基板W
へ逃げる熱の減少が補償されるようになり、載置面11
aの温度の降下率が小さくなって図6(c)に示す温度曲
線の温度勾配が徐々に緩やかになる。そして、載置面1
1aから基板Wへ逃げる熱と、ヒータ15から載置面1
1aへ伝達される熱とがほぼバランスした時刻t2にお
いて温度が極小値T1となるとともに、温度勾配値が負
から正に変わる。そして時刻t2以後は、載置面11a
と基板Wとの間の温度差がさらに減少してゆく。
【0085】続いて、載置面11aの温度が、設定温度
T0よりも所定値ΔTだけ低い温度になった時刻t3に
おいてヒータ15の出力を停止するとともに、供給バル
ブ26を開放し、冷却媒体供給源25から冷却管21へ
冷却媒体の供給を開始する。
【0086】時刻t3からt4の期間において、冷却媒
体供給源25から最大供給量V1で冷却管21に冷却媒
体が供給され、それによって載置面11aは急速に冷却
され続けており、図6(c)に示す温度曲線の温度勾配は
徐々に減少し、時刻t4において温度勾配値がゼロとな
る。
【0087】時刻t4において、温度センサ27により
載置面11aの温度Tが設定温度T0となったことを検
知すると、供給バルブ26が閉鎖されて冷却媒体供給源
25から冷却管21への冷却媒体の供給が停止されると
ともに、ヒータ15の出力値がゼロから一定出力W0に
変更されることにより、載置面11aおよび基板Wの温
度が設定温度T0に保持される。
【0088】このように、ヒータ15により加熱処理し
た後、冷却媒体により冷却処理を行うことによって、ヒ
ータ15を停止しても載置面11aの温度が設定温度T
0より高くなる、いわゆる温度変動のオーバシュートが
生じるのを防止するとともに、設定温度T0に到達する
のに必要となる時間を短縮することができる。
【0089】また、温度調整制御では、載置面11aの
温度が設定温度T0より減少した場合に、ヒータ15お
よび冷却管21に供給される冷却媒体量を制御すること
により載置面11aを加熱する場合について説明した
が、本発明は、載置面11aの温度が設定温度T0より
上昇した場合に、載置面11aを冷却する場合について
も適用可能である。
【0090】
【発明の効果】請求項1から請求項5に記載の発明によ
れば、冷却構造は載置台の内部空間に配設されており、
冷却構造から載置台の内部空間に存在するヒートパイプ
構造の作動流体を介して熱移動が行われるため、載置台
に載置された基板上の温度分布の均一性を阻害すること
なく、急速に冷却することができ、熱処理を必要とする
基板処理において膜厚均一性や線幅均一性を良好に保つ
ことができる。
【0091】特に、請求項2に記載の発明によれば、冷
却手段は載置台と断熱部材により熱的に断熱されてお
り、冷却構造と載置台との接触部位から熱移動が行われ
るのを防止することができるため、冷却時における基板
上の温度分布の均一性をさらに向上させることができ
る。
【0092】特に、請求項3に記載の発明によれば、冷
却構造を蛇行して配設された冷却通路としていることに
より冷却構造の表面積を向上させることができるため、
冷却構造の熱効率を向上させることができる。
【0093】特に、請求項4に記載の発明によれば、加
熱手段と冷却手段とを制御して載置台の温度を所定の温
度に維持する温度制御手段によって、載置台の温度が変
動した場合であっても、速やかに所定の温度に回復する
ことができる。
【0094】特に、請求項5に記載の発明によれば、熱
容量の小さい気体を冷却媒体として使用することによ
り、冷却手段の応答性を向上させることができる。
【0095】また、請求項6に記載の発明によれば、冷
却構造がヒートパイプ構造の作動流体と熱的に結合して
冷却を行うことによって、載置台に載置された基板上の
温度分布の均一性を阻害することなく、急速に冷却する
ことができ、熱処理を必要とする基板処理において膜厚
均一性や線幅均一性を良好に保つことができる。また、
第1および第2の冷却手段を備えているので、その使い
分けを行うことができ、設定温度を急速に降温させるこ
とも設定温度を微調整して高精度の温度制御を行うこと
もできる。
【0096】また、請求項7および請求項8に記載の発
明によれば、第1の冷却手段と第2の冷却手段とを切替
えることにより、設定温度を急速に降温させて所定の温
度にする場合と、設定温度を微調整する場合とで第1お
よび第2の冷却手段の冷却状態を制御して使用すること
ができる。そのため、さらに高精度に載置台の温度を制
御することができる。
【0097】また、請求項9に記載の発明によれば、基
板処理装置が請求項1から請求項8のいずれかに記載の
熱処理装置を備えているため、請求項1から請求項8の
いずれかに記載の発明と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る基板処理装置の全体構
成を示す平面図である。
【図2】図1の基板処理装置の第1処理部群および第2
処理部群の構成を示すための図である。
【図3】第1の実施形態の加熱ユニットの正面図であ
る。
【図4】第1の実施形態の載置台の平面図である。
【図5】第1の実施形態の設定温度調整時の加熱および
冷却制御のタイミングと載置面温度を示す図である。
【図6】第1の実施形態の設定温度調整時の加熱および
冷却制御のタイミングと載置面温度を示す図である。
【図7】従来の熱処理装置の要部構成を示す図である。
【図8】第2の実施形態の加熱ユニットの正面図であ
る。
【図9】第2の実施形態のハウジングを下方から見た平
面図である。
【図10】第2の実施形態の冷却プレートを示す図であ
る。
【図11】第2の実施形態の設定温度調整時の加熱およ
び冷却制御のタイミングと載置面温度を示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 3 制御ユニット 11 載置台 15 ヒータ 21 冷却管 27 温度センサ HP1〜HP10 加熱ユニット(熱処理装置)
フロントページの続き (72)発明者 吉田 順一 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 3L044 AA04 BA06 CA14 DB02 KA01 KA02 KA04 KA05 5F046 CD05 KA04 KA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に熱処理を施す熱処理装置であっ
    て、 (a)ヒートパイプ構造における作動流体の作用域として
    機能する内部空間を内包したハウジングを備え、前記ハ
    ウジングの上面側に基板を載置する載置台と、 (b)前記載置台に付設されて前記ヒートパイプ構造を介
    して前記載置台を加熱する加熱手段と、 (c)前記内部空間に配設された冷却構造を有し、前記冷
    却構造によって前記載置台を冷却する冷却手段と、を備
    えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱処理装置であって、 前記冷却構造は、前記ハウジングの壁面に断熱材料を介
    して支持されていることを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の熱処理
    装置であって、 前記冷却構造は、前記載置台の内部空間を蛇行して配置
    されており、外部から冷却媒体が供給される冷却通路を
    有することを特徴とする熱処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の熱処理装置であって、 (d)前記加熱手段と前記冷却手段とを制御して前記載置
    台の温度を所定の温度に維持する温度制御手段、をさら
    に備えることを特徴とする熱処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の熱処理装置であって、 前記冷却媒体は気体であることを特徴とする熱処理装
    置。
  6. 【請求項6】 基板に熱処理を施す熱処理装置であっ
    て、 (a)基板を載置可能であって、内部にヒートパイプ構造
    を有する載置台と、 (b)前記載置台に付設されて前記ヒートパイプ構造を介
    して前記載置台を加熱する加熱手段と、 (c)前記ヒートパイプ構造の作動流体に熱的に結合して
    前記作動流体を冷却する冷却構造を備える第1の冷却手
    段と、 (d)前記ハウジングの下面側に接触して配設された第2
    の冷却構造を有し、前記第2の冷却構造によって前記載
    置台を冷却する第2の冷却手段と、を備えることを特徴
    とする熱処理装置。
  7. 【請求項7】 基板に熱処理を施す熱処理装置であっ
    て、 (a)ヒートパイプ構造における作動流体の作用域として
    機能する内部空間を内包したハウジングを備え、前記ハ
    ウジングの上面側に基板を載置する載置台と、 (b)前記載置台に付設されて前記ヒートパイプ構造を介
    して前記載置台を加熱する加熱手段と、 (c)前記内部空間に配設された第1の冷却構造を有し、
    前記第1の冷却構造によって前記載置台を冷却する第1
    の冷却手段と、 (d)前記ハウジングの下面側に接触して配設された第2
    の冷却構造を有し、前記第2の冷却構造によって前記載
    置台を冷却する第2の冷却手段と、 (e)前記第1の冷却手段の冷却状態と前記第2の冷却手
    段の冷却状態とを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする熱処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の熱処理装置であって、 前記第2の冷却構造は、 (d-1)冷却媒体の流路と、 (d-2)前記流路に冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段
    と、 (d-3)前記流路に気体を供給する気体供給手段と、 を備えることを特徴とする熱処理装置。
  9. 【請求項9】 基板に所定の処理を行う基板処理装置で
    あって、 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の熱処理装
    置、を備えることを特徴とする基板処理装置。
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