JP2003293735A - 内燃機関のNOx浄化装置 - Google Patents

内燃機関のNOx浄化装置

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JP2003293735A JP2002098678A JP2002098678A JP2003293735A JP 2003293735 A JP2003293735 A JP 2003293735A JP 2002098678 A JP2002098678 A JP 2002098678A JP 2002098678 A JP2002098678 A JP 2002098678A JP 2003293735 A JP2003293735 A JP 2003293735A
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律子 篠▲崎▼
Yoshihisa Takeda
好央 武田
Satoshi Hiranuma
智 平沼
Takeshi Hashizume
剛 橋詰
Reiko Domeki
礼子 百目木
Sei Kawatani
聖 川谷
Kenji Kawai
健二 河合
Shinichi Saito
真一 斎藤
嘉則 ▲高▼橋
Yoshinori Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の消費電力の低減や燃費の向上と共にN
Оx浄化率の向上を図る。 【解決手段】 エンジン1の排気管2に設けられて排気
ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒17に、この
触媒上流の排気系に連通する供給通路31を介して尿素
水を供給する還元剤供給手段30と、還元剤供給手段3
0からの尿素水の供給部位より上流の供給通路31Aに
加圧空気を供給する空気供給手段7とで、尿素水を噴霧
状にして供給する。尿素水の供給量は、NOx触媒17
の触媒温度やこれに相関するパラメータに応じて尿素水
供給量設定手段で設定し、設定された尿素水の供給量が
ゼロのときに、空気供給手段7から供給される加圧空気
の供給を停止したり、供給量がゼロになってから所定期
間経過後に加圧空気の供給を停止するように空気供給手
段7の停止/作動を制御手段8で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガスが酸素過
剰雰囲気下でNOx浄化作用を有するNOx触媒を備え
た内燃機関のNОx浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気ガス中に尿素水を添加して加水分解
により発生するアンモニアや直接添加によるアンモニア
を、選択還元触媒の還元剤として使用するNОx浄化装
置が知られている。このようなNОx浄化装置を、エン
ジン等の内燃機関を備えた車両に搭載する場合、内燃機
関の排気系に排気ガスが酸素過剰雰囲気下でNOxを浄
化できる選択還元触媒、所謂ユリアSCR触媒(以下
「NОx触媒」と称す)を配置し、この触媒の上流側か
ら尿素水あるいはアンモニアを還元剤として排気ガス中
に添加してNОx触媒に供給するように構成している。
特に尿素水を還元剤として添加するシステムにおいて
は、NOx触媒上流の排気系に連通する供給通路を介し
て尿素水を還元剤供給手段から供給するが、排気系を流
れる排気ガス中に素早く添加できるように、還元剤供給
手段から供給される尿素水の供給部位よりも上流の供給
通路に空気供給手段から加圧空気を供給し、供給通路を
流れる加圧空気と尿素水とを混合させて添加ノズルで噴
霧状にして排気ガス中に添加している。
【0003】排気ガス中に尿素水を添加する場合、式
(1)のように加水分解及び熱分解されることでアンモ
ニア(NH)が生成される。 (NH)2CO+HO→2NH+CO・・(1) NОx触媒上でのアンモニア(NH)と窒素酸化物(N
Оx)との間の脱硝反応は触媒温度の高低に応じ、すな
わち、高温時には主に式(2)、低温時には主に式
(3)の反応がそれぞれ行われることが知られている。 4NH+4NO+O→4N+6HO・・(2) 2NH+NO+NO→2N+3HO・・(3) このようなアンモニアを還元剤とするNОx触媒は、図
10に実線で示すように、NОx触媒へのアンモニアの
吸着量が多いほどNOx浄化率が高いため、低温域でN
Оx触媒の高浄化率を得るにはアンモニア吸着量を高く
制御することが好ましい。NОx触媒に吸着できるアン
モニア吸着量には限界があり、図11に実線L1で示す
吸着限界値は触媒温度に依存している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような尿素水を還
元剤として添加するNОx浄化装置においては、尿素水
の水分の蒸発により尿素成分が管内に付着して供給通路
が詰まるのを防止するのに、尿素水を添加しない場合で
も空気供給手段を動作させて加圧空気を供給している。
空気供給手段は、単独で駆動源を持つ場合や、エンジン
のクランク軸の回転をベルトとプーリ等の駆動伝達手段
を用いて伝達されるエンジンを駆動源とする場合があ
る。このため、尿素水を添加しない場合の空気供給手段
の稼動率を抑制することは、車両に搭載された機器の動
作による消費電力の低減や燃費の向上を図ろうとする場
合に有効な手法となる。しかし、必要以上に空気供給手
段の稼働率を抑制してしまうと、尿素成分による供給通
路の詰まりを防止することが難しくなる。本発明は、車
両の消費電力の低減や燃費の向上とともにNОx浄化率
の向上を図れるNОx浄化装置を提供することを目的と
する。本発明は、NОx浄化率の向上を図りつつ、尿素
成分による供給通路の詰まり防止と車両の消費電力の低
減や燃費の向上の両立を達成することが可能なNОx浄
化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる内燃機関
のNОx浄化装置は、内燃機関の排気系に設けられ排気
ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒と、NOx触
媒上流の排気系に連通する供給通路を介して尿素水を供
給する還元剤供給手段と、還元剤供給手段から供給され
る尿素水の供給部位より上流の供給通路に加圧空気を供
給する空気供給手段と、NOx触媒の触媒温度又は触媒
温度に相関するパラメータの一つに応じて尿素水の供給
量を設定する尿素水供給量設定手段と、尿素水供給量設
定手段により設定された尿素水の供給状態に応じて空気
供給手段の停止/作動を制御する制御手段とを備えてい
る。このため、尿素水供給量設定手段により設定された
尿素水の供給状態に応じて空気供給手段の停止/作動が
制御手段で制御される。
【0006】制御手段としては、前記尿素水供給量設定
手段により設定された尿素水の供給量がゼロのとき、供
給量がゼロに設定された後、所定期間経過後に空気供給
手段から供給される加圧空気の供給を停止するように、
空気供給手段を制御する態様が挙げられる。
【0007】空気供給手段としては、還元剤供給手段か
ら供給される尿素水の供給部位より上流の供給通路に、
内燃機関により駆動されて加圧空気を供給するものや、
単独の駆動源から駆動力を得ることで駆動されて加圧空
気を供給する態様が挙げられる。
【0008】尿素水供給量設定手段としては、NOx触
媒の触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータに基づ
きNOx触媒の温度が設定値未満となったとき、尿素水
の供給量をゼロに設定する態様が挙げられる。尿素水供
給量設定手段としては、NOx触媒に吸着された還元剤
の実吸着量が、NOx触媒の触媒温度又は触媒温度に相
関するパラメータに基づき予め設定された目標吸着量と
所定量以上相違するとき、尿素水の供給量をゼロに設定
する態様が挙げられる。尿素水供給量設定手段として
は、NOx触媒による実NОx浄化率が、NOx触媒の
触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータに基づき予
め設定された目標NОx浄化率と所定量以上相違すると
き、尿素水の供給量をゼロに設定する態様が挙げられ
る。
【0009】本発明にかかる内燃機関のNOx浄化装置
では、内燃機関が搭載された車両の車速を検出する車速
検出手段を備え、制御手段が、車速検出手段により検出
された車速が所定値以上のときに、空気供給手段から供
給される加圧空気の供給停止を禁止するよう空気供給手
段を制御することを特徴とする。このため、車速が所定
値以上のときには、加圧空気の供給停止が禁止されて尿
素水供給再開に備えた状態となる。
【0010】本発明にかかる内燃機関のNOx浄化装置
では、尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の
供給量がゼロに設定された後に尿素水の供給再開時期を
推定する尿素水供給再開推定手段を備え、制御手段が、
尿素水供給再開推定手段により推定された尿素水再開時
期の所定期間前に空気供給手段から供給される加圧空気
の供給を開始するように空気供給手段を制御することを
特徴とする。このため、尿素水の供給再開時期の所定期
間前に加圧空気供給が再開される。
【0011】本発明にかかる内燃機関のNOx浄化装置
は、内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中のNOxを
選択還元するNOx触媒と、NOx触媒上流の排気系に
連通する供給通路を介して尿素水を供給する還元剤供給
手段と、還元剤供給手段から供給される尿素水の供給部
位より上流の供給通路に加圧空気を供給する空気供給手
段と、尿素水の供給有無を検出する尿素水供給検出手段
と、尿素水供給検出手段により検出された供給有無に応
じて尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の供
給状態に応じて空気供給手段の停止/作動を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のNOx浄
化装置。このため、尿素水供給量設定手段により設定さ
れた尿素水の供給状態に応じて空気供給手段の停止/作
動が制御手段で制御される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態としての
内燃機関のNOx浄化装置を説明する。図1において符
号1は、図示しない車両に搭載されたディーゼルエンジ
ン(以後「エンジン」と記す)を示す。エンジン1はエ
ンジン制御装置5によってその出力制御が行われる。エ
ンジン制御装置5は、ここでは、吸気系に配置される周
知のエアーフローセンサからの吸気流量や、燃料系から
得られる燃料噴射量、燃料噴射量、エンジン回転数等の
エンジン運転状態を示す信号を排気系制御部3へ出力し
ている。排気系制御部3及びエンジン制御装置5は、周
知のマイクロコンピュータでその主要部が構成されてい
て、互いに制御系通信回線で相互通信可能に連結されて
いる。
【0013】本形態のNOx浄化装置は、エンジン1の
排気マニホールド25につながり排気系2を構成する排
気管28に設けられて排気ガス24中のNOxを選択還
元するNOx触媒17、NOx触媒17上流の排気管2
8に連通する供給通路となる噴射管31を介して尿素水
を供給する還元剤供給手段30、還元剤供給手段30か
ら供給される尿素水の供給部位より上流の噴射管31A
に加圧空気を供給する空気供給手段7、NOx触媒17
の触媒温度Tgに応じて尿素水の供給量を設定する尿素
水供給量設定手段4、尿素水供給量設定手段4により設
定された尿素水の供給状態に応じて空気供給手段7の停
止/作動を制御する制御手段8を備えている。排気系制
御部3は、尿素水供給量設定手段4と制御手段8とから
構成されている。
【0014】NOx触媒17は、ハニカム構造の触媒担
体に触媒成分を付着させたもの、あるいは触媒成分によ
ってハニカム構造を形成したもので、排気管28に設け
られたNOx触媒コンバータ27のケーシング内に収納
されている。選択還元触媒であるNOx触媒17として
は、バナジウム系、白金系、ゼオライト系などがある。
NOx触媒17は、アンモニア(NH)を吸着して排
気ガス24中のNOxを選択還元するものであり、アン
モニア吸着状態において、排気ガス24中のNOxを雰
囲気温度の高低に応じ、即ち、高温時には上述した式
(2)、低温時には上述した式(3)の反応を主に行
い、アンモニアと窒素酸化物との間の脱硝反応を促進す
るものである。
【0015】NОx触媒17には、触媒温度Tgを出力
する触媒温度センサ22が設けられている。触媒温度セ
ンサ22は、NOx触媒17の触媒温度を導出する触媒
温度導出手段を構成する。この他、触媒温度に相関する
パラメータとなる、例えばエンジン回転数及び燃料噴射
量、エンジン運転領域毎の運転時間や外気温を考慮して
触媒温度の推定値を演算して触媒温度Tgとして用いて
も良い。
【0016】還元剤供給手段30は、NOx触媒コンバ
ータ27の上流開口側に向けて尿素水を噴霧して添加す
る添加ノズル18と、添加ノズル18に接続された噴射
管31と、噴射管31に連結する尿素水供給管34と、
添加用の尿素水を収容した尿素水タンク35と、尿素水
タンク35内の尿素水を尿素水供給管34から噴射管3
1へと圧送するポンプ36と、噴射管31への尿素水の
流量を調整する電磁式の流量調整弁37とを備えてい
る。添加ノズル18は、排気マニホールド25直後の排
気管28に装着されたNОx検出手段としての前NОx
センサ19とNОx触媒17との間の排気管28に装着
されている。本形態において、流量調整弁37の近傍に
は、流量調整弁37の動作の有無を検出して尿素水の供
給の有無を検出する尿素水供給検出手段としてのセンサ
12が装着されている。これらセンサ12、ポンプ36
及び流量調整弁37は、制御手段8に信号線でそれぞれ
接続されている。
【0017】空気供給手段7は、噴射管31Aの上流端
に連結されたエアタンク32と、噴射管31への加圧空
気供給を制御する電磁式の開閉弁33と、エンジン1か
らの駆動力がベルトとプーリで構成された周知の駆動伝
達系39Aを介して伝達されることで回転駆動するエア
コンプレッサ38と、エンジン1からエアコンプレッサ
38への駆動力の連断を行う電磁式のコンプレッサクラ
ッチ39とを備えている。エアコンプレッサ38とエア
タンク32とは、エア配管38Aで連通されている。開
閉弁33とコンプレッサクラッチ39とは、信号線で制
御手段8にそれぞれ接続されている。
【0018】コンプレッサクラッチ39は、制御手段8
でオンされるとエンジン1からエアコンプレッサ38へ
駆動力の伝達を行い、オフされるとエンジン1からエア
コンプレッサ38への駆動力の伝達を断つように機能す
る。エアタンク32には、タンク内圧が所定圧以上にな
ると開弁する図示しないリリーフ弁と、周知の圧力セン
サが設けられている。圧力センサは、タンク内圧を検出
するもので、その検出値を制御手段8に出力している。
【0019】前NОxセンサ19は、NOx触媒17の
上流側のNOx濃度Snoxfを検出するものである。
NOx触媒17の下流側の排気管28には、NОx触媒
17の下流側のNOx濃度Snoxrを検出するNОx
検出手段として後NОxセンサ26が配設されている。
各NОxセンサ19,26からのNOx濃度Snox
f、Snoxrは、後述の実NOx浄化率導出手段44
に出力される。
【0020】尿素水供給量設定手段4は、還元剤供給手
段30による尿素水の基本添加量Dureaを導出する
基本添加量導出手段42と触媒温度Tgに基づき目標N
Ox浄化率Mηを導出する目標NOx浄化率導出手段4
3、NOx触媒17による実NOx浄化率ηを導出する
実NOx浄化率導出手段44とを備えている。
【0021】目標NОx浄化率導出手段43は、図4に
示すような、触媒温度Tgによって定められる目標NО
x浄化率Mηのマップから触媒温度Tgに相関する目標
NOx浄化率Mηを導出する。目標NOx浄化率Mη
は、図11に実線L1で示す吸着限界値よりも低い値、
例えば図11に破線L2で示す吸着限界値L1の1/2
の値のアンモニア吸着量に対応して得られる浄化率とし
て設定されている。
【0022】基本添加量導出手段42は、図11に破線
L2で示すNОx触媒17でのアンモニア吸着量を充た
すように、式(1)の尿素水から得られるアンモニア量
の関係を考慮してエンジン運転状態に応じて予め設定さ
れた尿素水の基本添加量マップを有し、触媒温度Tgに
応じて適宜尿素水の基本添加量Dureaを選択する。
【0023】実NOx浄化率導出手段44は、各NOx
NОxセンサ19,26からのNOx濃度Snoxf、
Snoxrを、Snoxf−Snoxrとする差分処理
し、さらにその値をSnoxfで除算して実NOx浄化
率ηを算出する演算回路である。尿素水供給量設定手段
4は、これら各構成要素から得られる情報から尿素水の
供給量Durea(n)を求める。
【0024】制御手段8は、コンピュータからその要部
が構成されていて、尿素水供給量設定手段4により設定
された尿素水の供給量がゼロのとき、供給量がゼロに設
定された後の所定期間経過後に空気供給手段7から供給
される加圧空気の供給を停止するように空気供給手段7
を制御する。本形態では、コンプレッサクラッチ39を
オフしてエンジン1からエアコンプレッサ38への駆動
力を切断するように制御する。この制御手段8は、尿素
水供給量設定手段4により設定された尿素水の供給量が
ゼロに設定された後に尿素水の供給再開時期を推定する
尿素水供給再開推定手段9を備えている。制御手段8
は、尿素水供給再開推定手段9により推定された尿素水
再開時期の所定期間前に空気供給手段7から供給される
加圧空気の供給を開始すべく、コンプレッサクラッチ3
9をオンしてエンジン1からエアコンプレッサ38へ駆
動力を伝達するように制御する。制御手段8は、エアタ
ンク32のタンク内圧が所定圧となるように、図示しな
い圧力センサからの出力値をモニタリングしていて、タ
ンク内圧が所定圧を下回ると、コンプレッサクラッチ3
9をオンしてエアコンプレッサ38を駆動し、エアタン
ク32にエア供給を行うように制御している。本形態で
は、コンプレッサクラッチ39のオン/オフ制御を行っ
て加圧空気の供給制御をしているが、開閉弁33の開閉
制御も同時に行っても良い。
【0025】本形態において、制御手段8は、還元剤供
給手段30による尿素水の添加を実行すべく、開閉弁3
3、ポンプ36及び流量調整弁37の駆動を制御する機
能を備えている。本形態では、開閉弁33の開度とポン
プ36の回転数とを一定とし、尿素水供給量設定手段4
で設けられる尿素水の供給量Durea(n)に応じて流
量調整弁37の開度または開弁期間を調整制御する。流
量調整弁37の開閉による形態ではなく、開閉弁33の
開度調整やポンプ36の回転数制御、あるいはこれらの
複合制御により実行する形態としてもよい。尿素水供給
量設定手段4は、基本添加量Dureaに対して加減算
するための補正量を図示しないマップ情報として予め図
示しないメモリー内に記憶されている。
【0026】次に、NOx浄化装置によるNОx浄化制
御を図2のNOx浄化処理ルーチンに沿って、空気供給
制御を図3に示す空気供給制御ルーチンに沿ってそれぞ
れ説明する。
【0027】NOx浄化装置を搭載した図示しない車両
のエンジン1の駆動時において、エンジン制御装置5は
エンジン駆動に関する各種制御系のセンサ類が正常か否
かの自己チェック結果が正常であったか否かを確認し、
正常(OK)では上述の関連センサの各入力値に応じて
周知の燃料噴射系、燃料供給系に制御信号を送出し、制
御を実行し、その際得られたセンサ出力等を排気系制御
部3にも送信する。排気系制御部3は、エンジンキーの
オンと同時に図2のNOx浄化処理ルーチンによるNO
x浄化処理制御を所定制御サイクル毎に繰り返すと共
に、図3に示す空気供給制御ルーチンを割り込み処理す
る。
【0028】図2のNOx浄化処理ルーチンでは、ステ
ップA1でエンジン始動中であるかをイグニッションキ
ーのオン情報で確認し、ステップA2で触媒温度Tg、
NOx濃度Snoxf,Snoxr、その他のデータを
取込む。ステップA3では、触媒温度Tgが所定温度T
以上か否かを判定し、触媒温度Tgが所定温度Tg
0以上のとき、ステップA4に進み、所定温度Tg0未
満では後述するステップA8に進む。
【0029】ステップA4では、還元剤供給手段30の
ポンプ36を駆動し、空気供給手段7のコンプレッサク
ラッチ39をオンすると共にエアタンク32の開閉弁3
3を開作動させてステップA5に進む。ステップA5で
は、NOx濃度Snoxf,Snoxrを用いて実NОx
浄化率ηを、触媒温度Tgに基づいてNОx触媒17に
新たに吸着すべきアンモニア量を得るのに必要な尿素水
の基本添加量Dure をそれぞれ演算すると共に、触
媒温度Tgに基づいて目標NОx浄化率Mηを目標NО
x浄化率導出手段43であるマップより演算してステッ
プA6に進む。
【0030】ステップA6では、目標NОx浄化率Mη
と実NОx浄化率ηとを差分処理して両者の間の浄化率
差Gηを算出してステップA7に進む。ステップ7で
は、制御手段8に予め設定された浄化率の許容幅となる
所定量Zηと浄化率差Gηとの比較して、浄化率差Gη
が所定量Zηを超えていない場合、すなわち、実NОx
浄化率ηが目標NОx浄化率Mηと所定量以上相違しな
いときは、NОx触媒17へのアンモニア供給、すなわ
ち尿素水の添加が可能であるとしてステップA10に進
み尿素水の基本添加量Dureaを補正して実添加量D
urea(n)を決定し、ステップA11に進む。ステッ
プA11では、実NОx浄化率ηと目標NОx浄化率M
ηとの比較結果に応じて補正された実添加量Durea
(n)に相当する尿素水量を添加できるように、還元剤供
給手段30の流量調整弁37の開度または開弁期間を駆
動制御して制御サイクルを終了する。
【0031】ステップA7での比較結果が、浄化率差G
ηが所定量Zηを超えている場合、すなわち、実NОx
浄化率ηが目標NОx浄化率Mηと所定量以上相違する
ときは、NОx触媒17上に対するアンモニア供給が過
剰であると見做してステップA8に進む。ステップA8
では、尿素水の供給量をゼロに設定してステップA9に
進み、ステップA9では、尿素水の添加供給を停止すべ
く還元剤供給手段30の流量調整弁37を閉状態に駆動
制御して制御サイクルを終了する。
【0032】このように、実NОx浄化率ηが目標NО
x浄化率Mηと所定量以上相違しない場合には、基本添
加量Dureaが補正され、流量調整弁37が補正され
た相当の開度に保持または所定期間開弁されて、尿素水
タンク35からポンプ36により尿素水供給管34に圧
送されている尿素水の流量が調整され、尿素水が噴射管
31の加圧空気と混合されて添加ノズル18より排気管
28に供給される。よって、NOx排出量の還元に必要
なアンモニア吸着量となるように適量の尿素水をNОx
触媒17へ供給して、尿素水が加水分解及び熱分解する
ことで生成したアンモニアをNОx触媒17に吸着させ
ることができる。また、実NОx浄化率ηが目標NОx
浄化率Mηと所定量以上相違するときはNОx触媒17
に対する尿素水供給を停止すべく添加量をゼロとして流
量調整弁37を閉じ尿素水の添加を停止する制御を行う
ので、アンモニアスリップの発生を効果的に抑制するこ
とができる。
【0033】図3の空気供給制御ルーチンは、ステップ
B1において、図2のステップA8で尿素水の添加量の
状態を判断し、添加量がゼロ設定されている場合にのみ
ステップB2に進む。ステップB2では、尿素水添加が
停止してからの時間をタイマ11で計測してステップB
3に進む。ステップB3では、タイマ11での計測時間
が制御手段8に予め設定された所定時間を経過したか否
かを判断し、所定時間経過するとステップB4に進む。
所定時間は、噴射管31内に付着する尿素成分を十分に
除去排出できる期間として設定されている。
【0034】ステップB4では、タイマ11の計測を終
了(リセット)してステップB5に進み、コンプレッサク
ラッチ39をオフする。このため、尿素水の供給停止
後、所定時間経過すると、エンジン1からエアコンプレ
ッサ38への駆動力の伝達が断たれるので、尿素水を添
加しないときのエアコンプレッサ38の稼働率を低減す
ることができ、本形態の場合では燃費の向上につなが
る。
【0035】このような制御形態でも当初の目的は達成
されるが、本形態の空気供給制御ルーチンでは、さらに
次のステップへと続く。ステップB6では、尿素水供給
再開推定手段9により供給再開推定時期を推定してステ
ップB7に進む。ステップB7では、推定した供給再開
時期の所定期間前か否かを判断し、供給再開時期の所定
期間前になると、コンプレッサクラッチ39をオンして
噴射管31への加圧空気の供給を再開してこの制御を終
える。
【0036】このように尿素水供給再開推定手段9で推
定した供給再開推定時期の所定期間前になると、コンプ
レッサクラッチ39をオンして噴射管31への加圧空気
の供給を再開するので、尿素水の添加時に際して事前に
加圧空気が噴射管31内を流れることとなり、噴射管3
1内での尿素水の管内壁面付着を抑制しながら、尿素水
の霧化を促進することができ、再開初期から良好なNО
x浄化率を得ることができる。
【0037】尿素水供給再開推定手段9は、NОxの排
出量増大が見込まれる予想エンジン運転領域をエンジン
回転数やアクセル開度や排気ガス温度などから予めマッ
プデータとして制御手段8に記憶しておき、ステップB
5でコンプレッサクラッチ39をオフしてからの実運転
領域をエンジン回転数やアクセル開度や排気ガス温度な
どから判別し、現在の運転領域と予想エンジン運転領域
へ移行するまでの時間を推定すると共にタイマ11で計
測を開始し、この推定時間に対して一定の割合の時間を
所定時間とし、この時間となるとコンプレッサクラッチ
39をオン制御することで達成することができる。例え
ば、コンプレッサクラッチ39をオフした時からのアク
セル開度の変化を周知のスロットル開度センサで検出し
て記憶し、前回のアクセル開度に対する今回のアクセル
開度の変化率が、所定割合上昇変化した場合には予想エ
ンジン運転領域へ向かってするものとし、変化率に基づ
き予想エンジン運転領域へ移行するまでの時間を推定す
る。
【0038】この推定時間に対する所定時間を制御手段
8に設定してタイマ11で計測を開始し、タイマ11に
よる計測値が所定時間となると、コンプレッサクラッチ
39をオン制御する。実エンジン運転領域や予想エンジ
ン運転領域を求めるパラメータとしては、上記の要素に
限定されるものではなく、触媒温度(排気ガス温度)T
g、前NОxセンサ19で検出されるNOx濃度Sno
xfや排気ガス流量Gであってもよい。この場合にはN
Ox濃度Snoxfや排気ガス流量Gから各運転領域を
求め、これら触媒温度(排気ガス温度)Tg、NOx濃
度Snoxfや排気ガス流量Gの変化率に応じて供給再
開推定時期を決定すればよい。
【0039】図5を用いて、本発明の第2の実施形態と
しての内燃機関のNOx浄化装置を説明する。この形態
におけるNOx浄化装置は、排気系制御部130の構成
が第1の実施形態における排気系制御部3の構成と異な
っている以外は、基本的に同一構成である。よって、図
1に示す第1の実施形態と同一機能をする構成には、同
一符号を付すに留め、詳細な説明は省略する。
【0040】排気系制御部130は、制御手段80と、
尿素水供給量設定手段140とを備えている。尿素水供
給量設定手段140は、NOx触媒17による実NOx
浄化率ηを導出する実NOx浄化率導出手段144、N
Ox触媒17に対するアンモニアの目標吸着量MNH3
を設定する目標吸着量設定手段150、エンジン1から
排出されるNOx排出量としてNОx質量流量Unox
を推定するNOx排出量導出手段151、NOx排出量
導出手段151により推定されたNОx質量流量Uno
xと実NOx浄化率導出手段44により導出された実N
Ox浄化率ηとに基づいてNOx触媒17に吸着された
アンモニアの消費量f(η,Unox)を導出する消費量
導出手段152、還元剤供給手段30による尿素水の添
加量Dureaから算出されるアンモニア量及び消費量
導出手段152により導出されたアンモニアの消費量f
(η,Unox)に応じてNOx触媒17に吸着されたア
ンモニアの実吸着量SNH3(n)を導出する吸着量導出
手段153、還元剤供給手段30による尿素水の基本添
加量Dureaを導出する基本添加量導出手段154、
還元剤供給手段30と空気供給手段7の双方を制御する
制御手段80を備えている。
【0041】NOx排出量導出手段151は、前NОx
センサ19で検出されるNОx触媒17の上流側のNO
x濃度Snoxfと、エンジン1から排出される排気ガ
ス排出量に相当するエンジン制御装置5からの排気ガス
流量Gとに基づき、NOx質量流量Unoxを導出する
ものである。
【0042】実NOx浄化率導出手段144は、各NО
xセンサ19,26からのNOx濃度Snoxf、Sn
oxrを、Snoxf−Snoxrとする差分処理し、
さらにその値をSnoxfで除算して実NOx浄化率
(η)を算出する演算回路であり、算出した実NOx浄化
率(η)を消費量導出手段152に出力する。消費量導出
手段152は、NOx質量流量Unoxと実NOx浄化
率(η)とからアンモニア消費量f(η,Unox)を算出
する演算部である。
【0043】目標吸着量設定手段150は触媒温度検出
手段(触媒温度センサ22)により検出又は推定された
触媒温度Tgに応じてNOx触媒17に吸着されるアン
モニアの目標吸着量MNH3を設定するマップである。
目標吸着量MNH3は、図11に破線L2で示すよう
に、実線L1で示す吸着限界値よりも低い値、例えば吸
着限界値L1の1/2の値とされており、触媒温度Tg
が高くなる程にその値を低減するように設定されてい
る。目標吸着量MNH3としては、吸着限界値L1の1
/2の値に限定されるものではなく、吸着限界値L1よ
りも低い値であれば他の値を選択しても良い。
【0044】基本添加量導出手段154は、図11に破
線L2で示すNОx触媒17でのアンモニア吸着量を充
たすように、上述の式(1)の尿素水から得られるアン
モニア量の関係を考慮して、エンジン運転状態に応じて
予め設定された尿素水の基本添加量マップを有し、触媒
温度Tgに応じて適宜尿素水の基本添加量Durea
選択して吸着量導出手段153に出力する。尿素水供給
量設定手段140は、基本添加量Dureaを補正する
ための補正量を図示しないマップ情報として予め図示し
ないメモリー内に記憶されている。
【0045】吸着量導出手段153は、前回導出された
実吸着量SNH3(n−1)、基本添加量導出手段154
により導出された尿素水の基本添加量Durea、及び
今回導出されたアンモニア消費量f(η,Unox)に基
づきNОx触媒17における推定の実吸着量S
NH3(n)を、下記の式(4)によって導出する演算回
路である。この場合、補正前の吸着量SNH3(n−
1)を式(4)に設定することで、実吸着量S
NH3(n)に対する誤差要因を低減してより精度の高い
実吸着量S NH3(n)の演算を図っている。 SNH3(n)=SNH3(n−1)+Durea−f(η×Unox)・・ ・・(4) 制御手段80は、コンピュータからその要部が構成され
ていて、尿素水供給量設定手段140により設定された
尿素水の供給量がゼロのとき、供給量がゼロに設定され
た後の所定期間経過後に空気供給手段7から供給される
加圧空気の供給を停止するように空気供給手段7を制御
する。本形態では、コンプレッサクラッチ39をオフし
てエンジン1からエアコンプレッサ38への駆動力を切
断するように制御する。この制御手段80は、尿素水供
給量設定手段140により設定された尿素水の供給量が
ゼロに設定された後に、車速センサ10により検出され
た車速Vが所定値としての所定車速V1以上のときに、
空気供給手段7から供給される加圧空気の供給停止を禁
止すべく、コンプレッサクラッチ39をオンしてエンジ
ン1からエアコンプレッサ38へ駆動力を伝達するよう
に制御する。
【0046】制御手段80は、エアタンク32のタンク
内圧が所定圧となるように、図示しない圧力センサから
の出力値をモニタリングしていて、タンク内圧が所定圧
を下回ると、コンプレッサクラッチ39をオンしてエア
コンプレッサ38を駆動し、エアタンク32にエア供給
を行うように制御している。本形態では、コンプレッサ
クラッチ39のオン/オフ制御を行って加圧空気の供給
制御をしているが、開閉弁33の開閉制御も同時に行っ
ても良い。所定速度V1は、制御手段80に予め記憶さ
れている。所定速度V1とは、その速度の直後に尿素水
の再供給の必要がある、触媒温度Tgあるいは高排気ガ
ス温度の運転状態に移行する可能性の高い速度である。
【0047】制御手段80は、還元剤供給手段30によ
る尿素水の添加を実行すべく、開閉弁33、ポンプ36
及び流量調整弁37の駆動を制御する機能を備えてい
る。本形態では、開閉弁33の開度とポンプ36の回転
数とを一定とし、尿素水供給量設定手段4で設けられる
尿素水の供給量Durea(n)に応じて流量調整弁37
の開度または開弁期間を調整制御する。流量調整弁37
の開閉による形態ではなく、開閉弁33の開度調整やポ
ンプ36の回転数制御、あるいはこれらの複合制御によ
り実行する形態としてもよい。
【0048】次に、NOx浄化装置によるNОx制御処
理を図6のNOx浄化処理ルーチンに沿って、空気供給
制御を図7に示す空気供給制御ルーチンに沿ってそれぞ
れ説明する。
【0049】NOx浄化装置を搭載した図示しない車両
のエンジン1の駆動時において、エンジン制御装置5は
複数の制御系、例えば、燃料噴射系、燃料供給系等で適
宜実行されている関連機器、センサ類が正常か否かの自
己チェック結果が正常であったか否かを確認し、正常
(OK)では上述の各センサの各入力値に応じて上記の
燃料噴射系、燃料供給系に制御信号を送出して制御を実
行し、その際得られたセンサ出力等を排気系制御装置1
30にも送信する。
【0050】排気系制御部130は、エンジンキーのオ
ンと同時に図6のNOx浄化処理ルーチンのNOx浄化
処理制御を所定制御サイクル毎に繰り返す。ステップC
1でエンジン始動中であるかをイグニッションキーのオ
ン情報で確認し、ステップC2で触媒温度Tg、排気ガ
ス流量G、NOx濃度Snoxf,Snoxr、前回吸
着量SNH3(n−1)、その他のデータを取込む。ス
テップC3では、触媒温度Tgが所定温度Tg以上か
否かを判定し、触媒温度Tgが所定温度Tg以上のと
き、ステップC4に進み、所定温度Tg未満では後述
するステップC9に進む。
【0051】ステップC4では還元剤供給手段30のポ
ンプ36を駆動し、空気供給手段7のコンプレッサクラ
ッチ39をオンすると共にエアタンク32の開閉弁33
を開作動させてステップC5に進む。ステップC5で
は、排気ガス流量GとNОx濃度Snoxfを用いてN
Оx質量流量Unoxを、NOx濃度Snoxf,Sn
oxrを用いて実NОx浄化率ηをそれぞれ求めると共
に、触媒温度Tgに基づいて、NОx触媒17に新たな
吸着すべきアンモニア量を得るのに必要な尿素水のアン
モニアの基本添加量Dureaを基本添加量導出手段1
54のマップより演算し、触媒温度Tg相当の目標吸着
量MNH3を目標吸着量設定手段150であるマップよ
り演算してステップC6に進む。
【0052】ステップC6では、NОx質量流量Uno
xと実NОx浄化率ηとに基づきアンモニアの消費量f
(η,Unox)を導出してステップC7に進み、ステ
ップC7で、式(4)を用いてアンモニアの実吸着量S
NH3(n)を演算して導出してステップC8に進む。
【0053】ステップC8では、目標吸着量MNH3
実吸着量SNH3(n)とを差分処理して両者の間の吸
着差GNH3を算出してステップC9に進む。ステップ
C9では、制御手段80に予め設定された吸着率の許容
幅となる所定量ZNH3と吸着差GNH3との比較し
て、吸着差GNH3が所定量ZNH3を超えていない場
合、すなわち、実吸着量SNH3(n)が目標吸着量M
NH3と所定量以上相違しなしときは、NОx触媒17
へのアンモニア供給、すなわち尿素水の添加が可能であ
るとしてステップC12に進みアンモニアの基本添加量
ureaを補正して実添加量Durea(n)を決定
し、ステップC13に進む。ステップC13では、実吸
着量SNH3(n)と目標吸着量MNH3との比較結果
に応じて補正された実添加量Durea(n)量に相当す
る尿素水量を添加できるように、還元剤供給手段30の
流量調整弁37の開度または開弁期間を駆動制御して制
御サイクルを終了する。
【0054】ステップC9での比較結果、吸着差G
NH3が所定量所定量ZNH3を超えている場合、すな
わち、実吸着量SNH3(n)が目標吸着量MNH3と
所定量以上相違するときは、NОx触媒17上に対する
アンモニア供給が過剰であると見做してステップC10
に進む。ステップC10では尿素水の供給量をゼロに設
定してステップC11に進み、ステップC11で尿素水
の添加供給を停止すべく還元剤供給手段30の流量調整
弁37を閉状態に駆動制御して制御サイクルを終了す
る。
【0055】このように、実吸着量SNH3(n)が目
標吸着量MNH3と所定量以上相違しない場合には、基
本添加量Dureaが補正され、流量調整弁37が補正
された相当の開度に保持または所定期間開弁されて、尿
素水タンク35からポンプ36により尿素水供給管34
に圧送されている尿素水の流量が調整され、尿素水が噴
射管31の加圧空気と混合されて添加ノズル18より排
気管28に供給される。よって、NOx排出量の還元に
必要なアンモニア吸着量となるように適量の尿素水をN
Оx触媒17へ供給して、尿素水が加水分解及び熱分解
することで生成したアンモニアをNОx触媒17に吸着
させることができる。
【0056】実吸着量SNH3(n)が目標吸着量M
NH3と所定量以上相違する場合には、NОx触媒17
に対する尿素水供給を停止すべく添加量をゼロとして流
量調整弁37を閉じ尿素水の添加を停止する制御を行う
ので、アンモニアスリップの発生を効果的に抑制するこ
とができる。また、尿素水の添加をしない場合でも、コ
ンプレッサクラッチ39をオン状態とし、開閉弁32を
開状態としているので、噴射管31にはエアタンク32
から加圧空気が供給された状態となり、尿素成分の付着
による噴射管31の詰まりを防止することができる。
【0057】図7の空気供給制御ルーチンは、ステップ
D1において、図6のステップC10での尿素水の添加
量の状態を判断し、添加量がゼロ設定されている場合に
のみステップD2に進む。ステップD2では、尿素水添
加が停止してからの時間をタイマ11で計測してステッ
プD3に進む。ステップD3では、タイマ11での計測
時間が制御手段80に予め設定された所定時間を経過し
たか否かを判断し、所定時間経過するとステップD4に
進む。
【0058】ステップD4では、タイマ11の計測を終
了(リセット)してステップD5に進み、コンプレッサク
ラッチ39をオフする。このため、尿素水の供給停止
後、所定時間経過すると、エンジン1からエアコンプレ
ッサ38への駆動力の伝達が断たれるので、尿素水を添
加しないときのエアコンプレッサ38の稼働率を低減す
ることができ、本形態の場合では燃費の向上につなが
る。
【0059】このような制御形態でも当初の目的は達成
されるが、本形態の空気供給制御ルーチンでは、さらに
次のステップへと続く。ステップD6では車速センサ1
0からの車速Vを取り込み、ステップD7において、車
速Vが所定値となる所定速度V1以上であるか否かを判
断する。判断結果、車速Vが所定速度V1以上となる
と、コンプレッサクラッチ39をオンして噴射管31へ
の加圧空気の供給を再開してこの制御を終える。
【0060】このように車速Vが、尿素水の再供給の必
要がある運転状態に移行する可能性の高い速度である所
定速度V1以上となると、コンプレッサクラッチ39を
オンして噴射管31への加圧空気の供給を再開するの
で、尿素水再供給の必要のある運転状態へ移行して尿素
水が添加される際には、既に加圧空気が噴射管31内に
供給されることになり、還元剤供給手段30から供給さ
れた尿素水の、噴射管31の管内壁面付着を抑制しなが
ら、尿素水の霧化を促進することができ、再開初期から
良好なNОx浄化率を得ることができる。
【0061】図8は、NOx浄化装置によるNОx制御
処理を行うNOx浄化処理ルーチンの別な形態を示す。
このNОx制御処理では、尿素水の供給量をゼロに設定
するに際し、NOx触媒17の触媒温度Tgのみをパラ
メータとしたものである。
【0062】図8に示すNOx浄化処理ルーチンは、エ
ンジンキーのオンと同時にNOx浄化処理制御を所定制
御サイクル毎に繰り返す。図8においてステップE1で
エンジン始動中であるかをイグニッションキーのオン情
報で確認し、ステップE2で触媒温度TgとNOx濃度
Snoxf,Snoxrを取込み、ステップE3に進
む。
【0063】ステップE3では還元剤供給手段30のポ
ンプ36を駆動し、空気供給手段7のコンプレッサクラ
ッチ39をオンすると共にエアタンク32の開閉弁33
を開作動させてステップE4に進む。ステップE4で
は、触媒温度Tgに基づいてNОx触媒17に新たな吸
着すべきアンモニア量を得るのに必要な基本添加量D
reaを基本添加量導出手段42あるいは基本添加量導
出手段154のマップより演算してステップE5に進
む。
【0064】ステップE5では、予め制御手段8または
制御手段80に記憶した所定値となる所定温度MTgと
触媒温度Tgとを比較して、触媒温度Tgが所定温度未
満の場合には、NОx触媒17の温度がアンモニアを十
分に吸着し得る温度(図11参照)であるが、NOx浄化
率が低く(図4参照)アンモニア消費量が少ないため、
尿素水の供給は不要であるものとしてステップE6に進
む。ステップE6では尿素水の供給量をゼロに設定して
ステップE7に進み、ステップE7で尿素水の添加供給
を停止すべく還元剤供給手段30の流量調整弁37を閉
状態に駆動制御して制御サイクルを終了する。
【0065】触媒温度Tgが所定温度を超えている場合
には、NOx浄化率が高くアンモニア消費量が多く、N
Оx触媒17でのアンモニア吸着量が減少しているもの
として、NОx触媒17へのアンモニア供給、すなわち
尿素水の添加が可能であるとしてステップE8に進み尿
素水の基本添加量Dureaを補正して実添加量D
rea(n)を決定し、ステップE9に進む。ステップE
9では、実添加量Dur ea(n)に相当する尿素水量を
添加できるように、還元剤供給手段30の流量調整弁3
7の開度または開弁期間を駆動制御して制御サイクルを
終了する。
【0066】本NОx浄化処理ルーチンのように、NО
x触媒17におけるアンモニア吸着量と触媒温度Tgと
の関係に着目し、触媒温度Tgから予測されるアンモニ
ア吸着量に応じて尿素水の添加の有無を行う制御しても
よい。
【0067】図9は、NOx浄化装置による空気供給制
御を行う空気供給制御ルーチンの別な形態を示す。図9
のステップF1では、尿素水の供給が検出されたか否か
を判断する。例えば、図2、図6、図8に示すNОx浄
化処理ルーチンの実行最中に流量調整弁37の動作の有
無を検出センサ12からの出力の有無で判断し、センサ
12から出力がある場合には尿素水供給があるものとて
して、コンプレッサクラッチ39をオンし、センサ12
から出力がない場合には尿素水供給がないものとしてコ
ンプレッサクラッチ39をオフする。このように、流量
調整弁37の動作の有無に応じてコンプレッサクラッチ
39を制御すれば、簡素な構成で駆動力損失を低減する
ことができる。
【0068】第1の実施形態で用いた図3に示す空気供
給制御ルーチンと第2の実施形態で用いた図7に示す空
気供給制御ルーチンは、それぞれ入れ替えて用いても良
い。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、尿素水供給量設定手段
により設定された尿素水の供給状態に応じて空気供給手
段の停止/作動が制御手段で制御されるので、尿素水供
給停止時に不要な加圧空気の供給を停止することにより
駆動力損失を低減して、車両の消費電力の低減や、燃費
とNОx浄化率の向上を図ることができる。本発明によ
れば、車速が所定値以上のときには、加圧空気の供給停
止が禁止されて尿素水供給再開に備えた状態となるの
で、車両が再度尿素水供給の触媒温度、あるいは高排気
温度の運転状態に移行した場合でも、尿素水の再添加を
迅速に行え、車両の消費電力の低減や、燃費とNОx浄
化率の向上を図ることができる。本発明によれば、尿素
水の供給再開時期の所定期間前に加圧空気供給が再開さ
れるので、尿素水の霧化を促追してNOx浄化を図ると
共に供給通路への尿素の詰まりを防止することができ
る。本発明によれば、尿素水供給量設定手段により設定
された尿素水の供給状態に応じて空気供給手段の停止/
作動が制御手段で制御されるので、尿素水供給停止時に
不要な加圧空気の供給を停止することにより駆動力損失
を低減して、車両の消費電力の低減や燃費とNОx浄化
率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すNОx浄化装置
の全体構成図である。
【図2】図1のNОx浄化装置で実行されるNОx浄化
処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態で実行される空気供給制御のル
ーチンを示すフローチャートである。
【図4】目標NОx浄化率と触媒温度の関係を示す特性
線図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すNОx浄化装置
の全体構成図である。
【図6】図5のNОx浄化装置で実行されるNОx浄化
処理のルーチンを示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態で実行される空気供給制御のル
ーチンを示すフローチャートである。
【図8】NОx浄化処理の別なルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図9】空気供給制御の別なルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図10】NОx触媒のアンモニア吸着量とNOx浄化
率との関係を示す特性線図である。
【図11】NОx触媒の触媒温度とアンモニア吸着量と
の関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 排気系 4 尿素水供給量設定手段 7 空気供給手段 8,80 制御手段 9,90 尿素水供給再開推定手段 10 車速検出手段 12 尿素水供給検出手段 17 NOx触媒 30 還元剤供給手段 31 供給通路 31A 上流の供給通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平沼 智 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 橋詰 剛 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 百目木 礼子 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 川谷 聖 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 河合 健二 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 真一 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 嘉則 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G091 AA02 AA18 AA28 AB05 BA14 CA13 CA17 CA22 CB08 DA01 DA02 DA08 DA10 DB06 DB10 EA00 EA01 EA05 EA07 EA18 EA30 EA33 EA39 GA06 HA36 HA37 HA39 HA42 HB03 4D048 AA06 AB02 AC03 BA11X BA23X BA30X BB02 CC61 DA01 DA02 DA03 DA08 DA10 DA13 DA20 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中の
    NOxを選択還元するNOx触媒と、 前記NOx触媒上流の前記排気系に連通する供給通路を
    介して尿素水を供給する還元剤供給手段と、 前記還元剤供給手段から供給される尿素水の供給部位よ
    り上流の前記供給通路に加圧空気を供給する空気供給手
    段と、 前記NOx触媒の触媒温度又は触媒温度に相関するパラ
    メータの一つに応じて尿素水の供給量を設定する尿素水
    供給量設定手段と、 前記尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の供
    給状態に応じて前記空気供給手段の停止/作動を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のNO
    x浄化装置。
  2. 【請求項2】前記内燃機関が搭載された車両の車速を検
    出する車速検出手段を備え、 前記制御手段は、前記車速検出手段により検出された車
    速が所定値以上のとき、前記空気供給手段から供給され
    る加圧空気の供給停止を禁止するように前記空気供給手
    段を制御することを特徴とする請求項1記載の内燃機関
    のNOx浄化装置。
  3. 【請求項3】前記尿素水供給量設定手段により設定され
    た尿素水の供給量がゼロに設定された後に尿素水の供給
    再開時期を推定する尿素水供給再開推定手段を備え、 前記制御手段は、前記尿素水供給再開推定手段により推
    定された尿素水再開時期の所定期間前に前記空気供給手
    段から供給される加圧空気の供給を開始するように前記
    空気供給手段を制御することを特徴とする請求項1記載
    の内燃機関のNOx浄化装置。
  4. 【請求項4】内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中の
    NOxを選択還元するNOx触媒と、 前記NOx触媒上流の前記排気系に連通する供給通路を
    介して尿素水を供給する還元剤供給手段と、 前記還元剤供給手段から供給される尿素水の供給部位よ
    り上流の前記供給通路に加圧空気を供給する空気供給手
    段と、 尿素水の供給有無を検出する尿素水供給検出手段と、 前記尿素水供給検出手段により検出された尿素水の供給
    有無に応じて前記空気供給手段の停止/作動を制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機関のNOx
    浄化装置。
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