JP2003292184A - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート材給送装置及び画像形成装置Info
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Abstract
生じるリタード圧の変化を抑制し、給送条件の安定化を
図ることを目的とする。 【解決手段】 リタード分離方式において、リタードロ
ーラを支持する回動自在に設けられたローラ支持部材
と、リタード圧を発生させる弾性体が掛支され回動自在
に設けられた弾性体支持部材を有し、前記ローラ支持部
材の回転変位に対し前記弾性体支持部材の回転変位が大
きくなるよう構成することを特徴とする。
Description
ファクシミリ等の両像形成装置に記録紙などのシートを
供給するためのシート材給送装置に関するものである。
給送装置は、例えばシートカセットに記録紙であるシー
トを収納し、収納されているシートをフィードローラと
リタードローラとにより1枚ずつ分離して送り出す構成
の白動シート給送部を備えたものがある。この従来例の
シート給送装置の一例を図に基づいて説明する。図3〜
図5はリタード分離方式のシート材給送装置であり、図
3はシート材給送部を示す断面説明図、図4はシート材
給送部を駆動するための駆動伝達部を示す斜視図であ
る。また図5はシート材給送部要部である。
プローラ2と給紙ローラ対(3、4)からなる。
は、フィードローラ3とリタードローラ4からなる。1
5はトルクリミッタである。フィードローラ3はフィー
ドローラ軸11を通じて常時給送方向(矢印A方向)に
回転しており、リタードローラ4にはリタードローラ軸
13、トルクリミッタ15を介して矢印B方向の回転動
力が伝達されている。
から1枚のシート材Sを給送すると、シート材Sとフィ
ードローラ3の摩擦力によってトルクリミッタ15が空
転しリタードローラ4の矢印B方向の回転動力が断たれ
る。このため、リタードローラ4はフィードローラ3に
従動回転してシート材Sを給送する。
ート材Sを給送すると、シート材Sとフィードローラ3
の摩擦力よりも各シート材S,S間の摩擦力が小さいた
めに、リタードローラ4が矢印B方向に回転して最上紙
以外を給紙カセット内に戻す。図5において、102は
加圧アームであり、加圧アーム102の回動支点を10
2Aとする。また、101はスプリングである。リター
ドローラ4には加圧アーム回動支点102Aまわりに、
スプリング101による加圧力が加えられ、フイードロ
ーラ3への接触圧となっている。この接触圧は、トルク
リミッタ15の空転トルクTとともに、給送されるシー
ト材の「重送」「スリップ」を決定する重要なパラメー
タをなしている。なお、以下、シート材が給紙ローラ対
(3、4)で分離しきれずに両像形成装置木体内へ複数
枚送られる現象を「重送」と称し、逆に給紙ローラ対
(3、4)より先に搬送されない現象を「スリップ」と
称する。図11に「重送」、「スリップ」を起こさない
給送領域の説明図を示す。同図において、横軸はトルク
リミッター15の空転トルクTを、縦軸にはリタードロ
ーラ4の加圧力N(接触圧)を取り、斜線部が給送領域
となる。
5の空転トルクに所定の値T1を設定したとすると、
「重送」、「スリップ」を起こさないためには、図中の
境界(3)及び(5)との交点N1,N2に規定される
範囲内に接触圧が限定されることが分かる。このよう
に、接触圧の値は給送領域を決定する、非常に重要なパ
ラメータである。また、この接触圧は給紙ローラ対
(3、4)への駆動入力により変動する。
ーラ4の接触圧が変動する理論について以下に詳しく説
明する。まず、図4においてリタードローラ4の矢印B
方向の回転動力により、フィードローラ3にはトルクリ
ミッタ15による戻し力(矢印a方向とは逆向き)がか
かる。図5に示すように、この戻し力の反力として、フ
ィードローラ3との接点、リタードローラ4の外周面に
はF1なる力が給紙方向に働く。このF1により作用す
る力を次に列挙する。但し前提として、駆動時にリター
ドローラにかかる力の作用点は、回転するローラ外周面
ではなく、ローラ中心と定義している。 F1:リタードローラ4の戻し力の反力(=T/r) F2:F1のオフセット力 F3:F2の回動アーム102の回動中心まわり接線方
向成分 Na:F3のフィードローラ3中心方向成分 また、 Na=(T/2r)sin2θ…(1) ここで、 T:トルクリミッタの空転トルク r:リタードローラの実効半径(実効半径とは、リター
ドローラ中心からフィードローラ外周面までの実際の距
離と定義する。) θ:F2が作用する線上からの、加圧アーム102の回
動支点の角度この作用力Naを、リタードローラ4の変
動圧Naと定義する。従って、静止時の接触圧(静圧)
との相関は、次の様になる。(図6に示す)動作時の接
触圧(動圧)=静止時の接触圧(静圧)十変動圧Na…
(2) 即ち、駆動入力時はこの変動圧Naにより、フィードロ
ーラ3へのリタードローラ4の接触圧が変動する。ここ
で、図5における、リタードローラ4の中心と加圧アー
ム102の回動支点を結ぶ作用線がF2となす角度をθ
とする。これより図7として、横軸に角度θ、縦軸に変
動圧Naをとったグラフを示す。同図中に(1)式によ
る理論値を示す。このとき、トルクリミッタの空転トル
クT、リタードローラ4の実効半径rはともに固定とす
る。
角度θによっては変動圧Naは正、または負の値を取る
事が分かる。ただし、図7においてはθの符号が正の
時、Naの符号も正となるよう対応させている。
ーラ実効半径rを固定とした場合の理論値であり、従っ
てリタードローラ4の実効半径rを固定としない場合、
すなわちローラ表面への加圧力によりローラ半径が変化
しうる場合は、また異なる曲線となる。図8に、横軸に
角度θ、縦軸に変動圧Naをとり、リタードローラ4の
材質がスポンジの場合の測定結果を示す。同図より、r
を固定とする場合に比べて、(1)式の傾きが小さくな
っている事が分かる。他の材質、例えばリタードローラ
がゴムローラなどの場合も考えられるが、この場合の測
定結果は、ゴムローラの実効半径の変化量が小さいた
め、図7に示した、実効半径rを固定とした場合の理論
値にほぼ一致する。
に比べて小さくなっている理論を次に説明する。まず、
リタードローラ対(3、4)への駆動入力により、フィ
ードローラ3へのリタードローラ4の接触圧に、変動圧
Naが発生する。リタードローラ4が柔らかい素材であ
る場合はこの変動圧Naによりローラがつぶれ、リター
ドローラ4の中心位置が移動し、リタードローラ4の実
効半径rが変化する。この実効半径rの変化量をΔrと
すると、Δrの符号の正負は変動圧Naの符号の逆とな
る。ここで、リタードローラ4には加圧アーム102の
回動支点102Aまわりに、スプリング101による加
圧力が加えられ、フィードローラ3への接触圧となって
いるが、リタードローラ4の実効半径rがΔr変化する
ことにより、スプリング101の変位量も変化し、従っ
てフィードローラ3への接触圧も変化する。この、スプ
リング101の変位量の変化による接触圧の変化量をΔ
Naとすると、ΔrとΔNaの間には次の関係がある。 ΔNa≒k・Δr…(3) ただし、 k:スプリング101のバネ弾性係数 Δrの符号は変動圧Naの符号の逆となることから、Δ
Naは変動圧Naを打ち消す方向に働く。つまりこのΔ
Naが、リタードローラ4の実効半径rを固定した場合
に比べて、実効半径rを固定としない場合の(1)式の
傾きが小さくなる要因のひとつになっている。
はリタードローラ対(3、4)への駆動入力により、フ
ィードローラ3へのリタードローラ4の接触圧が変動す
ることが分かる。
複写機の現像、転写、定着等の画像形成プロセスを経て
画像が形成されて排出される。
来例では給紙ローラ対(3、4)への駆動入力によりフ
ィードローラ3へのリタードローラ4の接触圧が変動す
る結果、実際には図11で説明した給送領域から大きく
外れてしまう場合もあり、給送条件の安定化という面で
問題となっていた。例えば給送条件が、図11中に示す
点N1で決定されていたとすると、変動圧が正にふれれ
ば「重送領域」内に入り、給送領域より外れてしまう。
の回動支点102Aの角度θをパラメータのひとつとし
て変動圧Naを(1)式より示したが、(1)式の傾き
が大である、ということは加圧アーム102の回動支点
角度の変化量に対する、変動圧Naの変動幅が大きいと
いうことである。従って、例えば寸法公差等による角度
変化のバラつきの影響を考慮した場合、(1)式の傾き
が大きいと変動圧Naのバラつきも大きくなり、その
分、給紙ラチチュードは小さくなるという事になる。
であって、給紙ローラ対(3、4)への駆動入力により
発生する、フィードローラ3へのリタードローラ4の接
触圧の変動の幅を小さくする事で給送条件の安定化を図
ることを目的とする。
送方向に回転駆動されるフィードローラと、フィードロ
ーラに所定圧で対向接触させシート材搬送方向とは逆方
向に所定のトルクで回転駆動されるリタードローラを有
するシート給送装置において、前記フィードローラヘの
前記リタードローラの接触圧変化を小さくする圧変動抑
制手段を有することを特徴とする。
ードローラに対向接触させる弾性体を有し、前記圧変動
抑制手段として、リタードローラを支持し回動自在に設
けられたローラ支持部材と、前記弾性体が掛支され回動
自在に設けられた弾性体支持部材と、これらを連結する
変位伝達手段と、を有することを特徴とし、前記変位伝
達手段としては、前記ローラ支持部材の回転変位量より
も前記弾性体支持部材の回転変位量が大きくなるよう構
成する。
部材と前記弾性体支持部材のそれぞれの回動中心に固設
されたギアを含むギア列により構成されることを特徴と
する。
入力により発生する、フィードローラ3へのリタードロ
ーラ4の接触圧の変動の幅を小さくするための上記構成
によれば、前記ローラ支持部材の回転変位量よりも、前
記弾性体支持部材の回転変位量が大きくなる。
が大きくなる事で前記弾性体の変位量も大きくなり、そ
の結果、前記弾性体の変位量の変化による接触圧の変化
量をΔNaとすると、ΔNaが大きくなる。ΔNaは常
に前記変動圧Naの変動幅を小さくする方向に働く事か
ら、接触圧の変動幅は小さくなる。
って、本発明の第1の実施形態について説明する。図3
のシート材給送部を示す断面説明図、図4のシート材給
送部を駆動するための駆動伝達部を示す斜視図は、本発
明の実施形態においても同構成であるため重複して使用
し、説明する。また図1は本発明の第1の実施形態であ
るシート材給送部要部断面説明図である。図9は本発明
に係るシート材給送装置を装備した複写機の概略説明図
である。本発明に係るシート材給送装置は、画像形成装
置としての複写機Pの木体50に接続されている。
明する。図8において、前記シート材給送装置は各デッ
キ53,54,55から用紙S1,S2,S3を一枚ず
つ分離して送り出すように配設されている。また、複写
機Pを含む複写システムは、複写機Pの上部に配設され
ていて原稿56を白動給送する原稿処理装置57と、ソ
ータ等のコピー紙後処理装置58と、複写機Pの載置台
を兼ねていて用紙Sの両面に両像を形成させるのに用い
られる白動両面装置59等を備えている。本体50内に
は、上記原稿56をスキャンする光学系60と、この光
学系60による露光および現像装置によるトナー像が形
成される感光体61と、トナー像を用紙Sに転写させる
転写部62およびトナー像を定着する定着器63等を有
している。
シート材給送部および前記シート材給送部を駆動するた
めの駆動伝達部について説明する。図3において、シー
ト材給送部1は図8に示す画像形成装置としての複写機
Pに対して紙や合成樹脂等で構成されるシート材Sを一
枚ずつ分離して供給し得るものである。図3において、
シート材送り出し手段となるシート材給送部1は図示し
ないリフター板上に複数枚のシート材Sが積載収納され
たシート材収納手段であるデッキ5から最上位のシート
材Sを一枚ずつ給送するピックアップローラ2と、前記
ピックアップローラ2によりデッキ5から給送されたシ
ート材Sを複写機P本体内(図の矢印a方向)へ搬送す
るフィードローラ3と、前記フィードローラ3に対向配
置されてデッキ5から給送されたシート材Sが複数枚の
場合には、シート材S給送方向と逆方向に回転して一枚
のシート材Sに分割するためのリタードローラ4と、複
写機Pの手前に配置された搬送ローラ対6とを備えてい
る。
ーラ3およびリタードローラ4との間のシート材通過領
域7にはガイド8が配置され、フィードローラ3および
リタードローラ4と搬送ローラ対6との間、および搬送
ローラ対6と複写機Pの本体との間にはガイド9が配置
され、それぞれシート材Sが案内搬送されるようになっ
ている。
ラ4は図3に示す駆動伝達部10によって駆動される。
駆動伝達部10にはフィードローラ3を軸支するフィー
ドローラ軸11と、リタードローラ4を軸支するリター
ドローラ軸12および前記リタードローラ軸12に連結
されたリタードローラ駆動軸13とが平行に設けられて
いる。
動軸13との間にはカップリング14およびトルクリミ
ッタ15が配置されている。更に、フィードローラ軸1
1の端部には複写機Pの図示しないメイン駆動手段から
駆動入カベルト16を介して伝達された駆動力をフィー
ドローラ軸11に伝達する電磁クラッチ17が設けられ
ている。また、フィードローラ軸11とリタードローラ
駆動軸13との間にはフィードローラ軸11に伝達され
た回転駆動力をリタードローラ駆動軸13に伝達するリ
タード駆動ベルト18が張架されている。
材給送部要部が示されている。同図において、110は
リタードローラを軸支するリタードローラ支持アームで
あり、111はスプリング支持アームである。リタード
ローラ支持アーム110とスプリング支持アーム111
は、それぞれ両者の接続端に構成されたギア対(110
A、111A)で噛合している。またギア対(110
A、111A)の軸を回動中心として連動しており、と
もにギア支板113により軸支されている。
グ112が掛支されている。このスプリング112によ
りリタードローラ4はギア対(110A、111A)を
通じてフィードローラ3に加圧されている。
の配置であるが、リタードローラ中心を通る作用線(向
きは矢印a方向)と、リタードローラ中心とリタードロ
ーラ支持アーム110の回動中心(ギア110Aの軸中
心)を結んだ作用線のなす角度θをもって決定される。
角度θが0のとき、先に述べたフィードローラ3とリタ
ードローラ4の回転駆動時の接触圧の変動幅は0とな
る。また、図7において角度θを時計まわりにとった値
を正符号とすると、θが正符号の時、前記接触圧は増加
方向に変動し、θが負符号の時、前記接触圧は減少方向
に変動する。
ローラ3およびリタードローラ4の駆動について説明す
る。複写機P本体のメイン駆動手段から与えられた回転
駆動力は、駆動入カベルト16に伝達され、給送タイミ
ングに応じてON/OFF制御される電磁クラッチ17
のアマチュア部に設けられたプーリ19に入力される。
体に回転するフィードローラ軸11と、リタードローラ
駆動軸13およびリタードローラ軸12は、リタード駆
動ベルト18によって連結されているので、フィードロ
ーラ軸11とリタードローラ駆動軸13は同方向に回転
し、フィードローラ3とリタードローラ4は、給送タイ
ミングON時に同期して回転駆動される。
送方向(図3、図4に示す矢印a方向)に一枚ずつ送ら
れる際、フィードローラ3およびシート材Sとの間の摩
擦力によりトルクリミッタ15が空転して、リタードロ
ーラ4はリタードローラ駆動軸13の駆動回転方向と逆
方向に回転する。
は、リタードローラ4とシート材Sとの間の摩擦力に対
して、複数枚のシート材S間の摩擦力が小さいことから
トルクリミッタ15は空転せずにリタードローラ4はリ
タードローラ駆動軸13の回転駆動方向と同方向に回転
する。
中のフイードローラ3側、即ち、最上位のシ一ト材Sと
それ以外のシート材Sとを分離し、複写機P本体内への
シート材Sの重送を防止するようになっている。
の回転駆動時、フィードローラ3に対するリタードロー
ラ4の接触圧が変動する、この接触圧の変動について以
下に説明する。
ーラ4に回転駆動が入力されると、先に述べた理由よ
り、(2)式に示されるように変動圧Naが発生する。
リタードローラ4がスポンジ素材のように柔らかい素材
の場合、静止時のフィードローラ3とリタードローラ4
の中心軸の位置関係がバランスした状態から、変動圧N
aが作用する事でローラがつぶれを起こし、リタードロ
ーラ3の中心位置がΔr移動する(リタードローラ4の
中心の移動の様子を図9に示す)。この、中心位置の移
動に連動してスプリング112の変位量が、ギア対(1
10A,111A)を介して変化する。更に、このスプ
リング112の変位量の変化により、リタードローラ4
のフィードローラ3への接触圧がΔNa変化する。その
変化量は次の様になる。 ΔNa≒α・k・Δr…(4) ただし、 k:スプリング101のバネ弾性係数 α:リタードローラ支持アーム110の回転角度に対し
てスプリング支持部材111の回転角度を増加させるよ
うなギア対(110A、111A)の減速比 ここで図1においてリタードローラ支持アーム110の
回転変位をφ1、スプリング支持アーム111の回転変
位をφ2とし、α>1であれば、常にφ1>φ 2が成り
立つ。従って、駆動入力によってリタードローラ4の戻
し力の反力が作用し、同図においてリタードローラ支持
アーム110がフィードローラ3に接近する方向に移動
し(1)式で計算されるように接触圧が増加しても、ス
プリング支持アーム111が図1中で半時計方向に回転
しスプリング112の変位量を小さくするため、駆動入
力による接触圧の変動幅は(4)式で計算されるΔNa
だけ確実に小さくなる。また逆に、リタードローラ支持
アーム110がフィードローラ3から離れる方向に移動
し接触圧が減少する場合でも、スプリング支持アーム1
11が図中で時計方向に回転しスプリング112の変位
量を大きくするため、駆動入力による接触圧の変動幅は
小さくなる。
く取る事で変動圧Naの変動幅をより小さく抑える事が
出来る。したがって本実施形態によって接触圧の変動幅
を小さくし、給送条件の安定化を可能にするという効果
が得られることが分かる。
実施形態のシート材給送部要部断面説明図を示す。同図
において、第1の実施形態と同構成部分については同符
号を付し、重複した説明を省略する。第2の実施形態に
おいては、一対のギア(110A、111A)のみで構
成するのではなく、図2に示すアイドラギア114を含
めて構成されている。
ローラ4の戻し力の反力が作用し、同図においてリター
ドローラ支持アーム110がフィードローラ3に接近す
る方向に移動し(1)式で計算されるように接触圧が増
加しても、スプリング支持アーム111が図2中で時計
方向に回転しスプリング112の変位量を小さくするた
め、駆動入力による接触圧の変動幅は(4)式で計算さ
れるΔNaだけ確実に小さくなる。また逆に、リタード
ローラ支持アーム110がフィードローラ3から離れる
方向に移動し接触圧が減少する場合でも、スプリング支
持アーム111が図2中で半時計方向に回転しスプリン
グ112の変位量を大きくするため駆動入力による接触
圧の変動幅は小さくなる。
して、ギアの配置、構成によりスプリング112の配置
の自由度を高める事が可能となる。その他動作、作用に
ついては第1の実施形態と何ら変わるところがないた
め、ここでは割愛する。
発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例
えば本実施形態ではリタードローラ支持アーム110が
リタードローラ4を軸支している例を挙げたが、図4に
おけるローラのカラー部30の下面をリタードローラ支
持アーム110の先端がフィードローラ3方向に押圧し
ていても良い。また本実施形態では、図2に示すように
リタードローラ回動支点位置(ギア110Aの中心)が
リタードローラ4に対してシート材搬送方向(矢印a方
向)の下流側に位置しているが、上流側に位置していて
も良い。また、本発明のシート材給送装置が適用される
画像形成装置も複写機に限定されるものではなく例えば
プリンタ、ファクシミリ等に適用することが可能であ
る。
給紙ローラ対(3、4)への駆動入力により発生する前
記ローラ支持部材の回転変位量よりも、前記弾性体支持
部材の回転変位量が大きくなる。
が大きくなる事で前記弾性体の変位量も大きくなり、そ
の結果、前記弾性体の変位量の変化による接触圧の変化
量が大きくなる。この接触圧の変化は常に接触圧の変動
を打ち消す方向に働くため、接触圧の変動が小さくな
り、給送条件の安定化を図れるとともに給紙ラチチュー
ドが広がるという効果が得られる。
要部断面説明図。
要部断面説明図。
駆動伝達部を示す斜視図。
図。
動入力による変化模式図。
ローラの実効半径を固定とした場合の接触圧の変化量説
明図。
ローラの実効半径を非固定とした場合の接触圧の変化量
説明図。
機の概略説明図。
ドローラ中心の移動の様子を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 シート材の給送方向に回転駆動されるフ
ィードローラと、フィードローラに所定圧で対向接触さ
せシート材搬送方向とは逆方向に所定のトルクで回転駆
動されるリタードローラを有するシート給送装置におい
て、 前記フィードローラヘの前記リタードローラの接触圧変
化を小さくする圧変動抑制手段を有することを特徴とす
るシート材給送装置。 - 【請求項2】 前記リタードローラを所定圧でフィード
ローラに対向接触させる弾性体を有し、 前記圧変動抑制手段として、 リタードローラを支持し回動自在に設けられたローラ支
持部材と、 前記弾性体が掛支され回動自在に設けられた弾性体支持
部材と、 これらを連結する変位伝達手段と、 を有することを特徴とし、 前記変位伝達手段として 前記ローラ支持部材の回転変位量よりも前記弾性体支持
部材の回転変位量が大きくなるよう構成した、請求項1
に記載のシート材給送装置。 - 【請求項3】 前記変位伝達手段は、前記ローラ支持部
材と前記弾性体支持部材のそれぞれの回動中心に固設さ
れたギアを含むギア列により構成されることを特徴とす
る、請求項2に記載のシート材給送装置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3に
記載のシート材給送装置と、前記シート材給送装置より
送り出されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
を備えた事を特徴とする画像形成装置。
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