JP2003272215A - 光ピックアップ及び光ディスクシステム - Google Patents

光ピックアップ及び光ディスクシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体レーザの前端面と光ディス
クの間の光路長を光ピックアップ製造時に調整できる構
造の光ピックアップ及び該光ピックアップを組み込んだ
光ディスクシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の光ピックアップは、半導体レー
ザ前端面と光ディスクとの間の光路長が式「半導体レー
ザの実効共振器長×(n−0.5±0.25)」(nは
正整数)の範囲内となるときは、半導体レーザからの出
力光をコリメートした平行光束部に、屈折率が1以上の
光路長調整用光学素子を挿入することにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに書き
込まれた情報を読取る光ピックアップ及び光ピックアッ
プを組み込んだ光ディスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップに使用される半導体レー
ザは、開放型の共振器のため、外部の反射体との間でも
共振器を形成しやすく、また、自己の出力光が外部から
反射されて戻り光になり、戻り光が半導体レーザに入射
すると発振が不安定になることがある。このため、戻り
光が大きいと半導体レーザ出力光にノイズを生じること
になる。
【0003】例えば、光ピックアップの半導体レーザか
らの出力光は光ディスクに集光され、光ディスク上のピ
ットで回折され、変調された反射光となる。この反射光
は光ピックアップの対物レンズを通り、受光素子に入力
して光ディスク上の信号が読み取られる。従来の光ピッ
クアップは、偏光ビームスプリッタとλ/4板により、
光ディスクからの反射光は全て受光素子に入力され、半
導体レーザには戻らなかった。最近では、コストの安い
ハーフミラーが用いられるようになり、この場合は反射
光の凡そ50%が半導体レーザ側に戻り、戻り光とな
る。半導体レーザが光ディスクからの戻り光を受けた場
合、半導体レーザは、半導体チップの前端面と後端面で
構成される内部共振器と、光ディスクと半導体チップの
前端面で構成される外部共振器の2つが組み合わさった
複合共振器のモードで発振する。
【0004】戻り光の影響を軽減する方法として、シン
グルモード発振する半導体レーザを、直流電流に高周波
電流を重畳して駆動することにより、マルチモード発振
させて戻り光の影響を軽減させる技術が報告されている
(特公昭59−9086)。この技術は直流電流駆動だ
けではマルチモード発振させることが困難なAlGaAs高出
力半導体レーザや、InAlGaP可視光半導体レーザに適用
されている。
【0005】従来の光ピックアップは、半導体レーザの
前端面と光ディスクの間の光路長は50mmから70m
m程度であり、半導体レーザの出力光の可干渉距離に比
べて長かった。この場合、半導体レーザに戻り光が入射
しても、外部共振器が構成されず、半導体レーザの発振
状態は大きく変化しなかった。近年の装置の小型化によ
り、光ピックアップでは半導体レーザの前端面と光ディ
スクの間の光路長も30mm程度にまで短くなり、マル
チモード発振の半導体レーザといえども、戻り光の影響
が無視できないものとなってきた。
【0006】直流電流に高周波電流を重畳してマルチモ
ード発振させる技術を発展させて、半導体レーザへの戻
り光が、レーザ発振が停止している間に半導体レーザに
戻るように、半導体レーザと光ディスク間の光路長に応
じて高周波電流の周波数を制御する技術が報告されてい
る(特開平5―89465)。しかし、CD−R/R
W、MD、DVDは光ディスクが小径で再生装置も小型
のため、半導体レーザの前端面と光ディスクとの間の光
路長は30mmから50mmとなっている。この光路長
に対して、レーザ発振が停止している間に半導体レーザ
への反射戻り光が半導体レーザに戻るようにすると、高
周波電流の周波数は2.5GHzから1.5GHzとな
る。このような高周波電流が、装置内の他の電子回路に
影響を与えないようにするには、駆動回路の周りに厳重
なシールドが必要となり現実的ではない。
【0007】また、半導体レーザの前端面と光ディスク
との間の光路長に応じて400MHz以上の高周波電流
を重畳する方法(特開平8−139418)も提案され
ている。しかし、現在のCD−R/RW、MD、DVD
用の光ピックアップでは、半導体レーザはpn逆バイア
ス障壁に起因する並列容量を持ち、また、半導体レーザ
チップとパッケージとの接続用のリードワイヤがインダ
クタンスを持っている。そのため、並列容量とインダク
タンスで決まる共振周波数よりも高い400MHz以上
の高周波電流を重畳するこの方法も採用が困難である。
【0008】一方、R. Langはシングルモード発振の半
導体レーザにおいて、戻り光による影響を報告している
(IEEE Journal of Quantum Electron., QE-16, p.347,
1980)。この報告によると、半導体レーザの前端面か
ら外部ミラーまでの距離が半導体レーザの実効共振器長
の整数倍の場合は、半導体レーザの出力光は影響を受け
ないが、半導体レーザの前端面から外部ミラーまでの距
離が半導体レーザの実効共振器長の整数倍からずれた場
合は、半導体レーザの内部共振器と外部共振器の位相条
件がずれているため、レーザ発振は不安定で出力光には
高周波ノイズを含むことが明らかにされている。ここ
で、実効共振器長とは、半導体レーザの屈折率をmとす
ると、「半導体レーザの共振器長×m」で表される長さ
をいう。この報告はシングルモード発振の半導体レーザ
の場合であり、マルチモード発振の半導体レーザに適用
できるかどうかは不明である。
【0009】また、光ピックアップにおいては、半導体
レーザの前端面と光ディスクとの間の光路長が半導体レ
ーザの実効共振器の何倍あるかを測定することが極めて
困難である。つまり、半導体レーザの屈折率mは半導体
レーザの光閉じ込め率によって変化するため、実効共振
器長を20倍程度した光路長と比較すると大きな誤差と
なる。また、半導体レーザの前端面と光ディスクとの間
に介在する光学素子の厚さを精度良く測定することも困
難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、明確ではなかっ
たマルチモード発振の半導体レーザの挙動を明らかにす
べく、発明者は、マルチモード発振の半導体レーザと光
ディスクとの間の光路長と半導体レーザ出力光のノイズ
及び発光スペクトルの関係を解明した。
【0011】半導体レーザの前端面と反射ミラーとの間
の光路長を変化させて、その影響を測定した。測定系を
図1に示す。半導体レーザ11からの出力光をコリメー
トレンズ14で平行光にする。ハーフミラー18で一部
を通過させて、対物レンズ15で全反射ミラーに照射す
る。ハーフミラー18で残りの一部は反射させて、光ス
ペクトルアナライザ21で半導体レーザ出力光のスペク
トルを観測し、また、ノイズ測定機22で半導体レーザ
出力光のノイズを測定する。対物レンズ15と全反射ミ
ラー20を一体で移動することにより、半導体レーザ1
1と全反射ミラー20の距離は可変できる構造になって
いる。
【0012】図1の測定系で半導体レーザ11の前端面
と全反射ミラー20との間の光路長を変化させて、半導
体レーザ出力光のスペクトルとノイズを測定した結果を
図2に示す。図2において、下段は半導体レーザ11の
前端面と全反射ミラー20との間の光路長に対する半導
体レーザ出力光のノイズを、上段は各光路長における半
導体レーザ出力光のスペクトルを示す。光路長は絶対値
としては精確な値ではなく、おおよその距離を表すが、
光路長の変化には微動台を用いたため、相対値としては
精確な値となっている。この測定系で使用した半導体レ
ーザの共振器長は0.35mm、屈折率は4.3であ
る。従って、実効共振器長は0.35mm×4.3=
1.5mmとなる。光路長を変化させると、半導体レー
ザの実効共振器長の周期に合わせて、半導体レーザ出力
光のノイズ量が変動する。この周期は1.5mmである
ことから、半導体レーザの実効共振器長の整数倍で雑音
が増減することが分かる。Langの報告をマルチモード発
振の半導体レーザにも適用すると、半導体レーザ出力光
のノイズが大きいのは(図2のC点)、光路長が「半導
体レーザの実効共振器長の(n+0.5)倍」(nは正
整数。以下、同様)になるときで、半導体レーザ出力光
のノイズが比較的小さいのは(図2のA点)、光路長が
「半導体レーザの実効共振器長のn倍」のときというこ
とになる。
【0013】このときの、半導体レーザ出力光の光スペ
クトルを図2に併せて示す。半導体レーザ出力光のノイ
ズが小さいときは(図2のA点)、半導体レーザは戻り
光がないときと同じ光スペクトルで発振していることか
ら、光路長が「半導体レーザの実効共振器長のn倍」の
ときであり、また、半導体レーザ出力光のノイズが大き
いときは(図2のC点)、半導体レーザ出力光の光スペ
クトルに外部共振器で決まる光スペクトルが重畳して発
振していることから、光路長が「半導体レーザの実効共
振器長の(n+0.5)倍」であることが分かる。この
測定結果より、Langの報告をマルチモード発振の半導体
レーザにも適用できることが明確となった。
【0014】光路長が「半導体レーザの実効共振器長の
(n+0.5)倍」のときは、戻り光なしの場合のモー
ドと共に、戻り光によって波長のずれたモードが現れ
る。内部共振器と外部共振器の両方で発振するからであ
る。1nsecの発光パルスが光り始めて、200ps
ec後には、30mm離れた全反射ミラー20からの戻
り光が入射する。このため、最初の200psecの間
は内部共振器で発振していた半導体レーザは、戻り光を
受けて外部共振器でも発振する。
【0015】従って、光ピックアップでは、半導体の前
端面から光ディスクまでの距離が「半導体レーザの実効
共振器長の(n−0.5)倍」の位置にならないよう、
光ピックアップを設計する必要がある。しかし、半導体
レーザの共振器長は各半導体レーザによって異なり、さ
らに、半導体レーザの実効屈折率は、半導体レーザの光
の閉じ込め率によって変化する。光の閉じ込め率は半導
体レーザのファーフィールド広がり角にも依存する。こ
のため、たとえ同じ波長の半導体レーザであっても、ス
トライプ部の構造によって微妙に変化する。この微妙な
変化がn倍に拡大されて、半導体レーザ出力光のノイズ
が最大になる位置が決まるため、光ピックアップの設計
時に予め搭載する半導体レーザの実効共振器長から決ま
る位置を避けることは困難である。
【0016】本発明は、このような問題を解決するため
に、半導体レーザの前端面と光ディスクの間の光路長を
光ピックアップ製造時に調整できる構造の光ピックアッ
プ及び該光ピックアップを組み込んだ光ディスクシステ
ムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明では、光ピックアップにお
いて、半導体レーザ前端面と光ディスクとの間の光路長
が式「半導体レーザの実効共振器長×(n−0.5±
0.25)」(nは正整数)の範囲内となるときは、半
導体レーザからの出力光をコリメートした平行光束部
に、屈折率が1以上の光路長調整用光学素子を挿入する
ことにより解決する。
【0018】請求項2に係る発明では、光ピックアップ
と、光ピックアップスライド機構と、光ディスク回転機
構とを有する光ディスクシステムにおいて、請求項1に
記載の光ピックアップを組み込むことにより解決する。
これにより、前記光路長が、「半導体レーザの実効共振
器長の(n−0.5)倍」の位置にならないように調整
して、半導体レーザ出力光のノイズを低減する。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)各種の半導体レ
ーザにおいて、光路長調整用光学素子を挿抜することの
有効性を確認した。図3の測定系は、図1の測定系に光
路長調整用光学素子としてガラス製の平行平面板を半導
体レーザからの出力光をコリメートした平行光束部に挿
入できる構成としたものである。図3の測定系におい
て、半導体レーザ11の前端面と全反射ミラー20との
間の光路長が32.3mmのときに半導体レーザ出力光
のノイズが最大になった。そこで、光路長が32.3m
mのときに、戻り光の量を変化させて、ノイズを測定し
た。測定結果を図4に示す。図4より、厚さ1.8mm
で屈折率1.5のガラス製の平行平面板23を挿抜した
ときの、半導体レーザ出力光のノイズを測定すると、平
行平面板23を挿入することによって、明らかにノイズ
が低減していることが分かる。前記平行平面板23を挿
入することによって、半導体レーザ11の前端面と全反
射ミラー20との間の光路長は、1.8×(1.5−
1)=0.9mmだけ伸びたに等しい。つまり、図2に
おいて、光路長が33.2mmであるのと等しい効果が
得られる。図4において、前記平行平面板23を挿入し
たときの半導体レーザ出力光の発振スペクトルを観測す
ると、ほぼ、外部共振器の発振波長が内部共振器の発振
波長と一致していることが分かる。
【0020】前記平行平面板23の挿抜だけで調整する
には、「半導体レーザの実効共振器長の(n−0.5)
倍」に対して、「半導体レーザの実効共振器長の±0.
25倍」の余裕を持たせることが有効である。従って、
半導体レーザの前端面と光ディスクとの間の光路長が式
「半導体レーザの実効共振器長×(n−0.5±0.2
5)」(nは正整数)の範囲内となるときは、半導体レ
ーザからの出力光をコリメートした平行光束部に、光路
長調整用の平行平面板を挿入することにより解決するこ
とが有効であることが判明した。
【0021】光路長調整用の平行平面板を挿抜できる構
造の光ピックアップを図5に示す。図5は、光ディスク
37に記録された情報を読取るための光ピックアップ3
0の概略構造である。半導体レーザ31からの出力光
は、ハーフミラー33で反射されて、コリメートレンズ
34で平行光束になる。平行光速は対物レンズ36で光
ディスク上に集光される。光ディスクから反射された光
は、対物レンズ36、コリメートレンズ34を通過し、
ハーフミラー33を透過して受光素子32で受光され
る。ここで、コリメートレンズ34と対物レンズ36の
間に平行平面板35を挿入しても、半導体レーザ出力光
及び反射光は平行光束になっているため、焦点位置には
影響せず、光路長のみが伸ばされる。
【0022】平行平面板としては、光路長が「半導体レ
ーザの実効共振器長の(n+0.5)倍」だけ変化させ
ることができる厚さにしておけばよい。これによって、
半導体レーザの出力光において、戻り光によるノイズが
大きいときには、平行平面板を挿入することによって、
ノイズを低減することができる。または、光路長が「半
導体レーザの実効共振器長の(n+0.5)倍」だけ変
化させることができる平行平面板と、光路長が「半導体
レーザの実効共振器長のn倍」だけ変化させることがで
きる平行平面板の2種類を用意しておき、いずれかを挿
入する構成としてもよい。また、数種類の厚さの平行平
面板を用意しておき、最適な厚さの平行平面板を挿入す
ることでもよい。
【0023】以上説明したように、発明者は、光ピック
アップに適用するマルチモード発振の半導体レーザの戻
り光によるノイズ増加のメカニズムを解明し、半導体レ
ーザの前端面光と光ディスクとの間の光路長が式「半導
体レーザの実効共振器長×(n−0.5±0.25)」
(nは正整数)の範囲内となるときは、半導体レーザか
らの出力光をコリメートした平行光束部に、光路長調整
用の平行平面板を挿入することにより、半導体レーザ出
力光のノイズを低減することができることを明らかにし
た。
【0024】(実施の形態2)光ディスクシステムは、
光ピックアップと、光ピックアップスライド機構と、光
ディスク回転機構とを有する。光ピックアップスライド
機構は、光ピックアップをスライドさせるための機構で
あって、光ピックアップをスライドさせる歯車やレール
等を備える。光ディスク回転機構は、光ディスクを回転
させる機構を備える。本実施の形態では、実施の形態1
で説明した光ピックアップを組み込むことにより、要求
される許容ノイズ量以下の性能を有する光ディスクシス
テムを構成することができた。
【0025】以上のことから、光ピックアップ内の半導
体レーザの前端面と光ディスクとの間の光路長が式「半
導体レーザの実効共振器長×(n−0.5±0.2
5)」(nは正整数)の範囲内となるときは、半導体レ
ーザからの出力光をコリメートした平行光束部に、光路
長調整用の平行平面板を挿入することにより、半導体レ
ーザ出力光のノイズを低減することができる光ディスク
システムを構成することができた。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、半導体レーザの前端面
と光ディスクとの間で構成される外部共振器の共振器長
を光路長調整用光学素子で調整することによって、半導
体レーザ出力光のノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の基礎となる戻り光によるノイズの発
生メカニズムを解明するための測定系を説明する図であ
る。
【図2】本願発明の基礎となった戻り光によるノイズの
測定結果を説明する図である。
【図3】本願発明の有効性を確認するための測定系を説
明する図である。
【図4】本願発明の有効性を確認した測定結果を説明す
る図である。
【図5】本願発明の実施形態を示す光ピックアップの概
略図である。
【符号の説明】 11:半導体レーザ 12:受光素子 14、15、16、17:レンズ 18、19、33:ハーフミラー 20:全反射ミラー 21:光スペクトルアナライザ 22:ノイズ測定機 23、35:平行平面板 30:光ピックアップ 31:半導体レーザ 32:受光素子 34:コリメートレンズ 36:対物レンズ 37:光ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザからの出力光をコリメート
    した後、光ディスクに集光し、該光ディスクからの反射
    光を受光することにより、前記光ディスクに書き込まれ
    た情報を読取る光ピックアップにおいて、半導体レーザ
    前端面と光ディスクとの間の光路長が式「半導体レーザ
    の実効共振器長×(n−0.5±0.25)」(nは正
    整数)の範囲内となるときは、半導体レーザからの出力
    光をコリメートした平行光束部に、屈折率が1以上の光
    路長調整用光学素子を挿入するようにしたことを特徴と
    する光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光ピックアップと、光ピックアップスラ
    イド機構と、光ディスク回転機構とを有する光ディスク
    システムにおいて、請求項1に記載の光ピックアップを
    組み込んだことを特徴とする光ディスクシステム。
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