JP2003261274A - エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータの昇降用ロープ取替方法 - Google Patents
エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータの昇降用ロープ取替方法Info
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業時間の短縮、安全性の向上を可能とする
ロープ取替用可搬式作業台を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 昇降用ロープ１２が、昇降路上部に設置
された巻上機に掛け渡され、前記昇降用ロープ１２の一
端がかごに連結され他端が釣合錘に連結されており、前
記巻上機を駆動させることによりかごを昇降運転させる
エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式安全柵付作業台
１５であって、前記ロープ取替用可搬式安全柵付作業台
１５は、作業台と、作業台に取り付けられる作業者落下
防止用の安全柵と、作業台を釣合錘ガイドレール１３に
固定するための作業台固定具１４とを有する、ロープ取
替用可搬式安全柵付作業台１５を提供する。
ロープ取替用可搬式作業台を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 昇降用ロープ１２が、昇降路上部に設置
された巻上機に掛け渡され、前記昇降用ロープ１２の一
端がかごに連結され他端が釣合錘に連結されており、前
記巻上機を駆動させることによりかごを昇降運転させる
エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式安全柵付作業台
１５であって、前記ロープ取替用可搬式安全柵付作業台
１５は、作業台と、作業台に取り付けられる作業者落下
防止用の安全柵と、作業台を釣合錘ガイドレール１３に
固定するための作業台固定具１４とを有する、ロープ取
替用可搬式安全柵付作業台１５を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの昇降用
ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用
したエレベータの昇降用ロープ取替方法に関する、より
詳細には昇降用ロープが昇降路上部に設置された巻上機
に掛け渡され、前記昇降用ロープの一端がかごに連結さ
れ他端が釣合錘に連結されており、前記巻上機を駆動さ
せることによりかごを昇降運転させるエレベータの昇降
用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利
用したエレベータの昇降用ロープ取替方法に関する。
ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用
したエレベータの昇降用ロープ取替方法に関する、より
詳細には昇降用ロープが昇降路上部に設置された巻上機
に掛け渡され、前記昇降用ロープの一端がかごに連結さ
れ他端が釣合錘に連結されており、前記巻上機を駆動さ
せることによりかごを昇降運転させるエレベータの昇降
用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利
用したエレベータの昇降用ロープ取替方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】サイドフォーク式エレベータのかご昇降
用ロープの取替方法が、特願平１０−３２２０７２号公
報に開示されている。この方法は図１６から図１８に示
されるとおり、昇降路９の上部に設置された巻上機の駆
動綱車４に掛け渡された昇降用主ロープ１の一端がかご
２に連結され他端が釣合錘３に連結され、前記巻上機の
駆動綱車４を駆動させることによりかご２を昇降運転さ
せるサイドフォーク式エレベータの主ロープ取替方法で
あって、前記かご２を前記昇降路９のピット９ａ付近に
停止させ、吊り上げ具１１を既設主ロープ１のかご２よ
り上方の部位とかご２とに連結し（図１６ａ）、前記吊
り上げ具１１によりかご２を吊り上げて既設主ロープ１
のかご側を弛ませる工程と（図１６ｂ）、ダミーロッド
１０をかご２の下部側に取り付けられたロッド取付部に
取り付ける工程と（図１６ｃ）、弛んだ既設主ロープ１
のかご側ロープソケット５を前記ロッド取付部に取り付
けられたかご側ロッド６から取り外す工程と（図１６
ｄ）、取り外されたかご側ロープソケット５をダミーロ
ッド１０に取り付ける工程と（図１６ｅ）、かご２上か
ら降ろされた両端の端末加工が施された新設主ロープ１
ａのかご側ロープソケット５（図１６ｆ）をかご側ロッ
ド６に取り付ける工程と（図１６ｇ）、既設主ロープ１
のかご側ロープソケット５のダミーロッド１０への取り
付けおよび新設主ロープ１ａのかご側ロープソケット５
のかご側ロッド６への取り付けが終了した（図１６ｈ）
後、吊り上げ具１１によりかご２を吊り下げて既設主ロ
ープ１を緊張状態とし（図１６ｉ）、吊り上げ具１１を
取り外す工程と（図１７ａ）、かご２を昇降路９の上部
まで上昇させ、駆動綱車４付近に停止させるとともに、
ピット９ａ内で釣合錘３を固定し（図１７ｂ）、その後
吊り上げ具１１を昇降路９の天井とかご２とに連結し、
前記吊り上げ具１１によりかご２を吊り上げて既設主ロ
ープ１を弛ませる工程と（図１７ｃ）、ピット９ａ内で
既設主ロープ１の錘側ロープソケット７を錘側ロッド８
から取り外し（図１７ｄ）、錘側が取り外された既設主
ロープ１をかご２上に引き上げる工程と（図１７ｅ）、
新設主ロープ１ａの錘側をかご２上から駆動綱車４に掛
け渡してピット９ａ内に降ろし（図１７ｆ）、ピット９
ａ内で降ろされた新設主ロープ１ａの錘側ロープソケッ
ト７を錘側ロッド８に取り付ける工程と（図１７ｇ）、
新設主ロープ１ａの錘側ロープソケット７の錘側ロッド
８への取り付けが終了した後、吊り上げ具１１によりか
ご２を吊り下げて新設主ロープ１ａを緊張状態とし、吊
り上げ具１１を取り外すとともに、釣合錘３の固定を解
除する工程と（図１７ｈ）、かご２を下降させ、ピット
９ａ付近に停止させて（図１７ｉ）、既設主ロープ１の
かご側ロープソケット５をダミーロッド１０から取り外
し（図１８ａ）、ダミーロッド１０をロッド取付部から
取り外す工程（図１８ｂ）とを備えたものである。
用ロープの取替方法が、特願平１０−３２２０７２号公
報に開示されている。この方法は図１６から図１８に示
されるとおり、昇降路９の上部に設置された巻上機の駆
動綱車４に掛け渡された昇降用主ロープ１の一端がかご
２に連結され他端が釣合錘３に連結され、前記巻上機の
駆動綱車４を駆動させることによりかご２を昇降運転さ
せるサイドフォーク式エレベータの主ロープ取替方法で
あって、前記かご２を前記昇降路９のピット９ａ付近に
停止させ、吊り上げ具１１を既設主ロープ１のかご２よ
り上方の部位とかご２とに連結し（図１６ａ）、前記吊
り上げ具１１によりかご２を吊り上げて既設主ロープ１
のかご側を弛ませる工程と（図１６ｂ）、ダミーロッド
１０をかご２の下部側に取り付けられたロッド取付部に
取り付ける工程と（図１６ｃ）、弛んだ既設主ロープ１
のかご側ロープソケット５を前記ロッド取付部に取り付
けられたかご側ロッド６から取り外す工程と（図１６
ｄ）、取り外されたかご側ロープソケット５をダミーロ
ッド１０に取り付ける工程と（図１６ｅ）、かご２上か
ら降ろされた両端の端末加工が施された新設主ロープ１
ａのかご側ロープソケット５（図１６ｆ）をかご側ロッ
ド６に取り付ける工程と（図１６ｇ）、既設主ロープ１
のかご側ロープソケット５のダミーロッド１０への取り
付けおよび新設主ロープ１ａのかご側ロープソケット５
のかご側ロッド６への取り付けが終了した（図１６ｈ）
後、吊り上げ具１１によりかご２を吊り下げて既設主ロ
ープ１を緊張状態とし（図１６ｉ）、吊り上げ具１１を
取り外す工程と（図１７ａ）、かご２を昇降路９の上部
まで上昇させ、駆動綱車４付近に停止させるとともに、
ピット９ａ内で釣合錘３を固定し（図１７ｂ）、その後
吊り上げ具１１を昇降路９の天井とかご２とに連結し、
前記吊り上げ具１１によりかご２を吊り上げて既設主ロ
ープ１を弛ませる工程と（図１７ｃ）、ピット９ａ内で
既設主ロープ１の錘側ロープソケット７を錘側ロッド８
から取り外し（図１７ｄ）、錘側が取り外された既設主
ロープ１をかご２上に引き上げる工程と（図１７ｅ）、
新設主ロープ１ａの錘側をかご２上から駆動綱車４に掛
け渡してピット９ａ内に降ろし（図１７ｆ）、ピット９
ａ内で降ろされた新設主ロープ１ａの錘側ロープソケッ
ト７を錘側ロッド８に取り付ける工程と（図１７ｇ）、
新設主ロープ１ａの錘側ロープソケット７の錘側ロッド
８への取り付けが終了した後、吊り上げ具１１によりか
ご２を吊り下げて新設主ロープ１ａを緊張状態とし、吊
り上げ具１１を取り外すとともに、釣合錘３の固定を解
除する工程と（図１７ｈ）、かご２を下降させ、ピット
９ａ付近に停止させて（図１７ｉ）、既設主ロープ１の
かご側ロープソケット５をダミーロッド１０から取り外
し（図１８ａ）、ダミーロッド１０をロッド取付部から
取り外す工程（図１８ｂ）とを備えたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の昇
降用ロープ取替方法は、ロープ取替えの全工程中にかご
の吊り上げおよび吊り下げ、ダミーロッドの取り付けお
よび取り外し、かごの上昇および下降が頻繁に繰り返さ
れることから、そのたびに電源の遮断や投入および安全
スイッチの短絡や短絡復帰などの工程を必要とし、作業
時間の増加に加え、ヒューマンエラーの発生が懸念され
安全面にも課題がある。
降用ロープ取替方法は、ロープ取替えの全工程中にかご
の吊り上げおよび吊り下げ、ダミーロッドの取り付けお
よび取り外し、かごの上昇および下降が頻繁に繰り返さ
れることから、そのたびに電源の遮断や投入および安全
スイッチの短絡や短絡復帰などの工程を必要とし、作業
時間の増加に加え、ヒューマンエラーの発生が懸念され
安全面にも課題がある。
【０００４】そこで本発明は、作業時間の短縮、安全性
の向上を可能とするエレベータの昇降用ロープ取替用可
搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータ
の昇降用ロープ取替方法を提供することを目的とする。
の向上を可能とするエレベータの昇降用ロープ取替用可
搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータ
の昇降用ロープ取替方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
昇降用ロープが、昇降路上部に設置された巻上機に掛け
渡され、前記昇降用ロープの一端がかごに連結され他端
が釣合錘に連結されており、前記巻上機を駆動させるこ
とによりかごを昇降運転させるエレベータの昇降用ロー
プ取替用可搬式作業台であって、前記ロープ取替用可搬
式作業台は、作業台と、作業台に取り付けられる作業者
落下防止用の安全柵と、作業台を釣合錘ガイドレールに
固定するための作業台固定具とを有する、ロープ取替用
可搬式作業台である。
昇降用ロープが、昇降路上部に設置された巻上機に掛け
渡され、前記昇降用ロープの一端がかごに連結され他端
が釣合錘に連結されており、前記巻上機を駆動させるこ
とによりかごを昇降運転させるエレベータの昇降用ロー
プ取替用可搬式作業台であって、前記ロープ取替用可搬
式作業台は、作業台と、作業台に取り付けられる作業者
落下防止用の安全柵と、作業台を釣合錘ガイドレールに
固定するための作業台固定具とを有する、ロープ取替用
可搬式作業台である。
【０００６】請求項２に係る発明は、請求項１に記載の
ロープ取替用可搬式作業台を利用した、エレベータの昇
降用ロープ取替方法であって、前記ロープ取替用可搬式
作業台を作業台固定具で釣合錘ガイドレールに固定する
ことにより、巻上機の機械台直下に取り付ける工程と、
作業者が前記ロープ取替用可搬式作業台からかご側昇降
用ロープ端とかごを分離および連結することができる位
置に、かご固定具をかごと巻上機の機械台の間に取り付
けることにより、かごを固定する工程と、釣合錘と昇降
路下端のピット床面の間に配置したジャッキにより、既
設昇降用ロープが弛む位置まで釣合錘を上昇させ固定す
る工程と、既設昇降用ロープの釣合錘側ロープ端と釣合
錘を分離する工程と、該ロープ端をかご上に引き上げる
工程と、該既設昇降用ロープのかご側ロープ端とかごを
分離する工程と、該既設昇降用ロープをかご上に取り外
す工程と、新設昇降用ロープの一端をかご側に連結し、
該新設昇降用ロープを巻上機に掛け渡してその他端を釣
合錘側に降ろし、該他端を釣合錘に連結する工程とを有
する、エレベータの昇降用ロープ取替方法である。
ロープ取替用可搬式作業台を利用した、エレベータの昇
降用ロープ取替方法であって、前記ロープ取替用可搬式
作業台を作業台固定具で釣合錘ガイドレールに固定する
ことにより、巻上機の機械台直下に取り付ける工程と、
作業者が前記ロープ取替用可搬式作業台からかご側昇降
用ロープ端とかごを分離および連結することができる位
置に、かご固定具をかごと巻上機の機械台の間に取り付
けることにより、かごを固定する工程と、釣合錘と昇降
路下端のピット床面の間に配置したジャッキにより、既
設昇降用ロープが弛む位置まで釣合錘を上昇させ固定す
る工程と、既設昇降用ロープの釣合錘側ロープ端と釣合
錘を分離する工程と、該ロープ端をかご上に引き上げる
工程と、該既設昇降用ロープのかご側ロープ端とかごを
分離する工程と、該既設昇降用ロープをかご上に取り外
す工程と、新設昇降用ロープの一端をかご側に連結し、
該新設昇降用ロープを巻上機に掛け渡してその他端を釣
合錘側に降ろし、該他端を釣合錘に連結する工程とを有
する、エレベータの昇降用ロープ取替方法である。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【０００８】図１は本発明の昇降用ロープ取替方法に用
いられる可搬式安全柵付作業台の設置例を示している。
昇降路内に配置された昇降用ロープ１２と釣合錘ガイド
レール（カウンタレール）１３の空間に作業台固定具１
４を介して可搬式安全柵付作業台１５が設置され、昇降
路内の作業場所を確保する。図２から図４は可搬式安全
柵付作業台の分解図を示しており、図２は作業台１６を
示しており、図３は作業台１６に取り付けられる作業者
落下防止用の安全柵１７、安全柵１７を作業台１６に固
定する取付ボルト１８を示している。図４は作業台固定
具１４を示しており、作業台固定具用クリップ１９を介
してカウンタレール１３に取り付けられる。図５は、か
ご２０を固定するためのかご固定具の分解図を示してお
り、かご２０に付随したかご側固定具取付部２１と巻上
機の機械台２２の間を、かご固定具２３にて連結してか
ご２０を固定するものである。かご側取付ボルト２４
は、かご側固定具取付部２１とかご固定具２３を連結、
固定する。機械台側取付ボルト２５は、機械台２２とか
ご固定具２３を連結、固定する。
いられる可搬式安全柵付作業台の設置例を示している。
昇降路内に配置された昇降用ロープ１２と釣合錘ガイド
レール（カウンタレール）１３の空間に作業台固定具１
４を介して可搬式安全柵付作業台１５が設置され、昇降
路内の作業場所を確保する。図２から図４は可搬式安全
柵付作業台の分解図を示しており、図２は作業台１６を
示しており、図３は作業台１６に取り付けられる作業者
落下防止用の安全柵１７、安全柵１７を作業台１６に固
定する取付ボルト１８を示している。図４は作業台固定
具１４を示しており、作業台固定具用クリップ１９を介
してカウンタレール１３に取り付けられる。図５は、か
ご２０を固定するためのかご固定具の分解図を示してお
り、かご２０に付随したかご側固定具取付部２１と巻上
機の機械台２２の間を、かご固定具２３にて連結してか
ご２０を固定するものである。かご側取付ボルト２４
は、かご側固定具取付部２１とかご固定具２３を連結、
固定する。機械台側取付ボルト２５は、機械台２２とか
ご固定具２３を連結、固定する。
【０００９】図６から図１５は、本発明の昇降用ロープ
取替方法における各工程を示したものである。その工程
について順に説明する。
取替方法における各工程を示したものである。その工程
について順に説明する。
【００１０】図６は、昇降路９内に配置された、かご２
０、巻上機綱車２６、機械台２２、釣合錘（カウンタ）
２７を示しており、巻上機綱車２６に掛け渡した既設ロ
ープ１２により、かご２０とカウンタ２７が、カウンタ
側ロープ取付部２８、かごロープ止め梁２９のかご側ロ
ープ取付部３０で連結されている。
０、巻上機綱車２６、機械台２２、釣合錘（カウンタ）
２７を示しており、巻上機綱車２６に掛け渡した既設ロ
ープ１２により、かご２０とカウンタ２７が、カウンタ
側ロープ取付部２８、かごロープ止め梁２９のかご側ロ
ープ取付部３０で連結されている。
【００１１】昇降用ロープ取替方法としては、図６に示
すように作業者がかご２０の上に乗り、巻上機直下の空
間にカウンタレールを利用して、可搬式安全柵付作業台
１５を取り付ける。
すように作業者がかご２０の上に乗り、巻上機直下の空
間にカウンタレールを利用して、可搬式安全柵付作業台
１５を取り付ける。
【００１２】次に図７に示すように可搬式安全柵付作業
台１５の上に作業者が乗り込み、新ロープ１２ａをかご
２０の上に準備し、かご２０を固定位置まで上昇させ
る。
台１５の上に作業者が乗り込み、新ロープ１２ａをかご
２０の上に準備し、かご２０を固定位置まで上昇させ
る。
【００１３】次に図８に示すように、かご固定具２３を
かご側固定具取付部２１と機械台２２に取り付け、かご
２０を固定する。なお可搬式安全柵付作業台１５とかご
２０は、かご２０が固定された状態で、可搬式安全柵付
作業台１５から、かごロープ止め梁２９部の作業が行い
易い位置関係にある。
かご側固定具取付部２１と機械台２２に取り付け、かご
２０を固定する。なお可搬式安全柵付作業台１５とかご
２０は、かご２０が固定された状態で、可搬式安全柵付
作業台１５から、かごロープ止め梁２９部の作業が行い
易い位置関係にある。
【００１４】次に図９に示すように、作用者がピット３
１に入り、カウンタ２７の下部とピット床面の間にジャ
ッキ３２を配置する。
１に入り、カウンタ２７の下部とピット床面の間にジャ
ッキ３２を配置する。
【００１５】次に図１０に示すように、ピット３１の作
業者がジャッキ３２によりカウンタ２７を、既設ロープ
１２が弛む位置まで上昇させる。
業者がジャッキ３２によりカウンタ２７を、既設ロープ
１２が弛む位置まで上昇させる。
【００１６】次に図１１に示すようにピット３１の作業
者は、はしご３３等を利用してカウンタ２７のカウンタ
側ロープ取付部２８に連結された既設ロープ１２を取り
外した後ピット３１の作業者がピット３１から一時退避
し、作業台上の作業者はかご側ロープ取付部３０に連結
された既設ロープ１２を取り外し、かご上の作業者が既
設ロープ１２を引き上げる。既設ロープ１２を取り外す
際、まずカウンタ側の連結のみを取り外し、カウンタ側
の既設ロープ１２を引き上げた後にかご側連結を取り外
すことも可能である。
者は、はしご３３等を利用してカウンタ２７のカウンタ
側ロープ取付部２８に連結された既設ロープ１２を取り
外した後ピット３１の作業者がピット３１から一時退避
し、作業台上の作業者はかご側ロープ取付部３０に連結
された既設ロープ１２を取り外し、かご上の作業者が既
設ロープ１２を引き上げる。既設ロープ１２を取り外す
際、まずカウンタ側の連結のみを取り外し、カウンタ側
の既設ロープ１２を引き上げた後にかご側連結を取り外
すことも可能である。
【００１７】次に図１２に示すように、既に端末加工済
みの新ロープ１２ａの一端をかご側ロープ取付部３０に
連結し、新ロープ１２ａを巻上機綱車２６に掛け渡して
他端をカウンタ２７側、つまりピット３１側に降ろす。
ピット３１側に降ろした新ロープ１２ａは端末加工済み
でもよく、また新ロープ１２ａの長さが最適になるよう
に、新ロープ切断位置３４にてロープを切断してから端
末加工してもよい。新ロープ１２ａが複数ある場合は図
１２に示す作業を繰り返すことで、図１３に示すように
複数の新ロープ１２ａによりかご２０とカウンタ２７が
連結される。
みの新ロープ１２ａの一端をかご側ロープ取付部３０に
連結し、新ロープ１２ａを巻上機綱車２６に掛け渡して
他端をカウンタ２７側、つまりピット３１側に降ろす。
ピット３１側に降ろした新ロープ１２ａは端末加工済み
でもよく、また新ロープ１２ａの長さが最適になるよう
に、新ロープ切断位置３４にてロープを切断してから端
末加工してもよい。新ロープ１２ａが複数ある場合は図
１２に示す作業を繰り返すことで、図１３に示すように
複数の新ロープ１２ａによりかご２０とカウンタ２７が
連結される。
【００１８】次に図１４に示すようにピットの作業者は
ジャッキ３２によりカウンタ２７を降ろして新ロープ１
２ａを緊張させジャッキ３２を取り除きピット３１から
退出する。その後かご固定具２３を取りはずしてかご固
定を解除し、かご２０を動かしてかご２０上の作業者を
退出させ、その後可搬式安全柵付作業台１５の作業者を
かご２０上に移動させ、可搬式安全柵付作業台１５を取
り外す。
ジャッキ３２によりカウンタ２７を降ろして新ロープ１
２ａを緊張させジャッキ３２を取り除きピット３１から
退出する。その後かご固定具２３を取りはずしてかご固
定を解除し、かご２０を動かしてかご２０上の作業者を
退出させ、その後可搬式安全柵付作業台１５の作業者を
かご２０上に移動させ、可搬式安全柵付作業台１５を取
り外す。
【００１９】図１５はジャッキ３２、かご固定具２３、
可搬式安全柵付作業台１５、かご２０上においていた既
設ロープ１２を片付け、ロープ取替作業が終了した状態
を示す。
可搬式安全柵付作業台１５、かご２０上においていた既
設ロープ１２を片付け、ロープ取替作業が終了した状態
を示す。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、既設ロー
プの取り外しから新設ロープの取り付けが終了するまで
の間、煩雑なかご吊り上げ工程が無くなり、かご昇降回
数が大幅に削減され、一度のかご固定のみで済むため、
大幅な作業時間の短縮が図れるとともに、使用する冶工
具の種類も比較的少なく、準備作業や後片付けに要する
作業時間、作業負荷も小さい。かごの昇降回数が大幅に
削減されるため、かごの昇降に伴う電源の遮断や投入お
よび安全スイッチの短絡や短絡復帰などの工程によって
懸念されるヒューマンエラーの発生機会が減少し、安全
性向上の効果もある。さらに新ロープにかごを吊るす必
要がないため新ロープに損傷を与えることも無く、昇降
路上部より新ロープを降ろすためロープキンクも少なく
なり、品質面での向上効果がある。
プの取り外しから新設ロープの取り付けが終了するまで
の間、煩雑なかご吊り上げ工程が無くなり、かご昇降回
数が大幅に削減され、一度のかご固定のみで済むため、
大幅な作業時間の短縮が図れるとともに、使用する冶工
具の種類も比較的少なく、準備作業や後片付けに要する
作業時間、作業負荷も小さい。かごの昇降回数が大幅に
削減されるため、かごの昇降に伴う電源の遮断や投入お
よび安全スイッチの短絡や短絡復帰などの工程によって
懸念されるヒューマンエラーの発生機会が減少し、安全
性向上の効果もある。さらに新ロープにかごを吊るす必
要がないため新ロープに損傷を与えることも無く、昇降
路上部より新ロープを降ろすためロープキンクも少なく
なり、品質面での向上効果がある。
【図１】 本発明で用いられる可搬式安全柵付作業台の
設置例を示す図である。
設置例を示す図である。
【図２】 本発明で用いられる可搬式安全柵付作業台の
作業台を示す図である。
作業台を示す図である。
【図３】 本発明で用いられる可搬式安全柵付作業台の
安全柵を示す図である。
安全柵を示す図である。
【図４】 本発明で用いられる可搬式安全柵付作業台の
作業台固定具を示す図である。
作業台固定具を示す図である。
【図５】 本発明で用いられるかご固定具の取り付け工
程を示す図である。
程を示す図である。
【図６】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取替
方法を示す図である。
方法を示す図である。
【図７】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取替
方法を示す図である。
方法を示す図である。
【図８】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取替
方法を示す図である。
方法を示す図である。
【図９】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取替
方法を示す図である。
方法を示す図である。
【図１０】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１１】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１２】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１３】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１４】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１５】 本発明の実施の形態に係る昇降用ロープ取
替方法を示す図である。
替方法を示す図である。
【図１６】 従来の昇降用ロープ取替方法を示す図であ
る。
る。
【図１７】 従来の昇降用ロープ取替方法を示す図であ
る。
る。
【図１８】 従来の昇降用ロープ取替方法を示す図であ
る。
る。
１ 既設主ロープ、２ かご、３ 釣合錘、４ 駆動綱
車、５ かご側ロープソケット、６ かご側ロッド、７
錘側ロープソケット、８ 錘側ロッド、９昇降路、１
０ ダミーロッド、１１ 吊り上げ具、１２ 昇降用ロ
ープ、１３カウンタレール、１４ 作業台固定具、１５
可搬式安全柵付作業台、１６ 作業台、１７ 安全
柵、１８ 取付ボルト、１９ 作業台固定具用クリッ
プ、２０かご、２１ かご側固定具取付部、２２ 機械
台、２３ かご固定具、２４かご側取付ボルト、２５
機械台側取付ボルト、２６ 巻上機綱車、２７ カウン
タ、２８ カウンタ側ロープ取付部、２９ かごロープ
止め梁、３０ かご側ロープ取付部、３１ ピット、３
２ ジャッキ、３３ はしご、３４ 切断位置。
車、５ かご側ロープソケット、６ かご側ロッド、７
錘側ロープソケット、８ 錘側ロッド、９昇降路、１
０ ダミーロッド、１１ 吊り上げ具、１２ 昇降用ロ
ープ、１３カウンタレール、１４ 作業台固定具、１５
可搬式安全柵付作業台、１６ 作業台、１７ 安全
柵、１８ 取付ボルト、１９ 作業台固定具用クリッ
プ、２０かご、２１ かご側固定具取付部、２２ 機械
台、２３ かご固定具、２４かご側取付ボルト、２５
機械台側取付ボルト、２６ 巻上機綱車、２７ カウン
タ、２８ カウンタ側ロープ取付部、２９ かごロープ
止め梁、３０ かご側ロープ取付部、３１ ピット、３
２ ジャッキ、３３ はしご、３４ 切断位置。
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降用ロープが、昇降路上部に設置され
た巻上機に掛け渡され、前記昇降用ロープの一端がかご
に連結され他端が釣合錘に連結されており、前記巻上機
を駆動させることによりかごを昇降運転させるエレベー
タの昇降用ロープ取替用可搬式作業台であって、 前記ロープ取替用可搬式作業台は、作業台と、作業台に
取り付けられる作業者落下防止用の安全柵と、作業台を
釣合錘ガイドレールに固定するための作業台固定具と、
を有する、ロープ取替用可搬式作業台。 - 【請求項２】 請求項１に記載のロープ取替用可搬式作
業台を利用した、エレベータの昇降用ロープ取替方法で
あって、 前記ロープ取替用可搬式作業台を、作業台固定具で釣合
錘ガイドレールに固定することにより、巻上機の機械台
直下に取り付ける工程と、 作業者が前記ロープ取替用可搬式作業台からかご側昇降
用ロープ端とかごを分離および連結することができる位
置に、かご固定具をかごと巻上機の機械台の間に取り付
けることにより、かごを固定する工程と、 釣合錘と昇降路下端のピット床面の間に配置したジャッ
キにより、既設昇降用ロープが弛む位置まで釣合錘を上
昇させ固定する工程と、 既設昇降用ロープの釣合錘側ロープ端と釣合錘を分離す
る工程と、 該ロープ端をかご上に引き上げる工程と、 該既設昇降用ロープのかご側ロープ端とかごを分離する
工程と、 該既設昇降用ロープをかご上に取り外す工程と、 新設昇降用ロープの一端をかご側に連結し、該新設昇降
用ロープを巻上機に掛け渡してその他端を釣合錘側に降
ろし、該他端を釣合錘に連結する工程と、を有する、エ
レベータの昇降用ロープ取替方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002065974A JP2003261274A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータの昇降用ロープ取替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002065974A JP2003261274A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータの昇降用ロープ取替方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003261274A true JP2003261274A (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=28671363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002065974A Pending JP2003261274A (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | エレベータの昇降用ロープ取替用可搬式作業台および該可搬式作業台を利用したエレベータの昇降用ロープ取替方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003261274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110709345A (zh) * | 2017-06-02 | 2020-01-17 | 因温特奥股份公司 | 相对于作业平台的附加平台 |
-
2002
- 2002-03-11 JP JP2002065974A patent/JP2003261274A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110709345A (zh) * | 2017-06-02 | 2020-01-17 | 因温特奥股份公司 | 相对于作业平台的附加平台 |
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