JP2005263476A - エレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置 - Google Patents

エレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置 Download PDF

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典之 佐保田
Futoshi Sekiya
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Satoshi Tanakadate
聡 田中舘
Yasutaka Suzuki
靖孝 鈴木
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Abstract

【課題】主ロープの自重によって主ロープを昇降路内に落下させることなく、主ロープの交換作業を円滑に行わせるエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的は、既設主ロープ回収用巻き取り手段に回収される既設主ロープを既設主ロープ用ドラムに巻回させる方向と新主ロープ供給ドラム体から供給される新主ロープを新主ロープ用ドラムに巻回させる方向とが同一方向となるように、既設主ロープを既設主ロープ用ドラムに、かつ、新主ロープを新主ロープ用ドラムに、それぞれ巻回させてなるエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置において、既設主ロープ用ドラム25、25A、25B及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bを制動させる制動手段27とを設けたことで、達成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置に関するものである。
従来、エレベーターの主ロープを交換する場合には、巻上機のシーブに巻回されてその両端が昇降路の頂部に支持固定される複数本の既設主ロープと、この既設主ロープの一端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープに乗りかご用プーリを係合させて支持される乗りかごと、既設主ロープの他端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープにカウンタプーリを係合させて支持されるカウンタウェートとを備え、乗りかごを昇降路の頂部近傍に、かつ、カウンタウェートを昇降路の底部近傍に、それぞれ仮保持した状態で、既設主ロープの両端近傍を切断し、その乗りかご側切断端を既設主ロープ回収用巻き取り機に連結すると共に、そのカウンタウェート側切断端に新主ロープ供給用巻き取り機に巻回された交換用の新しい主ロープ(以下、新主ロープと称する)の一端を接続した後、巻上機のシーブを回転させることで、既設主ロープを既設主ロープ回収用巻き取り機に回収しながら新主ロープに交換していくという主ロープ交換方法が採用されていた。
そして、この主ロープ交換方法においては、シーブの回転速度と既設主ロープ若しくは新主ロープの移動速度との間で速度差が生じてしまうことに起因してシーブや新主ロープが損傷するのを阻止するため、同一軸上に複数個の既設主ロープ用ドラム及び複数個の新主ロープ用ドラムを設けてなるテンション付加装置を乗りかご上に設置して、既設主ロープ用回収用巻き取り機に回収される既設主ロープがテンション付加装置の既設主ロープ用ドラムに巻回する方向と新ロープ供給用巻き取り機から供給される新主ロープがテンション付加装置の新主ロープ用ドラムに巻回する方向とが同一方向となるように、既設主ロープを既設主ロープ用ドラムに、かつ、新主ロープを新主ロープ用ドラムに、それぞれ巻回させることで、テンション付加装置に新ロープ供給用巻き取り機から供給される新主ロープとテンション付加装置から既設主ロープ用回収用巻き取り機に回収される既設主ロープとの間にテンションを掛けておくことにより、シーブの回転速度と既設主ロープ若しくは新主ロープの移動速度とに速度差が生じないようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−265164号公報(段落番号0007〜0009、図1)
しかしながら、上述した従来のテンション付加装置では、エレベーターの階床が多くなると、既設主ロープ及び新主ロープの長さが長くなるために、その既設主ロープ及び新主ロープの自重が増大することが起因して、テンション付加装置の既設主ロープ用ドラムを介して既設主ロープ回収用巻き取り手段に回収される既設主ロープと新主ロープ供給ドラム体からテンション付加装置の新主ロープ用ドラムを介して昇降路側に供給される新主ロープとの間でテンションのバランスがくずれ、新主ロープが昇降路内に落下して垂れ下がってしまう状態が発生するという問題点がある。
本発明の目的は、上述の問題点にかんがみ、主ロープの自重によって主ロープを昇降路内に落下させることなく、主ロープ交換作業を、円滑に行わせることを可能にするエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、巻上機のシーブに巻回されてその両端が昇降路の頂部に支持固定される複数本の既設主ロープと、この既設主ロープの一端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープに乗りかご用プーリを係合させて支持される乗りかごと、既設主ロープの他端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープにカウンタプーリを係合させて支持されるカウンタウェートとを備え、乗りかごを昇降路の頂部近傍に、かつ、カウンタウェートを昇降路の底部近傍に、それぞれ仮保持した状態で、既設主ロープの両端近傍を切断し、その既設主ロープの乗りかご側切断端を既設主ロープ回収用巻き取り手段に連結すると共に、その既設主ロープのカウンタウェート側切断端を新主ロープ供給ドラム体に予め巻回してある新主ロープの一端に接続した後、巻上機を駆動して既設主ロープを前記既設主ロープ回収用巻き取り機に回収しながら新主ロープに交換するエレベーターの主ロープ交換方法に用いられものであって、同一軸上に設けた既設主ロープ用ドラムと新主ロープ用ドラムを有し、しかも、前記既設主ロープ回収用巻き取り手段に回収される既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラムに巻回させる方向と新主ロープ供給ドラム体から供給される新主ロープを前記新主ロープ用ドラムに巻回させる方向とが同一方向となるように、前記既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラムに、かつ、前記新主ロープを前記新主ロープ用ドラムに、それぞれ巻回させてなるエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置において、前記既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムを制動させるための制動手段を設けている。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、前記既設主ロープ用ドラム若しくは前記新主ロープ用ドラムの外周に位置して、前記既設主ロープ用ドラムに巻かれた既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラム側に押し付けると共に、前記新主ロープ用ドラムに巻かれた新主ロープを前記新主ロープ用ドラム側に押し付ける押付手段を設けている。
上記本発明によれば、制動手段によって既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムを制動させることで、その既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムの回転を制動し、新主ロープが昇降路内に落下することを防止でき、既設主ロープを新主ロープに交換する作業を、安全に、かつ、円滑に行わせ、しかも、交換作業中に何らかの必要性が生じて、巻上機のシーブ2の回転を停止させた場合であっても、制動手段によって既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムを制動させることで、新主ロープを昇降路内に落下させることなく、その交換作業を確実に中断させられる使い勝手のよいエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置が得られる。
また、上記発明によれば、押付手段によって前記既設ロープ用ドラム及び前記主ロープ用ドラムを前記制動手段での制動を補助でき、前記既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムの制動を確実にすることができ、制動手段と同様な効果が得られる。
以下、本発明に係るエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示す一実施形態のエレベーターでは、2対1ローピング方式のエレベーターであって、機械室1に設置されている巻上機のシーブ2に巻回されてその一端4A及び他端4Bの両端が機械室1の床に支持固定される複数本の既設主ロープ4と、この既設主ロープ4の一端4Aと巻上機のシーブ2との間で既設主ロープ4に乗りかご用プーリ5を係合させて支持される乗りかご6と、既設主ロープ4の他端4Bと巻上機のシーブ2及びそらせ車8との間で既設主ロープ4にカウンタプーリ7を係合させて支持されるカウンタウェート9とを備えている。
図1に示す一実施形態のエレベーターにおける既設主ロープ4を、エレベーターを所有する顧客が所望する新しい主ロープ10(以下、新主ロープ10と称する)に交換する場合には、乗りかご6を吊り上げるための電動チェーンブロックなどからなる乗りかご吊り上げ手段11と、テンション付加装置12と、既設主ロープ4を回収するための既設主ロープ回収用巻き取り機13と、新主ロープ10を供給するための新主ロープ供給用巻き取り機などからなる新主ロープ供給ドラム体14と、既設主ロープ4のうち、乗りかご用プーリ5とシーブ2との間に位置する部分を仮保持するための第1ロープ保持具15と、既設主ロープ4のうち、カウンタウェート9と既設主ロープ4の他端4Bとの間に位置する部分を仮保持するための第2ロープ保持具16と、既設主ロープ4のうち、そらせ車8とカウンタウェート9との間に位置する部分を仮保持するための第3ロープ保持具17と、案内プーリ18と、カウンタプーリ用ロープ外れ装置19と、カウンタウェート用支持部材20とを、少なくとも、用意する。乗りかご吊り上げ手段11、第1ロープ保持具15、第2ロープ保持具16、第3ロープ保持具17及び案内プーリ18は、昇降路3内の建屋梁などの強度部材にワイヤーなどにより着脱可能に取り付けられる。
図1に示す一実施形態においては、昇降路3の最上階乗り場3Aに、既設主ロープ回収用巻き取り機13及び新主ロープ供給ドラム体14を設置するようにしている。新主ロープ供給ドラム体14には、交換に必要な長さ分の新主ロープ10が予め巻回されている。テンション付加装置12は、乗りかご6の上に設置するようにしている。テンション付加装置12は、図2〜図4に示すように、鋼材からなる載置台21と、この載置台21上に垂設された一対の鋼材からなる支持部材22、23と、この一対の支持部材22、23に支持された回転軸24に取り付けた複数個の既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bと、この既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bが取り付けられた回転軸24に取り付けた複数個の新主ロープ用ドラム26、26A、26Bと、回転軸24の回転を制動させることにより既設主ロープ用ドラム25、25A、25B及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bの回転を制動させる制動手段27と、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに巻かれた既設主ロープ4をその既設主ロープ用ドラム25、25A、25B側に押し付け、かつ、新主ロープ用ドラム26、26A、26B側に巻かれた新主ロープ10をその新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに押し付ける押付手段28、29、30、31と、支持部材22に支持された送り保持手段32(図3参照)と、載置台21に支持された既設主ロープ4の逆走保持手段33(図4参照)を、少なくとも備えている。
制動手段27は、ワイヤーロープ27Aで連結されたレバー27Bを備えており、そのレバー27Bを操作することにより、既設主ロープ用ドラム25、25A、25B及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bを制動させるようにしてある。押付手段28、29、30、31は、押えローラー構造になっており、図2〜図4に示すように、既設主ロープ用ドラム25、25A、25B及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bの外周に、それぞれ配置されていて、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに巻かれた既設主ロープ4を、既設主ロープ用ドラム25、25A、25B側に押し付けると共に、新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに巻かれた新主ロープ10を、新主ロープ用ドラム26、26A、26B側に押し付けるようにしている。押付手段28、31は、ジャッキボルト34、34Aにより、上下動させることで、その押付手段28、31による既設主ロープ4及び新主ロープ10への押付力を調整することができるようにしてある。
テンション付加装置12では、既設主ロープ用回収用巻き取り機13に回収される既設主ロープ4が既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに巻回する方向と、新主ロープ供給ドラム体14から供給される新主ロープ10が新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに巻回する方向が、同一方向となるように、既設主ロープ4を既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに、かつ、新主ロープ10を新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに、それぞれ巻回させることで、テンション付加装置12に新主ロープ供給ドラム体14から供給される新主ロープ10とテンション付加装置12から既設主ロープ回収用巻き取り機13に回収される既設主ロープ4とにテンションを掛けられるようにしている。すなわち、図3の矢印Aのごとく最上階乗り場3Aから移動してきた新主ロープ10は、送り保持手段32を介して新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに、時計方向に沿って数回巻き付け後、矢印Bのごとく昇降路1内に引き出されるようにしてある。図4の矢印Cのごとく機械室1側から移動してきた既設主ロープ4は、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに沿って、新主ロープ10が新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに巻回させる方向と同一方向となるように、数回巻き付け後、逆走保持手段33を介して、矢印Dのごとく最上階乗り場3Aに移動して既設主ロープ回収用巻き取り機13に回収されるようにしてある。
複数本の既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bは、その一端4A及び他端4Bに固定させた主ロープ止め金具35と、この主ロープ止め金具35に連結されたボルト部材36と、このボルト部材36に嵌合されたコイル状のバネ部材37及びナット38とを用いて、機械室1の床1Aにそれぞれ取り付けられる。すなわち、機械室1の床1Aに設けた穴1Bを利用して、昇降路3側から機械室1側に、ボルト部材36を突出させた後、そのボルト部材36をナット38で床1Aに締結することにより、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bが機械室1の床1Aに支持される(図5を参照)。
機械室1の床1Aに取り付けられた既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bを、機械室1の床1Aから取り外す際及び機械室1の床1Aに取り付ける際に、用いられる主ロープ引き上げ用ワイヤー40は、機械室1に保管されている。この主ロープ引き上げ用ワイヤー40を、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bに固定させた主ロープ止め金具35に装着させたい場合には、図5に示すように、ボルト部材36に螺合しているナット38を、機械室1内側から緩めることで、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bを機械室1内側に引き上げるための引き上げ代Hを確保する。そして、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bを引き上げ代H分、引き上げた状態で、バネ部材37と機械室1の床1Aとの間に引き上げ保持部材39を装着する。これにより、バネ部材37の下方に位置するところのボルト部材36が挿入している穴1Bから、主ロープ引き上げ用ワイヤー40を、機械室1側から乗りかご6の上部まで送り出すことができるようになる。したがって、機械室1の床1Aに設けた穴1Bから送り出されてきた主ロープ引き上げ用ワイヤー40を、乗りかご6の上で、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bに取り付けた保持リング41に取り付けることにより、図5に示すように、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bに固定させた主ロープ止め金具35に装着することができる。
上述のように構成したテンション付加装置12を用いたエレベーターの主ロープ交換方法は、次のような工程順で行われる。
まず、第1工程として、乗りかご6を、カウンタウェート9と略同じ高さ位置まで下降させて停止させた後、その乗りかご6上を作業足場にしてカウンタウェート9にカウンタプーリ用ロープ外れ装置19を取り付ける。
次いで、第2工程として、乗りかご6を低速で上昇させて昇降路3の最上階乗り場3Aの近傍に停止させる一方、昇降路3の内底面に設けた緩衝器42よりも上方に位置するようにカウンタウェート用支持部材20によってカウンタウェート9を、昇降路3の底部3Bに仮保持する。
次いで、第3工程として、カウンタウェート9と既設主ロープ4の他端4Bとの間に位置する既設主ロープ4の部分に第2ロープ保持具16を、かつ、そらせ車8とカウンタウェート9との間に位置する既設主ロープ4の部分に第3ロープ保持具17を、それぞれ、乗りかご6上を作業足場にして取り付けることで、既設主ロープ4の他端4B側を仮保持すると共に、昇降路3の頂部近傍に強度部材部分に取り付けた乗りかご吊り上げ手段11によって乗りかご6を吊り上げることにより、既設主ロープ4のテンションを除去してその既設主ロープ4を弛ませた後、乗りかご用プーリ5とシーブ2との間に位置する既設主ロープ4の部分に第1ロープ保持具15を、乗りかご6上を作業足場にして取り付けることで、既設主ロープ4の一端4A側を仮保持する。
次いで、第4工程として、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bの両端を機械室1の床から乗りかご6上に降ろす。すなわち、図5に示すように、ボルト部材36に螺合しているナット38を緩めてバネ部材37と機械室1の床1Aとの間に引き上げ保持部材39を装着することにより、機械室1の床1Aに設けた穴1Bから乗りかご6の上に主ロープ引き上げ用ワイヤー40が送り出せる状態を確保した後、図6に示すように、主ロープ引き上げ用ワイヤー40の一端を、乗りかご6上まで送り出す。その後、主ロープ引き上げ用ワイヤー40の一端を、保持リング41に連結して、ロープ引き上げ用ワイヤー40を、図7に示すように、機械室1側に引っ張り上げることで、保持リング41を主ロープ止め金具35の下部に、図5のごとく係止させる。この状態で、ボルト部材36からバネ部材37及びナット38を取り除き、主ロープ引き上げ用ワイヤー40を機械室1の床1Aに設けた穴1Bから昇降路1側に送り出すことにより、図8に示すように、既設主ロープ4の一端4A及び他端4Bの両端を、ボルト部材36及び主ロープ止め金具35と一緒に乗りかご6上に降ろす。その後、乗りかご用プーリ5から機械室1の床までの距離及び第2ロープ保持具16から機械室1の床までの距離を測定する。
次いで、第5工程として、乗りかご用プーリ5と既設主ロープ4の一端4Aとの間及び第2ロープ保持具16と既設主ロープ4の他端4Bとの間で、それぞれ既設主ロープ4を切断する。
次いで、第6工程として、乗りかご6上に設置したテンション付加装置12の既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに、既設主ロープ4の一端4Aを、2回半程度、時計方向に巻回させた(図2及び図4参照)後、その既設主ロープ4の一端4Aを、押付手段30と既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bとの間及び逆走保持手段29を介してから既設主ロープ回収用巻き取り機13に接続すると共に、新主ロープ供給ドラム体14から引き出された新ロープ10を送り保持手段32を介してから、その新ロープ10をテンション付加装置12の新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに2回半程度、時計方向に巻回させた(図2及び図3参照)後、さらに、押付手段28と新主ロープ用ドラム26、26A、26Bとの間から引き出して、その新主ロープ10の端部と案内プーリ18に掛着させてなる既設主ロープ4の他端4Bの切断部とを接続することによって、接続部43を作る(図1参照)と共に、制動手段27の動作を開始させて既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムが回転しないように制動させる。
次いで、第7工程として、第1ロープ保持具15と第2ロープ保持具16と第3ロープ保持具17を、既設主ロープ4から取り外して、テンション付加装置12の新主ロープ用ドラム26、26A、26Bに巻回してから送り出される新主ロープ10とテンション付加装置12の既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bに巻回してから引き出される既設主ロープ4とに負荷が掛かるようにすることにより、既設主ロープ4及び新主ロープ10の全体にテンションが掛けられた状態とした後、制動手段27の動作を停止すると共に、乗りかご6を下降させることでシーブ2を回転させ、しかも、既設主ロープ回収用巻き取り機13を作動させることで既設主ロープ4を既設主ロープ回収用巻き取り機13に巻き取ることにより、新主ロープ10と既設主ロープ4の他端4Bとの接続部43が引っ張られて移動する。そして、新主ロープ10と既設主ロープ4の他端4Bとの接続部43が、案内プーリ18―カウンタプーリ7―そらせ車8―巻上機のシーブ2の順で移動して、乗りかご6上のテンション付加装置12に接近したならば、乗りかご6を停止させる。
次いで、第8工程として、新主ロープ10の接続部43とシーブ2との間に位置する新主ロープ10の部分に第1ロープ保持具15を、カウンタウェート9と案内プーリ18との間に位置する新主ロープ10の部分に第2ロープ保持具16を、そらせ車8とカウンタウェート9との間に位置する新主ロープ10の部分に第3ロープ保持具17を、それぞれ、乗りかご6上を作業足場にして、再び、取り付けることで、新主ロープ10を仮保持した後、上記第4工程で測定してある乗りかご用プーリ5から機械室1の床までの距離と第2ロープ保持具16から機械室1の床までの距離とに合せて、新主ロープ10の両端を切断し、その後、新主ロープ10の一端を、乗りかご用プーリ5に掛着させてから機械室1の床に支持固定すると共に、主ロープ10の他端を、案内プーリ18より離してから機械室1の床に支持固定する。尚、主ロープ10の両端の支持固定は、その主ロープ10の両端にボルト部材36及び主ロープ止め金具35を取り付けた後、その主ロープ止め金具35に係止させた保持リング41を主ロープ引き上げ用ワイヤー40で引き上げることで、ボルト部材36を機械室1の床1Aに設けた穴1Bから機械室1内側に突出させ、その突出部にバネ部材37及びナット38に取り付け、その後、主ロープ引き上げ用ワイヤー40、保持リング41及び引き上げ保持部材39を取り除いた状態で、ナット38を締結することにより、行われる。
最後に、第9工程として、第1ロープ保持具15、第2ロープ保持具16及ぶ第3ロープ保持具17による新主ロープ10の仮保持を解除した後、第1ロープ保持具15、第2ロープ保持具16、第3ロープ保持具17及び案内プーリ18を昇降路3内の建屋梁などの強度部材から取り外して片付けると共に、テンション付加装置12を乗りかご6上から取り外して片付け、かつ、既設主ロープ回収用巻き取り機13及び新主ロープ供給ドラム体14を最上階乗り場3Aから片付ければよい。
上記エレベーターの主ロープ交換方法において、既設主ロープ4から取り外して、第1ロープ保持具15、第2ロープ保持具16及び第3ロープ保持具17を既設主ロープ4から取り外して、既設主ロープ4及び新主ロープ10の全体にテンションが掛けられた状態とした際に、既設主ロープ4と新主ロープ10との間でテンションのバランスが異なっていても、制動手段27によりテンション付加装置12の回転軸24の回転を制動させた状態を開放させた後に、シーブ2を回転させて、新主ロープ10を新主ロープ用ドラム26、26A、26Bから引き出すようにすることにより、その新主ロープ10を、昇降路内に落下させることなく、案内プーリ18―カウンタプーリ7―そらせ車8―巻上機のシーブ2の順で、円滑に移動させることができる。
上記エレベーターの主ロープ交換方法において、既設主ロープ4は、テンション付加装置12の既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bを2回半程度、時計方向に巻回した後、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bから昇降路3の最上階乗り場3Aに向って引き出されると共に、新主ロープ供給ドラム体14に巻かれた新ロープ10は、テンション付加装置12の新主ロープ用ドラム26、26A、26Bを2回半程度、時計方向に巻回した後、既設主ロープ4に引っ張られて新主ロープ用ドラム26、26A、26Bから引き出されている際、何らかの理由によって、主ロープ交換作業を一時的に中止させるために、シーブ2の回転を停止させても、制動手段27を操作してテンション付加装置12の回転軸24の回転を制動させることより、既設主ロープ用ドラム25、25A、25B及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bが回転しないようになるので、新ロープ10がそれ自身の重量で昇降路内に落下してしまうようなことがない。
上記実施形態のテンション付加装置12では、押付手段28、29、30、31により、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bと既設主ロープ4との間及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bと新ロープ10との間に摩擦力が生じているので、送り保持手段32による新ロープ10を把持する力を小さく設定できるため、送り保持手段32で新ロープ10を把持することによる新ロープ10の損傷を防止できる。また、押付手段28、31は、ジャッキボルト34、34Aにより、上下動させることで、既設主ロープ用ドラム25、25A、25Bと既設主ロープ4との間及び新主ロープ用ドラム26、26A、26Bと新ロープ10との間に摩擦力を、交換する新ロープ10の自重に応じて最適な状態に調整することができる。
上述のエレベーターの主ロープ交換方法では、複数個の既設主ロープ4のすべてにつき、上記第3工程から第8工程の作業を、順次繰り返して行うようにしているが、これに限定されない。乗りかご6上や昇降路3の状況に応じて、上記第4工程から第5工程の作業を、複数個の既設主ロープ4のすべてにつき、繰り返して行った後、上記第6工程から第8工程の作業を、複数個の既設主ロープ4のすべてにつき、繰り返して行うようにしてもよい。
上記実施形態では、テンション付加装置12は、乗りかご6の上に設置されているが、これに限定されない。昇降路3の最上階乗り場3Aに、テンション付加装置12を設置するようにしてもよい。また、既設主ロープ回収用巻き取り機13及び新主ロープ供給ドラム体14を昇降路3の最上階乗り場3Aに設置するようにしているが、乗りかご6の上に設置するようにすることも可能である。
上記実施形態では、制動手段27は、回転軸24に、直接、制動力を掛ける方式としているが、これに限定されない。ディスクブレーキによる制動方式あるいはギアを用いたギア制動方式としてもよい。
本発明の一実施形態に係わるエレベーターの主ロープ交換方法を説明するための概略説明図である。 本発明の一実施形態を示し、主ロープ交換用テンション付加装置の正面概略図である。 本発明の一実施形態を示し、主ロープ交換用テンション付加装置の新主ロープ用ドラム側の動作説明図である。 本発明の一実施形態を示し、主ロープ交換用テンション付加装置の既設主ロープ用ドラム側の動作説明図である。 本発明の一実施形態を示し、既設主ロープ端部を機械室の床に支持するボルト部材及び主ロープ止め金具部分の拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係わるエレベーターの既設主ロープ端部を機械室の床から取り外すために、主ロープ引き上げ用ワイヤーを乗りかご上に送り出した状態を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係わるエレベーターの既設主ロープ端部を機械室の床から取り外すために、保持リングを主ロープ引き上げ用ワイヤーで持ち上げた状態を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係わるエレベーターの既設主ロープ端部を機械室の床から取り外してその既設主ロープ端部をボルト部材及び主ロープ止め金具と一緒に乗りかご上に降ろした状態を示す概略説明図である。
符号の説明
1 機械室
1A 床
1B 穴
2 巻上機のシーブ
3 昇降路
3A 最上階乗り場
3B 昇降路の底部
4 既設主ロープ
4A 既設主ロープの一端
4B 既設主ロープの他端
5 乗りかご用プーリ
6 乗りかご
7 カウンタプーリ
8 そらせ車
9 カウンタウェート
10 新主ロープ
11 乗りかご吊り上げ手段
12 テンション付加装置
13 既設主ロープ用回収用巻き取り機
14 新主ロープ供給用巻き取り機
15 第1ロープ保持具
16 第2ロープ保持具
17 第3ロープ保持具
18 案内プーリ
19 カウンタプーリ用ロープ外れ装置
20 カウンタウェート用支持部材
21 載置台
22、23 支持部材
24 回転軸
25、25A、25B 既設主ロープ用ドラム
26、26A、26B 新主ロープ用ドラム
27 制動手段
28、29、30、31 押付手段
32 送り保持手段
33 逆走保持手段
34、34A ジャッキボルト
35 主ロープ止め金具
36 ボルト部材
37 バネ部材
38 ナット
39 引き上げ保持部材
40 主ロープ引き上げ用ワイヤー
41 保持リング
42 緩衝器
43 接続部

Claims (2)

  1. 巻上機のシーブに巻回されてその両端が昇降路の頂部に支持固定される複数本の既設主ロープと、この既設主ロープの一端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープに乗りかご用プーリを係合させて支持される乗りかごと、既設主ロープの他端と巻上機のシーブとの間で既設主ロープにカウンタプーリを係合させて支持されるカウンタウェートとを備え、乗りかごを昇降路の頂部近傍に、かつ、カウンタウェートを昇降路の底部近傍に、それぞれ仮保持した状態で、既設主ロープの両端近傍を切断し、その既設主ロープの乗りかご側切断端を既設主ロープ回収用巻き取り手段に連結すると共に、その既設主ロープのカウンタウェート側切断端を新主ロープ供給ドラム体に予め巻回してある新主ロープの一端に接続した後、巻上機を駆動して既設主ロープを前記既設主ロープ回収用巻き取り機に回収しながら新主ロープに交換するエレベーターの主ロープ交換方法に用いられものであって、同一軸上に設けた既設主ロープ用ドラムと新主ロープ用ドラムを有し、しかも、前記既設主ロープ回収用巻き取り手段に回収される既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラムに巻回させる方向と新主ロープ供給ドラム体から供給される新主ロープを前記新主ロープ用ドラムに巻回させる方向とが同一方向となるように、前記既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラムに、かつ、前記新主ロープを前記新主ロープ用ドラムに、それぞれ巻回させてなるエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置において、前記既設主ロープ用ドラム及び前記新主ロープ用ドラムを制動させるための制動手段を設けたことを特徴とするエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置。
  2. 前記既設主ロープ用ドラム若しくは前記新主ロープ用ドラムの外周に位置して、前記既設主ロープ用ドラムに巻かれた既設主ロープを前記既設主ロープ用ドラム側に押し付けると共に、前記新主ロープ用ドラムに巻かれた新主ロープを前記新主ロープ用ドラム側に押し付ける押付手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの主ロープ交換用テンション付加装置。
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