JP2003260290A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2003260290A JP2002062500A JP2002062500A JP2003260290A JP 2003260290 A JP2003260290 A JP 2003260290A JP 2002062500 A JP2002062500 A JP 2002062500A JP 2002062500 A JP2002062500 A JP 2002062500A JP 2003260290 A JP2003260290 A JP 2003260290A
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修司 堀田
Katsuji Onishi
勝司 大西
Taro Otsuki
太郎 大槻
Sukehito Ozeki
祐仁 尾関
Takayoshi Akagi
孝嘉 赤木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤水による泡が過剰に発生したことを確実
に検知しつつ、該検知手段のコストダウンを図る。 【解決手段】 乾燥循環風路内の除湿のための冷却水供
給口41の下方に泡検知用の電極26aを設けるととも
に、対となる電極として、洗浄性能を高めるために電解
水を発生させるべく外槽10の底部に設けられた電解水
生成部25の電極を利用する。洗い運転時には電解水生
成用電極は必ず水に浸漬しており、過剰に発生した泡が
縦通気路33に入り込み泡検知用電極26aにまで到達
すると、両電極間に電流が流れて過剰な泡があることが
検知される。泡が検知されると、冷却水供給口41から
冷却水が供給され、縦通気路33内に充満した泡に向け
て水を散水し、電極26aに付着している泡をも洗い流
す。これにより、泡検知のために1個の専用電極を設け
ればよいので、コストダウンが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラム式洗濯機に関
し、更に詳しくは、ドラム式洗濯機における洗剤による
過剰な泡の発生を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム式洗濯乾燥機では、ドラムを内装
した外槽内に洗剤水を貯留した状態でドラムを回転さ
せ、そのドラム内に収容した洗濯物を掻き上げつつ水面
に叩きつけるようにして洗いを行う。そのため、いわゆ
る渦巻き式の洗濯機よりも洗剤水の泡立ちが多くなる傾
向にある。ドラム内で過剰に泡が発生した場合、洗浄性
能やすすぎ性能の低下をもたらすほか、乾燥用の循環風
路などに泡が充満してヒータの腐食などの故障の原因と
なったり、或いは連結部から機外に泡が漏れ出すなどの
おそれもある。そのため、この種のドラム式洗濯乾燥機
では、従来、泡立ちの少ない専用洗剤(低発泡性洗剤)
の使用が指定されることが多かった。
【0003】しかしながら、ユーザが誤って通常の泡立
ちの多い洗剤を使用することも多く、また低発泡性洗剤
を用いた場合でも使用量が適切でないと、泡が異常に発
生してしまうことがある。こうしたことから、最近で
は、外槽内で泡立ちが過剰になった場合に泡を積極性に
消滅させるような制御を行うドラム式洗濯乾燥機も提案
されている。例えば特開平10−33878号公報に記
載の装置では、洗い運転時に泡が異常に増えたときに泡
消し用の散水や外槽への補給水を行うようにしている。
【0004】こうした制御を行うためには、まず異常に
泡が発生したことを検知する必要がある。従来、洗剤に
よる泡を検知する泡センサとして知られているものとし
て、2本の電極棒を所定の距離だけ離して配置したもの
がある。その2本の電極棒間に泡が充満すると、その泡
を通して電極棒間に電流が流れるため、その電流を検出
することにより泡の有無を判断することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした泡検知用の電
極は濡れたり乾いたりを繰り返すため、錆や腐食を防止
するために、ステンレス、チタン、或いは白金でコーテ
ィングしたチタンなどの防錆性、耐腐食性を有する比較
的高価な金属材料が用いられ、コストアップの一要因と
なっていた。
【0006】また、一度電極に泡が付着すると、泡を消
散させるように散水を行っても、電極の周囲に泡がまと
わり付いて暫く残ってしまうことがある。その状態で再
度泡検知を行おうとしても、正確に泡を検知ができない
おそれがある。また、電極に泡が付着したまま乾燥す
る、というサイクルが繰り返されると、電極表面に洗剤
が堆積してゆき、検知不良に至るおそれがある。
【0007】また、洗い運転中に補給水などによって一
旦泡を消しても、それが不充分であると、その次の中間
脱水時にドラムが高速回転されたときに再び泡が多量に
発生し、乾燥用の循環風路に入り込んで、すすぎの給水
などによっても泡の一部が残ってしまうようなおそれも
あった。
【0008】本発明は上記のような点に鑑みて成された
ものであり、その第1の目的は、過剰な泡を検知するた
めの泡検知手段のコストを低減することができるような
ドラム式洗濯機を提供することである。また、第2の目
的は、泡検知部に付着した泡を確実に落として、次の泡
検知を正確に行うとともに洗剤成分の堆積を防止するこ
とができるドラム式洗濯機に関する。更に第3の目的
は、一旦泡の消散を行った後に中間脱水時などに泡が再
度発生することをできるだけ防止するドラム式洗濯機に
関する。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び効果】上記第1の目
的を達成するために成された第1発明は、外槽内にドラ
ムが回転自在に配設され、該外槽内に水を貯留した状態
でドラムを回転させることによりドラム内に収容された
洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機において、 a)前記外槽に貯留された洗剤水に浸漬する位置に設けら
れた、導電性の第1電極部と、 b)前記外槽内又は該外槽の内部に連通する部分にあって
泡の上昇を検知したい位置に設けられた第2電極部と、 c)前記第1、第2電極部の電気的導通を検知することに
より泡の異常発生を認識する泡判定手段と、 を備えることを特徴としている。
【0010】ここで、第1電極部は泡検知のための専用
の電極ではなく、そもそも他の目的のために装備されて
いる導電性部を共用化するものとする。
【0011】その一実施態様として、第1電極部は金属
製のドラムとすることができる。この構成では、ドラム
から直接的に電気信号線を引き出すことは難しいため、
例えば、ドラムを支持する軸体、軸体を支承する軸受、
軸受を内装する軸受ケースなどをいずれも導電体で構成
し、これらを介してドラムと第2電極部との間の電気的
導通の有無を判断するとよい。
【0012】また、近年、洗濯機の一部には、洗浄性能
を向上させるべく電解水を利用した洗濯を行うものが知
られており、このような洗濯機では水を電気分解する必
要がある。そこで、第1発明に係るドラム式洗濯機の他
の実施態様として、第1電極部は、洗浄性能を向上させ
るべく水の電気分解を行うための電極を兼用する構成と
してもよい。このような電極は外槽に貯留された水に必
ず浸漬するような位置に設けられるから、上記第1電極
部として好適である。また、水電気分解用の電極は、多
くの場合、防錆性、耐腐食性などを有する金属から成る
から、その点においても上記第1電極部として好適であ
る。
【0013】一方、第2電極部は、その下端開口が前記
外槽に貯留された水に浸漬する位置に設けられた乾燥用
の風路の内部に取り付けられる構成とすることができ
る。この構成によれば、ドラムの回転や洗濯物の撹拌に
よって洗剤水が泡立ってきたとき、乾燥用の風路内には
必ず泡が上昇してくるから、泡が異常に発生したことを
確実に検知することが可能となる。
【0014】このように第1発明に係るドラム式洗濯機
によれば、従来、2個必要であった泡検知用の電極のう
ちの1個を他の導電部と共用化しているため、泡検知専
用には1個の電極を設けるだけでよく、コストの削減が
達成される。更にまた、第1発明に係るドラム式洗濯機
によれば、第1電極部と第2電極部とが近接しておらず
離れて配置されているので、実際には外槽内に泡が多量
に発生していないにも拘わらず両電極間が導通してしま
うといった不具合が生じにくい。したがって、正確に過
剰な泡の発生を検知することができる。
【0015】上記第2の目的を達成するために成された
第2発明は、外箱内に設けた外槽と、該外槽の内部に回
転自在に配設されたドラムと、送風手段、加熱手段及び
除湿手段を有し、前記外槽内に加熱空気を送り込むとと
もに、洗濯物から吐き出される水蒸気を含む空気を外槽
の外部に取り出して除湿した後に再び加熱して循環させ
るための乾燥循環風路と、を具備するドラム式洗濯機に
おいて、前記除湿手段は、前記乾燥循環風路の一部に冷
却水を流すものであって、泡が接触することにより該泡
を検知する接触型の泡検知手段を、前記除湿手段の冷却
水供給口よりも下方で、該冷却水供給口を介して供給さ
れた冷却水が掛かる位置に配置したことを特徴としてい
る。
【0016】第2発明に係るドラム式洗濯機では、例え
ば洗い運転中や中間脱水中、或いはすすぎ運転中に乾燥
循環風路内に泡が侵入して来て泡検知手段にまで達する
と、過剰な泡の発生が検知される。このような泡検知の
結果、外槽内への追加の給水等によって泡が収まった場
合でも、泡検知手段に接触した泡は泡検知手段の周囲に
まとわり着いて残ることがある。そのような場合でも、
乾燥運転が実行されて冷却水供給口から乾燥循環風路内
に冷却水が供給されると、その水の一部が泡検知手段に
掛かるため、泡つまり洗剤成分を洗い流すことができ
る。したがって、この第2発明に係るドラム式洗濯機に
よれば、泡検知手段に付いた泡を洗浄するような専用の
手段を設けることなく、乾燥運転を実行する際に同時に
泡検知手段を洗浄することができる。そのため、構成が
簡単になりコスト削減が可能であるとともに、泡検知手
段を洗浄するためだけに水を使用することがないから、
節水にも寄与する。また、泡検知手段に付着した洗剤成
分が洗濯毎に確実に除去され、次回の洗濯まで持ち越さ
れないので、泡検知手段における洗剤の堆積を防止する
ことができ、泡を確実に検知することが可能となる。
【0017】また好ましくは、前記泡検知手段はその先
端部が根元よりも下方を向くように傾斜して取り付けら
れているとよい。これによれば、冷却水は根元から先端
部に向かって伝い流れ、先端部から下方に流下する。そ
のため、泡検知手段に付着していた泡は確実に洗い流さ
れる。
【0018】上記第2発明に係るドラム式洗濯機では、
乾燥運転時に泡検知手段が洗浄されるが、場合によって
は、乾燥運転まで実行せずに、洗い、すすぎ、及び脱水
を含む洗濯行程のみで運転を終了するような運転コース
が実行されることもある。そこで、そのような運転コー
スが選択された場合であっても確実に泡検知手段の洗浄
を行うために、冷却水供給口から冷却水を供給して泡検
知手段を洗浄するための洗浄処理を、乾燥行程よりも以
前に実行する構成とすることが好ましい。もちろん、乾
燥行程まで実行される運転コースでは乾燥運転と同時に
洗浄処理を行い、洗濯行程のみが実行される運転コース
では洗濯行程中の適宜の時点で洗浄処理を行うように切
り替えてもよい。
【0019】また、洗濯行程の中で洗いやすすぎ時には
泡検知手段に泡が付着する可能性があることから、乾燥
行程よりも以前に上記洗浄処理を行う場合に、該洗濯行
程の中の一番最後の最終脱水時に洗浄処理を行うように
することが好ましい。これによれば、泡検知手段への洗
剤のこびりつきを確実に防止することができる。
【0020】もちろん、或る特定の行程時に上記洗浄処
理を実行するのではなく、泡検知手段により泡が検知さ
れたときに洗浄処理を行うようにしてもよい。更に、泡
が検知されたときに行うのに加えて、上記のように最終
脱水時等、所定の行程時に洗浄処理を行うようにしても
よい。
【0021】更にまた、上記第2発明に係るドラム式洗
濯機では、乾燥行程時以外のときに洗浄処理を行う場合
であっても、該洗浄処理の実行時には送風手段を作動さ
せて乾燥循環風路内に送風を行い、且つ、そのときの送
風量を乾燥行程時の送風量よりも多くする構成とすると
よい。すなわち、冷却水を乾燥循環風路に流すときに送
風を行うと、その空気流によって冷却水は細かく分裂
し、水滴が巻き上げられる。そのため、冷却水供給口か
ら供給された冷却水が泡検知手段に直接的には掛かりに
くい場合でも、巻き上げられた水滴が泡検知手段に接触
し、しかも一方向のみではなく様々な方向から水滴が泡
検知手段に接触するため、確実に泡検知手段を洗浄する
ことができる。また、冷却水の巻き上がり作用は送風量
が多いほど強くなるから、洗浄処理時に乾燥行程時より
も送風量を増すこことにより、泡検知手段に対する洗浄
効果を一層高めることができる。
【0022】上記第3の目的を達成するために成された
第3発明は、外槽内にドラムが回転自在に配設され、該
外槽内に水を貯留した状態でドラムを回転させることに
よりドラム内に収容された洗濯物を洗濯するドラム式洗
濯機において、 a)泡が異常に発生したことを検知する泡検知手段と、 b)前記外槽内に貯留された水を機外へと排出するための
排水手段と、 c)洗い運転中に前記泡検知手段により泡の異常発生が検
知された場合には、少なくとも該洗い運転後の前記排水
手段による排水時間を長くする運転制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0023】洗い運転中に泡の異常発生が生じる場合、
高発泡性洗剤が使用されている、洗剤量が水量に比べて
多過ぎる等、原因は不明であるものの、少なくとも外槽
内で泡が立ち易い状態になっていると想定できる。これ
は、例えば泡を消散させるために補給水などを行った場
合でも、完全に解消されていない可能性が高いと看做せ
る。そこで、第3発明に係るドラム式洗濯機では、洗い
運転中に泡の異常発生が検知された場合には、その洗い
運転終了後の排水時に、泡の異常発生がなかった場合よ
りも排水時間を延長し、外槽内に残る洗剤水(洗濯物に
吸水されている分も含む)をできるだけ減らすようにす
る。それにより、例えば洗い運転終了後に中間脱水を行
うべくドラムを高速回転させた場合でも、泡の原因とな
る洗剤水自体が少ないため、泡の発生を抑制することが
できる。
【0024】また上記第3の目的を達成するために成さ
れた第4発明は、外槽内にドラムが回転自在に配設さ
れ、該外槽内に水を貯留した状態でドラムを回転させる
ことによりドラム内に収容された洗濯物を洗濯するドラ
ム式洗濯機において、 a)外槽内に貯留された水の水位を検知する水位検知手段
と、 b)外槽内に所定水位までの水を供給した後、ドラムの回
転駆動後に前記水位検知手段による検知水位が低下して
いる場合に、外槽内に補給水を行う給水制御手段と、 c)前記外槽内に貯留された水を機外へと排出するための
排水手段と、 d)洗い運転中に行われた補給水の回数又は補給水量に応
じて、少なくとも該洗い運転後の前記排水手段による排
水時間を変更する運転制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0025】ドラムの回転駆動後、つまり洗濯物の撹拌
が開始されてからの水位の低下は、洗濯物自体の吸水に
よるものである。したがって、補給水の回数が多いほ
ど、又は補給水の給水量が多いほど、洗濯物が吸水して
いる水量が多い筈である。そこで、第4発明に係るドラ
ム式洗濯機では、洗い運転中に行われた補給水の回数が
多い場合又は補給水量が多い場合には、その洗い運転終
了後の排水時に、補給水の回数が少ない場合又は補給水
量が少ない場合よりも排水時間を延長する。洗濯物に吸
水されている水は排水時に徐々に外へしみ出してくるか
ら、排水時間を長くとることにより、外槽内に残る洗剤
水(主として洗濯物に吸水されている洗剤水)を減らす
ことができる。それにより、例えば洗い運転終了後に中
間脱水を行うべくドラムを高速回転させた場合でも、泡
の原因となる洗剤水自体が少ないため、泡の発生を抑制
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るドラム式洗濯
機の一実施例であるドラム式洗濯乾燥機について、図面
を参照して説明する。
【0027】図1は本実施例のドラム式洗濯乾燥機の外
観斜視図、図2は上部の側面縦断面図である。このドラ
ム式洗濯乾燥機において、外箱1は、上面部1aと前面
部1bとの間の角部がやや丸みをもちつつ前下がりにな
った傾斜状(以下「傾斜部1c」という)を有し、この
傾斜部1cからその後方の上面部1aにかけて大きな洗
濯物投入口3が開口し、この洗濯物投入口3を開閉する
ための上蓋2は、図2に示すように、横方向に水平に延
伸する軸2a,2bにより、洗濯物投入口3の後方に二
つ折り状態で起立可能である。
【0028】上蓋2の左側には前方に引き出し自在の洗
剤容器4が、右側には前後方向に延伸して操作パネル5
が設けられている。操作パネル5には、運転コースや予
約時間等を設定するためなどの各種の操作キーと、これ
ら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知
したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するた
めの各種の表示器が適宜に分散して配置されている。操
作パネル5はそのほぼ全体が斜め上方を指向しているた
め、使用者が本洗濯乾燥機の前方に立った姿勢で斜め下
方を見下ろしたとき、操作パネル5面はその視線に対し
て垂直に近い状態となり、表示が見易く且つ操作キーも
押し易いという配慮がなされている。
【0029】次に、図3〜図7に基づき、本ドラム式洗
濯乾燥機の内部構成について概略的に説明する。図3は
本洗濯乾燥機内部の要部の正面縦断面図、図4は同じく
内部の左側面図、図5は内部の右側面縦断面図、図6は
内部の右側面図、図7は内部の乾燥循環風路を中心に描
いた正面縦断面図である。
【0030】外箱1の内部にあっては、周面が略円筒形
状で両端面がほぼ閉塞された外槽10が、外箱1の左右
側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方か
ら吊下げ支持する二本のばね11と、前後方向に外槽1
0の下部を支持するダンパ12とにより適度に揺動自在
に保持されている。この外槽10の内部には、洗濯物を
内部に収容するための内槽として、多数の通水穴が穿孔
された略円筒形状の周面の両端面がほぼ閉塞されている
横型のドラム13が、左右方向に延伸する水平軸線Cを
中心に回転自在に設けられている。
【0031】ドラム13の左端面中央に固着された主軸
14は、外槽10の左端面に固定されている第1軸受ケ
ース16に保持された軸受17により支承されている。
他方、ドラム13の右端面中央に固着された補助軸15
は、外槽10の右端面に固定されている第2軸受ケース
18に保持された第2軸受19により支承されている。
この主軸14及び補助軸15により上記水平軸線Cが形
成される。外槽10の左端面から側方へと突出した主軸
14の先端には、アウタロータ型のモータ20のロータ
20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケ
ース16にはモータ20のステータ20aが固定されて
いる。図示しない制御回路からステータ20aに駆動電
流が供給されるとそれによってロータ20bが回転し、
主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラ
ム13が回転駆動される。
【0032】外槽10の周面の上部から斜め前方にかけ
て、外箱1の洗濯物投入口3と一致する位置に、洗濯物
を出し入れするための外槽開口100が設けられ、外槽
開口100は左右水平方向に延伸する軸を中心に回動自
在に設けられた外槽扉101により開閉自在となってい
る。また、ドラム13の周面(胴部)にも洗濯物を出し
入れするためのドラム開口130が設けられ、ドラム開
口130は、前後方向に観音開き構造を有する二枚の扉
体131a,131bから成るドラム扉131により開
閉自在となっている。但し、ドラム13は回転可能であ
るため、ドラム開口130が外槽開口100と径方向に
一致した位置でドラム13が停止状態を維持するよう
に、ステータ20aの下方にはドラムロック装置21が
設けられており、ドラム13停止時にはドラムロック装
置21から突出する係合凸部とロータ20bに形成され
ている係合凹部とが噛み合い、ドラム13の停止位置が
決まる。
【0033】また、外槽10の右側底部には排水口22
が設けられ、排水口22はトルクモータの動作により開
閉する排水バルブ23を介し、図示しない排水ホースを
通して外部の排水溝へと接続されている。また、外槽1
0の底部には一段窪んだ凹陥部が形成されており、そこ
にはほぼ水平に延在する水加熱ヒータ24が配設されて
おり、外槽10内に貯留された水を加熱することができ
るようになっている。また、その凹陥部よりも前方側の
外槽10底部(最低の洗濯水位Lよりも低い位置)に
は、外槽10内に貯留された水を電気分解するために複
数枚の板状の電極を含む電解水生成部25が着脱可能に
配設されている。電解水生成部25の板状電極は耐腐食
性を有するべくチタンの表面に白金をコーティングした
ものであり、この電極が水中に没する状態で電極間に所
定電圧を印加すると、次亜塩素酸と活性酸素を含む電解
水が生成され、これによって洗浄性能や除菌効果を高め
ることができる。
【0034】ドラム13を挟んでモータ20と反対側
の、外槽10の右端面及び第2軸受ケース18の外側及
び後方には、乾燥運転の際に加熱空気を外槽10内に循
環供給するための乾燥循環風路が設けられている。すな
わち、乾燥循環風路は、外槽10の胴部と一体に成形さ
れ、外槽10後方底部に開口30を有する底部通気路3
1と、外槽10の右端面外側に取り付けられる除湿パイ
プ32内に形成される縦通気路33と、この縦通気路3
3の上部に接続され、水平やや斜め上方に延伸する後部
通気路34と、ファンモータ37により回転駆動される
ファン36が内装されたファン室35と、外槽10の右
端面上部に取り付けられたヒータカバー38内に形成さ
れ、ファン室35の右側方からほぼ水平に延伸し外槽1
0の端面外側において前方に屈曲し、更に下方向に屈曲
した横通気路39とを含む。ヒータカバー38内にはシ
ーズヒータである乾燥用ヒータ40が加熱手段として配
設されており、横通気路39の末端は第2軸受ケース1
8に形成された開口18aを介して外槽10内に連通し
ている。
【0035】縦通気路33内の上部には冷却水供給口4
1が設けられるとともに、その下方には管路の断面を内
側に絞った冷却水跳ね返し部42が設けられている。ま
た、その途中には除湿パイプ32の壁面から管路内に突
出するように、先端が斜め下方を指向した泡検知用の電
極26aが設けられている。冷却水供給口41には図示
しない給水バルブ(後記の冷却水バルブ57a)から引
導される冷却水管が接続されており、この冷却水供給口
41から縦通気路33内に冷却水が供給されると、落下
した水の多くは冷却水跳ね返し部42に当たって細かく
分裂しながら跳ね返るため、その上部空間には水滴によ
る冷却層が形成される。主として、この冷却層が外槽1
0から排出された空気を除湿するための除湿部として機
能する。
【0036】上記構成において、ファンモータ37によ
りファン36が回転駆動されると、ファン36は後部通
気路34側から吸い込んだ空気を横通気路39に向けて
吐き出す。そのため、ファン室35から横通気路39を
通って開口18aへと向かう空気流が形成され、その途
中で乾燥用ヒータ40との熱交換によって加熱された空
気が、開口18aを通して外槽10内へと送り込まれ
る。ドラム13の右端面には補助軸15の周囲に複数の
開口を放射状に有しており、主としてその開口からドラ
ム13内へと加熱空気が流れ込む。ドラム13内に濡れ
た洗濯物が収容されている場合、加熱空気は洗濯物同士
の隙間や洗濯物の繊維の隙間を通過し、その際に洗濯物
から水分を奪う。水分を含む空気は主として通水穴を通
ってドラム13の外側へ出て、ドラム13と外槽10と
の隙間を通って排気出口となる開口30へと向かう。
【0037】そして、開口30から外槽10の外側へ取
り出された、水蒸気を多量に含む空気は、底部通気路3
1を通って上記除湿部に達し、冷却水との熱交換によっ
て急激に冷却される。その結果、空気に含まれる水蒸気
は凝縮して水となり、除湿された乾いた空気がファン室
35へと戻り、再び乾燥用ヒータ40で加熱されるよう
に循環される。除湿部で凝縮・液化(結露)した水は冷
却水と一緒になって除湿パイプ32の内壁を流下し、そ
の下端から主として底部通気路31内を通って外槽10
側へと流れ込み、排水口22から機外へと排出される。
【0038】図8は、上記構成を有する本実施例のドラ
ム式洗濯乾燥機の電気系ブロック構成図である。制御部
50はCPU、ROM、RAM、タイマなどを含むマイ
クロコンピュータ(マイコン)を中心に構成されてお
り、ROMに格納されている制御プログラムに基づい
て、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の各行程の運転動作を
行うための各種の制御を実行する。制御部50には、使
用者が各種設定や指示を与えるために操作パネル5に設
けられた各種操作キー52からキー入力信号が与えられ
るとともに、外槽10内に貯留された水の水位を検知す
る水位センサ54、洗いやすすぎ行程時には水温を、乾
燥行程時にはドラム13出口側の温度を検出するドラム
出口温度センサ55、乾燥行程時に除湿後の冷却水の温
度を検出する冷却水温度センサ56、上記泡検知用の電
極26aを含み、後述のように構成される泡検知部26
からそれぞれ検出信号が入力される。
【0039】また、制御部50には負荷駆動部51が接
続されており、この負荷駆動部51を介してドラムモー
タ20、ファンモータ37、水加熱ヒータ24、乾燥用
ヒータ40、冷却水バルブ57aを含む給水バルブ5
7、排水バルブ23、電解水生成部25、ドラムロック
装置21等の動作を制御する。なお、本実施例のドラム
式洗濯乾燥機では、操作キー52からの設定により、洗
濯及び乾燥の全ての行程を連続的に行わせることがで
き、またいずれかの行程のみを選択的に行わせることも
できる。
【0040】次に、本実施例のドラム式洗濯乾燥機にお
ける特徴的な構成要素について、詳細に説明する。
【0041】本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、洗い
運転時には洗剤水を外槽10内に貯留し、その状態でド
ラム13を低速で回転させることによってドラム13内
に収容されている洗濯物の叩き洗いを実行する。その際
に、低発泡性洗剤でない洗剤が使用されたり、或いは低
発泡性洗剤であっても量が多すぎたりすると、外槽10
内に異常に泡が発生し、縦通気路33内部にまで泡が上
昇してゆくことになる。そこで、洗剤水から発生する泡
が過剰になったことを検知するための泡検知部26が設
けられている。この泡検知部26は、泡に接触すること
により泡を検知する手段として、縦通気路33内に設け
られた棒状の泡検知用電極26aを含むとともに、電解
水生成部25の一部である板状の電極を利用する。次
に、泡検知部26の構成と具体的動作について説明す
る。
【0042】図9は泡検知部26を中心とする回路構成
図、図10はこの回路の動作を示す波形図である。図9
において、25a,25bは電解水生成部25に含まれ
る電極である。
【0043】図9に示すように、所定周波数で発振する
発振器70の出力(A点)はコンデンサ71を介して泡
検知用電極26aに接続されるとともに、比較器72を
介して制御部50に入力されている。一方、電解水生成
用電極25bはスイッチ73を介して電圧が20Vであ
る電源に接続され、それと組になる他方の電解水生成用
電極25aは接地されている。電解水生成部25におい
て水を電気分解する際にはスイッチ73が閉成され、両
電解水生成用電極25a,25b間に20Vの直流電圧
が印加されることになる。
【0044】乾燥循環風路の縦通気路33内に泡が充満
していない場合、つまり泡検知用電極26aの位置まで
泡が上昇していない場合には、泡検知用電極26aは開
放端であるため電気的にはコンデンサ71が無いものと
看做すことができる。そのため、図10(A)に示すよ
うな矩形波信号が比較器72に入力される。比較器72
はA点の電位とB点の電位(4V)とを比較し、A点電
位がB点電位よりも低いときに5V、そうでないときに
は0Vを出力する。したがって、制御部50には0−5
Vの矩形波信号が入力される。
【0045】これに対し、乾燥循環風路の縦通気路33
に泡が充満した場合には、泡検知用電極26aと電解水
生成用電極25aとは泡及び水を介して導通するため、
泡検知用電極26aが接地されるのと等価になる。その
ため、コンデンサ71には充放電の電流が流れ、その容
量を矩形波信号の周期に対して適宜の値に定めておく
と、コンデンサ71は完全には充放電されないために、
A点の電圧は図10(B)に示すように2.5V付近を
中心にした非常に小さな振幅となる。そのため、制御部
50には5Vの連続的な信号が入力される。したがっ
て、制御部50は、入力信号が連続的に「H(=5
V)」状態であるか、或いは「H」及び「L(=0
V)」の繰り返し状態であるのかを判定することによ
り、過剰な泡の有無を判定することができる。
【0046】なお、泡が有る場合、スイッチ73のオン
とオフの切り替えの瞬間にはコンデンサ71の両端電圧
は変動するが、切り替え後暫時経過すると、コンデンサ
71の直流成分遮断の作用によりほぼ同一の定常値に落
ち着く。したがって、スイッチ73のオン・オフに拘わ
らず上記波形が制御部50に入力される。
【0047】図11は制御部50で実行される、泡の有
無の判定処理を含む泡検知処理のフローチャートであ
る。
【0048】制御部50では、まず泡検知カウント値C
をリセットし(ステップS100)、次に泡検知フラグ
Fを0にする(ステップS101)。そして、上記のよ
うな入力信号が「H」であるか否かを判定し(ステップ
S102)、「H」である場合には泡検知カウント値C
を1だけ増加させ(ステップS103)、その値が10
0に達したか否かを判定する(ステップS104)。泡
検知カウント値Cが100に達していないと判定される
と、泡検知フラグFが1であるか否かを判定し(ステッ
プS107)、フラグFが1でない、つまり0である場
合にはステップS102へと戻る。
【0049】したがって、図10(B)に示したように
入力信号が連続的に「H」である場合には、ステップS
102→S103→S104→S107の処理を繰り返
すことになり、泡検知カウント値Cが100に達したと
きに泡検知フラグFが1にセットされるとともに(ステ
ップS105)、泡検知カウント値Cはゼロにリセット
される(ステップS106)。このときにはフラグFが
1になっているため、ステップS107からステップS
108へ進み、泡消散処理を実行する。
【0050】泡消散処理の一例としては、ドラム13の
回転を停止させ、冷却水バルブ57aを開放し、冷却水
供給口41から縦通気路33内に冷却水を流す。これに
より、縦通気路33内下方に充満していた泡に対して散
水が行われるため泡が消えてゆき、また、冷却水の一部
は泡検知用電極26aを伝い落ちて、それにまとわり付
いていた泡をも確実に洗い流す。更に、冷却水は外槽1
0内に流れ込むから、外槽10内に貯留されている洗剤
水は薄められることになるため、泡が消散するのみなら
ず、以降の泡の発生も抑制される。但し、冷却水を追加
給水しただけであると外槽10内の水位が上昇してしま
うから、排水バルブ23を開いて一部の洗剤水を機外に
排出する。このような泡消散処理は所定時間だけ継続し
て行う。そして、泡消散処理実行後はステップS101
へと戻り、フラグFをリセットして同様の判定処理へと
戻る。
【0051】一方、過剰な泡がない場合には、入力信号
は「H」及び「L」を繰り返し、しかもその繰り返しの
周期は、制御部50での上記ステップS102→S10
3→S104→S107の処理を100回繰り返すより
も短い周期となるように設定されている。そのため、或
る時点で複数回連続して入力信号が「H」と判定された
場合であっても、泡検知カウント値Cが100に達する
以前に入力信号は「L」となるから、そのときにはステ
ップS102→S109→S106と進み、泡検知フラ
グFは0になり、更に泡検知カウント値Cはゼロにリセ
ットされる。したがって、ステップS107でフラグF
を判定する時点で常にフラグFは0となっていて、泡消
散処理が実行されることはない。
【0052】以上のような動作により、泡が乾燥循環風
路内の所定位置まで上昇してきたことを確実に検知し、
その検知時には冷却水を流して確実に泡を消散させるこ
とができる。更に、一旦泡の消散を行った後も、洗い運
転を再開することによって再び泡が充満してきたなら
ば、再度冷却水を流して泡を消散させることができる。
【0053】上記のような過剰な泡の発生は、洗剤水を
用いた洗い運転時、及び洗い運転終了後に洗剤水を排出
した後行われる1回目の中間脱水の際に生じる可能性が
高い。特に、中間脱水時にはドラム13が高速で回転さ
れるため、洗濯物から吐き出された洗剤水が激しく撹拌
されることとなり、泡の発生が著しい。そこで、本実施
例のドラム式洗濯乾燥機では、洗い運転時に特徴的な制
御を行うことにより、引き続き行われる中間脱水時での
過剰な泡の発生を抑制するようにしている。
【0054】図12はその特徴的な洗い行程時の一部の
制御フローチャートである。この図12に基づいて動作
を説明する。
【0055】制御部50では、洗剤水が外槽10に貯留
されている状態でドラム13を低速回転させることによ
り洗い運転を実行しているとき(ステップS10)、洗
い運転時間が終了したか否かを判定し(ステップS1
1)、洗い運転時間が終了していなければ上述した方法
で過剰な泡の有無を判定し(ステップS12)、泡が有
ると判定された場合には上記泡消散処理を実行する(ス
テップS13)。
【0056】所定の洗い運転時間が終了すると、排水バ
ルブ23を開放して外槽10から機外への排水を開始す
る(ステップS14)。その後、水位センサ54からの
水位検知信号を監視し、外槽10内の水位がリセット水
位まで下がったか否かを判定する(ステップS15)。
リセット水位は外槽10内でかなり低い位置に設定され
た水位であり、例えば水位センサ54により検知可能な
最低水位とすることができる。
【0057】水位がリセット水位まで下がったことを検
知すると、洗い運転中に泡消散処理を最低1回実行済み
であるか否かを判定し(ステップS16)、泡消散処理
を実行していた場合には、リセット水位到達後更に1分
間その状態で待機した(ステップS17)後に中間脱水
行程に移行して、ドラム13の高速回転駆動を開始する
(ステップS19)。一方、泡消散処理を実行していな
い場合には、リセット水位到達後更に30秒だけその状
態で待機した(ステップS18)後に、中間脱水行程に
移行する。すなわち、泡消散処理を実行した場合には、
洗剤水が泡立ち易くなっているほか、水に比べて排出さ
れにくい泡が残り易い。そこで、リセット水位到達後の
待機時間、つまり排水時間をより長くとることによっ
て、外槽10内に残留する洗剤水や泡をより確実に機外
に排出するようにしている。これにより、中間脱水の際
に過剰な泡の発生を抑制することができる。
【0058】なお、洗い運転時よりも可能性は低いもの
の、すすぎ運転時やその後の中間脱水時にも過剰な泡が
発生する可能性はあるから、すすぎ運転時にも上記説明
したような制御を行うようにようにしてもよい。
【0059】上述したように、洗い運転時(及びすすぎ
運転時)に過剰な泡の発生が検知されたとき、泡消散処
理を行うと同時に泡検知用電極26aの洗浄処理(以
下、「電極洗浄処理」という)を行うことができる。し
かしながら、電極洗浄処理は泡検知用電極26aに付着
している泡(洗剤成分)を洗い流すのが目的であるか
ら、泡を検知したときに限らず、洗濯行程中の及び乾燥
行程中の適当な時点で行えばよい。ただ、乾燥行程中に
電極洗浄処理を行うように決めておくと、洗濯行程のみ
で運転を終了するような運転コースが設定された場合
に、電極洗浄処理が実行されないことになる。そこで、
好ましくは、乾燥行程よりも以前の洗濯行程の期間中に
電極洗浄処理を実行することができるようにしておくと
よい。
【0060】また、上記のような泡消散処理と同時に行
われる電極洗浄処理だけでは、泡検知用電極26aに付
着している洗剤成分が完全には洗い流されない可能性も
ある。そこで、本実施例のドラム式洗濯乾燥機では、洗
い運転の泡消散処理とは別に、次に説明するような電極
洗浄処理を実行している。図13はこの電極洗浄処理に
関する制御フローチャートである。
【0061】電極洗浄処理において、制御部50では、
最終脱水行程が開始されたか否かを判定し(ステップS
60)、最終脱水行程でなければ処理を終了する。最終
脱水行程である場合には、次に洗い行程時やすすぎ行程
時に上記泡検知処理によって過剰な泡が検知された否か
を判定する(ステップS61)。泡が検知されていなけ
れば、泡検知用電極26aに泡が付着している可能性は
きわめて低いので、そのまま処理を終了する。洗い行程
時やすすぎ行程時に1回でも過剰な泡が検知されている
場合には、ファンモータ37を作動させるとともに冷却
水バルブ57aを開放する(ステップS62)。これに
より、冷却水供給口41から縦通気路33内に冷却水が
流れ込む。ファン36が回転駆動されることによって乾
燥運転時と同様に縦通気路33内には下から上へ向かう
空気流が生じるから、縦通気路33内へ流れ込んだ冷却
水は微細な水滴に分裂して霧状に巻き上げられる。その
ため、流れ込んだ冷却水が直接的には泡検知用電極26
aに掛からなかった場合でも、舞い上がった水滴が様々
な方向から泡検知用電極26aに接触し、該電極26a
に付着していた洗剤成分を伴って滴下する。
【0062】なお、ここでは、この電極洗浄処理におけ
るファンモータ37の回転速度を、乾燥運転時のファン
モータ37の回転速度である4500rpmよりも高い
4700rpmに設定している。これにより、縦通気路
33内を上昇する送風量が乾燥運転時よりも増加するた
め、冷却水の巻き上げ作用が一層顕著になり、比較的高
い位置に設けられている泡検知用電極26aに確実に水
滴が接触する。また、送風量を増加し過ぎると、冷却水
による水滴がファン36や更には乾燥用ヒータ40にま
で達するおそれがあるが、上記記載の程度の送風量の増
加であればそうしたおそれも小さい。そして、上記電極
洗浄を開始し始めてから所定の電極洗浄時間(例えば1
分)が経過したならば(ステップS63で「Y」)、フ
ァンモータ37を停止するとともに冷却水バルブ57a
を閉鎖して(ステップS64)処理を終了する。
【0063】最終脱水行程以降、新たに泡検知用電極2
6aに泡が付着する可能性は殆どないから、最終脱水行
程時に上記のような電極洗浄処理を行うことにより、そ
の洗濯の際に泡検知用電極26aに付着していた洗剤成
分を確実に洗い流し、次回の洗濯に持ち越すことがない
という利点がある。
【0064】また、洗濯行程の後に乾燥行程を実行する
ような運転コースが設定されている場合には、最終脱水
行程時に上記のような電極洗浄処理を実行せずとも、乾
燥運転時に縦通気路33に流される冷却水によって泡検
知用電極26aは洗い流される筈である。したがって、
運転コースの設定内容に応じて、最終脱水行程時に電極
洗浄処理を行うか否かを選択するようにしてもよい。乾
燥運転時に除湿のために供給される冷却水を泡検知用電
極26aの洗浄にも利用すれば、それだけ水の使用量も
少なくて済む。もちろん、洗浄の確実性のみの観点から
みれば、電極洗浄処理の機会を多くしておくことが好ま
しいのは言うまでもない。
【0065】次に、上記実施例と同様に、洗い運転後の
中間脱水時に過剰な泡の発生を抑制することができる、
他の実施例による制御方法について、図14及び図15
のフローチャートに従って説明する。
【0066】洗い行程が開始されると、補給水回数カウ
ント値Cをゼロにリセットし(ステップS30)、給水
バルブ57を開放して外槽10内への給水を開始する
(ステップS31)。この給水の際に予め洗剤容器4に
収容されていた洗剤が水に溶け出して外槽10へと供給
される。給水開始後、水位センサ54からの検知信号に
より外槽10内の水位が設定水位に到達したか否かを判
定する(ステップS32)。自動運転では、設定水位は
洗い行程に先立って行われる負荷量検知の結果に基づい
て自動的に決められる。
【0067】設定水位まで給水が行われると、給水バル
ブ57を閉鎖して給水を停止し(ステップS33)、ド
ラムモータ20を駆動してドラム13を低速で回転させ
る(ステップS34)。これにより、ドラム13内に収
容されている洗濯物は掻き上げられ、更に水面に落下さ
れる。ドラム13回転開始から1分が経過すると(ステ
ップS35で「Y」)、ドラム13の回転を一時的に停
止させ(ステップS36)、そのときの水位Lxを測定
する(ステップS37)。先の給水時には未だ洗濯物は
完全には吸水しておらず、ドラム13を回転させる間に
洗濯物に水が染みこんでゆく。そのため、始めは洗濯物
が吸水する分だけ外槽10内の水位は低下する。
【0068】測定した水位Lxを設定水位と比較し(ス
テップS38)、水位Lxが下がっている場合には、給
水バルブ57を再度開放して補給水を開始する(ステッ
プS39)。そして、補給水回数カウント値Cを1だけ
増加させ(ステップS40)、ステップS32へと戻
る。したがって、ステップS39→S40→S32→S
33の処理により、洗濯物に吸水されて水位が下がった
分だけ水量が増加される。
【0069】そして、1乃至複数回補給水が行われ洗濯
物が充分に吸水すると、それ以上水位は低下しなくなる
から、ステップS38からS41へと進み、ドラム13
を所定の洗い運転を行うように回転させ、それを洗い運
転時間が経過するまで続ける(ステップS42)。洗い
運転時間が経過すると、排水バルブ23を開放して外槽
10から機外への排水を開始する(ステップS43)。
その後、水位センサ54からの水位検知信号を監視し、
外槽10内の水位がリセット水位まで下がったか否かを
判定する(ステップS44)。
【0070】水位がリセット水位まで下がったことを検
知すると、補給水回数カウント値Cを判定し、それが0
である場合、つまり補給水を全く行わなかった場合に
は、リセット水位到達後30秒その状態で待機した(ス
テップS46)後に中間脱水行程に移行して、ドラム1
3の高速回転駆動を開始する(ステップS50)。ま
た、補給水回数カウント値Cが1以上4以下である場合
には(ステップS47で「Y」)、リセット水位到達後
更に60秒間その状態で待機した(ステップS48)後
に中間脱水行程に移行する。また、補給水回数カウント
値Cが5以上である場合には(ステップS47で
「N」)、リセット水位到達後更に90秒間その状態で
待機した(ステップS49)後に中間脱水行程に移行す
る。
【0071】すなわち、補給水の回数が多いほど、リセ
ット水位到達後の待機時間つまり排水時間が長く設定さ
れる。補給水が多いほど洗濯物にしみこんだ洗剤水の量
が多いと考えられ、外槽10内の水位がリセット水位ま
で下がった以降にも、洗濯物から洗剤水が徐々に吐き出
される。そこで、洗濯物にしみこんだ水の量が多いと想
定される場合には排水時間を長くすることによって、外
槽10内に残る洗剤水の量を少なくしている。これによ
り、中間脱水の際に過剰な泡の発生を抑制することがで
きる。
【0072】なお、上記実施例では、外槽10に貯留さ
れた水に浸漬する位置に電解水生成用の電極が配置され
ているため、この電極を泡検知用として共用している。
しかしながら、電解水生成用電極を備えないドラム式洗
濯機であっても、外槽10に貯留された水と導通する導
電体部(主として金属部)を利用することにより、泡検
知専用の電極(上記実施例で言えば電極26a)は1個
のみ設ければよい。
【0073】具体的には、例えば、ドラム13がステン
レス製である場合、洗い運転時にドラム13の下部は必
ず洗剤水に浸漬しているから、洗剤水と導通している。
また、ドラム13と電気的に導通している主軸14や補
助軸15は金属製の軸受17,19を介して軸受ケース
16,18と導通している。したがって、例えば、軸受
ケース16,18を外槽10に固定しているネジなどか
らリード線を引き出すことにより、外槽10内の洗剤水
と導通する電極として利用することができる。
【0074】なお、上記実施例は本発明の一例に過ぎ
ず、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正を行えること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるドラム式洗濯乾燥機
の外観斜視図。
【図2】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の上部の右側
面図。
【図3】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の要部
の正面縦断面図。
【図4】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の左側
面図。
【図5】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の右側
面縦断面図。
【図6】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の内部の右側
面図。
【図7】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における乾燥
循環風路を中心に描出した正面縦断面図。
【図8】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機の電気系構成
図。
【図9】 泡検知部を中心とする回路構成図。
【図10】 図9に示す回路の動作を示す波形図。
【図11】 制御部で実行される泡の有無の判定処理を
含む泡検知処理のフローチャート。
【図12】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における洗
い行程時の一部の制御フローチャート。
【図13】 本実施例のドラム式洗濯乾燥機における電
極洗浄処理の制御フローチャート。
【図14】 他の実施例によるドラム式洗濯乾燥機にお
ける洗い行程時の一部の制御フローチャート。
【図15】 他の実施例によるドラム式洗濯乾燥機にお
ける洗い行程時の一部の制御フローチャート。
【符号の説明】
1…外箱 2…上蓋 3…洗濯物投入口 4…洗剤容器 10…外槽 100…外槽開口 101…外槽扉 13…ドラム 130…ドラム開口 131…ドラム扉 14…主軸 15…補助軸 16,18…軸受ケース 17,19…軸受 20…ドラムモータ 22…排水口 23…排水バルブ 24…水加熱ヒータ 25…電解水生成部 25a,25b…電解水生成用電極 26…泡検知部 26a…泡検知用電極 31…底部通気路 32…除湿パイプ 33…縦通気路 34…後部通気路 35…ファン室 36…ファン 37…ファンモータ 38…ヒータカバー 39…横通気路 40…乾燥用ヒータ 41…冷却水供給口 50…制御部 51…負荷駆動部 54…水位センサ 57…給水バルブ 57a…冷却水バルブ 70…発振器 71…コンデンサ 72…比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06F 39/08 D06F 39/08 301Z (72)発明者 大槻 太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 尾関 祐仁 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 赤木 孝嘉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA16 AA24 BB12 CA02 CB07 CB49 CB52 CB55 CB57 CB62 FA08 KA25 KB12 KB27 MA01 MA02 MA06 MA07 MA08 MA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内にドラムが回転自在に配設され、
    該外槽内に水を貯留した状態でドラムを回転させること
    によりドラム内に収容された洗濯物を洗濯するドラム式
    洗濯機において、 a)前記外槽に貯留された洗剤水に浸漬する位置に設けら
    れた、導電性の第1電極部と、 b)前記外槽内又は該外槽の内部に連通する部分にあって
    泡の上昇を検知したい位置に設けられた第2電極部と、 c)前記第1、第2電極部の電気的導通を検知することに
    より泡の異常発生を認識する泡判定手段と、 を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記第1電極部は金属製のドラムである
    ことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記第1電極部は、洗浄性能を向上させ
    るべく水の電気分解を行うための電極を兼用することを
    特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記第2電極部は、その下端開口が前記
    外槽に貯留された水に浸漬する位置に設けられた乾燥用
    の風路の内部に取り付けられることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 外箱内に設けた外槽と、該外槽の内部に
    回転自在に配設されたドラムと、送風手段、加熱手段及
    び除湿手段を有し、前記外槽内に加熱空気を送り込むと
    ともに、洗濯物から吐き出される水蒸気を含む空気を外
    槽の外部に取り出して除湿した後に再び加熱して循環さ
    せるための乾燥循環風路と、を具備するドラム式洗濯機
    において、 前記除湿手段は、前記乾燥循環風路の一部に冷却水を流
    すものであって、 泡が接触することにより該泡を検知する接触型の泡検知
    手段を、前記除湿手段の冷却水供給口よりも下方で、該
    冷却水供給口を介して供給された冷却水が掛かる位置に
    配置したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記泡検知手段はその先端部が根元より
    も下方を向くように傾斜して取り付けられていることを
    特徴とする請求項5に記載のドラム式洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗い、すすぎ、及び脱水を含む洗濯行程
    に引き続いて乾燥行程を実行するものであって、前記冷
    却水供給口から冷却水を供給して前記泡検知手段を洗浄
    するための洗浄処理を、前記乾燥行程よりも以前に実行
    することを特徴とする請求項5又は6に記載のドラム式
    洗濯機。
  8. 【請求項8】 前記洗浄処理を前記洗濯行程中の最終脱
    水時に行うことを特徴とする請求項7に記載のドラム式
    洗濯機。
  9. 【請求項9】 前記洗浄処理を前記泡検知手段により泡
    が検知されたときに行うことを特徴とする請求項7に記
    載のドラム式洗濯機。
  10. 【請求項10】 前記洗浄処理の実行時には前記送風手
    段を作動して前記乾燥循環風路内に送風を行い、且つ、
    そのときの送風量を乾燥行程時の送風量よりも多くした
    ことを特徴とする請求項8に記載のドラム式洗濯機。
  11. 【請求項11】 外槽内にドラムが回転自在に配設さ
    れ、該外槽内に水を貯留した状態でドラムを回転させる
    ことによりドラム内に収容された洗濯物を洗濯するドラ
    ム式洗濯機において、 a)泡が異常に発生したことを検知する泡検知手段と、 b)前記外槽内に貯留された水を機外へと排出するための
    排水手段と、 c)洗い運転中に前記泡検知手段により泡の異常発生が検
    知された場合には、少なくとも該洗い運転後の前記排水
    手段による排水時間を長くする運転制御手段と、 を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  12. 【請求項12】 外槽内にドラムが回転自在に配設さ
    れ、該外槽内に水を貯留した状態でドラムを回転させる
    ことによりドラム内に収容された洗濯物を洗濯するドラ
    ム式洗濯機において、 a)外槽内に貯留された水の水位を検知する水位検知手段
    と、 b)外槽内に所定水位までの水を供給した後、ドラムの回
    転駆動後に前記水位検知手段による検知水位が低下して
    いる場合に、外槽内に補給水を行う給水制御手段と、 c)前記外槽内に貯留された水を機外へと排出するための
    排水手段と、 d)洗い運転中に行われた補給水の回数又は補給水量に応
    じて、少なくとも該洗い運転後の前記排水手段による排
    水時間を変更する運転制御手段と、 を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
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