JP2022098680A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】外槽から排気ダクトに流れ込んだ空気に含まれる埃などが排気ダクトの内周面に蓄積するのを抑制する。【解決手段】洗濯乾燥機は、外槽と、外槽内において回転自在に配置された略円筒形状のドラムと、外槽の上部周面壁に形成された流入口61を介して外槽内と連通する排気ダクト60とを備え、流入口61は、正面視においてドラムの回転軸に対して左方向に偏芯する位置に配置され、排気ダクト60は、正面側から背面側に向かって延び且つその背面側が流入口61と対向するように配置される中空の箱状部材であり、排気ダクト60の後部の内周面は、曲面形状に形成される。【選択図】図5
Description
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
従来の洗濯乾燥機501として、図9に示すように、外槽503と、外槽503内において回転自在に配置された略円筒形状のドラム505と、外槽503の周面壁の右上部に配置された吸気ダクト(図示しない)と、外槽503の周面壁の左上部に配置された第1排気ダクト560とを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。第1排気ダクト560の上方には、第1排気ダクト560と連通する第2排気ダクト563が設けられており、第2排気ダクト563の内部には、ファン567及びフィルタ568が配置されている。
洗濯乾燥機501において乾燥工程が行われる際、ファン567が駆動されることにより、洗濯物を乾燥させるための空気が吸気ダクトから外槽503内へ供給されるとともに、外槽503内の空気が排気ダクト560から排出される。第2排気ダクト563内において流れ込んだ空気に含まれる埃や塵やリント(糸屑、毛羽など)がフィルタ568により捕獲される。
従来の洗濯乾燥機501において、第1排気ダクト560は、正面、背面、上面、左側面および外槽503の周面壁によって構成される下面を有しており、前後方向に延びる中空略角柱形状に形成されている。すなわち、第1排気ダクト560の後部560aにおいて、上面と背面とが垂直に接続される。洗濯乾燥機501の乾燥工程において、流入口561から第1排気ダクト560に流れ込んだ空気は、流入口561と対向する第1排気ダクト560の後部560aの上部内周面に衝突するが、上部内周面は、上面と背面とが垂直に接続された上部角部に形成されており、空気に含まれる埃などが上部角部に蓄積されやすい。
また、従来の洗濯乾燥機501において洗濯運転前にドラム洗浄を実施可能なものがあるが、その洗濯乾燥機501では、通常洗濯時のドラム回転数(例えば40~45rpm)の攪拌力によりドラム505内の洗浄が行われるのが一般的である。そのため、ドラム洗浄時の水流は、第1排気ダクト560の上部角部まで到達しないため、第1排気ダクト560の上部角部に蓄積した埃などを除去するのは困難である。仮に、従来の洗濯乾燥機501において、ドラム洗浄時のドラム回転数を大きくして、水流を第1排気ダクト560の上部角部まで到達するようにしたとしても、図10に示すように、第1排気ダクト560の上部角部が平面のため、水流は直線的に衝突し埃などを落としがたく局所的にしか埃などを除去することができない。
そこで、本発明は、外槽から排気ダクトに流れ込んだ空気に含まれる埃などが排気ダクトの内周面に蓄積するのを抑制することを目的としている。
本発明に係る洗濯乾燥機は、外槽と、前記外槽内において回転自在に配置された略円筒形状のドラムと、前記外槽の上部周面壁に形成された流入口を介して前記外槽内と連通する排気ダクトとを備え、前記流入口は、正面視において前記ドラムの回転軸に対して左右方向に偏芯する位置に配置され、前記排気ダクトは、正面側から背面側に向かって延び且つその一端側が流入口と対向するように配置される中空の箱状部材であり、前記排気ダクトの一端側の上側内周面は、曲面形状または斜面形状に形成されることを特徴とする。
本発明に係る洗濯乾燥機において、前記排気ダクトの他端側には、前記排気ダクト内の空気を流出する流出口が形成されており、前記排気ダクトの一端側から他端側に延びる上側内周面は、曲面形状または斜面形状に形成されることが好適である。
本発明に係る洗濯乾燥機において、運転モードとして、前記ドラム内に収容された洗濯物を洗浄するための洗濯物洗浄モードと、前記ドラム内部を洗浄するためのドラム洗浄モードを有しており、前記ドラム洗浄モードにおいて、前記ドラムは、前記洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数で回転駆動されることが好適である。
本発明によれば、排気ダクトに対して空気が流入する流入口と対向する排気ダクトの一端側の上側内周面を曲面形状または斜面形状に形成して、排気ダクトにおいて空気が衝突する部分を曲面形状または斜面形状にすることにより、空気の流れがその下流側に配置されたフィルタに向かって流れやすくなり、埃などの付着が軽減される。そのため、排気ダクトに流れ込んだ空気が上側内周面に衝突した際に、その空気に含まれる埃などが上側内周面に蓄積され難くすることができる。よって、メンテナンス性が向上し、ドラム洗浄モードにより排気ダクトの内部を洗浄する洗浄回数が少なくなる。これにより、排気ダクトに埃などが付着して排気量が低下することによる乾燥性能低下や排気風量減によるエラーなどの発生が抑えられ、排気ダクト内の清掃を行う回数を少なくできる。
本発明によれば、排気ダクトの一端側から他端側に延びる上側内周面を曲面形状または斜面形状に形成することにより、排気ダクトに流れ込んだ空気が上側内周面に衝突した後で流出口に向かって流れる際に、その排気ダクトの内周面に空気に含まれる埃などが蓄積され難くすることができる。
本発明によれば、ドラム洗浄モードにおいて洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数でドラムを回転駆動することにより、ドラム洗浄時の水流は、排気ダクトの上側内周面まで到達するようになる。そのため、排気ダクトの上側内周面に蓄積した埃などを除去することができる。また、排気ダクトの上側内周面を曲面形状または斜面形状にすることにより、上側内周面に衝突した水流が広がりやすく埃などをそぎ落としやすいため、上側内周面に付着した埃などを容易に除去することができる。よって、ドラム洗浄時の水流による洗い流し効果の向上が得られる。よって、ドラム洗浄時の水流による洗い流し効果の向上が得られる。よって、排気ダクトの内部に蓄積した埃などを手で掻き出して清掃する必要がなくなり、自動で洗浄することができる。
以下、本発明の実施形態の乾燥機1について、図に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る洗濯乾燥機1の正面図である。図1では、筐体2内の構造が分かるように正面パネルの一部を取り外した状態を図示している。図2は、洗濯乾燥機1の内部構造を前方右斜め上方から見た図である。図3は、洗濯乾燥機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左側方から見た概略断面図である。図4(a)は、図1の洗濯乾燥機1の内部構造を前方左斜め上方から見た図であり、図4(b)は、図1の洗濯乾燥機1の内部構造を左方から見た図である。なお、図4(a)では、洗濯乾燥機1の内部構造の一部の図示を省略している。
図1は、本発明の第1実施形態に係る洗濯乾燥機1の正面図である。図1では、筐体2内の構造が分かるように正面パネルの一部を取り外した状態を図示している。図2は、洗濯乾燥機1の内部構造を前方右斜め上方から見た図である。図3は、洗濯乾燥機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左側方から見た概略断面図である。図4(a)は、図1の洗濯乾燥機1の内部構造を前方左斜め上方から見た図であり、図4(b)は、図1の洗濯乾燥機1の内部構造を左方から見た図である。なお、図4(a)では、洗濯乾燥機1の内部構造の一部の図示を省略している。
本実施形態の洗濯乾燥機1は、図1に示すように、コインランドリーなどで使用される業務用の洗濯乾燥機であって、やや縦長の筐体2によって外殻が構成されている。
筐体2内の略中央部には、外槽3が設けられている。外槽3は、外部の給水設備などから供給される水を溜めるものであり、略水平な方向に延びる円筒形状に形成されている。外槽3の中央部が円形に開口されており、その開口されている部分が、洗濯物を出し入れするための外槽出入口6として形成されている。
筐体2の前面の略中央部には、外槽出入口6に対応して、外槽出入口6よりやや大きい円形の開口10が外槽出入口6と同心円状に形成されている。開口10には、洗濯物を出し入れする際に使用者が開けるための開閉扉としての扉11が開閉自在に装着されている。扉11は、後述するドラム5の洗濯物出入口22の扉も兼用している。
筐体2の背面には、外部の給水設備などに接続される給水口12が備えられており、給水口12と外槽3とは給水管13により接続される。給水管13の途中部に取り付けられた給水バルブ15が「開」にされることによって、給水口12から給水管13を介して供給される水が外槽3へ流れ込み、外槽3内に溜められる。
外槽3の最下部には、排水口16が形成されており、排水口16には、排水管17が接続されている。排水管17の途中部に取り付けられた排水バルブ18が「開」にされることによって、外槽3に溜められた水が排水管17を介して機外に排出される。
外槽3内には、洗濯物が収容されるドラム5が配置されている。ドラム5は、円筒形状に形成され、中心軸Nを中心に回転自在に設けられている。ドラム5は、その前面中央部に形成され、洗濯物を出し入れするための洗濯物出入口20を有している。ドラム5の周面壁には、ほぼ全周にわたって多数の孔5aが穿孔されており、この孔5aを介してドラム5の内部は外槽3と連通している。これにより、たとえば、洗い工程時に外槽3に溜められた水は、孔5aを通過してドラム5内にも流入する。
ドラム5の後面壁には、中心軸Nに沿って後方へ突出する回転軸30が備えられている。回転軸30の中央部は、外槽3の軸受31により回転自在に保持されており、回転軸30の後端部には、ドラムプーリ32が取り付けられている。
外槽3の後方下寄りには、ドラム5を回転駆動させるためのモータ33が配置されている。モータ33には、その駆動力を伝達するための駆動軸34が回動自在に備えられている。駆動軸34は前方に向かって延び、その前端部にモータプーリ35が取り付けられている。そして、ドラムプーリ32とモータプーリ35との間には、所定の張力でベルト36が掛け回されており、モータ33が駆動されると、その駆動力がモータプーリ35、ベルト36およびドラムプーリ32を介して回転軸30に伝達され、ドラム5が回転される。
外槽3の周面壁の右上部には、第1吸気ダクト50が設けられている。第1吸気ダクト50の下面(外槽3の周面壁の外周面)の中央部やや前寄りには、流入口51が略長方形状に形成されており、吸気ダクト50は、流入口51を介して外槽3と連通している。第1吸気ダクト50の上面後部には、吸気ダクト流入口52が円形状に形成されている。
第1吸気ダクト50の上方には、第2吸気ダクト53が設けられている。第2吸気ダクト53は、図示しない固定部材で筐体2に固定されている。第2吸気ダクト53の前寄りの下端部には、吸気ダクト流入口54が形成されており、機外と連通している。第2吸気ダクト53の吸気ダクト流入口54が形成されている側とは反対側の他端の下端部には、吸気ダクト流出口55が円形状に形成されている。第1吸気ダクト50の吸気ダクト流入口52と第2吸気ダクト53の吸気ダクト流出口55とは、吸気ダクト連結管56によって連結されている。
第2吸気ダクト50の内部には、ヒータ57が配置されている。ヒータ57は、例えば外部のガス供給路(図示せず)から供給されるガスを燃焼させ、その燃焼熱により周囲の空気を加熱するガスヒータであり、このヒータ57をONにすることによって第2吸気ダクト53内の空気は加熱される。つまり、乾燥工程時において、洗濯物を乾燥させるための加熱空気はヒータ57の加熱によって生成される。
外槽3の周面壁の左上部には、第1排気ダクト60が設けられている。第1排気ダクト60は、正面、背面、上面、左側面および外槽3の周面壁によって構成される下面を備えており、前後方向に延びる中空の箱状部材である。
第1排気ダクト60の下面(外槽3の周面壁の外周面)の後部には、流出口61が略長方形状に形成されており、第1排気ダクト60は、流出口61を介して外槽3と連通している。また、第1排気ダクト60の上面には、排気ダクト流出口62が円形状に形成されている。
第1排気ダクト60の後部60aは、図4に示すように、曲面形状に形成されている。すなわち、第1排気ダクト60において流出口61と対向する上側内周面は、曲面形状に形成される。このように、第1排気ダクト60の上側内周面において流出口61と対向する部分の高さは、背面側端部から正面側端部に向かって徐々に高くなるように形成されている。
第1排気ダクト60の上方には、第2排気ダクト63が設けられている。第2排気ダクト63は、図示しない固定部材でハウジング2に固定されており、第2排気ダクト63の前寄りの下端部には、排気ダクト流入口64が形成されている。第1排気ダクト60の排気ダクト流出口62と第2排気ダクト63の排気ダクト流入口64とは、排気ダクト連結管64によって連結されている。
また、第2排気ダクト63の排気ダクト流入口64が形成されている側とは反対側の他端の上端部には、排気ダクト流出口66が形成されている。排気ダクト流出口66は、筐体2の上面から外部に突出し、外槽3と機外とは、第1排気ダクト60、排気ダクト連結管65および第2排気ダクト63を介して連通している。
第2排気ダクト63の内部には、ファン67が配置されている。ファン67は、例えば乾燥工程時において駆動され、ドラム5および外槽3内の空気を排気ダクト流出口66から機外へ流出させるためのものである。
また、第2排気ダクト63の内部においてファン67と排気ダクト流入口64との間には、フィルタ68が設けられている。フィルタ68は、前側から後側へ向かって斜め上側へ傾斜して、第2排気ダクト63内部を排気ダクト流入口64側とファン67側とを区切るように設けられており、排気ダクト流入口64からの空気に含まれる埃や塵やリント(糸屑、毛羽など)を捕獲する。
第2排気ダクト63の正面には、第2排気ダクト63内部を前方へ連通させる操作開口部80が形成されており、筐体2の正面壁の操作開口部80に対向する位置には、操作窓81が開口されている。操作開口部80および操作窓81は、常には蓋82で閉塞されており、蓋82を操作して操作開口部80および操作窓81を開くと、第2排気ダクト63内部が正面に露出され、フィルタ68のメンテナンスなどが可能となる。
本実施形態の洗濯乾燥機1は、運転モードとして、少なくとも、ドラム5内に収容された洗濯物を洗浄するための洗濯物洗浄モードと、洗濯物洗浄運転前のドラム内部を洗浄するためのドラム洗浄モードを有しており、筐体2に設けられた操作部への操作に応じた運転モードの運転が行われる。
洗濯乾燥機1において、洗濯物洗浄モードでは、例えば40~45rpmのドラム回転数でドラム5が回転駆動されるとともに、ドラム洗浄モードでは、例えば70~100rpmのドラム回転数でドラム5が回転駆動される。このように、本実施形態の洗濯乾燥機1では、ドラム洗浄モードにおいて、ドラム5が洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数で回転駆動される。
洗濯乾燥機1では、ドラム洗浄モードにおいてドラム5を回転駆動することにより、ドラム洗浄時の水流は、図5に示すように、外槽3の流出口61から第1排気ダクト60内に流入して、第1排気ダクト60の上側内周面まで到達する。ドラム洗浄時の水流が第1排気ダクト60内に流入すると、その水流が勢いよく第1排気ダクト60の後部60aの内周面に衝突し、その曲面形状の内周面に沿って流れる。このように、第1排気ダクト60の後部60aの内周面が、埃自体が付着しにくい構造の上、水流を曲面形状の内周面に沿って流すことで、第1排気ダクト60の上側内周面に付着した埃などを洗い流すことができる。よって、第1排気ダクト60の埃詰まり解消の効果が得られる。
本実施形態の洗濯乾燥機1は、外槽3と、外槽3内において回転自在に配置された略円筒形状のドラム5と、外槽3の上部周面壁に形成された流入口61を介して外槽3内と連通する排気ダクトである第1排気ダクト60とを備え、流入口61は、正面視においてドラム5の回転軸Nに対して左方向に偏芯する位置に配置され、第1排気ダクト60は、正面側から背面側に向かって延び且つその背面側が流入口61と対向するように配置される中空の箱状部材であり、第1排気ダクト60の後部60aの内周面は、曲面形状に形成される。
このような構成であると、第1排気ダクト60に対して空気が流入する流入口61と対向する第1排気ダクト60の後部60aの内周面を曲面形状に形成して、第1排気ダクト60において空気が衝突する部分を曲面形状にすることにより、空気の流れがその下流側に配置されたフィルタ67に向かって流れやすくなり、埃などの付着が軽減される。そのため、第1排気ダクト60に流れ込んだ空気が第1排気ダクト60の後部60aの内周面に衝突した際に、その空気に含まれる埃などが後部60aの内周面に蓄積され難くすることができる。よって、メンテナンス性が向上し、ドラム洗浄モードにより排気ダクト49の内部を洗浄する洗浄回数が少なくなる。これにより、排気ダクトに埃などが付着して排気量が低下することによる乾燥性能低下や排気風量減によるエラーなどの発生が抑えられ、排気ダクト内の清掃を行う回数を少なくできる。
本実施形態の洗濯乾燥機1において、運転モードとして、ドラム5内に収容された洗濯物を洗浄するための洗濯物洗浄モードと、ドラム5内部を洗浄するためのドラム洗浄モードを有しており、ドラム洗浄モードにおいて、ドラム5は、洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数で回転駆動される。
このような構成であると、ドラム洗浄モードにおいて洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数でドラム5を回転駆動することにより、ドラム洗浄時の水流は、第1排気ダクト60の後部60aの内周面まで到達するようになる。そのため、第1排気ダクト60の後部60aの内周面に蓄積した埃などを除去することができる。また、第1排気ダクト60の後部60aの内周面を曲面形状にすることにより、後部60aの内周面に衝突した水流が広がりやすく埃などをそぎ落としやすいため、後部60aの内周面に付着した埃などを容易に除去することができる。よって、ドラム洗浄時の水流による洗い流し効果の向上が得られる。よって、第1排気ダクト60の内部に蓄積した埃などを手で掻き出して清掃する必要がなくなり、自動で洗浄することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の洗濯乾燥機101について、図6に基づいて説明する。図6(a)及び図6(b)は、本実施形態の洗濯乾燥機101の内部構造を前方左斜め上方から見た図、内部構造を左方から見た図である。
本発明の第2実施形態の洗濯乾燥機101について、図6に基づいて説明する。図6(a)及び図6(b)は、本実施形態の洗濯乾燥機101の内部構造を前方左斜め上方から見た図、内部構造を左方から見た図である。
本実施形態の洗濯乾燥機101において、第1排気ダクト160の形状が、第1実施形態の洗濯乾燥機1の第1排気ダクト60の形状と異なる。なお、本実施形態の洗濯乾燥機101において、第1実施形態の洗濯乾燥機1の構成と同様の部分については、詳細説明は省略する。
本実施形態の洗濯乾燥機101では、第1排気ダクト160の後部160aが、図6に示すように、斜面形状に形成されている。すなわち、第1排気ダクト160において流出口61と対向する上側内周面は、斜面形状に形成される。このように、第1排気ダクト160の上側内周面において流出口61と対向する部分の高さは、背面側端部から正面側端部に向かって徐々に高くなるように形成されている。
洗濯乾燥機101のドラム洗浄モードにおいてドラム5を回転駆動した場合も、第1実施形態と同様に、ドラム洗浄時の水流が第1排気ダクト160内に流入すると、図7に示すように、水流が勢いよく第1排気ダクト160の1後部60aの内周面に衝突し、その斜面形状の内周面に沿って流れる。このように、第1排気ダクト160の後部160aの内周面が、埃自体が付着しにくい構造の上、水流を後部160aの内周面に沿って流すことで、第1排気ダクト160の後部160aの内周面に付着した埃などを洗い流すことができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の洗濯乾燥機301について、図8に基づいて説明する。図8(a)及び図8(b)は、本実施形態の洗濯乾燥機301の内部構造を前方左斜め上方から見た図、内部構造を左方から見た図である。
本発明の第3実施形態の洗濯乾燥機301について、図8に基づいて説明する。図8(a)及び図8(b)は、本実施形態の洗濯乾燥機301の内部構造を前方左斜め上方から見た図、内部構造を左方から見た図である。
本実施形態の洗濯乾燥機301において、第1排気ダクト360の形状が、第1実施形態の洗濯乾燥機1の第1排気ダクト60の形状と異なる。なお、本実施形態の洗濯乾燥機301において、第1実施形態の洗濯乾燥機1の構成と同様の部分については、詳細説明は省略する。
本実施形態の洗濯乾燥機301では、第1排気ダクト360の後部360aは、図8に示すように、曲面形状に形成されている。すなわち、第1排気ダクト360において流出口61と対向する上側内周面は、曲面形状に形成される。また、第1排気ダクト360の前後方向に延びる上面と左側面との境界部分360cが、外槽3の周面壁と略平行に配置される斜面形状に形成されている。すなわち、第1排気ダクト360の前後方向に延びる上面と左側面との境界部分360cの上側内周面は、斜面形状に形成される。このように、第1排気ダクト360の前後方向に延びる上面と左側面との境界部分360cの高さは、左側から右側に向かって徐々に高くなるように形成されている。
そのため、洗濯乾燥機301では、第1排気ダクト360の前後方向に延びる上面と左側面とが垂直である場合と比べて、第1排気ダクト360に流れ込んだ空気が第1排気ダクト360の後部360aの内周面に衝突した後、流出口62に向かって流れる際に、その空気に含まれる埃などが第1排気ダクト360の内周面に蓄積され難くすることができる。
本実施形態の洗濯乾燥機301において、排気ダクトである第1排気ダクト360の正面側には、第1排気ダクト360内の空気を流出する流出口62が形成されており、第1排気ダクト360の背面側から正面側に延びる境界部分360cの上側内周面は、斜面形状に形成される。
このような構成であると、第1排気ダクト360の背面側から正面側に延びる境界部分360cの上側内周面を斜面形状に形成することにより、第1排気ダクト360に流れ込んだ空気が境界部分360cの上側内周面に衝突した後で流出口62に向かって流れる際に、その空気に含まれる埃などが境界部分360cの上側内周面に蓄積され難くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本実施形態の構成は上述したものに限定されず、種々の変形が可能である。
例えば上記第1実施形態では、第1排気ダクト60の後部60aの上部内周面が曲面形状に形成され、上記第2実施形態では、第1排気ダクト160の後部160aの上部内周面が斜面形状に形成される場合について、曲面形状または斜面形状の例を示したが、それに限られない。上部内周面が曲面形状に形成される場合において、曲面形状の曲率や傾斜方向、曲面形状の範囲(面積)などは任意である。上部内周面が斜面形状に形成される場合において、斜面形状の傾きや傾斜方向、斜面形状の範囲(面積)などは任意である。上記第3実施形態についても同様である。
上記第3実施形態では、第1排気ダクト360の前後方向に延びる上面と左側面との境界部分360cが斜面形状に形成されているが、境界部分360cは曲面形状に形成されてもよい。
上記第1~第3実施形態では、運転モードとして洗濯物洗浄モードとドラム洗浄モードを有しているが、運転モードとしてドラム洗浄モードを有しない洗濯乾燥機でも適用してよい。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1 洗濯乾燥機
3 外槽
5 ドラム
60 第1排気ダクト(排気ダクト)
60a 第1排気ダクトの後部
61 流入口
62 流出口
101 洗濯乾燥機
160 第1排気ダクト(排気ダクト)
160a 第1排気ダクトの後部
301 洗濯乾燥機
360 第1排気ダクト(排気ダクト)
360a 第1排気ダクトの後部
360c 第1排気ダクトの境界部分
3 外槽
5 ドラム
60 第1排気ダクト(排気ダクト)
60a 第1排気ダクトの後部
61 流入口
62 流出口
101 洗濯乾燥機
160 第1排気ダクト(排気ダクト)
160a 第1排気ダクトの後部
301 洗濯乾燥機
360 第1排気ダクト(排気ダクト)
360a 第1排気ダクトの後部
360c 第1排気ダクトの境界部分
Claims (3)
- 外槽と、
前記外槽内において回転自在に配置された略円筒形状のドラムと、
前記外槽の上部周面壁に形成された流入口を介して前記外槽内と連通する排気ダクトとを備え、
前記流入口は、正面視において前記ドラムの回転軸に対して左右方向に偏芯する位置に配置され、
前記排気ダクトは、正面側から背面側に向かって延び且つその一端側が流入口と対向するように配置される中空の箱状部材であり、
前記排気ダクトの一端側の上側内周面は、曲面形状または斜面形状に形成されることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記排気ダクトの他端側には、前記排気ダクト内の空気を流出する流出口が形成されており、
前記排気ダクトの一端側から他端側に延びる上側内周面は、曲面形状または斜面形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。 - 運転モードとして、前記ドラム内に収容された洗濯物を洗浄するための洗濯物洗浄モードと、前記ドラム内部を洗浄するためのドラム洗浄モードを有しており、
前記ドラム洗浄モードにおいて、前記ドラムは、前記洗濯物洗浄モードでの回転数よりも大きい回転数で回転駆動されることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020212205A JP2022098680A (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 洗濯乾燥機 |
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-
2021
- 2021-07-26 WO PCT/CN2021/108312 patent/WO2022134566A1/zh active Application Filing
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A977 | Report on retrieval |
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