JP2003258072A - セラミックス−金属接合体 - Google Patents

セラミックス−金属接合体

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JP2003258072A JP2002062229A JP2002062229A JP2003258072A JP 2003258072 A JP2003258072 A JP 2003258072A JP 2002062229 A JP2002062229 A JP 2002062229A JP 2002062229 A JP2002062229 A JP 2002062229A JP 2003258072 A JP2003258072 A JP 2003258072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックス部材、金属部材、およびセラミッ
クス部材と金属部材とを接合する接合層を備えているセ
ラミックス−金属接合体において、セラミックス部材の
表面の平坦度を向上させるのと共に、熱サイクル印加後
にもセラミックス部材と金属部材との間の気密性を高く
維持する。 【解決手段】セラミックス−金属接合体11は、セラミ
ックス部材2、金属部材7、およびセラミックス部材2
と金属部材7とを接合する接合層27を備えている。接
合層27が、流動性接着剤組成物の硬化物からなる接着
部13と、樹脂からなるスペーサー部15、15Aとを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体支持装置や
電子部品などのセラミックス部材と金属部材の接合体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】CVD法、スパッタリング法、エッチン
グ法等の半導体プロセスにおいては、いわゆるサセプタ
ーの上に半導体ウエハーを設置し、このサセプターを加
熱して半導体ウエハーを加熱している。この際、最近
は、セラミックス製の静電チャックをサセプターとして
使用し、半導体ウエハーをサセプターに対して吸着しな
がら加熱処理を行うことが開示されている。また、セラ
ミックスヒーターをサセプターとして使用し、このセラ
ミックスヒーターの上に半導体ウエハーを設置し、これ
を直接加熱することが知られている。しかし、半導体ウ
エハーの生産量を向上させるためには、サセプター上の
半導体ウエハーの着脱サイクルにおける温度変化を抑制
するために、加熱と冷却とを応答性良く行うことが必要
であり、このためにはサセプターに対して冷却装置を結
合する必要がある。
【0003】静電チャックを水冷式の金属冷却板に対し
て金属ボンディングによって結合する技術が提案されて
いる(特開平3−3249号公報)。この技術において
は、アルミナからなる静電チャックとアルミニウム製の
水冷冷却板とをインジウムで結合している。また、特開
平4−287344号公報においては、ペースト状のシ
リコーン樹脂からなる接着剤組成物を使用し、サセプタ
ーと金属冷却板とを接着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インジウムや
シリコーン樹脂接着剤組成物を接合材として用い、セラ
ミックス製静電チャックと金属製の水冷フランジとを接
合する際には、接合時の圧力が小さいと、接合後に、静
電チャックの半導体ウエハー吸着面の平坦度が低下する
ことがあった。ウエハー処理時には、ウエハーが静電チ
ャックの吸着面に対して吸着するので、吸着面の平坦度
が低下すると使用できなくなり、歩留り低下の原因とな
る。また、静電チャックの表面側へとバックサイドガス
を供給することが多いが、静電チャックと金属部材との
間の接合部分の気密性を高く維持することは難しい問題
である。特に半導体製造システムの内部では熱サイクル
が印加されるが、熱サイクル印加後にも接合部分の蜜性
を高度に維持することが求められている。一方、接合時
の圧力を大きくすると、静電チャックと金属冷却板との
界面から接着剤が外部へとはみ出すおそれがある。ま
た、接着剤の厚さが不均一になったり、製品ごとに不揃
いになったりするおそれがある。この場合には、半導体
支持部材と金属部材との間の熱伝導性能が不均一になる
ので、製造歩留りが低下する。
【0005】本発明の課題は、セラミックス部材、金属
部材、およびセラミックス部材と金属部材とを接合する
接合層を備えているセラミックス−金属接合体におい
て、セラミックス部材の表面の平坦度を向上させるのと
共に、熱サイクル印加後にもセラミックス部材と金属部
材との間の気密性を高く維持できるようにすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
部材、金属部材、およびセラミックス部材と金属部材と
を接合する接合層を備えているセラミックス−金属接合
体であって、接合層が、流動性接着剤組成物の硬化物か
らなる接着部と、樹脂からなるスペーサー部とを含むこ
とを特徴とする。
【0007】本発明者は、セラミックス部材と金属部材
との間の接合層を、流動性接着剤組成物によって形成す
る接合部と、樹脂からなる異相のスペーサー部とに機能
分離することを想到した。このような構造を採用するこ
とによって、セラミックス部材と金属部材とを接合する
のに際して、高い圧力を加えたときに、スペーサー部に
よって高い圧力がある程度吸収され、流動性接着剤組成
物のはみ出しが抑制され、接着剤層の厚さを均一化する
ことができる。この結果、セラミックス部材の表面の平
面度を向上させることができ、かつ接着部における気密
性が高くなり、熱サイクル印加後にも接着部における剥
離や気密性の低下が生じにくい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を適宜参照しつつ、本
発明を更に説明する。図1(a)は、本発明の一実施形
態において使用する静電チャック1を概略的に示す断面
図であり、図1(b)は金属部材7の断面図である。
【0009】静電チャック1は、セラミックス製の基体
2と、基体2内に埋設された静電チャック電極3とを備
えている。電極3には端子6が接続されている。静電チ
ャック1の吸着面2aに半導体ウエハーを支持し、吸着
する。
【0010】本例の金属部材7は、冷却機能を有する冷
却フランジである。冷却フランジ7には貫通孔18が設
けられており、貫通孔18からバックサイドガス、例え
ばアルゴンガスや窒素ガスを供給可能となっている。ま
た、冷却フランジ7および静電チャック1には、半導体
ウエハーを持ち上げるためのリフトピン用の貫通孔を形
成できる(図示せず)。
【0011】本発明におけるセラミックス部材は特に限
定されないが、半導体支持部材や電子部品が好ましい。
半導体支持部材は、半導体ウエハーを設置するサセプタ
ーであればよく、種々の機能を有していてよい。例え
ば、基体の内部に静電チャック電極を設けた場合には、
このセラミックス部材は静電チャックとして使用でき
る。また、基体の内部に抵抗発熱体を設けた場合には、
この保持部材をセラミックスヒーターとして使用でき
る。更に、基体中にプラズマ発生用の電極を設けた場合
には、この保持部材をプラズマ発生用電極として使用で
きる。好適な実施形態では半導体支持部材が静電チャッ
クである。電子部品としては、放熱板を接合したICチ
ップ、特に発熱量が多いスーパーコンピューター用のI
Cチップなどを例示できる。
【0012】セラミックス部材の基体を構成するセラミ
ックスとしては、アルミナのような酸化物系セラミック
ス、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、窒化物セ
ラミックスを例示できる。窒化物セラミックスとして
は、窒化珪素およびサイアロンが、耐熱衝撃性の点で好
ましい。また、窒化アルミニウムは、フッ素系腐食性ガ
スに対する耐蝕性、および熱伝導性の点で好ましい。
【0013】金属部材の種類は特に限定されない。好適
な実施形態においては、金属部材が、冷却機構を備えた
金属部材である。金属部材の材質は特に制限はないが、
ハロゲン系腐食性ガスに対して冷却装置がさらされる場
合には、アルミニウム、銅、ステンレス鋼、ニッケルま
たはこれらの金属の合金を使用することが好ましい。
【0014】冷却装置において使用できる冷媒は、水、
シリコンオイル等の液体であってよく、また空気、不活
性ガス等の気体であってもよい。
【0015】ここで、セラミックス部材1の接着面2b
と、金属部材7の接着面7aとの一方または双方に、所
定パターンに従って流動性接着剤組成物4A、4Bを設
ける。好ましくは、セラミックス部材1の接着面2b
と、金属部材7の接着面7aとの双方に流動性接着剤組
成物4A、4Bを設ける。
【0016】流動性接着剤組成物の種類は、後述するス
ペーサー部の材質を劣化させないような温度で硬化可能
であれば、特に限定されないが、好ましくは樹脂であ
る。特に好ましくは、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂である。
【0017】シリコーン樹脂組成物としては、特開平4
−287344号公報に記載の組成物を利用できるし、
また他の公知の樹脂組成物を利用できる。一般的には、
シリコーン樹脂は、シロキサン結合を主骨格とする珪素
化合物重合体であって、未架橋、部分架橋、未架橋の各
重合体を含む。例えば、下式のいずれかの繰り返し単位
を主要な繰り返し単位とする。ここで、Rは、水素原
子、炭化水素基、あるいは芳香族基であり、好ましくは
水素原子、置換または未置換のアルキル基、または置換
または未置換のフェニル基であり、特に好ましくは、水
素原子、メチル基、エチル基、フェニル基である)
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】アクリル樹脂組成物も特に限定されない。
一般的には、アクリル樹脂は、アクリル酸およびアクリ
ル酸の誘導体の重合体の総称であり、ホモポリマーとコ
ポリマーとの両者を含み、架橋物、部分架橋物、未架橋
物のいずれも含む。アクリル酸の誘導体は、アクリル酸
エステル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステルを含む。
【0021】エポキシ樹脂組成物も特に限定されない。
【0022】セラミックス部材の接着面、金属部材の接
着面に流動性接着剤組成物を設ける方法は特に限定され
ず、公知の塗布方法、印刷方法を利用できる。例えば、
スクリーン印刷法、はけ塗り法、霧吹き法を例示でき
る。
【0023】流動性接着剤組成物中には、熱伝導性の高
い材質からなるフィラーを充填することによって、セラ
ミックス部材と金属部材との間の熱伝導を促進すること
が好ましい。このフィラーの形態、材質は特に限定され
ない。フィラーの形態は、例えば粒子状、鱗片状、ウィ
スカー状であってよい。フィラーの材質は、セラミック
スや金属が好ましい。このセラミックスとしては、アル
ミナ,窒化アルミニウム、炭化珪素が好ましく、金属と
してはアルミニウムおよびアルミニウム合金が好まし
い。フィラーの粒径は、0.5〜50μmが好ましい。
また、流動性接着剤組成物中におけるフィラーの含有量
は、接着部分の熱伝導を促進するという観点からは、1
0vol%以上が好ましく、20vol%以上が更に好
ましい。また、接着部分の気密性を一層向上させるとい
う観点からは、60vol% 以下が好ましい。
【0024】次いで、図2(a)に示すように、金属部
材7の接着面7a上に、流動性接着剤組成物4Bのない
領域に、スペーサー部8、8Aを設ける。スペーサー部
8、8Aは、セラミックス部材の接着面2b上に設ける
こともできる。スペーサー部を構成する樹脂は特に限定
されないが、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂からなることが好ましい。特に接
合部分の気密性の観点から、スペーサー部の少なくとも
一部がポリイミド樹脂からなることが好ましい。シリコ
ーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂の好適例は前述
した。
【0025】ポリイミド樹脂は、主鎖中に酸イミド結合
を有する重合体であり、好ましくは下式で表される繰り
返し単位を、重合体全体の50mol%以上有する。こ
こで、Ar1は、少なくとも一個の芳香環を有する化合
物である。イミド環を形成する2つのカルボニル基は、
この芳香環上の隣接する炭素原子に結合している。Ar
は有機官能基であり、好ましくは芳香環を含む官能基で
ある。
【0026】
【化3】
【0027】更に好ましくは、ポリイミド樹脂は、下式
で表される繰り返し単位を、重合体全体の50mol%
以上有している。
【0028】
【化4】
【0029】好ましくは、スペーサー部が、例えば図2
(b)に示すように、セラミックス部材1に接触する第
一層8a、金属部材7に接触する第二層8c、および第
一層8aと第二層8cとの間にある中間層8bを備えて
いる。第一層8aと第二層8cとがそれぞれシリコーン
樹脂またはアクリル樹脂からなる。特に好ましくは、中
間層8bがポリイミド樹脂からなる。このような積層構
造を採用すると、接合時に高い圧力を印加可能であり、
熱サイクル後の接合部分の信頼性が一層向上する。
【0030】スペーサー部は、金属部材やセラミックス
部材の各接合面に対して、粘着性や接着性を有している
必要はない。しかし、図2に示すようにスペーサー部
8、8Aを固定する際には、下地となる接合面に対する
粘着性や接着性を有していることが好ましい。
【0031】本発明においては、複数のスペーサー部が
接着部によって互いに分離されていることが好ましい。
言い換えると、平面的に見て、接着部が連続相を構成し
ており、複数のスペーサー部がそれぞれ接着部によって
分離された分離相を形成していることが好ましい。例え
ば、図5に示す例においては、接着部7は連続相を構成
しており、各スペーサー部15、15Aは分離相を構成
している。
【0032】図2(a)に示すように、セラミックス部
材1を支持棒9によって支持し、セラミックス部材1の
接着面2bを金属部材7の接着面7aに対向させる。こ
の時点で、接着面2b上の流動性接着剤組成物4Aと、
接着面7a上の流動性接着剤組成物4Bとが、平面的に
見て同じ位置にくるように位置決めする。
【0033】次いで、図3に示すように、セラミックス
部材1と金属部材7とを積層して積層体28を作製す
る。そして、積層体28を加熱および加圧し、接合す
る。この時点においては、積層体28を等方加圧しなが
ら加熱することが好ましい。ここで、積層体の等方加圧
方法や加熱方法は特に限定されない。典型的には、図3
に示すように、積層体28を被膜19内に真空パック
し、不活性雰囲気の充填された密閉容器内に収容し、こ
の密閉容器内で不活性雰囲気によって積層体を等方加圧
する。しかし、液体によって積層体を等方加圧すること
も可能である。また、流動性接着剤組成物が真空中で加
熱しても硬化しにくい場合は、積層体28を被膜19内
に大気圧でパックすることも可能である。
【0034】被膜19の材質は、弾性および加熱温度で
の耐熱性を有する限り、特に限定されない。不活性気体
としては、窒素、アルゴン、窒素とアルゴンとの混合気
体を例示できる。また、不活性気体の圧力は、接合体に
おいて充分な気密性が得られる程度の圧力であれば良
い。一般的に、接合体の気密性を向上させるという観点
からは、密閉容器内と被膜19内の差圧が0.2atm
以上とすることが好ましく、0.5atm以上とするこ
とが更に好ましい。密閉容器内と被膜19内の差圧の上
限は特にないが、実用的には20atm以下が好まし
く、10atm以下が更に好ましい。
【0035】密閉容器は特に限定されないが、好適な実
施形態においてはオートクレーブである。
【0036】本発明においては、少なくとも、加熱時の
最高温度時に等方加圧を行っていることが好ましい。即
ち、図6に示すように、加熱時の最高温度(T1)時
(時間t2からt3の間)には、圧力が所定圧力P1に
達している必要がある。
【0037】好適な実施形態においては、最高温度T1
からの降温時(t3以降)にも等方加圧を継続する。特
に好適な実施形態においては、室温TRへの温度降下時
(t4)まで等方加圧を継続する。これによって、接合
後のセラミックス部材の表面の平坦度が一層向上する。
【0038】流動性接着剤組成物の加熱温度T1は、特
に限定されないが、セラミックス部材の支持面2aの平
面度を向上させるという観点からは、150℃以下であ
ることが好ましく、120℃以下であることが更に好ま
しい。なお、流動性接着剤組成物の種類によっては、加
熱は必ずしも必要なく、あるいは50℃以下の低温加熱
でも十分に硬化する場合がある。
【0039】この結果、図4に示すような接合体11が
得られる。図5は、図4の接合体(半導体支持装置)1
1において、金属部材7の接着面7a上の接合層27の
平面的パターンを示す図であり、従ってセラミックス部
材2は図示省略してある。
【0040】この装置11においては、セラミックス部
材2の接着面2bと金属部材7の接着面7aとが接合層
27によって接合されている。接合層27は、流動性接
着剤組成物4の硬化物からなる接着部13と、樹脂から
なるスペーサー部15、15Aとからなる。ここで、図
5に示すように、スペーサー部15は略円形をしてお
り、接着面7上にほぼ一定の密度で規則的に配列されて
いる。スペーサー部15Aはそれぞれリング状をしてお
り、ガス供給孔18の周囲を包囲するか、あるいはリフ
トピン孔19の周囲を包囲している。このように、孔部
の周囲をリング状のスペーサー部15Aによって包囲す
ることで、流動性接着剤組成物の孔部へのはみ出しを防
止し、孔部の周囲における熱伝導の不良や剥離を防止で
きる。
【0041】本発明において、セラミックス部材の表面
2aの平坦度は、好ましくは30μm以下であり、更に
好ましくは10μm以下である。
【0042】接合層の厚さは、接合後のセラミックス部
材表面の平面度を良好とするという観点からは、0.0
3mm以上であることが好ましく、0.05mm以上で
あることが好ましい。また、セラミックス部材と金属部
材との間の熱伝導を良好とするという観点からは、0.
5mm以下とすることが好ましく、0.2mm以下とす
ることが更に好ましい。
【0043】
【実施例】(実施例1)図1〜図4を参照しつつ説明し
た方法に従って、図4、図5に示す装置を製造した。具
体的には、静電チャック1と水冷フランジ7とを準備し
た。静電チャック1の基体2は、直径φ300mm、厚
さ10mmの円板形状をしている。基体2は窒化アルミ
ニウムからなり、基体2の内部にモリブデン製の金網か
らなる電極3が埋設されている。水冷フランジ7はアル
ミニウム合金製であり、寸法φ300mm、厚さ30m
mの円板形状をしている。水冷フランジ7の内部には水
冷溝が形成されており、かつ端子用の孔、リフトピン用
の貫通孔、バックサイドガス用の貫通孔が設けられてい
る。静電チャック1の吸着面2aの平坦度は10μmで
ある。接着面2b、7aの平坦度は30μm以下であ
る。静電チャックは、アセトン、イソプロピルアルコー
ルおよび純水の順番で超音波洗浄した。
【0044】付加反応形のシリコーン樹脂組成物を使用
した。この組成物中には、平均粒径20μmのアルミナ
粒子からなるフィラーが、30vol%添加されてい
る。この組成物を、真空容器中で1Torrで20分間
保持することによって真空脱泡した。次いで、200メ
ッシュのスクリーンを使用し、接着剤組成物を接着面2
b、7上にスクリーン印刷した。この際に、図5に示す
ような平面的パターンのマスクを使用した。一方、ポリ
イミドテープ(「カプトンテープ」3M製:厚さ50〜
100μm)を切断し、図5に示すような形態の円形あ
るいはリング状のスペーサー部を作製した。次いで、図
2に示すように、各スペーサー部8、8Aを設置した。
スペーサー部の厚さは70μmである。
【0045】次いで、真空容器中に水冷フランジ7を設
置し、その上に静電チャック2を対向させて保持し、真
空吸引して0.1Torrとした。次いで、静電チャッ
ク2と水冷フランジ7とを貼り合わせて積層体28を得
た。この積層体を真空パックし、オートクレーブ中に収
容し、120℃、3atmで2時間加熱および加圧し、
シリコーン樹脂を硬化させた。なお、シリコーン樹脂の
場合には、真空中で硬化しないことがあるので、その場
合には大気中でパックする。
【0046】得られた半導体支持装置について、初期と
熱サイクル印加後との双方について、ウエハー吸着面の
平面度とヘリウムリーク量とを測定した。ただし、熱サ
イクル印加時には、室温から50℃まで20℃/分で温
度を上昇させ、次いで50℃で30分間保持し、−20
℃まで20℃/分で温度を降下させた。これを1サイク
ルとし、100サイクル繰り返した。
【0047】静電チャックの吸着面の平坦度は、以下の
ように測定した。定盤の上に接合体を設置する。この
際、吸着面が上向きになるようにする。そして、吸着面
の各測定点の高さをハイトゲージによって測定する。吸
着面の中心点を測定するのと共に、中心点からX軸方向
に沿って8点選択して測定し、中心点からY軸方向に沿
って8点選択して測定する。合計17点についての高さ
の測定値を得た後、最高高さと最低高さとの差を算出
し、平坦度とする。
【0048】また、バックサイドガス用の貫通孔18を
利用し、ヘリウムリーク試験を行った。製造条件を表1
に示し、測定結果を表2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】(実施例2)実施例1と同様にして、図
4、図5に示す装置11を製造した。ただし、実施例1
において、室温硬化型のエポキシ樹脂組成物を使用し
た。この組成物中には、平均粒径20μmのアルミナ粒
子からなるフィラーが、30vol%添加されている。接
合時の温度は30℃とし、圧力は1kg/cmとし
た。測定結果を表2に示す。
【0052】(実施例3)実施例1と同様にして、図
4、図5に示す装置11を製造した。ただし、実施例1
において、室温硬化型のアクリル樹脂組成物を使用し
た。この組成物中には、平均粒径20μmのアルミナ粒
子からなるフィラーが、30vol%添加されている。接
合時の温度は30℃とし、圧力は1kg/cmとし
た。測定結果を表2に示す。
【0053】(比較例1)実施例1において、スペーサ
ー部を使用せず、静電チャックおよび水冷フランジの各
接着面の全体にシリコーン樹脂組成物を印刷した。そし
て、両者の積層体を真空パックしてオートクレーブに収
容する工程は行わず、積層体上に15g/cmの圧力
のおもりを乗せた状態で、120℃で接合した。測定結
果を表2に示す。
【0054】(比較例2)実施例1において、シリコー
ン樹脂接着剤組成物およびスペーサー部を使用しなかっ
た。その代わりに、ポリイミドテープ(「カプトンテー
プ」:厚さ50〜100μm)を水冷フランジの接着面
上に設置し、その上に静電チャックを対向させて保持
し、真空吸引して0.1Torrとした。次いで、静電
チャックと水冷フランジ7とを貼り合わせて積層体を得
た。この積層体を真空パックし、オートクレーブ中に収
容し、120℃、14kg/cmで2時間加熱および
加圧した。
【0055】実施例1、2、3においては、初期、熱サ
イクル後共に吸着面の平面度が高く、ヘリウムリーク量
が10−10Pa・m/s以下である。比較例1にお
いては、初期、熱サイクル後ともに吸着面の平面度が低
い。比較例2においては、吸着面の平面度が十分に高く
なるような加圧は可能であった。しかし、熱サイクル後
のヘリウムリーク量が大きくなり、気密性が低下してい
た。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、セ
ラミックス部材、金属部材、およびセラミックス部材と
金属部材とを接合する接合層を備えている半導体支持装
置において、セラミックス部材の表面の平坦度を向上さ
せるのと共に、熱サイクル印加後にもセラミックス部材
と金属部材との間の気密性を高く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態で使用するセラ
ミックス部材1を概略的に示す断面図であり、(b)
は、金属部材7を概略的に示す断面図である。
【図2】(a)は、接合直前のセラミックス部材1と金
属部材7とを概略的に示す断面図であり、(b)は、三
層構造のスペーサー部を示す図である。
【図3】セラミックス部材1と金属部材7との接合体2
8を概略的に示す断面図である。
【図4】半導体支持装置11を概略的に示す断面図であ
る。
【図5】図4の接合体(半導体支持装置)11におい
て、金属部材7の接着面7a上の接合層27の平面的パ
ターンを示す図である(半導体支持部材2は図示省略し
てある)。
【図6】接合時の圧力および温度スケジュールの一例を
示す。
【符号の説明】
1 セラミックス部材(静電チャック) 2 基
体 2a 表面(吸着面) 2b 接着面 3
電極 4A、4B 流動性接着剤組成物
6 端子 7 金属部材(冷却フランジ)
7a 接着面 8、8A スペーサー部(接
合前) 11 半導体支持装置 13 接着部 1
5、15A スペーサー部 18 ガス供給孔
27 接合層 A 加圧の方向 B ガスの流れ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックス部材、金属部材、および前記
    セラミックス部材と前記金属部材とを接合する接合層を
    備えているセラミックス−金属接合体であって、 前記セラミックス部材と前記金属部材がプレート状であ
    り、前記接合層が、流動性接着剤組成物の硬化物からな
    る接着部と、樹脂からなるスペーサー部とを含み、前記
    接合層中の同一平面内に前記接着部と前記スペーサー部
    がともに含まれることを特徴とする、セラミックス−金
    属接合体。
  2. 【請求項2】複数の前記スペーサー部が互いに分離され
    ており、かつ前記接着部によって包囲されていることを
    特徴とする、請求項1記載のセラミックス−金属接合
    体。
  3. 【請求項3】前記セラミックス部材と前記金属部材とが
    加圧接合されていることを特徴とする、請求項1または
    2記載のセラミックス−金属接合体。
  4. 【請求項4】前記接着部がシリコーン樹脂接着剤または
    エポキシ樹脂接着剤からなることを特徴とする、請求項
    1〜3のいずれか一つの請求項に記載のセラミックス−
    金属接合体。
  5. 【請求項5】前記スペーサー部の少なくとも一部がポリ
    イミド樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜4の
    いずれか一つの請求項に記載のセラミックス−金属接合
    体。
  6. 【請求項6】前記スペーサー部が、前記セラミックス部
    材に接触する第一層、前記金属部材に接触する第二層、
    および前記第一層と前記第二層との間にある中間層を備
    えており、前記第一層と前記第二層とがそれぞれシリコ
    ーン樹脂またはアクリル樹脂からなることを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載のセラ
    ミックス−金属接合体。
  7. 【請求項7】前記中間層がポリイミド樹脂からなること
    を特徴とする、請求項6記載のセラミックス−金属接合
    体。
  8. 【請求項8】前記セラミックス部材が半導体支持部材で
    あることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つの
    請求項に記載のセラミックス−金属接合体。
  9. 【請求項9】前記半導体支持部材が少なくとも静電チャ
    ック機能を備えていることを特徴とする、請求項8記載
    のセラミックス−金属接合体。
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